JP2003131479A - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JP2003131479A
JP2003131479A JP2001330668A JP2001330668A JP2003131479A JP 2003131479 A JP2003131479 A JP 2003131479A JP 2001330668 A JP2001330668 A JP 2001330668A JP 2001330668 A JP2001330668 A JP 2001330668A JP 2003131479 A JP2003131479 A JP 2003131479A
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developing
developing device
stirring
roller
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Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Jun Miyamoto
順 宮本
Hideki Maejima
英樹 前嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、精度良くトナー残量検知を行うこ
とができる現像装置、プロセスカートリッジおよび画像
形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係る現像装置、プロセスカート
リッジおよび画像形成装置の代表的な構成は、現像材を
収納するトナー容器41と、軸部材71aとPETシート71
bから構成され、トナー容器41内の現像材を撹拌および
搬送する撹拌部材71と、を有し、撹拌部材71の回転を利
用して光透過式現像材残量検知を行うための少なくとも
一対の入射光透過窓73、出射光透過窓74をトナー容器41
に設けてなる現像装置4において、撹拌部材71の軸部材
71aにおいて、軸方向で入射光透過窓73に相当する部位
のみ回転半径を小さくしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用する複写機やプリンタ等に使用される現像装置、プロ
セスカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置においては、電子写真感光体などの像担持
体上に形成した静電潜像を、現像装置により現像するこ
とでトナー像として可視化している。
【0003】従来、電子写真画像形成プロセスを用いた
画像形成装置においては、電子写真感光体および電子写
真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッ
ジ化して、このカートリッジを画像形成装置に着脱可能
とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。こ
のプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナ
ンスをサービスマンによらずユーザ自身で行うことがで
きるので、格段に操作性を向上させることができた。
【0004】プロセスカートリッジの交換が行われる条
件の一つにはトナー切れがあるが、最近ではあらかじめ
トナー残量情報をユーザに知らせ、スムーズな交換を促
すために、様々な方法でプロセスカートリッジ内のトナ
ー残量の検知が行われている。その方法の一つに光透過
式トナー残量検知がある。ここで、光透過式トナー残量
検知の概略を図12に示した現像装置104を用いて以下に
述べる。
【0005】画像形成装置本体などに取り付けられたL
EDなどの発光部(不図示)により発光された検知光L
を、画像形成装置あるいはプロセスカートリッジのトナ
ー容器141に取り付けられたライトガイド、光透過窓173
を介してトナー容器141内部へ導く。トナー容器141内に
入射した検知光Lはトナー残量などの条件に依存して、
光透過窓174など(その他の例としては反射鏡がある)
を介して再度トナー容器141外へ出射され、同じく画像
形成装置本体あるいはトナー容器141に取り付けられた
ライトガイドにより、画像形成装置本体などに取り付け
られたフォトトランジスタなどの受光部(不図示)へ導
かれる。一般的にトナー容器141内部には、トナーを撹
拌しつつ、現像ローラ方向へトナーを搬送するための回
転撹拌部材171、172が設けられており、検知光Lは撹拌
部材の回転およびトナーTによって遮光されるが、トナ
ー残量が少なくなるほど光の透過時間は長くなってい
く。このような方法により、検知光の透過時間を検出す
ることにより、トナー容器内のトナー残量を推測する方
法が光透過式トナー残量検知である。
【0006】また、撹拌部材の構成としては、金属棒、
樹脂一体成形品、樹脂軸と可撓性シート部材から構成さ
れるもの、金属軸とシート部材から構成されるもの、な
ど各種構成が考えられる。ただし、光透過式のトナー残
量検知を行う構成においては、撹拌部材には光透過窓の
清掃部材としての機能も必要であり、このことと撹拌・
搬送性およびコストの両立を考えた場合、樹脂材料の軸
部材171a、172aとシート部材171b、172bから構成さ
れたものを回転させることがバランスのとれた構成であ
ると考えられる。ただし、軸部材に樹脂材料を使用する
場合は軸自身にある程度の剛性を必要とするため、必然
的に断面が大きくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような画像形成装置において、可撓性シート部材17
1b、172bはトナー撹拌・搬送性確保のために先端部が
撓みながらトナー容器141に接触しつつ回転している。
しかし、図12に示すように、トナー容器141の断面形
状によっては部分的にシート部材171b、172bの撓みが
解放され、このとき撹拌部材171、172はシート部材171
b、172bの弾性力のために振動し、それによって撹拌
部材171、172表面に堆積していたトナーが落下する。
【0008】落下したトナーは撹拌部材171との位置関
係により、前述の光透過窓173上へ降りかかって検知光
Lを遮り、トナー残量と検知光透過時間の一対一の関係
を乱す場合がある。
【0009】すなわち、図13に示すトナー残量と検知
光透過時間の関係において、横軸でおよそ15〜5%の範
囲に示されるように、実際よりも多くのトナーが残って
いるように誤検知して、ある時点で突然トナー残量がゼ
ロと表示してしまう可能性があるという問題点があっ
た。
【0010】そこで本発明は、精度良くトナー残量検知
を行うことができる現像装置、プロセスカートリッジお
よび画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジおよび
画像形成装置の代表的な構成は、現像材を収納する現像
材容器と、軸部材と可撓性シート状部材から構成され、
前記現像材容器内の現像材を撹拌および搬送する撹拌部
材と、を有し、前記撹拌部材の回転を利用して光透過式
現像材残量検知を行うための少なくとも一対の現像材残
量検知用光透過窓を前記現像材容器に設けてなる現像装
置において、前記撹拌部材の軸部材において、軸方向で
前記現像材残量検知用光透過窓に相当する部位のみ回転
半径を小さくしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係る現
像装置、プロセスカートリッジおよびこれを用いる画像
形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明す
る。図1は本実施形態に係る多色画像形成装置の断面
図、図2はプロセスカートリッジを示す断面図、図3は
プロセスカートリッジを示す斜視図、図4は現像装置の
撹拌部材を示す斜視図、図5は現像装置のトナー残量検
知光の受光状態を示す断面図、図6は現像装置のトナー
残量検知光の非受光状態を示す断面図、図7は現像装置
の撹拌部材の構成を示す斜視図、図8は現像装置の構成
を示す断面図、図9は現像装置におけるトナー残量と光
透過時間の関係を示す図である。
【0013】(多色画像形成装置の全体構成)まず多色
画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概要
説明する。なお、図1は多色画像形成装置の一態様であ
るフルカラーレーザビームプリンタ100の全体構成を示
す縦断面図である。
【0014】同図に示す多色画像形成装置100は、垂直
方向に並設された4個の感光ドラム1a、1b、1c、
1dを備えている。感光体ドラム1は、駆動手段(不図
示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。
感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順
に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2
(2a、2b、2c、2d)、画像情報に基づいてレー
ザビームを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形成す
るスキャナユニット3(3a、3b、3c、3d)、静
電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現
像装置4(4a、4b、4c、4d)、感光体ドラム1
上のトナー像を転写材Sに転写させる静電転写装置5、
転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除
去するクリーニング装置6(6a、6b、6c、6d)
等が配設されている。
【0015】ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現
像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ
化されプロセスカートリッジ7を形成している。
【0016】以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
【0017】感光体ドラム1は、例えば直径30mmのア
ルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光
体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1
は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持され
ており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動
力が伝達されることにより、反時計周りに回転駆動され
る。
【0018】帯電装置2としては、接触帯電方式のもの
を使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成
された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム
1表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイア
ス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一
様に帯電させるものである。
【0019】スキャナユニット3は、感光ドラム1の略
水平方向に配置され、レーザダイオード(不図示)によ
って画像信号に対応する画像光が、スキャナモータ(不
図示)によって高速回転されるポリゴンミラー9(9
a、9b、9c、9d)に照射される。ポリゴンミラー
9に反射した画像光は、結像レンズ10(10a、10b、10
c、10d)を介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選
択的に露光して静電潜像を形成するように構成してい
る。
【0020】現像装置4はそれぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナーを夫々収納した現
像材容器であるトナー容器41(41a、41b、41c、41
d)から構成され、トナー容器41内のトナーを撹拌部材
71、72によってトナー供給ローラ43へ送り込み、図示時
計方向に回転するトナー供給ローラ43および現像ローラ
40の外周に圧接された現像ブレード44によって図示時計
方向に回転する現像ローラ40の外周にトナーを塗布し、
且つトナーに電荷を付与する。
【0021】そして潜像が形成された感光ドラム1と対
向した現像ローラ40に現像バイアスを印加することによ
り、潜像に応じて感光ドラム1上にトナー現像を行うも
のである。
【0022】すべての感光体ドラム1a、1b、1c、
1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベル
ト11が配設される。静電転写ベルト11は1011〜1014Ω・
cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約150μmのフィ
ルム状部材で構成される。この静電転写ベルト11は、垂
直方向に4軸でローラに支持され、図中左側の外周面に
転写材Sを静電吸着して上記感光体ドラム1に転写材S
を接触させるべく循環移動する。これにより、転写材S
は静電転写ベルト11により転写位置まで搬送され、感光
体ドラム1上のトナー像を転写される。
【0023】この静電転写ベルト11の内側に当接し、4
個の感光体ドラム1a、1b、1c、1dに対向した位
置に転写ローラ12(12a、12b、12c、12d)が並設
される。これら転写ローラ12から正極性の電荷が静電転
写ベルト11を介して転写材Sに印加され、この電荷によ
る電界により、感光体ドラム1に接触中の用紙に、感光
体ドラム1上の負極性のトナー像が転写される。
【0024】静電転写ベルト11は周長約700mm、厚
み150μmのベルトであり、駆動ローラ13、従動ロー
ラ14a、14b、テンションローラ15の4本のローラによ
り掛け渡され、図の矢印方向に回転する。これにより、
上述した静電転写ベルト11が循環移動して転写材Sが従
動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ搬送される間にト
ナー像を転写される。
【0025】給送部16は、画像形成部に転写材Sを給送
搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給送カセット
17に収納されている。画像形成時には給送ローラ18(半
月ローラ)、レジストローラ対19が画像形成動作に応じ
て駆動回転し、給送カセット17内の転写材Sを1枚毎分
離給送するとともに、転写材S先端はレジストローラ対
19に突き当たり一旦停止し、ループを形成した後静電転
写ベルト11の回転と画像書出し位置の同期をとって、レ
ジストローラ対19によって静電転写ベルト11へと給送さ
れていく。
【0026】定着部20は、転写材Sに転写された複数色
のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱ロ
ーラ21aと、これに圧接して転写材Sに熱および圧力を
与える加圧ローラ21bとからなる。
【0027】すなわち、感光体ドラム1上のトナー像を
転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ローラ
対21で搬送されるとともに、定着ローラ対21によって熱
および圧力を与えられる。これによって複数色のトナー
像が転写材S表面に定着される。
【0028】画像形成の動作としては、プロセスカート
リッジ7a、7b、7c、7dが、記録タイミングに合
わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1
a、1b、1c、1dが、反時計回り方向に回転駆動さ
れる。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応す
るスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動によ
り、帯電ローラ2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷
を付与し、スキャナユニット3は、その感光体ドラム1
周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ドラム1周
面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像ローラ
40は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体
ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0029】最上流の感光体ドラム1周面上のトナー像
の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬送され
てくるタイミングで、その対向点に転写材Sの記録開始
位置が一致するように、レジローラ対19が回転を開始し
て転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
【0030】転写材Sは静電吸着ローラ22と静電転写ベ
ルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベルト11
の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電吸着ロー
ラ22との間に電圧を印加することにより、誘電体である
転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に電荷を誘起
し、転写材を静電転写ベルト11の外周に静電吸着するよ
うに構成している。これにより、転写材Sは静電転写ベ
ルト11に安定して吸着され、最下流の転写部まで搬送さ
れる。
【0031】このように搬送されながら転写材Sは、各
感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界
によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写され
る。
【0032】4色のトナー像を転写された転写材Sは、
ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から
曲率分離され、定着部20に搬入される。転写材Sは、定
着部20で上記トナー像を熱定着された後、排出ローラ対
23によって、排出部24から画像面を下にした状態で本体
外に排出される。
【0033】次に本発明を実施したプロセスカートリッ
ジについて図2および図3により詳細に説明する。図2
および図3はトナーを収納したプロセスカートリッジ7
の主断面および斜視図を示している。なお、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各プロセスカートリッジ
7a、7b、7c、7dは同一構成である。
【0034】図2に示すように、プロセスカートリッジ
7は、像担持体であるドラム状の電子写真感光体すなわ
ち感光ドラム1、帯電装置2、クリーニングブレード60
を備えた感光ドラムユニット50と、感光ドラム1上の静
電潜像を現像する現像ローラ40を有する現像ユニット4
とに分かれている。
【0035】感光ドラムユニット50は、感光ドラム1が
ベアリング(不図示)を介してクリーニング枠体51に回
転自在に取り付けてられている。感光ドラム1の周上に
は、感光ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次
帯電手段2、および感光ドラム上に残ったトナーを除去
するためのクリーニングブレード60が配置されている。
【0036】クリーニングブレード60によって感光ドラ
ム1表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構
52によってクリーニング枠体51後方に設けられた廃トナ
ー室53に順次送られる。
【0037】現像ユニット4は、感光ドラム1と接触し
て矢印Y方向に回転する現像ローラ40、およびトナーが
収容されたトナー容器41と現像枠体45とから構成され
る。現像ローラ40は現像軸受47、48を介して回転自在に
現像枠体45に支持され、また現像ローラ40の周上には、
現像ローラ40と接触して矢印Z方向に回転するトナー供
給ローラ43と現像ブレード44がそれぞれ配置されてい
る。さらにトナー容器41内には収容されたトナーを撹拌
するとともにトナー供給ローラ43に搬送するための撹拌
部材71、72が設けられている。
【0038】そして、図3に示すように、現像ユニット
4は、現像ユニット4の両端に取り付けられた現像軸受
47、48にそれぞれ設けられた支持軸49を中心に、ピン49
aによって現像ユニット4全体が感光体ドラムユニット
50に対して揺動自在に支持された吊り構造となってい
る。
【0039】プロセスカートリッジ7単体(プリンタ本
体に装着しない)状態においては、支持軸49を中心に回
転モーメントにより現像ローラ40が感光ドラム1に接触
するよう、加圧バネ54によって現像ユニット4が常に付
勢されている。さらに現像ユニット4のトナー容器41に
は、現像ローラ40を感光ドラム1から離間させる際に多
色画像形成装置100の離間手段が当接するためのリブ46
が一体的に設けられている。
【0040】現像時、収納されたトナーは、撹拌部材7
1、72によってトナー供給ローラ43へ搬送され、トナー
供給ローラ43が矢印Z方向に回転して矢印Y方向に回転
する現像ローラ40と摺擦することにより、現像ローラ40
に供給され、現像ローラ40上に担持される。現像ローラ
40上に担持されたトナーは、現像ローラ40の回転にとも
ない現像ブレード44との当接部に至り、現像ブレード44
がトナーに対して電荷を付与するとともに、所定のトナ
ー薄層を形成する。そして、感光ドラム1と現像ローラ
40とが接触した現像部に搬送され、現像部において、図
示しない電源から現像ローラ40に印加した直流現像バイ
アスにより、感光ドラム1の表面に形成されている静電
潜像に付着して、潜像を現像する。
【0041】現像に寄与せずに現像ローラ40の表面に残
留したトナーは、現像ローラ40の回転にともない現像器
内に戻され、トナー供給ローラ43との摺擦部で現像ロー
ラ40から剥離、回収される。回収されたトナーは、撹拌
部材71、72により残りのトナーと撹拌混合される。
【0042】感光ドラム1と現像ローラ40が接触して現
像を行う接触現像方式においては、感光ドラム1は剛体
とされ、これに使用する現像ローラ40は弾性体を有する
ローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソ
リッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリ
ッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用い
られる。
【0043】また、トナー供給ローラ43は芯金部43aと
スポンジ部43bからなる弾性ローラであり、スポンジ部
43bは連発泡のスポンジにて形成されている。
【0044】(撹拌部材の構成と光透過式トナー残量検
知)次に撹拌部材の構成と光透過式トナー残量検知につ
いて図2および図4乃至図6を用いて説明する。
【0045】図2に示すように、トナーを収納するトナ
ー容器41内には、現像ローラ40側から第一のトナー撹拌
部材71と第二の撹拌部材72が設けられており、それぞれ
の撹拌部材71、72がX方向に回転することで供給ローラ
43にトナーを搬送している。図4に示すように、撹拌部
材71、72は樹脂成形品の軸部材71a、72a、トナー撹拌
を行うための可撓性シート状部材であるPETシート71
b、72bおよびトナー容器の軸受部との摺動を行うため
に、軸部材端面に圧入された金属製の平行ピン71c、72
cで構成される。
【0046】軸部材71a、72aは剛性の低いプラスチッ
クであるためトナーを撹拌する際の変形を小さく抑える
ために、断面積を大きくとり剛性が上がるような形状に
する必要がある。また、撹拌部材71、72への駆動力の伝
達は平行ピン71c、72c圧入面と反対側端面の勘合穴71
d、72dにトナー容器41側面を貫通して挿入される駆動
ギア(不図示)によって行われる。
【0047】一方、トナー容器41は、現像材残量検知用
光透過窓である入射光透過窓73と出射光透過窓74を下面
と上面に有している。入射光透過窓73は、画像形成装置
本体に設けられた発光部であるLED(不図示)から発
光されたトナー残量検知光Lをトナー容器41内部へ導く
ライトガイドと一体化している。出射光透過窓74は、同
じく画像形成装置本体に設けられた受光部であるフォト
トランジスタ(不図示)へトナー容器内部を透過した検
知光Lを導くライトガイドを一体化している。第一の撹
拌部材71のシート部材71bは、その回転にともない、検
知光Lを遮光するとともに入射光透過窓73と出射光透過
窓74の光透過面の清掃を行う。
【0048】図5は、シート部材71bが入射光透過窓73
清掃直後の状態であり、検知光Lはトナー残量が比較的
少ない状態であるため、トナー容器41内部を透過し、出
射光透過窓74を介して画像形成装置本体内の受光部で検
知された状態である。一方、図6は、シート部材71bが
入射光透過窓73清掃直前の状態であり、検知光Lはトナ
ーおよび撹拌部材71の存在によりトナー容器41内部で遮
られ、出射光透過窓74に届くかず、画像形成装置本体内
の受光部で検知されない状態である。
【0049】以上に示した構成において、撹拌部材71、
72の1回転あたりにトナー容器41内部を透過して、画像
形成装置の受光部で受光される検知光の受光時間によ
り、トナー容器41内のトナーについておよそ有効トナー
残量の25〜0%の範囲でトナー残量を推測することがで
きる。
【0050】ここで、撹拌部材71、72の構成について、
図7、図8を用いて詳細に説明する。
【0051】光透過式トナー残量検知の検知光Lを遮
り、トナー残量検知に寄与する第一の撹拌部材71は、入
射光透過窓73の上方でやや現像ローラ40側にずれた位置
に配置されている。図7に示すように、撹拌軸部材71a
は、長手方向で入射光透過窓73とオーバーラップするオ
ーバーラップ部71a2の断面積を小さくしオーバーラッ
プしない部分71a1の断面積はそのままとした。
【0052】尚、撹拌部材72も撹拌部材71同様の構成と
したが、撹拌部材72の下方には入射光透過窓73がなく、
トナー残量検知光Lを遮ることもないため、撹拌部材71
のみ上記構成としてもよい。
【0053】これにより、図8に示すように、入射光透
過窓73と軸部材71aとの水平方向距離が大きくなり、軸
部材71aが入射光透過窓73の鉛直方向上方に位置しなく
なる。このため、撹拌部材71の振動により軸部材71aに
堆積したトナーが落下した場合においても、トナーTが
入射光透過窓73上に降りかかることを防止することがで
きる。これにより、図9に示すように、受光時間とトナ
ー残量の関係において、実際よりも多くのトナーが残っ
ているように誤検知して、ある時点で突然トナー残量が
ゼロと表示してしまうことがなく、トナー残量検知の精
度を向上させることができる。
【0054】また、オーバーラップ部71a2の断面積を
小さくしオーバーラップしない部分71a1の断面積はそ
のままとしたことにより、撹拌部材71の剛性の低下を防
止することができる。
【0055】[第二実施形態]次に本発明に係る現像装
置、プロセスカートリッジおよびこれを用いる画像形成
装置の第二実施形態について図を用いて説明する。図10
は本実施形態に係る現像装置の撹拌部材の構成を示す斜
視図、図11は現像装置の構成を示す断面図である。上記
第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の
符号を付して説明を省略する。
【0056】図10、図11に示すように、本実施形態にお
いては、入射光透過窓73と長手位置でオーバーラップす
る部位を、軸部材71a端面に圧入される平行ピン71cで
構成している。ここで、シート部材71bは入射光透過窓
73とオーバーラップする長手位置にも存在しており入射
光透過窓73の清掃を行う。
【0057】このように、金属など剛性の高い材料を撹
拌軸部材71a、72aの入射光透過窓73とオーバーラップ
する部位に用いることにより、さらに小径化を図ること
ができ、撹拌軸部材71aに堆積したトナーの落下による
遮光を防止することができる。また、金属部材などの別
部材の使用部位を限定することでコストアップも小さく
抑えながら、トナー残量検知の精度向上ができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、撹拌部材の軸部材
の長手方向でトナー残量検知用光透過窓に相当する部位
を回転半径の小さな形状にすることにより、撹拌部材の
振動により撹拌部材上に堆積したトナーが光透過窓から
離れた位置に落下することとなり、落下したトナーが光
透過窓を遮ることがなく、精度良くトナー残量検知を行
うことができる。
【0059】また、軸部材の回転半径が小さくなる部位
を金属平行ピンなどの剛性の高い材料を使用することに
より、軸部材の回転半径をさらに小径化することがで
き、落下トナーが光透過窓を遮る可能性をさらに低くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る多色画像形成装置の断面図
である。
【図2】プロセスカートリッジを示す断面図である。
【図3】プロセスカートリッジを示す斜視図である。
【図4】現像装置の撹拌部材を示す斜視図である。
【図5】現像装置のトナー残量検知光の受光状態を示す
断面図である。
【図6】現像装置のトナー残量検知光の非受光状態を示
す断面図である。
【図7】現像装置の撹拌部材の構成を示す斜視図であ
る。
【図8】現像装置の構成を示す断面図である。
【図9】現像装置におけるトナー残量と光透過時間の関
係を示す図である。
【図10】第二実施形態に係る現像装置の撹拌部材の構
成を示す斜視図である。
【図11】現像装置の構成を示す断面図である。
【図12】従来の現像装置を示す断面図である。
【図13】従来の現像装置におけるトナー残量と光透過
時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
L …トナー残量検知光 S …転写材 T …トナー 1 …感光ドラム 2 …帯電装置 3 …スキャナユニット 4 …現像装置 5 …静電転写装置 6 …クリーニング装置 7 …プロセスカートリッジ 9 …ポリゴンミラー 10 …結像レンズ 11 …静電転写ベルト 12 …転写ローラ 13 …駆動ローラ 14a、14b …従動ローラ 15 …テンションローラ 16 …給送部 17 …給送カセット 18 …給送ローラ 19 …レジストローラ対 20 …定着部 21a …加熱ローラ 21b …加圧ローラ 23 …排出ローラ対 24 …排出部 40 …現像ローラ 41 …トナー容器 43 …トナー供給ローラ 43a …芯金部 43b …スポンジ部 44 …現像ブレード 45 …現像枠体 46 …リブ 47、48 …現像軸受 49 …支持軸 49a …ピン 50 …感光ドラムユニット 51 …クリーニング枠体 52 …トナー送り機構 53 …廃トナー室 54 …加圧バネ 60 …クリーニングブレード 71、72 …撹拌部材 71a、72a …軸部材 71a1 …オーバーラップ部 71b、72b …PETシート 71c、72c …平行ピン 71d、72d …勘合穴 73 …入射光透過窓 74 …出射光透過窓 100 …多色画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前嶋 英樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA20 AB03 AB06 AB13 AB14 AB15 AC03 AD06 AD13 BA08 BA09 CA03 DA15 DA36 DA64 DA65 DA93 EA15 GA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像材を収納する現像材容器と、 軸部材と可撓性シート状部材から構成され、前記現像材
    容器内の現像材を撹拌および搬送する撹拌部材と、 を有し、前記撹拌部材の回転を利用して光透過式現像材
    残量検知を行うための少なくとも一対の現像材残量検知
    用光透過窓を前記現像材容器に設けてなる現像装置にお
    いて、 前記撹拌部材の軸部材において、軸方向で前記現像材残
    量検知用光透過窓に相当する部位のみ回転半径を小さく
    したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記撹拌部材の軸部材が樹脂材料で形成
    される撹拌部材において、軸方向で前記現像材残量検知
    用光透過窓に相当する部位を、より剛性の高い別材料で
    構成することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    に作用するクリーニング手段と、帯電手段と、現像手段
    として請求項1乃至2に記載の現像装置と、を具備した
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の現像装置あるい
    はプロセスカートリッジを、具備あるいは着脱可能とし
    たことを特徴とする画像形成装置。
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