JP5006249B2 - 廃トナー容器、廃トナー貯留構造、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

廃トナー容器、廃トナー貯留構造、及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、感光ドラムや中間転写ベルト等の像担持体からクリーニング装置によって除去した廃トナーを回収する廃トナー回収装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機,プリンタ等の画像形成装置において、感光ドラム上に形成されたトナー像は、直接、シートに転写されたり、中間転写ベルトを介してシートに転写されたりする。この際、感光ドラムや中間転写ベルト等の像担持体には、一部のトナーが転写されないで転写残トナーとして残る。この転写残トナーは、そのまま放置しておくと、次の画像形成が良好に行えなくなるので、ドラムクリーナやベルトクリーナ等のクリーニング装置によって除去し、さらに廃トナーとして回収するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1においては、感光ドラム上に残った転写残トナーを、クリーニング装置によって除去し、除去した廃トナーを搬送スクリューによって搬送し、廃トナーボックスで回収している。廃トナーボックス内の廃トナーがいっぱいであることが満杯センサによって検知されると、画像形成装置本体の側面(右側面)に配設されているパス扉(シート搬送パスを開放する扉と兼用)を開放し、ホルダを引き出して、ホルダに保持されて廃トナー容器(廃トナーボックス)を取り出し、新規のものと交換する。これにより、プロセスカートリッジの長寿命化を図っている。
特開平11−272142号公報
しかしながら、上述の特許文献1によると、廃トナー容器上部の開口部から容器内部に落下した廃トナーは、開口部の直下で山積みになるため、開口部近傍に配設された満杯センサは、山積みの頂部近傍を検知して、廃トナーが満杯であると検知する。このため、実際には、廃トナー容器には、さらに多くの廃トナーを回収するスペースがあるにもかかわらず、満杯センサの指示に従って、廃トナー容器を交換することになる。このため、廃トナー容器の交換頻度が増加して、廃トナー容器自体を浪費するとともに、交換作業が繁雑になるという問題があった
そこで、本発明は、廃トナー容器内における廃トナーの移動を可能にして、廃トナー容器の交換頻度を少なくして、廃トナー容器の有効利用を測るとともに、交換作業の繁雑さを低減するようにした廃トナー容器、廃トナー貯留構造、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、画像形成装置本体に配設された像担持体の外周面から除去された廃トナーを回収する廃トナー容器に関する。
この発明に係る廃トナー容器は、
(1)上部に廃トナーを受け入れる受入口を有し、前記受入口を介して落下される廃トナーを受け止める受入部と、
(2)前記受入部から前記廃トナーの落下方向にほぼ直交する横方向に延びるとともに、前記受入部に対して回転可能に連結された貯留部と、
(3)前記貯留部を回転させる回転手段と、を備える、
ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る廃トナー容器において、前記受入部には、前記受入口から落下されて受け止められた廃トナーを前記貯留部に向けて搬送する搬送スクリューが配設され、前記搬送スクリューは、前記貯留部側の一端部とは反対側の他端部が前記受入部の外部に突設されるとともに、前記他端部に外部からの回転が伝達される、前記回転手段としての第1のカップリングを有する、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る廃トナー容器において、前記貯留部は、前記外部からの回転が伝達される、前記回転手段としての第2のカップリングを有する、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る廃トナー容器において、前記貯留部は、前記受入部とは反対側の端面に底部を有するほぼ円筒状に形成されるとともに、前記底部における外面に前記第2のカップリングが配置されている、ことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る廃トナー容器において、前記貯留部は、その外周面が円筒状の中心軸に沿って伸縮可能な蛇腹状に形成されている、ことを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る廃トナー容器において、前記搬送スクリューは、前記一端部が前記貯留部側に進入していて、前記貯留部は、前記底部が前記搬送スクリューの前記一端部に干渉しない範囲内で、短縮可能である、ことを特徴としている。
請求項7に係る発明は、画像形成装置本体に配設された像担持体の外周面から除去された廃トナーを貯留する廃トナー貯留構造に関する。この発明に係る廃トナー貯留構造は、
(1)受入口から落下されてくる廃トナーを受け止める受入部と、前記受入部から、前記廃トナーの落下方向にほぼ直交する横方向に延びる貯留部とを有する廃トナー容器と、
(2)前記廃トナー容器を保持して、前記画像形成装置本体に対して収納された収納位置と、前記画像形成装置本体から引き出された引出位置とをとるホルダトレイと、
(3)前記ホルダトレイに搭載されて、前記ホルダトレイが前記収納位置に配置された状態において、前記画像形成装置本体側の駆動源からの回転を前記廃トナー容器に伝達する回転機構と、を備え、
(4)前記廃トナー容器が、請求項1乃至6のいずれか1項に係る廃トナー容器である、
ことを特徴としている。
請求項8に係る発明は、表面にトナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面に残った転写残トナーを廃トナーとして除去するクリーニング装置と、前記クリーニング装置によって除去した廃トナーを貯留する廃トナー貯留構造とを備えた画像形成装置に関する。この発明に係る画像形成装置は、前記廃トナー貯留構造が、請求項7に係る廃トナー貯留構造である、ことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、貯留部を回転させることができるので、廃トナーをトナーの奥側に向けて搬送することが可能となる。
請求項2の発明によれば、第1カップリングを介して搬送スクリューを回転させることにより、廃トナーを受入部から貯留部に向けて搬送することができるので、廃トナーが受入口の直下で山積みになることを防止して、貯留部に有効に廃トナーを貯留することができる。
請求項3の発明によれば、第2カップリングを介して貯留部を回転させることにより、貯留部に搬送された廃トナーを貯留部の奥側に移動しやすくすることができるので、さらに有効に貯留部に廃トナーを貯留することができる。
請求項4の発明によれば、貯留部は、底部の第2カップリングを介して回転させることができる。
請求項5の発明によれば、貯留部は、伸長・短縮が可能な蛇腹状に形成されているので、貯留部を短縮することにより、使用前の新規の廃トナー容器を収納しておくスペースを小さくすることができる。
請求項6の発明によれば、搬送スクリューによって貯留部の奥側にまでトナーを搬送することができる。
請求項7の発明によれば、廃トナー貯留構造として、上述の廃トナー容器の場合と同様の効果を奏することができる。
請求項8の発明によれば、画像形成装置として、上述の廃トナー貯留構造と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
以下、図面を参照して、廃トナー容器83、廃トナー貯留構造、及びこれを備えた画像形成装置2について説明する。
〔画像形成装置〕
図1〜図6を参照して、本発明に係る画像形成装置2について詳述する。このうち、図1は、本発明に係る画像形成装置2を前面(正面)10a側(操作パネル7が配設されていて、画像形成装置2の使用時にユーザ等が位置する側)の右斜め上方から見た斜視図である。図2は、画像形成装置2の内部の構成を、前面10a側から見て模式的に示す図である。ただし、同図においては、図1に示す画像読取部5の図示は省略されている。図3は、ドラムユニット39a〜39d及び現像装置38a〜38dの前端面を前面10a側から見た図である。図4は、ドラムユニット39a〜39d及び現像装置38a〜38dを、前後方向に対して直交する平面で切った断面を示す図である。図5(a)は、廃トナー回収装置1全体を、画像形成装置本体10の左側から見て模式的に示す図であり、(b)は、(a)のX−X線断面図である。図6は、画像形成装置本体10から作像フレーム78を引き出して、さらに、ドラムユニット39a、現像装置38a、リテーナユニット80を取り外した状態を示す斜視図である。
図1,図2を参照して、画像形成装置2の概略を説明する。
図1に示すように、画像形成装置2は、画像形成装置本体10を備えている。画像形成装置本体10の前面10a側には、前側に引き出し可能な給紙カセット20、前側に開閉自在な扉4が配設されており、右側面10bには、開閉自在な手差しトレイ21が配設されており、左側面10cには、シートPのジャム処理時に開閉されるカバー部材(不図示)が配設されている。また、画像形成装置本体10の上側には、排紙トレイ57が設けてあり、その上方には、空間を介して、画像読取部5が配設されている。画像読取部5の上面には、画像が読み取られる原稿(不図示)が載置されるコンタクトガラス6が配設されていて、コンタクトガラス6の前側には、操作パネル7が配設されている。なお、同図では、コンタクトガラス6を上方から覆う、開閉自在な原稿押圧板は図示が省略されている。
図2に示すように、画像形成装置2には、画像形成装置本体10の内側に、シート給送部11と、画像形成部12と、定着部13と、シート排出部14と、シート再給送部15とが設けられている。
(シート給送部)
シート給送部11は、給紙カセット20からの給紙、手差しトレイ21からの給紙、画像形成装置本体10の下方に配設された大容量デッキ(不図示)からの給紙ができるようになっている。給紙カセット20からの給紙の場合、給紙カセット20内に積層状態で収納されたシートPは、給紙ローラ22によって給紙され、給送ローラ23及びリタードローラ24によって1枚だけ分離され、搬送ローラ対25によってレジストローラ対26に搬送される。また、手差しトレイ21からの給紙の場合、手差しトレイ21上にセットされたシートPは、手差し給送ユニット27によって給送され、さらに手差し搬送ユニット28によってレジストローラ対26に搬送される。また、大容量デッキからの給紙の場合、大容量デッキから給紙されたシートPは、画像形成装置本体10の左端側において上方に延びる搬送パス29に沿って搬送ローラ対30により、レジストローラ対26に搬送される。これら給紙カセット20、又は手差しトレイ21、又は大容量デッキから給紙されたシートPは、レジストローラ対26で一旦停止されて斜行が矯正された後、次に説明する画像形成部12の中間転写ベルト41によって搬送されるトナー像にタイミングを合わせるようにして、画像形成部12に供給される。
(画像形成部)
画像形成部12には、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の4個の画像形成ステーション31,32,33,34と、露光装置35と、中間転写ベルトユニット3とが配設されている。なお、各画像形成ステーション31〜34の構成は同様であるので、シアンの画像形成ステーション32について、符号を付して説明し、他の画像形成ステーション31,33,34についての説明は省略する。画像形成ステーション32には、感光ドラム(像担持体)36が配設されていて、これら感光ドラム36には、帯電装置37、露光装置35によって静電潜像が形成され、この静電潜像は現像ユニットとして構成される現像装置38によってトナー像として現像される。なお、現像装置38については、各色ごとに区別する必要がある場合には、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの順に、現像装置38a,38b,38c,38dと記す。感光ドラム36上に形成されたトナー像は、1次転写部T1において、1次転写ローラ40により、中間転写ベルトユニット3の中間転写ベルト(像担持体)41上に1次転写される。トナー像転写後の感光ドラム36は、表面に残った転写残トナーがドラムクリーナ(クリーニング装置)42によって除去される。除去された転写残トナーは、画像形成装置本体10の前面10a側に配設された廃トナー容器83に回収される。この点については後に詳述する。
中間転写ベルトユニット3は、フレーム43と、このフレーム43によって支持された駆動ローラ44、従動ローラ45、テンションローラ46、1次転写ローラ40等の各ローラと、これらローラに張架された無端状の中間転写ベルト41とを備えている。中間転写ベルト41は、駆動ローラ44の矢印方向の回転(図2中の時計回り)によって矢印R41方向に回転する。上述のそれぞれの感光ドラム36上に形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ40によって1次転写部T1において中間転写ベルト41上に順次に1次転写され、中間転写ベルト41上で重ね合わされる。こうして中間転写ベルト41上で重ね合わされた4色のトナー像は、上述のシート給送部11から供給されたシートPに、2次転写部T2において2次転写ローラ47によって一括で2次転写される。一方、トナー像転写後の中間転写ベルト41は、表面に残った転写残トナーがベルトクリーナ(クリーニング装置)48によって除去される。
(定着部)
定着部13には、定着ローラ50と、加熱ローラ51と、これらのローラに張架された定着ベルト52と、加圧ローラ53とが配設されている。定着ベルト52と加圧ローラ53との間には、定着ニップ部Nが形成されていて、上述の画像形成部12において表面にトナー像が転写されたシートPは、この定着ニップ部Nを通過する際に加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。
(シート排出部)
シート排出部14は、トナー像定着後のシートPを搬送ローラ対54により排紙パス55に沿って搬送し、排出ローラ対56によって排紙トレイ57上に排出するものである。
(シート再給送部)
シート再給送部15は、表面にトナー像が定着されたシートPを、上述の排紙パス55に搬送し、シート後端がフラッパ58を抜けた直後に、フラッパ58を切り換えるとともに、排出ローラ対56を逆転することで、シートPを表裏反転して再搬送ローラ対60により再搬送パス61に導く。その後、シートを再搬送ローラ対62,63によって搬送し、再度、画像形成部12に供給するものである。画像形成部12に供給されたシートPは、裏面にトナー像が転写され、定着部13で定着された後、排出パス55を通って、排紙トレイ57上に排出されるようになっている。
(画像形成装置全体の動作)
上述構成の画像形成装置においては、シート給送部11から供給されたシートPに対し、画像形成部12で形成した4色のトナー像を一括で転写し、これらトナー像を定着部13で定着した後、シート排紙部14の排紙トレイ57上に排出する。なお、必要に応じて、トナー像定着後のシートPは、シート再給送部15に送られて、裏面にもトナー像が転写され、定着された後、排紙トレイ57上に排出される。
(画像形成ステーション、現像装置、ドラムユニット)
図2,図3に示すように、画像形成ステーション31〜34(31,32,33,34)は、ドラムユニット39a〜39d(39a,39b,39c,39d)と、現像装置(現像ユニット)38a〜38d(38a,38b,38c,38d)とを備えている。
図4に示すように、ドラムユニット39a〜39dは、ドラムフレーム36Aに対して、感光ドラム36、帯電装置37、ドラムクリーナ42等が一体的に組み込まれてユニットを構成している。このうち、帯電装置37は、感光ドラム36表面を所定の極性・電位に帯電する帯電ローラ37aと、帯電ローラ37a表面に付着したトナー等の異物を除去するクリーニングローラ37bとを有している。また、ドラムクリーナ42は、感光ドラム36表面から転写残トナーを除去するクリーニングローラ42a及びクリーニングブレード42b、クリーニングローラ42aを清掃するスイープローラ42c、感光ドラム36から除去したトナーを前面10a側(図1参照)に搬送する第1搬送スクリュー42d等を有している。
現像装置38a〜38dは、トナーを収納する現像容器(収容容器)70に対して、2本の撹拌部材71,72、マグネットローラ73、層厚規制部材(穂切り板)74、現像ローラ75等が一体的に組み込まれて構成されている。なお、同図に示す現像装置38a〜38dでは、非磁性で合成樹脂製のトナーと、磁性を有するキャリヤとを主成分とする2成分現像剤が使用されている。現像容器70には、下部に、現像剤が収納される撹拌室76が設けてあり、この撹拌室76に、上述の2本の撹拌ローラ71,72が配設されていて、現像剤を撹拌して、キャリヤとトナーとを均一に混合するとともに、摩擦帯電による電荷をトナーに付与する。撹拌された現像剤は、マグネットローラ73に供給され、マグネットローラ73の表面に、トナーが静電的に表面に付着されたキャリヤが穂立てされる。こうして、マグネットローラ73の表面に担持された現像剤は、マグネットローラ73の同図中の時計回りの回転により、層厚規制部材74の先端を通過する際に、穂切りされて層厚が規制される。層厚が規制された現像剤は、現像ローラ75に接触し、トナーのみが現像ローラ75表面に移動して担持される。担持されたトナーは、現像ローラ75の時計回りの回転により、現像ローラ75と感光ドラム36とが最接近する現像位置に搬送され、現像ローラ75と感光ドラム36との間に印加される現像バイアスによって感光ドラム36表面の静電潜像に付着されてトナー像を形成する。現像容器70には、撹拌室76の底部76aの下側に、断面形状が左右に長い長方形状で、前後方向に長いダクト77、つまり現像容器70の前端側から後端側に至る、現像剤冷却用のダクト77を有している。
(作像フレーム)
図6に示すように、上述の現像装置38a及びドラムユニット39aは、扉4(図1参照)を開放し、さらに、画像形成装置本体10から作像フレーム78を引き出した状態で、作像フレーム78の上方から着脱することができる。なお、他の現像装置38b〜38d、ドラムユニット39b〜39dについても同様に着脱することができる。また、作像フレーム78における、現像装置38a〜38d、ドラムユニット39a〜39dの前方に位置する部分に、リテーナユニット80がその長手方向を左右方向に向けた姿勢で着脱可能に装着されるようになっている。後述する廃トナー回収装置1の構成要素である、5個の第1搬送手段81a〜81eのうち、4個の第1搬送手段81a〜81dは、それぞれドラムユニット39a〜39dに配設されており、残りの1個の第1搬送手段81eは、ベルトクリーナ48(図2参照)に配設されている。また、第2搬送手段82、廃トナー容器83、及びホルダトレイ84は、リテーナユニット80に配設されている。なお、上述の5個の第1搬送手段81a〜81eを特に区別する必要がない場合や総称する場合には、単に、「第1搬送手段81」という。また、後述するように、図5(a),(b)に示す廃トナー容器83を交換(着脱)する際には、図1に示す画像形成装置本体10の扉4を開放して、図6に示すリテーナユニット80の前面を露出させ、作像フレーム78を引き出すことなく、リテーナユニット80の前面側からホルダトレイ84を出し入れすることになる。したがって、以下の説明においては、リテーナユニット80における、ホルダトレイ84及び廃トナー容器83を除く部分を適宜、画像形成装置本体10側の一部として取り扱うこととする。
〔廃トナー回収装置〕
図5(a),(b)に、本発明に係る廃トナー回収装置1の全体構成を模式的に示す。同図に示すように、廃トナー回収装置1は、画像形成装置本体10の前後方向に向けて配設された5個の第1搬送手段81a〜81eと、画像形成装置本体10の前面10a側において、上述の5個の第1搬送手段81a〜81eよりも低い位置に左右方向に配設された1個の第2搬送手段82と、この第2搬送手段82の下方に配置されて廃トナーが貯留される廃トナー容器83と、この廃トナー容器83を保持して画像形成装置本体10の前面10a側から出し入れされるホルダトレイ84と、を備えている。
ここで、上述の5個の第1搬送手段のうち4個の第1搬送手段81a〜81dは、ドラムクリーナ42(図2参照)に組み込まれて配設されており、残りの1個の第1搬送手段81eは、ベルトクリーナ48に組み込まれて配設されている。また、第2搬送手段82、廃トナー容器83、及びホルダトレイ84は、リテーナユニット80に組み込まれている。
(第1搬送手段)
図4においては、ドラムユニット39a〜39dに配設された第1搬送手段81a〜81dは、画像形成装置本体10の前後方向に直交する方向の断面として現れている。これら第1搬送手段81a〜81dは、第1搬送路91a〜91d(図10,図11参照)と、各第1搬送路91a〜91dの内側に配設された第1搬送スクリュー42dとによって構成されている。第1搬送路91a〜91dは、ドラムクリーナ42の容器の一部によって、画像形成装置本体10の前後方向に向けられた管状に形成されている。第1搬送スクリュー42dはこの第1搬送路91a〜91dの内側に配設されている。第1搬送スクリュー42dは、上述のドラムクリーナ42のクリーニングローラ42a及びクリーニングブレード42bによって除去された(掻き落とされた)転写残トナー(廃トナー)を、所定方向に回転することにより、第1搬送路91a〜91dに沿って画像形成装置本体10の後面側から前面側に向けて搬送する。なお、ベルトクリーナ48(図2参照)にも、図10,図11に示すドラムクリーナ42の第1搬送手段81a〜81dとほぼ同様の第1搬送手段81e、すなわち第1搬送路91a〜91d及び第1搬送スクリュー42dと同様の第1搬送路91e及び第1搬送スクリュー(不図示)が配設されていて、中間転写ベルト41から除去した転写残トナーを、画像形成装置本体10の後面側から前面側に搬送して、後述の第2搬送手段82に供給するようになっている。各第1搬送路91a〜91eにおける前面側の下部には、第1排出口91f(図5(b)参照)が形成されていて、第1搬送路中91a〜91eを、第1搬送スクリュー42の回転によって後面側から前面側に搬送された廃トナーは、第1排出口91fから落下して、後述する第2搬送手段82に移動される。
(リテーナユニット)
第2搬送手段82は、図7〜図13に示すリテーナユニット80に配設されている。ここで、図7は、ホルダトレイ84が収納位置Cに配置された状態のリテーナユニット80全体を前面側左斜め上方から見た斜視図である。図8は、ホルダトレイ84が引出位置Dに配置された状態のリテーナユニット80全体を前側左斜め上方から見た斜視図である。図9は、図8に示す状態を左方から見た図である。図10は、前カバー95を取り外した状態のリテーナユニット80を前側から見た図である。図11は、図10に示す状態から、さらにホルダトレイ84の前側板84bを除去して、ホルダトレイ84の内部を見せるようにした図である。図12は、図8に示す状態から前カバー95、2個の冷却ファン93、第2搬送手段82等を取り外した状態を示す斜視図である。図13は、図12に示す状態からホルダトレイ84を引き抜いた状態を示す斜視図である。
図7に示すように、リテーナユニット80全体は、前後寸法よりも上下寸法の方が長く、さらに、上下寸法よりも左右寸法の方が長いほぼ直方体状に形成されている。リテーナユニット80は、次のものを備えている。すなわち、図13に示すリテーナ本体92と、図12に示すように、リテーナ本体92の下部において前面側に出し入れ可能に配設されたホルダトレイ84と、図11,図12に示すように、ホルダトレイ84の内側に保持された廃トナー容器83と、図10に示すように、収納位置Cに配置されたホルダトレイ84の上方に、左右方向に向けて配設された第2搬送手段82と、この第2搬送手段82の上方における左端側と右端側とにそれぞれ配設されて、上述の現像装置38a〜38d(図4参照)のダクト77に冷却風を送風する冷却ファン93と、リテーナ本体92の上部に配設されて、現像装置38a〜38dに補給するためのトナーを収納した4個(4色)のトナーコンテナ(不図示)を支持する4個の受け部材94a〜94dと、図7に示すように、上述の冷却ファン93に対応する部分にそれぞれ吸気口95aを有し、リテーナ本体92の前側をカバーする前カバーと、を備えている。なお、図12に示すように、リテーナ本体92の下部におけるホルダカトレイ84の右側に位置する部分には、収納空間R1が設けてあって、図10に示すように、交換用の未使用の廃トナー容器83が、貯留部87を短縮されたコンパクトな状態で収納されている。また、図7,図8に示すように、前カバー95の左側の下端には、長方形の切欠き部95bが形成されており、この切欠き部95bは、後述するように、リテーナ本体92に対してホルダトレイ84を出し入れする際に、ホルダトレイ84の上端から上方に突出する廃トナー容器83の受入口96cが前カバー95に干渉するのを防止している。
(第2搬送手段)
図10,図11に示すように、第2搬送手段82は、冷却ファン93よりも下方に配置された第1搬送手段81a〜81dの前端側に位置する部分よりもさらに下方で、かつ、ホルダトレイ84よりも上方において、左右方向に向けて配設されている。第2搬送手段82は、リテーナ本体92の右側面92a近傍から左側面92b近傍まで延びるように、すなわち、右端側に位置する、中間転写ベルトに対応した第1搬送手段81eの下方から、左端側に位置する、ブラックの感光ドラムに対応した第1搬送手段81aの下方まで延びるように配設された管状の第2搬送路82aと、この第2搬送路82aの内側に配設された第2搬送スクリュー82b(図23参照)とを有している。第2搬送路82aにおける上部の、上述の第1搬送路91a〜91eの第1排出口91f(図5(b)参照)に対応する部分には、廃トナーの受入口82cが形成されている。第1排出口91fと受入口82cとは、パッキン(不図示)等によって廃トナーが漏洩しないように接続されていて、上述の第1搬送路91a〜91d内の廃トナーは、第1搬送スクリュー42の所定方向の回転によって画像形成装置本体10の後面側から前面側に搬送されて、第1排出口91f、受入口82cを介して、第2搬送路82a内に移動される。第2搬送路82aにおける左側面92b側の下部には、第2排出口82d(図5(b)参照)が形成されている。この第2排出口82dには、後述する廃トナー容器83の受入口96cが接続される。また、第2排出口82dの下方には、後述するホルダトレイ84が図8,図9に示す引出位置Dから押し入れられて図7に示す収納位置Cに配置されるのに伴って、廃トナー容器83が交換位置Bから回収位置Aに配置された際に、廃トナー容器83の受入口96cのフランジ部96dのスライド動作をガイドするとともに、フランジ部96dを介して受入口96cを位置決めする第2位置決め部82eが設けられている。なお、受入口96cの前後方向の位置決めは、図12に示す前側板84bに左端側及び右端側のそれぞれの突出部84rの裏面(後面)側が、リテーナ本体92側のこれらに対応する位置にそれぞれ配設されたストッパ92kに当接することによって行われる。
(ホルダトレイ)
図7に示すように、ホルダトレイ84は、リテーナ本体92の前面側の下部において、リテーナ本体92に前面側からほぼ水平に押し入れられて収納位置Cに配置され、また、図8,図9に示すように、ほぼ水平に引き出されて引出位置Dに配置されるようになっている。図14〜図17に、リテーナ本体92から引き出された状態のホルダトレイ84を示す。このうち、図14は、廃トナー容器83を保持し、さらに、上蓋84f,84g,84hが装着された状態のホルダトレイ84を前側左斜め上方から見た斜視図である。図15は、図14の状態から上蓋84f,84gを取り外した状態を示す斜視図である。図16は、図15に示す状態から廃トナー容器83を取り外した状態のホルダトレイ84を、前側右斜め上方から見た斜視図である。図17は、図16の状態からさらに第1位置決め部84iの一部と、上蓋84hを取り外して、廃トナー容器83の回転機構100の一部を露出された状態のホルダトレイ84を、前側右斜め上方から見た斜視図である。
図17に示すように、ホルダトレイ84は、底板(底部)84a,前側板84b,後側板84c,左側板(左側壁)84d,右側板(右側壁)84eを有していて、これらの内側に、後述の廃トナー容器83を保持する収納空間R2が形成されている。収納空間R2の上端、すなわち前側板84b,後側板84c,左側板84d,右側板84eの上端縁に囲まれた部分は、上方に向かって開口された着脱口R3となっている。後述の廃トナー容器83は、ホルダトレイ84のほぼ上方から、この着脱口R3を介して着脱されるようになっている。着脱口R3は、ホルダトレイ84に廃トナー容器83を着脱する場合を除いて、図14,図15,図16に示すように、上蓋84f,84g,84hによって閉蓋されている。なお、図15に示す上蓋84hは、左端側の一部を切り欠いた状態を図示している。ホルダトレイ84の左端側には、第1位置決め部84iが設けられていて、この第1位置決め部84iは、後述する廃トナー容器83の受入部96の上下方向の着脱動作をガイドし、また、装着後には、廃トナー容器83の位置決めを行うようになっている。また、図15示すように、収納空間R2に対し、装着後のホルダトレイ84は、受入部96が第1位置決め部84iに位置決めされて左端側に位置され、蛇腹状の貯留部97が右方に延びるように収納される。図14〜図16に示すように、ホルダトレイ84の前側板84bの前面には、右端側に、円形のロック解除ボタン84jが配設されている。ロック解除ボタン84jの後方には、このロック解除ボタン84jに連結されるとともに、リテーナ本体92に対して係脱する係合部84kが配置されている。ホルダトレイ84は、リテーナ本体92に押し入れられて収納位置C(図7参照)に配置された際に、この係合部84jがリテーナ本体92の一部(不図示)に係合して引出しが禁止され、一方、この状態からロック解除ボタン84jが押されると、係合部84kの係合が解除されて、引出しが可能となる。
図17に示すように、ホルダトレイ84の左側板84d及び右側板84eには、それぞれ外側に向けてガイド板84mが突設されている。これらガイド板84mは、前後方向にほぼ水平に延びる平板状に形成されている。ガイド板84mにおける後端側は、上述の後側板84cよりも後方に突出されていて、その突出部分の上面84nには、下方に凹んだ第2凹部84oが形成されている。これらガイド板84mは、それぞれの下面84pが、図13に示すリテーナ本体92側(画像形成装置本体10側)に配設された回動自在なコロ部材92cによって下方から支持され、上面84nが、同じくリテーナ本体92側の水平ガイド92dによってガイドされている。コロ部材92c及び水平ガイド92dは、図13に示すように、リテーナ本体92の左壁部92e及び右壁部92fにそれぞれ内側に向けて設けられている。コロ部材92cは、水平ガイド92dよりも前側で、かつ下側に配置されている。これらコロ部材92cは、左右方向を向いた回転中心を有していて、この回転中心を基準に回動自在に配設されている。これらコロ部材92cは、上述のホルダトレイ84のガイド板84mの下面を下方から支持している。これにより、ホルダトレイ84は、その底板84aがリテーナ本体92の底面92g(図13参照)から浮き上がるように支持されている。水平ガイド92dは、下面がほぼ水平なガイド面92hとなっていて、ホルダトレイ84のガイド板84mの上面84nをガイドしている。これら水平ガイド92dは、ホルダトレイ84の出し入れに際して、ガイド板84mの上面84nが摺擦される。すなわち、ホルダトレイ84は、リテーナユニット80の前面側に引き出され、また、前面側から押し入れられるに際して、ガイド板84mの下面84pが回動自在なコロ部材92cによって支持され、また、ガイド板84mの上面84nが水平ガイド92dのガイド面92hに摺擦されることによってほぼ水平な姿勢が保持される。つまり、ホルダトレイ84は、コロ部材92c及び水平ガイド92dによって、底板84aがリテーナ本体92の底面92gから浮き上がった状態で、ほぼ水平な姿勢を維持して出し入れされる。これにより、ホルダトレイ84は、リテーナ本体92の前面側における出し入れが、ほぼ水平に、円滑に行われる。
さらに、図8,図9に示すように、ホルダトレイ84は、リテーナ本体92から引き出されて、引出位置Dに配置される際に、前端側が少し下方に下がって全体が前傾するようになっている。すなわち、図13に示すように、水平ガイド92dにおけるガイド面92hには、上方に向かって凹んだ第1凹部92iが形成され、一方、図14に示すように、ガイド板84mには、上面84nに、上述のように下方に向かって凹んだ第2凹部84oが形成されている。図12に示すように、ホルダトレイ84は、リテーナ本体92から引き出されて、引出位置Dに配置された際には、ガイド板84mの後端が水平ガイド92dの第1凹部92iに入り込み、また、ガイド板84mの第2凹部84oに水平ガイド92dの前端が入り込むことにより、結果として、ガイド板84mは、コロ部材92cとの接触部を基準として、揺動して後端側が少し上昇し、前端側が少し下降して前傾することになり、これに伴って、図8,図9,図12に示すように、ホルダトレイ84全体が、少し前傾することになる。これにより、ホルダトレイ84の着脱口R3からの、廃トナー容器83の着脱方向が、真上に対して、少し前側に傾斜することになり、前側からの着脱動作が一層、円滑に行えるようになる。なお、ユーザは、ホルダトレイ84の前側板84bの左右方向の中央に長く形成されている把手部84q(図12参照)に指をかけて、ホルダトレイ84を前方に引くことで、ホルダトレイ84を引き出して引出位置Dに配置することができる。このとき上述のように、ホルダトレイ84は、図8に示すように前傾するようになっている。引出位置Dに配置されたホルダトレイ84は、前側板84bを後方に押し込むことにより、上述の水平ガイド92d側の第1凹部92iとガイド板84m側の第2凹部84oとの係合が解除されてほぼ水平に復帰した状態で後方に押し入れられて収納位置Cに配置される。
(廃トナー容器)
廃トナー容器83は、上述のホルダトレイ84が図7に示す収納位置Cに配置されるのに対応して、第2搬送手段82の第2排出口82dから落下される廃トナーの受け止めを可能とする回収位置Aに配置され、また、ホルダトレイ84が図8,図9に示す引出位置Dに配置されるのに対応して、着脱口R3を介して上方からの着脱を可能とする交換位置Bに配置される。
廃トナー容器83は、図15に示すように、ホルダトレイ84に保持された状態、すなわちホルダトレイ84の収納空間R2に配置された状態において、左側に位置する受入部96と、受入部の右端側に係合されて右方に延びる、回転可能な貯留部97とを備えている。
図18、図19(a),(b)に廃トナー容器83を示す。このうち、図18は、廃トナー容器83を左斜め上方から見た斜視図である。図19(a)は、廃トナー容器83の正面図であり、(b)は、廃トナー容器83の貯留部97の中心線(回転中心)Cを含む縦断面図である。
これらの図に示すように、廃トナー容器83は、上述の第2搬送手段82から落下してくる廃トナー受け入れる受入部96と、この受入部96の右端側に回転可能に係合されて右方に延びる、ほぼ円筒状の貯留部97とを有している。受入部96は、図19(b)に示すように、上下に延びる縦搬送路96aと、左右に延びる横搬送路96bとを有している。縦搬送路96aの上端部には、図18に示すように、ほぼ長方形状の受入口96cが上方向けて開口されていて、受入口96cの周囲には、フランジ部96dが形成されている。このフランジ部96dには、受入口96cを閉鎖するための蓋部材96eが取り付けられている。図19(b)に示すように、横搬送路96bは、ほぼ円筒状に形成されていて、その内側には、搬送スクリュー96fが配設されている。搬送スクリュー96fの左端側(他端部)は、縦搬送路96aの一部を左方に貫通していて、左端には、第1のカップリング96gが固定されている。この第1のカップリング96gは、後述する廃トナー容器83の回転機構100(図17参照)の第1回転部材102の係合ピン110が係合することで、回転力が伝達されるようになっている。搬送スクリュー96fの右端側(一端部)96oは、横搬送路96bの右端からさらに右方に延びて、貯留部97の中にまで延長されている。横搬送路96bの外周面には、左右方向に直交する方向の断面形状がほぼ半円形状の回転ガイド96hが取り付けられている。この回転ガイド96hは、貯留部97の左端側を下方から支持するとともに、貯留部97が回転される際その回転をガイドするものである。また、横搬送路96bにおける前面側部分及び後面側部分の上部には、揺動中心96iを有する1対のアーム96jが揺動自在に配設されている。図18に示すように、各アーム96jの先端には爪部96kが設けられていて、これら爪部96kは、貯留部97の大径部97aを前端側斜め上方及び後端側斜め上方から軽く押さえ付けている。後述するように貯留部97は、上述の回転ガイド96hと、1対のアーム96jの爪部96kによって回転可能に支持され、ガイドされるとともに、受入部96からの脱落が防止されている。なお、図19(a)に示すように、アーム96jの下端には、フック96mが形成され、回転ガイド96hの上端には係止部96nが形成されていて、使用前の廃トナー容器83において、貯留部97を中心線Cに沿って搬送スクリュー96fの右端側(一端部)96oに干渉しない範囲内で短縮し、さらにアーム96jを少し下げてフック96mを係止部nに係合させることにより、爪部96kが短縮状態の貯留部97の右端面(底部における外面)97cにかかるので、貯留部97の短縮状態を維持することができる。この短縮状態の未使用の交換用の廃トナー容器83が、図10に示すように、交換用の予備として、リテーナ本体92の右端側の下部の収納空間R1に収納されている。言い換えると、廃トナー容器83は、収納空間R1に収納できるように、貯留部97を短縮した場合でも、貯留部97の右端面(底面)97cが搬送スクリュー96fの右端部(一端部)96oに干渉しないようになっている。
図19(a)に示すように、貯留部97は、大径部97aと小径部97bとが中心線Cに沿って交互に繰り返される円筒状、いわゆる伸長,短縮が可能な蛇腹状に形成されている。なお、貯留部97は、蛇腹状に代えて螺旋状であってもよい。この場合には、螺旋状でもよい。この場合、螺旋の傾斜方向は、貯留部97の回転によって、廃トナーが奥側に搬送されるような方向とする。図19(b)に示すように、貯留部97は、左端側に、上述の受入部96の横搬送路96bの外周に回転可能に係合する連結部97dを有している。また、図19(a),(b)に示すように、貯留部97の右端面97cには、台形の板状の第2のカップリング97eが突設されている。この第2のカップリング97eが後述する第2回転部材103のスリット(不図示)に係合された状態で、第2回転部材103が回転することにより、貯留部97が回転されるようになっている。
上述のように、本実施形態においては、廃トナー容器83において、受入部96内に配設されて廃トナーを搬送する搬送スクリュー96fだけでなく、廃トナーを貯留する貯留部97も回転させるので、廃トナーは、貯留部97の一部に停留することなく、貯留部97の長手方向に沿って満遍なく収納される。このため、貯留部97gが回転されない場合と比較して、廃トナー容器の実質的な廃トナー回収量を増加させることができる。
(廃トナー容器回転機構)
上述の図17、及び図20〜図23を参照して、廃トナー容器83の搬送スクリュー96f及び貯留部97を回転させるための機構である回転機構100について説明する。後述するように回転機構100は、図21等に示すようにギヤG1〜G17と、左右方向に延びるシャフト101と、このシャフト101の左端近傍に配設された第1回転部材102と、右端近傍に配設された第2回転部材103とを備えている。なお、上述のギヤG1〜G17のうち、ギヤG2,G3,G10,G11は、回転方向を90°変更するはすば歯車であり、残りは平はぐるまである。
図20〜図23について、図20は、回転機構100の構成要素のうち、図17に示すホルダトレイ84内に配置される構成要素(ホルダトレイ84に搭載された回転機構100A)を抜き出して示す斜視図である。図21は、回転機構100全体を示す斜視図である。図22は、回転機構100の構成要素のうち、リテーナ本体92側に配置される構成要素を示す斜視図である。図23は、図22からギヤG5,G6を取り外した状態を説明する斜視図である。なお、本発明に係る廃トナー貯留構造は、廃トナー容器83と、ホルダトレイ84と、回転機構100のうちの、このホルダトレイ84に搭載された回転機構100Aとによって構成されている。
図21に示すように、リテーナ本体92の後板92jの左端側の下側で、かつ前面側には、前後方向の回転中心を有するギヤG1が配設されている。このギヤG1は、図6に示す作像フレーム78の所定の位置に現像装置38a,ドラムユニット39a等を装着し、さらに、リテーナユニット80を装着した状態で、作像フレーム78を画像形成装置本体10に押し入れることにより、画像形成装置本体10に配置されているシート搬送系の駆動源に、伝達機構,カップリング等(いずれも不図示)を介して、接続される。ギヤG1には、軸104を介してギヤG2が接続されており、このギヤG2には、ギヤG3が噛合されている。このギヤG3には、左右方向に向けて配設された上述の第2搬送スクリュー82bの左端が固定されている。一方、図22に示すように、ギヤG1には、右方からギヤG4が噛合されていて、このギヤG4には、下方からギヤG5が噛合されている。このギヤG5には、軸105を介してギヤG6が接続されている。このギヤG6には、右方からギヤG7が噛合されている。図23に示すように、ギヤG7の前面側には、カップリング106が形成されている。以上のギヤG1〜G7、及び第1搬送スクリュー82bは、いずれもリテーナ本体92(図12,図13参照)側、つまりホルダトレイ84の外部に配設されている。
図17,図20に示すように、ホルダトレイ84内に配設されたギヤG8には、後方に向けてカップリング107が形成されている。このカップリング107は、ホルダトレイ84がリテーナ本体92に押し入れられて収納位置Cに配置された際に、上述のギヤG7のカップリング106に係合されるようになっている。図17,図20,図21に示すように、ギヤG8には左方からギヤG9が噛合されており、このギヤG9には、かさ歯車部分と平歯車部分とが一体に形成されているギヤG10の平歯車部分が左方から噛合されている。ギヤ10には、そのかさ歯車部分に、ギヤG11が噛合されている。図17,図20に示すように、ギヤG11にはこれと一体の小径のギヤG12が形成されていて、このギヤG12には、前方からギヤG13が噛合されている。このギヤG13には、右方に延びるシャフト108を介して、第1回転部材102が接続されている。
一方、図17,図20に示すギヤG12には、上述のギヤG13の他に、図21に示すギヤG14が噛合されている。このギヤG14は、左右方向に延びるシャフト101の左端に固定されており、このシャフト101の右端には、図20に示すように、ギヤG15が固定されている。このギアG15には、前方からギヤG16が噛合されていて、このギヤG16には、ギヤG17が噛合されている。このギヤ17の左端側には第2回転部材が固定されている。
図17,図20に示すように、上述の第1回転部材102は円柱状に形成されていて、その右端面には回転中心を基準とした対称な位置にそれぞれ1本ずつ、2本の係合ピン110が右方に向けて立設されている。図15,図16に示すホルダトレイ84の収納空間R2に、廃トナー容器83を装着する際に、ホルダトレイ84側の第1位置決め部84iに対して、廃トナー容器83側の受入部96を係合させて位置決めすることにより、図19(b)に示す搬送スクリュー96fの左端部の第1のカップリング96gが、図17,図20に示す2本の係合ピン110に係合するようになっている。これにより、第1回転部材102が回転すると、この回転が、係合ピン110、第1のカップリング96gを介して搬送スクリュー96fに伝達される。一方、図17,図20,図21に示す第2回転部材103は、円柱状に形成されていて、その左端面111には、直径方向に、スリット(不図示)が形成されている。上述の廃トナー容器83をホルダトレイ84の収納空間R2に収納する際、図19(a),(b)に示す、貯留部97の右端面cの板状の第2のカップリング97eを、上述の第2回転部材13のスリットに挿入する。これにより、第2回転部材103の回転が貯留部に伝達されるようになる。
上述の回転機構100において、シートの搬送系の駆動源が回転されると、その回転は、伝達機構を介して、図21に示すギヤG1に矢印a方向の回転として伝達される。そして、ギヤG1が矢印a方向に回転すると、ギヤG2,G3を介して、第2搬送スクリュー82bが矢印b方向に回転される。これにより、図10に示す第2搬送路82a中を廃トナーがリテーナ本体92の右側面92a側から左側面92b側に向かって搬送される。
また、ギヤG1が矢印a方向に回転すると、ギヤG4〜G13を介して、図17に示す第1回転部材102が矢印c方向に回転される。これに伴い、図19(b)に示す廃トナー容器83内の搬送スクリュー96fが図17中の矢印c方向に回転し、廃トナーを受入部96内の廃トナーを貯留部に向けて搬送する。
このとき同時に、ギヤG4〜G12,G14〜G17を介して、図17に示す第2回転部材103が矢印d方向に回転される。これに伴い、図19(a),(b)に示す廃トナー容器83の貯留部97が図17中の矢印d方向に回転し、搬送スクリュー96fによって貯留部に向けて搬送された廃トナーが、さらに、貯留部の右端側(奥側)に搬送されるのを助けるようにしている。
(廃トナー回収装置の作用・効果)
上述の廃トナー回収装置1において、例えば、ユーザがホルダトレイ84に廃トナー容器83を装着する際には、まず、図1に示す画像形成装置本体10の前面10aの扉4を開放して、リテーナユニット80の前面を露出させる。このとき、図7に示すように、ホルダトレイ84は、リテーナ本体92(画像形成装置本体10側)に押し込まれた状態で、収納位置Cに配置され、また、引出し不能なロック状態となっている。ホルダトレイ84の前面のロック解除ボタン84jを押すと、ロックが解除されて、ホルダトレイ84の引出しが可能となる。ホルダトレイ84を前面側にほぼ水平に引き出す。このとき、ホルダトレイ84は、図17に示す底板84aが、図13に示すリテーナ本体92側の底面92gから浮き上がり、また、ほぼ水平にガイドされた姿勢でほぼ水平に円滑に引き出される。このため、例えば、リテーナ本体92の底面92gに廃トナーが付着しているような場合でも、この底面92gとホルダトレイ84の底板84aとの間で廃トナーを擦り付けて汚染させるようなことがない。
図8,図9に示すように、ホルダトレイ84が引出位置Dに配置されると、ホルダトレイ84は、上述のように前端側が少し下方に下がった前傾姿勢をとる。このため、図15に示す、ホルダトレイ84の収納空間R2に対する、着脱口R3の上方からの廃トナー容器83の着脱が容易となる。ホルダトレイ84に廃トナー容器83を取り付けるには、着脱口R3を介して、ホルダトレイ84の第1位置決め部84iに、廃トナー容器83の受入部96を上方から係合させて、全体を収納空間R2に収納する。このときの廃トナー容器83の位置が交換位置となる。交換位置に配置された廃トナー容器83は、図17に示す回転機構100の第1回転部材102により、搬送スクリュー(図9(b)参照)への回転伝達が可能となり、また、第2回転部材103により、貯留部97への回転伝達が可能となる。
図8,図9に示す引出位置Dにあるホルダトレイ84を、リテーナ本体92にほぼ水平に押し込んで、図7に示す収納位置Cに配置する。これにより、図18に示す廃トナー容器83の受入口96cが図10に示す第2搬送路82aの第2排出口82dに密着され、また、図21に示す回転機構100のホルダトレイ84側のギヤG8が、リテーナ本体92側のギヤG7に係合されて、画像形成装置本体10側のシート搬送系の駆動手段から、リテーナ本体92内の第2搬送スクリュー82b、ホルダトレイ84内の第1回転部材102,第2回転部材103に対する回転の伝達が可能となる。
ここで、画像形成装置2のメインスイッチが押され、さらに、シート搬送系の駆動源(不図示)が回転開始されると、第1搬送手段81の第1搬送スクリュー42dが回転し、第2搬送手段82の第2スクリュー82bが回転し、さらに、廃トナー容器83の搬送スクリュー96f及び貯留部97が回転する。シートに対する画像形成枚数が増加するに従って、図2に示す感光ドラム36表面及び中間転写ベルト41表面には転写されなかったトナーが転写残トナーとして残る。そして、感光ドラム36表面の転写残トナーは、ドラムクリーナ42によって廃トナーとして除去され、中間転写ベルト41表面の転写残トナーは、ベルトクリーナ48によって廃トナーとして除去される。除去された廃トナーは、図5に示す第1搬送手段81により、画像形成装置本体10の後面側から前面側に搬送され、第1排出口91fから落下されて、第2搬送手段82に受け止められる。受け止められた廃トナーは、第2搬送手段82により、画像形成装置本体10の右側面側から左側面側に搬送され、第2排出口82dから落下して、受入口96cを介して、廃トナー容器83の受入部96に受け止められる。廃トナー容器83は、搬送スクリュー96fが回転され、貯留部97が回転されているので、廃トナー容器83内に落下した廃トナーは、搬送スクリュー96fによって貯留部97に向けて搬送され、また、貯留部97の回転によって、貯留部97の1箇所に貯まらずに、右端側に徐々に搬送されていく。
画像形成枚数の増加に伴って、廃トナー容器83に回収される廃トナーの量が増加する。そして、受入部近傍に配置されている廃トナーセンサ(不図示)によって、廃トナー容器83内の廃トナー量が所定量を越えたことが検知されると、その旨が画像形成装置本体10の操作パネル7(図1参照)部に表示される。
この表示を見たユーザは、廃トナー容器83を交換することになる。まず、図1に示す画像形成装置本体10の扉4を開いて図7に示すリテーナユニット80を露出させ、ホルダトレイ84のロック解除ボタン84jを押してリテーナ本体92に対するホルダトレイ84のロックを解除する。ユーザは、収納位置Cに配置されていたホルダトレイ84を前面側に引き出して図8,図9に示す引出位置Dに配置する。この際、上述のように、ホルダトレイ84は、廃トナーを引きずるようなことがなく、また、円滑にほぼ水平に引き出すことができる。さらに、引出位置Dに配置されたホルダトレイ84は、前傾して、着脱口R3が真上から少し前側に傾斜するので、画像形成装置本体10の前側から操作するユーザは、ホルダトレイ84から廃トナー容器83を着脱口R3を介してほぼ上方に容易に引き出すことができる。次に、ユーザは、図10に示すホルダトレイ84の右隣の収納空間R1に収納されている交換用の新規の廃トナー容器83を取り出し、短縮されていた貯留部97を引き延ばした後、引出位置Dに配置されているホルダトレイ84に上方から着脱口R3を介して装着する。装着後、ホルダトレイ84をほぼ水平に後方に押して、収納位置Cに配置する。これにより、廃トナー容器83が回収位置Aに配置されて、受入口96cが第2搬送路82aの第2排出口82dに対応して、廃トナーの回収が可能となる。
本発明は、不要となった粉体が付着した部材から、粉体を除去して回収する一般的な回収装置にも適用することが可能である。
画像形成装置2を前面(正面)10a側(操作パネル7が配設されていて、画像形成装置2の使用時にユーザ等が位置する側)の右斜め上方から見た斜視図である。 画像形成装置2の内部の構成を、前面10a側から見て模式的に示す図である。 ドラムユニット39a〜39d及び現像装置38a〜38dの前端面を前面10a側から見た図である。 ドラムユニット39a〜39d及び現像装置38a〜38dを、前後方向に対して直交する平面で切った断面を示す図である。 (a)は、廃トナー回収装置1全体を、画像形成装置本体10の左側から見て模式的に示す図であり、(b)は、(a)のX−X線断面図である。 画像形成装置本体10から作像フレーム78を引き出して、さらに、ドラムユニット39a、現像装置38a、リテーナユニット80を取り外した状態を示す斜視図である。 ホルダトレイ84が収納位置Cに配置された状態のリテーナユニット80全体を前面側左斜め上方から見た斜視図である。 ホルダトレイ84が引出位置Dに配置された状態のリテーナユニット80全体を前側左斜め上方から見た斜視図である。 図8に示す状態を左方から見た図である。 前カバー95を取り外した状態のリテーナユニット80を前側から見た図である。 図10に示す状態から、さらにホルダトレイ84の前側板84bを除去して、ホルダトレイ84の内部を見せるようにした図である。 図8に示す状態から前カバー95、2個の冷却ファン93、第2搬送手段82等を取り外した状態を示す斜視図である。 図12に示す状態からホルダトレイ84を引き抜いた状態を示す斜視図である。 廃トナー容器83を保持し、さらに、上蓋84f,84g,84hが装着された状態のホルダトレイ84を前側左斜め上方から見た斜視図である。 図14の状態から上蓋84f,84gを取り外した状態を示す斜視図である。 図15に示す状態から廃トナー容器83を取り外した状態のホルダトレイ84を、前側右斜め上方から見た斜視図である。 図16の状態からさらに第1位置決め部84iの一部と、上蓋84hを取り外して、廃トナー容器83の回転機構100の一部を露出された状態のホルダトレイ84を、前側右斜め上方から見た斜視図である。 廃トナー容器83を左斜め上方から見た斜視図である。 (a)は、廃トナー容器83の正面図であり、(b)は、廃トナー容器83の貯留部97の中心線(回転中心)Cを含む縦断面図である。 回転機構100の構成要素のうち、図17に示すホルダトレイ84内に配置される構成要素を抜き出して示す斜視図である。 回転機構100全体を示す斜視図である。 回転機構100の構成要素のうち、リテーナ本体92側に配置される構成要素を示す斜視図である。 図22からギヤG5,G6を取り外した状態を説明する斜視図である。
符号の説明
1……廃トナー回収装置、2……画像形成装置、10……画像形成装置本体、36……感光ドラム(像担持体)41……中間転写ベルト(像担持体)、42……ドラムクリーナ(クリーニング装置)、48……ベルトクリーナ(クリーニング装置)、83……廃トナー容器、84……ホルダトレイ、96……受入部、96c……受入口、96……搬送スクリュー、96g……第1のカップリング、97……貯留部、97c……右端面(底部における外面)、97e……第2のカップリング、96o……搬送スクリューの右端側(一端部)、100A……回転機構、A……回収位置、B……交換位置、C……収納位置、D……引出位置

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体に配設された像担持体の外周面から除去された廃トナーを回収する廃トナー容器において、
    上部に廃トナーを受け入れる受入口を有し、前記受入口を介して落下される廃トナーを受け止める受入部と、
    前記受入部から前記廃トナーの落下方向にほぼ直交する横方向に延びるとともに、前記受入部に対して回転可能に連結された貯留部と、
    前記貯留部を回転させる回転手段と、を備える、
    ことを特徴とする廃トナー容器。
  2. 前記受入部には、前記受入口から落下されて受け止められた廃トナーを前記貯留部に向けて搬送する搬送スクリューが配設され、
    前記搬送スクリューは、前記貯留部側の一端部とは反対側の他端部が前記受入部の外部に突設されるとともに、前記他端部に外部からの回転が伝達される、前記回転手段としての第1のカップリングを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の廃トナー容器。
  3. 前記貯留部は、前記外部からの回転が伝達される、前記回転手段としての第2のカップリングを有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の廃トナー容器。
  4. 前記貯留部は、前記受入部とは反対側の端面に底部を有するほぼ円筒状に形成されるとともに、前記底部における外面に前記第2のカップリングが配置されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の廃トナー容器。
  5. 前記貯留部は、その外周面が円筒状の中心軸に沿って伸縮可能な蛇腹状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の廃トナー容器。
  6. 前記搬送スクリューは、前記一端部が前記貯留部側に進入していて、前記貯留部は、前記底部が前記搬送スクリューの前記一端部に干渉しない範囲内で、短縮可能である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の廃トナー容器。
  7. 画像形成装置本体に配設された像担持体の外周面から除去された廃トナーを貯留する廃トナー貯留構造において、
    受入口から落下されてくる廃トナーを受け止める受入部と、前記受入部から、前記廃トナーの落下方向にほぼ直交する横方向に延びる貯留部とを有する廃トナー容器と、
    前記廃トナー容器を保持して、前記画像形成装置本体に対して収納された収納位置と、前記画像形成装置本体から引き出された引出位置とをとるホルダトレイと、
    前記ホルダトレイに搭載されて、前記ホルダトレイが前記収納位置に配置された状態において、前記画像形成装置本体側の駆動源からの回転を前記廃トナー容器に伝達する回転機構と、を備え、
    前記廃トナー容器が、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の廃トナー容器である、
    ことを特徴とする廃トナー貯留構造。
  8. 表面にトナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面に残った転写残トナーを廃トナーとして除去するクリーニング装置と、前記クリーニング装置によって除去した廃トナーを貯留する廃トナー貯留構造とを備えた画像形成装置において、
    前記廃トナー貯留構造が、請求項7に記載の廃トナー貯留構造である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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