JP2009015012A - 現像装置、現像方法、これを備える画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

現像装置、現像方法、これを備える画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 適正なトナー濃度を達成することができる現像装置および現像方法、現像装置ごとのトナー消費量に違いが生じない画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】 制御電圧を変化させたときの出力電圧の変化量を算出し、算出した出力電圧の変化量で制御電圧の変化量を割った値を感度係数とする。所定の時間間隔ごとに、または所定の条件を満足するごとに感度係数を算出し直し、算出し直した感度係数に基づいて制御電圧の補正を行う。所定の条件としては、装置の立上げ時、累積印刷枚数が予め定める枚数に達した場合、プロセスコントロールを行う場合、などである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力される制御値に応じて検知結果の出力値が変更されるトナー濃度検知手段を備えた現像装置、これを備える画像形成装置、現像方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、高画質画像を簡易な操作でかつ短時間の間に形成でき、保守管理も容易であることから、たとえば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などとして広く普及している。電子写真方式の画像形成装置は、たとえば、感光体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、転写装置と、定着装置と、クリーニング装置とを含む。感光体はその表面に感光膜が形成されたローラ状部材である。帯電装置は電圧の印加を受けて感光体表面を所定電位に帯電させる。露光装置は、帯電状態にある感光体表面に、画像情報に応じた信号光を照射して静電潜像を形成する。現像装置は、感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像に現像する。転写装置は感光体表面のトナー像を記録媒体に転写する。定着装置はたとえばトナー像を記録媒体に定着させる。これによって、記録媒体上に画像が形成される。クリーニング装置は感光体表面に当接するように設けられるブレード状部材であり、トナー像を記録媒体に転写した後に感光体表面に残存するトナーを除去する。
ここで、現像手段には、感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像ローラと、その内部にトナーを含む2成分現像剤を貯留して現像ローラに2成分現像剤を供給する現像槽と、現像槽内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサとを含む現像装置が用いられる。トナー濃度センサの検知結果に応じて現像槽内へのトナーの補給が制御される。トナー濃度センサは通常その検知結果を電圧として出力するが、その出力電圧はトナー濃度センサ自体の検知感度、2成分現像剤の使用環境(温度、湿度、累積印刷枚数)などに影響され易い。たとえば、トナー濃度センサの検知感度は、温度、湿度などによって変化する。また、画像形成装置における画像の印刷速度、画像の印刷枚数などによっても、トナー濃度センサの検知感度は変化する。また、カラー画像形成装置においては、トナーの色によってもトナー濃度センサの検知結果が変化する。このため、現像槽に適正量のトナーを補給できない場合があり、画像濃度の低下、画像かすれなどを引き起こすことがある。
特許文献1記載の画像形成装置は、温度、湿度、累積印刷量などに依存して、トナー濃度センサの入力電圧を修正している。
特開2005−121951号公報
初期にトナー濃度センサの感度のばらつきを考慮して同じようなトナー濃度設定を行った現像装置において、同様のエージング条件で印字を行ったとしても、トナー補給のタイミングが異なるなど各現像装置間でトナー濃度の制御内容が異なることがある。したがって、時間が経過し、現像剤の劣化が進むと、トナー濃度センサのばらつきが初期とは異なるので適正なトナー濃度を達成することができない。また、カラー画像形成装置など複数の現像装置を備える場合、現像装置ごとのトナー濃度センサの感度のばらつきが発生し、画像形成装置全体でみた場合に、トナー消費量に違いが生じることになる。
特許文献1記載の画像形成装置では、トナー濃度センサの設定値を変更しているが、トナー濃度センサの感度ばらつきを補正するものではないため、適正なトナー濃度を達成することができず、また現像装置ごとにトナー消費量の違いが生じてしまう。
本発明の目的は、適正なトナー濃度を達成することができる現像装置および現像方法、現像装置ごとのトナー消費量に違いが生じない画像形成装置、画像処理プログラムおよびその画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
本発明は、感光体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像ローラおよびトナーを含む2成分現像剤を貯留する現像槽を備える現像装置において、
現像槽内のトナー濃度を検知して検知結果を出力するトナー濃度検知手段であって、入力される制御値に応じて検知結果の出力値が変更されるトナー濃度検知手段と、
制御値と出力値との相関関係を示す感度係数を算出し、算出した感度係数に基づいて制御値を補正する補正手段と、
補正された制御値が入力されたトナー濃度検知手段による検知結果から現像槽内のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを有し、
前記補正手段は、所定の時間間隔ごと、または所定の条件を満足するごとに感度係数を算出し直し、算出し直した感度係数に基づいて制御値を補正することを特徴とする現像装置である。
また本発明は、前記所定の条件は、装置の立上げ時、累積印刷枚数が予め定める枚数に達した場合、プロセスコントロールを行う場合のいずれかであることを特徴とする。
また本発明は、装置環境の温度を検知する温度センサを有し、前記補正手段は、温度センサで検知された温度に基づいて制御値を補正することを特徴とする。
また本発明は、装置環境の相対湿度を検知する湿度センサを有し、前記補正手段は、湿度センサで検知された湿度に基づいて制御値を補正することを特徴とする。
また本発明は、上記の現像装置を複数備え、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置において、
前記現像装置は、備えるトナー濃度検知手段によって感度係数を変更する変更手段を有し、前記補正手段は、変更手段で変更された感度係数に基づいて制御値を補正することを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、感光体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像方法において、
所定の時間間隔ごと、または所定の条件を満足するごとに制御値と出力値との相関関係を示す感度係数を算出し、算出した感度係数に基づいて制御値を補正し、
補正された制御値に応じて、現像槽内のトナー濃度の検知結果を出力し、
トナー濃度の検知結果から現像槽内のトナー濃度を算出することを特徴とする現像方法である。
また本発明は、コンピュータに前記画像形成装置を実行させることを特徴とする画像処理プログラムである。
また本発明は、コンピュータに前記画像形成装置を実行させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な印字媒体である。
本発明によれば、トナー濃度検知手段は、現像槽内のトナー濃度を検知して検知結果を出力し、入力される制御値に応じて検知結果の出力値が変更可能となっている。
補正手段では、制御値と出力値との相関関係を示す感度係数を算出し、算出した感度係数に基づいて制御値を補正する。トナー濃度算出手段は、補正された制御値が入力されたトナー濃度検知手段による検知結果から現像槽内のトナー濃度を算出する。
前記補正手段では、所定の時間間隔ごと、または所定の条件を満足するごとに感度係数を算出し直し、算出し直した感度係数に基づいて制御値を補正する。
これにより、現像剤の使用時間が経過しても精度良くトナー濃度を検出することができ、適正なトナー濃度を達成することができる。
また本発明によれば、装置の立上げ時、累積印刷枚数が予め定める枚数に達した場合、プロセスコントロールを行う場合のいずれかで感度係数を算出し直し、その時点での状況に対応した適正なトナー濃度を達成することができる。
また本発明によれば、装置環境の温度を検知する温度センサを有し、前記補正手段は、温度センサで検知された温度に基づいて制御値を補正する。
これにより温度変化にも対応することが可能となり、より適正なトナー濃度を達成することができる。
また本発明によれば、装置環境の相対湿度を検知する温度センサを有し、前記補正手段は、湿度センサで検知された相対湿度に基づいて制御値を補正する。
これにより湿度変化にも対応することが可能となり、より適正なトナー濃度を達成することができる。
また本発明によれば、上記の現像装置を複数備え、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置であって、前記現像装置は、備えるトナー濃度検知手段によって感度係数を変更する変更手段を有する。前記補正手段は、変更手段で変更された感度係数に基づいて制御値を補正する。
これにより、現像装置ごとにトナー消費量の違いを生じさせずに画像形成を行うことができる。
また本発明によれば、所定の時間間隔ごと、または所定の条件を満足するごとに制御値と出力値との相関関係を示す感度係数を算出し、算出した感度係数に基づいて制御値を補正しする。補正された制御値に応じて、現像槽内のトナー濃度の検知結果を出力し、トナー濃度の検知結果から現像槽内のトナー濃度を算出する。
これにより、現像剤の使用時間が経過しても精度良くトナー濃度を検出することができ、適正なトナー濃度を達成することができる。
また本発明によれば、上記の画像形成装置をコンピュータに実行させるための画像形成プログラムおよびこの画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である画像形成装置1の構成を模式的に示す断面図である。画像形成装置1は、プリンタ機能およびファクシミリ機能を併せ持つ複合機であり、伝達される画像情報に応じて、記録媒体上にフルカラーまたはモノクロの画像を形成する。すなわち、画像形成装置1においては、プリンタモードおよびファクシミリモードという2種の印刷モードを有しており、図示しない操作部からの操作入力、パーソナルコンピュータ、携帯端末装置、情報記録記憶媒体、メモリ装置を用いた外部機器からの印刷ジョブの受信などに応じて、図示しない制御部によってプリンタモードまたはファクシミリモードが選択される。
また、画像形成装置1には、モノクロ画像印刷モード、カラー画像印刷モードおよび厚紙印刷モードという3種の印刷モードが設定される。モノクロ画像印刷モードでは、モノクロ画像印刷速度でモノクロ(単色)画像を印刷する。モノクロ画像印刷速度は、3種の印刷モードにおける印刷速度の中で最も高速である。カラー画像印刷モードでは、カラー画像印刷速度でカラー画像を印刷する。カラー画像印刷速度は厚紙印刷モードにおける印刷速度よりも高速である。厚紙印刷モードでは、厚紙印刷速度で厚紙に画像を印刷する。厚紙とは用紙密度106g/m〜300g/mの記録紙である。厚紙印刷モードは、画像形成装置1の鉛直方向上方に設けられる図示しない操作パネルを介して、手入力によって設定することもできる。本実施の形態では、モノクロ画像形成モード(高速印刷モード)におけるプロセス速度は、255mm/秒かつ印刷速度45枚/分であり、カラー画像形成モード(中速印刷モード)におけるプロセス速度は、167mm/秒かつ印刷速度35枚/分であり、厚紙印刷モード(低速印刷モード)におけるプロセス速度は、83.5mm/秒かつ印刷速度17.5枚/分である。
画像形成装置1は、トナー像形成手段2と、転写手段3と、定着手段4と、記録媒体供給手段5と、排出手段6と、図示しない制御手段とを含む。これらのうち、トナー像形成手段2、転写手段3、定着手段4、記録媒体供給手段5および排出手段6が画像形成手段に相当する。トナー像形成手段2を構成する各部材および転写手段3に含まれる一部の部材は、カラー画像情報に含まれるブラック(k)、シアン(c)、マゼンタ(m)およびイエロー(y)の各色の画像情報に対応するために、それぞれ4つずつ設けられる。ここでは、各色に応じて4つずつ設けられる各部材は、各色を表すアルファベットを参照符号の末尾に付して区別し、総称する場合は参照符号のみで示す。
トナー像形成手段2は、感光体ドラム11と、帯電手段12と、露光ユニット16と、現像手段13と、クリーニングユニット14とを含む。帯電手段12、現像手段13およびクリーニングユニット14は、感光体ドラム11の周りに、感光体ドラム11の回転方向上流側からこの順序で配置される。
感光体ドラム11は、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に支持され、その表面に静電潜像ひいてはトナー像が形成される感光膜を有するローラ状部材である。感光体ドラム11には、たとえば、図示しない導電性基体と、導電性基体表面に形成される図示しない感光膜とを含むローラ状部材を使用できる。導電性基体には、円筒状、円柱状、シート状などの導電性基体を使用でき、その中でも円筒状導電性基体が好ましい。感光膜としては、有機感光膜、無機感光膜などが挙げられる。有機感光膜としては、電荷発生物質を含む樹脂層である電荷発生層と、電荷輸送物質を含む樹脂層である電荷輸送層との積層体、1つの樹脂層中に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含む樹脂層などが挙げられる。無機感光膜としては、酸化亜鉛、セレン、アモルファスシリコンなどから選ばれる1種または2種以上を含む膜が挙げられる。導電性基体と感光膜との間には、下地膜を介在させてもよく、感光膜の表面には主に感光膜を保護するための表面膜(保護膜)を設けてもよい。
帯電手段12は、感光体ドラム11に圧接するように設けられるローラ状部材である。帯電手段12には図示しない電源が接続され、帯電手段12に電圧を印加する。帯電手段12は電源から電圧の印加を受けて、感光体ドラム11表面を所定の極性および電位に帯電させる。本実施の形態では、ローラ状帯電手段を用いるが、これに限定されず、帯電ブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器、鋸歯型帯電器、イオン発生装置、磁気ブラシなどの接触方式の帯電器などを使用できる。
露光ユニット16には、図示しない光照射手段と、ポリゴンミラー17と、第1fθレンズ18aと、第2fθレンズ18bと、複数の反射ミラー19とを含むレーザスキャニングユニットが用いられる。露光ユニット16は帯電状態にある感光体ドラム11表面に信号光を照射し、画像情報に応じた静電潜像を形成する。光照射手段は、画像情報に応じた信号光を照射する。光照射手段には、たとえば、半導体レーザ、LEDアレイなどの光源を使用できる。これらの光源に液晶シャッタを組合せて用いても良い。ポリゴンミラー17は、その等角速度回転によって、光照射手段から出射される信号光を偏向させる。第1fθレンズ18aおよび第2fθレンズ18bは、ポリゴンミラー17によって偏向される信号光をイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各画像情報に応じた信号光に分光し、各色に対応する反射ミラー19に向けて出射する。反射ミラー19は、第1fθレンズ18aおよび第2fθレンズ18bを介して出射される各色の信号光をその色に対応する感光体ドラム11に向けて反射する。これによって、感光体ドラム11y,11m,11c,11k上に各色に対応する静電潜像が形成される。
現像手段13は、現像槽20と、現像ローラ21と、供給ローラ22と、層厚規制部材23と、トナーカートリッジ24と、図示しないトナー濃度センサとを含む。
現像槽20は感光体ドラム11表面を臨むように配置される容器状部材であり、その内部空間に現像ローラ21、供給ローラ22、層厚規制部材23およびトナーカートリッジ24とともに、現像剤を収容する。ここで、現像剤には、トナーのみを含む1成分現像剤またはトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を使用できる。現像槽20の感光体ドラム11を臨む側面には開口が形成され、この開口を介して感光体ドラム11表面と現像ローラ21とが対向する。
現像ローラ21は、現像槽20によって回転自在に支持されて、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動するローラ状部材である。また、現像ローラ21はその軸線が感光体ドラム11の軸線に平行になるように設けられる。現像ローラ21はその表面に現像剤層を担持し、感光体ドラム11との圧接部(現像ニップ部)において感光体ドラム11表面の静電潜像にトナーを供給し、静電潜像を現像してトナー像を形成する。現像ローラ21には図示しない電源が接続され、トナーの供給に際しては、該電源から現像ローラ21表面にトナーの帯電電位とは逆極性の電位が現像バイアス電圧(以下単に「現像バイアス」とする)として印加される。これによって、現像ローラ21表面のトナーが静電潜像に円滑に供給される。さらに、現像バイアス値を変更することによって、静電潜像に供給されるトナー量(トナー付着量)を制御できる。
供給ローラ22は、現像槽20によって回転自在に支持されて、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動するローラ状部材である。また、供給ローラ22は、現像ローラ21を介して感光体ドラム11に対向するように設けられる。供給ローラ22は、その回転駆動によって、現像槽20内の現像剤を現像ローラ21表面に供給するとともに、現像槽20内の現像剤と後述するトナーカートリッジ24から排出されるトナーとを混合する。層厚規制部材23は、一端が現像槽20に支持されかつ他端が現像ローラ21表面に当接するように設けられる板状部材である。層厚規制部材23は、現像ローラ21表面の現像剤層の厚さを規制する。
トナーカートリッジ24は、画像形成装置1本体に対して着脱可能に設けられる円筒状容器部材であり、その内部空間にトナーを貯留する。トナーカートリッジ24は、画像形成装置1内に設けられる駆動手段によって、軸心回りに回転駆動可能に設けられる。トナーカートリッジ24の軸線方向側面には軸線方向に延びる図示しないトナー排出口が形成され、トナーカートリッジ24の回転に伴ってトナー排出口から現像槽20内にトナーが排出される。トナーカートリッジ24を1回転させることによってトナーカートリッジ24から排出されるトナー量はほぼ等量である。したがって、トナーカートリッジ24の回転数を制御することによって、現像槽20内へのトナーの補給量を制御できる。
図示しないトナー濃度センサは、たとえば、供給ローラ22の鉛直方向下方の現像槽底面に装着され、センサ面が現像槽20の内部に露出するように設けられる。トナー濃度センサは図示しない制御手段に電気的に接続される。
トナー濃度制御手段は、トナー像形成手段2y,2m,2c,2k毎に設けられる。制御手段は、トナー濃度センサによる検知結果に応じて、トナーカートリッジ24y,24m,24c,24kを回転駆動させて現像槽20y,20m,20c,20k内部にトナーを補給するように制御する。トナー濃度センサには一般的なトナー濃度センサを使用でき、たとえば、透過光検知センサ、反射光検知センサ、透磁率検知センサなどが挙げられる。これらの中でも、透磁率検知センサが好ましい。
透磁率検知センサは、4端子であり、その内わけはGND(接地)端子、センサを駆動させる駆動電圧(24V)入力端子、出力端子:Vout(出力0〜5V、出力電圧値を8ビット変換値で表す。)、制御用電圧入力端子:Vc(入力0〜10V、入力電圧値を8ビット変換値で表す。)である。透磁率検知センサは、制御用電圧の印加を受けてトナー濃度の検知結果を出力電圧値として出力する型式のセンサであり、基本的に出力電圧の中央値近傍の感度がよいため、その付近の出力電圧(たとえば2.5V)が得られるような制御電圧を印加して用いられる。
現像剤の劣化および使用環境に応じて徐々に変化していくことから、トナー濃度センサによる出力電圧は、経時的に変化していく。そこで、トナー濃度センサの感度ばらつきも含め、所定の時間間隔で制御用電圧の補正を行う
透磁率検知センサへの制御用電圧の印加は、制御手段によって制御される。
このような型式の透磁率検知センサは市販されており、たとえば、TS−L、TS−A、TS−K(いずれも商品名、TDK(株)製)などが挙げられる。
クリーニングユニット14は、後述する中間転写ベルト32にトナー像を転写した後に、感光体ドラム11の表面に残留するトナーを除去し、感光体ドラム11の表面を清浄化する。クリーニングユニット14は、たとえば、クリーニングブレードと、第1の廃トナー貯留槽と、廃トナー搬送ローラとを含むものが用いられる。クリーニングブレードは、短手方向の一端が感光体ドラム11表面に当接しかつ他端が第1の廃トナー貯留槽に支持される板状部材であり、感光体ドラム11表面に残留するトナーなどを掻き取る。第1の廃トナー貯留槽は容器状部材であり、その内部空間にクリーニングブレードとトナー搬送ローラとを収容し、さらにクリーニングブレードによって掻き取られるトナーなどを一時的に貯留する。廃トナー搬送ローラはトナー貯留槽によって回転自在に支持され、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。廃トナー搬送ローラの回転駆動によって、廃トナー貯留槽内のトナーは第1の廃トナー貯留槽に接続される図示しないトナー搬送管を介して図示しない廃トナー槽に搬送され、貯留される。廃トナー槽はトナーが満杯になった時点で新しい廃トナー槽に交換される。
また、本実施の形態では、トナー像形成手段2、好ましくは現像手段13の近傍に、図示しない温度検知手段および湿度検知手段が設けられ、現像手段13周辺の温度と湿度を検知する。温度検知手段および湿度検知手段は制御手段に電気的に接続され、その検知結果は制御手段に入力される。温度検知手段および湿度検知手段には一般的なセンサを使用でき、温湿度センサを用いても良い。本実施の形態では、湿度検知手段として、ボタン型温湿度記録計(商品名:ハイグログロン、合資会社KNラボラトリーズ社製)を使用する。湿度検知手段による検知結果に応じて、制御用電圧Vcが補正される。
また、本実施の形態では、感光体ドラム11の回転方向において、現像手段13の下流側から中間転写ニップ部の上流側の間に、図示しないパッチ濃度検知部が設けられる。パッチ濃度検知部は、後述するパッチ形成部によって感光体ドラム11表面に形成されるトナーパッチのトナー濃度(パッチ濃度)を検知する。また、パッチ濃度検知部は、画像形成装置1の図示しない制御手段に電気的に接続され、その検知結果を制御手段に出力する。制御手段は、パッチ濃度検知部による検知結果に応じて、トナー像形成手段2によって形成されるトナー像のトナー濃度を制御する。この制御は、たとえば、現像バイアス電圧を変更することによって行われる。その他にも、感光体ドラム11の帯電電位、露光ユニット16による露光電位などを調整することによっても、トナー濃度を制御できる。パッチ濃度検知手段には、たとえば、透過光検知センサ、反射光検知センサなどの一般的なトナー濃度検知センサを使用できる。
トナー像形成手段2によれば、帯電手段12によって均一な帯電状態にある感光体ドラム11の表面に、露光ユニット16から画像情報に応じた信号光を照射して静電潜像を形成し、現像手段13からトナーを供給してトナー像を形成し、このトナー像を中間転写ベルト32に転写した後に、感光体ドラム11表面に残留するトナーをクリーニングユニット14で除去する。この一連のトナー像形成動作が繰り返し実行される。
転写手段3は、駆動ローラ30と、従動ローラ31と、中間転写ベルト32と、中間転写ローラ33(y,m,c,k)と、転写ベルトクリーニングユニット32と、転写ローラ37とを含み、感光体ドラム11の上方に配置される。
駆動ローラ30は、図示しない支持手段によって回転自在にかつ駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。駆動ローラ30はその回転駆動によって中間転写ベルト32を回転させる。また、駆動ローラ30は中間転写ベルト32を介して転写ローラ37に圧接する。駆動ローラ30と転写ローラ37との圧接部が転写ニップ部である。従動ローラ31は、図示しない支持手段によって回転自在に設けられるローラ状部材である。従動ローラ31は中間転写ベルト32の回転に伴って従動回転する。従動ローラ31は中間転写ベルト32に適切な張力を付与し、中間転写ベルト32の円滑な回転駆動を補助する。
中間転写ベルト32は、駆動ローラ30と従動ローラ31とによって張架されてループ状の移動経路を形成し、駆動ローラ30の回転駆動に従動回転駆動する無端ベルト状部材である。中間転写ベルト32が、感光体ドラム11に接しながら感光体ドラム11を通過する際、中間転写ベルト32を介して感光体ドラム11に対向配置される中間転写ローラ33から、感光体ドラム11表面のトナーの帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加され、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト32上へ転写される。フルカラー画像の場合、各感光体ドラム11で形成される各色のトナー画像を、中間転写ベルト32上に順次重ねて転写することによって、フルカラートナー像が形成される。
中間転写ローラ33は、中間転写ベルト32を介して感光体ドラム11に圧接し、かつ図示しない駆動手段によってその軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。中間転写ローラ33は、前述のように転写バイアスを印加する図示しない電源が接続され、感光体ドラム11表面のトナー像を中間転写ベルト32に転写する機能を有する。中間転写ローラ33と感光体ドラム11との圧接部が中間転写ニップ部である。
転写ベルトクリーニングユニット34は、転写ベルトクリーニングブレード35a,35bと、第2の廃トナー貯留槽36とを含む。転写ベルトクリーニングブレード35a,35bは、それぞれ、短手方向の一端が中間転写ベルト32表面に当接しかつ他端が第2の廃トナー貯留槽36に支持され、さらに互いに対向するように設けられる板状部材である。転写ベルトクリーニングブレード35a,35bは、中間転写ベルト32表面に残留するトナー、紙粉などを掻き取って回収する。第2の廃トナー貯留槽36は、転写ベルトクリーニングブレード35a,35bによって掻き取られるトナー、紙粉などを一時的に貯留する。
転写ローラ30は、図示しない圧接手段によって中間転写ベルト32を介して駆動ローラ30に圧接し、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。転写ニップ部において、中間転写ベルト32に担持されて搬送されるトナー像が、後述する記録媒体供給手段5から送給される記録媒体に転写される。トナー像を担持する記録媒体は、定着手段4に送給される。転写手段3によれば、中間転写ニップ部において感光体ドラム11から中間転写ベルト32に転写されるトナー像が、中間転写ベルト32の回転駆動によって転写ニップ部に搬送され、そこで記録媒体に転写される。
定着手段4は、定着ローラ41と加圧ローラ42とを含み、転写手段3よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられるローラ状部材である。定着ローラ41は図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられ、記録媒体に担持される未定着トナー像を構成するトナーを加熱して溶融させ、記録媒体に定着させる。定着ローラ41の内部には図示しない加熱手段が設けられる。加熱手段は、定着ローラ41表面が所定の温度(加熱温度)になるように定着ローラ41を加熱する。加熱手段には、たとえば、赤外線ヒータ、ハロゲンランプなどを使用できる。定着ローラ41の表面温度は、画像形成装置1の設計時に設定される温度に維持される。定着ローラ41の表面温度は、たとえば、画像形成装置1の制御手段と、定着ローラ41表面近傍に設けられ、定着ローラ41の表面温度を検知する温度検知センサとを用いて制御される。温度検知センサは電気的に制御手段に接続され、温度検知センサによる検知結果は制御手段に向けて出力される。制御手段は、温度検知センサによる検知結果と設定温度とを比較し、検知結果が設定温度よりも低い場合には、加熱手段に電圧を印加する図示しない電源に制御信号を送り、加熱手段の発熱を促して表面温度を上昇させる。
加圧ローラ42は定着ローラ41に圧接するように設けられ、加圧ローラ42の回転駆動に従動回転可能に支持される。定着ローラ41と加圧ローラ42との圧接部が定着ニップ部である。加圧ローラ42は、定着ローラ41によってトナーが溶融して記録媒体に定着する際に、トナーと記録媒体とを押圧することによって、トナー像の記録媒体への定着を補助する。加圧ローラ42の内部に、赤外線ヒータ、ハロゲンランプなどの加熱手段を設けることができる。定着手段4によれば、転写手段3においてトナー像が転写された記録媒体が、定着ローラ41と加圧ローラ42とによって挟持され、定着ニップ部を通過する際に、トナー像が加熱下に記録媒体に押圧されることによって、トナー像が記録媒体に定着され、画像が形成される。
記録媒体供給手段5は、給紙トレイ51と、ピックアップローラ52,56と、搬送ローラ53,57と、レジストローラ54、手差給紙トレイ55とを含む。給紙トレイ51は画像形成装置1の鉛直方向下部に設けられ、記録媒体を貯留する容器状部材である。記録媒体には、普通紙、カラーコピー用紙、オーバーヘッドプロジェクター用シート、葉書などがある。記録媒体のサイズは、A3、A4、B4、B5などである。ピックアップローラ52は、給紙トレイ51に貯留される記録媒体を1枚ずつ取り出し、用紙搬送路P1に送給するローラ状部材である。搬送ローラ53は互いに圧接するように設けられる一対のローラ状部材であり、記録媒体をレジストローラ54に向けて搬送する。レジストローラ54は互いに圧接するように設けられる一対のローラ状部材であり、搬送ローラ53から送給される記録媒体を、中間転写ベルト32に担持されるトナー像が転写ニップ部に搬送されるのに同期して、転写ニップ部に送給する。手差給紙トレイ55は、手動動作によって記録媒体を画像形成装置1内に取り込む装置である。ピックアップローラ56は、手差給紙トレイ55から画像形成装置1内に取り込まれる記録媒体を用紙搬送路P2に送給するローラ状部材である。用紙搬送路P2は記録媒体の搬送方向上流側で用紙搬送路P2に接続される。搬送ローラ57は互いに圧接するように設けられる1対のローラ状部材であり、ピックアップローラ56によって用紙搬送路P2内に取り込まれる記録媒体を、用紙搬送路P1を介してレジストローラ53に送給する。
排出手段6は、排紙ローラ60と、排出トレイ61と、複数の搬送ローラ57とを含む。排紙ローラ60は、用紙搬送方向の定着ニップ部よりも下流側において、互いに圧接するように設けられるローラ状部材である。また、排紙ローラ60は図示しない駆動手段によって正逆回転可能に設けられる。排紙ローラ60は、定着手段4において画像が形成された記録媒体を、画像形成装置1の鉛直方向上面に設けられる排出トレイ61に排出する。また、排紙ローラ60は、画像形成装置1の制御手段に両面印刷の印刷指令が入力されている場合、定着手段4から排出される記録媒体を一旦挟持し、用紙搬送路P3に向けて送給する。用紙搬送路P3は記録媒体の搬送方向上流側で用紙搬送路P1に接続される。複数の搬送ローラ57は用紙搬送路P3に沿って設けられ、排紙ローラ60によって用紙搬送路P3に送給される片面印刷済みの記録媒体を用紙搬送路P1のレジストローラ54に向けて搬送する。
画像形成装置1は、図示しない制御手段を含む。制御手段は、たとえば、画像形成装置1の内部空間における上部に設けられ、記憶部と演算部と制御部とを含む。制御手段の記憶部には、画像形成装置1の上面に配置される図示しない操作パネルを介する各種設定値、画像形成装置1内部の各所に配置される図示しないセンサなどからの検知結果、外部機器からの画像情報、各種制御を実行するためのデータテーブルなどが入力される。また、各種手段を実行するプログラムが書き込まれる。記憶部には、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、リードオンリィメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。外部機器には、画像情報の形成または取得が可能であり、かつ画像形成装置に電気的に接続可能な電気・電子機器を使用でき、たとえば、コンピュータ、デジタルカメラ、テレビ、ビデオレコーダ、DVDレコーダ、HDVD、ブルーレイディスクレコーダ、ファクシミリ装置、携帯端末装置などが挙げられる。演算部は、記憶部に書き込まれる各種データ(画像形成命令、検知結果、画像情報など)および各種手段のプログラムを取り出し、各種判定を行う。制御部は、演算部の判定結果に応じて該当装置に制御信号を送付し、動作制御を行う。制御部および演算部は中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって実現される処理回路を含む。制御手段は、前述の処理回路とともに主電源を含み、電源は制御手段だけでなく、画像形成装置1内部における各装置にも電力を供給する。
本実施の形態では、制御手段の記憶部には、現像槽20内における基準トナー濃度が書き込まれる。基準トナー濃度は、画像形成装置1の設計時に設定される。また、画像形成装置1において最も多く利用されるモノクロ画像印刷速度におけるトナー濃度センサによる検知結果(出力電圧値、以下「濃度検知結果」とする)と現像槽20内のトナー濃度との相関関係を示す第1のデータテーブルが予め書き込まれる。具体的には、各トナー濃度に対する透磁率検知センサの実際の出力値(ボルト)を測定し、トナー濃度と透磁率検知センサの実際の出力値との関係を求める。その実際の出力値を0〜255(8ビット)にアナログ・デジタル変換(以下「AD変換」とする)する。その後、また、カラー画像印刷速度における濃度検知結果をモノクロ画像印刷速度における濃度検知結果に換算する補正表である第2のデータテーブルが予め書き込まれる。また、厚紙印刷速度における濃度検知結果をモノクロ画像印刷速度における濃度検知結果に換算する補正表である第3のデータテーブルが予め書き込まれる。第1〜第3のデータテーブルは、いずれも、ブラック(k)、マゼンタ(m)、シアン(c)およびイエロー(y)の色毎のデータになる。また、第1〜第3のデータテーブルは、画像形成装置の機種毎および/またはトナー濃度センサの機種毎に設定される。
トナー濃度センサは、前述のように、現像槽20k,20m,20c,20yのそれぞれに設けられ、現像槽20のトナー濃度を検知し、検知結果を電圧値として制御手段に出力する。制御手段の記憶部には、トナー濃度センサからの出力電圧値が書き込まれる。トナー濃度センサによる検知は、たとえば、制御手段に印刷指令が入力された時点から所定の時間的間隔を開けて画像形成動作が終了するまで継続して実施される。また、画像形成装置1の起動時にも、トナー濃度センサによって現像槽20内のトナー濃度が検知される。
印刷速度切り換え手段は、制御手段に入力される印刷指令に含まれる印刷情報の中から印刷速度を読み取って、印刷速度を切り換える。印刷速度は、モノクロ画像印刷速度(high)、カラー画像印刷速度(middle)または厚紙印刷速度(low)である。より具体的には、印刷速度切り換え手段は、印刷速度の読み取り結果に応じ、制御手段の制御部を介して、印刷速度の切り換えに必要な各部位に制御信号を送り、印刷速度とともに各部位の動作速度(プロセス速度)を制御する。また、印刷速度切り換え手段による読み取り結果は記憶部に入力される。記憶部に入力される読み取り結果は、少なくとも前回の読み取り結果と、今回の読み取り結果である。新しい読み取り結果が入力されるたびに前々回の読み取り結果を消去するように構成しても良い。新しい読み取り結果が入力されると、新しい読み取り結果が今回の読み取り結果になる。前回の読み取り結果と今回の読み取り結果とを比較することによって、印刷速度が変更されたか否かを判定できる。
トナー濃度算出手段は、印刷速度切り換え手段によって切り換えられる印刷速度とに応じて、濃度検知結果から現像槽20内のトナー濃度を算出する。印刷速度がモノクロ画像印刷速度である場合は、記憶部から濃度検知結果と第1のデータテーブルとを取り出して比較し、第1のデータテーブルにおいて濃度検知結果に対応するトナー濃度を求め、現像槽20内のトナー濃度とする。印刷速度がカラー画像印刷速度である場合は、まず、記憶部から濃度検知結果と第2のデータテーブルとを取り出し、第2のデータテーブルから補正された濃度検知結果を得る。この補正された濃度検知結果を記憶部に書き込む。次に、補正された濃度検知結果と第1のデータテーブルとを取り出して比較し、第1のデータテーブルにおいて補正された濃度検知結果に対応するトナー濃度を求め、現像槽20内のトナー濃度とする。印刷速度が厚紙印刷速度である場合は、第2のデータテーブルに代えて第3のデータテーブルを用いる以外は、カラー画像印刷速度におけるのと同様にして、現像槽20内のトナー濃度を求める。トナー濃度算出手段による算出結果は、記憶部に入力される。
トナー補給制御手段は、トナー濃度算出手段による算出結果(以下「濃度算出結果」とする)に応じて、現像槽20へのトナー補給を制御する。まず、記憶部から濃度算出結果および現像槽20内の基準トナー濃度を取り出して比較する。濃度算出結果が基準トナー濃度よりも下回る場合は、基準トナー濃度と濃度算出結果との差を演算し、つぎに得られる差から補給トナー量を演算し、得られるトナー補給量からトナーカートリッジ24の回転回数を求める。トナー補給量がトナーカートリッジ24の1回転によって排出されるトナー量に満たない端数を含む場合、その端数を切り上げて1回と判定する。トナー補給制御手段は、この演算結果に応じて、トナーカートリッジ24を回転駆動させる図示しない駆動手段(駆動手段に駆動電力を供給する図示しない電源をも含む)に制御信号を送り、トナーカートリッジ24を所定回数回転させる。これによって、ほぼ適正量のトナーが現像槽20に補給される。トナー補給量がトナーカートリッジ24の1回転のトナー排出量に満たない端数だけの場合は、トナー補給を停止し、トナー濃度センサによるトナー濃度検知を早めるように制御しても良い。
本実施の形態では、トナー濃度センサによる濃度検知結果を検知結果補正手段によって補正できる。これによって、現像槽20内の一層正確なトナー濃度を把握でき、これに基づいて一層適正なトナー量を現像槽20に補給できる。
検知結果補正手段は、たとえば、各種の補正要素に応じてトナー濃度センサの制御用電圧Vcを補正して、経時変化によらず一定の出力電圧Voutを得る。ここで、補正要素としては、現像槽20内のトナー濃度に影響を及ぼすものであれば特に制限されないが、たとえば、画像形成装置1内部の温度、画像形成装置1内部の相対湿度、感光体ドラム11表面の感光膜の膜減り量に代表される経時変化、プロセス制御により得られる補正値などが挙げられる。
現像ローラ21の回転距離積算手段は、現像ローラ21の使用開始時(新品時)から現時点までの総回転距離(デベ走行距離、cm、以下単に「現像ローラ21の総回転距離」とする)を積算する。現像ローラ21の回転距離積算手段は、たとえば、記憶部から現像ローラ21の総回転回数と現像ローラ21の1回転当りの走行距離(cm)とを取り出し、これらを積算する演算を行って現像ローラ21の総回転距離を求める。回転距離積算手段による積算結果は、記憶部に書き込まれる。現像ローラ21の総回転回数は、たとえば、制御手段内に設けられる現像ローラ21の回転回数を検知する図示しないカウンタによって検知される。該カウンタによる検知結果は記憶部に書き込まれる。また、記憶部には、予め現像ローラ21の1回転当りの走行距離(cm)が書き込まれる。感光体ドラム11の回転距離積算手段も、現像ローラ21の回転距離積算手段と同様の構成を有する。
また、トナー濃度補正手段は、補正要素の1つとして、プロセスコントロールに応じてトナー濃度を補正する。この補正は、たとえば、パッチ形成手段と、パッチ濃度補正手段とを用いて行われる。パッチ形成手段は画像形成手段2を制御して、感光体ドラム11表面にトナー濃度検知用のトナー像であるトナーパッチを形成する。トナーパッチは、たとえば、1辺8cm程度の正方形が8個形成される。パッチ形成手段は、形成条件を変更して、トナー濃度すなわちパッチ濃度が連続的に変化する複数のトナーパッチを形成する。好ましくは、画像形成装置1において設定が可能な印字濃度に対応して複数のトナーパッチが形成される。ここで、形成条件とは、現像ローラ21に印加される現像バイアス電圧値、感光体ドラム11表面に印加される帯電電圧値(帯電電位)、露光ユニット16によって感光体ドラム11表面に形成される静電潜像の帯電電圧値(露光電位)などである。これらの条件の中から1種または2種以上を一定値に固定し、残りの条件を一定量ずつ適宜変更することによって、パッチ濃度が連続的に変化する複数のトナーパッチが形成される。たとえば、帯電電位および露光電位を一定値とし、現像バイアス電圧値を一定量ずつ変更して複数のトナーパッチを形成すればよい。これら複数のトナーパッチの形成条件(現像バイアス電圧値など)は記憶部に書き込まれる。
パッチ濃度検知手段は、感光体ドラム11表面のトナーパッチのパッチ濃度を検知する。パッチ濃度検知手段による検知結果(以下「パッチ濃度検知結果」とする)は記憶部に書き込まれる。記憶部には、画像形成装置1の設計時に定められる基準パッチ濃度が予め書き込まれる。基準パッチ濃度は、たとえば、モノクロ画像の場合は基準反射光量として、カラー画像の場合は散乱光量としてそれぞれ書き込まれる。パッチ濃度検知手段によるパッチ濃度検知後、トナーパッチはクリーニングユニット14によって感光体ドラム11表面から除去される。制御手段は、記憶部からパッチ濃度検知結果と基準パッチ濃度とを取り出して比較し、基準パッチ濃度に最も近いパッチ濃度を有するトナーパッチを形成するのに用いた現像バイアス電圧値を読み出し、基準パッチ濃度における現像バイアス電圧値との差を求め、現像バイアス補正量として記憶部に書き込む。
以下では、トナー濃度センサの感度補正について説明する。
トナー濃度センサの制御電圧値と出力電圧値との関係は、トナー濃度センサの感度の程度によって対応関係が大きく異なる。すなわち、感度が高いセンサ(感度Max)の場合は、少しの制御電圧の変化に対して、大きく出力電圧が変化する。感度が低いセンサ(感度Min)の場合は、制御電圧の変化に対する出力電圧の変化が小さい。感度が平均的なセンサ(感度Mid)の場合は、制御電圧の変化に対する出力電圧の変化がほぼ同じである。
図2は、制御電圧の変化量と出力電圧の変化量との相関関係を示すグラフである。横軸は制御電圧の変化量を示し、縦軸は出力電圧の変化量を示す。
制御電圧と出力電圧との相関関係においては、感度Maxでは傾きが大きく、感度Mid、感度Minの順に傾きが小さくなっていることがわかる。
図2のグラフに基づいて、トナー濃度センサの感度係数を算出する。なお、制御電圧と出力電圧が1:1のセンサ、すなわち制御電圧が1V変化したときに、出力電圧も1V変化するセンサの場合である。
制御電圧を±1.5V(3V)変化させたときの出力電圧の変化量を算出し、算出した変化量で3Vを割った値を感度係数とする。
制御電圧を±1.5V(3V)変化させたときの出力電圧の変化量は、予め図2のグラフから制御電圧の変化量をx、出力電圧の変化量をyとしたときの関係を近似直線式によって求めておき算出すればよい。
図2の例では、感度Maxの近似式がy=1.3067x−0.1067であり、感度Midの近似式がy=1.0054x+0.0068であり、感度Minの近似式がy=0.659x+0.0362である。
したがって、感度Maxの感度係数は、3/(1.3067×3−0.1067)=0.78であり、感度Midの感度係数は、3/(1.0054×3+0.0068)=0.99であり、感度Minの感度係数は、3/(0.659×3+0.0362)=1.49である。
現像剤の使用時間が経過するにつれて、現像剤の劣化が進み、それに伴ってトナー濃度センサの感度も変化することがわかった。
したがって、所定の時間間隔ごとに、または所定の条件を満足するごとに感度係数を算出し直し、算出し直した感度係数に基づいて制御電圧の補正を行う。
所定の条件としては、装置の立上げ時、累積印刷枚数が予め定める枚数に達した場合、プロセスコントロールを行う場合、などである。
また、トナー濃度センサの感度に応じた感度係数は、たとえば感度Midの感度係数を基準値とし、感度Maxおよび感度Minについては、基準値との比を算出しておく。感度Midと感度Maxとの比は、0.78/0.99=0.788であり、感度Midと感度Minとの比は、1.49/0.99=1.51である。
トナー濃度を2%低下させるときに、制御電圧を−1.44Vする場合を基準とすると、低下させるトナー濃度1%あたりに制御電圧を−0.72Vすればよいが、トナー濃度センサの感度が変化するので、比例的に補正することができない。表1は、累積印刷枚数に伴うトナー濃度の補正量と、そのときの制御電圧の補正値を示す例である。
Figure 2009015012
累積印刷枚数は、未使用のトナーを使用開始したときからの印刷枚数を累積したものである。なお、表に記載されている累積印刷枚数は代表値であり、たとえば0のときは、0K枚から9.999K枚、すなわち0枚から9999枚まで範囲を示している。
累積印刷枚数が10K枚増加するごとに現像装置のトナー濃度を補正する。累積印刷枚数が0K枚のときは、補正する必要がないので、補正トナー濃度などは0である。
累積印刷枚数が10K枚のときは、トナー濃度を0.5%低下させるように補正する。トナー濃度を2%低下させるときに、制御電圧の補正量が−1.44Vを基準としているので、予測される制御電圧の補正量は、−1.44×(0.5/2)=−0.36Vである。ここで、トナー濃度センサの感度ばらつきを考慮するために、感度係数を算出し、予測補正量に感度係数を掛けて実補正量を算出する。
したがって、累積印刷枚数が10K枚のときは、感度係数が0.98であるから、実際の制御電圧の補正量は、−0.36×0.98=−0.35Vとなる。
これを同じように累積印刷枚数が10K増加するごとに行うと表1に示したような結果となる。
本例では、累積印刷枚数ごとの補正について説明したが、これに限らず、プロセスコントロールを行うときに感度係数を算出し、制御電圧の補正量を算出してもよい。
トナー濃度センサの感度ばらつきの経時変化を考慮することで、トナー濃度制御を各現像装置で同様に行うことができ、トナー消費のばらつきをなくすことができる。
前述のように、制御電圧はトナー濃度センサの感度ばらつき以外に温度、湿度によっても影響を受けるので、感度ばらつきの補正に温度および湿度に基づく補正を加えて制御電圧を補正することが望ましい。
温度に基づく制御電圧の補正量を表2に示し、湿度に基づく制御電圧の補正量を表3に示す。
Figure 2009015012
Figure 2009015012
例として、温度が12℃、湿度が25%、累積印刷枚数が25K枚(25000枚)における制御電圧の補正量を算出する。
表2から温度が12℃のときの補正電圧量は、0.24Vであり、表3から湿度が25%のときの補正電圧量は、0.24Vである。また、表1から、累積印刷枚数が25K枚のときの補正電圧量は、−0.72×0.97=−0.70Vである。
トナー濃度センサの感度ばらつきおよび温度、湿度を考慮した制御電圧の補正電圧量は、それぞれの補正電圧量の総和である0.24+0.24+(−0.70)=−0.22Vとなる。
カラー画像形成装置であれば、現像剤の色ごとに複数の現像装置を備えており、トナー濃度センサの感度はそれぞれ異なる。
感度Maxおよび感度Minのトナー濃度センサを備える現像装置は、感度Minのトナー濃度センサを備える現像装置で、基準値である感度係数を算出し直すと、その感度係数と、前述の基準値との比を用いて、感度Maxおよび感度Minのトナー濃度センサにおける感度係数を算出し直し、算出し直した感度係数を用いて制御電圧の補正量を決定する。これにより、現像装置ごとにトナー消費量の違いを生じさせずに画像形成を行うことができる。
さらに、本発明の他の実施形態として、上記の画像形成装置をコンピュータに実行させるための画像形成プログラムおよびこの画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。
なお、記録媒体としては、CPUで処理が行われるためのメモリ、たとえばRAMやROM(Read Only Memory)そのものが記録媒体であってもよいし、また、コンピュータの外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに挿入することで読み取り可能な記録媒体であってもよい。いずれの場合においても、記録されている画像形成プログラムは、CPUが記録媒体にアクセスすることで実行されてもよいし、CPUが記録媒体から画像形成プログラムを読み出し、読み出された画像形成プログラムをプログラム記憶エリアにダウンロードして、実行してもよい。なお、このダウンロード用のプログラムはあらかじめ所定の記憶装置に格納されているものとする。CPUは、インストールされた画像形成用プログラムに従って所定の画像形成を行うようにコンピュータの各部を統括的に制御する。
また、プログラム読み取り装置で読み取り可能な記録媒体としては、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスクまたはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリを含めた固定的にプログラムを記録する媒体であってもよい。
また、コンピュータを、インターネットを含む通信ネットワークに接続可能な構成とし、通信ネットワークから画像形成プログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークから画像形成プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムはあらかじめコンピュータに格納しておくか、他の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
記録媒体から読み取った画像形成プログラムを実行するコンピュータシステムの一例は、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラなどの画像読取装置と、各種プログラムを実行することにより上記の画像形成方法を含めた様々な処理を行うコンピュータと、このコンピュータの処理結果などを表示するCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置と、コンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタなどの画像出力装置とが互いに接続されて構成されるシステムである。さらに、このコンピュータシステムには、通信ネットワークを介してサーバーなどに接続し、画像形成プログラムを含む各種プログラムや画像データなどの各種データを送受信するためのモデムなどが備えられる。
本発明の実施の第1形態である画像形成装置の構成を模式的に示す断面図である。 制御電圧の変化量と出力電圧の変化量との相関関係を示すグラフである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 トナー像形成手段
3 転写手段
4 定着手段
5 記録媒体供給手段
6 排出手段
11 感光体ドラム
12 帯電手段
16 露光ユニット
13 現像手段
14 クリーニングユニット
20 現像槽
21 現像ローラ
24 トナーカートリッジ
30 駆動ローラ
31 従動ローラ
32 中間転写ベルト
37 転写ローラ
41 定着ローラ
42 加圧ローラ
51 給紙トレイ
52,56 ピックアップローラ
53,57 搬送ローラ
54 レジストローラ
55 手差給紙トレイ
60 排紙ローラ
61 排出トレイ

Claims (8)

  1. 感光体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像ローラおよびトナーを含む2成分現像剤を貯留する現像槽を備える現像装置において、
    現像槽内のトナー濃度を検知して検知結果を出力するトナー濃度検知手段であって、入力される制御値に応じて検知結果の出力値が変更されるトナー濃度検知手段と、
    制御値と出力値との相関関係を示す感度係数を算出し、算出した感度係数に基づいて制御値を補正する補正手段と、
    補正された制御値が入力されたトナー濃度検知手段による検知結果から現像槽内のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを有し、
    前記補正手段は、所定の時間間隔ごと、または所定の条件を満足するごとに感度係数を算出し直し、算出し直した感度係数に基づいて制御値を補正することを特徴とする現像装置。
  2. 前記所定の条件は、装置の立上げ時、累積印刷枚数が予め定める枚数に達した場合、プロセスコントロールを行う場合のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 装置環境の温度を検知する温度センサを有し、前記補正手段は、温度センサで検知された温度に基づいて制御値を補正することを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 装置環境の相対湿度を検知する湿度センサを有し、前記補正手段は、湿度センサで検知された湿度に基づいて制御値を補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の現像装置を複数備え、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    前記現像装置は、備えるトナー濃度検知手段によって感度係数を変更する変更手段を有し、前記補正手段は、変更手段で変更された感度係数に基づいて制御値を補正することを特徴とする画像形成装置。
  6. 感光体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像方法において、
    所定の時間間隔ごと、または所定の条件を満足するごとに制御値と出力値との相関関係を示す感度係数を算出し、算出した感度係数に基づいて制御値を補正し、
    補正された制御値に応じて、現像槽内のトナー濃度の検知結果を出力し、
    トナー濃度の検知結果から現像槽内のトナー濃度を算出することを特徴とする現像方法。
  7. コンピュータに請求項5記載の画像形成装置を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  8. コンピュータに請求項7記載の画像形成装置を実行させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な印字媒体。
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