JP5413661B2 - 廃トナー回収装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、感光体ドラム、感光体ベルト、中間転写ベルト等の像担持体上に残留した未転写トナーを廃トナーとして回収する廃トナー回収装置と、それを備えたプロセスカートリッジ、及び、画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光体ドラム等の像担持体上に付着する未転写トナー(残留トナー)をクリーニング部で除去して、クリーニング部で回収した未転写トナーを搬送経路を介して廃トナー回収装置(廃トナー回収ボックス、廃トナータンク)に向けて搬送して、その内部に廃トナーとして回収・収容する技術が知られている(例えば、特許文献1、2等参照。)。
このような廃トナー回収装置は、内部に回収・収容された廃トナーが満杯になると、画像形成装置本体から取り出されて、新品のものに交換される。ここで、廃トナー回収装置に回収される廃トナー(未転写トナー)は、一連の画像形成プロセスに使用された後のトナーであるため、使用前のフレッシュなトナーに比べて流動性が低くて、廃トナー回収装置内で均一に堆積されにくく局部的に堆積されやすい。そして、このように廃トナー回収装置内で局部的に廃トナーが堆積されてしまうと、廃トナー回収装置内で廃トナーが満杯状態でないにもかかわらず、装置内の廃トナーの満杯状態を検知する満杯検知センサが誤検知してしまい、頻繁に装置の交換メンテナンスが必要になる不具合が生じてしまう。そのため、一般的に、廃トナー回収装置には、装置内に堆積された廃トナーを均すための均し部材(搬送部材、スクリュオーガ)が設置されている。すなわち、廃トナー回収装置に回収・収容されて堆積された廃トナーは、均し部材によって均されて装置内に均一に堆積されることになる。
上述した従来の廃トナー回収装置は、均し部材の稼動効率が低くて、均し部材を駆動するための消費電力が高くなってしまったり、均し部材によって均される装置内の廃トナーの均一化の状態にバラツキが生じてしまったりしていた。
詳しくは、廃トナー回収装置における均し部材の駆動は、像担持体上でおこなわれる画像形成動作に連動しておこなわれていた。すなわち、像担持体上で画像形成動作が開始されるのと同時に均し部材の駆動が開始され、像担持体上で画像形成動作が終了するのと同時に均し部材の駆動が停止されていた。ところが、クリーニング部から廃トナー回収装置に向けて搬送される廃トナーの量は、像担持体上に形成される画像の画像面積によって大きく異なるために、均し部材の駆動条件を一律に固定して設定してしまうと、均し部材を駆動するための消費電力が高くなってしまったり、均し部材によって均される装置内の廃トナーの均一化の状態にバラツキが生じてしまったりする。具体的に、廃トナー回収装置に回収される廃トナーの量が多い場合に合わせて均し部材の駆動条件を設定してしまうと、回収される廃トナー量が少ない場合には均し部材の駆動条件が過度なものになってしまうとともに、均し部材の駆動に要する消費電力が高くなってしまう。これに対して、廃トナー回収装置に回収される廃トナーの量が少ない場合に合わせて均し部材の駆動条件を設定してしまうと、回収される廃トナー量が多い場合には装置内の廃トナーの均一化が不充分になってしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、廃トナー回収部内に向けて搬送される廃トナー量にかかわらず、廃トナー回収部内の廃トナーが均し部材によって安定的に均一化されて、均し部材を駆動するための消費電力が比較的低くて、均し部材の稼動効率が高い、廃トナー回収装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる廃トナー回収装置は、像担持体上に残留した未転写トナーを廃トナーとして回収する廃トナー回収装置であって、前記像担持体上から未転写トナーを除去するクリーニング部に対して搬送経路を介して連通するとともに、前記クリーニング部から前記搬送経路を介して搬送された未転写トナーを廃トナーとして回収・収容する廃トナー回収部と、前記廃トナー回収部の内部に堆積された廃トナーを均すとともに、前記像担持体上に形成された画像の情報に基づいてその駆動条件が可変されるように駆動制御される均し部材と、を備え、前記均し部材は、所定方向に回転駆動されるスクリュ部材、コイル部材、撹拌部材のうちのいずれかであって、前記像担持体上に形成された画像の画像面積が大きい場合には単位時間当りの駆動率又は回転数が大きくなり、前記像担持体上に形成された画像の画像面積が小さい場合には単位時間当りの駆動率又は回転数が小さくなるように駆動制御され、その駆動条件の切り替えが、前記クリーニング部内に回収された未転写トナーが前記搬送経路を介して前記廃トナー回収部に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御されるものである。
また、請求項2記載の発明にかかる廃トナー回収装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記均し部材は、前記像担持体上でおこなわれる一連の画像形成動作の開始・終了に連動して駆動開始・停止がおこなわれ、その駆動開始がおこなわれてから未転写トナーが前記搬送経路を移動する時間の分に相当する前記時間が経過するまでは前回におこなわれた一連の画像形成動作にて駆動制御された駆動条件にて駆動制御されるものである。
また、請求項3記載の発明にかかる廃トナー回収装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記像担持体は、複数の像担持体であって、前記均し部材は、その駆動条件の切り替えが、前記複数の像担持体のうち前記クリーニング部内に未転写トナーが回収されて当該未転写トナーが前記搬送経路を介して前記廃トナー回収部に至るまでの時間が最も早くなる像担持体に合わせて当該時間の分だけ遅れておこなわれるように制御されるものである。
また、請求項4記載の発明にかかる廃トナー回収装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記像担持体は、複数の像担持体であって、前記均し部材は、前記複数の像担持体のうち、そこで形成された画像の画像面積が最も大きな像担持体上に形成された画像の画像面積に基づいてその駆動条件が可変されるように駆動制御されるものである。
また、請求項5記載の発明にかかる廃トナー回収装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記廃トナー回収部に回収された廃トナーが所定の高さに達したことを検知する検知手段をさらに備え、前記均し部材は、前記廃トナー回収部に回収された廃トナーを前記検知手段の位置に向けて搬送するものである。
また、請求項6記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の廃トナー回収装置と前記像担持体と前記クリーニング部とが一体化されたものである。
また、この発明の請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の廃トナー回収装置と前記像担持体と前記クリーニング部とを備えたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部(クリーニング装置)と、のうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
本発明は、像担持体上に形成された画像の情報に基づいて均し部材の駆動条件が可変されるように駆動制御するとともに、均し部材の駆動条件の切り替えが、クリーニング部内に回収された未転写トナーが廃トナー回収部に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御している。これにより、廃トナー回収部内に向けて搬送される廃トナー量にかかわらず、廃トナー回収部内の廃トナーが均し部材によって安定的に均一化されて、均し部材を駆動するための消費電力が比較的低くて、均し部材の稼動効率が高い、廃トナー回収装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 クリーニング部から廃トナー回収装置に至る廃トナー搬送路を長手方向にみた概略図である。 廃トナー回収装置を示す構成図である。 廃トナー回収装置において、(A)内部に収容した廃トナー量が少ない状態を示す図と、(B)内部に収容した廃トナー量が多い状態を示す図と、である。 搬送経路が空の状態でクリーニング部から廃トナー回収装置に向けて廃トナーを搬送したときの、搬送を開始してからの時間と、廃トナー回収装置の回収口に向けて排出される廃トナーの排出率と、の関係を示すグラフである。 (A)本実施の形態における均し部材の駆動制御を示すタイミングチャートと、(B)従来の均し部材の駆動制御を示すタイミングチャートと、である。 均し部材の駆動条件が可変される駆動制御を示す図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、28は各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナー(新品トナー)を現像装置13に供給する各色のトナー容器、30は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残留した未転写トナー(残留トナー)を廃トナーとして回収する廃トナー回収装置、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部(不図示である。)に送信される。そして、書込み部からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12(図2を参照できる。)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。このとき、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、中間転写ベルト17上に転写されきれなかった未転写トナーが僅かながら残留する。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15(クリーニング装置)との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残留した未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。なお、各クリーニング部15Y、15M、15C、15BK(図4を参照できる。)で回収(除去)された未転写トナーは、搬送経路40を介して、廃トナー回収装置30内に回収・収容されるが、これについては後で詳しく説明する。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の反時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、その後に定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図5にて、画像形成装置における、作像部及び廃トナー回収装置30について詳述する。
図2は、作像部を示す構成図である。図3は、クリーニング部15から廃トナー回収装置30に至る廃トナー搬送路を長手方向(図2の紙面垂直方向である。)にみた概略図である。図4は、廃トナー回収装置30を示す構成図である。図5(A)は廃トナー回収装置30において内部に収容した廃トナー量が少ない状態を示す図であり、図5(B)は廃トナー回収装置30において内部に収容した廃トナー量が多い状態(プレ満杯状態)を示す図である。
なお、各作像部はほぼ同一構造であるために、図2〜図5にて、作像部やこれを構成するクリーニング部等の各ユニットは符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を適宜に除して図示する。
図2に示すように、作像部は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15(クリーニング装置)、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、外径が30mm程度の負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
帯電部12は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部12の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレード15aが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。クリーニング部15内に回収された未転写トナーは、所定方向に回転する搬送スクリュ15bによって、搬送経路40を介して、廃トナー回収装置30に向けて搬送される。
ここで、クリーニングブレード15aは、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。クリーニングブレード15aにより、感光体ドラム21上に残留した未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング部15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電部22による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等があるが、本願ではこれらを含めたものを総称して「未転写トナー」と呼ぶことにする。
なお、本実施の形態では、クリーニングブレード15aを感光体ドラム11の回転方向に対してカウンタ方向で接触させているが、感光体ドラム11の回転方向に対してトレーリング方向となるように感光体ドラム11に接触させてもよい。
現像部13(現像装置)は、現像剤が担持される現像ローラ13a、現像部内の現像剤の循環をおこなうための2つの搬送スクリュ13b1、13b2、現像ローラ13a上に汲み上げられた現像剤の量を調整するドクターブレード13c、等で構成されている。
現像ローラ13aは、感光体ドラム11に近接するように配置されていて、感光体ドラム11との対向部分に磁気ブラシが接触する現像領域(現像ニップ部)が形成される。現像部13内には、トナーとキャリアとからなる現像剤(2成分現像剤)が収容されている。そして、現像部13は、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する(トナー像(画像)を形成する。)。
図1を参照して、トナー容器28は、その内部に現像部13内に供給するためのトナー(新品トナー)を収容している。具体的に、現像部13に設置された磁気センサ(不図示である。)によって検知されるトナー濃度(現像剤中のトナーの割合である。)の情報に基いて、不図示のトナー搬送管を介して、トナー容器28から現像部13内に向けてトナーを適宜に供給する。
なお、トナーの供給は、トナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーの供給の実施を判断してもよい。
以下、本実施の形態において特徴的な、廃トナー回収装置30の構成・動作について詳述する。
図3、図4を参照して、廃トナー回収装置30は、廃トナー回収部31、均し部材としてのスクリュ部材32(オーガスクリュ)、検知手段としての廃トナープレ満杯検知部35、等で構成されている。
図3を参照して、廃トナー回収部31(廃トナー回収容器)は、クリーニング部15に対して搬送経路40(廃トナー搬送経路)を介して連通している。そして、クリーニング部15から搬送経路40を介して搬送された未転写トナーを廃トナーTとして回収・収容する。
ここで、本実施の形態における画像形成装置1は、タンデム型のカラー画像形成装置であって、4色に対応した感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKから未転写トナーを除去するクリーニング部15Y、15C、15M、15BKがそれぞれ設置されている(図4を参照できる。)。そして、廃トナー回収部31(廃トナー回収装置30)には、各色に対応した4つのクリーニング部15Y、15C、15M、15BKでそれぞれ回収された廃トナーTが回収・収容される。具体的に、4つのクリーニング部15Y、15C、15M、15BKにそれぞれ接続された搬送経路40によって搬送された廃トナーTは、それぞれの搬送経路40の最下流部に形成された排出口40aから回収口31aを介して廃トナー回収部31内に回収・収容される。
なお、廃トナー回収装置30は、画像形成装置本体1に対して着脱自在に構成されている。そして、廃トナー回収部31内に収容された廃トナーTが満杯状態になると、装置本体1の外装カバーの一部として形成されている不図示の開閉ドアを開閉して、満杯状態の既設の廃トナー回収装置30を取出して、代わりに空の廃トナー回収装置30を交換・設置する。
なお、図3を参照して、搬送経路40は、搬送管と、そこに内設された搬送スクリュ15bと、で形成されている。搬送スクリュ15bは、軸部上に螺旋状のコイル(又は、スクリュ)が巻装されたものであって、クリーニング部15の内部から搬送経路40内にかけて延設されている。搬送経路40の最下流部には、廃トナー回収部31の回収口31aに連通する排出口40aが形成されている。そして、クリーニング部15で回収された廃トナーT(未転写トナー)は、搬送スクリュ15bの回転駆動によって図3の矢印方向に搬送されて、搬送経路40の排出口40bから自重落下した後に、回収口30aから廃トナー回収部31内に回収され収容される(図3中の矢印方向のトナーの移動である。)。
また、搬送スクリュ15bは、感光体ドラム11を駆動する不図示のメインモータからギア列を介して駆動力が伝達されて回転駆動される。すなわち、搬送スクリュ15bは、感光体ドラム11の駆動の開始・停止に連動して、その回転駆動の開始・停止がおこなわれる。
図3、図4を参照して、均し部材としてのスクリュ部材32(オーガスクリュ)は、軸部上に螺旋状のコイル(又は、スクリュ)が巻装されたものであって、その軸部の両端部が軸受を介して廃トナー回収部31に回転自在に支持されている。なお、スクリュ部材32を支持する軸受の周囲には、廃トナー回収部31内に収容された廃トナーTが、軸受が設置された穴部から漏出しないように、シール材が設置されている。
また、スクリュ部材32の軸部の一端側にはギア39が設置されていて、装置本体1に固設された駆動モータ60の駆動力がギア39を介してスクリュ部材32に伝達される。これにより、スクリュ部材32(均し部材)は、所定方向に回転駆動して、廃トナー回収部31の内部に堆積された廃トナーを均すことになる。
すなわち、図4を参照して、スクリュ部材32が設置されていない場合、回収口31aから自重落下した廃トナーTは、そのまま下方に山状に堆積されてしまう(図4の破線で示す領域を参照できる。)。そして、このように廃トナー回収部31内で局部的に廃トナーが堆積されてしまうと、廃トナー回収部31内で廃トナーが満杯状態でないにもかかわらず、装置内の廃トナーの満杯状態を検知する廃トナープレ満杯検知部35(満杯検知センサ)が誤検知してしまい、頻繁に廃トナー満杯装置30の交換メンテナンスが必要になってしまう。
これに対して、スクリュ部材32が設置されている場合、回収口31aから自重落下した廃トナーTは、そのまま下方に局部的に山状に堆積されることなく、スクリュ部材32によって撹拌されて、図4の実線で示すように廃トナー回収部31内でほぼ均一な高さで堆積されることになる。したがって、上述したような不具合の発生を抑止することができる。
また、本実施の形態において、スクリュ部材32(均し部材)は、感光体ドラム11上に形成された画像(トナー像)の情報に基づいて、その駆動条件が可変されるように駆動制御される。
詳しくは、感光体ドラム11上に形成される画像(トナー像)の画像面積が大きい場合には、感光体ドラム11上に残留する未転写トナーも多くなるために、最終的に廃トナー回収部31に向けて搬送されてその内部に堆積される廃トナーTの量も多くなる。したがって、スクリュ部材32の単位時間当りの駆動率(間欠駆動される時間の割合である。)を上げて回転駆動することで、スクリュ部材32による均し力を強めて、廃トナー回収部31内で廃トナーTを均一的に堆積させる。これに対して、感光体ドラム11上に形成される画像(トナー像)の画像面積が小さい場合には、感光体ドラム11上に残留する未転写トナーも少なくなるために、最終的に廃トナー回収部31に向けて搬送されてその内部に堆積される廃トナーTの量も少なくなる。したがって、スクリュ部材32の単位時間当りの駆動率を下げて回転駆動することで、スクリュ部材32による均し力を弱めて、廃トナー回収部31内で廃トナーTを均一的に堆積させる。
なお、感光体ドラム11上に形成される画像の画像面積は、画像形成時に書込み部から感光体ドラム11上に照射されるレーザ光Lのデューティ等から求めることができる。そして、その画像面積が制御部60の演算部で求められて、その演算結果に基いて制御部60によってスクリュ部材32の駆動条件(駆動率)が可変制御される。
ここで、本実施の形態では、スクリュ部材32(均し部材)の駆動条件の切り替えは、クリーニング部25内に回収された未転写トナーが搬送経路40を介して廃トナー回収部31に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御される。例えば、前回の画像形成動作に関わるジョブでは感光体ドラム11上に形成される画像の画像面積が小さくて、当回の画像形成動作に関わるジョブでは感光体ドラム11上に形成される画像の画像面積が大きくなる場合には、スクリュ部材32の単位時間当りの駆動率を低くした状態から高くした状態への駆動条件の切り替えがおこなわれる。しかし、その駆動条件の切り替えは、図3に示す搬送経路の範囲Wを廃トナーが移動する時間の分だけ、ずらして反映されることになる。
これにより、廃トナー回収部31内に向けて搬送される廃トナー量にかかわらず、廃トナー回収部31内の廃トナーがスクリュ部材32によって安定的に均一化されて、スクリュ部材32を駆動するための消費電力が比較的低くて、スクリュ部材32の稼動効率を高めることができる。
なお、このスクリュ部材32の駆動制御については、後でさらに詳しく説明する。
図5を参照して、検知手段としての廃トナープレ満杯検知部35は、ゴムシート36(可撓性部材)、フィラー37、フォトセンサ38(フォトインタラプタ)、等で構成されている。
ゴムシート36は、可撓性・伸縮性のあるゴム材料で形成されたシート状部材であって、廃トナー回収部31の一部に形成された開口を塞ぐように設置されている。また、ゴムシート36上であって、廃トナー回収部31の外部の位置には、フィラー37が貼着されている。さらに、このフィラー37に対向する位置には、発光素子や受光素子で構成されたフォトセンサ38が、画像形成装置本体1に固設されている。
このように構成された廃トナープレ満杯検知部35(検知手段)は、廃トナー回収部31に回収された廃トナーTが所定の高さに達したことを検知するためのものである。具体的に、図5(A)に示すように、廃トナー回収部31に回収・収容された廃トナーTが比較的少ない場合には、廃トナーTによる負荷がゴムシート36にかかることがないため、ゴムシート36上に設置されたフィラー37がフォトセンサ38から離間した位置にあり、フォトセンサ38によって廃トナーTが所定の高さに達した状態(プレ満杯状態である。)は検知されない。これに対して、図5(B)に示すように、廃トナー回収部31に回収・収容された廃トナーTが多くなると、廃トナーTによる負荷がゴムシート36にかかって、ゴムシート36の変形にともないゴムシート36上に設置されたフィラー37がフォトセンサ38の位置に達して、フォトセンサ38の発光素子から受光素子に向けて発光される光が遮られて、廃トナーTが所定の高さに達した状態(プレ満杯状態である。)が検知される。
なお、本実施の形態では、廃トナープレ満杯検知部35(検知手段)によって廃トナー回収部31内に収容された廃トナーTがプレ満杯状態(満杯状態に近い状態である。)であることが検知されたときに、その旨を伝える表示を装置本体1の不図示の表示部に表示(警告)する。さらに、廃トナープレ満杯検知部35によってプレ満杯状態が検知されて、所定時間の廃トナーTの回収動作(スクリュ部材32の駆動動作)がおこなわれた後に、廃トナー回収部31内に収容された廃トナーTが満杯状態になったものとして、廃トナー回収部31内から廃トナーTが溢れでないように画像形成動作ができないように装置本体1を制御するとともに、その旨を伝える表示を表示部に表示(警告)する。
また、本実施の形態では、スクリュ部材32(均し部材)が、廃トナー回収部31に回収された廃トナーTを廃トナープレ満杯検知部35(検知手段)の位置に向けて搬送するように構成している。詳しくは、スクリュ部材32は廃トナーTを図4の左側から右側に向けて搬送する。そして、廃トナープレ満杯検知部35は、スクリュ部材32による廃トナーTの搬送方向下流側(図4の右側である。)の端部に設置されている。
このような構成により、廃トナープレ満杯検知部35の位置には、スクリュ部材32によって確実に廃トナーTが押し込まれるように搬送されることになる。そのため、廃トナープレ満杯検知部35の位置に廃トナーTが搬送されなくて、廃トナープレ満杯検知部35がプレ満杯状態を検知できずに、廃トナー回収部31から満杯状態の廃トナーTが溢れだす不具合が抑止される。
以下、廃トナー回収装置30でおこなわれる、スクリュ部材32(均し部材)の駆動制御について、さらに詳しく説明する。
先に説明したように、本実施の形態では、スクリュ部材32(均し部材)は、感光体ドラム11上に形成された画像の情報に基づいて、その駆動条件が可変されるように駆動制御される。さらに、スクリュ部材32の駆動条件の切り替えは、クリーニング部25内に回収された未転写トナーが搬送経路40を介して廃トナー回収部31に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御される。具体的に、図3に示す搬送経路の範囲W(クリーニング部15において画像書込み幅N(最大画像域)の搬送経路40側の端部に対応する位置から、排出口40aまでの範囲である。)を、廃トナーTが移動する時間の分だけ、スクリュ部材32の駆動条件の切り替えが遅れておこなわれる。
これは、感光体ドラム11上の未転写トナーがクリーニング部15内に回収されてから、その未転写トナーが廃トナーとして廃トナー回収部31に到達するまでに、タイムラグがあることによる。したがって、感光体ドラム11で形成した画像の画像面積(又は、画像面積率)に関する情報を判断しても、これに基づくスクリュ部材32の駆動条件の可変制御を即座に反映する必要はない。
例えば、低画像面積の画像が形成されていて、突然に高画像面積の画像が形成されても、すぐに大量の廃トナーが廃トナー回収部31内に排出されることはない。したがって、このような場合には、暫くはスクリュ部材32の駆動率を低くして駆動制御する方が、スクリュ部材32の駆動にかかわる消費電力を浪費することなく、廃トナー回収部31内の廃トナーTを効率的に均すことができる。これに対して、高画像面積の画像が形成されていて、突然に低画像面積の画像が形成されても、暫くは大量の廃トナーが廃トナー回収部31内に排出されることになる。したがって、このような場合には、暫くはスクリュ部材32の駆動率を高くして駆動制御する方が、廃トナー回収部31内の廃トナーTを確実に均すことができる。
本実施の形態では、スクリュ部材32の駆動率の切り替えを搬送経路の範囲Wを廃トナーが移動する時間の分だけ、ずらして反映しているために、スクリュ部材32の駆動にかかわる消費電力を浪費することなく、廃トナー回収部31内の廃トナーTを効率的に確実に均すことができる。なお、搬送経路40の範囲Wは、画像形成装置1の機種ごとに異なり、その範囲Wが長くなれば上述したスクリュ部材32の駆動率の切り替えを反映する時間のずれも当然に長くなる。
なお、搬送経路40の範囲Wを廃トナーが移動する時間(遅延時間)は、搬送経路40が空の状態でクリーニング部15から廃トナー回収装置30に向けて廃トナーが排出されるまでの時間を、実験的に確認することで求めることができる。
図6は、搬送経路40が空の状態でクリーニング部15(10gの廃トナーが収容されている。)から廃トナー回収装置30に向けて廃トナーを搬送したときの、搬送を開始してからの時間(横軸)と、廃トナー回収装置31の回収口31aに向けて排出される廃トナーの排出率(縦軸)と、の関係を示すグラフである。
図6に示すように、本実施の形態における画像形成装置では、クリーニング部15から廃トナー回収装置30に向けて廃トナーの搬送を開始してから排出口40aからの廃トナー回収部31への廃トナーの排出が開始されるまでの時間は約20秒であった。したがって、本実施の形態では、スクリュ部材32の駆動率の切り替えを、約20秒だけ、ずらして反映している。
なお、搬送経路40の範囲Wを廃トナーが移動する時間は、搬送経路40の範囲Wの長さや、搬送スクリュ15bによる搬送力が、異なれば変化するものである。したがって、画像形成装置1の機種ごとに、搬送経路40の範囲Wを廃トナーが移動する時間を求めておく必要がある。
また、感光体ドラム11上に残留した未転写トナーがクリーニング部15に回収されるタイミングは、1枚の記録媒体Pに対する書込み部から感光体ドラム11への書き込みが終了したタイミングに、感光体ドラム11の書き込み位置からクリーニング部15の位置までの距離を感光体ドラム11の線速で割った時間を加算することによって求められる。
具体的に、本実施の形態において、感光体ドラム11の外径は30mmに、感光体ドラム11の外周における線速は120mm/秒に、感光体ドラム11の書き込み位置からクリーニング部15の位置までの距離は250°/360°に設定されている。したがって、感光体ドラム11への書込みが終了してからその潜像(その後、現像部の位置で顕像化されてから、転写部の位置で未転写トナーとなる。)がクリーニング部に達するまでの時間は、0.55秒となる。そして、感光体ドラム11への書込みが終了してから、搬送経路40の排出口40aから廃トナー回収部31への廃トナーの排出が開始されるまでの時間は、20.55秒(=20秒+0.55秒)となる。
また、連続通紙がおこなわれる場合に、上述した制御に用いられる「感光体ドラム11上に形成される画像の画像面積」は、連続通紙にかかわる一連の画像形成動作において特定の1枚の記録媒体Pにかかわる画像(例えば、最後に通紙される記録媒体Pに対応して形成される画像である。)の画像面積を用いてもよいし、連続通紙にかかわる一連の画像形成動作において数枚の記録媒体P(又は、すべての記録媒体P)にかかわる画像の画像面積の平均値を用いてもよい。
ここで、本実施の形態では、スクリュ部材32は、感光体ドラム11上でおこなわれる一連の画像形成動作の開始・終了に連動して駆動開始・停止がおこなわれ、その駆動開始がおこなわれてから、上述した遅延時間(未転写トナーが搬送経路40を移動する時間分に相当する時間である。)が経過するまでは、前回におこなわれた一連の画像形成動作にて駆動制御された駆動条件にて駆動制御される。
具体的に、図7(A)を参照して、前回におこなわれた一連の画像形成動作にて、遅延時間Hが経過した後に、所定の駆動条件F1(例えば、駆動率が最も低い条件である。)にてスクリュ部材32が駆動制御されたとする。この場合、当回におこなわれる一連の画像形成動作にて、遅延時間Hが経過した後に、そこで形成される画像の画像面積に基づいて所定の駆動条件F2(例えば、駆動率が最も高い条件である。)にてスクリュ部材32が駆動制御されることになるが、その駆動制御がおこなわれるまでの時間(スクリュ部材32の駆動が開始されてから遅延時間Hが経過するまでの時間である。)は、上述した前回の駆動条件F1にてスクリュ部材32が駆動制御される。
このような制御をおこなうことにより、クリーニング部15内に回収された未転写トナーが搬送経路40内で搬送されて廃トナーとして廃トナー回収部31に到達するまでのタイムラグ(搬送経路40の範囲Wに関わるタイムラグである。)に関わらず、スクリュ部材32の駆動開始直後に、前回におこなわれた一連の画像形成動作にて搬送経路40内に残留して廃トナー回収部31に排出される廃トナー量に適合してスクリュ部材32による均し動作を効率的におこなうことができる。
さらに補足的に説明する。
スクリュ部材32(均し部材)の駆動動作は、感光体ドラム11上での画像形成動作と同期していて、画像形成動作が終了したときにその駆動動作が終了する。
図7(B)に示すように、画像形成動作が開始されたときに、そのときの画像形成動作の画像面積の検知結果をすぐに反映してスクリュ部材32の駆動条件を可変して駆動動作を開始させる制御をおこなったとする。このような制御をおこなうと、画像形成動作がオンされた際に画像面積が大きくて廃トナー量が多いと判断されると、その判断がされてすぐにスクリュ部材32は、廃トナー量が多い場合に適した駆動条件F1にて駆動制御がおこなわれることになる。そして、廃トナー量が多いと判断された状態のまま画像形成動作がオフされて、それと同時にスクリュ部材32の駆動動作も停止される。次に、画像形成動作が再開されると、画像形成動作のオンにともない、画像面積が検知されて、例えば、その検知結果から廃トナー量が少ないと検知された場合には、検知されてすぐにスクリュ部材32の駆動制御も廃トナー量が少ない場合に適した駆動条件F2に設定される。このため、クリーニング部15内に回収された未転写トナーが搬送経路40内で搬送されて廃トナーとして廃トナー回収部31に到達するまでの時間に相当する間は、効率の悪いスクリュ部材32の駆動がおこなわれることになる。
これに対して、本実施の形態では、画像形成動作がオンされて、その画像形成動作にて形成された画像の画像面積が検知されたときから、廃トナーがクリーニング部15から廃トナー回収部31に搬送されるまでの時間分だけ遅れてスクリュ部材32の駆動制御がおこなわれる。そのため、画像形成動作がオンされて、廃トナー量が多いと検知された場合には、廃トナーがクリーニング部15から廃トナー回収部31に搬送されるまでの時間分だけ遅れて廃トナー量が多い場合の駆動条件にてスクリュ部材32の駆動制御がおこなわれる。そして、廃トナー量が多いと検知された状態のまま画像形成動作がオフされると、それと同時にスクリュ部材32の駆動動作も停止する。次に、画像形成動作が再開されて、画像面積の検知結果から廃トナー量が少ないと判断された場合であっても、スクリュ部材32は、廃トナー量が少ない場合の駆動条件にて即座に駆動制御が開始されない。このとき、スクリュ部材32の駆動が開始されてから遅延時間Hに相当する時間が経過するまでは、前回の画像形成動作時の履歴(画像面積の情報である。)に基づいて、廃トナー量が少ない場合の駆動条件にてスクリュ部材32の駆動制御がおこなわれる。すなわち、図7(A)にて、前回の画像形成時の画像面積の情報に基づいた駆動条件F1にてスクリュ部材32が駆動制御されるトータルの時間は、前回でおこなわれた時間と、当回の駆動開始時におこなわれた時間Hと、を合わせたものになる。これは、図7(B)にて、前回の画像形成時の画像面積の情報に基づいた駆動条件F1にて、そのときにスクリュ部材32が駆動制御されるトータルの時間と同等になる。したがって、スクリュ部材32による最適な均し動作は、過不足なく最適なタイミングと時間とでおこなわれることになる。
また、本実施の形態において、上述の制御において可変されるスクリュ部材32の駆動条件は、スクリュ部材32の「単位時間当りの駆動率」である。
図8を参照して、「単位時間当りの駆動率」とは、単位時間(本実施の形態では、1秒に設定されている。)ごとに間欠駆動されるスクリュ部材32における、単位時間に対する駆動時間の割合(デューティ)である。そして、このスクリュ部材32の「単位時間当りの駆動率」は、感光体ドラム11に形成される画像の画像面積に基づいて決定される。本実施の形態では、「画像面積」の代用特性として、画像面積率(記録媒体P(感光体ドラム11)上に形成される画像の画像面積を記録媒体Pのサイズで除した値である。)を用いている。そして、単位時間に、感光体ドラム11に形成される画像の画像面積率を乗じた値を、「単位時間当りの駆動率」としている。
具体的に、図8を参照して、画像面積率が10%であれば「単位時間当りの駆動率」が0.1秒(=1秒×10%)に設定され、画像面積率が50%であれば「単位時間当りの駆動率」が0.5秒(=1秒×50%)に設定され、画像面積率が100%であれば「単位時間当りの駆動率」が1.0秒(=1秒×100%)に設定される。そして、決定された駆動率に基づいて、一連の画像形成動作(1ジョブの画像形成動作)において、単位時間ごとのスクリュ部材32の間欠駆動がおこなわれる。
なお、本実施の形態では、上述の制御において可変されるスクリュ部材32の駆動条件をスクリュ部材32の「単位時間当りの駆動率」としたが、可変されるスクリュ部材32の駆動条件をスクリュ部材32の回転数とすることもできる。すなわち、スクリュ部材32を回転駆動する駆動モータ50を速度可変型のモータとする。そして、感光体ドラム11上に形成された画像の画像面積が大きい場合にはスクリュ部材32の回転数が大きくなり、感光体ドラム11上に形成された画像の画像面積が小さい場合にはスクリュ部材32の回転数が小さくなるように駆動制御する。スクリュ部材32の回転数の大小は、スクリュ部材32の駆動時間の大小と同様に、スクリュ部材32による均し力の大小と相関がある。したがって、可変されるスクリュ部材32の駆動条件をスクリュ部材32の回転数とした場合にも、上述した本実施の形態における効果と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態では、図4に示すように、4つの感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されていて、各感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKの未転写トナーを除去するクリーニング部15Y、15C、15M、15BKがそれぞれ設置されている。そして、4つのクリーニング部15Y、15C、15M、15BKで回収された未転写トナーが、すべて1つの廃トナー回収装置30に回収・収容される。
このように構成された廃トナー回収装置30では、スクリュ部材32の駆動条件の切り替えを、複数の感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKのうちクリーニング部15Y、15C、15M、15BK内に未転写トナーが回収されてその未転写トナーが搬送経路40を介して廃トナー回収部31に至るまでの時間が最も早くなる感光体ドラム11に合わせて、その時間の分だけ遅れておこなわれるように制御することが好ましい。具体的に、本実施の形態では、一連の画像形成動作において4つの感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKのうち最上流側(中間転写ベルト17の走行方向に対して最上流側である。)にあるイエロー用の感光体ドラム11Y上で残留した未転写トナーが最も早く回収口31aから廃トナー回収部31に回収・収容される。したがって、イエロー用のクリーニング部15Yに回収された未転写トナーが搬送経路40を介して廃トナー回収部31に至るまでの時間の分だけ遅れて、スクリュ部材32の駆動条件の切り替えをおこなうように制御する。
このような制御をおこなうことで、廃トナー回収部31に排出される廃トナー量に適合してスクリュ部材32による均し動作を効率的におこなうことができる。
さらに、本実施の形態において、複数の感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKのうち、そこで形成された画像の画像面積が最も大きな感光体ドラム11上に形成された画像の画像面積に基づいて、スクリュ部材32の駆動条件が可変されるように駆動制御することが好ましい。
具体的に、画像形成動作が開始された後に、制御部60にて、各感光体ドラム11Y、11C、11M、11BK上に形成された最新の画像の画像面積率が算出されると、それらの画像面積率のうち最も大きな画像面積率に合わせてスクリュ部材32の単位時間当りの駆動率が決定され、上述した駆動制御がおこなわれる。
例えば、一連の画像形成動作において、ブラック用の感光体ドラム11BK上に形成された画像の画像面積率が10%で、シアン用の感光体ドラム11C上に形成された画像の画像面積率が5%で、マゼンタ用の感光体ドラム11M上に形成された画像の画像面積率が5%で、イエロー用の感光体ドラム11Y上に形成された画像の画像面積率が5%であったとする。このような場合には、最大となる10%の画像面積率に基づいて、スクリュ部材32の単位時間当りの駆動率が0.1秒(=1秒×10%)に設定される。そして、決定された駆動率に基づいて、一連の画像形成動作(1ジョブの画像形成動作)において、単位時間ごとのスクリュ部材32の間欠駆動がおこなわれる。
このような制御をおこなうことで、廃トナー回収部31に排出される廃トナー量に適合してスクリュ部材32による均し動作を効率的におこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、感光体ドラム11(像担持体)上に形成された画像の情報に基づいてスクリュ部材32(均し部材)の駆動条件が可変されるように駆動制御するとともに、スクリュ部材32の駆動条件の切り替えが、クリーニング部15内に回収された未転写トナーT(廃トナー)が廃トナー回収部31に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御している。これにより、廃トナー回収部31内に向けて搬送される廃トナー量にかかわらず、廃トナー回収部31内の廃トナーTがスクリュ部材32によって安定的に均一化されて、スクリュ部材32を駆動するための消費電力が比較的低くて、スクリュ部材32の稼動効率を高めることができる。
なお、本実施の形態においては、廃トナー回収装置30が単体で画像形成装置本体1に着脱されるユニットして構成されている画像形成装置に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、作像部の一部又は全部とともに廃トナー回収装置30がプロセスカートリッジ化されている画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合、作像部及び廃トナー回収装置30のメンテナンスの作業性が向上することになる。
また、本実施の形態では、均し部材としてスクリュ部材32(オーガスクリュ)を用いたが、均し部材として螺旋状のコイルが形成されて螺旋方向に回転駆動されるコイル部材を用いたり、均し部材として軸部に羽根部材が形成されて軸部を中心にして回転駆動される撹拌部材を用いたりすることもできる。
そのような場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、廃トナー回収装置30が、クリーニング部15で回収された感光体ドラム11上の未転写トナーを回収・収容するように構成した。これに対して、廃トナー回収装置が、像担持体としての中間転写ベルト17をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング部で回収された未転写トナーを回収・収容するように構成することもできる。その場合、中間転写ベルト17(像担持体)上に形成された画像の情報に基づいてスクリュ部材32(均し部材)の駆動条件が可変されるように駆動制御するとともに、スクリュ部材32の駆動条件の切り替えが、中間転写ベルトクリーニング部内に回収された未転写トナーT(廃トナー)が廃トナー回収部に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御することになる。
また、廃トナー回収装置30が、クリーニング部15で回収された未転写トナーと、中間転写ベルトクリーニング部で回収された未転写トナーと、を回収・収容するように構成することもできる。
さらに、廃トナー回収装置30が、現像部13において劣化した現像剤を、クリーニング部で回収された廃トナーとともに、同時に回収・収容するように構成することもできる。
そして、これらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、複数の感光体ドラム11Y、11C、11M、11BKやクリーニング部15Y、15C、15M、15BKが設置されたタンデム型のカラー画像形成装置に設置される廃トナー回収装置30に対して、本発明を適用した。これに対して、単数の感光体ドラムやクリーニング部が設置されたモノクロ画像形成装置(又は、モノカラー画像形成装置)に設置される廃トナー回収装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合にも、1つの感光体ドラム(像担持体)上に形成された画像の情報に基づいてスクリュ部材32(均し部材)の駆動条件が可変されるように駆動制御するとともに、スクリュ部材32の駆動条件の切り替えが、1つのクリーニング部内に回収された未転写トナーT(廃トナー)が廃トナー回収部に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御することで、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、廃トナー回収部31に回収された廃トナーTが所定の高さに達したことを検知する検知手段は、本実施の形態で開示したものに限定されることはない。例えば、廃トナー回収部31の一部(満杯状態やプレ満杯状態の廃トナーの高さ位置に相当する部分である。)に光を透過する透明の窓部を設けて、その窓部の外部から光を透過して、反射する光の有無を受光素子で検知することで、満杯状態(又はプレ満杯状態)を検知してもよい。このように検知手段を構成した場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
11、11Y、11C、11M、11BK 感光体ドラム(像担持体)、
15、15Y、15C、15M、15BK クリーニング部、
15a クリーニングブレード、
15b 搬送スクリュ、
30 廃トナー回収装置、
31 廃トナー回収部(廃トナー回収容器)、
31a 回収口、
32 スクリュ部材(均し部材)、
35 廃トナープレ満杯検知部(検知手段)、
36 ゴムシート、
37 フィラー、
38 フォトセンサ、
40 搬送経路、 T 廃トナー(未転写トナー)。
特許第4135415号公報 特開2009−80473号公報

Claims (7)

  1. 像担持体上に残留した未転写トナーを廃トナーとして回収する廃トナー回収装置であって、
    前記像担持体上から未転写トナーを除去するクリーニング部に対して搬送経路を介して連通するとともに、前記クリーニング部から前記搬送経路を介して搬送された未転写トナーを廃トナーとして回収・収容する廃トナー回収部と、
    前記廃トナー回収部の内部に堆積された廃トナーを均すとともに、前記像担持体上に形成された画像の情報に基づいてその駆動条件が可変されるように駆動制御される均し部材と、
    を備え、
    前記均し部材は、
    所定方向に回転駆動されるスクリュ部材、コイル部材、撹拌部材のうちのいずれかであって、前記像担持体上に形成された画像の画像面積が大きい場合には単位時間当りの駆動率又は回転数が大きくなり、前記像担持体上に形成された画像の画像面積が小さい場合には単位時間当りの駆動率又は回転数が小さくなるように駆動制御され、
    その駆動条件の切り替えが、前記クリーニング部内に回収された未転写トナーが前記搬送経路を介して前記廃トナー回収部に至るまでの時間の分だけ遅れておこなわれるように制御されることを特徴とする廃トナー回収装置。
  2. 前記均し部材は、前記像担持体上でおこなわれる一連の画像形成動作の開始・終了に連動して駆動開始・停止がおこなわれ、その駆動開始がおこなわれてから未転写トナーが前記搬送経路を移動する時間の分に相当する前記時間が経過するまでは前回におこなわれた一連の画像形成動作にて駆動制御された駆動条件にて駆動制御されることを特徴とする請求項1に記載の廃トナー回収装置。
  3. 前記像担持体は、複数の像担持体であって、
    前記均し部材は、その駆動条件の切り替えが、前記複数の像担持体のうち前記クリーニング部内に未転写トナーが回収されて当該未転写トナーが前記搬送経路を介して前記廃トナー回収部に至るまでの時間が最も早くなる像担持体に合わせて当該時間の分だけ遅れておこなわれるように制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
  4. 前記像担持体は、複数の像担持体であって、
    前記均し部材は、前記複数の像担持体のうち、そこで形成された画像の画像面積が最も大きな像担持体上に形成された画像の画像面積に基づいてその駆動条件が可変されるように駆動制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の廃トナー回収装置。
  5. 前記廃トナー回収部に回収された廃トナーが所定の高さに達したことを検知する検知手段をさらに備え、
    前記均し部材は、前記廃トナー回収部に回収された廃トナーを前記検知手段の位置に向けて搬送することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の廃トナー回収装置。
  6. 画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の廃トナー回収装置と前記像担持体と前記クリーニング部とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の廃トナー回収装置と前記像担持体と前記クリーニング部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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