JP2006010749A - 画像形成装置及びその調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 透磁率の検知によりトナー濃度を検知するトナー濃度センサを用いたトナー補給制御においては、画像形成枚数の増加に従って検知感度が変化するために、画像形成枚数に対応した補正が行われるが、トナー濃度センサ個々の特性の違いにより、補正がばらついて、画像濃度が変動するという問題を解決する。
【解決手段】 トナー補給制御を行う制御手段が参照するトナー濃度センサ補正用の調整値のテーブルとして、各トナー濃度センサ特有に設定されたものを用いる。
【選択図】 図4
【解決手段】 トナー補給制御を行う制御手段が参照するトナー濃度センサ補正用の調整値のテーブルとして、各トナー濃度センサ特有に設定されたものを用いる。
【選択図】 図4
Description
本発明は電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、現像に用いられる二成分現像剤のトナー濃度制御技術に関する。
電子写真方式により画像を形成する画像形成装置においては、トナーと磁性キャリアとを有する二成分現像剤により静電潜像を現像する現像装置が最も多く使用されている。そして、二成分現像剤を用いた現像においては、現像剤のトナー濃度を適正に制御することが一定の画質を維持する上で重要である。
トナー濃度制御のためのトナー濃度センサとしては、各種のものが開発され実用化されているが、二成分現像剤の透磁率を検知することにより、トナー濃度を検知する技術が開発されている(特許文献1〜3)。
特開2002−40813号公報
特開2002−72658号公報
特開平5−307325号公報
広く使用されている透磁率検知方式のトナー濃度検知方法では、画像形成枚数の増加に伴って、感度が変化するという問題がある。これを図1により説明する。
図1(a)において、電圧2.5Vはトナー補給手段を作動させて、所定量のトナーを補給する閾値としてのトナー濃度センサの出力を示す。しかるに、画像形成枚数の増加に従って、初期において2,5Vを出力したトナー濃度の現像剤に対して、トナー濃度センサの出力が曲線Lのように上昇する。すなわち、画像形成枚数の増加に従って、同一のトナー濃度の現像剤に対して、トナー濃度センサが高い出力を示すようになる。従って、図1(a)の曲線Lのような出力特性を有するトナー濃度センサを用いて、トナー補給装置を作動させる動作点を一定にして(たとえば、2,5V)トナー補給制御を行うと、画像形成枚数の増加に従ってトナー濃度が上昇し、結果としてかぶりの発生やトナー飛散等の現象が起こる。
このような現象は、画像形成工程において、現像剤中のキャリアが疲労し、帯電性能の低下等を受けて現像剤の嵩密度が上昇することが主たる原因であると考えられる。
このために、図1(b)に示すように、トナー濃度センサの調整値を画像形成枚数の増加に応じて下げる調整が行われている。
このような調整により画像形成枚数に左右されない一定値にトナー濃度が維持されて安定した画質の画像が形成されるようになった。
しかしながら、より高度な画質を安定して形成するには、図1(b)に示すような調整では十分でないことが判明した。特に、カラー画像形成においては、各単色画像の濃度が安定しないと、濃度の変動だけでなく、色調が変動して画質を低下させるために、トナー濃度検知誤差に起因する問題が顕著になるという問題がある。
前記特許文献1〜3のうち、トナー濃度制御における検知精度を向上することを目的とした発明は特許文献1に記載されているが、特許文献1に記載の発明では、前記に説明したような問題、すなわち、画像形成枚数の増加に伴って生ずる検知誤差は問題視されず、該問題は解決されない。
本発明は、二成分現像剤の透磁率を検知することによりトナー濃度を検知し、トナー補給制御を行う場合における前記の問題を解決し、一定した画質を長期間にわたって維持することが可能であり、高画質の画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
前記の本発明の目的は、下記の発明により達成される。
1.
像形成体、該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、形成された静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成する現像装置、トナーと磁性キャリアとを有する二成分現像剤の透磁率を検知することにより、前記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段及び前記トナー濃度センサの出力に基づいて、前記トナー補給手段を制御する制御部を有する画像形成装置において、
前記制御部は、補給制御を補正するための、前記トナー濃度センサの特性に応じて調整された調整値の情報を記憶した記憶手段を有することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記情報は、画像形成枚数に応じて変化する前記調整値のテーブルを含むことを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
前記情報は前記トナー濃度センサが前記現像装置に設置された状態で測定された前記トナー濃度センサの特性に基づいたものであることを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
4.
前記二成分現像剤は、体積平均粒径が20μm以上50μm以下の前記磁性キャリアと体積平均粒径が4.0μm以上7.0μm以下の前記トナーを有することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.
像形成体、該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、形成された静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成する現像装置、トナーと磁性キャリアとを有する二成分現像剤の透磁率を検知することにより、前記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段及び該トナー濃度センサの出力に基づいて、前記トナー補給手段を制御する制御部を有する画像形成装置の前記制御部に設けられた記憶手段に、前記トナー補給手段を作動させる前記トナー濃度センサの出力を補正する初期調整値情報及び該初期調整値を補正する調整値の情報を記憶させることを特徴とする画像形成装置の調整方法。
1.
像形成体、該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、形成された静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成する現像装置、トナーと磁性キャリアとを有する二成分現像剤の透磁率を検知することにより、前記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段及び前記トナー濃度センサの出力に基づいて、前記トナー補給手段を制御する制御部を有する画像形成装置において、
前記制御部は、補給制御を補正するための、前記トナー濃度センサの特性に応じて調整された調整値の情報を記憶した記憶手段を有することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記情報は、画像形成枚数に応じて変化する前記調整値のテーブルを含むことを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
前記情報は前記トナー濃度センサが前記現像装置に設置された状態で測定された前記トナー濃度センサの特性に基づいたものであることを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
4.
前記二成分現像剤は、体積平均粒径が20μm以上50μm以下の前記磁性キャリアと体積平均粒径が4.0μm以上7.0μm以下の前記トナーを有することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.
像形成体、該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、形成された静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成する現像装置、トナーと磁性キャリアとを有する二成分現像剤の透磁率を検知することにより、前記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段及び該トナー濃度センサの出力に基づいて、前記トナー補給手段を制御する制御部を有する画像形成装置の前記制御部に設けられた記憶手段に、前記トナー補給手段を作動させる前記トナー濃度センサの出力を補正する初期調整値情報及び該初期調整値を補正する調整値の情報を記憶させることを特徴とする画像形成装置の調整方法。
請求項1〜5の発明により、トナー濃度センサの出力のバラツキにより、画像形成装置個々に、画質が異なる等の品質のバラツキが是正されて、高画質の画像を安定して出力する画像形成装置の安定生産が可能となる。
請求項2の発明により、画像形成枚数の増加に従って、濃度が変化する等の現象が防止されて、高耐久性の画像形成装置が実現される。
請求項4の発明により、高解像度、良好な中間調再現性、高濃度等、優れた特性の高画質画像を形成する画像形成装置が実現される。
<画像形成装置>
図2は、本発明の一実施の形態をに係るカラー画像形成装置を示す図である。
図2は、本発明の一実施の形態をに係るカラー画像形成装置を示す図である。
このカラー画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、中間転写ユニット7と、給紙搬送手段及び定着装置24とから成る。カラー画像形成装置の上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像形成体としての感光体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写手段としての転写ローラ5Y、クリーニング装置6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、像形成体としての感光体1M、帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M、一次転写手段手段としての転写ローラ5M、クリーニング装置6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像形成体としての感光体1C、帯電装置2C、露光装置3C、現像装置4C、一次転写手段としての転写ローラ5C、クリーニング装置6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像形成体としての感光体1K、帯電装置2K、露光装置3K、現像装置4K、一次転写手段としての転写ローラ5K、クリーニング装置6Kを有する。帯電装置2Yと露光装置3Y、帯電装置2Mと露光装置3M、帯電装置2Cと露光装置3C及び帯電装置2Kと露光装置3Kとは潜像形成装置を構成する。
一例では、感光体1Y、1M、1C、1Kは負帯電性のOPCドラムを用い、白地電位(地肌電位)を−250V〜−900V、黒地電位(最高濃度電位)−40V〜−150Vとしたが、他のOPC、aSi感光体等、他の周知の任意の像形成体を用いることができる。
また現像装置4Y、4M、4C、4Kとして、現像ローラに直流電圧+交流電圧からなる現像バイアスを印加した反転現像方式の現像装置が用いられるが、正規現像を行う現像装置や直流電圧のみからなる現像バイアスを現像ローラに印加する現像装置等他の現像装置を用いることもできる。現像バイアスの直流成分は、−200V〜−700V、交流成分は、電圧0.5kV〜2.0kV(p−p電圧)、周波数2kHz〜7kHzが好ましい範囲である。
現像剤としては、体積平均粒径20μm以上50μm以下の樹脂コーティングキャリアと定積平均粒径4.0μm以上7.0μm以下の重合トナーが好ましく用いられるが、たの周知の任意の磁性キャリアとトナーを用いることができる。
体積平均粒径は、体積基準の平均粒径であって、湿式分散機を備えた「コールターカウンターTA−II」又は「コールターマルチサイザー」(いずれもコールター社製)により測定した値である。
中間転写ユニット7は、複数のローラにより巻回され、循環移動可能に支持された半導電性エンドレスベルト状の中間転写体70を有する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kにより形成された各色の画像は、一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kにより、循環する中間転写体70上に逐次転写され重ね合わされて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録媒体としての記録紙Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23を経て、二次転写手段としての転写ローラ5Aに搬送され、記録紙P上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された記録紙Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に搬送されて機外の排紙トレイ26上に排出される。
一方、転写ローラ5Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、中間転写体70は、クリーニング装置6Aを通過してクリーニングされ、残留トナーが除去される。
画像形成処理中、転写ローラ5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の転写ローラ5Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
転写ローラ5Aは、二次転写部を記録紙Pが通過して二次転写が行われる時にのみ、中間転写体70に圧接する。
前記に説明したように、図1は画像形成枚数の増加に従って、トナー濃度センサの出力が増加する現象及びかかる現象に対して、トナー濃度センサの出力を補正する調整値を示しているが、発明者の研究では、図1(b)に示す調整値がトナー濃度センサ個々にあるいはトナー濃度センサが組み込まれた現像装置個々に異なっていることが明らかになった。
以下に、本発明の実施の形態におけるトナー濃度センサの出力を補正する調整について説明する。図3は本発明の実施の形態におけるトナー補給制御装置の制御系を示す。
図3において、50はCPUで構成される制御手段51と記憶手段としての不揮発メモリ53とからなる制御部、52は現像剤の透磁率を検知するトナー濃度センサ、53は不揮発メモリ、54は画像形成枚数をカウントする枚数カウンタ、55はトナー補給手段である。
トナー濃度センサ52は、出力端子a及び制御端子bを有し、これら端子で制御手段51と接続されている。
出力端子aからは現像剤のトナー濃度に対応した電圧VLが出力される。出力電圧VLは、高透磁率で高く、低透磁率で低い値を示し従って、低トナー濃度で高く、高トナー濃度で低い値の電圧VLが出力端子aから出力される。
端子bは制御端子であり、制御端子bの制御電圧VCに応じて出力電圧VLが変化する。従って、制御電圧VCの調整により、トナー濃度センサ52の感度を調整することができる。
トナー補給手段55は、周知のようにモータを有し、たとえば、トナー搬送スクリューを回転駆動してトナーを現像装置に補給する。制御手段51はトナー濃度センサ52の出力に基づいてトナー補給手段55を制御してトナー補給を行う。具体的には、制御手段51は、一定のサイクルでトナー濃度センサ52の出力を読み込み、トナー濃度センサ52の出力に応じた時間だけトナー補給手段55を作動させてトナー補給を行う。一例では、トナー濃度センサ52の制御点を2.5Vとして、トナー濃度センサ52の出力VLを制御点2.5Vに低下させるのに必要な時間長、トナー補給手段55を作動させる。
不揮発メモリ53には、トナー濃度センサ52の出力VLを補正する調整値及びトナー濃度センサ52の出力に対するトナー補給手段55の駆動時間の情報が記憶される。
トナー補給手段55の駆動時間の情報は、トナー濃度センサ52の出力VLを所定の制御点、例えば、2.5Vまで下げるのに必要なトナー量から算出されたトナー補給手段55の作動時間のテーブルからなる。前記調整値の情報については、以下に説明する。
図4は特性の異なるトナー濃度センサS1〜S4の出力電圧VLと制御電圧VCとの関係を示す。図4において、縦軸はトナー濃度センサS1〜S4の出力、すなわち、図3におけるトナー濃度センサ51の出力端子aの出力電圧VLを示し、横軸は調整値を示す。調整値とは、図1(b)に示したもの、すなわち、画像形成枚数に左右されない一定したトナー濃度を維持するための調整値VCであり、図3におけるトナー濃度センサ51の制御端子bの入力電圧である。図4ではセンサS1〜センサS4としているが、図4に示す特性はトナー濃度センサのみの特性ではなく、トナー濃度センサが組み込まれた現像装置全体としての特性である。
図から明らかなように、トナー濃度センサS1では初期調整値VC1で、センサ2では初期調整値VC2で、センサ3では初期調整値VC3で、センサ4では初期調整値VC4で、それぞれ制御点の出力2.5Vを出力する。なお、初期調整値とは画像形成枚数が0のときの値である。
調整値VCを種々調整することにより、同一のトナー濃度の現像剤に対してトナー濃度センサS1、S2、S3、S4の出力VL対調整値VCは図4の曲線L1〜L4のように種々変化する。
センサS3を例に説明すれば、センサS3の曲線L3について示す曲線の勾配α(ΔVL/ΔVC)は、センサ個々の特性及び各曲線上の位置により異なった値となる。勾配αがこのようにセンサ毎及び曲線上の位置により異なるということは次のことを示している。
(1)各トナー濃度センサにより異なった初期調整値が必要である。
(2)前記(1)の初期調整値に対して加えられる画像形成枚数に応じた補正は各トナー濃度センサ毎に異なった値となる。なお、画像形成に応じた前記補正はプラス・マイナスの値をとりうる。
(1)各トナー濃度センサにより異なった初期調整値が必要である。
(2)前記(1)の初期調整値に対して加えられる画像形成枚数に応じた補正は各トナー濃度センサ毎に異なった値となる。なお、画像形成に応じた前記補正はプラス・マイナスの値をとりうる。
前記(1)及び(2)の条件を満たして、現像剤のトナー濃度を一定に維持する調整値を図5に示す。図5において、直線L5〜L8の左端点、すなわち、プリント枚数(画像形成枚数)0における調整値VCが初期調整値であり、直線L5〜L8で示す各画像形成枚数における調整値VCの初期調整値に加えられる変化量が補正値である。不揮発メモリ53には、直線L5〜L8で示す調整値VC、すなわち、図3の制御端子bへの入力電圧のテーブルが記憶される。
図5における直線L5が図4におけるトナー濃度センサS4に対する、直線L6がトナー濃度センサS3に対する、直線L7がトナー濃度センサS2に対する、直線L8がトナー濃度センサS1に対する調整値を示す。また、表1はトナー濃度センサS1〜S4についての初期調整値VCa及び画像形成枚数100kcにおける補正値VCzを示す。制御手段51は、トナー濃度センサの出力VL及び枚数カウンタ54の出力に基づいて、不揮発メモリ53に記憶されているテーブルを参照し、トナー補給手段55を制御してトナー補給を行う。
図5に示す調整値でトナー濃度センサS1〜S4の出力を調整したトナー補給の結果を図6に示すが、図6に示すとおり、画像形成枚数0〜100kc(100000枚)まで一定したトナー濃度が維持された。また、得られた画像も一定した濃度の高画質のものであった。なお、図6は4個のトナー濃度センサを用いてトナー補給制御を行った4つの実験結果の平均値を示している。
各トナー濃度センサS1〜S4に対する図5に示す調整値のテーブルは、画像形成装置の製造工程において決定され、図3の不揮発メモリ53に記憶される。画像形成工程において、制御手段51は、枚数カウンタ54の出力を用いて前記テーブルを参照して、制御端子bに入力する制御電圧VCを制御し、出力端子aの出力電圧VLに基づいて、トナー補給手段54を制御して、トナーを現像装置に補給する。
以上説明した実施の形態では、トナー濃度センサ52の出力を調整値で調整しており、制御手段51は一定の制御点を基準とした制御を行っているが、トナー濃度センサ出力対トナー補給信号の対応関係を変える調整であればよく、例えば、制御点を変更する補正方法や前記に説明した出力の調整と制御点の調整を組み合わせて用いる方法等を用いることができる。
50 制御手段
51 トナー濃度センサ
52 不揮発メモリ
53 枚数カウンタ
54 トナー補給手段
a 出力端子
b 制御端子
51 トナー濃度センサ
52 不揮発メモリ
53 枚数カウンタ
54 トナー補給手段
a 出力端子
b 制御端子
Claims (5)
- 像形成体、該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、形成された静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成する現像装置、トナーと磁性キャリアとを有する二成分現像剤の透磁率を検知することにより、前記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段及び前記トナー濃度センサの出力に基づいて、前記トナー補給手段を制御する制御部を有する画像形成装置において、
前記制御部は、補給制御を補正するための、前記トナー濃度センサの特性に応じて調整された調整値の情報を記憶した記憶手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記情報は、画像形成枚数に応じて変化する前記調整値のテーブルを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記情報は前記トナー濃度センサが前記現像装置に設置された状態で測定された前記トナー濃度センサの特性に基づいたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記二成分現像剤は、体積平均粒径が20μm以上50μm以下の前記磁性キャリアと体積平均粒径が4.0μm以上7.0μm以下の前記トナーを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 像形成体、該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、形成された静電潜像を現像して前記像形成体上にトナー像を形成する現像装置、トナーと磁性キャリアとを有する二成分現像剤の透磁率を検知することにより、前記二成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段及び該トナー濃度センサの出力に基づいて、前記トナー補給手段を制御する制御部を有する画像形成装置の前記制御部に設けられた記憶手段に、前記トナー補給手段を作動させる前記トナー濃度センサの出力を補正する初期調整値情報及び該初期調整値を補正する調整値の情報を記憶させることを特徴とする画像形成装置の調整方法。
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