JP4277370B2 - 画像形成装置及び現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像剤室内の現像剤の残量を光学的に検出する方式の現像剤残量検出手段を備えた画像形成装置、及びこの画像形成装置に用いられる現像装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置においては、現像装置内の現像剤の残量を検出して、当該残量が所定値以下になった場合に現像剤の補給を促すように構成されたものが一般的である。現像剤の残量を検出する方式には多種多様なものが存在するが、一例として、現像装置における現像剤室に一対の光透過窓を対向配置すると共に、当該光透過窓と現像装置の外部で対向するように発光素子と受光素子を配設し、発光素子から照射して光透過窓を透過した略平行な光軸の光の受光素子における受光状態に応じて、現像剤室内における現像剤残量の検出を行う方式が挙げられる。
【0003】
このような方式を採用した現像装置においては、現像剤室内部に光透過窓の清掃部材と攪拌搬送部材とを回転自在に設け、光透過窓の表面が清掃部材によって拭き取られてから、攪拌搬送部材によって攪拌される現像剤によって再び覆われるまでの時間を、受光素子の出力に基づいて計測し、この時間が所定の値よりも長くなった時に現像剤の残量が補給すべき程度まで減少したと判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の現像装置においては、攪拌搬送部材が現像剤室内の現像剤を掻き取った後に、発光素子から受光素子への光路が通じて、受光素子からの出力が得られることがある。このような現象を防止するため、攪拌搬送部材は光透過窓から充分離して接触しないように構成しているが、現像剤の流動性が、長期間の使用あるいは高温高湿度環境等の環境的条件によって変化した場合、攪拌搬送部材によって掻き取られる現像剤と一緒に、光透過窓付近の現像剤が搬送されてしまう場合がある。そのため、時々、受光タイミングではない時に、受光素子が受光してしまい、現像剤の残量検知が不安定になることがあった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題を解決し、現像剤室の側壁に光透過窓を備えて現像剤の残量検出を行う画像形成装置において、現像剤の残量検出を高い精度で安定して行うことのできる画像形成装置、及びこの画像形成装置に用いられる現像装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、現像剤を内部に収納し、該現像剤を室外に搬送するための開口部が設けられた現像剤収納室と、該現像剤収納室の前記開口部の長手方向両側に備えられた一対の光透過窓と、前記現像剤収納室の外部の前記光透過窓に対応する位置に設けられた発光素子及び受光素子と、前記発光素子から照射され一対の前記光透過窓を透過して前記受光素子に達する光路形成時に、前記受光素子の受光状態に基づいて前記現像剤収納室内の現像剤残量を検出する現像剤残量検出手段と、前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、前記光透過窓を所定の周期で清掃する清掃部材と、前記清掃部材と同一の回転軸について前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、前記清掃部材が前記光透過窓を清掃した後に前記光路を横切るように前記清掃部材に対して所定の位相差を持って、前記現像収納室内の現像剤を攪拌する現像剤攪拌搬送部材と、前記現像剤攪拌搬送部材が前記光路を横切った後かつ前記清掃部材が前記光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐ遮光部材と、を備えたことを特徴する。
【0007】
請求項1記載の画像形成装置によれば、清掃部材により一対の光透過窓の清掃が行われると、発光素子から照射され一対の光透過窓を透過して受光素子に達する光路が形成され、受光素子の受光状態が変化する。また、現像剤攪拌搬送部材が現像収納室内の現像剤を攪拌すると、光透過窓は再び現像剤に覆われ、前記光路が遮られ、受光素子の受光状態が再び変化する。そして、この現像剤攪拌搬送部材が光透過窓の位置を通過すると、画像形成装置の使用期間あるいは環境条件等によっては、光透過窓の周囲の現像剤が、この現像剤攪拌搬送部材の挙動に対応して搬送され現像剤残量検出のタイミングではないのにも拘わらず前記光路が形成されてしまうおそれがある。しかしながら、本発明によれば、遮光部材が、現像剤攪拌搬送部材が前記光路を横切った後かつ光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐので、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止する。その結果、現像剤残量検出のタイミングではない時に受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出が行われる。
【0008】
請求項2記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置において、前記清掃部材と前記遮光部材は、共通の回転軸により回転可能に軸支されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の画像形成装置によれば、回転軸が回転駆動されると、この回転軸に取り付けられた清掃部材と遮光部材についても回転を行う。従って、清掃部材の清掃周期と等しい周期で遮光部材による遮光が行われ、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を確実に阻止する。
【0010】
【0011】
【0012】
請求項3記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、請求項2記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌搬送部材は、前記清掃部材と前記遮光部材の共通の回転軸の周囲に、前記清掃部材と所定の回転角度分離れて配置されており、前記遮光部材は、前記現像剤攪拌搬送部材よりも前記回転方向下流側であり、前記清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されていることを特徴する。
【0013】
請求項3記載の画像形成装置によれば、現像剤攪拌搬送部材と清掃部材が所定の回転角度分離れて配置されているので、清掃部材が光透過窓を拭き取るのに前後して、現像剤攪拌搬送部材による現像剤の押し出しが行われ。良好に現像剤残量検出が行われる。しかも、前記遮光部材は、前記現像剤攪拌搬送部材よりも回転方向下流側であり、現像剤攪拌搬送部材の挙動に対応して光透過窓付近の現像剤が搬送されても、直ちに前記光路を所定時間塞ぐので、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止する。その結果、現像剤残量検出のタイミングではない時に受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出が行われる。更に、前記遮光部材は、前記清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されているので、清掃部材による光透過窓の清掃後に適正に形成される前記光路を遮ることがなく、現像剤残量検出が適切に行われることになる。
【0014】
請求項4記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置において、前記遮光部材は、前記開口部の両端部位置あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の画像形成装置によれば、遮光部材は、現像剤収納室に設けられた開口部の両端部位置、あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けられており、現像剤収納室の室内と室外との開口部を介しての現像剤の循環に影響を与えることがない。従って、遮光部材が障壁となって現像剤の片寄りを発生させることがない。
【0016】
請求項5記載の現像装置は、前記課題を解決するために、発光素子と受光素子を有し、当該受光素子における受光状態に基づいて現像剤残量を検出する現像剤残量検出手段を備えた画像形成装置に装着される現像装置であって、現像剤を内部に収納し、該現像剤を室外に搬送するための開口部が設けられた現像剤収納室と、前記発光素子と受光素子の間に形成される光路に対応して該現像剤収納室の前記開口部の長手方向両側に設けられた一対の光透過窓と、前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、一対の前記光透過窓を所定の周期で清掃する清掃部材と、前記清掃部材と同一の回転軸について前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、前記清掃部材が前記光透過窓を清掃した後に前記光路を横切るように前記清掃部材に対して所定の位相差を持って、前記現像収納室内の現像剤を攪拌する現像剤攪拌搬送部材と、前記現像剤攪拌搬送部材が前記光路を横切った後かつ前記清掃部材が前記光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐ遮光部材と、を備えたことを特徴する。
【0017】
請求項5記載の現像装置によれば、清掃部材により一対の光透過窓の清掃が行われると、画像形成装置に備えられた発光素子から照射され一対の光透過窓を透過して画像形成装置側の受光素子に達する光路が形成され、受光素子の受光状態が変化する。また、現像剤攪拌搬送部材が現像収納室内の現像剤を攪拌すると、光透過窓は再び現像剤に覆われ、前記光路が遮られ、受光素子の受光状態が再び変化する。そして、この現像剤攪拌搬送部材が光透過窓の位置を通過すると、画像形成装置の使用期間あるいは環境条件等によっては、光透過窓の周囲の現像剤が、この現像剤攪拌搬送部材の挙動に対応して搬送され現像剤残量検出のタイミングではないのにも拘わらず前記光路が形成されてしまうおそれがある。しかしながら、本発明によれば、遮光部材が、現像剤攪拌搬送部材が前記光路を横切った後かつ光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐので、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止する。その結果、現像剤残量検出のタイミングではない時に受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出が行われる。
【0018】
請求項6記載の現像装置は、前記課題を解決するために、請求項5記載の現像装置において、前記清掃部材と前記遮光部材は、共通の回転軸により回転可能に軸支されていることを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の画像形成装置によれば、回転軸が回転駆動されると、この回転軸に取り付けられた清掃部材と遮光部材についても回転を行う。従って、清掃部材の清掃周期と等しい周期で遮光部材による遮光が行われ、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を確実に阻止する。
【0020】
【0021】
【0022】
請求項7記載の現像装置は、前記課題を解決するために、請求項5記載の現像装置において、前記現像剤攪拌搬送部材は、前記清掃部材と前記遮光部材の共通の回転軸の周囲に、前記清掃部材と所定の回転角度分離れて配置されており、前記遮光部材は、前記現像剤攪拌搬送部材よりも前記回転方向下流側であり、前記清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されていることを特徴する。
【0023】
請求項7記載の現像装置によれば、現像剤攪拌搬送部材と清掃部材が所定の回転角度分離れて配置されているので、清掃部材が光透過窓を拭き取るのに前後して、現像剤攪拌搬送部材による現像剤の押し出しが行われ、良好に現像剤残量検出が行われる。しかも、前記遮光部材は、前記現像剤攪拌搬送部材よりも回転方向下流側であり、現像剤攪拌搬送部材の挙動に対応して光透過窓付近の現像剤が搬送されても、直ちに前記光路を所定時間塞ぐので、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止する。その結果、現像剤残量検出のタイミングではない時に画像形成装置側の受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出が行われる。更に、前記遮光部材は、前記清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されているので、清掃部材による光透過窓の清掃後に適正に形成される前記光路を遮ることがなく、現像剤残量検出が適切に行われることになる。
【0024】
請求項8記載の現像装置は、前記課題を解決するために、請求項5ないし7のいずれか1記載の現像装置において、前記遮光部材は、前記開口部の両端部位置あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けられていることを特徴とする。
【0025】
請求項8記載の現像装置によれば、遮光部材は、現像剤収納室に設けられた開口部の両端部位置、あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けられており、現像剤収納室の室内と室外との開口部を介しての現像剤の循環に影響を与えることがない。従って、遮光部材が障壁となって現像剤の片寄りを発生させることがない。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。以下の説明は、現像装置を含む画像形成装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。まず、本実施形態における画像形成装置全体の概要について説明する。
【0027】
(画像形成装置全体の概要)
図1は、本発明を適用した画像形成装置としてのレーザビームプリンタ1の概略構成を示す断面図である。図1において、レーザビームプリンタ1は、本体ケース2の底部に、図示しない用紙を給紙するフィーダユニットを備えている。フィーダユニットは、図示しないバネによって押圧される用紙押圧板10と、給紙ローラ11と、摩擦分離部材14とを備え、用紙押圧板10により用紙を給紙ローラ11に押圧し、給紙ローラ11の回転により給紙ローラ11と摩擦分離部材14との間で最上位の用紙を分離して所定のタイミングで用紙の供給を行う。
【0028】
図1の矢印方向に回転する前記給紙ローラ11の回転による用紙搬送方向の下流側には、1対のレジストローラ12及び13が回転可能に枢支され、後述する感光ドラム20と転写ローラ21によって形成される転写位置へ所定のタイミングで用紙を搬送する。
【0029】
感光ドラム20は、正帯電性の材料、例えば、正帯電性のポリカーボネートを主成分とする有機感光体からなる。具体的には、感光ドラム20は、例えば、円筒状でアルミニウム製の円筒スリーブを本体として、その外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地した状態で、本体ケース2に回転自在に枢支される。更に、感光ドラム20は、図示しない駆動手段により矢印方向に回転駆動される。
【0030】
帯電器30は、例えば、タングステンなどからなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。
【0031】
レーザスキャナユニット40は、感光ドラム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生するレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー(5面体ミラー)41、一対のレンズ42及び45、並びに反射ミラー43,44及び46を含んで構成されている。
【0032】
現像装置50は、ケース51内に現像剤収納室としてのトナー収容室52が形成され、トナー収容室52内には、現像剤攪拌搬送部材としてのアジテータ53と、清掃部材54と、これらの間に設けられた遮光部材80が回転軸55の周りに回転自在に設けられている。なお、このトナー収容室52内には、電気絶縁性を有する正帯電性の非磁性1成分現像剤としてのトナーが収容される。また、トナー収容室52の前記回転軸55の両端側に位置する側壁には光透過窓56が設けられている。また、トナー収容室52の感光ドラム20側には、開口部Aによってトナー収容室52と連通し現像を行う現像室57が形成され、供給ローラ58と現像ローラ59が回転可能に枢支される。現像ローラ59上のトナーは、薄い板状の弾性を有する層厚規制ブレード64により所定の層厚に規制され、現像に供される。
【0033】
転写ローラ21は、回転自在に枢支され、シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾性体から構成される。転写ローラ21は、印加される電圧により、感光ドラム20上のトナー画像を用紙に確実に転写するように構成されている。
【0034】
定着ユニット70は、レジストローラ12及び13から感光ドラム20と転写ローラ21との圧接部に至る用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、加熱用ローラ71と押圧ローラ72を備える。用紙に転写されたトナー画像は加熱用ローラ71と押圧ローラ72とによって搬送される間に加熱されつつ押圧されて用紙に定着される。
【0035】
用紙搬送用の一対の搬送ローラ73及び排紙ローラ74は、定着ユニット70の搬送方向下流側に夫々設けられており、排紙ローラ74の下流側には排紙トレイ75が設けられている。
【0036】
なお、上述した感光ドラム20、転写ローラ21、帯電器30、及び現像装置50は、ドラムカートリッジ2a内に収容されており、該ドラムカートリッジ2aはレーザビームプリンタ1に対して着脱自在に設けられている。更に、現像装置50は、現像器カートリッジとしてドラムカートリッジ2aに対して着脱自在に設けられている。
【0037】
以上のような本実施形態のレーザビームプリンタ1において、感光ドラム20の表面が帯電器30により一様に帯電され、レーザスキャナユニット40から画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射されると、感光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置50によってトナーで可視像化され、感光ドラム20上に形成された可視像は感光ドラム20によって転写位置へと搬送される。転写位置においては、給紙ローラ11及びレジストローラ12及び13を介して用紙が供給され、前記可視像は転写ローラ21によって印加される転写バイアスにより、用紙に転写される。なお、転写後に感光ドラム20上に残ったトナーは、現像ローラ59によって現像室57に回収される。
【0038】
次に、用紙は定着ユニット70に搬送され、定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ローラ72によって挟持搬送され、用紙上の可視像は加圧及び加熱され、用紙上に定着される。そして、用紙は一対の搬送ローラ73及び排紙ローラ74によりレーザビームプリンタ1上部の排紙トレイ75に排出され、画像形成動作が終了する。
【0039】
(現像装置及び現像剤残量検出手段の構成)
本実施形態のレーザビームプリンタ1によれば、このように画像形成動作に伴ってトナー収容室52内のトナーが消費されるので、トナー不足による画質低下を防ぐためには、適宜のタイミングでトナー残量の低下を検出し、随時トナーの補給を行う必要がある。そこで、本実施形態においては、現像装置50を以下のように構成すると共に、以下のような現像剤残量検出手段を備えている。以下、本実施形態における現像装置50と現像剤残量検出手段の詳細な構成を図2乃至図7に基づいて説明する。
【0040】
図2は本実施形態における現像装置50の図3に示すY−Y’線の断面を示す図、図3は本実施形態における現像装置50の図2のX−X’線の断面を示す図である。但し、図3は、アジテータ53と清掃部材54が、図2に二点鎖線で示される位置にある時の図である。また、図3においては、フレーム2b、発光手段60、受光手段61、及び基板60b,61bが断面として描かれているが、これらは図2におけるZ−Z’線における断面である。
【0041】
本実施形態における現像装置50は、図2に示すようにケース51内にその他の各構成要素を備えた状態で図3に示すドラムカートリッジ2aから取り外され、またはドラムカートリッジ2aに装着される。従って、ケース51は、トナー収容室52と現像室57を形成すると共に、各構成要素を支持する枠体としても機能している。
【0042】
次に、ケース51以外の各構成要素について説明する。まず、現像剤担持体としての現像ローラ59は、ステンレス鋼等で形成された芯金59a上に、導電性を有するカーボンの微粒子を含む導電性のシリコーンゴムで形成された円筒状の基材59bが設けられており、更にこの基材59b上にはフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層59cが形成されている。なお、現像ローラ59は、必ずしも基材を導電性のシリコーンゴムで構成しなくてもよく、導電性のウレタンゴムで構成しても良い。また、現像ローラ59には図示しない電源により所定の電圧が印加されており、感光ドラム20との間に所定の電位差を有するように構成されている。
【0043】
層厚規制部材としての層厚規制ブレード64は、ステンレス鋼等で形成され、基端が現像装置50のケース51に固定された支持部64aと、その支持部64aの先端に設けられ、絶縁性または導電性のシリコーンゴム、絶縁性または導電性のフッ素含有ゴム、あるいは絶縁性または導電性のウレタンゴムで形成された接触部64bとを備えている。接触部64bは支持部64aの弾性力により現像ローラ59に圧接される。本実施形態では接触部64bを、図2に示すように断面が略半月状の凸形状となるように形成しているが、板状に形成しても良い。
【0044】
供給ローラ58は、ステンレス鋼等で形成された芯金58a上に導電性のスポンジで形成された円筒状の基材58bが形成されたローラであり、現像ローラ59に対してスポンジの弾性力によって押圧接触するように配置されている。なお、供給ローラ58としては、この他にも、導電性シリコーンゴムあるいはウレタンゴム等の適宜の部材を使用することができる。
【0045】
なお、前記トナー収容室52に収容されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸濁重合法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒径8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナーは、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されている。また、前記外添剤としてのシリカには、シランカップリング剤等による周知の疎水化処理が施され、平均粒径が10nmで、その添加量はトナー母粒子の0.6重量(wt)%である。このように、トナーは極めて球状に近い懸濁重合トナーであり、しかも、平均粒径が10nmの疎水性処理したシリカを0.6重量(wt)%、外添剤として添加しているため、極めて流動性に優れている。そのため、摩擦帯電により充分な帯電量が得られるので、転写効率が良く極めて高画質な画像が形成できる。
【0046】
現像剤攪拌搬送部材としてアジテータ53は、ABS(アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン)樹脂等の樹脂で形成された支持部材53aの先端部に、PET(ポリエチレンテレフタラート)で形成されたシート状の摺接部53bが取り付けられている。支持部材53aは、図3に示すように、ケース51の両側壁51a,51bに軸支された回転軸55と一体に成形されており、該回転軸55の軸端にはギア63が取り付けられている。また、摺接部53bは、図2に示すように少なくともトナー収容室52の円筒形状の底面部52aに摺接する際には、撓みを有して摺接するような幅(回転半径方向の長さ)を有している。従って、図示しないモータからの回転駆動力がギア63に伝達されると、支持部材53a及び摺接部53bからなるアジテータ53は図2に示す矢印方向に回転し、摺接部53bは撓んだ状態でトナー収容室52の底面部52aを摺接し、搬送面によってトナーを開口部Aに押し上げる。なお、図3においては、開口部Aを黒く塗り潰して表してある。摺接部53bには図3に示すように開口部Aの両端部位置に対応して切り込み53dが設けられており、2つの切り込み53dによって挟まれた摺接部53bの搬送主部が、開口部A内に弾性的に弾かれるように侵入し、トナーを現像室57側に弾き飛ばす。また、摺接部53bだけでなく、支持部材53aの面もトナーを押し上げることになるので、支持部材53aには、図3に示すように開口部53cが形成されており、支持部材53aの面が回転時にトナーから受ける抵抗を減少させるように構成されている。また、支持部材53a及び摺接部53bの長手方向長さは、ケース51の長手方向長さよりも短くなるように設定されており、図3に示すように、支持部材53a及び摺接部53bの側部は、両側の光透過窓56a,56bに接触しないように所定の間隔を有するように配置されている。
【0047】
清掃部材54は、前記アジテータ53の支持部材53aと一体に成形された支持部材54aと、図3に示すように該支持部材54aの両端に取り付けられたワイパー54bとから構成される。ワイパー54bは、ウレタンゴムから形成されており、支持部材54aの回転に伴って光透過窓56a、56bの表面を摺擦して当該表面のトナーを拭き取り可能な位置に取り付けられている。また支持部材54aは、一例として、アジテータ53の支持部材53aと逆向きで平行になるように、即ち、アジテータ53の支持部材53aとの位相角が180度になるように設定される。
【0048】
光透過窓56は、アクリル、ポリカーボネートまたはポリプロピレン等で形成された透明もしくは半透明な部材であり、図3に示すようにケース51の発光手段60側の側壁51aに取り付けられた光透過窓56aと、受光手段61側の側壁51bに取り付けられた光透過窓56bとから構成されている。また、これらの光透過窓56a,56bは、図3に示すように、トナー収容室52の内部側に突出するように設けられており、前記清掃部材54のワイパー54bが確実に光透過窓56a、56bの表面を拭き取り可能なように構成されている。また、光透過窓56b(56a)は、図2に示すように、アジテータ53と清掃部材54の回転中心線を含む平面であって鉛直方向に延びる平面(以下、鉛直面とする)Gよりも開口部A側の位置に設けられている。更に、ドラムカートリッジ2aの光透過窓56a、56bに対応する位置には、図3に示すように開口部62a、62bが形成されており、開口部62aは光透過窓56aへの光の入射を可能とし、開口部62bは光透過窓56bからの光の出射を可能にしている。
【0049】
以上のような光透過窓56a,56bが設けられた位置に対応して、現像装置50の両側には、図3に示すように、現像剤残量検出手段としての発光手段60及び受光手段61が設けられている。
【0050】
発光手段60は、フレーム2bに取り付けられるホルダ60aと、該ホルダ60aに支持される基板60bと、該基板60b上に設けられた発光素子60cとから構成されている。また、ホルダ60aはプラスチックから形成されており、ホルダ60aの光透過窓56aに対向する側には、一体成形によりプラスチックレンズ60dが形成されている。
【0051】
また、受光手段61も同様に、フレームに取り付けられるホルダ61aと、該ホルダ61aに支持される基板61bと、該基板61b上に設けられた受光素子61cとから構成されている。また、ホルダ61aはプラスチックから形成されており、ホルダ61aの光透過窓56bに対向する側には、一体成形によりプラスチックレンズ61dが形成されている。なお、受光素子には一例としてフォトトランジスタを用いている。
【0052】
上述した発光素子60c、プラスチックレンズ60d、ドラムカートリッジ2aの開口部62a、光透過窓56a、光透過窓56b、ドラムカートリッジ2aの開口部62b、プラスチックレンズ61d、及び受光素子61cは、図3に示すように、ほぼ一直線上に並ぶように設定されており、発光素子60cから照射された光は、プラスチックレンズ60dによって略平行光化され、開口部62aを通って光透過窓56aに入射する。従って、光透過窓56aと光透過窓56bの間にトナーが存在しない状態においては、前記光透過窓56aを透過した光は、反対側の光透過窓56bに入射し、この光透過窓56bを透過して開口部62bを通ってプラスチックレンズ61dに入射する。そして、入射した光はこのプラスチックレンズ61dによって集光され、受光素子61cにて受光される。
【0053】
受光素子61cは、図4に示すように、受光した光量に応じて出力電圧値が変化する素子であり、本実施形態では受光量が最小の際には電圧値がほぼ5Vに近い値をとり、受光量が最大の際には電圧値がほぼ0Vに近い値となる。そして、この範囲で受光量に応じて電圧値が変化する。本実施形態では、このような受光素子61cの出力をマイクロプロセッサ等からなる図示しない制御部によって読み取り、所定の電圧値をしきい値として設定し、しきい値よりも高い出力電圧値についてはハイレベルと判定し、しきい値よりも低い出力電圧値をローレベルと判定すると共に、このローレベルとなる期間(以下、ローレベル期間とする)T1の測定単位期間T2内における合計が、当該測定単位期間T2に占める割合を算出することにより、トナー残量の検出を行っている。
【0054】
次に、遮光部材80について説明する。遮光部材80は、図2に示すように、アジテータ53の支持部材53aと、清掃部材54の支持部材54aとの間に設けられABS樹脂等の樹脂で形成された板状部材であり、アジテータ53及び清掃部材54と共に回転軸55と一体に成形され回転軸55の周りに回転するように構成されている。また、回転軸55の軸線方向においては、図3に示すように、発光手段60側にのみ設けられている。
【0055】
遮光部材80は、アジテータ53が光透過窓56b(,56a)の位置を通過した直後から、図2に示すように光透過窓56bへの光を遮り、清掃部材54による光透過窓56b(,56a)の清掃開始直前に前記光の遮りを解除する大きさの遮光面を有している。
【0056】
このように構成することにより、遮光部材80が光路を塞いでいる間は、アジテータ53による掻き取り動作によって光透過窓56b(,56a)周辺のトナーが掻き取られてしまった場合でも、受光素子60cからの出力が得られないので、環境条件あるいは使用期間に拘わらず、正確な現像剤残量検出を行うことができる。
【0057】
また、遮光部材80は、清掃部材54及びアジテータ53と共通の回転軸55周りに回転するようにしたので、構成を簡単化することができる。
【0058】
また、本実施形態においては、清掃部材54は、二つの光透過窓56b(,56a)を同時に清掃するように構成されており、遮光部材80が光路を塞ぐのは、清掃部材54が2つの光透過窓56b(,56a)を同時に清掃してから次に同時に清掃するまでの間で、後半部分に限られている。この構成を図5乃至図7を用いて以下に詳しく説明する。
【0059】
図5は清掃部材54が2つの光透過窓56b(,56a)を同時に清掃している状態を示している。図5に示す状態から、清掃部材54が360度回転して、再び図5に示す状態になり、次に清掃を行うまでの期間をT0とする。そして、その期間T0を前半部分の期間T0/2と、後半部分の期間T0/2とに分けた場合には、図5に示す状態から図7に示すように前半部分の期間T0/2が経過するまでにおいては、遮光部材80は光路を塞ぐことがない。しかし、図7に示す状態から図5に示すように後半部分の期間T0/2が経過するまでにおいては、遮光部材80は光路を塞ぐことになる。
【0060】
本実施形態においては、清掃部材54で光透過窓56b(,56a)を清掃してから、その後に光透過窓56b(,56a)がトナーで塞がれるまでの時間を測定することでトナーの残量検知を行う構成となっており、上述した前半部分の期間T0/2においては、トナー以外のものが光透過窓56b(,56a)を遮ると、正確なトナーの残量検知が出来なくなってしまう。一方、上述した後半部分の期間T0/2においては、アジテータ53が光透過窓56b(,56a)を通過することになるが、アジテータ53は光透過窓56b(,56a)と接触することのないように、光透過窓56b(,56a)から充分に離して配置されており、本来ならばこの後半部分の期間T0/2において光透過窓56b(,56a)の遮光状態あるいは透過状態に変化があっては正確なトナーの残量検知が出来なくなってしまう。そこで、本実施形態においては、前半部分の期間T0/2においては遮光部材80は光路を塞ぐことがなく、後半部分の期間T0/2において遮光部材80が光路を塞ぐように構成することにより、正確なトナー残量検知が可能となっている。
【0061】
また、アジテータ53、遮光部材80、及び清掃部材54は、互いに同一の回転軸55上に一定の位相差を持って配置されており、回転軸55周りの回転方向における位置関係は、遮光部材80がアジテータ53よりも当該回転方向の下流側で、且つ、遮光部材80が清掃部材54よりも当該回転方向の上流側となるように構成されている。
【0062】
従って、アジテータ53が光透過窓56b(,56a)の位置を通過した後には、アジテータ53よりも前記回転方向において下流側に設けられた遮光部材80が光透過窓56b(,56a)を覆うので、アジテータ53が光透過窓56b(,56a)の位置を通過した後のトナーの状態に拘わらず、受光素子61cの出力変化を確実に防止することができる。また、清掃部材54が光透過窓56b(,56a)を清掃する時には、遮光部材80は既に光透過窓56b(,56a)の位置を通過しているので、清掃後の光透過窓56b(,56a)の透過状態または遮光状態に影響を与えることがない。従って、正確なトナー残量検知が可能となっている。
【0063】
また、回転軸55の軸方向における位置関係は、図3に示すように、遮光部材80が、開口部Aの端部に位置するように構成されている。
【0064】
このように遮光部材80はトナーの循環搬送に影響を与えない領域に設けられているので、遮光部材80が障壁となってトナーの搬送が遮られ、トナー搬送量に片寄りが生じることを防止することができる。
【0065】
なお、遮光部材80は、開口部Aの端部位置よりも開口部Aの長手方向の外側の位置に設けるようにしても良い。
【0066】
(動作例)
以下、本実施形態における動作例をトナー残量検出、及びアジテータ53と清掃部材54の動作を中心に詳しく説明する。
【0067】
まず、トナーの最上位の面(以下、トナー面とする)が、図5に点線で示すように光透過窓56a,56bの位置よりも遙かに高く、トナー収容室52内に十分な量のトナーが収容されている場合について説明する。この場合にはアジテータ53の回転により摺接部53bがトナー収容室52の壁面と摺接しながらトナー収容室52内のトナーを攪拌し、且つアジテータ53の摺接部53bが図2に示すように開口部Aに到達し更に開口部Aを通過する動きに伴って、トナー収容室52内のトナーは現像室57に搬送される。一方、清掃部材54のワイパー54bは光透過窓56a,56bの表面を拭き取る動作を行うが、光透過窓56aと光透過窓56bの間には十分なトナーが収容されているため、ワイパー54bによって拭き取られた光透過窓56a,56bの表面は、直ちに再び周囲のトナーによって覆われる。従って、発光素子60cから照射された光はトナー収容室52内を透過せず、受光素子61cの出力に変動はない。
【0068】
次に、以上のようなトナー残量の測定期間が終了し、アジテータ53が図7に示す位置まで移動し、更には光透過窓56a、56bの位置を通過することになるが、使用期間が長期に亘る場合あるいは環境条件等によっては、このアジテータ53の通過の際に光透過窓56a、56b付近のトナーが搬送されてしまうことがある。しかしながら、本実施形態においては、アジテータ53が図7に示す位置から図2に示す位置に移動すると、図2に示すように遮光部材80が光透過窓56aと光透過窓56bとの間の光路を遮る。従って、アジテータ53の通過の際に光透過窓56a、56b付近のトナーが搬送されたとしても、受光素子61cの出力はハイレベルを保ち、従来の装置に見られたようなノイズ状の出力信号の変化を生じさせない。
【0069】
次に、トナーの残量が減少し、トナー面が図5に実線で示すように光透過窓56a,56bの位置に近接する場合について説明する。このような場合には、光透過窓56a、56bは前記ワイパー54bによる拭き取り直後にトナーに覆われることはなくなるが、ワイパー54bが図5に示す位置から図6に示す位置へと回転すると、これに伴ってアジテータ53のシート部材53bも回転するため、トナーは、シート部材53bの搬送面によって図6に示す矢印Bの方向に押し出され光透過窓56a、56bを覆うようになる。このようにしてシート部材53bによって押し出されるトナーによって光透過窓56a、56bが覆われる時間は、トナー量に依存する。つまり、トナー量が多い程、長い時間に亘って光透過窓56a、56bは遮られ、トナー量が少なくなる程光透過窓56a、56bを遮る時間は短くなる。従って、トナー量が多い程、図4に示す受光素子61cの出力のローレベル期間T1が短くなり、トナー量が少ない程、図4に示す受光素子61cの出力のローレベル期間T1が長くなる。本実施形態では、図示しない制御部により、所定のサンプリング周期で受光素子61cの出力電圧の値をサンプリングして記憶し、所定の測定単位期間T2内における、ローレベル期間T1の合計の割合が、所定の割合を超えた時にトナーエンプティ状態であると判断するように構成した。
【0070】
次に、以上のようなトナー残量の測定期間が終了し、アジテータ53が図7に示す位置まで移動し、更には光透過窓56a、56bの位置を通過することになる。この場合には、光透過窓56a、56bは、アジテータ53が到達する以前から透過状態になっている。しかしながら、本実施形態においては、アジテータ53が図7に示す位置から図2に示す位置に移動すると、図2に示すように遮光部材80が光透過窓56aと光透過窓56bとの間の光路を遮る。本実施形態においては、このようにトナー面の位置によらず常に清掃部材54の清掃周期と同じ周期で遮光部材80が光透過窓56a、56b間の光路を遮るので、受光素子61cの出力はこの場合でもハイレベル期間を保ち、トナー残量の測定期間と非測定期間の区切りが明確になる。
【0071】
以上のように、本実施形態の現像装置50においては、清掃部材54のワイパー54bによる光透過窓56a,56bの表面の拭き取りと、アジテータ53によるトナー収容室52内のトナーの押し出しを行うことにより光透過窓56aと光透過窓56bとの間の光の透過と遮光を行わせ、更にはアジテータ53が光透過窓56a,56bを通過した直後に遮光部材80により光透過窓56aと光透過窓56bとの間の光路を遮ることにより、アジテータ53の挙動が原因となる受光素子61cの出力変化を防止するので、正確なトナー残量検出を行うことができる。
【0072】
なお、前記の説明においては、現像装置50内に遮光部材を設けた例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、画像形成装置本体側に遮光部材を設けるように構成しても良い。この場合には、光透過窓を遮るシャッターを画像形成装置本体側に設け、清掃部材の清掃周期と同じ周期で当該シャッターを開閉させるようにすれば良い。
【0073】
また、前記の説明においては、発光素子60cと受光素子61cとの間に形成される光路が、略水平の場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば垂直の場合等、どのような態様にでも適用することができる。
【0074】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0075】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、一対の光透過窓を所定の周期で清掃する清掃部材と、清掃部材と同一の回転軸について現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、清掃部材が光透過窓を清掃した後に一対の光透過窓間に形成される光路を横切るように清掃部材に対して所定の位相差を持って、現像収納室内の現像剤を攪拌する現像剤攪拌搬送部材と、現像剤攪拌搬送部材が前記光路を横切った後かつ清掃部材が光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐ遮光部材とを備えたので、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止することができ、現像剤残量検出のタイミングではない時に受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出を行うことができる。
【0076】
請求項2記載の画像形成装置によれば、清掃部材と遮光部材は、共通の回転軸により回転可能に軸支されているので、清掃部材の清掃周期と等しい周期で遮光部材による遮光を行うことができ、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を確実に阻止することができる。また、構成を簡単にすることができる。
【0077】
【0078】
請求項3記載の画像形成装置によれば、現像剤攪拌搬送部材として、清掃部材と遮光部材の共通の回転軸の周囲に、清掃部材と所定の回転角度分離れて配置された部材を用いて、遮光部材として、現像剤攪拌搬送部材よりも前記回転方向下流側であり、清掃部材よりも回転方向上流に配置された部材を用いたので、良好に現像剤残量検出を行うことができる。また、遮光部材が現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止することができる。その結果、現像剤残量検出のタイミングではない時に受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出を行うことができる。更に、遮光部材は、清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されているので、清掃部材による光透過窓の清掃後に適正に形成される前記光路を遮ることがなく、現像剤残量検出を適切に行うことができる。
【0079】
請求項4記載の画像形成装置によれば、遮光部材を、前記開口部の両端部位置あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けたので、現像剤収納室の室内と室外との開口部を介しての現像剤の循環に影響を与えることがない。従って、遮光部材が障壁となって現像剤の片寄り発生を防止することができる。
【0080】
請求項5記載の現像装置は、現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、一対の光透過窓を所定の周期で清掃する清掃部材と、清掃部材と同一の回転軸について現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、清掃部材が光透過窓を清掃した後に一対の光透過窓間に形成される光路を横切るように清掃部材に対して所定の位相差を持って、現像室収納内の現像剤を攪拌する現像剤攪拌搬送部材と、現像剤攪拌搬送部材が発光素子と受光素子の間に形成される光路を横切った後かつ清掃部材が光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐ遮光部材とを備えたので、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止することができ、現像剤残量検出のタイミングではない時に画像形成装置における受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出を行うことができる。
【0081】
請求項6記載の現像装置によれば、清掃部材と遮光部材を、共通の回転軸により回転可能に軸支したので、清掃部材の清掃周期と等しい周期で遮光部材による遮光を行うことができ、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を確実に阻止することができる。
【0082】
【0083】
請求項7記載の現像装置によれば、現像剤攪拌搬送部材として、清掃部材と遮光部材の共通の回転軸の周囲に、清掃部材と所定の回転角度分離れて配置された部材を用い、遮光部材として、前記現像剤攪拌搬送部材よりも前記回転方向下流側であり、前記清掃部材よりも前記回転方向上流に配置された部材を用いたので、清掃部材が光透過窓を拭き取るのに前後して、現像剤攪拌搬送部材による現像剤の押し出しが行われ。良好に現像剤残量検出を行うことができる。しかも、遮光部材は、現像剤攪拌搬送部材よりも回転方向下流側であり、現像剤攪拌搬送部材の挙動に対応して光透過窓付近の現像剤が搬送されても、直ちに前記光路を所定時間塞ぐので、現像剤残量検出のタイミングではない時の前記光路の形成を阻止することができる。その結果、現像剤残量検出のタイミングではない時に画像形成装置側の受光素子の受光状態が変化せず、正確な現像剤残量検出を行うことができる。更に、遮光部材は、清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されているので、清掃部材による光透過窓の清掃後に適正に形成される前記光路を遮ることがなく、現像剤残量検出を適切に行うことができる。
【0084】
請求項8記載の現像装置は、遮光部材を、前記開口部の両端部位置あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けたので、現像剤収納室の室内と室外との開口部を介しての現像剤の循環に影響を与えることを確実に防止し、遮光部材が障壁となって現像剤の片寄りを発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 図1の画像形成装置における現像装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】 図2におけるX−X‘線断面を示す図である。
【図4】 図1の画像形成装置における受光素子の出力電圧波形と現像剤残量検出の方法を説明するための図である。
【図5】 図1の画像形成装置における現像装置のアジテータ及び清掃部材の動作と現像剤残量検出動作を説明するための図である(その1)。
【図6】 図1の画像形成装置における現像装置のアジテータ及び清掃部材の動作と現像剤残量検出動作を説明するための図である(その2)。
【図7】 図1の画像形成装置における現像装置のアジテータ及び清掃部材の動作と現像剤残量検出動作を説明するための図である(その3)。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ
50 現像装置
51a,51b 側壁
52 トナー収容室
53 アジテータ
54 清掃部材
54b ワイパー
56 光透過窓
57 現像室
59 現像ローラ
60 発光手段
61 受光手段
80 遮光部材
Claims (8)
- 現像剤を内部に収納し、該現像剤を室外に搬送するための開口部が設けられた現像剤収納室と、
該現像剤収納室の前記開口部の長手方向両側に備えられた一対の光透過窓と、
前記現像剤収納室の外部の前記光透過窓に対応する位置に設けられた発光素子及び受光素子と、
前記発光素子から照射され一対の前記光透過窓を透過して前記受光素子に達する光路形成時に、前記受光素子の受光状態に基づいて前記現像剤収納室内の現像剤残量を検出する現像剤残量検出手段と、
前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、前記光透過窓を所定の周期で清掃する清掃部材と、
前記清掃部材と同一の回転軸について前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、前記清掃部材が前記光透過窓を清掃した後に前記光路を横切るように前記清掃部材に対して所定の位相差を持って、前記現像収納室内の現像剤を攪拌する現像剤攪拌搬送部材と、
前記現像剤攪拌搬送部材が前記光路を横切った後かつ前記清掃部材が前記光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐ遮光部材と、を備えたことを特徴する画像形成装置。 - 前記清掃部材と前記遮光部材は、共通の回転軸により回転可能に軸支されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記現像剤攪拌搬送部材は、前記清掃部材と前記遮光部材の共通の回転軸の周囲に、前記清掃部材と所定の回転角度分離れて配置されており、前記遮光部材は、前記現像剤攪拌搬送部材よりも前記回転方向下流側であり、前記清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されていることを特徴する請求項2記載の画像形成装置。
- 前記遮光部材は、前記開口部の両端部位置あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置。
- 発光素子と受光素子を有し、当該受光素子における受光状態に基づいて現像剤残量を検出する現像剤残量検出手段を備えた画像形成装置に装着される現像装置であって、
現像剤を内部に収納し、該現像剤を室外に搬送するための開口部が設けられた現像剤収納室と、
前記発光素子と受光素子の間に形成される光路に対応して該現像剤収納室の前記開口部の長手方向両側に設けられた一対の光透過窓と、
前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、一対の前記光透過窓を所定の周期で清掃する清掃部材と、
前記清掃部材と同一の回転軸について前記現像剤収納室の内部で回転自在に設けられ、前記清掃部材が前記光透過窓を清掃した後に前記光路を横切るように前記清掃部材に対して所定の位相差を持って、前記現像収納室内の現像剤を攪拌する現像剤攪拌搬送部材と、
前記現像剤攪拌搬送部材が前記光路を横切った後かつ前記清掃部材が前記光透過窓を清掃するまでの間で前記光路を所定時間塞ぐ遮光部材と、を備えたことを特徴する現像装置。 - 前記清掃部材と前記遮光部材は、共通の回転軸により回転可能に軸支されていることを特徴とする請求項5記載の現像装置。
- 前記現像剤攪拌搬送部材は、前記清掃部材と前記遮光部材の共通の回転軸の周囲に、前記清掃部材と所定の回転角度分離れて配置されており、前記遮光部材は、前記現像剤攪拌搬送部材よりも前記回転方向下流側であり、前記清掃部材よりも前記回転方向上流に配置されていることを特徴する請求項5記載の現像装置。
- 前記遮光部材は、前記開口部の両端部位置あるいは前記開口部長手方向において該両端部位置よりも外側位置に設けられていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1記載の現像装置。
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