JP2006113197A - 画像形成装置 - Google Patents

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Kohei Matsuda
考平 松田
Masahito Koyanagi
雅人 小柳
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Abstract

【課題】画像形成装置における撹拌部材の回転速度が速い場合でも、トナー容器内のトナーを完全に使い切るまでトナー容器内のトナー残量を精度良く検知することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置における撹拌部材の回転速度が速い場合、モノカラー画像形成モード時に、ブラック以外の現像ユニットにおけるトナー容器内の撹拌部材を、画像形成時の回転速度の1/2の回転速度で回転させることによって、良いトナー残量検知を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像剤収容容器内の現像剤残量を検知するための現像剤残量検知装置を有する、例えばカラー電子写真画像形成装置等の画像形成装置に関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
従来、電子写真画像プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体ドラム及び電子写真感光体ドラムに作用する現像ユニット等のようなプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンに頼らずユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
電子写真画像形成装置では、レーザ、LED或はランプ等の画像情報に対応した光をドラム状の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」と言う)に照射する。これによって、感光体ドラムに静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を、プロセスカートリッジに一体に組み込まれた現像ユニットにより現像する。更に、感光体ドラムに形成された現像像を記録メディアへ転写する。これによって、記録メディアに画像を形成している。
電子写真方式を用いた画像形成装置において、複数の画像形成ステーションを、搬送ベルトを兼ねた転写ベルトに沿って直列に配設して、各画像形成ステーションで形成した色の異なるトナー像を、転写ベルトに吸着されて搬送される記録メディアに準次に重ねて転写していく、所謂転写ベルトを用いたインライン方式のフルカラー電子写真画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図1にインライン方式のフルカラー電子写真画像形成装置100の概略図を示す。
転写ベルト11の回転方向R7の上流側(同図下方)から順に4個の画像形成ステーションSa,Sb,Sc,Sdが直列に配設されている。各画像形成ステーションSは、感光ドラム(1a,1b,1c,1d)、帯電装置(2a,2b,2c,2d)、現像装置(4a,4b,4c,4d)、転写部材(5a,5b,5c,5d)、クリーニング装置(6a,6b,6c,6d)等を備えており、これらを一体的に組み込んで、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジPa,Pb,Pc,Pdを構成している。
このような画像形成装置においては、記録メディア200は、一般的に転写ベルト11の上流側の転写入り口ガイド近傍に対抗して配置された2個のローラ、即ち吸着ローラ22とその対抗ローラ14aに電圧を印加して、これらローラ間を通過させることで、電荷が付与されて転写ベルト11表面に静電的に吸着される。吸着された記録メディア200は、転写ベルト11の矢印方向R7の回転に伴って準次に書く画像形成ステーションに搬送される。
図2に画像形成ステーションS(プロセスカートリッジP)の概略図を示す。
各プロセスカートリッジPにおいては、先ず、感光ドラム1を駆動手段によって矢印方向R1に回転駆動して、帯電ローラ2を矢印方向R2に従動回転させる。不図示の直流電源によって帯電ローラ2に電圧を印加して、帯電ローラ2と感光ドラム1の間の放電によって感光ドラム1表面を一様に所定の電位に帯電させる。
一様に所定の電位に帯電された感光ドラム1は、レーザー光によって印字情報及び画像情報等に対応する露光を受け、静電潜像が形成される。この静電潜像はブレード44によってトナー層厚が規制された現像ローラ40によって現像されて可視像(トナー像)となる。このトナー像は転写部材12によって、転写ベルト11上を搬送されてきた記録メディア200上に転写される。
各画像形成ステーションSで、準次にトナー像を転写された記録メディア200は、その後定着装置20によって記録メディア200上に定着され、画像形成装置本体外部に排出される。一方、転写後の感光ドラム1は、転写残りトナーがクリーニング手段のクリーニングブレード60によって除去され、次の画像形成に備える。
一般的に、トナー搬送部は、棒状の部材の長手全域に可塑性のシート部材を取り付けたものであり、トナー容器の長手に亘って回転可能に支持され、トナー容器内に単数又は複数設けられている。1つのトナー容器内に複数のトナー搬送部が設けられている場合、トナー容器の長手と交差する方向に開口に近い側から並んで配設される。トナー搬送手段が回転することにより、トナー搬送部のシート部材によって、トナー容器底面に溜まったトナーがトナー容器の開口側に掻き出され、トナー容器外に排出される構成となっている。
更に、前記画像形成装置には、トナー容器内に収納されているトナーの残量を測定するためのトナー残量検出装置が設けられている。トナー残量検出装置には、様々な方式があるが、より安価で簡単な構成のものとして光透過式トナー残量検知がある。光透過式トナー残量検知とは、トナー容器内に検知光を通過させ、その検知光の通過時間によってトナー容器内に収納されているトナーの残量を検出する方式である。
次に、光透過式残量検出装置の構成について説明すると、発光素子等の発光部材から発せられた検知光は、光透過部材からなる第1のガイド部を通り、トナー容器に設けられた光透過性を有する第1の窓部材から容器内部に入射される。又、容器内に入射された検知光は、同じく容器に設けられた光透過性を有する第2の窓部材から容器外部に通過し、更にトナー容器外に出た検知光は、光透過部材から成る第2のガイド部を介して受光素子等の受光部材に至り、受光部材が検知光を受光した時間の長さによって容器内の現像剤残量を検知する構成となっている。
尚、トナー搬送部のシート部材は、長手領域の一部において、第1の窓部材と第2の窓部材に対して0.5〜4mm程度侵入しており、第1の窓部材と第2の窓部材の表面に付着したトナーを拭き取る働きも兼ねている。このような構成とすることで、窓部材の上にトナーが被っても、シート部材によって窓部材が清掃され、検知光がトナー容器内を通過することが可能となる。トナー容器内にトナーが大量に入っている状態では、シート部材が窓部材の表面を清掃しても、すぐにトナーが被り、窓部材を遮光してしまうため、検知光がトナー容器内を通過する時間は短い。
しかし、トナー容器内のトナーが消費されて残量が少なくなってくると、シート部材が窓部材を清掃した後に再度トナーが被ってくるまでの間隔が開いてくるため、それに対応して検知光がトナー容器内を通過する時間が長くなる。このようにして光透過式残量検出装置では、検知光がトナー容器内を通過する時間の長さの変化によってトナー容器内のトナー残量を測定する。
即ち、トナー容器内にトナーが大量に入っている状態であると検知光の通過時間は短く、逆にトナーが消費された状態の場合は、検知光の通過時間は長くなる。そして、トナー容器内のトナーがなくなったときの検知光の通過時間を予めしきい値として設定しておけば、トナー容器内を通過する検知光の通過時間がしきい値を超えたとき、プロセスカートリッジのトナーが無くなったことをユーザーに知らせることができる。
特開2000―338791号公報
しかしながら、近年、電子写真方式のカラー画像形成装置に求められる画像印刷スピード(プロセススピード)は、年々速くなってきており、プロセススピードが速くなればそれだけ多くのトナーを現像ローラに搬送しなければならないため、攪拌部材42a,42bもプロセススピードに対応した速い回転速度に設定しなければならない(以下、図2参照)。
攪拌部材42a,42bの回転速度が速くなれば、前述した検知光Lがトナー容器41を通過する時間にも影響が現われてくる。これは、攪拌部材42a,42bの回転速度によって攪拌されるトナー容器41内のトナーTの流動性が変わるためである。
攪拌部材42a,42bの回転速度が遅ければ、トナーTはそれほど撹拌されず、トナーTに送り込まれる空気が少なくなり、トナーTの流動性は低くなる。
逆に、攪拌部材42a,42bの回転速度が速ければ、トナーTが多く攪拌され、その結果、トナーT内には、空気が大量に混入され、結果的に攪拌部材42a,42bの回転速度が遅い場合より、トナーTの流動性が高くなる。
トナーTの流動性が低いと、攪拌部材42aのシート部材42a1が光透過窓26a,26bの表面上を覆っているトナーを拭き取ってから、トナーTが光透過窓26a,26bを再度覆ってしまうまでの時間がトナーTの流動性が高いときよりも比較的遅くなるため、検知光Lがトナー容器41内を通過する時間が長くなり、トナー残量を精度良く検知することが可能となる(図3、グラフB参照)。
一方、トナー容器41内に同じ量のトナーTがあったとしても、トナーTの流動性が高いと、攪拌部材42aのシート部材42a1が光透過窓26a,26bの表面上を覆っているトナーを拭き取っても、トナーTの流動性が高いため、すぐにトナーTが光透過窓26a,26bを覆ってしまうため、検知光Lがトナー容器41内を通過する時間は短くなるだけでなく、トナー残量検知精度にばらつきが多くなってしまう(図3、グラフA参照)。つまり、トナー容器41内のトナー残量を正確に把握できなくなってしまう。
トナー残量を正確に把握できないと、トナー容器41内に、未だトナーTが充分に余った状態であるにも拘らず、トナーTが無くなったとユーザーに知らせてしまったり、逆に、トナーTが無くなっているにも拘らず、未だ画像をプリントできるとユーザーに誤認させてしまう。
特に、前述したフルカラー電子写真画像形成装置においては、どれか1つの画像形成ステーションのトナーが無くなっても、フルカラー画像を形成することができなくなってしまうだけでなく、トナー容器41内にトナーTが無くなっているにも拘らず、それをユーザーに知らせることができずにプリント動作を続けてしまうと、予期せぬ画像弊害を引き起こすことにもなり兼ねない。更に、ユーザーもプロセスカートリッジの交換時期も分からなくなってしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、撹拌部材の回転速度が速くなった場合でも、トナー容器内のトナーを完全に使い切るまでトナー容器内のトナー残量を検知することのできる現像剤残量検知装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、像担持体と、像担持体上に形成された潜像を現像するための現像剤を収容した現像剤収容部と、該現像剤収容部内の前記現像剤を撹拌するための駆動が可変とされる撹拌手段と、前記撹拌手段の撹拌速度を制御する撹拌制御手段と、前記現像剤収容部内の前記現像剤の残量を検知するためのセンサー手段を有する現像剤残量検知装置と、を有する複数の画像形成ステーションを備え、前記複数の画像形成ステーションの像担持体上にそれぞれ形成された色の異なる現像剤像を、記録メディアを担持搬送して記録メディア上に順次転写して画像を形成する記録メディア搬送手段と、を有する画像形成装置において、単色で画像形成を行う単色画像形成モードと、複数色で画像形成を行う多色画像形成モードを有し、前記現像剤残量検知装置は、単色画像形成モードでの画像形成中に、画像形成に寄与していない画像形成ステーションの撹拌手段を動作させ、前記現像剤収容部内の現像剤残量を測定することを特徴とする。
又、本発明は、像担持体と、像担持体上に形成された潜像を現像するための現像剤を収容した現像剤収容部と、該現像剤収容部内の前記現像剤を撹拌するための駆動が可変とされる撹拌手段と、前記撹拌手段の撹拌速度を制御する撹拌制御手段と、前記現像剤収容部内の前記現像剤の残量を検知するためのセンサー手段を有する現像剤残量検知装置と、を有する複数の画像形成ステーションを備え、前記複数の画像形成ステーションの像担持体上にそれぞれ形成された色の異なる現像剤像を、記録メディアを担持搬送して記録メディア上に順次転写して画像を形成する記録メディア搬送手段と、を有する画像形成装置において、単色で画像形成を行う単色画像形成モードと、複数色で画像形成を行う多色画像形成モードを有し、前記現像剤残量検知装置は、予め設定された現像剤残量検知しきい値と前記センサー手段の検出値とに基づいて前記現像剤の残量を検知し、単色画像形成モードでの画像形成中に、画像形成に寄与していない画像形成ステーションの撹拌手段を動作させ、前記現像剤残量検知しきい値を用いて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を測定することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置のプロセススピードが速くなり、トナー容器内の撹拌部材の回転速度が速くなった場合においても、トナー容器内のトナー残量を精度良く検出することができ、且つ、トナー容器内のトナーが無くなるまで行うことが可能となる。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<実施の形態1>
図1は本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるフルカラー電子写真画像形成装置の全体構成を示しており、先ず、図1を参照して、フルカラー電子写真画像形成装置の全体構成について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1を参照すると、フルカラー電子写真画像形成装置100は、垂直方向に並設した4個のプロセスカートリッジ装着部(不図示)を有する。そして、前記装着部に装着されたプロセスカートリッジP(Pa,Pb,Pc,Pd)は、それぞれ1個の電子写真感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)を備えている。感光体ドラム1は、駆動手段によって、同図中、時計回りに回転駆動される。
感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電手段2(2a,2b,2c,2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1に静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a,3b,3c,3d)、前記静電潜像を現像剤であるトナーを用いて現像し、可視像、即ち、トナー像を形成する現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)、感光体ドラム1上のトナー像を記録メディアSに転写させる静電転写手段12(12a,12b,12c,12d)、転写後の感光体ドラム1表面に残ったトナーを除去するクリーニング手段6(6a,6b,6c,6d)が配置されている。
ここで、本実施の形態では、感光体ドラム1と帯電手段2、現像ユニット4、クリーニング手段6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジPを構成している。
感光体ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材(図示せず)によって回転自在に支持されている。本実施の形態では、その回転速度は感光体ドラム1外周面が180mm/secで回転駆動されている。
帯電手段2(2a,2b,2c,2d)は、本実施の形態では、図2に示すような接触帯電方式のものを使用する。帯電手段としての帯電部材2は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラ2を感光体ドラム1表面に当接させる。そして、このローラ2に帯電バイアス電圧を印加する。これにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させる。
スキャナユニット3(3a〜3d)は、感光体ドラム1の略水平方向に配置されている。そして、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって回転されるポリゴンミラー9(9a,9b,9c,9d)に照射される。ミラー9に反射した画像光は、結像レンズ10(10a,10b,10c,10d)を介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光する。これによって、画像信号に応じた静電潜像を形成する。
図2をも参照すると理解されるように、現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)は、それぞれ、現像剤(トナー)を収納した現像剤収納部、即ち、トナー容器41(41a,41b,41c,41d)及び現像枠体、即ち、現像容器45(45a,45b,45c,45d)を有する。
つまり、トナー容器41に関して言えば、イエロー現像ユニット4aはイエロー色のトナーを収納したトナー容器41a、マゼンタ現像ユニット41bはマゼンタ色のトナーを収納したトナー容器41b、シアン現像ユニット41cはシアン色のトナーを収納したトナー容器41c及びブラック現像ユニット41dはブラック色のトナーを収納したトナー容器41dを有する。各トナー容器41内には、感光ドラム1と対向して、現像剤を担持搬送する現像剤担持体としての現像ローラ40が配置されている。
図2にて、トナー容器41内の現像剤、即ち、トナーは、トナー搬送攪拌機構42によってトナー供給ローラ43へ送り込まれる。次いで、トナーは、トナー供給ローラ43及び現像ローラ40の外周に圧接された現像ブレード44によって、現像ローラ40の外周に塗布され、且つ、トナーに電荷が付与される。そして、現像ローラ40に現像バイアスを印加することにより、感光体ドラム1に形成された潜像を現像し、トナー像とする。
一方、図1に示すように、画像形成装置100には、全ての感光体ドラム1a〜1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設されている。前記転写ベルト11は1011 〜1014 Ω・cmの体積固有抵抗を有する厚さ約150μmのフィルム状部材である。そして、記録メディアSは、前記転写ベルト11により転写位置まで搬送され、感光体ドラム1上のトナー画像を転写される。
つまり、前記転写ベルト11は、駆動ローラ13、従動ローラ14a,14b、テンションローラ15の4本のローラにより掛け渡され、図1の矢印方向R7に回動する。これにより、前記転写ベルト11が循環移動して、記録メディア200が従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ搬送される間にトナー画像を転写される。
尚、この転写ベルト11の内側に当接して、4個の感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)に対向した位置に転写手段としての転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)が並設されている。これら転写ローラ12から正極性の電荷が転写ベルト11を介して記録メディア200に印加される。これにより、記録メディア200に感光体ドラム1上のトナー画像が転写される。
給送部16は、画像形成部に記録メディア200を給送搬送するものである。複数枚の記録メディア200が給送カセット17に収納されている。画像形成時には給送ローラ18及びレジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転する。これによって前記カセット17内の記録メディア200を1枚毎分離給送する。そして、記録メディア200の先端は、前記ローラ対19に突き当たり一旦停止する。記録メディア200は、前記転写ベルト11の回転とトナー画像との同期を取ってレジストローラ対19によって転写ベルト11へ給送される。
定着部20は、記録メディア200に転写された複数色のトナー画像を定着させるものである。回転する加熱ローラ21aと、これに圧接して記録メディア200に熱及び圧力を与える加圧ローラ21bとを有する。即ち、感光体ドラム1上のトナー画像を転写された記録メディア200は、定着部20を通過する際に、定着ローラ対21(21a,21b)で搬送される。そして、定着ローラ対21によって熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー画像が記録メディア200表面に定着される。(画像形成動作)
先ず、プロセスカートリッジP(Pa,Pb,Pc,Pd)が、画像形成のタイミングに合わせて順次駆動される。その駆動に応じて感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)が回転駆動され、そして、各々のプロセスカートリッジPに対応するスキャナユニット3(3a,3b,3c,3d)が順次駆動される。この駆動により、帯電手段2(2a,2b,2c,2d)は、感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付与する。スキャナユニット3は、その感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光を行って、感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。現像ローラ40は、前記静電潜像を現像する。
本実施の形態においては、現像ローラ40は不図示の揺動機構により現像ユニット4とともに揺動され、画像情報入力待機状態では感光体ドラム1と離間した状態とし、現像プロセスを行うに当たり現像ユニット4を揺動し現像ローラ40を感光体ドラム1に当接させる構成とした。尚、本実施の形態の以下の説明において現像ローラ40の回転駆動開始する場合は現像ローラ40が回転した後、現像ローラ40を感光体ドラム1に当接させた状態とし、現像ローラ40の回転駆動停止した場合は現像ローラ40が回転停止した後、感光体ドラム1と現像ローラ40が離間した状態としている。
前述した通り、記録メディア200は、各感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって、各感光体ドラム1のトナー画像を順次転写される。4色のトナー画像を転写された記録メディア200は、駆動ローラ13の曲率により転写ベルト11から曲率分離される。そして、定着部20に搬入される。記録メディア200は、定着部20で上記トナー画像を熱定着された後、排出ローラ対23によって、排出部24から本体外に排出される。
以上が、4つのプロセスカートリッジP(Pa,Pb,Pc,Pd)全てを用いて、画像形成を行う多色画像形成モード(フルカラー画像形成モード)の一連の動作である。
又、ブラックトナーを備える画像形成装置では、多くのオフィス文書類がそうであるように、ブラック1色のみ用いて出力を行う場合がある。このような1色(単色)のみを用いて画像形成を行う単色画像形成モード(モノカラー画像形成モード)が、本実施の形態におけるフルカラー電子写真画像形成装置には備え付けられている。
モノカラー画像形成モードにおける画像形成装置の動作の概略は、概ね前述した画像形成装置の全体構成と同じである。モノカラー画像形成モードにおいては、ブラック以外の現像ローラ40(イエロー、マゼンタ、シアン)は、前述した揺動機構により現像ユニット4(4a,4b,4c)と共に揺動され、感光ドラム1と離間した状態となる。感光ドラム1と離間した状態では、現像ローラ40や、トナー搬送撹拌機構42等の現像ユニット4(4a,4b,4c)の駆動は停止した状態である。これは、モノカラー画像形成モードの場合には、ブラック以外の色のトナーを内包した現像ユニット4(4a,4b,4c)は、画像形成に寄与しないため、現像ローラ40の劣化防止などの観点から、現像ユニット4(4a,4b,4c)の駆動は停止させる構成を採っている。
(プロセスカートリッジ)
次に、図2を参照して、本発明を実施したプロセスカートリッジP(Pa,Pb,Pc,Pd)について説明する。図2は、トナーを収納したプロセスカートリッジPの主断面である。
尚、本実施の形態にて、イエロー色のトナーを収納したプロセスカートリッジPa、マゼンタ色のトナーを収納したプロセスカートリッジPb、シアン色のトナーを収納したプロセスカートリッジPc、ブラック色のトナーを収納したプロセスカートリッジPdは、同一構成とされる。
プロセスカートリッジPは、感光体ドラム1と、帯電手段2、及びクリーニング手段6を備えた第1枠体としての感光体ドラムユニット50及び現像手段を有する第2枠体としての現像ユニット4に分かれている。
感光体ドラムユニット50は、感光体ドラム1が軸受(図示せず)を介してクリーニング枠体51に回転自在に取り付けてられている。感光体ドラム1の周上には、上述のように、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次帯電手段2及び感光体ドラム1上に残った現像剤(トナー)を除去するためのクリーニングブレード60が配置され、更にクリーニングブレード60によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構52によってクリーニング枠体後方に設けられた廃トナー室51aに順次送られる。そして、不図示の駆動モータの駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて図示R1方向(時計回り)に回転駆動させる。
現像ユニット4は、図2にて、感光体ドラム1と接触して矢印R3方向に回転する現像剤担持体としての現像ローラ40、現像ローラ40を配置した現像容器(現像枠体)45及びトナーが収容されたトナー容器41とにて構成される。
現像ローラ40は、回転自在に現像容器45に支持され、又、現像ローラ40の周上には、現像ローラ40と接触して矢印R4方向に回転する現像材供給部材、即ち、トナー供給ローラ43と現像剤規制部材としての現像ブレード44がそれぞれ配置されている。更に、トナー容器41内には、収容されたトナーを撹拌するとともにトナー供給ローラ43に搬送するためのトナー搬送攪拌機構42が設けられている。
トナー搬送撹拌機構42は、トナー供給ローラに近い側から順に第1撹拌部材42aと第2撹拌部材42bが、回転可能に支持されている。この第1撹拌部材42aと、第2撹拌部材42bは棒部材に可撓性を有するシート部材42a1,42b1を取り付けたものであり、トナー容器41内で第1撹拌部材42aと第2撹拌部材42bが回転することによって、第1撹拌部材42aと第2撹拌部材42bのシート部材42a1,42b1がトナー容器41底面に溜まったトナーTをトナー供給ローラ43に搬送される。
又、画像形成中のトナー搬送撹拌機構42の回転速度は、出力画像の画像品質を満足するような速度に設定されており、本実施の形態においては、60mm/secである。
現像時、トナー搬送攪拌機構42によって、収納されたトナーがトナー供給ローラ43へ搬送されると、図中矢印R4方向に回転するトナー供給ローラ43が、そのトナーを図中矢印R3方向に回転する現像ローラ40との摺擦によって現像ローラ40に供給し、現像ローラ40上に担持させる。現像ローラ40上に担持されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴い現像ブレード44のところに至り、現像ブレード44がトナーを規制して所定のトナー薄層に形成する。規制されたトナーは、現像ローラ40の回転につれて、現像剤帯電手段としての帯電ローラ70へ至り、所望の帯電電荷量が付与される。
更に、現像ローラ40上のトナー薄層は、感光体ドラム1と現像ローラ40とが接触した現像部に搬送され、現像部において、図示しない電源から現像ローラ40に印加した直流現像バイアスにより、感光体ドラム1の表面に形成されている静電潜像に付着して、潜像を現像する。現像に寄与せずに現像ローラ40の表面に残留したトナーは、現像ローラ40の回転に伴い現像容器45内に戻され、トナー供給ローラ43との摺擦部で現像ローラ40から剥離、回収される。回収されたトナーは、トナー搬送攪拌機構42により残りのトナーと撹拌混合される。
本発明のように、感光体ドラム1と現像ローラ40が接触して現像を行う接触現像方式においては、感光体ドラム1は剛体とし、現像ローラ40は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
図1及び図2に示すように、プロセスカートリッジPの画像形成装置本体100への装着は、プロセスカートリッジPを矢印方向から、装置本体100に設けられたプロセスカートリッジガイド(図示せず)に沿って本体内部へとガイドして挿入し、所定位置に位置決めすることにより行われる。
(光透過式トナー残量検知装置)
次に、光透過トナー残量検知方法について図2及び図4に基づいて説明する。
図2に示すように、トナーTを収納するプロセスカートリッジPのトナー容器41には、光透過窓26aと光透過窓26bが設けられている。又、画像形成装置本体100には、発光素子30aと受光素子30bが配置されている。発光素子30aから出射された検知光Lは、図4に示すように、トナー容器41の長手に渡って配設されたライトガイド31aを通って光透過窓26aからトナー容器41内部に入射される。
そして、トナー容器41内部に入射された検知光Lは、前記光透過窓26bからトナー容器41外部に通過する。トナー容器41外部に通過した検知光Lは、同じくトナー容器41の長手に亘って配設されたライトガイド31bを介して受光素子30bに至り、そこで受光素子30bがどれだけの時間検知光Lを受光したかによってトナー容器41内に収納されているトナーTの残量を検知する構成となっている。
尚、第1攪拌部材42aのシート部材42a2は、長手領域の一部において、光透過窓26a,26bに対して0.5〜4mm程度侵入しており、光透過窓26a,26bの表面に付着したトナーを拭き取る働きも兼ねている。このような構成とすることで、光透過窓26a,26bの上にトナーが被っても、シート部材42a2によって光透過窓26a,26bの表面が清掃され、検知光Lがトナー容器41内を通過することが可能となる。トナー容器41内にトナーTが大量に入っている状態では、シート部材42a2が光透過窓26a,26bの表面を清掃しても、すぐにトナーが被り、光透過窓26a,26bを遮光してしまうため、検知光Lがトナー容器41内を通過する時間は短い。
しかし、トナー容器41内のトナーTが消費され、残量が少なくなってくると、シート部材42a2が光透過窓26a,26bを清掃した後に再度トナーTが被ってくるまでの間隔が開いてくるため、それに対応して検知光Lがトナー容器41内を通過する時間が長くなる。このようにして光透過式残量検出装置では、検知光Lがトナー容器41内を通過する時間の長さの変化によってトナー容器41内のトナーTの残量を測定する。
即ち、トナー容器41内にトナーTが大量に入っている状態だと検知光Lの通過時間は短く、逆にトナーTが消費された状態においては、検知光Lの通過時間は長くなる。そして、トナー容器41内のトナーTが無くなったときの検知光Lの通過時間を予めしきい値Yとして設定しておけば、トナー容器41内を通過する検知光Lの通過時間がしきい値Yを超えたとき、プロセスカートリッジ7のトナーTが無くなったことをユーザーに知らせることができる。
(全体システム構成)
本実施の形態の画像形成装置のシステム構成について、図5のシステムブロック図を用いて説明する。
ホストコンピュータ67からのプリント情報は、画像形成装置全体のシステム制御を行うエンジンコントローラ61に送られる。エンジンコントローラ61の内部には、不図示の中央演算処理装置(CPU)が設けてあり、画像形成装置の一連のシステム処理は中央演算処理装置(CPU)の内部に予め記憶されたプログラムに従って行われる。高圧電源62は、帯電手段である帯電部材2に直流電圧である帯電バイアスを、現像手段である現像ローラ40に直流電圧である現像バイアスを、転写手段である転写ローラ12に直流電圧である転写バイアスを各色ごとに、又、定着手段20に直流電圧である定着バイアスを生成する。装置内には、装置の状態を表示する表示部64、駆動部66を備えている。
次に、本実施の形態における本発明の特徴部分であるトナー残量検知シーケンスについて説明する。
図3はトナー容器内のトナー消費量と現像剤残量検出装置の検知光Lがトナー容器内を通過した通過時間との関係を示したグラフである。横軸のトナー消費量は、0%のとき、トナー容器41内にトナーTが所定の量詰められた初期の状態であり、100%のとき、トナー容器41内のトナーTが完全に消費されて無くなった状態であることを示す。
縦軸の検知光Lの通過時間は、現像剤残量検出装置の検知光Lがトナー容器41内を通過した通過時間を示し、トナー容器41内のトナーTが大量にある状態では、検知光Lがトナー容器41内を通過する通過時間は少ない(=短い)が、トナー容器41内のトナーTが消費され、トナー容器41内にトナーTが少なくなるに従って検知光Lがトナー容器41内を通過する通過時間は多く(=長く)なる。
トナー残量検知シーケンスは、基本的にこのグラフを元に設定される。又、グラフAは、画像形成時に動作している攪拌部材42a,42bの回転速度でのグラフであり、一方、グラフBは、攪拌部材42a,42bの回転速度を画像形成時の1/2速でトナー容器41内のトナーTを消費した場合の、トナー容器41内のトナー消費量と、現像剤残量検出装置の検知光Lがトナー容器41内を通過した通過時間との関係を示したものである。
ここで、グラフAとグラフBを比較してみると、グラフBは、トナー容器41内のトナーTが初期の量から約75%消費されたときから、現像剤残量検出装置の検知光Lがトナー容器41内を通過し始めて、トナーTが完全に無くなる100%の領域まで、ほぼ右肩上がりの直線を示している。しかしながら、グラフBの場合は、現像剤残量検出装置の検知光Lに大幅なばらつきが生じており、トナーTの消費量が100%に達する前に、現像剤残量検出装置の検知光Lがトナー容器41内を通過する通過時間が最大値に達してしまっていたり、100%に達しても、検知光Lがトナー容器41内を通過する通過時間が最大値とならない場合が発生してしまっている。
つまり、攪拌部材42a,42bの回転速度が、画像形成時に動作している回転速度では、トナー容器41内のトナーTの残量を正確に検知することが困難となってしまう。
特に、前述したフルカラー電子写真画像形成装置においては、どれか1つの画像形成ステーションS(プロセスカートリッジ)のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン)が無くなっても、フルカラー画像を形成することができなくなってしまうだけでなく、トナー容器41内にトナーTが無くなっているにも拘らず、それをユーザーに知らせることができずにプリント動作を続けてしまうと、予期せぬ画像弊害を引き起こすことにもなり兼ねない。これはトナー残量検知としては、非常に問題である。更に、ユーザーもプロセスカートリッジの交換時期も分からなくなってしまう。
そこで、この問題を解決するために、モノカラー画像形成モードの場合に、本来ならば、回転駆動を停止している他の色(イエロー、マゼンタ、シアン)の攪拌部材42a,42bの回転速度を画像形成時の1/2の回転速度で回転させるモノカラートナー残量検知モードを行い、精度の良いトナー残量検知を行う。
このとき、画像形成装置本体100が有する駆動モータ(不図示)からの駆動力を駆動ギヤ列を通じてクラッチCLに伝達する。クラッチCLは、例えば電磁クラッチであり、画像形成装置100の有するエンジンコントローラ61により、駆動モータより更に下流の撹拌ギヤへ駆動を伝達し、トナー搬送撹拌機構を回転駆動させるか、駆動を伝達しないかの制御を行う。
図6はトナー残量検知シーケンスの流れを示す図である。
先ず、画像形成装置本体100のエンジンコントローラ61に、プリント情報に対応した画像信号が、ホストコンピュータから入力される(F11)。入力された画像信号から、ブラックのみのモノカラー情報であるか、若しくはフルカラー情報であるかの判断を行う(F12)。フルカラー情報であれば、通常モードでのトナー残量検知に備える(F13)。モノカラー情報であれば、電磁クラッチによりイエロー、マゼンタ、シアンの現像ユニット4(4a,4b,4c)のトナー搬送撹拌機構42を回転駆動させ、モノカラートナー残量検知モードでトナー残量検知を行う(F14)。その後、このモードで得られた結果を予め設定されたしきい値と比較する(F15)。得られた結果がしきい値を超えていれば、残量結果をユーザーに報知し(F16)、超えていなければ、再び次のプリント情報に対応した画像信号に応じてトナー残量検知を実行するかの判断を行う。
このようなシーケンスを適応することで、画像形成動作中における攪拌部材42a,42bの回転速度が速い場合においても、ブラック以外の現像ユニット4a,4b,4cにおけるトナー容器41内のトナー残量を、モノカラー画像形成モードの画像形成中に精度良く検知できるモードで検知することができ、トナー容器41内のトナーを完全に使い切ることが可能となる。
ここでは、イエロー、マゼンタ、シアンの現像ユニット4(4a,4b,4c)を全て同時にトナー残量検知する場合を示したが、トナー残量検知結果に応じて、1つだけの現像ユニット4に対して適応しても構わない。その場合には、対応する現像ユニット4のトナー搬送撹拌機構を回転駆動させる電磁クラッチを動作させ、トナー搬送撹拌機構42を回転駆動させ、トナー残量検知を行う。
又、フルカラー画像形成モード及びブラック現像ユニット4dのトナー残量を測定するには、フルカラートナー残量検知モードを行う。このフルカラートナー残量検知モードは、非画像形成中(例えば、画像を出力した後の後回転工程)等に、トナー搬送撹拌機構42の回転速度を画像形成時の1/2の回転速度で回転させることによって、精度の良いトナー残量検知を行う。これにより、トナー容器41内のトナーを完全に使い切るまでトナー容器41内のトナー残量を検知することができる。
<実施の形態2>
図7は本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるフルカラー電子写真画像形成装置の全体構成を示しており、先ず、図7を参照して、フルカラー電子写真画像形成装置の全体構成について説明する。
本実施の形態におけるカラー電子写真画像形成装置300の概要は、概ね実施の形態1で示した画像形成装置100と同じである。
図7に示すように、転写ベルト11を感光体ドラム1から接離可能な転写ベルト接離機構71が備え付けられており、ブラック以外の画像形成ステーションSa,Sb,Scの感光体ドラム1から、転写ベルト11及び転写ローラ12が共に離間可能となる構成となっている。本実施の形態においては、モノカラー画像形成モードの際には、この転写ベルト接離機構71を動作させて、画像形成を行う。このとき、ブラック以外の現像ローラ40(イエロー、マゼンタ、シアン)は、実施の形態1と同様に、前述した揺動機構により現像ユニット4(4a,4b,4c)と共に揺動され、感光ドラム1と離間した状態となる。感光ドラム1と離間した状態では、現像ローラ40や、トナー搬送撹拌機構42等の現像ユニット4(4a,4b,4c)の駆動は停止した状態である。これは、モノカラー画像形成モードの場合には、ブラック以外の画像形成ステーションSa,Sb,Scは、画像形成に寄与しないため、感光体ドラム1及び現像ローラ40の劣化防止等の観点から、転写ベルト11から離間し、感光体ドラム1及び現像ユニット4(4a,4b,4c)の駆動は停止させる構成を採っている。
次に、本実施の形態における本発明の特徴部分であるトナー残量検知シーケンスについて説明する。
実施の形態1で示したように、攪拌部材42a,42bの回転速度が、画像形成時に動作している回転速度では、検知光Lのばらつきが大きいため、トナー容器41内のトナーTの残量を正確に検知することが困難となってしまう。
そこで、この問題を解決するために、モノカラー画像形成モードの場合に、転写ベルト接離機構71を動作させ、感光体ドラム1から転写ベルト11及び転写ローラ12を共に離間させた状態で、本来ならば、回転駆動を停止している他の色(イエロー、マゼンタ、シアン)の攪拌部材42a,42bの回転速度を画像形成時の1/2速の回転速度で回転させるモノカラートナー残量検知モードを行い、精度の良いトナー残量検知を行う。
このとき、画像形成装置本体100が有する駆動モータ(不図示)からの駆動力を駆動ギヤ列を通じてクラッチCLに伝達する。クラッチCLは、例えば電磁クラッチであり、画像形成装置100の有するエンジンコントローラ61により、駆動モータより更に下流の撹拌ギヤへ駆動を伝達し、トナー搬送撹拌機構を回転駆動させるか、駆動を伝達しないかの制御を行う。
図8はトナー残量検知シーケンスの流れを示す図である。
先ず、画像形成装置本体100のエンジンコントローラ61に、プリント情報に対応した画像信号が、ホストコンピュータから入力される(F21)。入力された画像信号から、ブラックのみのモノカラー情報であるか、若しくはフルカラー情報であるかの判断を行う(F22)。フルカラー情報であれば、通常モードでのトナー残量検知に備える(F23)。モノカラー情報であれば、転写ベルト接離機構71を動作させ、感光体ドラム1から転写ベルト11及び転写ローラ12を共に離間させる(F24)。その後、電磁クラッチによりイエロー、マゼンタ、シアンの現像ユニット4(4a,4b,4c)のトナー搬送撹拌機構42を回転駆動させ、モノカラートナー残量検知モードでトナー残量検知を行う(F25)。その後、このモードで得られた結果を予め設定されたしきい値と比較する(F26)。得られた結果がしきい値を超えていれば、残量結果をユーザーに報知し(F27)、超えていなければ、再び次のプリント情報に対応した画像信号に応じて、トナー残量検知を実行するかの判断を行う。
このようなシーケンスを適応することで、画像形成動作中における攪拌部材42a,42bの回転速度が速い場合においても、ブラック以外の現像ユニット4a,4b,4cにおけるトナー容器41内のトナー残量を、モノカラー画像形成モードの画像形成中に精度良く検知できるモードで検知することができ、トナー容器41内のトナーを完全に使い切ることが可能となる。
又、フルカラー画像形成モード及びブラック現像ユニット4dのトナー残量を測定するには、フルカラートナー残量検知モードを行う。このフルカラートナー残量検知モードは、転写ベルト接離機構71を動作させずに、転写ベルト11及び転写ローラ12を感光体ドラム1に当接させた状態で、非画像形成中(例えば、画像を出力した後の後回転工程)等に、トナー搬送撹拌機構42の回転速度を画像形成時の1/2の回転速度で回転させることによって、精度の良いトナー残量検知を行う。これにより、トナー容器41内のトナーを完全に使い切るまでトナー容器41内のトナー残量を検知することができる。
フルカラー電子写真画像形成装置模式図である。 プロセスカートリッジ模式図である。 トナー消費量と検知光の通過時間の関係を示した図である。 光透過式トナー残量検知の構成を示す図である。 本発明に係るフルカラー電子写真画像形成装置のシステムブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るトナー残量検知のフローチャート図である。 本発明の実施の形態2に係るフルカラー電子写真画像形成装置の模式図である。 本発明の実施の形態2に係るトナー残量検知のフローチャート図である。
符号の説明
1(1a〜1d) 感光体ドラム
2(2a〜2d) 帯電手段
3(3a〜3d) スキャナユニット
4(4a〜4d) 現像ユニット
6(6a〜6d) クリーニング手段
12(12a〜12d) 転写ローラ
S(Sa〜Sd) 画像形成ステーション
P(Pa〜Pd) プロセスカートリッジ
11 転写ベルト
42 トナー搬送撹拌機構
71 転写ベルト接離機構

Claims (5)

  1. 像担持体と、像担持体上に形成された潜像を現像するための現像剤を収容した現像剤収容部と、該現像剤収容部内の前記現像剤を撹拌するための駆動が可変とされる撹拌手段と、前記撹拌手段の撹拌速度を制御する撹拌制御手段と、前記現像剤収容部内の前記現像剤の残量を検知するためのセンサー手段を有する現像剤残量検知装置と、を有する複数の画像形成ステーションを備え、前記複数の画像形成ステーションの像担持体上にそれぞれ形成された色の異なる現像剤像を、記録メディアを担持搬送して記録メディア上に順次転写して画像を形成する記録メディア搬送手段と、を有する画像形成装置において、
    単色で画像形成を行う単色画像形成モードと、複数色で画像形成を行う多色画像形成モードを有し、前記現像剤残量検知装置は、単色画像形成モードでの画像形成中に、画像形成に寄与していない画像形成ステーションの撹拌手段を動作させ、前記現像剤収容部内の現像剤残量を測定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、像担持体上に形成された潜像を現像するための現像剤を収容した現像剤収容部と、該現像剤収容部内の前記現像剤を撹拌するための駆動が可変とされる撹拌手段と、前記撹拌手段の撹拌速度を制御する撹拌制御手段と、前記現像剤収容部内の前記現像剤の残量を検知するためのセンサー手段を有する現像剤残量検知装置と、を有する複数の画像形成ステーションを備え、前記複数の画像形成ステーションの像担持体上にそれぞれ形成された色の異なる現像剤像を、記録メディアを担持搬送して記録メディア上に順次転写して画像を形成する記録メディア搬送手段と、を有する画像形成装置において、
    単色で画像形成を行う単色画像形成モードと、複数色で画像形成を行う多色画像形成モードを有し、前記現像剤残量検知装置は、予め設定された現像剤残量検知しきい値と前記センサー手段の検出値とに基づいて前記現像剤の残量を検知し、単色画像形成モードでの画像形成中に、画像形成に寄与していない画像形成ステーションの撹拌手段を動作させ、前記現像剤残量検知しきい値を用いて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を測定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記単色画像形成モードでの画像形成中に、画像形成に寄与していない画像形成ステーションの撹拌手段を動作させる際には、画像形成中の撹拌手段の回転速度とは異なる回転速度で、撹拌手段を動作させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤残量検知装置は、前記現像剤収容部内を前記現像剤残量検知装置から発せられる検知光が通過する時間に基づいて前記現像剤の残量を検知する光検知方式を用い、前記現像剤収容部内の現像剤残量を測定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤残量検知しきい値は、前記現像剤残量検知装置から発せられる検知光が前記現像剤収容部内を通過する光透過時間であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008122690A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8180237B2 (en) * 2008-03-26 2012-05-15 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus, developing method, and image forming method

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