JP7299072B2 - 粉体回収容器及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

粉体回収容器及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、粉体排出部の排出口から排出される粉体を収容する粉体回収容器及びそれを備えた複写機、複合機、プリンタ装置等の画像形成装置に関する。
粉体回収容器は、一般的に、粉体排出部を備える装置に着脱可能に取り付けられる。例えば、画像形成装置では、粉体回収容器は画像形成部の粉体排出部に取り付けられ、粉体排出部から排出される廃トナー及び/又は廃現像剤を粉体回収容器内に回収する。そして、粉体回収容器内が回収された粉体で満杯になると、画像形成装置は操作部等に粉体回収容器が満杯になったことを表示するので、操作者(ユーザー又はサービスマン)は、粉体で満杯になった粉体回収容器を画像形成装置から取り外し、新しく空の粉体回収容器を画像形成装置の粉体排出部に取り付ける。
このように使用される粉体回収容器には、粉体排出部から粉体回収容器内に粉体を落下させて回収するタイプが多い。そのため、粉体回収容器内に落下した粉体は山形に積み上がる。また粉体回収容器が粉体で満杯になった状態の判断は、粉体回収容器内の所定の高さに設けられたセンサーが粉体を検知した時点とすることが多いので、粉体回収容器内にまだ粉体で満たされていない空間があるにも関わらず、粉体回収容器が粉体で満杯になったと、誤って判断してしまう虞がある。あるいは、粉体回収容器を画像形成装置に取り付けた後、所定の交換時期に満たない状態であるにも関わらず、回収した粉体が山形の頂点部から粉体回収容器の外へ溢れてしまう虞がある。これらは、装置の小型化のために粉体回収容器の容積を小さくすると、より顕著になる。
従って、粉体回収容器の容積を有効活用するために、粉体を粉体回収容器内に均一に積み上げて回収することが望まれている。言い換えると、画像形成装置が粉体の満杯を検知したときの回収粉体の量を増やすことで、粉体回収容器の粉体収容効率を向上させることが望まれている。
この点に関し、特許文献1には、像担持体からの除去物を流入させる複数の流入口を有する回収容器内に回転部材(粉体均し部材)を配置し、この回転部材の軸方向の粉体搬送力が、各流入口の位置と対応する領域において大きくなるように構成し、該流入領域以外の領域において、軸方向と直交又は略直交する方向に除去物を拡散させる拡散面部を有する構成が開示されている。
特開2012-58583号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、回転部材が有する螺旋形状部材が、流入口の直下に配置されることと、外径が廃トナーボトルの大きさに対して小さいため、流入領域以外の領域に拡散面部を設けても、廃トナーボトルの隅まで除去物を均一に積み上げて収容することは困難である。つまり、粉体回収容器の容積を有効活用するには限度があり、粉体の満杯が検知されたときの粉体の満杯量を確実に増やすことができない。すなわち、粉体回収容器の所望の粉体収容効率を得ることができない。
そこで、本発明は、粉体の満杯が検知されたときの粉体の満杯量を確実に増やすことができ、これにより、粉体回収容器の粉体収容効率を向上させることができる粉体回収容器及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次の第1態様から第4態様の粉体回収容器及び画像形成装置を提供する。
(1)第1態様の粉体回収容器
本発明に係る第1態様の粉体回収容器は、粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材とを備え、前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、前記内羽根は、前記回転軸部の回転軸線方向において、前記受入れ口の位置と対応する前記回転軸部の位置に配置されることを特徴とする。
(2)第2態様の粉体回収容器
本発明に係る第2態様の粉体回収容器は、粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材とを備え、前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、前記粉体収容室は、複数の前記受入れ口を有し、前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向において、前記複数の受入れ口の位置とそれぞれ対応する位置に前記内羽根を有することを特徴とする。
(3)第3態様の粉体回収容器
本発明に係る第3態様の粉体回収容器は、粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材とを備え、前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、前記粉体排出部は、所定の搬送方向に搬送する搬送手段により搬送されてきた前記粉体を前記排出口から排出するものであり、前記排出口は、前記回転軸部の中心と前記外羽根の前記回転軸部側の端部の中心位置とを結ぶ仮想直線が水平状態にあるときに、前記回転軸部の中心と前記外羽根の前記中心位置との間の領域の上方に配置されることを特徴とする。
(4)第4態様の粉体回収容器
本発明に係る第4態様の粉体回収容器は、粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材とを備え、前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、前記回転軸部は、前記回転軸部から該回転軸部の径方向に延伸された複数の支持部と、前記複数の支持部の先端部に前記回転軸部と平行又は略平行に架設された腕部と、を有し、前記外羽根は、前記腕部に配置され、前記腕部は、前記回転軸部の径方向と直交する方向に所定の長さをもつ壁部を有し、前記外羽根は前記壁部の前記回転軸部の径方向の外側に配置され、前記内羽根は、前記壁部の前記回転軸部の径方向と直交する方向に、前記壁部より外側に突出していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係る第1態様から第4態様までの何れか1つの粉体回収容器を備えたことを特徴とする。
本発明によると、粉体の満杯が検知されたときの粉体の満杯量を確実に増やすことができ、これにより粉体回収容器の粉体収容効率を向上させることが可能となる。
本実施の形態に係る画像形成装置を正面より見た概略断面図である。 図1に示す画像形成装置を正面側の斜め上方から見た斜視図である。 図1に示す画像形成装置の開閉扉を開放して画像形成装置本体から粉体回収容器を取り外した様子を正面側の斜め上方から見た斜視図である。 図3に示す粉体回収容器が画像形成装置本体の駆動部に取付けられた状態を背面側から見た斜視図である。 粉体回収容器において粉体均し部材が設けられていない場合での粉体排出部の排出口から落下した粉体の様子を示す断面図である。 図5Aに示す粉体回収容器を側面から見た断面図である。 粉体回収容器の粉体の回収状態を正面側の斜め上方から見た斜視図である。 粉体排出部が粉体回収容器における挿入室内に挿入されていない状態を示す側面側の斜め上方から見た斜視図である。 粉体排出部が粉体回収容器における挿入室内に挿入された状態を示す側面側の斜め上方から見た斜視図である。 粉体収容室における粉体均し部材を左側面側の斜め上方から見た斜視図である。 粉体収容室における粉体均し部材を右側面側の斜め上方から見た斜視図である。 粉体収容室における粉体均し部材の左右方向の一方側部分を切断した状態を示す斜視図である。 粉体回収容器を正面側から見た断面図である。 粉体回収容器の一部を側面側から見た断面図である。 図8A及び図8Bに示す粉体均し部材を回転方向に回転させた状態を示す斜視図である。 粉体均し部材の一部を示す背面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100を正面より見た概略断面図である。図2は、図1に示す画像形成装置100を正面側の斜め上方から見た斜視図である。また、図3は、図1に示す画像形成装置100の開閉扉101を開放して画像形成装置本体110から粉体回収容器200を取り外した様子を正面側の斜め上方から見た斜視図である。図1において、粉体回収容器200は図示を省略している。図において、符号Xは左右方向を、符号Yは奥行方向を、符号Zは上下方向(鉛直方向)をそれぞれ表している。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、用紙等のシートPに対して多色及び単色の画像を形成するカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、原稿読取装置90により読み取られた画像データ、又は、外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理を行う。なお、画像形成装置100は、他の形態のカラー画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置であってもよい。
画像形成装置100は、原稿読取装置90と、画像形成装置本体110とを備えている。画像形成装置本体110には、画像形成部102とシート搬送系103とが設けられている。
画像形成部102は、露光ユニット1、複数の現像ユニット2BK,2C,2M,2Y、静電潜像担持体として作用する複数の感光体ドラム3~3、複数の感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Y、複数の帯電装置5~5、中間転写ベルト装置6、ベルトクリーニング装置4T、複数のトナーカートリッジ21~21及び定着ユニット7を備えている。また、シート搬送系103は、給紙トレイ81、排出ローラ31及び排出トレイ14を備えている。ここで、BK,C,M,Yは、それぞれ、黒色、シアン、マゼンタ、イエローを意味する。中間転写ベルト装置6は、中間転写ローラ65~65及び中間転写ベルト61を備えている。中間転写ローラ65~65は、中間転写ベルト61の内側に設けられている。中間転写ベルト61は、所定の周回移動方向Mに周回移動する。中間転写ローラ65~65は、感光体ドラム3~3の表面に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61の周回移動に伴い従動回転しつつ中間転写ベルト61に重ねて転写する。
画像形成装置本体110の上部には、図示しない原稿の画像を読み取るための原稿読取装置90が設けられている。原稿読取装置90は、原稿が載置される原稿載置台92を備えている。原稿載置台92は、透明ガラスからなっている。また、原稿載置台92の上側には原稿読取装置90が設けられる。原稿読取装置90で読み取られた原稿の画像は、画像データとして画像形成装置本体110に送られ、シートP上に画像が記録される。
画像形成装置本体110にはシート搬送路W1が設けられている。給紙トレイ81は、シートPをシート搬送路W1に供給する。シート搬送路W1は、シートPを転写ローラ10及び定着ユニット7を経て排出トレイ14に導く。定着ユニット7は、シートP上に形成されたトナー像をシートPに加熱定着する。シート搬送路W1の近傍には、ピックアップローラ11a、複数の搬送ローラ12a~12a、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7におけるヒートローラ71及び加圧ローラ72、排出ローラ31が配設されている。
画像形成装置100では、給紙トレイ81にて供給されたシートPは搬送ローラ12a~12aを経てレジストローラ13まで搬送される。次に、シートPはレジストローラ13によりシートPと中間転写ベルト61上のトナー像とを整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、転写ローラ10によりトナー像がシートP上に転写される。その後、シートPは定着ユニット7におけるヒートローラ71及び加圧ローラ72に通過し、搬送ローラ12a,12a及び排出ローラ31を経て排出トレイ14上に排出される。シートPの表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、シートPは排出ローラ31から反転シート搬送路W2へ逆方向に搬送される。シートPは反転搬送ローラ12b~12bを経てシートPの表裏を反転してレジストローラ13へ再度導かれる。そして、シートPは、表面と同様にして、裏面にトナー像が形成されて定着された後、排出トレイ14へ向けて排出される。
現像ユニット2BK,2C,2M,2Yは、トナー及びキャリアを主成分とする2成分現像剤により感光体ドラム3~3上の静電潜像を現像する。
感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Yは、中間転写ローラ65~65にてシートPに転写されずに中間転写ベルト61上に残った残留トナーを廃トナーとして収集し、回転駆動される搬送スクリュー42(後述する図5B、図6、図7A、図7B、図9B参照)により粉体回収容器200に搬送する。ベルトクリーニング装置4Tは、2次転写装置11にてシートPに転写されずに中間転写ベルト61上に残った残留トナーを廃トナーとして収集し、回転駆動される搬送スクリュー42により粉体回収容器200に搬送する。
画像形成装置100は、トナーカートリッジ21~21及び粉体回収容器200が画像形成装置本体110に着脱可能とされている。粉体回収容器200は、画像形成装置本体110に着脱可能に設けられている。画像形成装置100では、トナーカートリッジ21~21から供給されるトナーにより画像形成部102で画像を形成(印刷)する一方、画像形成部102から排出される粉体(廃トナー及び/又は廃現像剤、この例では廃トナー)を粉体回収容器200に回収する。
粉体回収容器200は、画像形成装置本体110において奥行方向Yの一方側Y1(この例では正面側、操作側)に設けられている。粉体回収容器200は、感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Y及びベルトクリーニング装置4Tから送られてきた廃トナーを収容する。感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Y及びベルトクリーニング装置4Tは、それぞれ、粉体が排出される粉体排出部41BK,41C,41M,41Y,41Tを備えている。
図3に示すように、粉体回収容器200は、画像形成装置本体110に対して奥行方向Yの一方側Y1(この例では正面側)に取り外され、奥行方向Yの他方側Y2(この例では背面側)に取り付けられる。粉体回収容器200は、画像形成装置本体110から排出される粉体を収容する。
(粉体回収容器)
次に、本実施の形態に係る粉体回収容器200について図4から図10Bを参照しながら以下に詳しく説明する。
<第1実施形態>
図4は、図3に示す粉体回収容器200が画像形成装置本体110の駆動部170に取付けられた状態を背面側から見た斜視図である。図5Aは、粉体回収容器200において粉体均し部材220が設けられていない場合での粉体排出部41~41の排出口41a~41aから落下した粉体Fの様子を示す断面図である。図5Bは、図5Aに示す粉体回収容器200を側面から見た断面図である。また、図6は、粉体回収容器200の粉体Fの回収状態を正面側の斜め上方から見た斜視図である。図5A、図5B及び図6に示す図では、一部断面を含んでおり、開閉部材210等は図示を省略している。図7Aは、粉体排出部41が粉体回収容器200における挿入室201内に挿入されていない状態を示す側面側の斜め上方から見た斜視図である。図7Bは、粉体排出部41が粉体回収容器200における挿入室201内に挿入された状態を示す側面側の斜め上方から見た斜視図である。図7A及び図7Bに示す斜視図では、一部断面を含んでいる。図6、図7A及び図7Bにおいて、感光体クリーニングユニット4BKから排出される粉体Fを粉体回収容器200が回収する回収構成を示しているが、他の感光体クリーニングユニット4C,4M,4Y及びベルトクリーニング装置4Tについても同様であり、図6、図7A及び図7Bに示す回収構成に代表させて示している。粉体排出部41BK,41C,41M,41Y,41Tは、以下の説明及び図面では、単に粉体排出部41~41という。
粉体回収容器200は、粉体排出部41~41が挿入室201~201に挿抜される構成とされている。粉体回収容器200は、挿入室201~201に挿入された粉体排出部41~41の排出口41a~41aから排出される粉体Fを収容する。
粉体回収容器200は、挿入室201~201と、粉体収容室202と、受入れ口203~203と、開閉部材210~210(図4、図7A、図7B参照)とを備えている。
挿入室201~201は、粉体回収容器本体200aの粉体排出部41~41と対応する位置にそれぞれ設けられている。挿入室201~201は、粉体排出部41~41が挿入される入口部201a~201aを有している。
粉体収容室202は、粉体排出部41~41の排出口41a~41aから落下する粉体Fを回収する。粉体収容室202は、挿入室201~201の下方に隣接されている。受入れ口203~203は、粉体排出部41~41の排出口41a~41aから排出される粉体F~Fを粉体収容室202に落下させる開口である。
粉体回収容器200は、感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Yから送られてきた粉体F~F(廃トナー)をそれぞれ受入れ口203~203から粉体収容室202に落下させて収容する。また、粉体回収容器200は、ベルトクリーニング装置4Tから送られてきた粉体F(廃トナー)も受入れ口203から粉体収容室202に落下させて収容する。
粉体収容室202には、粉体均し部材220(図6、図7A、図7B参照)及び被検知部230(図4参照)が設けられている。画像形成装置本体110には、粉体均し部材220を駆動する駆動源140(駆動モータ)と駆動伝達手段150と(図4参照)が設けられている。粉体均し部材220は端部がギヤ151と係合しており、粉体回収容器200が画像形成装置本体110に取り付けられると、ギヤ151は駆動源140の回転力を伝える駆動伝達手段150に接続される。そして、粉体均し部材220は、駆動伝達手段150からの回転力を受けて所定の回転方向R(図6、図8A、図8B参照)に回転駆動される。これにより、粉体均し部材220は、粉体収容室202内に収容された粉体Fを均すことができる。
図4に示す被検知部230は、粉体収容室202に収容された粉体Fの量を画像形成装置本体110が検知するためのものである。被検知部230は、粉体収容室202内の粉体Fの量が少ないときは左右方向Xの一方型X1へ退避しているが、粉体収容室202内の粉体Fの量の増加に伴って左右方向Xの他方側X2へ移動し、粉体収容室202内の粉体Fの量が所定値以上になると左右方向Xの多方側X2への移動が停止し左右方向Xの多方側X2へ突出した状態となる。詳細な説明は省くが、この被検知部230の移動は、粉体均し部材220とギヤ151の間に配置され、粉体均し部材220が回転する時に粉体収容室202内の粉体Fから受ける力が大きくなると左右方向Xの他方側X2へ移動する移動部材240(図10B)の動きと連動して行われる。画像形成装置100は、被検知部230のこの移動を検知する検知部160(粉体検知部)を備えている。検知部160は、被検知部230による光学的変化を検知する光センサーとされている。この例では、検知部160は、発光部161と受光部162とを備えている。検知部160は、発光部161と受光部162との間の被検知部230の有無を検知する。
検知部160は、発光部161と受光部162との間に被検知部230が存在していないときにその旨を知らせる第1信号(ON信号)を制御部300(図1参照)に送信する。また、検知部160は、発光部161と受光部162との間に被検知部230が存在しているときにその旨を知らせる第2信号(OFF信号)を制御部300に送信する。これにより、制御部300は、粉体回収容器200が粉体Fで満杯に近づいた満杯間近時期を検出(認識)することができる。制御部300は、満杯間近時期を検出すると、満杯間近時期からシートPの印刷枚数をカウントする。制御部300は、満杯間近時期を検出した後も粉体均し部材220を回転駆動させる。制御部300は、満杯間近時期からのシートPの印刷枚数が所定の限度枚数になったときに(粉体Fが満杯になったとみなしたときに)、画像形成装置本体110の印刷動作を停止もしくは禁止する。本実施例では、上述した機構によって粉体回収容器200の満杯を検知したが、粉体収容室202の所定の高さに設けたセンサーの粉体検知タイミングで検知してもよい。
挿入室201~201の入口部201a~201aには、粉体排出部41~41の外周部を覆うシール部材270~270(図4参照)が設けられている。シール部材270~270は、例えば、多孔質の樹脂材料、発泡樹脂材料を用いることができる。
開閉部材210は、挿入室201内に粉体排出部41の挿抜方向Sに沿った開閉方向Tに移動可能に設けられている。そして、粉体排出部41が挿入室201内に挿入されたときに、粉体排出部41が開閉部材210を開放方向T2に押して移動させるので受入れ口203が開放され、排出口41aと受入れ口203とが連通する。
粉体回収容器200は、付勢部材280(圧縮コイルバネ)(図7A参照)を備えている。付勢部材280は、開閉部材210を閉塞方向T1に向けて開閉部材210を付勢する。そのため、粉体排出部41が挿入室201にない状態では、開閉部材210は付勢部材280の付勢力によって閉塞方向T1に移動し受入れ口203を閉塞する。
ところで、図5A及び図5Bに示すように、粉体回収容器200において粉体均し部材220が設けられていない場合、粉体排出部41の排出口41aから落下した粉体Fは粉体回収容器200の粉体収容室202内に山形に積もる。すなわち、粉体収容室202内に落下した粉体Fは、排出口41aの直下に積み上がっていくので、粉体Fの高さは周囲より高くなる。従って、粉体収容室202内に落下した粉体Fのうち、排出口41aと排出口41aとの間にある粉体Fの高さh1が、排出口41aの直下にある粉体Fの高h2さよりも低くなる。そうすると、粉体収容室202内の所定高さの位置に検知部(図示なし)を設けた場合、粉体収容室202内に粉体Fを収容できるスペースが未だあるにも拘わらず、粉体Fが満杯になったことを示す満杯検出(満杯間近時期の検出)を行ってしまうことが起こりうる。つまり、粉体回収容器200の内部のスペース(粉体収容室202)を有効活用することができず、粉体回収容器200の粉体収容効率(粉体Fの満杯量/粉体収容室202の収容容量)が低下してしまう。
この点、本実施の形態に係る粉体回収容器200は、次のような構成となっている。図8A及び図8Bは、粉体収容室202に設けられる粉体均し部材220を左側面側及び右側面側の斜め上方から見た斜視図である。図8Cは、粉体均し部材220の左右方向Xの一方側X1部分を切断した状態を示す斜視図である。図8A及び図8Bにおいて、ギヤ151等は図示を省略している。図9Aは、粉体回収容器200を正面側から見た断面図である。図9Bは、粉体回収容器200の一部を側面側から見た断面図である。図10Aは、図8A及び図8Bに示す粉体均し部材220を回転方向Rに回転させた状態を示す斜視図である。また、図10Bは、粉体均し部材220の一部を示す背面図である。
粉体均し部材220は、回転軸部221と、外羽根222と、内羽根223とを有している。回転軸部221は、粉体収容室202内に回転可能に支持されている。外羽根222は、回転軸部221に回転軸部221の径方向Eに回転軸部221とは間隔をおいて、回転軸線Q方向に沿って設けられている。外羽根222は、回転軸部221の周方向に1個所又は複数個所(この例では2個所)に設けられる。外羽根222が回転軸部221の周方向に複数個所に設けられる場合には、外羽根222は、回転軸部221の周方向において均等に配設されることが好ましい。内羽根223は、回転軸部221に、回転軸線Q方向に沿って設けられる。内羽根223は、回転軸部221の周方向に1個所又は複数個所(この例では2個所)に設けられる。内羽根223も同様に回転軸部221の周方向に複数個所に設けられる場合には、内羽根223は、回転軸部221の周方向において均等に配設されることが好ましい。また、外羽根222と内羽根223は、回転軸線Q方向において同じ位置に配置してもよいし、回転軸線Q方向に沿ってそれぞれ所定長さで配置してもよい。
本実施の形態によれば、粉体Fが粉体収容室202に配置された粉体均し部材220の回転軸部221の位置近くまで積み上がると、内羽根223と外羽根222とによって、回転軸部221付近と回転軸部221から径方向Eに所定距離離れた位置とで積もった粉体Fを崩して均すことができる。つまり複数の位置で効果的に積もった粉体Fを均すことができる。特に、外羽根222は、回転軸部221から径方向Eに所定距離離れて配置されるため、周方向の移動速度が内羽根223より速い。そのため、外羽根222と内羽根223の周方向移動速度の差によって積もった粉体Fにせん断力が働き、より効果的に粉体Fを崩して均すことができる。更に、外羽根222は、回転軸部221から径方向に所定距離離れて配置されるため、粉体収容室202の内壁により近づいた位置で粉体Fを崩すことができる。そのため、粉体収容室202内に積み上がった粉体Fの高さを奥行方向Yにより均一にすることができる。つまり粉体回収容器200の内部のスペースを有効活用することができる。従って、粉体Fの満杯が検知されたときの粉体Fの満杯量を確実に増やすことができ、これにより、粉体回収容器200の粉体収容効率を向上させることができる。特に効率的に積もった粉体Fを崩して均すことができるので、粉体均し部材220の回転速度を遅く設定することもできる。その際は、より出力の小さい、つまり小型の駆動源140を採用することができ、これにより、駆動源140の小型化を実現させることができる。また、効果的に粉体Fを崩して均すことができるので、粉体均し部材220の回転軸部221から受入れ口203までの距離h3(図9A参照)を短くすることができる。つまり距離h3が短くても、受入れ口203の直下に積みあがった粉体を安定して崩して均すことができる。これにより、粉体回収容器200の小型化を実現させることができる。
また、粉体収容室202の空間を更に有効に使用するために、制御部300が満杯に近づいた満杯間近時期を検知しても、画像形成動作を禁止せず、満杯間近時期を検知してから所定の画像形成回数の間だけは、粉体均し部材220の回転駆動を継続し、画像形成動作を継続するように制御してもよい。
このように制御する場合、粉体均し部材220は既に積み上がった粉体Fに埋もれているが、粉体均し部材220の上方で、受入れ口203に向かって更に積もっていく粉体Fを、下方から粉体均し部材220によって効果的に崩して均すことができる。よって、粉体収容室202内の粉体均し部材220の位置から受入れ口203位置までの間の空間を更に有効活用できるようになる。つまり、より小型化を図ることができるようになる。
<第2実施形態>
本実施の形態において、内羽根223は、回転軸部221の回転軸線Q方向において、受入れ口203と対応する位置に配置される。受入れ口203は、粉体排出部41の排出口41aと対応する位置に配置されているので、排出口41aから排出された粉体Fは、内羽根223が配置された粉体収容室202の位置に積み上がる。そのため内羽根223が効率的に積み上がった粉体Fを崩して均すことができる。詳しくは、内羽根223は、図9Aに示すように、回転軸部221の回転軸線Q方向において排出口41aから排出された粉体Fが落下する回転軸線Q方向の落下位置に位置している。また、回転軸部221は、図9Bに示すように、回転軸部221の回転軸線Q方向(左右方向X)及び上下方向Zの双方に直交する幅方向(奥行方向Y)において排出口41aから排出された粉体Fが落下する幅方向の落下位置に位置している。なお、幅方向の落下位置は、この例では、排出口41aの直下ではなく、搬送スクリュー42により所定の搬送方向Gに搬送される粉体Fの勢いによって放物線状の落下奇跡(図9B参照)を考慮した位置である。
本実施の形態において、内羽根223と外羽根222は、回転軸部221に対して周方向の異なる位置に配置される。言い換えると、内羽根223と外羽根222の回転軸部221に対する配置方向、すなわち回転軸部221の径方向Eは、互いに交差(直交又は略直交)しており、図9Bに示す回転位置での粉体均し部材220では、外羽根222は、幅方向(奥行方向Y)に、内羽根223は、上下方向Zに立設されている。こうすることで、内羽根223と外羽根222とで交互に粉体Fを均すことができる。
これにより、粉体収容室202内に積み上がった粉体Fを内羽根223及び外羽根222によって効果的に崩すことができる。
本実施の形態において、内羽根223は、回転軸部221の回転軸線Q方向に対して傾斜している。こうすることで、粉体収容室202内に積み上がった粉体Fを回転軸線Q方向に対して傾斜した内羽根223により粉体Fを崩し易くすることができる。内羽根223の傾斜角度θ1(図8C、図10B参照)としては、0度~30度、積極的に粉体Fを回転軸線Q方向に移動させる場合は10度~30度を例示できる。この例では、内羽根223の傾斜角度θ1は、25度とされている。
本実施の形態において、内羽根223は、回転軸部221を間にして相反する位置に設けられた一対の内羽根223a,223bである。一対の内羽根223a,223bのうち一方の内羽根223aと他方の内羽根223bとが交差している(図8C参照)。こうすることで、粉体収容室202内に積み上がった粉体Fを内羽根223における一方の内羽根223aと他方の内羽根223bとで交互に異なる方向に掻き落とすことができ、これより粉体Fをさらに崩し易くすることができる。
本実施の形態において、回転軸部221は、断面から視て十字形状の十字羽根221a(図6、図9B参照)を有している。十字羽根221aのうち、一方の羽根221a1は内羽根223に沿って立設され、他方の羽根221a2の少なくとも内羽根223に対応する位置には外側に延出した延出部224(図6、図7A、図7B、図8A~図8C参照)が設けられている。こうすることで、粉体Fが粉体均し部材220以上に積もりかけても十字羽根221aにより粉体Fを効果的に崩すことができる上、延出部224により粉体Fをさらに効果的に崩すことができる。
本実施の形態に係る粉体均し部材220は、複数の支持部225~225と、一対の腕部226,226とを備えている。複数の支持部225~225は、回転軸部221から回転軸部221の径方向Eに延伸されている。一対の腕部226,226は、複数の支持部225~225の先端部にそれぞれ架設されている。外羽根222は、一対の腕部226,226にそれぞれ設けられている。こうすることで、複数の支持部225~225及び一対の腕部226,226により外羽根222を回転軸部221に確実に設けることができる。具体的には、一対の腕部226,226、外羽根222及び内羽根223は、板状に形成されている。図8Cに示すように、腕部226の中心と回転軸部221の回転軸線Qとを結ぶ仮想直線α(図8C参照)と一対の腕部226,226とのなす角度φ1、及び、仮想直線αと内羽根223とのなす角度φ2は、何れも90度又は略90度である。また、十字羽根221aのうち、他方の羽根221a2は、仮想直線αに沿っている。
本実施の形態において、一対の腕部226,226(226a),(226b)は、図6に示すように、平行又は略平行に複数の支持部225~225に架設されている。こうすることで、外羽根222を回転軸部221に回転軸部221の径方向Eに回転軸部221とは間隔をおいて設ける構成を容易に実現させることができる。この例では、一方の腕部226aと回転軸部221の回転軸線Qとの間の距離L1(図10B参照)と、他方の腕部226bと回転軸部221の回転軸線Qとの間の距離L2(図10B参照)とは等しい又は略等しい。
本実施の形態において、内羽根223は、図9Bに示すように、粉体均し部材220を回転軸部221の回転軸線Q方向から見たときに腕部226(外羽根222)よりも外側に突出している。こうすることで、粉体収容室202内に積み上がった粉体Fを内羽根223により効果的に崩すことができる。つまり、内羽根223は、支持部225(外羽根222)から所定の距離δ(図10A参照)だけ飛び出しているので、図10Aに示すように、外羽根222が粉体収容室202の上方に掻き上げた粉体Fが、内羽根223から所定の距離δだけ飛び出した部分近くに落下するので、更に均し効果が大きくできる。
<第3実施形態>
本実施の形態において、粉体排出部41は、所定の搬送方向Gに搬送する搬送手段(搬送スクリュー42)により搬送されてきた粉体Fを排出口41aから排出するものである。図9Bに示すように、排出口41aは、回転軸部221の回転軸線Qと外羽根222の回転軸部221側端部の中心とを結ぶ仮想直線αが水平状態にあるときに、回転軸部221の回転軸線Qと粉体Fの搬送方向Gの上流側に位置する外羽根222(図9Bに示す例では222a)とを結ぶ領域の上方に位置している。こうすることで、粉体排出部41の排出口41aから排出された粉体Fを内羽根223と外羽根222の間に確実に落下させることができる。具体的には、排出口41aの水平方向の設置範囲である第1領域β1は、回転軸線Qと外羽根222(222a)の回転軸部221側端部中心位置とを結ぶ仮想直線αが水平状態にある時の回転軸線Qと外羽根222(222a)の回転軸部221側端部中心位置との間の領域である第2領域β2内に含まれる。本実施の形態において、外羽根222は、回転軸部221の径方向Eにおいて一対の腕部226,226の外側に設けられているので、排出口41aの水平方向の設置範囲である第1領域β1は、回転軸線Qと腕部226(226a)の中心位置とを結ぶ仮想線が水平状態にある場合の回転軸線Qと腕部226(226a)の中心位置との間の領域内にあってもよい。
以上のように構成することで、粉体Fが粉体収容室202内の回転軸部221と外羽根222の間の位置に山形に積み上がるので、内羽根223と外羽根222とで積み上がった粉体Fを効率よく崩して均すことができるようになる。
ところで、本実施の形態のように、回転軸線Q方向に複数並設された粉体排出部41~41の各排出口41a~41aから排出される粉体Fを粉体回収容器200に回収する場合、粉体回収容器200の粉体収容室202内において回転軸線Q方向の複数個所で粉体Fが積み上がる。
この点、本実施の形態において、外羽根222は、回転軸部221の回転軸線Q方向に複数形成されている。こうすることで、粉体回収容器200内において粉体Fが回転軸線Q方向の複数個所で積もりかけても回転軸線Q方向に複数形成された外羽根222~222により粉体Fを確実に崩すことができる。
<第4実施形態>
ところで、回転軸線Q方向に並設された複数の粉体排出部41~41のうち両端部に配設された粉体排出部41(41BK,41T)の排出口41a,41aから排出される粉体Fの両端部排出量は、中央側の粉体排出部41(41C,41M,41Y)の排出口41a~41aから排出される粉体Fの中央側排出量よりも大きいことがある。そうすると、回転軸線Q方向に両端部で粉体Fが積もり易い。
この点、本実施の形態において、複数の外羽根222~222は、粉体Fが回転軸線Q方向における中央位置に流れるように形成されている。こうすることで、両端部排出量が中央側排出量よりも大きくても粉体Fが回転軸線Q方向における中央位置に流れるように形成された複数の外羽根222~222により粉体Fを均すことができる。
本実施の形態において、複数の外羽根222~222は、少なくとも一部が回転軸線Q方向における中央位置を基準にして回転軸部221の回転方向Rの上流側から下流側に向けて開くように回転軸線Q方向に対して傾斜している。こうすることで、粉体Fが回転軸線Q方向における中央位置に流れるように形成される複数の外羽根222~222の構成を容易に実現させることができる。外羽根222の傾斜角度θ2(図8C参照)としては、0度~25度、積極的に粉体Fを回転軸線Q方向に移動させる場合は10度~25度を例示できる。この例では、外羽根222の傾斜角度θ2は、20度とされている。
本実施の形態では、図8A及び図8Bに示すように、一方の腕部226aにおける外羽根222~222のうち、回転軸線Q方向における中央部の2つの外羽根222,222が逆方向に(上流側から下流側に向けて閉じるように)回転軸線Q方向に対して傾斜している。
本実施の形態において、内羽根223は、回転軸線Q方向に複数形成されている。こうすることで、回転軸線Q方向に粉体Fが複数個所に積もりかけても回転軸線Q方向に複数形成された内羽根223~223により粉体Fを確実に崩すことができる。
本実施の形態において、複数の内羽根223~223は、粉体Fが回転軸線Q方向における中央位置から外れた非中央位置に流れるように形成されている。こうすることで、内羽根223~223により粉体Fを合流させる位置を外羽根222~222により粉体Fを合流させる位置とは異ならせることができ、これにより、粉体Fを効果的に均すことができる。
本実施の形態において、複数の内羽根223~223は、非中央位置を基準にして回転軸部221の回転方向Rの上流側から下流側に向けて開くように回転軸線Q方向に対して傾斜している。こうすることで、粉体Fが回転軸線Q方向における非中央位置に流れるように形成される複数の内羽根223~223の構成を容易に実現させることができる。
本実施の形態において、複数の内羽根223~223は、複数の粉体排出部41~41の排出口41a~41aから排出された粉体Fがそれぞれ落下する位置に位置している。こうすることで、粉体回収容器200内において粉体Fが回転軸線Q方向の複数個所で粉体均し部材220以上に積もりかけても複数の内羽根223~223により粉体Fをさらに確実に崩すことができる。
本実施の形態において、内羽根223と外羽根222が配置される回転軸線Q方向領域のそれぞれは、図10Bに示すようにオーバーラップしている。言い換えると外羽根222が配置される回転軸線Q方向の位置は、内羽根223が配置される回転軸線Q方向の第3領域γと一部で重なる。こうすることで、内羽根223と外羽根222とがオーバーラップした粉体収容室202内の回転軸線Q方向における領域で粉体Fを効果的に均すことができる。具体的には、外羽根222の回転軸線Q方向における一端部222aが内羽根223の回転軸線Q方向における第3領域γ内に位置している。これによって、オーバーラップした領域に積み上がった粉体Fを回転方向上流側にある外羽根222が崩して回転軸線Q方向側に移動させた後、引き続いて内羽根223で回転軸線Q方向に移動させることができるので、効果的に積み上がった粉体Fを崩して均すことができる。
本実施の形態において、図10Bに示すように、回転軸部221の回転軸線Q方向における外羽根222の長さL3は、回転軸線Q方向における内羽根223の長さL4より長い。こうすることで、回転軸線Q方向において外羽根222の均し領域よりも小さい内羽根223の均し領域で粉体Fを均すことができ、内羽根223の余分な均し領域を省くことができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 画像形成装置
110 画像形成装置本体
140 駆動源
150 駆動伝達手段
151 ギヤ
160 検知部
161 発光部
162 受光部
200 粉体回収容器
200a 粉体回収容器本体
201 挿入室
201a 入口部
202 粉体収容室
203 受入れ口
210 開閉部材
220 粉体均し部材
221 回転軸部
221a 十字羽根
221a1 一方の羽根
221a2 他方の羽根
222 外羽根
223 内羽根
224 延出部
225 支持部
226 腕部
226a 一方の腕部
226b 他方の腕部
230 被検知部
300 制御部
41 粉体排出部
41a 排出口
42 搬送スクリュー
4BK 感光体クリーニングユニット
4C 感光体クリーニングユニット
4M 感光体クリーニングユニット
4Y 感光体クリーニングユニット
4T ベルトクリーニング装置
E 径方向
F 粉体
G 搬送方向
Q 回転軸線
R 回転方向
S 挿抜方向
T 開閉方向
T1 閉塞方向
T2 開放方向
X 左右方向
Y 奥行方向
Z 上下方向

Claims (11)

  1. 粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、
    前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、
    前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、
    前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材と
    を備え、
    前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、
    前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、
    前記内羽根は、前記回転軸部の回転軸線方向において、前記受入れ口の位置と対応する前記回転軸部の位置に配置されることを特徴とする粉体回収容器。
  2. 粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、
    前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、
    前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、
    前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材と
    を備え、
    前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、
    前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、
    前記粉体収容室は、複数の前記受入れ口を有し、
    前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向において、前記複数の受入れ口の位置とそれぞれ対応する位置に前記内羽根を有することを特徴とする粉体回収容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の粉体回収容器であって、
    前記内羽根と前記外羽根は、それぞれ前記回転軸線方向に所定の長さを有し、
    前記回転軸部は、前記回転軸線方向に複数の前記外羽根を有することを特徴とする粉体回収容器。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1つに記載の粉体回収容器であって、
    前記内羽根と前記外羽根は、前記回転軸部の周方向の異なる位置に配置されることを特徴とする粉体回収容器。
  5. 請求項1から請求項までの何れか1つに記載の粉体回収容器であって、
    前記粉体排出部は、所定の搬送方向に搬送する搬送手段により搬送されてきた前記粉体を前記排出口から排出するものであり、
    前記排出口は、前記回転軸部の中心と前記外羽根の前記回転軸の中心位置とを結ぶ仮想直線が水平状態にあるときに、前記回転軸部の中心と前記外羽根の前記中心位置との間の領域の上方に配置されることを特徴とする粉体回収容器。
  6. 粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、
    前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、
    前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、
    前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材と
    を備え、
    前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、
    前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、
    前記粉体排出部は、所定の搬送方向に搬送する搬送手段により搬送されてきた前記粉体を前記排出口から排出するものであり、
    前記排出口は、前記回転軸部の中心と前記外羽根の前記回転軸部側の端部の中心位置とを結ぶ仮想直線が水平状態にあるときに、前記回転軸部の中心と前記外羽根の前記中心位置との間の領域の上方に配置されることを特徴とする粉体回収容器。
  7. 請求項1から請求項6までの何れか1つに記載の粉体回収容器であって、
    前記内羽根と前記外羽根は、それぞれ前記回転軸線方向に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする粉体回収容器。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか1つに記載の粉体回収容器であって、
    前記回転軸部は、前記回転軸部から該回転軸部の径方向に延伸された複数の支持部と、前記複数の支持部の先端部に前記回転軸部と平行又は略平行に架設された腕部と、を有し、
    前記外羽根は、前記腕部に配置されることを特徴とする粉体回収容器。
  9. 請求項8に記載の粉体回収容器であって、
    前記腕部は、前記回転軸部の径方向と直交する方向に所定の長さをもつ壁部を有し、前記外羽根は前記壁部の前記回転軸部の径方向の外側に配置され、
    前記内羽根は、前記壁部の前記回転軸部の径方向と直交する方向に、前記壁部より外側に突出していることを特徴とする粉体回収容器。
  10. 粉体排出部の排出口から排出される粉体を回収する粉体回収容器であって、
    前記排出口から排出される粉体を受入れる受入れ口と、
    前記受入れ口の下部に設けられた前記粉体を収容する粉体収容室と、
    前記粉体収容室内の前記粉体を均す粉体均し部材と
    を備え、
    前記粉体均し部材は、前記粉体収容室内に回転可能に支持された回転軸部を有し、
    前記回転軸部は、前記回転軸部の回転軸線方向に配置された内羽根と、前記回転軸部の径方向に該回転軸部とは間隔をおいて、前記回転軸線方向に配置された外羽根と、を有し、
    前記回転軸部は、前記回転軸部から該回転軸部の径方向に延伸された複数の支持部と、前記複数の支持部の先端部に前記回転軸部と平行又は略平行に架設された腕部と、を有し、
    前記外羽根は、前記腕部に配置され、
    前記腕部は、前記回転軸部の径方向と直交する方向に所定の長さをもつ壁部を有し、前記外羽根は前記壁部の前記回転軸部の径方向の外側に配置され、
    前記内羽根は、前記壁部の前記回転軸部の径方向と直交する方向に、前記壁部より外側に突出していることを特徴とする粉体回収容器。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか1つに記載の粉体回収容器を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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