JP4040260B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体内に格納される各ユニットを同じ方向に引き出し可能に構成した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から画像形成装置の各部分をユニット化して組み立ての容易化を図った画像形成装置は種々知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、メンテナンスの面で使用者が容易に行えるものはなかなか見いだされないことが現状であり、メンテナンス時の操作性の面で改善が望まれている。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、筐体内に格納される各ユニットを同じ方向に引き出し可能に構成し、操作性を向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、各ユニットの引き出し手順に順序を設け誤動作を回避し、操作性を向上した画像形成装置を提供することである。
【0005】
また、本発明の他の目的は、前記現像ユニットのそれぞれは、独自の色トナー用トナーコンテナと連結し、該それぞれのトナーコンテナは、前記プロセスユニットを引き出すことなく前記各ユニットと同じ方向に着脱可能に構成し、操作性を向上した画像形成装置を提供することである。
【0006】
また、本発明の他の目的は、前記中間転写体上の残留トナーを回収して収納する廃トナー容器の取り付け位置を工夫して、メンテナンスの容易化を図り、操作性を向上した画像形成装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、中間転写ユニットとプロセスユニットとの位置関係を容易に設定でき、メンテナンスの容易化を図り、操作性を向上した画像形成装置を提供することである。
【0007】
また、本発明の他の目的は、記録紙のジャム処理を容易に行えてメンテナンスの容易化を図り、操作性を向上した画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筐体内に格納される各ユニットを同じ方向に引き出し可能に構成した画像形成装置において、
感光体とともに該感光体の静像を現像する複数の現像ユニットを有したプロセスユニットと、
前記感光体上のトナー像が転写される中間転写体を有する中間転写ユニットと、
前記中間転写体のトナー像が転写される記録紙を搬送する搬送路ユニットとを引き出すことにより、各ユニット着脱部と前記筐体内とが露出するように構成したことを特徴とする。
【0009】
また、前記搬送路ユニットを引き出すことにより他のユニットの引き出しが可能となるように構成することが望ましい。
【0010】
かかる発明によると、筐体内に格納される各ユニットを同じ方向に引き出し可能に構成したので、メンテナンスが容易となる。そして、前記搬送路ユニットを引き出すことにより他のユニットの引き出しが可能となるように構成することによって、ジャム処理等により一番引き出し頻度が多い搬送路ユニットが先に引き出し可能であるためにメンテナンスが容易であり、操作性が向上する。
【0011】
また、前記他のユニットは、記録紙搬送方向上流側より順次引き出し可能に構成することが望ましい。かかる技術手段によると、前記搬送路ユニットの次は中間転写ユニットであり、中間転写体に記録紙が巻き付いた場合に引き出し、現像器を有するプロセスユニットは使用者はほとんど引き出すことがないので、使用者にとって望ましいことである。
【0012】
また、前記現像ユニットのそれぞれは、独自の色トナー用トナーコンテナと連結し、該それぞれのトナーコンテナは、前記プロセスユニットを引き出すことなく前記各ユニットと同じ方向に着脱可能に構成することも本発明の有効な手段である。
【0013】
かかる技術手段によると、トナーコンテナを交換するときに前カバーを開けることによってトナーコンテナの前面側が露出し、トナーコンテナを手前に引き出すことできトナーコンテナの交換が容易に行うことができ、メンテナンスが容易である。
【0014】
また、前記トナーコンテナの少なくとも一つは、前記筐体に配置され、他は前記プロセスユニットに配置されるように構成する事が望ましい。かかる技術手段によると黒色のトナーのように使用頻度が高いトナーのトナーコンテナを筐体に配置することによって、プロセスユニットの容積を小さくでき、よってプロセスユニットの重量が軽くなる。
【0015】
また、前記中間転写体上の残留トナーを回収して収納する廃トナー容器を前記プロセスユニットと異なるユニットに取り付けるように構成することも本発明の有効な手段である。かかる技術手段によると、プロセスユニットが軽くなる。そして、プロセスユニットの上方に設けることなく、感光体や中間転写体より下方に廃トナー容器を設けることができ、その場合には、廃トナーが漏洩しても感光体や中間転写体上に落下することはない。
【0016】
また、前記中間転写体上の残留トナーを回収して収納する廃トナー容器を前記搬送路ユニットの記録紙搬送路から外れた引き出し方向奥側に配置することが望ましい。かかる技術手段によると、使用者が搬送路ユニットを引き出した際に引き出し位置に達する時の衝撃でトナーがかかることがない。また、クリーニング装置から廃トナー容器に廃トナーを供給する供給口が搬送路ユニットの引き出しによって搬送通路を横断することがなく、搬送通路を汚すことがない。
【0017】
また、前記中間転写体は前記中間転写ユニットによって前記感光体と離接可能に設けるとともに、前記中間転写ユニットの位置基準部位を前記プロセスユニットに設け、前記中間転写ユニットが所定位置に収納された際に前記基準位置部位に嵌合して位置決めがされるように構成することも本発明の有効な手段である。
【0018】
かかる技術手段によると、前記中間転写ユニットの位置基準部位を前記プロセスユニットに設けているので、両ユニットを装置本体に装着する際には、プロセスユニットが先に装着され、その後に中間転写ユニットが装着されるので、プロセスユニットに設けた位置基準部位によって中間転写ユニットが位置決めされ、感光体と中間転写体の当接位置決めを精度よく行うことができる。
【0019】
また、前記搬送路ユニットの搬送路下流側に定着ユニットを配置し、該定着ユニット内の定着ローラと連結して該定着ローラを手動回転可能な操作手段を、装置本体の奥側に配設することが望ましい。
【0020】
かかる技術手段によると、本実施の形態においては、記録紙がジャムすると、そのジャムした位置によって、下流側もしくは上流側のユニットに記録紙を強制的に搬送するように構成されているので、定着ユニット側に強制搬送された記録紙を操作手段によって、搬送路ユニットが引き出される前に再度搬送路ユニットとまたがるように記録紙を戻すことがなく、それによって搬送路ユニットを引き出す際に記録紙が周囲の部材に接触して破けることがない。
【0021】
また、本第2発明は、感光体とともに該感光体の潜像を現像する複数の現像ユニットを有したプロセスユニットと、該感光体上のトナー像が転写される中間転写体を有する中間転写ユニットと、該中間転写体のトナー像が転写される記録紙を搬送する搬送路ユニットを備え、これらの各ユニットの駆動源となるモータ駆動ユニットを含めた駆動力伝達系の装置本体内の重量負担部を前記ユニット引き出し側と反対側に設け、前記ユニットの全てを引き出したときに生じる重量モーメントを前記装置本体側の重量負担部のほうが大きくなるように設定したことを特徴とする。
【0022】
かかる発明によると、プロセスユニットと、中間転写ユニットと、搬送路ユニットの全てのユニットを引き出しても、装置本体が引き出した方向に倒れることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0024】
図16は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観図である。同図において、画像形成装置100は、使用者が位置する側には前カバー15が前側に開閉可能に配設され、該前カバー15の上方には操作パネル10と記録紙センサ11を有した上部記録紙集積部36が配設されている。
【0025】
画像形成装置100の左側面側には左横カバー20が開閉可能に配設され、右側面側には右横カバー16が開閉可能に配設されている。そして画像形成装置の下方には記録紙カセット17、18が積層して配設されている。
【0026】
図15は、本発明にかかる画像形成装置全体の断面図を示す。同図において、感光体ドラム1、光走査ユニット2、帯電器3、トナーコンテナを含んだ3個の現像ユニット4〜6、黒色トナーコンテナ27、黒色用現像ユニット7、中間転写体12、2次転写ローラ13、定着器14、画像が転写された記録媒体8を前記2次転写ローラ13から定着器14に搬送する無端ベルト9を用いた搬送装置等よりなる。
【0027】
印刷時は各色毎に、感光体ドラム1を帯電器3より帯電し、光走査ユニット2から露光、各現像ユニット4〜7で現像した画像を中間転写体12に転写し、図16に示した記録紙カセット17、18から搬送される記録媒体8に2次転写ローラ13で転写し、定着ユニット14で加熱・加圧して定着させ排紙を行う。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係る前カバーを開けた状態を示す斜視図である。前カバー15を前方に倒すと、記録紙カセット17、18から記録紙を受け取り、図示しないレジストローラに搬送する搬送路ユニット19が画像形成装置の横幅いっぱいに配設され、該搬送路ユニット19は後述するように前カバー15の裏面上に引き出し可能に配設されている。
【0029】
搬送路ユニット19の上側には記録紙の搬送方向に沿って、後述する感光体ドラム1からトナー像が転写される中間転写体12が配設される中間転写ユニット22、前記感光体ドラム1と現像器が配設されるプロセスユニット21、及び定着器ユニット14が配設されている。
【0030】
プロセスユニット21には上方から斜め左に、イエロートナーが内蔵されるトナーコンテナ(トナー容器Y)24、マゼンタトナーが内蔵されるトナーコンテナ(トナー容器M)25、シアントナーが内蔵されるトナーコンテナ(トナー容器C)26が、手前方向に着脱可能に配設されている。そして、筐体23の右上には黒トナーが内蔵されるトナーコンテナ(黒トナー容器)27が手前方向に着脱可能に配設されている。
【0031】
次に、前記した各ユニットの引き出し方法を説明する。前カバー15を開くと、二次転写ローラ13が中間転写体12から離間した下方に下がる。中間転写ユニット22に配置された中間転写体12は図1に示すようにレバー37が約45°に傾斜しているときは、図15に示すように中間転写体12は感光体ドラム1と接触している。
そして、図2に示すように中間転写ユニット22は、プロセスユニット21に設けられた突起21mと嵌合して位置決めされる開口部22dを有し、両者が嵌合することによって、プロセスユニット21に対する中間転写ユニット22の位置決めを行っている。このようにすることで、中間転写体12と感光体ドラム1との位置精度を向上させることができる。そして、レバー37が矢印方向に回動してロック部材38にロックされると前記中間転写体が感光体ドラム1から退避する。
【0032】
搬送路ユニット19は、把持部19aを把持して引き出すことができる。しかしながら、中間転写ユニット22は搬送路ユニット19によって図示しない部位が外側(前面側)から押圧されているので、搬送路ユニット19が引き出されないと、単独での引き出しは出来ない。
【0033】
また、プロセスユニット21は、中間転写ユニット22の開口部22dの近傍の面によって押圧されているので、中間転写ユニット22が引き出されないと、単独での引き出しは出来ない。また、定着ユニット14は搬送路ユニット19と一体で引き出される。
【0034】
そして、その中間転写ユニット22は搬送路ユニット19が引き出された後に引き出すことができる。また、プロセスユニット21も中間転写ユニット22を引き出した後に引き出すことができる。また、これらの各ユニットの駆動源及び駆動力伝達系の重量負担部はこれらの各ユニットのさらに奥側に配設されている。そして、前記ユニットの全てを引き出したときに生じる重量モーメントを前記装置本体側の重量負担部のほうが大きくなるように設定している。
【0035】
また、図3に示すように、搬送路ユニット19を引き出すとレジストローラ対28を上方から視認することができる。そして、図4に示すように、レジストローラ対28の上流側においては、記録紙カセット17側からの記録紙を搬送する送りローラ29、30が配設され、レジストローラ対28側に記録紙が搬送されるようにカバー32が配置されている。該カバー32は送りローラ29の回転軸心29aを中心として回動可能に構成されている。
【0036】
よって、レジストローラ対28より手前で記録紙のジャムが起こると、カバー32の操作部32aを図3上時計方向に押圧し、カバー32の上方を解放した状態を保持して図3に示すようにジャムした記録紙8を取り除くことができる。
【0037】
また、図4に示すように、中間転写体12及び感光体ドラム1上の残留トナーを削りとるクリーニング装置45、34は排出部34aから廃トナー容器33に排出可能に構成されている。尚、感光体ドラム1からの排出経路は省略する。この廃トナー容器33は、図3に示すように、搬送路ユニット19の奥側に配置されている。よって、クリーニング装置34は削りとった残留トナーをスクリュー搬送して排出部34a側に搬送される。
【0038】
また、排出部34aには図示しないが残留トナーの排出を防止するシャッタが配設され、該シャッタは搬送路ユニット19が引き出される動作に連動して閉鎖され、装着動作に連動して廃トナー容器33への排出通路が開成するように構成されている。
【0039】
この廃トナー容器33は、図5に示すように廃トナー容器33を係合保持するレバー35の時計方向の傾動によって係合保持が解除され、着脱自在に構成されている。そして、蓋33bは、搬送路ユニット19が装置本体に装着されているときは保持部33cに吸着保持され、搬送路ユニット19が引き出されたときは、廃トナー取り入れ口33aからの廃トナーのこぼれ落ちを防止するために廃トナー取り入れ口33aを遮蔽するものであり、廃トナー取り入れ口33a、蓋33bの裏面、及び保持部33cには係合用の突起が植設されている。
【0040】
搬送路ユニット19が引き出された後には把持部22aを把持して図2に示すように、中間転写ユニット22を引き出すことができる。引き出された中間転写ユニット22は中間転写体12の上方が解放された状態にあるので、記録紙が中間転写体12に巻き込まれた際には、図6に示すように中間転写体12のフランジと一体のギア12aを逆転させてジャムした記録紙8を引き抜くことができる。
【0041】
中間転写ユニット22を画像形成装置側に装着する際には、図7に示すように、把持部22bを持って、上方奥側に配設されたローラ22c、22cを装置本体側のガイドレール36a、36bに乗せて、中間転写ユニット22を装置本体の奥に向かって押すことにより装置本体に装着することができる。また、搬送路ユニット19が中間転写ユニット22のガイドレールとなるようにしても良い。
【0042】
次に、トナーコンテナの着脱方法を説明する。図8において、トナーコンテナ24、25、26、27ともに下面にトナー供給口が設けられ、該供給口にはトナーがこぼれ落ちるのを防止するシャッタ部材(不図示)がトナーコンテナの挿入動作に連動して、挿入動作完了前から前記シャッタ部材の開成が始まり挿入完了でシャッタ部材の開成が終了するように構成されている。
【0043】
黒色のトナーコンテナ27は、前面から押し下げできるように上下動可能な解除部材27bが設けられ、該解除部材27bの上面には、板バネで形成され、反り上がってトナーコンテナ27の上面から若干突出した先端部を有したロックバネ27aが設けられ、筐体23の右上に設けられたコンテナ収容室23aに挿入可能に形成され、前記ロックバネ27aがコンテナ収容室23a内の係合部(不図示)と係合してトナーコンテナ27の抜け落ちを防止している。
【0044】
トナーコンテナ27のコンテナ収容室23aへの装着が完了すると、図4に示すように、トナーコンテナ27のトナー供給口が配管40の入口(不図示)に対面し黒色トナーの供給が行われるように構成されている。尚、該配管のなかにはモータ41によって回転してトナーを搬送するスクリュウーフィーダ(不図示)が設けられている。そして、この配管40はプロセスユニット21が装置本体に装着状態においては現像器7のトナー受け入れ口7c(図4、図13)と連結している。
【0045】
図8において、プロセスユニット21には、現像器と一体となったトナーコンテナ収容部が、イエロートナーコンテナ収容部21a、マゼンタトナーコンテナ収容部21b、シアントナーコンテナ収容部21cとして設けられている。
【0046】
尚、それぞれのトナーコンテナには、黒色トナーコンテナ27と同じように、前面から押し下げできるように上下動可能な解除部材24b、25b、26bが設けられ、該解除部材24b、25b、26bの上面には、板バネで形成され、反り上がってトナーコンテナ24、25、26の上面から若干突出した先端部を有したロックバネ24a、25a、26aが設けられ、プロセスユニット21に設けられたコンテナ収容室21a、21b、21cに挿入可能に形成され、前記ロックバネ24a、25a、26aがコンテナ収容室21a、21b、21c内の係合部(不図示)と係合してトナーコンテナ24、25、26の抜け落ちを防止している。
【0047】
トナーコンテナ(24、25、26)のコンテナ収容室(21a、21b、21c)への装着が完了すると、トナーコンテナのトナー供給口(不図示)が各現像器の入口(不図示)に対面しトナーの供給が行われるように構成されている。よって、前カバー15を開成することによって、各トナーコンテナを容易に交換することができる。そして、その際にはトナーコンテナ側のシャッタ部材がトナーコンテナの引き出し操作に応じて自動的にトナー供給口を閉鎖するのでトナー漏洩して周囲を汚すことがない。
【0048】
図9はプロセスユニット21を引き出した状態を示す。このプロセスユニット21の一部位(不図示)が、中間転写ユニット22の一部位(不図示)に、装着状態で奥側から当接しているので、搬送路ユニット19を引き出した状態では、プロセスユニット21の把持部21dを持ってひきだすことは可能である。
【0049】
しかしながら、その際には中間転写ユニット22をともに引っ張ることとなり、負荷が大きくなり、中間転写ユニット22を引き出した後にプロセスユニット21を引き出すことが望ましい。
【0050】
図10はプロセスユニット21に対してイエロー色の現像ユニット4の着脱方法を示す図であり、現像ユニット4の両端部に設けられたガイドピン4a、4aを、プロセスユニット21の内側に設けられたガイド溝21e、21eに挿入することにより装着される。
【0051】
図11はプロセスユニット21に対してマゼンタ色の現像器5を着脱方法を示す図であり、現像ユニット5の両端部に設けられたガイドピン5a、5aを、プロセスユニット21の内側に設けられたガイド溝21f、21fに挿入することにより装着される。
【0052】
図12はプロセスユニット21に対してシアン色の現像ユニット6を着脱方法を示す図であり、現像ユニット6の両端部に設けられたガイドピン6a、6aを、プロセスユニット21の内側に設けられたガイド溝21g、21gに挿入することによって装着される。
【0053】
図13はプロセスユニット21に対して黒色の現像ユニット7を着脱方法を示す図であり、前記現像ユニット4、5、6とは反対側に、現像ユニット7の両端部に設けられたガイドピン7a、7a、7b、7bを、プロセスユニット21の内側に設けられたガイド溝21j、21j、21k、21kに挿入することによって装着される。
【0054】
また、図14に示すように、搬送路ユニット19の搬送ベルト9の下流側に定着ユニット14が着脱可能に配設されている。この定着ユニット14には定着ローラ42(図15)と歯車連結して該定着ローラ42を回動させるダイアル43(図3)が配設されている。このダイアル43は手動で回転させるものであり、装置本体奥側の定着ユニット14の端部に設けられている。よって、搬送路ユニット19が引き出されないときは、定着ローラ42に記録紙がジャムしていても、その記録紙を手動搬送することはできない。
【0055】
本実施の形態においては、図示しない搬送経路に記録紙センサが設けられ、記録紙の正常搬送を監視している。そして、記録紙がジャムしたことを検出すると、搬送路ユニット19(定着ユニット14も含む)と他の部分とにまたがって記録紙が停止しないように強制送り(強制戻しでも可)を行った後に記録紙搬送を停止する。
【0056】
例えば、中間転写体12に記録紙が巻き付いたときは、その時点で記録紙の搬送を停止しないで、強制送りを行い中間転写体12にさらに巻き付かせて停止する。また、搬送路ユニット19の受入部や排出部で搬送路ユニット19以外の部分にもまたがって記録紙がジャムした際には、その時点で停止しないで、強制送りを行い、搬送路ユニット19に、または搬送路ユニット19外に完全に記録紙を送った後に停止する。よって、記録紙がジャムした際には、一つのユニットを取り出した際にジャムした記録紙が破れることを防止できる。
【0057】
したがって、定着ユニット14で記録紙がジャムした場合は、前記ダイアル43が前カバー側に設けてあると、せっかく本体の排出側に強制送りを行ったものが、使用者が該ダイアル43にふれて逆送りが行われ、本体の排出側と搬送路ユニット19との間に記録紙がまたがってしまう。それに対して搬送路ユニット19を引き出した後に、前記ダイアル43を回動できるようにすれば、搬送路ユニット19の引き出しの際に、ジャムした記録紙が破れず、引き出した後に、ダイアル43で定着ユニット14に挟まれた記録紙を取り出すことができる。
【0058】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明は、筐体内に格納される各ユニットを同じ方向に引き出し可能に構成したので、メンテナンスが容易となる。そして、前記搬送路ユニットを引き出すことにより他のユニットの引き出しが可能となるように構成することによって、ジャム処理などで一番引き出し頻度が多い搬送路ユニットが先に引き出し可能であるためにメンテナンスが容易であり、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る前カバーを開けた状態を示す斜視図である。
【図2】 搬送路ユニットと中間転写ユニットの引き出し状況を説明する説明図である。
【図3】 搬送路ユニットを引き出した状態を示す説明図である。
【図4】 画像形成装置内部の要部の概略図である。
【図5】 廃トナー容器の説明図である。
【図6】 中間転写ユニットの説明図である。
【図7】 中間転写ユニットを装置本体側に装着する説明図である。
【図8】 トナーコンテナの着脱操作を説明する説明図である。
【図9】 プロセスユニットを引き出した状態を示す説明図である。
【図10】 現像ユニットの着脱方法を説明する説明図1である。
【図11】 現像ユニットの着脱方法を説明する説明図2である。
【図12】 現像ユニットの着脱方法を説明する説明図3である。
【図13】 現像ユニットの着脱方法を説明する説明図4である。
【図14】 定着ユニットの着脱方法を説明する説明図である。
【図15】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
14 定着ユニット
19 搬送路ユニット
21 プロセスユニット
22 中間転写ユニット
23 筐体
Claims (10)
- 筐体内に格納される各ユニットを同じ方向に引き出し可能に構成した画像形成装置において、
感光体とともに該感光体の潜像を現像する複数の現像ユニットを有したプロセスユニットと、
前記感光体上のトナー像が転写される中間転写体を有する中間転写ユニットと、
前記中間転写体のトナー像が転写される記録紙を搬送する搬送路ユニットとを引き出すことにより、各ユニット着脱部と前記筐体内とが露出するように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送路ユニットを引き出すことにより他のユニットの引き出しが可能となることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記他のユニットは、記録紙搬送方向上流側より順次引き出し可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記現像ユニットのそれぞれは、独自の色トナー用トナーコンテナと連結し、該それぞれのトナーコンテナは、前記筐体から前記プロセスユニットを引き出すことなく前記各ユニットと同じ方向に着脱可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記トナーコンテナの少なくとも一つは、前記筐体に配置され、他は前記プロセスユニットに配置されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体および/または感光体上の残留トナーを回収して収納する廃トナー容器を前記プロセスユニットと異なるユニットに取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体および/または感光体上の残留トナーを回収して収納する廃トナー容器を前記搬送路ユニットの記録紙搬送路から外れた引き出し方向奥側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体は前記中間転写ユニットによって前記感光体と離接可能に設けるとともに、前記中間転写ユニットの位置基準部位を前記プロセスユニットに設け、前記中間転写ユニットが所定位置に収納された際に前記基準位置部位に嵌合して位置決めがされることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記搬送路ユニットの搬送路下流側に定着ユニットを配置し、該定着ユニット内の定着ローラと連結して該定着ローラを手動回転可能な操作手段を、装置本体の奥側に配設したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 筐体内に格納される各ユニットを同じ方向に引き出し可能に構成した画像形成装置において、
感光体とともに該感光体の潜像を現像する複数の現像ユニットを有したプロセスユニットと、該感光体上のトナー像が転写される中間転写体を有する中間転写ユニットと、該中間転写体のトナー像が転写される記録紙を搬送する搬送路ユニットとを引き出し可能に構成するとともに、
これらの各ユニットの駆動源となるモータ駆動ユニットを含めた駆動力伝達系の装置本体内の重量負担部を前記ユニット引き出し側と反対側に設け、
前記ユニットの全てを引き出したときに生じる重量モーメントを前記装置本体側の重量負担部のほうが大きくなるように設定したことを特徴とする画像形成装置。
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