JP2021089420A - 回転部材、現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
回転部材、現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021089420A JP2021089420A JP2020174499A JP2020174499A JP2021089420A JP 2021089420 A JP2021089420 A JP 2021089420A JP 2020174499 A JP2020174499 A JP 2020174499A JP 2020174499 A JP2020174499 A JP 2020174499A JP 2021089420 A JP2021089420 A JP 2021089420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible member
- toner
- storage container
- holding
- rotation axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000003860 storage Methods 0.000 title claims description 109
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 48
- 230000008569 process Effects 0.000 title claims description 46
- 238000003756 stirring Methods 0.000 abstract description 64
- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 26
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 14
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 13
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920002799 BoPET Polymers 0.000 description 2
- 239000005041 Mylar™ Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 230000001502 supplementing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
Description
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、1は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム1上に照射する露光部(書込み部)、を示す。
また、9は感光体ドラム1の表面に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPに転写する転写ローラ、10は感光体ドラム1と帯電ローラ4と現像装置5とクリーニング装置2と廃トナー搬送部6とが一体化されたプロセスカートリッジ、12は用紙等のシートPが収納された給紙装置(給紙カセット)、を示す。
また、16は感光体ドラム1と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、30はトナー収納容器、を示す。
また、プロセスカートリッジ10(現像装置5)の上方には、現像剤収納容器としてのトナー収納容器30が、画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。トナー収納容器30の内部(トナー収納部31)には、トナー(新品のトナーである。)が収納されている。そして、トナー収納容器30から現像装置5の内部に向けてトナーが適宜に補給されることになる。トナー収納容器30は、その内部に収容されたトナーが空になると(又は、現像装置5の内部に収容されたトナーが空になると)、新品のものに交換されることになる。なお、本実施の形態におけるトナー収納容器30には、新品のトナーが収納されたトナー収納部31の他に、廃トナーが回収される廃トナー回収部32が設けられているが、これについては後で詳しく説明する。
図1を参照して、まず、パソコン等の入力装置から画像形成装置100の露光部7に画像情報が送信されると、露光部7からその画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム1の表面に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム1は、矢印方向(時計方向)に回転している。そして、まず、感光体ドラム1の表面は、帯電ローラ4との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム1上には、帯電電位(−900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム1の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、露光光Lが照射された部分の電位が潜像電位(0〜−100V程度である。)となって、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される(露光工程である。)。
なお、図2に示すように、現像装置5は、現像ローラ5a、2つの現像搬送スクリュ5b、5c、ドクターブレード5d、などで構成されている。現像装置5の内部にはトナー(1成分現像剤)が収容されている。また、現像装置5のトナーの消費に応じて、トナー収納容器30(トナー収納部31)の排出口36から現像装置5の流入口64を介して現像装置5内にトナーが補給される。そして、補給されたトナーは、現像搬送スクリュ5b、5cによって、もともと収容されていたトナーとともに撹拌されながら、長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環搬送される。そして、一方の現像搬送スクリュ5bによって搬送されるトナーの一部が現像ローラ5aに汲み上げられて、現像ローラ5aに汲み上げられたトナーがドクターブレード5dによって適量化された後に、感光体ドラム1との対向位置(現像領域)に達する。このとき、現像ローラ5a上のトナーは、ドクターブレード5dとの摺接によって摩擦帯電することになる。そして、現像領域で、適量化されたトナーが感光体ドラム1上の静電潜像に付着して、感光体ドラム1上にトナー像が形成されることになる。なお、現像ローラ5aと2つの現像搬送スクリュ5b、5cとは、画像形成装置本体100に設置された駆動モータから駆動を受けて、それぞれ図2の矢印方向に回転駆動される。
こうして、感光体ドラム1上における一連の作像プロセスが終了する。
なお、クリーニング装置2の内部に回収された未転写トナーは、クリーニング装置2内に設置された回収スクリュ2bによって幅方向(回転軸方向)の一端側に搬送されて、廃トナー搬送部6(廃トナー搬送コイル6aが内設されている。)によって図2の斜め右上方に搬送された後に、廃トナー搬送部6の流出口74からトナー収納容器30の回収口37を介してトナー収納容器30(廃トナー回収部32)の内部に廃トナーとして回収される。
新品のトナー収納容器30は、トナー収納部31に新品のトナーが充填されていて、廃トナー回収部32が空の状態になっていることになる。
まず、給紙装置12に収納されたシートPの最上方の1枚が、給紙ローラ15によって、搬送経路に向けて給送される。
その後、シートPは、レジストローラ16の位置に達する。そして、レジストローラ16の位置に達したシートPは、感光体ドラム1上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写ニップ部(転写ローラ9と感光体ドラム1との当接位置である。)に向けて搬送される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
詳しくは、開閉カバー90は、支軸90a(回転中心軸)を中心にして回動可能に、画像形成装置本体100に保持されている。そして、開閉カバー90は、支軸90aを中心に図1の反時計方向に回動することで閉鎖状態(図1、図3(A)の状態である。)になったり、支軸90aを中心に図1の時計方向に回動することで開放状態(図3(B)の状態である。)になったり、することになる。
また、図1に示すように、開閉カバー90を閉鎖した状態で、先に図1を用いて説明した画像形成プロセス(プリント動作)がおこなわれることになる。
図2に示すように、本実施の形態において、トナー収納容器30は、プロセスカートリッジ10に対して着脱可能に設置されるように構成されている。特に、本実施の形態において、トナー収納容器30は、プロセスカートリッジ10が画像形成装置100に対して装着された状態であっても取り外された状態であっても、プロセスカートリッジ10に対して着脱できるように構成されている。
ここで、先に図3等を用いて説明したように、本実施の形態において、トナー収納容器30は、プロセスカートリッジ10が装着された状態の画像形成装置本体100に対して、着脱可能に設置されている。したがって、トナー収納容器30は、画像形成装置本体100に対して間接的に着脱可能に設置されるものであるとも言える。
なお、本実施の形態では、画像形成装置本体100に対してトナー収納容器30が間接的に着脱可能に設置されるように構成したが、画像形成装置本体100に対してトナー収納容器30が直接的に着脱可能に設置されるように構成することもできる。
また、プロセスカートリッジ10は、画像形成装置本体100に着脱可能な着脱部材であるが、プロセスカートリッジ以外にも、現像装置が着脱部材として機能しても良いし、別の装置が着脱部材として機能しても良い。そして、トナー収納容器30をプロセスカートリッジ以外の着脱部材に対して着脱可能に構成することもできる。
プロセスカートリッジ10(又は、画像形成装置本体100)に対してトナー収納容器30を着脱するときには、ユーザーなどの操作者は、トナー収納容器30の操作方向手前側(+X方向である。)に設置された取っ手38(図2〜図5を参照できる。)を掴んだ状態で、トナー収納容器30を引き出したり押し込んだりすることになる。なお、この取っ手38は、可倒式のものであって、起立した状態(図4、図5の状態である。)のままトナー収納容器30が画像形成装置本体100に装着されてしまっても、開閉カバー90が開放状態から閉鎖される動作に連動して、開閉カバー90に押動されてトナー収納容器30の外装部に沿うように収納されることになる。
詳しくは、トナー収納容器30の幅方向一端側(+Y方向)に突起状に形成された2つの位置決め部49、50(位置決め突起)が、それぞれ、プロセスカートリッジ10の幅方向一端側に形成されたガイド受部78とガイド溝79とに案内されるとともに、トナー収納容器30の幅方向他端側(−Y方向)に形成されたガイド部51(+X方向に向けて上方に傾斜するように形成された略矩形状の突出部である。)が、プロセスカートリッジ10の幅方向他端側に形成されたガイド溝77に案内されながら、プロセスカートリッジ10におけるトナー収納容器30の装着がおこなわれる。そして、位置決め部49、50がガイド受部78やガイド溝79の終端に嵌合して、ガイド部51がガイド溝77の終端に嵌合する位置で、プロセスカートリッジ10におけるトナー収納容器30の位置が定められることになる。
また、他方の位置決め部50(第2位置決め部)は、廃トナー搬送スクリュ35(図2、図9等参照)を回転駆動するためのカップリングギアを囲むように周囲に立設されている突起である。このように、画像形成装置からの駆動を受け入れる入力部を位置決め部49、50の近傍(内部)に設けることで、駆動入力をより確実にすることができる。
トナー収納容器30の排出口36は、図2、図7、図9等を参照して、トナー収納容器30(トナー収納部31)の内部に収納されたトナーを現像装置5に向けて排出するための開口である。排出口36は、トナー収納容器30がプロセスカートリッジ10にセットされた状態であるとき、現像装置5の流入口64(第2現像搬送スクリュ5cの上方に形成された開口である。)に連通するものである。
トナー収納容器30の回収口37は、図2、図8、図10等を参照して、トナー収納容器30の外部から廃トナー(未転写トナー)を受け入れて回収するための開口である。回収口37は、トナー収納容器30がプロセスカートリッジ10にセットされた状態であるとき、廃トナー搬送部6の流出口74(廃トナー搬送部6の下流側端部の底面に形成された開口であって、図5、図6をも参照できる。)に連通するものである。
搬送部材としての補給スクリュ34は、その駆動タイミングと回転時間とが制御されて、トナー収納部31に収納されたトナーを排出口36から狙いの量だけ排出するためのものである。特に、本実施の形態において、補給スクリュ34は、トナー収納部31(トナー収納容器30)の内部に収納されたトナーを回転軸方向に沿った所定の搬送方向(Y方向である。)に搬送する搬送部材として機能して、Y方向の端部に形成された排出口36に向けてトナーを搬送することになる。
回転部材としての第1、第2撹拌部材33A、33Bは、それぞれ、回転軸33aを中心に所定方向に回転して、トナー収納部31の内部に収納されたトナーが凝集しないように撹拌するものである。図9に示すように、第1、第2撹拌部材33A、33Bは、回転軸33a(回転中心)を中心に回転する可撓性部材33c(薄板状のマイラーなどで形成されている。)、回転軸33aを跨ぐように配置されて可撓性部材33cを保持する板状の保持部材33b(剛体部)、などで構成されている。第1、第2撹拌部材33A、33Bは、それぞれ、その軸方向両端部がそれぞれ軸受を介してトナー収納容器30の筐体に回転可能に支持されている。なお、第1、第2撹拌部材33A、33B(回転部材)の可撓性部材33cは、その一端側が保持部材33bの保持面33b1に熱カシメによって固定され、その他端側が保持部材33bの穴部33b2に挿通されて保持されているが、これについては後で図11〜図14等を用いて詳述する。
レバー39は、画像形成装置本体100にトナー収納容器30が装着された状態で、開閉カバー90が開放されると、図3(B)に示すように外部に露呈するように(操作者が操作できるように)、配置されている。
他方、図5、図8等に示すように、トナー収納容器30には、レバー39(及び、第2回動部43)に対して幅方向の反対側に、貫通軸を介して第2回動部43に接続されてレバー39(及び、第2回動部43、貫通軸)とともに回動する第1回動部42が設けられている。
先に図9等を用いて説明したように、本実施の形態におけるトナー収納容器30には、回転軸33aを中心に所定の回転方向(図9の時計方向である。)に回転する回転部材としての第1、第2撹拌部材33A、33Bが設置されている。第1、第2撹拌部材33A、33B(回転部材)は、トナー収納部31内のトナーを撹拌するとともに、トナー収納部31の内壁面にトナーが付着するのを防止するための部材である。
回転部材としての第1、第2撹拌部材33A、33Bは、図11、図12等に示すように、回転軸33a、保持部材33b、可撓性部材33c、等で構成されている。
なお、2つの撹拌部材33A、33Bは、全体的な大きさや、設置位置や、先端部の櫛歯状の歯の数などが異なるものの、いずれも、回転軸33a、保持部材33b、可撓性部材33cなどからなり、その大まかな構造はほぼ同じであるため、いずれか一方の説明を適宜省略することとする。
可撓性部材33cは、回転軸33aを跨いで一方の径方向と他方の径方向とにそれぞれ延在していて、トナー収納容器30(トナー収納部31)の内壁面に摺接可能な部材である。換言すると、可撓性部材33cは、回転軸33aを挟んで、回転方向に180度ずれた2方向にそれぞれ伸びるように形成されている。本実施の形態では、可撓性部材33cとして、厚さが0.05〜0.1mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)などからなるシート状部材を用いている。
保持部材33bは、樹脂材料で形成されて剛性を有する略板状の部材であって、可撓性部材33cを保持する部材である。保持部材33bは、径方向(回転軸33aを中心にした径方向である。)に延在するように形成されていて、可撓性部材33cの中心部(回転軸33aを中心にした中央部である。)を保持するものである。
そして、撹拌部材33A、33B(回転部材)は、保持部材33bの保持面33b1が回転方向(回転方向の下流側である。)を向くように回転される。すなわち、撹拌部材33A、33Bは、図11、図12(B)の時計方向に回転する。
また、保持部材33bは、回転軸33aを挟んで、一方の径方向の側に保持面33b1が形成されて、他方の径方向の側に穴部33b2が形成されている。
さらに具体的に、保持部材33bは、可撓性部材33cにおける一方の径方向の側(一端側可撓性部材33c1)において回転軸方向に間隔をあけて形成された複数の貫通穴33c5(図13参照)にそれぞれ嵌合された保持面33b1上の複数のボス部33b5(図13参照)を熱溶融して、カシメ部Xを形成して、可撓性部材33cの一方の径方向の側(一端側可撓性部材33c1)を保持面33b1に固定したものである。
すなわち、穴部33b2は、保持面33b1に繋がる第1の内面33b20と、その第1の内面33b20に隙間をあけて対向する第2の内面と、の間に他端側可撓性部材33c2を挟み込んで保持する。この第1の内面33b20と第2の内面との隙間(開口高さ)は、可撓性部材33c(他端側可撓性部材33c2)の厚さに対して、同等以上、好ましくは僅かに大きい程度に設定されている。
まず、図13(A)に示すように、可撓性部材33cを矢印方向に移動させて、他端側可撓性部材33c2を保持部材33bの穴部33b2に挿入する。そして、図13(B)に示すように、一端側可撓性部材33c1の貫通穴33c5を保持部材33bのボス部33b5に嵌合させる。その後、貫通穴33c5に嵌合したボス部33b5に対して、熱カシメ処理を施してカシメ部Xを形成する。
こうして、可撓性部材33c(一端側可撓性部材33c1、他端側可撓性部材33c2)が保持部材33b(保持面33b1、穴部33b2)に保持されて、撹拌部材33A、33Bの製造が完了する。
これに対して、本実施の形態における撹拌部材33A、33Bは、カシメ部Xが一端側(一端側可撓性部材33c1の側)のみに形成されていて、他端側(他端側可撓性部材33c2の側)には形成されておらず、他端側(他端側可撓性部材33c2の側)が穴部33b2に挟まれるように保持されているため、そのような不具合が生じにくくなる。すなわち、一端側のカシメ部Xは、トナー撹拌による大きな力がかかっても、その力は保持面33b1にカシメ部Xを押し付ける方向の力になるため、カシメ部Xが剥がれて破損することはない。また、他端側可撓性部材33c2は、穴部33b2に挟まれるように保持されているため、穴部33b2にトナー撹拌による大きな力がかかっても、他端側可撓性部材33c2が剥がれるようなことはない。
これに対して、本実施の形態における撹拌部材33A、33Bは、カシメ部Xが保持部材33bの一端側(一端側可撓性部材33c1の側)のみに形成されていて、保持部材33bの他端側(他端側可撓性部材33c2の側)は穴部33b2が形成されているので、比較的低コストのものとなっている。
これは、保持部材33bの他端側は穴部33b2が形成されていて、その穴部33b2を挿通させる他端側可撓性部材33c2の端部を、穴部33b2よりも回転軸方向端部側(図12(A)の左方)に突出させにくいためである。これに対して、保持部材33bの一端側は保持面33b1上に一端側可撓性部材33c1を載せて熱カシメするだけなので、そのような回転軸方向の大きさに対する制約がない。したがって、一端側可撓性部材33c1を回転軸方向端部に突出させて、回転軸方向端部におけるトナー撹拌不良を軽減している。
そして、本実施の形態では、図12(A)、図14を参照して、複数の穴部33b2、33b3のうち回転軸方向端部の穴部(図12(A)の最右方の穴部33b3である。)は、回転軸方向端部に切込み33b30(図14参照)が形成されている。
このように穴部33b3に切込み33b30を形成することで、その穴部33b3に挿通される他端側可撓性部材33c2の端部を、穴部33b3よりも回転軸方向端部側(図12(A)の右方)に突出させることができる。したがって、一端側可撓性部材33c1を回転軸方向端部に突出させることができないような場合であっても、他端側可撓性部材33c2を回転軸方向端部に突出させて、回転軸方向端部におけるトナー撹拌不良を軽減することができる。
このように、可撓性部材33cに、径方向の切込みを形成することにより、切込みを形成しない場合に比べて、可撓性部材33cがトナー収納容器30の内周面に衝突するときや抜けるときなどに生じる音の大きさを小さくすることができる。
このように複数の櫛歯状先端部を異なる径方向に交互に設けることで、複数の櫛歯状先端部をすべて同じ径方向に設ける場合に比べて、第1、第2撹拌部材33A、33Bが1回転する間にかかる負荷変動を小さくすることができる。
これにより、可撓性部材33cが撹拌部材33A、33B(回転部材)から分離してしまう不具合を軽減することができる。
そして、そのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置と、のうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱部材(着脱ユニット)と定義する。
また、本実施の形態では、プロセスカートリッジ10を介して画像形成装置本体100に間接的に着脱可能に設置されるトナー収納容器30(現像剤収納容器)に対して本発明を適用したが、プロセスカートリッジを介することなく画像形成装置本体に直接的に着脱可能に設置されるトナー収納容器(現像剤収納容器)に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、トナー(1成分現像剤)が収容された1成分現像方式の現像装置5にトナーを補給するトナー収納容器30(現像剤収納容器)に対して本発明を適用したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤が収容された2成分現像方式の現像装置にトナーを補給するトナー収納容器(現像剤収納容器)に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、トナーが収容されたり回収されたりするトナー収納容器30(現像剤収納容器)に対して本発明を適用したが、トナーとともにキャリア(トナーとキャリアとが混合された2成分現像剤である。)が収容されたり回収されたりする現像剤収納容器に対しても、本発明を適用することができる。その場合、現像装置は2成分現像方式のものとなる。
また、本実施の形態では、トナー収納部31と廃トナー回収部32とが一体化されたトナー収納容器30(現像剤収納容器)に対して本発明を適用したが、トナー収納部のみからなるトナー収納容器(現像剤収納容器)に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、回転部材としての撹拌部材33A、33Bに対して本発明を適用したが、撹拌部材として機能させることを目的としない回転部材に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
5 現像装置、
10 プロセスカートリッジ、
30 トナー収納容器(現像剤収納容器)、
31 トナー収納部(現像剤収納部)、
32 廃トナー回収部(現像剤回収部)、
33A 第1撹拌部材(回転部材)、
33B 第2撹拌部材(回転部材)、
33a 回転軸、
33b 保持部材、
33b1 保持面、
33b2 穴部、
33b3 穴部、
33b5 ボス部、
33b30 切込み、
33c 可撓性部材、
33c1 一端側可撓性部材、
33c2 他端側可撓性部材、
33c5 貫通穴、
100 画像形成装置、
X カシメ部。
Claims (10)
- 回転軸を中心にして所定の回転方向に回転する回転部材であって、
前記回転軸を跨いで一方の径方向と他方の径方向とにそれぞれ延在する可撓性部材と、
前記可撓性部材を保持する保持部材と、
を備え、
前記保持部材は、前記可撓性部材における前記一方の径方向の側を保持面上にて熱カシメにて固定して、前記可撓性部材における前記他方の径方向の側を穴部を挿通させて保持し、
前記保持部材の前記保持面が前記回転方向を向くように回転されることを特徴とする回転部材。 - 前記保持部材は、
前記可撓性部材が前記回転軸を跨いで前記一方の径方向の側と前記他方の径方向の側とがそれぞれ片持ち支持されるように、前記可撓性部材を保持して、
前記回転軸を挟んで、前記一方の径方向の側に前記保持面が形成されて、前記他方の径方向の側に前記穴部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の回転部材。 - 前記穴部は、前記保持面に対して略直交する方向に開口して、その略直交する方向に対向する2つの内面のうち一方の内面が前記保持面に繋がる平面であることを特徴とする請求項2に記載の回転部材。
- 前記保持部材は、前記可撓性部材における前記一方の径方向の側において回転軸方向に間隔をあけて形成された複数の貫通穴にそれぞれ嵌合された前記保持面上の複数のボス部を熱溶融して、前記可撓性部材の前記一方の径方向の側を前記保持面に固定したものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の回転部材。
- 前記可撓性部材は、前記一方の径方向の側が、前記他方の径方向の側に比べて、回転軸方向端部の側に突出していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の回転部材。
- 前記保持部材の前記穴部は、回転軸方向に間隔をあけて複数形成された複数の穴部であって、
前記複数の穴部のうち回転軸方向端部の穴部は、回転軸方向端部に切込みが形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の回転部材。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の回転部材を備えたことを特徴とする現像剤収納容器。
- 像担持体に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置であって、
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の回転部材を備えたことを特徴とする現像装置。 - 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の回転部材を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の回転部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US17/078,718 US11281123B2 (en) | 2019-11-21 | 2020-10-23 | Rotator, developer container, developing device, process cartridge, and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019210203 | 2019-11-21 | ||
JP2019210203 | 2019-11-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021089420A true JP2021089420A (ja) | 2021-06-10 |
JP7514444B2 JP7514444B2 (ja) | 2024-07-11 |
Family
ID=76220229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020174499A Active JP7514444B2 (ja) | 2019-11-21 | 2020-10-16 | 回転部材、現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7514444B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4617122B2 (ja) | 2004-09-08 | 2011-01-19 | キヤノン株式会社 | 現像剤搬送部材、現像装置、および、プロセスカートリッジ |
KR100708174B1 (ko) | 2005-08-23 | 2007-04-17 | 삼성전자주식회사 | 현상카트리지 및 이를 채용한 전자사진방식 화상형성장치 |
JP4574720B2 (ja) | 2008-05-27 | 2010-11-04 | キヤノン株式会社 | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 |
JP2010176033A (ja) | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Kyocera Mita Corp | トナー供給装置 |
JP6148628B2 (ja) | 2014-02-07 | 2017-06-14 | 株式会社沖データ | 現像剤収容器、画像形成ユニットおよび画像形成装置 |
-
2020
- 2020-10-16 JP JP2020174499A patent/JP7514444B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7514444B2 (ja) | 2024-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4755867B2 (ja) | 現像装置、及びこれを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP5152628B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置 | |
CN110531596B (zh) | 粉体收纳容器、处理卡盒及图像形成装置 | |
JP7206856B2 (ja) | トナー搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP2007041230A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
US7636535B2 (en) | Developing unit | |
JP6525556B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP2024069696A (ja) | トナー収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
CN111694247B (zh) | 调色剂容器、调色剂补给装置及图像形成装置 | |
JP4290157B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011008144A (ja) | トナー補給装置及びトナー補給機構 | |
JP2021089420A (ja) | 回転部材、現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP6650103B2 (ja) | 粉体収容容器、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 | |
JP6855020B2 (ja) | 粉体収納容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP5252329B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置 | |
JP2000321872A (ja) | 画像形成装置 | |
US11281123B2 (en) | Rotator, developer container, developing device, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP7255148B2 (ja) | トナー搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP4256990B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000258979A (ja) | 電子写真装置 | |
JPH08179666A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000035736A (ja) | 画像形成機のトナー回収装置 | |
JP4804174B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 | |
JP2022151597A (ja) | トナー収納容器、及び、画像形成装置 | |
CN116997865A (zh) | 调色剂容器和图像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7514444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |