JP5454905B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、中間転写ベルトや転写搬送ベルトに対向するように複数の作像部が並設されたタンデム型のカラー画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルトを備えたタンデム型のカラー画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1、2等参照。)。
中間転写ベルトに対向する位置には、4つの感光体ドラム(像担持体)が並設されている。これらの4つの感光体ドラムでは、それぞれ、ブラック(黒色)、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が形成される。そして、各感光体ドラムで形成された各色のトナー像が、中間転写ベルトに対向する位置で、中間転写ベルト上に重ねて転写される。さらに、中間転写ベルト上に担持された複数色のトナー像は、カラー画像として記録媒体上に転写される。
また、このような画像形成装置において、感光体ドラム(像担持体)上に付着する未転写トナー等の付着物をクリーニング装置で確実に清掃するとともに、感光体ドラムやクリーニングブレード等の磨耗を低減するために、感光体ドラム上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部を用いる技術が知られている(例えば、特許文献3等参照。)。
詳しくは、転写工程後の感光体ドラム上に残留する未転写トナーは、感光体ドラムに当接するクリーニングブレード(クリーニング装置)によってすべて除去されるべきものである。しかし、クリーニングブレードが感光体ドラムとの当接によって経時劣化(磨耗)した場合には、未転写トナーが磨耗したクリーニングブレードと感光体ドラムとの隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。
また、クリーニングブレードに劣化が生じていなくても、小粒径トナーや球形トナーを用いた場合には、そのトナーがクリーニングブレードと感光体ドラムとの僅かな隙間に入り込んでやがてその隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。
さらに、トナーやトナー中に含まれる外添剤や紙粉等の付着物がクリーニングブレードと感光体ドラムとの隙間をすり抜けると、それが感光体ドラム上に膜状に固着してフィルミングが生じることもあった。
このような問題に対して、感光体ドラム上に潤滑剤を塗布することで、感光体ドラム上の摩擦係数が低下してクリーニングブレードや感光体ドラムの劣化が低減されるとともに、感光体ドラムに付着する未転写トナー等の付着物の離脱性が向上されるために、経時におけるクリーニング不良やフィルミングの発生を抑止することができる。
具体的に、特許文献3等において、潤滑剤供給部(潤滑剤塗布装置)は、感光体ドラム(像担持体)に摺接するブラシローラ、ブラシローラに当接する固形潤滑剤、固形潤滑剤をブラシローラに向けて付勢するスプリング、等で構成される。そして、所定方向に回転するブラシローラによって固形潤滑剤から潤滑剤が徐々に削り取られて、ブラシローラによって削り取られた潤滑剤が像担持体の表面に塗布(供給)される。
一方、特許文献1等には、タンデム型のカラー画像形成装置において、他のカラー用の作像部に比べて使用頻度が多い黒色用の作像部の寿命を延ばすために、黒色用の作像部における感光体ドラムの外径を、他の作像部における感光体ドラムの外径に比べて大きく設定する技術が開示されている。
上述した特許文献1等の技術は、他のカラー用の作像部に比べて使用頻度が多い黒色用の作像部の寿命を延ばすために、黒色用の作像部における感光体ドラムの外径を大きく設定しているために、その分だけ画像形成装置が大型化してしまうという不具合があった。
このような問題は、中間転写ベルトを用いたタンデム型の画像形成装置に限定されることなく、転写搬送ベルトを用いた画像形成装置(転写搬送ベルトに対向するように並設された複数の感光体ドラム上のトナー像を、転写搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に重ねて転写する装置である。)においても、共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置を大型化することなく、他のカラー用の作像部に比べて使用頻度が多い黒色用の作像部が長寿命化される、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、複数の作像部が中間転写ベルト又は転写搬送ベルトに対向するように並設された画像形成装置であって、前記複数の作像部は、それぞれ、前記中間転写ベルト又は前記転写搬送ベルトに対向するとともに、その表面にトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部と、を備え、前記複数の作像部のうち、黒色のトナー像を形成するための黒色用作像部は、その他の作像部に対して、前記中間転写ベルト又は前記転写搬送ベルトの走行方向に対して最も下流側又は上流側に配設されるとともに、前記潤滑剤供給部に保持された潤滑剤の容量が多くなるように構成され、前記黒色用作像部において前記潤滑剤供給部によって前記像担持体に供給される潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛に少なくとも窒化ホウ素を混合して形成されたものであって、前記その他の作像部において前記潤滑剤供給部によって前記像担持体に供給される潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛で形成されたものである
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記潤滑剤供給部は、前記像担持体に摺接するブラシ毛が周設されたブラシ状回転部材と、前記ブラシ状回転部材に摺接する固形潤滑剤と、を具備し、前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記固形潤滑剤の大きさが大きくなるように構成されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記ブラシ状回転部材の外径が大きくなるように構成されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記潤滑剤供給部は、前記ブラシ状回転部材に対して前記像担持体の回転方向下流側の位置で前記像担持体に対してカウンタ方向に当接するとともに、前記像担持体に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材をさらに具備し、前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記像担持体の中心と前記ブレード状部材との当接位置とを結ぶ線分と前記ブレード状部材とがなす角度が大きくなるように形成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記複数の作像部は、それぞれ、前記像担持体に対して非接触で対向する帯電ローラを、前記潤滑剤供給部に対して前記像担持体の回転方向下流側に備え、前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記帯電ローラと前記像担持体とのギャップが小さくなるように形成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記複数の作像部の前記像担持体の表面にそれぞれ光を照射して潜像を形成する書込み部を備え、前記書込み部は、前記黒色用作像部の前記潤滑剤供給部に干渉しないように前記複数の作像部に近設されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記複数の作像部は、それぞれ、前記像担持体上をクリーニングするクリーニング部を、前記潤滑剤供給部に対して前記像担持体の回転方向上流側に備えたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記複数の作像部を、それぞれ、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジとしたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
本発明は、黒色用作像部が、中間転写ベルト又は転写搬送ベルトの走行方向に対して最も下流側又は上流側に配設されるとともに、その潤滑剤供給部に保持された潤滑剤の容量が多くなるように構成されている。これにより、装置を大型化することなく、他のカラー用の作像部に比べて使用頻度が多い黒色用の作像部が長寿命化される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 黒色用作像部を示す構成図である。 カラー用作像部を示す構成図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数の作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ(作像部)10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像部13(現像装置)、クリーニング部15(クリーニング装置)、潤滑剤供給部16(潤滑剤供給装置)が一体化されたものである(図2、図3を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、寿命に達したときに装置本体1に対して交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電ローラ12a(帯電部12)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)の感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、潤滑剤供給部16の位置と除電部(不図示である。)の位置とを順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、図示は省略するが、本実施の形態における画像形成装置1には、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11(モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11を除く、カラー用の3つの感光体ドラム11である。)に当接する1次転写ローラ14を、中間転写ベルト17とともに、感光体ドラム11に対して接離自在に可動する接離機構が設けられている。
そして、モノクロ画像を形成するときには、接離機構が動作することで、カラー用の3つの感光体ドラム11から3つの1次転写ローラ14を離間させて、中間転写ベルト17をモノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11のみに当接させる。このように、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)は、カラー画像を形成するときにも画像中に黒色が占める割合が高くなることが多い上に、モノクロ画像を形成するときにもフルに稼働するものであるため、一般的に、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cに比べて使用頻度(稼働率)が高くなる。
次に、図2及び図3にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
なお、図2は黒色用作像部としてのプロセスカートリッジ10BK(モノクロ用のプロセスカートリッジ)を示す構成図であって、図3はその他の作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(カラー用のプロセスカートリッジ)を示す構成図である。モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKと、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cと、は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点や、固形潤滑剤16bの大きさが異なる点等を除き、ほぼ同じ構成部材によって構成されている。
図2、図3に示すように、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電部12と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像部13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部15と、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部16と、が、ケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
感光体ドラム11の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
感光体ドラム11の感光層は、積層構造とすることもできるし、単層構造とすることもできる。
まず、感光層を電荷発生層と電荷輸送層とからなる積層構造とした場合について説明する。
電荷発生層は、電荷発生物質を主成分とする層である。電荷発生層には公知の電荷発生物質を用いることができる。具体的には、電荷発生物質として、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、スクアリック酸系染料、他のフタロシアニン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等を用いることができる。これらの電荷発生物質は単独でも、2種以上混合して用いることもできる。
電荷発生層は、電荷発生物質を必要に応じて結着樹脂とともに適当な溶剤中にボールミル、アトライター、サンドミル、超音波等を用いて分散して、これを導電性支持体上(又は、下引き層上)に塗布して、乾燥することにより形成される。塗布液の塗工法としては、浸漬塗工法、スプレーコート、ビートコート、ノズルコート、スピナーコート、リングコート等の方法を用いることができる。電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当である(さらに、好ましくは0.1〜2μm程度である。)。
電荷輸送層は、電荷輸送物質及び結着樹脂を適当な溶剤に溶解又は分散して、これを電荷発生層上に塗布、乾燥することにより形成できる。また、必要により単独又は2種以上の可塑剤、レベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。電荷輸送物質の量は、結着樹脂100重量部に対して、20〜300重量部(好ましくは、40〜150重量部である。)が適当である。また、電荷輸送層の膜厚は解像度・応答性の点から25μm以下にすることが好ましい。下限値に関しては、作像プロセス(特に、帯電電位等である。)によって異なるが、5μm以上が好ましい。
次に、感光層を単層構造とした場合について説明する。
単層構造の感光層は、上述の電荷発生物質、電荷輸送物質、結着樹脂等を適当な溶剤に溶解又は分散して、これを導電性支持体上(又は、下引き層上)に塗布、乾燥することによって形成できる。電荷輸送物質を含有させずに、電荷発生物質と結着樹脂とから構成してもよい。また、必要により可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
結着樹脂としては上述の電荷輸送層の形成時に用いる結着樹脂の他に、上述の電荷発生層の形成時に用いる結着樹脂を混合して用いてもよい。さらには、高分子電荷輸送物質も良好に使用できる。結着樹脂100重量部に対する電荷発生物質の量は5〜40重量部が好ましく、電荷輸送物質の量は0〜190重量部が好ましい(さらに好ましくは50〜150重量部である。)。
単層構造の感光層は、電荷発生物質、結着樹脂を電荷輸送物質とともにテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等の溶媒を用いて分散機等で分散した塗工液を、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート、リングコート等で塗工して形成できる。感光層の膜厚は、5〜25μm程度が適当である。
感光体ドラム11の下引き層は、一般には樹脂を主成分とするが、これらの樹脂の上に感光層を溶剤で塗布することを考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂であることが望ましい。このような樹脂としては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等が挙げられる。下引き層には、モアレ防止、残留電位の低減等のために、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等の金属酸化物の微粉末顔料を加えてもよい。また、これらの下引き層は、上述した感光層と同様に、適当な溶媒及び塗工法を用いて形成することができる。下引き層の膜厚は、0〜5μm程度が適当である。
感光体ドラム11の保護層は、感光体ドラム11表面における機械的磨耗を軽減するためのものである。
本実施の形態における保護層は、架橋構造を有するバインダー樹脂で形成されている。架橋構造は、1分子内に複数個の架橋性官能基を有する反応性モノマーを使用して、光や熱エネルギーを用いて架橋反応を生じさせることで形成される3次元の網目構造である。この網目構造を有するバインダー樹脂は、高い耐摩耗性を発揮することになる。電気的な安定性、耐刷性、寿命の観点から、上述の反応性モノマーとして、全部又は一部に電荷輸送能を有するモノマーを使用することもできる。このようなモノマーを使用することにより、網目構造中に電荷輸送部位が形成されて、保護層としての機能も充分に発揮される。
電荷輸送能を有する反応性モノマーとしては、同一分子中に電荷輸送性成分と加水分解性の置換基を有する珪素原子とをそれぞれ少なくとも1つ以上含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とヒドロキシル基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とカルボキシル基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とエポキシ基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とイソシアネート基とを含有する化合物等を用いることができる。これら反応性基を有する電荷輸送性材料は、単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
また、電荷輸送能を有するモノマーとして、電気的・化学的安定性が高いこと、キャリアの移動度が速いこと等から、トリアリールアミン構造を有する反応性モノマーを用いることもできる。
さらに、塗工時の粘度調整、架橋型電荷輸送層の応力緩和、低表面エネルギー化や摩擦係数低減等の機能付与のために、1官能及び2官能の重合性モノマー及び重合性オリゴマーを併用することもできる。これらの重合性モノマー、オリゴマーとしては、公知のものが利用できる。
保護層は、熱又は光を用いて正孔輸送性化合物の重合又は架橋をおこなって形成される。熱により重合反応を行う際には、熱エネルギーのみで重合反応が進行する場合と重合開始剤が必要となる場合とがあるが、より低い温度で効率よく反応を進行させるためには、開始剤を添加することが好ましい。光により重合させる場合は、光として紫外線を用いることが好ましいが、光エネルギーのみで反応が進行することはごく稀であり、一般には光重合開始剤が併用される。この場合の重合開始剤とは、主には波長400nm以下の紫外線を吸収してラジカルやイオン等の活性種を生成して、重合を開始させるものである。なお、上述した熱及び光重合開始剤を併用することも可能である。
このように形成した網目構造を有する保護層は、耐摩耗性が高い反面、架橋反応時に体積収縮が大きく、あまり厚膜化するとクラックなどを生じる場合がある。このような場合には、保護層を積層構造として、下層(感光層側)には低分子分散ポリマーからなる保護層を形成して、上層(表面側)には架橋構造を有する保護層を形成しても良い。
以上述べたように、本実施の形態では、感光体ドラム11の表面に、架橋構造を有するとともに電荷輸送材を具備するバインダー樹脂で形成された硬い保護層を設けているために、感光体ドラム11としての機能を損なわずに、クリーニングブレード15aによる感光体ドラム11の膜削れを防止することができる。
帯電部12は、帯電ローラ12a、クリーニングローラ12b等で構成されている。帯電ローラ12aは、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。また、帯電ローラ12aは、潤滑剤供給部16によって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤が付着しないように、感光体ドラム11に対して非接触で対向するように配設されている。また、クリーニングローラ12bは、帯電ローラ12a上の汚れを除去するためのもので、帯電ローラ12aに接触するように配設されている。
そして、このように構成された帯電部12において、帯電ローラ12aには不図示の電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
現像部(現像装置)13は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。
現像部13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
トナーは、画質向上のために、円形度が0.98以上の球形トナーを使用している。「円形度」は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2000」(東亜医用電子社製)により計測した平均円形度である。具体的には、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に、分散剤として界面活性剤(好ましくは、アルキルベンゼンスルホン酸塩である。)を0.1〜0.5ml加えて、さらに測定試料(トナー)を0.1〜0.5g程度加える。その後、このトナーが分散した懸濁液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理して、分散液濃度が3000〜10000個/μlとなるようにしたものを上述の分析装置にセットして、トナーの形状及び分布を測定する。
球形トナーとしては、従来から広く用いられている粉砕法によって形状が歪な異形のトナー(粉砕トナー)を加熱処理等して球形化したものや、重合法により製造されたもの等を用いることができる。
このような球形トナーを用いる場合、従来は、クリーニングブレード15aと感光体ドラム11との僅かな隙間に入り込んでやがてその隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。しかし、本実施の形態では、潤滑剤供給部16によって潤滑剤を感光体ドラム11表面に塗布して、感光体ドラム11上におけるトナー剥離性(除去性)を向上させるために、クリーニング不良の発生が抑止される。
クリーニング部15は、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニング部15には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、クリーニング部15内に回収されたトナーを廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送する搬送コイル15b、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング部15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12aによる放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
潤滑剤供給部16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接するブラシ毛が周設されたブラシ状回転部材16a、固形潤滑剤16bをブラシ状回転部材16aに向けて付勢する圧縮スプリング16c、ブラシ状回転部材16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材16d、等で構成される。なお、ブレード状部材16dは、ブラシ状回転部材16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側の位置で感光体ドラム11に対してカウンタ方向に当接するように構成されている。
このように構成された潤滑剤供給部16によって、感光体ドラム11上に薄層化された潤滑剤が供給される。なお、潤滑剤供給部16の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2、図3中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像部13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給部によってトナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2、図3の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写のトナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング部15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換自在に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像部13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像部13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像部13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像部13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像部13の第2搬送スクリュ23b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、本実施の形態における、潤滑剤供給部16(潤滑剤供給装置)の構成・動作について詳しく説明する。
図2、図3に示すように、潤滑剤供給部16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接するブラシ毛が周設されたブラシ状回転部材16a(ブラシ状ローラ)、固形潤滑剤16bをブラシ状回転部材16aに向けて付勢する圧縮スプリング16c、ブラシ状回転部材16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材16d、等で構成される。
ブラシ状回転部材16aは、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲のブラシ毛が基布上に植毛されたものを芯金上にスパイラル状に巻き付けたものである。
ブラシ毛の長さが20mmを超えると、経時における感光体ドラム11との繰り返し摺擦によって、ブラシ毛が所定方向に倒毛して、固形潤滑剤16bの掻取性や感光体ドラム11からのトナー除去性が低下してしまう。これに対して、ブラシ毛の長さが0.2mm未満であると、固形潤滑剤16bや感光体ドラム11に対する物理的な当接力が不足してしまう。したがって、ブラシ毛の長さは上述の範囲であることが好ましい。
ブラシ状回転部材16aは、図2、図3の時計方向に回転する感光体ドラム11に対してカウンタ方向で接触するように回転する(図2、図3の時計方向の回転である。)。また、ブラシ状回転部材16aは、固形潤滑剤16bと感光体ドラム11とに摺接するように配置されていて、ブラシ状回転部材16aが回転することによって固形潤滑剤16bから潤滑剤を掻き取り、その潤滑剤を感光体ドラム11上に塗布する。
固形潤滑剤16bの後方部には,ブラシ状回転部材16aと固形潤滑剤16bとの接触ムラをなくすために圧縮スプリング16cが配置されていて、固形潤滑剤16bをブラシ状回転部材16aに付勢している。
本実施の形態では、固形潤滑剤16bを主としてステアリン酸亜鉛で形成している。詳しくは、固形潤滑剤16bは、ステアリン酸亜鉛を主成分とする潤滑油添加剤を溶解したもので、塗りすぎによる副作用がなく、充分な潤滑性があるものが好適である。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。
なお、固形潤滑剤16bとしては、ステアリン酸亜鉛の他にも、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチュウム、ステアリン酸カルシウム等のステアリン酸基を有するものを用いることができる。また、同じ脂肪酸基であるオレイン酸亜鉛、オレイン酸バリウム、オレイン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物や、パルチミン酸亜鉛、パルチミン酸バリウム、パルチミン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物を使用して良い。他にも、脂肪酸基として、カプリル酸、リノレン酸、コリノレン酸等を使用することができる。さらに、カンデリラワックス、カンルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、おおば油、みつろう、ラノリン等のワックスを使用することもできる。これらは有機系の固形潤滑剤となりやすく、トナーとの相性が良い。
固形潤滑剤16bをブラシ状回転部材16aを介して感光体ドラム11表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、ブレード状部材16d(薄層化ブレード)が潤滑剤を均一化する部材として機能することになる。ブレード状部材16dにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
このとき、ブラシ状回転部材16aにより塗布する粉体状の潤滑剤は微粉であるほど、ブレード状部材16dにより感光体ドラム11上に分子膜レベルで薄膜化される。
以下、本実施の形態における画像形成装置1において特徴的な構成について詳述する。
先に図1にて説明したように、本実施の形態における画像形成装置1は、黒色用作像部としてのモノクロ用のプロセスカートリッジ10BKが、その他の作像部としてのカラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cに対して、中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側に配設されている。さらに、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)は、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(その他の作像部)に対して、潤滑剤供給部16に保持された潤滑剤の容量が多くなるように構成されている。
具体的には、図2及び図3を参照して、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)における潤滑剤供給部16の固形潤滑剤16bの大きさが、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(その他の作像部)における潤滑剤供給部16の固形潤滑剤16bの大きさに比べて、大きくなるように構成されている。
このように、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの固形潤滑剤16bを大きく構成することで、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cに比べて、感光体ドラム11に潤滑剤を供給するトータルの時間を長くとることができるため、感光体ドラム11が劣化する時期を遅らせることができる。したがって、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M,10Cに比べて使用頻度が多いモノクロ用のプロセスカートリッジ10BKを長寿命化することができる。
一方、このように、固形潤滑剤16bを大きく構成することで、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの鉛直方向の高さH1は、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M,10Cの鉛直方向の高さH2に比べて、大きくなる(H1>H2)。具体的には、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKは、固形潤滑剤16bを大きくした分だけ、潤滑剤供給部16が下方に突出したものになっている。
しかし、本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのうち、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKが、最も端の位置(最も下流側である。)に配設されている。これにより、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの下方の位置に、まとまった空間を確保することができる。具体的に、本実施の形態では、図1を参照して、書込み部6が、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの潤滑剤供給部16に干渉しないように、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKに近設されている。
このような構成により、潤滑剤供給部16(固形潤滑剤16b)を大サイズ化して、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKを長寿命化した場合であっても、画像形成装置1の鉛直方向の高さを大きくしなくてもよいことになる。
また、図2及び図3を参照して、本実施の形態では、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)は、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(その他の作像部)に比べて、ブラシ状回転部材16aの外径が大きくなるように構成されている。具体的に、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKのブラシ状回転部材16aと、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cのブラシ状回転部材16aと、はブラシ毛の長さはいずれも0.2〜20mmであって、ブラシ毛が巻装された芯金の外径が異なるように構成されている。
このようにブラシ状回転部材16a(芯金)の外径が大きくなるように構成することで、ブラシ状回転部材16aに変形が生じて感光体ドラム11上に塗布される潤滑剤の塗布ムラ(偏差)が生じる不具合が生じにくくなる。
そして、ブラシ状回転部材16aの外径が大きくなるように構成することで、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの鉛直方向の高さH1は、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M,10Cの鉛直方向の高さH2に比べて、大きくなる(H1>H2)。しかし、本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのうち、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKが、最も端の位置(最も下流側である。)に配設されているため、画像形成装置1の全体の鉛直方向の高さを大きくしなくてもよいことになる。
また、図2及び図3を参照して、本実施の形態では、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)は、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(その他の作像部)に比べて、ブレード状部材16dの当接角度(感光体ドラム11の中心と、ブレード状部材16dとの当接位置と、を結ぶ線分と、ブレード状部材16dと、がなす角度である。)が大きくなるように形成されている。
具体的に、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cのブレード状部材16dの当接角度θ2が約90度に設定されているのに対して、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKのブレード状部材16dの当接角度θ1は91〜160度の範囲内に設定されている。
このように、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKにおいては、ブレード状部材16dの当接角度θ1が鈍角に設定されているため、感光体ドラム11に対するブレード状部材16dの摩擦抵抗が小さくなる。そのため、ブレード状部材16dと感光体ドラム11との摺接による双方の部材11、16dの磨耗劣化が遅くなるとともに、感光体ドラム11の駆動トルクが低減される。
そして、ブレード状部材16dの当接角度が鈍角に設定されることで、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの鉛直方向の高さは、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M,10Cの鉛直方向の高さに比べて、大きくなる。しかし、本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのうち、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKが、最も端の位置(最も下流側である。)に配設されているため、画像形成装置1の全体の鉛直方向の高さを大きくしなくてもよいことになる。
ここで、本実施の形態において、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)における固形潤滑剤16bと、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(その他の作像部)における固形潤滑剤16bと、してそれぞれ種類の異なるものを用いることができる。具体的に、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cにおける固形潤滑剤16bとしてステアリン酸亜鉛で形成されたものを用い、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)における固形潤滑剤16bとしてステアリン酸亜鉛に少なくとも窒化ホウ素を混合して形成されたものを用いることができる。
ステアリン酸亜鉛からなる固形潤滑剤16bを用いることで、上述したように、感光体ドラム11の表面の充分な潤滑性を得ることができる。そして、窒化ホウ素が混合されたステアリン酸亜鉛からなる固形潤滑剤16bを用いることで、感光体ドラム11の表面のさらに充分な潤滑性を得ることができる。したがって、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11の寿命をさらに延ばすことができる。
また、図2及び図3を参照して、本実施の形態では、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)は、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(その他の作像部)に比べて、帯電ローラ12aと感光体ドラム11とのギャップが小さくなるように形成されている。
具体的に、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cにおける帯電ローラ12aと感光体ドラム11とのギャップδ2に比べて、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKにおける帯電ローラ12aと感光体ドラム11とのギャップδ1が小さくなるように設定されている。
このように、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKにおいては、帯電ローラ12aと感光体ドラム11とのギャップδ1が比較的小さくなるように設定されているため、帯電ローラ12aの放電時におけるオゾンの発生量を少なくすることができる。さらに、帯電ローラ12aと感光体ドラム11とのギャップδ1が小さく設定されることで、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの鉛直方向の高さを小さくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)が、中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側に配設されるとともに、その潤滑剤供給部16に保持された潤滑剤の容量が多くなるように構成されている。これにより、画像形成装置1を大型化することなく、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M,10C(他のカラー用の作像部)に比べて使用頻度が多いモノクロ用のプロセスカートリッジ10BKを長寿命化することができる。
なお、本実施の形態では、作像部における各部(感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15、潤滑剤供給部16である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。
なお、作像部における各部11、12、13、15、16をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、それぞれ単体で装置本体1に交換自在に設置されるように構成することもできる。このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト17を用いたタンデム型のカラー画像形成装置に対して本発明を適用した。これに対して、転写搬送ベルトを用いたタンデム型のカラー画像形成装置(転写搬送ベルトに対向するように並設された複数の感光体ドラム上のトナー像を、転写搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に重ねて転写する装置である。)に対しても、本発明を適用することができる。そして、このような場合であっても、複数の作像部を本実施の形態のものと同様に構成することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)が、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M,10C(他のカラー用の作像部)に比べて、中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側に配設されるように構成した。これに対して、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKが、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M,10Cに比べて、中間転写ベルト17の走行方向に対して最も上流側に配設されるように構成することもできる。そして、このような場合であっても、モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKの潤滑剤供給部16に保持された潤滑剤の容量が多くなるように構成することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
6 書込み部、
10BK ブラック用のプロセスカートリッジ(黒色用作像部)、
10Y イエロー用のプロセスカートリッジ(その他の作像部)、
10M マゼンタ用のプロセスカートリッジ(その他の作像部)、
10C シアン用のプロセスカートリッジ(その他の作像部)、
11 感光体ドラム(像担持体)、
12 帯電部、 12a 帯電ローラ、
13 現像部(現像装置)、
15 クリーニング部、
16 潤滑剤供給部(潤滑剤供給装置)、
16a ブラシ状回転部材、
16b 固形潤滑剤、
16c 圧縮スプリング、
16d ブレード状部材。
特開2006−91459号公報 特開2001−356547号公報 特開平11−174810号公報

Claims (8)

  1. 複数の作像部が中間転写ベルト又は転写搬送ベルトに対向するように並設された画像形成装置であって、
    前記複数の作像部は、それぞれ、
    前記中間転写ベルト又は前記転写搬送ベルトに対向するとともに、その表面にトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部と、
    を備え、
    前記複数の作像部のうち、黒色のトナー像を形成するための黒色用作像部は、その他の作像部に対して、前記中間転写ベルト又は前記転写搬送ベルトの走行方向に対して最も下流側又は上流側に配設されるとともに、前記潤滑剤供給部に保持された潤滑剤の容量が多くなるように構成され
    前記黒色用作像部において前記潤滑剤供給部によって前記像担持体に供給される潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛に少なくとも窒化ホウ素を混合して形成されたものであって、
    前記その他の作像部において前記潤滑剤供給部によって前記像担持体に供給される潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛で形成されたものであることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 前記潤滑剤供給部は、
    前記像担持体に摺接するブラシ毛が周設されたブラシ状回転部材と、
    前記ブラシ状回転部材に摺接する固形潤滑剤と、
    を具備し、
    前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記固形潤滑剤の大きさが大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記ブラシ状回転部材の外径が大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記潤滑剤供給部は、前記ブラシ状回転部材に対して前記像担持体の回転方向下流側の位置で前記像担持体に対してカウンタ方向に当接するとともに、前記像担持体に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材をさらに具備し、
    前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記像担持体の中心と前記ブレード状部材との当接位置とを結ぶ線分と前記ブレード状部材とがなす角度が大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の作像部は、それぞれ、前記像担持体に対して非接触で対向する帯電ローラを、前記潤滑剤供給部に対して前記像担持体の回転方向下流側に備え、
    前記黒色用作像部は、前記その他の作像部に比べて、前記帯電ローラと前記像担持体とのギャップが小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の作像部の前記像担持体の表面にそれぞれ光を照射して潜像を形成する書込み部を備え、
    前記書込み部は、前記黒色用作像部の前記潤滑剤供給部に干渉しないように前記複数の作像部に近設されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の作像部は、それぞれ、前記像担持体上をクリーニングするクリーニング部を、前記潤滑剤供給部に対して前記像担持体の回転方向上流側に備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の作像部は、それぞれ、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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