JP5641317B2 - 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置される潤滑剤供給装置と、プロセスカートリッジと、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラムや中間転写ベルト等の像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を用いる技術が知られている(例えば、特許文献1〜3等参照。)。
詳しくは、転写工程後の感光体ドラム上に残留する未転写トナーは、感光体ドラムに当接するクリーニングブレード(クリーニング装置)によってすべて除去されるべきものである。しかし、感光体ドラムとの摩擦によってクリーニングブレードの当接部に欠け(欠損)が生じた場合には、未転写トナーが欠損したクリーニングブレードと感光体ドラムとの隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じてしまっていた。
このような問題に対して、感光体ドラム上に潤滑剤を塗布することで、感光体ドラム上の摩擦係数が低下してクリーニングブレードの磨耗・欠損や感光体ドラムの劣化が低減されて、経時におけるクリーニング不良の発生を抑止することができる。
具体的に、特許文献1において、潤滑剤塗布装置は、感光体ベルト(像担持体)に摺接するブラシローラ(潤滑剤供給ローラ)、ブラシローラに当接する固形潤滑剤、固形潤滑剤をブラシローラに向けて圧接方向に付勢する圧縮スプリング、等で構成される。そして、所定方向に回転するブラシローラによって固形潤滑剤から潤滑剤が徐々に削り取られて、ブラシローラによって削り取られて搬送された潤滑剤が像担持体の表面に塗布(供給)される。
このような潤滑剤供給装置では、経時において固形潤滑剤の消費が進んで固形潤滑剤の厚さが薄くなってくると、それに応じて固形潤滑剤を付勢する圧縮スプリングの使用長が長くなってしまい、ブラシローラに対する固形潤滑剤の圧接力の低下にともない像担持体上への潤滑剤供給量が不足してしまう問題が知られている。
一方、特許文献2、3には、潤滑剤供給装置において経時に潤滑剤供給量が不足してしまう上記不具合を解決するために、固形潤滑剤を押圧する1対の押圧部材(回動部材)をそれぞれ幅方向の離れた位置に設けて、固形潤滑剤の消費にともない1対の押圧部材を引張スプリングの付勢力によって同時に回動させることで固形潤滑剤をブラシローラに均一な力で圧接させる技術が開示されている。
特に、特許文献3の段落0018や図3には、固形潤滑剤がブラシローラの回転方向に傾斜する不具合を防止するために、押圧部材が回転方向に沿った短手方向において2点で固形潤滑剤を押圧するように構成する技術も開示されている。
上述した特許文献2、3の潤滑剤供給装置は、経時において潤滑剤供給量が不足してしまう不具合を解決する効果が充分に期待できる。
しかし、特許文献2、3の潤滑剤供給装置は、ブラシローラ(潤滑剤供給ローラ)が停止状態から回転駆動開始される起動時に、固形潤滑剤がブラシローラから瞬間的に大きな反力を受けて押圧部材(回動部材)の押圧力に抗するように圧接方向とは逆方向に瞬間的に移動してしまうことがあった。そして、このように固形潤滑剤が圧接方向とは逆方向に瞬間的に移動したときに、ブラシローラに対して固形潤滑剤が傾斜して圧接するように姿勢が可変してしまい、その後に固形潤滑剤から掻き取られるブラシローラ上の潤滑剤が固形潤滑剤の偏った接触によって不均一になってしまうことがあった。そして、このような不具合が生じてしまうと、潤滑剤供給装置によって感光体ドラム上に供給される潤滑剤も不均一になって、クリーニングブレードの欠損やクリーニング不良等が部分的に発生してしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時においても像担持体に供給する潤滑剤が不足することなく、常に安定して均一に像担持体上に潤滑剤を供給することができる、潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、トナー像が担持される像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置であって、保持部材と、前記保持部材に支持されるとともに、付勢部材による付勢力によって所定方向に回動する回動部材と、前記回動部材が前記所定方向のみに回動して前記保持部材を所定方向に加圧するように前記回動部材の回動方向を規制する規制手段と、所定方向に回転するとともに、前記像担持体に摺接する潤滑剤供給ローラと、前記潤滑剤供給ローラに摺接するとともに、前記保持部材に保持された固形潤滑剤と、を備え、前記回動部材は、前記付勢部材による付勢力によって所定方向に回動して前記保持部材を介して前記固形潤滑剤を押圧して、前記固形潤滑剤を前記潤滑剤供給ローラに圧接させるものである。
また請求項2記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記固形潤滑剤が前記潤滑剤供給ローラに圧接する方向に移動できるように前記保持部材を前記固形潤滑剤とともに収納するケースをさらに備え、前記回動部材は、前記保持部材において幅方向の離れた位置にそれぞれ支軸を中心に回動可能に支持された1対の回動部材であって、前記固形潤滑剤の消費にともない前記保持部材が前記固形潤滑剤とともに前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に移動するように前記付勢部材による付勢力によって回動して前記ケースに圧接するカム形状部を具備し、前記付勢部材は、前記1対の回動部材に連結されて、前記1対の回動部材が互いに異なる方向に回動して前記ケースに圧接する前記カム形状部の部分同士のスパンが漸減するように前記1対の回動部材を回動させる引張スプリングであって、前記規制手段を、前記回動部材の前記支軸が挿着されるとともに前記保持部材に固設された軸受型のワンウェイクラッチとしたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記固形潤滑剤が前記潤滑剤供給ローラに圧接する方向に移動できるように前記保持部材を前記固形潤滑剤とともに収納するケースをさらに備え、前記回動部材は、前記保持部材において幅方向の離れた位置にそれぞれ支軸を中心に回動可能に支持された1対の回動部材であって、前記固形潤滑剤の消費にともない前記保持部材が前記固形潤滑剤とともに前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に移動するように前記付勢部材による付勢力によって回動して前記ケースに圧接するカム形状部を具備し、前記付勢部材は、前記1対の回動部材に連結されて、前記1対の回動部材が互いに異なる方向に回動して前記ケースに圧接する前記カム形状部の部分同士のスパンが漸減するように前記1対の回動部材を回動させる引張スプリングであって、前記規制手段を、前記保持部材に揺動可能に支持されるとともに、前記回動部材の前記支軸の外周面上に形成されたノコ歯部に係合する爪部材としたものである
また、請求項4記載の発明にかかる潤滑剤供給装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記固形潤滑剤は、圧縮成型により形成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたものである。
また請求項6記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、前記請求項5に記載の発明において、前記像担持体上をクリーニングするクリーニング部を、前記潤滑剤供給装置に対して前記像担持体の回転方向上流側に備えたものである。
また、この発明の請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
また、本願において、「幅方向」とは、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向であって、像担持体における主走査方向と同じ方向であるものと定義する。
本発明は、付勢部材による付勢力によって回動して固形潤滑剤を押圧して潤滑剤供給ローラに圧接させる回動部材を、所定方向のみに回動させるように規制する規制手段を設けている。これにより、経時においても像担持体に供給する潤滑剤が不足することなく、常に安定して均一に像担持体上に潤滑剤が供給される、潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 潤滑剤ユニットを示す斜視図である。 (A)回動部材とワンウェイクラッチとを示す側面図と、(B)ワンウェイクラッチの内部を示す部分拡大断面図と、である。 別形態の規制手段を示す側面図である。 固形潤滑剤の消費にともなう回動部材の動作を示す図である。 潤滑剤供給ローラに対する固形潤滑剤の圧接状態を示す模式図である。 実施例と比較例とについての実験結果を示す表図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数の作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ(作像部)10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像部13(現像装置)、クリーニング部15(クリーニング装置)、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給部)が一体化されたものである(図2を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、寿命に達したときに装置本体1に対して交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電ローラ12a(帯電部12)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)の感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、潤滑剤供給装置16の位置と除電部(不図示である。)の位置とを順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
なお、図2は黒色用作像部としてのプロセスカートリッジ10BK(モノクロ用のプロセスカートリッジ)を示す構成図である。モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKと、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cと、は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、ほぼ同じ構成部材によって構成されているため、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの図示と説明は適宜省略する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電部12(帯電ローラ)と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像部13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部15と、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置16と、が、ケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
感光体ドラム11の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
帯電部12(帯電ローラ)は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。また、帯電部12(帯電ローラ)は、潤滑剤供給装置16によって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤が付着しないように、感光体ドラム11に対して非接触で対向するように配設されている。
そして、帯電部12には不図示の電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
現像部(現像装置)13は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。
現像部13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
トナーは、画質向上のために、円形度が0.98以上の球形トナーを使用している。「円形度」は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2000」(東亜医用電子社製)により計測した平均円形度である。具体的には、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に、分散剤として界面活性剤(好ましくは、アルキルベンゼンスルホン酸塩である。)を0.1〜0.5ml加えて、さらに測定試料(トナー)を0.1〜0.5g程度加える。その後、このトナーが分散した懸濁液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理して、分散液濃度が3000〜10000個/μlとなるようにしたものを上述の分析装置にセットして、トナーの形状及び分布を測定する。
球形トナーとしては、従来から広く用いられている粉砕法によって形状が歪な異形のトナー(粉砕トナー)を加熱処理等して球形化したものや、重合法により製造されたもの等を用いることができる。
このような球形トナーを用いる場合、従来は、クリーニングブレード15aと感光体ドラム11との僅かな隙間に入り込んでやがてその隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。しかし、本実施の形態では、潤滑剤供給装置16によって潤滑剤を感光体ドラム11表面に塗布して、感光体ドラム11上におけるトナー剥離性(除去性)を向上させるために、クリーニング不良の発生が抑止される。
クリーニング部15は、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニング部15には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、クリーニング部15内に回収されたトナーを廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送する搬送コイル15b、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング部15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12aによる放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
潤滑剤供給装置16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接する潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ状ローラ)、固形潤滑剤16bを保持する保持部材16c、保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納するケース16f、保持部材16cとともに固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する回動部材16g及び引張スプリング16h(加圧機構)、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材16d、等で構成される。なお、ブレード状部材16dは、潤滑剤供給ローラ16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側の位置で感光体ドラム11に対してカウンタ方向に当接するように構成されている。
このように構成された潤滑剤供給装置16によって、感光体ドラム11上に薄層化された潤滑剤が供給される。なお、潤滑剤供給装置16の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像部13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給部によってトナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写のトナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング部15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換自在に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像部13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像部13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像部13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像部13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像部13の第2搬送スクリュ23b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、本実施の形態における、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給部)の構成・動作について詳しく説明する。
図2に示すように、潤滑剤供給装置16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接するブラシ毛が周設された潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ状ローラ)、固形潤滑剤16bを保持する保持部材16c、保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納するケース16f、保持部材16cとともに固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する回動部材16g及び引張スプリング16h(加圧機構)、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材16d(薄層化ブレード)、等で構成される。
ケース16fは、固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する方向に移動できるように(移動を妨げないように)、保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納する略箱状部材であって、潤滑剤供給装置16(プロセスカートリッジ10BK)に固定されている。ケース16fは、固形潤滑剤16bや保持部材16cの圧接方向(固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aを圧接する方向である。)の移動を妨げない範囲で、それらの部材16b、16cとの隙間が比較的小さく設定されていて、潤滑剤供給ローラ16aに対して固形潤滑剤16bが傾いて圧接するのをある程度防止する。
潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ状ローラ)は、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲のブラシ毛が基布上に植毛されたものを芯金上にスパイラル状に巻き付けたものである。
ブラシ毛の長さが20mmを超えると、経時における感光体ドラム11との繰り返し摺擦によって、ブラシ毛が所定方向に倒毛して、固形潤滑剤16bの掻取性や感光体ドラム11からのトナー除去性が低下してしまう。これに対して、ブラシ毛の長さが0.2mm未満であると、固形潤滑剤16bや感光体ドラム11に対する物理的な当接力が不足してしまう。したがって、ブラシ毛の長さは上述の範囲であることが好ましい。
潤滑剤供給ローラ16aは、図2の時計方向に回転する感光体ドラム11に対してカウンタ方向で接触するように回転する(図2の時計方向の回転である。)。また、潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ毛)は、固形潤滑剤16bと感光体ドラム11とに摺接するように配置されていて、潤滑剤供給ローラ16aが回転することによって固形潤滑剤16bから潤滑剤を掻き取り、その掻き取った潤滑剤を感光体ドラム11との摺接位置まで搬送した後に、その潤滑剤を感光体ドラム11上に塗布する。
固形潤滑剤16bの後方部には,潤滑剤供給ローラ16aと固形潤滑剤16bとの接触ムラをなくすために加圧機構16c、16g、16h、16jが配置されていて、保持部材16cに保持(貼着)された状態の固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢している。ここで、加圧機構(押圧装置)は、保持部材16cと、保持部材16cに回動可能に支持された1対の回動部材16gと、1対の回動部材16gに連結された付勢部材としての引張スプリング16hと、規制手段としてのワンウェイクラッチ16jと、で構成されているが、これについては後で詳しく説明する。
本実施の形態では、固形潤滑剤16bを主としてステアリン酸亜鉛で形成している。詳しくは、固形潤滑剤16bは、ステアリン酸亜鉛を主成分とする潤滑油添加剤を溶解したもので、塗りすぎによる副作用がなく、充分な潤滑性があるものが好適である。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。
なお、固形潤滑剤16bとしては、ステアリン酸亜鉛の他にも、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチュウム、ステアリン酸カルシウム等のステアリン酸基を有するものを用いることができる。また、同じ脂肪酸基であるオレイン酸亜鉛、オレイン酸バリウム、オレイン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物や、パルチミン酸亜鉛、パルチミン酸バリウム、パルチミン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物を使用して良い。他にも、脂肪酸基として、カプリル酸、リノレン酸、コリノレン酸等を使用することができる。さらに、カンデリラワックス、カンルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、おおば油、みつろう、ラノリン等のワックスを使用することもできる。これらは有機系の固形潤滑剤となりやすく、トナーとの相性が良い。
固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、ブレード状部材16d(薄層化ブレード)が潤滑剤を均一化する部材として機能することになる。ブレード状部材16dにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
このとき、潤滑剤供給ローラ16aにより塗布する粉体状の潤滑剤は微粉であるほど、ブレード状部材16dにより感光体ドラム11上に分子膜レベルで薄膜化される。
なお、固形潤滑剤16bは、溶融成型により形成されたものを用いることもできるし、圧縮成型により形成されたものを用いることもできる。特に、圧縮成型によって固形潤滑剤16bを形成した場合には、比較的高い寸法精度で固形潤滑剤16bを形成することができる。
以下、本実施の形態において特徴的な、潤滑剤供給装置16の構成・動作について詳述する。
図3は、潤滑剤ユニットを示す斜視図である。図3に示すように、潤滑剤ユニットは、保持部材16c、1対の回動部材16g、引張スプリング16h(付勢部材)、ワンウェイクラッチ16j(規制手段)等で構成された加圧機構(押圧装置)に、固形潤滑剤16bが設置されたものである。この潤滑剤ユニットは、潤滑剤供給装置16(プロセスカートリッジ10BK)に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。これによって、潤滑剤供給装置16(プロセスカートリッジ10BK)における固形潤滑剤の交換作業が容易化されることになる。
図3を参照して、固形潤滑剤16bは、保持部材16cに貼着され保持されている。具体的に、保持部材16cと固形潤滑剤16bとの間に両面テープや接着剤等が介在されて、保持部材16cは固形潤滑剤16bを貼着して保持することになる。ここで、保持部材16cは、コの字状に曲げ加工された板金であって、その両側面にワンウェイクラッチ16j(規制手段)を介して回動部材16gを保持するための複数の穴部16c2が形成されている。
ここで、図3、図4(A)、図6等を参照して、保持部材16cには、幅方向(図2の紙面垂直方向であって、図6の左右方向である。)の離れた位置に、1対の回動部材16g(押圧部材)がそれぞれ回動可能に支持されている。この1対の回動部材16gは、引張スプリング16h(付勢部材)による付勢力によってそれぞれ所定方向に回動して保持部材16cを介して固形潤滑剤16bを間接的に押圧して、固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに圧接させるものである。
詳しくは、図4(A)を参照して、回動部材16gの両側面には、回動中心となる支軸16g1(軸部)が形成されている。そして、この回動部材16gの支軸16g1が、規制手段としてのワンウェイクラッチ16jの内径部に挿着された状態で保持部材16cの穴部16c2に嵌合して、回動部材16gが保持部材16cに回動可能に保持されることになる。なお、2つの回動部材16cは、それぞれ、図3及び図6に示すように、幅方向において左右対称になるように保持部材16cに設置される。
なお、規制手段としてのワンウェイクラッチ16jは、2つの回動部材16cの回動方向をそれぞれ規制するものであるが、これについては後で図4(B)や図5(別形態の規制手段を示す図である。)等を用いて詳しく説明する。
また、図3、図6等を参照して、1対の回動部材16gは、付勢部材としての引張スプリング16hで連結されている。詳しくは、引張スプリング16hの両端のフック部が、それぞれ、回動部材16gの穴部16g4(図4(A)を参照できる。)に接続されている。
そして、この引張スプリング16hは、ケース16fに圧接するように1対の回動部材16gを互いに異なる方向に回動させて保持部材16cを潤滑剤供給ローラ16aに近づく方向に付勢する付勢部材として機能することになる。具体的に、引張スプリング16h(付勢部材)は、1対の回動部材16gがケース16fに圧接するカム形状部16g2の部分同士のスパンが漸減するように、1対の回動部材16gを回動させる。
すなわち、2つの回動部材16gは、ケース16fの内壁面に当接するカム形状部16g2(図4(A)等を参照できる。)が互いに近づく方向のスプリング力(付勢力)を引張スプリング16hから受ける。これにより、図6の左方の回動部材16gは、支軸16g1を回動中心として、図6の反時計方向に回動するように付勢される。これに対して、図6の右方の回動部材16gは、支軸16g1を回動中心として、図6の時計方向に回動するように付勢される。
さらに詳しくは、図6(A)〜(B)に示すように、画像形成装置1における累積稼働時間の増加とともに、固形潤滑剤16bは、潤滑剤供給ローラ16aへの潤滑剤供給によって徐々に消費されて、その厚さ(潤滑剤供給ローラ16aへの圧接方向の厚さである。)が薄くなっていく。そして、一対の回動部材16gは、それぞれ、こうした固形潤滑剤16bの消費(薄肉化)にともない、引張スプリング16hによる付勢力によって上述した方向に回動することになる。
換言すると、一対の回動部材16gに形成されたカム形状部16g2は、それぞれ、固形潤滑剤16bの消費にともない保持部材16cが固形潤滑剤16bとともに潤滑剤供給ローラ16aに近づく方向に移動するように引張スプリング16hによる付勢力によって回動してケース16fに圧接することになる。
このように1対の回動部材16gが回動するとき、その回動(固形潤滑剤16bの消費)にともない、回動部材16g(カム形状部16g2)がケース16fに当接する位置(作用点)と支軸16g1(支点)とを結ぶ仮想線分と、保持部材16c(固形潤滑剤16b)が移動する圧接方向の仮想直線と、がなす回動方向の角度が漸減することになる。また、回動(固形潤滑剤16bの消費)にともない、引張スプリング16hの付勢力を受ける回動部材16gの位置(力点)と支軸16g1(支点)とを結ぶ仮想線分と、引張スプリング16hの付勢力が作用する付勢方向の仮想直線と、がなす回動方向の角度が漸増することになる。
以下、図6(A)〜(B)を用いて、固形潤滑剤16bの消費(薄肉化)にともなう回動部材16gの動作について詳述する。
まず、図6(A)に示すように、新品状態の固形潤滑剤16b(保持部材16cに貼着・保持された状態のものである。)が潤滑剤供給装置16(装置本体1)にセットされると、1対の回動部材16gのカム形状部16g2のスパン(ケース16fとの2つの圧接部同士間の幅方向の距離である。)が最長となる状態で、保持部材16c(加圧機構16c、16g、16h、16j)によって固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する。そして、この状態で、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)による感光体ドラム11上への潤滑剤の供給が開始される。なお、このとき、回動部材16gの押圧部16g3(図4(A)を参照できる。)が、保持部材16cの内部の天井面を押圧するように構成することもできる。
その後、図6(B)に示すように、経時において、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)による感光体ドラム11上への潤滑剤の供給が進められると、1対の回動部材16gのカム形状部16g2のスパンが徐々に漸減して、その状態で保持部材16c(加圧機構16c、16g、16h、16j)によって固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する。
そして、最終的に、図示は省略するが、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)による感光体ドラム11上への潤滑剤の供給がさらに進められて、固形潤滑剤16bの肉厚が僅かになった状態で、固形潤滑剤16bが保持部材16cとともに潤滑剤供給装置16(装置本体1)から取出されて、固形潤滑剤16bの交換メンテナンスがおこなわれることになる。なお、固形潤滑剤16bの交換メンテナンスをおこなう時期は、固形潤滑剤16bの消費を直接的又は間接的に検知する検知手段(例えば、装置16の累積稼働時間をカウントする手段や、固形潤滑剤16bの肉厚を光学的に検知する手段等である。)による検知結果に基いて判断される。
ここで、本実施の形態における潤滑剤供給装置16には、図3、図4(A)等を参照して、1対の回動部材16gがそれぞれ所定方向のみに回動して保持部材16cを所定方向(図3の白矢印方向である。)に加圧するようにそれぞれの回動部材16gの回動方向を規制する規制手段としてのワンウェイクラッチ16jが設置されている。
詳しくは、規制手段としてのワンウェイクラッチ16jは、軸受型(ローラタイプ)のワンウェイクラッチであって、その内径部(内輪部)に回動部材16gの支軸16g1が挿着されるとともに、その外径部(外輪部)が保持部材16cの穴部16c2に回転しないように固設されている。図示は省略するが、ワンウェイクラッチ16jの外径部(外輪部)には突起部が形成されていて、その突起部が穴部16c2に形成された凹部に係合することで、ワンウェイクラッチ16jが保持部材16cに固設されることになる。
なお、ワンウェイクラッチ16jとしては、公知のもの(例えば、「NCUX4」(NTN社製)等である。)を用いることができる。詳しくは、ワンウェイクラッチ16jは、図4(B)に示すように、その内部にスプリング16j2によって一方向に付勢される円筒コロ16j1が周方向に複数設置されている。そして、支軸16g1(回動部材16g)が図4(B)の矢印方向に回転しようとするときには、円筒コロ16j1が右方の内壁面から離れる左方の位置に移動して、円筒コロ16j1上を支軸16g1が滑るようにして、支軸16g1(回動部材16g)の回動が可能になる。これに対して、支軸16g1(回動部材16g)が図4(B)の矢印方向とは逆方向に回転しようとするときには、円筒コロ16j1が右方の内壁面に噛み合った状態になって、くさび効果によるロック状態によって支軸16g1(回動部材16g)の回動が規制される(回動部材16gが回動できなくなる)。
具体的に、図6の左方の回動部材16gは、支軸16g1を回動中心として図6の反時計方向のみ回動して、時計方向への回動が規制される。これに対して、図6の右方の回動部材16gは、支軸16g1を回動中心として図6の時計方向のみ回動して、反時計方向への回動が規制される。
このような構成により、潤滑剤供給ローラ16aが停止状態から回転駆動開始される起動時等において、固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aから瞬間的に大きな反力を受けても、固形潤滑剤16bが回動部材16gの押圧力に抗するように圧接方向とは逆方向に瞬間的に移動してしまう不具合が確実に抑止されることになる。すなわち、固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aから瞬間的に大きな反力を受けても、固形潤滑剤16b(保持部材16c)を押圧する回動部材16gはワンウェイクラッチ16j(規制手段)によって逆方向に回動しないように構成されているために、固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aとの圧接位置から圧接方向とは逆方向に移動することはない。
したがって、図7(A)に示すように潤滑剤供給ローラ16aに対して真っ直ぐな姿勢で圧接している固形潤滑剤16bが、圧接方向とは逆方向に瞬間的に移動して、図7(B)に示すように潤滑剤供給ローラ16aに対して傾斜して圧接するように姿勢が可変してしまう不具合が確実に抑止されることになる。そして、図7(B)の破線で囲んだように、潤滑剤供給ローラ16aに対して固形潤滑剤16bが偏って接触することにより、固形潤滑剤16bから掻き取られる潤滑剤供給ローラ16a上の潤滑剤が不均一になって、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)によって感光体ドラム11上に供給される潤滑剤も不均一になって、クリーニングブレードの欠損やクリーニング不良等が部分的に発生してしまう不具合も抑止されることになる。
なお、本実施の形態では、回動部材16gの回動方向を一方向に規制する規制手段として軸受型のワンウェイクラッチ16jを用いたが、規制手段の構成はこれに限定されることなく、例えば、図5に示すようにスクラブタイプのワンウェイクラッチ16g10、16kを用いることもできる。具体的に、図5を参照して、回動部材16gの回動方向を一方向に規制する規制手段として、保持部材16cに軸部16k1を中心にして揺動可能に支持されるとともに、回動部材16gの支軸16g1の外周面上に形成されたノコ歯部16g10に係合する爪部材16kを用いることができる。
詳しくは、図5を参照して、回動部材16gの支軸16g1の外周面上には一方の回転方向に沿うように配列されたノコ歯部16g10が形成されている(外周面にノコ歯部が形成されたものを支軸16g1に嵌合・固定するように構成してもよい)。一方、爪部材16kは、一端側の軸部16k1が保持部材16cの側面に揺動可能に保持され、他端側の先端部がノコ歯部16g10に係合し、中央部にスプリング16k2の一端側が接続されている(スプリング16k2の他端側は保持部材16cに接続されている)。そして、このような構成により、回動部材16gが図5の反時計方向に回動しようとすると、爪部材16kの先端部がノコ歯部16g10の順目方向に沿うように移動して、回動部材16gの回動が可能になる。これに対して、回動部材16gが図5の時計方向に回動しようとすると、爪部材16kの先端部がノコ歯部16g10の逆目方向に移動してノコ歯部16g10に引っ掛かって、回動部材16gの回動が規制される(回動部材16gが回動できなくなる)。このような規制手段を用いた場合であっても、上述した本実施の形態における効果と同様の効果を得ることができる。
最後に、図8を用いて、上述した本実施の形態における効果を確認するために本願発明者がおこなった実験(実施例1、2、比較例1、2)について説明する。
図8において、実施例1、2では、本実施の形態における潤滑剤供給装置16を装置本体1に設置して連続通紙試験をおこなっている。また、比較例1、2では、ワンウェイクラッチ16jが設置されていない潤滑剤供給装置16(回動部材16gが双方向に回動可能なものである。)を装置本体1に設置して連続通紙試験をおこなっている。また、実施例1、比較例1では、固形潤滑剤16bとして、スレアリン酸亜鉛を溶融成型して形成したものを用いている。これに対して、実施例2、比較例2では、固形潤滑剤16bとして、スレアリン酸亜鉛を圧縮成型して形成したものを用いている。また、これらの実験(実施例1、2、比較例1、2)は、いずれも、A4サイズの記録媒体Pを画像面積率5%にて1万枚連続通紙(連続画像形成)して、固形潤滑剤16bの偏磨耗の状態と、感光体ドラム11上のフィルミングの状態(感光体保護性)と、を適宜に目視確認したものである。
また、図8の「固形潤滑剤偏磨耗」において、「◎」は偏磨耗がほとんど生じていない状態で、「○」は偏磨耗が僅かに生じているものの許容レベルである状態で、「△」は経時で偏磨耗が生じている状態で、「×」は早期に偏磨耗が生じている状態である。また、図8の「感光体ドラムフィルミング」において、「◎」はフィルミングがほとんど生じていない状態で、「○」はフィルミングが僅かに生じているものの許容レベルである状態で、「△」は経時でフィルミングによる異常画像が生じている状態で、「×」は早期にフィルミングによる異常画像が生じている状態である。
図8の結果からも、本実施の形態のように回動部材16gの回動方向をワンウェイクラッチ16jによって一方向に規制することによる効果が大きいことがわかる。特に、圧縮成型によって形成された固形潤滑剤16bを用いた場合には偏磨耗が生じやすくなるものの、回動部材16gの回動方向をワンウェイクラッチ16jによって一方向に規制することで、その偏磨耗の程度を小さくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、引張スプリング16h(付勢部材)による付勢力によって回動して固形潤滑剤16bを押圧して潤滑剤供給ローラ16aに圧接させる回動部材16gを、所定方向のみに回動させるように規制するワンウェイクラッチ16j(規制手段)を設けている。これにより、経時においても感光体ドラム11(像担持体)に供給する潤滑剤が不足することなく、常に安定して均一に感光体ドラム11上に潤滑剤を供給することができる。
なお、本実施の形態では、作像部における各部(感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15、潤滑剤供給装置16である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。
これに対して、作像部における各部11、12、13、15、16をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、それぞれ単体で装置本体1に交換自在に設置されるように構成することもできる。このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト17を用いたタンデム型のカラー画像形成装置に対して本発明を適用した。これに対して、転写搬送ベルトを用いたタンデム型のカラー画像形成装置(転写搬送ベルトに対向するように並設された複数の感光体ドラム上のトナー像を、転写搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に重ねて転写する装置である。)や、モノクロ画像形成装置等、その他の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。そして、このような場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、像担持体としての感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置16に対して本発明を適用したが、感光体ドラム11以外の像担持体に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置(例えば、中間転写ベルト17に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置である。)に対しても当然に本発明を適用することができる。そして、このような場合であっても、本実施の形態と同様に回動部材16gの回動方向を制限する規制手段(ワンウェイクラッチ16j)を設けることで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、潤滑剤供給ローラ16aとしてブラシ毛が周設されたブラシ状ローラを用いたが、潤滑剤供給ローラ16aとしてスポンジ状部材(弾性材料)が周設されたスポンジ状ローラを用いることもできる。そして、このような場合であっても、本実施の形態と同様に回動部材16gの回動方向を制限する規制手段(ワンウェイクラッチ16j)を設けることで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
11 感光体ドラム(像担持体)、
15 クリーニング部、
16 潤滑剤供給装置(潤滑剤供給部)、
16a 潤滑剤供給ローラ(ブラシ状ローラ)、
16b 固形潤滑剤、
16c 保持部材、
16f ケース、
16g 回動部材(押圧部材)、
16g1 支軸(回動中心)、
16g2 カム形状部、 16g3 押圧部、
16g10 ノコ歯部、
16h 引張スプリング(付勢部材)、
16j ワンウェイクラッチ(軸受型ワンウェイクラッチ、規制手段)、
16k 爪部材(規制手段)、
16k1 軸部(揺動中心)。
特開2001−305907号公報 特開2007−293240号公報 特開2009−42274号公報

Claims (7)

  1. トナー像が担持される像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置であって、
    保持部材と、
    前記保持部材に支持されるとともに、付勢部材による付勢力によって所定方向に回動する回動部材と、
    前記回動部材が前記所定方向のみに回動して前記保持部材を所定方向に加圧するように前記回動部材の回動方向を規制する規制手段と、
    所定方向に回転するとともに、前記像担持体に摺接する潤滑剤供給ローラと、
    前記潤滑剤供給ローラに摺接するとともに、前記保持部材に保持された固形潤滑剤と、
    を備え
    前記回動部材は、前記付勢部材による付勢力によって所定方向に回動して前記保持部材を介して前記固形潤滑剤を押圧して、前記固形潤滑剤を前記潤滑剤供給ローラに圧接させることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 前記固形潤滑剤が前記潤滑剤供給ローラに圧接する方向に移動できるように前記保持部材を前記固形潤滑剤とともに収納するケースをさらに備え、
    前記回動部材は、前記保持部材において幅方向の離れた位置にそれぞれ支軸を中心に回動可能に支持された1対の回動部材であって、前記固形潤滑剤の消費にともない前記保持部材が前記固形潤滑剤とともに前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に移動するように前記付勢部材による付勢力によって回動して前記ケースに圧接するカム形状部を具備し、
    前記付勢部材は、前記1対の回動部材に連結されて、前記1対の回動部材が互いに異なる方向に回動して前記ケースに圧接する前記カム形状部の部分同士のスパンが漸減するように前記1対の回動部材を回動させる引張スプリングであって、
    前記規制手段は、前記回動部材の前記支軸が挿着されるとともに前記保持部材に固設された軸受型のワンウェイクラッチであることを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤供給装置。
  3. 前記固形潤滑剤が前記潤滑剤供給ローラに圧接する方向に移動できるように前記保持部材を前記固形潤滑剤とともに収納するケースをさらに備え、
    前記回動部材は、前記保持部材において幅方向の離れた位置にそれぞれ支軸を中心に回動可能に支持された1対の回動部材であって、前記固形潤滑剤の消費にともない前記保持部材が前記固形潤滑剤とともに前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に移動するように前記付勢部材による付勢力によって回動して前記ケースに圧接するカム形状部を具備し、
    前記付勢部材は、前記1対の回動部材に連結されて、前記1対の回動部材が互いに異なる方向に回動して前記ケースに圧接する前記カム形状部の部分同士のスパンが漸減するように前記1対の回動部材を回動させる引張スプリングであって、
    前記規制手段は、前記保持部材に揺動可能に支持されるとともに、前記回動部材の前記支軸の外周面上に形成されたノコ歯部に係合する爪部材であることを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤供給装置
  4. 前記固形潤滑剤は、圧縮成型により形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の潤滑剤供給装置。
  5. 画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 前記像担持体上をクリーニングするクリーニング部を、前記潤滑剤供給装置に対して前記像担持体の回転方向上流側に備えたことを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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