JP2012108483A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hironobu Takeshita
寛伸 竹下
Yukiko Iwasaki
有貴子 岩▲崎▼
Atsushi Yotsuori
淳 四折
Masaki Sukesako
昌樹 助迫
Hiroyuki Sugiyama
浩之 杉山
Kazuaki Kamihara
一暁 神原
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Abstract

【課題】現像装置の現像剤撹拌部材が複数の線速を有することで、紙種対応性を広くすることができ、かつ、経時、環境変化等で現像器内の現像剤が劣化してトナー濃度検知手段の出力値Vtが変化したときでも、待ち時間を増やすことなく確実にVt補正を行うことができ、画像濃度の変動を少なくすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】各線速度に対応してVtを補正するための線速度毎の補正量情報と、前記線速度以外の条件であって、トナー濃度検知手段の出力値に影響を与える線速外条件に対するVtを補正するための補正量情報とを有し、トナー濃度検知時の線速度に対応した補正量と、トナー濃度検知時の線速外条件に対応した補正量とを加味してVtを補正し、補正後のVt’に基づいてトナー補給量を決定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ、これらのうち少なくとも1つを備えた複合機等の画像形成装置に関し、詳しくは、切り替え可能な2つ以上の線速度(以下、単に「線速」ともいう)を持つ現像剤撹拌部材を備え、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像を行う現像装置を有する画像形成装置に関する。
フルカラープリンタや複写機においては、厚紙やOHPシート印字時に定着エネルギー確保のためや書き込み処理速度のために作像速度が低速になったり、黒印字時はフルカラー印字時より速度アップを求められるため高速になったりする。すなわち、紙種対応性を広くすべく、1台の装置で2つ以上の作像速度を持つものが知られている。
この種の画像形成装置では、装置の小型化、低コスト化に伴い、現像装置、駆動モータ、ギヤ共に小型になり、レイアウト上やコストの問題から、現像装置における現像剤撹拌部材も画像形成装置本体に連動して複数の線速を有している。
画像濃度を一定に保つために、現像器内にあるトナー濃度センサで出力値(以下、「Vt」という)を読み取り、必要に応じてトナー補給することで現像器内のトナー濃度を制御している。
しかしながら、トナー濃度センサで現像剤の透磁率を計測する方式の場合、同じトナー濃度であっても、攪拌速度の違いによる嵩密度の変動によりVtの値は変化する。そこで、事前評価で攪拌速度に応じた補正量を決め、その値を補正量としてVtを補正する技術や、プロセスコントロール時に異なる線速の現像剤攪拌動作を行うことでVtを検知し、その差分を線速によるVtの補正量とする技術が考えられ既に知られている。
特許文献1には、線速差によるVtを補正する目的で、Vtの差分を確実に検知して補正することで異常画像を無くすことができる画像形成装置について開示され、プロセスコントロール時に、異なる線速の現像剤攪拌動作を行い、それらの線速におけるトナー濃度センサのVtを検知して、その差分を線速補正量とする技術が開示されている。
しかし、今までの線速に応じたVtの補正は、さまざまな使用状況を考慮したものではなく、正確なVtの補正量となっていなかった。具体的に説明すると、事前評価で線速に応じた補正量を決める場合では、常温常湿、初期的には補正量はほぼ一定であるが、現像剤が劣化して流動性が悪化するとVtの補正量は変化するため、正確なVtの補正ができていない。このため、トナー濃度を誤検知していまい、画像濃度が変動してしまうといった問題があった。
プロセスコントロール時にVtの補正量を決める場合では、以下のような問題があった。
(1)プロセスコントロール時に異なる線速の現像剤攪拌動作を行うため、従来のプロセスコントロールに比べて待ち時間(お待たせ時間)が長くなる。
プロセスコントロールを終えてから次にプロセスコントロールをするまでに、
(2)低画像面積率の画像を一定枚数出力すると、トナーの吐き出しが行われずに現像剤にストレスがかかり、現像剤が劣化してしまう。そのため、線速差によるVtの差分(以下、ΔVtという)が変化してしまい、プロセスコントロール時に決定したVtの補正量では、トナー濃度センサでVtを検知した線速と異なる線速で出力したときの正確なVt補正となっていない。
(3)低画像面積率の画像を一定枚数出力した後、ある一定時間放置すると、放置による剤密度の変動によりΔVtが変化してしまい、プロセスコントロール時に決定したVtの補正量では、トナー濃度センサでVtを検知した線速と異なる線速で出力したときの正確なVt補正となっていない。
(4)トナーボトルやプロセスカートリッジを交換したときに、トナーロット毎のばらつきにより凝集性の悪いトナーから凝集性の良いトナーになる場合、流動性の違いによりΔVtが変化してしまい、プロセスコントロール時に決定したVtの補正量では、トナー濃度センサでVtを検知した線速と異なる線速で出力したときの正確なVt補正となっていない。
本発明は、上記のような現状に鑑みてなされたもので、複数の線速(プロセススピード)を有することで、紙種対応性を広くすることができ、かつ、経時、環境変化等で現像器内の現像剤が劣化してVtの補正量が変化したときでも、待ち時間を増やすことなく確実にVt補正を行うことができ、画像濃度の変動を少なくすることができる画像形成装置の提供を、その目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、切り替え可能な2つ以上の線速度を持つ現像剤撹拌部材を備え、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像を行う現像装置を有し、前記現像装置に設けられたトナー濃度検知手段の出力値Vtを読み取り、Vtに基づいて必要な場合にトナーを補給することで前記現像装置内のトナー濃度を制御する画像形成装置において、前記各線速度に対応してVtを補正するための線速度毎の補正量情報と、前記線速度以外の条件であって、前記トナー濃度検知手段の出力値に影響を与える線速外条件に対するVtを補正するための補正量情報とを有し、トナー濃度検知時の線速度に対応した補正量と、トナー濃度検知時の前記線速外条件に対応した補正量とを加味してVtを補正し、補正後のVt’に基づいてトナー補給量を決定することを特徴とする。
本発明によれば、複数の線速を有することで、紙種対応性を広くすることができ、かつ、経時、環境等で現像装置内の現像剤が劣化してVtの補正量が変化したときでも、待ち時間を増やすことなく確実にVt補正を行うことができ、画像濃度の変動を少なくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概要構成図である。 プロセスカートリッジの概要構成図である。 現像装置の現像剤の循環路を説明するための平面図である。 低画像面積率の画像が連続通紙された場合の線速差によるトナー濃度検知手段の出力値の差分の変動を示す特性図である。 低画像面積率の画像を連続通紙後、一定時間放置した場合の線速差によるトナー濃度検知手段の出力値の差分の変動を示す特性図である。 トナー交換がなされた場合の線速差によるトナー濃度検知手段の出力値の差分の変動を示す特性図である。 補正量決定テーブル(記憶データ)の系統図である。 Vt補正処理の制御を示すフローチャートである。 第2の実施形態における線速外条件として、環境が変動したときの標準線速と低線速のVtの差分の変動を表した図である。 第2の実施形態における線速外条件として、プロセスカートリッジ交換における標準線速と低線速のVtの差の変動を表した図である。 第2の実施形態における線速外条件として、経時での標準線速と低線速のVtの差分の変動を表した図である。 第2の実施形態における補正量決定テーブル(記憶データ)の系統図である。 第2の実施形態におけるVt補正処理の制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。図1乃至図8に基づいて第1の実施形態を説明する。
まず、図1に基づいて本実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を説明する。画像形成装置100は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKを並設したタンデム方式を採用している。各符号の数字の後に付されたY、C、M、BKは、イエロー、シアン、マゼンタ、黒用の部材であることを示している。
各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKはそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像を形成するための、画像形成部としてのトナー像形成部たる画像形成ユニット60Y、60C、60M、60BKに備えられている。
各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BK上に形成された静電潜像は、現像装置50Y、50C、50M、50BKでトナー像として可視像化され、これらのトナー像は、矢印A1方向に移動する中間転写ベルト11に対しそれぞれ重畳転写され、その後、記録媒体である転写紙Sに一括転写されるようになっている。
転写後の転写紙Sは定着装置6でトナー像を定着され、排紙トレイ17に排出される。
符号9Y、9C、9M、9BKは、トナー補給部材としてのトナーボトルを示しており、これらのトナーボトルは装置本体99に対して図1における紙面手前側から着脱自在である。画像形成装置100のその他の詳細は後述する。
図2に示すように、感光体ドラム20Yを備えた画像形成ユニット60Yは、感光体ドラム20Yの周囲に、図中時計回り方向であるその回転方向B1に沿って、1次転写ローラ12Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとを有している。
現像装置50Yは、感光体ドラム20Yに接近且つ対向して配設された現像ローラ51Yを有し、現像ローラ51Yと感光体ドラム20Yとの間の現像領域において、イエロートナーが感光体ドラム20Yの表面に形成された静電潜像に静電的に移行して、静電潜像をイエロートナー像として可視像化するものである。現像装置50Yの詳細は後述する。
画像形成ユニット60Yを構成する、感光体ドラム20Yと、1次転写ローラ12Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとのうち、1次転写ローラ12Yを除くもの、すなわち感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとは、プロセスユニットとしてのプロセスカートリッジ95Yを構成しており、プロセスカートリッジ95Yは一体で、装置本体99に対し、図1における紙面手前側から着脱自在である。プロセスカートリッジとして着脱自在な構成とすることにより、メンテナンス時の利便性が向上する。
現像装置50Yについて詳細に説明する。
感光体ドラム20Yに向けて開口部が形成された現像ケーシングの内部に、該開口部から一部が露出した状態に配置された現像ローラ51Yは、トナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤を表面に担持する現像剤担持体としての非磁性材質からなる現像スリーブ(図示せず)と、該現像スリーブの内部に固定配置された磁界発生手段としてマグネットローラ(図示せず)とから構成されている。
現像スリーブ上に担持されて搬送されている現像剤はその量を現像剤規制部材としてのドクタ54で規制される。
現像ローラ51Yの下方には、スクリュー状の現像剤攪拌部材19Y、20Yが設けられている。
他の画像形成ユニットも同様の構成を有している。
現像装置50内のトナー濃度は、画像データに基づいた画像形成がなされることによりトナーが消費されるが、画像面積及び現像装置50内にあるトナー濃度検知手段としてのトナー濃度センサCの値に応じてトナーを補給することでほぼ一定に保たれる。トナー濃度センサCは、透磁率を計測する方式のセンサである。
また、200枚(枚数は狙いにより異なり約100〜1000枚の場合もある)に一回のプロセスコントロール(感光体ドラム20上または中間転写ベルト11上に形成された複数のハーフトーン及びベタパターンを図示しないPセンサ(フォトセンサ)で検知してその出力値を付着量換算し、狙いの付着量になるように設定するモード)によりトナー濃度センサ目標値、帯電電位、光量を設定している。
カラープリンタや複写機では白黒単色機と異なり、高面積画像を連続して作像する機会が多いため、高TC(キャリア被覆率が高い)で制御する必要がある。
図3は、現像装置の現像剤攪拌部材及びトナー濃度センサについて説明する図である。
現像剤をそれぞれ逆向きに搬送する現像剤攪拌部材19と現像剤攪拌部材20との間には仕切り部材が設けられており、その長手方向端部で現像剤の受け渡しが行われ、現像剤はループ状に循環する。また、トナー濃度センサCで現像装置内のトナー濃度を検知している。
図4は、低画像面積率の画像を連続通紙した場合のΔVt(標準線速と低線速のVtの差分)の変動を表した図である。低画像面積率の画像を連続で出力した場合、現像剤の劣化により剤の嵩密度が小さくなり、ΔVtの値が出力枚数とともに大きくなる。
図5は、低画像面積率の画像を連続通紙後に一定時間放置したときのΔVt(標準線速と低線速のVtの差分)の変動を表した図である。低画像面積率の画像を連続通紙すると、図4と同様にΔVtは大きくなるが、通紙を止め一定時間放置すると、剤密度がもとに戻りΔVtの値は小さくなる。
図6は、トナー交換におけるΔVt(標準線速と低線速のVtの差)の変動を表している。トナー補填(交換)することで凝集性の悪いトナーから凝集性の良いトナーになる場合、現像剤の流動性が良くなり、嵩密度が大きくなるため凝集性の悪いトナーよりもΔVtの値は小さくなる。
図7は本実施形態に係る画像形成装置が持つ補正量決定テーブルの一実施例について示した図である。この場合、画像形成装置には、4つの補正テーブルが備わっている。これらのデータテーブルは図示しない制御手段の記憶部に記憶されており、必要に応じて各テーブルから必要なデータが抽出される。
上記制御手段は、画像面積率(画像領域における印字部分の割合)を算出する画像面積率算出手段であり、また、画像面積率を保存する画像面積率保存手段、画像形成装置の使用が途切れてからの放置時間をカウントして保存する放置時間保存手段としても機能する。
線速差分補正テーブルには、線速情報に応じたVtの補正量情報が記録されている。テーブル記載の記号は、ΔVt1_0は線速1のときの線速による補正量、ΔVt2_0は線速2のときの線速による補正量を表している。
低画像面積率通紙テーブルには、直前までの画像面積率(線速外条件)の平均が例えば、0.5%以内の場合のVtの補正量(ある線速、画像面積率の値に対応した補正量)情報が記録されている。補正テーブル記載の記号は、例えば、ΔVt1_a1は線速1のときの画像面積率0.5%に対応する補正量、ΔVt2_a2は線速2のときの画像面積率0.4%に対応する補正量を表している。
放置時間補正テーブルには、直前までの画像面積率の平均が例えば、0.5%以内の場合で、その後、ある一定時間放置したときのVtの補正量(ある線速、放置時間に対応した補正量)情報が記録されている。補正テーブル記載の記号は、例えば、ΔVt1_b1は線速1のときの放置時間1[h]に対応する補正量、ΔVt2_b2は線速2のときの放置時間2[h]に対応する補正量を表している。
トナー物性補正テーブルには、線速外条件としてのトナーの物性値に対応したVtの補正量情報が記録されている。トナーの物性値は、本体のメモリに備えている場合、トナーボトル9に付いたIDチップに備えている場合、補填用トナーを備えたプロセスカートリッジ95に付いたIDチップに備えている場合などがある。
図示しないが、画像形成装置には、トナーボトル9のIDチップやプロセスカートリッジ95のIDチップの情報を読み取る読み取り手段が設けられている。
補正テーブル記載の記号は、例えば、ΔVt1_c1は線速1のときのトナー物性値Aに対応する補正量、ΔVt2_c2は線速2のときのトナー物性値Bに対応する補正量を表している。
図8に基づいて、3線速を持つ(標準線速、中線速、低線速)画像形成装置における本実施形態の制御動作を示す。ここでは、全ての補正テーブルを使った場合の一例を示す。補正テーブルのうち、1つまたは2つ使用する場合では、この制御動作以外の場合もある。図8における記号の意味は、以下の通りである。
Vt:トナー濃度センサで読み取ったVtの値
Vt’:Vt補正後の値
ΔVt1_0:中線速のときの線速によるVtの補正量
ΔVt2_0:低線速のときの線速による補正量
ΔVt1_a:中線速のときの画像面積率によるVtの補正量
ΔVt1_b:中線速のときの放置時間によるVtの補正量
ΔVt1_c:中線速のときのトナー物性によるVtの補正量
(1)トナー濃度センサによりVtを検知する。
(2)線速を検知する。
(3)上記(2)で検知した線速が標準線速の場合は、Vtの補正はせず、トナー濃度センサで出力したVtの値を補正後のVt’とする。
(4)上記(3)で標準線速以外の場合には、線速が中線速かどうかを検知し、中速の場合には、線速補正テーブルから中線速に対応した補正量ΔVt1_0を読み出して補正量とする。
(5)上記(4)終了後、直前までの画像面積率の平均が0.5%以内であれば、低画像面積率通紙補正テーブルから、中線速及び画像面積率に対応する補正量ΔVt1_aを読み出して補正量とする。直前までの画像面積率の平均が0.5%よりも大きければ、ΔVt1_a=0とする。
(6)上記(5)において、直前までの画像面積率の平均が0.5%以内である場合で、直前の出力からある一定時間経過していれば、放置時間補正テーブルから、中線速及び放置時間に対応する補正量ΔVt1_bを読み出して補正量とする。一定時間内であれば、ΔVt1_b=0とする。
(7)上記(5)終了後、トナー物性補正テーブルから、中線速及びそのときのトナー物性値に対応する補正量ΔVt1_cを読み出し補正量とする。
(8)上記(4)〜(7)の補正量を足し合わせてその値をΔVtとし、トナー濃度センサにより検知したVtの値に補正量として加え、Vt補正後の出力値Vt’とする。
(9)上記(4)において、線速が中速でない場合は、各補正テーブルから低線速の場合の補正量を用い、上記(4)〜(8)の動作を行う。
以上のような補正により、Vt補正後のVt’の値からトナー濃度を算出し、必要に応じてトナー補給を行う。
画像面積率に対応するVtの補正量情報を持っているため、画像面積率に応じてVtの補正量を変更することができ、画像濃度の変動を少なくすることができる。
また、放置時間に対応するVtの補正量情報を持っているため、放置時間に応じてVtの補正量を変更することができ、画像濃度の変動を少なくすることができる。
また、トナーの物性値に対応するVtの補正量情報を持っているため、トナー物性値に応じてVtの補正量を変更することができ、画像濃度の変動を少なくすることができる。
また、トナーの物性値を交換可能なトナーボトルから読み取るため、トナーロット毎のばらつきに対応することができる。
また、トナーの物性値を交換可能なプロセスカートリッジから読み取るため、トナーロット毎のばらつきに対応することができる。
また、2つ以上のVt補正量情報を持っているため、より精度の高いVtの補正をすることができる。
また、色毎でVtの補正量情報を持っているため、色毎で異なるVtの変動に対応してVtの補正量を変更することができ、各色とも画像濃度の変動が少ないカラー画像形成装置を提供できる。
図9乃至図13に基づいて第2の実施形態を説明する。装置の基本構成は上記実施形態と同様である。
図9は、環境が変動したときのΔVt(標準線速と低線速のVtの差分)の変動を表した図である。例えば、低温・低湿環境から高温・高湿環境に変動した場合、現像装置内のトナー濃度が変化するため、ΔVtの値が異なる。
図10は、プロセスカートリッジ交換におけるΔVt(標準線速と低線速のVtの差)の変動を表している。プロセスカートリッジを交換することで流動性の悪いトナーから流動性の良いキャリアになる場合、現像剤の流動性が良くなり、嵩密度が大きくなるため流動性の悪いトナーよりもΔVtの値は小さくなる。
図11は、経時でのΔVt(標準線速と低線速のVtの差分)の変動を表した図である。トナーの入れ替わりが少なく、攪拌などのストレス下におかれる時間が長くなると、トナーの経時変化(劣化)が進み、ΔVtの値は大きくなる。
図12は画像形成装置が持つ補正量決定テーブルの本実施形態における一実施例について示した図である。この場合、画像形成装置には、4つの補正テーブルが備わっている。
これらのデータテーブルは図示しない制御手段の記憶部に記憶されており、必要に応じて各テーブルから必要なデータが抽出される。
上記制御手段は、走行距離又は通紙枚数を算出する算出手段であり、また、算出された走行距離又は通紙枚数を保存する保存手段、画像面積率を算出する画像面積率算出手段、通紙した画像面積率毎の走行距離又は通紙枚数を算出する手段としても機能する。
線速差分補正テーブルには、線速情報に応じたVtの補正量情報が記録されている。テーブル記載の記号は、ΔVt1_0は線速1のときの線速による補正量、ΔVt2_0は線速2のときの線速による補正量を表している。
環境テーブルには、温度・湿度に対応したVtの補正量(ある線速、環境に対応した補正量)情報が記録されている。補正テーブル記載の記号は、例えば、ΔVt1_a1は線速1のときの環境が0<(温度T)<5、0<(湿度A)<5に対応する補正量、ΔVt2_a2は線速2のときの環境が0<(温度T)<5、5<(湿度A)<10に対応する補正量を表している。
キャリア物性補正テーブルには、キャリアの物性値に対応したVtの補正量情報が記録されている。キャリアの物性値は、画像形成装置本体のメモリに備えている場合、プロセスカートリッジに付いたIDチップに備えている場合などがある。
補正テーブル記載の記号は、例えば、ΔVt1_b1は線速1のときのキャリア物性値Aに対応する補正量、ΔVt2_b2は線速2のときのキャリア物性値Bに対応する補正量を表している。
経時補正テーブルには、ある画像面積率で走行した走行距離のVtの補正量(ある線速、走行距離に対応した補正量)情報が記録されている。補正テーブル記載の記号は、例えば、ΔVt1_c1は線速1のときの画像面積率0.5%以下で100m以下走行した走行距離に対応する補正量、ΔVt2_c2は線速2のときの画像面積率0.5%〜1%で100m以下走行した走行距離に対応する補正量を表している。
図13に基づいて、3線速(標準線速、中線速、低線速)を持つ画像形成装置における本実施形態の制御動作を示す。ここでは、全ての補正テーブルを使った場合の一例を示す。補正テーブルのうち、1つまたは2つ使用する場合では、この制御動作以外の場合もある。
図13における記号の意味は以下の通りである。
Vt:トナー濃度センサで読み取ったVtの値
Vt’:Vt補正後の値
ΔVt1_0:中線速のときの線速によるVtの補正量
ΔVt2_0:低線速のときの線速による補正量
ΔVt1_a:中線速のときの環境によるVtの補正量
ΔVt2_a:低線速のときの環境によるVtの補正量
ΔVt1_b:中線速のときのキャリア物性によるVtの補正量
ΔVt2_b:低線速のときのキャリア物性によるVtの補正量
ΔVt1_c:中線速のときの経時変化によるVtの補正量
ΔVt2_c:低線速のときの経時変化によるVtの補正量
(1)トナー濃度センサによりVtを検知する。
(2)線速を検知する。
(3)上記(2)で検知した線速が標準線速の場合は、Vtの補正はせず、トナー濃度センサで出力したVtの値を補正後のVt’とする。
(4)上記(3)で標準線速以外の場合には、線速が中線速かどうかを検知し、中速の場合には、線速補正テーブルから中線速に対応した補正量ΔVt1_0を読み出して補正量とする。
(5)上記(4)終了後、環境補正テーブルから、中線速及びそのときの環境に対応する補正量ΔVt1_aを読み出して補正量とする。
(6)上記(5)において、キャリア物性補正テーブルから、中線速及びそのときのキャリア物性値に対応する補正量ΔVt1_bを読み出して補正量とする。
(7)上記(5)終了後、経時補正テーブルから、中線速及びある画像面積率での走行距離に対応する補正量ΔVt1_cを読み出し補正量とする。
(8)上記(4)〜(7)の補正量を足し合わせてその値をΔVtとし、トナー濃度センサにより検知したVtの値に補正量として加え、Vt補正後の出力値Vt’とする。
(9)上記(4)において、線速が中速でない場合は、各補正テーブルから低線速の場合の補正量を用い、上記(4)〜(8)の動作を行う。
以上のような補正により、Vt補正後のVt’の値からトナー濃度を算出し、必要に応じてトナー補給を行う。
環境に対応するトナー濃度センサ出力値の補正量情報を持っているので、環境に応じてトナー濃度センサ出力値の補正量を変更することができる。
また、キャリア物性値に対応するトナー濃度センサ出力値の補正量情報を持っているので、キャリア物性値に応じてトナー濃度センサ出力値の補正量を変更することができる。
また、保守・交換性の良好なプロセスカートリッジにキャリア物性値に応じたトナー濃度センサ出力値の補正量情報を持っているので、ロット毎のばらつきに対応することができる。
また、走行距離または通紙枚数に対応するトナー濃度センサ出力値の補正量情報を持っているので、走行距離または通紙枚数に応じてトナー濃度センサ出力値の補正量を変更することができる。
また、画像面積率と走行距離または通紙枚数に対応するトナー濃度センサ出力値の補正量情報を持っているので、劣化状態の異なる画像形成装置のトナー濃度センサ出力値の補正量を変更することができる。
また、より精度の高いトナー濃度センサ出力値の補正をすることができ、色毎で異なるトナー濃度センサ出力値の変動に対応することができる。
第1の実施形態と第2の実施形態とにおいて、線速外条件の種類を分けて説明したが、これらの全ての線速外条件に対応したVtを補正するための補正量情報を記憶し、制御するようにしてもよい。
このように、装置が使用状況に応じた補正テーブルを記録しており、そのデータを基にVtの補正を行えば、いかなる使用状況においても常に線速差によるVtの補正ができ、正確なトナー濃度の検知をすることができる。
画像形成装置100の構成の詳細を説明する。中間転写ベルト11は、その下側の部分が各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対向しており、この対向した部分が、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BK上のトナー像を中間転写ベルト11に転写する転写部98を形成している。
中間転写ベルト11に対する重畳転写は、中間転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成されたトナー像が、中間転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるよう、中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対向する位置に配設された1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
画像形成装置100は、4つの画像形成ユニット60Y、60C、60M、60BKと、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKの上方に対向して配設され、中間転写ベルト11を備えたユニットとしての転写ベルトユニット10と、中間転写ベルト11に対向して配設され中間転写ベルト11に従動し、連れ回りする転写部材としての2次転写ローラ5と、画像形成ユニット60Y、60C、60M、60BKの下方に対向して配設された書込ユニットとしての光走査装置8とを有している。
画像形成装置100はまた、感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと中間転写ベルト11との間に向けて搬送される転写紙Sを積載した給紙カセットとしてのシート給送装置61と、シート給送装置61から搬送されてきた記録紙Sを所定のタイミングで、2次転写部90に向けて繰り出すレジストローラ対4とを有している。
画像形成装置100はまた、トナー像を転写された転写紙Sに同トナー像を定着させるためのローラ定着方式の定着ユニットとしての定着装置6と、定着済みの転写紙Sを装置本体99の外部に排出する排紙ローラ対7と、転写ベルトユニット10の上方に配設され、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填された、装置本体99に着脱されるトナー補給部材としてのトナーボトル9Y、9C、9M、9BKと、装置本体99の上側に配設され排出ローラ対7により装置本体99の外部に排出された転写紙Sを積載する排紙トレイ17と、廃トナー等の不要物を収納する廃トナータンク83とを有している。
転写ベルトユニット10は、中間転写ベルト11の他に、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKと、中間転写ベルト11を巻き掛けられた、駆動部材である駆動ローラ72と、転写入口ローラ73と、クリーニング対向ローラ74と、クリーニング対向ローラ74を中間転写ベルト11の張力を増加する方向に付勢する付勢手段としてのばね75とを有している。
転写ベルトユニット10はまた、装置本体99に着脱自在に支持され、駆動ローラ72、転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74、ばね75を保持し、転写ベルトユニット10の筐体をなす中間転写ベルトケース14と、中間転写ベルトケース14と一体をなし、中間転写ベルト11に対向して配設され中間転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置としてのクリーニング装置13とを有している。
転写ベルトユニット10はまた、駆動ローラ72を回転駆動する図示しない駆動系と、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKに1次転写バイアスを印加する図示しない1次転写バイアス印加手段としての電源及びバイアス制御手段とを有している。
転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74は、駆動ローラ72によって回転駆動される中間転写ベルト11に連れ回りする従動ローラとなっている。1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKは、中間転写ベルト11をその裏面から感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに向けて押圧してそれぞれ1次転写ニップを形成する。
この1次転写ニップは、中間転写ベルト11の、転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74の間に張り渡した部分において形成されている。転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74は、1次転写ニットを安定化する機能を有する。
各1次転写ニップには、1次転写バイアスの作用により、感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKとの間に1次転写電界が形成される。感光体ドラム20Y、20C、20M、20BK上に形成された各色のトナー像は、この1次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト11上に1次転写される。
駆動ローラ72は、中間転写ベルト11を介して2次転写ローラ5を当接されており、2次転写部90を形成している。クリーニング対向ローラ74は、ばね75の作用により、中間転写ベルト11に、転写に適した所定の張力を与える加圧部材としてのテンションローラたる機能を有している。
クリーニング装置13は、図1におけるクリーニング対向ローラ74の左方の位置において、中間転写ベルト11に対向するように配設されている。クリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、中間転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有しており、中間転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、中間転写ベルト11をクリーニングするようになっている。このクリーニングにより生じた廃トナー等の不要物は、図示しない廃トナー経路を経て廃トナータンク83に収納されるようになっている。
シート給送装置61は、転写紙Sを複数枚重ねた転写紙束の状態で収容するものであり、装置本体99の下部に配設され、最上位の転写紙Sの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ3を有しており、給送ローラ3が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の転写紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
2次転写部90には、2次転写バイアスの作用により、駆動ローラ72及び中間転写ベルト11と、2次転写ローラ5との間に2次転写電界が形成される。中間転写ベルト11上に形成されたトナー像は、この2次転写電界やニップ圧の影響によって転写紙S上に2次転写される。駆動ローラ72は2次転写対向ローラを兼ねている。
定着装置6は、熱源を内部に有する定着ローラ62と、定着ローラ62に圧接された加圧ローラ63とを有しており、トナー像を担持した転写紙Sを定着ローラ62と加圧ローラ63との圧接部である定着部に通すことで、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を転写紙Sの表面に定着するようになっている。
トナーボトル9Y、9C、9M、9BK内のイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーは、図示しないトナー供給機構により、所定の補給量だけ、画像形成ユニット60Y、60C、60M、60BKにそれぞれ備えられた現像装置50Y、50C、50M、50BKに補給される。トナーボトル9Y、9C、9M、9BKは、内部のトナーがなくなると交換される消耗品であり、トナーがなくなったとき等に装置本体99から取り外され、交換される。
クリーニング装置13、クリーニング対向ローラ74は、黒色画像形成時には、1次転写ローラ12Y、12C、12Mとともに下方に移動し、中間転写ベルト11を、感光体ドラム20Y、20C、20Mから離間するように構成されている。
画像形成ユニット60Y、60C、60M、60BKについて、そのうちの一つの、感光体ドラム20Yを備えた画像形成ユニット60Yの構成を代表して構成を説明する。なお、他の画像形成ユニット60C、60M、60BKの構成に関しても実質的に同一であるので、以下の説明においては、便宜上、画像形成ユニット60Yの構成に付した符号に対応する符号を、他の画像形成ユニット60C、60M、60BKの構成に付し、詳細な説明については適宜省略することとする。
図2に示すように、帯電装置30Yは、感光体ドラム20Yの表面に当接して従動回転する帯電ローラ31Yと、帯電ローラ31Yに当接し従動回転するクリーニングローラ32Yとを有している。帯電ローラ31Yには、直流に交流成分のバイアスを重畳印加する図示しない電圧印加手段が接続されており、感光体ドラム20Yと対向する帯電領域において、感光体ドラム20Yの表面を除電すると同時に、所定の極性に帯電するようになっている。
クリーニングローラ32Yは帯電ローラ31Yに従動回転することで帯電ローラ31Yをクリーニングするようになっている。
このように、本実施形態では、接触ローラを用いた帯電システムを採用しているが、帯電システムは、近接ローラを用いたものであっても良いし、コロトロン方式を採用したものであっても良い。
1次転写ローラ12Yには、1次転写バイアス印加手段によって、バイアス制御手段による制御に基づき、電源から、1次転写に適した所定の電圧が印加されるようになっている。
図1に示した光走査装置8は、図2に示すように、感光体ドラム20Yにおける帯電領域と現像領域との間の領域に、光変調されたレーザー光Lを照射して帯電ローラ31Yにより帯電された後の感光体ドラム20Yの表面を露光し、露光部分の電位を低下させて感光体ドラム20Yの表面上に静電的な電位差を設け、静電潜像を形成する。電位が低下した部分に現像装置50Yによってイエロートナーが供給されて付着し、イエロートナー像として可視像化される。
クリーニング装置40Yは、感光体ドラム20Yに対向する部分に開口部を有するクリーニングケース43Yと、感光体ドラム20Yに当接し感光体ドラム20Y上の残留トナー、キャリア、紙粉等の不要物を掻き取ってクリーニングするクリーニングローラ45Yと、感光体ドラム20Yの回転方向B1において、クリーニングローラ45Yよりも下流側の位置で感光体ドラム20Yに当接し感光体ドラム20Y上の不要物を掻き取ってクリーニングするためのブレードとしてのクリーニングブレード41Yとを有している。
クリーニング装置40Yはまた、クリーニングケース43Yに回転自在に支持され、クリーニングローラ45Y、クリーニングブレード41Yによって掻き取られ、また除去されることによって生じた廃トナー等の不要物を廃トナータンクに向けて搬送するための図示しない廃トナー経路の一部を構成する排出スクリュウ42Y等を有している。
9 トナーボトル
19、20 現像剤撹拌部材
50 現像装置
95 プロセスカートリッジ
C トナー濃度検知手段
特開2008−170624号公報 特開2004−117895号公報

Claims (14)

  1. 切り替え可能な2つ以上の線速度を持つ現像剤撹拌部材を備え、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いて現像を行う現像装置を有し、前記現像装置に設けられたトナー濃度検知手段の出力値Vtを読み取り、Vtに基づいて必要な場合にトナーを補給することで前記現像装置内のトナー濃度を制御する画像形成装置において、
    前記各線速度に対応してVtを補正するための線速度毎の補正量情報と、前記線速度以外の条件であって、前記トナー濃度検知手段の出力値に影響を与える線速外条件に対するVtを補正するための補正量情報とを有し、トナー濃度検知時の線速度に対応した補正量と、トナー濃度検知時の前記線速外条件に対応した補正量とを加味してVtを補正し、補正後のVt’に基づいてトナー補給量を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記線速外条件が画像面積率であり、Vtを補正するための画像面積率毎の補正量情報と、画像面積率を算出する画像面積率算出手段と、算出された画像面積率を保存する画像面積率保存手段とを有し、前記画像面積率保存手段の保存情報から画像面積率を決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    直前までの画像面積率の平均を画像面積率として決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記線速外条件が、装置を使用しない放置時間であり、Vtを補正するための放置時間毎の補正量情報と、放置時間をカウントして保存する放置時間保存手段とを有し、前記放置時間保存手段の保存情報から放置時間を決定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記線速外条件がトナーの物性値であり、Vtを補正するためのトナーの物性値毎の補正量情報を有していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記トナーの物性値は、交換可能なトナーボトルから読み取られることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記トナーの物性値は、画像形成装置本体に対して脱着可能なプロセスカートリッジから読み取られることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記線速外条件が環境情報であり、Vtを補正するための環境情報毎の補正量情報を有していることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記線速外条件がキャリアの物性値であり、Vtを補正するためのキャリアの物性値毎の補正量情報を有していることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    前記キャリアの物性値は、画像形成装置本体に対して脱着可能なプロセスカートリッジから読み取られることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記線速外条件が走行距離又は通紙枚数であり、Vtを補正するための走行距離又は通紙枚数毎の補正量情報と、走行距離又は通紙枚数を算出する算出手段と、算出された走行距離又は通紙枚数を保存する保存手段とを有していることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    画像面積率を算出する画像面積率算出手段と、通紙した画像面積率毎の走行距離又は通紙枚数を算出する手段とを有していることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項2、4、5、8、9、11のうちのいずれか2つ以上の線速外条件に対するVtを補正するための補正量情報を有していることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1つに記載の画像形成装置において、
    カラー画像形成が可能な構成を備え、Vtを補正するための補正量情報を色毎に有していることを特徴とする画像形成装置。
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