JP5158135B2 - 画像形成装置のトナー補充方法 - Google Patents

画像形成装置のトナー補充方法

Info

Publication number
JP5158135B2
JP5158135B2 JP2010127637A JP2010127637A JP5158135B2 JP 5158135 B2 JP5158135 B2 JP 5158135B2 JP 2010127637 A JP2010127637 A JP 2010127637A JP 2010127637 A JP2010127637 A JP 2010127637A JP 5158135 B2 JP5158135 B2 JP 5158135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
amount
reserve tank
cartridge
toner cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010127637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011253089A (ja
Inventor
史生 島津
哲也 安部
英樹 安藤
宏彰 大坪
千寿 外山
雄一郎 家垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2010127637A priority Critical patent/JP5158135B2/ja
Priority to US13/150,419 priority patent/US8666264B2/en
Priority to CN201110184461.5A priority patent/CN102269959B/zh
Publication of JP2011253089A publication Critical patent/JP2011253089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5158135B2 publication Critical patent/JP5158135B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、二成分現像剤を用い画像形成装置本体の稼動を停止させることなくトナーカートリッジの交換を可能にする画像形成装置のトナー補充方法に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置がある。この画像形成装置は、一般に感光体ドラムを一様に帯電させて初期化し、この感光体ドラムに光書込みによって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー像化して、そのトナー像を直接または間接に用紙等の転写材に転写して定着器で定着させる。
この種の画像形成装置の現像装置にあっては、静電潜像をトナー像に現像するに伴ってトナーが消費されるから、現像性能を良好に保つために現像装置に逐次トナーを補給する。このトナーの補給には、着脱交換式のトナーカートリッジが用いられる場合が多い。
このトナーカートリッジからトナーの補給が繰り返されていくうちに、やがてトナーカートリッジ内のトナーが使い尽くされてトナーカートリッジが空になる。空になったトナーカートリッジは新品と交換されなければならない。
このトナーカートリッジの交換時期については、感光体へ光書き込みを行った部分にトナーが移動して画像を形成することを利用して、感光体に光書き込みを行った記録ヘッドの露光時間(=感光体に照射した光の面積)に対してトナー消費量を計算し、トナーカートリッジのトナー無しを検出するドットカウンターという公知の技術がある。
ところで、トナーカートリッジの交換が操作パネルに報知された場合、ユーザは、画像形成装置の稼動を一端停止させ、新旧のトナーカートリッジを交換してから、画像形成装置の稼動スイッチを入れて、画像形成処理を再開するのが一般的な方法であった。
また、交換用のトナーカートリッジをユーザーが保管して居ない場合は、新旧トナーカートリッジの交換を即座に行うことが出来ない。そうすると、画像形成装置を使用することができなくなり、ユーザーの操作性を損なってしまう。
上記の画像形成装置の稼動を一端停止させる場合、又は新品トナーカートリッジの保管がなく画像形成装置を使用することができなった場合、いずれにしてもユーザーの操作性を損なう点において変わりはない。
そこで、画像形成装置本体の稼動を停止させずにトナーカートリッジの交換が可能なように、画像形成装置本体に対して着脱可能なトナーカートリッジからリザーブタンクにトナーを供給し、そのリザーブタンクからトナー現像容器にトナーを搬送する装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、リザーブタンクを備え、装置全体の小型化を考慮し、タンデム式のカラー画像形成装置にも適用可能であり、現像器に現像剤を搬送する画像形成動作位置と、現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置との間で容易に移動可能な現像剤搬送装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2003−029518号公報 特開2006−113137号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術は、トナーカートリッジおよびリザーブタンクが現像器から離れた位置に配置されている。特許文献1のようにロータリ式の現像装置を備えたカラー画像形成装置に限らず、他のタンデム型のカラー画像形成装置であっても、リザーブタンクと現像器とが離れた位置に配置されるとトナー搬送装置が大型になってしまうという解決すべき課題がある。
また、特許文献2の従来技術は、現像剤搬送装置の小型化を目的としており、画像形成装置本体の稼動を停止させずにトナーカートリッジの交換が出来るという記載はない。したがって現像剤搬送装置の小型化が達成できても、まだ解決すべき課題が残されている。
上記の課題を解決するために、本発明の画像形成装置のトナー補充方法は、二成分現像剤により感光体にトナー像を現像する現像器と、該現像器に備えられ上記二成分現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、トナー搬送路を介して上記現像器に連結されたトナー補給用のリザーブタンクと、該トナー補給用リザーブタンクに着脱自在なトナーカートリッジと、該トナーカートリッジの新旧を検出する検知装置と、を備え、上記検知装置から新規の上記トナーカートリッジが上記リザーブタンクに装着された旨の通知を受ける工程と、新規の上記トナーカートリッジの装着通知に基づき印字を開始する工程と、新規の上記トナーカートリッジに充填されている充填トナー収容量Dから上記リザーブタンクを満杯にする満杯収容トナー量Eを減算して得られる上記トナーカートリッジに残留する残留余剰トナー量Fを記憶する工程と、印字開始から現在までの総印字データに対するドットカウンタにより得られる消費トナー量Gを取得する工程と、上記消費トナー量Gが上記残留余剰トナー量Fを超えたか否かを判断し、超えたと判断したとき画像形成装置本体を稼動させたまま新旧の上記トナーカートリッジを交換するようユーザに交換報知する工程と、上記検知装置から新たな上記トナーカートリッジを検知した通知を待機する工程と、上記検知装置から新たな上記トナーカートリッジを検知した通知を受けたとき次の上記トナーカートリッジの交換までに消費可能なトナー量をユーザに可能報知して印字を続行する工程と、を含んで構成される。
この画像形成装置のトナー補充方法において、例えば、上記消費可能なトナー量をユーザに可能報知するときは、上記交換報知から上記可能報知までの間に上記リザーブタンクから上記現像器に補給された交換期間消費トナー量Hを算出し、D−Hを消費可能なトナー量として報知する工程を、更に含むことを特徴とする。
また、画像形成装置のトナー補充方法において、例えば、上記検知装置から新たなトナーカートリッジを検知した通知がないまま上記消費トナー量Gが上記満杯収容トナー量Eに近似してきたとき、トナー切れ予告をユーザに報知して印字を続行する工程を更に含むことを特徴とする。
また、画像形成装置のトナー補充方法において、例えば、上記トナー濃度センサの出力が低下したとき、上記リザーブタンクのトナー補給用のリザーブタンクモータを駆動する工程と、上記トナー濃度センサの出力が回復したか否かを監視し、回復したとき印字を続行し、回復しないとき上記画像形成装置本体の稼動を強制的に停止させる工程と、を更に含むことを特徴とする。
本発明の画像形成装置のトナー補充方法は、二成分現像剤を用い画像形成装置本体の稼動を停止させることなくトナーカートリッジの交換を可能にするという効果を奏する。また、トナーカートリッジ内やリザーブタンク内にトナー量検知機構を配置する必要の無い簡便な装置でトナーの補給を正しく行うことができるという効果を奏する。
本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(プリンタ)の内部構成を説明する断面図である。 (a)は実施例1に係るプリンタの現像装置及びトナー供給部のリザーブタンクとトナーカートリッジを分かりやすくそれぞれ1個のみ取り上げ、転写ベルトと共に模式的に示す図、(b)はそれらを側面から見た断面図である。 実施例1に係るプリンタの制御装置を含む回路ブロック図である。 実施例1に係るプリンタのトナー濃度センサの出力の例を示す図である。 実施例1に係るプリンタのドットカウンタのトナーの量算出方法を説明する図である。 実施例1に係るプリンタの制御装置によるトナー補充処理の動作を示すフローチャート(その1)である。 実施例1に係るプリンタの制御装置によるトナー補充処理の動作を示すフローチャート(その2)である。 (a)は本発明の実施例2に係るプリンタのトナー補給部の構成を示す断面図、(b)は補給動作初期の状態を示す断面図である。 (a)は図7(b)に続く補給動作終了までの状態を示す断面図、(b)は補給動作完了の状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の実施例では、トナーとキャリアから成る二成分現像剤が使用されるが、以下の説明では二成分現像剤を単にトナーという。
図1は、実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタという)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、転写ベルトユニット3の転写ベルト8の下部走行部表面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9m、9c、9y、9k)を多段式に並設した構成からなる。この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
上記4個の現像装置9のうち下流側(図の右側)の3個の現像装置9m、9c及び9yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像装置9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)のトナー用の現像装置9kを例にしてその構成を説明する。
現像装置9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆う筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1の攪拌搬送スクリュー18、及び第2の攪拌搬送スクリュー19を備えている。第1及び第2の攪拌搬送スクリュー18及び19は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、トナー供給部4の詳しくは後述するリザーブタンクから、同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ21と従動ローラ22を備えている。
上記の転写ベルト8は、下方を循環移動するベルト表面に、ユニットと一体に組み込まれて転写ベルト8を介して感光体ドラム10に圧接する一次転写ローラ20によりトナー像を直接転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への二次転写部23まで搬送する。
この転写ベルトユニット3には、駆動ローラ21に掛け渡されている表面に当接するクリーニングブレードを備えたベルトクリーナ24が配置されている。ベルトクリーナ24の下方には廃トナー回収容器25が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ24は、クリーニングブレードが転写ベルト8の表面に当接して廃トナーを擦り取って除去し、その廃トナーを搬送スクリューにより下方の廃トナー回収容器25に送り込んでいる。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行部の上方に配置されている4個のリザーブタンク26(26m、26c、26y、26k)と、これらのリザーブタンク26の上にそれぞれ着脱自在に配置されたトナー補充用のトナーカートリッジ27(27m、27c、27y、27k)で構成される。
4個のトナーカートリッジ27m、27c、27y、27kは、それぞれマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーを収容し、4個のリザーブタンク26(26m、26c、26y、26k)は、それぞれ上に装着されているトナーカートリッジ27からトナーを補充される。
これら4個のリザーブタンク26は、図1では転写ベルトユニット3の向う側に隠れて見えないが、それぞれトナー供給路により対応する現像装置9の現像器14と連結されている。
このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
このトナー供給部4の左方には、ベルトクリーナ24の左方から駆動ローラ21の上方にかけて2つの電装部30が配設されている。電装部30には、詳しくは後述する複数の電子部品からなる制御装置が搭載された回路基盤を備えている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット29(29a、29b)を備えている。2個の給紙カセット29の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ31、給送ローラ32、捌きローラ33、待機搬送ローラ対34が配置されている。
待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト8を介して従動ローラ22に圧接する二次転写ローラ35が配設されて、前述した用紙への二次転写部23を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置されている。ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する開始返送路39a、それから下方に曲がる中間返送路39b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路39cから成る返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記終端返送路41eの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット29bに対応する待機搬送ローラ対34への搬送路に合流している。
図2(a)は、上記の画像形成部2の現像装置9及びトナー供給部4のリザーブタンク26とトナーカートリッジ27を、分かりやすくそれぞれ1個のみ取り上げ、転写ベルト8と共に模式的に示す図であり、同図(b)は、それらを側面から見た断面図である。
尚、図2(a),(b)には、図1に示した構成と同一の構成又は機能部分には図1と同一の番号を付与して示している。また、図2(b)には図2(a)の転写ベルト8に代えて転写ベルトユニット3を破線のブロックで示している。
図2(a),(b)に示すトナーカートリッジ27は、図1に示す画像形成装置1本体に対し前面方向に、すなわち図2(a)の両方向矢印bで示すように、リザーブタンク26に対して着脱自在である。
リザーブタンク26は、転写ベルトユニット3の後方に回り込んで配置されているトナー搬送路42を介して現像器14に連結されている。トナーカートリッジ27は内部にトナー補給機構43を備え、トナー補給機構43には外部からカートリッジモータ44が係合している。
リザーブタンク26のトナーカートリッジ装着部にトナーカートリッジ27が装着されるとトナーカートリッジ27とリザーブタンク26とは開口部50を対面して接続され、この開口部50を通してトナーカートリッジ27とリザーブタンク26は一体のトナータンクを形成する。
トナーカートリッジ27の下面は、ほとんど全面が開口部50となっている。これにより、トナーカートリッジ27の開口部50が開かれると、カートリッジ内のトナー47は自重によりリザーブタンク26へ流れ込む。
更に、リザーブタンク26内をトナーで確実に満たすため、カートリッジモータ44を回転させると、トナーカートリッジ27内にあるトナー補給機構43がトナー47をリザーブタンク26内に強制補給する。これでリザーブタンク26内にトナー47が満タン状態で収容される。
リザーブタンク26は、内部にトナー補給機構としてフィンスクリュウ45を備えている。フィンスクリュウ45には、リザーブタンクモータ46が連結されている。リザーブタンク26は、トナーカートリッジ27から補給されたトナー47を、リザーブタンクモータ46により駆動されるフィンスクリュウ45によりトナー搬送路42へと搬送する。
そして、トナー搬送路42の上から下までは、トナー47が自重で落下する。これにより、リザーブタンクモータ46から現像器14にトナー47が補給される。
現像器14は、内部にトナー攪拌搬送機構としてフィンスクリュウ48を備えている。なお、図2(b)には、図1に示した第1の攪拌搬送スクリュー18及び第2の攪拌搬送スクリュー19を簡単に1個のフィンスクリュウ48として示している。
フィンスクリュウ48には現像器モータ49が連結されている。現像器14は、現像器モータ49により駆動されるフィンスクリュウ48によりトナー47を攪拌搬送しながら現像ローラ15にトナー47(この場合はキャリアから分離したトナー)を供給する。また、現像器14の外底部にはトナー濃度センサ51が配置されている。
ここで、二成分現像剤のトナー47について、元に戻ってキャリアとトナーに分けて考えることにする。キャリアは現像器14内でトナーと混合撹拌されてトナーに所定の電荷を与える。電荷を与えられたトナーはキャリアの表面に一時的に付着してキャリアの表面を被覆する。
現像ローラ15により回転搬送されるトナー47のキャリアは、電荷を帯びたトナーを感光体ドラム10と現像ローラ15との対向位置まで運び、感光体ドラム10上の静電潜像にトナーを転移させて、静電潜像上にトナー像を現像させる。表面のトナーを放出したキャリアは現像ローラ15上に残り、再び現像器14内に戻る。
現像器14内に戻ったキャリアは新たなトナーと再び混合撹拌され、トナーに電荷を与え、そのトナーを感光体ドラム10上に運ぶ、というように繰り返し使用される。現像器14内のトナーが少なくなる(トナー濃度が低くなる)と外部から新たなトナーが補給される。
上記のキャリアは、使用するほどに、キャリアの磁気吸着性能、帯電性能が劣化していく。キャリアが劣化すると初期段階の画像に比べて画像濃度不足や画像のカブリ等の画像の劣化を招くという問題が生じる。
このような劣化により機能が低下した古いキャリアを新しいキャリアと入替えて、トナーの被着性を再生させ、現像装置の長寿命化を図る方法として、一般にトリクル現像といわれている現像方法がある。トリクル現像は、現像器14にトナーを補給する際、キャリアも一緒に補給し、旧いキャリアを現像器14外に排出する。
本例の画像形成部2もトリクル現像を行っている。そのため、図2(b)に示すトナー濃度センサ51には透磁センサを用いている。この透磁センサは、二成分現像において現像器内のトナーが少なくなったことを検出するためのトナー濃度センサとして一般的なものである。
二成分現像においては、キャリアが磁性体であるのに対してトナーは非磁性体である。透磁センサを通してキャリアとトナーの混合体である二成分現像剤を見ると、一定の重量比で混合した現像剤は必ず一定のセンサ出力値を得ることができる。
また、図2(b)に示すように、トナーカートリッジ27には新旧を示す被検知部52が配置されており、プリンタ1本体側には、被検知部52によりトナーカートリッジ27の新旧を検知する検知部53が配設されている。このようなトナーカートリッジ27の新旧を検知する検知装置54は、ごく一般的な方法で構成することができる。
図3は、上記のプリンタ1の制御装置を含む回路ブロック図である。図3に示すように回路ブロックは、CPU(central processing unit)55を中心にして、このCPU55に、それぞれデータバスを介してインターフェイスコントローラ(I/F_CONT)56及びプリンタコントローラ(PR_CONT)57が接続されている。PR_CONT57にはプリンタ印字部58が接続されている。
また、CPU55には、ROM(read only memory)59、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)61、本体操作部の操作パネル62、各部に配置されたセンサからの出力が入力されるセンサ部63及びドットカウンタ64が接続されている。
ROM59には、システムプログラムが記憶され、CPU55は、このシステムプログラムに従って各部を制御して処理を行う。
すなわち、各部において、先ず、I/F_CONT56は、例えばパーソナルコンピュータ等のホスト機器から供給される印字データをビットマップデータに変換し、フレームメモリ65に展開する。フレームメモリ65は、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)ごとに記憶エリアが設定されており、各色のデータが対応するエリアに展開される。
フレームメモリ65に展開されたデータはPR_CONT57に出力され、PR_CONT57からプリンタ印字部58に出力される。
プリンタ印字部58は、エンジン部であり、PR_CONT57からの制御の下で、図1に示した感光体ドラム10、一次転写ローラ20等を含む不図示の回転駆動系、帯電ローラ12、光書込ヘッド13等の被駆動部を有する画像形成部、転写ベルトユニット3の上下移動や転写ベルト8の回転を駆動する不図示の駆動部を備えている。
更に、プリンタ印字部58は、ベルト式定着ユニット6のベルト駆動を行うベルト駆動部66や、カートリッジモータ44、リザーブタンクモータ46、現像器モータ49等を駆動するトナー供給部モータ駆動部67を備えている。
更に、プリンタ印字部58は、用紙取出ローラ22〜排紙ローラ対31等の回転駆動される各部からなる搬送機構、発熱駆動及び回転駆動されるベルト式定着ユニット6などのプロセス負荷への駆動出力を制御する。
そして、PR_CONT57から出力されたブラック(K)、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の各色のデータは、プリンタ印字部58からそれぞれ対応する図1に示した光書込ヘッド13に供給される。
また、ドットカウンタ64は、光書込ヘッド13に供給される各色のデータに基づく光書込ヘッド13による感光体ドラム10への露光面積に基づいて印字に使用されるトナーの量を算出する。
図4は、上述したトナー濃度センサ51の出力の例を示す図である。尚、図4は横軸に時間(秒(s))を示し、縦軸にトナー濃度センサ51の出力(電圧(V))を示している。実線のグラフ68(68a、68b)は、トナー濃度センサ51の出力値の変化を示している。
ここで、トナー濃度センサ51の出力を説明するために、再び二成分現像剤をキャリアとトナーに分けて考える。トナーが多いと二成分現像剤の透磁率が下がり透磁センサつまりトナー濃度センサ51の出力値が下がる(本例では出力を反転させて上がるようにしている、図4のグラフ68aの部分参照)。
逆にトナーが少ないと二成分現像剤の透磁率が上昇し透磁センサつまりトナー濃度センサ51の出力値が上昇する(本例では出力を反転させて下がるようにしている、図4のグラフ68bの部分参照)。このことから所定の現像剤濃度に対応するトナー濃度センサ51の出力値を閾値(図4の破線69で示す値)として制御装置に予め設定しておく。
そして、減少したトナーの量を透磁センサつまりトナー濃度センサ51の出力値の低下によって検知し、これをもってリザーブタンクモーター46を回転させてリザーブタンク26からトナー(この場合はキャリアとトナーで構成された二成分現像剤)を現像記14に補給する。トナー濃度センサ51の出力値が閾値を満たせばリザーブタンクモーター46を停止させ、トナーの補給を止める。
図5は、上述したドットカウンタ64のトナーの量算出方法を説明する図である。尚、図5は横軸に光書込ヘッド13による感光体ドラム10への露光面積(m^2)を示し、縦軸にトナー消費量(g)を示している。換言すれば図5はトナー消費量と光書込ヘッド13による露光量との関係を示している。
本発明では、トナーカートリッジ27及びリザーブタンク26の内部にトナー残量検知装置を配設していない。その代わりに、図5に示す特性図に基づいてトナー消費量を図3に示したドットカウンタ64で判断している。
光書込ヘッド13が出力する一定光量に対して現像効率をAとしたとき、「トナー消費量(g)=A×露光面積(m^2)」の関係から、トナー消費量を計算することができる。
図6及び図7は、上記構成におけるプリンタ1の図3に示した制御装置のCPU55によるトナー補充処理の動作を示すフローチャートである。尚、以下の処理において、トナーカートリッジ27に充填されているトナー量を充填トナー量D、リザーブタンク26を満杯にするトナー量を満杯収容トナー量E(いずれも単位はg)、としている。
また、リザーブタンク26を満杯にした後、トナーカートリッジ27に残留するトナー量を残留余剰トナー量F、トナーカートリッジ27の新旧交換後から現在までのドットカウンタ64により算出されたトナー量を消費トナー量G、トナーカートリッジ27の新旧交換指示報知から新品のトナーカートリッジ27に交換されるまでの期間に使用して消費されたトナー量を交換期間消費トナー量H(いずれも単位はg)、としている。
また、図6に示す処理では、工場出荷時のプリンタ1には、現像器14には未使用のトナー47は投入されているが、リザーブタンク26内にはトナー47は充填されていないことを前提としている。
すなわち、この処理は、新品のプリンタ1では、リザーブタンク26にトナーが無い状態であり、ユーザの手元に到着後、開梱され、新品トナーカートリッジ27からリザーブタンク26にトナーを充填してから開始される印字処理中におけるトナー補充処理を示している。
ここで充填トナー量Dが充填されているトナーカートリッジ27をリザーブタンク26に装着すると、トナーカートリッジ27内のトナー47はリザーブタンク26へ移動し、それぞれリザーブタンク26に満杯収容トナー量E、トナーカートリッジ27にはリザーブタンク26に入りきらなかった残留余剰トナー量Fが残留する。
すなわち、D=E+Fである。これはリザーブタンク26とトナーカートリッジ27の容積をあらかじめ制御装置の例えばEEPROM61等に記憶させておくことで算出可能である。上記の式はEを移項するとD−E=Fとなる。
図6において、処理が開始されると、先ず、新規カートリッジ挿入が確認される(ステップS1)。この処理では、図2(b)に示した新旧検知装置54によって新品のトナーカートリッジ27が装着されたことが検出され、その検出結果がセンサ部63を介してCPU55に通知される。
CPU55は、新品トナーカートリッジ装着確認の通知を受けて、トナー47がリザーブタンク26に補充されたと認識する。そこでCPU55は、D−E=Fを算出して、演算結果を、例えば、EEPROM61の所定の記憶領域に格納する(ステップS2)。
次に、CPU55は、I/F_CONT56及びPR_CONT57に指令を出して印字を開始する(ステップS3)。すなわち、ここから、実際の印字処理が開始される。尚、この印字処理では、CPU55は、ドットカウンタ64を制御して、印字によるトナー47の消費トナー量Gを算出している。
続いて、CPU55は、ドットカウンタ64を参照し、印字処理によって使用された消費トナー量Gが先にEEPROM61の所定の記憶領域に格納して設定しておいた残留余剰トナー量Fを超えたか否か判別する(ステップS4)。
そして、消費トナー量Gが残留余剰トナー量Fを超えていないときは(S4の判別がNo)、続いて、CPU55は、トナー濃度センサ51の出力が低下しているか否かを判別する(ステップS5)。この処理は、図4に示したトナー濃度センサ51の出力値68が閾値69より低下したか否かを判別する処理である。
そして、出力値68が閾値69より低下していないときは(S5の判別がNo)、CPU55は、ステップS4に戻って、ステップS4、S5の処理を繰り返す。
やがて、ステップS5の判別で、出力値68が閾値69より低下したときは(S5の判別がYes)、CPU55は、リザーブタンクモータ46を回転制御してフィンスクリュウ45を回転駆動させ、リザーブタンク26からトナー47を現像器14に補給させる(ステップS6)。
そして、CPU55は、トナー47が正常に現像器14に補給されたか否か判別する(ステップS7)。この処理は、図4において、例えばグラフ68bで示す位置まで低下していたトナー濃度センサ51の出力値68が、閾値69よりも上昇したか否か判別する処理である。
そして、トナー47が正常に現像器14に補給されたと判断されたときは(S7の判別がYes)、リザーブタンクモータ46の回転を停止させて、ステップS4に戻り、再びステップS4、S5の処理を繰り返す。このように、所定の現像剤濃度を維持するようトナー補給を行いながら、印字を続行することができる。
やがて、ステップS4の判別で、消費トナー量Gが残留余剰トナー量Fを超えた(S4の判別がYes)ときは、CPU55は、トナーカートリッジ27内の残留余剰トナーが全てリザーブタンクモータ46内に移動したと判断して、新旧トナーカートリッジの交換を行うようユーザに交換報知する(ステップS10)。
このように、印字によって利用されるトナー47の消費量をドットカウンタ64を用いて認識しながら、トナーカートリッジ27内のトナー47のみが消費された段階で、速やかに「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知を出すことによって、トナー無しの状況になるのを回避する。
これにより、ユーザへのトナーカートリッジ27の交換までの印字作業を確保することが出来る。また、この「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知は、トナーカートリッジ27内及びリザーブタンク26内にトナー残量検知等の装置を配置することを必要とせず安価で安定した印字作業ができるプリンタの提供を可能とすることでもある。
上記に続いて、CPU55は、旧いトナーカートリッジ27が新しいトナーカートリッジ27に交換されたか否か判別する(ステップS11)。この処理は、検知装置54から新たなトナーカートリッジ27を検出した通知を待機する処理である。
そして、CPU55は、検知装置54から新たなトナーカートリッジ27を検出した通知を受けたときは(S11の判別がYes)、その検出通知が、「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知のほぼ直後の交換か否か判別する(ステップS12)。
この判別で、検出通知が、「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知のほぼ直後であるときは(S12の判別がYes)、CPU55は、リザーブタンク26内の満杯収容トナー量Eに対して更にトナーカートリッジ27の充填トナー量Dが加算されたことを認識する。
したがって、CPU55は、次のトナーカートリッジ27の交換までに、つまり、いま装着されたトナーカートリッジ27が空になるまでに、充填トナー量Dのトナー47を消費可能であることをドットカウンタ64にフィードバックする(ステップS13)。
これにより、ドットカウンタ64は、トナー47の消費量が充填トナー量Dを越えたとき、次のトナーカートリッジ27の交換時期であることを認識し、その交換時期がきたときはCPU55に通知することを準備する。
続いて、CPU55は、「トナーカートリッジ交換可能」の表示を解除して(ステップS14)、次に図7の処理Aに進む。
他方、上記ステップS12の判別で、検知装置54からの検出通知が、「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知からやや時間が経過しているときは(S12の判別がNo)、リザーブタンク26のトナーが満杯収容トナー量Eから消費されている、つまり交換期間消費トナー量Hが発生している、と判断する。
この場合は、CPU55は、リザーブタンク26の満杯収容トナー量Eに対して、更に交換期間消費トナー量Hが消費されてからトナーカートリッジ27の充填トナー量Dが加算されたことを認識する。
したがって、CPU55は、次のトナーカートリッジ27の交換までに、つまり、いま装着されたトナーカートリッジ27が空になるまでに、充填トナー量Dからリザーブタンク26に移動した交換期間消費トナー量Hを差し引いたD−Hのトナー47を消費可能であることをドットカウンタ64にフィードバックする(ステップS15)。
これにより、ドットカウンタ64は、トナー47の消費量が「D−H」を越えたとき、次のトナーカートリッジ27の交換時期であることを認識し、その交換時期がきたときはCPU55に通知することを準備する。
続いて、CPU55は、「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知を解除して(ステップS16)、次に図7の処理Dに進む。
一方、上記ステップS11の判別で、検知装置54から新たなトナーカートリッジ27を検知した通知がないときは(S11の判別がNo)、続いて、CPU55は、消費トナー量Gが満杯収容トナー量Eに近似してきたか否か判別する(ステップS17)。
そして、CPU55は、消費トナー量Gが満杯収容トナー量Eに近似していないとき(S17の判別がNo)は、ステップS5に戻り、ステップS5、S6、S7、S4、S10、S11、S17の処理を繰り返す。
そして、やがてステップS17の判別で「(消費トナー量G)≒(満杯収容トナー量E)」となった(S17の判別がYes)ときは、「トナー切れ」を予告表示報知して(ステップS18)、ステップS5に戻り、ステップS5、S6、S7、S4、S10、S11、S17、S18、S5、S6、S7の処理を繰り返す。
そして、CPU55は、やがてステップS7の判別で、トナー濃度センサ51の出力値68が、閾値69よりも上昇しない、つまりトナー47が現像器14に補給されなくなった(S7の判別がNo)ことを判別すると、「トナー無し」を表示装置に表示報知して(ステップS8)、プリンタ1本体の稼動を強制的に停止させる(ステップS9)。
このように、ユーザが「トナーカートッリジ交換可能」の表示報知を無視して印字作業を続行し、現像器14へのトナー47の補給が途絶えたときは、正常な印字画像を形成できなくなるので、プリンタ1本体の稼動が強制的に停止される。
続いて、図7に示す処理Aについて説明する。処理Aにおいて、CPU55は、ドットカウンタ64からトナーカートリッジ27の交換時期がきていることを通知されているか否か、すなわち「(消費トナー量G)>(トナーカートリッジの充填トナー量D)」となったか否か判別する(ステップS19)。
そして、まだ交換時期がきていることの通知がないときは(S19の判別No)、続いて、CPU55は、図4に示したトナー濃度センサ51の出力値68が閾値69より低下しているか否か判別する(ステップS24)。
そして、出力値68が閾値69より低下していないときは(S24の判別がNo)、CPU55は、ステップS19に戻って、ステップS19、S24の処理を繰り返す。
やがて、ステップS24の判別で、出力値68が閾値69より低下したときは(S24の判別がYes)、CPU55は、リザーブタンクモータ46を回転制御してフィンスクリュウ45を回転駆動させ、リザーブタンク26からトナー47を現像器14に補給させる(ステップS25)。
そして、CPU55は、トナー47が正常に現像器14に補給されたか否か、つまり図4のグラフ68bで示す位置まで低下していたトナー濃度センサ51の出力値68が、閾値69よりも上昇したか否か判別する(ステップS26)。
そして、トナー47が正常に現像器14に補給されたと判断されたときは(S267の判別がYes)、リザーブタンクモータ46の回転を停止させて、ステップS19に戻り、再びステップS19、S24の処理を繰り返す。このように、トナーカートリッジ27の交換後において、所定の現像剤濃度を維持するようトナー補給を行いながら、印字を続行することができる。
やがて、ステップS19の判別で、ドットカウンタ64からトナーカートリッジ27の交換時期がきていることを通知されたときは(S19の判別がYes)、CPU55は、トナーカートリッジ27内の残留余剰トナーが全てリザーブタンクモータ46内に移動したと判断して、再び新旧トナーカートリッジの交換を行うようユーザに交換報知する(ステップS20)。
上記に続いて、CPU55は、検知装置54から旧いトナーカートリッジ27に代えて新しいトナーカートリッジ27を検出した通知があるかを待機し(ステップS21)、検知装置54から新しいトナーカートリッジ27を検出した通知を受けたときは(S21の判別がYes)、図6の処理Bに移行する。
一方、上記ステップS21の判別で、検知装置54から新たなトナーカートリッジ27を検知した通知がないときは(S21の判別がNo)、続いて、CPU55は、消費トナー量Gが満杯収容トナー量Eに近似してきたか否か判別する(ステップS22)。
そして、CPU55は、消費トナー量Gが満杯収容トナー量Eに近似していないとき(S22の判別がNo)は、ステップS24に戻り、ステップS24、S25、S26、S19、S20、S21、S22の処理を繰り返す。
そして、やがてステップS22の判別で「(消費トナー量G)≒(満杯収容トナー量E)」となった(S22の判別がYes)ときは、「トナー切れ」を予告表示報知して(ステップS23)、ステップS24に戻り、ステップS24、S25、S26、S19、S20、S21、S22、S23、S24、S25、S26の処理を繰り返す。
そして、CPU55は、やがてステップS26の判別で、トナー濃度センサ51の出力値68が、閾値69よりも上昇しない、つまりトナー47が現像器14に補給されなくなった(S26の判別がNo)ことを判別すると、図6の処理Cに移行する。
次に、図7に示す処理Dについて説明する。処理Dにおいて、CPU55は、ドットカウンタ64からトナーカートリッジ27の交換時期がきていることを通知されているか否か、すなわち「(消費トナー量G)>(トナーカートリッジの充填トナー量D)−(交換期間消費トナー量H)」となったか否か判別する(ステップS27)。
そして、まだ交換時期がきていることの通知がないときは(S27の判別がNo)、続いて、CPU55は、ステップS32の処理に進み、他方、交換時期がきていることの通知があったときは(S27の判別がYes)、ステップS28の処理に進む。
この処理Dにおける、ステップS32、S33、S34の処理は、処理AにおけるステップS24、S25、S26の処理と同一であり、処理Dにおける、ステップS28、S29、S30、S31の処理は、処理AにおけるステップS20、S21、S22、S23の処理と同一である。
このように本発明の実施例1におけるトナー補充方法は、プリンタ1が新品のときの初期時のトナー補充後の処理においても、トナーカートリッジ27を交換後のトナー補充の処理においても、同一の機能を有している。
すなわち、常に所定の現像剤濃度を維持するようトナー補給を行いながら印字を続行することができると共に、トナーカートリッジ27の残留トナーが全てリザーブタンク26に移動してトナーカートリッジ27が空になった時点で「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知を出すことによってトナー無しの状況になるのを回避することができる。
また、印字によって使用されたトナー47の消費量をドットカウンタ64を用いて認識しながら、トナーカートリッジ27内のトナー47のみが消費された時期を検出して、この時期に「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知を出すので、トナーカートリッジ交換までの印字作業を確保することが出来る。
また、「トナーカートリッジ交換可能」の表示報知は、トナーカートリッジ27内及びリザーブタンク26内にトナー残量検知等の装置を配置することを必要とせず安価で安定した印字作業ができるプリンタを提供することが可能となる。
次に、本発明の実施例2に係るトナーカートリッジへのトナー充填方式について説明する。
図8(a)は、実施例2に係るプリンタのトナー補給部4の構成を示す断面図、図8(b)は補給動作初期の状態を示す断面図である。
図9(a)は、図8(b)に続く補給動作終了までの状態を示す断面図、図9(b)は補給動作完了の状態を示す断面図である。尚、図8(a),(b)及び図9(a),(b)は、トナー供給部4の構成を、M、C、Y、Kの中から分かりやすく1個のみ取り上げて模式的に断面図で示している。
図8(a)に示すように、本例のトナー供給部4は、本体部分はリザーブタンク部71、このリザーブタンク部71の上部にリザーブタンク部71と一体に構成されたトナーカートリッジ装着部72、リザーブタンク部71の一方の端部から下方に伸びるトナー供給路73に連結されて旋回方向に水平に延在するトナー定量化搬送路74からなる。
リザーブタンク部71の内部には搬送スクリュウ75が配設されており、内部に補充されたトナーを矢印c方向に攪拌搬送してトナーの凝集を解除しながら、トナー供給路73を介して、トナーをトナー定量化搬送路74に供給する機能を有する。
トナー定量化搬送路74の内部にも他の搬送スクリュウ76が配設されており、内部に供給されたトナーを矢印d方向に搬送してトナーを定量化しながら、トナー供給路77を介して、トナーを矢印eで示すように現像器14へ供給する機能を有する。
また、トナーカートリッジ装着部72は、リザーブタンク部71との境界はほぼ全開状態であり、内部には伸び方向に付勢力を有する螺旋バネ78を収容し、図の右側を向く開口部には内部方向に摺動可能なキャップ79を備えている。
このトナーカートリッジ装着部72には、同図(a)の右方に示すトナーカートリッジ80が着脱される。トナーカートリッジ80は、外部を覆う蛇腹81と、蛇腹81の一端に取り付けられた取っ手82と、蛇腹81の他端には開口部を覆うカートリッジキャップ83と、上下にはそれぞれカッター84が配置されている。
カッター84は、環状のカッター保持部材85を介して蛇腹81の他端に固定されており、カートリッジキャップ83は、取っ手82の中心部から蛇腹81の他端まで延在して取っ手82に固定された棒材86の先端に固定されている。
棒材86は、蛇腹81の内部に配置されているトナー充填袋87を貫通して、トナー充填袋87を蛇腹81の内部に保持すると共に、カートリッジキャップ83とカッター保持部材85を介して蛇腹81の他端を保持している。これにより、トナーカートリッジ80全体の長手方向の強度を維持している。
ここで、図8(b)に示すように、取っ手82により棒材86及びトナー充填袋87をトナーカートリッジ装着部72に押し込むと、カートリッジキャップ80がキャップ79に密着して、螺旋バネ78の伸び付勢力に抗してキャップ79をトナーカートリッジ装着部72の内部深くに押し込む。
これとともにトナー充填袋87がトナーカートリッジ装着部72に進入する、このときカッター保持部材85がトナーカートリッジ装着部72の開口部縁に当接して停止し、これにより、カッター84もトナーカートリッジ装着部72の開口部の縁部に停止する。
このようにトナー充填袋87のみがトナーカートリッジ装着部72に進入するため、トナー充填袋87の上下が、トナーカートリッジ装着部72の縁部上下に停止しているカッター84により長手方向に切り裂かれる。
トナー充填袋87の下方の切り裂き部からトナー充填袋87内部のトナーが自重でリザーブタンク部71に流出し、リザーブタンク部71内の空気が対流で上昇し、トナー充填袋87の上方の切り裂き部からトナー充填袋87内に流入する。
これにより、図9(a)に示すように、トナー充填袋87内の大半にトナー47がリザーブタンク部71内に移動する。トナー充填袋87内に滞留する残余のトナー47も、取っ手82を両方向矢印fで示すように正逆両方向に回転させることにより、リザーブタンク部71内にほぼ完全に移動する。
この後、図9(b)に示すように、取っ手82により、トナーカートリッジ80をトナーカートリッジ装着部72から引き出す。開放された螺旋バネ78が伸びてキャップ79を押し戻し、これにより、トナーカートリッジ装着部72の開口部が封止される。
一方、トナーカートリッジ装着部72から引き抜かれたトナーカートリッジ80は、蛇腹81が自身の付勢力で伸び、環状のカッター保持部材85がカートリッジキャップ83に当接し、カートリッジキャップ83によりトナーカートリッジ80の開口部が封止される。
リザーブタンク部71のトナー47は攪拌されながら搬送され、トナー供給路73を通ってトナー定量化搬送路74に供給され、トナー定量化搬送路74からは逆方向に搬送されて定量化されながら、トナー供給路77を通って図外の現像器に供給される。
このように実施例2のトナー供給部4によれば、トナーカートリッジ80のトナー充填袋87以外は再利用が可能であり経済的である。また、トナー充填袋87のトナーカートリッジ装着部72への装着、蛇腹81の伸縮、トナー充填袋87の離間がワンタッチで構成可能なので、ユーザが片手で作業でき、作業が簡略化するので便利である。また、ユーザがトナーに触れて汚れることなく簡単にトナー充填作業が行えるので便利である。
本発明は、二成分現像剤を用い画像形成装置本体の稼動を停止させることなくトナーカートリッジの交換を可能にする画像形成装置のトナー補充方法に利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9m、9c、9y、9k) 現像装置
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 筐体
17 隔壁
15 現像ローラ
18 第1の攪拌搬送スクリュー
19 第2の攪拌搬送スクリュー
20 一次転写ローラ
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23 二次転写部
24 ベルトクリーナ
25 廃トナー回収容器
26(26m、26c、26y、26k) リザーブタンク
27(27m、27c、27y、27k) トナーカートリッジ
29(29a、29b) 給紙カセット
30 電装部
31 用紙取出ローラ
32 給送ローラ
33 捌きローラ
34 待機搬送ローラ対
35 二次転写ローラ
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 開始返送路
39b 中間返送路
39c 終端返送路
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
42 トナー搬送路
43 トナー補給機構
44 カートリッジモータ
45 フィンスクリュウ
46 リザーブタンクモータ
47 トナー
48 フィンスクリュウ
49 現像器モータ
50 開口部
51 トナー濃度センサ
52 被検知部
53 検知部
54 検知装置
55 CPU(central processing unit)
56 インターフェイスコントローラ(I/F_CONT)
57 プリンタコントローラ(PR_CONT)
58 プリンタ印字部
59 ROM(read only memory)
61 EEPROM(electrically erasable programmable ROM)
62 操作パネル
63 センサ部
64 ドットカウンタ
65 フレームメモリ
66 ベルト駆動部
67 トナー供給部モータ駆動部
D トナーカートリッジの充填トナー量
E リザーブタンクの満杯収容トナー量
F 残留余剰トナー量
G 消費トナー量
H 交換期間消費トナー量
68(68a、68b) トナー濃度センサの出力(V)
69 トナー濃度センサ出力の閾値
71 リザーブタンク部
72 トナーカートリッジ装着部
73 トナー供給路
74 トナー定量化搬送路
75 搬送スクリュウ
76 搬送スクリュウ
77 トナー供給路
78 螺旋バネ
79 キャップ
80 トナーカートリッジ
81 蛇腹
82 取っ手
83 カートリッジキャップ
84 カッター
85 カッター保持部材
86 棒材
87 トナー収納袋

Claims (4)

  1. 二成分現像剤により感光体にトナー像を現像する現像器と、
    該現像器に備えられ前記二成分現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度センサと、
    トナー搬送路を介して前記現像器に連結されたトナー補給用のリザーブタンクと、
    該トナー補給用リザーブタンクに着脱自在なトナーカートリッジと、
    該トナーカートリッジの新旧を検出する検知装置と、
    を備え、
    前記検知装置から新規の前記トナーカートリッジが前記リザーブタンクに装着された旨の通知を受ける工程と、
    新規の前記トナーカートリッジの装着通知に基づき印字を開始する工程と、
    新規の前記トナーカートリッジに充填されている充填トナー収容量Dから前記リザーブタンクを満杯にする満杯収容トナー量Eを減算して得られる前記トナーカートリッジに残留する残留余剰トナー量Fを記憶する工程と、
    印字開始から現在までの総印字データに対するドットカウンタにより得られる消費トナー量Gを取得する工程と、
    前記消費トナー量Gが前記残留余剰トナー量Fを超えたか否かを判断し、超えたと判断したとき画像形成装置本体を稼動させたまま新旧の前記トナーカートリッジを交換するようユーザに交換報知する工程と、
    前記検知装置から新たな前記トナーカートリッジを検知した通知を待機する工程と、
    前記検知装置から新たな前記トナーカートリッジを検知した通知を受けたとき次の前記トナーカートリッジの交換までに消費可能なトナー量をユーザに可能報知して印字を続行する工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置のトナー補充方法。
  2. 前記消費可能なトナー量をユーザに可能報知するときは、前記交換報知から前記可能報知までの間に前記リザーブタンクから前記現像器に補給された交換期間消費トナー量Hを算出し、D−Hを消費可能なトナー量として報知する工程を、更に含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のトナー補充方法。
  3. 前記検知装置から新たなトナーカートリッジを検知した通知がないまま前記消費トナー量Gが前記満杯収容トナー量Eに近似してきたとき、トナー切れ予告をユーザに報知して印字を続行する工程を更に含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のトナー補充方法。
  4. 前記トナー濃度センサの出力が低下したとき、前記リザーブタンクのトナー補給用のリザーブタンクモータを駆動する工程と、
    前記トナー濃度センサの出力が回復したか否かを監視し、回復したとき印字を続行し、回復しないとき前記画像形成装置本体の稼動を強制的に停止させる工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のトナー補充方法。
JP2010127637A 2010-06-03 2010-06-03 画像形成装置のトナー補充方法 Expired - Fee Related JP5158135B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127637A JP5158135B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 画像形成装置のトナー補充方法
US13/150,419 US8666264B2 (en) 2010-06-03 2011-06-01 Image forming apparatus and toner refilling method therefor
CN201110184461.5A CN102269959B (zh) 2010-06-03 2011-06-03 图像形成装置以及图像形成装置的调色剂补充方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127637A JP5158135B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 画像形成装置のトナー補充方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011253089A JP2011253089A (ja) 2011-12-15
JP5158135B2 true JP5158135B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=45417055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010127637A Expired - Fee Related JP5158135B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 画像形成装置のトナー補充方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5158135B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323004A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、消耗品容量管理システム及び方法
JP2008191188A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Canon Inc 画像形成装置
JP2009047739A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Sharp Corp トナー補給装置、現像装置、および画像形成装置
JP5380918B2 (ja) * 2008-06-20 2014-01-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2010078966A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011253089A (ja) 2011-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4855430B2 (ja) 画像形成装置
JP4902376B2 (ja) 画像形成装置
JP2012155274A (ja) 粉体収容容器、トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009047739A (ja) トナー補給装置、現像装置、および画像形成装置
US8666264B2 (en) Image forming apparatus and toner refilling method therefor
JP2009116001A (ja) トナー残量推定方法、トナー補給装置および画像形成装置
JP5158135B2 (ja) 画像形成装置のトナー補充方法
JP5589773B2 (ja) 画像形成装置
JP2014126737A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2006259539A (ja) トナー残量表示方法
JP6287388B2 (ja) 画像形成装置
JP5206739B2 (ja) 画像形成装置
JP2008090210A (ja) 画像形成装置
JP5533580B2 (ja) 画像形成装置
JP4781736B2 (ja) 画像形成装置
JP2012003086A (ja) 画像形成装置
JP5891808B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP5494412B2 (ja) トナー圧縮防止機構を備えた画像形成装置
JP5867328B2 (ja) 画像形成装置
JP2011257539A (ja) 画像形成装置のトナー補給機構
JP2012103560A (ja) 画像形成装置
JP5326388B2 (ja) 画像形成装置
JP2016218342A (ja) 画像形成装置、それに用いるトナーカートリッジ及び廃棄容器並びにそのトナーカートリッジの利用方法
JP2007249069A (ja) 画像形成装置
JP2012103559A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121003

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20121019

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20121105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5158135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees