JP6127396B2 - 廃トナー回収装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、廃トナー回収容器に向けて廃トナーを搬送して回収する廃トナー回収装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、複数の像担持体(感光体ドラム)が中間転写体(中間転写ベルト)の下方に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このようなタンデム型のカラー画像形成装置では、1次転写工程がおこなわれた後に複数の像担持体(感光体ドラム)の表面に残留する未転写トナーをそれぞれ複数のクリーニング部で除去して、複数のクリーニング部で回収された未転写トナーを廃トナーとして複数のクリーニング部から排出して廃トナー回収容器に回収している。さらに、2次転写工程がおこなわれた後に中間転写体(中間転写ベルト)の表面に残留する未転写トナーを中間転写体用のクリーニング部で除去して、そのクリーニング部で回収された未転写トナーも廃トナーとしてクリーニング部から排出して廃トナー回収容器に回収している。
一方、特許文献1には、廃トナー回収容器の奥行方向手前側と奥行方向奥側とにそれぞれ廃トナーを流入するための流入口を設けて、一方の流入口に複数の像担持体用のクリーニング部から排出された廃トナーが搬送される搬送パイプを接続して、他方の流入口に中間転写体用のクリーニング部から排出された廃トナーが搬送される搬送パイプを接続する技術が開示されている。
従来の特許文献1等の画像形成装置は、廃トナーを廃トナー回収容器に向けて搬送するための搬送パイプが、複数の像担持体や中間転写体を挟むように、装置の手前側と奥側とにそれぞれ設置されているため、装置が奥行方向に大型化してしまっていた。また、廃トナー回収容器には、2つの流入口が設けられていて、それぞれの流入口に開閉シャッタやシール等の部材を設置しなければいけないため、廃トナー回収容器が高コスト化してしまっていた。
このような問題を解決するために、複数の像担持体用のクリーニング部から排出された廃トナーが搬送される搬送パイプと、中間転写体用のクリーニング部から排出された廃トナーが搬送される搬送パイプと、をいずれも装置の奥行方向一端側に設置して、廃トナー回収容器に設けた1つの流入口に2つの搬送パイプを連通させる方策が考えられる。しかし、その場合、画像形成装置が高さ方向や幅方向にも大型化しないようにする必要がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置を大型化、高コスト化することなく、廃トナー回収容器に向けて廃トナーが良好に搬送されて回収される、廃トナー回収装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる廃トナー回収装置は、廃トナー回収容器に向けて廃トナーを搬送して回収する廃トナー回収装置であって、複数の像担持体の表面に付着した未転写トナーをそれぞれ除去する複数の第1クリーニング部から排出された当該未転写トナーを廃トナーとして搬送するとともに、前記複数の第1クリーニング部の下方に配設された第1搬送部と、前記複数の像担持体が下方の位置で対向するように並設された中間転写体の表面に付着した未転写トナーを除去する第2クリーニング部から排出された当該未転写トナーを廃トナーとして搬送するとともに、前記第2クリーニング部の下方に配設された第2搬送部と、前記第1搬送部の終端部と前記第2搬送部の終端部とにそれぞれ連通して、前記第1搬送部から排出された廃トナーと前記第2搬送部から排出された廃トナーとを前記廃トナー回収容器の流入口に導く中継搬送部と、を備え、前記第1搬送部と前記第2搬送部と前記中継搬送部とは、いずれも、画像形成装置本体の奥行方向一端側において同一垂直面上に配設され、前記第2搬送部は、垂直方向に延在する搬送部と、湾曲した搬送部と、を具備し、前記湾曲した搬送部は、その搬送方向上流側の始端部が垂直方向上方を向いて前記垂直方向に延在する搬送部に連通して、その搬送方向下流側の終端部が水平方向を向いて前記中継搬送部に合流するように形成され、前記第2搬送部における前記湾曲した搬送部の前記終端部と前記中継搬送部との連通口は、前記廃トナー回収容器の前記流入口の上方であって、前記第1搬送部の終端部と前記中継搬送部との連通口の下方に位置するように形成されたものである。
本発明は、複数の像担持体用の第1搬送部の終端部と、中間転写体用の第2搬送部の終端部と、にそれぞれ連通する中継搬送部を廃トナー回収容器の流入口に接続して、第2搬送部に湾曲した搬送部を形成して、第2搬送部の終端部と中継搬送部との連通口が、廃トナー回収容器の流入口の上方であって、第1搬送部の終端部と中継搬送部との連通口の下方に位置するように形成している。これにより、装置を大型化、高コスト化することなく、廃トナー回収容器に向けて廃トナーが良好に搬送されて回収される、廃トナー回収装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 プロセスカートリッジとその近傍とを示す図である。 廃トナー回収装置の内部を示す断面斜視図である。 廃トナー回収装置の一部を示す断面図である。 廃トナー回収容器を示す断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写体としての中間転写ベルト17の下方に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラープリンタの装置本体、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト(中間転写体)、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの現像装置に各色のトナーを補給するためのトナー容器、30は廃トナー回収容器31に向けて廃トナーを搬送して回収する廃トナー回収装置、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像部13(現像装置)、クリーニング部15(クリーニング装置)が一体化されたものである(図2を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、装置本体1に対して着脱可能に構成されていて、寿命に達したときに新品のものに交換される。詳しくは、本実施の形態において、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、装置本体1の本体ドア(不図示である。)の開閉をおこなうことにより、装置本体1の奥行方向手前側(図1の紙面垂直方向手前側である。)からの奥行方向の着脱操作によって交換されることになる。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、不図示のパソコン等から装置本体1の制御部にカラー画像情報が送られると、書込み部6から、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、図2を参照して、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電部12(帯電ローラ)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、像担持体としての感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、図1の紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像部13(図2を参照できる。)との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写体としての中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、第1クリーニング部15(図2を参照できる。)との対向位置に達する。そして、第1クリーニング部15(像担持体用クリーニング部)で、感光体ドラム11(像担持体)上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、除電部(不図示である。)の位置を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、第2クリーニング部9(中間転写体用クリーニング部)の位置に達する。そして、中間転写体としての中間転写ベルト17上の未転写トナーが第2クリーニング部9に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19(タイミングローラ)等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
図2は、黒色用のプロセスカートリッジ10BKを示す構成図である。その他の3つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cは、それぞれ、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、黒色用のプロセスカートリッジ10BKとほぼ同じに構成されているため、その図示と説明とを省略する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電部12と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像部13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部15(第1クリーニング部)と、がケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
帯電部12は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなる帯電ローラである。そして、この帯電部12(帯電ローラ)に不図示の電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
現像部13(現像装置)は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。現像部13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
図2を参照して、第1クリーニング部15(像担持体用クリーニング部)には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、第1クリーニング部15内に回収された未転写トナーを廃トナーとして第1クリーニング部15の外部に向けて奥行方向(図1、図2の紙面垂直方向である。)に搬送する搬送コイル15b、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られて第1クリーニング部15内に回収されることになる。そして、第1クリーニング部15内に回収された未転写トナーは、搬送コイル15bによって外部に向けて搬送されて、その後に廃トナー回収装置30によって廃トナー回収容器31に向けて搬送されて、廃トナーとして廃トナー回収容器31の内部に回収される。本実施の形態において、第1クリーニング部15は、感光体ドラム11の側方に対向するように配設されている。
同様に、図1を参照して、第2クリーニング部9(中間転写体用クリーニング部)にも、中間転写ベルト17(中間転写体)に当接するクリーニングブレード、第2クリーニング部9内に回収された未転写トナーを廃トナーとして第2クリーニング部9の外部に向けて奥行方向に搬送する搬送コイル、等が設置されている。そして、第2クリーニング部9内に回収された未転写トナーは、搬送コイルによって外部に向けて搬送されて、その後に廃トナー回収装置30によって廃トナー回収容器31に向けて搬送されて、廃トナーとして廃トナー回収容器31の内部に回収される。本実施の形態において、第2クリーニング部9は、中間転写ベルト17の側方に対向するように配設されている。
なお、廃トナー回収装置30の構成・動作については、後でさらに詳しく説明する。
また、感光体ドラム11や中間転写ベルト17上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12(帯電部)による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等があるが、本願ではこれらを総称して「未転写トナー」と呼ぶことにする。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像部13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給部によってトナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写トナーが、クリーニングブレード15aによって第1クリーニング部15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換可能に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像部13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像部13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像部13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像部13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像部13の第2搬送スクリュ23b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
なお、本実施の形態において、感光体ドラム11の表面に潤滑剤(例えば、ステアリン酸亜鉛に、窒化ホウ素を含有させたものである。)を供給する潤滑剤供給装置を、1次転写ローラ14の位置よりも下流側であって帯電ローラ12の位置よりも上流側に設置することもできる。これにより、感光体ドラム11とクリーニングブレード15aとの摩擦抵抗が減ぜられて、双方の部材11、15aの磨耗劣化を低減することができる。
以下、本実施の形態において特徴的な、廃トナー回収装置30の構成・動作について詳述する。
図1〜図3を参照して、本実施の形態における廃トナー回収装置30は、第1搬送部32(像担持体用搬送部)、第2搬送部33(中間転写体用搬送部)、中継搬送部34、廃トナー回収容器31、等で構成されている。
図1に示すように、第1搬送部32は、4つの第1クリーニング部15(プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK)の下方に配設されていて、4つの第1クリーニング部15からそれぞれ排出された未転写トナーを廃トナーとして図1の左方に向けて搬送する。
詳しくは、第1搬送部32は、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの下方において、幅方向(図1の左右方向である。)に延在するように配設されている。図3等を参照して、第1搬送部32は、主として、上方に4つの送入口32Y、32M、32C、32BKが形成された中空状の搬送パイプ32aと、搬送パイプ32aに内設されて所定方向に回転する搬送コイル32bと、で構成されている。本実施の形態において、第1搬送部32の搬送コイル32bは、ステンレス鋼等からなる金属平板(高さ2mm、幅0.5mm、厚さ0.4mmのものである。)を螺旋状(ピッチ10mm、外径12mmの螺旋である。)に形成したものである。また、搬送コイル32bの先端部にはギア41が設置されていて、このギア41が図4に示す駆動部のアイドラギア42に噛合して駆動力が伝達されることで、搬送コイル32bが200rpmで回転駆動される。
そして、黒色用のプロセスカートリッジ10BKの第1クリーニング部15に回収された廃トナー(未転写トナー)は、搬送コイル15bによって奥行方向手前側(図1の紙面垂直方向手前側である。)に向けてほぼ水平に搬送された後に、垂直搬送部を落下して、図3に示す送入口32BKから第1搬送部32に流入されて、搬送コイル32bによって連通口A(中継搬送部34との連通口である。)の位置まで搬送される。同様に、マゼンタ用のプロセスカートリッジ10Mの第1クリーニング部15に回収された廃トナーは、送入口32Mから第1搬送部32に流入されて、搬送コイル32bによって連通口Aの位置まで搬送される。また、シアン用のプロセスカートリッジ10Cの第1クリーニング部15に回収された廃トナーは、送入口32Cから第1搬送部32に流入されて、搬送コイル32bによって連通口Aの位置まで搬送される。イエロー用のプロセスカートリッジ10Yの第1クリーニング部15に回収された廃トナーは、送入口32Yから第1搬送部32に流入されて、送入口32Yの下方に位置する連通口Aに達することになる。
そして、連通口Aの位置に達した廃トナーは、中継搬送部34によって廃トナー回収容器31の流入口31bに導かれて、廃トナー回収容器31内に回収されることになる。
一方、第2搬送部33は、第2クリーニング部9の下方(又は、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKや中間転写ベルト17の側方)に配設されていて、第2クリーニング部9からそれぞれ排出された未転写トナーを廃トナーとして図1の矢印方向に向けて搬送する。
詳しくは、第2搬送部33は、装置本体1の側方において、中間転写ベルト17やプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKに干渉しないように垂直方向に延在して、湾曲(屈曲)した搬送部Wを経由して中継搬送部34に合流するように配設されている。第2搬送部33は、主として、下方に湾曲搬送部W(湾曲した搬送部)が形成された中空状の搬送パイプ33aと、搬送パイプ33aに内設されて所定方向に回転する搬送コイル33bと、で構成されている。本実施の形態において、第2搬送部33の搬送コイル33bは、ステンレス鋼等からなる金属平板(高さ2mm、幅0.5mm、厚さ0.4mmのものである。)を螺旋状(ピッチ8mm、外径12mmの螺旋である。)に形成したものである。また、搬送コイル33bの先端部にはギア43が設置されていて、このギア43が図4に示す駆動部のアイドラギア44に噛合して駆動力が伝達されることで、搬送コイル33bが200rpmで回転駆動される。また、本実施の形態において、第2搬送部33の湾曲搬送部Wは、その曲率半径が60mm程度になるように形成されている。
このように金属平板を螺旋状に形成した搬送コイル33bは、湾曲搬送部Wで屈曲した状態で使用されても、破断が生じにくいものである。さらに、本実施の形態では、湾曲搬送部Wにおける搬送スクリュ33bの破断の防止と、湾曲搬送部Wにおける搬送スクリュ33bの搬送力の低下の防止と、を両立させるために、搬送スクリュ33bや湾曲搬送部Wの形状を最適化している。
そして、中間転写ベルト17の側方に設置された第2クリーニング部9に回収された廃トナー(未転写トナー)は、第2クリーニング部9の搬送コイルによって奥行方向手前側(図1の紙面垂直方向手前側である。)に向けてほぼ水平に搬送された後に傾斜搬送部を通過して、湾曲搬送部Wが形成された第2搬送部33に流入されて、搬送コイル33bによって連通口B(中継搬送部34との連通口である。)の位置まで搬送される。
そして、連通口Bの位置に達した廃トナーは、中継搬送部34によって廃トナー回収容器31の流入口31bに導かれて、廃トナー回収容器31内に回収されることになる。
一方、中継搬送部34は、第1搬送部32の流路面積(搬送パイプ32aの内径)や第2搬送部33の流路面積(搬送パイプ33aの内径)に比べて充分に大きな流路面積にて形成され、鉛直方向に延在する中空状かつ略角柱状の搬送パイプである。中継搬送部34は、第1搬送部32の終端部と第2搬送部33の終端部とにそれぞれ連通して、第1搬送部32から排出された廃トナーと、第2搬送部33から排出された廃トナーと、を廃トナー回収容器31の流入口31bに導くためのものである。
そして、本実施の形態において、第2搬送部33の終端部と中継搬送部34との連通口Bは、廃トナー回収容器31の流入口31bの上方であって、第1搬送部32の終端部と中継搬送部34との連通口Aの下方に位置するように形成されている。すなわち、中継搬送部34の垂直方向に沿って、上方から順に、第1搬送部32と中継搬送部34との連通口A、第2搬送部33と中継搬送部34との連通口B、廃トナー回収容器31の流入口31bが形成されている。そして、双方の搬送部32、33の連通口A、Bからそれぞれ排出された廃トナーは、中継搬送部34を自重落下した後に、1つの流入口31b(中継搬送部34の流路に対してほぼ同じ形状にて形成されている。)から廃トナー回収容器31内に流入することになる。
そして、このように構成された第1搬送部32と第2搬送部33と中継搬送部34とは、いずれも、画像形成装置本体1の奥行方向一端側(本実施の形態では、奥行方向手前側であって、図1の紙面垂直方向手前側である。)に配設されている。これにより、第1搬送部32を奥行方向一端側に配設して第2搬送部33を奥行方向他端側に配設する場合に比べて、装置本体1を奥行方向に小型化することができる。
また、第2搬送部33の連通口Bが第1搬送部32の連通口Aよりも下方に位置するように設定しているため、第2搬送部33は、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの上方に配設された中間転写ベルト17の側方から、廃トナー回収容器31の流入口31bに比較的近い位置まで、高さ方向の距離を充分にとって配置されることになる。これにより、装置本体1の高さ方向の大きさを同等として第2搬送部33の連通口Bが第1搬送部32の連通口Aに対して同等の高さか上方に位置するように設定した場合に比べて、第2搬送部33に湾曲搬送部W(湾曲搬送経路)を設けても、その曲率を比較的小さくすることができる。そのため、湾曲搬送部Wの位置で屈曲した状態になる搬送コイル33bに、せん断方向の大きな負荷が生じにくくなり、搬送コイル33bの破断を抑止することができるとともに、湾曲搬送部Wにおいても廃トナーを良好に搬送することができる。
また、第2搬送部33に湾曲搬送部Wを設けているため、画像形成装置1を高さ方向に加えて幅方向(図1の左右方向である。)にも小型化することができる。さらに、廃トナー回収容器31は、第1搬送部32から排出される廃トナーと、第2搬送部33から排出される廃トナーと、が1つの流入口31bから回収されるように構成されているため、廃トナー回収容器31を小型化、低コスト化することができる。
ここで、本実施の形態では、第1搬送部32と第2搬送部33と中継搬送部34とは、画像形成装置本体1に対する複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの着脱方向手前側であって、画像形成装置本体1の奥行方向手前側に相当する側に配設されている。さらに、第1搬送部32と第2搬送部33と中継搬送部34とは、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの着脱方向に直交する断面でみたときに、図1に示すように、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKに対して重ならない位置に配設されている。
このような構成により、廃トナー回収装置30に干渉することなく、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの着脱動作(奥行方向手前側からの奥行方向の着脱動作である。)をスムーズにおこなうことができる。
また、画像形成装置1の駆動部(感光体ドラム11、定着ローラ、現像ローラ13a、レジストローラ19、給紙ローラ8等の可動部材を回転駆動するモータ等である。)は、装置本体1の奥行方向に設置されていて、この駆動部が熱源となって装置本体1の奥行方向奥側は奥行方向手前側に比べて雰囲気温度が高くなりやすい。これに対して、本実施の形態では、第1搬送部32や第2搬送部33や中継搬送部34を装置本体1の奥行方向手前側に配置しているため、第1搬送部32や第2搬送部33や中継搬送部34にて搬送される廃トナーの流動性が、上昇した雰囲気温度によって低下する不具合が生じにくくなる。
また、本実施の形態において、第1搬送部32の搬送コイル32bと、第2搬送部33の搬送コイル33bと、は同じ駆動源(駆動モータ50)によって回転駆動されるように構成されている。
詳しくは、図4を参照して、第1搬送部32の搬送コイル32bの先端部に設置されたギア41は、アイドラギア42に噛合している。このアイドラギア42は、その回転軸がギア41の回転軸と直交するように形成されたネジ歯車と、タイミングベルト47に噛合するタイミングプーリと、が回転軸方向に2段形成されている。
また、第2搬送部33の搬送コイル33bの先端部に設置されたギア43は、アイドラギア44に噛合している。このアイドラギア44も、その回転軸がギア43の回転軸と直交するように形成されたネジ歯車と、タイミングベルト47に噛合するタイミングプーリと、が回転軸方向に2段形成されている。
タイミングベルト47は、2つのアイドラギア42、44のタイミングプーリと、駆動モータ50のモータ軸に設置されたタイミングプーリと、によって張架・支持されている。
このような構成により、駆動モータ50の駆動力がタイミングベルト47を介して2つのアイドラギア42、44にそれぞれ伝達されて、第1搬送部32の搬送コイル32bと第2搬送部33の搬送コイル33bとが同時に回転駆動されることになる。
このように、1つの駆動モータ50(駆動源)によって2つの搬送コイル32b、33bを回転駆動するように構成することで、2つの搬送コイル32b、33bを別々の駆動モータによって別々に回転駆動するように構成する場合に比べて、廃トナー回収装置30を小型化・低コスト化することができる。
また、本実施の形態では、図4を参照して、第1搬送部32の搬送パイプ32aと、第2搬送部33の搬送パイプ33aと、中継搬送部34(搬送パイプ)と、はブロー成形、射出成形等によって1つの部品として一体的に形成されている。
これにより、第1搬送部32の搬送パイプ32aと、第2搬送部33の搬送パイプ33aと、中継搬送部34(搬送パイプ)と、をそれぞれ別部品として形成する場合に比べて、廃トナー回収装置30を少部品化・低コスト化することができる。
以下、廃トナー回収容器31について詳述する。
本実施の形態において、廃トナー回収容器31は、装置本体1に対して着脱可能に構成されていて、容器31内が廃トナーで満杯になったときに新品(空)のものに交換される。詳しくは、本実施の形態において、廃トナー回収容器31は、装置本体1の本体ドア(不図示である。)の開閉をおこなうことにより、装置本体1の奥行方向手前側(図1の紙面垂直方向手前側である。)からの奥行方向の着脱操作によって交換されることになる。
ここで、廃トナー回収容器31は、奥行方向(図1の紙面垂直方向であって、図5の左右方向である。)が長手方向となって延在するように形成された略長方体状の容器である。図3等に示すように、廃トナー容回収容器31には、奥行方向手前側であって、上方の位置に、中継搬送部34に連通する流入口31bが形成されている。また、図示は省略するが、この流入口31bには、装置本体1への廃トナー回収容器31の装着動作に連動して流入口31bを開放して、装置本体1からの廃トナー回収容器31の離脱動作に連動して流入口31bを閉鎖する、シャッタが設置されている。
さらに、図3等を参照して、廃トナー回収容器31には、容器31の奥行方向手前側に配設された流入口31bから流入された廃トナーを容器31の奥行方向奥側に向けて搬送する搬送部材としてのスクリュ部材31aが、容器31の上方において奥行方向に延在するように設置されている。このスクリュ部材31aは、外径6mm程度の軸部に、外径12mm程度のスクリュ部が、8mmピッチ程度で形成されたものであって、不図示のモータから駆動力を受けて60rpm程度で回転駆動されて、廃トナーを図3中の白矢印方向に搬送する。
このような構成により、流入口31bを奥行方向手前側に設けた場合であっても、廃トナー回収容器31の奥行方向手前側のみに集中的に廃トナーが回収されることなく、廃トナー回収容器31の奥行方向全域にわたって満遍なく廃トナーが回収されることになる。
なお、図5を参照して、廃トナー回収容器31に設置される搬送部材としてのスクリュ部材31aは、奥行方向手前側Mにおける廃トナーに対する搬送力が、それ以外の部分Nにおける廃トナーに対する搬送力に比べて大きくなるように形成することが好ましい。
具体的に、図5(A)に示すように、スクリュ部材31aにおいて、奥行方向手前側Mにおけるスクリュ径D1が、それ以外の部分Nにおけるスクリュ径D2よりも大きくなるように形成することができる(D1>D2)。さらには、図5(B)に示すように、スクリュ部材31aにおいて、奥行方向手前側MにおけるスクリュピッチS1が、それ以外の部分NにおけるスクリュピッチS2よりも大きくなるように形成することができる(S1>S2)。
このように、流入口31bの近傍の範囲Mにおいてスクリュ径やスクリュピッチが大きくなるように形成されたスクリュ部材31aによって、流入口31bから廃トナー回収容器31内に流入した廃トナーがすばやく奥行方向奥側に向けて搬送されることになる。これにより、2色全面ベタ画像が形成される場合などに、第1搬送部32や第2搬送部33から中継搬送部34を介して大量の廃トナーが一気に流入口31bから流入されても、流入口31bの近傍に廃トナーが停滞して流入口31bから廃トナーがあふれることなく、廃トナー回収容器31内にバランスよく廃トナーが回収されることになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の像担持体用の第1搬送部32の終端部と、中間転写体用の第2搬送部33の終端部と、にそれぞれ連通する中継搬送部34を廃トナー回収容器31の流入口31bに接続して、第2搬送部33に湾曲した搬送部Wを形成して、第2搬送部33の終端部と中継搬送部34との連通口Bが、廃トナー回収容器31の流入口31bの上方であって、第1搬送部32の終端部と中継搬送部34との連通口Aの下方に位置するように形成している。これにより、廃トナー回収装置30(画像形成装置1)を大型化、高コスト化することなく、廃トナー回収容器31に向けて廃トナーを良好に搬送して回収することができる。
なお、本実施の形態では、作像部における各部(感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。これに対して、感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15の一部又は全部をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、単体で装置本体1に交換自在に設置されるように構成することもできる。そして、このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像部13が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
なお、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部(クリーニング装置)とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
9 第2クリーニング部(中間転写体用クリーニング部)、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ(作像部)、
11 感光体ドラム(像担持体)、
15 第1クリーニング部(像担持体用クリーニング部)、
17 中間転写ベルト(中間転写体)、
30 廃トナー回収装置、
31 廃トナー回収容器、
31a スクリュ部材(搬送部材)、
31b 流入口、
32 第1搬送部、
32a 搬送パイプ、 32b 搬送コイル、
33 第2搬送部、
33a 搬送パイプ、 33b 搬送コイル、
34 中継搬送部、
A、B 連通口、 W 湾曲搬送部。
特許第4621470号公報

Claims (8)

  1. 廃トナー回収容器に向けて廃トナーを搬送して回収する廃トナー回収装置であって、
    複数の像担持体の表面に付着した未転写トナーをそれぞれ除去する複数の第1クリーニング部から排出された当該未転写トナーを廃トナーとして搬送するとともに、前記複数の第1クリーニング部の下方に配設された第1搬送部と、
    前記複数の像担持体が下方の位置で対向するように並設された中間転写体の表面に付着した未転写トナーを除去する第2クリーニング部から排出された当該未転写トナーを廃トナーとして搬送するとともに、前記第2クリーニング部の下方に配設された第2搬送部と、
    前記第1搬送部の終端部と前記第2搬送部の終端部とにそれぞれ連通して、前記第1搬送部から排出された廃トナーと前記第2搬送部から排出された廃トナーとを前記廃トナー回収容器の流入口に導く中継搬送部と、
    を備え、
    前記第1搬送部と前記第2搬送部と前記中継搬送部とは、いずれも、画像形成装置本体の奥行方向一端側において同一垂直面上に配設され、
    前記第2搬送部は、垂直方向に延在する搬送部と、湾曲した搬送部と、を具備し、
    前記湾曲した搬送部は、その搬送方向上流側の始端部が垂直方向上方を向いて前記垂直方向に延在する搬送部に連通して、その搬送方向下流側の終端部が水平方向を向いて前記中継搬送部に合流するように形成され、
    前記第2搬送部における前記湾曲した搬送部の前記終端部と前記中継搬送部との連通口は、前記廃トナー回収容器の前記流入口の上方であって、前記第1搬送部の終端部と前記中継搬送部との連通口の下方に位置するように形成されたことを特徴とする廃トナー回収装置。
  2. 前記複数の像担持体は、前記画像形成装置本体に対して着脱可能に設置された複数のプロセスカートリッジにそれぞれ一体的に設置され、
    前記第1搬送部と前記第2搬送部と中継搬送部とは、前記画像形成装置本体に対する前記複数のプロセスカートリッジの着脱方向手前側であって前記画像形成装置本体の奥行方向手前側に相当する側に配設されるとともに、前記着脱方向に直交する断面でみたときに前記複数のプロセスカートリッジに対して重ならない位置に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の廃トナー回収装置。
  3. 前記第2搬送部は、中空状の搬送パイプと、前記搬送パイプに内設されて所定方向に回転する搬送コイルと、を具備し、
    前記搬送コイルは、金属平板を螺旋状に形成したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
  4. 前記第1搬送部は、中空状の搬送パイプと、前記搬送パイプに内設されて所定方向に回転する搬送コイルと、を具備し、
    前記第1搬送部の前記搬送コイルと、前記第2搬送部の前記搬送コイルと、は同じ駆動源によって回転駆動されることを特徴とする請求項3に記載の廃トナー回収装置。
  5. 前記中継搬送部は、鉛直方向に延在する中空状の搬送パイプであって、
    前記第1搬送部の前記搬送パイプと、前記第2搬送部の前記搬送パイプと、前記中継搬送部と、は一体的に形成されたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の廃トナー回収装置。
  6. 前記廃トナー回収容器は、容器の奥行方向手前側に配設された前記流入口から流入された廃トナーを容器の奥行方向奥側に向けて搬送する搬送部材を具備し、
    前記搬送部材は、前記奥行方向手前側における廃トナーに対する搬送力が、それ以外の部分における廃トナーに対する搬送力に比べて大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の廃トナー回収装置。
  7. 前記廃トナー回収容器の前記搬送部材は、スクリュ部材であって、前記奥行方向手前側におけるスクリュ径又は/及びスクリュピッチがそれ以外の部分におけるものよりも大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項6に記載の廃トナー回収装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の廃トナー回収装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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