JP4720356B2 - 画像形成装置および画像形成ユニット - Google Patents

画像形成装置および画像形成ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP4720356B2
JP4720356B2 JP2005233572A JP2005233572A JP4720356B2 JP 4720356 B2 JP4720356 B2 JP 4720356B2 JP 2005233572 A JP2005233572 A JP 2005233572A JP 2005233572 A JP2005233572 A JP 2005233572A JP 4720356 B2 JP4720356 B2 JP 4720356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image carrier
toner
image forming
image
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005233572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007047598A (ja
Inventor
正 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005233572A priority Critical patent/JP4720356B2/ja
Publication of JP2007047598A publication Critical patent/JP2007047598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4720356B2 publication Critical patent/JP4720356B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

本発明は、プリンタや複写機、ファクシミリ等に用いられる電子写真方式の画像形成装置、画像形成ユニットおよびクリーニング部材に関する。
プリンタや複写機、ファクシミリ等に用いられる電子写真方式の画像形成装置では、像担持体としての感光体ドラムの表面に形成した静電潜像を、トナー現像により顕像化(トナー像化)し、さらにこのトナー像を記録紙等に転写して画像を得る。
このような画像形成装置は、記録紙等または中間転写体にトナー像を転写した後の感光体ドラムの表面に残存するトナーを除去するクリーニング装置を備えている。
クリーニング装置としては、クリーニング性能と信頼性に優れるブレード方式が、多く用いられている。ブレード方式は、ゴム等の弾性体によって形成されたクリーニングブレードを感光体ドラムの表面に圧接させて残存トナーを掻き取る(クリーニングブレードとして特許文献1乃至3参照)。
ところで、電子写真方式の画像形成装置の分野では、近年、画像形成プロセスの高速化、高画質化及び長寿命化の要望が大きい。しかし、特に高速化を図る場合に、画質や感光体ドラムの寿命が損なわれることが多い。具体的には、画像形成プロセスを高速化することにより、接触帯電装置の帯電部材やクリーニング装置のクリーニング部材(ブレード)等の、感光体ドラムの表面に接触して作用している機能部材が、感光体に傷や摩耗を生じさせる。この傷や摩耗が画質欠陥の要因となり、感光体ドラムの寿命を短くする。
このような傷や磨耗の発生を抑制して高速化を可能とするために、感光体に機械的強度の高い樹脂を用いることが提案されている。たとえば、特許文献4には電荷輸送性有機ケイ素化合物を含んでなる硬化膜を最表面層に形成した感光体が開示されている。これによれば、感光体表面の耐熱性及び機械的強度が向上し、従来の感光体と比較して傷や磨耗の発生を抑制できる。その結果、高画質をより長期にわたって維持することができ、長寿命化できる。
特開平5−46056号公報 特開2001−166657号公報 特開2003−103686号公報 特開2001−249478号公報
しかしながら、上記のごとく最表面層に機械的強度の高い樹脂膜を形成した感光体では、傷や磨耗の発生を抑制できる反面、帯電プロセス等で発生する放電生成物が表面に強固に付着する。このため、クリーニング性能と信頼性に優れるブレード方式のクリーニング装置を適用することが難しいという問題があった。
すなわち、表面層の高い機械的強度によってブレードの掻き取り性が低下し、感光体表面に強固に付着した放電生成物をブレードでは良好に除去することができない。この残存する放電生成物によって感光体表面の摩擦係数は極めて高くなり、クリーニングブレードに損傷を与える。特にクリーニングブレードを感光体の回転方向上流側に向けて設けるドクターブレード方式では、クリーニングブレードが感光体に引きずられてめくれてしまうという問題が生ずる。
また、放電生成物により、高温高湿下で白抜けと言われる画像欠陥を生じさせるという問題もある。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、機械的強度の高い表面層を有する感光体に対しても良好にクリーニングすることができ、長期にわたって高画質画像を得ることのできる画像形成装置および画像形成ユニットを提供することにある。
また、機械的強度の高い表面層を有する感光体に対しても良好にクリーニングできるクリーニング部材を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明の画像形成装置は、最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有する像担持体と、クリーニング部材を像担持体の表面に圧接させて像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、を備え、クリーニング部材は、微粒子と常温硬化型樹脂とから成る表面コート層を有することを特徴とする。
ここで、常温硬化型樹脂は、たとえば、シリコン系樹脂であることを特徴とする。また、微粒子は、体積平均粒径が、たとえば、0.05〜1μmであることを特徴とする。さらに、微粒子は、たとえば、グラファイトであることを特徴とする。また、クリーニング部材は、たとえばウレタンゴム等の弾性素材によって板状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の画像形成装置は、最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有する像担持体と、像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、を備えており、クリーニング装置は、微粒子と常温硬化型樹脂とから成る表面コート層を有して像担持体の表面に圧接されるクリーニングブレードと、クリーニングブレードの先端にトナー溜まりを形成する塞き止め手段と、を備えていることを特徴とする。
ここで、塞き止め手段は、クリーニングブレードの背面側に位置してトナー溜まりのトナーを像担持体側に押圧付勢するように設けられた塞き止め部材であることを特徴とする。また、塞き止め部材は、トナー溜まりと対応する位置に、所定の大きさの開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明の画像形成ユニットは、最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有する像担持体と、像担持体の表面に圧接するクリーニング部材で像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、を備えて、画像形成装置本体に着脱可能に構成されており、クリーニング部材の像担持体と接触する表面部位には、微粒子と常温硬化型樹脂とから成る表面コート層が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の画像形成ユニットは、最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有する像担持体と、像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、を備えて画像形成装置本体に着脱可能に構成されており、クリーニング装置は、微粒子と常温硬化型樹脂とから成る表面コート層を有し像担持体の表面に圧接されるクリーニング部材と、クリーニング部材の先端にトナー溜まりを形成する塞き止め手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明のクリーニング部材は、像担持体に圧接配置されて像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング部材であって、弾性素材によって板状に形成され、像担持体と接触する表面部位には、微粒子と常温硬化型樹脂とから成る表面コート層が形成されていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、機械的強度の高い表面層を有する感光体ドラムに対しても良好にクリーニングすることができ、耐久性の高い画像形成装置を構成できる。
また、本発明の画像形成ユニットによれば、機械的強度の高い表面層を有する感光体ドラムに対しても良好にクリーニングすることができ、耐久性の高い画像形成ユニットを構成できる。
さらに、本発明のクリーニング部材によれば、機械的強度の高い表面層を有する感光体ドラムに対しても良好にクリーニングすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用されるカラー画像形成装置の概略構成図である。
この画像形成装置10は、表面に感光体層を有する像担持体としてのドラム状の感光体ドラム11と、この感光体ドラム11を一様に帯電する帯電器12と、一様に帯電された感光体ドラム11に像光を照射して静電潜像を形成する像書き込み装置としてのレーザ露光器13と、4色の現像器14a,14b,14c,14dを備える現像ユニット14と、感光体ドラム11に接触する経路で周回可能に張架された無端ベルト状の中間転写ベルト20と、感光体ドラム11上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20へ転写する一次転写ロール15と、転写後に感光体ドラム11に残留したトナーを除去するクリーニング装置30と、を備えている。また、用紙トレイ41に収容された記録用紙Pを搬送する記録紙搬送機構40と、記録用紙P上のトナー像を定着する定着装置16とを備えている。
現像ユニット14は、それぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器(ブラック現像器14a,イエロー現像器14b,マゼンタ現像器14c,シアン現像器14d)を備えている。これら4つの現像器14a,14b,14c,14dは、回転駆動される1台の基部14eに設けられており、順次感光体ドラム11と近接・対向するようになっている。そして、感光体ドラム11上に形成された各色に対応する潜像にトナーを転移させて、トナー像とする。
中間転写ベルト20は、一次転写ロール15と、回転駆動されるドライブロール21と、張力を調整するテンションロール22及び23と、バックアップロール24とに掛け回されている。中間転写ベルト20を挟んでバックアップロール24と対向する位置には、記録紙搬送機構40によって搬送される記録用紙P上に中間転写ベルト20上のトナー像を転写する二次転写ロール25が設けられている。また、二次転写ロール25によって記録用紙P上にトナー像を転写した後に、中間転写ベルト20上に残留するトナーを除去するトナー除去装置18を備えている。
記録紙搬送機構40は、搬送ロール42,43,44と、その搬送移動経路を案内するペーパーガイド45及び46と、排紙ロール47と、排紙トレイ48等から成る。そして、用紙トレイ41に収容された記録用紙Pを、二次転写ロール25とバックアップロール24とが中間転写ベルト20を挟んで対向する二次転写位置へ、二次転写位置から定着装置16へ、定着装置16から用紙トレイ41へと搬送駆動する。
そして、画像形成装置10は、下記のごとく作用してカラーの画像形成を行う。
帯電器12によって所定電位に帯電された感光体ドラム11の表面に、レーザ露光器13により画像に対応した静電潜像が書き込まれ、対応する現像器14a,14b,14c,14dによって現像(トナー像化)される。このトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置において、一次転写ロール15に印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム11から中間転写ベルト20に一次転写される。一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニング装置30によって除去される。
感光体ドラム11上でのトナー像の形成とそのトナー像の一次転写の工程は、色数分だけ繰り返され、中間転写ベルト20上に各色のトナー像が重ねられてカラー像化される。
このようにして中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト20の回動によって、二次転写ロール25とバックアップロール24とが中間転写ベルト20を挟んで対向する二次転写位置へと搬送される。一方、これと同期して、記録用紙Pが記録紙搬送機構40によって二次転写位置へと搬送される。
二次転写位置では、二次転写ロール25とバックアップロール24との間に形成される二次転写電界の作用で、中間転写ベルト20に担持されたトナー像を記録用紙Pに静電転写(二次転写)する。
二次転写位置においてトナー像が転写された記録用紙Pは、記録紙搬送機構40によって定着装置16へと搬送され、トナー像が加熱加圧定着されて排紙トレイ48に排出される。一方、二次転写位置を通過した中間転写ベルト20上に残留した残留トナーは、トナー除去装置18によって除去される。
以下、画像形成装置10の各部の構成を詳細に説明する。
感光体ドラム11は、アルミニウム等の金属製支持体(ドラム)の周表面に、感光層が形成されている。感光層は、電荷発生層と電荷輸送層が順次積層された機能分離型感光体で、最表面には機械的強度に優れる保護層が形成されている。
電荷発生層は、電荷発生材料を含有して、又は電荷発生材料及び結着樹脂を含有して構成される。電荷発生材料は、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ顔料、ジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、ペリレン顔料、ピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料等の有機顔料や、三方晶セレン、酸化亜鉛等の無機顔料等既知のもの全て使用することができる。電荷発生材料としては、380nm〜500nmの露光波長の光源を用いる場合には無機顔料が好ましく、700nm〜800nmの露光波長の光源を用いる場合には、金属及び無金属フタロシアニン顔料が好ましい。その中でも、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ジクロロスズフタロシアニン、又はチタニルフタロシアニンが特に好ましい。
電荷発生層の結着樹脂としては、広範な絶縁性樹脂から選択することができる。また、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン、ポリシラン等の有機光導電性ポリマーから選択することもできる。好ましい結着樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂・ポリアリレート樹脂(ビスフェノールAとフタル酸の重縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等の絶縁性樹脂を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。これらの結着樹脂は、1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
電荷発生層は、上記電荷発生材料を用いて蒸着により、又は上記電荷発生材料及び結着樹脂を含有する電荷発生層形成用塗布液を用いて形成される。その膜厚は、好ましくは0.1〜5μm、より好ましくは0.2〜2.0μmである。
電荷輸送層は、電荷輸送材料及び結着樹脂を含有して、又は高分子電荷輸送材を含有して構成される。電荷輸送材料としては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロマニル、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等の電子輸送性化合物、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物等の正孔輸送性化合物が挙げられる。これらの電荷輸送材料は1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができるが、これらに限定されるものではない。この電荷輸送層の膜厚は、好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜30μmである。
電荷輸送層の結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレンーブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂や、ポリ−N−ビニルカルパゾール、ポリシラン、ポリエステル系高分子電荷輸送材等を用いることもできる。これらの結着樹脂は、1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。電荷輸送材料と結着樹脂との配合比(質量比)は10:1〜1:5が好ましい。
保護層は、機械的強度に優れる架橋構造を有するシロキサン系樹脂を含有して構成される。なお、保護層を形成する樹脂としては、シロキサン系樹脂に限るものではなく、架橋構造を形成しうる樹脂であれば良い。種々の材料を用いることができるが、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、硬化性アクリル樹脂、シロキサン系樹脂等が好ましい。この中でも、特にシロキサン系樹脂が好ましい。
また、保護層には、磨耗、傷等に対する耐性を持たせるため、導電性徴粒子を分散させたり、フッ素原子含有樹脂、アクリル樹脂等の潤滑性微粒子を分散させたり、シリコンやアクリル等のハードコート剤を使用することができる。さらに、保護層には、その電気特性を向上させるために、電荷輸送材料を含有させることが好ましい。なお、電荷輸送材料としては、例えば、上記電荷輸送層の構成材料として挙げられたものを使用できる。
このように、感光体の最表面の保護層に架橋構造を有する樹脂を用いることにより、感光体表面の耐熱性及び機械的強度が向上し、高画質化をより長期にわたって維持することが可能になる。本実施の形態ではシロキサン系樹脂を用い、以下、この保護層を有する感光体をSOC(Silicon Over Coat)感光体と称する。
なお、感光層は、上記のごとく電荷発生層と電荷輸送層が順次積層された機能分離型感光体の最表層に保護層を設けたものに限るものではない。たとえば、機能分離型でも保護層を設けずに電荷輸送層を最表層としてこれに架橋構造を有する樹脂を含有させたものであっても良い。また、電荷発生層と電荷輸送層とを同一の層とした単一型感光層のものでも、架橋構造を有する樹脂を含有させればそれ自体が最表層である。
帯電器12は、金属製の芯金にカーボンを含有するSBR(スチレン−ブタジエンゴム)からなる弾性層を形成し、この弾性層の上に抵抗層としてイオン導電材を含有するECO(エピクロロヒドリンゴム)を成膜し、さらにその上に、カーボンブラックとSnO(導電性フィラー)とを含有するポリアミドからなる表面層を成膜した帯電ロールを有するものである。弾性層の厚みは2.8mm、抵抗層の厚みは150μm、表面層の厚みは10μmであり、表面層を含む層全体の抵抗値は10〜10Ωの範囲に調製してある。帯電器12は、芯金にDC電圧を印加し、感光体ドラム11の表面を一様に帯電するものである。なお、帯電器12としては、接触タイプの帯電ロール以外に、スコロトロンや固体放電器など非接触タイプの帯電器を用いてもよい。
レーザ露光器13は、感光体ドラム11の回転方向(図中矢印A)とほぼ垂直に発光素子(LD)のレーザ光を繰り返し走査し、この発光素子が画像信号に基づいてON/OFFすることによって回転駆動される感光体ドラム11に像露光を行うようになっている。
現像ユニット14の各現像器14a,14b,14c,14dで用いられるトナーは、乳化重合法により製造されたもので、平均粒径は6.5μm、形状係数は132±2のポテト形状である。なお、形状係数は、光学顕微鏡のトナー拡大像を(株)ニレコ製イメージアナライザLuzexIIIで画像解析して求めた値であり、次式で示される。
形状係数=(トナー径の絶対最大径)/(トナーの投影面積)×π/4×100
ここで、トナーの粒径は画質に大きな影響を与え、粒径が大きくなるほど画像は粗くなる。平均粒径が20μm程度のトナーでも実用上の問題はないが、細線の解像力を高くするためには、平均粒径が10μm以下のトナーを用いるのが望ましい。しかしながら、トナー径が小さくなるとトナーとキャリアの間に作用する物理的付着力が支配的となり現像性が低下する。また、トナー径が小さくなるとトナーの凝集も起こりやすく取扱いの問題が生じる。このような観点から本実施の形態におけるトナーは、平均粒径5μm以上10μm以下のものが望ましい。
さらに、トナーには、帯電制御剤や転写助剤として、平均粒径10〜150nm程度のシリカ及びチタニア等の微粒子(外添剤)が適当量外添されている。
なお、トナーとしては、本製造法に限らず、例えば懸濁重合法、懸濁造粒法、溶解懸濁法、混練粉砕法等により製造されたものでもよい。
キャリアは、フェライトの芯材表面に、カーボンブラック等の導電材料が分散された樹脂被覆層を有する樹脂コートキャリアで、平均粒径は45μmである。
上記トナーとキャリアとを混合した現像剤としては、例えば、トナー濃度(TC: Toner Concentration)は8wt%、現像剤中トナー帯電量を20〜30μC/gとしたものを用いることができる。ここでTCは次式で示される。
TC=(現像剤に含まれるトナーの重量)/(現像剤の総重量)×100
上記トナーとキャリアを混合して現像剤としたときのトナーの電荷量は、高すぎるとトナーのキャリアに対する付着力が高くなりすぎて、トナーによって現像されないといった現象が発生する。一方、電荷量が低すぎると、トナーのキャリアに対する付着力が弱くなって遊離トナーによるトナークラウドが発生し、プリントにおけるカブリが問題となる。トナーを転移して良好な現像を行うという観点からは、現像剤中のトナーの電荷量が絶対値で5〜50μC/g、好ましくは、10〜40μC/gの範囲にあることが望ましい。なお、本実施例のトナー電荷量は30μC/gである。
中間転写ベルト20は、ポリイミド樹脂中にカーボンブラックを分散させ、厚さ80μmの無端状ベルトにしたものである。たとえば、ベルトの体積抵抗率は10Ωcm、表面抵抗率は1012Ω/□である。
一次転写ロール15は、金属製の芯金にウレタン発泡体の層を形成したもので、ロールの抵抗値は10Ωに調製してある。また、一次転写ロール15の外径はたとえば18.5mmである。
なお、一次転写ロール15を含む画像形成装置10におけるロール抵抗値は、各ロールをアースに接続した金属板の上に乗せ、ロール両端に500g計1kgの荷重をかけ、ロールの芯金と金属板との間に1kVの直流電圧を印加し、測定される電流値から換算して求めたものである。
二次転写ロール25は、外径28mmで2層構成となっており、高抵抗で薄い表面層と、その内側に表面層より低い抵抗で弾性を有する弾性層を有している。表面層は、体積抵抗率が10〜1013Ωcmの範囲であり、弾性層の抵抗は表面層の抵抗より低くしてあり、ロール全体の抵抗値として10〜10Ωの範囲に調整してある。
定着装置16は、記録用紙P上に転写されたトナー像を熱するヒートロールと、このヒートロールに対向して設けられたプレッシャロールとで構成されている。そして、プレッシャロールが加熱されたヒートロールに記録用紙Pを押圧し、記録用紙P上にトナー像を加熱・加圧によって定着する。
トナー除去装置18は、金属製の芯金にナイロン製繊維を織った織布を巻き付けて形成されたブラシで、たとえば外径17.5mm、繊維の太さは0.67テックス(6デニール)、パイル長は5.5mmで、中間転写体への食込み量は約1mmに設定される。そして、中間転写体ベルト20の回動方向(図中矢印B)とは逆方向に回転駆動され、トナーや紙粉を除去する。なお、ブラシにはフリッカーバー19が接触しており、ブラシ繊維に付着したトナー等を掻き落とすようになっている。なお、フリッカーバー19はフッ素樹脂をコーティングしてあり、その表面にトナー等が付着・堆積するのを防止している。
つぎに、本実施の形態の主要部分であるクリーニング装置30について説明する。
図2は、クリーニング装置30の概念構成を示す断面図である。また、図3はそのクリーニングブレード33の周辺を拡大して示した図である。
クリーニング装置30は、感光体ドラム11に近接して配置され、感光体ドラム11と対向する側に開口するクリーナハウジング31を備えている。
クリーナハウジング31の下側の開口端部には、シール部材32が固定されている。シール部材32は、感光体ドラム11とクリーナハウジング31との間の隙間をほぼ塞ぎ、クリーニング装置30内に収容された廃トナー等が外部へ漏れるのを防ぐ。シール部材32には、たとえば、厚さ0.2mmの熱可塑性ポリウレタンフィルムが用いられる。
クリーナハウジング31の内部には、シール部材32よりも感光体ドラム11の回転方向(図中矢印で示す)下流側に、クリーニング部材としてのクリーニングブレード33が配設されている。また、クリーナハウジング31内の下部には、オーガ39が配設されている。
クリーニングブレード33は、支持金具34を介してクリーナハウジング31に固定され、その先端部を感光体ドラム11の表面に当接させて設けられている。
支持金具34は、断面形状がL字形で、止めネジ35によってクリーナハウジング31に固定されている。
このような構成のクリーニング装置30では、図2に示すように、感光体ドラム11の表面に残留した転写残トナーTを、シール部材32の前はそのまま通過させ、クリーニングブレード33によって掻き取る。掻き取られた転写残トナーTは、クリーナハウジング31に一旦収容され、オーガ39によってクリーニング装置30の側方外部に搬送・排出される。なお、このクリーニング装置30は、少なくとも感光体ドラム11と一体のユニット(プロセスカートリッジ)として構成されており、ユニットの状態で画像形成装置10に着脱可能となっているものである。
ここで、クリーニングブレード33は、弾性素材によって所定厚さの板状に形成されている。また、その少なくとも感光体ドラム11と接触する部位には、表面コート層33Aが形成されている。本実施の形態では、表面コート層33Aは、クリーニングブレード33の感光体ドラム11と接触する先端部およびこれと連続する先端面に形成されている。
弾性素材としては、耐磨耗性、耐欠け性、耐クリープ性などの機械的性質に優れる、たとえば熱硬化型ウレタンゴムが用いられる。
表面コート層33Aは、常温硬化型樹脂のバインダーで微粒子を結合した(換言すれば常温硬化型樹脂のバインダーに微粒子を内包させた)ものである。この表面コート層33Aは、常温硬化型樹脂のバインダーと微粒子とを混成したコート剤を、クリーニングブレード33の所定部位に塗布し、バインダーを硬化させることで形成される。
バインダーとして常温硬化型樹脂を用いる理由は、クリーニングブレード33に耐熱性が低いウレタンゴムを用いることによる。ウレタンゴムは、機能性や信頼性、加工性に優れている反面、耐熱性が低い。また、常温硬化型樹脂は、柔軟性や耐久性に優れている点で表面コート材料として好適である。なお、常温硬化型樹脂は、一液常温硬化型も二液常温硬化型もいずれも使用可能である。
ここで、クリーニング対象の感光体がSOC感光体である場合、バインダーとして、特に、シリコン系樹脂を用いることが好ましい。シリコン系樹脂は同一材料系であるSOC感光体と相性が良く、良好な摺動性が得られる。ただし、シリコン系に限定されるわけではなく、フッ素系など摺動性に優れる材料であればシリコン系樹脂以外のバインダー樹脂であってもよい。
さらに、バインダーに混成される微粒子としては、たとえば、グラファイトが用いられる。これによって、グラファイトの潤滑性でSOC感光体の表面と低摩擦で摺動し得ると共に、グラファイトがSOC感光体の表面をミクロに研磨するので感光体表面に付着している放電生成物が除去され、良好なクリーニング性を長期にわたって維持することができる。グラファイトの形状は、摩擦係数を低減する観点から鱗片状が好ましい。また、その粒径は、体積平均粒径が0.05〜1μmであることが好ましい。この理由については、具体例の試験結果の項で詳述する。なお、微粒子はグラファイトに限定されるものではなく、摺動性と研磨性を有するものであれば、置換可能なものである。たとえば、酸化セリウム,酸化ケイ素,酸化チタン,酸化アルミニウム等が利用可能である。
微粒子の配合比は、バインダー樹脂100重量部に対して、10〜150重量部が好ましい。これは、10重量部未満であると低摩擦化の効果が得られず、150重量部を超えるとクリーニングブレードの密着性が低下しクリーニング不良を起こしたり、摺動耐久性が低下する虞があることによる。
また、表面コート層33Aの厚さは、0.5〜5μmが好ましい。これは、0.5μm未満であると強度が不足して摺動によって剥がれる虞があり、一方、5μmを超えると可撓性が低下し、クリーニングブレード33として変形追従性が悪くなる上に、クラックを生ずる虞があることによる。
なお、本実施の形態におけるブレード加圧方式は、構造が簡単で低コストの定変位方式を採用しており、たとえば、加圧力は19.6N/m(2gf/mm)に設定される。ただし、ブレード加圧方式は定変位方式に限られるものではなく、当接圧の経時変化がほとんどない定荷重方式を用いてもよい。
また、この実施の形態におけるクリーニングブレード33は、ウレタンゴム製のブレードに表面コート層33Aを設けたものであるが、ブレードの素材をリン青銅板やSUS(ステンレス合金)板などの弾性を有する金属板とし、その表面に表面コート層を設けても良い。このような構成によっても、表面コート層による摺動性が良好であるために同様なクリーニング性能が得られる。これによれば、ゴム材よりも強度が高く、経時的劣化が少ないため耐久性の点で優る。
つぎに、具体例を用いて行った試験結果について説明する。なお、説明中の各部材の符号については図1および図2参照のこと。
表1は、SOC感光体を備える外径84mmの感光体ドラム11に、本発明の実施の形態であるクリーニングブレード33を取り付けてクリーニング性評価を実施した結果を示す。
クリーニングブレード33の素材は、熱硬化性ポリウレタンゴムによって厚さ2mmに形成されたものを用いた。これに、常温硬化型シリコン樹脂をバインダーとして、径の異なるグラファイト微粒子を含有させた厚さ2μmの表面コート層33Aを形成し、微粒子の粒径による効果の違いを見た。常温硬化型シリコン樹脂とグラファイト微粒子の混合比率は、常温硬化型シリコン樹脂100重量部に対しグラファイト微粒子50重量部である。
微粒子の体積平均粒径は、0.012μm,0.04μm,0.05μm,0.06μm,0.1μm,0.4μm,1.0μm,1.2μm,1.5μm,2.0μmの10種類である。
評価尺度は初期クリーニング性とし、具体的にはA3用紙ベタ3枚を連続通紙してトナーすり抜け発生有無を評価し、A3用紙1000枚をプリントしたときのめくれ等の発生有無を確認した。
Figure 0004720356
その結果、微粒子の体積平均粒径が0.05μm未満であると、ブレードめくれが発生した。これは、微粒子自身が像担持体表面と直接接触する状態が減少して低摩擦化の効果が低下したためと推察される。また、1μmを超えるとクリーニング不良の発生が確認された。これは、クリーニングブレード33によるトナー塞き止め力の低下が原因と思われる。これらの結果から、微粒子の体積平均粒径は0.05〜1μmが好ましいと判明した。
つぎに、本発明の他の実施の形態について説明する。
図4は、クリーニング装置30′の概念構成を示す断面図である。また、図5はそのクリーニングブレード33周辺を拡大して示した図である。なお、上記実施の形態と同機能の部位には同符号を付して説明を省略する。
図示実施の形態では、クリーニングブレード33の背面側(感光体ドラム11とは反対の側)に、塞き止め部材としての塞き止め板36が設けられている。
図6(A),(B)は、塞き止め板36を示す図である。
塞き止め板36は、図6(A)に示すように、たとえばポリウレタンやPET等の樹脂素材によって、弾性を有する薄板状に形成され、下端部がシール部材32と接着されて設けられている。その先端部は、クリーニングブレード33の背面に接触して弾性変形し、2〜10mm程度重合している。塞き止め板36の長手方向幅(感光体ドラム11の軸方向の長さ)は、クリーニングブレード33の長手方向幅とほぼ同様の寸法とされている。
この塞き止め板36によって、クリーニングブレード33の先端部に、感光体ドラム11の表面と、クリーニングブレード33と、シール部材32とで囲まれたトナー溜り37を形成している。
このようなクリーニング装置30′では、感光体ドラム11の表面に残留した転写残トナーTは、シール部材32の前をそのまま通過し、クリーニングブレード33により掻き取られる。掻き落とされた転写残トナーTは、塞き止め板36によって塞き止められ、クリーニングブレード33の先端部のトナー溜まり37に滞留する。クリーニングの進行によってトナー溜まり37に転写残トナーTが充満すると、塞き止め板36がその弾性で転写残トナーTを感光体ドラム11側に押圧し、クリーニングブレード33の先端部に転写残トナーTに含まれる外添剤を常時供給する。これにより、転写残トナーTに含まれる外添剤の摺擦力で、感光体ドラム11表面に付着している放電生成物を機械的に掻き取って除去すると共に、クリーニングブレード33の先端部における摺動性を向上させる。このため、放電生成物に起因する白抜け現象の発生を防止することができると共に、良好なクリーニングが可能となる。
表2は、本実施の形態による維持性の効果を確認するために、異なる構成のものを用意してランニングテストを実施し、比較評価した結果を示す。
サンプルの構成は、以下の通り。
TypeA:従来の感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード
TypeB:従来の感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード+トナー溜まり
TypeC:SOC感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード
TypeD:SOC感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード+トナー溜まり
TypeE:SOC感光体+表面コート層の有るクリーニングブレード
TypeF:SOC感光体+表面コート層の有るクリーニングブレード+トナー溜まり
なお、クリーニングブレード33は、熱硬化性ポリウレタンゴムによって形成された厚さ2mmのものを用いた。また、表面コート層33Aは、常温硬化型シリコン樹脂をバインダーとして、これに体積平均粒径が0.2μmのグラファイト微粒子を含有させて、厚さ2μmに形成した。
Figure 0004720356
その結果、TypeF(SOC感光体+表面コート層の有るクリーニングブレード+トナー溜まり)は400k枚プリントしても良好なクリーニング性能を維持した。これに対し、TypeC(SOC感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード)とTypeD(SOC感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード+トナー溜まり)は、数10〜数1000枚プリントした時点でブレード捲れを発生したためランニングを中止した。
また、従来構成そのものであるTypeAにトナー溜まりを設けたのみのTypeB(従来の感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード+トナー溜まり)は、2倍程度維持性が延びるものの、40〜100k枚の間にブレード磨耗やブレード欠けによるクリーニング不良を起こした。
したがって、本実施の形態のクリーニングブレード33は、従来の4倍以上の維持性が得られることが確認できた。
なお、TypeE(SOC感光体+表面コート層の有るクリーニングブレード)は、前述した実施の形態の構成であるが、200〜300k枚プリントしても良好なクリーニング性能を維持した。これによって、トナー溜まりを設けない場合でも、表面コート層33Aを有するクリーニングブレード33は従来の2倍以上の維持性が得られることが確認できた。
ここで、塞き止め部材36には、図6(B)に示すように、そのトナー溜まりと対応する位置に、開口部36aを形成しても良い。このように開口部36aを設けることにより、トナー溜り37(図5参照)に溜まったトナーの入れ替えをスムーズに行うことができる。トナー溜り37内でトナーの流れが滞るとトナーや外添剤が凝集してトナー溜りの機能が損なわれるので、開口部36aを設ける方がより好ましい。また、開口部36aを備えることによって、トナー溜り37にキャリアや異物が侵入した場合でもスムーズに排出することができる。
なお、上記実施の形態は、回転式現像装置を用いたカラーの画像形成装置に本発明を適用したものであるが、対象となる画像形成装置はこれに限るものではない。例えば、モノクロの複写機や、タンデム式のカラー画像形成装置等に適用しても良いものである。
本実施の形態が適用される画像形成装置の概略構成図である。 クリーニング装置の概念構成を示す断面図である。 図2のクリーニングブレードの周辺を拡大して示した図である。 他の実施の形態のクリーニング装置の概念構成を示す断面図である。 図4のクリーニングブレードの周辺を拡大して示した図である。 塞き止め板を示す図である。
符号の説明
10…画像形成装置、11…感光体ドラム(像担持体)、30,30′…クリーニング装置、33…クリーニングブレード(クリーニング部材)、33A…表面コート層、36…塞き止め板(塞き止め部材)、36a…開口部、37…トナー溜まり

Claims (10)

  1. 最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有し回転可能に設けられた像担持体と、
    前記像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、を備えており、
    前記クリーニング装置は、
    微粒子と常温硬化型樹脂とから成る表面コート層を有して前記像担持体の表面に圧接されるクリーニングブレードと、前記クリーニング装置の筐体内側に設けられ、当該クリーニングブレードの先端にトナー溜まりを形成する塞き止め部材と、
    有し、
    前記塞き止め部材は、前記像担持体から離れた箇所から当該像担持体に向かうように且つ当該像担持体の回転方向における下流側に向かうように設けられるとともに先端部が前記クリーニングブレードに押圧接触し、当該塞き止め部材の当該先端部よりも基端部側に位置する部位と当該像担持体との間に間隙が形成されるように配置され、且つ、当該像担持体の前記表面に向かう方向に湾曲して設けられるとともに、前記トナー溜まりが形成された状態で、当該先端部が当該クリーニングブレードに押圧接触することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記塞き止め部材は、前記筐体により支持され、
    前記筐体のうちの前記塞き止め部材を支持する部位が、前記像担持体の前記表面に向かうように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記塞き止め部材の前記基端部側と前記像担持体との間に配置されるとともに前記筐体に固定され、当該塞き止め部材の当該基端部側と当該像担持体との間に形成される前記間隙を塞ぐ塞ぎ部材を更に備え、
    前記筐体のうちの前記塞ぎ部材を支持する部位が、前記像担持体から離れた箇所から当該像担持体に向かうように且つ当該像担持体の回転方向における下流側に向かうように設けられるとともに、当該部位により支持された当該塞ぎ部材が平板状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記常温硬化型樹脂は、シリコン系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記微粒子は、体積平均粒径が、0.05〜1μmであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記微粒子は、グラファイトであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記クリーニングブレードは、弾性素材によって板状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記弾性素材は、ウレタンゴムであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記塞き止め部材は、前記トナー溜まりと対応する位置に、所定の大きさの開口部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有し回転可能に設けられた像担持体と、
    前記像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、を備えて、画像形成装置本体に着脱可能に構成されており、
    前記クリーニング装置は、
    微粒子と常温硬化型樹脂とから成る表面コート層を有して前記像担持体の表面に圧接されるクリーニングブレードと、
    前記クリーニング装置の筐体内側に設けられ、前記クリーニングブレードの先端にトナー溜まりを形成する塞き止め部材と、
    前記クリーニング装置の筐体内側に設けられるとともに当該筐体に取り付けられ、前記像担持体と当該クリーニング装置の当該筐体との隙間を塞ぐ塞ぎ部材と、を有し、
    前記塞ぎ部材は、前記像担持体の前記表面に向かう方向に設けられ、
    前記塞き止め部材は、前記像担持体から離れた箇所から当該像担持体に向かうように且つ当該像担持体の回転方向における下流側に向かうように設けられるとともに先端部が前記クリーニングブレードに押圧接触し、当該塞き止め部材の当該先端部よりも基端部側に位置する部位と当該像担持体との間に間隙が形成されるように配置され、且つ、当該像担持体の前記表面に向かう方向に湾曲して設けられるとともに、前記トナー溜まりが形成された状態で、当該先端部が当該クリーニングブレードに押圧接触することを特徴とする画像形成ユニット。
JP2005233572A 2005-08-11 2005-08-11 画像形成装置および画像形成ユニット Expired - Fee Related JP4720356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005233572A JP4720356B2 (ja) 2005-08-11 2005-08-11 画像形成装置および画像形成ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005233572A JP4720356B2 (ja) 2005-08-11 2005-08-11 画像形成装置および画像形成ユニット

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011016686A Division JP4868080B2 (ja) 2011-01-28 2011-01-28 画像形成装置および画像形成ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007047598A JP2007047598A (ja) 2007-02-22
JP4720356B2 true JP4720356B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=37850453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005233572A Expired - Fee Related JP4720356B2 (ja) 2005-08-11 2005-08-11 画像形成装置および画像形成ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4720356B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4462367B2 (ja) * 2008-04-09 2010-05-12 富士ゼロックス株式会社 清掃装置及びこれを用いた画像形成装置、清掃具
JP2013190642A (ja) 2012-03-14 2013-09-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP6519730B2 (ja) * 2015-01-19 2019-05-29 富士ゼロックス株式会社 清掃装置および画像形成装置
JP2019056788A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003131535A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Canon Inc クリーニング装置及び画像形成装置
JP2004287075A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2005025162A (ja) * 2003-06-13 2005-01-27 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置、並びに、それを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3767267B2 (ja) * 1999-08-31 2006-04-19 富士ゼロックス株式会社 クリーナ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003131535A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Canon Inc クリーニング装置及び画像形成装置
JP2004287075A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2005025162A (ja) * 2003-06-13 2005-01-27 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置、並びに、それを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007047598A (ja) 2007-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5037951B2 (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2007248525A (ja) クリーニング装置、並びにこれを備えるプロセスユニット及び画像形成装置
JP2010186171A (ja) 像担持体保護剤、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP2011053340A (ja) クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2011069906A (ja) 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP4720356B2 (ja) 画像形成装置および画像形成ユニット
JP2007225834A (ja) 画像形成装置
JP2006276158A (ja) プロセスカートリッジ、画像形成装置、クリーニング方法およびクリーニング装置
JP2005208325A (ja) 画像形成装置
JP3927888B2 (ja) 画像形成装置
JP4868080B2 (ja) 画像形成装置および画像形成ユニット
JP4622279B2 (ja) クリーニング装置、並びに、それを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP5272522B2 (ja) 像担持体保護剤、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP4572715B2 (ja) 画像形成装置
JP5360522B2 (ja) クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4343513B2 (ja) 画像形成装置
JP2018054649A (ja) 画像形成装置
JP2009139604A (ja) 潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5263656B2 (ja) 付着力分布判断方法
JP2009053590A (ja) 付着力分布判断方法、回収ローラ、クリーニング装置及び画像形成装置
JP2010164820A (ja) クリーニング装置、像担持体ユニット及び画像形成装置
JP5272521B2 (ja) 像担持体保護剤、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP5322967B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2009276482A (ja) 潤滑剤供給装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2009186965A (ja) 付着力分布判断方法、粉体除去特性判断方法、像担持体、ブレード、クリーニング装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees