JP2009139604A - 潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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賢二 本城
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賢 雨宮
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裕司 荒井
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Abstract

【課題】像担持体上に残留する未転写トナーの量や転写残画像パターンによらず、像担持体上に適量の潤滑剤を均一にムラなく安定的に供給することができる、潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体21上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置25であって、像担持体21に摺接するブラシ毛が周設された第1ブラシ状回転部材25bと、像担持体21に対して非接触で対向するとともに固形潤滑剤45に摺接するブラシ毛が周設された第2ブラシ状回転部材25cと、像担持体21に当接するブレード状部材25aと、を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、感光体ドラム、感光体ベルト、中間転写ベルト等の像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置(潤滑剤塗布装置)と、それを備えたクリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置とに関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光体ドラム等の像担持体上に付着する未転写トナー等の付着物をクリーニング装置で確実に清掃するとともに、像担持体やクリーニングブレード等の磨耗を低減するために、像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を用いる技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照。)。
詳しくは、転写工程後の像担持体上に残留する未転写トナーは、像担持体に当接するクリーニングブレード(クリーニング装置)によってすべて除去されるべきものである。しかし、クリーニングブレードが像担持体との当接によって経時劣化(磨耗)した場合には、未転写トナーが磨耗したクリーニングブレードと像担持体との隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。また、クリーニングブレードに劣化が生じていなくても、小粒径トナーや球形トナーを用いた場合には、そのトナーがクリーニングブレードと像担持体との僅かな隙間に入り込んでやがてその隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。さらに、トナーやトナー中に含まれる外添剤や紙粉等の付着物がクリーニングブレードと像担持体との隙間をすり抜けると、それが像担持体上に膜状に固着してフィルミングが生じることもあった。
このような問題に対して、像担持体上に潤滑剤を塗布することで、像担持体上の摩擦係数が低下してクリーニングブレードや像担持体の劣化が低減されるとともに、像担持体上に付着する未転写トナー等の付着物の離脱性が向上されるために、経時におけるクリーニング不良やフィルミングの発生を抑止することができる。
具体的に、潤滑剤供給装置は、像担持体に摺接するブラシ状回転部材(ファーブラシ)、ブラシ状回転部材に当接する固形潤滑剤(保護剤)、固形潤滑剤をブラシ状回転部材に向けて付勢するスプリング(加圧バネ)、等で構成される。ここで、潤滑剤供給装置は、クリーニング装置に内設されていて、クリーニングブレードがブラシ状回転部材の下流側にて像担持体(感光体)に当接している。
そして、所定方向に回転するブラシ状回転部材によって固形潤滑剤から潤滑剤が徐々に削り取られて、ブラシ状回転部材によって削り取られた潤滑剤が像担持体の表面に塗布(供給)される。さらに、ブラシ状回転部材の下流側に配設されたクリーニングブレードによって、像担持体上に残留する未転写トナー等の付着物が除去される。
特開2005−115311号公報 特開2003−58009号公報
上述した従来の技術は、像担持体に摺接して潤滑剤を塗布するブラシ状回転部材の下流側に配設されたクリーニングブレードによって、像担持体に供給される潤滑剤の量が規制されるために、潤滑剤の供給過多による帯電部の汚染や、現像部への潤滑剤混入によるトナーの帯電不良、等の不具合が生じるのをある程度抑止することができる。
しかし、従来の技術は、像担持体上に残留する未転写トナーの量(ブラシ状回転部材やクリーニングブレードに入力する未転写トナー量)や、像担持体上の転写残画像パターンによって、像担持体上に供給される潤滑剤の量が不均一になったり供給ムラが生じてしまったりしてしまうことがあった。さらに、従来の技術は、潤滑剤を塗布するブラシ状回転部材が像担持体に直接的に当接しているために、像担持体の表面性(特に表面摩擦係数である。)の変化や、ブラシ状回転部材のブラシ劣化によって、経時においても像担持体上に潤滑剤を安定的に供給するのが難しかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、像担持体上に残留する未転写トナーの量や転写残画像パターンによらず、像担持体上に適量の潤滑剤を均一にムラなく安定的に供給することができる、潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置であって、前記像担持体に摺接するブラシ毛が周設された第1ブラシ状回転部材と、前記像担持体に対して非接触で対向するとともに、固形潤滑剤に摺接するブラシ毛が周設された第2ブラシ状回転部材と、前記像担持体に当接するブレード状部材と、を備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記第2ブラシ状回転部材は、前記第1ブラシ状回転部材に対して前記像担持体の走行方向下流側であって前記ブレード状部材に対して前記像担持体の走行方向上流側に配設されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第2ブラシ状回転部材の前記ブラシ毛に摺接する板状部材を備え、前記板状部材は、前記第2ブラシ状回転部材の前記ブラシ毛を撓ませた後に復元させることで前記第2ブラシ状回転部材に担持された潤滑剤を飛翔させて当該潤滑剤を前記像担持体に向けて移行させるものである。
また、請求項4記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記第2ブラシ状回転部材は、前記像担持体が稼動しているときに前記潤滑剤を前記像担持体に向けて供給するように制御されるものである。
また、請求項5記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記固形潤滑剤を、ステアリン酸亜鉛としたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記像担持体は、架橋構造を有するとともに電荷輸送材を分散してなるバインダー樹脂で形成された保護層をその表面に具備したものである。
また、この発明の請求項7記載の発明にかかるクリーニング装置は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の潤滑剤供給装置を備え、前記ブレード状部材を、前記像担持体上をクリーニングするクリーニングブレードとしたものである。
また、この発明の請求項8記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とが一体化されたものである。
また、この発明の請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置(帯電部)と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置(現像部)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置(クリーニング部)とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
本発明は、像担持体に摺接する第1ブラシ状回転部材と、像担持体に当接するブレード状部材と、を設けるとともに、固形潤滑剤に摺接する第2ブラシ状回転部材を像担持体に対して非接触で対向させている。これにより、像担持体上に残留する未転写トナーの量や転写残画像パターンによらず、像担持体上に適量の潤滑剤を均一にムラなく安定的に供給することができる、潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像装置(現像部)、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング装置(クリーニング部)、を示す。
また、27は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、28は中間転写ベルト27上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する第2転写バイアスローラ、29は中間転写ベルト27上の未転写トナーを回収する中間転写ベルトクリーニング部、30は4色カラーのトナー像が転写された記録媒体Pを搬送する搬送ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各現像装置23Y、23M、23C、23BKに各色のトナーを補給するトナー補給部、51は原稿Dを原稿読込部55に搬送する原稿搬送部、55は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、61は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、66は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング装置25(潤滑剤供給装置が内設されている。)が、一体化されたものである。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、装置本体1に対して所定の交換サイクルにて交換される。同様に、各現像装置23Y、23M、23C、23BKも、装置本体1に対して所定の交換サイクルにて交換される。
各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部55は、コンタクトガラス53上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム21上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム212表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれ、現像装置23Y、23M、23C、23BKとの対向位置に達する。そして、各現像装置23Y、23M、23C、23BKから感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、フォトセンサ41(図2を参照できる。)との対向位置を通過した後に、中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング装置25との対向位置に達する。そして、クリーニング装置25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト27表面は、図中の矢印方向に走行して、第2転写バイアスローラ28の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ28の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト27上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ28位置の記録媒体Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された記録媒体Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト30により、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
図2は作像部を示す断面図である。なお、装置本体1に設置される4つの作像部は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジ及び現像装置及びトナー補給部における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、クリーニング装置25とが、ケース26に一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム21は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム21は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
感光体ドラム21の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
感光体ドラム21の感光層は、積層構造とすることもできるし、単層構造とすることもできる。
まず、感光層を電荷発生層と電荷輸送層とからなる積層構造とした場合について説明する。
電荷発生層は、電荷発生物質を主成分とする層である。電荷発生層には公知の電荷発生物質を用いることができる。具体的には、電荷発生物質として、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、スクアリック酸系染料、他のフタロシアニン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等を用いることができる。これらの電荷発生物質は単独でも、2種以上混合して用いることもできる。
電荷発生層は、電荷発生物質を必要に応じて結着樹脂とともに適当な溶剤中にボールミル、アトライター、サンドミル、超音波等を用いて分散して、これを導電性支持体上(又は、下引き層上)に塗布して、乾燥することにより形成される。塗布液の塗工法としては、浸漬塗工法、スプレーコート、ビートコート、ノズルコート、スピナーコート、リングコート等の方法を用いることができる。電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当である(さらに、好ましくは0.1〜2μm程度である。)。
電荷輸送層は、電荷輸送物質及び結着樹脂を適当な溶剤に溶解又は分散して、これを電荷発生層上に塗布、乾燥することにより形成できる。また、必要により単独又は2種以上の可塑剤、レベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。電荷輸送物質の量は、結着樹脂100重量部に対して、20〜300重量部(好ましくは、40〜150重量部である。)が適当である。また、電荷輸送層の膜厚は解像度・応答性の点から25μm以下にすることが好ましい。下限値に関しては、作像プロセス(特に、帯電電位等である。)によって異なるが、5μm以上が好ましい。
次に、感光層を単層構造とした場合について説明する。
単層構造の感光層は、上述の電荷発生物質、電荷輸送物質、結着樹脂等を適当な溶剤に溶解又は分散して、これを導電性支持体上(又は、下引き層上)に塗布、乾燥することによって形成できる。電荷輸送物質を含有させずに、電荷発生物質と結着樹脂とから構成してもよい。また、必要により可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
結着樹脂としては上述の電荷輸送層の形成時に用いる結着樹脂の他に、上述の電荷発生層の形成時に用いる結着樹脂を混合して用いてもよい。さらには、高分子電荷輸送物質も良好に使用できる。結着樹脂100重量部に対する電荷発生物質の量は5〜40重量部が好ましく、電荷輸送物質の量は0〜190重量部が好ましい(さらに好ましくは50〜150重量部である。)。
単層構造の感光層は、電荷発生物質、結着樹脂を電荷輸送物質とともにテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等の溶媒を用いて分散機等で分散した塗工液を、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート、リングコート等で塗工して形成できる。感光層の膜厚は、5〜25μm程度が適当である。
感光体ドラム21の下引き層は、一般には樹脂を主成分とするが、これらの樹脂の上に感光層を溶剤で塗布することを考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂であることが望ましい。このような樹脂としては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等が挙げられる。下引き層には、モアレ防止、残留電位の低減等のために、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等の金属酸化物の微粉末顔料を加えてもよい。また、これらの下引き層は、上述した感光層と同様に、適当な溶媒及び塗工法を用いて形成することができる。下引き層の膜厚は、0〜5μm程度が適当である。
感光体ドラム21の保護層は、感光体ドラム21表面における機械的磨耗を軽減するためのものである。
本実施の形態における保護層は、架橋構造を有するバインダー樹脂で形成されている。架橋構造は、1分子内に複数個の架橋性官能基を有する反応性モノマーを使用して、光や熱エネルギーを用いて架橋反応を生じさせることで形成される3次元の網目構造である。この網目構造を有するバインダー樹脂は、高い耐摩耗性を発揮することになる。電気的な安定性、耐刷性、寿命の観点から、上述の反応性モノマーとして、全部又は一部に電荷輸送能を有するモノマーを使用することもできる。このようなモノマーを使用することにより、網目構造中に電荷輸送部位が形成されて、保護層としての機能も充分に発揮される。
電荷輸送能を有する反応性モノマーとしては、同一分子中に電荷輸送性成分と加水分解性の置換基を有する珪素原子とをそれぞれ少なくとも1つ以上含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とヒドロキシル基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とカルボキシル基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とエポキシ基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とイソシアネート基とを含有する化合物等を用いることができる。これら反応性基を有する電荷輸送性材料は、単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
また、電荷輸送能を有するモノマーとして、電気的・化学的安定性が高いこと、キャリアの移動度が速いこと等から、トリアリールアミン構造を有する反応性モノマーを用いることもできる。
さらに、塗工時の粘度調整、架橋型電荷輸送層の応力緩和、低表面エネルギー化や摩擦係数低減等の機能付与のために、1官能及び2官能の重合性モノマー及び重合性オリゴマーを併用することもできる。これらの重合性モノマー、オリゴマーとしては、公知のものが利用できる。
保護層は、熱又は光を用いて正孔輸送性化合物の重合又は架橋をおこなって形成される。熱により重合反応を行う際には、熱エネルギーのみで重合反応が進行する場合と重合開始剤が必要となる場合とがあるが、より低い温度で効率よく反応を進行させるためには、開始剤を添加することが好ましい。光により重合させる場合は、光として紫外線を用いることが好ましいが、光エネルギーのみで反応が進行することはごく稀であり、一般には光重合開始剤が併用される。この場合の重合開始剤とは、主には波長400nm以下の紫外線を吸収してラジカルやイオン等の活性種を生成して、重合を開始させるものである。なお、上述した熱及び光重合開始剤を併用することも可能である。
このように形成した網目構造を有する保護層は、耐摩耗性が高い反面、架橋反応時に体積収縮が大きく、あまり厚膜化するとクラックなどを生じる場合がある。このような場合には、保護層を積層構造として、下層(感光層側)には低分子分散ポリマーからなる保護層を形成して、上層(表面側)には架橋構造を有する保護層を形成しても良い。
以上述べたように、本実施の形態では、感光体ドラム21の表面に、架橋構造を有するバインダー樹脂で形成された硬い保護層を設けているために、感光体ドラム21としての機能を損なわずに、クリーニングブレード25aや第1ブラシ状ローラ25bによる感光体膜削れを防止することができる。
図2を参照して、帯電部22は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなる帯電ローラである。帯電ローラ22には不図示の電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム21の表面を一様に帯電する。
現像装置(現像部)23は、主として、感光体ドラム21に対向する現像ローラ23aと、現像ローラ23aに対向する第1搬送スクリュ23bと、仕切部材23eを介して第1搬送スクリュ23bに対向する第2搬送スクリュ23cと、現像ローラ23aに対向するドクターブレード23dと、で構成される。現像ローラ23aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ23a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ23a上に現像剤Gが担持されることになる。
現像装置23内には、キャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
トナーTは、画質向上のために、円形度が0.980以上の球形トナーを使用している。「円形度」は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2000」(東亜医用電子社製)により計測した平均円形度である。具体的には、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に、分散剤として界面活性剤(好ましくは、アルキルベンゼンスルホン酸塩である。)を0.1〜0.5ml加えて、さらに測定試料(トナー)を0.1〜0.5g程度加える。その後、このトナーが分散した懸濁液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理して、分散液濃度が3000〜10000個/μlとなるようにしたものを上述の分析装置にセットして、トナーの形状及び分布を測定する。
球形トナーとしては、従来から広く用いられている粉砕法によって形状が歪な異形のトナー(粉砕トナー)を加熱処理等して球形化したものや、重合法により製造されたもの等を用いることができる。
このような球形トナーを用いる場合、従来は、クリーニングブレード25aと感光体ドラム21との僅かな隙間に入り込んでやがてその隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。しかし、本実施の形態では、潤滑剤供給装置25c、45〜47によって潤滑剤Qを感光体ドラム21表面に塗布して、感光体ドラ21上におけるトナー剥離性(除去性)を向上させるために、クリーニング不良の発生が抑止される。
クリーニング装置25は、感光体ドラム21上に付着する未転写トナー等の付着物を除去する本来的な機能とともに、感光体ドラム21上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置としての機能を有している。クリーニング装置25(潤滑剤供給装置)は、感光体ドラム21(像担持体)に当接するブレード部材としてのクリーニングブレード25a、感光体ドラム21に摺接するブラシ毛が周設された第1ブラシ状回転部材としての第1ブラシ状ローラ25b、感光体ドラム21に対して非接触で対向するとともに固形潤滑剤45に摺接するブラシ毛が周設された第2ブラシ状回転部材としての第2ブラシ状ローラ25c、第2ブラシ状ローラ25Cに当接する固形潤滑剤45、固形潤滑剤45を第2ブラシ状ローラ25cに向けて付勢する圧縮スプリング46、第2ブラシ状ローラ25cのブラシ毛に摺接する板状部材としてのフリッカー47、等で構成される。
ブレード状部材としてのクリーニングブレード25aは、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム21表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。クリーニングブレード25aは弾性率が20〜80(%)、厚さが1〜6(mm)程度が好ましい。クリーニングブレード25aにより、感光体ドラム21上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング装置25内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム21上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電部22による放電時に感光体ドラム21上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
なお、本実施の形態では、クリーニングブレード25aを感光体ドラム21の回転方向に対してカウンタ方向で接触させているが、感光体ドラム21の回転方向に対してトレーリング方向となるように感光体ドラム21に接触させてもよい。
なお、クリーニングブレード25aは、上述のクリーニング機能の他に、第2ブラシ状ローラ25cによって感光体ドラム21上に供給された潤滑剤を薄層化する薄層化ブレードとしての機能も有しているが、これについては後で詳しく説明する。
第1ブラシ状回転部材としての第1ブラシ状ローラ25bは、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲のブラシ毛が基布上に植毛されたものを芯金上にスパイラル状に巻き付けたものであって、そのブラシ毛が感光体ドラム21表面に当接した状態で、図2の時計方向に回転する。
第1ブラシ状ローラ25bのブラシ毛は、ナイロン、レーヨン、アクリル、ビニロン、ポリエステル、塩ビ等の樹脂繊維からなり、必要に応じてカーボン等の導電付与剤を添加することもできる。また、ブラシ毛は、ブラシ密度が1〜50(万本/inch2)、ブラシ抵抗が10-2〜1012(Ω・cm)が好ましく、本実施の形態では、ブラシ長が5(mm)、ブラシ密度が10(万本/inch2)、ブラシ抵抗が105(Ω・cm)のものを用いている。第1ブラシ状ローラ25bは、感光体ドラム21上に付着する未転写トナー等の付着物を補助的に掻き取るクリーニングブラシとして機能する。詳しくは、感光体ドラム21上に付着する未転写トナー等の付着物は、第1ブラシ状ローラ25bに掻き取られた後に、不図示のスクレーパによって掻き落されてクリーニング装置25内に回収される。
なお、本実施の形態では、第1ブラシ状ローラ25bを感光体ドラム21の回転方向と同方向(時計方向)に回転駆動しているが、第1ブラシ状ローラ25bを感光体ドラム21の回転方向と逆方向(反時計方向)に回転駆動することもできる。
なお、第1ブラシ状ローラ25bは、上述のクリーニング機能の他に、感光体ドラム21上に付着した未転写トナーを均一化する機能も有しているが、これについては後で詳しく説明する。すなわち、潤滑剤供給装置25a〜25c、45〜47の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図2中の矢印方向に回転している。現像装置23内の現像剤Gは、間に仕切部材23eを介在するように配設された第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cの矢印方向の回転によって、トナー補給部32からトナー補給口23fを介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ23a上に担持される。現像ローラ23a上に担持された現像剤Gは、その後にドクターブレード23dの位置に達する。そして、現像ローラ23a上の現像剤Gは、ドクターブレード23dの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーTが潜像に付着する。
その後、現像工程にて感光体ドラム21に付着したトナーTは、そのほとんどが中間転写ベルト27上に転写される。そして、感光体ドラム21上に残存した未転写のトナーTが、クリーニングブレード25a及びブラシ状ローラ25bによってクリーニング装置25内に回収される。
ここで、装置本体1に設けられたトナー補給部32は、交換自在に構成されたトナーボトル33と、トナーボトル33を保持・回転駆動するとともに現像装置23に新品トナーTを補給するトナーホッパ部34と、で構成されている。また、トナーボトル33内には、新品のトナーT(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナーボトル33の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナーボトル33内の新品トナーTは、現像装置23内のトナーT(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口23fから現像装置23内に適宜に補給されるものである。現像装置23内のトナーTの消費は、感光体ドラム21に対向する反射型フォトセンサ41と、現像装置23の第2搬送スクリュ23cの下方に設置された磁気センサ40と、によって間接的又は直接的に検知される。
ここで、本実施の形態では、トナー濃度(TC)が所定の範囲内になるように制御されている。具体的には、磁気センサ40や反射型フォトセンサ41の検知結果が上述したトナー濃度(現像剤G中のトナーTの割合である。)の範囲に対応する出力値になるように、トナー補給部32からトナー補給口23fを介して現像装置23にトナーが補給される。
以下、本実施の形態において特徴的な、潤滑剤供給装置25a〜25c、45〜47の構成・動作について詳しく説明する。
図2を参照して、潤滑剤供給装置25a〜25c、45〜47は、クリーニング装置25に一体的に設置されている。潤滑剤供給装置は、感光体ドラム21に当接するブレード部材としてのクリーニングブレード25a、感光体ドラム21に摺接するブラシ毛が周設された第1ブラシ状回転部材としての第1ブラシ状ローラ25b、感光体ドラム21に対して非接触で対向するとともに固形潤滑剤45に摺接するブラシ毛が周設された第2ブラシ状回転部材としての第2ブラシ状ローラ25c、第2ブラシ状ローラ25Cに当接する固形潤滑剤45、固形潤滑剤45を第2ブラシ状ローラ25cに向けて付勢する圧縮スプリング46、第2ブラシ状ローラ25cのブラシ毛に摺接する板状部材としてのフリッカー47、等で構成される。
なお、クリーニングブレード25aは、本来のクリーニング機能の他に、第2ブラシ状ローラ25cによって感光体ドラム21に供給された潤滑剤を薄膜化する機能も有している。また、第1ブラシ状ローラ25bは、本来の補助的なクリーニング機能の他に、クリーニングブレード25aに入力する未転写トナーを均一化する機能(未転写トナーの均し機能)も有している。
第2ブラシ状ローラ25cは、第1ブラシ状ローラ25bに対して感光体ドラム21の回転方向(走行方向)下流側であって、クリーニングブレード25aに対して感光体ドラム21の回転方向(走行方向)上流側に配設されている。
第2ブラシ状ローラ25cは、感光体ドラム21に対して所定のギャップを設けて非接触で対向するように配設されている。第2ブラシ状ローラ25cは、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲のブラシ毛が基布上に植毛されたものを芯金上にスパイラル状に巻き付けたものである。
ブラシ毛の長さが20mmを超えると、経時における固形潤滑剤45やフリッカー47との繰り返し摺擦によって、ブラシ毛が所定方向に倒毛して、固形潤滑剤45の掻取性が低下してしまう。これに対して、ブラシ毛の長さが0.2mm未満であると、固形潤滑剤45に対する物理的な当接力が不足してしまう。したがって、ブラシ毛の長さは上述の範囲であることが好ましい。
第2ブラシ状ローラ25cは、図2の時計方向に回転する感光体ドラム21と同方向に回転する(図2の時計方向の回転である。)。また、第2ブラシ状ローラ25cは、固形潤滑剤45とフリッカー47とに摺接するように配置されていて、第2ブラシ状ローラ25cが回転することによって固形潤滑剤45から潤滑剤を掻き取り、その潤滑剤をフリッカー47の位置で感光体ドラム21上に向けて飛翔させる。
固形潤滑剤45の後方部には、第2ブラシ状ローラ25cと固形潤滑剤45との接触ムラをなくすために圧縮スプリング46が配置されていて、固形潤滑剤45を第2ブラシ状ローラ25cに付勢している。
このように、本実施の形態では、潤滑剤を供給する第2ブラシ状ローラ25cが感光体ドラム21に直接的に当接していないために、経時に、感光体ドラム21の表面性(特に表面摩擦係数である。)の変化や、第2ブラシ状ローラ25cのブラシ劣化が生じても、感光体ドラム21上に潤滑剤を安定的に供給することができる。
本実施の形態では、固形潤滑剤45をステアリン酸亜鉛で形成している。詳しくは、固形潤滑剤45は、ステアリン酸亜鉛を主成分とする潤滑油添加剤を溶解したもので、塗りすぎによる副作用がなく、充分な潤滑性があるものが好適である。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム21表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム21表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム21表面を覆うことができる。
なお、固形潤滑剤45としては、ステアリン酸亜鉛の他にも、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチュウム、ステアリン酸カルシウム等のステアリン酸基を有するものを用いることができる。また、同じ脂肪酸基であるオレイン酸亜鉛、オレイン酸バリウム、オレイン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物や、パルチミン酸亜鉛、パルチミン酸バリウム、パルチミン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物を使用して良い。他にも、脂肪酸基として、カプリル酸、リノレン酸、コリノレン酸等を使用することができる。さらに、カンデリラワックス、カンルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、おおば油、みつろう、ラノリン等のワックスを使用することもできる。これらは有機系の固形潤滑剤となりやすく、トナーとの相性が良い。
図3を参照して、板状部材としてのフリッカー47は、第2ブラシ状ローラ25cのブラシ毛25c1に摺接して、第2ブラシ状ローラ25cに担持された潤滑剤Qを飛翔させて感光体ドラム21に向けて移行させる移行手段として機能する。フリッカー47は、ステンレス等からなる板状部材であって、第2ブラシ状ローラ25cの回転中心に向けてブラシ毛25c1に食い込むように配設されている。フリッカー47は、第2ブラシ状ローラ25cと感光体ドラム21との対向位置に対して、第2ブラシ状ローラ25cの回転方向上流側に配設されている。
このような構成により、第2ブラシ状ローラ25cのブラシ毛25c1は、フリッカー47の位置で回転方向とは逆の方向に撓んだ後に(倒れた後に)、フリッカー47の位置をすり抜けると同時に勢いよく復元(起立)することになる。このとき、ブラシ毛25c1が復元するときに付勢力が生じて、第2ブラシ状ローラ25cに担持された潤滑剤Qが飛翔して(図3中の破線で囲んだ潤滑剤Qである。)、感光体ドラム21上に移行(供給)されることになる。
なお、ブラシ毛25c1に対するフリッカー47の食い込み量は、ブラシ毛25c1の長さや座屈・復元の程度等に基づいて、感光体ドラム21へ潤滑剤が確実に飛翔するように定められる。フリッカー47の食い込み量が大き過ぎると、ブラシ毛25c1が倒れる量が大きくなって、ブラシ毛25c1が早期に劣化してしまうことになる。
また、第2ブラシ状ローラ25cと感光体ドラム21とのギャップは、0.5〜5.0(mm)の範囲にすることが好ましい。ギャップが5.0(mm)を超えると、ブラシ毛25c1の反発力(付勢力)によって潤滑剤が飛翔しても、第2ブラシ状ローラ25cと感光体ドラム21との間に生じる気流によって感光体ドラム21上に潤滑剤が達しない可能性がある。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム21が稼動しているときに、第2ブラシ状ローラ25cによって潤滑剤Qを感光体ドラム21に向けて供給するように制御している。具体的には、感光体ドラム21の回転駆動に連動して、第2ブラシ状ローラ25cを回転駆動している。これにより、感光体ドラム21への潤滑剤供給不良によるクリーニング性の低下や、帯電部22における放電による感光体ドラム21の膜厚量の減少を軽減することができる。
ここで、固形潤滑剤45を第2ブラシ状ローラ25cを介して感光体ドラム21表面に供給すると、感光体ドラム21表面には粉体状の潤滑剤が付着されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、クリーニングブレード25a(薄層化ブレード)が潤滑剤を均一化する部材として機能することになる。クリーニングブレード25aにより、感光体ドラム21上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
詳しくは、図4に示すように、感光体ドラム21表面とクリーニングブレード25a(ブレード状部材)の先端部との間には感光体ドラム21の回転方向に向かって幅狭になったニップ部が形成されており、このニップ部に潤滑剤Qが潜り込み、クリーニングブレード25aの圧力によって薄膜化(薄層化)される(図中のQ´である。)。
このとき、クリーニングブレード25aの位置に達する未転写トナーTの量が多過ぎることなく、幅方向(図4の紙面垂直方向である。)にわたって均一であるほど、クリーニングブレード25aにより感光体ドラム21表面上に潤滑剤を分子レベルで薄膜化できる。本実施の形態では、感光体ドラム21に対して非接触で潤滑剤を供給する第2ブラシ状ローラ25cとは別に、感光体ドラム21に摺接する第1ブラシ状ローラ25bを設置しているので、感光体ドラム21上に残留する未転写トナーTの量や転写残画像パターンによらず、クリーニングブレード25aの位置に達する未転写トナーTの量が多過ぎることなく幅方向にわたって均一化されて、感光体ドラム21の表面に万遍なく潤滑剤Qが広がり潤滑性を高めることができる。
ここで、図5及び図6を用いて、ブラシ状回転部材(ブラシ状ローラ)250cを感光体ドラム21に接触させていた、従来の潤滑剤供給装置における問題点について説明する。
図5は、従来の潤滑剤供給装置を示す斜視図である。固形潤滑剤45に接触するブラシ状ローラ250cによって潤滑剤が掻き取られ、掻き取られた潤滑剤をブラシ状ローラ250cを介して感光体ドラム21表面に塗布している。係る構成では、ブラシ状ローラ250cはクリーニングブラシとしても機能することになる。しかし、感光体ドラム21に潤滑剤を塗布するブラシ状ローラ250cをクリーニングブラシとしても併用する場合には、感光体ドラム21上に残留する未転写トナーTの量や転写残画像パターンによって、クリーニングブレード25aの位置に達する未転写トナーTの量が不均一になってしまう。具体的に、図5の位置A(非画像部である。)と位置B(帯状の転写残画像パターンMが形成された位置である。)とを比較して、位置Bには、ブラシ状ローラ250cによって転写残画像パターンMがある程度クリーニングされるものの非画像部Aに比べて多量のトナーM´が入力してしまう。
図6(A)は図5の位置Aにおけるクリーニングブレード25aを示す拡大図であって、図6(B)は図5の位置Bにおけるクリーニングブレード25aを示す拡大図である。図6(A)、図6(B)に示すように、従来の潤滑剤供給装置は、感光体ドラム21上に残留する未転写トナーTの量や転写残画像パターンによって、クリーニングブレード25aの位置に達する未転写トナーTの量が不均一になってしまっていた。このような場合、クリーニングブレード25aの位置に達する未転写トナーTの量が比較的少ない位置ではクリーニングブレード25aによって潤滑剤の薄層化が充分におこなわれるものの(図6(A)を参照できる。)、クリーニングブレード25aの位置に達する未転写トナーTの量が比較的多い位置ではクリーニングブレード25aによって潤滑剤の薄層化が充分におこなわれない(図6(B)を参照できる。)。
これに対して、本実施の形態では、感光体ドラム21に潤滑剤を供給する第2ブラシ状ローラ25cを感光体ドラム21に対して離間させてクリーニングブラシとして機能させずに、第2ブラシ状ローラ25cとは別に感光体ドラム21に摺接する第1ブラシ状ローラ25bを設置している。これにより、第1ブラシ状ローラ25bは、本来のクリーニングブラシとしての性能が安定して、感光体ドラム21上に残留する未転写トナーTの量や転写残画像パターンによらず、第1ブラシ状ローラ25bを通過した後に感光体ドラム21上に付着する未転写トナーを幅方向にわたって均一に減少させることができる。したがって、図4に示すように、クリーニングブレード25aの位置に達する未転写トナーTの量が幅方向にわたって均一になって、感光体ドラム21上に適量の潤滑剤を均一にムラなく安定的に供給することができる。
なお、このような効果を確実にするために、第1ブラシ状ローラ25bのブラシ毛は、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲に設定することが望ましい。
ブラシ毛の長さが20mmを超えると、経時における感光体ドラム21との繰り返し摺擦によって、ブラシ毛が所定方向に倒毛して、クリーニング機能と未転写トナーの均し機能とが低下してしまう。これに対して、ブラシ毛の長さが0.2mm未満であると、感光体ドラム21に対する物理的な当接力が不足してしまう。したがって、ブラシ毛の長さは上述の範囲であることが好ましい。
本願発明者は、本実施の形態における潤滑剤供給装置25(クリーニング装置)を用いて、ランニングテストをおこなった。図7は、そのときの実験結果を示す表図である。
なお、潤滑剤供給装置において、第2ブラシ状ローラ25cと感光体ドラム21とのギャップは1.0(mm)、フリッカー47の食い込み量は1.0(mm)、第1ブラシ状ローラ25bと感光体ドラム21との食い込み量は1.0(mm)に設定した。また、第1ブラシ状ローラ25b及び第2ブラシ状ローラ25cは、ブラシ毛の長さを5(mm)、ブラシ密度を10(万本/inch2)、ブラシ抵抗を105(Ω・cm)、回転速度を感光体ドラム21の回転速度と同等に設定した。
また、ランニングテストは、A4サイズの記録媒体Pを短手方向が搬送方向となるように搬送し、その記録媒体P上に画像面積率5%の横帯ベタ画像を形成したものを10万枚出力した。そして、5千枚、1万枚、2万枚、5万枚、8万枚、10万枚における、感光体ドラム表面の摩擦係数、クリーニング性、感光体ドラムの膜削れ量を確認した。
図7の実験結果に示すように、出力枚数が5千枚のときの、感光体ドラム表面の摩擦係数は0.15、クリーニング性は良好、感光体ドラムの膜削れ量は0.2(μm)であった。出力枚数が1万枚のときの、感光体ドラム表面の摩擦係数は0.17、クリーニング性は良好、感光体ドラムの膜削れ量は0.3(μm)であった。出力枚数が2万枚のときの、感光体ドラム表面の摩擦係数は0.20、クリーニング性は良好、感光体ドラムの膜削れ量は0.6(μm)であった。出力枚数が5万枚のときの、感光体ドラム表面の摩擦係数は0.22、クリーニング性は良好、感光体ドラムの膜削れ量は1.6(μm)であった。出力枚数が8万枚のときの、感光体ドラム表面の摩擦係数は0.24、クリーニング性は良好、感光体ドラムの膜削れ量は2.9(μm)であった。出力枚数が10万枚のときの、感光体ドラム表面の摩擦係数は0.22、クリーニング性は良好、感光体ドラムの膜削れ量は4.0(μm)であった。
このように、感光体ドラムの摩擦係数が経時においても低い値で安定していることから、感光体ドラム上に潤滑剤が充分に供給されていることがわかる。また、クリーニング不良の発生もなく良好なクリーニング性が維持されていることがわかる。さらに、感光体ドラムの膜削れもまったく問題のないレベルであることがわかる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、感光体ドラム21(像担持体)に摺接する第1ブラシ状ローラ25b(第1ブラシ状回転部材)と、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a(ブレード状部材)と、を設けるとともに、固形潤滑剤45に摺接する第2ブラシ状ローラ25c(第2ブラシ状回転部材)を感光体ドラム21に対して非接触で対向させている。これにより、感光体ドラム21上に残留する未転写トナーの量や転写残画像パターンによらず、感光体ドラム21上に適量の潤滑剤を均一にムラなく安定的に供給することができる。
なお、本実施の形態では、クリーニング装置25(潤滑剤供給装置)を、感光体ドラム21及び帯電部22と一体化してプロセスカートリッジ20を構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。このように、コンパクト化されたプロセスカートリッジにおいては、本実施の形態のように部品点数が少なく構成が簡易な潤滑剤供給装置が特に有用になる。
なお、クリーニング装置25(潤滑剤供給装置)を、プロセスカートリッジの構成部材とせずに、単体で装置本体1に交換自在に設置されるように構成することもできる。このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像装置23が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像装置23が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
さらに、本実施の形態では、像担持体としての感光体ドラム21に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置に対して本発明を適用したが、像担持体としての感光体ベルトや中間転写ベルトに潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す断面図である。 潤滑剤供給装置における第2ブラシ状回転部材の近傍を示す拡大図である。 潤滑剤供給装置におけるブレード状部材を示す拡大図である。 従来の潤滑剤供給装置を示す斜視図である。 従来の潤滑剤供給装置におけるブレード状部材を示す拡大図である。 実験結果を示す表図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 22 帯電部、
23、23Y、23M、23C、23BK 現像装置(現像部)、
25 クリーニング装置(潤滑剤供給装置)、
25a クリーニングブレード(ブレード状部材)、
25b 第1ブラシ状ローラ(第1ブラシ状回転部材)、
25c 第2ブラシ状ローラ(第2ブラシ状回転部材)、
25c1 ブラシ毛、
45 固形潤滑剤、
46 圧縮スプリング、
47 フリッカー(板状部材)、 Q 潤滑剤、
G 2成分現像剤(現像剤)、 T トナー、 C キャリア。

Claims (9)

  1. 像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置であって、
    前記像担持体に摺接するブラシ毛が周設された第1ブラシ状回転部材と、
    前記像担持体に対して非接触で対向するとともに、固形潤滑剤に摺接するブラシ毛が周設された第2ブラシ状回転部材と、
    前記像担持体に当接するブレード状部材と、
    を備えたことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 前記第2ブラシ状回転部材は、前記第1ブラシ状回転部材に対して前記像担持体の走行方向下流側であって前記ブレード状部材に対して前記像担持体の走行方向上流側に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤供給装置。
  3. 前記第2ブラシ状回転部材の前記ブラシ毛に摺接する板状部材を備え、
    前記板状部材は、前記第2ブラシ状回転部材の前記ブラシ毛を撓ませた後に復元させることで前記第2ブラシ状回転部材に担持された潤滑剤を飛翔させて当該潤滑剤を前記像担持体に向けて移行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の潤滑剤供給装置。
  4. 前記第2ブラシ状回転部材は、前記像担持体が稼動しているときに前記潤滑剤を前記像担持体に向けて供給するように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の潤滑剤供給装置。
  5. 前記固形潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の潤滑剤供給装置。
  6. 前記像担持体は、架橋構造を有するとともに電荷輸送材を分散してなるバインダー樹脂で形成された保護層をその表面に具備したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の潤滑剤供給装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の潤滑剤供給装置を備え、
    前記ブレード状部材は、前記像担持体上をクリーニングするクリーニングブレードであることを特徴とするクリーニング装置。
  8. 画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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