JP3501640B2 - 多色電子写真画像形成装置 - Google Patents

多色電子写真画像形成装置

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JP3501640B2 JP31647697A JP31647697A JP3501640B2 JP 3501640 B2 JP3501640 B2 JP 3501640B2 JP 31647697 A JP31647697 A JP 31647697A JP 31647697 A JP31647697 A JP 31647697A JP 3501640 B2 JP3501640 B2 JP 3501640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やプ
リンター等とされる電子写真方式等を利用した画像形成
装置に関し、現像装置に収容された現像剤の残量検知手
段に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いて転写材に画像を形
成する電子写真画像形成装置は、例えば電子写真複写
機、電子写真プリンタ(例えば、レーザビームプリン
タ、LEDプリンタ)、ファクシミリ装置あるいはワー
ドプロセッサとして実用化されている。
【0003】ここで、図8〜図10を用いて、従来のカ
ラーレーザプリンタ及びこれに用いられる現像剤残量検
知手段の構成について説明する。
【0004】図8において、画像形成装置本体101の
内部には、回転現像装置102、転写材担持体としての
転写ドラム103及び電子写真感光体ドラムからなる像
担持体104等が設けられている。
【0005】そして、画像形成装置本体101の下部に
配置されたカセット105から給送された転写材Pは転
写ドラム103に巻き付いて搬送され、像担持体104
の表面に形成されたトナー画像が転写材Pに転写されて
定着装置106により永久定着され、機外に排出され
る。
【0006】回転現像装置102は、マゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックの4色のトナーを備えた4色の
現像器102M、102C、102Y、102Bを有し
ている。これら4色の現像器102M、102C、10
2Y、102Bは、軸102aに対して回転可能に配置
される。また、軸102aには、公転ギアが設けられ、
該公転ギアの外周に配置された自転ギアに連動して各現
像器102M、102C、102Y、102Bがそれぞ
れ自転することで、それぞれの現像器102M、102
C、102Y、102Bの姿勢が一定に維持されてい
る。
【0007】画像形成に際しては、現像器102M、1
02C、102Y、102Bのうち、潜像に対応した色
の現像器が像担持体104に対向した位置に静止し、更
にそこで現像ローラ102bが像担持体104の表面と
微小間隔を介して対向するように位置決めされる。そし
て、現像時には現像ローラ102bがバイアスの印加と
回転駆動とを受けることで潜像担持体104上の潜像を
現像してトナー画像を形成する。
【0008】各現像器102M、102C、102Y、
102B内に配置された現像ローラ102bには、供給
ローラ102dが摺接しており、現像に寄与しなかった
現像剤を掻き取って、常に新鮮な現像剤が供給されるよ
うになっている。
【0009】図9に、光透過方式を採用した従来の現像
剤残量検知手段が示される。現像剤容器111の溶着受
け部111a、111bには現像剤残量検知用の光透過
窓115a、115bが超音波溶着等の方法を用いて溶
着されている。そして画像形成装置本体101側に設け
られた発光部106aから出射された検知光Lは、光透
過窓115aの光透過部材116aを透過し、更に光透
過窓115bの光透過部材116bを透過して画像形成
装置本体101側に設けられた受光部106bで受光さ
れることで現像剤が残量が検知される。
【0010】このとき、現像剤容器111内に設けられ
た現像剤撹拌部材107は回転して光透過部材116
a、116bの内側面を拭き取り、そのときの検知光L
を検知することで残量が検知される。
【0011】更に説明すると、検知光Lは、図10に示
すようにパルス幅tとして検知され、このパルス幅tは
検知光Lの光量が多いほど大きくなる。つまり現像剤容
器111内の現像剤残量が少なくなるに従ってパルス幅
tは大きくなる。そこで、パルス幅tが所定の大きさ、
つまりある閾値になったときに、「現像剤残量が少な
い」ことをユーザに報知するように設定している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように検知光をパルス幅として処理し、それに基づいて
値を設定した場合、つぎのような問題があった。 (1)環境等の変化に対応して、現像剤撹拌部材107
の回転速度、即ち、撹拌周期を可変とした場合、撹拌周
期を変えた前後で同一現像剤残量に対するパルス幅も変
わってしまう。そこで、撹拌周期の変動に対応して閾値
も再設定することが必要となり、そのための処理が煩雑
となっていた。 (2)上記従来例のように複数個の現像器を有する場合
に、収容した現像剤の特性に依存して各現像器の撹拌周
期が異なる場合、各現像器毎にそれぞれ異なる閾値を設
定しなければならず、環境等の変化に対応して撹拌周期
を変えた場合、上記と同様に処理が煩雑となっていた。
【0013】 従って、本発明の目的は、現像剤撹拌部
材の撹拌周期が可変の場合や、複数個の現像器のそれぞ
れの撹拌周期が異なる場合、閾値を簡便に設定でき、ト
ナー全量を高精度にて検知できる現像剤残量検知機構を
備えた多色電子写真画像形成装置を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、色トナー現像器と黒トナー現像器を有
し、前記各現像器は、現像剤を撹拌する撹拌部材と、光
検知方式の現像剤残量検知手段とを備えた多色電子写真
画像形成装置において、前記色トナー現像器の前記攪拌
部材の攪拌周期は、前記黒トナー現像器の前記攪拌部材
の攪拌周期より速く設定し、前記各現像器は、それぞ
れ、各現像器の前記撹拌部材の撹拌周期と前記現像剤残
量検知手段の出力パルス幅との比に基づいて現像剤残量
予告の閾値を設定することを特徴とする多色電子写真
像形成装置である。
【0015】
【0016】 前記各現像器は、現像剤を収容した現像
剤室と、該現像剤室に光透過可能に設けられた上下の窓
部材とを備え、前記撹拌部材は前記上下の窓部材を清掃
するための撹拌翼を有し、前記光検知方式の現像剤残量
検知手段は、前記窓部材近傍にて装置本体に取付けられ
た発光素子及び受光素子を有し、前記窓部材が前記撹拌
翼により清掃される際に、前記発光素子から射出された
光を前記受光素子が受光することが好ましい。
【0017】前記撹拌部材は、前記撹拌翼を取付けるた
めにその回転中心線の方向に延びる撹拌ステーを有し、
前記撹拌翼は前記撹拌ステーの幅方向端部に設けられ、
前記撹拌ステーには光を透過するための開口部が設けら
れていることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多色電子写真
画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0019】本発明者は、上記従来の問題に鑑み、図4
に示す撹拌部材の回転速度、即ち回転周期T、残検出力
パルス幅t、及び残トナー量の関係について検討を加え
たところ、撹拌部材の周期Tと残検出力パルス幅tとの
比rに基づいて残検を行なうことによって、撹拌周期が
可変の場合や、複数個の現像器、即ち現像カートリッジ
のそれぞれの撹拌周期が異なる場合にも簡便に閾値を設
定できることを見い出した。尚、撹拌部材の周期Tは装
置本体側で検知し、残検出力パルス幅tは従来例で示し
たように光検知方式で検知して、両者の比rを適宜マイ
クロコンピュータのような演算手段により得ることがで
きる。
【0020】このように、撹拌周期Tとパルス幅tとの
比rが予め設定した閾値Aを超えた時に残トナーの予告
を行なう構成とすることにより、撹拌部材の速度を変更
したとき、あるいは、撹拌速度の異なる複数の現像カー
トリッジを備えた場合においても、上記比rの閾値Aを
変更する必要はない。
【0021】実施例1 次に、本発明を一つの現像器を備えた単色画像形成装置
に適用した場合について、図1〜図5により説明する。
【0022】先ず、図1を用いて本発明の実施例1に係
る画像形成装置の概略構成について説明する。
【0023】図1において、電子写真画像形成装置は、
像担持体である感光ドラム60を回転自在に設け、該感
光ドラム60を一次帯電器61で一様に帯電し、次に例
えばレーザのような発光素子62によって情報信号を露
光して静電潜像を形成し、現像装置70で可視像化す
る。次に該可視像を転写帯電器64により転写紙65に
転写し、更に定着装置66にて定着して永久画像を得
る。又、感光ドラム60上の転写残トナーはクリーニン
グ装置67により除去する。
【0024】次に、現像装置70及びそのトナー残量検
知機構について図2及び図3により説明する。
【0025】図2において、現像装置70は、現像室7
1とトナー室72とを備え、現像室71には現像ローラ
73が回転可能に支持され、現像ローラ73にトナーを
薄層に塗布し又トナーに摩擦帯電電荷を付与するブレー
ド74が、現像ローラ73に当接されている。又現像室
71には現像ローラ73に当接して回転することによ
り、現像ローラ73にトナーを供給する供給ローラ75
が設置されている。
【0026】 現像剤、即ちトナーを収容したトナー室
72には撹拌部材76が回転可能に支持され、この撹拌
部材76が矢印方向に回転することにより、トナー室7
2内収容されたトナーTを撹拌しながら搬送して、そ
の開口部72aを通って現像室71内に供給するように
なっている。
【0027】撹拌部材76は、更に図3を参照して説明
すると、その回転中心線76dの方向に延びる板金等か
らなる撹拌ステー76aと、そのステー76aの突出部
先端に設けられた中心線76dの方向に延びる、トナー
室72の内壁を摺擦する撹拌翼76bとから構成されて
いる。撹拌ステー76aの中央部付近は反対側に突出し
ており、そこに回転中心線76dを含むように開口部7
6cが設けられている。又、トナー室72の上下の壁に
はほぼ中央寄りに、光が透過可能な窓部材77、78が
開口部76cを通る対向面となるように設けられてい
る。
【0028】一方、画像形成装置本体には、光学検知部
材を構成する発光素子79a、及び受光素子79bが上
下の窓部材77、78を透過可能な位置に配置されてお
り、これにより発光素子79aから発光された光が、下
の窓部材78、撹拌ステーの開口部76c、上の窓部材
77を通って受光素子79bに至る光路Lが形成され
る。
【0029】上記のように構成されたトナー残量検知機
構によれば、トナー室72内のトナーTの量が多いとき
には、撹拌部材76の撹拌翼76bによって下の窓部材
78からトナーが清掃されても、すぐトナーにより窓部
材78が覆われてしまうため、受光素子79bは常時、
受光不能状態となる。つまりトナー満杯状態であること
が検知される。
【0030】そして、トナー室2内のトナー量が順次減
少するにつれ、下の窓部材78上からトナーが清掃され
て受光可能な時間が長くなっていく。即ち、図4に示す
ように、ある残検出力(図4にて4V)におけるパルス
幅tが大きくなっていく。
【0031】本発明者が、撹拌部材76の撹拌速度(周
期)を変化させたときにおける、現像カートリッジ内残
トナー量[g]と残検出力パルス幅t[ms]との関係
について検討した結果、図5に示すような関係があるこ
とが分かった。尚、図5には(1)撹拌速度1[s
(秒)]、(2)撹拌速度1.2[s(秒)]の場合が
代表的に示されている。
【0032】同図において、例えば現像カートリッジ内
の残トナー予告を行なう残トナー量を60gとした場
合、(1)撹拌速度T1 =1sのとき、パルス幅t1
390[ms]、(2)撹拌速度T2 =1.2sのと
き、パルス幅t2 =468[ms]であった。ここで、
撹拌速度Tとパルス幅tとの比rをとると、r=t1
1 =t2 /T2 =0.39であり、他の撹拌速度にお
いても略同一値の比rを得た。
【0033】上記実験結果により、残トナー予告を行な
う残トナー量と、その時の上記の比rの閾値Aとを予め
設定しておけば、撹拌速度Tが変更されたとしても、そ
の時検知されたパルス幅tとによりt/Tの演算を行な
って比rを得、更にこの比rと閾値Aとを比較すればよ
く、従来のように、撹拌速度の変更の度に残トナー予告
を行なうパルス幅を変更するという煩雑な作業を省略で
きることが分かった。
【0034】更に説明すると、例えば、下記の表1にお
いて、撹拌周期Tとパルス幅tの比rが閾値A=0.3
9のときに「残トナー少なし」の表示を行なうとした場
合において、例1で撹拌周期Tが1.0msecでパル
ス幅tが390msecとなったとき、両者の比rが
0.39となり、上記の表示を行なう。残トナーの量
や、温湿度等の環境の変化に対応して例2のように撹拌
周期Tを1.2secに変化させた場合には、パルス幅
tが468msecとなったときに両者の比rが閾値A
=0.39であるので、同様に上記の表示を行なう。更
に、残トナー量が少なくなったときや、高温高湿の場合
には撹拌回転を増す、即ち撹拌周期Tを短くする。例3
として、撹拌周期Tが0.8msecとしたときには、
パルス幅tががt=0.312msecとなったときに
両者の比rが0.39となるので、同様に上記の表示を
行なう。
【0035】
【表1】
【0036】本実施例においては、トナー残量検知機構
によって検知されたパルス幅tと、装置本体にて検知さ
れた撹拌部材の撹拌周期Tとの比rを予め設定しておい
た閾値A以上となったときに「残トナー少なし」の表示
を装置本体上もしくは接続したコンピュータ上に行なう
こととした。
【0037】このように、撹拌周期Tとパルス幅tとの
比r(=t/T)に基づき、残トナーの予告を行なうこ
とにより、上記従来の問題を解消することができ、環境
の変化やサービスモードに応じて、簡便に閾値を設定す
ることができる。
【0038】実施例2 次に、本発明を多色電子写真画像形成装置に適用した実
施例2について、図6及び図7により説明する。
【0039】先ず、図6を用いて本発明に係る画像形成
装置の全体構成について説明する。図6において、画像
形成装置は、中間転写体3に、一定速度で回転する電子
写真感光体で構成される画像形成手段となる像担持体4
の表面に形成された現像剤であるトナー画像を所定の回
数転写した後に、給送部であるカセット2から給送され
た転写材Pに中間転写体3上のトナー像を一括転写し、
定着装置5に搬送し、排出ローラ6によって画像形成装
置本体上部の排出部7に排出される。
【0040】また、像担持体4に近接して、画像形成装
置本体1に対して固定されたブラック現像器8Bと、回
転可能な3色(イエロー、マゼンタ、シアン)のカラー
現像器8Y、8M、8Cとからなる画像形成部8が設け
られており、像担持体4に形成された潜像は、画像形成
部8で現像され、中間転写体3上に多重転写されてカラ
ーが像が形成される。
【0041】現像剤カートリッジの一例である回転可能
なカラー現像器8Y、8M、8C及び固定のブラック現
像器8Bは、装置本体1に対して別個に着脱可能に構成
されている。
【0042】ドラムユニット9は像担持体4と、該像担
持体4のホルダーを兼ねると共に、像担持体4の表面の
残留物を収容するためのクリーニング容器10と一体的
に構成されている。そして、このドラムユニット9は装
置本体1に対して着脱可能に支持され、像担持体4の寿
命に合わせて容易にユニット交換ができるように構成さ
れている。
【0043】本実施態様における像担持体4は、アルミ
ニウムで構成される直径約62mmのシリンダーの外側
に有機光電電体層を塗布して構成し、像担持体4のホル
ダーを兼ねるクリーニング容器10に対して回転可能に
支持されている。像担持体4の外周近傍には、像担持体
4の表面の残留物を除去するためのクリーニング手段と
なるクリーナーブレード11、像担持体4の表面を帯電
するための一次帯電手段12が配置されている。
【0044】また、像担持体4は図1の紙面奥側の一端
に図示しない駆動モータの駆動力が伝達されることによ
って、画像形成動作に対応して図1の矢印a方向に回転
する。
【0045】一次帯電手段12は接触帯電方法を用いた
ものであり、導電性ローラである一次帯電手段12を像
担持体4に当接させて一次帯電手段12に電圧を印加す
ることによって像担持体4の表面を一様に帯電させるも
のである。
【0046】像担持体4への露光は、装置本体1の上部
に配置されたスキャナー部13から行なわれる。即ち、
画像信号がレーザダイオードに与えられると、このレー
ザダイオードは画像信号に対応する画像光をポリゴンミ
ラー14へと照射する。
【0047】このポリゴンミラー14はスキャナーモー
タによって高速回転し、ポリゴンミラー14で反射した
画像光が結像レンズ15及び反射ミラー16を介して一
定速度で回転する像担持体4の表面を選択的に露光し、
その結果、像担持体4の表面上に静電潜像を形成する。
【0048】静電潜像を可視像化するための画像形成部
8は、前述したように、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色現像を可能とする3個のカラー現像器8
Y、8M、8Cと1個のブラック現像器8Bから構成さ
れる。
【0049】ブラック現像器8Bは固定現像器であり、
像担持体4に対向した位置に、像担持体4に現像剤であ
るブラックトナーを供給するための現像回転体となるス
リーブ8BSが像担持体4に対して微小間隔(300μ
m程度)をもって配置され、像担持体4の静電潜像に対
応してブラックトナーによる可視像を形成する。
【0050】一方、3個のカラー現像器8Y、8M、8
Cは、夫々6000頁(A4サイズ、5%印字)相当の
トナーを内包し、軸8aを中心として回転する現像ロー
タリー8bに夫々着脱可能に支持されている。
【0051】画像形成に際しては、各カラー現像器8
Y、8M、8Cが現像ロータリー8bに支持された状態
で軸8aを中心に回転移動し、所定のカラー現像器8
Y、8M、8Cが像担持体4に対向した位置に止まり、
像担持体4に現像剤であるイエロー、マゼンタ、シアン
のトナーを供給するための現像回転体となるスリーブ8
YS、8MS、8CSが像担持体4に対して微小間隔
(300μm程度)をもって対向するように位置決めさ
れた後、像担持体4の静電潜像に対応してカラートナー
による可視像を形成する。
【0052】カラー画像形成時には、中間転写体3の一
回転毎に現像ロータリー8bが回転し、イエロー現像器
8Y、マゼンタ現像器8M、シアン現像器8C、次いで
ブラック現像器8Bの順で現像工程がなされる。
【0053】図6では、イエロー現像器8Yが像担持体
4に対向して位置決めされて静止している状態を示す。
イエロー現像器8Yは現像剤を収容するための現像剤容
器内のトナーを送り機構によって、スリーブ8YSの表
面に供給する供給回転体となる供給ローラ8YRへと送
り込み、図6の時計回り方向に回転する供給ローラYR
及びスリーブ8YSの外周に圧接された現像ブレード8
YBによって、図6の時計回り方向に回転するスリーブ
8YSの表面にトナーを薄層塗布し、且つトナーに電荷
を付与(摩擦帯電)する。そして、潜像が形成された像
担持体4と対向したスリーブ8YSに現像バイアスを印
加することにより潜像に応じて像担持体4上にトナー現
像を行なうものである。
【0054】マゼンタ現像器8M、シアン現像器8Cに
ついても前述と同様なメカニズムで供給回転体となる供
給ローラ8MR、8CR及び現像回転体となるスリーブ
8MS、8CS及び現像ブレード8MB、8CBが作用
してトナー現像工程が行なわれる。
【0055】また、各回転現像器8Y、8M、8Cの各
スリーブ8YS、8MS、8CSは、各現像器8Y、8
M、8Cが現像位置に回転駆動された時、装置本体1に
設けられた各色現像用光電圧電源及び駆動手段と接続さ
れており、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され、
回転駆動が行なわれる。
【0056】中間転写体3は、カラー画像形成動作時に
は、各現像器8Y、8M、8C、8Bにより可視化され
た像担持体4上のトナー画像を4回(イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4色の各画像)に亙り、多重転
写を受けるため像担持体4の外周速度と同期して図1に
時計回り方向に回転し、また、多重転写を受けた中間転
写体3は、電圧を印加された転写ローラ17とによって
転写材Pを挟み込み搬送することによって転写材Pに中
間転写体3上の各色トナー画像を同時多重転写する。
【0057】本実施例における中間転写体3は直径18
6mmのアルミニウム製のシリンダ3aの外周を中抵抗
スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層3bで覆った構成とな
っている。この中間転写体3は回転可能に支持され、、
一体的に固定される図示しないギアにより駆動を受けて
回転する。
【0058】像担持体4のクリーニング手段は、現像器
8Y、8M、8C、8Bによって像担持体4に可視化さ
れたトナー画像が中間転写体3に転写された後、像担持
体4上に残ったトナーをクリーニングするものであり、
クリーニングされた廃トナーはクリーニング容器10に
蓄えられる。クリーニング容器10に蓄えられる廃トナ
ーの量は、像担持体4の寿命よりも早くクリーニング容
器10を満たすことはなく、従って、クリーニング容器
10は、像担持体4の寿命交換時に同時に一体で交換処
理される。
【0059】給送部は、画像形成部3へ転写材Pを給送
するものであり、複数枚の転写材Pを収容したカセット
2とピックアップローラ18、給送ローラ19及び重送
防止のリタードローラ20、給送ガイド21、搬送ロー
ラ22、レジストローラ23等の搬送手段を有して構成
されている。
【0060】画像形成時には、ピックアップローラ18
が画像形成動作に応じて回転駆動されてカセット2内の
転写材Pを繰り出し、給送ローラ19とリタードローラ
20の協働作用によって1枚ずつ分離給送すると共に、
給送ガイド21によってガイドし、搬送ローラ22を経
由してレジストローラ23に至る。画像形成動作中にレ
ジストローラ23は転写材Pを静止待機させる非回転の
動作と、転写材Pを中間転写体3に向けて搬送する回転
の動作とを所定のシーケンスで行ない、次工程である転
写工程時の画像と転写材Pとの位置合わせを行なう。
【0061】転写部は、揺動可能な転写ローラ17から
なっており、転写ローラ17は金属軸の外周に中抵抗発
泡弾性体を巻いて構成され、図1の上下方向に移動可能
で且つ回転駆動される。
【0062】中間転写体上3に4色のトナー画像を形成
している間、即ち、中間転写体3が複数回回転する間
は、その画像を乱さないように、転写ローラ17は下方
に退避して中間転写体3から離間しており、中間転写体
3上に4色のトナー画像が形成された後、転写材Pにカ
ラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ1
7は図示しないカム部材によって転写材Pを介して中間
転写体3に所定の圧力で押付けられる。このとき、同時
に転写ローラ17にはバイアスが印加され、中間転写体
3上に形成されたトナー画像は転写材Pに転写される。
【0063】ここで、中間転写体3と転写ローラ17と
は夫々独立して駆動されているため、両者に挟まれた状
態の転写材Pは、転写工程が行なわれると同時に図6の
左方向に所定の速度で搬送され、次工程である定着装置
5に向けて送られる。
【0064】定着装置5は、現像器8Y、8M、8C、
8Bにより形成されたトナー画像を中間転写体3を介し
て転写材P上に熱を加えるための定着ローラ5aと、転
写材Pを定着ローラ5aに圧接するための加圧ローラ5
bとからなり、各ローラ5a、5bは中空ローラで、内
部に夫々ヒータ5a1、5b1を有しており、定着ロー
ラ5aと加圧ローラ5bとにより転写材Pが挟持搬送さ
れると共に、熱及び圧力を加えられることにより、トナ
ー画像が転写材Pに定着される。
【0065】次に、上記現像器のトナー残量検知機構に
ついて、イエロー現像器8Yを代表として取り上げ図7
により説明する。
【0066】図7に示すように、イエロー現像器8Yは
その容器81の内部に撹拌部材である撹拌翼、即ち撹拌
板82を備えており、容器81内部のトナーを撹拌する
と共に現像スリーブ8YB側に搬送している。
【0067】容器81には光を透過する上下2つの残検
窓83a、83bが設けられており、上下残検窓83
a、83bの近傍に対向して、装置本体に設けられた本
体発光部からの、及び本体受光部へと光を案内する上下
ライトガイド84a、84bがそれぞれ設けられ、本体
発光部→現像器内部→本体受光部の光回路を構成してい
る。
【0068】撹拌板82の先端部には残検窓83a、8
3bを清掃するマイラー82aが取付けられており、残
検窓83a、83bを清掃し、トナーが少ないときに光
路を提供する。容器81内のトナーが多いときにはマイ
ラー82aが残検窓83a、83bを清掃してもすぐに
トナーによって覆われるため、光は透過しないが、残ト
ナーが少なくなるに従って、光が残検窓83a、83b
を透過する時間、即ち前出の図4に示したパルス幅tが
長くなる。
【0069】ところで、黒トナー現像器8B、及び3色
(イエロー、マゼンタ、シアン)の色トナー現像器8
Y、8C、8Mは、それぞれ特性の異なるトナーを収容
しており、撹拌板82の撹拌速度、即ち撹拌周期が異な
っている。一般に、色トナー現像器8Y、8C、8M
は、色トナーの現像スリーブへのコート量が少ないた
め、その撹拌板82の撹拌速度が黒トナー現像器8Bの
それと比較して速く設定されている。
【0070】本実施例においては、実施例1と同様の理
由によって、黒トナー現像器8Bの撹拌板の撹拌周期T
B と、トナー残量検知機構により検知される残検パルス
幅tB の比rB に基づいて閾値AB を設定する。同様
に、色トナー現像器8Y、8C、8Mの撹拌板の撹拌周
期TY 、TC 、TM と、残検パルス幅tY 、tC 、tM
との比rY 、rC 、rM に基づいて、それぞれ閾値A
Y 、AC 、AM を設定する。
【0071】このように、撹拌周期と残検パルス幅との
比に基づいて各現像器における残トナー予告の閾値を設
定することにより、環境等の変化に対して撹拌板の撹拌
周期をそれぞれ変えたとしても、従来のように残トナー
予告を行なうパルス幅の閾値を各現像器毎に変更すると
いう煩雑な作業を省略でき、又、上記各閾値の設定も簡
便に行なうことができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、前記撹拌部材の撹拌周期と前記現像剤残量検
知機構の出力パルス幅との比が所定の設定値を超えたと
きに現像剤残量予告を行なうことによって、現像剤撹拌
部材の撹拌周期が可変の場合や、複数個の現像器のそれ
ぞれの撹拌周期が異なる場合や、各現像器において現像
剤残量予告の閾値をそれぞれ設定する場合などにおい
現像剤残量予告の閾値を簡便に設定でき、煩雑な作
業を省略することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の現像装置を示す構成図で
ある。
【図3】図2の現像装置とその現像剤残量検知機構を示
す部分斜視図である。
【図4】現像剤残量検知機構の出力と出力パルス幅とを
示す波形図である。
【図5】カートリッジ内残トナー量と残トナーセンサー
出力パルス幅との関係を示すグラフである。
【図6】本発明が実施される実施例2の多色画像形成装
置を示す構成図である。
【図7】図6の現像装置を示す断面図である。
【図8】従来の画像形成装置の一例を示す構成図であ
る。
【図9】図8の画像形成装置の現像装置を示す部分斜視
図である。
【図10】図9の現像装置の現像剤残量検知機構の出力
パルスを示す波形図である。
【符号の説明】
8B ブラック現像器 8Y イエロー現像器 8C シアン現像器 8M マゼンタ現像器 70 現像器 76、82 撹拌部材 76a 撹拌ステー 76b 撹拌翼 76c 開口部 77、78 窓部材 79a 発光素子 79b 受光素子 83a、83b 窓部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095 G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 Z

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色トナー現像器と黒トナー現像器を有
    し、前記各現像器は、現像剤を撹拌する撹拌部材と、光
    検知方式の現像剤残量検知手段とを備えた多色電子写真
    画像形成装置において、前記色トナー現像器の前記攪拌部材の攪拌周期は、前記
    黒トナー現像器の前記攪拌部材の攪拌周期より速く設定
    し、 前記各現像器は、それぞれ、各現像器の 前記撹拌部材の
    撹拌周期と前記現像剤残量検知手段の出力パルス幅との
    に基づいて現像剤残量予告の閾値を設定することを特
    徴とする多色電子写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記各現像器は、現像剤を収容した現像
    剤室と、該現像剤室に光透過可能に設けられた上下の窓
    部材とを備え、前記撹拌部材は前記上下の窓部材を清掃
    するための撹拌翼を有し、前記光検知方式の現像剤残量
    検知手段は、前記窓部材近傍にて装置本体に取付けられ
    た発光素子及び受光素子を有し、前記窓部材が前記撹拌
    翼により清掃される際に、前記発光素子から射出された
    光を前記受光素子が受光することを特徴とする請求項
    多色電子写真画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記撹拌部材は、前記撹拌翼を取付ける
    ためにその回転中心線の方向に延びる撹拌ステーを有
    し、前記撹拌翼は前記撹拌ステーの幅方向端部に設けら
    れ、前記撹拌ステーには光を透過するための開口部が設
    けられていることを特徴とする請求項多色電子写真
    画像形成装置。
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