JPH10260618A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10260618A
JPH10260618A JP9085841A JP8584197A JPH10260618A JP H10260618 A JPH10260618 A JP H10260618A JP 9085841 A JP9085841 A JP 9085841A JP 8584197 A JP8584197 A JP 8584197A JP H10260618 A JPH10260618 A JP H10260618A
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JP
Japan
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toner
image
cleaning
container
image forming
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JP9085841A
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Inventor
Tomoyuki Okada
知幸 岡田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタのトナー容器又はカートリッジ内の
トナー容器の満タンを検知した後、高精度にて残印字可
能枚数を算出することができ、低濃度の画像の場合には
多くの印字を行なうことができ、ユーザにとっては極め
て好便な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 トナー満タン検知手段がトナー満タンを
検知した後、画像印字比率及び/又は印字モードに応じ
て残印字可能枚数を示すカウント値をインクリメントし
所定の停止カウント値に達したとき、或は予め設定され
たカウント値をデクリメントし所定値、例えばゼロとな
ったとき本体の印字作動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写装置、レーザビームプリンタ、LEDプリンタ、ファ
クシミリ装置及びワードプロセッサなどのような電子写
真画像形成装置に関するものであり、特に、少なくとも
クリーニング手段と、像担持体としての電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着
脱可能とした画像形成装置に好適に具現化し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た上述のような画像形成装置においては、像担持体とし
ての電子写真感光体及びこの電子写真感光体に作用する
プロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカー
トリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセス
カートリッジ方式が広く採用されている。このプロセス
カートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサー
ビスマンによらずユーザ自身で行なうことができるの
で、格段に操作性を向上させることができる。
【0003】このプロセスカートリッジ方式の画像形成
装置において、クリーニング手段による電子写真感光体
のクリーニングによって生じた感光体から除去した現像
剤(トナー)は、電子写真感光体の寿命に見合って十分
に収納し得る容積のトナー容器内に蓄えられ、プロセス
カートリッジ交換時に取り除かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の画
像形成装置では、感光体から除去したトナーがトナー容
器から溢れ出て装置本体内に飛散することを防止するた
めに、トナー容器内のトナーの量は、トナー満タン検知
手段によって常時監視されており、トナー容器内のトナ
ー量が所定量となった時、その旨を装置本体のオペレー
ションパネル又はコンピュータ上に直接表示してユーザ
にプロセスカートリッジの交換を警告し、装置の作動を
強制的に停止し、それ以降の印字が不可能とされる。
【0005】上記説明は、プロセスカートリッジ方式と
される画像形成装置について説明したが、勿論、プロセ
スカートリッジ方式とはされていないプリンタなどの画
像形成装置についても同じことが言える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の画像形成装置は、ユーザにとってみれば、トナー満
タンの警告と共に装置が突然に停止することとなり不都
合な場合があった。
【0007】実際には、トナー満タンの警告を出した場
合であっても、トナー容器内には幾らかの量のトナーを
収容し得る余裕があり、警告後複数枚の印字が可能とさ
れている。
【0008】従って、本発明の目的は、像担持体から除
去したトナーを収容するプリンタのトナー容器又はカー
トリッジ内のトナー容器の満タンを検知した後、印字す
る原稿の画像印字面積、即ち、画像濃度及び/又は印字
モードに応じて残印字可能枚数を示すカウント値をイン
クリメントし所定の停止カウント値に達したとき、或は
予め設定されたカウント値をデクリメントし所定値、例
えばゼロとなったとき本体の印字作動を停止するように
し、高精度にて残印字可能枚数を算出することができ、
低濃度の画像の場合には多くの印字を行なうことがで
き、ユーザにとっては極めて好便な画像形成装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体にトナー像を形成し、このトナー像を転写材に
転写して画像を得、像担持体に残留したトナーはクリー
ニング手段にて除去するようにした画像形成装置におい
て、前記クリーニング手段は、前記像担持体から除去し
たトナーを収容するクリーニング容器と、このクリーニ
ング容器に蓄積されたトナーの量を検知するトナー満タ
ン検知手段とを備え、前記トナー満タン検知手段がトナ
ー満タンを検知した後、画像印字比率及び/又は印字モ
ードに応じて残印字可能枚数を示すカウント値をインク
リメントし所定の停止カウント値に達したとき、或は予
め設定されたカウント値をデクリメントし所定値、例え
ばゼロとなったとき本体の印字作動を停止するようにし
たことを特徴とする画像形成装置である。
【0010】本発明の一実施態様によれば、像担持体は
電子写真感光体であり、帯電された電子写真感光体にレ
ーザビームを照射することにより潜像を形成し、この潜
像を現像手段にてトナー像とするようにし、前記画像印
字比率は、レーザビームの点灯数をカウントすることに
より求められ、又、前記印字モードは、単色画像形成モ
ードと4色カラー画像形成モードとを有する。
【0011】又、本発明の好ましい実施態様によれば、
トナー満タン検知手段は、クリーニング容器の壁面に対
向して配置された一対の検知窓と、この窓を清掃する清
掃羽根と、クリーニング容器の外側にそれぞれ検知窓を
介して対向する発光部及び受光部とを備え、更に好まし
くは、対向する検知窓の第1の検知窓が容器の上面に位
置し、第2の検知窓は容器の側面に位置し、前記清掃羽
根は回転しながら検知窓を清掃する。
【0012】本発明の他の態様によれば、少なくとも像
担持体とクリーニング手段とは一体に形成され、装置本
体に対して着脱自在とされたプロセスカートリッジとさ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0014】実施例1 図1を参照すると、本発明の一実施例であるカートリッ
ジ方式の多色画像形成装置が例示される。
【0015】[画像形成装置の全体の説明]まず、カラ
ー画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概
略説明する。図1は、カラー画像形成装置の一実施例で
あるカラーレーザープリンタの全体構成を示す。
【0016】図1に示すように、カラーレーザープリン
タは、一定速度で回転する、電子写真感光体ドラムのよ
うな像担持体15と固定の黒現像器21Bと回転可能な
3つのカラー現像器20Y、20C、20Mとからなる
画像形成部、及び画像形成部で現像され多重転写された
カラー画像を保持し給送部から給送された転写材2に更
に転写する中間転写体9とを具備し、カラー画像が転写
された転写材2を定着部25へ搬送してカラー画像を転
写材2に定着し、排出ローラー34、35、36によっ
て装置上面の排出部37へ排出するものである。
【0017】なお、回転可能なカラー現像器20Y、2
0C、20M、及び固定の黒現像器21Bはプリンタ本
体13に対して個別に着脱可能に構成されている。
【0018】次に上記プリンタの各部の構成について順
次詳細に説明する。
【0019】[像担持体ユニット]本実施例で像担持体
ユニットであるドラムユニットは、プロセスカートリッ
ジBとされ、感光体ドラム15と、感光体ドラム15の
ホルダーを兼ねるクリーニング容器14とが一体的に構
成されている。そして、このプロセスカートリッジB
は、プリンタ本体13に対して着脱自在に支持され、感
光体ドラム15の寿命に合わせて容易にユニット交換が
可能なように構成されている。
【0020】本実施例に係る感光体ドラム15は、アル
ミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布して構成さ
れ、前述のようにクリーニング容器14に回転自在に支
持されている。
【0021】感光体ドラム15の周面上には、クリーナ
ーブレード16、一次帯電手段17が配置され、また感
光体ドラム15の一方端に図示しない駆動モーターの駆
動力を伝達することにより、感光体ドラム15を画像形
成動作に応じて図中反時計回りに回転させる。
【0022】[帯電手段]一次帯電手段17は接触帯電
方法を用いたものであり、導電性ローラを感光体ドラム
15に当接させ、この導電性ローラに電圧を印加するこ
とによって感光体ドラム15の表面を一様に帯電させ
る。
【0023】[露光手段]感光体ドラム15への露光は
スキャナー部30から行なわれる。即ち画像信号がレー
ザーダイオードに与えられると、このレーザーダイオー
ドは画像信号に対応する画像光(レーザビーム)をポリ
ゴンミラー31へと照射する。
【0024】ポリゴンミラー31はスキャナーモーター
31aによって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射
した画像光が、結像レンズ32及び反射ミラー33を介
して一定速度で回転する感光体ドラム15の表面を選択
的に露光し、その結果感光体ドラム15上に静電潜像が
形成される。
【0025】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色現像を可能とする3個の回転現像器20
Y、20M、20Cと1個のブラック現像器21Bとか
ら構成される。
【0026】ブラック現像器21Bは固定現像器であ
り、感光体ドラム15に対向した位置に現像スリーブ2
1BSが、感光体ドラム15に対し微小間隔をもって配
置され、感光体ドラム15にブラックトナーによる可視
像を形成する。
【0027】ブラック現像器21Bは容器内のトナーを
送り機構によって送り込み、現像スリーブ21BSの外
周に圧接された塗布ブレード21BBによって、図中時
計方向に回転する現像スリーブ21BSの外周にトナー
を薄層塗布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)す
る。また現像スリーブ21BSに現像バイアスを印加す
ることにより、感光体ドラム15の静電潜像に対応して
トナー現像を行なうものである。
【0028】3個の回転現像器20Y、20M、20C
は、軸22を中心として割り出し回転するロータリーユ
ニットである現像ロータリー23に夫々着脱可能に保持
されている。
【0029】画像形成に際しては、各現像器が現像ロー
タリー23に保持された状態で軸22を中心に回転移動
し、所定の現像器が、感光体ドラム15に対向した位置
に止り、更に現像スリーブが感光体ドラム15に対し微
小間隔(300μm程度)をもって対向するように位置
決めされた後、感光体ドラム15の静電潜像に対応して
可視像を形成する。
【0030】カラー画像形成時には、中間転写体9の1
回転毎に現像ロータリー23が回転しイエロー現像器2
0Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次
いでブラック現像器20Bの順で現像工程がなされる。
【0031】図1では、イエローの回転現像器20Y
が、プロセスカートリッジBに対向した位置に位置決め
静止している状態を示している。回転現像器20Yは容
器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ20YRへ
送り込む。図中時計方向に回転する塗布ローラ20YR
及び現像スリーブ20YSの外周に圧接されたブレード
20YBが、図中時計方向に回転する現像スリーブ20
YSの外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電荷を
付与(摩擦帯電)する。
【0032】潜像が形成された感光体ドラム15と対向
した現像スリーブ20YSに、現像バイアスを印加する
ことにより、潜像に応じて感光体ドラム15上にトナー
現像を行なう。
【0033】マゼンタ現像器20M、シアン現像器20
Cについても上記と同様なメカニズムでトナー現像が行
なわれる。
【0034】また各回転現像器20Y、20M、20C
の各現像スリーブ20YS、20MS、20CSは、各
現像器が現像位置に回転移動されたとき、プリンタ本体
13に設けられた各色現像用高圧電源、および駆動と接
続されており、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加さ
れ駆動が伝達される。
【0035】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には各現像器により可視化された感光体ド
ラム15上のトナー画像を4回(Y、M、C、Bの4色
の各画像)にわたり多重転写を受けるため、感光体ドラ
ム15の外周速度と同期して図中時計回りに回転してい
る。また、多重転写を受けた中間転写体9は、電圧を印
加された転写ローラ10によって転写材2を挟み込み搬
送することにより、転写材2に中間転写体9上の各色ト
ナー像を同時多重転写する。
【0036】本実施例に係る中間転写体9は、アルミシ
リンダー12の外周を中抵抗スポンジや中抵抗ゴム等の
弾性層11で覆った構成とされている。中間転写体9は
回転自在に支持され、一体的に固定されたギヤ(図示せ
ず)に駆動を受けて回転する。
【0037】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、現像手段によって感光体ドラム15に可視像化され
たトナーが、中間転写体9に転写された後、感光体ドラ
ム15上に残ったトナーをクリーニングするものであ
り、クリーニングされた、即ち、感光体ドラム15から
除去したトナー、所謂、廃トナーをクリーニング容器1
4に蓄える。
【0038】本実施例では、図2に示すように、感光体
ドラム15の周面の移動方向に関しクリーニングブレー
ド16の上流側にクリーニングローラ60が設けられ
る。このクリーニングローラ60は、感光体ドラム15
の周面の移動方向と逆向きに摺擦するように周面が移動
しながら回転している。
【0039】クリーニング容器14に蓄えられるトナー
の量は、通常、感光体ドラム15の寿命より早くクリー
ニング容器14を満たすことはなく、従って、クリーニ
ング容器14は感光体ドラム15の寿命交換時に同時に
一体で交換処理される。クリーニング容器14の構成
は、後で詳細に説明する。
【0040】[給紙部]給紙部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
給紙カセット1、給紙ローラ3、給送ローラ4、重送防
止のリタードローラ5、給紙ガイド6、及びレジストロ
ーラ8から主に構成される。
【0041】画像形成時には給紙ローラ3が、画像形成
動作に応じて回転し、給紙カセット1内の転写材2を1
枚ずつ分離給送すると共に、給紙ガイド6によってガイ
ドし、搬送ローラ7を経由してレジストローラ8に至
る。
【0042】画像形成動作中にレジストローラ8は、転
写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を中
間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシー
ケンスで行ない、次工程である転写工程時の画像と転写
材2との位置合わせを行なう。
【0043】[転写部]転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ10からなっており、転写ローラ10は、金属軸を中
抵抗発泡弾性体で巻いてあり、図中上下に移動可能で且
つ駆動を有する。
【0044】中間転写体9上に4色のトナー像を形成し
ている間、即ち中間転写体9が複数回回転する間は、そ
の画像を乱さぬように、転写ローラ10は図中実線で示
す下方に位置し中間転写体9とは離れている。
【0045】中間転写体9上に4色のトナー像を形成し
終わった後、転写ローラ10は、転写材2にカラー画像
を転写するタイミングに合わせて、図示しないカム部材
により図中細線で示す上方位置にあって転写材2を介し
て中間転写体9に所定の圧で押付けられる。この時同時
に転写ローラ10にはバイアスが印加され、中間転写体
9上のトナー画像が転写材2に転写される。
【0046】中間転写体9と転写ローラ10とは、夫々
駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材2は
転写工程が行なわれると同時に、図中左方向に所定の速
度で搬送され、次工程を行なう定着部25に向けて送ら
れる。
【0047】[定着部]定着部25は、現像手段20、
21により形成されたトナー画像を中間転写体9を介し
て転写材2上に形成したトナー画像を定着させるもので
あり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるための
定着ローラ26と転写材2を定着ローラ26に圧接する
ための加圧ローラ27とからなり、発熱源でもある。即
ち、各ローラ26、27は中空ローラで、その内部に夫
々ヒーター28、29を有し、回転駆動され同時に転写
材2を搬送するよう構成されている。
【0048】トナー像を保持した転写材2は、定着ロー
ラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、熱
及び圧力を加えられることによりトナーが転写材2に定
着される。
【0049】[画像形成動作]次に上記のように構成さ
れた装置の画像形成動作について説明する。
【0050】先ず、給紙ローラ3を回転して給紙カセッ
ト1内の転写材2を一枚分離し、レジストローラ8へと
搬送する。一方、感光体ドラム15及び中間転写体9は
各々外周速度、即ちプロセス速度で図示矢印方向へ回転
する。帯電手段17によって表面を均一に帯電された感
光体ドラム15はレーザー露光を受け画像形成を行な
う。
【0051】1:イエロー画像の形成 スキャナー部30によりイエロー画像のレーザー照射を
行ない、感光体ドラム15上にイエロー潜像を形成す
る。この潜像形成と同時にイエロー現像器20Yを駆動
し感光体ドラム15の帯電極性と同極性で略同電位の電
圧を印加してイエロー現像を行なう。同時に現像部の少
し下流の第1転写位置T1で感光体ドラム15上のイエ
ロートナーと逆特性の電圧を印加して一次転写を行な
う。
【0052】イエロートナーの中間転写体9への転写が
終了すると、現像ロータリー23が図中時計方向に回転
し、次のマゼンタ現像器20Mが回転移動し、感光体ド
ラム15に対向した位置に位置決めさせる。
【0053】2:マゼンタ画像の形成 次いで、同様にスキャナー部30によりマゼンタ画像の
レーザー照射がスタートされイエローと同様にして感光
体ドラム15上の潜像にマゼンタトナー像が現像され、
感光体ドラム15上のマゼンタトナー像を第1転写位置
T1で同様に中間転写体9上に転写する。マゼンタトナ
ーの中間転写体9への転写が終了すると、現像ロータリ
ー23が時計方向に回転し次のシアン現像器20Cが回
転移動し、感光体ドラム15に対向した位置に位置決め
させる。
【0054】3:シアン画像の形成 次いで、同様にスキャナー部30によりシアン画像のレ
ーザー照射がスタートされマゼンタと同様にして感光体
ドラム15上の潜像にシアントナー像が現像され、感光
体ドラム15上のシアントナー像を第1転写位置T1で
中間転写体9上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重
ねて転写する。シアントナーの中間転写体9への転写が
終了すると、現像ロータリー23が図中時計方向に60
度回転し感光体ドラム15に対向した位置にはカラー現
像器20は存在しない。
【0055】4:ブラック画像の形成 次いで、同様にスキャナー部30によりブラック画像の
レーザー照射がスタートされ、次いでブラック現像器2
1bによりブラックトナーが現像され、感光体ドラム1
5上のブラックトナー像を第1転写位置T1で中間転写
体9上に更に重ねて転写する。
【0056】以上イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの順で潜像形成及び現像及び中間転写体9へのトナー
転写を重ねて4回順次行ない、中間転写体9の表面にイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種のトナーか
らなるフルカラーの画像を形成する。
【0057】ブラックトナーの中間転写体9への転写が
終了する前に、即ち4回目ブラックトナーの第1転写を
終えフルカラー画像を形成した中間転写体9の画像先端
が第2転写部T2へ到達する前に、先述のレジストロー
ラ8で待機させておいた転写材2をタイミングを合わせ
て搬送スタートする。上記4回の中間転写体9上への各
色画像形成時には下方に待機し中間転写体9とは非接触
状態であった転写ローラ−10を同時に上方へカム(図
示せず)で移動させ、転写材2を中間転写体9の第2転
写部T2で圧接すると同時に転写ローラ10にトナーと
逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体9上の
フルカラー画像を転写材2に一気に4色同時転写する。
【0058】第2転写部T2を経た転写材2は、中間転
写体9から剥離されて定着部25へ搬送され、トナー定
着を行なった後、排出ローラ対34、35、36を介し
て本体上部の排出トレイ37上へ画像面を下向きにして
排出され、画像形成動作を終了する。
【0059】[クリーニング手段]次に、図2及び図3
を参照して、クリーニング手段のクリーニング容器14
について更に詳しく説明する。
【0060】クリーニング容器14内には容器をクリー
ニング室43とトナー蓄積室44とに2分する仕切り部
材41が設けられている。仕切り部材41近傍には回転
するスクリュー45Aが配置され、スクリュー45によ
ってトナーは感光体ドラム15の長手方向に平行の方向
に移動する。スクリュー45の搬送終端付近の仕切り部
材41に開口部46を有し、この開口部46付近にスク
リュー45の外周を囲うように或る一定の長さの圧力壁
42を有している。
【0061】クリーニング室43は、クリーニングブレ
ード16とクリーニングローラ60とによって感光体ド
ラム15のクリーニングを行なっている。本実施例で
は、クリーニング容器14内にクリーニングローラ60
が感光体ドラム15に当接し感光体ドラム15と摺擦す
るようにカウンター方向に回転している。開口部46の
下方にはスクイシート18を或る角度で感光体ドラム1
5に当接させている。
【0062】感光体ドラム15上のトナーはこの当接し
たスクイシート18をすり抜けクリーニング室43内に
入り込んでくる。トナーはクリーニングローラ60によ
って掻き落とされ、最終的にクリーニングブレード16
により容器内部に掻き落とされる。クリーニング後に堆
積したトナーはクリーニングローラ60によって容器後
方に送り出される。
【0063】尚、本実施例ではクリーニングローラ60
を用いているが、クリーニングブレード16のみでクリ
ーニングを行なっている場合は、クリーニングローラ6
0の代わりに送り羽根や撹拌部材によって後方に送り込
む構成としても良い。
【0064】回転するスクリュー45で構成される現像
剤搬送手段付近まで達すると、トナーは、スクリュー4
5の回転によって感光体ドラム15の長手方向と平行に
運ばれる。スクリュー45の回動範囲に接するような形
状で、尚かつクリーニング容器14を2分する仕切り部
材41の開口部46はスクリュー45の搬送方向の終端
でクリーニングプロセス範囲16aよりも外側に位置し
ており、スクリュー45の外周を囲むように圧力壁42
があるので、送られたトナーは圧力壁42内で粉圧が高
くなり仕切り部材41の開口部46よりトナー蓄積室4
4へ確実に入っていく。尚、螺旋状のスクリュー45
は、本実施例ではモールドで一体に作製されているが、
これに限定されるものではなく、螺旋状であればどのよ
うな形態でも良い。例えば、スプリングコイルなどの金
属でできていても良い。
【0065】クリーニング室43には何時も少量のトナ
ーは存在するが、クリーニング部に過度の粉圧を掛ける
程ではないので、何時も安定したクリーニングを提供で
きる。
【0066】更に、スクリュー45の搬送手段を圧力壁
42が或る一定の長さだけ囲っているので逆流防止手段
となり、プロセスカートリッジ13を使用中、例えば他
のユニット交換装置や本体13の清掃時に装置本体13
から着脱しても、トナー蓄積室44内に堆積したトナー
がクリーニング室43に逆流しクリーニング部に多量に
かかることはなく、確実なクリーニングを保証できる。
【0067】更に、高寿命な感光体ドラム15即ち電子
写真感光体ドラムに対応して増加する感光体ドラムから
除去したトナー、所謂廃トナーも確実に貯留することが
でき、更にプリント枚数が極端に高い高寿命の感光体ド
ラム15の使用期間が終わり、取外すときも、トナーは
クリーニング容器14内に蓄えられているので、手で汚
すことなく、ユーザが容易に交換できる。
【0068】本実施例では、トナー蓄積室44内のトナ
ー搬送手段にスクリュー48を用い、搬送方向がクリー
ニング室43のスクリュー45の搬送方向とは長手方向
の逆方向になっている。クリーニング室43より送られ
たトナーは前述の搬送手段により、順次トナー蓄積室4
4に送り込まれ堆積する。トナー蓄積室内44にスクリ
ュー48を配置し、堆積したトナーがスクリュー48に
達すると、搬送力が生じ、スクリュー48の回転軸方向
へトナーをトナー蓄積室44全体に送り込む。この結
果、高寿命の感光体ドラム15に対して生じるトナーを
十分トナー蓄積室44内に収納できる。
【0069】更に、図5に示すように、トナー蓄積室4
4内の螺旋形状を任意の位置でメイン搬送方向とは逆向
きの搬送力を生じるように一定長さの螺旋形状部52を
一箇所以上複数設けることもできる。このような構成に
すると、逆螺旋形状部52ではメイン搬送方向とは逆向
きにトナーを押し戻そうとする搬送力が生じる。この結
果、逆螺旋形状部52開始位置を中心に送られてきたト
ナーは軸方向から半径方向へ膨らみ始める。半径方向に
膨らんでいくトナーが逆螺旋部形状よりも大きくなる
と、順方向螺旋形状にトナーが掛かり再びクリーニング
容器14の長手順搬送方向へトナーを送り始める。又、
次の逆螺旋形状部52開始位置にトナーが達すると、同
様にその点を中心にトナー溜りが発生する。このように
して逆螺旋形状部52を設けることでより効率的にトナ
ー蓄積室44内にトナーを蓄積することができる。
【0070】加えて、トナー蓄積室44内部にはスクリ
ュー48の回転軸に直交するように複数のトナー室仕切
りリブ53を設け、トナー容器14を細かく小室に分割
することができる。トナー仕切りリブ53は容器14下
面より突出していても良いし、又、クリーニング室43
とトナー蓄積室44に分割している容器仕切り部材41
と一体に構成しても良い。更に、クリーニング容器14
上面の容器蓋50と一体で構成しても良い。
【0071】このように、トナー蓄積室44をトナー室
仕切りリブ53で区切ることでトナーは確実にスクリュ
ー48の上流より貯留される。そのため各小室において
十分に効率的にトナーを貯留した後に、下流側の小室に
蓄積し始めるので、全体の容器容量に対し効率的にトナ
ーを蓄積することができる。更に、仮にユーザがプロセ
スカートリッジBを装置本体13から着脱してもそれぞ
れのトナー室仕切りリブ53により逆流防止効果がより
一層高められ、その結果、高寿命感光体ドラム15を有
するプロセスカートリッジBが安定して提供できる。
【0072】更に、本実施例では、トナー室仕切りリブ
53によって区切られた小室の内、最下流の小室44E
にトナー満タン検知手段が配置されている。このトナー
満タン検知手段は光学的に満タン検知を行なうものであ
り、トナー蓄積容器の上面と後方側面に対向する光透過
窓54、55を配置している。プロセスカートリッジB
外部の発光部58Aと受光部58Bによりこの小室に光
を透過させトナーの有無を検知する。本実施例にて、前
述のトナー搬送手段を用いることで、この小室44Eに
は最終的にトナーが搬入されてくる。
【0073】満タン検知窓部58A、58Bに蓄積した
トナーが到達すると外部からの光はトナーによって遮断
され、受光部では光が検知されずに満タン状態と判断さ
れる。装置本体13にこの情報は伝えられ、オペレーシ
ョンパネル又はコンピュータ上に直接表示され、ユーザ
ーにトナー容器満タンを伝える。この時点ではまだクリ
ーニング室43内はトナーで完全には満たされていない
のでクリーニング不良を起こすことはない。
【0074】このように最下流部に満タン検知手段を設
置することで、感光体ドラム15の寿命に拘らず、トナ
ーでクリーニング容器14内が一杯になりクリーニング
不良を発生し、装置本体13にトナーが漏れ、装置本体
13を故障に導くのを防ぐことができる。
【0075】満タン検知手段に関し、本実施例では、満
検光透過窓54、55は回転する清掃羽根56によって
清掃される。この清掃羽根56の回転方向は先に容器透
過上面の満検光透過窓54から清掃し、その後側面満検
光透過窓55を拭く容器回転方向cのようになってい
る。更に、清掃羽根56によって掻き払われたトナーが
流れ込まないように満検光透過窓の両側に逆流防止用の
満検リブ57が配置され、満検光透過窓位置にトナーが
堆積して満検光透過窓に達しても初めは清掃羽根56に
よって光を透過することができる。
【0076】以上説明したように、本実施例のクリーニ
ング容器14の構成とクリーニング室43、トナー蓄積
室44内の搬送方法により、高寿命のプロセスカートリ
ッジBの性能を満たす大容量のトナーを蓄積し、万が一
満タンになったときには検知できる安全性の高いプロセ
スカートリッジBを提供することができる。 [トナー満タン検知手段]次に、トナー満タン検知手段
について更に説明する。
【0077】図6に、トナー満タン検知手段の具体的回
路構成の一実施例を示す。本実施例では、発光部には発
光素子としてLEDを、受光部には受光素子としてフォ
トトランジスタを用いる場合を示すが、これに限定され
るものではない。
【0078】図6の回路において、コントロールCPU
の出力ポートからのLEDON信号がHiになるとトラ
ンジスタQ1がターンオンし、抵抗R1により定められ
た電流IF がLEDに流れ、発光状態となる。この光が
フォトトランジスタPT1に入射すると、フォトトラン
ジスタPT1とダーリントン接続されたトランジスタQ
2によって増幅された電流IL が流れる。この出力電流
L によりフォトトランジスタの出力信号端子に電圧が
現われる。この出力信号はPTSNS端子を介してコン
トロールCPUのA/D入力ポートに入力される。
【0079】本発明では、トナー容器14内のトナー量
を満タン検知手段にて検知する場合は、上述のように、
満検光透過窓54、55が回転する清掃羽根56によっ
て清掃されるので、満タン検知手段からの検出電圧の変
化が、図7のように現われる。又、この検出電圧の波形
は、トナー容器14内のトナー量により変化する。実験
によって得られた適当な閾値電圧(VTH)を設定し、検
出電圧がこの閾値電圧以上となったとき、トナー容器1
4内のトナー量が満タンになったと判断する。このと
き、測定された検出電圧をA/Dコンバータでデジタル
値に変換し、CPUでの演算により閾値レベル以上かど
うかを判定する。又、このとき上記検出電圧を、アナロ
グ比較回路により閾値判定を行ない、結果をCPUのデ
ジタル入出力ポートに入力することも可能である。
【0080】上述のようにして、トナー容器内のトナー
量が満タンになったと判断された時点において、トナー
容器14内には、幾らかのトナーを更に受け入れる空間
が存在している。従って、本発明によれば、トナー容器
内のトナー量が満タンになったと判断されたとき、直ち
に装置本体の作動を停止することはせず、更に印字可能
な残印字可能枚数を表示するためのカウント数を設定
し、それをカウンタに表示してユーザに報知する。そし
て、ユーザが印字を行なう度にカウンタの数値を減算
し、カウンタ表示が所定値、例えばゼロとなった時点で
本体装置の作動を停止する。又は、トナー満タンを検知
したとき残印字可能枚数を表示する停止カウント数を設
定してユーザに知らせると共に、印字を行なう度にカウ
ンタの数値を加算し、このカウンタ表示が停止カウント
数設定値を越えた時、本体装置の作動を停止することも
できる。更に、本発明を実施例について詳しく説明す
る。
【0081】実施例1 本発明者らの実験、研究によれば、A4サイズの転写材
に標準画像(ドット数4%の画像)をプリント(印字)
した場合には、像担持体から除去したトナー量、所謂廃
トナー量は約0.02g発生することが分かっている。
従って、例えば、トナー容器14内にトナー満タン検知
後更に10gのトナーを収容し得るだけの空き領域が残
存しているとすれば、トナー満タン検知後の残印字可能
枚数は、標準画像(ドット数4%の画像)で500枚で
ある。
【0082】従って、本発明によれば、トナー容器内の
トナー量が満タンになったと判断されたとき、停止カウ
ント数を、例えば上述のように500に設定し、標準画
像(ドット数4%の画像)のプリントが1枚される毎に
カウンタの数値を1だけ加算し、カウンタ数値が500
を越えた時点で本体の作動を停止する。勿論、トナー容
器内のトナー量が満タンになったと判断されたとき、停
止カウント数を、例えば上述のように500に設定し、
標準画像(ドット数4%の画像)のプリントが1枚され
る毎にカウンタの数値を1だけ減算し、カウンタ数値が
所定値、例えばゼロとなった時点で本体の作動を停止す
ることも可能である。
【0083】勿論、ユーザは常に標準画像のプリントを
するとは限らない。例えば、ベタ画像(ドット数100
%の画像)を印字した場合は、標準画像の約25倍の、
所謂廃トナー量が発生する。つまり、もしベタ画像のみ
を印字した場合には、トナー容器14の残存空間は、A
4で20枚のプリントにて満タンとなる。
【0084】従って、カウンタへの加算値(カウントイ
ンクリメント値)は、印字した画像の面積、即ち、ドッ
ト比率に応じて変えるのが好適である。つまり、本実施
例でカウントインクリメント値は、表1に示すように設
定した。尚、画像の面積、即ち、ドット比率は、プリン
トに際しての露光手段のレーザーダイオードの点灯数を
カウントし、コントローラにて演算することにより、求
めることができる。
【0085】
【表1】
【0086】図8を参照して、本実施例を更に説明す
る。トナー検知手段によりトナー容器内のトナー量が満
タンになったと判断されたとき、その旨をユーザに報知
すると共に、停止カウント数を所定の値、例えば500
に設定し、表示する(ステップ1)。
【0087】トナー満タン検知後にプリントを行ない印
字コマンドが実行されると(ステップ2)、ホストコン
トローラにて画像印字の面積比(ドット比率)が演算さ
れる(ステップ3)。この得られた画像印字の面積比に
応じ、上記表1に示すようなカウント値判別テーブルを
参照してカウント数が選択され(ステップ4)、そのカ
ウント数だけカウンタをインクリメントする(ステップ
5)。このカウンタの数値は、カウンタに表示される
(ステップ6)と共に、先に設定された停止カウント数
と比較される(ステップ7)。その結果、このカウンタ
の値が設定値を越えた時点で、トナー満タンをユーザに
報知する(ステップ8)と共に、本体の作動を停止する
(ステップ9)。
【0088】実施例2 実施例1では、画像印字比率に応じてカウントインクリ
メントを変えるものとしたが、印字モードの差により、
即ち、単色画像印字か、多色画像印字かにても発生す
る、所謂廃トナー量は異なる。従って、印字モードの違
いにより、カウンタへのカウントインクリメント値を異
ならせるのが好ましい。本実施例におけるカウントイン
クリメント値は、表2に示すように設定することができ
る。
【0089】
【表2】
【0090】図9を参照して、本実施例を更に説明す
る。トナー検知手段によりトナー容器内のトナー量が満
タンになったと判断されたとき、その旨をユーザに報知
すると共に、停止カウント数を所定の値、例えば500
に設定し、表示する(ステップ1)。
【0091】トナー満タン検知後にプリントを行ない印
字コマンドが実行されると(ステップ2)、印字モード
を判別し(ステップ3)、上記表2に示すようなカウン
ト値判別テーブルを参照して印字モードに応じたカウン
ト数が選択され(ステップ4)、そのカウント数だけカ
ウンタをインクリメントする(ステップ5)。このカウ
ンタ数値は、カウンタに表示される(ステップ6)と共
に、先に設定された停止カウント数と比較される(ステ
ップ7)。その結果、カウンタの数値が設定値を越えた
時点で、トナー満タンをユーザに報知する(ステップ
8)と共に、本体の作動を停止する(ステップ9)。
【0092】実施例3 実施例1では画像印字比率に応じて、実施例2では印字
モードの違いによりカウントインクリメントを変えるも
のとしたが、この両方を採用することもできる。例え
ば、カウントインクリメント値は、表3に示すように設
定することができる。
【0093】
【表3】
【0094】本実施例では、先に説明した実施例1及び
実施例2のシーケンスが採用される。例えば、図9に示
すシーケンスにて、トナー満タン検知後にプリントを行
ない印字コマンドが実行されると、図8に示すように、
ホストコントローラにて画像印字の面積比が演算され
る。更に、印字モードを判別し、上記表3に示すカウン
ト値判別テーブルに従って、カウント数が選択され、そ
のカウント数だけカウンタをインクリメントする。この
カウンタ数値は、カウンタに表示されると共に、先に設
定された停止カウント数と比較される。このカウンタの
数値が設定値を越えた時点で、トナー満タンをユーザに
報知すると共に本体の作動を停止する。
【0095】上記各実施例では、レーザ点灯カウントは
コントローラで行ない、その決定もコントローラで行な
う方法について説明した。しかしながら、本発明によれ
ば、このように、コントローラから画像印字比率情報を
もらってそれに基づいてインクリメント値を決定する方
法のほかに、画像印字比率をエンジンで算出してインク
リメント値を決定することもできる。このようなエンジ
ンがカウントする方法としては、レーザ駆動信号のON
状態をモニターしてそのカウントから印字比率を求める
方法や、FIFOを用意して信号のON状態をカウント
するなどが考えられる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナー満タン検知手段がトナー満タンを検知した後、画
像印字比率及び/又は印字モードに応じて印字可能枚数
を示すカウント値をインクリメントし所定の停止カウン
ト値に達したとき、或は予め設定されたカウント値をデ
クリメンとし所定の値、例えばゼロとなったとき本体の
印字作動を停止するように構成されるので、トナー満タ
ンを検知した後、高精度にて残印字可能枚数を算出する
ことができ、低濃度の画像の場合には多くの印字を行な
うことができ、ユーザにとっては極めて好便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例に係るカラー
レーザープリンタの構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のカラーレーザープリンタに使用するプロ
セスカートリッジの構成を示す縦断面図である。
【図3】図2のプロセスカートリッジを上方より見た断
面図である。
【図4】図2のプロセスカートリッジを上方より見た他
の実施例の断面図である。
【図5】図2のプロセスカートリッジを上方より見た他
の実施例の断面図である。
【図6】トナー満タン検知手段に使用する回路構成の一
実施例を示す回路図である。
【図7】トナー満タン検知手段にて検出される検出電圧
波形の変動を示す図である。
【図8】トナー満タン検知後、装置本体停止に至る作動
シーケンスを示す図である。
【図9】トナー満タン検知後、装置本体停止に至る他の
作動シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
9 中間転写体 13 装置本体(プリンタ本体) 14 クリーニング容器 15 像担持体(感光体ドラム) 17 一次帯電手段 20、21 現像手段 30 スキャナー 54、55 満検光透過窓 56 窓清掃羽根 58A 発光部 58B 受光部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体にトナー像を形成し、このトナ
    ー像を転写材に転写して画像を得、像担持体に残留した
    トナーはクリーニング手段にて除去するようにした画像
    形成装置において、 前記クリーニング手段は、前記像担持体から除去したト
    ナーを収容するクリーニング容器と、このクリーニング
    容器に蓄積されたトナーの量を検知するトナー満タン検
    知手段とを備え、 前記トナー満タン検知手段がトナー満タンを検知した
    後、画像印字比率及び/又は印字モードに応じて残印字
    可能枚数を示すカウント値をインクリメントし所定の停
    止カウント値に達したとき、或は予め設定されたカウン
    ト値をデクリメンとし所定値となったとき本体の印字作
    動を停止するようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 像担持体は電子写真感光体であり、帯電
    された電子写真感光体にレーザビームを照射することに
    より潜像を形成し、この潜像を現像手段にてトナー像と
    するようにし、前記画像印字比率は、レーザビームの点
    灯数をカウントすることにより求められる請求項1の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記印字モードは、単色画像形成モード
    と4色カラー画像形成モードとを有する請求項1又は2
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナー満タン検知手段は、クリーニング
    容器の壁面に対向して配置された一対の検知窓と、この
    窓を清掃する清掃羽根と、クリーニング容器の外側にそ
    れぞれ検知窓を介して対向する発光部及び受光部とを備
    えている請求項1〜3のいずれかの項に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 対向する検知窓の第1の検知窓が容器の
    上面に位置し、第2の検知窓は容器の側面に位置し、前
    記清掃羽根は回転しながら検知窓を清掃する請求項4の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも像担持体とクリーニング手段
    とは一体に形成され、装置本体に対して着脱自在とされ
    たプロセスカートリッジである請求項1〜5のいずれか
    の項に記載の画像形成装置。
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