JP4356152B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置の技術分野に属し、より詳細には、静電潜像が形成されている感光ドラム上にトナーを供給して付着させることにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば非磁性一成分方式の現像装置を備えた上記画像形成装置においては、現像剤としてのトナーは当初トナー収容室に収容されており、当該トナーを担持搬送する現像ローラに対して当該収容されているトナーを供給し、次に当該現像ローラに供給されたトナーを更に感光ドラムに供給することにより、当該感光ドラム上に形成されている静電潜像をトナー像として可視化し、最後に当該可視化されたトナー像を印字用紙に転写することにより当該印字用紙上に文字又は画像を形成する構成となっている。
【0003】
このとき、上記従来の画像形成装置において、感光ドラム上に静電潜像を形成する場合には、先ず、感光ドラム上をトナーと同じ極性に均一に帯電させ、レーザ光等の光ビームを照射することで当該帯電を選択的に除電する。そして形成された静電潜像の電位と現像ローラ上のトナーの電位との差により、静電的にトナーを静電潜像上に引き付けることでトナー像の形成を行っていた。
【0004】
そして、この感光ドラムの帯電化のために、従来は、高圧のコロナ放電により当該帯電を行う帯電器を感光ドラムに近接して配置していた。
【0005】
ここで、従来の画像形成装置においては、当該帯電器の帯電は感光ドラム等を回転させるメインモータに完全に同期して行われていた。
【0006】
すなわち、より具体的には、当該画像形成装置の電源投入時におけるいわゆる暖気運転時においては、通常、定着用の定着ローラが予め設定された所定の温度に到達したとき、当該メインモータを回転させて暖気運転を行うが、このとき、当該メインモータの回転、つまり感光ドラム及び当該感光ドラムに接触している現像ローラの回転を開始させるタイミングと同じタイミングで帯電器をオンとし、更に当該回転を停止させるタイミングと同じタイミングで帯電器をオフとしていた。
【0007】
一方、実際の印刷処理開始時においても、印刷処理の開始時においてメインモータの回転を開始させるタイミングと同じタイミングで帯電器をオンとし、更に印刷処理終了時に当該回転を停止させるタイミングと同じタイミングで帯電器をオフとしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、帯電器をオンにする場合には、上述したように当該帯電器に高電圧を印加してコロナ放電を発生させることとなるが、このことは、同時に帯電器に対して周囲に浮遊している塵等を付着させ易くするということを意味する。すなわち、帯電器に対して高電圧を印加することで当該帯電器が周囲の塵等を静電的に引き寄せてしまうのである。
【0009】
そして、従来の画像形成装置においては、感光ドラムに近接した位置に帯電器が配置されていたので、当該感光ドラムの回転により発生する塵等について帯電器に対する上記した集塵の影響が顕著であるという問題点があった。
【0010】
そして、この問題点は、帯電器に塵等が多く付着すると正常であったコロナ放電のバランスが崩れ、結果として帯電器の一部でアーク放電が発生し、これにより印刷結果に黒又は白の筋が含まれたり、或いは印刷結果全体が真っ黒になってしまう場合があるという問題点に繋がるものである。
【0011】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、塵等の付着による帯電器の汚濁を抑制し、良好な画像形成結果を得ることが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、静電潜像が形成されている静電潜像担持手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置において、電圧が印加されることにより発生するイオンを放電により前記静電潜担持手段へ移動させ前記静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段と、前記顕像化した画像を記録すべき画像記録媒体に転写する転写手段と、前記静電潜像の形成を可能とするため、前記静電潜像担持手段の動作に伴って、前記静電潜像担持手段の表面を前記帯電手段により帯電させておくべき帯電期間のうち、前記画像形成装置の暖機運転時における前記転写手段を清浄化する期間後において、前記帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御する制御手段と、を備える。
【0013】
よって、転写手段を清浄化する期間後の暖機運転時において、帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御するので、前記転写手段を清浄化する期間後の暖機運転時における帯電手段に対するトナー又はその他の異物等の付着等に起因する当該帯電手段の汚濁を抑制することができる
【0014】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、静電潜像が形成されている静電潜像担持手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置において、電圧が印加されることにより発生するイオンを放電により前記静電潜担持手段へ移動させ前記静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段と、前記顕像化した画像を記録すべき画像記録媒体に転写する転写手段と、前記静電潜像の形成を可能とするため、前記静電潜像担持手段の動作に伴って、前記静電潜像担持手段の表面を前記帯電手段により帯電させておくべき帯電期間のうち、印刷処理を終了した以後において、前記帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御する制御手段と、を備える。
【0015】
よって、印刷処理を開始した以後であって、前記転写手段を清浄化する期間後において、前記帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御するので、前記転写が終了した後の前記帯電期間における帯電手段に対するトナー又はその他の異物等の付着物等に起因する当該帯電手段の汚濁を抑制することができる。
【0016】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2何れか一項に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記チョッピング制御における帯電電圧オン時間と帯電電圧オフ時間とを同一とする。
【0017】
よって、簡易な処理で帯電量を低減させることができる。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2何れか一項に記載の画像形成装置において、前記帯電手段は移動する前記静電潜像担持手段を帯電すると共に、前記制御手段は、前記静電潜像担持手段の移動方向における前記帯電手段の長さを当該静電潜像担持手段の移動速度で除した時間に基づいて前記帯電電圧オン時間及び前記帯電電圧オフ時間を制御することを特徴とする。
【0019】
よって、簡易な処理で帯電量を低減させることができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0027】
なお、以下に説明する実施の形態は、トナー収容室内に収容されているトナーを、上記現像ローラを介して感光ドラムに供給することにより当該感光ドラム上に形成されている静電潜像をトナー像として可視化し、当該可視化されたトナー像を用紙に転写することで当該用紙上に文字又は画像を形成する画像形成装置としてのレーザプリンタに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0028】
(I)レーザプリンタ全体の概要構成
始めに、当該レーザプリンタの概要構成について、図1を用いて説明する。なお、図1は当該レーザプリンタ1の概略構成を示す縦断面図である。
【0029】
図1に示すように、実施形態のレーザプリンタ1は、用紙を給紙するフィーダユニット3と、現像装置50等を含むプロセスカートリッジ2aと、スキャナユニット40と、定着ユニット70と、搬送ローラ73及び74と、排紙トレイ75と、により構成されている。
【0030】
この構成において、フィーダユニット3は、レーザプリンタ1の筐体である本体ケース2の底部に備えられている。
【0031】
このフィーダユニット3は、バネ15によって押圧される用紙押圧板10と、給紙ローラ11と、摩擦分離部材14と、により構成されており、用紙押圧板10により用紙を給紙ローラ11に押圧し、給紙ローラ11と摩擦分離部材14との間で給紙ローラ11の回転により最も上に重ねられている一の用紙を分離して所定のタイミングで当該用紙の供給を行う。
【0032】
そして、図1の矢印方向に回転する給紙ローラ11により搬送される用紙の搬送方向の下流側には一対のレジストローラ12及び13が回転可能に枢支され、後述する静電潜像担持手段としての感光ドラム20と転写手段としての転写ローラ21によって形成される転写位置へ所定のタイミングで用紙を搬送する。
【0033】
なお、用紙搬送経路上における当該レジストローラ12及び13の前後には、複数の用紙の搬送における用紙相互間の搬送タイミングを把握すべく、供給されてくる用紙の先端を検出するための用紙センサ76と、一の用紙内における画像形成位置を認識すべく、レジストローラ12及び13の位置を通過後の用紙の後端を検出するための用紙センサ77と、が配置されている。
【0034】
一方、当該感光ドラム20は、正帯電性の材料(例えば正帯電性のポリカーボネイト)を主成分とする有機感光体により形成されている。より具体的には、感光ドラム20は、例えばアルミニウム製円筒形状の円筒スリーブを本体とし、ポリカーボネイトに光導電性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層をその外周部に形成した中空状のドラムであり、当該円筒スリーブを接地した状態で本体ケース2に回転自在に枢支されている。更に、感光ドラム20は、図示しない駆動機構により矢印方向に回転駆動される。
【0035】
次に、帯電手段としての帯電器30は、例えばタングステンなどからなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器である。
【0036】
更に、レーザスキャナユニット40は、感光ドラム20上に静電潜像を形成するためのレーザ光Lを発生する図示しないレーザ発生器と、回転駆動されるポリゴンミラー(五面体ミラー)41と、一対のレンズ42及び45と、反射ミラー43、44及び46と、により構成されている。
【0037】
また、現像装置50は、ケース51内にトナー収容室52が形成されており、当該トナー収容室52内には、アジテータ90と、清掃部材54と、これらの間に設けられた遮光部材80と、が回転軸55の周りに回転自在に設けられている。
【0038】
なお、当該トナー収容室52内には、電気絶縁性を有する正帯電性のトナーが格納されている。また、トナー収容室52の回転軸55の両端側に位置する側壁には光透過窓56が設けられている。
【0039】
更に、トナー収容室52の感光ドラム20側には、開口部Aによってトナー収容室52と連通し現像を行う現像室57が形成されており、供給ローラ58と現像ローラ59とが回転可能に枢支されている。このとき、現像ローラ59上のトナーの層厚は、薄い板状の弾性を有する層厚規制ブレード64により所定の厚さに規制されており、この状態で当該トナーが現像に供されるのである。
【0040】
一方、転写ローラ21は、回転自在に枢支されており、シリコーンゴムやウレタンゴムなどを材料とする導電性を有する発泡弾性体により構成されている。そして、転写ローラ21はそれに印加される電圧により感光ドラム20上のトナー画像を用紙に確実に転写する。
【0041】
更に、定着ユニット70は、レジストローラ12及び13から感光ドラム20と転写ローラ21との圧接部に至る用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、加熱用ローラ71と、押圧ローラ72と、により構成されている。そして、用紙に転写されたトナー画像は加熱用ローラ71と押圧ローラ72との間を搬送される間に加熱されつつ押圧されて用紙に定着される。
【0042】
最後に、用紙搬送用の一対の搬送ローラ73及び74は、定着ユニット70の搬送方向下流側に夫々設けられており、排紙ローラ74の更に下流側には排紙トレイ75が設けられている。
【0043】
なお、上述した感光ドラム20、転写ローラ21、帯電器30及び現像装置50はプロセスカートリッジ2a内に収容されており、当該プロセスカートリッジ2aはレーザプリンタ1に対して着脱自在に設けられている。
【0044】
更に、現像装置50は、現像器カートリッジとしてプロセスカートリッジ2aに対して着脱自在に設けられている。
【0045】
次に、上述した構成のレーザプリンタ1において実行される印刷処理動作について説明する。
【0046】
当該印刷処理動作においては、始めに、感光ドラム20の表面が帯電器30により一様に帯電され、当該表面に対してレーザスキャナユニット40から画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射されると、当該表面には当該画像情報に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置50によるトナーの付着により可視像化され、当該可視像が感光ドラム20によって転写位置へと搬送される。
【0047】
次に、当該転写位置には給紙ローラ11並びにレジストローラ12及び13を介して用紙が供給されており、転写ローラ21によって印加される転写バイアスにより当該搬送された可視像が供給された用紙に転写される。
【0048】
なお、転写後に感光ドラム20上に残ったトナーは、現像ローラ59によって現像室57に再度回収される。
【0049】
次に、可視像が転写された用紙は、定着ユニット70に搬送され、当該定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ローラ72によって挟持搬送され、用紙上の可視像は加圧及び加熱されて用紙上に定着される。
【0050】
そして、可視像が定着された用紙は搬送ローラ73及び排紙ローラ74によりレーザプリンタ1上部の排紙トレイ75に排出され、印刷処理動作が終了する。
【0051】
(II)現像装置の細部構成
次に、上述したレーザプリンタ1における実施形態に係る現像装置50の細部構成について、図2及び図3に基づいて説明する。
【0052】
なお、図2は実施形態に係る現像装置50の図3に示すY−Y'断面を示す図であり、図3は当該現像装置50の図2に示すX−X'断面を示す図である。
【0053】
ここで、図3はアジテータ90と清掃部材54が図2に二点鎖線で示される位置にある場合の断面図である。また、図3においては、フレーム2b、発光器60、受光器61並びに基板60b及び61bが断面として描かれているが、これらは図2におけるZ−Z'断面に相当する。
【0054】
先ず、実施形態における現像装置50は、図2に示すように、ケース51内にその他の各構成要素を備えた状態で図3に示すプロセスカートリッジ2aに対して着脱可能とされている。このとき、ケース51は、トナー収容室52と現像室57とを形成すると共に、各構成要素を支持する枠体としても機能している。
【0055】
次に、ケース51以外の各構成要素について説明する。
【0056】
最初に、現像ローラ59(トナー担持体)は、ステンレス鋼等を材料として形成された芯金59aの外周部に、導電性カーボンの微粒子を含む導電性シリコーンゴムを材料として形成された円筒状の基材59bが設けられており、更にこの基材59bの外周部にはフッ素を含有した樹脂又はゴム材を材料として形成されたコート層59cが形成されている。
【0057】
なお、上記基材59bは、導電性のシリコーンゴムで構成する以外に、例えば導電性のウレタンゴムにより構成しても良い。
【0058】
また、現像ローラ59には図示しない電源により所定の電圧が印加されており、感光ドラム20との間に所定の電位差を有するように構成されている。
【0059】
次に、層厚規制部材としての層厚規制ブレード64は、ステンレス鋼等で形成され、基端が現像装置50のケース51に固定された支持部64aと、その支持部64aの先端に設けられ、絶縁性又は導電性のシリコーンゴム或いは絶縁性又は導電性のフッ素含有ゴム若しくは絶縁性又は導電性のウレタンゴムを材料として形成された接触部64bと、により構成されている。そして、接触部64bは支持部64aの弾性力により現像ローラ59に圧接される。
【0060】
なお、実施形態では、図2に示すように、接触部64bを断面が略半月状の凸形状となるように形成しているが、板状に形成しても良い。
【0061】
一方、供給ローラ58は、ステンレス鋼等を材料として形成された芯金58a上に導電性スポンジを材料として形成された円筒状の基材58bが形成されたローラであり、現像ローラ59に対してスポンジの弾性力によって押圧接触するように配置されている。
【0062】
なお、供給ローラ58としては、この他にも、導電性シリコーンゴム或いはウレタンゴム等の適宜の部材を使用することができる。
【0063】
次に、トナー収容室52に収容されるトナーは、正帯電性の非磁性一成分現像剤であり、懸濁重合法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤並びにニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒径8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナーは、当該トナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されている。
【0064】
また、外添剤としてのシリカはシランカップリング剤等による周知の疎水化処理が施されており、その平均粒径は10nmで、その添加量はトナー母粒子の0.6重量(wt)%である。
【0065】
このように、トナーは極めて球状に近い懸濁重合トナーであり、しかも、平均粒径が10nmの疎水性処理したシリカを0.6重量(wt)%だけ外添剤として添加しているため、極めて流動性に優れている。そのため、摩擦帯電により充分な帯電量が得られるので、転写効率が良く極めて高画質な画像が形成できる。
【0066】
次に、アジテータ90は、ABS(アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン)樹脂等の樹脂で形成された支持部材90aの先端部に、PET(ポリエチレンテレフタラート)で形成された厚さ75μmのシート状の摺接部90bが取り付けられて構成されている。
【0067】
このとき、支持部材90aは、図3に示すように、ケース51の両側壁51a及び51bに軸支された回転軸55と一体に成形されており、当該回転軸55の軸端にはギア63が取り付けられている。
【0068】
また、摺接部90bは、図2に示すように、少なくともトナー収容室52の円筒形状の底面部52aに摺接する際に撓みを有して摺接するような幅(回転半径方向の長さ)を有している。
【0069】
従って、図示しないモータからの回転駆動力がギア63に伝達されると、支持部材90a及び摺接部90bからなるアジテータ90は、図2に示す矢印方向に回転し(実施形態の場合には、一回転に要する時間は1.3秒とされている。)、摺接部90bは撓んだ状態でトナー収容室52の底面部52aを摺接し、搬送面によってトナーを開口部Aに押し上げる。
【0070】
なお、図3においては、開口部Aを黒く塗り潰して表しており、更に図3において当該開口部Aの支持部材90aに隠れる部分は点線で表している。
【0071】
更に、摺接部90bには、図3に示すように開口部Aの両端部位置に対応して切り込み90dが設けられており、これら二つの切り込み90dによって挟まれた摺接部90bの搬送主部が、開口部A内に弾性的に弾かれるように侵入し、トナーを現像室57側に弾き飛ばす。
【0072】
また、摺接部90bだけでなく、支持部材90aの面もトナーを押し上げることになるので、支持部材90aには図3に示すように開口部90cが形成されており、支持部材90aの面が回転時にトナーから受ける抵抗を減少させるように構成されている。
【0073】
更にまた、支持部材90a及び摺接部90bの長手方向長さは、ケース51の長手方向長さよりも短くなるように設定されており、図3に示すように、支持部材90a及び摺接部90bの側部は、両側の光透過窓56a及び56bに接触しないように所定の間隔を有するように配置されている。
【0074】
次に、清掃部材54は、アジテータ90の支持部材90aと一体に成形された支持部材54aと、図3に示すように当該支持部材54aの両端に取り付けられたワイパー54bとから構成される。
【0075】
このとき、ワイパー54bは、ウレタンゴムを材料として形成されており、支持部材54aの回転に伴って光透過窓56a及び56bの表面を摺擦することで当該表面のトナーを拭き取り可能な位置に取り付けられている。
【0076】
また、支持部材54aは、一例としてアジテータ90の支持部材90aと逆向きで平行になるように、即ち、アジテータ90の支持部材90aとの位相角が180度になるように取り付けられている。
【0077】
次に、光透過窓56は、アクリル、ポリカーボネート又はポリプロピレン等で形成された透明もしくは半透明な部材であり、図3に示すようにケース51の発光器60側の側壁51aに取り付けられた光透過窓56aと、受光器61側の側壁51bに取り付けられた光透過窓56bと、により構成されている。
【0078】
また、これらの光透過窓56a及び56bは、図3に示すように、トナー収容室52の内部側に突出するように設けられており、上記清掃部材54のワイパー54bが確実に光透過窓56a及び56bの表面を拭き取り可能なように構成されている。
【0079】
更に、光透過窓56b及び56aは、図2に示すように、アジテータ90と清掃部材54の回転中心線を含む平面であって鉛直方向に延びる平面Gよりも開口部A側の位置に設けられている。
【0080】
更にまた、プロセスカートリッジ2aの光透過窓56a及び56bに対応する位置には、図3に示すように開口部62a及び62bが形成されており、当該開口部62aは光透過窓56aへの光の入射を可能とし、当該開口部62bは光透過窓56bからの光の射出を可能にしている。
【0081】
このような光透過窓56a及び56bが設けられている位置に対応して、現像装置50の両側には、図3に示すように、トナー残量検出用の光を射出する発光器60と、これを受光する受光器61と、が設けられている。
【0082】
このうち、発光器60は、フレーム2bに取り付けられるホルダ60aと、当該ホルダ60aに支持される基板60bと、当該基板60b上に設けられた発光素子60cとから構成されている。
【0083】
また、ホルダ60aはプラスチックから形成されており、ホルダ60aの光透過窓56aに対向する側には、一体成形によりプラスチックレンズ60dが形成されている。
【0084】
また、受光器61も同様に、フレーム2bに取り付けられるホルダ61aと、当該ホルダ61aに支持される基板61bと、当該基板61b上に設けられた受光素子61cとから構成されている。
【0085】
また、ホルダ61aはプラスチックから形成されており、ホルダ61aの光透過窓56bに対向する側には、一体成形によりプラスチックレンズ61dが形成されている。なお、受光素子には一例としてフォトトランジスタを用いている。
【0086】
ここで、上述した発光素子60c、プラスチックレンズ60d、開口部62a、光透過窓56a及び56b、開口部62b、プラスチックレンズ61d並びに受光素子61cは、図3に示すように、ほぼ一直線上に並ぶように設定されており、発光素子60cから射出された光は、プラスチックレンズ60dによって略平行光化され、開口部62aを通って光透過窓56aに入射する。
【0087】
従って、光透過窓56aと光透過窓56bの間にトナーが存在しない状態においては、当該光透過窓56aを透過した光は反対側の光透過窓56bに入射し、この光透過窓56bを透過して開口部62bを通ってプラスチックレンズ61dに入射する。そして、当該入射した光はこのプラスチックレンズ61dによって集光され、受光素子61cによって受光される。
【0088】
このとき、受光素子61cは、図4に示すように、受光した光量に応じて流れれる電流値が変化する素子であり、実施形態においては、受光素子61cの電源入力端子に比較的受光感度を高くするために高抵抗値(例えば、470キロオーム程度)の抵抗素子を挿入することにより、当該受光素子61cにおける受光量が少ない場合には出力電圧値がほぼ5Vに近い値をとり、受光量が多い場合には出力電圧値がほぼ0Vに近い値となるように構成されている。
【0089】
そして、この範囲で受光量に応じて出力電圧値が変化する。本実施形態では、このような受光素子61cの出力をマイクロプロセッサ等からなる後述するCPUで読み取り、所定の電圧値を閾値として設定し、当該閾値よりも高い出力電圧値については「HIGH」レベルと判定し、当該閾値よりも低い出力電圧値を「LOW」レベルと判定すると共に、この「LOW」レベルとなる期間(以下、「LOW」レベル期間とする)T1の測定単位期間T2内における合計が、当該測定単位期間T2に占める割合を算出することにより、トナー残量の検出を行っている。
【0090】
次に、遮光部材80は、図2に示すように、アジテータ90の支持部材90aと、清掃部材54の支持部材54aとの間に設けられABS樹脂等の樹脂を材料として形成された板状部材であり、アジテータ90及び清掃部材54と共に回転軸55と一体に成形され回転軸55の周りに回転するように構成されている。また、回転軸55の軸線方向においては、発光器60側にのみ設けられている。
【0091】
この遮光部材80は、アジテータ90が光透過窓56b及び56aの位置を通過した直後から、図2に示すように光透過窓56bへの光を遮り、清掃部材54による光透過窓56b及び56aの清掃開始直前に当該光の遮りを解除する大きさの遮光面を有している。そして、このように構成することにより、アジテータ90による掻き取り動作によって光透過窓56b及び56a周辺のトナーが掻き取られてしまった場合でも、遮光部材80が光路を塞いでいる間は受光素子60cからの出力が得られないので、環境条件あるいは使用期間に拘わらず、正確なトナー残量検出を行うことができる。また、遮光部材80は、清掃部材54及びアジテータ90と共通の回転軸55周りに回転するように構成されているので、全体として構成を簡単化することができる。
【0092】
(III)制御部の構成及び動作
次に、本発明に係る帯電器30の帯電制御処理を含むレーザプリンタ1の電気的な制御を行う制御部の構成及び動作について、図5乃至図9を用いて説明する。
【0093】
なお、図5は実施形態に係る制御部の概要構成を示すブロック図であり、図6は帯電器30における本発明に係る帯電制御処理の第1実施形態を示すフローチャートであり、図7は当該第1実施形態を説明するためのタイミングチャートであり、図8は当該帯電制御処理の第2実施形態を示すフローチャートであり、図9は当該第2実施形態を説明するためのタイミングチャートである。
【0094】
先ず、当該制御部の全体構成及び概要動作について、図5を用いて説明する。
【0095】
図5に示すように、実施形態に係るレーザプリンタ1の制御部Sは、制御手段としてのCPU95と、RAM96と、ROM97と、メインASIC(Application Specific Integrated Circuit)98と、エンジンASIC99と、スキャナモータ100と、メインモータ101と、給紙ソレノイド102と、入力パネル103と、上記転写ローラ21と、上記帯電器30と、上記用紙センサ76及び77と、表示パネル105と、により構成されている。
【0096】
このうち、CPU95、RAM96、ROM97及びメインASIC98は相互にバスBSにより接続されつつ図示しないメイン基板上に配置されており、一方、エンジンASIC99は図示しないエンジン基板上に配置されている。そして、当該メインASIC98とエンジンASIC99とは双方向シリアル通信を行うシリアルバス105により接続されている。なお、当該メイン基板とエンジン基板とは、図1における用紙押圧板10の図1中上部にある空間内に収納されている。
【0097】
次に、上記制御部Sの概要動作を説明する。
【0098】
先ず、スキャナモータ100は、スキャナユニット40内のポリゴンミラー41等を回転させるモータであり、エンジンASIC99からの制御信号Ssmにより制御される。
【0099】
また、メインモータ101は、上記した給紙ローラ11、感光ドラム20、現像ローラ59及び転写ローラ21等を同期させつつ回転させるモータであり、エンジンASIC99からの制御信号Smmにより制御される。
【0100】
更に、給紙ソレノイド102は、用紙の供給に用いられるソレノイドであり、エンジンASIC99からの制御信号Spsにより制御される。
【0101】
一方、用紙センサ76及び77は、上述のように、搬送されてくる用紙の先端及び搬送された用紙の後端を夫々検出し、当該用紙の先端又後端が通過したタイミングを示す検出信号Ssf及びSsbを夫々エンジンASIC99に出力する。
【0102】
更に、帯電器30は、エンジンASIC99からの制御信号Shvにより後述するように当該帯電器30への高圧電圧の供給が制御される。
【0103】
また、入力パネル103においては、レーザプリンタ1の動作を指定するための操作等が使用者により行われ、当該操作に対応する入力信号Sinが生成されてエンジンASIC99に出力され、当該エンジンASIC99はこの入力信号Sinの内容に基づいて上記各構成部材の動作を制御する。
【0104】
更に、レーザプリンタ1の動作上必要な情報(例えば、トナー残量に関する警告情報等)は、表示信号SdpとしてエンジンASIC99から表示パネル105に出力され、当該表示パネル105において当該警告情報を含む情報に対応する表示が実行される。
【0105】
一方、上記発光器60は、エンジンASIC99からの制御信号Sldに基づいて発光素子60cを駆動し、トナー残量検出用の上記光としての残量検出光Bを上述したように光透過窓56a及び開口部62a等を介してトナー収容室52内に射出する。
【0106】
これにより、受光器61内の受光素子61cは、当該トナー収容室52を通過してきた残量検出光Bを開口部62b及び光透過窓56b等を介して受光し、図4に示すような検出信号Stc(すなわち、トナー収容室52を通過した残量検出光Bが受光されている期間のみ「LOW」レベルとなる検出信号Stc)を生成してエンジンASIC99に出力する。
【0107】
このとき、エンジンASIC99は、検出信号Ssf、Ssb及びStc並びに入力信号Sinに基づいて、メインASIC98との間でシリアルバス105を介して情報の授受を行いつつ、上記制御信号Ssm、Smm及びSpsを出力して対応する各構成部材を駆動制御すると共に、制御信号ldを生成して受光素子60aを駆動制御し、更に検出信号Stcに基づいてトナーの残量の検出処理を行う。
【0108】
これと並行して、エンジンASIC99は、各用紙センサ76及び77からの検出信号Ssf及びSsbに基づいて後述するように帯電器30の帯電を制御すべく、上記制御信号Shvを生成して帯電器30へ出力すると共に、後述するように転写ローラ21の帯電状態を制御すべく制御信号Sppを生成して当該転写ローラ21へ出力する。
【0109】
更に、メインASIC98は、CPU95との間でバスBSを介して情報の授受を実行しつつエンジンASIC98を制御し、当該エンジンASIC99に上述した各制御動作を実行させる。
【0110】
このとき、CPU95は、上記エンジンASIC99及びメインASIC98を介して各検出信号の内容を取得し、後述する帯電器30の帯電制御処理を含むレーザプリンタ1全体の動作を統括制御する。
【0111】
なお、当該統括制御のために必要な情報はラム信号SraとしてRAM96に一時的に記憶されつつ読み出されて当該統括制御に供される。更に、当該統括制御に必要なプログラム等は予めROM97内に記憶されており、これがロム信号Sroとして必要に応じて読み出されCPU95における当該処理に用いられる。
【0112】
(IV)帯電制御処理の第1実施形態
次に、本発明に係る帯電制御処理の第1実施形態について、図5乃至図7を用いて説明する。
【0113】
なお、以下に説明する帯電制御処理の第1実施形態は、レーザプリンタ1の電源を投入した当初に実行されるいわゆる暖気運転時における帯電器30の帯電制御について説明するものである。
【0114】
また、以下に説明する第1実施形態において、夫々に設定されている具体的な時間は、帯電器30又は転写ローラ21或いは感光ドラム20の帯電特性等に基づいて予め実験的に設定されている具体値である。
【0115】
帯電制御処理の第1実施形態(暖気運転時)においては、先ず、加熱用ローラ71内にある定着用の図示しないヒータをオンとし(ステップS1)、次に、当該ヒータの温度が予め設定されている待機温度に到達したか否かが判定される(ステップS2)。
【0116】
そして、待機温度に到達していないときは(ステップS2;N)、当該待機温度に到達するまで加熱を継続し、一方、待機温度に到達したときは(ステップS2;Y)、次に、メインモータ101の回転を開始させるべく制御信号Smmを出力し(ステップS3。図7タイミング(A)参照)、更に帯電器30の帯電を開始すべく制御信号Shvを生成して帯電器30へ出力し当該帯電器30に高電圧を印加する(ステップS4。図7タイミング(A)参照)。
【0117】
ここで、メインモータ101の回転が開始されると、感光ドラム20の回転及び当該感光ドラム20に接触している現像ローラ59の回転も開始される。
【0118】
次に、メインモータ101の回転及び帯電器30への高電圧の印加を実行しつつ、CPU95内の図示しないタイマにより0.4秒が計時されたか否かが判定される(ステップS5)。そして、0.4秒経過していないときは(ステップS5;N)そのまま0.4秒経過するまで待機し、一方0.4秒経過したときは(ステップS5;Y。図7タイミング(B)参照)、次に、転写ローラ21等に付着しているトナーを感光ドラム20に付着させて戻すべく、当該転写ローラ21を正に帯電させるための制御信号Sppを生成し、当該転写ローラ21へ出力する(ステップS6。図7タイミング(B)参照)。
【0119】
そして、転写ローラ21を正に帯電させたまま上記タイマにおいて1.6秒(転写ローラ21が二周する時間より僅かに長い時間として設定されている時間である。)が計時されたか否かが判定される(ステップS7)。そして、1.6秒経過していないときは(ステップS7;N)そのまま1.6秒経過するまで待機し、一方1.6秒経過したときは(ステップS7;Y。図7タイミング(C)参照)、次に、転写ローラ21等に付着しているトナーにごく微量含まれている負帯電のトナーを更に感光ドラム20に付着させて戻すべく、当該転写ローラ21を負に帯電させるための制御信号Sppを生成し、当該転写ローラ21へ出力する(ステップS8。図7タイミング(C)参照)。
【0120】
ここで、転写ローラ21にトナーが付着する原因としては、用紙詰まりの処理や用紙サイズの誤設定による用紙領域外への印刷などが考えられる。
【0121】
そして、転写ローラ21を負に帯電させたまま上記タイマにおいて1.6秒が計時されたか否かが判定される(ステップS9)。そして、1.6秒経過していないときは(ステップS9;N)そのまま1.6秒経過するまで待機し、一方1.6秒経過したときは(ステップS9;Y。図7タイミング(D)参照)、次に、制御信号Sppをオフとして転写ローラ21の帯電を停止させ(ステップS10)、更に上記タイマにおいて0.7秒(感光ドラム20が半周する時間に相当する。)が計時されたか否かが判定される(ステップS11)。そして、0.7秒経過していないときは(ステップS11;N)そのまま0.7秒経過するまで待機し、一方0.7秒経過したときは(ステップS11;Y。図7タイミング(E)参照)、次に帯電器30における高電圧の印加をチョッピングするように制御信号Shvを生成して当該帯電器30へ出力する(ステップS12。図7タイミング(E)参照)。
【0122】
このとき、当該チョッピングの態様について具体的には、帯電オン期間と帯電オフ期間を夫々20ミリ秒間として等しく設定し、計40ミリ秒の周期で帯電オンと帯電オフとを繰り返すように当該制御信号Shvを出力する。
【0123】
なお、当該帯電オン時間及び帯電オフ時間を夫々20ミリ秒としている理由としては、実施形態のレーザプリンタ1においては、感光ドラム20の回転の周速度が70ミリメートル/秒であり、更に帯電器30における当該回転方向の幅が14ミリメートルであることから、帯電オン時間と帯電オフ時間を夫々200ミリ秒以上とすることは感光ドラム20の表面に帯電むらを生じさせる原因となること及び感光ドラム20を帯電オン状態から帯電オフ状態に移行させるときその表面における帯電量が指数関数的に減少し、その減少が定常状態となるまで約10ミリ秒程度必要であることにより、200ミリ秒よりも十分短く且つ10ミリ秒よりも十分長い時間を設定する意味で、第1実施形態の如く帯電オン時間と帯電オフ時間が共に20ミリ秒とされているのである。
【0124】
次に、帯電器30のチョッピング制御を開始した状態で、上記タイマにおいて1.7秒が計時されたか否かが判定される(ステップS13)。そして、1.7秒経過していないときは(ステップS13;N)そのまま1.7秒経過するまで待機し、一方1.7秒経過したときは(ステップS13;Y。図7タイミング(F)参照)、次に、合計6秒間の暖気運転を終了すべく、帯電器30における帯電をオフ状態にするための制御信号Shvを出力する(ステップS14)と共にメインモータ101の回転を停止させるように制御信号Smmを出力し(ステップS15)、更に表示パネル105において印刷処理準備が整ったことを表示して(ステップS16)処理を終了する。
【0125】
(V)帯電制御処理の第2実施形態
次に、本発明に係る帯電制御処理の第2実施形態について、図5、図8及び図9を用いて説明する。
【0126】
なお、以下に説明する帯電制御処理の第2実施形態は、レーザプリンタ1において印刷処理を開始した以後における帯電器30の帯電制御について説明するものである。
【0127】
また、以下に説明する第2実施形態において、夫々に設定されている具体的な時間は、第1実施形態の場合と同様に、帯電器30又は転写ローラ21或いは感光ドラム20の帯電特性等に基づいて予め実験的に設定されている具体値である。
【0128】
帯電制御処理の第2実施形態(印刷処理時)においては、先ず、印刷処理を開始する旨の指令信号が、レーザプリンタ1が接続されている外部の図示しない情報処理装置から送信されてきたか否かが判定される(ステップS20)。
【0129】
そして、当該指令信号が送信されていないときは(ステップS20;N)送信されてくるまで待機状態(図7におけるステップS16の処理が終了した状態)を継続し、一方指令信号が送信されてきたときは(ステップS20;Y)、帯電器30における帯電を開始させるべく制御信号Shvを生成して帯電器30に出力すると共に(ステップS21。図9タイミング(A)参照)、メインモータ101の回転を開始させるように制御信号Smmを生成してメインモータ101へ出力し(ステップS22。図9タイミング(A)参照)、更に、上記ステップS6と同様に、転写ローラ21等に付着しているトナーを感光ドラム20に付着させて戻すべく、当該転写ローラ21を正に帯電させるための制御信号Sppを生成し、当該転写ローラ21へ出力する(ステップS23。図9タイミング(A)参照)。
【0130】
そして、帯電器30の帯電が開始され、メインモータ101の回転が開始され、更に転写ローラ21の正帯電も開始された状態で上記タイマにおいて0.7秒(転写ローラ21が一周する時間に相当する。)が計時されたか否かが判定される(ステップS24)。そして、0.7秒経過していないときは(ステップS24;N)そのまま0.7秒経過するまで待機し、一方0.7秒経過したときは(ステップS24;Y。図9タイミング(B)参照)、次に、上記ステップS8と同様に、転写ローラ21等に付着しているトナーにごく微量含まれている負帯電のトナーを更に感光ドラム20に付着させて戻すべく、当該転写ローラ21を負に帯電させるための制御信号Sppを生成し、当該転写ローラ21へ出力する(ステップS25。図9タイミング(B)参照)。
【0131】
そして、転写ローラ21を負に帯電させたまま上記タイマにおいて0.7秒が計時されたか否かが判定される(ステップS26)。そして、0.7秒経過していないときは(ステップS26;N)そのまま0.7秒経過するまで待機し、一方0.7秒経過したときは(ステップS26;Y。図9タイミング(C)参照)、次に、印刷開始直前の転写ローラ21の清浄化が終了したとして転写ローラ21における帯電を一時的に中断し(ステップS27。図9タイミング(C)参照)、印刷用の用紙の供給を開始する(ステップS28)。
【0132】
そして、用紙センサ76において用紙の先端が検出されたか否かが判定され(ステップS29)、検出されていないときは(ステップS29;N)そのまま検出されるまで待機し、当該先端が検出されたときは(ステップS29;Y。図9タイミング(D)参照)、次に、先端検出後上記タイマにおいて0.9秒(その先端が検出されてから転写ローラ21の位置まで用紙が搬送されてくるまでの時間として予め設定されている時間である。)が計時されたか否かが判定される(ステップS30)。そして、0.9秒経過していないときは(ステップS30;N)そのまま用紙搬送を継続しつつ0.9秒経過するまで待機し、一方0.9秒経過したときは(ステップS30;Y。図9タイミング(E)参照)、搬送されてきた用紙に印刷を開始すべく、転写ローラ21を負に帯電させるように制御信号Sppを出力して(ステップS31。図9タイミング(E)参照)、当該印刷処理を開始する。
【0133】
なお、複数枚の用紙に連続して印刷する場合には、各信号は図9に示すように上記ステップS31の処理が終了した時点での状態を維持し続けることとなる。
【0134】
次に、印刷処理継続中において、用紙センサ77が用紙の後端を検出したか否かが判定され(ステップS32)、検出されていないときは(ステップS32;N)現在印刷処理継続中であり用紙の搬送中であるとして当該印刷処理を継続し、一方、当該後端が検出されたときは(ステップS32;Y。図9タイミング(F)参照)、継続した印刷処理要求が外部の情報処理装置から送信されているか否かが判定される(ステップS33)。
【0135】
そして、印刷処理要求があるときは(ステップS33;Y)、用紙の供給を継続し(ステップS34)、上記ステップS32へ戻って当該印刷処理要求に対応する印刷処理を継続する。
【0136】
一方、ステップS33の判定において、継続した印刷処理要求がないとき、すなわち印刷処理すべき全ての情報について印刷処理が終了したときは(ステップS33;N)、次に、印刷処理要求が到来しなくなった以降上記タイマにおいて1.6秒(用紙の後端が転写ローラ21と定着ユニット70との間(図1符号Gにより示す。)に到達するために要する時間である。)が計時されたか否かが判定される(ステップS35)。そして、1.6秒経過していないときは(ステップS35;N)そのまま1.6秒経過するまで用紙の排出を継続し、一方1.6秒経過したときは(ステップS35;Y。図9タイミング(G)参照)、次に、帯電器30における高電圧の印加をチョッピングするように制御信号Shvを生成して当該帯電器30へ出力する(ステップS36。図9タイミング(G)参照)。
【0137】
このとき、当該チョッピングの態様について具体的には、第1実施形態の場合と同様の理由により、帯電オン期間と帯電オフ期間を夫々20ミリ秒間として等しく設定し、計40ミリ秒の周期で帯電オンと帯電オフとを繰り返すように当該制御信号Shvを出力する。
【0138】
そして、帯電器30のチョッピング制御が開始されると、次に、新たな印刷処理要求が上記情報処理装置から送信されているか否かが判定される(ステップS37)。
【0139】
そして、印刷処理要求があるときは(ステップS37;Y)、帯電器30のチョッピング制御を停止し(ステップS38)、更にチョッピング制御停止後上記タイマにおいて1秒(今までチョッピング制御されていた帯電器30が安定したコロナ放電を再開するまでに必要な時間として予め設定されている時間である。)が計時されたか否かが判定される(ステップS39)。そして、1秒経過していないときは(ステップS39;N)そのまま1秒経過するまで帯電器30への高電圧の印加を継続し、一方1秒経過したときは(ステップS39;Y)、帯電器30におけるコロナ放電が既に安定しているとして、次に、用紙の供給を再開し(ステップS40)、上記ステップS32へ戻って当該印刷処理要求(ステップS37)に対応する印刷処理を継続する。
【0140】
一方、ステップS37の判定において、印刷処理要求が依然としてないときは(ステップS37;N)、1.7秒(用紙の後端が排紙ローラ74の上流側の位置(図1符号Hにより示す。)に到達するために要する時間である。)が経過したか否かが判定され(ステップS41)、1.7秒が経過していないときは(ステップS41;N)次の印刷処理要求を受け取るべくステップS37に戻り、一方、1.7秒が経過しているときは(ステップS41;Y)、転送ローラ21の帯電を停止させ(ステップS42。図9タイミング(H)参照)、その後上記タイマにおいて2.0秒が計時されたか否かが判定される(ステップS43)。そして、2.0秒経過していないときは(ステップS43;N)そのまま2.0秒経過するまで待機し、一方2.0秒経過したときは(ステップS43;Y。図9タイミング(J)参照)、帯電器30における帯電をオフ状態にすべく制御信号Shvを出力する(ステップS44)と共にメインモータ101の回転を停止させるように制御信号Smmを出力し(ステップS45)、印刷処理を終了する。
【0141】
以上説明したように、各実施形態の帯電制御処理によれば、チョッピング制御により、画像を形成していない期間の帯電器30の帯電量を形成している期間のその帯電量よりも低減させるので、当該画像を形成してない期間における帯電器30に対するトナー又はその他の異物等の付着等に起因する当該帯電器30の汚濁を抑制できる。
【0142】
また、レーザプリンタ1の暖気運転時に発生する画像非形成期間における帯電器30の汚濁を抑制することができる。
【0143】
更に、帯電量を低減している状態において次の画像の記録を再開するとき、当該開始直前の1秒間における帯電量を画像形成時の帯電量とするので、当該帯電器30における帯電を安定させた後に画像の記録を再開することができる。
【0144】
更にまた、帯電器30の帯電をチョッピング制御することにより帯電量を低減するので、新たな回路を設けることなく確実に帯電量を低減することができる。
【0145】
また、チョッピング制御における帯電オン時間と帯電オフ時間とを同一の20ミリ秒とするので、簡易な処理で帯電量を低減させることができる。
【0146】
更に、感光ドラム20の周方向における帯電器30の長さを当該感光ドラム20の周速度で除した時間に基づいて帯電オン時間及び帯電オフ時間を制御するので、同じ帯電オン時間と帯電オフ時間が連続することにより帯電量がチョッピング制御されることとなり、感光ドラム20上に帯電むらが発生することを防止できる。
【0147】
なお、上述した各実施形態においては、帯電器30における帯電をチョッピング制御することにより帯電量を低減したが、これ以外に、帯電器30における帯電電流を低減するように制御することにより当該帯電量を低減するように構成することもできる。そして、この場合には、簡易な構成で帯電量の低減制御を行うことができるという効果を奏する。
【0148】
更に、上述した各実施形態は、レーザプリンタ1における帯電器30の制御に本発明を適用した場合について説明したが、これ以外に、トナーを供給して印刷動作を行ういわゆる電子写真方式の印刷装置における帯電器の汚濁対策についても、本発明を広く適用することができる。
【0149】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置の暖機運転時における前記転写手段を清浄化する期間後において、帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御するので、前記転写手段を清浄化する期間後の暖機運転時における帯電手段に対するトナー又はその他の異物等の付着等に起因する当該帯電手段の汚濁を抑制することができる
【0150】
従って、帯電手段の汚濁を全体として低減し、良好な画像形成結果を得ることができると共に当該帯電手段の寿命を延伸することができる。
【0151】
請求項2に記載の発明によれば、帯電期間のうち、印刷処理を終了した以後において、前記帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御するので、前記転写が終了した後の前記帯電期間における帯電手段に対するトナー又はその他の異物等の付着物等に起因する当該帯電手段の汚濁を抑制することができる
【0152】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の何れか一項に記載の発明の効果に加えて、チョッピング制御における帯電電圧オン時間と帯電電圧オフ時間とを同一とするため、簡易な処理で帯電量を低減させることができる。
【0153】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2何れか一項に記載の発明の効果に加えて、静電潜像担持手段の移動方向における帯電手段の長さを当該静電潜像担持手段の移動速度で除した時間に基づいて帯電オン時間及び帯電オフ時間を制御するので、同じ帯電オン時間と帯電オフ時間が連続することにより帯電量がチョッピング制御されることとなり、前記転写手段を清浄化する期間後の暖機運転時又は、転写が終了した後の前記帯電期間に静電潜像担持手段上に帯電むらが発生することを防止できる。
【0154】
【0155】
【0156】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】 実施形態に係る現像装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図3】 図2におけるX−X'線断面を示す図である。
【図4】 実施形態の画像形成装置における受光素子の出力電圧波形とトナー残量検出の方法を説明するための図である。
【図5】 実施形態に係る制御部の概要構成を示すブロック図である。
【図6】 帯電制御処理の第1実施形態を示すフローチャートである。
【図7】 帯電制御処理の第1実施形態を示すタイミングチャートである。
【図8】 帯電制御処理の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図9】 帯電制御処理の第2実施形態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…レーザプリンタ
20…感光ドラム
21…転写ローラ
30…帯電器
50…現像装置
52…トナー収容室
54…清掃部材
57…現像室
59…現像ローラ
60…発光器
61…受光器
76、77…用紙センサ
80…遮光部材
90…アジテータ
95…CPU
96…RAM
97…ROM
98…メインASIC
99…エンジンASIC
105…表示パネル
Spp、Shv、Smm…制御信号
Ssf、Ssb…検出信号
Sdp…表示信号

Claims (4)

  1. 静電潜像が形成されている静電潜像担持手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置において、
    電圧が印加されることにより発生するイオンを放電により前記静電潜担持手段へ移動させ前記静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段と、
    前記顕像化した画像を記録すべき画像記録媒体に転写する転写手段と、
    前記静電潜像の形成を可能とするため、前記静電潜像担持手段の動作に伴って、前記静電潜像担持手段の表面を前記帯電手段により帯電させておくべき帯電期間のうち、前記画像形成装置の暖機運転時における前記転写手段を清浄化する期間後において、前記帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電潜像が形成されている静電潜像担持手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置において、
    電圧が印加されることにより発生するイオンを放電により前記静電潜担持手段へ移動させ前記静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段と、
    前記顕像化した画像を記録すべき画像記録媒体に転写する転写手段と、
    前記静電潜像の形成を可能とするため、前記静電潜像担持手段の動作に伴って、前記静電潜像担持手段の表面を前記帯電手段により帯電させておくべき帯電期間のうち、印刷処理を終了した以後において、前記帯電手段に印加する帯電電圧をチョッピング制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記チョッピング制御における帯電電圧オン時間と帯電電圧オフ時間とを同一とすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記帯電手段は移動する前記静電潜像担持手段を帯電すると共に、
    前記制御手段は、前記静電潜像担持手段の移動方向における前記帯電手段の長さを当該静電潜像担持手段の移動速度で除した時間に基づいて前記帯電電圧オン時間及び前記帯電電圧オフ時間を制御することを特徴とする画像形成装置。
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