JP2001100619A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001100619A
JP2001100619A JP28052499A JP28052499A JP2001100619A JP 2001100619 A JP2001100619 A JP 2001100619A JP 28052499 A JP28052499 A JP 28052499A JP 28052499 A JP28052499 A JP 28052499A JP 2001100619 A JP2001100619 A JP 2001100619A
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Japan
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image
forming apparatus
image forming
electrostatic latent
toner
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Yoshinori Endo
好則 遠藤
Takasane Takeuchi
貴実 竹内
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電器等に付着した不純物を除去する効果が
十分に得られるような空気流を発生させるようにファン
を駆動することが可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 静電潜像が形成されている感光ドラム上
にトナーを供給して付着させることにより当該静電潜像
を顕像化させて画像を形成するレーザプリンタにおい
て、当該レーザプリンタ内を冷却するための空気流を発
生させる冷却ファン76と、画像を形成する前の暖気運
転時において空気流の流量及び流速を増大させるように
冷却ファン76を制御するCPU95と、を備える。ま
た、当該CPU95は、外部から印刷データが入力され
たときから当該流量及び流速を増大させ、更に、当該流
量及び流速が増大した後に実際の印刷動作を開始するよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置の技術
分野に属し、より詳細には、静電潜像が形成されている
感光ドラム上にトナーを供給して付着させることにより
当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装
置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば非磁性一成分方式の現像装
置を備えた上記画像形成装置においては、現像剤として
のトナーは当初トナー収容室内に収容されており、当該
トナーを担持搬送する現像ローラに対して当該収容され
ているトナーを供給し、次に当該現像ローラに供給され
たトナーを更に感光ドラムに供給することにより、当該
感光ドラム上に形成されている静電潜像をトナー像とし
て可視化し、最後に当該可視化されたトナー像を印字用
紙に転写してこれを高圧力下で加熱することにより当該
印字用紙上に文字又は画像を定着形成する構成となって
いる。
【0003】このとき、当該現像ローラに対しては層厚
規制用のブレードが押圧接触されており、当該ブレード
によって当該現像ローラ上におけるトナーの層厚を規制
することで当該トナーの薄層を現像ローラ上に形成し、
更に当該薄層化されたトナーにより感光ドラム上の静電
潜像を可視化している。
【0004】一方、当該画像形成装置においては、上記
現像ローラが設けられている現像室とトナーを収容する
トナー収容室との間に開口部が設けられており、当該ト
ナー収容室から現像室へのトナーの供給は、トナー収容
室に設けられたトナー搬送部材(いわゆるアジテータ)
を回転させつつ当該アジテータの一部を上記開口部から
突出させることにより行われている。
【0005】更に、可視化され用紙に転写された可視像
の当該用紙への定着は、定着のための当該用紙の加熱を
行う加熱用ローラと押圧ローラとの間に当該可視像が転
写された用紙を通すことにより、当該加熱用ローラによ
り加熱しつつ当該押圧ローラにより圧力をかけ、これに
より当該可視像の用紙への定着処理を行っていた。
【0006】ここで、従来の画像形成装置内には、上記
した加熱用ローラの他に種々の電子部品等が多数存在し
ており、当該加熱用ローラからの発熱以外にこれら電子
部品等からの発熱があり、結果として当該画像形成装置
内がかなりの高温となる場合がある。
【0007】このため、従来では、画像形成装置内から
外部に空気を排出する冷却ファンを当該画像形成装置の
筐体に設け、この冷却ファンを用いた空冷方式により当
該発熱部材からの発熱を外部に発散させ、これにより画
像形成装置内の温度を低減して電子部品等の短寿命化を
防止すると共に、トナー収容室内等におけるトナーの固
着を防止することが行われていた。
【0008】一方、従来の画像形成装置内のおける上記
感光ドラムを帯電させる場合には、高電圧のコロナ放電
を発生させる帯電器を当該感光ドラムに近接した位置に
配置し、当該コロナ放電により当該感光ドラムを帯電さ
せていたが、この帯電器の高圧印加部に静電気により吸
引されて塵等の不純物が付着すると、その付着した部分
におけるコロナ放電のバランスが崩れていわゆるアーク
放電がその部分で発生し、これにより画像形成後の用紙
上に黒又は白の細い線が現出したり、或いは形成された
画像全体が真っ黒になってしまうこととなる。
【0009】そこで、従来では、この不純物の付着によ
る帯電器等の汚濁を抑制するために、上記冷却ファンに
よる空気流で帯電器等の高圧印加部に感光ドラム上の塵
等が入り込み難くなるように構成されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置の構成によると、冷却ファンにより発
生される空気流が十分でなく、当該空気流による塵等の
除去効果が十分に得られない場合があるという問題点が
あった。
【0011】すなわち、従来の画像形成装置において
は、例えば印刷処理を開始する場合に感光ドラム及び現
像ローラを回転させるメインモータの駆動及び帯電器の
駆動を開始するのと同じタイミングで冷却ファンの駆動
を開始していたが、当該駆動開始時から必要な空気流が
得られるまでに相当な時間を要し、これにより塵等の十
分な除去効果が得られないのである。
【0012】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
為されたもので、その課題は、帯電器等に付着した不純
物を除去する効果が十分に得られるような空気流を発生
させるように冷却ファンを駆動することが可能な画像形
成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、静電潜像が形成されて
いる感光ドラム等の静電潜像担持手段上にトナーを供給
して付着させることにより当該静電潜像を顕像化させて
画像を形成する画像形成装置において、空気流を当該画
像形成装置内に発生させるファン等の発生手段と、前記
画像を形成する前の暖気運転時において前記空気流の流
量又は流速の少なくともいずれか一方を増大させるよう
に前記発生手段を制御するCPU等の制御手段と、を備
える。
【0014】よって、暖気運転時から流量又は流速の少
なくともいずれか一方を増大させて空気流を発生させる
ので、静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段等に付着
する塵等を当該空気流により効果的に除去することがで
きる。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、静電潜像が形成されている感光ドラム等
の静電潜像担持手段上にトナーを供給して付着させるこ
とにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画
像形成装置において、空気流を当該画像形成装置内に発
生させるファン等の発生手段と、前記空気流の流量又は
流速の少なくともいずれか一方を増大させた後に前記画
像の形成を開始するCPU等の制御手段と、を備える。
【0016】よって、画像形成開始前に流量又は流速の
少なくともいずれか一方を増大させて空気流を発生させ
るので、静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段等に付
着する塵等を当該空気流により効果的に除去した後に画
像の形成を開始することができる。
【0017】また、当該流量又は流速のうち少なくとも
いずれか一方を常に増大させておく場合に比して、画像
形成装置における消費電力及び騒音を低減することがで
きる。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、静電潜像が形成されている感光ドラム等
の静電潜像担持手段上にトナーを供給して付着させるこ
とにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画
像形成装置において、空気流を当該画像形成装置内に発
生させる冷却ファン等の発生手段と、前記静電潜像を形
成するための画像情報が入力されたとき以降前記空気流
の流量又は流速の少なくともいずれか一方を増大させる
ように前記発生手段を制御するCPU等の制御手段と、
を備える。
【0019】よって、画像情報が入力された段階で流量
又は流速の少なくともいずれか一方を増大させて空気流
を発生させるので、静電潜像担持手段を帯電させる帯電
手段等に付着する塵等を当該空気流により効果的に除去
した後に画像の形成を開始することができる。
【0020】また、当該流量又は流速のうち少なくとも
いずれか一方を常に増大させておく場合に比して、画像
形成装置における消費電力及び騒音を低減することがで
きる。
【0021】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、静電潜像が形成されている感光ドラム等
の静電潜像担持手段上にトナーを供給して付着させるこ
とにより当該静電潜像を顕像化させて画像を形成する画
像形成装置において、空気流を当該画像形成装置内に発
生させるファン等の発生手段と、前記静電潜像担持手段
を帯電させる帯電器等の帯電手段と、当該帯電手段が駆
動される前に前記空気流の流量又は流速の少なくともい
ずれか一方を増大させるように前記発生手段を制御する
CPU等の制御手段と、を備える。
【0022】よって、帯電手段が駆動される前に空気流
の流量又は流速の少なくともいずれか一方を増大させる
ので、当該帯電手段に付着する塵等を予め当該空気流に
より効果的に除去した後に静電潜像担持手段の帯電を開
始させることができる。
【0023】また、当該流量又は流速のうち少なくとも
いずれか一方を常に増大させておく場合に比して、画像
形成装置における消費電力及び騒音を低減することがで
きる。
【0024】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像の形
成が終了して前記静電潜像担持手段の駆動が停止した後
予め設定された時間だけ経過後に増大させた前記流量又
は流速の少なくともいずれか一方を低減させるように前
記発生手段を制御するように構成される。
【0025】よって、画像形成終了後も、予め設定され
た時間は空気流における流量及び流速の少なくともいず
れか一方が増大したままであるので、画像形成終了後に
効果的に当該帯電手段等に付着した塵を除去することが
できる。
【0026】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
画像形成装置において、前記制御手段は、前記流量又は
流速の少なくともいずれか一方を増大させるときは、前
記発生手段が前記空気流について発生させることが可能
な最大限の流量又は流速にまで当該流量又は流速の少な
くともいずれか一方を増大させるように構成される。
【0027】よって、流量又は流速の少なくともいずれ
か一方を、可能な最大限の流量又は流速にまで増大させ
るので、より効果的に塵等を除去することができる。
【0028】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の
画像形成装置において、前記静電潜像担持手段に前記ト
ナーを供給する現像ローラ等の供給手段を更に備え、当
該供給手段が導電性ゴムにより形成されている。
【0029】よって、トナー供給動作実行の過程におい
て当該導電性ゴムが摩耗することにより当該塵等が発生
しても、これを効果的に除去することができる。
【0030】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の
画像形成装置において、転写されたトナーを加熱すると
共に加圧して定着させるための定着ユニット等の定着手
段を更に備え、前記発生手段は、前記定着手段が発生す
る熱又は当該定着手段の周囲の熱の少なくともいずれか
一方の熱を当該画像形成装置の外部へ排出するように構
成される。
【0031】よって、一つの発生手段により安価に帯電
手段上の塵等を除去できると共に冷却効果をも奏するこ
とができる。
【0032】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の
画像形成装置において、転写されたトナーを加熱すると
共に加圧して定着させるための定着ユニット等の定着手
段と、前記発生手段とは別個に、前記定着手段が発生す
る熱又は当該定着手段の周囲の熱の少なくともいずれか
一方の熱を当該画像形成装置の外部へ排出する排熱ファ
ン等の排熱手段と、を更に備える。
【0033】よって、帯電手段上の塵等の除去専用に発
生手段を用いるので、より効果的に当該塵等を除去する
ことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0035】なお、以下に説明する実施の形態は、トナ
ー収容室内に収容されているトナーを上記現像ローラを
介して感光ドラムに供給することにより当該感光ドラム
上に形成されている静電潜像をトナー像として可視化
し、当該可視化されたトナー像を用紙に転写することで
当該用紙上に文字又は画像を形成する画像形成装置とし
てのレーザプリンタに対して本発明を適用した場合の実
施の形態である。
【0036】(I)レーザプリンタ全体の概要構成 始めに、当該レーザプリンタの概要構成について、図1
を用いて説明する。なお、図1は当該レーザプリンタ1
の概略構成を示す縦断面図である。
【0037】図1に示すように、実施形態のレーザプリ
ンタ1は、用紙を給紙するフィーダユニット3と、現像
装置50等を含むプロセスカートリッジ2aと、スキャ
ナユニット40と、定着ユニット70と、搬送ローラ7
3及び74と、排紙トレイ75と、により構成されてい
る。
【0038】この構成において、フィーダユニット3
は、レーザプリンタ1の筐体である本体ケース2の底部
に備えられている。
【0039】このフィーダユニット3は、バネ15によ
って押圧される用紙押圧板10と、給紙ローラ11と、
摩擦分離部材14と、により構成されており、用紙押圧
板10により用紙を給紙ローラ11に押圧し、当該給紙
ローラ11と摩擦分離部材14との間で給紙ローラ11
の回転により最も上に重ねられている一の用紙を分離し
て所定のタイミングで当該用紙の供給を行う。
【0040】そして、図1の矢印方向に回転する給紙ロ
ーラ11により搬送される用紙の搬送方向の下流側には
一対のレジストローラ12及び13が回転可能に枢支さ
れ、後述する静電潜像担持手段としての感光ドラム20
と転写ローラ21によって形成される転写位置へ所定の
タイミングで用紙を搬送する。
【0041】一方、当該感光ドラム20は、正帯電性の
材料(例えば正帯電性のポリカーボネイト)を主成分と
する有機感光体により形成されている。より具体的に
は、感光ドラム20は、例えばアルミニウム製円筒形状
の円筒スリーブを本体とし、ポリカーボネイトに光導電
性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)の
光導電層をその外周部に形成した中空状のドラムであ
り、当該円筒スリーブを接地した状態で本体ケース2に
回転自在に枢支されている。更に、感光ドラム20は、
図示しない駆動機構により矢印方向に回転駆動される。
【0042】次に、帯電手段としての帯電器30は、例
えばタングステンなどからなる帯電用ワイヤからコロナ
放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器で
ある。
【0043】更に、レーザスキャナユニット40は、感
光ドラム20上に静電潜像を形成するためのレーザ光L
を発生する図示しないレーザ発生器と、回転駆動される
ポリゴンミラー(五面体ミラー)41と、一対のレンズ
42及び45と、反射ミラー43、44及び46と、に
より構成されている。
【0044】また、現像装置50は、ケース51内にト
ナー収容室52が形成されており、当該トナー収容室5
2内には、アジテータ90と、清掃部材54と、これら
の間に設けられた遮光部材80と、が回転軸55の周り
に回転自在に設けられている。
【0045】なお、当該トナー収容室52内には、電気
絶縁性を有する正帯電性のトナーが格納されている。ま
た、トナー収容室52の回転軸55の両端側に位置する
側壁には光透過窓56が設けられている。
【0046】更に、トナー収容室52の感光ドラム20
側には、開口部Aによってトナー収容室52と連通し現
像を行う現像室57が形成されており、供給ローラ58
と供給手段としての現像ローラ59(トナー担持体)と
が回転可能に枢支されている。このとき、現像ローラ5
9上のトナーの層厚は、薄い板状の弾性を有する層厚規
制ブレード64により所定の厚さに規制されており、こ
の状態で当該トナーが現像に供されるのである。
【0047】一方、転写ローラ21は、回転自在に枢支
されており、シリコーンゴムやウレタンゴムなどを材料
とする導電性を有する発泡弾性体により構成されてい
る。そして、転写ローラ21はそれに印加される電圧に
より感光ドラム20上のトナー画像を搬送されてきてい
る用紙に確実に転写する。
【0048】更に、定着ユニット70は、レジストロー
ラ12及び13から感光ドラム20と転写ローラ21と
の圧接部に至る用紙の搬送方向の更に下流側に設けら
れ、加熱用ローラ71と、押圧ローラ72と、により構
成されている。そして、用紙に転写されたトナー画像は
加熱用ローラ71と押圧ローラ72との間を搬送される
間に加熱されつつ押圧されて用紙に定着される。
【0049】このとき、定着ユニット70の側面に対向
するケース2の位置には、当該定着ユニット70から発
生する熱を外部に発散させることにより当該定着ユニッ
ト70以外の構成部材の温度が上昇することを防止する
本発明に係る発生手段としての冷却ファン76が設けら
れている。そして、当該冷却ファン76により発生する
レーザプリンタ1内部から外部への空気流は、定着ユニ
ット70以外の部材の温度を低減するだけでなく、帯電
器30及び転写ローラ21等の付近にある塵等の不純物
をも吸い出してレーザプリンタ1の外部へ放出し、当該
帯電器30等を清浄化する。
【0050】最後に、用紙搬送用の一対の搬送ローラ7
3及び74は、定着ユニット70の搬送方向下流側に夫
々設けられており、排紙ローラ74の更に下流側には排
紙トレイ75が設けられている。
【0051】なお、上述した感光ドラム20、転写ロー
ラ21、帯電器30及び現像装置50はプロセスカート
リッジ2a内に収容されており、当該プロセスカートリ
ッジ2aはレーザプリンタ1に対して着脱自在に設けら
れている。
【0052】更に、現像装置50は、現像器カートリッ
ジとしてプロセスカートリッジ2aに対して着脱自在に
設けられている。
【0053】次に、上述した構成のレーザプリンタ1に
おいて実行される印刷動作について説明する。
【0054】当該印刷動作においては、始めに、感光ド
ラム20の表面が帯電器30により一様に帯電され、当
該表面に対してレーザスキャナユニット40から画像情
報に従って変調されたレーザ光Lが照射されると、当該
表面には当該画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像装置50によるトナーの付着
により可視像(トナー像)化され、当該可視像が感光ド
ラム20によって転写位置へと搬送される。
【0055】次に、当該転写位置には給紙ローラ11並
びにレジストローラ12及び13を介して用紙が供給さ
れており、転写ローラ21によって印加される転写バイ
アスにより当該搬送された可視像が供給された用紙に転
写される。
【0056】なお、転写後に感光ドラム20上に残った
トナーは、現像ローラ59によって現像室57に再度回
収される。
【0057】次に、可視像が転写された用紙は、定着ユ
ニット70に搬送され、当該定着ユニット70の加熱用
ローラ71と押圧ローラ72によって挟持搬送され、用
紙上の可視像は加圧及び加熱されて用紙上に定着され
る。
【0058】そして、可視像が定着された用紙は搬送ロ
ーラ73及び排紙ローラ74によりレーザプリンタ1上
部の排紙トレイ75に排出され、印刷動作が終了する。
【0059】(II)現像装置の細部構成 次に、上述したレーザプリンタ1における実施形態に係
る現像装置50の細部構成について、図2及び図3に基
づいて説明する。
【0060】なお、図2は実施形態に係る現像装置50
の図3に示すY−Y’断面を示す図であり、図3は当該
現像装置50の図2に示すX−X’断面を示す図であ
る。
【0061】ここで、図3はアジテータ90と清掃部材
54が図2に二点鎖線で示される位置にある場合の断面
図である。また、図3においては、フレーム2b、発光
器60、受光器61並びに基板60b及び61bが断面
として描かれているが、これらは図2におけるZ−Z’
断面に相当する。
【0062】先ず、実施形態における現像装置50は、
図2に示すように、ケース51内にその他の各構成要素
を備えた状態で図3に示すプロセスカートリッジ2aに
対して着脱可能とされている。このとき、ケース51
は、トナー収容室52と現像室57とを形成すると共
に、各構成要素を支持する枠体としても機能している。
【0063】次に、ケース51以外の各構成要素につい
て説明する。
【0064】最初に、現像ローラ59は、ステンレス鋼
等を材料として形成された芯金59aの外周部に、導電
性カーボンの微粒子を含む導電性シリコーンゴムを材料
として形成された円筒状の基材59bが設けられてお
り、更にこの基材59bの外周部にはフッ素を含有した
樹脂又はゴム材を材料として形成されたコート層59c
が形成されている。
【0065】なお、上記基材59bは、導電性のシリコ
ーンゴムで構成する以外に、例えば導電性のウレタンゴ
ムにより構成しても良い。
【0066】また、現像ローラ59には図示しない電源
により所定の電圧が印加されており、感光ドラム20と
の間に所定の電位差を有するように構成されている。
【0067】次に、層厚規制部材としての層厚規制ブレ
ード64は、ステンレス鋼等で形成され、基端が現像装
置50のケース51に固定された支持部64aと、その
支持部64aの先端に設けられ、絶縁性又は導電性のシ
リコーンゴム或いは絶縁性又は導電性のフッ素含有ゴム
若しくは絶縁性又は導電性のウレタンゴムを材料として
形成された接触部64bと、により構成されている。そ
して、接触部64bは支持部64aの弾性力により現像
ローラ59に圧接されている。
【0068】なお、実施形態では、図2に示すように、
接触部64bを断面が略半月状の凸形状となるように形
成しているが、板状に形成しても良い。
【0069】一方、供給ローラ58は、ステンレス鋼等
を材料として形成された芯金58a上に導電性スポンジ
を材料として形成された円筒状の基材58bが形成され
たローラであり、現像ローラ59に対してスポンジの弾
性力によって押圧接触するように配置されている。
【0070】なお、供給ローラ58としては、この他に
も、導電性シリコーンゴム或いはウレタンゴム等の適宜
の部材を使用することができる。
【0071】次に、トナー収容室52に収容されるトナ
ーは、正帯電性の非磁性一成分現像剤であり、懸濁重合
法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂
に、カーボンブラック等の周知の着色剤並びにニグロシ
ン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電
制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒径
8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナー
は、当該トナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添
加して構成されている。
【0072】ここで、外添剤としてのシリカはシランカ
ップリング剤等による周知の疎水化処理が施されてお
り、その平均粒径は10nmで、その添加量はトナー母
粒子の0.6重量(wt)%である。
【0073】このように、トナーは極めて球状に近い懸
濁重合トナーであり、しかも、平均粒径が10nmの疎
水性処理したシリカを0.6重量(wt)%だけ外添剤
として添加しているため、極めて流動性に優れている。
そのため、摩擦帯電により充分な帯電量が得られるの
で、転写効率が良く極めて高画質な画像が形成できる。
【0074】次に、アジテータ90は、ABS(アクリ
ロニトリル‐ブタジエン‐スチレン)樹脂等の樹脂で形
成された支持部材90aの先端部に、PET(ポリエチ
レンテレフタラート)で形成された厚さ75μmのシー
ト状の摺接部90bが取り付けられて構成されている。
【0075】このとき、支持部材90aは、図3に示す
ように、ケース51の両側壁51a及び51bに軸支さ
れた回転軸55と一体に成形されており、当該回転軸5
5の軸端にはギア63が取り付けられている。
【0076】また、摺接部90bは、図2に示すよう
に、少なくともトナー収容室52の円筒形状の底面部5
2aに摺接する際に撓みを有して摺接するような幅(回
転半径方向の長さ)を有している。
【0077】従って、図示しないモータからの回転駆動
力がギア63に伝達されると、支持部材90a及び摺接
部90bからなるアジテータ90は、図2に示す矢印方
向に回転し(実施形態の場合では、一回転に要する時間
は1.3秒とされている。)、摺接部90bは撓んだ状
態でトナー収容室52の底面部52aを摺接し、搬送面
によってトナーを開口部Aに押し上げる。
【0078】なお、図3においては、開口部Aを黒く塗
り潰して表しており、更に図3において当該開口部Aの
支持部材90aに隠れる部分は点線で表している。
【0079】更に、摺接部90bには、図3に示すよう
に開口部Aの両端部位置に対応して切り込み90dが設
けられており、これら二つの切り込み90dによって挟
まれた摺接部90bの搬送主部が、開口部A内に弾性的
に弾かれるように侵入し、トナーを現像室57側に弾き
飛ばす。
【0080】また、摺接部90bだけでなく、支持部材
90aの面もトナーを押し上げることになるので、支持
部材90aには図3に示すように開口部90cが形成さ
れており、支持部材90aの面が回転時にトナーから受
ける抵抗を減少させるように構成されている。
【0081】更にまた、支持部材90a及び摺接部90
bの長手方向長さは、ケース51の長手方向長さよりも
短くなるように設定されており、図3に示すように、支
持部材90a及び摺接部90bの側部は、両側の光透過
窓56a及び56bに接触しないように所定の間隔を有
するように配置されている。
【0082】次に、清掃部材54は、アジテータ90の
支持部材90aと一体に成形された支持部材54aと、
図3に示すように当該支持部材54aの両端に取り付け
られたワイパー54bとから構成される。
【0083】このとき、ワイパー54bは、ウレタンゴ
ムを材料として形成されており、支持部材54aの回転
に伴って光透過窓56a及び56bの表面を摺擦するこ
とで当該表面のトナーを拭き取り可能な位置に取り付け
られている。
【0084】また、支持部材54aは、一例としてアジ
テータ90の支持部材90aと逆向きで平行になるよう
に、即ち、アジテータ90の支持部材90aとの位相角
が180度になるように取り付けられている。
【0085】更に、光透過窓56は、アクリル、ポリカ
ーボネート又はポリプロピレン等で形成された透明もし
くは半透明な部材であり、図3に示すようにケース51
の発光器60側の側壁51aに取り付けられた光透過窓
56aと、受光器61側の側壁51bに取り付けられた
光透過窓56bと、により構成されている。
【0086】また、これらの光透過窓56a及び56b
は、図3に示すように、トナー収容室52の内部側に突
出するように設けられており、上記清掃部材54のワイ
パー54bが確実に光透過窓56a及び56bの表面を
拭き取り可能なように構成されている。
【0087】更に、光透過窓56b及び56aは、図2
に示すように、アジテータ90と清掃部材54の回転中
心線を含む平面であって鉛直方向に延びる平面Gよりも
開口部A側の位置に設けられている。
【0088】更にまた、プロセスカートリッジ2aの光
透過窓56a及び56bに対応する位置には、図3に示
すように開口部62a及び62bが形成されており、当
該開口部62aは光透過窓56aへの光の入射を可能と
し、当該開口部62bは光透過窓56bからの光の射出
を可能にしている。
【0089】このような光透過窓56a及び56bが設
けられている位置に対応して、現像装置50の両側に
は、図3に示すように、トナー残量検出用の光を射出す
る発光器60と、これを受光する受光器61と、が設け
られている。
【0090】このうち、発光器60は、フレーム2bに
取り付けられるホルダ60aと、当該ホルダ60aに支
持される基板60bと、当該基板60b上に設けられた
発光素子60cとから構成されている。
【0091】また、ホルダ60aはプラスチックから形
成されており、ホルダ60aの光透過窓56aに対向す
る側には、一体成形によりプラスチックレンズ60dが
形成されている。
【0092】また、受光器61も同様に、フレーム2b
に取り付けられるホルダ61aと、当該ホルダ61aに
支持される基板61bと、当該基板61b上に設けられ
た受光素子61cとから構成されている。
【0093】また、ホルダ61aはプラスチックから形
成されており、ホルダ61aの光透過窓56bに対向す
る側には、一体成形によりプラスチックレンズ61dが
形成されている。なお、受光素子には一例としてフォト
トランジスタを用いている。
【0094】ここで、上述した発光素子60c、プラス
チックレンズ60d、開口部62a、光透過窓56a及
び56b、開口部62b、プラスチックレンズ61d並
びに受光素子61cは、図3に示すように、ほぼ一直線
上に並ぶように設定されており、発光素子60cから射
出された光は、プラスチックレンズ60dによって略平
行光化され、開口部62aを通って光透過窓56aに入
射する。
【0095】従って、光透過窓56aと光透過窓56b
の間にトナーが存在しない状態においては、当該光透過
窓56aを透過した光は反対側の光透過窓56bに入射
し、光透過窓56bを透過して開口部62bを通ってプ
ラスチックレンズ61dに入射する。そして、当該入射
した光はこのプラスチックレンズ61dによって集光さ
れ、受光素子61cによって受光される。
【0096】このとき、受光素子61cは、図4に示す
ように、受光した光量に応じて流れる電流値が変化する
素子であり、実施形態においては、受光素子61cの電
源入力端子に比較的受光感度を高くするために高抵抗値
(例えば、470キロオーム程度)の抵抗素子を挿入す
ることにより、当該受光素子61cにおける受光量が少
ない場合には出力電圧値がほぼ5Vに近い値をとり、受
光量が多い場合には出力電圧値がほぼ0Vに近い値とな
るように構成されている。
【0097】そして、この範囲で受光量に応じて出力電
圧値が変化する。本実施形態では、このような受光素子
61cの出力をマイクロプロセッサ等からなる後述する
CPUで読み取り、所定の電圧値を閾値として設定し、
当該閾値よりも高い出力電圧値については「HIGH」
レベルと判定し、当該閾値よりも低い出力電圧値を「L
OW」レベルと判定すると共に、この「LOW」レベル
となる期間(以下、「LOW」レベル期間とする)T1
の測定単位期間T2内における合計が、当該測定単位期
間T2に占める割合を算出することにより、トナー残量
の検出を行っている。
【0098】次に、遮光部材80は、図2に示すよう
に、アジテータ90の支持部材90aと、清掃部材54
の支持部材54aとの間に設けられABS樹脂等の樹脂
を材料として形成された板状部材であり、アジテータ9
0及び清掃部材54と共に回転軸55と一体に成形され
回転軸55の周りに回転するように構成されている。ま
た、回転軸55の軸線方向においては、発光器60側に
のみ設けられている。
【0099】この遮光部材80は、アジテータ90が光
透過窓56b及び56aの位置を通過した直後から、図
2に示すように光透過窓56bへの光を遮り、清掃部材
54による光透過窓56b及び56aの清掃開始直前に
当該光の遮りを解除する大きさの遮光面を有している。
そして、このように構成することにより、アジテータ9
0による掻き取り動作によって光透過窓56b及び56
a周辺のトナーが掻き取られてしまった場合でも、遮光
部材80が光路を塞いでいる間は受光素子60cからの
出力が得られないので、環境条件あるいは使用期間に拘
わらず、正確なトナー残量検出を行うことができる。ま
た、遮光部材80は、清掃部材54及びアジテータ90
と共通の回転軸55周りに回転するように構成されてい
るので、全体として構成を簡単化することができる。
【0100】(III)制御部の構成及び動作 次に、本発明に係る冷却ファン76の制御処理を含むレ
ーザプリンタ1の電気的な制御を行う制御部の構成及び
動作について、図5乃至図7を用いて説明する。
【0101】なお、図5は実施形態に係る制御部の概要
構成を示すブロック図であり、図6は冷却ファン76の
制御処理の実際を示すタイミングチャートであり、図7
は当該制御処理を示すフローチャートである。
【0102】先ず、当該制御部の全体構成及び概要動作
について、図5を用いて説明する。
【0103】図5に示すように、実施形態に係るレーザ
プリンタ1の制御部Sは、制御手段としてのCPU95
と、RAM96と、ROM97と、メインASIC(Ap
plication Specific Integrated Circuit)98と、
エンジンASIC99と、スキャナモータ100と、メ
インモータ101と、給紙ソレノイド102と、入力パ
ネル103と、上記帯電器30と、上記冷却ファン76
と、用紙センサ104と、表示パネル105と、により
構成されている。
【0104】このうち、CPU95、RAM96、RO
M97及びメインASIC98は相互にバスBSにより
接続されつつ図示しないメイン基板上に配置されてお
り、一方、エンジンASIC99は図示しないエンジン
基板上に配置されている。そして、当該メインASIC
98とエンジンASIC99とは双方向シリアル通信を
行うシリアルバス105により接続されている。なお、
当該メイン基板とエンジン基板とは、図1における用紙
押圧板10の図1中上部にある空間内に収納されてい
る。
【0105】次に、上記制御部Sの概要動作を説明す
る。
【0106】先ず、スキャナモータ100は、スキャナ
ユニット40内のポリゴンミラー41等を回転させるモ
ータであり、エンジンASIC99からの制御信号Ssm
により制御される。
【0107】また、メインモータ101は、上記した感
光ドラム20、現像ローラ59及び転写ローラ21等を
同期させつつ回転させるモータであり、エンジンASI
C99からの制御信号Smmにより制御される。
【0108】更に、給紙ソレノイド102は、用紙の供
給に用いられるソレノイドであり、エンジンASIC9
9からの制御信号Spsにより制御される。
【0109】一方、用紙センサ104は、上記した用紙
の搬送経路上に設けられており、用紙が転写ローラ21
の位置に搬送されてきたこと及び当該転写ローラ21の
位置から離脱したことを夫々検出するためのセンサであ
り、当該用紙の位置を示す用紙検出信号Sppをエンジン
ASIC99に出力する。
【0110】更に、帯電器30は、エンジンASIC9
9からの制御信号Shvにより当該帯電器30への高圧電
圧の供給等が制御される。
【0111】また、冷却ファン76は、エンジンASI
C99からの制御信号Sfdにより当該冷却ファン76の
回転数が制御され、これにより、レーザプリンタ1内に
発生する空気流の流量及び流速が制御される。
【0112】一方、入力パネル103においては、レー
ザプリンタ1の動作を指定するための操作等が使用者に
より行われ、当該操作に対応する入力信号Sinが生成さ
れてエンジンASIC99に出力され、当該エンジンA
SIC99はこの入力信号Sinの内容に基づいて上記各
構成部材の動作を制御する。
【0113】更に、レーザプリンタ1の動作上必要な情
報(例えば、トナー残量に関する警告情報等)は、表示
信号SdpとしてエンジンASIC99から表示パネル1
05に出力され、当該表示パネル105において当該警
告情報を含む情報に対応する表示が実行される。
【0114】一方、上記発光器60は、エンジンASI
C99からの制御信号Sldに基づいて発光素子60cを
駆動し、トナー残量検出用の上記光としての残量検出光
Bを上述したように光透過窓56a及び開口部62a等
を介してトナー収容室52内に射出する。
【0115】これにより、受光器61内の受光素子61
cは、当該トナー収容室52を通過してきた残量検出光
Bを開口部62b及び光透過窓56b等を介して受光
し、図4に示すような検出信号Stc(すなわち、トナー
収容室52を通過した残量検出光Bが受光されている期
間のみ「LOW」レベルとなる検出信号Stc)を生成し
てエンジンASIC99に出力する。
【0116】このとき、エンジンASIC99は、用紙
検出信号Spp及び入力信号Sinに基づいて、メインAS
IC98との間でシリアルバス105を介して情報の授
受を行いつつ、上記制御信号Ssm、Smm、Sps、Shv及
びSfdを出力し、対応する各構成部材を駆動制御すると
共に、制御信号ldを生成して受光素子60aを駆動制御
する。
【0117】更に、メインASIC98は、CPU95
との間でバスBSを介して情報の授受を実行しつつエン
ジンASIC98を制御し、当該エンジンASIC99
に上述した各制御動作を実行させる。
【0118】このとき、CPU95は、上記エンジンA
SIC99及びメインASIC98を介して各検出信号
の内容を取得し、後述する冷却ファン制御処理を含むレ
ーザプリンタ1全体の動作を統括制御する。
【0119】なお、当該統括制御のために必要な情報は
ラム信号SraとしてRAM96に一時的に記憶されつつ
読み出されて当該統括制御に供される。更に、当該統括
制御に必要なプログラム等は予めROM97内に記憶さ
れており、これがロム信号Sroとして必要に応じて読み
出されCPU95における当該処理に用いられる。
【0120】(IV)冷却ファン制御処理の実施形態 次に、実施形態に係る冷却ファン制御処理について、図
6及び図7を用いて説明する。
【0121】実施形態に係る冷却ファン制御処理におい
ては、図6に示す三つの冷却ファン制御処理を同時並行
的に実施する。
【0122】すなわち、第1の冷却ファン制御処理とし
て、レーザプリンタ1の電源投入直後のいわゆる暖気運
転時においては、図6(a)に示すように、電源が投入
されたタイミングにおいて制御信号Sfdのレベルを冷却
ファン76が全速で回転するためのレベルに設定する。
【0123】これにより、冷却ファン76は電源投入と
同時に回転を開始し、徐々に回転数を増大させた後例え
ば1.5秒経過後に全速回転を開始する。
【0124】そして、当該冷却ファン76は、この状態
で以降も全速回転を行ってレーザプリンタ1内に空気流
を発生させ、更に加熱用ローラ71内の図示しないヒー
タが定常温度に到達することで帯電器30が始動し且つ
メインモータ101の回転が開始されるタイミングとな
っても全速回転を維持し、以後所定の暖気運転が終了し
てメインモータ101が停止すると共に帯電器30にお
けるコロナ放電が停止するまで当該全速回転を継続す
る。
【0125】そして、暖気運転が終了した以降は制御信
号Sfdのレベルが冷却ファン76を半速で回転させるた
めのレベルに変化し、この変化に伴って冷却ファン76
の回転数も徐々に低減し、半速回転となったタイミング
以降はその半速回転を維持しつつ待機状態に移行する。
【0126】次に、第2の冷却ファン制御処理として、
レーザプリンタ1が接続されている外部の図示しない情
報処理装置(パーソナルコンピュータ等)から図6
(b)に示すタイミング(A)において印刷すべき画像
情報等がレーザプリンタ1に入力され、更に図6(b)
に示すタイミング(B)において印刷開始命令が発せら
れると、当該印刷のためにメインモータ101の回転及
び帯電器30の帯電を開始する前に、先ず制御信号Sfd
のレベルを冷却ファン76が全速で回転するためのレベ
ルに設定する。
【0127】これにより、冷却ファン76は印刷開始命
令の入力と同時に回転数をそれまでの半速回転から増大
させ、上述したように例えば1.5秒経過後に全速回転
を開始する。
【0128】このとき、入力された印刷開始命令に対応
したメインモータ101の回転及び帯電器30における
帯電は、冷却ファン76の回転数増大が開始された以降
例えば1秒後に図6(b)に示すタイミング(C)にお
いて開始される。
【0129】そして、所定の印刷動作が完了すると、図
6(b)に示すタイミング(D)において、先ずメイン
モータ101の回転及び帯電器30における帯電を停止
し、その後更に例えば5秒間全速回転を継続した後、図
6(b)に示すタイミング(E)において制御信号Sfd
のレベルが冷却ファン76を半速で回転させるためのレ
ベルに変化し、この変化に伴って冷却ファン76の回転
数も徐々に低減し、半速回転となったタイミング以降は
その半速回転を維持しつつ待機状態に移行する。
【0130】最後に、第3の冷却ファン制御処理とし
て、当該情報処理装置から同様に図6(c)に示すタイ
ミング(F)において印刷すべき画像情報等がレーザプ
リンタ1に入力されると、メインモータ101の回転及
び帯電器30の帯電を開始する前に、制御信号Sfdのレ
ベルを冷却ファン76が全速で回転するためのレベルに
設定する。
【0131】これにより、冷却ファン76は画像情報等
の入力と同時に回転数をそれまでの半速回転から増大さ
せ、上述したように例えば1.5秒経過後に全速回転を
開始する。
【0132】そして、当該画像情報等の入力が終了し、
図6(c)に示すタイミング(G)において印刷開始命
令が発せられると、当該タイミング(G)においてメイ
ンモータ101の回転及び帯電器30の帯電を開始す
る。
【0133】そして、所定の印刷動作が完了すると、図
6(b)に示す場合と同様に、先ず図6(c)に示すタ
イミング(H)においてメインモータ101の回転及び
帯電器30における帯電を停止し、その後更に例えば5
秒間全速回転を継続した後、図6(c)に示すタイミン
グ(J)において制御信号Sfdのレベルが冷却ファン7
6を半速で回転させるためのレベルに変化し、この変化
に伴って冷却ファン76の回転数も徐々に低減し、半速
回転となったタイミング以降はその半速回転を維持しつ
つ待機状態に移行する。
【0134】次に、図6において示した三つの冷却ファ
ン制御処理を全て包含する実施形態の冷却ファン制御処
理の流れについて、図7を用いて説明する。
【0135】なお、図7に示すフローチャートに対応す
るプログラムは上記ROM97内に記憶されており、当
該冷却ファン制御処理はこのプログラムがロム信号Sro
としてCPU95に読み出されることにより当該CPU
95(当該CPU95の制御下で動作するメインASI
C98及びエンジンASIC99を含む。)において制
御実行されるものである。
【0136】また、図7に示す冷却ファン制御処理は、
レーザプリンタ1としての他の処理(より具体的には、
用紙詰まり検出処理、トナー残量検出処理、外部カバー
開検出処理、印刷処理及び定着処理等)と共に時間的に
連続して実行される処理であり、具体的には、例えば5
ミリ秒間隔で夫々開始される当該他の処理の間に定期的
に開始される処理である。
【0137】図7に示すように、実施形態の冷却ファン
制御処理においては、先ず、制御信号Smmのレベルに基
づいてメインモータ101が回転中(すなわち、帯電器
30が駆動中)であるか否かが判定される(ステップS
1)。そして、メインモータ101が回転中であるとき
は(ステップS1;Y)、冷却ファン76を全速回転に
移行させるべく制御信号Sfdのレベルを冷却ファン76
を全速で回転させるためのレベルに変化させ(ステップ
S12)、以後レーザプリンタ1としての上記他の処理
へ移行し、その中で再度図7に示す処理を繰り返す。
【0138】これにより、メインモータ101が回転し
ているときは常に冷却ファン76が全速回転しているこ
ととなる。
【0139】一方、ステップS1の判定においてメイン
モータ101が回転中でないときは(ステップS1;
N)、次に、現在がメインモータ101の回転停止(及
び帯電器30における帯電停止)からCPU95内の図
示しないタイマにより5秒計時されたタイミングである
か否かが判定される(ステップS2)。そして、現在が
メインモータ101の回転停止から5秒以内であるとき
は(ステップS2;Y)、そのままステップS12に移
行し、以後レーザプリンタ1としての上記他の処理へ移
行し、その中で再度図7に示す処理を繰り返す。
【0140】これにより、図6(b)及び(c)で説明
した制御処理に対応して、印刷停止以降5秒間は冷却フ
ァン76が全速回転を継続することとなる。
【0141】次に、ステップS2の判定において現在が
メインモータ101の回転停止から5秒以内でないとき
は(ステップS2;N)、次に、現在が暖気運転中であ
るか否かが判定される(ステップS3)。そして、現在
が暖気運転中であるときは(ステップS3;Y)、その
ままステップS12に移行し、以後レーザプリンタ1と
しての上記他の処理へ移行し、その中で再度図7に示す
処理を繰り返す。
【0142】これにより、図6(a)で説明した制御処
理に対応して、暖気運転中は常に冷却ファン76が全速
回転を継続することとなる。
【0143】更に、ステップS3の判定において現在が
暖気運転中でないときは(ステップS3;N)、次に、
上記情報処理装置から画像情報等の印刷データが入力さ
れたか否かが判定される(ステップS4)。そして、印
刷データが入力されたときは(ステップS4;Y)、そ
のままステップS12に移行し、以後レーザプリンタ1
としての上記他の処理へ移行し、その中で再度図7に示
す処理を繰り返す。
【0144】これにより、図6(c)で説明した制御処
理に対応して、画像情報等が入力されたタイミングから
冷却ファン76が全速回転を開始することとなる。
【0145】次に、ステップS4の判定において印刷デ
ータが入力されてこないときは(ステップS4;N)、
次に、上記情報処理装置から印刷開始命令が入力された
か否かが判定される(ステップS5)。そして、印刷開
始命令が入力されたときは(ステップS5;Y)、次
に、現在冷却ファン76が既に全速回転中であるか否か
が判定され(ステップS6)、既に全速回転中であると
きは(ステップS6;Y)そのままステップS12に移
行して全速回転を継続し、以後レーザプリンタ1として
の上記他の処理へ移行し、その中で再度図7に示す処理
を繰り返す。
【0146】一方、ステップS6の判定において現在全
速回転中でないときは(ステップS6;N)、メインモ
ータ101の回転開始及び帯電器30における帯電開始
を上記タイマにおける計時により1秒間遅延させて冷却
ファン76の回転数上昇を待つ(ステップS7)。そし
て、1秒間経過後はメインモータ101の回転を開始す
ると共に帯電器30における帯電を開始し(ステップS
7)、その後はそのままステップS12に移行し、以後
レーザプリンタ1としての上記他の処理へ移行し、その
中で再度図7に示す処理を繰り返す。
【0147】これにより、図6(b)で説明した制御処
理に対応して、冷却ファン76の全速回転への移行開始
後1秒経過した後に実際の印刷動作が開始されることと
なる。
【0148】次に、ステップS5の判定において印刷開
始命令も入力されていないときは(ステップS5;
N)、更に加熱用ローラ71内のヒータがオフとなって
いるか否かが判定される(ステップS8)。そして、当
該ヒータがオフとなっているときは(ステップS8;
Y)、次に、当該オフから上記タイマにおいて5分が計
時されているか否か、すなわち、当該ヒータを含む加熱
用ローラ71及び押圧ローラ72が十分冷却されている
か否かが判定される(ステップS9)。
【0149】そして、ステップS9の判定において5分
が経過しているときは(ステップS9;Y)そのまま冷
却ファン76を停止させるように制御信号Sfdを出力し
(ステップS11)、以後レーザプリンタ1としての上
記他の処理へ移行し、その中で再度図7に示す処理を繰
り返す。
【0150】一方、ステップS9の判定において5分経
過していないときは(ステップS9;N)、加熱用ロー
ラ71等の冷却が不十分であるとして冷却ファン76の
回転を半速回転で維持させるべく制御信号Sfdのレベル
を冷却ファン76を半速で回転させるためのレベルに変
化させ(ステップS10)、以後レーザプリンタ1とし
ての上記他の処理へ移行し、その中で再度図7に示す処
理を繰り返す。
【0151】更に、ステップS8の判定において、当該
ヒータがオフとなっていないときは(ステップS8;
N)、当該ヒータを冷却しつつ待機状態に移行させるべ
くステップS10に移行する。
【0152】以上説明したように、実施形態の冷却ファ
ン制御処理によれば、暖気運転時から流量及び流速を増
大させて空気流を発生させるので、帯電器30等に付着
する塵等を当該空気流により効果的に除去することがで
きる。
【0153】また、印刷処理開始前に流量及び流速を増
大させて空気流を発生させるので、帯電器30等に付着
する塵等を当該空気流により更に効果的に除去した後に
画像の形成を開始することができる。
【0154】更に、当該流量及び流速を常に最大限とし
ておく場合に比して、レーザプリンタ1における消費電
力及び騒音を低減することができる。
【0155】更にまた、画像情報等が入力された段階で
流量及び流速を増大させて空気流を発生させるので、帯
電器30等に付着する塵等を当該空気流により効果的に
除去した後に画像の形成を開始することができる。
【0156】また、帯電器30が駆動される前に空気流
の流量及び流速を増大させるので、当該帯電器30に付
着する塵等を予め当該空気流により効果的に除去した後
に感光ドラム20の帯電を開始させることができる。
【0157】更に、印刷動作終了後も、5秒間は空気流
における流量及び流速が増大したままであるので、印刷
動作終了後に効果的に当該帯電器30等の付着した塵を
除去することができる。
【0158】また、流量及び流速を増大させるとき全速
回転まで増大させるので、より効果的に塵等を除去する
ことができる。
【0159】更に、現像ローラ59が導電性ゴムにより
形成されているので、トナー供給動作実行の過程におい
て当該導電性ゴムが摩耗することにより当該塵等が発生
しても、これを効果的に除去することができる。
【0160】なお、上述した実施形態では空気流を起こ
すためには冷却ファン76のみを用いたが、これ以外
に、塵の除去用に専用のファンを設けてより効果的に当
該塵等を除去してもよい。この場合には、排熱手段とし
ての冷却ファン76と共に小型の安価なファンを使用す
ることにより、全体としてのコストを低減させることが
可能となる。
【0161】また、上述した暖気運転は電源投入時には
限定されず、例えば、省電力等の目的で加熱用ローラ7
1内の図示しないヒータへの通電を停止している場合で
あって新たな印刷要求等により暖気運転を行う必要があ
るときに、冷却ファン76を全速運転するように構成す
ることもできる。
【0162】更に、上述した実施形態では、必要な場合
に空気流における流量及び流速を共に増大又は低減させ
る場合について説明したが、これ以外に、当該流量又は
流速のうちいずれか一方のみを必要時に増大又は低減さ
せるようにしてもよい。
【0163】また、上述した実施形態では、レーザプリ
ンタ1における冷却ファン76の制御に本発明を適用し
た場合について説明したが、これ以外に、トナーを供給
して印刷動作を行ういわゆる電子写真方式の印刷装置に
おける帯電器の汚濁対策についても、本発明を広く適用
することができる。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、暖気運転時から流量又は流速の少なくと
もいずれか一方を増大させて空気流を発生させるので、
静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段等に付着する塵
等を当該空気流により効果的に除去することができる。
【0165】従って、当該帯電手段等の劣化を抑制して
画像形成装置として長寿命化を図ることができる。
【0166】請求項2に記載の発明によれば、画像形成
開始前に流量又は流速の少なくともいずれか一方を増大
させて空気流を発生させるので、静電潜像担持手段を帯
電させる帯電手段等に付着する塵等を当該空気流により
効果的に除去した後に画像の形成を開始することができ
る。
【0167】従って、当該帯電手段等の劣化を抑制して
画像形成装置として長寿命化を図ることができると共
に、清浄化された帯電手段を用いて鮮明な画像を形成す
ることができる。
【0168】また、当該流量又は流速のうち少なくとも
いずれか一方を常に増大させておく場合に比して、画像
形成装置における消費電力及び騒音を低減することがで
きる。
【0169】請求項3に記載の発明によれば、画像情報
が入力された段階で流量又は流速の少なくともいずれか
一方を増大させて空気流を発生させるので、静電潜像担
持手段を帯電させる帯電手段等に付着する塵等を当該空
気流により効果的に除去した後に画像の形成を開始する
ことができる。
【0170】従って、当該帯電手段等の劣化を抑制して
画像形成装置として長寿命化を図ることができると共
に、清浄化された帯電手段を用いて鮮明な画像を形成す
ることができる。
【0171】また、当該流量又は流速のうち少なくとも
いずれか一方を常に増大させておく場合に比して、画像
形成装置における消費電力及び騒音を低減することがで
きる。
【0172】請求項4に記載の発明によれば、帯電手段
が駆動される前に空気流の流量又は流速の少なくともい
ずれか一方を増大させるので、当該帯電手段に付着する
塵等を予め当該空気流により効果的に除去した後に静電
潜像担持手段の帯電を開始させることができる。
【0173】従って、当該帯電手段等の劣化を抑制して
画像形成装置として長寿命化を図ることができると共
に、清浄化された帯電手段を用いて静電潜像担持手段を
帯電して鮮明な画像を形成することができる。
【0174】また、当該流量又は流速のうち少なくとも
いずれか一方を常に増大させておく場合に比して、画像
形成装置における消費電力及び騒音を低減することがで
きる。
【0175】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、画
像形成終了後も、予め設定された時間は空気流における
流量及び流速の少なくともいずれか一方が増大したまま
であるので、画像形成終了後に効果的に当該帯電手段等
の付着した塵を除去することができる。
【0176】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、流
量又は流速の少なくともいずれか一方を増大させるとき
は、当該流量又は流速の少なくともいずれか一方を可能
な最大限の流量又は流速にまで増大させるので、より効
果的に塵等を除去することができる。
【0177】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ト
ナーを供給する供給手段が導電性ゴムにより形成されて
いるので、トナー供給動作実行の過程において当該導電
性ゴムが摩耗することにより当該塵等が発生しても、こ
れを効果的に除去することができる。
【0178】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
から7のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、発
生手段が定着手段が発生する熱又は当該定着手段の周囲
の熱の少なくともいずれか一方の熱を当該画像形成装置
の外部へ排出するので、一つの発生手段により安価に帯
電手段上の塵等を除去できると共に冷却効果をも奏する
ことができる。
【0179】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
から7のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、帯
電手段上の塵等の除去専用に発生手段を用いるので、よ
り効果的に当該塵等を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図である。
【図2】実施形態に係る現像装置の概略構成を示す縦断
面図である。
【図3】図2におけるX−X’線断面を示す図である。
【図4】実施形態の画像形成装置における受光素子の出
力電圧波形とトナー残量検出の方法を説明するための図
である。
【図5】実施形態に係る制御部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】実施形態の冷却ファン制御処理を示すタイミン
グチャートであり、(a)は第1の冷却ファン制御処理
を示すタイミングチャートであり、(b)は第2の冷却
ファン制御処理を示すタイミングチャートであり、
(c)は第3の冷却ファン制御処理を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】実施形態の冷却ファン制御処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…レーザプリンタ 20…感光ドラム 21…転写ローラ 30…帯電器 50…現像装置 52…トナー収容室 54…清掃部材 57…現像室 59…現像ローラ 60…発光器 61…受光器 76…冷却ファン 80…遮光部材 90…アジテータ 95…CPU 96…RAM 97…ROM 98…メインASIC 99…エンジンASIC 105…表示パネル Sfd、Shv、Smm…制御信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成されている静電潜像担持
    手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静
    電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 空気流を当該画像形成装置内に発生させる発生手段と、 前記画像を形成する前の暖気運転時において前記空気流
    の流量又は流速の少なくともいずれか一方を増大させる
    ように前記発生手段を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像が形成されている静電潜像担持
    手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静
    電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 空気流を当該画像形成装置内に発生させる発生手段と、 前記空気流の流量又は流速の少なくともいずれか一方を
    増大させた後に前記画像の形成を開始する制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像が形成されている静電潜像担持
    手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静
    電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 空気流を当該画像形成装置内に発生させる発生手段と、 前記静電潜像を形成するための画像情報が入力されたと
    き以降前記空気流の流量又は流速の少なくともいずれか
    一方を増大させるように前記発生手段を制御する制御手
    段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 静電潜像が形成されている静電潜像担持
    手段上にトナーを供給して付着させることにより当該静
    電潜像を顕像化させて画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 空気流を当該画像形成装置内に発生させる発生手段と、 前記静電潜像担持手段を帯電させる帯電手段と、 当該帯電手段が駆動される前に前記空気流の流量又は流
    速の少なくともいずれか一方を増大させるように前記発
    生手段を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、 前記制御手段は、前記画像の形成が終了して前記静電潜
    像担持手段の駆動が停止した後予め設定された時間だけ
    経過後に増大させた前記流量又は流速の少なくともいず
    れか一方を低減させるように前記発生手段を制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、 前記制御手段は、前記流量又は流速の少なくともいずれ
    か一方を増大させるときは、前記発生手段が前記空気流
    について発生させることが可能な最大限の流量又は流速
    にまで当該流量又は流速の少なくともいずれか一方を増
    大させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、 前記静電潜像担持手段に前記トナーを供給する供給手段
    を更に備え、 当該供給手段が導電性ゴムにより形成されていることを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、 転写されたトナーを加熱すると共に加圧して定着させる
    ための定着手段を更に備え、 前記発生手段は、前記定着手段が発生する熱又は当該定
    着手段の周囲の熱の少なくともいずれか一方の熱を当該
    画像形成装置の外部へ排出することを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、 転写されたトナーを加熱すると共に加圧して定着させる
    ための定着手段と、 前記発生手段とは別個に、前記定着手段が発生する熱又
    は当該定着手段の周囲の熱の少なくともいずれか一方の
    熱を当該画像形成装置の外部へ排出する排熱手段と、 を更に備えることを特徴とする画像形成装置。
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US09/660,545 US6477343B1 (en) 1999-09-30 2000-09-12 Image forming method and apparatus with means for reducing the accumulation of particle on a charging device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10042322B2 (en) 2015-06-25 2018-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Image formation system

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