JP3103870B2 - 画像形成装置の廃トナー回収装置 - Google Patents

画像形成装置の廃トナー回収装置

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JP3103870B2
JP3103870B2 JP11515794A JP11515794A JP3103870B2 JP 3103870 B2 JP3103870 B2 JP 3103870B2 JP 11515794 A JP11515794 A JP 11515794A JP 11515794 A JP11515794 A JP 11515794A JP 3103870 B2 JP3103870 B2 JP 3103870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタなど
の画像形成装置における廃トナー回収装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図19,図20に従来のこの種の廃トナ
ー回収装置の一例を示す。図19は正面図、図20は平
面図である。これらの図において、101は感光体ドラ
ム、102は感光体ドラム101の表面の残留トナーを
掻き落としタンク103内に廃トナーを収めるクリーニ
ングブレード、104は感光体ドラム101の中心部と
タンク103とをつなぐU字状の廃トナー搬送パイプ、
105はタンク103の奥側から廃トナー搬送パイプ1
04の中を通って感光体ドラム101の中心部入口に至
る廃トナー搬送用のスクリュー部材である。
【0003】一旦タンク103に収納された廃トナー
は、スクリュー部材105の回転によりD〜D′の方向
つまりタンク103から廃トナー搬送パイプ104を経
て感光体ドラム101へと送り込まれる。
【0004】上記とは別に感光体ドラムを利用しない廃
トナー回収装置として特開平2−306281号公報に
開示されたものがある。これは、回収容器内にスクリュ
ーカムを設け、その回転にて回収容器内にロスなく廃ト
ナーを送り込むものである。
【0005】その技術の略図を図21,図22に示す。
図21は感光体ユニットの正面の断面図、図22はその
側面の断面図である。
【0006】これらの図において、111は感光体ドラ
ム、112は感光体ドラム111上の残留トナーを回収
するクリーニング部材、113はクリーニング部材11
2によって回収された廃トナーを廃トナーボックス11
4に回収する第1スクリューカム、114は廃トナーを
蓄積する廃トナーボックス、115は廃トナーボックス
114内の廃トナーをボックスの奥方向に搬送する第2
スクリューカム、116は廃トナーボックス114が満
杯時に揺動する廃トナーセンサーレバー、117はその
満杯状態をレバー116の揺動に基づいて検知するフォ
トセンサー、118は廃トナーボックス114の満杯時
にボックス内の廃トナーによって押し上げられる検知
膜、119はボックス114に形成された廃トナー回収
口、120は感光体ユニットのフレーム、121は第2
スクリューカム115の駆動用ギア、122は廃トナー
である。
【0007】感光体ドラム111上の残留トナーをクリ
ーニング部材112によって回収し、第1スクリューカ
ム113によって廃トナー回収口119に集め、廃トナ
ーボックス114内へ送り込み、矢印E方向へと回収す
る。廃トナーボックス114内の廃トナー122が廃ト
ナー回収口119の付近に充満すると、第2スクリュー
カム115の回転により蓄積された廃トナー122の頂
部を崩し、矢印F方向に廃トナー122を搬送し、廃ト
ナーボックス114内を徐々に充満していく。
【0008】廃トナーボックス114内が満杯になると
検知膜118が上方向に押し上げられ、廃トナーセンサ
ーレバー116を揺動させフォトセンサー117により
満杯検知を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、ドラム
カートリッジで一式交換するため、カートリッジ構造に
する必要性があり、さらに、小径ドラムでは廃トナー容
量減少分だけ交換サイクルが短くなる等の問題がある。
【0010】また、感光体ドラム以外の回収部材へ廃ト
ナーを充填させるには、単なる自重落下に頼るものを除
けば、前述の特開平2−306281号公報の固定され
た廃トナーボックスの内部にスクリューカムを用いると
いう方式があるが、これによると次の問題点がある。す
なわち、ボックスの内部にスクリュー軸とスクリュー羽
根という搬送用部材を設けるため、その分容積が減る。
また、ボックスの交換に際しては、スクリューカム内蔵
のままでの交換となるため、廃トナー容器としては高価
なものにつく。あるいは、スクリューカムをボックスか
ら切り離す手間を要する交換作業となるが、これは現実
的なものではなく、結局、カートリッジ方式が前提とな
り、コストアップの原因となる。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、廃トナー回収容器の交換サイクルを
長くできるようにすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明に係る請
求項1の画像形成装置の廃トナー回収装置は、感光体ド
ラム上の残留トナーがクリーニングブレードによって掻
き落とされた廃トナーを受け止めるクリーナー部と、こ
のクリーナー部で受け止められた廃トナーを回収可能に
配置されるとともに伸縮自在なジャバラ状に構成され、
かつ伸長の量に応じて廃トナー回収容積が増加する廃ト
ナー回収容器と、クリーナー部と廃トナー回収容器とを
連結する廃トナー搬送パイプと、前記クリーナー部から
廃トナー回収容器に廃トナーを搬送する螺旋状搬送体
と、廃トナー回収容器への廃トナーの回収状態を検知す
るフォトセンサと、フォトセンサの検知毎に応答して前
記廃トナー回収容器を駆動して前記伸長させる伸長手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【0014】() 本発明に係る請求項の画像形成
装置の廃トナー回収装置は、螺旋状搬送体が、クリーナ
ー部に設けられた廃トナー搬送スクリューと廃トナー搬
送パイプ内に設けられ前記廃トナー搬送スクリューに連
結された廃トナー搬送用スプリングとから構成されてい
るものである。
【0015】() 本発明の係る請求項の画像形成
装置の廃トナー回収装置は、感光体ドラム上の残留トナ
ーがクリーニングブレードによって掻き落とされた廃ト
ナーを受け止めるクリーナー部と、このクリーナー部に
平行に配置された廃トナー回収容器と、クリーナー部と
廃トナー回収容器とを連結する廃トナー搬送パイプと、
前記クリーナー部から廃トナー回収容器に廃トナーを搬
送する螺旋状搬送体と、前記廃トナー回収容器を回転さ
せる駆動手段と、揺動自在に軸支され前記感光体ドラム
に摺接したときに転写後の転写紙を前記感光体ドラムか
ら剥離する剥離爪とを備え、前記廃トナー回収容器の外
周を大径部と小径部とから構成し、前記剥離爪の後端が
前記大径部に接しているときは剥離爪の先端は前記感光
体ドラムから離間し、前記剥離爪の後端が前記小径部に
位置するときは剥離爪が付勢揺動されてその先端が前記
感光体ドラムに摺接することを特徴とするものである。
【0016】
【作用】(1) 請求項1の廃トナー回収装置において
は、ジャバラ状廃トナー回収容器は当初最も幅狭に収縮
させておくことで、製造,運搬,保管等の取り扱い面で
積み上げても嵩張らないという利点がある。また、ジャ
バラ状廃トナー回収容器を廃トナーの回収に伴って伸長
させることにより、廃トナーをジャバラ状廃トナー回収
容器内に入口から奥まで均一に充填することができ、容
器容積をフルに活用することができる。
【0017】
【0018】() 請求項の廃トナー回収装置にお
いては、剥離爪動作機構として従来よく用いられている
ソレノイドを廃止でき、この機構を簡略化してコストダ
ウンを達成できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置の廃トナー
回収装置の基本構成、参考例および実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0020】〔基本構成先ず、本発明の各実施例に共通な基本構成を説明する。
図1は正面の断面図、図2はその平面図、図3は背面図
である。これらの図において、11は感光体ドラム、1
2は円筒状の廃トナー回収容器、13は廃トナー搬送ス
クリュー、14は廃トナー搬送用スプリング、15は廃
トナー搬送用のU字状のパイプ、16は感光体ドラム1
1上の残留トナーを掻き落とすクリーニングブレード
(クリーニング部材)、17は掻き落とされた廃トナー
を一旦受け止めるクリーナー部、18は廃トナー搬送ス
クリュー13の一端部を固定して駆動源(図示せず)か
らの駆動力を伝える搬送スクリューギア、19は搬送ス
クリューギア18の回転を廃トナー回収容器12の回転
へと伝達する容器駆動用ギア、20は定着部である。
【0021】クリーニングブレード16および廃トナー
搬送スクリュー13は、感光体ドラム11の全幅にわた
っており、クリーナー部17を構成している。廃トナー
搬送用スプリング14は廃トナー搬送スクリュー13の
一端に固定され、廃トナー搬送パイプ15内で廃トナー
搬送スクリュー13と同期して回転するようになってい
る。廃トナー回収容器12は、Aの点線部で示すクリー
ナー部17と定着部20との間の比較的広いスペースに
配置されている。したがって、廃トナー回収容器12と
しては、充分に容積の大きなものを用いることができ
る。その結果として、廃トナー回収容器12の交換のサ
イクルを充分に長くすることができる。
【0022】感光体ドラム11上の残留トナーはクリー
ニングブレード16によって掻き落とされてクリーナー
部17に集められ、廃トナー搬送スクリュー13と廃ト
ナー搬送用スプリング14との回転搬送作用をもって廃
トナー回収容器12に回収される。このとき、廃トナー
回収容器12は回転している。この廃トナー回収容器1
2の駆動系が図2,図3に示されている。
【0023】廃トナー搬送スクリュー13の先端に廃ト
ナー搬送用スプリング14が取り付けられており、廃ト
ナー搬送スクリュー13と廃トナー搬送用スプリング1
4(螺旋状搬送体)は一体的に回転する。廃トナー搬送
スクリュー13はマシンの動力系の動力を直接受けて回
転される。その回転を廃トナー搬送スクリュー13に取
り付けられた搬送スクリューギア18により容器駆動用
ギア19に伝達する。
【0024】容器駆動用ギア19と廃トナー回収容器1
2とは連結されており、これにより廃トナー回収容器1
2を回転している。廃トナー回収容器12を回転しなが
ら廃トナーを回収しているので、回収した廃トナーを廃
トナー回収容器12内に均一に充填することができ、容
器容量をフルに活用できる。
【0025】廃トナー回収容器12の形状は、従来用い
られていた感光体ドラムのような高精度を要しない単純
な円筒形で充分であり、コスト面で有利である。なお、
廃トナー回収容器12の回転は、マシンの動力系の動力
を直接に接続することでも可能である。
【0026】上記の廃トナー回収動作は、画像形成装置
の電源オン時およびコピーモード中のコピー動作ごとに
行われる。
【0027】回収した廃トナーの処分に際しては、安価
な廃トナー回収容器12のみの交換で済む。廃トナー回
収容器12が配置されるクリーナー部17と定着部20
との間のスペースがかなり大きいことから、廃トナー回
収容器12としても容量の大きな容器を採用でき、その
結果として交換サイクルを充分に長くすることができ
る。なお、容量の大きな廃トナー回収容器12とするこ
とができることから、この廃トナー回収容器12をプロ
セス部と一体化した着脱不可能な形態とすれば、交換サ
イクルの長いプロセスカートリッジになり得る。
【0028】〔参考例〕 図4は廃トナー回収容器の概略断面図である。円筒形を
なす廃トナー回収容器12の内周壁部に、廃トナー入口
12aから廃トナーmを奥側へ搬送するための螺旋突条
12bを設けてある。廃トナー回収容器12の回転方向
が廃トナー入口12a側から見てa方向(左回転)であ
るならば、螺旋突条12bは奥行き方向に向かって右回
りの螺旋とすればよく、廃トナー回収容器12の回転に
伴って廃トナーmをb方向(奥側)へ積極的に送り込む
ことができる。このように螺旋突条12bを設けること
により、より均一かつ確実な廃トナー送り込みが可能と
なり、容器容量をよりフルに活用することができる。
【0029】〔参考例〕 ここで、廃トナー回収容器内の螺旋突条のピッチと傾斜
角の設定の仕方を参考例として説明する。図5は廃トナ
ー回収容器12と廃トナー搬送パイプ15との概略的な
断面構造を示す。14は廃トナー搬送用スプリング、1
2aは廃トナー入口、12bは螺旋突条である。廃トナ
ー搬送用スプリング14による廃トナー回収容器12へ
の廃トナーの搬送量Q1 は、 Q1 =P1 ・N1 ・(α1 /2)2 ・π・ρ で表される。ここで、 P1 :廃トナー搬送用スプリングのピッチ N1 :廃トナー搬送用スプリングの回転数 α1 :廃トナー搬送用スプリングの径 ρ :トナーの比重 である。廃トナー回収容器12内での廃トナーの搬送量
Q2 は、Q2 =P2 ・N2 ・〔(α2 /2)2 −{(α
2 −2h)/2}2 〕・π・ρで表される。ここで、 P2 :螺旋突条のピッチ N2 :廃トナー回収容器の回転数 α2 :廃トナー回収容器の径 h :螺旋突条の高さ である。このとき、Q1 ≦Q2 の条件が満たされれば、
廃トナーは廃トナー回収容器12の廃トナー入口12a
に停滞することなく、廃トナー回収容器12の奥方向に
順次に搬送され充填される。また、螺旋突条12bの傾
斜角θ2 は、 θ2 =tan -1{h(P2 /2)} (ただし、h<α
2 /2) で決まる。例えば、P1 =6mm、N1 =120rp
m、α1 =19mm、ρ=0.5、N2 =8rpm、α
2 =72mm、h=20mmのとき、 P2 ≒7.8mm、 θ2 =78° となる。このように、廃トナー回収容器12内の螺旋突
条12bのピッチおよび傾斜角を、廃トナー回収容器1
2の1回転当たりに回収される廃トナー量に応じて設定
するのが好ましい。このように構成することにより、廃
トナーを確実に奥から順次に充填していくことを促進す
ることができる。
【0030】図6を用いて、廃トナーを充填促進するこ
とができる理由を示す。廃トナーは実際には連続的に粉
の状態で搬送されてくるのであるが、ここでは説明の都
合上、図示するように、廃トナーが単位時間当たりに廃
トナー回収容器12へ回収される量を1つのかたまりと
して考える。
【0031】まず、廃トナー入口12aから廃トナーの
かたまりM0 が回収される。このときの時刻をt0 とす
る。次に、M0 の次のかたまりM1 が廃トナー回収容器
12の入口12aから回収される。このときの時刻をt
1 とする。時刻t1 のとき、M0 が回収容器12内の螺
旋突条12bの1ピッチ(P2 )以上奥に搬送されてい
れば、M1 はM0 に重なることなく回収容器12に回収
できる。上記の動作を、t0 ,t1 ……tn と続けてか
たまりM0 ,M1 ……Mn を順次回収することにより、
廃トナーを奥方向より充填できる。すなわち、回収容器
12の1回転当たりに回収される廃トナー量に応じて回
収容器12内の螺旋突条12bのピッチP2 および傾斜
角θ2 を設定することで、廃トナーを回収容器12にそ
の奥より順次に充填することを促進できる。
【0032】なお、廃トナーの粘度との関係について
は、廃トナー搬送パイプ15内と廃トナー回収容器12
内とで廃トナーの粘度は同じであるから、回収容器12
内の螺旋突条12bのピッチや傾斜角は、そのときの粘
度に関係なく、上記のとおり、回収容器12の1回転当
たりに回収される廃トナー量に応じて設定すればよい。
【0033】廃トナーへの紙粉の混入に関しては、その
混入量は廃トナー量の1%にも満たないので、特に考慮
する必要はない。また、廃トナーに紙粉が大量に混入す
ることがあれば、感光体ドラムのクリーニング不良が発
生し、コピー画像を乱すため、マシンとしては廃トナー
回収以前の問題として処理される。
【0034】廃トナー回収容器が配置される箇所の温度
との関係については、廃トナー回収容器内のトナーは回
転によりこねられているため、回収容器の配設位置の機
内温度が50〜60℃以下であれば容器内で固まること
はなく、特に問題はない。
【0035】〔参考例〕 図7は要部の正面図、図8はその背面図である。感光体
ドラム11に連結された感光体ドラムギア21に対して
感光体ドラム駆動ギア22が噛合され、感光体ドラムギ
ア21に噛合された容器駆動用ギア19を廃トナー回収
容器12に連結してある。すなわち、廃トナー回収容器
12は感光体ドラム11の回転に同期して回転するよう
になっている。そして、回転する廃トナー回収容器12
を用紙搬送ローラーとして兼用すべく、廃トナー回収容
器12の配設位置を定めている。
【0036】23は転写紙28の搬送経路である。転写
部24の下手側位置に廃トナー回収容器12を配置して
いる。以上のように構成することによって、用紙搬送ロ
ーラーを廃止でき、部品点数を少なくすることができ
る。
【0037】なお、用紙搬送ローラーを兼用する廃トナ
ー回収容器12の駆動系として、廃トナー回収容器12
と感光体ドラム11とをベルトを介して連動連結しても
よいし、本体側駆動源と廃トナー回収容器12を連動連
結してもよい。
【0038】〔参考例上述の参考例は 用紙搬送ローラーを兼用する廃トナー回
収容器12を用紙搬送経路23の下側に配置したもので
あるが、この参考例は用紙搬送経路23の上側に配置す
るものである。図9は要部の正面図、図10はその背面
図である。感光体ドラムギア21と容器駆動用ギア19
との間にアイドルギア25を介在させてある。これによ
り、廃トナー回収容器12の回転方向が感光体ドラム1
1の回転方向と同一となり、ひいては転写紙28の搬送
方向と同一となる。したがって、廃トナー回収容器12
を用紙搬送経路23の上側に配置することができる。そ
して、アイドルギア25の歯数や廃トナー回収容器12
の径を適当に設定することにより、廃トナー回収容器1
2の外周速度を用紙搬送速度と同一にでき、これによ
り、廃トナー回収容器12を用紙搬送補助手段として兼
用できる(従来の星形状コロの代替となる)。廃トナー
回収容器12の外周速度が用紙搬送速度と同一であるか
ら、用紙が回収容器12に接触した際の未定着像の乱れ
を回避することができる。
【0039】従来、図11に示すように、転写部24の
下手側で転写紙28の搬送経路23上に星形状コロ26
が配置され、感光体ドラム11によりトナー像が転写さ
れ剥離爪27によって剥離された用紙28(トナー像は
未定着)に星形状コロ26が点接触する。これにより、
用紙(転写紙)28が浮き上がってその転写面(上面)
が他の部材に接触して画像を乱したり、紙詰まりを起こ
したりするのを防止するようになっている。
【0040】廃トナー回収容器12を図9,図10のよ
うに配置することにより、この廃トナー回収容器12を
従来の星形状コロ26の代替とすることができる。
【0041】〔第実施例〕 図12は要部の正面図である。廃トナー回収容器12の
外周形状として、大径部12cと小径部12dをもつ形
状とする。感光体ドラム11と廃トナー回収容器12と
の間において鉤状の剥離爪29を支軸30まわりに揺動
自在に設け、剥離爪29の中間部分に引っ張りバネ31
を取り付ける。廃トナー回収容器12は転写紙を画像転
写部に搬送するレジストローラーと同期して回転するよ
うになっている。その他の構成は上述の基本構成と同様
である。
【0042】廃トナー回収容器12の大径部12cが剥
離爪29の後端と接触している状態(図示せず)では、
剥離爪29の先端は感光体ドラム11から離れている。
廃トナー回収容器12が感光体ドラム11と同期して回
転し、廃トナー回収容器12の小径部12dが剥離爪2
9の後端に位置するようになった状態では、剥離爪29
が引っ張りバネ31によって揺動し剥離爪29の先端が
感光体ドラム11に摺接するようになり、感光体ドラム
11上の転写紙が感光体ドラム11から剥離される。な
お、このとき剥離爪29の後端は小径部12dから少し
離れている。剥離爪29が感光体ドラム11に摺接して
いる時間は約2秒である。本実施例での廃トナー回収容
器12の径は74mm、感光体ドラム11の径は30m
mである。剥離爪29の後端は円弧状になっており、大
径部12cと接触しても滑りやすくなっている。
【0043】本実施例によれば、従来よく用いられてい
るソレノイドを廃止でき、剥離爪動作機構を簡略化して
コストダウンを達成することができる。
【0044】〔第実施例〕 図13は要部を拡大した正面図である(一部分の拡大図
を含む)。第6実施例のものにおいて、剥離爪29の後
端が摺接する廃トナー回収容器12の大径部12cの外
周面に対してテフロン層などの低摩擦係数層32をコー
ティングしてある。
【0045】この構成により、廃トナー回収容器12と
剥離爪29との間の摩擦を低減して、廃トナー回収容器
12の回転に対する抵抗を軽減するとともに、剥離爪2
9の動作を安定的なものにできる。また、廃トナー回収
容器12の摩耗も防止できる。さらに、廃トナー回収容
器12の外周に異物(飛散したトナーなど)が付着する
ことを防止する。
【0046】〔第実施例〕 図14は要部を拡大した正面図である。第6実施例のも
のにおいて、廃トナー回収容器12の小径部12dに周
方向に沿って交互に凹凸を施し、その凸部12d1 に剥
離爪29の後端が接したときは剥離爪29の先端は感光
体ドラム11から離れており、その凹部12d2 に剥離
爪29の後端が位置したときは引っ張りバネ31の付勢
力により剥離爪29の先端が感光体ドラム11に接する
ようにし、剥離爪29を微振動させるようにしてある。
剥離爪29の先端が感光体ドラム11に接したとき、剥
離爪29の後端は凹部12d2 から離間している。
【0047】この構成により、剥離爪29と感光体ドラ
ム11との間の摩擦抵抗を軽減するとともに、剥離爪2
9と感光体ドラム11との接触部の摩耗を抑えることが
できる。また、剥離爪29の微振動により転写紙の剥離
性を向上させる。
【0048】〔第実施例〕 図15は要部を拡大した正面図である。第実施例ない
し第実施例のものにおいて、剥離爪29の後端の円弧
状の部分に対してテフロン層などの低摩擦係数層33を
コーティングしてある。これにより、剥離爪29の後端
の摩耗を防止し、剥離爪29と廃トナー回収容器12と
の間の摩擦抵抗を低減し、剥離爪29の後端に対する異
物(飛散したトナーなど)の付着を防止することができ
る。
【0049】〔第実施例〕 図16は平面図、図17は側面図である。廃トナー回収
容器として軸方向に伸縮自在なジャバラ状廃トナー回収
容器34を用いる。ジャバラ状廃トナー回収容器34の
端板の中央にフック35が取り付けられ、モーター36
によって回転される巻き取りボビン37に巻回してある
ワイヤ38の先端がフック35に係止されている。廃ト
ナー搬送パイプ15側の端板には、廃トナーが満杯にな
ったことを検知するフォトセンサー39が取り付けられ
ている。その他の構成は上述の基本構成と同様であり、
11は感光体ドラム、13は廃トナー搬送スクリュー、
14は廃トナー搬送用スプリングである。
【0050】ジャバラ状廃トナー回収容器34は、当初
は最も幅狭に収縮している。したがって、製造,運搬,
保管等の取り扱い面で積み上げても嵩張らないという利
点がある。
【0051】感光体ドラム11上の残留トナーをクリー
ナー部17に掻き落とし、クリーナー部17から廃トナ
ー搬送スクリュー13および廃トナー搬送用スプリング
14を介してジャバラ状廃トナー回収容器34に回収す
る。初期段階では、ジャバラ状廃トナー回収容器34は
図18の(a)のように収縮している。そこへ廃トナー
mが回収され、(b)のように蓄積されて満杯に近くに
なると、フォトセンサー39が検知し、モーター36を
一定量だけ回転させる。ワイヤ38が巻き取りボビン3
7に巻き取られ、フック35が引っ張られるので、ジャ
バラ状廃トナー回収容器34は一定量だけ軸方向に伸長
され、容積を広げ、(c)のようになる。
【0052】続いて、廃トナーmがさらに回収され、
(d)のように蓄積されて満杯に近くになると、フォト
センサー39が検知し、再びジャバラ状廃トナー回収容
器34は一定量だけ軸方向に伸長され、容積を広げ、
(e)のようになる。このような動作を、(e)〜
(f)へと繰り返すことにより、廃トナーmをジャバラ
状廃トナー回収容器34内に入口から奥までほぼ均一に
充填することができ、容器容積をフルに活用することが
できる。
【0053】
【発明の効果】(1) 請求項1の廃トナー回収装置に
よれば、ジャバラ状廃トナー回収容器は当初幅狭に収縮
させておくことで、製造,運搬,保管等の取り扱い面で
積み上げても嵩張らないという利点がある。また、ジャ
バラ状廃トナー回収容器を廃トナーの回収に伴って伸長
させることにより、廃トナーをジャバラ状廃トナー回収
容器内に入口から奥までほぼ均一に充填することがで
き、容器容積をフルに活用することができる。
【0054】
【0055】() 請求項の廃トナー回収装置によ
れば、大径部と小径部を有する廃トナー回収容器自体が
剥離爪動作機構として機能するので、剥離爪動作機構を
簡略化してコストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃トナー回収装置の基本構成の平面図
である。
【図2】図1の廃トナー回収装置の正面の断面図であ
る。
【図3】図2の背面図である。
【図4】本発明の参考例の廃トナー回収容器の概略断面
図である。
【図5】本発明の参考例の廃トナー回収容器と廃トナー
搬送パイプとの概略的な断面図である。
【図6】参考例において廃トナーを充填促進する理由を
示す概略的な断面図である。
【図7】本発明の参考例の廃トナー回収装置の要部の正
面図である。
【図8】図7の背面図である。
【図9】本発明の参考例の廃トナー回収装置の要部の正
面図である。
【図10】図9の背面図である。
【図11】従来例の廃トナー回収装置の部分の正面図で
ある。
【図12】本発明の第実施例の廃トナー回収装置の要
部の正面図である。
【図13】本発明の第実施例の廃トナー回収装置の要
部の正面図である。
【図14】本発明の第実施例の廃トナー回収装置の要
部の正面図である。
【図15】本発明の第実施例の廃トナー回収装置の要
部の正面図である。
【図16】本発明の第実施例の廃トナー回収装置の平
面図である。
【図17】図16の側面図である。
【図18】第実施例の動作を説明する側面図である。
【図19】従来の廃トナー回収装置の一例を示す正面図
である。
【図20】図19の平面図である。
【図21】特開平2−306281号公報に開示された
従来の廃トナー回収装置を示す正面の断面図である。
【図22】図21の側面の断面図である。
【符号の説明】
11……感光体ドラム 12……廃トナー回収容器 12b…螺旋突条 12c…大径部 12d…小径部 13……廃トナー搬送スクリュー 14……廃トナー搬送用スプリング 15……廃トナー搬送パイプ 16……クリーニングブレード 17……クリーナー部 29……剥離爪 31……引っ張りバネ 32……低摩擦係数層 33……低摩擦係数層 34……ジャバラ状廃トナー回収容器 37……巻き取りボビン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 明彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−85684(JP,A) 実開 平3−89461(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体ドラム上の残留トナーがクリーニン
    グブレードによって掻き落とされた廃トナーを受け止め
    るクリーナー部と、 このクリーナー部で受け止められた廃トナーを回収可能
    に配置されるとともに伸縮自在なジャバラ状に構成さ
    れ、かつ伸長の量に応じて廃トナー回収容積が増加する
    廃トナー回収容器と、 クリーナー部と廃トナー回収容器とを連結する廃トナー
    搬送パイプと、 前記クリーナー部から廃トナー回収容器に廃トナーを搬
    送する螺旋状搬送体と、 廃トナー回収容器への廃トナ
    ーの回収状態を検知するフォトセンサと、 フォトセンサの検知毎に応答して前記廃トナー回収容器
    を駆動して前記伸長させる伸長手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置の廃トナー回収
    装置。
  2. 【請求項2】 螺旋状搬送体が、クリーナー部に設けら
    れた廃トナー搬送スクリューと廃トナー搬送パイプ内に
    設けられ前記廃トナー搬送スクリューに連結された廃ト
    ナー搬送用スプリングとから構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置の廃トナー回収装
    置。
  3. 【請求項3】 感光体ドラム上の残留トナーがクリーニ
    ングブレードによって掻き落とされた廃トナーを受け止
    めるクリーナー部と、このクリーナー部に平行に配置さ
    れた廃トナー回収容器と、クリーナー部と廃トナー回収
    容器とを連結する廃トナー搬送パイプと、前記クリーナ
    ー部から廃トナー回収容器に廃トナーを搬送する螺旋状
    搬送体と、前記廃トナー回収容器を回転させる駆動手段
    と、揺動自在に軸支され前記感光体ドラムに摺接したと
    きに転写後の転写紙を前記感光体ドラムから剥離する剥
    離爪とを備え、前記廃トナー回収容器の外周を大径部と
    小径部とから構成し、前記剥離爪の後端が前記大径部に
    接しているときは剥離爪の先端は前記感光体ドラムから
    離間し、前記剥離爪の後端が前記小径部に位置するとき
    は剥離爪が付勢揺動されてその先端が前記感光体ドラム
    に摺接することを特徴とする画像形成装置の廃トナー回
    収装置。
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