JP2000132033A - クリーニング手段、及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング手段、及び画像形成装置

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JP2000132033A
JP2000132033A JP10305964A JP30596498A JP2000132033A JP 2000132033 A JP2000132033 A JP 2000132033A JP 10305964 A JP10305964 A JP 10305964A JP 30596498 A JP30596498 A JP 30596498A JP 2000132033 A JP2000132033 A JP 2000132033A
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toner
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Tomoyuki Okada
知幸 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写残トナーを廃トナーとして回収するクリ
ーニングにおいて、廃トナーがクリーニング容器から溢
れ出したり、満量でないのに満量を検知して画像形成装
置を停止させたりすることを防止する。 【解決手段】 発光部58Aから受光部58への光が、
スクリュー48の回転中の30秒以上連続して遮光され
た場合に、廃トナー満量とする。この計時時間は、1回
転の周期が10秒の清掃羽根56の3回転分である。電
源投入時に感光ドラム15のユニットチェックで2秒
間、濃度制御で20秒間、クリーニングで3秒間、感光
ドラム15及びスクリュー48が回転する。スクリュー
48の回転時間はいずれも、廃トナー量を検知するため
の検知時間の30秒間に満たない。そこで、不連続の検
知時間を継続として扱う。上述の2秒間のカウント履歴
を制御手段が保持し、20秒間についても遮光時間が計
測されている場合には0秒からカウントせずに2秒から
スタートして遮光時間を連続したものとして判断する。
3秒間についても同様のカウンタ処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーによって画
像を形成する複写機、レーザビームプリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置(例
えば、複写機、レーザビームプリンタ)においては、電
子写真感光体及びこれに作用するプロセス手段を一体的
にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装
置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が広
く採用されている。
【0003】このプロセスカートリッジは、クリーニン
グ手段による電子写真感光体のクリーニングによって生
じた廃現像剤(以下「廃トナー」という。)を収容する
回収容器を有する場合がある。この回収容器はプロセス
カートリッジと一体化されており、ユーザが任意に交換
可能であるため、回収容器内の廃トナーは交換時に溢れ
出ないようになっている。すなわち、回収容器内部は、
仕切りによっていくつかの小部屋に区画されており、廃
トナーは、これを回収容器に送り込む機構によって各小
部屋に順次に送り込まれる。このため、ユーザがプロセ
スカートリッジを着脱する際にも、廃トナーが回収容器
内で極端に偏ったりしないようになっている。
【0004】回収容器の容量はプロセスカートリッジの
寿命に見合う充分な容量であるが、不適切な印字メディ
アなどによってジャムなどが多発する場合や、ユーザが
プロセスカートリッジの寿命を超えて大量の印字を強行
した場合など、廃トナーが容量が超える可能性も考えら
れるため、回収容器に廃トナー満量検知機能を備えるの
が適切であり、画像形成装置を良好に維持するために必
要である。
【0005】廃トナー回収容器には、内部を透過できる
光透過性の窓が付いており、この窓からLEDの光を入
射させ光学的に対向させた受光素子で光を検出する。回
収容器に廃トナーが一定量以上格納されると光の透過状
態が変化して光量が低下するか光の透過時間が減少す
る。これを検出することで廃トナー満量検知を行う方式
がある。
【0006】このように廃トナーを送り込む機能を備え
たプロセスカートリッジでは、粉体である廃トナーを安
定して送り込むためその機能は秒単位のゆっくりした動
きである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなプロセスカートリッジにおいては、内部の廃トナ
ー量を検出するために、ある一定の時間をモニターしな
ければならず、廃トナー満量検知を報知するまでに時間
がかかってしまう。このため、上述のプロセスカートリ
ッジを備えた画像形成装置においては、廃トナー満量検
知を行う場合に検知時間に長い時間が必要となり、その
間、廃トナー送り込み機構の連続した動作が必要とな
る。したがって、例えば、廃トナーが満量に到達してい
た場合、このことが報知されるまでに時間がかかってし
まい、この間に、何枚もの転写材に対する画像形成が可
能となり、回収不能となった廃トナーが画像形成装置内
に散乱してしまうおそれがある。
【0008】また、連続した長い検知時間が確保できな
い場合には、短い検知時間で機能させるしかなく、この
場合は検知精度が低下して廃トナーの偏りなどの具合で
廃トナーを検知する際の遮光時間が発生して、まだプロ
セスカートリッジが寿命に到達していないにもかかわら
ず、廃トナー満量で画像形成装置が停止してしまう誤検
知が発生するおそれがある。
【0009】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、廃トナー満量の検知が遅れて回収不能となった
廃トナーがクリーニング容器から溢れたり、また、廃ト
ナーが満量になっていないにもかかわらず廃トナー満量
を検知して画像形成装置が停止されたりすることを防止
するようにしたクリーニング手段、及び画像形成装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、トナー像が他の部材に転写され
た後の像担持体表面に残ったトナーを廃トナーとして除
去し回収するクリーニング手段において、前記像担持体
表面から回収した廃トナーが蓄積されるクリーニング容
器と、蓄積された廃トナーを前記クリーニング容器全体
に送り込む廃トナー送り込み機構と、前記クリーニング
容器内の廃トナーの蓄積量検知を行う容量検知手段と、
を備え、該容量検知手段は、前記蓄積量検知に際し、前
記廃トナー送り込み機構の駆動を伴う所定の検知時間に
おける検知情報を必要とするとともに、該所定の検知時
間における検知情報を連続の検知時間で確保できない場
合には、該所定の検知時間よりも短い複数の不連続の検
知時間におけるそれぞれの検知情報を結合する、ことを
特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1のクリーニン
グ手段において、前記容量検知手段は、前記廃トナー送
り込み機構が停止されて前記蓄積量検知が停止されると
きの検知情報を保持し、前記廃トナー送り込み機構が再
駆動されて前記蓄積量検知が再開されるときには、前記
保持した検知情報に継続して蓄積量検知を行う、ことを
特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項2のクリーニン
グ手段において、前記検知情報が、計数器によるカウン
ト情報である、ことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3のクリーニン
グ手段において、前記検知情報の結合は、前記計数器の
停止、再開による前記カウント情報の積算によって行
う、ことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、像担持体と、該像担持
体表面を帯電させる帯電手段と、帯電後の前記像担持体
表面に静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像に
トナーを付着させてトナー像として現像する現像手段
と、前記トナー像を他の部材に転写させる転写手段と、
転写後に前記像担持体表面に残ったトナーを除去するク
リーニング手段と、を備えた画像形成装置において、前
記クリーニング手段が、請求項1、2、3、又は4に記
載のクリーニング手段である、ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0016】〈実施の形態1〉 [画像形成装置の全体の説明]図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。なお、同図に示す画像形成装
置は、プロセスカートリッジ方式の4色のフルカラーの
レーザビームプリンタであり、同図は、その概略構成を
示す縦断面図である。
【0017】同図に示す画像形成装置は、画像形成装置
本体13の内側に、像担持体としてドラム型の電子写真
感光体(以下「感光ドラム」という。)15を備えてい
る。感光ドラム15は、矢印15方向に回転自在に支持
されている。感光ドラム15の周囲には、その回転方向
に沿ってほぼ順に、帯電ローラ(一次帯電手段)17、
スキャナ部(露光手段)30、現像手段、中間転写体
9、クリーニング手段61が配設されている。また、転
写材2の搬送方向に沿って順に、給搬送手段、二次転写
ローラ(二次転写手段)10、定着手段25等が配設さ
れている。
【0018】以下、上述の画像形成装置の各手段等の構
成を順次に詳述する。
【0019】[像担持体ユニット]本実施の形態におい
て、像担持体ユニットとしてのドラムユニットは、プロ
セスカートリッジBとして構成されており、感光ドラム
15と、感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリーニン
グ容器14とが一体的に構成されている。そして、この
プロセスカートリッジBは、画像形成装置本体13に対
して着脱自在に装着されており、感光ドラム15の寿命
に合わせて簡単にユニット交換ができるように構成され
ている。
【0020】感光ドラム15は、例えば、アルミシリン
ダの外周面に有機光導電体層(OPC層)を塗布して構
成され、前述のクリーニング容器14によって回転自在
に支持されている。
【0021】感光ドラム15の周囲には、クリーニング
ブレード16や帯電ローラ17が配置され、また感光ド
ラム15の軸方向の一方の端部には、駆動モータ(不図
示)の駆動力が伝達され、これにより、感光ドラム15
は、画像形成動作に応じて同図中の矢印R15方向に回
転駆動される。
【0022】[一次帯電手段]一次帯電手段は、接触帯
電方法を用いたものであり、導電性の帯電ローラ17を
感光ドラム15に当接させ、この帯電ローラ17に帯電
バイアスを印加することによって感光ドラム15の表面
を所定の極性、所定の電位に一様に帯電する。
【0023】[露光手段]感光ドラム15への露光は、
露光手段としてのスキャナ部30によって行われる。す
なわち、画像信号がレーザダイオードに与えられると、
このレーザダイオードは画像信号に対応する画像光(レ
ーザビーム)をポリゴンミラー31へ照射する。ポリゴ
ンミラー31はスキャナモータ31aによって高速回転
され、このポリゴンミラー31で反射された画像光は、
結像レンズ32及び反射ミラー33を介して、所定のプ
ロセススピードで回転している感光ドラム15の表面を
走査して選択的に露光する。この結果、感光ドラム15
表面における露光部分の電荷が除去されて感光ドラム1
5表面に静電潜像が形成される。
【0024】[現像手段]現像手段は、上述の静電潜像
を可視像化するため、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色の現像を可能とする、3個のカラーの現像
器20Y、20M、20Cと、1個のブラックの現像器
21Bとを備えている。
【0025】ブラックの現像器21Bは固定現像器であ
り、感光ドラム15に対向した位置に、現像スリーブ2
1BSが感光ドラム15に対し微小間隙をもって配置さ
れ、感光ドラム15上の静電潜像を現像する。ブラック
の現像器21Bは、容器内のトナーを送り機構(不図
示)によって送り込み、現像スリーブ21BSの外周面
に圧接された塗布ブレード21BBによって、図1中の
時計回りに回転する現像スリーブ21BSの外周面にト
ナーを薄層塗布し、かつトナーに電荷を付与(摩擦帯
電)する。また現像スリーブ21BSに現像バイアスを
印加することにより、感光ドラム15上の静電潜像にブ
ラックのトナーを付着させてブラックのトナー像として
現像するものである。
【0026】3個のカラー現像器20Y、20M、20
Cは、軸22を中心として割り出し回転するロータリユ
ニットである現像ロータリ23にそれぞれ着脱可能に搭
載されている。現像に際しては、イエロー、マゼンタ、
シアンの各現像器20Y、20M、20Cが現像ロータ
リ23に搭載された状態で軸22を中心に回転移動し、
感光ドラム15上の静電潜像の現像に供される現像器
が、感光ドラム15表面に対向した現像位置に停止し
て、現像スリーブが感光ドラム15に対して微小間隙
(300μm程度)をもって対向するように位置決めさ
れた後、感光ドラム15上の静電潜像にトナーを付着さ
せてトナー像として現像する。
【0027】カラー画像の画像形成時には、後述の中間
転写体9の1回転ごとに現像ロータリ23が回転し、イ
エローの現像器20Y、マゼンタの現像器20M、シア
ンの現像器C、次いでブラックの現像器20Bの順で現
像工程がなされている。
【0028】図1では、イエローの現像器20Yが、感
光ドラム15表面に対向した現像位置に位置決め静止し
ている状態を示している。イエローの現像器20Yは容
器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ20YRへ
送り込む。同図中の時計回りに回転する塗布ローラ20
YR及び現像スリーブ20YSの外周面に圧接された塗
布ブレード20YBが、同図中の時計回りに回転する現
像スリーブ20YSの外周面にトナーを薄層塗布し、か
つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。静電潜像が形
成された感光ドラム15と対向した現像スリーブ20Y
Sに、現像バイアスを印加することにより、感光ドラム
15上の静電潜像にイエローのトナーを付着させてイエ
ローのトナー像として現像する。
【0029】マゼンタの現像器20M、シアンの現像器
20Cについても上述のイエローの現像器20Yの場合
と同様なメカニズムで現像を行う。
【0030】なお、各現像器20Y、20M、20Cの
各現像スリーブ20YS、20MS、20CSは、各現
像器20Y、20M、20Cが現像位置に回転移動され
たとき、画像形成装置本体13に設けられた各色現像用
の高圧電源(現像バイアス印加電源)及び駆動機構と接
続されるように構成されており、各色現像ごとに順次選
択的に現像バイアスが印加され駆動が伝達されるように
なっている。
【0031】[中間転写体]本実施の形態における被転
写部材としての中間転写体9は、アルミシリンダ12の
外周面を中抵抗スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層11で
覆った構成とされている。中間転写体9は、感光ドラム
15に接触配置されて、感光ドラム15との間に一次転
写ニップ部T1を構成する。また、中間転写体9は回転
自在に支持され、一体的に固定されたギヤ(不図示)に
駆動を受けることで回転するようになっている。中間転
写体9は、カラー画像形成時には各現像器により現像さ
れた感光ドラム15上のトナー像が4回(Y、M、C、
Bの4色の各トナー像)にわたり多重転写されるため、
感光ドラム15のプロセススピード(周速度)と同期し
て、矢印R9方向に回転している。
【0032】中間転写体9と上述の感光ドラム15との
間には、一次転写バイアス印加電源(不図示)によって
一次転写バイアスが印加され、これにより、感光ドラム
15上に順次に形成されたトナー像が、中間転写体9上
に順次に一次転写され、中間転写体9上で4色のトナー
像が重ね合わされる。
【0033】[クリーニング手段]本発明に係るクリー
ニング手段61は、現像手段によって感光ドラム15に
現像されたトナー像が、中間転写体9に転写された後、
中間転写体9に転写されないで感光ドラム15表面に残
ったトナー(転写残トナー)を除去して感光ドラム表面
をクリーニングするものである。感光ドラム15表面か
ら除去された転写残トナーは、廃トナーとしてクリーニ
ング容器14内に蓄えられる。本実施の形態では、図2
に示すように、感光ドラム15表面の移動方向(矢印R
15方向)についてのクリーニングブレード16の上流
側にクリーニングローラ60が設けられている。このク
リーニングローラ60は、その表面が感光ドラム15表
面の移動方向とは逆方向(矢印R60方向)に移動し、
感光ドラム15表面に摺擦するように構成されている。
クリーニング容器14に蓄えられた廃トナーは、感光ド
ラム15が寿命に達するよりも早くクリーニング容器1
4を満たすことはなく、したがって、クリーニング容器
14は感光ドラム15の寿命交換時に同時に一体で交換
処理される。
【0034】なお、クリーニング手段61については、
後に詳述する。
【0035】[給搬送手段]給搬送手段は、図1に示す
ように、中間転写体9と二次転写ローラ10との間に紙
等の転写材2を供給するものであり、複数枚の転写材2
を収納した給紙カセット1、給紙ローラ3、給送ローラ
4、重送防止のリタードローラ5、給紙ガイド6、搬送
ローラ7、及びレジストローラ8を主要構成部材として
構成されている。備えている。
【0036】画像形成時には、給紙カセット1内の転写
材2は、画像形成動作に対応して回転する給紙ローラ3
によって給紙され、搬送ローラ4及びリタードローラ5
によって1枚ずつ分離給送され、さらに、給紙ガイド6
によってガイドされ、搬送ローラ7を経由してレジスト
ローラ8に至る。
【0037】レジストローラ8は、画像形成動作中に、
転写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を
中間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシ
ーケンスで行い、次工程である二次転写工程時の中間転
写体9上のトナー像と、転写材2との位置合わせを行う
ようにしている。
【0038】[二次転写手段]二次転写手段は、揺動可
能な二次転写ローラ10を備えている。二次転写ローラ
10は、金属軸の外周面を円筒状の中抵抗発砲弾性体で
囲繞して構成したものであり、図1中のほぼ上下方向に
移動して、中間転写体9に対して接離するようになって
おり、また、駆動手段(不図示)によって回転駆動され
る。
【0039】上述構成の転写ローラ10は、中間転写体
9上に4色のトナー像が一次転写されている間、すなわ
ち中間転写体9が複数回、回転する間は、そのトナー像
を乱さないように、同図中の実線で示す下方の退避位置
に配置され、中間転写体9から離間されている。そし
て、中間転写体9上に対する4色のトナー像の一次転写
が終了した後、転写材2にこれらトナー像を二次転写す
るタイミングに合わせて、カム部材(不図示)により、
同図中の点線で示す上方の動作位置に配置されて二次転
写ニップ部T2を形成し、転写材2を中間転写体9に所
定の圧で押し付ける。このとき同時に転写ローラ10に
は二次転写バイアス印加電源(不図示)によって二次転
写バイアスが印加され、これにより、中間転写体9上の
4色のトナー像が転写材2上に一括して二次転写され
る。
【0040】上述の中間転写体9と転写ローラ10と
は、それぞれが駆動されているため、両者に挟まれた状
態の転写材2は、二次転写工程が行われると同時に、同
図中の左方向に所定の速度で搬送され、次工程を行う定
着手段25に向けて送られる。
【0041】[定着手段]定着手段25は、現像手段に
よって感光ドラム15上に形成されて中間転写体9を介
して転写材2上に転写されたトナー像を定着させるもの
であり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるため
の中空円筒状の定着ローラ26と、転写材2を定着ロー
ラ26に圧接するための中空円筒状の加圧ローラ27
と、定着ローラ26の内側に配置されたヒータ28と、
加圧ローラ27の内側に配置されたヒータ29とを備え
ている。定着ローラ26と加圧ローラ27とは、回転駆
動されて両者の間に転写材2を挟持搬送しつつ、ヒータ
28、29からの熱によって加熱を行うことで、転写材
2表面にトナー像を溶融固着させて定着させる。
【0042】以上で、画像形成装置の各手段等の構成に
付いての説明を終え、次に、画像形成動作に付いて説明
する。
【0043】[画像形成動作]まず、給紙ローラ3を回
転して給紙カセット1内の転写材2を1枚分離し、レジ
ストローラ8へと搬送する。一方、感光ドラム15及び
中間転写体9を、それぞれ所定のプロセススピードで矢
印R15方向及び矢印R9方向に回転させる。感光ドラ
ム15は、表面が一次帯電ローラ17によって所定の極
性、所定の電位に均一に帯電された後、スキャナ部30
からのレーザ露光を受けて静電潜像を形成する。
【0044】(1) イエローのトナー像の形成 スキャナ部30によりイエロー画像用のレーザ照射を行
い、感光ドラム15上にイエロー用の静電潜像を形成す
る。この静電潜像の形成と同時にイエローの現像器20
Yを駆動し、感光ドラム15の帯電極性と同極性ではほ
ぼ同電位の電圧を印加してイエローのトナー像の現像を
行う。同時に現像位置の少し下流の一次転写ニップ部T
1で感光ドラム15上のイエロートナーと逆極性の電圧
を印加して、感光ドラム15からの中間転写体9への一
次転写を行う。
【0045】イエロートナー像の中間転写体9への一次
転写が終了すると、現像ロータリ23が図1中の時計回
りに回転し、次のマゼンタの現像器20Mが回転移動
し、感光ドラム15に対向した現像位置に位置決めされ
る。
【0046】(2) マゼンタのトナー像の形成 次いで、同様にスキャナ部30によりマゼンタ画像用の
レーザ照射がスタートされイエローと同様にして感光ド
ラム15上に静電潜像が形成され、これが現像されてマ
ゼンタのトナー像となる。感光ドラム15上のマゼンタ
のトナー像は、一次転写ニップ部T1で同様に中間転写
体9上に先のイエローのトナー像に重ねるようにして一
次転写される。マゼンタのトナー像の中間転写体9への
一次転写が終了すると、現像ロータリ23が時計回りに
回転し、次のシアンの現像器20Cが回転移動し、感光
ドラム15に対向した現像位置に位置決めされる。
【0047】(3) シアンのトナー像の形成 次いで、同様にスキャナ部30によりシアン画像用のレ
ーザ照射がスタートされマゼンタと同様にして感光ドラ
ム15上に静電潜像が形成され、これが現像されてシア
ンのトナー像となる。感光ドラム15上のシアンのトナ
ー像は、一次転写ニップ部T1で同様に中間転写体9上
に先のイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねるように
して一次転写される。シアンのトナーの中間転写体9へ
の一次転写が終了すると、現像ロータリ23が図1中の
時計方向に60度回転し、感光ドラム15に対向した現
像位置にはカラーの現像器20Y、20M、20Cは存
在しなくなる。
【0048】(4) ブラックのトナー像の形成 次いで、同様にスキャナ部30によりブラック画像用の
レーザ照射がスタートされて静電潜像が形成され、つづ
いてこの静電潜像はブラックの現像器21Bによりブラ
ックトナーが付着されてブラックのトナー像として現像
される。感光ドラム15上のブラックのトナー像を一次
転写ニップ部T1で同様に中間転写体9上にさらに重ね
て一次転写する。
【0049】以上、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順で感光ドラム15上での静電潜像形成、現像、
及び中間転写体9へのトナー像の一次転写を繰り返し行
って、中間転写体9の表面にイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色のトナー像からなる合成トナー像を
形成する。
【0050】ブラックトナー像の中間転写体9への一次
転写が終了する前に、すなわち、4色目のブラックのト
ナー像の一次転写を終えて合成トナー像が形成された中
間転写体9の合成トナー像先端が二次転写部T2へ到達
する前に、前述のレジストローラ8で待機させておいた
転写材2をタイミングを合わせて搬送スタートする。上
述の4回の中間転写体9上への各トナー像の一次転写時
には下方に待機し中間転写体9とは非接触状態であった
二次転写ローラ10を同時に上方へカム(不図示)で移
動させ、転写材2を中間転写体9の二次転写ニップ部T
2で圧接すると同時に転写ローラ10にトナーと逆極性
の二次転写バイアスを印加することで、中間転写体9上
の合成トナー像を転写材2に一括して4色同時に二次転
写する。
【0051】合成トナー像の二次転写後の転写材2は、
中間転写体9表面から剥離されて定着手段25へ搬送さ
れ、ここで表面に合成トナー像が溶融固着されてカラー
画像として定着される。定着後の転写材2は、排出ロー
ラ34、35、36を介して画像形成装置本体13上面
の排出トレイ37上へカラー画像を下向きにした状態で
排出され、これにより、画像形成動作が終了する。
【0052】以上で、画像形成装置の構成及び動作につ
いての説明を終える。
【0053】次に、図2、図3を参照して、クリーニン
グ手段61及びそのクリーニング容器14についてさら
に詳述する。図2は、感光ドラム15の軸に直交する方
向の縦断面図、また、図3は水平断面図である。
【0054】クリーニング容器14内には、これをクリ
ーニング室43と廃トナー蓄積室44とに2分する仕切
部材41が設けられている。仕切部材41近傍にはスク
リュー45が回転自在に配置されており、このスクリュ
ー45によって廃トナーは感光ドラム15の長手方向と
平行な方向に移動される。スクリュー45の搬送終端付
近の仕切部材41には、開口部46(図3参照)が設け
てあり、この開口部46付近にスクリュー45の外周を
囲むようにある一定の長さの圧力壁42が形成されてい
る。
【0055】クリーニング室43は、クリーニングブレ
ード16とクリーニングローラ60とによって感光ドラ
ム15表面のクリーニングを行っている。本実施の形態
では、クリーニングローラ60は、クリーニング容器1
4内において、感光ドラム15表面に当接しこれに摺擦
するようにカウンタ方向(矢印R60方向)に回転して
いる。開口部46の下方にはフィルム状の掻き取りシー
ト18が所定の角度で感光ドラム15表面に当接されて
いる。
【0056】感光ドラム15上の転写残トナーは、この
当接された掻き取りシート18を擦り抜けてクリーニン
グ室43内に入り込んでくる。転写残トナーはクリーニ
ングローラ60によって掻き落とされ、最終的にクリー
ニングブレード16によりクリーニング容器14内部に
掻き落とされる。クリーニング後に堆積したトナーはク
リーニングローラ60によってクリーニング容器後方に
送り出される。
【0057】なお、本実施の形態ではクリーニングロー
ラ60を用いているが、クリーニングブレード16のみ
でクリーニングを行っている場合は、クリーニングロー
ラ60の代わりに送り羽根や攪拌部材によって後方に送
り込む機構としてもよい。
【0058】感光ドラム15表面から掻き落とされた転
写残トナー、つまり廃トナーは、スクリュー45で構成
される廃トナー搬送手段付近まで達すると、このスクリ
ュー45の回転によって感光ドラム15の長手方向と平
行に運ばれる。スクリュー45の回転範囲に接するよう
な形状で、かつクリーニング容器14を2分する仕切部
材41の開口部46は、スクリュー45の搬送方向の終
端で、かつクリーニングプロセス範囲16a(図3参
照)よりも外側に位置しており、スクリュー45の外側
を囲むように圧力壁42があるので、送られたトナーは
圧力壁42内で粉圧が高くなり、仕切部材41の開口部
46から廃トナー蓄積室44へ確実に入っていく。な
お、螺旋状のスクリュー45は、本実施の形態では、モ
ールドで一体に作製されているが、これに限定されるも
のでなく、螺旋状であれば、どのような形態でもよい。
例えば、スプリングコイルなどの金属で形成するように
してもよい。
【0059】クリーニング室43には、いつも少量のト
ナーは存在するが、クリーニング部に過度の粉圧をかけ
る程度ではないので、いつも安定したクリーニングを提
供できる。
【0060】また、廃トナー搬送手段であるスクリュー
45を圧力壁42がある一定の長さだけ囲っているの
で、逆流防止手段となり、プロセスカートリッジBをそ
の使用中に、例えば他のユニット交換や画像形成装置本
体13の清掃等のために、画像形成装置本体13から抜
取った場合でも、トナー蓄積室44内に堆積した廃トナ
ーがクリーニング室43に逆流しクリーニングブレード
16やクリーニングローラ60に多量にかかることはな
く、確実なクリーニングを保証できる。
【0061】さらに、高寿命な感光ドラム(電子写真感
光体)15に対応して増加する廃トナーも確実に貯留す
ることができ、しかも、画像形成枚数(プリント枚数)
が極端に多い高寿命の感光ドラム15の使用期間が終わ
り、取り外すときも、廃トナーはクリーニング容器14
に蓄えられているので、手を汚すことなく、ユーザが簡
単に交換できる。
【0062】本実施の形態では、廃トナー蓄積室44内
に、廃トナー送り込み機構としてスクリュー48を用い
ている。これにより廃トナーの送り方向は、クリーニン
グ室43のスクリュー45による搬送方向とは長手方向
の逆方向になっている。クリーニング室43から送られ
た廃トナーは前述のスクリュー45により、順次に廃ト
ナー蓄積室44に送り込まれ堆積する。堆積した廃トナ
ーがスクリュー48に達すると、スクリュー48は、こ
の廃トナーに搬送力を付与し、回転軸方向へ搬送して、
廃トナー蓄積室44全体に送り込む。この結果、高寿命
の感光ドラム15に対して生じる廃トナーを十分、廃ト
ナー蓄積室44内に収納することが可能となる。
【0063】図4に、図3とは別のクリーニング容器1
4の例を示す。このクリーニング容器14は、図3のも
のの廃トナー蓄積室44を小室44Eに区切り、さら
に、廃トナー満タン検知手段(容量検知手段)62を設
けて構成したものである。
【0064】図4に示すクリーニング容器14は、廃ト
ナー蓄積室44を、スクリュー48の軸に交差する方向
の3枚の廃トナー室仕切リブ53により、スクリュー4
8の軸方向に沿って大きさがほぼ等しい4個の小室44
a、44b、44c、44dに区画したものである。そ
して、これら4個の小室のうちの、スクリュー48によ
る廃トナーの搬送方向についての最下流側の小室44d
(図4では左端側)に、廃トナー満タン検知手段62を
配置している。
【0065】この廃トナー満タン検知手段62は光学的
に満タン検知を行うものであり、図2に示すように、小
室44dの上面と後面とに、相互に対向する光透過窓、
すなわち満タン検知光透過窓54、55を配置してい
る。プロセスカートリッジB外部の発光部58Aと受光
部58Bとにより、この小室44dに光を透過させ廃ト
ナーの有無を検知する。本実施の形態にて、前述の廃ト
ナー搬送手段としてのスクリュー48を用いることで、
最下流側の小室44dに最終的に廃トナーが搬入されて
くる。
【0066】小室44dに蓄積された廃トナーが満タン
検知光透過窓54、55に到達すると発光部58Aから
発生された光は、廃トナーによって遮断され、受光部5
8Bでは光が検知されずに満タン状態と判断される。こ
の情報は、画像形成装置本体13に伝えられ、オペレー
ションパネル又はコンピュータ上に直接表示され、ユー
ザに廃トナー蓄積室44の満タンを伝える。この時点で
はまだクリーニング室43内は廃トナーで完全には満た
されてはいないのでクリーニング不良を起こすことはな
い。
【0067】このように廃トナーの移動経路についての
最下流部に廃トナー満タン検知手段62を設置すること
で、感光ドラム15の寿命にかかわらず、廃トナーでク
リーニング容器14内が一杯になってクリーニング不良
が発生し、画像形成装置本体13にトナーが漏れて画像
形成装置本体13を故障に導くのを有効に防止すること
ができる。
【0068】本実施の形態では、廃トナー満タン検知手
段62において、満タン検知光透過窓54、55は、回
転する清掃羽根56によって清掃される。この清掃羽根
56の回転方向は、先に小室44dの上面側の満タン検
知光透過窓54から清掃し、その後、後面側の満タン検
知光透過窓55を拭うように、矢印c方向に設定されて
いる。さらに、清掃羽根56によって掻き払われたトナ
ーが流れ込まないように満タン検知光透過窓54、55
の両側に逆流防止用の満タン検知リブ57(図4参照)
が配置され、廃トナーが堆積して、満タン検知光透過窓
54、55の位置に達しても、はじめは清掃羽根56に
よって払拭されるため、光を透過することができる。な
お、満タン検知は、発光部58Aからの光が清掃羽根5
6に穿孔した光透過孔56aを透過した状態、つまり、
発光部58Aからの光が清掃羽根56によって遮断され
ない位置に清掃羽根56を配置した状態で行うものとす
る。
【0069】以上説明したように、本実施の形態のクリ
ーニング容器14の構成とクリーニング室43、廃トナ
ー蓄積室44内の廃トナーの搬送方法により、高寿命の
プロセスカートリッジBの性質を満たす大容量の廃トナ
ーを蓄積することができ、実際に(実質的に)満タンに
なったときには、これを検知できるので、安全性の高い
プロセスカートリッジBを提供することができる。
【0070】図5に、図4に示すカートリッジ容器14
におけるスクリュー48の一部に反転部52を設けた例
を示す。同図に示すように、スクリュー48における各
小室の下流側に対応する部分に長さLの反転部52を設
けている。このような反転部52を設けてこの反転部5
2で廃トナーの搬送方向を逆にすることにより、各小室
において廃トナーをよく攪拌することができるので、各
小室において廃トナーを均した状態で収納することが可
能となる。なお、反転部52の長さLは、反転部以外の
部分の長さよりも短く設定する。
【0071】次に、廃トナー満タン検知手段62につい
てさらに説明する。
【0072】図6に、廃トナー満タン検知手段62の具
体的回路構成の一例を示す。本実施の形態では、発光部
58Aには発光素子としてLEDを、また、受光部58
Bには受光素子としてフォトトランジスタ(PTr)を
用いる例を示すが、これに限定されるものではない。
【0073】図6の回路において、CPU70の出力ポ
ートからのLEDオン(LED ON)信号が「ロウ
(low)」になると、トランジスタQ1 がターンオン
し、抵抗R1 により定められた電流IF がLEDに流
れ、発光状態となる。この光がフォトトランジスタPT
rに入射すると、フォトトランジスタPTrとダーリン
トン接続されたトランジスタQ2 によって増幅された電
流IL が流れる。この出力電流IL によりフォトトラン
ジスタQ2 の出力信号端子に電圧が現れる。この出力信
号はPTSNS端子を介してCPU70のA/D入力ポ
ートに入力される。
【0074】本実施の形態では、クリーニング容器14
内の廃トナー量を廃トナー満タン検知手段62によって
検知する場合は、上述のように、満タン検知光透過窓5
4、55が、回転する清掃羽根56によって清掃される
ので、廃トナー満タン検知手段62からの検出電圧の変
化が現れる。また、この検出電圧の波形は、クリーニン
グ容器14内の廃トナー量により変化する。実験によっ
て得られた適当なしきい値電圧Vthを設定し、検出電圧
の波形がこのしきい値電圧Vth以下、すなわち光の透過
している時間を計測してあらかじめ定めた時間以下の透
過状態になった場合か、又は、しきい値電圧Vth以上が
継続する時間を計測してあらかじめ定めた時間以上の遮
光状態になった場合にクリーニング容器14内の廃トナ
ー量が満量になったと判断する方式が簡便である。
【0075】図7のフローチャートを参照して本実施の
形態を説明する。画像形成装置の電源投入状態において
は、感光ドラム15は駆動、停止を不連続に繰り返す
(S1)。感光ドラム15が停止中の場合は、カウンタ
を停止させ現状を保持する(S2)。一方、感光ドラム
15が駆動中の場合は、廃トナー満タン検知手段62に
よる廃トナー検知が有効であり、遮光状態の判別フロー
へ進む(S3)。遮光状態の判別で、遮光状態でない場
合にはカウンタをリセットする(S4)。一方、遮光状
態の場合は、カウンタをインクリメントする(S5)。
【0076】そして、カウンタの値が所定の値(既定
値)に達した場合、これを廃トナー満量と判断する。一
方、所定の値に達していない場合には、S1に戻る。
【0077】本実施の形態においては、遮光時間を測定
して連続する遮光時間が30秒間以上の場合に廃トナー
満量としている。この計時時間はクリーニング容器14
内に配置してある清掃羽根56の1回転の周期が10秒
であることと、実験から3回以上の連続した遮光時間の
ときに満量とするのが適当であることとによるものであ
る。1回転又は2回転の場合には、例えばユーザが現像
容器14を含む感光ドラムユニットを画像形成装置本体
13に対して着脱した際に、クリーニング容器13内の
トナーが偏ってしまい定常状態と異なる状態になり検知
精度が低下することが起こりうる。これに対し、4回転
以上の場合、仮に既に廃トナーが満量である感光ドラム
15を画像形成装置本体13に装着した場合でも、検知
が完了まで時間がかかってしまい、画像形成装置の印字
速度によるが、何枚もの転写材2に印字をした後でない
と検知が不可能であり、場合によっては廃トナーがクリ
ーニング容器14から溢れ出してしまって画像形成装置
本体13内に散乱するおそれがある。このような理由か
ら、検知時間は短い方が望ましく、かつ、前述のように
不安定要素による誤検知を起こさないためには複数の回
転数が望ましい。
【0078】上述のようにして、クリーニング容器14
内の廃トナー量が満量になったと判断された時点におい
ても、クリーニング容器14内には、まだ幾分かの量の
廃トナーをさらに受け入れる空間が存在している。した
がって、本発明によれば、クリーニング容器14内の廃
トナー量が満量になったと判断されたとき、直ちに画像
形成装置本体13の動作を停止することはしないで、さ
らに印字可能な転写材2の枚数(残印字可能枚数)を表
示するためのカウント数を設定し、それをカウンタに表
示してユーザに報知する。そして、ユーザが印字を行う
たびにカウンタの数値を減算しカウンタ表示がゼロにな
った時点で画像形成装置本体13の動作を停止する。又
は、廃トナーの満量を検知したとき、残印字可能枚数を
表示する停止カウント数を設定してユーザに知らせると
ともに、印字を行うたびにカウンタの数値を加算し、こ
のカウンタ表示が停止カウント数設定値を超えたとき、
画像形成装置本体13の動作を停止することもできる。
【0079】本実施の形態についてさらに詳述する。
【0080】電源投入時に画像形成装置は各ユニットチ
ェック、クリーニングをなどを行うイニシャライズを行
う。このイニシャライズシーケンスにおいても感光ドラ
ム15は何回転かの回転を行う。本実施の形態では、感
光ドラム15のユニットチェックで2秒間、濃度制御で
20秒間、クリーニングで3秒間回転する。したがって
イニシャライズシーケンス中の合計25秒間に感光ドラ
ム15が回転することになる。
【0081】しかしながら、それぞれの回転時間は、前
述した廃トナー量を検知するために必要な検知時間の3
0秒間に足りない。
【0082】そこで、不連続の検知時間を継続として扱
う方法を実施する。つまり最初のユニットチェック時の
2秒間で遮光時間が計測された場合はその2秒間のカウ
ント履歴を画像形成装置本体13に設置されている制御
手段80が保持する。次いで濃度制御実行中の20秒間
も遮光時間が計測されている場合には0秒からカウント
せずに2秒からスタートして遮光時間を連続したものと
して判断する。同様にクリーニング時の3秒間について
も同様のカウンタ処理を行うものである。
【0083】仮に、このような処理を行わない場合、印
字状態のように感光ドラム15が長時間連続して回転す
る場合以外は廃トナー満量検知が行えないか、又は廃ト
ナー検知に費やす検知時間を短くする方法を採用するか
である。前者では仮に1枚の印字に感光ドラムが10秒
間回転する画像形成装置である場合に、1枚だけの印字
もありうることから10秒間以上の検知を行う方式にす
ると、廃トナー満量時を正確に検知できなくなる可能性
がある。さらに、印字を何枚も行ってからでなければ検
知できない検知方式では、廃トナーが満量になった感光
ドラム15を画像形成装置に装着した場合に、ユーザが
繰り返し再起動で使用して廃トナーが画像形成装置本体
13内に散乱するおそれもある。一方、後者の場合は前
述のように検知自体の不安定要素が残るため検知精度が
低下してしまう。
【0084】本実施の形態においては、イニシャライズ
シーケンスで25秒間の検知が終了しており、初期状態
から廃トナーが満量なっている感光ドラム15を画像形
成装置本体13に装着した場合においても、1枚目の印
字開始から5秒後には廃トナー満量が検知されることに
なる。したがって、例えば、上述のイニシャライズシー
ケンス内での感光ドラム15の回転時間をもう5秒間延
ばせばイニシャライズ終了時に既に検知完了して印字の
不許可状態にすることも容易に可能となる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
廃トナー満量検知に必要な所定の検知時間を短時間のう
ちに確保することができるので、クリーニング容器が実
際に廃トナーで満量になったにもかかわらず、廃トナー
満量が遅れたために廃トナーがクリーニング容器から溢
れ出してしまうことや、所定の検知時間が確保できない
ために実際にはクリーニング容器が満量でないにもかか
わらずその満量を検知して画像形成装置が停止されてし
まうこと等を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】プロセスカートリッジの構成を示す縦断面図。
【図3】プロセスカートリッジの構成を示す横断面図。
【図4】廃トナー蓄積室が複数の小室に区画され、さら
に、最下流側の小室に廃トナー満タン検知手段が装着さ
れたプロセスカートリッジを示す横断面図。
【図5】図4に示すプロセスカートリッジにおけるスク
リューの一部を変更したプロセスカートリッジのを示す
横断面図。
【図6】廃トナー満量検知にしようとする回路構成を示
す図。
【図7】廃トナー満量検知におけるカウンタ処理を示す
フローチャート。
【符号の説明】
9 転写手段(中間転写体) 13 画像形成装置本体 14 クリーニング容器 15 像担持体(感光ドラム) 17 帯電手段(帯電ローラ) 21B 現像手段(ブラックの現像器) 21C 現像手段(シアンの現像器) 21M 現像手段(マゼンタの現像器) 21Y 現像手段(イエローの現像器) 30 露光手段(スキャナ部) 48 廃トナー送り込み機構(スクリュー) 61 クリーニング手段 62 容量検知手段(廃トナー満タン検知手段) 80 制御手段80

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が他の部材に転写された後の像
    担持体表面に残ったトナーを廃トナーとして除去し回収
    するクリーニング手段において、 前記像担持体表面から回収した廃トナーが蓄積されるク
    リーニング容器と、 蓄積された廃トナーを前記クリーニング容器全体に送り
    込む廃トナー送り込み機構と、 前記クリーニング容器内の廃トナーの蓄積量検知を行う
    容量検知手段と、を備え、 該容量検知手段は、 前記蓄積量検知に際し、前記廃トナー送り込み機構の駆
    動を伴う所定の検知時間における検知情報を必要とする
    とともに、 該所定の検知時間における検知情報を連続の検知時間で
    確保できない場合には、該所定の検知時間よりも短い複
    数の不連続の検知時間におけるそれぞれの検知情報を結
    合する、 ことを特徴とするクリーニング手段。
  2. 【請求項2】 前記容量検知手段は、前記廃トナー送り
    込み機構が停止されて前記蓄積量検知が停止されるとき
    の検知情報を保持し、前記廃トナー送り込み機構が再駆
    動されて前記蓄積量検知が再開されるときには、前記保
    持した検知情報に継続して蓄積量検知を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング手段。
  3. 【請求項3】 前記検知情報が、計数器によるカウント
    情報である、 ことを特徴とする請求項2に記載のクリーニング手段。
  4. 【請求項4】 前記検知情報の結合は、前記計数器の停
    止、再開による前記カウント情報の積算によって行う、 ことを特徴とする請求項3に記載のクリーニング手段。
  5. 【請求項5】 像担持体と、該像担持体表面を帯電させ
    る帯電手段と、帯電後の前記像担持体表面に静電潜像を
    形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させ
    てトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を
    他の部材に転写させる転写手段と、転写後に前記像担持
    体表面に残ったトナーを除去するクリーニング手段と、
    を備えた画像形成装置において、 前記クリーニング手段が、請求項1、2、3、又は4に
    記載のクリーニング手段である、ことを特徴とする画像
    形成装置。
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