JP2000258985A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2000258985A
JP2000258985A JP6223699A JP6223699A JP2000258985A JP 2000258985 A JP2000258985 A JP 2000258985A JP 6223699 A JP6223699 A JP 6223699A JP 6223699 A JP6223699 A JP 6223699A JP 2000258985 A JP2000258985 A JP 2000258985A
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JP
Japan
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light
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developing device
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JP6223699A
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English (en)
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Shogo Sato
正吾 佐藤
Yoshiteru Hattori
能輝 服部
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Priority to CNB001067494A priority patent/CN1135444C/zh
Priority to AT00301456T priority patent/ATE280964T1/de
Priority to PT00301456T priority patent/PT1031893E/pt
Priority to EP00301456A priority patent/EP1031893B1/en
Priority to CNB200310119971XA priority patent/CN100350331C/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤室の長手方向の両側壁に光透過窓を備
えて現像剤の残量検出を行う現像装置において、光透過
窓の現像剤によるフィルミングを確実に防止して、現像
剤の残量検出を高い精度で行うことのできる現像装置を
提供すること。 【解決手段】 光透過窓56a,56bをトナー収容室
52の側壁51a,51bの内面よりもトナー収容室5
2内部側に突出させて形成し、ゴム部材で形成した清掃
部材54のワイパー54bをトナー収容室52の内壁面
及び光透過窓56a,56bに弾性当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤室内の現像
剤の残量を光学的に検出する方式の画像形成装置に用い
られる現像装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、現像装
置内の現像剤の残量を検出して、当該残量が所定値以下
になった場合に現像剤の補給を促すように構成されたも
のが一般的である。現像剤の残量を検出する方式には多
種多様なものが存在するが、一例として、現像装置にお
ける現像剤室に一対の光透過窓を対向配置すると共に、
当該光透過窓と現像装置の外部で対向するように発光素
子と受光素子を配設し、発光素子から照射して光透過窓
を透過した略平行な光軸の光の受光素子における受光状
態に応じて、現像剤室内における現像剤残量の検出を行
う方式が挙げられる。
【0003】このような方式を採用した現像装置におい
ては、現像剤室内部に光透過窓の清掃部材と攪拌搬送部
材とを回転自在に設け、光透過窓の表面が清掃部材によ
って拭き取られてから、攪拌搬送部材によって攪拌され
る現像剤によって再び覆われるまでの時間を、受光素子
の出力に基づいて計測し、この時間が所定の値よりも長
くなった時に現像剤の残量が補給すべき程度まで減少し
たと判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の現像装置においては、光透過窓に現像剤の成分が薄
く引き伸ばされて付着する、いわゆるフィルミングとい
う現象が発生することがあった。
【0005】このフィルミングが発生すると、二つの光
透過窓の間に現像剤が存在しないにも拘わらず、清掃部
材による拭き取り後においても適正な光の透過量が得ら
れず、現像剤残量の検出精度が低下してしまうという問
題があった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題を解決
し、現像剤室の側壁に光透過窓を備えて現像剤の残量検
出を行う現像装置において、光透過窓の現像剤によるフ
ィルミングを確実に防止して、現像剤の残量検出を高い
精度で行うことのできる現像装置を提供することを課題
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の現像装置
は、前記課題を解決するために、現像剤担持体が設けら
れた現像室と、該現像室と連通する開口部を備え現像剤
を収容する現像剤室と、該現像剤室の側壁に設けられた
光透過窓と、該光透過窓を清掃する清掃部材とを備え、
発光素子と受光素子とを備え当該発光素子から照射され
前記光透過窓を透過する光に対する当該受光素子におけ
る受光状態に基づいて前記現像剤室内の現像剤残量を検
出する現像剤残量検出手段とを備えた画像形成装置に装
着される現像装置であって、前記光透過窓は、前記現像
剤室の側壁に設けられ、該側壁の壁面よりも前記現像剤
室の内部方向に突出して形成されていることを特徴とす
る。
【0008】請求項1記載の現像装置によれば、画像形
成装置に備えられた発光素子から、現像剤の残量を検出
するための検出光が照射されると、この検出光は、現像
剤室の側壁に設けられた光透過窓に入射し、当該光透過
窓を透過して現像剤室内に照射される。そして、現像剤
室内に現像剤が多量に収容されている場合には、前記検
出光は、当該現像剤に遮られ、画像形成装置に備えられ
た受光素子には到達しない。現像剤室には清掃部材が設
けられており、前記光透過窓を清掃するが、清掃された
光透過窓の周囲には多量の現像剤が存在しているため
に、当該光透過窓は直ちに周囲の現像剤によって覆わ
れ、前記検出光は当該現像剤によって遮られる。従っ
て、画像形成装置に備えられた受光素子の出力は非受光
時の出力となり、現像剤残量検出手段により、現像剤の
残量が十分であることが検出される。
【0009】これに対し、光透過窓の少なくとも一部を
露出させる程度に現像剤室内の現像剤の量が減少した場
合には、清掃部材が回転しながら光透過窓上に付着した
現像剤を清掃する際に、光透過窓の周囲に多量の現像剤
が存在していないので、当該光透過窓が直ちに周囲の現
像剤によって覆われることがなく、前記検出光は画像形
成装置に備えられた前記受光素子にて受光される。その
結果、前記受光素子の出力は受光時の出力となり、現像
剤残量検出手段により、現像剤の残量が減少したことが
検出される。
【0010】以上のように、清掃部材は、現像剤室に現
像剤が多量に収容されている状態から、エンプティ状態
に至るまで、光透過窓の表面に摺接することにより、当
該表面に付着した現像剤を拭き取るが、現像剤の中に
は、フィルミングの原因となる小粒径成分等が存在し、
当該小粒径成分等は清掃部材によって拭き取られること
なく、清掃部材と光透過窓の間で擦られる傾向にある。
【0011】しかしながら、本発明における光透過窓
は、現像剤室の側壁の壁面よりも現像剤室の内部方向に
突出して形成されているため、清掃部材が光透過窓に摺
接しようとすると、清掃部材の清掃面が、光透過窓と現
像剤室の側壁との間に形成された段差の部分に擦られ、
清掃部材の清掃面によって搬送された上述のようなフィ
ルミングの原因となる現像剤の小粒径成分は、その大部
分が除去される。
【0012】従って、清掃部材が光透過窓の表面に摺接
する際には、清掃部材と光透過窓との間に、上述のよう
な現像剤の小粒径成分は極めて少なくなっており、光透
過窓のフィルミングを大幅に低減させる。従って、精度
の良い現像剤残量検出を行わせる。
【0013】請求項2記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1記載の現像装置において、前記
清掃部材は、少なくとも前記光透過窓に摺接する接触部
分が弾性を有する部材から形成され、当該接触部分が前
記光透過窓に撓みを有して摺接することにより前記光透
過窓を清掃すると共に、前記現像剤室の側壁に対して
も、前記光透過窓に対する撓み量よりも少ない撓み量で
摺接するように設けられていることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の現像装置によれば、清掃部
材は、少なくとも前記光透過窓に摺接する接触部分が弾
性を有する部材から形成されており、前記現像剤室の側
壁に対しても、前記光透過窓に対する撓み量よりも少な
い撓み量で摺接するように設けられている。従って、現
像剤室の側壁との摺接により、前記接触部分と当該側壁
との間には、フィルミングの原因となる現像剤の小粒径
成分等が蓄積され、清掃部材は当該小粒径成分等を引き
ずりながら光透過窓と摺接しようとする。しかしなが
ら、本発明における光透過窓は、現像剤室の側壁の壁面
よりも現像剤室の内部方向に突出して形成されているた
め、清掃部材の接触部分が光透過窓に摺接しようとする
と、当該接触部分が、光透過窓と現像剤室の側壁との間
に形成された段差の部分に擦られ、当該接触部分によっ
て引きずられてきた上述のようなフィルミングの原因と
なる現像剤の小粒径成分は、その大部分が除去される。
従って、接触部分が光透過窓の表面に摺接する際には、
接触部分と光透過窓との間に、上述のような現像剤の小
粒径成分は極めて少なくなっており、光透過窓のフィル
ミングを大幅に低減させる。従って、精度の良い現像剤
残量検出を行わせる。
【0015】しかも、現像剤室の内部方向に突出した光
透過窓と、清掃部材が接触するためには、清掃部材は現
像剤室の側壁と摺接する状態よりも更に撓んだ状態とな
るため、光透過窓の表面には、この弾性により所定の押
圧力をもって摺接することになる。従って、清掃部材の
光透過窓に対する押圧力を適切な値に設定しようとする
と、光透過窓よりも低い位置にある現像剤室の側壁に対
する接触圧は低くなる。その結果、現像剤室の側壁と清
掃部材との摺接時においては、摩擦による負荷が軽減さ
れると共に、接触部分に蓄積される前記フィルミングの
原因となる現像剤の小粒径成分自体を減少させることが
でき、光透過窓のフィルミングをより一層低減させる。
【0016】また、清掃部材と現像剤室の側壁とが摺接
することにより、側壁と清掃部材の間には隙間が生じな
いため、従来のように、清掃部材による光透過窓の清掃
後に、側壁と清掃部材の隙間から現像剤が落下すること
がなく、光透過窓を汚すことがない。
【0017】請求項3記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1または2記載の現像装置におい
て、前記現像剤室は、前記現像剤担持体の長手方向長さ
に対応して所定の幅を有して形成されており、前記光透
過窓は、当該幅方向の両側壁に設けられていることを特
徴とする。
【0018】請求項3記載の現像装置によれば、光透過
窓は、現像剤担持体の長手方向長さ対応した現像剤室の
幅方向の両側壁に設けられているので、現像剤室内の現
像剤の減少と共に、現像剤室内の鉛直方向における現像
剤の最上面位置が、光透過窓の鉛直方向位置よりも低く
なり、清掃部材による光透過窓の清掃後には、比較的長
い時間に亘って、検出光による光透過窓の透過時間が確
保され、比較的精度の高い現像剤残量検出を行わせる。
しかも、本発明によれば、上述したように、光透過窓の
フィルミングは大幅に低減するので、長期間に亘って精
度の良い現像剤残量検出を行わせる。
【0019】請求項4記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし3のいずれか1記載の現
像装置において、前記光透過窓は、前記現像剤室の側壁
との境界に、当該側壁の壁面に対して段差を有した角部
が形成されていることを特徴とする。
【0020】請求項4記載の現像装置によれば、清掃部
材が光透過窓に摺接しようとすると、清掃部材の清掃面
が、光透過窓と現像剤室の側壁との間に形成された段差
の部分に擦られ、しかもこの段差の部分は角部によって
形成されているので、清掃部材の清掃面によって搬送さ
れた上述のようなフィルミングの原因となる現像剤の小
粒径成分は、この角部によってより一層確実に除去され
る。従って、清掃部材が光透過窓の表面に摺接する際に
は、清掃部材と光透過窓との間に、上述のような現像剤
の小粒径成分は極めて少なくなっており、光透過窓のフ
ィルミングを大幅に低減させ、精度の良い現像剤残量検
出を行わせる。
【0021】請求項5記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の現
像装置において、前記現像剤には粒径の異なる少なくと
も2種類以上の外添剤が外添されており、前記光透過窓
の少なくとも前記清掃部材と接触する部分がガラスから
形成されていることを特徴とする。
【0022】請求項5記載の現像装置によれば、粒径の
小さい外添剤は、現像剤の流動性を向上させ、粒径の大
きな外添剤は前記粒径の小さい外添剤が現像剤のトナー
母粒子に埋まり込むことを防止するスペーサ効果を発揮
する。その結果、長期間に亘る使用においても、トナー
母粒子に対する外添剤の埋まり込みは低減し、現像剤の
流動性は良好に保たれる。しかも、本発明においては、
前記光透過窓の少なくとも前記清掃部材と接触する部分
がガラスから形成されているので、光透過窓を清掃部材
で摺接する際に、前記粒径の大きな外添剤で光透過窓の
表面を摺接することになっても、光透過窓のガラスで形
成された表面部分には擦り傷が形成されず、検出光の散
乱を防止して精度の良い現像剤残量検出を行わせる。更
に、粒径の大きな外添剤は、光透過窓のフィルミングを
削るため、現像剤残量検出の精度低下はより一層確実に
防止される。
【0023】請求項6記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項5記載の現像装置において、前記
外添剤は、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤より
も、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外添し
た外添剤の方が流動性が低くなるように組み合わせられ
た少なくとも2種類の外添剤が外添されていることを特
徴する。
【0024】請求項6記載の現像装置によれば、少なく
とも2種類の外添剤のうち、最小粒径の外添剤は、現像
剤の流動性を良好に保ち、最小粒径の外添剤との併用に
よって現像剤の流動性を低下させる他の外添剤は、粒径
が大きく、最小粒径の外添剤が現像剤のトナー母粒子に
埋まり込むことをより一層確実に防止するスペーサ効果
を発揮する。従って、現像剤の流動性は良好に保たれ
る。しかも、本発明においては、前記光透過窓の少なく
とも前記清掃部材と接触する部分がガラスから形成され
ているので、光透過窓を清掃部材で摺接する際に、前記
粒径の大きな外添剤で光透過窓の表面を摺接することに
なっても、光透過窓のガラスで形成された表面部分には
擦り傷が形成されず、検出光の散乱を防止して精度の良
い現像剤残量検出を行わせる。更に、粒径の大きな外添
剤は、光透過窓のフィルミングを削るため、現像剤残量
検出の精度低下はより一層確実に防止される。
【0025】請求項7記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項6記載の現像装置において、前記
最小粒径の外添剤以外の外添剤には、シリカ、アルミ
ナ、酸化チタン等の酸化物を主成分とする外添剤が含ま
れることを特徴とする。
【0026】請求項7記載の現像装置によれば、前記最
小粒径の外添剤以外の外添剤として、シリカ、アルミ
ナ、酸化チタン等の酸化物を主成分とする外添剤を含む
ので、これらの硬い外添剤により、最小粒径の外添剤の
トナー母粒子に対する埋まり込みはより一層確実に防止
される。しかも、本発明においては、前記光透過窓の少
なくとも前記清掃部材と接触する部分がガラスから形成
されているので、光透過窓を清掃部材で摺接する際に、
前記のような硬い外添剤で光透過窓の表面を摺接するこ
とになっても、光透過窓のガラスで形成された表面部分
には擦り傷が形成されず、検出光の散乱を防止して精度
の良い現像剤残量検出を行わせる。更に、硬い外添剤
は、光透過窓のフィルミングをより一層確実に削るた
め、現像剤残量検出の精度低下はより一層確実に防止さ
れる。
【0027】請求項8記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし7のいずれか1記載の現
像装置において、前記現像剤は、重合法によって作製さ
れた重合トナーであることを特徴とする。
【0028】請求項8記載の現像装置によれば、現像剤
として、重合法によって作製された重合トナーを用いた
ので、流動性が向上し、良好な現像が行われる。但し、
重合トナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃部材
をすり抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低いの
で、フィルミングを発生させ易いが、本発明によれば、
上述のように現像剤室の内部方向に突出した光透過窓に
より、あるいは粒径の大きな外添剤により、フィルミン
グを大幅に低減させ、精度の良い現像剤残量検出を行わ
せる。
【0029】請求項9記載の現像装置は、前記課題を解
決するために、請求項1ないし7のいずれか1記載の現
像装置において、前記現像剤は、重合法によって作製さ
れた重合トナーであり、前記清掃部材は、少なくとも前
記光透過窓に摺接する接触部分が弾性を有する部材から
形成され、当該接触部分が前記光透過窓に撓みを有して
摺接することにより前記光透過窓を清掃すると共に、前
記接触部分の先端に角部が形成されており、前記光透過
窓に対して当該角部が摺接するように設けられているこ
とを特徴とする。
【0030】請求項9記載の現像装置によれば、現像剤
として、重合法によって作製された重合トナーを用いた
ので、流動性が向上し、良好な現像が行われる。但し、
重合トナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃部材
をすり抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低いの
で、フィルミングを発生させ易いが、本発明によれば、
上述のように現像剤室の内部方向に突出した光透過窓に
より、あるいは粒径の大きな外添剤により、フィルミン
グを大幅に低減させ、精度の良い現像剤残量検出を行わ
せる。しかも、本発明によれば、清掃部材は、接触部分
の先端に角部が形成されているため、掻き取りが困難な
重合トナーを当該角部によって良好に掻き取り、光透過
窓の表面をより一層クリアな状態とする。
【0031】請求項10記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項9記載の現像装置において、前
記清掃部材の前記接触部材は、ウレタンゴムで形成され
ていることを特徴とする。
【0032】請求項10記載の現像装置によれば、清掃
部材の接触部材をウレタンゴムで形成したので、長期間
に亘る使用に際しても、前記角部の形状が削れて丸くな
ることが無く、良好な現像剤残量検出を行わせる。
【0033】請求項11記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、現像剤担持体が設けられた現像室と、
該現像室と連通する開口部を備え現像剤を収容する現像
剤室と、該現像剤室の側壁に設けられた光透過窓と、該
光透過窓を清掃する清掃部材とを備え、発光素子と受光
素子とを備え当該発光素子から照射され前記光透過窓を
透過する光に対する当該受光素子における受光状態に基
づいて前記現像剤室内の現像剤残量を検出する現像剤残
量検出手段とを備えた画像形成装置に装着される現像装
置であって、前記現像剤には粒径の異なる少なくとも2
種類以上の外添剤が外添されており、記光透過窓の少な
くとも前記清掃部材と接触する部分がガラスから形成さ
れていることを特徴とする。
【0034】請求項11記載の現像装置によれば、粒径
の小さい外添剤は、現像剤の流動性を向上させ、粒径の
大きな外添剤は前記粒径の小さい外添剤が現像剤のトナ
ー母粒子に埋まり込むことを防止するスペーサ効果を発
揮する。その結果、長期間に亘る使用においても、トナ
ー母粒子に対する外添剤の埋まり込みは低減し、現像剤
の流動性は良好に保たれる。しかも、本発明において
は、前記光透過窓の少なくとも前記清掃部材と接触する
部分がガラスから形成されているので、光透過窓を清掃
部材で摺接する際に、前記粒径の大きな外添剤で光透過
窓の表面を摺接することになっても、光透過窓のガラス
で形成された表面部分には擦り傷が形成されず、検出光
の散乱を防止して精度の良い現像剤残量検出を行わせ
る。更に、粒径の大きな外添剤は、光透過窓のフィルミ
ングを削るため、現像剤残量検出の精度低下はより一層
確実に防止される。
【0035】請求項12記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項11記載の現像装置において、
前記外添剤は、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤
よりも、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外
添した外添剤の方が流動性が低くなるように組み合わせ
られた少なくとも2種類の外添剤が外添されていること
を特徴する。
【0036】請求項12記載の現像装置によれば、少な
くとも2種類の外添剤のうち、最小粒径の外添剤は、現
像剤の流動性を良好に保ち、最小粒径の外添剤との併用
によって現像剤の流動性を低下させる他の外添剤は、粒
径が大きく、最小粒径の外添剤が現像剤のトナー母粒子
に埋まり込むことをより一層確実に防止するスペーサ効
果を発揮する。従って、現像剤の流動性は良好に保たれ
る。しかも、本発明においては、前記光透過窓の少なく
とも前記清掃部材と接触する部分がガラスから形成され
ているので、光透過窓を清掃部材で摺接する際に、前記
粒径の大きな外添剤で光透過窓の表面を摺接することに
なっても、光透過窓のガラスで形成された表面部分には
擦り傷が形成されず、検出光の散乱を防止して精度の良
い現像剤残量検出を行わせる。更に、粒径の大きな外添
剤は、光透過窓のフィルミングを削るため、現像剤残量
検出の精度低下はより一層確実に防止される。
【0037】請求項13記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項12記載の現像装置において、
前記最小粒径の外添剤以外の外添剤には、シリカ、アル
ミナ、酸化チタン等の酸化物を主成分とする外添剤が含
まれることを特徴とする。
【0038】請求項13記載の現像装置によれば、前記
最小粒径の外添剤以外の外添剤として、シリカ、アルミ
ナ、酸化チタン等の酸化物を主成分とする外添剤を含む
ので、これらの硬い外添剤により、最小粒径の外添剤の
トナー母粒子に対する埋まり込みはより一層確実に防止
される。しかも、本発明においては、前記光透過窓の少
なくとも前記清掃部材と接触する部分がガラスから形成
されているので、光透過窓を清掃部材で摺接する際に、
前記のような硬い外添剤で光透過窓の表面を摺接するこ
とになっても、光透過窓のガラスで形成された表面部分
には擦り傷が形成されず、検出光の散乱を防止して精度
の良い現像剤残量検出を行わせる。更に、硬い外添剤
は、光透過窓のフィルミングをより一層確実に削るた
め、現像剤残量検出の精度低下はより一層確実に防止さ
れる。
【0039】請求項14記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項11ないし13のいずれか1記
載の現像装置前記現像剤は、重合法によって作製された
重合トナーであることを特徴とする。
【0040】請求項14記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法によって作製された重合トナーを用い
たので、流動性が向上し、良好な現像が行われる。但
し、重合トナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃
部材をすり抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低い
ので、フィルミングを発生させ易いが、本発明によれ
ば、上述のように現像剤室の内部方向に突出した光透過
窓により、あるいは粒径の大きな外添剤により、フィル
ミングを大幅に低減させ、精度の良い現像剤残量検出を
行わせる。しかも、本発明によれば、清掃部材は、接触
部分の先端に角部が形成されているため、掻き取りが困
難な重合トナーを当該角部によって良好に掻き取り、光
透過窓の表面をより一層クリアな状態とする。
【0041】請求項15記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項11ないし13のいずれか1記
載の現像装置において、前記現像剤は、重合法によって
作製された重合トナーであり、前記清掃部材は、少なく
とも前記光透過窓に摺接する接触部分が弾性を有する部
材から形成され、当該接触部分が前記光透過窓に撓みを
有して摺接することにより前記光透過窓を清掃すると共
に、前記接触部分の先端に角部が形成されており、前記
光透過窓に対して当該角部が摺接するように設けられて
いることを特徴とする。
【0042】請求項15記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法によって作製された重合トナーを用い
たので、流動性が向上し、良好な現像が行われる。但
し、重合トナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃
部材をすり抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低い
ので、フィルミングを発生させ易いが、本発明によれ
ば、上述のように現像剤室の内部方向に突出した光透過
窓により、あるいは粒径の大きな外添剤により、フィル
ミングを大幅に低減させ、精度の良い現像剤残量検出を
行わせる。しかも、本発明によれば、清掃部材は、接触
部分の先端に角部が形成されているため、掻き取りが困
難な重合トナーを当該角部によって良好に掻き取り、光
透過窓の表面をより一層クリアな状態とする。
【0043】請求項16記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項15記載の現像装置前記清掃部
材の前記接触部材は、ウレタンゴムで形成されているこ
とを特徴とする。
【0044】請求項16記載の現像装置によれば、清掃
部材の接触部材をウレタンゴムで形成したので、長期間
に亘る使用に際しても、前記角部の形状が削れて丸くな
ることが無く、良好な現像剤残量検出を行わせる。
【0045】請求項17記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、現像剤担持体が設けられた現像室と、
該現像室と連通する開口部を備え現像剤を収容する現像
剤室と、該現像剤室の側壁に設けられた光透過窓と、該
光透過窓を清掃する清掃部材とを備え、発光素子と受光
素子とを備え当該発光素子から照射され前記光透過窓を
透過する光に対する当該受光素子における受光状態に基
づいて前記現像剤室内の現像剤残量を検出する現像剤残
量検出手段とを備えた画像形成装置に装着される現像装
置であって、前記現像剤は、重合法によって作製された
重合トナーであり、前記清掃部材は、少なくとも前記光
透過窓に摺接する接触部分が弾性を有する部材から形成
され、当該接触部分が前記光透過窓に撓みを有して摺接
することにより前記光透過窓を清掃すると共に、前記接
触部分の先端に角部が形成されており、前記光透過窓に
対して当該角部が摺接するように設けられていることを
特徴とする。
【0046】請求項17記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法によって作製された重合トナーを用い
たので、流動性が向上し、良好な現像が行われる。但
し、重合トナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃
部材をすり抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低い
ので、フィルミングを発生させ易いが、本発明によれ
ば、上述のように現像剤室の内部方向に突出した光透過
窓により、あるいは粒径の大きな外添剤により、フィル
ミングを大幅に低減させ、精度の良い現像剤残量検出を
行わせる。しかも、本発明によれば、清掃部材は、接触
部分の先端に角部が形成されているため、掻き取りが困
難な重合トナーを当該角部によって良好に掻き取り、光
透過窓の表面をより一層クリアな状態とする。
【0047】請求項18記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項17記載の現像装置前記清掃部
材の前記接触部材は、ウレタンゴムで形成されているこ
とを特徴とする。
【0048】請求項18記載の現像装置によれば、清掃
部材の接触部材をウレタンゴムで形成したので、長期間
に亘る使用に際しても、前記角部の形状が削れて丸くな
ることが無く、良好な現像剤残量検出を行わせる。
【0049】請求項19記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項17または18記載の現像装置
において、前記現像剤には粒径の異なる少なくとも2種
類以上の外添剤が外添されていることを特徴とする。
【0050】請求項19記載の現像装置によれば、粒径
の小さい外添剤は、現像剤の流動性を向上させ、粒径の
大きな外添剤は前記粒径の小さい外添剤が現像剤のトナ
ー母粒子に埋まり込むことを防止するスペーサ効果を発
揮する。その結果、長期間に亘る使用においても、トナ
ー母粒子に対する外添剤の埋まり込みは低減し、現像剤
の流動性は良好に保たれる。従って、現像剤室内で現像
剤の片寄りが生じ難く、正確な現像剤残量検出が行われ
る。また、粒径の大きな外添剤は、研磨剤として機能す
るため、仮に重合トナーが前記接触部材からすり抜けて
光透過窓のフィルミングが生じた場合でも、フィルミン
グを確実に研磨して除去するので、光透過窓の光透過性
を変化させることなく、精度の良い現像剤残量検出を行
わせる。
【0051】請求項20記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項19記載の現像装置において、
前記外添剤は、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤
よりも、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外
添した外添剤の方が流動性が低くなるように組み合わせ
られた少なくとも2種類の外添剤が外添されていること
を特徴する。
【0052】請求項20記載の現像装置によれば、少な
くとも2種類の外添剤のうち、最小粒径の外添剤は、現
像剤の流動性を良好に保ち、最小粒径の外添剤との併用
によって現像剤の流動性を低下させる他の外添剤は、粒
径が大きく、最小粒径の外添剤が現像剤のトナー母粒子
に埋まり込むことをより一層確実に防止するスペーサ効
果を発揮する。従って、現像剤の流動性は良好に保た
れ、現像剤室内で現像剤の片寄りが生じ難く、正確な現
像剤残量検出が行われる。また、粒径の大きな外添剤
は、研磨剤として機能するため、仮に重合トナーが前記
接触部材からすり抜けて光透過窓のフィルミングが生じ
た場合でも、フィルミングを確実に研磨して除去するの
で、光透過窓の光透過性を変化させることなく、精度の
良い現像剤残量検出を行わせる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、添付図面を参照して説明する。まず、本実施
形態における画像形成装置全体の概要について説明す
る。
【0054】(画像形成装置全体の概要)図1は、本発
明の画像形成装置の一実施形態としてのレーザビームプ
リンタ1の概略構成を示す断面図である。図1におい
て、レーザビームプリンタ1は、本体ケース2の底部
に、図示しない用紙を給紙するフィーダユニットを備え
ている。フィーダユニットは、図示しないバネによって
押圧される用紙押圧板10と、給紙ローラ11と、摩擦
分離部材14とを備え、用紙押圧板10により用紙を給
紙ローラ11に押圧し、給紙ローラ11の回転により給
紙ローラ11と摩擦分離部材14との間で最上位の用紙
を分離して所定のタイミングで用紙の供給を行う。
【0055】図1の矢印方向に回転する前記給紙ローラ
11の回転による用紙搬送方向の下流側には、1対のレ
ジストローラ12及び13が回転可能に枢支され、後述
する感光ドラム20と転写ローラ21によって形成され
る転写位置へ所定のタイミングで用紙を搬送する。
【0056】感光ドラム20は、正帯電性の材料、例え
ば、正帯電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感
光体からなる。具体的には、感光ドラム20は、例え
ば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブを本体として、そ
の外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散さ
せた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成
した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地
した状態で、本体ケース2に回転自在に枢支される。更
に、感光ドラム20は、図示しない駆動手段により矢印
方向に回転駆動される。
【0057】帯電器30は、例えば、タングステンなど
からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。
【0058】レーザスキャナユニット40は、感光ドラ
ム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生す
るレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴン
ミラー(5面体ミラー)41、一対のレンズ42及び4
5、並びに反射ミラー43,44及び46を含んで構成
されている。
【0059】現像装置50は、ケース51内に現像剤室
としてのトナー収容室52が形成され、トナー収容室5
2内には、攪拌搬送部材としてのアジテータ53と、清
掃部材54が回転軸55の周りに回転自在に設けられて
いる。なお、このトナー収容室52内には、電気絶縁性
を有する正帯電性の非磁性1成分現像剤としてのトナー
が収容される。また、トナー収容室52の前記回転軸5
5の両端側に位置する側壁には光透過窓56が設けられ
ている。また、トナー収容室52の感光ドラム20側に
は、開口部Aによってトナー収容室52と連通し現像を
行う現像室57が形成され、供給ローラ58と現像ロー
ラ59が回転可能に枢支される。現像ローラ59上のト
ナーは、薄い板状の弾性を有する層厚規制ブレード64
により所定の層厚に規制され、現像に供される。
【0060】転写ローラ21は、回転自在に枢支され、
シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有
する発泡弾性体から構成される。転写ローラ21は、印
加される電圧により、感光ドラム20上のトナー画像を
用紙に確実に転写するように構成されている。
【0061】定着ユニット70は、レジストローラ12
及び13から感光ドラム20と転写ローラ21との圧接
部に至る用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、加熱
用ローラ71と押圧ローラ72を備える。用紙に転写さ
れたトナー画像は加熱用ローラ71と押圧ローラ72と
によって搬送される間に加熱されつつ押圧されて用紙に
定着される。
【0062】用紙搬送用の1対の搬送ローラ73及び排
紙ローラ74は、定着ユニット70の搬送方向下流側に
夫々設けられており、排紙ローラ74の下流側には排紙
トレイ75が設けられている。
【0063】なお、上述した感光ドラム20、転写ロー
ラ21、帯電器30、及び現像装置50は、ドラムカー
トリッジ2a内に収容されており、該ドラムカートリッ
ジ2aはレーザビームプリンタ1に対して着脱自在に設
けられている。更に、現像装置50は、現像器カートリ
ッジとしてドラムカートリッジ2aに対して着脱自在に
設けられている。
【0064】以上のような本実施形態のレーザビームプ
リンタ1において、感光ドラム20の表面が帯電器30
により一様に帯電され、レーザスキャナユニット40か
ら画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射される
と、感光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置50によってトナーで可視像
化され、感光ドラム20上に形成された可視像は感光ド
ラム20によって転写位置へと搬送される。転写位置に
おいては、給紙ローラ11及びレジストローラ12及び
13を介して用紙が供給され、前記可視像は転写ローラ
21によって印加される転写バイアスにより、用紙に転
写される。なお、転写後に感光ドラム20上に残ったト
ナーは、現像ローラ59によって現像室57に回収され
る。
【0065】次に、用紙は定着ユニット70に搬送さ
れ、定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ローラ
72によって挟持搬送され、用紙上の可視像は加圧及び
加熱され、用紙上に定着される。そして、用紙は一対の
搬送ローラ73及び排紙ローラ74によりレーザビーム
プリンタ1上部の排紙トレイ75に排出され、画像形成
動作が終了する。
【0066】(現像装置及び現像剤残量検出手段の構
成)本実施形態のレーザビームプリンタ1によれば、こ
のように画像形成動作に伴ってトナー収容室52内のト
ナーが消費されるので、トナー不足による画質低下を防
ぐためには、適宜のタイミングでトナー残量の低下を検
出し、随時トナーの補給を行う必要がある。そこで、本
実施形態においては、現像装置50を以下のように構成
すると共に、以下のような現像剤残量検出手段を備えて
いる。以下、本実施形態における現像装置50と現像剤
残量検出手段の詳細な構成を図2乃至図7に基づいて説
明する。
【0067】図2は本実施形態における現像装置50の
図3に示すY−Y’線の断面を示す図、図3及び図4は
本実施形態における現像装置50の図2のX−X’線の
断面を示す図である。但し、図3は、アジテータ53と
清掃部材54が、図2に二点鎖線で示される位置にある
時の図である。また、図3においては、フレーム2b、
発光手段60、受光手段61、及び基板60b,61b
が断面として描かれているが、これらは図2におけるZ
−Z’線における断面である。
【0068】本実施形態における現像装置50は、上述
したように現像器カートリッジとして図2に示すように
ケース51内にその他の各構成要素を備えた状態で図3
及び図4に示すドラムカートリッジ2aから取り外さ
れ、またはドラムカートリッジ2aに装着される。従っ
て、ケース51は、トナー収容室52と現像室57を形
成すると共に、各構成要素を支持する枠体としても機能
している。
【0069】次に、ケース51以外の各構成要素につい
て説明する。まず、現像剤担持体としての現像ローラ5
9は、ステンレス鋼等で形成された芯金59a上に、導
電性を有するカーボンの微粒子を含む導電性のシリコー
ンゴムで形成された円筒状の基材59bが設けられてお
り、更にこの基材59b上にはフッ素を含有した樹脂ま
たはゴム材のコート層59cが形成されている。なお、
現像ローラ59は、必ずしも基材を導電性のシリコーン
ゴムで構成しなくてもよく、導電性のウレタンゴムで構
成しても良い。また、現像ローラ59には図示しない電
源により所定の電圧が印加されており、感光ドラム20
との間に所定の電位差を有するように構成されている。
【0070】層厚規制部材としての層厚規制ブレード6
4は、ステンレス鋼等で形成され、基端が現像装置50
のケース51に固定された支持部64aと、その支持部
64aの先端に設けられ、絶縁性または導電性のシリコ
ーンゴム、絶縁性または導電性のフッ素含有ゴム、ある
いは絶縁性または導電性のウレタンゴムで形成された接
触部64bとを備えている。接触部64bは支持部64
aの弾性力により現像ローラ59に圧接される。本実施
形態では接触部64bを、図2に示すように断面が略半
月状の凸形状となるように形成しているが、板状に形成
しても良い。
【0071】供給ローラ58は、ステンレス鋼等で形成
された芯金58a上に導電性のスポンジで形成された円
筒状の基材58bが形成されたローラであり、現像ロー
ラ59に対してスポンジの弾性力によって押圧接触する
ように配置されている。なお、供給ローラ58として
は、この他にも、導電性シリコーンゴムあるいはウレタ
ンゴム等の適宜の部材を使用することができる。
【0072】なお、前記トナー収容室52に収容される
トナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸濁
重合法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹
脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロ
シン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷
電制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒
径8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナー
は、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添
加して構成されている。また、前記外添剤としてのシリ
カには、シランカップリング剤等による周知の疎水化処
理が施され、BET値が150のものをトナー母粒子の
1.0重量(wt)%添加し、BET値が50のものを
トナー母粒子の0.5重量(wt)%添加した。
【0073】ここで、BET値とは、窒素を吸着させて
測定した比表面積のことで、単位重量当たりの面積(単
位:m2/g)で表される。従って、BET値が大きい
程粒径が小さく、BET値が小さい程粒径が大きくな
る。本実施形態では、通常のBET測定法でBET値を
測定し、島津製作所製比表面積測定装置FlowSor
b2−2300を使用した。
【0074】このように、トナーは極めて球状に近い懸
濁重合トナーであり、しかも、BET値が150の疎水
性処理したシリカを1.0重量%、外添剤として添加し
ているため、極めて流動性に優れている。そのため、摩
擦帯電により十分な帯電量が得られるので、転写効率が
良く極めて高画質な画像が形成できる。また、BET値
50のシリカは、BET値150のシリカに比べてトナ
ーの流動性を低下させるが、BET値150のシリカの
長期間の使用におけるトナー母粒子に対しての埋まり込
みを防止するため、長期間に亘って良好な流動性を維持
し転写効率が良く極めて高画質な画像が形成できること
になる。
【0075】攪拌搬送部材としてアジテータ53は、A
BS(アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン)樹脂
等の樹脂で形成された支持部材53aの先端部に、PE
T(ポリエチレンテレフタラート)で形成されたシート
状の摺接部53bが取り付けられている。支持部材53
aは、図3及び図4に示すように、ケース51の両側壁
51a,51bに軸支された回転軸55と一体に成形さ
れており、該回転軸55の軸端にはギア63が取り付け
られている。また、摺接部53bは、図2に示すように
少なくともトナー収容室52の円筒形状の底面部52a
に摺接する際には、撓みを有して摺接するような幅(回
転半径方向の長さ)を有している。従って、図示しない
モータからの回転駆動力がギア63に伝達されると、支
持部材53a及び摺接部53bからなるアジテータ53
は図2に示す矢印方向に回転し、摺接部53bは撓んだ
状態でトナー収容室52の底面部52aと摺接し、図4
に示す幅W1の搬送面によってトナーを開口部Aに押し
上げる。また、摺接部53bだけでなく、支持部材53
aの面もトナーを押し上げることになるので、支持部材
53aには、図3及び図4に示すように開口部53cが
形成されており、支持部材53aの面が回転時にトナー
から受ける抵抗を減少させるように構成されている。ま
た、支持部材53a及び摺接部53bの長手方向長さ
は、ケース51の長手方向長さよりも短くなるように設
定されており、図3に示すように、支持部材53a及び
摺接部53bの側部は、両側の光透過窓56a,56b
に接触しないように間隔W2を有するように配置されて
いる。
【0076】光透過窓56は、酸化珪素を主成分とする
ガラスで形成された透明な部材であり、図3及び図4に
示すようにケース51の発光手段60側の側壁51aに
取り付けられた光透過窓56aと、受光手段61側の側
壁51bに取り付けられた光透過窓56bとから構成さ
れている。また、これらの光透過窓56a,56bは、
図5に示すように、トナー収容室52の内部側に突出す
るように設けられており、本実施形態においてはトナー
収容室52の内壁との間に高さh1程度の段差を有して
いる。なお、本実施形態では、この高さh1は約1mm
程度に設定されている。また、この段差を形成する光透
過窓56a,56bの側壁とトナー収容室52の内壁は
略直角に形成されており、光透過窓56a,56bには
前記側壁と表面が略直角となるような角部が形成されて
いる。
【0077】清掃部材54は、前記アジテータ53の支
持部材53aと一体に成形された支持部材54aと、図
4に示すように該支持部材54aの先端部の両端に取り
付けられたワイパー54bとから構成される。清掃部材
54の支持部材54aは、一例として、アジテータ53
の支持部材53aと逆向きで平行になるように、即ち、
アジテータ53の支持部材53aとの位相角が180゜
になるように設定される。また、ワイパー54bは、ウ
レタンゴムから形成されており、図5に二点鎖線で示す
ように撓んだ状態で前記光透過窓56a,56bの表面
に接触し、ウレタンゴムの弾性力により所定の押圧力で
当該表面に対して接触するように位置決めされている。
従って、ワイパー54bの前記光透過窓56a,56b
の表面に対する押圧力が所定の値となるように位置決め
すれば、図5に実線で示すように、トナー収容室52の
側壁51a,51bの内面に対しては、ワイパー54b
の撓み量が減少するため、光透過窓56a,56bの表
面に対する押圧力よりも低い押圧力で接触させることが
できる。更に、ワイパー54bの光透過窓56a,56
bの表面に対する接触の仕方は、面当接ではなく、図5
に示すように、ワイパー54bのエッジ部分で接触する
ように、ワイパー54bの長さ及びゴム硬度が設定され
ている。以上のような構成により、ワイパー54bは支
持部材54aの回転に伴っ光透過窓56a,56bの表
面に摺接して当該表面のトナーを拭き取る。また、光透
過窓56b(56a)は、図2に示すように、アジテー
タ53と清掃部材54の回転中心線を含む平面であって
鉛直方向に延びる平面(以下、鉛直面とする)Gよりも
開口部A側の位置に設けられている。更に、ドラムカー
トリッジ2aの光透過窓56a,56bに対応する位置
には、図3及び図4に示すように開口部62a,62b
が形成されており、開口部62aは光透過窓56aへの
光の入射を可能とし、開口部62bは光透過窓56bか
らの光の出射を可能にしている。
【0078】以上のような光透過窓56a,56bが設
けられた位置に対応して、現像装置50の両側には、図
3及び図4に示すように、現像剤残量検出手段としての
発光手段60及び受光手段61が設けられている。
【0079】発光手段60は、フレーム2bに取り付け
られるホルダ60aと、該ホルダ60aに支持される基
板60bと、該基板60b上に設けられた発光素子60
cとから構成されている。また、ホルダ60aはプラス
チックから形成されており、ホルダ60aの光透過窓5
6aに対向する側には、一体成形によりプラスチックレ
ンズ60dが形成されている。
【0080】また、受光手段61も同様に、フレームに
取り付けられるホルダ61aと、該ホルダ61aに支持
される基板61bと、該基板61b上に設けられた受光
素子61cとから構成されている。また、ホルダ61a
はプラスチックから形成されており、ホルダ61aの光
透過窓56bに対向する側には、一体成形によりプラス
チックレンズ61dが形成されている。なお、受光素子
には一例としてフォトトランジスタを用いている。
【0081】上述した発光素子60c、プラスチックレ
ンズ60d、ドラムカートリッジ2aの開口部62a、
光透過窓56a、光透過窓56b、ドラムカートリッジ
2aの開口部62b、プラスチックレンズ61d、及び
受光素子61cは、図3及び図4に示すように、ほぼ一
直線上に並ぶように設定されており、発光素子60cか
ら照射された光は、プラスチックレンズ60dによって
略平行光化され、開口部62aを通って光透過窓56a
に入射する。従って、光透過窓56aと光透過窓56b
の間にトナーが存在しない状態においては、前記光透過
窓56aを透過した光は、反対側の光透過窓56bに入
射し、この光透過窓56bを透過して開口部62bを通
ってプラスチックレンズ61dに入射する。そして、入
射した光はこのプラスチックレンズ61dによって集光
され、受光素子61cにて受光される。
【0082】受光素子61cは、図6に示すように、受
光した光量に応じて出力電圧値が変化する素子であり、
本実施形態では受光量が最小の際には電圧値がほぼ5V
に近い値をとり、受光量が最大の際には電圧値がほぼ0
Vに近い値となる。そして、この範囲で受光量に応じて
電圧値が変化する。本実施形態では、このような受光素
子61cの出力をマイクロプロセッサ等からなる図示し
ない制御部によって読み取り、所定の電圧値をしきい値
として設定し、しきい値よりも高い出力電圧値について
はハイレベルと判定し、しきい値よりも低い出力電圧値
をローレベルと判定すると共に、このローレベルとなる
期間(以下、ローレベル期間とする)T1の測定単位期
間T2内における合計が、当該測定単位期間T2に占め
る割合を算出することにより、トナー残量の検出を行っ
ている。
【0083】(動作例)以下、本実施形態における動作
例をトナー残量検出、及びアジテータ53と清掃部材5
4の動作を中心に詳しく説明する。
【0084】まず、トナーの最上位の面(以下、トナー
面とする)が、図7に点線で示すように光透過窓56
a,56bの位置よりも遙かに高く、トナー収容室52
内に十分な量のトナーが収容されている場合について説
明する。この場合にはアジテータ53の回転により摺接
部53bがトナー収容室52の壁面と摺接しながらトナ
ー収容室52内のトナーを攪拌し、且つアジテータ53
の摺接部53bが図2に示すように開口部Aに到達し更
に開口部Aを通過する動きに伴って、トナー収容室52
内のトナーは現像室57に搬送される。一方、清掃部材
54のワイパー54bは光透過窓56a,56bの表面
を拭き取る動作を行うが、光透過窓56aと光透過窓5
6bの間には十分なトナーが収容されているため、ワイ
パー54bによって拭き取られた光透過窓56a,56
bの表面は、直ちに再び周囲のトナーによって覆われ
る。従って、発光素子60cから照射された光はトナー
収容室52内を透過せず、受光素子61cの出力に変動
はない。
【0085】次に、トナーの残量が減少し、トナー面が
図7に実線で示すように光透過窓56a,56bの位置
に近接する場合について説明する。ワイパー54bが図
7に示す位置から図8に示す位置へと回転すると、ワイ
パー54bはエッジ部がトナー収容室52の内壁と弱い
押圧力によって摺接しながら移動する。この時、ワイパ
ー54bの摺接先端部には、フィルミングの原因となる
トナーの微粒子や外添剤が引きずられることになるが、
ワイパー54bがトナー収容室52の内壁と光透過窓5
6a,56bとの段差部に至ると、前記トナーの微粒子
や外添剤はこの段差部において大部分が除去される。そ
して、ワイパー54bはそのエッジ部で光透過窓56
a,56bの表面と所定の押圧力をもって摺接し、球形
の重合トナーであっても確実に光透過窓56a,56b
の表面のトナーを除去する。但し、このようにワイパー
54bのエッジ部によってトナーを掻き取る構成にした
場合でも、若干量の重合トナーはエッジ部をすり抜け、
この時に重合トナーが光透過窓56a,56bの表面に
強く擦られて付着しようとする。しかし、本実施形態に
おいては、流動性を付与する粒径の小さな外添剤だけで
なく、研磨剤として働く粒径の大きな外添剤についても
外添しているため、この粒径の大きな外添剤が研磨剤と
なって前記光透過窓56a,56bの表面に付着しよう
とするトナーを削り取る。しかも、本実施形態において
は、酸化珪素を主成分とするガラスによって光透過窓5
6a,56bを形成したので、粒径が大きくシリカ等の
硬い外添剤で光透過窓56a,56bの表面を摺接した
場合でも、当該表面に擦り傷を生じさせることがない。
以上の結果、光透過窓56a,56bの表面は、トナー
によるフィルミングを発生させることなく、良好に拭き
取られ、光が良好に透過可能な状態となる。
【0086】また、トナー面が図7に実線で示すように
光透過窓56a,56bの位置に近接する場合には、光
透過窓56a,56bは前記ワイパー54bによる拭き
取り直後にトナーに覆われることは無くなり、これに伴
ってアジテータ53の摺接部53bも撓んだ状態でトナ
ー収容室52の底面部52aと摺接しながら回転するた
め、トナーは、摺接部53bの搬送面によって図8に示
す矢印Bの方向に押し出され光透過窓56a,56bを
覆うようになる。このようにして摺接部53bによって
押し出されるトナーによって光透過窓56a,56bが
覆われる時間は、トナー量に依存する。つまり、トナー
量が多い程、長い時間に亘って光透過窓56a,56b
は遮られ、トナー量が少なくなる程光透過窓56a,5
6bを遮る時間は短くなる。従って、トナー量が多い
程、図6に示す受光素子61cの出力のローレベル期間
T1が短くなり、トナー量が少ない程、図6に示す受光
素子61の出力のローレベル期間T1が長くなる。そこ
で、本実施形態では、図示しない制御部により、所定の
サンプリング周期で受光素子61cの出力電圧の値をサ
ンプリングして記憶し、所定の測定単位期間T2内にお
ける、ローレベル期間T1の合計の割合が、所定の割合
を超えた時にトナーエンプティー状態であると判断する
ように構成した。
【0087】以上のように、本実施形態の現像装置50
においては、アジテータ53によってトナー収容室52
内のトナーを攪拌・搬送しながら、清掃部材54のワイ
パー54bのエッジ部によって光透過窓56a,56b
の表面を拭き取り、当該表面にトナーによるフィルミン
グを発生させることなく、正確なトナー残量検出を行っ
ている。
【0088】特に、本実施形態のように、現像剤として
球形の重合トナーを用いた場合には、清掃部材によって
掻き取ることが困難であり、清掃部材をすり抜ける現像
剤が僅かに発生し、すり抜ける際に光透過窓の表面に擦
られてフィルミングを発生させ易い。例えば、ワイパー
54bは、光透過窓56a,56bとの摺接前に、トナ
ー収容室52の内壁と弱い押圧力で摺接するように構成
されているため、この内壁との摺接時においても上述の
ように、ワイパー54bをすり抜ける微細なトナー粒子
や外添剤が発生し、ワイパー54bはこのような微細な
トナー粒子や外添剤をトナー収容室52の内壁に擦りな
がら移動することになる。そして、この状態のまま、光
透過窓56a,56bの表面と摺接すると、当該表面に
も前記微細なトナー粒子や外添剤を擦り付けることにな
り、フィルミングを発生させ易い。 しかしながら、本
実施形態においては、光透過窓56a,56bの表面
と、トナー収容室52の内壁との間に、所定の高さの段
差部を設け、しかも、この段差部には角度が略直角の角
部を形成したので、上述のように、トナー収容室52の
内壁との摺接時にワイパー54bと当該内壁との間で擦
られる前記微細なトナー粒子や外添剤は、その大部分が
この段差部及び角部において良好に除去され、光透過窓
56a,56bの表面におけるフィルミングを確実に防
ぐことができる。
【0089】なお、前記フィルミングの原因となる微細
なトナー粒子や外添剤の前記トナー収容室52の内壁に
対する擦り付けを防止するためには、ワイパー54bを
トナー収容室52の内壁に非接触にすることも考えられ
る。しかしながら、このようにワイパー54bを当該内
壁に対して非接触にしてしまうと、ワイパー54bが光
透過窓56a,56bの表面を拭き取り、開口部A側へ
回転した際には、ワイパー54bと前記内壁との隙間か
ら、トナーが落下し、拭き取り後の光透過窓56a,5
6bの表面を汚してしまうという問題がある。そこで、
本実施形態では、ワイパー54bをトナー収容室52の
内壁にも摺接させ、但し、当該内壁に対する押圧力は、
トナーの落下を防止可能な程度に弱く構成した。このよ
うに構成することにより、光透過窓56a,56bの拭
き取り後におけるトナーの落下を確実に防ぐと共に、ワ
イパー54bからすり抜けた前記微細トナー粒子や外添
剤に対するダメージを低く抑えることができ、フィルミ
ングの発生防止をも図ることができる。
【0090】また、本実施形態においては、ワイパー5
4bを摩耗に強いウレタンゴムから形成すると共に、ト
ナー収容室52の内壁及び光透過窓56a,56bの表
面に対してエッジ部で摺接するように構成したので、球
形で掻き取りが困難な重合トナーを良好に掻き取ること
により、光透過窓56a,56bの表面に重合トナーの
薄層を残すことがなく、正確なトナー残量検出が可能と
なっている。また、ウレタンゴムを用いることによっ
て、長期の使用に際しても、そのエッジの形状が削れて
丸くなることが無く、トナーの良好な掻き取り能力を長
期に亘って維持することができ、長期に亘って正確なト
ナー残量検出を行うことができる。
【0091】また、本実施形態においては、外添剤とし
て、トナーに流動性を付与する粒径の小さな外添剤だけ
でなく、粒径の大きな外添剤を併用したので、この粒径
の大きな外添剤が研磨剤として働いて、光透過窓56
a,56bの表面におけるフィルミングをより一層確実
に防止することができる。従って、仮に前記ワイパー5
bのエッジ部を、若干量の重合トナーがすり抜け、この
トナーが光透過窓56a,56bの表面に擦り付けられ
ても、前記粒径の大きな外添剤が研磨剤として働いて、
これらの擦り付けられたトナーを確実に除去する。従っ
て、光透過窓56a,56bの表面は良好に拭き取ら
れ、正確なトナー残量検出を行うことができる。なお、
粒径の大きな外添剤だけでは、トナーの流動性が低下
し、トナー収容室52内においてトナーの片寄りが発生
し、正確なトナー残量検出を妨げるおそれがある。しか
しながら、本実施形態においては、研磨剤として働く粒
径の大きな外添剤だけでなはなく、トナーの流動性を良
好に保つための粒径の小さな外添剤も併せて用いられて
いるので、トナーの流動性を低下させることなく、トナ
ーの片寄りを防止して、正確なトナー残量の検出を行う
ことができる。
【0092】(実験例)ここで、本実施形態の装置を用
いて外添剤とトナーの流動性との関係、及びこの流動性
とトナーの片寄り並びにフィルミングの発生との関係に
ついて調べた実験例について説明する。
【0093】実験には、正帯電性の非磁性1成分トナー
であり、懸濁重合法によって球状に形成したスチレン−
アクリル系樹脂に、カーボンブラック及びワックスを含
有し、ニグロシンの荷電制御剤を添加してなる粒径6μ
m〜10μm、平均粒径8μmのトナー母粒子を有する
トナーを用いた。そして、このトナーに、BET値15
0のシリカのみをトナー母粒子の1.0重量(wt)%
添加したもの、BET値150のシリカとBET値50
のシリカをそれぞれトナー母粒子の1.0重量(wt)
%添加したもの、BET値50のシリカのみをトナー母
粒子の1.0重量(wt)%添加したもの、BET値1
50のシリカとBET値100のシリカをそれぞれトナ
ー母粒子の1.0重量(wt)%添加したもののそれぞ
れについて、トナーの流動性を測定した。
【0094】測定には、ホソカワミクロン株式会社製の
パウダーテスターPTN型を使用し、149μm、74
μm、44μmの3種類の篩を3段重ねとし、トナー量
4gで15秒振動させた際に、3つの篩に残ったトナー
の残留%の合計を凝集度とし、100−凝集度を流動性
の指標とした。
【0095】また、それぞれのトナーを用いて、葉書に
対する印字を15,000枚程度連続的に印字させた場
合のトナー収容室52内のトナーの片寄りの状態を調べ
た。用紙幅の狭い葉書を印字することで、特定領域のト
ナーが集中的に消費されるので、その後の片寄りを調べ
ることにより、トナーの流動性の度合いを判別すること
ができる。また、あまりに片寄りが大きいと残量検出に
影響があるため、この実験のように片寄りの状態を調べ
ることにより、残量検出に適したトナーと外添剤の組み
合わせを見い出すことができる。図9に実験結果を示
す。
【0096】図9に示す流動性は各トナーの初期状態の
指標であり、BET値150の外添剤のみを外添させた
場合には流動性の指標は89であり、BET値50の外
添剤のみを外添させた場合の流動性の指標である66よ
りも極めて高くなっており、BET値100以上の外添
剤を外添することにより、トナーの流動性は極めて高く
できることが判る。
【0097】また、BET値150の外添剤とBET値
50の外添剤を併用した場合には流動性の指標は80で
あり、BET値150の外添剤のみを外添した場合に比
べて流動性が若干低下する。つまり、BET値100以
上の外添剤とBET値100より小さい外添剤を用いた
場合には、BET値100以上の外添剤のみを用いた場
合よりも流動性が低下することが判る。これは、トナー
同士が擦れる時にBET値100より小さい外添剤が引
っ掛かりとなるためであると思われる。
【0098】これに対し、BET値150の外添剤とB
ET値100の外添剤を併用した場合には流動性の指標
は90であり、BET値150の外添剤のみを外添した
場合に比べて流動性が若干高くなることが判る。これ
は、BET値100の外添剤はトナー同士が擦れる時に
引っ掛かりとなる程大きくないため、BET値150の
外添剤の流動性が損なわれることなく十分に発揮される
ためであると思われる。
【0099】そして、それぞれのトナーを用いた場合
の、光透過窓56a,56bの表面におけるフィルミン
グの状態、及びトナーの片寄りは以下のようであった。
【0100】まず、初期状態において流動性の高いBE
T値150の外添剤のみを外添したトナーを用いた場合
には、印字当初においてはトナーの流動性が高くトナー
の片寄りは少なかったものの、トナーエンプティに近づ
くにつれて、トナーの片寄りが発生し、また、光透過窓
56a,56bの表面には、トナー残量検出については
許容範囲ではあるものの、若干のフィルミングが確認さ
れた。
【0101】トナーの流動性の低下は、粒径の小さな外
添剤が長期間の使用によってトナー母粒子に埋め込まれ
たためであると考えられる。また、フィルミングの発生
は、長期の使用によってワイパー54bのエッジ部をす
り抜け、光透過窓56a,56bの表面に擦り付けられ
たトナーを外添剤によって除去できなかったためである
と考えられる。
【0102】次に、BET値150の外添剤とBET値
50の外添剤の2種類の外添剤を外添したトナーを用い
た場合には、印字当初からトナーエンプティに至るま
で、トナーの片寄りは無く、フィルミングが大幅に低減
されることが確認された。また、トナー残量検出の精度
が高いレベルに維持できることが確認された。
【0103】BET値50の外添剤を外添することによ
って、BET値150の外添剤のみを用いた場合よりも
トナーの流動性は低下するが、粒径の大きなBET値5
0の外添剤により良好なスペーサー効果を発揮され、粒
径の最も小さなBET値150の外添剤のトナー母粒子
に対する埋まり込みが確実に防止することができ、トナ
ーの流動性が長期間に亘って低下しなかったものと考え
られる。また、ワイパー54bのエッジ部をすり抜け、
光透過窓56a,56bの表面に擦り付けられたトナー
は、この粒径の大きな外添剤により確実に除去され、フ
ィルミングが大幅に低減されたものと考えられる。
【0104】次に、流動性の最も低いBET値50の外
添剤のみを外添したトナーを用いた場合には、フィルミ
ングが極めて少ないものの、印字当初からトナーの大き
な片寄りが確認され、トナー残量検出の精度が低下する
ことが確認された。
【0105】フィルミングについては、粒径の大きなB
ET値50の外添剤により、光透過窓56a,56bの
表面に擦り付けられたトナーは、この粒径の大きな外添
剤により確実に除去され、フィルミングが大幅に低減さ
れたものと考えられる。しかし、粒径の大きなBET値
50の外添剤のみでは、トナーの流動性が極めて低くな
り、トナーの片寄りが生じてしまったものと考えられ
る。
【0106】また、流動性の最も高いBET値150の
外添剤とBET値100の外添剤の2種類の外添剤を外
添したトナーを用いた場合には、印字当初においてはト
ナーの流動性が高くトナーの片寄りは少なかったもの
の、トナーエンプティに近づくにつれて、トナーの片寄
りが若干発生し、また、光透過窓56a,56bの表面
には、BET値150とBET値50の外添剤を併用し
た場合よりもわずかに多めのフィルミングが確認され
た。そして、トナー残量検出の精度が低下することが確
認された。
【0107】2種類の外添剤を用いた場合には、2種類
の外添剤のうちで粒径の最も小さな外添剤のトナー母粒
子に対する埋まり込みが、粒径の大きな外添剤によって
若干は抑えるものの、BET値100程度の粒径の小さ
な外添剤ではスペーサー効果が低く、外添剤のトナー母
粒子への埋まり込みが若干発生してしまったため、トナ
ーの片寄りが生じてしまったものと思われる。また、B
ET値100程度の外添剤は、BET値50の外添剤に
比べると、ワイパー54bのエッジ部をすり抜け、光透
過窓56a,56bの表面に擦り付けられたトナーを除
去する能力が劣るものと考えられる。
【0108】以上のような実験の結果から、BET値1
50の外添剤とBET値50の外添剤の2種類の外添剤
を外添したトナーを用いることにより、長期間に亘って
トナーの流動性を良好に保ち、且つ、光透過窓のフィル
ミングを防止して、常に正確なトナー残量検出を行うこ
とができることが判った。
【0109】また、本実施形態においては、光透過窓5
6a,56bを酸化珪素を主成分としたガラスで形成し
たので、上述のような研磨剤として働く粒径の大きな外
添剤として、シリカ等の硬い外添剤を用いた場合でも、
光透過窓56a,56bの表面に擦り傷を発生させるこ
とがなく、発光素子から照射され光透過窓56a,56
bに入射する光を傷によって散乱させることがないの
で、受光素子に入射する光量を低下させることがなく、
正確なトナー残量検出を可能にしている。なお、本実施
形態においては、光透過窓56a,56bの全体をガラ
スで形成したが、本発明はこのような構成に限定される
ものではなく、少なくともワイパー54bとの接触する
部分がガラスで形成されていれば良い。
【0110】以上のように、本実施形態によれば、従来
に比べて極めて正確かつ安定したトナー残量検出を行う
ことのできる優れた画像形成装置を提供することができ
る。
【0111】以上、実施形態に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の現像装置によれば、光透
過窓を、現像剤室の側壁に設け、該側壁の壁面よりも現
像剤室の内部方向に突出して形成したので、清掃部材と
光透過窓の摺接時に、フィルミングの原因となる現像剤
の小粒径成分等の大部分を除去することができ、光透過
窓のフィルミングを大幅に低減させることができる。従
って、光透過窓の光透過性を変化させず、精度の良い現
像剤残量検出を行わせることができる。
【0113】請求項2記載の現像装置によれば、清掃部
材の少なくとも光透過窓に摺接する接触部分を、弾性部
材から形成し、当該接触部分が光透過窓に撓みを有して
摺接することにより光透過窓を清掃すると共に、現像剤
室の側壁に対しても、光透過窓に対する撓み量よりも少
ない撓み量で摺接するように設けたので、光透過窓のフ
ィルミングを大幅に低減させることができる。しかも、
清掃部材の現像剤室の側壁に対する接触圧を低くするこ
とができるので、現像剤室の側壁と清掃部材との摺接時
に、接触部分に蓄積されるフィルミングの原因となる現
像剤の小粒径成分等を減少させることができ、光透過窓
のフィルミングをより一層低減させることができる。ま
た、清掃部材と現像剤室の側壁とが摺接することによ
り、側壁と清掃部材の間には隙間が生じないため、従来
のように、清掃部材による光透過窓の清掃後に、側壁と
清掃部材の隙間から現像剤が落下することがなく、光透
過窓の現像剤による汚れを確実に防ぐことができる。
【0114】請求項3記載の現像装置によれば、現像剤
室を、現像剤担持体の長手方向長さに対応させて所定の
幅を有して形成し、光透過窓を、当該幅方向の両側壁に
設けたので、清掃部材による光透過窓の清掃後には、比
較的長い時間に亘って、検出光による光透過窓の透過時
間を確保することができ、比較的精度の高い現像剤残量
検出を行わせることができる。しかも、本発明によれ
ば、上述したように、光透過窓のフィルミングは大幅に
低減することができるので、長期間に亘って精度の良い
現像剤残量検出を行わせることができる。
【0115】請求項4記載の現像装置によれば、光透過
窓と現像剤室の側壁との境界に、当該側壁の壁面に対し
て段差を有した角部を形成したので、フィルミングの原
因となる現像剤の小粒径成分等を、この角部によってよ
り一層確実に除去することができる。従って、光透過窓
のフィルミングを大幅に低減させることができ、精度の
良い現像剤残量検出を行わせることができる。
【0116】請求項5記載の現像装置によれば、現像剤
に粒径の異なる少なくとも2種類以上の外添剤を外添
し、光透過窓の少なくとも清掃部材と接触する部分をガ
ラスから形成したので、トナー母粒子に対する外添剤の
埋まり込みを低減して現像剤の流動性は良好に保つこと
ができる。しかも、本発明においては、光透過窓のガラ
スで形成された表面部分に外添剤による擦り傷が形成さ
れず、検出光の散乱を防止して精度の良い現像剤残量検
出を行わせることができる。更に、粒径の大きな外添剤
により、光透過窓のフィルミングを削ることができ、現
像剤残量検出の精度低下をより一層確実に防止すること
ができる。
【0117】請求項6記載の現像装置によれば、外添剤
として、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤より
も、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外添し
た外添剤の方が流動性が低くなるように組み合わせられ
た少なくとも2種類の外添剤を外添したので、トナー母
粒子に対する外添剤の埋まり込みを低減して現像剤の流
動性は良好に保つことができる。しかも、本発明におい
ては、光透過窓のガラスで形成された表面部分に外添剤
による擦り傷が形成されず、検出光の散乱を防止して精
度の良い現像剤残量検出を行わせることができる。更
に、粒径の大きな外添剤により、光透過窓のフィルミン
グを削ることができ、現像剤残量検出の精度低下をより
一層確実に防止することができる。
【0118】請求項7記載の現像装置によれば、最小粒
径の外添剤以外の外添剤には、シリカ、アルミナ、酸化
チタン等の酸化物を主成分とする外添剤を含ませたの
で、これらの硬い外添剤により、最小粒径の外添剤のト
ナー母粒子に対する埋まり込みをより一層確実に防止す
ることができる。しかも、本発明においては、光透過窓
のガラスで形成された表面部分に前記硬い外添剤による
擦り傷が形成されず、検出光の散乱を防止して精度の良
い現像剤残量検出を行わせることができる。更に、粒径
の大きな外添剤により、光透過窓のフィルミングを削る
ことができ、現像剤残量検出の精度低下をより一層確実
に防止することができる。
【0119】請求項8記載の現像装置によれば、現像剤
として、重合法によって作製された重合トナーを用いた
ので、現像剤の流動性が向上し、良好な現像を行うこと
ができる。但し、重合トナーは、清掃部材により掻き取
り難く、清掃部材をすり抜け易いと共に、一般的に機械
的強度が低いので、フィルミングを発生させ易いが、本
発明によれば、上述のように現像剤室の内部方向に突出
した光透過窓により、あるいは粒径の大きな外添剤によ
り、フィルミングを大幅に低減させることができ、精度
の良い現像剤残量検出を行わせることができる。
【0120】請求項9記載の現像装置によれば、現像剤
として、重合法によって作製された重合トナーを用い
て、清掃部材の少なくとも光透過窓に摺接する接触部分
を弾性を有する部材から形成し、当該接触部分が光透過
窓に撓みを有して摺接することにより光透過窓を清掃す
ると共に、接触部分の先端に角部を形成し、光透過窓に
対して当該角部が摺接するように設けたので、現像剤の
流動性が向上し、良好な現像を行うことができる。但
し、重合トナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃
部材をすり抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低い
ので、フィルミングを発生させ易いが、本発明によれ
ば、上述のように現像剤室の内部方向に突出した光透過
窓により、あるいは粒径の大きな外添剤により、フィル
ミングを大幅に低減させることができ、精度の良い現像
剤残量検出を行わせることができる。しかも、本発明に
よれば、清掃部材は、接触部分の先端に角部が形成され
ているため、掻き取りが困難な重合トナーを当該角部に
よって良好に掻き取ることができ、光透過窓の表面の光
透過性を変化させず、精度の良い現像剤残量検出を行わ
せることができる。
【0121】請求項10記載の現像装置によれば、清掃
部材の接触部材をウレタンゴムで形成したので、長期間
に亘る使用に際しても、前記角部の形状が削れて丸くな
ることを防ぐことができ、長期間に亘って良好な現像剤
残量検出を行わせることができる。
【0122】請求項11記載の現像装置によれば、現像
剤に粒径の異なる少なくとも2種類以上の外添剤を外添
し、光透過窓の少なくとも清掃部材と接触する部分をガ
ラスから形成したので、長期間に亘る使用においても、
トナー母粒子に対する外添剤の埋まり込みを低減するこ
とができ、現像剤の流動性を良好に保つことができる。
しかも、本発明においては、光透過窓のガラスで形成さ
れた表面部分に外添剤による擦り傷を形成させないの
で、検出光の散乱を防止して精度の良い現像剤残量検出
を行わせることができる。更に、粒径の大きな外添剤に
より、光透過窓のフィルミングを削ることができ、現像
剤残量検出の精度低下をより一層確実に防止することが
できる。
【0123】請求項12記載の現像装置によれば、外添
剤として、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤より
も、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外添し
た外添剤の方が流動性が低くなるように組み合わせられ
た少なくとも2種類の外添剤を外添したので、長期間に
亘る使用においても、トナー母粒子に対する外添剤の埋
まり込みを低減することができ、現像剤の流動性を良好
に保つことができる。しかも、本発明においては、光透
過窓のガラスで形成された表面部分に外添剤による擦り
傷を形成させないので、検出光の散乱を防止して精度の
良い現像剤残量検出を行わせることができる。更に、粒
径の大きな外添剤により、光透過窓のフィルミングを削
ることができ、現像剤残量検出の精度低下をより一層確
実に防止することができる。
【0124】請求項13記載の現像装置によれば、最小
粒径の外添剤以外の外添剤に、シリカ、アルミナ、酸化
チタン等の酸化物を主成分とする外添剤を含ませたの
で、最小粒径の外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込
みをより一層確実に防止して、トナーの流動性を良好に
維持することができる。しかも、本発明においては、光
透過窓のガラスで形成された表面部分に硬い外添剤によ
る擦り傷を形成させないので、検出光の散乱を防止して
精度の良い現像剤残量検出を行わせることができる。更
に、硬い外添剤により、光透過窓のフィルミングをより
一層確実に削るため、現像剤残量検出の精度低下をより
一層確実に防止することができる。
【0125】請求項14記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法によって作製された重合トナーを用い
たので、現像剤の流動性が向上し、良好な現像を行うこ
とができる。但し、重合トナーは、清掃部材により掻き
取り難く、清掃部材をすり抜け易いと共に、一般的に機
械的強度が低いので、フィルミングを発生させ易いが、
本発明によれば、上述のように現像剤室の内部方向に突
出した光透過窓により、あるいは粒径の大きな外添剤に
より、フィルミングを大幅に低減させ、精度の良い現像
剤残量検出を行わせることができる。しかも、本発明に
よれば、清掃部材は、接触部分の先端に角部が形成され
ているため、掻き取りが困難な重合トナーを当該角部に
よって良好に掻き取り、光透過窓の表面をより一層クリ
アな状態とすることができる。
【0126】請求項15記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法によって作製された重合トナーを用
い、清掃部材の少なくとも光透過窓に摺接する接触部分
を弾性を有する部材から形成し、当該接触部分が光透過
窓に撓みを有して摺接することにより光透過窓を清掃す
ると共に、接触部分の先端に角部を形成し、光透過窓に
対して当該角部が摺接するように設けたので、流動性が
向上し、良好な現像を行うことができる。但し、重合ト
ナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃部材をすり
抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低いので、フィ
ルミングを発生させ易いが、本発明によれば、上述のよ
うに現像剤室の内部方向に突出した光透過窓により、あ
るいは粒径の大きな外添剤により、フィルミングを大幅
に低減させ、精度の良い現像剤残量検出を行わせること
ができる。しかも、本発明によれば、掻き取りが困難な
重合トナーを清掃部材の前記角部によって良好に掻き取
ることができ、光透過窓の表面をより一層クリアな状態
とすることができる。
【0127】請求項16記載の現像装置によれば、清掃
部材の接触部材を、ウレタンゴムで形成したので、長期
間に亘る使用に際しても、前記角部の形状が削れて丸く
なることが無く、長期間に亘って良好な現像剤残量検出
を行わせることができる。
【0128】請求項17記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法によって作製された重合トナーを用
い、清掃部材の少なくとも光透過窓に摺接する接触部分
を弾性を有する部材から形成し、当該接触部分が光透過
窓に撓みを有して摺接することにより光透過窓を清掃す
ると共に、前記接触部分の先端に角部を形成したので、
流動性が向上し、良好な現像を行うことができる。但
し、重合トナーは、清掃部材により掻き取り難く、清掃
部材をすり抜け易いと共に、一般的に機械的強度が低い
ので、フィルミングを発生させ易いが、本発明によれ
ば、上述のように現像剤室の内部方向に突出した光透過
窓により、あるいは粒径の大きな外添剤により、フィル
ミングを大幅に低減させ、精度の良い現像剤残量検出を
行わせることができる。しかも、本発明によれば、掻き
取りが困難な重合トナーを清掃部材の前記角部によって
良好に掻き取ることができ、光透過窓の表面をより一層
クリアな状態とすることができる。
【0129】請求項17記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法によって作製された重合トナーを用い
たので、現像剤の流動性が向上し、良好な現像を行うこ
とができる。但し、重合トナーは、清掃部材により掻き
取り難く、清掃部材をすり抜け易いと共に、一般的に機
械的強度が低いので、フィルミングを発生させ易いが、
本発明によれば、上述のように現像剤室の内部方向に突
出した光透過窓により、あるいは粒径の大きな外添剤に
より、フィルミングを大幅に低減させ、精度の良い現像
剤残量検出を行わせることができる。しかも、本発明に
よれば、清掃部材は、接触部分の先端に角部が形成され
ているため、掻き取りが困難な重合トナーを当該角部に
よって良好に掻き取り、光透過窓の表面をより一層クリ
アな状態とすることができる。
【0130】請求項18記載の現像装置によれば、清掃
部材の接触部材をウレタンゴムで形成したので、長期間
に亘る使用に際しても、前記角部の形状が削れて丸くな
ることが無く、長期間に亘って良好な現像剤残量検出を
行わせることができる。
【0131】請求項19記載の現像装置によれば、現像
剤に粒径の異なる少なくとも2種類以上の外添剤が外添
したので、長期間に亘る使用においても、トナー母粒子
に対する外添剤の埋まり込みを低減することができ、現
像剤の流動性を良好に保ち、現像剤室内で現像剤の片寄
りを防止して正確な現像剤残量検出を行わせることがで
きる。また、粒径の大きな外添剤は、研磨剤として機能
するため、仮に重合トナーが前記接触部材からすり抜け
て光透過窓のフィルミングが生じた場合でも、フィルミ
ングを確実に研磨して除去するので、光透過窓の光透過
性を変化させることなく、精度の良い現像剤残量検出を
行わせることができる。
【0132】請求項20記載の現像装置によれば、外添
剤として、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤より
も、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外添し
た外添剤の方が流動性が低くなるように組み合わせられ
た少なくとも2種類の外添剤を外添したので、長期間に
亘る使用においても、トナー母粒子に対する外添剤の埋
まり込みを低減することができ、現像剤の流動性を良好
に保ち、現像剤室内で現像剤の片寄りを防止して正確な
現像剤残量検出を行わせることができる。また、粒径の
大きな外添剤は、研磨剤として機能するため、仮に重合
トナーが前記接触部材からすり抜けて光透過窓のフィル
ミングが生じた場合でも、フィルミングを確実に研磨し
て除去するので、光透過窓の光透過性を変化させること
なく、精度の良い現像剤残量検出を行わせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置における現像装置の概略構
成を示す断面図である。
【図3】図2におけるX−X‘線断面を示す図である。
【図4】図2におけるX−X‘線断面を示す図であり、
アジテータと清掃部材が図3に示す位置から180度回
転した状態を示す図である。
【図5】図2の現像装置における光透過窓及び当該光透
過窓に対するワイパーの接触状態を示す図である。
【図6】図1の画像形成装置における受光素子の出力電
圧波形と現像剤残量検出の方法を説明するための図であ
る。
【図7】図1の画像形成装置における現像装置のアジテ
ータ及び清掃部材の動作と現像剤残量検出動作を説明す
るための図である(その1)。
【図8】図1の画像形成装置における現像装置のアジテ
ータ及び清掃部材の動作と現像剤残量検出動作を説明す
るための図である(その2)。
【図9】実験例の結果を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ 50 現像装置 51a,51b 側壁 52 トナー収容室 54 清掃部材 54b ワイパー 56 光透過窓 57 現像室 59 現像ローラ 60 発光手段 61 受光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AA08 AB06 CB07 CB13 DA05 EA05 2H077 AD06 DA15 DA36 DA64 DA93 FA22

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体が設けられた現像室と、該
    現像室と連通する開口部を備え現像剤を収容する現像剤
    室と、該現像剤室の側壁に設けられた光透過窓と、該光
    透過窓を清掃する清掃部材とを備え、 発光素子と受光素子とを備え当該発光素子から照射され
    前記光透過窓を透過する光に対する当該受光素子におけ
    る受光状態に基づいて前記現像剤室内の現像剤残量を検
    出する現像剤残量検出手段とを備えた画像形成装置に装
    着される現像装置であって、 前記光透過窓は、前記現像剤室の側壁に設けられ、該側
    壁の壁面よりも前記現像剤室の内部方向に突出して形成
    されている、 ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材は、少なくとも前記光透過
    窓に摺接する接触部分が弾性を有する部材から形成さ
    れ、当該接触部分が前記光透過窓に撓みを有して摺接す
    ることにより前記光透過窓を清掃すると共に、前記現像
    剤室の側壁に対しても、前記光透過窓に対する撓み量よ
    りも少ない撓み量で摺接するように設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤室は、前記現像剤担持体の長
    手方向長さに対応して所定の幅を有して形成されてお
    り、前記光透過窓は、当該幅方向の両側壁に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光透過窓は、前記現像剤室の側壁と
    の境界に、当該側壁の壁面に対して段差を有した角部が
    形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤には粒径の異なる少なくとも
    2種類以上の外添剤が外添されており、前記光透過窓の
    少なくとも前記清掃部材と接触する部分がガラスから形
    成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記外添剤は、最小粒径の外添剤だけを
    外添した現像剤よりも、最小粒径の外添剤と他の外添剤
    とを併用して外添した外添剤の方が流動性が低くなるよ
    うに組み合わせられた少なくとも2種類の外添剤が外添
    されていることを特徴する請求項5記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記最小粒径の外添剤以外の外添剤に
    は、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の酸化物を主成分
    とする外添剤が含まれることを特徴とする請求項6記載
    の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤は、重合法によって作製され
    た重合トナーであることを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれか1記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記現像剤は、重合法によって作製され
    た重合トナーであり、前記清掃部材は、少なくとも前記
    光透過窓に摺接する接触部分が弾性を有する部材から形
    成され、当該接触部分が前記光透過窓に撓みを有して摺
    接することにより前記光透過窓を清掃すると共に、前記
    接触部分の先端に角部が形成されており、前記光透過窓
    に対して当該角部が摺接するように設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1記載の現像
    装置。
  10. 【請求項10】 前記清掃部材の前記接触部材は、ウレ
    タンゴムで形成されていることを特徴とする請求項9に
    記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 現像剤担持体が設けられた現像室と、
    該現像室と連通する開口部を備え現像剤を収容する現像
    剤室と、該現像剤室の側壁に設けられた光透過窓と、該
    光透過窓を清掃する清掃部材とを備え、 発光素子と受光素子とを備え当該発光素子から照射され
    前記光透過窓を透過する光に対する当該受光素子におけ
    る受光状態に基づいて前記現像剤室内の現像剤残量を検
    出する現像剤残量検出手段とを備えた画像形成装置に装
    着される現像装置であって、 前記現像剤には粒径の異なる少なくとも2種類以上の外
    添剤が外添されており、 前記光透過窓の少なくとも前
    記清掃部材と接触する部分がガラスから形成されてい
    る、 ことを特徴とする現像装置。
  12. 【請求項12】 前記外添剤は、最小粒径の外添剤だけ
    を外添した現像剤よりも、最小粒径の外添剤と他の外添
    剤とを併用して外添した外添剤の方が流動性が低くなる
    ように組み合わせられた少なくとも2種類の外添剤が外
    添されていることを特徴する請求項11記載の現像装
    置。
  13. 【請求項13】 前記最小粒径の外添剤以外の外添剤に
    は、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の酸化物を主成分
    とする外添剤が含まれることを特徴とする請求項12記
    載の現像装置。
  14. 【請求項14】 前記現像剤は、重合法によって作製さ
    れた重合トナーであることを特徴とする請求項11ない
    し13のいずれか1記載の現像装置。
  15. 【請求項15】 前記現像剤は、重合法によって作製さ
    れた重合トナーであり、前記清掃部材は、少なくとも前
    記光透過窓に摺接する接触部分が弾性を有する部材から
    形成され、当該接触部分が前記光透過窓に撓みを有して
    摺接することにより前記光透過窓を清掃すると共に、前
    記接触部分の先端に角部が形成されており、前記光透過
    窓に対して当該角部が摺接するように設けられているこ
    とを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1記載
    の現像装置。
  16. 【請求項16】 前記清掃部材の前記接触部材は、ウレ
    タンゴムで形成されていることを特徴とする請求項15
    記載の現像装置。
  17. 【請求項17】 現像剤担持体が設けられた現像室と、
    該現像室と連通する開口部を備え現像剤を収容する現像
    剤室と、該現像剤室の側壁に設けられた光透過窓と、該
    光透過窓を清掃する清掃部材とを備え、 発光素子と受光素子とを備え当該発光素子から照射され
    前記光透過窓を透過する光に対する当該受光素子におけ
    る受光状態に基づいて前記現像剤室内の現像剤残量を検
    出する現像剤残量検出手段とを備えた画像形成装置に装
    着される現像装置であって、 前記現像剤は、重合法によって作製された重合トナーで
    あり、 前記清掃部材は、少なくとも前記光透過窓に摺接する接
    触部分が弾性を有する部材から形成され、当該接触部分
    が前記光透過窓に撓みを有して摺接することにより前記
    光透過窓を清掃すると共に、前記接触部分の先端に角部
    が形成されており、前記光透過窓に対して当該角部が摺
    接するように設けられている、 ことを特徴とする現像装置。
  18. 【請求項18】 前記清掃部材の前記接触部材は、ウレ
    タンゴムで形成されていることを特徴とする請求項17
    記載の現像装置。
  19. 【請求項19】 前記現像剤には粒径の異なる少なくと
    も2種類以上の外添剤が外添されていることを特徴とす
    る請求項17または18記載の現像装置。
  20. 【請求項20】 前記外添剤は、最小粒径の外添剤だけ
    を外添した現像剤よりも、最小粒径の外添剤と他の外添
    剤とを併用して外添した外添剤の方が流動性が低くなる
    ように組み合わせられた少なくとも2種類の外添剤が外
    添されていることを特徴する請求項19記載の現像装
    置。
JP6223699A 1999-02-24 1999-03-09 現像装置 Pending JP2000258985A (ja)

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AT00301456T ATE280964T1 (de) 1999-02-24 2000-02-24 Entwicklungsvorrichtung mit tonerrührer und reiniger für das füllstandsdetektor-fenster
EP04019664.4A EP1477868B1 (en) 1999-02-24 2000-02-24 Developing device having toner agitation member and cleaning member cleaning light transmission window
CNB001067494A CN1135444C (zh) 1999-02-24 2000-02-24 具有调色剂搅拌件和清洁透光窗的清洁件的显影装置
ES00301456T ES2231115T3 (es) 1999-02-24 2000-02-24 Dispositivo de revelado con agitador de toner y limpiador para la ventana de deteccion de nivel.
PT00301456T PT1031893E (pt) 1999-02-24 2000-02-24 Dispositivo de revelacao que possui um elemento de agitacao do toner e um elemento de limpeza para transmissao da luz
EP00301456A EP1031893B1 (en) 1999-02-24 2000-02-24 Developing device having toner agitation member and cleaning member cleaning light transmission
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DK00301456T DK1031893T3 (da) 1999-02-24 2000-02-24 Fremkaldeanordning, der har toneromröringselement og renseelementrenselystransmission
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006284747A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7480468B2 (en) 2005-12-23 2009-01-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for detecting developer level in developing unit
US8290398B2 (en) 2008-09-29 2012-10-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Agitating member and developing cartridge

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