JP2017040811A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の利用頻度に応じたタイミングで事前報知を行うことが可能となる画像形成装置を提供すること。【解決手段】画像形成装置1は、装置本体1Aに着脱可能であり、画像形成部2から回収された廃トナーを収容する廃トナー回収容器50と、廃トナー回収容器50に収容される前記廃トナーの収容量が予め定められた基準量に達したことを検出する第1センサー部87及び検出処理部201と、前記廃トナーの収容量が前記基準量に達したことが検出された後に、廃トナー回収容器50が満杯状態になったことを判定する判定部202と、第1センサー部87及び検出処理部201による検出時点までの廃トナー回収容器50における前記廃トナーの増加速度に応じた待機時間を算出する第1算出部203と、前記検出時点から前記待機時間が経過した場合に、前記満杯状態の前の状態を示す満杯前状態に関する報知を行う第1報知処理部204とを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、回収された廃トナーを収容する収容容器を備える画像形成装置に関する。
複合機など電子写真方式で画像を記録媒体に形成する画像形成装置は、画像形成に用いられずに回収されたトナー(以下、廃トナーという)を収容する収容容器を備えている。前記収容容器は、装置本体に着脱可能に設けられている。前記収容容器が廃トナーで満杯になった場合、画像形成装置は、前記収容容器をユーザーに交換させるため、前記収容容器が廃トナーで満杯になった旨を報知する。また、画像形成装置は、新品の前記収容容器に交換されるまで、画像形成処理の実行指示を受け付けなかったり前記画像形成処理の実行を中断したりする中断状態となる。
この種の画像形成装置においては、前記収容容器が廃トナーで満杯になる前に、前記収容容器の交換を促すための事前報知を行う場合がある。例えば、満杯状態よりも予め定められた量だけ少ないトナーが前記廃トナー回収容器に収容されたことがセンサーによって検知された場合に、画像形成装置は前記事前報知を行う。或いは、前記廃トナー回収容器に収容されるトナーの重量が予め定められたトナー量に達したことがセンサーによって検知された場合に、画像形成装置は前記事前報知を行う(特許文献1参照)。このような事前報知は、前記廃トナー回収容器が満杯状態となった場合に、速やかに未使用の廃トナー回収容器に交換できるようにユーザーに準備させておくために行われる。すなわち、ユーザーが未使用の廃トナー回収容器を用意していない場合、未使用の廃トナー回収容器を業者に発注する必要がある。そして、未使用の廃トナー回収容器を入手するまでに所定の時間を要することから、その時間をユーザーに付与するために前記事前報知が行われる。そして、画像形成装置は、前記収容容器に前記廃トナーで満杯になるとその旨を報知し、前記中断状態となる。
ところで、従来の前記事前報知は、印刷枚数などの装置の使用状況に関係無く、予め定められたタイミングで報知していた。つまり、満杯前の基準値に達したことがセンサーで検知されてから一定時間経過後に報知していた。
特開2001−22241号公報
画像形成装置の利用頻度に応じて画像形成装置ごとにトナーの消費速度が異なる。そのため、前記事前報知が行われてから満杯状態が検知されるまでの時間が画像形成装置ごとに異なる。それにも拘わらず、前記事前報知が一律に予め定められた収容量で行われると、以下の問題が生じうる。
例えば、利用頻度の高い画像形成装置においては、前記事前報知が行われてから満杯状態が検知されるまでの時間が、利用頻度の低い画像形成装置よりも短い。そのため、業者に発注した未使用の廃トナー回収容器を前記満杯状態が検知されるまでに入手できない場合が生じ得る。この場合、前記中断状態となってから新品の廃トナー回収容器に交換されるまでの時間が長くなり、画像形成装置を利用することができない状態が長期間続く可能性がある。
一方、利用頻度の低い画像形成装置においては、利用頻度の高い画像形成装置よりもトナーの消費量が少ないため、前記事前報知が行われてから満杯状態が検知されるまでの時間が長い。そのため、ユーザーが前記事前報知を受けて発注した未使用の廃トナー回収容器を入手してから満杯状態が検知されるまでの間に比較的長いタイムラグが生じることが考えられる。この場合、ユーザーは、最終報知が行われるまで未使用の廃トナー回収容器を長時間ストックしておかなければならない状態が生じる。
本発明の目的は、画像形成装置の利用頻度に応じたタイミングで事前報知を行うことが可能となる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、画像形成部と、収容容器と、検出部と、判定部と、第1算出部と、第1報知処理部とを備える。前記画像形成部は、画像データに基づいて画像を形成する。前記収容容器は、装置本体に着脱可能であり、前記画像形成部から回収された廃トナーを収容する。前記検出部は、前記収容容器に収容される前記廃トナーの収容量が予め定められた基準量に達したことを検出する。前記判定部は、前記検出部により前記基準量に達したことが検出された後に、前記収容容器が前記廃トナーで満杯となる満杯状態になったことを判定する。前記第1算出部は、前記検出部による検出時点までの前記収容容器における前記廃トナーの増加速度に応じた設定時間を算出する。前記第1報知処理部は、前記検出部による前記検出時点から前記設定時間が経過した場合に、前記収容容器が前記満杯状態の前の状態を示す満杯前状態に関する報知を行う。
本発明によれば、画像形成装置の利用頻度に応じたタイミングで事前報知を行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、図1の画像形成装置の内部構成を示す図である。 図3は、図1の画像形成装置が備える画像形成部の構成を示す図である。 図4は、クリーニング装置によって感光体ドラム及び中間転写ベルトから除去された廃トナーが廃トナー回収容器に流入するまでのトナー流路を説明する図である。 図5は、本発明の実施形態に係る廃トナー回収容器の構成を示す図である。 図6は、図5の廃トナー回収容器の内部構造を示す図である。 図7は、図5及び図6における切断面VII−VIIの断面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る廃トナー回収容器内で廃トナーが貯留される状態を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図10は、制御部によって実行される満杯報知処理を示すフローチャートである。 図11は、制御部によって実行される満杯報知処理を示すフローチャートである。 図12は、制御部によって実行される満杯報知処理を示すフローチャートである。 図13は、制御部によって実行される満杯報知処理を示すフローチャートである。 図14は、本発明の変形形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す外観斜視図である。以下、画像形成装置1の通常の使用状態を基準として図1で定義された上下方向D1、前後方向D2、及び左右方向D3を用いて本実施形態を説明する。
図1に示される画像形成装置1は、プリンターである。画像形成装置1は、入力された画像をトナーなどの印刷材料を用いて印刷シートに画像を印刷する。なお、画像形成装置1はプリンターに限られず、ファクシミリ、複写機、或いはこれらの機能を有する複合機などであってもよい。
画像形成装置1は、いわゆるタンデム方式のカラープリンターである。図1に示されるように、画像形成装置1は、外枠のカバー及び内部フレームを含む装置本体1Aを有する。また、図2に示されるように、画像形成装置1は、画像形成部2と、制御部200と、排紙部9と、廃トナー回収容器50と、を有する。画像形成部2は、複数の画像形成ユニット3(3A〜3D)と、中間転写ユニット4と、二次転写装置5と、定着装置6と、露光装置7と、給紙部8と、ベルトクリーニング装置16と、を有する。
複数の画像形成ユニット3(3A〜3D)は、画像データに基づいて画像を形成するものであり、前後方向D2に並設されている。複数の画像形成ユニット3は、互いに色の異なるトナー像を形成する。図2において、最も後ろ側に位置する画像形成ユニット3Aはブラック色のトナーでトナー像を形成する。後ろから2番目の画像形成ユニット3Bはイエロー色のトナーでトナー像を形成する。後ろから3番目の画像形成ユニット3Cはシアン色のトナーでトナー像を形成する。そして、最も前側に位置する画像形成ユニット3Dはマゼンタ色のトナーでトナー像を形成する。画像形成ユニット3のそれぞれは、感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置13、一次転写装置14、ドラムクリーニング装置15を備えている。したがって、画像形成装置1は、複数の感光体ドラム11、現像装置13、ドラムクリーニング装置15などを備えている。
中間転写ユニット4は、中間転写ベルト4Aと、駆動ローラー4Bと、従動ローラー4Cとを有する。中間転写ベルト4Aは、複数色のトナー像(本実施形態では4色)からなるトナー像を担持する。中間転写ベルト4Aは、駆動ローラー4B及び従動ローラー4Cによって回転駆動可能に支持されることにより、その表面が各感光体ドラム11の表面に接しながら移動(走行)可能となる。中間転写ベルト4Aが回転駆動されると、その表面が感光体ドラム11と一次転写装置14との間を通過する。その際に、複数の感光体ドラム11に担持された各色のトナー像が重ね合わさるように順に中間転写ベルト4Aに転写される。
二次転写装置5は、中間転写ベルト4Aに転写されたトナー像を給紙部8から搬送されてきた印刷シートに転写する。トナー像が転写された印刷シートは、定着装置6に搬送される。定着装置6は、加熱ローラー6Aと加圧ローラー6Bとを有する。定着装置6は、トナー像が転写された印刷シートに対して熱と圧力を加えながら搬送する。これにより、トナー像が溶融して印刷シートに定着される。トナー像が定着された印刷シートは、更に下流側へ搬送されて、中間転写ユニット4の上方に配置されたトレイ状の排紙部9に排出されて保持される。
ベルトクリーニング装置16は、中間転写ユニット4の前方側に配置されている。ベルトクリーニング装置16は、クリーニング部材であるクリーニングローラー24、スクリュー部材25、及びトナーボックス26を備えている。クリーニングローラー24は、従動ローラー4Cと対向するように配置されており、その表面が中間転写ベルト4Aに接触している。クリーニングローラー24は、トナーボックス26内で回転可能に支持されている。クリーニングローラー24の支軸に回転駆動力が入力されることによってクリーニングローラー24が回転する。クリーニングローラー24は、中間転写ベルト4Aの幅とほぼ同じ長さを有している。クリーニングローラー24は、中間転写ベルト4Aに接触した状態で回転されることにより、二次転写装置5による転写後に中間転写ベルト4Aの表面に残留したトナーを取り除く。この取り除かれたトナー(以下「廃トナー」という。)は、重力の作用又はクリーニングローラー24の回転力によってトナーボックス26に取り入れられる。トナーボックス26に取り入れられた廃トナーは、スクリュー部材25により搬送される。トナーボックス26の底面の右端部側に排出口27(図4参照)が形成されている。スクリュー部材25は、円柱状の軸部材の周囲に螺旋状の羽根を有している。スクリュー部材25が回転されることにより、前記羽根の作用を受けて、前記廃トナーがトナーボックス26内を排出口27へ向けて搬送される。その後、排出口27から外部へ廃トナーが排出される。つまり、中間転写ベルト4Aの表面に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置16によって取り除かれて廃トナーとして中間転写ベルト4Aから排出される。
図3は、画像形成ユニット3における感光体ドラム11、現像装置13、及びドラムクリーニング装置15を模式的に示す断面図である。複数の画像形成ユニット3それぞれは、使用されるトナーの色が異なる点を除き、同じ構成である。
感光体ドラム11は、表面に感光層が形成された筒状の回転体である。感光体ドラム11は、装置本体1Aの内部に回転可能に支持されており、回転駆動力が入力されることにより所定方向に回転する。感光体ドラム11の表面には、対応する色のトナー像が担持される。具体的には、帯電装置12によって感光体ドラム11の表面が所定の電位に帯電された状態で、露光装置7が感光体ドラム11の表面を露光すると、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像が後述の現像装置13によって現像されることにより、トナー像が感光体ドラム11の表面に担持される。感光体ドラム11上のトナー像は、一次転写装置14によって中間転写ベルト4Aに転写される。
現像装置13は、現像剤により感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像を顕像化する。現像装置13は、現像ケース37、マグネットローラー38を有する。現像ケース37内にトナーを含む現像剤が収容されている。マグネットローラー38は、現像に用いられるものであり、現像ケース37内に回転可能に支持されている。現像ケース37にはスクリュー部材33が設けられており、スクリュー部材33が回転されることにより、現像剤が撹拌されて、トナーが所定の電荷に帯電される。また、マグネットローラー38によって、前記帯電されたトナーが感光体ドラム11との対向位置に搬送されて、その対向位置から感光体ドラム11の表面の静電潜像にトナーが飛翔される。これにより、感光体ドラム11上の前記静電潜像が現像される。現像ケース37にはトナー供給口40が設けられており、このトナー供給口40を介してトナーコンテナ(不図示)からトナーが現像ケース37に補給される。
図4に示されるように、現像装置13の現像ケース37は、仕切り壁35を有する。仕切り壁35は、現像ケース37の長手方向(左右方向D3に一致する方向)に沿って現像ケース37の底面に立設されている。仕切り壁35によって現像ケース37の内部空間が2つの空間に分割されている。2つの空間それぞれは、前記長手方向の両端部にある連通部31,32で連通する。また、2つの空間それぞれに現像剤を撹拌しつつ搬送するスクリュー部材33(図3参照)が設けられている。スクリュー部材33の回転により、現像ケース37内の現像剤が各空間同士を循環経路30(図4の二点鎖線参照)に沿って循環して搬送される。
ドラムクリーニング装置15は、感光体ドラム11の後方側に配置されている。ドラムクリーニング装置15は、感光体ドラム11ごとに設けられている。ドラムクリーニング装置15は、クリーニング部材であるクリーニングブレード41、クリーニングローラー42、スクリュー部材43、及びトナーボックス44を備えている。クリーニングブレード41及びクリーニングローラー42は、感光体ドラム11とほぼ同じ長さを有する。クリーニングブレード41の先端は感光体ドラム11の表面に接触して又は近接して配置されている。クリーニングローラー42は、トナーボックス44内で回転可能に支持されている。クリーニングローラー42の支軸に回転駆動力が入力されることによってクリーニングローラー42が回転する。クリーニングブレード41は、感光体ドラム11が回転されると、一次転写装置14による転写後に感光体ドラム11の表面に残留したトナーを取り除く。この取り除かれたトナー(以下「廃トナー」という。)は、重力の作用又はクリーニングローラー42の回転力によってトナーボックス44に取り入れられる。トナーボックス44に取り入れられた廃トナーは、スクリュー部材43によって図4中の矢印47に示す排出方向へ搬送される。トナーボックス44の右端部の側壁に排出口45(図4参照)が形成されている。スクリュー部材43は、円柱状の軸部材の周囲に螺旋状の羽根を有している。スクリュー部材43が回転されることにより、前記羽根の作用を受けて、前記廃トナーはトナーボックス44内を排出口45へ向けて搬送される。その後、排出口45から外部へ廃トナーが排出される。つまり、感光体ドラム11の表面に残留したトナーは、ドラムクリーニング装置15によって取り除かれて廃トナーとして感光体ドラム11から排出される。
感光体ドラム11及びドラムクリーニング装置15は、ドラムユニット17(図4参照)としてユニット化されている。ドラムクリーニング装置15が備える排出口45は、ドラムユニット17の筐体(不図示)から外部へ突出しており、後述の廃トナー回収容器50の受入口65(65A〜65D)に連結されている。
図4は、ドラムクリーニング装置15によって感光体ドラム11から除去された廃トナー、及びベルトクリーニング装置16によって中間転写ベルト4Aから除去された廃トナーが廃トナー回収容器50に排出されるまでの排出流路の説明図である。
図4に示されるように、ドラムクリーニング装置15で除去された廃トナーは、スクリュー部材43によって画像形成装置1の左右方向D3の右側へ向かう排出方向(矢印47参照)へ搬送される。トナーボックス44の右端部に搬送されてきた前記廃トナーは、排出口45から廃トナー回収容器50の受入口65(65A〜65D)を経て後述の容器本体52の内部に排出される。
また、ベルトクリーニング装置16によって中間転写ベルト4Aから除去された廃トナーは、スクリュー部材25によって画像形成装置1の左右方向D3の右側へ向かう排出方向(矢印48参照)へ搬送される。トナーボックス26の右端部側に搬送されてきた前記廃トナーは、トナーボックス26の底面にある排出口27から廃トナー回収容器50の受入口65(65E)を経て後述の容器本体52の内部に排出される。
廃トナー回収容器50は、装置本体1A内の予め定められた収納位置に着脱可能に設けられている。廃トナー回収容器50は、本発明の収容容器の一例である。図2に示されるように、廃トナー回収容器50は、中間転写ベルト4Aの下方に配置されている。また、図4に示されるように、廃トナー回収容器50は、ドラムクリーニング装置15及びベルトクリーニング装置16の右端部よりも更に右側に配置されている。
図5乃至図7に示されるように、廃トナー回収容器50は、容器本体52と、上段搬送スクリュー61と、下段搬送スクリュー62と、を備えている。ここで、図5は、廃トナー回収容器50を右側から見た斜視図である。図6は、廃トナー回収容器50を右側から見た側面図である。図7は、廃トナー回収容器50の断面図である。なお、説明の便宜上、図5では、容器本体52を構成するカバー部52Bの図示が省略されている。
容器本体52は、本体ケース52Aと、カバー部52B(図7参照)と、により構成されている。容器本体52は、前後方向D2に長い形状に形成されている。本体ケース52Aは、容器本体52において左側(画像形成ユニット3側)の部分を構成しており、カバー部52Bは、容器本体52において右側の部分を構成している。
容器本体52の内部に、ドラムクリーニング装置15及びベルトクリーニング装置16から排出された廃トナーが収容される。具体的には、図5に示されるように、本体ケース52Aの左側面に5つの受入口65(65A〜65E)が設けられており、各受入口65から廃トナーが流入される。
図5に示されるように、本体ケース52Aの左側面に同じ形状の4つの受入口65(65A〜65D)が設けられている。各受入口65A〜65Dは、前後方向D2に関して均等間隔を隔てて設けられており、概ね同じ高さ位置に配置されている。受入口65Aは、最も後方側に位置している。この受入口65Aは、ブラック色のトナー像を形成する画像形成ユニット3Aに対応する位置に設けられており、画像形成ユニット3Aのドラムクリーニング装置15の排出口45に連結されている。つまり、画像形成ユニット3Aのドラムクリーニング装置15によって感光体ドラム11から除去されて排出されたブラック色の廃トナーは、受入口65Aから容器本体52に流入する。同様に、受入口65Bは、イエロー色のトナー像を形成する画像形成ユニット3Bに対応する位置に設けられている。受入口65Cは、シアン色のトナー像を形成する画像形成ユニット3Cに対応する位置に設けられている。受入口65Dは、マゼンタ色のトナー像を形成する画像形成ユニット3Dに対応する位置に設けられている。受入口65A〜65Dは、本体ケース52Aの左側面から左方向へ突出する筒部66の先端に形成されている。筒部66は、受入口65A〜65Dに入った廃トナーを容器本体52の内部に案内する搬送路の役割を担っている。
また、本体ケース52Aの左側面の最も前方側に受入口65Eが設けられている。本体ケース52Aの左側面の最も前方側には、左側面から左側へ突出したガイド部67が設けられている。ガイド部67は、その上面67Aが水平な平坦面に形成されており、その上面67Aの突出側の端部に受入口65Eが形成されている。受入口65Eは上向きに開放された開口である。ガイド部67の内部は空洞となっており、受入口65Eから容器本体52の内部まで連通している。ガイド部67の底側には、受入口65Eから容器本体52の内部へ向けて斜め下方に傾斜する傾斜面67Bとなっている。受入口65Eは、ベルトクリーニング装置16に対応する位置に形成されており、具体的には、トナーボックス26の排出口27に連結可能な位置に形成されている。排出口27と受入口65Eとは、直接或いは図示しない搬送ガイド部材などによって間接的に連結されている。このため、排出口27から排出される廃トナーは、受入口65Eに流入可能となる。したがって、ベルトクリーニング装置16によって中間転写ベルト4Aから除去されて排出された廃トナーは、受入口65Aからガイド部67の内部を通って、傾斜面67Bに沿って滑るようにして下降移動して容器本体52に流入する。
ところで、画像形成装置1において、一次転写装置14及び二次転写装置5によるトナー像の転写率は、概ね同じである。このため、転写後に感光体ドラム11に残留するトナーの残留量と、転写後に中間転写ベルト4Aに残留するトナーの残留量とを比べると、複数色のトナー像が重ね合わされる中間転写ベルト4Aにおける残留量の方が多い。例えば、各色のトナーの使用量が同じであると仮定した場合、前記転写率が90%とすると、各感光体ドラム11それぞれから排出される廃トナーの量に対して中間転写ベルト4Aから排出される廃トナーの量は3.6倍となる。つまり、5つの受入口65(65A〜65E)のうち、廃トナーの流入量が最も多いのは最も前方側に配置された受入口65Eである。換言すると、複数の感光体ドラム11及び中間転写ベルト4Aのうち、廃トナーの排出量が最も多い像担持体は、中間転写ベルト4Aである。このため、5つの受入口65から廃トナーが流入された場合、流入量に偏りがあるため、容器本体52の内部において、廃トナーの嵩が容器本体52の長手方向において均一にならない。つまり、受入口65Eから廃トナーが流入した部分だけが他の部分にくらべて嵩が高くなる。この場合、容器本体52の他の部分に空きスペースがあったとしても、受入口65Eが廃トナーで塞がってしまい、受入口65Eから廃トナーが流入できなくなる。そこで、本実施形態では、流入量の偏りによる不具合を解消するために、容器本体52に上段搬送スクリュー61が設けられ、更にその下方に下段搬送スクリュー62が設けられている。
上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62は、容器本体52の内部に回転可能に設けられている。
上段搬送スクリュー61は、容器本体52において上下方向D1の中間付近に回転可能に設けられている。上段搬送スクリュー61は、長手方向の両端部に位置する側壁54,55を貫通して、側壁54,55に架け渡された状態で軸受101,102により回転可能に支持されている。上段搬送スクリュー61は、駆動モーター(不図示)によって後述する駆動伝達機構110を介して回転駆動される。上段搬送スクリュー61は、回転されることにより容器本体52内の廃トナーを回転軸線方向へ搬送する。
本実施形態では、上段搬送スクリュー61は、後側搬送部61Aと、前側搬送部61Bとを有する。上段搬送スクリュー61において、後側搬送部61A及び前側搬送部61Bは同軸上に配置されている。つまり、後側搬送部61Aは、上段搬送スクリュー61の後方側に位置している。後側搬送部61Aは、回転されることによって前記廃トナーを回転軸線方向の前方側へ搬送する。また、前側搬送部61Bは上段搬送スクリュー61の前方側、つまり、後側搬送部61Aの回転軸線方向において前方側に隣接して設けられている。前側搬送部61Bは、回転されることによって前記廃トナーを回転軸線方向の後方側へ搬送する。廃トナーの搬送は、上段搬送スクリュー61に形成された螺旋形状の羽根によって実現される。本実施形態では、後側搬送部61Aの羽根と、前側搬送部61Bの羽根とが互いに異なる角度に形成されている。これにより、上段搬送スクリュー61が回転されると、後側搬送部61A及び前側搬送部61Bそれぞれは、廃トナーを互いに異なる方向(反対方向)へ搬送する。
なお、本実施形態では、上段搬送スクリュー61が後側搬送部61Aと前側搬送部61Bとを有する構成について説明するが、上段搬送スクリュー61は、前側搬送部61Bを有しない構成のもの、つまり、後側搬送部61Aのみからなるものであってもよい。
下段搬送スクリュー62は、容器本体52において上下方向D1の下方側に回転可能に設けられている。具体的には、下段搬送スクリュー62は、上段搬送スクリュー61よりも下側で、上段搬送スクリュー61と平行に設けられている。下段搬送スクリュー62は、長手方向の両端部に位置する側壁54,55を貫通して、側壁54,55に架け渡された状態で軸受103,104により回転可能に支持されている。下段搬送スクリュー62は、駆動モーター(不図示)によって後述する駆動伝達機構110を介して回転駆動される。下段搬送スクリュー62は、回転されることにより容器本体52内の底側の廃トナーを回転軸線方向の後方側へ搬送する。この下段搬送スクリュー62は、受入口65Eから流入した廃トナーを受入口65Eから遠ざけるように後方へ搬送するように回転される。
ところで、容器本体52に収容された廃トナーは、その重みの影響を受けて、下層の廃トナーよりも上層の廃トナーの方がトナー密度が低い。そのため、上段搬送スクリュー61と下段搬送スクリュー62とを同じ搬送力とした場合、実際に搬送される廃トナーの搬送量に偏りが生じる。詳細には、下段搬送スクリュー62による廃トナーの搬送量の方が多い。したがって、本実施形態では、上段搬送スクリュー61による廃トナーの搬送力は、下段搬送スクリュー62による廃トナーの搬送力よりも大きく設定されている。具体的には、上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62が備える羽根の大きさを異ならせたり、羽根の傾斜角を異ならせたりすることにより、搬送力を異ならせることができる。また、上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62それぞれの回転速度を異ならせるようにしてもよい。これにより、上段搬送スクリュー61と下段搬送スクリュー62とによる廃トナーの実際の搬送量の偏りが軽減する。なお、搬送力は、単位時間当たりに廃トナーが移動する量(搬送量)で表すこともできる。
側壁54には、駆動伝達機構110が設けられている。駆動伝達機構110は、ギヤ111と、ギヤ112とを有する。ギヤ111は、側壁54を外側に貫通した上段搬送スクリュー61の回転軸63の端部に連結されており、上段搬送スクリュー61と同軸上に設けられている。ギヤ112は、側壁54を外側に貫通した下段搬送スクリュー62の回転軸64の端部に連結されており、下段搬送スクリュー62と同軸上に設けられている。そして、これらのギヤ111とギヤ112とは、互いに噛合されている。ギヤ111は、前記駆動モーターにアイドルギヤを介して駆動伝達可能に連結されている。前記駆動モーターの回転駆動力が駆動伝達機構110に伝達されると、ギヤ111が矢印71の方向に回転されて、上段搬送スクリュー61も同方向に回転される。これにより、後側搬送部61Aは廃トナーを前方側へ搬送し、前側搬送部61Bは廃トナーを後方側へ搬送することができる。一方、ギヤ112は、ギヤ111とは反対の方向(矢印72で示す方向)に回転されて、下段搬送スクリュー62も同方向に回転される。これにより、下段搬送スクリュー62は廃トナーを後方側へ搬送することができる。
このように、廃トナー回収容器50に上段搬送スクリュー61と下段搬送スクリュー62とが上下に隔てた位置に設けられているため、容器本体52の底側では下段搬送スクリュー62によって廃トナーが後方へ搬送され、容器本体52の上層では上段搬送スクリュー61によって廃トナーが前方へ搬送される。これにより、図8(A)に破線で示されるように容器本体52に収容される廃トナーの収容量が少ない状態であっても、下段搬送スクリュー62の搬送によって、容器本体52内で溜められる廃トナーの嵩が前後方向D2にわたって平らにされる。また、徐々に廃トナーの流入が増加して、廃トナーの収容量が増加した場合でも、図8(B)に破線で示されるように、上段搬送スクリュー61と下段搬送スクリュー62の双方向の搬送によって、廃トナーの嵩が平らにされる。つまり、廃トナーの嵩が均一高さにされる。その結果、容器本体52内に無駄なスペースが無くなり、容器本体52内の空間に効率よく廃トナーを充填することができる。
特に、容器本体52の底部において、下段搬送スクリュー62が常に廃トナーを後方へ搬送するため、受入口65Eから多くの廃トナーが流入した場合でも、廃トナーを容器本体52全体において均一となるように搬送される。
ところで、廃トナー回収容器50において、廃トナーの収容量が満杯になった場合に、廃トナー回収容器50は交換される必要がある。このため、本実施形態では、容器本体52の内部に、廃トナーの収容量が満杯になったことを検知する検知機構80が設けられている。検知機構80は、図6に示されるように、隔壁部81と、第1センサー部87とを有する。第1センサー部87は、本発明のセンサーの一例である。
隔壁部81は、容器本体52の内部における廃トナー収容空間とは隔てられた内部空間82を形成するものであり、容器本体52の内部に設けられている。詳細には、隔壁部81は、容器本体52の底面から上方へ延出された矩形状に形成されている。図7に示されるように、隔壁部81の上端は開放された開口部83である。開口部83における右側の端部には、切り欠き84が形成されている。この切り欠き84は、容器本体52の内部に廃トナーが収容される過程で、一定の収容量を超えた場合に、廃トナーが隔壁部81の内部の内部空間82に流入する入口である。本実施形態では、隔壁部81の上端の位置は、容器本体52において廃トナーが収容可能な限界高さに対応する位置に設定されている。より詳細には、切り欠き84は、隔壁部81において前記限界高さと一致する位置に形成されている。前記限界高さは、容器本体52が満杯と評価されるときの廃トナーの嵩の高さ位置である。この限界高さは、容器本体52の収容容積や受入口65の高さ位置などの要因によって定められる。
隔壁部81は、図7に示されるように、容器本体52の左側であって、上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62よりも左側に配置されている。具体的には、隔壁部81は、前記長手方向に延設された容器本体52の左側面に隣接して設けられている。隔壁部81は、容器本体52の左側面を構成する側壁との間で内部空間82を形成している。
第1センサー部87は、隔壁部81に設けられている。第1センサー部87は、容器本体52における廃トナーの収容空間に満杯状態よりも予め定められたトナー量だけ少ない状態と評価される量の廃トナーが収容された場合に、その状態であることを検知するものである。以下、このトナーの収容状態を満杯前状態という。第1センサー部87は、例えば、発光素子88と受光素子89とによって構成されている。隔壁部81において、内部空間82を挟むようにして一方の側壁に発光素子88が設けられており、他方の側壁に受光素子89が設けられている。このため、容器本体52内に前記満杯前状態のトナー量の廃トナーが収容されて、その廃トナーが切り欠き84から内部空間82に進入すると、その進入した廃トナーが発光素子88から受光素子89に至る光路を遮る。受光素子89は制御部200に接続されており、制御部200は、受光素子89からの信号レベルの変化に基づいて、内部空間82に廃トナーが進入したかどうかを判定する。
このように、廃トナー回収容器50に検知機構80が設けられているため、図8(C)に示されるように、容器本体52内に無駄なスペースを作ることなく、廃トナーの収容量が前記満杯前状態になったことを正確に検知することが可能になる。
本実施形態では、隔壁部81は、容器本体52において、容器本体52の長手方向(上段搬送スクリュー61における回転軸線方向に一致する方向)の端部よりも中央側に設けられている。具体的には、図6に示されるように、受入口65Dと受入口65Cとの間であって、受入口65D寄りの位置に配置されている。この位置は、容器本体52の長手方向の長さを基準にしたときに、概ね前方端から3分の1を隔てた位置である。上述したように、受入口65Eから流入する廃トナーは、他の受入口65A〜65Dから流入する廃トナーよりも多い。つまり、受入口65それぞれからの流入量に偏りがある。そのため、容器本体52を前後方向D2で分けたときに、各受入口65からの流入量が均等な量となる位置に隔壁部81が設けられている。つまり、隔壁部81を境にして後方に位置する受入口65A〜65Cからの流入量の合計と、前方に位置する受入口65D,65Eからの流入量の合計とが概ね同じであるからである。
このような位置に隔壁部81が設けられている場合、上段搬送スクリュー61の後側搬送部61Aは、受入口65A〜65Cからの廃トナーを隔壁部81へ向けて前方へ搬送する。また、上段搬送スクリュー61の前側搬送部61Bは、受入口65D,65Eからの廃トナーを隔壁部81へ向けて後方へ搬送する。これにより、容器本体52内の廃トナーが平らな状態で収容されることになり、また、廃トナーの収容量が前記満杯前状態になった場合に前記満杯前状態を早期に検知することが可能になる。
図9に示されるように、画像形成装置1は、第2センサー部130と、操作表示部151と、記憶部170と、制御部200とを有する。
第2センサー部130は、廃トナー回収容器50が装置本体1Aの前記収納位置に収納されていることを検知する。第2センサー部130は、装置本体1Aに設けられており、機械的なオンオフスイッチである。すなわち、装置本体1Aには、廃トナー回収容器50を収納する収納スペースが設けられている。第2センサー部130は、移動部材とスイッチとを有する(いずれも不図示)。前記移動部材は、前記収納スペースに進入した進入位置と前記収納スペースから退避した退避位置との間で移動可能である。前記移動部材は、バネなどの付勢部材により前記進入位置に位置するように付勢されている。前記収納スペースに廃トナー回収容器50が収納されると、前記移動部材が前記付勢部材による付勢力に抗して前記退避位置に移動する。前記スイッチは、前記移動部材が前記退避位置に位置するときにオンとなり、前記移動部材が前記退避位置以外の位置に位置するときにオフとなる。第2センサー部130の出力信号は制御部200に出力される。なお、制御部200は、第2センサー部130からの出力信号がオン信号であるか否かに基づいて、廃トナー回収容器50が前記収納スペースに収納されたか否かを判定する。なお、第2センサー部130の構成は、前述のものに限定されず、他の構成も採用可能である。
操作表示部151は、表示部152と操作部153とを有する。表示部152は、例えばカラー液晶ディスプレイなどを有し、操作表示部151を操作するユーザーに対して各種の情報を表示する。操作部153は、表示部152に隣接配置された各種の押しボタンキー(不図示)及び表示部152の表示画面上に配置されるタッチパネルを有する。なお、操作表示部151は、ユーザーから画像読取動作などの各種処理の実行指示の操作がなされると、その操作に対応する操作信号を制御部200に出力する。
記憶部170は、EEPROM(登録商標:Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等の不揮発性メモリー又はハードディスクなどである。
制御部200は、CPU、ROM、及びRAMなどを有するマイクロコンピューターである。制御部200の前記ROMには、制御部200の前記CPUに各種処理を実行させる為の制御プログラムが記憶されており、制御部200は、画像形成装置1を統括的に制御する。
ところで、画像形成装置1の利用頻度に応じて画像形成装置1ごとに廃トナーの増加速度が異なる。そのため、前記事前報知が行われてから満杯状態が検知されるまでの時間が画像形成装置1ごとに異なる。それにも拘わらず、前記事前報知が一律に予め定められた廃トナーの収容量で行われると、以下の問題が生じうる。
例えば、画像形成装置1の利用頻度が高い場合においては、前記事前報知が行われてから満杯状態が検知されるまでの時間が、利用頻度の低い場合よりも短い。そのため、業者に発注した未使用の廃トナー回収容器50を前記満杯状態が検知されるまでに入手できない場合が生じ得る。この場合、前記中断状態となってから新品の廃トナー回収容器50に交換されるまでの時間が長くなり、画像形成装置1を利用することができない状態が長期間続く可能性がある。
一方、画像形成装置1の利用頻度が低い場合においては、利用頻度の高い場合よりもトナーの消費量が少ないため、前記事前報知が行われてから満杯状態が検知されるまでの時間が長い。そのため、ユーザーが前記事前報知を受けて発注した未使用の廃トナー回収容器50を入手してから満杯状態が検知されるまでの間に比較的長いタイムラグが生じることが考えられる。この場合、ユーザーは、廃トナー回収容器50が前記廃トナーで満杯である旨を示す最終報知が行われるまで未使用の廃トナー回収容器50を長時間ストックしておかなければならない状態が生じる。これに対し、本実施形態では、画像形成装置1の利用頻度に応じたタイミングで事前報知を行うことが可能となる。
制御部200は、前記CPUが前記ROMに記憶されている前記処理プログラムを実行することにより、検出処理部201と、判定部202と、第1算出部203と、第1報知処理部204と、第2算出部205と、第2報知処理部206とを有する。
検出処理部201は、第1センサー部87の出力信号に基づいて、廃トナー回収容器50に収容される前記廃トナーの収容量が予め定められた基準量に達した満杯前状態を検出する。予め定められた基準量は、前記満杯状態よりも予め定められたトナー量だけ少ない量である。第1センサー部87及び検出処理部201は、本発明の検出部に対応する。
判定部202は、検出処理部201により前記満杯前状態が検出された後に、廃トナー回収容器50が前記廃トナーで満杯となる満杯状態になったことを判定する。
第1算出部203は、検出処理部201による検出時点までの廃トナー回収容器50における前記廃トナーの増加速度に応じた待機時間を算出する。前記待機時間は、第1報知処理部204が前記検出処理部201により前記満杯前状態が検出されてから前記事前報知を行うまで待機する時間である。前記廃トナーの増加速度は、廃トナー回収容器50に一定時間当たりに収容される前記廃トナーの収容量である。前記待機時間は、本発明の設定時間の一例である。
第1報知処理部204は、検出処理部201による前記検出時点から前記待機時間が経過した場合に、廃トナー回収容器50がもうすぐ満杯状態になることを報知する。未使用の廃トナー回収容器50を用意すべき旨を併せて報知するようにしてもよい。
第2算出部205は、検出処理部201による検出後に廃トナー回収容器50に収容される追加収容量を算出する。前記追加収容量は、検出処理部201による検出後に廃トナー回収容器50に追加的に収容される廃トナーの収容量であり、前記満杯前状態が検出処理部201により検出された時点から形成される画像のドット数に基づいて算出される。具体的に、画像のドット数とトナーの消費量との間、トナーの消費量と廃トナーの量との間には、それぞれ予め定められた関係がある。したがって、画像データのドット数と廃トナーの量との間には一定の関係がある。制御部200は、画像のドット数と廃トナーの量との間の関係を表す関係式を用いて、検出処理部201による検出後に入力される画像のドット数に基づき、この画像を形成した場合に生じる廃トナーの量を追加収容量として算出する。
第2報知処理部206は、判定部202により廃トナー回収容器50が前記満杯状態になったと判定された場合に廃トナー回収容器50が満杯状態になったことを報知する。
記憶部170は、画像形成装置1に画像データが入力された場合に、前記画像データのドット数を累積した累積値を記憶する。具体的に、画像形成装置1に画像データが入力されると、その画像データのドット数が制御部200により検出される。制御部200は、廃トナー回収容器50の直近の交換時から画像形成装置1に入力される画像データのドット数を累積し、その累積値を記憶部170に記憶させる。
次に、図10〜図13を用いて、制御部200によって実行される満杯報知処理の一例について説明する。なお、図10〜図13のフローチャートにおいてステップS1001、S1002、・・・は処理手順(ステップ番号)を表している。また、図10〜図13のフローチャートの処理は、画像形成装置1の電源がオンされた場合に制御部200によって実行される。
<ステップS1001>
図10に示されるように、ステップS1001において、制御部200は、電源がオンされると、満杯フラグがオンの状態であるか否かを判定する。ここで、前記満杯フラグとは、廃トナー回収容器50が満杯状態であるという情報を保持するレジスタである。具体的に、前記満杯フラグがオンであることは、廃トナー回収容器50が満杯状態であることを示し、前記満杯フラグがオフであることは、廃トナー回収容器50が満杯状態ではないことを示す。前記満杯フラグの初期値はオフである。制御部200は、前記満杯フラグがオンの状態であると判定した場合(ステップS1001でYES)、ステップS1101の処理を実行する。一方、制御部200は、前記満杯フラグがオフの状態であると判定した場合(ステップS1001でNO)、ステップS1002の処理を実行する。
<ステップS1002>
ステップS1002において、制御部200は、満杯直前フラグがオンの状態であるか否かを判定する。前記満杯直前フラグは、廃トナー回収容器50が前記満杯前状態であるという情報を保持するレジスタであり、第2報知処理部206によりアクセスされる。具体的に、前記満杯直前フラグがオンであることは、廃トナー回収容器50が前記満杯前状態であることを示し、前記満杯直前フラグがオフであることは、廃トナー回収容器50が前記満杯前状態ではないことを示す。前記満杯直前フラグの初期値はオフである。制御部200は、前記満杯直前フラグがオンの状態であると判定した場合(ステップS1002でYES)、ステップS1201の処理を実行する。一方、制御部200は、前記満杯直前フラグがオフの状態であると判定した場合(ステップS1002でNO)、ステップS1301の処理を実行する。
<ステップS1101>
図11に示されるように、ステップS1101において、制御部200は、前記満杯フラグがオンであることに基づいて、前記最終報知を行う。制御部200は、廃トナー回収容器50が前記廃トナーで満杯である旨をメッセージ表示或いは音声で前記最終報知を行う。前記最終報知は、前記満杯状態に関する報知である。この処理は、第2報知処理部206により実行される。
<ステップS1102>
ステップS1102において、制御部200は、第1センサー部87及び第2センサー部130の出力信号に基づいて、廃トナー回収容器50が交換されたか否かを判定する。すなわち、廃トナー回収容器50が未使用の廃トナー回収容器50に交換された場合、廃トナー回収容器50は、満杯状態でもなく前記満杯前状態でもない状態となる。したがって、第1センサー部87により前記満杯前状態であることを検知されていない状態となる。また、廃トナー回収容器50が装置本体1Aから取り外されることにより、第2センサー部130によりオフ信号が出力され、未使用の廃トナー回収容器50が装置本体1Aに装着されることにより、第2センサー部130によりオン信号が出力される。したがって、廃トナー回収容器50が未使用の廃トナー回収容器50に交換される場合、第2センサー部130から出力される信号が、オン信号、オフ信号、オン信号と変化する。よって、制御部200は、第1センサー部87により前記満杯前状態であることを検知されていない状態であるか否か、及び、第2センサー部130から出力される信号が、オン信号、オフ信号、オン信号と変化したか否かに基づいて、廃トナー回収容器50が未使用の廃トナー回収容器50に交換されたか否かを判定する。制御部200は、第1センサー部87により前記満杯前状態であることを検知されていない状態であり、且つ、第2センサー部130から出力される信号が、オン信号、オフ信号、オン信号と変化した場合に、廃トナー回収容器50が未使用の廃トナー回収容器50に交換されたと判定する。一方、制御部200は、そのような出力信号の変化が無い場合、廃トナー回収容器50が交換されていないと判定する。制御部200は、廃トナー回収容器50が交換されたと判定した場合(ステップS1102でYES)、ステップS1103の処理を実行する。一方、制御部200は、廃トナー回収容器50が交換されていないと判定した場合(ステップS1102でNO)、ステップS1105の処理を実行する。
<ステップS1103>
ステップS1103において、制御部200は、前記満杯フラグをオフする。
<ステップS1104>
ステップS1104において、廃トナー回収容器50が未使用の廃トナー回収容器50に交換されると、不図示のタイマーにより計時を開始する。
<ステップS1105>
ステップS1105において、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたか否かを判定する。制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたと判定した場合(ステップS1105でYES)、前記満杯報知処理を終了する。一方、画像形成装置1の電源がオフされていないと判定した場合(ステップS1105でNO)、再度ステップS1102の処理を実行する。
<ステップS1201>
図12に示されるように、ステップS1201において、制御部200は、前記事前報知を行う。前記事前報知は、前記満杯前状態に関する報知である。この処理は、第1報知処理部204により実行される。
<ステップS1202>
ステップS1202において、制御部200は、画像形成処理の実行指示があったか否かを判定する。制御部200は、画像形成処理の実行指示があったと判定した場合に(ステップS1202でYES)、ステップS1203の処理を実行する。
<ステップS1203>
ステップS1203において、制御部200は、画像形成部2に画像形成処理を実行させる。
<ステップS1204>
ステップS1204において、制御部200は、廃トナーの追加収容量の算出処理を再開する。前記追加収容量は、検出処理部201による検出後に廃トナー回収容器50に追加的に収容される収容量であり、前記満杯前状態が検出処理部201により検出された時点から形成される画像のドット数に基づいて算出される。具体的に、画像のドット数とトナーの消費量との間、トナーの消費量と廃トナーの量との間には、それぞれ予め定められた関係がある。したがって、画像データのドット数と廃トナーの量との間には一定の関係がある。制御部200は、画像のドット数と廃トナーの量との間の関係を表す関係式を用いて、ステップS1202で入力された画像のドット数に基づき、この画像を形成した場合に生じる廃トナーの量を算出する。この処理は、第2算出部205により実行される。制御部200(第2算出部205)は、画像形成装置1の電源のオフによって前記算出処理を中断していたため、ステップS1203で画像形成処理が開始されることに伴い、前記算出処理を再開する。制御部200によって算出された廃トナーの追加収容量の情報は、算出されるたびに記憶部170に記憶され、画像形成装置1の電源がオフにされても保存される。
<ステップS1205>
ステップS1205において、制御部200は、前記追加収容量が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。制御部200は、前記追加収容量が前記閾値未満であると判定した場合(ステップS1205でNO)、ステップS1214の処理を実行する。一方、制御部200は、前記追加収容量が前記閾値以上であると判定した場合(ステップS1205でYES)、廃トナー回収容器50が満杯状態になったと判定し、ステップS1206の処理を実行する。この処理は、判定部202により実行される。
なお、検出処理部201による検出時点から前記満杯状態になるまでの間も、前記検出時点までに廃トナー回収容器50に収容される廃トナー量の増加速度と同じ速度で増加することが考えられる。したがって、廃トナー回収容器50に収容される廃トナー量が前記検出時点から満杯状態になるまでに要する所要時間が予測可能である。そこで、判定部202は、後述するステップS1306で算出される増加速度に基づいて前記所要時間を推測する。そして、判定部202は、前記検出時点から前記所要時間を経過したときに、廃トナー回収容器50が前記満杯状態になったと判定する。
<ステップS1206>
ステップS1206において、制御部200は、前記満杯直前フラグをオフし、前記満杯フラグをオンする。
<ステップS1207>
ステップS1207において、制御部200は、画像形成装置1を非作動状態に設定する。前記非作動状態とは、画像形成処理の実行指示を受け付けない状態、及び、前記画像形成処理の実行を中断する状態である。
<ステップS1208>
ステップS1208において、制御部200は、前記最終報知を行う。この処理は、第2報知処理部206により実行される。
<ステップS1209>
ステップS1209において、制御部200は、第2センサー部130の出力信号に基づいて、ステップS1102と同様の方法により、廃トナー回収容器50が交換されたか否かを判定する。制御部200は、廃トナー回収容器50が交換されたと判定した場合(ステップS1209でYES)、ステップS1210の処理を実行する。一方、制御部200は、廃トナー回収容器50が交換されていないと判定した場合(ステップS1209でNO)、ステップS1216の処理を実行する。
<ステップS1210>
ステップS1210において、制御部200は、前記満杯フラグをオフする。
<ステップS1211>
ステップS1211において、制御部200は、画像形成部2に画像形成処理を中断させているか否かを判定する。制御部200は、画像形成部2に画像形成処理を中断させていると判定した場合(ステップS1211でYES)、ステップS1212の処理を実行する。一方、制御部200は、画像形成部2に画像形成処理を中断させていないと判定した場合(ステップS1211でNO)、ステップS1217の処理を実行する。
<ステップS1212>
ステップS1212において、制御部200は、中断している画像形成処理を画像形成部2に再開させる。
<ステップS1213>
ステップS1213において、制御部200は、前記タイマーによって計時を開始する。
このタイマーは、前記検出時点までに廃トナー回収容器50に収容される廃トナー量の増加速度を算出するための時間を計測する。
<ステップS1214>
ステップS1214において、制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了したか否かを判定する。制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了したと判定した場合(ステップS1214でYES)、ステップS1215の処理を実行する。一方、制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了していないと判定した場合(ステップS1214でNO)、再度ステップS1205の処理を実行する。
<ステップS1215>
ステップS1215において、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたか否かを判定する。制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたと判定した場合(ステップS1215でYES)、前記満杯報知処理を終了する。一方、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされていないと判定した場合(ステップS1215でNO)、再度ステップS1202の処理を実行する。
<ステップS1216>
ステップS1216において、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたか否かを判定する。制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたと判定した場合(ステップS1216でYES)、前記満杯報知処理を終了する。一方、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされていないと判定した場合(ステップS1216でNO)、再度ステップS1209の処理を実行する。
<ステップS1217>
ステップS1217において、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたか否かを判定する。制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたと判定した場合(ステップS1217でYES)、前記満杯報知処理を終了する。一方、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされていないと判定した場合(ステップS1217でNO)、ステップS1303の処理を実行する。
<ステップS1301>
図13に示されるように、ステップS1301において、制御部200は、画像形成処理の実行指示があったか否かを判定する。制御部200は、画像形成処理の実行指示があったと判定した場合に(ステップS1301でYES)、ステップS1302の処理を実行する。
<ステップS1302>
ステップS1302において、制御部200は、前記画像形成ジョブに含まれる画像のドット数を検出する。制御部200は、ドット数を記憶部170に記憶されているドット数の累積値に加算し、加算後の累積値の情報を記憶部170に記憶させる。制御部200により検出されるドット数は、前記検出時点までに廃トナー回収容器50に収容される廃トナー量の増加速度を算出する(ステップS1306)ために用いられる。
<ステップS1303>
ステップS1303において、制御部200は、画像形成部2に画像形成処理を実行させる。
<ステップS1304>
ステップS1304において、制御部200は、第1センサー部87の出力信号に基づいて、前記満杯前状態であるか否かを判定する。制御部200は、前記満杯前状態であると判定した場合(ステップS1304でYES)、ステップS1305の処理を実行する。一方、制御部200は、前記満杯前状態ではないと判定した場合(ステップS1304でNO)、ステップS1317の処理を実行する。この処理は、検出処理部201により実行される。
<ステップS1305>
ステップS1305において、制御部200は、前記満杯直前フラグをオンする。
<ステップS1306>
ステップS1306において、制御部200は、検出処理部201による検出時点までの廃トナー回収容器50における前記廃トナーの増加速度を算出する。本実施形態では、記憶部170に記憶されている画像データが示す画像のドット数に基づいて、廃トナー回収容器50に収容される前記廃トナーの収容量を算出する。この処理は、第1算出部203により実行される。なお、制御部200は、廃トナー回収容器50の交換頻度に基づいて前記増加速度を算出してもよい。すなわち、交換頻度とは、廃トナー回収容器50が前回交換時から今回交換時までの時間である。前記増加速度は、廃トナー回収容器50の満杯状態における廃トナーの収容量を、廃トナー回収容器50が前回交換時から今回交換時までの時間で除算することによっても算出可能である。
<ステップS1307>
ステップS1307において、制御部200は、ステップS1306で算出した前記増加速度に応じた前記待機時間を設定する。前記増加速度は、前記満杯前状態における廃トナー量を、ステップS1104で開始された計時によって計測される時間で除算することにより算出される。前記待機時間は、前記増加速度が大きいほど短くなるようにテーブル形式のデータ(ルックアップテーブル)で予め定められており、算出された前記増加速度に対応する前記待機時間が前記ルックアップテーブルから取得される。取得された前記待機時間は、制御部200のROM又は記憶部170などに記憶される。ただし、前記待機時間の求め方は、前記ルックアップテーブルから取得する方法に限定されるものではなく、例えば、制御部200は、一定時間当たりに収容される前記廃トナーの収容量をパラメーターとする演算式に基づいて、前記待機時間を算出してもよい。
<ステップS1308>
ステップS1308において、制御部200は、不図示のタイマーにより計時を開始する。このタイマーにより計測される計時時間は、ステップS1310の処理に用いられる。
<ステップS1309>
ステップS1309において、制御部200は、画像データのドット数の検出を開始する。
<ステップS1310>
ステップS1310において、制御部200は、前記追加収容量の検出を開始する。
<ステップS1311>
ステップS1311において、制御部200は、ステップS1308で開始された計時による計時時間がステップS1307で設定された前記待機時間以上であるか否かを判定する。制御部200は、前記計時時間が前記待機時間以上であると判定した場合(ステップS1311でYES)、ステップS1312の処理を実行する。制御部200は、計時時間が待機時間未満であると判定した場合(ステップS1311でNO)、再度ステップS1311の処理を実行する。
<ステップS1312>
ステップS1312において、制御部200は、前記事前報知を行う。この処理は、第1報知処理部204により実行される。
<ステップS1313>
ステップS1313において、制御部200は、追加収容量が前記閾値以上であるか否かを判定する。制御部200は、追加収容量が前記閾値以上であると判定した場合(ステップS1313でYES)、ステップS1314の処理を実行する。一方、制御部200は、追加収容量が前記閾値未満であると判定した場合(ステップS1313でNO)、ステップS1319の処理を実行する。
<ステップS1314>
ステップS1314において、制御部200は、前記満杯直前フラグをオフし、前記満杯フラグをオンする。
<ステップS1315>
ステップS1315において、制御部200は、画像形成装置1を前記非作動状態に設定する。
<ステップS1316>
ステップS1316において、制御部200は、前記最終報知を行う。
<ステップS1317>
ステップS1317において、制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了したか否かを判定する。制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了したと判定した場合(ステップS1317でYES)、ステップS1318の処理を実行する。一方、制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了していないと判定した場合(ステップS1317でNO)、ステップS1305の処理に戻る。
<ステップS1318>
ステップS1318において、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたか否かを判定する。制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされたと判定した場合(ステップS1318でYES)、前記満杯報知処理を終了する。一方、制御部200は、画像形成装置1の電源がオフされていないと判定した場合(ステップS1318でNO)、ステップS1301の処理に戻る。
<ステップS1319>
ステップS1319において、制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了したか否かを判定する。制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了したと判定した場合(ステップS1319でYES)、ステップS1202の処理を実行する。一方、制御部200は、画像形成部2による画像形成処理が終了していないと判定した場合(ステップS1319でNO)、ステップS1311の処理に戻る。
以上のように、本実施形態では、前記満杯前状態を検知してから前記事前報知を行うまでの時間(前記待機時間)が、廃トナー回収容器50における廃トナーの増加速度に応じた時間に設定される。よって、前記事前報知のタイミングから満杯状態になるまでの時間を、利用頻度の低い画像形成装置1と利用頻度の高い画像形成装置1とで略同一にすることができる。すなわち、画像形成装置1の利用頻度に応じたタイミングで事前報知を行うことが可能となる。その結果、利用頻度の高い画像形成装置1においては、業者に発注した未使用の廃トナー回収容器50を前記満杯状態が検知されるまでに入手できない状況が生じることが低減される。また、利用頻度の低い画像形成装置1においては、最終報知が行われるまで未使用の廃トナー回収容器50を長時間ストックしておかなければならない状況が生じることが低減される。
なお、本実施形態の画像形成装置1は、廃トナー回収容器50がドラムクリーニング装置15及びベルトクリーニング装置16から排出される廃トナーを回収するタイプのものであるが、これに限られない。例えば、現像装置13から排出される廃トナーも回収可能な廃トナー回収容器50を有する画像形成装置にも本発明は採用可能である。また、ドラムクリーニング装置15、ベルトクリーニング装置16及び現像装置13のうちいずれか1又は2つの装置から排出される廃トナーも回収可能な廃トナー回収容器50を有する画像形成装置にも本発明は採用可能である。
また、第1算出部203が、操作部153に対するユーザー操作、或いは、画像形成装置1に通信可能に接続された外部機器から受信した指示信号に基づいて、前記待機時間を変更するように構成してもよい。例えば、図14に示されるように、操作部153は、待機時間変更操作部154を備える。待機時間変更操作部154により前記待機時間を変更する操作が行われると、その操作信号が待機時間変更操作部154から制御部200に出力される。制御部200の第1算出部203は、この操作信号を受信して、前記待機時間を変更する。第1算出部203による前記待機時間の変更処理は、ステップS1307の処理後、前記操作信号を受信したときに割り込み処理として実行される。
1:画像形成装置
2:画像形成部
15:ドラムクリーニング装置
16:ベルトクリーニング装置
50:廃トナー回収容器
81:隔壁部
87:第1センサー部(検出部、センサー)
170:記憶部
201:検出処理部(検出部)
202:判定部
203:第1算出部
204:第1報知処理部
205:第2算出部
206:第2報知処理部

Claims (10)

  1. 画像データに基づいて画像を形成する画像形成部と、
    装置本体に着脱可能であり、前記画像形成部から回収された廃トナーを収容する収容容器と、
    前記収容容器に収容される前記廃トナーの収容量が予め定められた基準量に達したことを検出する検出部と、
    前記検出部により前記基準量に達したことが検出された後に、前記収容容器が前記廃トナーで満杯となる満杯状態になったことを判定する判定部と、
    前記検出部による検出時点までの前記収容容器における前記廃トナーの増加速度に応じた設定時間を算出する第1算出部と、
    前記検出部による前記検出時点から前記設定時間が経過した場合に、前記満杯状態の前の状態を示す満杯前状態に関する報知を行う第1報知処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記検出部による検出後に前記収容容器に収容される追加収容量を算出する第2算出部を更に備え、
    前記判定部は、前記第2算出部により算出された追加収容量が前記満杯状態を判定するための予め定められた閾値に達した場合に、前記収容容器が前記満杯状態になったと判定する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2算出部は、前記画像データが示す画像のドット数に基づいて前記追加収容量を算出する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定部は、前記増加速度に基づいて、前記検出部による前記検出時点から前記満杯状態になるまでの所要時間を推測し、前記検出時点から前記所要時間を経過したときに前記収容容器が前記満杯状態になったと判定する請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置に画像データが入力されると、前記画像データが示す画像のドット数を累積した累積値を記憶する記憶部を更に備え、
    前記第1算出部は、前記記憶部に記憶されている前記ドット数に基づいて前記増加速度を算出し、前記増加速度に応じて前記設定時間を算出する請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1算出部は、前記収容容器の交換頻度に基づいて前記増加速度を算出し、前記増加速度に応じた設定時間を算出する請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記設定時間は、前記増加速度が大きいほど短くなるように予め定められた時間である請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第1算出部は、予め定められたユーザー操作に応じて、前記設定時間を変更する請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記収容容器の内部に設けられ、前記収容容器の底面から上方へ延出され、前記廃トナーが収容される収容空間から隔てられた内部空間を形成する隔壁部を更に備え、
    前記検出部は、前記収容空間に収容された前記廃トナーが前記隔壁部の上部開口から前記隔壁部により形成された前記内部空間に進入したことを検知するためのセンサーを備える請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記判定部により前記収容容器が前記満杯状態になったと判定された場合に、前記満杯状態に関する報知を行う第2報知処理部を更に備える請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
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