JP3483087B2 - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP3483087B2
JP3483087B2 JP06990996A JP6990996A JP3483087B2 JP 3483087 B2 JP3483087 B2 JP 3483087B2 JP 06990996 A JP06990996 A JP 06990996A JP 6990996 A JP6990996 A JP 6990996A JP 3483087 B2 JP3483087 B2 JP 3483087B2
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成システムに関
し、さらに詳しくは、画像形成に用いられる現像剤の供
給および回収機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成システムの一つに、電
子写真複写方式がある。この方式を用いた装置として
は、複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置等の画
像形成装置がある。電子写真複写方式は、一様帯電され
た像担持体をなす感光体上に露光あるいは光書込み等に
よって静電潜像を形成し、この静電潜像を、例えば磁性
キャリアとトナーとを混合した二成分系現像剤あるいは
トナーのみからなる一成分系現像剤により可視像処理し
た画像を記録紙等に転写して複写物を得るようになって
いる。
【0003】可視像処理に用いられる現像剤は、可視像
処理が継続されることによって消費量が増え、供給され
る際の濃度が低下してくる。上記した現像剤のうち、二
成分系現像剤の場合には、トナーの量が経時的に減少
し、現像剤中でのトナー濃度が低下し、希望する画像濃
度が得られなくなる。そこで、画像濃度の低下を抑える
ために、現像剤中でのトナー濃度が所定値以下になる
と、トナーを補給して現像剤中でのトナー濃度を安定し
た状態に維持することが行なわれている。
【0004】現像装置に付設されているトナー補給部
は、一定量の補給用トナーを収容し、現像剤中でのトナ
ー濃度の変化に応じてトナーを現像剤中に補給するよう
になっている。しかし、現像装置に設置されているトナ
ー補給部は、装置の大型化を防止するために比較的小型
化されているのが現状である。このため、トナー補給部
内に収容されていたトナーがなくなると、一例として、
現像装置内に装備されているトナー補給部を外部に取り
出し、トナー補給部の交換を行なうようになっている。
【0005】トナー補給部の交換に際しては、稼働状態
にある画像形成装置を一旦停止させるので、交換作業お
よび装置の再起動に要する時間が画像形成に直接作用し
ない無駄な時間となる。このような事態を防止して画像
形成装置の稼働中断時間を短くすることが考えられてい
る。このような意図で提案されているものに、現像装置
に比較的大量の補給トナーを収容可能なトナー貯溜部を
設け、このトナー貯溜部と現像装置とを接続し、トナー
補給部でのトナーの残量に応じてトナーを補給する補給
部を設けた構成がある(例えば、特開昭61ー1885
64号公報)。上記公報記載の構成では、現像装置内部
に現像処理部とトナー補給部とをパイプにより接続し、
パイプ内に配置されているコイルスクリューによって現
像処理部に向けトナーを移送するようになっている。ま
た、コイルスクリューとは異なる移送形式として、現像
装置内に対し、トナーの重力を利用して落下させて現像
処理部に向けトナーを導入させる構成や、コイルスクル
ューを用いないで空気にを用いてトナーを気流搬送する
構成(例えば、本願出願人の先願にかかる特願平7ー1
65442号)がある。さらに加えて、トナー貯溜部を
画像形成装置内部ではなく、現像装置と別体で画像形成
装置外部に設置し、その両者間を内部に搬送スクリュー
を配置したパイプなどの連結部材によって接続してトナ
ー貯溜部から現像装置に向けトナーを移送する構成もあ
る(例えば、特開平4ー198966号公報)。
【0006】画像形成装置では、可視像を転写した後、
感光体上に残留しているトナーを除去するためのクリー
ニング装置が設けられている。クリーニング装置は、感
光体表面に当接するクリーニングブレードを有し、この
クリーニングブレードにより、感光体表面に残留してい
るトナーを掻き取るようになっている。
【0007】近年、資源の有効利用が求められるように
なってきており、トナーにおいても同様に再利用するこ
とが求められてきている。そこで、クリーニング装置に
より回収されたトナーを再度トナーの補給部に移送する
機構が要望されている。このような要望に答えるため
に、次のような構成を準備することが考えられる。クリ
ーニング装置内に回収トナーの排出部を設け、このトナ
ー排出部と、これと別体で設置されているトナー貯溜部
あるいは現像装置までの間をパイプにより連結し、その
パイプ内に搬送スクリューを設けた構成、あるいは、ク
リーニング装置内の回収トナーの排出部の近傍に、回収
トナー貯溜部を設け、主として、回収トナーを重力によ
って回収トナー貯溜部内に落下させる構成等である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現像剤の補給に用いら
れる従来の構成では、いずれも画像形成装置に設置され
ている現像装置に付属させて設けられているために、現
像部が占める画像形成装置内での設置スペースが大きく
なり、装置の大型化および複雑化が否めない。装置が大
型になったり複雑になると、画像形成装置の設置スペー
スにも問題が生じ、トナー貯溜部の交換などのメンテナ
ンスにおいても、操作性が悪く、さらには、メンテナン
スを行なうことに伴う、装置の不稼働時間が多くなると
いう問題がある。特に、複数の画像形成装置を対象とし
た場合、画像形成装置の不稼働時間は、メンテナンスに
要する時間に比例するので、メンテナンスの対象である
トナー貯溜部が大型であるとその分、手間がかかること
になり、複写のための稼働率が低下してしまう結果とな
る。
【0009】トナー貯溜部に収容されるトナーは、供給
される際に作用する移動力が過大になると、機械的なス
トレスが大きく発生しやすくなる。特に、トナー同士を
圧縮する力が強い場合には、圧縮熱による熱融着が発生
してトナーを凝集させてしまう。この現象はブロッキン
グと称され、トナーの搬送性を悪化させる原因となる。
さらにこのような現象に加えて、トナーの破粋や帯電特
性の低下等も同時に発生しやすくなり、現像装置で用い
られるトナーとしての特性が不適性となる虞がある。
【0010】ところで、補給のためあるいは回収のため
にトナーを移送する際には、例えば、パイプとこのパイ
プ内に配置されている搬送スクリューとが用いられる場
合でいうと、搬送スクリューによる移送距離を極力短く
することが求められる。なぜならば、移送距離が長くな
ると、それだけ搬送スクリューに要求される回転トルク
を大きくしなければならず、これによって駆動部を含む
装置の大型化してしまうからである。しかも、移送路の
形態として、なるべく直線あるいは直線に近い曲率半径
を有することが搬送性を悪化させない上で必要となり、
これによって、移送路の設置箇所や設置条件が限定され
てしまうことになる。さらに、クリーニング装置内から
トナーを回収する場合には、回収されたトナーを貯溜す
るための箇所がクリーニング装置でのトナー排出部より
も水平方向において下側に位置していることが求められ
る。なぜならば、回収されるトナーは、落下しやすくな
ればそれだけ円滑に貯溜されるからである。この結果、
トナー貯溜部の構成も限定されてしまい、画像形成装置
内でのスペースの有効利用が行えないという不具合があ
る。
【0011】トナーを回収する場合には、回収されたト
ナーの貯溜量を多くしてそのトナーを再度現像装置に供
給する回数を少なくしてメンテナンスに要する労力を軽
減させることが好ましい。しかし、この要求を実現する
には、トナー貯溜部も大容量としなければならず、これ
により、画像形成装置の大型化は免れなくなる。しか
も、トナー貯溜部を画像形成装置と別に設置した場合に
は、その間の移送路を含めて画像形成装置とトナー貯溜
部との2ヵ所に対してメンテナンスが必要となり、トナ
ー補給作業とトナー回収作業に関する操作性が悪いとい
うことにもなる。
【0012】回収されたトナーを貯溜するために用いら
れる部材は、回収されたトナーを補給部に補充するだけ
の機能をもち、所謂、使い捨てのものであることが多
い。これにより、保管コストや製造コスト延いてはメン
テナンスの際に一々準備することが必要となる。この結
果、在庫管理が必要となったり、在庫のために多く製造
しなければならないという問題が発生してしいまい、コ
スト面や操作性において効率のよいものであるとはいえ
ないのが現状である。
【0013】本発明の目的は、上記従来の画像形成シス
テムにおける問題に鑑み、画像形成装置の設置スペース
が大きくなるのを防止するとともに、稼働効率およびメ
ンテナンス効率を低下させることがない画像形成システ
ムを提供することにある。
【0014】本発明の別の目的は、複数の画像形成装置
を用いた場合の稼働効率を低下させないですむ画像形成
システムを提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、画像形成装置の設置
スペースを大きくすることなく、現像後の未利用現像剤
の回収が可能な画像形成システムを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
像担持体上に形成された原稿内容に応じた静電潜像を現
像装置により可視像処理し、その可視像を記録材に転写
することにより画像複写を行なう画像形成装置を複数備
えた画像形成システムにおいて、上記複数の各画像形成
装置間での現像装置に対する共通の現像剤供給源を各画
像形成装置とは独立して単一で設け、各画像形成装置の
現像装置との間が、各現像装置への現像剤移送方向を切
り換え可能な分配手段を備えた現像剤移送手段によって
接続され、上記現像剤は、上記現像剤供給源から上記分
配手段を介して上記現像装置内に向けて気流搬送される
際に、気流が螺旋運動しながら下降し現像剤中のトナー
が重力によりトナーのみを分離された状態で上記現像装
置に設けられているトナー補給部に導入されることを特
徴としている。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項記載の画
像形成システムにおいて、上記現像剤移送手段は、少な
くとも、上記現像剤の移送方向を切り換え可能な分配手
段から供出される側に位置するフレキシブルな部材を備
えていることを特徴としている。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項記載の画
像形成システムにおいて、上記現像剤供給源は、貯溜し
ている現像剤を吐出部に向け移動させる移動手段を備え
ていることを特徴としている。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項記載の画
像形成システムにおいて、上記現像剤移動手段は、回転
することにより軸方向に上記現像剤を移動させるロータ
を備えたスクリューポンプと、上記スクリューポンプに
より移動する現像剤を拡散させた状態で流動させるため
の空気供給手段と、を具備していることを特徴としてい
る。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項記載の画
像形成システムにおいて、上記現像装置は、その一部が
画像形成装置外部に位置するとともに、その一部に対し
て着脱可能であって、上記現像剤供給源から上記現像剤
移送手段を介して移送されてくる現像剤および空気の混
合気を現像装置内に導入可能な現像剤供給手段が配置さ
れていることを特徴としている。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1または5
載の画像形成システムにおいて、上記現像剤供給手段
は、縦方向に長手方向を設定された漏斗形状の現像剤分
離部を有し、その現像剤分離部の上部位置で横方向の断
面中心に対して偏心した位置に現像剤移送手段が連結さ
れ、現像剤分離部の下部位置に現像装置内部と連通可能
な開口が形成されて上記現像剤と空気との混合気中から
現像剤のみを収集可能であることを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項記載の画
像形成システムにおいて、上記現像剤供給手段は、上記
現像剤移送手段が連結されている位置の上部に集塵用フ
ィルタが配置されていること特徴としている。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項記載の画
像形成システムにおいて、上記現像剤供給手段は、通
常、開口を覆う習性を付与されている開閉部材を備え、
上記現像装置に装着されているときに上記開閉部材に付
与されている習性に抗して上記開口を現像装置内部と連
通可能な状態に設定されることを特徴としている。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項記載の画
像形成システムにおいて、上記開閉部材は、一方向への
揺動習性が付与され、一部に係止片が形成されている係
止部材と、 上記係止部材の揺動支軸が挿通され、一部
に現像剤供給手段の下部位置を装着するための開口部が
形成されている現像剤供給手段支持部材と、上記係止部
材の揺動支軸と一体化されて係止部材と連動可能に設け
られていて、一部に上記現像剤供給手段の開口部に連通
可能な現像剤吐出部を形成されている回転可能なシャッ
ター部材と、上記係止部材の係止片が衝止可能な係合片
を有し、不動部に対して着脱可能に設けられ、不動部に
装着された時に上記係合片が上記係止片を衝止する位置
に位置決めされるストッパ部材と、を具備していること
特徴としている。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項1乃至4
のうちの一つに記載の画像形成システムにおいて、現像
装置内での現像剤濃度および補給現像剤の残量を検出す
る濃度検出手段および上記現像剤供給源内での現像剤の
残量検出手段と画像形成装置の電源スイッチが入力側に
接続され、上記現像剤濃度に応じて現像剤の補給制御を
実行する画像形成装置側の制御部から補給用現像剤の残
量検出信号が入力されるとともに、現像剤供給源での現
像剤残量検出信号が入力され、画像形成装置側での補給
現像剤の残量不足が検出された時点で現像剤供給源に現
像剤が残っている場合に限って、現像剤供給源の現像剤
移送方向切り換え用分配手段および現像剤移動手段の駆
動部ならびに空気供給手段の駆動部への駆動信号を出力
する制御部を備えていることを特徴としている。
【0026】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の画像形成システムにおいて、上記制御部は、空気供給
手段を他の駆動部と独立して制御することを特徴として
いる。
【0027】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の画像形成システムにおいて、上記制御部は、画像形成
装置の始動時には、空気供給手段を他の駆動部よりも先
に駆動し、画像形成装置の停止時には、空気供給手段を
他の駆動部よりも後で停止させることを特徴としてい
る。
【0028】請求項13記載の発明は、像担持体上に形
成された潜像を現像装置で現像して可視像化し、該可視
像を記録材に転写し、定着することにより画像を形成す
る画像形成装置を複数備えた画像形成システムにおい
て、複数の画像形成装置に対し現像剤を供給および回収
することにより現像剤を循環させる現像剤分配・循環手
段を具備する共通の現像剤収納・循環装置を上記複数の
画像形成装置とは独立して単一で設けたことを特徴とし
ている。
【0029】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の画像形成システムにおいて、現像剤はトナーとキャリ
アを混合した2成分現像剤が用いられ、前記現像剤収納
・供給装置内に、現像剤を適正な状態に制御する現像剤
適正化手段を具備することを特徴としている。
【0030】請求項15記載の発明は、請求項13また
は14記載の画像形成システムにおいて、上記複数の画
像形成装置にそれぞれ備えられている現像手段と、上記
現像装置における現像手段に対して現像剤収納手段が
れら現像手段とは分離独立して構成された前記共通の現
像剤収納・供給装置を備え、該現像手段と現像剤収納
手段とを現像剤移送手段及び現像剤回収手段で接続し、
複数の画像形成装置の現像部に対し現像剤供給を行なう
現像剤分配・制御手段、及び複数の画像形成装置の現像
部から現像剤回収を行なう現像剤回収・制御手段を具備
したことを特徴としている。
【0031】請求項16記載の発明は、請求項13記載
の画像形成システムにおいて、現像剤収納・循環装置か
ら複数の画像形成装置の現像手段への現像剤供給は、該
現像剤収納・循環装置に具備した現像剤搬送手段にて行
ない、該現像手段から該現像剤収納・循環装置への現像
剤回収は、該現像剤収納・循環装置に具備した現像剤吸
引手段にて行なうことを特徴としている。
【0032】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の画像形成システムにおいて、前記現像剤収納・循環装
置の現像剤移送手段及び現像剤吸引手段は、回転するロ
ーターと、該ローターを包み込むように配置され、該ロ
ーターの通路を有し、該ローターと接触係合する固定さ
れたステイターとを有するスクリューポンプ手段(また
は粉体ポンプ手段)と、該現像剤を流動化させるための
空気を該スクリューポンプ手段に供給するための空気供
給手段を具備し、該現像剤移送手段の最下流部と該現像
剤回収手段の最下流部に、該現像剤移送手段より移送さ
れた現像剤あるいは該現像剤回収手段より回収された現
像剤と空気の混合気より、空気を分離し排出し、現像剤
のみ収集するための現像剤収集手段を具備したことを特
徴としている。
【0033】請求項18記載の発明は、請求項1記載
の画像形成システムにおいて、前記現像剤分配・制御手
段は、前記スクリューポンプ手段と現像剤収集手段との
中間位置に具備し、前記現像剤回収・制御手段は前記現
像手段とスクリューポンプ手段との間に具備したことを
特徴としている。
【0034】請求項19記載の発明は、請求項13記載
の画像形成システムにおいて、現像剤収納・循環装置
は、少なくとも2つ以上の画像形成装置に対し現像剤供
給及び現像剤回収するための、現像剤移送手段、現像剤
回収手段、現像剤分配・制御手段及び現像剤回収・制御
手段を駆動制御する制御手段を具備し、各画像形成装置
における現像剤の残量に応じて上記現像剤の供給および
回収のための動作制御を行うことを特徴としている。
【0035】請求項20記載の発明は、請求項19記載
の画像形成システムにおいて、記現像剤移送手段及び
現像剤回収手段の駆動制御は粉体ポンプ駆動及び空気ポ
ンプ駆動を行ない、現像剤分配・制御手段及び現像剤回
収・制御手段の駆動制御は現像剤供給切り替え手段及び
現像剤回収切り替え手段による供給方向あるいは回収方
向の選択切り換えを行うことを特徴としている。
【0036】請求項21記載の発明は、請求項13記載
の画像形成システムにおいて、現像剤収納・循環装置
は、前記各画像形成装置の前記現像手段の駆動手段の動
作の有無を前記現像剤収納・循環手段に送信する送信手
段を具備し、該送信手段により前記現像剤移送手段と前
記現像剤分配・制御手段、前記現像剤回収手段と該現像
剤回収・制御手段の駆動制御を行なうことを特徴として
いる。
【0037】請求項22記載の発明は、請求項13記載
の画像形成システムにおいて、前記各画像形成装置の前
記現像手段にトナー濃度を検知する検知手段を具備し、
現像剤収納・循環装置は、該トナー濃度検知手段からの
信号により前記現像剤移送手段と現像剤分配・制御手
段、前記現像剤回収手段と現像剤回収・制御手段の駆動
制御を行なうことを特徴としている。
【0038】請求項23記載の発明は、請求項13,1
6,17,19,22のうちの一つに記載の画像形成シ
ステムにおいて、現像剤収納・循環装置は、使用されて
いる画像形成装置の数、または前記現像剤分配切り替え
手段の切り替え状態によって、前記現像剤移送手段の移
送量及び現像剤回収手段の回収量を制御することを特徴
としている。
【0039】請求項24記載の発明は、請求項2記載
の画像形成システムにおいて、前記現像剤移送手段及び
前記現像剤回収手段は、回転するローターと、該ロータ
ーを包み込むように配置され、該ローターの通路を有
し、該ローターと接触係合する固定されたステイターと
を有するスクリューポンプ手段(または粉体ポンプ手
段)で構成され、現像剤収納・循環装置は、使用されて
いる画像形成装置の数、または前記現像剤分配切り替え
手段の切り替え状態によって、該スクリューポンプの回
転数を制御することを特徴としている。
【0040】請求項25記載の発明は、像担持体上に形
成されている静電潜像を現像装置により可視像処理し、
その可視像を記録材に転写することにより画像形成を行
う画像形成装置を複数備えた画像形成システムにおい
て、上記複数の画像形成装置とは別に独立して設置され
て現像剤を該画像形成装置毎に有する現像装置に供給す
るために共通して用いられる現像剤供給手段と、上記可
視像転写後の像担持体上から除去される残留現像剤を回
収する現像剤回収手段とを備え、上記各画像形成装置毎
に有する現像装置における現像剤の残量に応じて供給お
よび回収を制御する構成を備えたことを特徴としてい
る。
【0041】請求項26記載の発明は、請求項2記載
の画像形成システムにおいて、上記現像剤供給手段およ
び現像剤回収手段は同一位置にて設けられ、現像剤の供
給用吐出部および現像剤の回収用吐出部には、回転する
ことにより軸方向に沿って現像剤を移動させることが可
能なスクリュー状のロータを備えた粉体ポンプと、その
粉体ポンプにより移動してくる現像剤の通路上に配置さ
れ、粉体ポンプにより移動してくる現像剤を拡散させた
状態で流動させる空気供給手段と、空気供給手段から流
動してくるトナーを上記現像装置に向け移動させる接続
部材を備えていることを特徴としている。
【0042】請求項27記載の発明は、請求項2記載
の画像形成システムにおいて、上記現像剤回収手段は、
上記現像剤供給手段の一部に対して着脱可能に設けられ
ている現像剤収納部材を備え、その現像剤収納部材が上
記現像剤供給手段に対して回収した現像剤を供出可能で
あることを特徴としている。
【0043】請求項28記載の発明は、請求項2記載
の画像形成システムにおいて、上記現像剤収納部材は、
上記現像剤供給手段の容量に対して1/10乃至1/5
の容量が設定されていることを特徴としている。
【0044】請求項29記載の発明は、請求項25また
は26記載の画像形成システムにおいて、上記現像剤回
収手段には、現像剤の移送に用いられる空気を抜くため
の脱気部材が設けられていることを特徴としている。
【0045】請求項30記載の発明は、請求項29記載
の画像形成システムにおいて、上記脱気部材は、上記現
像剤回収手段に有する上記現像剤収納部材に対して着脱
可能に設けられることを特徴としている。
【0046】
【0047】
【実施例】以下、図面に示した実施例により本発明の詳
細を説明する。図1は、請求項1乃至13記載の発明に
よる画像形成システムの概念を示すブロック図である。
図1において画像形成システムは、複数の画像形成装置
100に対する現像剤の補給機能を備えた現像剤供給源
に相当するトナー供給部101を各画像形成装置100
と独立した単一のものを準備し、そのトナー供給部10
1によって各画像形成装置100における現像装置のト
ナー補給を集中管理するようになっている。
【0048】上記の画像形成装置としては、図2に示す
複写機が用いられる。図2において、複写機102は、
周知の電子写真複写方式を用いるものであり、内部にド
ラム状の感光体(以下、感光体ドラムという)103を
備えている。感光体ドラム103の周囲には、矢印で示
す回転方向に沿って、電子写真複写工程を実施するため
に用いられる帯電装置104、露光装置105、現像装
置106、転写・搬送装置107、クリーニング装置1
08がそれぞれ配置されている。
【0049】露光装置105は、複写機102の上面に
設置されている原稿載置台105Aに載置されている原
稿を露光するための光源、反射鏡および結像レンズを含
む露光光学機構105Bを備え、原稿に応じた静電潜像
が感光体ドラム103上に形成されるようになってい
る。感光体ドラム103に形成された静電潜像は、現像
装置106によって可視像処理され、給紙装置109か
ら給送されてくる記録用紙Pに静電転写される。可視像
を転写された記録用紙Pは、転写・搬送装置107の近
傍に配置されている定着装置110に搬送され、定着さ
れて排出される。
【0050】給紙装置109は、異なるサイズの記録用
紙を収容することが可能な給紙カセットを複数備え、選
択されたサイズの記録用紙が給紙されるようになってい
る。図2に示す複写機102は、記録用紙Pの両面に画
像を形成するための機構を備えている。図2において、
転写・搬送装置107による記録用紙Pの搬送方向(図
示矢印方向)の下流側で定着装置110の後方には、記
録用紙の反転搬送路と定着装置110への搬送路との切
り換えを行う切り換え爪111が設けられており、その
揺動方向が選択されることにより、反転搬送路109A
への記録用紙Pの導入を許容して再度、記録用紙Pの裏
面への画像転写を行なえるようになっている。
【0051】複写機102に用いられる現像装置106
は、その構成が図3に示されている。図3おいて、現像
装置106は、トナーとキャリアとを混合した二成分系
現像剤が用いられる構成を備えており、図1に示したト
ナー供給部101からトナーを補給されるようになって
いる。
【0052】現像装置106は、現像容器106Aとト
ナー補給部106Bとで構成されており、現像容器10
6Aは、図中、矢印AOで示す方向に回転する感光体ド
ラム103の近傍に配置され、そして、トナー補給部1
06Bは現像容器106Aに搭載されている。
【0053】現像容器106Aの内部には、撹拌ローラ
106Cおよびパドルホィール106Dが設けられてお
り、撹拌ローラ106Cにより撹拌混合されて互いに逆
極性に摩擦帯電させられた磁性トナーと磁性キャリアと
からなる二成分系現像剤がパドルホィール106Dによ
って汲み上げられるようになっている。また、トナー補
給部106Bは、感光体ドラム103に供給されるトナ
ーの濃度が低下した場合に、トナー補給ローラ106B
1を矢印方向に回転させてトナーTを撹拌ローラ106
Cに向け繰り出すようになっている。なお、上記のトナ
ーTは、磁性に限らず、非磁性のものを用いることも可
能である。
【0054】パドルホィール106Dによって現像剤が
汲み上げられる位置には、感光体ドラム103に近接さ
せて2つの現像ローラ106E、106Fが設けられて
いる。現像ローラ106E、106Fは、感光体ドラム
103の回転方向に沿って上流側および下流側に配置さ
れている。現像ローラ106E、106Fは、図示しな
い駆動部により図中、反時計方向に回転可能なスリーブ
と、このスリーブの内部に固定されているマグネットロ
ーラとを主要部として備えている。このうちスリーブ
は、アルミニュームあるいはステンレス鋼等の非磁性体
で構成され、また、マグネットローラは、フェライト磁
石あるいはゴム磁石さらにはナイロン粉末とフェライト
粉末とを混練して成形した磁極を周方向に沿って複数配
置された構成を有している。
【0055】現像容器106A内において、現像ローラ
106Eの周面における任意の箇所が感光体ドラム10
3と対向する前に到達する位置には、現像ローラ106
Eに担持される磁気ブラシの層厚を規制するための金属
製部材で形成されているドクターブレード106Gが設
けられている。ドクターブレード106Gの近傍には、
延長方向一端106H1をドクターブレード106Gの
近傍に位置させ、延長方向他端106H2を撹拌ローラ
106Cの上位に位置させたセパレータ106Hが配置
されている。このセパレータ106Hにおける延長方向
他端には、回転可能な搬送スクリュー106Jが配置さ
れている。
【0056】現像容器106Aにおいては、パドルホィ
ール106Dの回転時に発生する遠心力によって現像剤
が汲み上げられ、現像ローラ106Eに向け放出され
る。放出された現像剤の一部は、図中、矢印A1で示す
ように、直接、現像ローラ106Eに供給されて現像ロ
ーラ106Eの表面に担持される。また、放出される現
像剤の残りの一部は、現像ローラ106Fに突き当たる
ことにより跳ね返ると現像ローラ106E側の磁力によ
り現像ローラ106Eの表面に担持される。現像ローラ
106Eへの現像剤の供給を現像ローラ106F側から
も行なうようにするためには、現像ローラ106Fから
の跳ね返り量を多くする目的でパドルホィール106D
の回転速度を比較的高速化し、遠心力を増大させておく
必要がある。
【0057】現像ローラ106Eに担持された現像剤
は、現像スリーブの回転に伴ってローラ表面を移動し、
ドクターブレード106Gによって層厚を規制されたう
えで、現像ローラ106Eと感光体ドラム103とが対
向する第1の現像領域D1に達する。現像領域D1に達
した現像剤は、現像ローラ106E側での磁力の作用が
弱まる位置に移動すると、現像ローラ106F側での現
像スリーブの回転およびマグネットローラからの磁力に
よって、図中、破線で示すように、現像ローラ106F
と感光体ドラム103とが対向する第2の現像領域D2
に向け移送される。現像ローラ106Fの磁力が作用し
なくなる位置で現像容器106Aの底部に落下し、再
度、パドルホィール106Dにより撹拌される。
【0058】ドクターブレード106Gによって掻き取
られた現像剤は、セパレータ106Hによってその延長
方向他端106H2に位置する搬送スクリュー106J
に向け案内され、搬送スクリュー106Jにより撹拌ロ
ーラ106C上に降り落されるようになっている。この
ため、セパレータ106Hにおける延長方向他端106
H2には、現像剤を落下させるためのスリットが撹拌ロ
ーラ106Cと対向する位置に形成されている。
【0059】現像ローラ106E、106Fに設けられ
ているマグネットローラは、現像ローラ106E、10
6F同士の最も接近している位置の間に同極同士による
反発磁界が形成できる磁極の配置を設定され、現像剤の
移送方向が現像ローラ106Fに向かう方向に強制的に
設定される。これにより、現像ローラ106E上で第1
の現像領域D1を通過した現像剤は、反発磁界の作用に
よって現像ローラ106Fに受け渡されることになる。
【0060】現像容器106A内の撹拌ローラ106C
の近傍には、トナーとキャリアとの混合比を検出するた
めのトナー濃度検出手段をなすトナー濃度センサ106
Kが配置されている。トナー濃度センサ106Kは、現
像剤中に位置するコイルのインダクタンス変化を利用し
て、現像剤中でのトナーの含有量からトナー濃度を検出
する方式が一例として用いられている。
【0061】トナー補給部106Bは、その一部が複写
機102の外部に位置している。その一部は、トナー補
給部106Bに設けられている撹拌部材106Mの軸方
向一端側が相当しており、その一端側には、図4に示す
ように、トナーの補給用開口106Lが形成されてい
る。開口106Lには、後述するトナー供給手段200
のトナー分離部200Aが着脱可能に設置されるように
なっている。図4において、符号106Nは、圧電素子
を用いた圧力センサである。圧力センサ106Nは、ト
ナー補給部106B内での補給トナーの充填圧を検知す
ることによりトナーの量を検出する。このため、圧力セ
ンサ106Nによって圧力が検出されない場合には、ト
ナー補給部106B内でのトナーの量が充分でないこと
を検出することができる。トナー補給部106Bの一部
が複写機102の外部に位置することにより、複写機1
02内で現像装置106のトナー補給に関わる構成部品
が専有する高さ方向での寸法を小さくすることができ
る。
【0062】トナー分離部200Aを含むトナー供給手
段200は、その詳細が図5乃至図8に示されている。
トナー供給手段200は、現像装置106とは別体で構
成されたユニット構造であり、トナー補給部106Bに
収容されている補給トナーが減少した際に補給するため
に用いられる。図5において、トナー供給手段200
は、漏斗形状のトナー分離部200Aを有する。トナー
分離部200Aは、後で詳しく述べるトナー供給源から
空気を用いて気流搬送されるトナーを空気と分離し、い
わゆる、サイクロン方式を利用してトナーのみを重力に
より落下させ、図3に示したトナー補給部106Bに導
入することができるホッパによって構成されている。ト
ナー分離部200Aの上部位置には、横断面の中心位置
から偏心した位置にトナー移送手段の一つをなす従側パ
イプ303A’(図5参照)の一端が連結され、下部位
置には、図7に示すように、トナー補給部106Bに連
通可能な開口200Bが形成されている。これにより、
従側パイプ303A’から圧送されてくる空気とトナー
との混合気は、図7において矢印で示すように、トナー
分離部200Aの内周壁に衝突すると、トナー分離部2
00Aの形状および従側パイプ303A’からの吐出位
置とにより、螺旋運動しながら下降し、比重の軽い空気
が上昇する一方、比重の大きいトナーのみが落下するこ
とになるので、空気とトナーとが分離される。
【0063】図7に示すように、トナー分離部200A
の上面には、空気のみを吐き出させるためのフイルタ2
01が設けられており、また、下面には、開口200B
を開閉するための開閉手段202が設けられている。フ
イルタ201により空気は減圧された状態で外部に排出
されるので、混合気中のトナーを周辺に飛散させたりす
ることがない。
【0064】図7において、開閉手段202は、係止部
材202Aと、トナー供給手段支持部材202Bと、シ
ャッター部材202Cおよびストッパ部材202Dとを
主要部として備えている。図7および図8に示すよう
に、係止部材202Aは、支軸203を支点とする揺動
部材であり、揺動端部の先端に把手202A1が、そし
て先端までの途中には、折り返された係止片202A2
がそれぞれ設けられている。係止片202A2には、支
軸203に捲装されている弦巻バネ204の一端が掛け
られている。図7において、弦巻バネ204の他端は、
トナー分離部200Aの外周壁に当接させてある。これ
により、係止部材202Aは、通常、図6において時計
方向に揺動する習性が付与されており、この習性を利用
して後述するストッパ部材202Dの係合部202D1
に向け圧接することができる。
【0065】図5乃至図7示されているトナー供給手段
支持部材202Bは、図7に示すように取り付け支持台
202B2にネジ止めされている。取り付け支持台20
2B2は、図5および図6に示すように、不動部をなす
ブラケット205に一片がネジ206によって取り付け
られるようになっている板金部材で構成されており、ブ
ラケット205に取り付けられる箇所に至る途中に折曲
げ片が形成され、その折曲げ片にストッパ部材202D
がネジ止めされて着脱できるようになっている。
【0066】図6、図7および図8において、ストッパ
部材202Dは、トナー供給手段支持部材202Bにネ
ジ止めされたときに係止部材202Aの係止片202A
2と対向して係止部材202Aの揺動を規制する係合部
202D1を備えている。
【0067】図7に示すように、トナー供給手段支持部
材202Bには、トナー分離部200Aの下部と対向す
る位置に、トナー分離部200Aの下部を装着可能な開
口が形成されており、この開口はシャッター部材202
Cにより開閉される。図8において、シャッター部材2
02Cは、支軸203と一体にされることによって係止
部材202Aとともに回転することが可能な円盤によっ
て構成されており、その一部にトナー分離部200Aの
下部位置に有する開口200B(図7参照)に連通可能
な扇形の開口202C1が形成されている。
【0068】図8に示されているシャッター部材202
Cの開口202C1は、図6に示すように、係止部材2
02Aの係止片202A2がストッパー部材202Dの
係合部202D1によって衝止された際にトナー分離部
200Aの開口200Bに対向することができるように
なっており、この状態は図7に示されている状態であ
る。これにより、トナー分離部200A内から現像装置
106のトナー補給部106Bに向けてトナーの導入が
可能となる。
【0069】一方、ストッパー部材202Dが取り除か
れることにより、係止部材202Aが自らの習性により
揺動して図6において実線で示す状態から二点鎖線で示
す状態に変化した場合には、図7に示された状態、つま
り、いままでトナー分離部200Aの開口200Bに連
通した状態に維持されていたシャッター部材202Cの
開口202C1の位置が開口200Bから外れ、これに
より開口200Bが閉じられる。開口200Bがシャッ
ター部材202Cによって閉じられると、トナー分離部
200A内が外部と遮断されるので、トナーが漏洩して
飛散したりすることが防止される。なお、図7におい
て、符号202Eは、クッション部材を示しており、こ
のクッション部材202Eは、取り付け支持台202B
1に対してシャッター部材202Cの回転を許容すると
ともにシール機能をもたせるために配置されている。
【0070】図9および図10には、トナー供給手段2
00に対してトナーと空気とを圧送するトナー供給源3
00の構成が示されている。トナー供給源300は、図
1に示すように、複数の画像形成装置に相当する複写機
102に対して独立した単一ユニットにて構成されてお
り、トナー移送手段の一つをなす従側パイプ303A’
によって各現像装置106のトナー補給部106Bと接
続されている。トナー供給源300は、各複写機102
内の現像装置106のトナー補給部106Bのトナーの
補給を集中管理することができるようになっている。図
2に示すように、画像形成装置の一つに付設されてい
る。
【0071】図9において、トナー供給源300は、シ
ール部材301を介して両側壁302が取り付けられて
いる筐体で構成されているトナー収納容器303を備え
ている。トナー収納容器303は、その上壁にトナー補
充用開口303’が形成され、側壁302の設置方向と
直角な方向の壁面の一方の底部近傍が傾斜面とされてい
る。トナー収納容器303の内部には、第1、第2の撹
拌部材304、305が縦方向に並設されており、内部
に収納されているトナーを撹拌することにより摩擦帯電
させるとともに、トナーが固化することにより生じるブ
ロッキングを防止している。
【0072】撹拌部材304および305に加えてトナ
ー収納容器303の内部には、その底部近傍にトナー移
動手段306が配置されている。トナー移動手段306
は、スクリューポンプ306Aと空気供給手段306B
とを備えている。
【0073】スクリューポンプ306Aは、図10に示
すように、側板302に取り付けられているホルダ30
6A1に装填されているステータ306A2と、ステー
タ306A2の内部に形成されている螺旋溝に係合して
いる螺旋形状のロータ306A3とで構成されている。
【0074】ロータ306A3は、ゴム等の弾性体で構
成され、その軸方向一端がトナー収納容器303内に延
長されている搬送スクリュー303Bの軸端部に一体化
されて回転することができる。このため、搬送スクリュ
ー303Bは、図9に示すように、ロータ306A3と
一体化されている側と反対側の軸端部に取り付けられた
歯車303B1を有し、その歯車306B1が駆動モー
タ307の出力軸に有する駆動歯車307Aに噛み合う
ことで回転することができるようになっている。
【0075】図10において、ロータ306A3は、駆
動モータ307の回転駆動により回転すると、外周の螺
旋部がステータ306A2内の螺旋溝内で移動すること
により、搬送スクリュー303Bの軸端部から吐き出さ
れたトナーを軸方向に移動させる。ステータ306A2
の内部には、螺旋溝に連通するトナー吐出通路306A
4が軸方向に沿って形成されており、その開口にはトナ
ー移送手段の一つをなす主パイプ303A1が連結され
ている。
【0076】主パイプ303A1には、画像形成装置の
数に見合う分岐路を内蔵している電磁式の方向切り換え
用分配弁308が接続されている。この方向切り換え用
分配弁308に有する分岐路には、図2に示した各複写
機102に有する現像装置106側との間を接続するト
ナー移送手段のうちの従側パイプ303A’が連結され
ている。方向切り換え用分配弁308には、図2に示し
た複写機102の数に対応した数の従側パイプ303
A’が接続されている。トナー移送手段を構成する主パ
イプ303A1および2つの従側パイプ303A’は、
塩化ビニール、ナイロンあるいはテフロン等が選択さ
れ、比較的フレキシブルでかつトナーに対する耐久性を
もつものが用いられる。これにより、トナー供給源30
0と複写機102内の現像装置106とは、その位置関
係がどのような状態であっても、互いに連結が可能とな
る。方向切り換え用分配弁308は、後述する制御部4
00により、トナーの移送方向が切り換えられるように
なっている。
【0077】ホルダ306A1の内周面とステータ30
6A2の外周面との間には、極小の隙間が形成されてお
り、その隙間がトナー吐出通路306A4に連通し、さ
らにその隙間には、空気の通路306A5が連通してい
る。図9に示すように、空気の通路306A5には、チ
ューブ310を介して空気供給手段であるエアポンプ3
11からの空気が供給されるようになっている。これに
より、トナー収納容器303内のトナーは、搬送スクリ
ュー303Bによってスクリューポンプ306Aのロー
タ306A3に向け搬送され、スクリューポンプ306
Aによってトナー収納容器303内から繰り出される。
しかも、その繰り出し過程においてトナーは、エアポン
プ311からの空気により拡散された状態でトナー吐出
通路306A4(図10参照)内を流動するので、主パ
イプ303A1を介して方向切り換え用分配弁308に
達し、そこで選択された分岐路を経由して従側パイプ3
03A’を通して現像装置106のトナー補給部106
Bに移送される。
【0078】駆動モータ307、方向切り換え用分配弁
308、エアポンプ311は、図11において説明する
制御部400によって駆動態位を制御されるようになっ
ている。
【0079】図11において、制御部400は、図2に
示した複写機102に装備されている画像形成用制御部
401に接続されている。図11において、2つの複写
機102に装備されている画像形成用制御部401に
は、複写機102の電源スイッチ401A、現像装置1
06(図3参照)のトナー補給部106B(図3参照)
に装備されているトナー残量センサ106N(図4参
照)および現像容器106A(図3参照)側に装備され
て現像剤中のトナー濃度を検出する濃度センサ106K
(図3参照)からの信号が入力されるようになってい
る。画像形成用制御部401では、濃度センサ106K
からの信号に応じて現像剤中でのトナー濃度が低下した
場合にトナー補給部106Bからのトナーの繰り出しを
行なうべく、図3に示したトナー補給ローラ106B1
の駆動モータおよび駆動モータからの駆動力の断接を行
なうクラッチ動作態位を設定するようになっている。さ
らに、画像形成用制御部401では、トナー補給部10
6B(図3参照)でのトナー残量検出結果に応じて、制
御部400に対し、トナーの補給が必要である場合にそ
のための信号を出力する。
【0080】制御部400は、画像形成用制御部401
からの判断結果が入力されるとともに、図9に示したト
ナー供給源300に有するトナー収納容器303内のト
ナーの有無を検出するトナー有無検出センサ402から
の信号が入力され、その信号に基づいて、図9に示した
ポンプ駆動モータ307、方向切り換え用分配弁(図1
1では、切り換え弁と表示してある)308およびエア
ポンプ311に対して駆動信号が出力するようになって
いる。
【0081】制御部400では、トナー補給部106B
(図3参照)内でのトナーの残量が所定量以下に低下し
た場合あるいはトナー補給が可能であるものの、補給動
作をそのまま継続した場合には、少数回の補給でトナー
がなくなってしまう状態に近づくことを意味するトナー
ニアエンド状態に達した場合、トナー収納容器303内
にトナーが残存している時に限ってトナー収納容器30
3からのトナーの供給にかかる部材への駆動信号を出力
する。
【0082】トナー収納容器303からのトナーの供給
が実行され、現像装置106内での補給トナーの量が所
定量に達するまでの間、上記の駆動モータ307、方向
切り換え用分配弁308およびエアポンプ311に対し
ての駆動信号の出力が継続される。さらに加えて、制御
部400では、各複写機102の始動時および停止時に
際して、エアーポンプ311を他のトナー供給に関わる
部材とは別に駆動制御するようになっている。
【0083】この理由は、図5乃至図7おいて示したト
ナー供給手段200に装備されているトナー分離部20
0Aの開口部200Bにおいてトナーが凝集してしまう
のを防止するためである。つまり、トナーを含む混合気
は、空気の供給が停止されるとトナー供給手段200に
装備されているトナー分離部200Aの開口部に向けト
ナーのみをその重力によって落下させることになる。こ
のため、開口部には落下したトナーが推積し、トナーの
凝集度合いが高まり、開口部近傍でブロッキングを生じ
て開口部200Bを塞いでしまうことになる。これによ
り、再度、トナーを供給しようとした場合には、トナー
の移送経路においてトナーの移送が堰止められてしま
い、その結果、トナー移動手段であるスクリューポンプ
306A内では、ロータに過剰な負荷がかかり、ローラ
の焼き付きによる動作不良が発生することになる。そこ
で、トナーの移動手段であるスクリューポンプの作動を
停止あるいは開始した場合、作動開始に先立ちエアポン
プ311を作動させ、また作動停止後、ある程度の時間
を以てエアポンプ311の作動を継続させてトナーの凝
集を防止する。
【0084】各画像形成用制御部401では、現像装置
106に装備されている撹拌部材を始めとする現像行程
に関与する部材の駆動モータ(図11では現像部駆動モ
ータと表示してある)およびトナー補給部106Bに装
備されているトナー補給ローラ106B1の駆動力断接
用クラッチ(図11ではトナー補給用クラッチと表示し
てある)の動作態位が設定されるようになっている。
【0085】制御部400での動作は図12に示すフロ
ーチャートに基づいて行われる。図12のフローチャー
トにおいて、図2に示した複写機102が始動されてい
るかどうかが判別され(S1)、始動された場合には、
図9に示したエアーポンプ311が作動開始され(S
2)、移送経路中でのトナーの凝集を解消する。この処
理は、後述するトナー補給部106B(図3参照)での
補給トナーの残量が不足した場合に実行することも可能
である。
【0086】図3に示した現像装置106のトナー補給
制御により補給トナーの残量が不足していることを残量
検出センサ106Nによって検出されると(S3)、ト
ナー不足をきたしている現像装置106が選択され(S
4)、次いで、トナー供給源300(図9参照)でのト
ナー残量が検出される(S5)。トナー供給源300に
おいて、トナーが残っている場合には、現像装置の選択
に応じたトナー移送経路に該当するパイプへの移送が行
なえるように、図9に示した駆動モータ307の作動開
始および切り換え用分配弁(図12では切り換え弁と表
示してある)308での方向切り換えが行なわれる(S
6、S7)。
【0087】トナー供給源300からトナー補給部10
6Bに補給トナーが補充されると、補給完了かどうかが
残量検出センサ106N(図10参照)によって検出さ
れる(S8)。補給が完了したと判断した場合には、駆
動モータ307および方向方向切り換え用分配弁308
が、エアポンプ311の停止に先立って動作を停止させ
られる(S9、S10)。エアポンプ311の動作停止
までの時間は、タイマによって計時される(S11〜S
13)。
【0088】現像装置106側での補給トナーの残量不
足が生じていない場合には、通常の濃度制御によるトナ
ー補給制御が実行され(S14)、その間、残量検出セ
ンサ106Nによる監視が行なわれる。図9に示したト
ナー供給源300に補給すべきトナーが残っていない場
合には、複写機102に設置されている操作パネルに有
する表示部にて警告表示が実行され、エアポンプ311
もある程度の時間を経過した時点で停止する(S15、
S16)。
【0089】以上のような実施例によれば、トナー供給
源300が複写機102の設置数に関係なく独立した単
一構造として用いられるので、各現像装置106にトナ
ー供給源300を設けた場合と違って、各現像装置10
6毎でトナーの残量管理を行なう必要がないので、補給
トナーの残量管理が容易となる。
【0090】また、本実施例によれば、トナー供給源3
00でトナーが残っていない場合でも、複写機102の
現像装置106内でのトナー濃度が安定している場合に
は、その現像装置106での可視像処理が中断されるこ
とがない。これにより、画像形成が可能な状態にある現
像装置での可視像処理が中断されて不良画像ができるの
を未然に防止することが可能である。
【0091】なお、上記実施例は、トナーとキャリアと
を混合した二成分系現像剤を対象として説明したが、一
成分系現像剤を対象として実施すること勿論可能であ
る。
【0092】次に、図9に示したトナー供給源300の
変形例について説明する。図13は、図9に示したトナ
ー供給源300と同様な機能を有する現像剤収納・供給
装置の構成に関する他の例を示す概略構成図である。図
13において、符号1600は現像剤収納・供給装置の
現像剤収納手段であり、この現像剤収納手段1600と
して現像剤収納容器1610が設けられており、現像剤
Tは、現像剤収納容器1610の一部に具備した開口部
1612より、導入される。
【0093】また、現像剤収納容器1610には、駆動
モータ1222により回転し、図10に示した搬送スク
リュー303Bと同じ機能を有する横搬送スクリュー1
221が設けられ、現像剤Tを確実に粉体ポンプユニッ
ト1200に移送するようになっている。粉体ポンプユ
ニット1200は、図10に示したスクリューポンプ3
06Aと同様な機能を有するスクリューポンプであり、
これはロータ1201、ステータ1202、ホルダー1
203より構成されている。ロータ1201は横搬送ス
クリュー1221の一端部と係合し、且つ横搬送スクリ
ュー1221の他端部は駆動モータ1222の回転軸と
係合している。ポンプ1200は、前述の駆動モータ1
222と横搬送スクリュー1221を介して連結された
ローター1201と、ゴム材料等の弾性体で作られてい
てローター1201を包囲した状態で固定されたステー
タ1202、このステータ1202を保持するホルダー
1203を具備している。
【0094】ステータ1202の側面とホルダー120
3の内部側面との間には、1mm程度の隙間があり、そ
の隙間は現像剤吐出口1206に連通している。現像剤
吐出口1206には、トナー通路に向け外部から空気を
吹き込むためのエアー供給口1205が接続されてい
る。
【0095】エアー供給口1205は、ファン1207
に接続されている。ファン1207は駆動モータ122
2により回転し、ファンケースの一部に設けられた空気
吐出孔1208により1〜3リットル/分程度の空気を
前述の粉体ポンプ1200に供給する。現像剤Tは空気
が吹き込まれることにより流動化が促進され、粉体ポン
プ1200での移送がより確実に行われる。
【0096】図13には、現像剤分配・制御手段として
用いられる現像剤供給切り換え手段1260が示してあ
り、この現像剤供給切り換え手段1260は、電磁バル
ブで構成された切り換え弁が用いられている。これによ
り、粉体ポンプユニット1200を通過した現像剤は、
図10に示した主パイプ303A1に相当する現像剤供
給パイプ1111を介して現像剤供給切り換え手段12
60に至り、現像剤供給切り換え手段1260により選
択された供給先、例えば、図10に示した従側パイプ3
03A’の一つに相当する現像剤供給パイプ1111a
を介して1つの複写機102(図2参照)の現像装置1
06に向けて、また、図10に示した従側パイプ303
A’の他の一つに相当する現像剤供給パイプ1111b
を介して他の複写機102の現像装置106に送られ
る。現像剤供給切り換え手段1260は、図中では2方
向へ分配するタイプを示しているが、現像剤供給を行な
うべき画像形成装置の台数に応じた数の分配数をもたせ
たものや複数個の切り換え手段を使用すればよい。
【0097】現像剤供給パイプ1111a,1111b
は、前述した従側パイプ303A’と同様に、フレキシ
ブルでかつ耐トナー性に優れた軟質塩化ビニール、ナイ
ロン、テフロン等の材質が選択されて用いられている。
複写機102側の現像装置106と現像剤収納・供給装
置を構成している現像剤収納手段1600との接続部が
フレキシブルであるので、各装置の設置時の制約が少な
くなり、設置場所の有効活用が図れ、また機械メンテナ
ンスの作業性が大幅に向上する。
【0098】次に、請求項14乃至25記載の発明によ
る画像形成システムの実施例を説明する。図14は請求
項14乃至25記載の発明による画像形成システムの別
の構成例を概略的に示すブロック図である。図14にお
いて、本実施例の画像形成システムは、複数の画像形成
装置1300a,1300b,1300c,1300d
に対して1つの現像剤収納・循環装置1500’により
現像剤の供給及び回収が行なわれ、現像剤を循環させる
ことを特徴としている。
【0099】現像剤の供給および回収によって現像剤を
循環させる現像剤収納・循環装置1500’は現像剤適
正化手段1100、現像剤移送・循環手段1200’
a、及び現像剤収納手段1600’とにより構成されて
いる。現像剤収納・循環装置1500’は、図14に示
した各画像形成装置1300a〜1300dとは別体の
装置として構成され、別位置にて独立して配置され、現
像剤を適正化し、該適正化された現像剤を選択的に画像
形成装置に供給し、さらに該画像形成装置内の余剰の現
像剤を回収する機能を有する。また、この現像剤適正化
手段1100には、新しいトナーを補給するトナー補給
ユニットが設けられている。ここで、現像剤を適正化す
るとは、トナーとキャリアの混合比を調整し、現像剤濃
度及び帯電量を適正化することが含まれる。また、現像
剤に混入した紙粉等の異物は、現像剤循環過程におい
て、図示されない異物除去手段により除去される。現像
剤適正化手段1100としては、トナー補給手段、トナ
ーとキャリアの撹拌部材、現像剤濃度検知部材1250
(図16参照)を具備する。ただし、前記の現像剤濃度
検知部材の代わりに現像後の感光体上の画像濃度を検知
する画像濃度検知部材1250’(図16参照)を用い
ても良い。また、前記異物除去手段等を付帯させること
もできる。
【0100】図14において、現像剤収納・循環装置1
500’は、各画像形成装置本体1300a〜1300
dとは別体で独立ユニットとして構成されており、現像
剤供給パイプ1111a〜1111dは、図16および
図17に示されているような各画像形成装置本体130
0a〜1300dに装備されている現像装置1110と
現像剤収納・循環装置1500’の現像剤移送・循環手
段1200’とを連結し、現像剤Tを各画像形成装置1
300a〜1300dに分配し供給する。
【0101】一方、現像剤回収パイプ1121a〜11
21dは各画像形成装置本体1300a〜1300dの
現像手段と現像剤収納・循環装置1500’の現像剤移
送・循環手段1200’とを連結し、各画像形成装置本
体1300a〜1300dの現像手段内の余剰の現像剤
を回収する。
【0102】図15には、上記の画像形成システムに用
いられる現像剤収納・循環装置の構成が示されている。
図15において、現像剤収納手段1600’として現像
剤収納部材1610’が設けられており、図14の各画
像形成装置1300a〜1300dの現像装置から現像
剤回収パイプ1121a〜1121dにより回収された
現像剤が、電磁バルブで構成されている現像剤回収切り
換え手段1270、回収管1121、粉体ポンプユニッ
ト1200’bなどからなる現像剤回収手段により、現
像剤収納部材1610’に回収され、現像剤適正化手段
1100、現像剤移送手段1200’aに導かれる。図
15中、1220は現像剤収納手段1600’の下方に
設けられている現像剤撹拌ユニットを示し、駆動モータ
1222により横搬送スクリュー1221及び撹拌部材
1224が回転し、現像剤収納部材1610’から導か
れた現像剤を撹拌する。また、トナー補給ユニット12
30には、新しいトナーTaが収納されており、現像剤
濃度検知部材1240による図示しない従来公知の現像
剤濃度検知制御回路による信号にてスクリューで構成さ
れたトナー供給部材1232が回転し、補給孔1233
より新しいトナーTaを現像剤撹拌ユニット1220に
供給する。
【0103】現像剤は横搬送スクリュー1221や撹拌
部材1224、及びトナー補給ユニット1230などよ
りなる現像剤適正化手段1100により、現像剤濃度と
帯電量の適正化が行なわれる。そしてこの適正化された
現像剤は現像剤移送手段である粉体ポンプユニット12
00’aに送られる。
【0104】粉体ポンプユニット1200’aには、前
述した構成と同様に、ロータ1201、ステータ120
2、ホルダー1203より構成されるスクリューポンプ
が用いられるが、前述の現像剤濃度検知部材1240が
具備されている他は図13に示した粉体ポンプユニット
1200と同様の構成であるため、説明を省略する。ま
た、粉体ポンプユニット1200’aを通過した現像剤
は、ポンプ部の現像剤濃度検知部材1240により、そ
の現像剤濃度が検知され、現像剤吐出口1206より排
出され、現像剤供給パイプ1111を介して現像剤供給
切り換え手段1260により複数の画像形成装置の各現
像装置に送られるが、これも図13に示した構成と同様
であるので説明を省略する。
【0105】図15において、複数の画像形成装置の各
現像装置からの余剰現像剤の一部は、各現像装置内の現
像剤回収部材及び現像剤回収パイプ1121a〜112
1d(図14参照)により各現像装置内から排出される
と同時に、現像剤回収手段である粉体ポンプユニット1
200’b内に吸い込まれることによって現像剤収納手
段1600’の現像剤収納部材1610’に回収され
る。粉体ポンプユニット1200’bは、前述の供給用
粉体ポンプ1200’aとはロータ1201’の回転方
向が逆であるため移送方向が逆(図15の右から左)で
あり、更にロータ1201’とステータ1202’が長
いため、より大きい吸い込み圧が得られるように設定さ
れている。また、現像剤回収切り換え手段1270及び
図示しない制御手段により、使用されている画像形成装
置のみ現像剤が回収されるよう、バルブが開閉するよう
に制御される。例えば、図14において画像形成装置A
(1300a)が使用中で画像形成装置B(1300
b)が使用されていない場合、現像剤回収切り換え手段
1270の現像剤回収パイプ1121a側のバルブが開
けられ、1121b側のバルブは閉まっているという具
合である。
【0106】以上のように、図15に示す現像剤収納・
循環装置では、粉体ポンプユニット1200’a、現像
剤供給管1111、現像剤供給切り換え手段1260等
からなり複数の画像形成装置の各現像装置に現像剤を移
送する現像剤移送手段と、現像剤回収切り換え手段12
70、現像剤回収管1121、粉体ポンプユニット12
00’b等からなり複数の画像形成装置の各現像装置か
らの余剰現像剤を回収する現像剤回収手段とで現像剤移
送・循環手段200’を構成したので、複数の画像形成
装置の各現像装置に対して現像剤を移送・循環すること
ができる。また、複数の画像形成装置から回収された現
像剤は現像剤収納手段1600’の現像剤収納部材16
10’に一旦収納後、重力で下方向に落ち、現像剤収納
部材1610’に設けてある補給孔1611より落下
し、適時現像剤適正化手段1100にて適正化される。
なお、現像剤収納部材1610’の容量を大きくすれば
するほど、現像剤の交換間隔が長くなることになる。ま
た、この現像剤収納部材1610’をカートリッジ化し
て着脱可能にすることは、操作性、メンテナンス性に非
常に有効である。また、現像剤収納手段1600’を現
像剤撹拌ユニット1220と別体にすることにより、現
像剤撹拌時の現像剤に対する機械的ハザード(ストレス
等)による現像剤の破砕、溶融などの悪影響を極力少な
くすることが可能となる。さらに加えて、ポンプ駆動モ
ータ1222の負荷低減、現像剤の温度上昇の低減効
果、装置の小型化効果、短時間で現像剤濃度の均一化、
帯電量の均一化が図れる。これらにより、現像装置へ供
給された現像剤は、現像剤適正化ユニットだけでなく現
像装置でも撹拌が行なわれるので、現像剤濃度の均一
化、現像剤の帯電量の均一化がより確実に行なわれるこ
とになる。従って、現像品質の安定化維持及び現像剤の
有効活用が図れ、現像剤の更なる耐久性、メンテナンス
間隔の増長が可能となる。
【0107】以上の画像形成システムにおいて、長期の
使用によりキャリアが劣化した場合には、現像剤を該現
像剤収納・循環装置から全部抜き取る必要があるが、そ
の場合には現像剤供給切り換え手段1260より供給管
1111を外してこの供給管1111の先を回収容器に
接続し、駆動モータ1222を駆動する。これにより、
劣化したキャリアを含む現像剤はほぼ上記回収容器に収
容される。上記回収容器に収容された現像剤は破棄、再
利用等、適切に措置することができる。尚、上記回収容
器に収容する作業を諸部材の交換修理等のメンテナンス
に際しても行なえば、前記諸部材に残留する現像剤がな
いので現像剤の飛散がなく、上記メンテナンスにおける
作業性が向上する。
【0108】このようにすれば、従来より行なわれてき
た、現像装置全体を機械本体より外し、更に現像装置を
解体し手動操作にて現像剤回収を行なうことに比べ、大
幅な作業効率の向上を図ることができる。また、図14
において示した現像剤収納・循環装置を構成する現像剤
収納手段1600’、現像剤移送・循環手段120
0’、現像剤適正化手段1100は、各画像形成装置の
現像装置1110とは別体でユニット化され、且つ、現
像剤供給パイプ1111a〜1111d、現像剤回収パ
イプ1121a〜1121dで連結しているだけである
ので、その設置場所の制約が少なくなり、経済的な現像
剤収容量の確保と現像剤交換の操作品質、組み付け、調
整等の生産性に対しても優れる。このようにレイアウト
上の自由度が拡大するので、トナー補給ユニット123
0についても、ユーザーのトナー補給操作が行ないやす
い位置に配置することができ、これと同様の利点を得る
ことができる。
【0109】現像剤適正化手段1100が具備するトナ
ー補給ユニット1230は、従来より行なわれている脱
着可能なトナーカートリッジ方式を用いることでトナー
補給の操作性を一層向上させることができる。その場
合、トナーカートリッジの形状は、現像装置1110に
は依存しないので、トナー補給の操作性を向上させ、ま
た容量を自由に確保でき、結果的には生産性の更なる向
上と大幅な経済効果によるコストダウンが可能となり、
またトナーの大容量化によりユーザーのメンテナンス性
が向上する。
【0110】次に、図16は、図3に示した現像装置に
関する他の構成例を示す断面図であり、該現像装置11
10と現像剤収納・循環装置1500’とにより現像装
置が構成される。図16において、感光体ドラム(便宜
上、図3に示した符号103を用いる)103の周囲に
は、現像装置1110の他、図示しない公知の帯電手
段、露光手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段
等が配置されており、従来公知の電子写真作像工程によ
って帯電、露光が行なわれ、感光体ドラム103上に静
電潜像が形成される。そしてこの静電潜像は現像装置1
110にて現像され可視像となる。ここで、現像装置1
110としては、乾式2成分現像方式を用い、さらには
磁気ブラシ現像を用いた例について述べる。
【0111】図16において、符号1101は現像スリ
ーブであり、従来公知の構成(磁石、スリーブより構成
されている)よりなる。図14、15において説明した
現像剤収納・循環装置1500’から現像剤供給パイプ
1111aにより現像装置1110に移送された現像剤
は更に現像剤供給部材1102により現像スリーブ11
01と並行に移送され、ガイド部材1103の一部に設
けられた切欠き部より現像スリーブ1101の全面に供
給される。そして、この現像剤は現像剤規制部材110
4により最適な層厚の現像剤層になされ現像に供され
る。この時、余剰の現像剤はガイド部材1103の上部
1103h及び1103kと蓋1110Bにて形成され
る導通路Rを通り規制部材1105に導かれる。そして
規制部材1105にて現像剤の一部は撹拌部材1106
に、残りは現像剤回収部材1107に導かれる。また、
現像後の現像剤は撹拌部材1106に導かれ再度現像ス
リーブ1101に運ばれる。現像剤回収部材1107に
導かれた現像剤は、本現像装置1100より現像剤回収
パイプ1121aなどの現像剤回収手段により、現像剤
収納・循環装置1500’に送られ回収される。
【0112】規制部材1105は、現像装置内での現像
剤の収納量の一定化と現像剤の更なる帯電量の安定化、
均一な現像スリーブ1101への現像剤供給化を図るも
のである。すなわち、前述の余剰の現像剤の量が多くな
ると、現像剤回収部材1107へより多くの現像剤が導
かれ、また、現像剤の量が少ないときは、撹拌部材11
06へと導かれるようになるように、規制部材1105
の形状・取り付け位置が選択されている。撹拌部材11
06により前述の如く現像剤の更なる帯電量の安定化、
均一な現像スリーブ1101への現像剤供給化が図れ
る。特に、現像剤供給部材1102での現像剤供給量が
バラついても、これを補填し安定的に現像スリーブ11
01への現像剤供給が可能となる。
【0113】なお、現像装置1110内の現像剤濃度検
知部材1250または、感光体ドラム103上のトナー
像の画像濃度の検知部材1250’は、現像剤収納・循
環装置1500’内のトナー供給を制御するために具備
されているが、前述の現像剤収納・循環装置1500’
内に設置された現像剤濃度検知部材1240の補助的な
手段として用いられる。ここで、図17において図16
に示した現像装置の斜視図を、そして図18に図17の
現像装置の要部と現像剤収集手段の断面図を示す。図1
7および図18において、現像装置1110のケース1
110Aについて説明すると、現像スリーブ1101の
幅方向両端は側板で塞がれており、一端側の側板110
1Eの一部は現像剤供給部材1102(図18参照)及
び現像剤回収部材1107(図18参照)のスクリュー
部分を収容する円孔を形成すべく円柱状に突出してい
て、この円柱状部分に形成された円孔に、現像剤供給部
材1102及び現像剤回収部材1107の各スクリュー
部がそれぞれ嵌合されている。さらに各スクリュー部の
端部軸は前記円孔を塞ぐ蓋部材1101C、1101D
により軸支されている。
【0114】これらの各円孔の中間部には、図18に示
すように、該円孔と直交する方向に、入口1112Aと
出口1112Bが設けられている。入口1112Aは、
これに直接取り付けられた後述する現像剤収集手段14
00を介して現像剤収納・循環装置1500’の現像剤
吐出口1206(図17参照)と、出口1112Bは、
同現像剤収納・循環装置1500’の現像剤流入口12
25(図17参照)と、それぞれ供給路としての現像剤
供給パイプ1111a(図17参照)、現像剤回収パイ
プ1121a(図17参照)により連結されている。
【0115】本現像装置によれば、現像装置の構成が非
常に簡易となるばかりでなく、現像装置の駆動も現像ス
リーブ及び現像剤供給・回収用のスクリューを駆動する
だけでよいので、現像装置として小型化・簡易化・低コ
スト化、高信頼性化、省電力化、メンテナンス容易化が
図れる。さらに画像形成装置全体として前述の効果が得
られることも言うまでもない。
【0116】また、現像は常に最適化された現像剤によ
り行なわれるので、現像品質が高品質でかつ安定するの
で、画像品質も高品質で安定したものとなることも言う
までもない。さらには、従来装置で問題となっている現
像装置でのトナー飛散、現像剤飛散も本実施例によれ
ば、トナー供給、現像剤撹拌動作が現像装置と別体構造
で且つ離れた箇所で行われるので、これらの問題の発生
が非常に少なくなる。従って、異常画質の発生もなく、
画像品質も安定し、かつ装置のメンテナンス間隔も長く
なり信頼性の向上が図れる。
【0117】次に、現像剤収集手段としての現像剤収集
装置1400について図18を用いて説明する。図18
において、現像剤収集装置1400は、サイクロン集塵
方式を用いて混合気中の空気とトナーとを分離させるホ
ッパー1410とホッパー1410の下部開口を開閉す
る開閉手段をなすシャッター部とで構成されている。
【0118】前述の現像剤収納・循環装置1500’よ
り移送されてきた現像剤は、空気との混合気の状態で移
送されており、このまま現像装置に供給を行なうと、空
気圧により現像剤が現像装置から吹き出し、機内汚染、
粉塵による画像損傷・異常画像の発生、安全衛生面への
危惧、等の問題を生じる。これらのトラブルを防止する
ために本現像剤収集装置は、現像剤と空気とを分離し、
現像剤だけを前述の現像装置に供給するための装置であ
る。
【0119】図18において、現像剤供給パイプ111
1aにより送られた現像剤と空気の混合気は、ホッパー
1410の上部に設けられた吸入孔1411よりホッパ
ー1410内に移送される。そしてホッパー1410の
内壁に沿って回動する。この間に、重量のある現像剤は
沈降し排出孔1412より現像装置1110に設けられ
た入口1112Aを経て現像剤供給部材1102により
現像装置1110内に供給される。
【0120】一方、空気はホッパー1410の上部に設
けられた空気排出部材1413の排出孔よりフィルタ1
414を通過し、現像剤収集装置1400外へ放出され
る。
【0121】従って、現像装置1110には、現像剤が
安定して供給されるばかりでなく、混合気は減圧される
ので、現像装置1110内からの現像剤飛散は生じな
い。
【0122】主に、現像装置での現像剤の交換や感光体
周りの装置の保守を行なう場合には、簡単にこれらの作
業を行なえるように、現像剤収集装置1400はユニッ
ト化されている。特に現像剤収集装置1400と現像装
置1110とが、独立したユニットとして分離可能とな
っていることは作業性の効率化に非常に重要である。し
かしながら、非常に飛散しやすい現像剤が充満している
現像剤収集装置1400と現像装置1110を独立した
ユニットとして分離可能とすることは困難であった。
【0123】そこで、本実施例では、これらの問題を解
決するために図5乃至図7に示した開閉手段202の構
成と同様なシャッター機構(便宜上、図5乃至図7に示
した開閉手段の符号である202を付す)が設けられて
いる。この構成に関しては、図5乃至図7において説明
したので説明を省略し、図において、図7に用いた符号
の一部を付記しておく。
【0124】次に、請求項20乃至22記載の発明の実
施例について説明する。図19に請求項20乃至22記
載の発明に係る画像形成システムにおける現像剤収納・
循環装置の制御系の概略構成例をブロック図で示す。こ
こで対象とされる現像剤収納・循環装置は、図15にお
いて説明した構成のものが対象とされ、現像剤収納・循
環装置から複数の画像形成装置に現像剤を供給した場合
とする。図19に示す制御系では、複写機やプリンタ等
の画像形成装置本体を制御するメイン制御部1710
a、1710bと、現像剤収納・循環装置を制御する現
像剤循環制御部1700の制御信号により画像形成シス
テムの制御が行なわれる。
【0125】現像剤循環制御部1700は、複数の複写
機やプリンタ等の画像形成装置の個々のメイン制御部
(図中の画像形成装置A、画像形成装置Bを対象とする
メイン制御部)1710a、1710bと接続されてお
り、現像剤収納・循環装置1500’の駆動制御、つま
り、粉体ポンプの駆動モータ1222、図15に示した
トナー供給部材1232の駆動モータ1234及びエア
ーポンプ1207’の駆動制御、現像剤供給切り換え手
段に相当する現像剤供給用電磁バルブ1260及び現像
剤回収切り換え手段に相当する現像剤回収用電磁バルブ
1270の切り換え制御を行なう。
【0126】基本的には個々の画像形成装置の運転状況
を現像装置駆動モータ1190a及び1190bのON
信号によりメイン制御1710a,1710bから現像
剤循環制御手段1700が検知し、どの画像形成装置に
現像剤供給(循環)を行なうかの演算・制御処理が行な
われ、現像剤供給用電磁バルブ1260を作動する。こ
れにより現像剤収納・循環装置からの現像剤供給先が定
まり、運転中の画像形成装置への現像剤供給が行なわれ
る。さらにこれと同時に現像剤供給先と回収先が同じに
なるように現像剤回収用電磁バルブ1270を切り換
え、運転中の画像形成装置からの現像剤回収が行なわれ
る。
【0127】ここで、前述の個々の画像形成装置の運転
状況の検知は現像装置駆動モータのON信号の代わりに
メイン駆動モータのON信号でも良い。
【0128】また、図中では、2つの画像形成装置への
現像剤供給・回収による現像剤の循環を行なう場合の例
を示したが、もっと多くの画像形成装置を対象とした現
像剤供給・回収による現像剤の循環を行なわせることが
可能であることは言うまでもない。
【0129】図15に示した現像剤収納・循環装置15
00’に設置された現像剤濃度検知部材1240は圧電
センサーよりなり、現像剤収納・循環装置1500’か
ら供給される現像剤のトナー濃度を検知する。この検知
値がある定められた値以下であると、現像剤収納・循環
装置1500’内の現像剤適正化手段1100でのトナ
ー供給部材駆動モータ1234の駆動が行なわれる。ま
た、現像剤収納・循環装置1500’から供給される現
像剤のトナー濃度がある定められた値以上になると、図
14に示した画像形成装置AまたはBに設けられた現像
剤濃度検知部材1250aまたは1250b(図16の
符号1250で示す部材に相当)にて検知し、トナー供
給を停止する。
【0130】これらの制御により、現像装置1110
(図16参照)には常に一定のトナー濃度の現像剤が収
納され、安定した現像行程が保証される。また、現像剤
濃度検知部材1240にて現像剤濃度がある定められた
値以下であると検知し、これがあらかじめ定められた回
数・時間等を越えると、トナー補給ユニット1230内
にトナーが無いと判断し、複写機やプリンタ等の画像形
成装置本体に設けられた図示しない操作部または表示部
にオペレータに判るような警告を発する。これにより、
現像剤収納・循環装置へのトナー補給を適正な時期に行
なうことができる。
【0131】次に、請求項23記載の発明の実施例につ
いて説明する。
【0132】本実施例では図19に示した制御系で実施
される前述の制御方法と異なり、図15において示した
構成の現像剤収納・循環装置1500’に用いられる粉
体ポンプ駆動モータ1222、現像剤供給切り換え手段
1260および現像剤回収切り換え手段1270の動作
制御を以下のようにする。図19において、画像形成装
置側に設けられた現像剤濃度検知部材1250a,b
(図16の現像装置11110に設置された現像剤濃度
検知部材1250に相当)は、圧電センサーよりなり現
像装置内の現像剤のトナー濃度を検知する。現像装置1
110内の現像剤のトナー濃度がある定められた値以下
であると、メイン制御1710aまたは1710bから
現像剤循環制御手段1700へ信号が送られ、発信元の
画像形成装置AまたはB(図14における符号1300
a、1300bで示した装置に相当)にのみ現像剤を送
り、かつ回収するべく電磁バルブ1260及び電磁バル
ブ1270による分岐方向を切り換え、同時に粉体ポン
プ駆動モータ1222によりエアーポンプ1207’を
駆動し、現像装置1110への現像剤の供給および回収
が行なわれて現像剤の循環が実行される。そして、現像
装置1110内の現像剤のトナー濃度がある定められた
値以上になると前述の粉体ポンプ駆動モータ1222
(図15参照)を停止させることにより、図19に示し
たエアーポンプ1207’を停止させ、現像剤の循環は
停止される。この制御方法は、現像剤収納・循環装置内
1500’の現像剤を通常使うトナー濃度より高めに設
定しておき、トナー補給の感覚で現像剤のトナー濃度が
低下したら現像剤を補給する場合には、現像剤の移送量
を最低限にできるので、粉体ポンプも移送量の少ない小
さいもので済み、駆動負荷も低くできる。また前述のよ
うに画像形成装置の稼動中は常に粉体ポンプも稼動して
いる例と比べ、粉体ポンプの運転時間が少なくなり、省
エネ、ポンプ部品の寿命向上、現像剤に与えるハザード
の低減などの効果がある。
【0133】次に、請求項24、25記載の発明の実施
例について説明する。本実施例では、図19において、
粉体ポンプ駆動モータ1222をパルスモータにするこ
とにより、粉体ポンプの回転数を現像剤循環制御手段1
700によって制御することができる。制御方法は、運
転している現像装置駆動モータの個数もしくは現像剤供
給用電磁バルブ1260の分岐方向の切り替え状態に応
じて、現像剤循環制御手段1700からパルスモータで
構成されている粉体ポンプ駆動モータ1222へ送信す
るパルスの周波数を変える。これにより前記粉体ポンプ
駆動モータ1222の回転数が変わり、現像剤の供給量
を変えることができる。
【0134】例えば、図14に示した画像形成装置A
(1300a)、画像形成装置B(1300b)の必要
現像剤供給量がそれぞれ100g/minである場合、
稼働している画像形成装置が単一であるときは、粉体ポ
ンプの回転数は100g/minの移送量が得られる回
転数になるような周波数のパルスを現像剤循環制御手段
1700から粉体ポンプ駆動モータ1222に送るが、
画像形成装置A(1300a)と画像形成装置B(13
00b)の両方が稼動しているときは、粉体ポンプ12
22(図19参照)の回転数は200g/minの移送
量が得られる回転数になるような周波数のパルスを現像
剤循環制御手段1700から粉体ポンプ駆動モータ12
22に送る。ただし、粉体ポンプ1222の駆動回転数
と現像剤移送量の関係は予め実験などにより求めておく
必要がある。また、電磁バルブの分岐点の穴径や角度
を、図14に示した画像形成装置A(1300a)と画
像形成装置B(1300b)への移送量が同じになるよ
うに設定する必要があるが、逆にこの電磁バルブの分岐
点の形状(穴径や角度)を変えることによって画像形成
装置A(1300a)と画像形成装置B(1300b)
の必要現像剤供給量が異なる場合にも対応することがで
きる。
【0135】ここで、図19に示されている粉体ポンプ
とエアーポンプ1207’が別体で別駆動される場合に
は、図11に示した制御系での駆動方式と同じように、
両ポンプの駆動開始および駆動停止時期を異ならせて現
像剤の流動部での凝集やブロッキングの発生を防止し
て、ポンプの駆動部での焼き付け等による動作不良を未
然に防止するようになっている。
【0136】以上のように、本発明の画像形成システム
においては、現像剤収納・循環装置は、画像形成装置の
機械本体に対して、現像剤供給パイプ及び現像剤回収パ
イプと制御用の電線束のみを接続するだけでよく、機械
本体とは独立した別体のユニットとすることが可能であ
ることは自明である。従って、現像剤収納・循環装置を
複数の画像形成装置の現像装置と接続することにより、
1つの現像剤収納・循環装置で複数の画像形成装置の現
像装置に対して現像剤の循環制御が可能となる。
【0137】次に、請求項26乃至31記載の発明の実
施例について説明する。請求項26乃至31記載の発明
は、図2および図3に示した現像装置106への現像剤
の供給に加えて、図2に示されているクリーニング装置
108からの現像剤の回収を行い、回収した現像剤を再
度、現像装置106に供給させる構成を備えたことを特
徴としている。
【0138】図20は、図2に示した構成と同様な複写
機102を示しており、複写機102内に装備されてい
る現像装置106のトナー補給部106B(図3参照)
は、図4に示した構成と同じように、その一部が現像装
置106から独立して複写機102の外部に位置してい
る。トナー補給部106Bの一部は、トナー補給部10
6Bに設けられている撹拌部材106B2(図3参照)
の軸方向一端側が相当しており、その一端側には、図2
0に示すように、後述する補給用トナーを供給するため
のトナー供給源をなす現像剤供給装置2300と接続さ
れてトナー移送手段の一つをなすフレキシブルな材料か
らなるパイプ2303Aの端部が連結されている。トナ
ー補給部106B(図3参照)の一部が複写機102の
外部に位置することにより、複写機102内で現像装置
106のトナー補給に関わる構成部品が専有する高さ方
向での寸法を小さくされている。
【0139】パイプ2303Aの延長方向の他端部は、
後述する現像剤供給装置2300に接続されている。現
像剤供給装置2300は、現像剤供給手段をなすもので
あり、本実施例の場合、現像装置106に収容されてい
る二成分系現像剤中のトナーを供給するための装置であ
り、図20に示すように、複写機102のひとつに付設
されている。
【0140】現像剤供給装置2300は、空気と混合さ
れた状態のトナーを圧送するようになっている。以下、
図21以降の図により現像剤供給装置2300の詳細を
説明する。図21において、現像剤供給装置2300
は、シール部材2301を介して両側壁2302が取り
付けられている筐体で構成されたトナー収納容器230
3を備えている。
【0141】トナー収納容器2303は、両側壁230
2と直角な方向に延びるトナー収納容器2303とこの
トナー収納容器2303の上部に位置する天井部材23
04とに分割されており、側壁2302を介して一体化
されるようになっている。トナー収納容器2303は、
側壁2302の設置方向と直角な方向の壁面の一方の底
部近傍が下方に向かうに従って収束する傾斜面となる断
面形状が設定されている。トナー収納容器2303の上
面に取り付けられる天井部材2304は、平板で形成さ
れ、各壁部2302によってトナー収納容器2303と
一体化されることにより内部にトナーを収容するための
空間の上部を塞いでいる。
【0142】天井部材2304には、開口2304A、
2304Bが形成されており、それら開口のうちの開口
2304Aには、後述するトナー補充容器を装着するた
めのアダプタ2304Cが着脱できるようになってお
り、また、開口2304Bには、その開口を覆うことが
できる大きさのフィルタ2304Dが交換可能に設けら
れている。さらに、天井部材2304には、上記した開
口に加えていま一つの開口2304Eが形成されてお
り、この開口2304Eには、後述するトナー回収装置
に装備されているトナー収納部材をなすトナー補充容器
が装填可能なトナー収納箱2304Fが装着されるよう
になっている。
【0143】トナー収納容器2303の内部における底
部近傍には、トナー搬送手段2306が、またその上位
には撹拌・移送手段2305がそれぞれ縦方向に沿って
並列されている。撹拌・移送手段2305は、トナー収
納容器2303内に収容されているトナーを撹拌するこ
とによりトナーが凝集するのを防止してトナーのブロッ
キング現象の発生を抑止するために設けられている。ま
た、トナー移送手段2306は、トナー収納容器230
3内からトナーを現像装置106に向け繰り出すために
設けられている。
【0144】トナー搬送手段2306には、図9、図1
0に示したものと同様な構成を備え、トナー収納容器2
303内に延長されている搬送スクリュー2303Bに
同軸上に配置されているスクリューポンプ2306Aと
このスクリューポンプ2306Aによるトナーの圧送を
行なうための空気供給手段2306Bとが備えられてい
る。
【0145】スクリューポンプ2306Aは、トナーを
移動させるための粉体ポンプを構成するものであり、図
22に示すように、側板2302に取り付けられている
ホルダ2306A1に挿填されているステータ2306
A2と、ステータ2306A2の内部に形成されている
螺旋溝に係合してトナー搬送スクリュー2303Bと同
軸上に配置されてトナー移送部材をなす螺旋形状のロー
タ2306A3とで構成されている。ロータ2306A
3は、ゴム等の弾性体で構成され、その軸方向一端がト
ナー収納容器2303内に延長されている搬送スクリュ
ー2303Bの軸端部に一体化されて回転することがで
きる。
【0146】図21において、搬送スクリュー2303
Bは、ロータ2306A3と一体化されている側と反対
側の軸端部に取り付けられた歯車2303B1を有し、
その歯車2303B1が駆動モータ2307の出力軸に
有する駆動歯車2307Aに噛み合うことにより回転す
ることができるようになっている。
【0147】図22において、ロータ2306A3は、
駆動モータ2307の回転駆動により回転すると、外周
の螺旋部がステータ2306A2内の螺旋溝内で移動す
ることにより、搬送スクリュー2303Bの軸端部から
吐き出されたトナーを軸方向に移動させることができ
る。
【0148】図22において、ステータ2306A2の
内部には、螺旋溝に連通するトナー吐出通路2306A
4が軸方向に沿って形成されており、その開口にはパイ
プ2303Aが連結されている。このパイプ2303A
は、塩化ビニール、ナイロンあるいはテフロン等が選択
され、比較的フレキシブルでかつトナーによる劣化等を
起こしにくい耐久性をもつものが用いられる。これによ
り、図21に示した現像剤供給装置2300と図20に
示した複写機102内の現像装置106とは、その位置
関係がどのような状態であっても、互いに連結が可能と
なっている。
【0149】図22において、ホルダ2306A1の内
周面とステータ2306A2の外周面との間には、図1
0あるいは図13に示した例と同じように、1mm程度
の極小隙間が設けられており、その隙間がトナー吐出通
路2306A4に連通し、さらにその隙間には、空気の
通路2306A5が連通している。空気の通路2306
A5には、図22に示すように、コネクタ2306A6
を介して、チューブ2310が接続されており、そのチ
ューブ2310は、空気供給手段2306Bであるエア
ポンプ2311(図21参照)に接続されて上記隙間に
向け空気を供給することができる。
【0150】図21に示されたエアポンプ2311は、
0.5〜1リットル/分程度の流量の送風量が設定され
たものが用いられている。これにより、スクリューポン
プ2306Aのトナー吐出側が負圧化されることにより
トナー収納容器2303内のトナーは、搬送スクリュー
2303Bによってスクリューポンプ2306Aのロー
タ2306A3に向け搬送されやすくなり、スクリュー
ポンプ2306A内に導入された時点でエアポンプ23
11からの空気を介して流動化が促進され、トナー収納
容器2303内からパイプ2303Aに向け圧送され
る。
【0151】エアーポンプ2311は、他のトナー供給
に関わる部材とは別に駆動制御するようになっている。
これは、粉体ポンプを構成しているスクリューポンプ2
306Aに過負荷が作用するのを防止するためである。
つまり、スクリューポンプ2306Aによる移送および
空気の供給が停止されると、今まで混合状態でパイプ2
303A内に充満していたトナーと空気のうち、空気は
排気されるものの、トナーは重力によりパイプ2303
Aの内周面下方に沈殿するので、トナーの嵩密度が高め
られてしまう。このため、次にトナーの移送を行おうと
した場合、推積することにより凝集度合いが高まってい
るトナーによってトナーの移送が堰止められてしまい、
その結果、トナー移動手段であるスクリューポンプ23
06A内では、ロータに過剰な負荷がかかり、ローラの
焼き付きによる動作不良が発生することになる。そこ
で、トナーの移送手段であるスクリューポンプ2306
Aの作動を停止あるいは開始した場合、作動開始に先立
ちエアポンプ2311を作動させ、また作動停止後、あ
る程度の時間を以てエアポンプ2311の作動を継続さ
せてトナーの凝集を防止するようになっている。このよ
うなエアポンプ2311の動作制御により、パイプ23
03A内で残存しているトナーを空気によって排出する
ことができるのでパイプ2303A内でトナーの詰りを
解消してトナーの移送を良好に行なえるようにすること
ができる。エアーポンプ2311の作動制御は、前述し
た実施例と同様な理由をもっている。
【0152】搬送スクリュー2303Bは、図23に示
すように、トナー収納容器2303内に延長されている
軸に沿ってスクリューの螺旋羽根のリード量が異ならせ
てあり、リード量が得られる巻数がスクリューポンプ2
306A側で密に、またそれ以外の範囲では疎となるよ
うに軸方向で巻数が異ならせてある。搬送スクリュー2
303Bの構成は、トナーの残量に応じたトナーの自重
による落下が円滑に行なわれない場合に生じるブリッジ
現象を防止するとともにスクリューポンプ2306Aに
向けたトナーの移動量ならびに移動力を付与することが
できるようになっている。一般に、トナー収納容器23
03内でのトナーの残量が多い場合には、トナーの重量
も大きいので自由にトナーが落下できるが、トナーの残
量が少なくなると重量を利用した落下が生じにくくな
る。しかも、自重による落下が起りにくくなっているト
ナーは、撹拌部材の回転軌跡先端に位置するものが掻き
取られるだけで、それ以外の隣接するトナー同士が凝集
し、落下しないでその状態を維持するブリッジ現象を起
こす。さらに、搬送スクリュー2303Bにより軸方向
一方端に掻き寄せられるトナーは、トナー収納容器23
03の側壁内面に押し付けられ、その場合に生じる圧力
と温度上昇とにより凝集度合いが高められることにな
り、これによってもトナー自体の移動が妨げられること
になる。
【0153】本実施例では、搬送スクリュー2303B
の軸方向での巻数を異ならせ、巻数が疎の範囲では密の
範囲よりもトナーの移動を妨げる部分が少なくなるよう
にしてトナーの移動を確保し、さらに巻数が密の範囲で
は疎の範囲よりもトナーの移動量および移動力を増大さ
せるようになっている。これにより、スクリューポンプ
2306Aに近い側では、トナーの移動量および移動力
を増大させて現像装置106に向け供給するためのトナ
ーの量が確保でき、さらにスクリューポンプ2306A
から離れた位置では、トナーの凝集を抑制してスクリュ
ーポンプ2306Aに近い側に向けてのトナーの移動を
許容し、その位置へのトナーの導入量が確保できること
になる。
【0154】図23において、上記した撹拌・移送手段
2305は、トナー収納容器2303内に位置する螺旋
羽根2305Aを備えており、その螺旋羽根2305A
は、軸方向に沿って、トナー収納容器2303内に位置
する軸部の長さに対して巻数が2巻以下、好ましくは、
1/2巻程度のリード量が設定されている。巻数を少な
くして大きなリード量を設定する理由は、トナーの凝固
状態に応じて発生するブリッジ現象の発生を回避させて
トナー収納容器2303内のトナーの多少に拘らず残っ
ているトナーを搬送スクリュー2303Bに向け導入さ
せるためである。
【0155】撹拌部材としては、図24および図26に
示すように、比較的小さいリード量が設定された撹拌羽
根Aを備えたものや、トナーを突き崩すためのロッド部
材A’を備えたものがある。このような構成の撹拌部材
A、A’では、トナー収納容器2303内で推積するト
ナーの量によって撹拌部材A、A’の移動領域周辺のト
ナーが凝固し、これによってトナー同士が移動しない状
態を維持するブリッジ現象を生じる場合がある。なお、
図24、図26には、搬送スクリュー(図中、符号23
03B’’で示す部材)が、軸方向に沿って同一間隔を
設定された巻数のスクリュー羽根を有するものを対象と
して示されている。
【0156】トナーの推積量が多い場合には、前述した
搬送スクリュー2303Bの場合と同様に、トナーの重
量が比較的大きいので、トナー自体の自然落下によっ
て、撹拌部材A、A’の回転軌跡中にトナーが入り込み
やすく、これによって撹拌部材A、A’による撹拌作用
が良好に行なわれてトナーが搬送スクリュー2303B
に向け移動することができる。
【0157】これに対し、トナーの推積量が少量になる
と、トナーの重量も小さくなるので、自然落下しにくく
なる。このため、撹拌部材A、A’の回転軌跡外周部に
位置するトナーは、推積した状態でトナー収納容器23
03の下部形状をなす傾斜面とその傾斜面に対向する壁
部内面との間で凝固しやすくなり、これによって図25
および図27に示すように、撹拌部材A、A’の回転軌
跡近傍のトナーがその回転軌跡中に導入されない状態を
維持してブリッジ現象が発生しやすくなる。
【0158】このようなブリッジ現象が発生すると、撹
拌作用や移送作用が得られなくなり、これによって、搬
送スクリュー2303Bに向けたトナーの導入が行なえ
なくなる。
【0159】一方、このような撹拌部材A、A’の構成
に対し、図23に示した撹拌・移送手段2305の撹拌
羽根2305Aでは、リード量が少ないことによって、
停止している場合には、図28において矢印で示すよう
に、トナーが落下方向に移動する範囲を軸方向で広く取
ることができ、しかも、回転した場合には、落下するト
ナーに対して軸方向への移動力を付与できるとともに、
図29において矢印で示すように、落下したトナーを取
り込んでそのトナーを撹拌羽根2305Aの接線方向に
押し広げる向きの力を作用させることができる。
【0160】図28および図29に示されているよう
に、撹拌羽根2305Aが回転すると、トナーは、撹拌
羽根2305Aによって軸方向への移動とともに回転軌
跡に対する接線方向に移動することができるので、仮
に、残量が少なくなった場合でも接線方向に移動したト
ナーにより撹拌羽根2305Aの近傍で落下しない状態
を維持しているトナーを突き崩すことができる。従っ
て、ブリッジ現象を引き起こそうとするトナーを搬送ス
クリュー2303Bに向け移動させることができる。し
かも、搬送スクリュー2303Bに向け移動する過程で
トナーは撹拌羽根2305Aによる撹拌作用が施されて
摩擦帯電を促進されることになる。このように、トナー
の残量に関係なく、搬送スクリュー2303Bに対して
トナーを導入することができ、特に、トナーの上面が撹
拌・移送手段2305(図21参照)の下位に位置する
程度の残量となった場合でも、トナー収納容器2303
内での搬送スクリュー2303Bの占有部内にトナーを
導入することが可能になる。従って、搬送スクリュー2
303Bによるトナー移送手段2306Aへのトナーの
移送を確実に行なわせることができ、現像装置106へ
の補充トナーの安定供給が可能になる。
【0161】但し、貯溜されているトナーの流動性が比
較的よく、重量に自然落下が適当に行われて上記したブ
リッジ現象や凝集が起りにくい材料からなるトナーを用
いた場合には、構造が比較的簡単に得られる利点がある
上記した撹拌部材A、A’を用いることも可能である。
【0162】本実施例では、図22に示した撹拌・移送
手段2305とトナー移送手段2306との回転方向が
逆方向に設定されている。これにより、撹拌スクリュー
2303Bおよび撹拌・移送手段2305における軸方
向でトナーが1ヵ所に偏寄することがなく、トナーの滞
留を防止することができるようになっている。
【0163】一方、図21において、空気供給手段23
06Bとして用いられるエアポンプ2311に接続され
ているチューブ2310の近傍には、エアポンプ231
1のブロー圧を検出するためのエア圧検出装置2308
が設けられている。
【0164】エア圧検出装置2308は、図30に示す
ように、チューブ2310の一部に連結されている圧力
観測部材2308Aとこの観測用部材2308Aに対向
して配置されている検出部材2308Bとを備えてい
る。
【0165】観測用部材2308Aは、チューブ231
0に連通するエア通路を内部に有する透明な円筒部材で
構成され、エア通路に球状のフロート2308A1が配
置されている。フロート2308A1は、エアポンプ2
311(図21参照)のブロー圧が適性である場合にチ
ューブ2310のエア通路の上端を塞がない位置(図3
0において符号P1で示す位置)に浮き上がり、ブロー
圧が適性でない場合には上記したエア通路の上端を塞が
ない位置よりも低い位置(図30において符号P2で示
す位置)に変位することができるようになっている。こ
のため、フロート2308Aは、適度な軽さを有する樹
脂製あるいはこの材質に代えてステンレス等の金属製が
用いられ、その形状としても、ブロー圧を受けることに
より、上記したエア通路上端を塞がない位置とその位置
よりも低い位置とに変位することができる形状とするこ
とが可能なものである。
【0166】検出部材2308Bは、フロート2308
Aが図30において符号P1にあることを検出できる反
射型の光学素子からなり、図30において符号P1で示
す位置にある時のフロート2308Aからの反射率の変
化により、エアポンプ2310のブロー圧が適性である
ことを検出するようになっている。なお、上記した検出
部材2308Bとしては、光学的な検出部材に限らず、
観測用部材2308Aのエア通路内壁面での負圧を検出
することにより、ブロー圧を検出する圧力センサを用い
ることも可能である。これによれば、観測用部材230
8A内にフロートを設けるような構造に比べて簡素化す
ることが可能になる。さらに、検出部材2308Bとし
ては、フロート2308A1を磁性体で構成した場合に
対処するために、磁気検知方式を用いるものとすること
も可能である。
【0167】図20に示した複写機102に装備されて
いるクリーニング装置108には、感光体から除去され
たトナーを回収するための現像剤回収手段2400が図
31に示す構成で設けられている。本実施例の場合、現
像剤回収手段2400は、トナーの回収を前提としてい
るので、以下、これをトナー回収手段と称する。このト
ナー回収手段2400は、後で詳しく説明するが、クリ
ーニング装置108(図20参照)に形成されているト
ナー排出パイプ108Aに連結されたトナー移送手段の
他の一つをなすパイプ2401を用いて、図20中、二
点鎖線で示すように、クリーニング装置108と接続さ
れている。本実施例では、トナー回収手段2400が、
図21に示された現像剤供給装置2300と同じ筐体内
に配置されている。
【0168】図31において、トナー回収手段2400
は、クリーニング装置108からトナーを移送するため
のトナー移送手段(便宜上、図22に示した粉体ポンプ
を構成する部材と同じ符号と同じ符号とし、その符号に
「’」を付すことにより区別する)2306’と、後で
詳しく述べるが、図21に示されているように、移送さ
れてくるトナーを貯溜するための現像剤収納部材240
2とを備えている。図31に示されているトナー移送手
段2306’は、前述した現像剤供給部に設けられてい
るものと同じ構成からなり、クリーニング装置108の
トナー排出パイプ108Aに連結されているパイプ24
01の他端が接続されたエルボ部材からなるトナー受け
部材2403およびこのトナー受け部材2403とパイ
プ2404を介して接続されているホッパー2405に
連結されて設けられている。
【0169】図31においてトナー移送手段2306’
は、ホッパー2405内に延長されている搬送スクリュ
ー2303B’’と同軸上に配置されているスクリュー
ポンプ2306A’とこのスクリューポンプ2306
A’によるトナーの圧送を行なうための空気供給手段2
306B’を構成するエアポンプ2311’とが備えら
れている。スクリューポンプ2306A’は、図32に
示すように、トナーを移動させるための粉体ポンプを構
成するものであり、側板2406(図31参照)に取り
付けられている支持部材2407(図31参照)に装備
されているホッパー2405内に挿填されているステー
タ2306A2’と、ステータ2306A2’の内部に
形成されている螺旋溝に係合してトナーの搬送スクリュ
ー2303B’と同軸上に配置されてトナー移送部材を
なす螺旋形状のロータ2306A3’とで構成されてい
る。ロータ2306A3’は、ゴム等の弾性体で構成さ
れ、その軸方向一端がホッパー2405内に延長されて
いる搬送スクリュー2303B’の軸端部に一体化され
て回転することができる。
【0170】図32において、搬送スクリュー2303
B’は、ロータ2306A3’と一体化されている側と
反対側の軸端部に取り付けられた歯車2303B1’を
有し、その歯車2303B1’が図31に示した支持部
材2407に取り付けられている駆動モータ2307’
の出力軸に有する駆動歯車2307A’に噛み合うこと
により回転することができる。
【0171】ロータ2306A3’は、駆動モータ23
07’の回転駆動により回転すると、外周の螺旋部がス
テータ2306A2’内の螺旋溝内で移動することによ
り、搬送スクリュー2303B’の軸端部から吐き出さ
れたトナーを軸方向に移動させることができる。
【0172】図32において、ステータ2306A2’
の内部には、螺旋溝に連通するトナー吐出通路2306
A4’が軸方向に沿って形成されており、その開口には
パイプ2408が連結されている。このパイプ2408
は、塩化ビニール、ナイロンあるいはテフロン等が選択
され、比較的フレキシブルでかつトナーによる劣化等を
起こしにくい耐久性をもつものが用いられる。これによ
り、後述するトナー収納部材2402(図33参照)と
複写機102内のクリーニング装置108とは、その位
置関係がどのような状態であっても、互いに連結が可能
となっている。
【0173】図32において、ホッパー2405の内周
面とステータ2306A2’の外周面との間には、1m
m程度の極小隙間が設けられており、その隙間がトナー
吐出通路2306A4’に連通し、さらにその隙間に
は、空気の通路2306A5’が連通している。空気の
通路2306A5’には、コネクタ(図示されず)を介
して、図31および図32に示されたチューブ231
0’が接続されており、そのチューブ2310’は、空
気供給手段2306B’に相当しているエアポンプ23
11’に接続されて上記隙間に向け空気を供給すること
ができるようになっている。
【0174】エアポンプ2311’は、0.5〜1リッ
トル/分程度の流量の送風量が設定されたものが用いら
れている。これにより、トナー移送手段2306’にお
けるスクリューポンプ2306A’のトナー吐出側が負
圧化されることによりホッパー2405内のトナーは、
搬送スクリュー2303B’によってスクリューポンプ
2306A’のロータ2306A3’に向け搬送されや
すくなる。スクリューポンプ2306A’内に導入され
た時点でトナーは、エアポンプ2311’からの空気を
介して流動化が促進され、ホッパー2405内からパイ
プ2408に向け圧送される。
【0175】図31においてエアポンプ2311’に接
続されているチューブ2310’の近傍には、図21お
よび図30に示した構成と同じ構成を備えてエアポンプ
2311’のブロー圧を検出するためのエア圧検出装置
2308’が設けられている。
【0176】トナー回収手段2400におけるエアーポ
ンプ2311’は、前述したトナー供給側でのものと同
様に、他のトナー供給に関わる部材とは別に駆動制御す
るようになっており、これにより、粉体ポンプを構成し
ているスクリューポンプ2306A’に過負荷が作用す
るのを防止されるようになっている。
【0177】上記した現像剤収納部材2402は、その
構成が図33に示されており、本実施例の場合、トナー
回収手段2400と同様にトナーの回収を前提としてい
るのでトナー収納部材と称することとする。トナー収納
部材2402は、トナー回収手段2400に有するスク
リューポンプ2306A’のトナー吐出側に一端が接続
されているパイプ2408の末端を連結できるものであ
る。
【0178】トナー収納部材2402は、図23に示す
ように、複写機102(図20参照)とは別に独立して
設置された現像剤供給手段をなす現像剤供給装置230
0に装備されているトナー収納容器2303と隣接させ
て配置されているトナー回収収納箱2304F内に配置
されるようになっている。図33において、トナー収納
部材2402は、回収したトナーを収容する袋状の収容
部2402Aを有し、この収容部2402Aの開口部に
口金部2402B、支持部2402Cおよびシャッター
部2402Dが装着されている。
【0179】収容部2402Aは、ポリエチレンやナイ
ロン等の樹脂製からなり、容積がトナー収納容器230
3の容量の1/10〜1/5に設定されている。これ
は、複写機102において現像装置106に対して補給
されるトナーの量に対して10〜20%がクリーニング
装置108によって除去されることが実験等により確認
されていることに基づく。
【0180】口金部2402Bは、円筒部材が用いら
れ、上端側から円筒外周に形成されている雄ねじ部24
02B1、係止突起2402B2が形成されている。口
金部2402Bの下端側には、収容部2402Aの開口
縁と高周波の印加等により熱溶着される接合部2402
B3が備えられている。接合部2402B3は、中央に
上記した円筒部を有し、その円筒部から垂下する鍔部で
構成されている。接合部2402B3は、収容部240
2Aの開口縁の中央部を拡径させ、その中央部から開口
縁両端にいくにしたがってその開口縁をしぼめた状態で
密着させて収容部2402Aと一体化されるようになっ
ている。係止突起2402B2は、口金部材2402B
の外周方向に沿って等間隔にて放射状に突出している鋸
歯で構成されている。
【0181】支持部2402Cは、図34に示すよう
に、側面から視た断面形状において、上端が下端よりも
小径に形成されている円筒部材であり、上向きの漏斗形
状をなしている。支持部2402Cには、口金部240
2Bの支持部とトナーの導入部とが設けられており、口
金部2402Bの支持部は、下端の円筒部内周面に形成
された雌ねじ部と口金部2402Bに有する係止突起2
402B2と同位相で形成されている径合突起(いずれ
も図示されず)とを備え、トナーの導入部は、上端の円
筒部に形成されている半月形状の開口部2402C1を
備えている。図33、図34において、支持部2402
の下端に位置して円筒部内周面に形成されている雌ねじ
部は、口金部2402Bに有する雄ねじ部2402B1
が捩じ込まれる箇所であり、また径合突起(図示され
ず)は、口金部2402Bに有する係止突起2402B
2(図33参照)が突き当たることにより捩じ込まれる
方向と逆方向への回転を阻止してねじ同士の結合が弛む
のを防止するようになっている。
【0182】図33において支持部2402Cにおける
上端の円筒部外周面の一部には、径方向に沿って突出す
る突起2402C2が設けられており、また、下端の円
筒部外周面には周方向に沿って等間隔に形成されたリブ
2402C3が設けられている。リブ2402C3は、
口金部材2402Bに有する雄ねじ部2402B1に支
持部材2402Cを捩じ込む際に把持する箇所であり、
捩じ込みのために回転させる際の滑り止め部をなしてい
る。
【0183】図33において、支持部2402Cの上端
に位置する円筒部に形成された半月形状の開口部240
2C1は、後述するシャッター部2402Dにより開閉
されることによりトナーの導入態位および非導入態位を
設定される箇所であり、導入時には、収容部2402A
との間にトナーの通路を形成して収容部2402A内へ
のトナーの導入を可能にしている。シャッター部240
2Dは、口金部2402Cにおける上端の円筒部に対し
嵌合されて回転可能な下端を有し、上端に半月形状の開
口部2402D1を有する円筒部材であり、その軸方向
の途中に円盤状の鍔2402D2が一体成形されてい
る。
【0184】シャッター部2402Dの鍔2402D2
を境にして上端側の円筒部外周壁には、支持部2402
Bに有する突起2402C2を下側から挿入できる縦溝
を備えた周溝2402D3が形成されている。
【0185】図35および図36に示すように、周溝2
402D3は、上記突起2402C2を下側から挿入で
きる縦溝の位置を始端として周方向に沿って180°に
相当する周長を以て形成され、また、周溝2402D3
の終端近傍には、周溝402D3の始端位置と略120
°の位相関係を以て径方向に突出する径合突起2402
D4が設けられている。
【0186】図35において、シャッター部2402D
に有する鍔2402D2の周方向における上記周溝24
02D3の終端近傍には、凹状の切り欠き部2402D
5が形成されており、この切り欠き部2402D5に
は、後述する回収ホッパー2410の駆動ピン2412
が入り込むようになっている。シャッター部2402D
は、支持部2402Cの上端円筒部に嵌合した状態で回
転することができるが、その回転量として、支持部24
02Cの突起2402C2が周溝2402D3の始端位
置から終端位置までの間の180°に設定されて半回転
することができるようになっている。これにより、支持
部2402Cに有する半月形状の開口部2402C1を
開閉することができ、開口部2402C21、2402
D1同士が一致した時には、図34に示すように、収容
部2402Aへのトナーの導入を可能にし、そして、開
口部2402C1、2402D1の位置が180°の位
相を以てずれた場合には支持部2402C側の開口部2
402C1を塞ぐことができる。支持部2402C側の
開口部2402C1を塞いだ場合には、収容部2402
A側からのトナーの飛散を防止することができる。
【0187】一方、図33において、回収ホッパー24
10は、クリーニング装置108から回収されたトナー
をトナー収容部2402に導入するための部材であり、
シャッター部2403Dの上端に対して着脱可能に設け
られている。図33において、回収ホッパー2410
は、回収部2410A、開閉駆動部2410Bを備えて
おり、回収部2410Aは、回収ホッパー2410の上
端に位置している。回収部2410Aは、トナー移送手
段2306’(図31参照)に連結されているパイプ2
408の端部を接続可能なパイプ2410A1に連通す
る半月形状の空間部を有し、この空間部が支持部240
2Cおよびシャッター部2402Dの開口部2402C
1、2402D1に対応できるようになっている。回収
部2410Aの天井部には、開口2410A2が形成さ
れており、その開口部2410A2には、脱気用のエア
フィルター2411が装填されるようになっている。
【0188】回収ホッパー2410の下端には、図33
に示すように、回転駆動部2410Bをなす円筒部が設
けられており、この回転駆動部2410Bの外周壁に
は、シャッター部2402Dに有する周溝2402D3
の始端位置と突起2402D4の設置位置との関係に対
応させて120°の位相を以て径方向に突出する凸部2
410B1、2410B2が形成されている。図33に
おいて、凸部2410B1、2410B2の内部は空間
となっており、その一方に相当するシャッター部240
2Dに有する突起2402D4に対応する位置の凸部2
410B1には、円筒部の外周壁に連続する第1の周溝
2410B3が形成されている。
【0189】図33において、第1の周溝2410B3
の周長(L1)は、シャッター部材2402Dの鍔24
02D2に形成されている切り欠き2402D5の周方
向での長さ(L1)に対応させてある。また、円筒部の
外周壁には、シャッター部材2402Dに形成されてい
る周溝2402D3と同じ始端と終端との位置および同
じ周長に設定された第2の周溝2410B4が形成され
ている。
【0190】図33において、回転駆動部2410Bを
なす円筒部の下端には円筒部よりも大径の鍔2410B
5が一体化されており、その鍔2410B5の一部に
は、その下面に、支持部材2402Dの鍔2402D2
に形成されている切り欠き2402D5内に入り込む駆
動ピン2412が固定されている。
【0191】上記した構成を備えたトナー収容部材24
02は、次のような手順により組み立てられる。まず、
収容部2402Aの開口縁が口金部2402Bの接合部
2402B3に熱溶着されて一体化される。収容部24
01Aを一体化された口金部2402Bは、雄ねじ部2
402B1を支持部2402Cの雌ねじ部に捩じ込むこ
とにより支持部2402Cと一体化され、この状態で口
金部2402Bに有する係止突起2402B2が支持部
2402C側の径合突起により衝止されることによって
捩じ込み方向と逆方向への回転を阻止されて弛み止めさ
れる。
【0192】口金部2402Bと一体にされた支持部2
402Cは、上端円筒部にシャッター部2402Dが嵌
合される。支持部2402Cに嵌合するシャッター部2
402Dは、周溝2402D3の始端位置に相当してい
る縦溝内に支持部2402Cの突起2402C2を挿入
することで装着される。
【0193】回収ホッパー2410は、回収部2410
Aに形成されている開口部2410A2にエアフィルタ
ー2411を装着し、回転駆動部2410Bをなす円筒
部に有する凸部2410B1、2410B2を支持部2
402Cの突起2402C2およびシャッター部240
2Dの径合突起2402D4に対向させた状態でシャッ
ター部2402Dの上端に嵌合されて装着される。シャ
ッター部2402Dに装着された回収ホッパー2410
は、回収部2410Aに有するパイプ2410A1にト
ナー移送手段2306’から延長されたパイプ2408
を接続されることによって収容部2402Aへのトナー
の導入を可能にされる。シャッター部2402Dの開閉
は回収ホッパー2410の回転操作によって行われる。
【0194】図35は、上記したトナー収容部材240
2が組み立てられた状態を示しており、この状態では、
回収ホッパー2410の回転駆動部2410Bに有する
凸部2410B1、2410B2にそれぞれ支持部24
02C、シャッター部2402Dの突起2402C2お
よび2402D4が入り込んでおり、支持部2402C
の開口部2402C1とシャッター部2402Dの開口
部2402D1との位置が一致しておらず、開口部同士
が連通していない。
【0195】図35に示す状態から、支持部2402C
の開口部2402C1とシャッター部2402Dの開口
部2402D1との位置を一致させて連通させる場合に
は、支持部2402Cを把持して不動状態に維持して回
収ホッパー2410を回転させる。この場合の回収ホッ
パー2410の回転方向は、図33において、時計方向
である。回収ホッパー2410が時計方向に回転される
と、シャッター部2402Dに有する径合突起2402
D4が回収ホッパー2410の第1の周溝2410B3
における凸部2410B1の位置から凸部2410B1
よりも小径の円筒部外周に達する。これにより、シャッ
ター部2402Dが下落することを防止される。
【0196】一方、回収ホッパー2410の回転によ
り、回収ホッパー2410の鍔2410B5に有するピ
ン2412がシャッター部2402Dの切り欠き240
2D5の端縁に衝合し、シャッター部2402Dを回収
ホッパー2410とともに回転させる。シャッター部2
402および回収ホッパー2410は、支持部2402
Cに有する突起2402C2がシャッター部2402D
の周溝2402D3および回収ホッパー2410の第2
の周溝2410B2の端縁に衝合するまで回転し、その
回転量が各周溝の周長に相当する180°に相当してい
るので、反回転した時点で停止する。これにより、支持
部2402Cの開口部2402C1とシャッター部24
02Dの開口部2402D1の位置は、図36に示すよ
うに一致するので、回収ホッパー2410の回収部24
10Aと収容部2402Aとが連通する。回収ホッパー
2410の回収部2410Aから導入されるトナーは、
トナー移送手段2306’によって空気と混合した状態
で導入される。しかし、空気は、回収部2410Aに有
するエアフィルタ2411から排出されるので、トナー
が自身の重量により収容部2402Aに向け導入される
ことになる。
【0197】トナー収容部材2402を交換する時のよ
うに、回収ホッパー2410をシャッター部2402D
から外す場合には、上記した手順と逆の手順を採ること
により、回収ホッパー2410からシャッター部240
2Dおよび支持部2402Cの突起2402D4、24
02C2を抜くことができる。この結果、支持部240
2Cの開口部2402C1とシャッター部2402Dの
開口部2402D1との位置がずれてシャッター部24
02Dにより支持部2402Cの開口部2402C1が
塞がれることになる。支持部2402Cの開口部240
2C1が塞がれると、収容部2402Aに導入されてい
るトナーが飛散するような事態が防止される。
【0198】上記したトナー収容部材2402は、単
に、トナーの回収を行うのみでなく、回収したトナーを
再補給するために用いられるようになっている。このた
め、図21に示したアダプタ2304Cには、図37に
示すように、回収ホッパー2410を外されたトナー収
容部材2402を装着してシャッター部2402Dを回
転させるためのピン2304C1が固定されている。ピ
ン2304C1は、回収ホッパー2410に設けられて
いる駆動ピン2412に相当するものであり、このピン
2304C1に対して、図33に示したシャッター部2
402Dの切り欠き2402D5を対応させて支持部2
402Cの開口部2402C1を開放することができる
方向にシャッター部2402Dを回転させる。これによ
り、収容部2402A内に収容されていたトナーは自由
落下することにより、トナー収納容器2303(図21
参照)に向け導入されて再補給されることになる。この
ように、トナー収容部2402を袋状部材とした場合に
は、折り畳みが可能であるので、運搬や保管時での取扱
性がよいという利点がある。
【0199】上記したトナー収容部材2402は、ポリ
エチレンやナイロン等の樹脂からなる袋を用いた例とし
たが、これに限らず、PETボトル等のハードボトル状
のものとすることも可能である。
【0200】本実施例では、上記したトナー移送手段の
動作制御を行うための制御部が設けられている。図38
は、上記制御部のシステム構成を説明するためのブロッ
ク図であり、同図において、制御部のシステム構成は、
制御装置2500、現像装置106、クリーニング装置
108、トナー供給・回収手段2400を制御対象とし
ている。なお、図38において、トナー供給・回収手段
2400としているのは、前述したように、現像剤供給
装置2300と同じ筐体内に配置されて単にトナーの回
収のみを行うのでなく、回収したトナーをトナー収納容
器2303に対して再度補給することができるものであ
る意味からこのように呼称している。
【0201】制御装置2500は、CPU2501、ド
ライバ2502を主要部として備えており、CPU25
01には、図示しないインターフェースを介して現像装
置106に有するトナー濃度センサ106K(図3に示
した部材の符号を用いるが、図38では、便宜上、トナ
ーニアエンド検知器と表示してある)からの検知信号が
入力され、そして、ドライバ2502に対してクリーニ
ング装置108およびトナー供給・回収装置2400に
おけるトナー移送手段2306、2306’(図21お
よび図31参照)の駆動モータ2307、2307’、
エアポンプ2311、2311’への駆動信号が出力さ
れるようになっている。なお、図示されていないが、図
30に示したエア圧検出装置2308、2308’から
の信号もCPU2501に入力されるようになってお
り、エアポンプ2311、2311’の動作状態の監視
も行えるようになっている。
【0202】制御装置2500では、図39に示すよう
に、トナー移送手段2306、2306’における駆動
モータ、エアポンプの動作時期を制御するようになって
いる。図39において、複写機102の始動時には、複
写機側のメインモータが回転駆動を開始されると、これ
に合せてトナー回収用のトナー移送手段2306’にお
けるエアポンプ2311’が駆動されるようになってい
る。エアポンプ2311’が駆動開始されて一定時間経
過後にトナー移送手段2306’の駆動モータ230
7’が回転駆動を開始されるようになっている。複写機
102の稼働停止時には、トナー移送手段2306’の
駆動モータ2307’の回転駆動が停止されてから一定
時間経過した後にエアポンプ2311’が停止されるよ
うになっている。これにより、前述したように、トナー
移送手段2306’およびこれに接続されているパイプ
内に残留しているトナーを空気によって排除することが
できるので、残留トナーが回収部内で詰ることを防止し
てトナー移送部での異常な負荷増大を防止することがで
きる。
【0203】一方、現像装置106側でのトナーの量が
低減し、所定濃度が得られない状態あるいはその状態に
近付いたことがトナー濃度センサ106Kによって検知
された場合には、トナー供給側のトナー移送手段230
6におけるエアポンプ2311が駆動開始され、その後
一定時間経過してから駆動モータ2307が駆動を開始
される。また、トナーの補給により現像装置106側で
のトナー濃度が適性となったことをトナー濃度センサ1
06Kからの信号により判別した場合には、駆動モータ
2307が駆動を停止された後、一定時間経過してから
エアポンプ2311が駆動を停止される。これにより、
上記した場合と同様に、パイプ内に残留しているトナー
を空気によって排除することができるので、残留トナー
が回収部内で詰ることを防止してトナー移送部での異常
な負荷増大を防止することができる。なお、上記した制
御部のシステム構成においては、図40に示す構成とす
ることも可能である。図40に示すシステム構成では、
トナー供給・回収装置2400側にて、トナー移送手段
2306、2306’を駆動するための電源装置250
3、上記したエアポンプおよび駆動モータに関する作動
時期を設定するためのタイミング装置2504およびエ
アポンプ、駆動モータの駆動用ドライバ2505を独自
で備えている。図40に示した制御装置2500では、
CPU2501において、トナー供給・回収装置240
0での動作制御のためのトリガ信号が出力されるのに応
じて、図39に示したタイミングによりトナー供給・回
収装置2400が独自にタイミング設定されて、動作す
るようになっている。このような構成においては、制御
装置2500におけるCPU2501からトナー供給・
回収装置2400への電気的配線が、単にトナー供給の
ためのトリガ信号用のみですむので、配線加工が比較的
簡単なものとすることができる。
【0204】なお、図38および図40に示したシステ
ム構成においては、トナー移送手段におけるエアポンプ
2311、2311’と駆動モータ2307、230
7’とのオン・オフ制御を一定のサイクルタイミングに
基づいて実行し、次のトリガが入力されるまでの間待機
するようになっているが、これに限らず、上記サイクル
を実行中に次のトナーニアエンド検知に関する信号が入
力された場合に継続してトナー移送手段の駆動モータを
どうさせるように制御することもちろん可能である。ま
た、上記したシステム構成において用いられる信号ライ
ンとしては配線に限らず、光学的な通信構造を用いるこ
とも可能であり、この構造では、装置間での配線作業や
配線が邪魔になるようなことをなくすことが可能にな
る。
【0205】以上のように、本実施例によれば、複写機
本体内にトナーの回収および供給部を設置しなくてもよ
く、これによって、複写機の大型化を防止することがで
きる。特に、大容量のトナー補給装置を複写機内に付設
する必要がないので、複写機自体の設置スペースを極端
に大きく設定する必要がなくなる。
【0206】しかも、トナー回収部および補給に関わる
供給部と複写機本体とをフレキシブルなパイプにより接
続することができるので、複写機の設置スペースに関係
なく大容量のトナー回収部および補給に関わる供給部を
設けることができる。
【0207】さらに、トナー回収部の構成部材は、その
まま回収したトナーを補給部に関わる供給部材に転用す
ることができるので、トナー回収部と供給部とを独自に
設置する必要がなく、これによって、両方を供用できる
分、トナー回収部および供給部の大型化を防止すること
ができる。
【0208】なお、本発明は、上記した実施例に限られ
るものではなく、その要旨の範囲内で種々変更すること
が可能である。例えば、クリーニング装置108として
は、ブレードを用いた構造に代えて、磁気ブラシクリー
ニング方式やファーブラシクリーニング方式を対象とす
ることも可能である。さらに、現像剤としてトナーとキ
ャリアとを混合した二成分系現像剤を対象として説明し
たが、一成分系現像剤を対象として実施すること勿論可
能である。また、画像形成装置による画像形成システム
の方式として、感光体上に形成されたトナー像をベルト
等を用いた中間転写体に転写し、その転写像を記録紙等
の記録体に転写する方式を用いた場合を対象として、そ
の中間転写体をクリーニングする装置に対して本発明を
適用することも可能である。
【0209】
【発明の効果】以上のように請求項記載の発明よれ
ば、画像形成装置の数に関係なく、それら画像形成装置
の現像装置に対する現像剤の補給に関わる現像剤供給部
が単一箇所で集中管理されるので、トナー補給部を設置
するための面積を少なくすることが可能になる。特に、
複数の画像形成装置を対象とした場合に現像剤補給源か
ら各現像装置に搬送される現像剤は現像装置のトナー補
給部において旋回運動により導入される際に空気とトナ
ーとをそれらの比重の違いを利用して分離されるので、
トナー補給部に用いられる部材のメンテナンスを抑制し
て稼働効率の低下を防止できる。
【0210】請求項記載の発明によれば、現像剤の補
給に関わる現像剤供給部と画像形成装置に有する現像装
置とが、どのような位置関係にあっても、互いに連結さ
れるので、現像剤補給部を各画像形成装置毎に設置しな
いで済ませることができ、これにより、各画像形成装置
での現像装置が占有する容積を低減することが可能にな
る。
【0211】請求項3,4記載の発明によれば、現像剤
補給部内に現像剤の搬送機構が装備されているので、現
像剤補給部と現像装置とを独立して保守することができ
る。これにより、現像剤補給に用いられる現像剤補給機
構の保守作業に際して現像装置を含めた保守作業を要し
ないので保守作業が簡単に行なえる。
【0212】請求項乃至記載の発明によれば、現像
剤補給機構が現像装置に対して着脱自在であり、離脱す
る際には、現像装置に連通する開口部が遮蔽されるの
で、現像剤補給部の保守に際して、周辺部を現像剤の飛
散により汚染することなく保守を行なうことが可能にな
る。
【0213】請求項10乃至12記載の発明によれば、
現像装置内での補給されるべき現像剤が残っていない場
合、現像剤補給部に現像剤が残っているときに限って、
その補給部からの現像剤の補給が開始され、その際、画
像形成装置の始動および停止に応じて空気供給手段の駆
動態位が設定されるので、現像剤、特に、キャリアとト
ナーとを混合した二成分系の現像剤を用いた場合のトナ
ーの凝集による現像青補給機構の動作不良を未然に防止
することが可能になる。これにより、複数の画像形成装
置を用いた場合の稼動効率を低下させないようにするこ
とが可能になる。
【0214】請求項13乃至15記載の発明によれば、
複数の画像形成装置を対象として共用可能な現像剤収納
・循環装置を備えて複数の画像形成装置に対して1つの
現像剤回収・循環装置から現像剤の供給および回収が行
えるので、画像装置1台当たりの設置スペースの低減、
装置の不稼働時間の低減さらには現像剤の交換さ操作の
低減を図ることが可能になる。
【0215】請求項16記載の発明によれば、請求項1
4乃至16記載の発明による効果に加え、現像手段と現
像剤収納・循環装置の設置自由度の確保、接続の確実
化、簡易化を図れ、かつ、現像手段と現像剤収納・循環
装置の装置構成の簡易化や、現像剤収納・循環装置のメ
ンテナンス時の操作性の向上を図ることができる。
【0216】請求項17記載の発明によれば、請求項1
記載の発明による効果に加え、現像剤収納・循環装置
から現像手段への現像剤移送、及び現像手段から現像剤
収納・循環装置への現像剤回収の確実化を図れ、さら
に、現像手段への現像剤供給量の精度・信頼性の確保、
現像手段と現像剤収納・循環装置の設置自由度の確保、
接続の確実化、簡易化を図れ、かつ、現像手段と現像剤
収納・循環装置の装置構成の簡易化や、現像剤収納・循
環装置の組み付け性、生産性、メンテナンス時の操作性
の向上を図ることができる。
【0217】請求項18記載の発明によれば、請求項
乃至17記載の発明による効果に加え、現像剤移送及
び現像剤分配の確実化の確保・実現を図れ、現像手段と
現像剤収納・循環装置の装置構成の簡易化の実現を図る
ことができる。
【0218】請求項19記載の発明によれば、請求項
記載の発明による効果に加え、現像剤循環及び現像剤
分配の確実化の確保・実現を図れ、現像手段と現像剤収
納・循環装置の装置構成の更なる簡易化の実現を図るこ
とができる。
【0219】請求項20記載の発明によれば、請求項
記載の発明による効果に加え、現像剤供給及び現像剤
分配制御の精度の向上・維持を図ることができ、かつ現
像剤収納・循環装置の装置構成の更なる簡易化の実現、
低コスト化の更なる向上の実現を図ることができる。
【0220】請求項21記載の発明によれば、請求項
乃至15記載の発明による効果に加え、現像剤供給及
び現像剤分配制御の精度の向上・維持を図ることがで
き、かつ現像剤収納・循環装置の装置構成の更なる簡易
化の実現、低コスト化の更なる向上の実現を図ることが
できる。
【0221】請求項22記載の発明によれば、請求項
乃至15記載の発明による効果に加え、現像剤供給及
び現像剤分配制御の精度の向上・維持を図ることがで
き、かつ現像剤収納・循環装置の装置構成の更なる簡易
化の実現、低コスト化の更なる向上の実現を図ることが
できる。
【0222】請求項23、24記載の発明によれば、請
求項13乃至22記載の発明による効果に加え、各画像
形成装置の使用状況に関わらない個々の画像形成装置へ
の現像剤供給量の一定化を図れ、現像剤供給量精度の向
上確保を図ることができる。
【0223】請求項25記載の発明よれば、画像形成装
置とは別に現像剤回収手段および現像剤供給手段を備え
たので、画像形成装置内に上記した各手段を設置しなく
てすみ、これによって画像形成装置の大型化を防止して
画像形成装置の設置スペースが拡大されてしまうような
事態を防止することができる。しかも、画像形成装置と
独立して現像剤回収手段および供給手段をメンテナンス
することができるので、画像形成装置の不稼働時間を減
少させることが可能になる。
【0224】請求項26乃至28記載の発明によれば、
現像剤回収手段および供給手段を同一位置にて配置し、
各手段間で現像剤の貯溜に用いられる部材の共通化が可
能であるので、現像剤の移動に要する機構の共通化およ
び部材の共通化によって現像剤の回収および供給の信頼
性を向上させることができる。しかも、現像剤を回収お
よび供給するにあたっては、現像剤の移動路中に残留し
ている現像剤を排除した上で回収および供給が行われる
ので、その駆動に要する機構への異常な負荷の発生を防
止することができる。さらに、上記した各手段間で現像
剤の貯溜に用いられる部材の共通化が行えるので、現像
剤回収部および供給部での現像剤貯溜部材の製造コスト
や保管コストを低減することが可能になるとともに、そ
の取扱性においても簡単な操作ですむことから現像剤の
再利用を有効に行うことが可能になる。
【0225】請求項29および30記載の発明によれ
ば、現像剤を含む混合気のうちの空気を確実に排除して
現像剤のみを回収および供給用の貯溜部に持ち来すこと
ができるので、現像剤の回収および供給に際しての貯溜
が良好に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至12記載の発明の実施例による画
像形成システムを説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示した画像形成システムに用いられる画
像形成装置の一例である複写機の概要図である。
【図3】図2に示した画像形成装置に用いられる現像装
置の一例を示す断面図である。
【図4】図3に示した現像装置に設けられている現像剤
補給部の一例を示す斜視図である。
【図5】図3に示した現像装置に用いられる現像剤供給
部に相当するトナー補給手段の外観図である。
【図6】図5中、符号L6で示す方向の矢視断面図であ
る。
【図7】図5に示したトナー補給手段の断面図である。
【図8】図5に示したトナー補給手段に用いられる開閉
部材の構造を示す分解斜視図である。
【図9】図1に示した画像形成システムに用いられる現
像剤供給機構に相当するトナー供給手段の構造を説明す
るための分解斜視図である。
【図10】図1に示した画像形成システムに用いられる
現像剤移動手段に相当するトナー移動手段の構造を示す
局部的な断面図である。
【図11】図1に示した画像形成システムに用いられる
制御部の構成を説明するためのブロック図である。
【図12】図11に示した制御部の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図13】請求項1乃至12に記載の発明による画像形
成システムにおける現像剤供給部の他の例を示す概略構
成図である。
【図14】請求項13乃至24記載の発明による画像形
成システムの構成例を概略的に示すブロック図である。
【図15】図14の画像形成システムにおける現像剤供
給部に相当する現像剤収納・循環装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図16】請求項12乃至24記載の発明による画像形
成システムの各画像形成装置本体内に配置される現像装
置の断面図である。
【図17】図16に示した現像装置の斜視図である。
【図18】図15、16に示した現像装置の現像手段と
現像剤収集手段の要部断面図である。
【図19】請求項13乃至24記載の発明による画像形
成システムにおける現像剤収納・循環装置の制御系の概
略構成例を示すブロック図である。
【図20】請求項25乃至30記載の発明に係る画像形
成システムに用いられる画像形成装置の一例である複写
機の概要図である。
【図21】図20に示した複写機に用いられる現像剤供
給装置の全体構成を説明するための分解斜視図である。
【図22】図21に示した現像剤供給装置における粉体
ポンプの構成を示す局部的な断面図である。
【図23】図21に示した現像剤供給装置における撹拌
・移送手段および搬送スクリューの構成および現像剤回
収部の構成を示す断面図である。
【図24】図21に示した現像剤供給装置の特徴部を説
明するための比較例のひとつとする現像剤供給装置の要
部に関する構造を示す局部的な断面図である。
【図25】図24中、符号L7で示す方向の矢視断面図
である。
【図26】図21に示した現像剤供給装置の特徴部を説
明するための比較例の他のひとつとする現像剤供給装置
の要部に関する構造を示す局部的な断面図である。
【図27】図26中、符号L9で示す方向の矢視断面図
である。
【図28】図21に示した現像剤供給装置における特徴
部の作用を説明するための図7相当の断面図である。
【図29】図21に示した現像剤供給装置における特徴
部の他の作用を説明するための図25相当の断面図であ
る。
【図30】図21に示した現像剤供給装置に用いられる
エア圧検出装置の構造を説明するための断面図である。
【図31】図23に示した現像剤回収部に用いられる現
像剤移送手段の構成を説明するための分解斜視図であ
る。
【図32】図31に示した現像剤移送手段の要部を示す
断面図である。
【図33】図23に示した現像剤回収部の要部構成を説
明するための分解斜視図である。
【図34】図33に示した現像剤回収部の要部の装着状
態の一例を示す断面図である。
【図35】図33に示した現像剤回収部の要部構成の作
用の一つを説明するための模式図である。
【図36】図33に示した現像剤回収部の要部構成の作
用の他の一つを説明するための模式図である。
【図37】図23に示した現像剤回収部の要部の装着状
態の他の例を示す断面図である。
【図38】図23に示した現像剤供給装置および現像剤
回収部の動作制御を行うための制御部のシステム構成を
説明するためのブロック図である。
【図39】図38に示した制御部の作用を説明するため
のタイミングチャートである。
【図40】図38に示した制御部の他の例を説明するた
めのブロック図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置 101 トナー供給部 102 画像形成装置としての複写機 103 像担持体をなす感光体ドラム 106 現像装置 106B トナー補給部 106N 残量検出センサ 108 クリーニング装置 200 トナー供給手段 200A トナー分離部 202 開閉部材 202A 係止部材 202B トナー供給手段支持部材 202C シャッター部材 202D ストッパ部材 204 弦巻バネ 300 トナー供給部の一つであるトナー供給源 303 トナー収納容器 303A、303A’ トナー移送手段をなすパイプ 306A スクリューポンプ 400 制御部 402 トナー供給源側でのトナー残量検出セン
サ 1110 現像手段 1102 現像剤供給部材 1111,1111a〜1111d 現像剤供給用パイ
プ 1120 現像剤回収部材 1121,1121a,1121b:現像剤回収手段 1130 現像剤規制部材(ドクター) 1140,1140h,1140k:ガイド部材 1150 ケーシング 1160 蓋 1170 撹拌部材 1180 規制部材部 1190a,1190b:現像手段駆動モータ 1200 現像剤移送手段 1200’ 現像剤移送・循環手段 1200’a,1200’b 粉体ポンプユニット 1201,1201’ ローター 1202,1202’ ステータ 1203,1203’ ホルダー 1204,1205 エアー供給口 1206 現像剤吐出口 1207 ファン 1207’ エアーポンプ 1208 空気吐出孔 1221 横搬送スクリュー 1222 駆動モータ 1224 撹拌部材 1225 現像剤流入口 1230 トナー補給ユニット 1231 トナー 1232 トナー供給部材 1233 補給口 1234 トナー供給部材駆動モータ 1240、1250、1250a、1250b 現像剤
濃度検知部材 1260 現像剤供給切り替え手段をなす電磁バル
ブ 1270 現像剤回収切り替え手段をなす電磁バル
ブ 1300a〜1300d 画像形成装置 1400 現像剤収集装置 1410 ホッパー 1411 吸入孔 1412 排出孔 1413 空気排出部材 1414 フィルタ 1420 取り付け支持台 1421 クッションシート 1422 支持台 1423 シャッター 1424 レバー 1425 止め具 1426 スプリング 1427 ストッパー 1500 現像剤収納・供給装置 1500’ 現像剤収納・循環装置 1600、600’ 現像剤収納手段 1610 現像剤収納容器 1610’ 現像剤収納部材 1611 開口部 1620 現像剤 1700 現像剤循環制御手段 1710a、1710b メイン制御 1100 現像剤適正化手段 G1、G2、G3 ギヤ 2300 現像剤供給装置 2303 トナー収納容器 2303A パイプ 2304 天井部材 2304D フィルタ 2305 撹拌・移送手段 2305A 撹拌羽根 2306A スクリューポンプ 2400 現像剤回収手段に相当するトナー回収手
段 2402 現像剤回収部材に相当するトナー収納容
器 2402A 現像剤収納部に相当する収容部 2402B 口金部 2402C 支持部 2402D シャッター部 2410 回収ホッパー 2411 エアフィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−296777 (32)優先日 平成7年11月15日(1995.11.15) (33)優先権主張国 日本(JP) 前置審査 (56)参考文献 特開 昭61−59465(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 112 G03G 15/08 507

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成された原稿内容に応じた
    静電潜像を現像装置により可視像処理し、その可視像を
    記録材に転写することにより画像複写を行なう画像形成
    装置を複数備えた画像形成システムにおいて、 上記複数の各画像形成装置間での現像装置に対する共通
    の現像剤供給源を各画像形成装置とは独立して単一で設
    け、各画像形成装置の現像装置との間が、各現像装置へ
    の現像剤移送方向を切り換え可能な分配手段を備えた現
    像剤移送手段によって接続され、 上記現像剤は、上記現像剤供給源から上記分配手段を介
    して上記現像装置内に向けて気流搬送される際に、気流
    が螺旋運動しながら下降し現像剤中のトナーが重力によ
    りトナーのみを分離された状態で上記現像装置に設けら
    れているトナー補給部に導入されることを特徴とする画
    像形成システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成システムにおい
    て、 上記現像剤移送手段は、少なくとも、上記現像剤の移送
    方向を切り換え可能な分配手段から供出される側に位置
    するフレキシブルな部材を備えていることを特徴とする
    画像形成システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成システムにおい
    て、 上記現像剤供給源は、貯溜している現像剤を吐出部に向
    け移動させる移動手段を備えていることを特徴とする画
    像形成システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成システムにおい
    て、 上記現像剤移動手段は、回転することにより軸方向に上
    記現像剤を移動させるロータを備えたスクリューポンプ
    と、 上記スクリューポンプにより移動する現像剤を拡散させ
    た状態で流動させるための空気供給手段と、を具備して
    いることを特徴とする画像形成システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成システムにおい
    て、 上記現像装置は、その一部が画像形成装置外部に位置す
    るとともに、その一部に対して着脱可能であって、上記
    現像剤供給源から上記現像剤移送手段を介して移送され
    てくる現像剤および空気の混合気を現像装置内に導入可
    能な現像剤供給手段が配置されていることを特徴とする
    画像形成システム。
  6. 【請求項6】請求項1または5記載の画像形成システム
    において、 上記現像剤供給手段は、縦方向に長手方向を設定された
    漏斗形状の現像剤分離部を有し、その現像剤分離部の上
    部位置で横方向の断面中心に対して偏心した位置に現像
    剤移送手段が連結され、現像剤分離部の下部位置に現像
    装置内部と連通可能な開口が形成されて上記現像剤と空
    気との混合気中から現像剤のみを収集可能であることを
    特徴とする画像形成システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成システムにおい
    て、 上記現像剤供給手段は、上記現像剤移送手段が連結され
    ている位置の上部に集塵用フィルタが配置されているこ
    と特徴とする画像形成システム。
  8. 【請求項8】請求項6記載の画像形成システムにおい
    て、 上記現像剤供給手段は、通常、開口を覆う習性を付与さ
    れている開閉部材を備え、上記現像装置に装着されてい
    るときに上記開閉部材に付与されている習性に抗して上
    記開口を現像装置内部と連通可能な状態に設定されるこ
    とを特徴とする画像形成システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像形成システムにおい
    て、 上記開閉部材は、 一方向への揺動習性が付与され、一部に係止片が形成さ
    れている係止部材と、 上記係止部材の揺動支軸が挿通され、一部に現像剤供給
    手段の下部位置を装着するための開口部が形成されてい
    る現像剤供給手段支持部材と、 上記係止部材の揺動支軸と一体化されて係止部材と連動
    可能に設けられていて、一部に上記現像剤供給手段の開
    口部に連通可能な現像剤吐出部を形成されている回転可
    能なシャッター部材と、 上記係止部材の係止片が衝止可能な係合片を有し、不動
    部に対して着脱可能に設けられ、不動部に装着された時
    に上記係合片が上記係止片を衝止する位置に位置決めさ
    れるストッパ部材と、を具備していることを特徴とする
    画像形成システム。
  10. 【請求項10】請求項1乃至4のうちの一つに記載の画
    像形成システムにおいて、 現像装置内での現像剤濃度および補給現像剤の残量を検
    出する濃度検出手段および上記現像剤供給源内での現像
    剤の残量検出手段と画像形成装置の電源スイッチが入力
    側に接続され、上記現像剤濃度に応じて現像剤の補給制
    御を実行する画像形成装置側の制御部から補給用現像剤
    の残量検出信号が入力されるとともに、現像剤供給源で
    の現像剤残量検出信号が入力され、画像形成装置側での
    補給現像剤の残量不足が検出された時点で現像剤供給源
    に現像剤が残っている場合に限って、現像剤供給源の現
    像剤移送方向切り換え用分配手段および現像剤移動手段
    の駆動部ならびに空気供給手段の駆動部への駆動信号を
    出力する制御部を備えていることを特徴とする画像形成
    システム。
  11. 【請求項11】請求項10記載の画像形成システムにお
    いて、 上記制御部は、空気供給手段を他の駆動部と独立して制
    御することを特徴とする画像形成システム。
  12. 【請求項12】請求項10記載の画像形成システムにお
    いて、 上記制御部は、画像形成装置の始動時には、空気供給手
    段を他の駆動部よりも先に駆動し、画像形成装置の停止
    時には、空気供給手段を他の駆動部よりも後で停止させ
    ることを特徴とする画像形成システム。
  13. 【請求項13】像担持体上に形成された潜像を現像装置
    で現像して可視像化し、該可視像を記録材に転写し、定
    着することにより画像を形成する画像形成装置を複数備
    えた画像形成システムにおいて、 複数の画像形成装置に対し現像剤を供給および回収する
    ことにより現像剤を循環させる現像剤分配・循環手段を
    具備する共通の現像剤収納・循環装置を上記複数の画像
    形成装置とは独立して単一で設けたことを特徴とする画
    像形成システム。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像形成システムにお
    いて、 現像剤はトナーとキャリアを混合した2成分現像剤が用
    いられ、前記現像剤収納・供給装置内に、現像剤を適正
    な状態に制御する現像剤適正化手段を具備することを特
    徴とする画像形成システム。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載の画像形成シ
    ステムにおいて、上記複数の画像形成装置にそれぞれ備えられている現像
    手段と、 上記 現像装置における現像手段に対して現像剤収納手段
    それら現像手段とは分離独立して構成された前記共通
    の現像剤収納・供給装置を備え、 該現像手段と現像剤収納手段とを現像剤移送手段及び現
    像剤回収手段で接続し、複数の画像形成装置の現像部に
    対し現像剤供給を行なう現像剤分配・制御手段、及び複
    数の画像形成装置の現像部から現像剤回収を行なう現像
    剤回収・制御手段を具備したことを特徴とする画像形成
    システム。
  16. 【請求項16】請求項13記載の画像形成システムにお
    いて、 現像剤収納・循環装置から複数の画像形成装置の現像手
    段への現像剤供給は、該現像剤収納・循環装置に具備し
    た現像剤搬送手段にて行ない、該現像手段から該現像剤
    収納・循環装置への現像剤回収は、該現像剤収納・循環
    装置に具備した現像剤吸引手段にて行なうことを特徴と
    する画像形成システム。
  17. 【請求項17】請求項16記載の画像形成システムにお
    いて、 前記現像剤収納・循環装置の現像剤移送手段及び現像剤
    吸引手段は、回転するローターと、該ローターを包み込
    むように配置され、該ローターの通路を有し、該ロータ
    ーと接触係合する固定されたステイターとを有するスク
    リューポンプ手段(または粉体ポンプ手段)と、該現像
    剤を流動化させるための空気を該スクリューポンプ手段
    に供給するための空気供給手段を具備し、該現像剤移送
    手段の最下流部と該現像剤回収手段の最下流部に、該現
    像剤移送手段より移送された現像剤あるいは該現像剤回
    収手段より回収された現像剤と空気の混合気より、空気
    を分離し排出し、現像剤のみ収集するための現像剤収集
    手段を具備したことを特徴とする画像形成システム。
  18. 【請求項18】請求項15記載の画像形成システムにお
    いて、 前記現像剤分配・制御手段は、前記スクリューポンプ手
    段と現像剤収集手段との中間位置に具備し、前記現像剤
    回収・制御手段は前記現像手段とスクリューポンプ手段
    との間に具備したことを特徴とする画像形成システム。
  19. 【請求項19】請求項13記載の画像形成システムにお
    いて、 現像剤収納・循環装置は、少なくとも2つ以上の画像形
    成装置に対し現像剤供給及び現像剤回収するための、現
    像剤移送手段、現像剤回収手段、現像剤分配・制御手段
    及び現像剤回収・制御手段を駆動制御する制御手段を具
    備し、各画像形成装置における現像剤の残量に応じて上
    記現像剤の供給および回収のための動作制御を行うこ
    を特徴とする画像形成システム。
  20. 【請求項20】請求項19記載の画像形成システムにお
    いて、 記現像剤移送手段及び現像剤回収手段の駆動制御は粉
    体ポンプ駆動及び空気ポンプ駆動を行ない、現像剤分配
    ・制御手段及び現像剤回収・制御手段の駆動制御は現像
    剤供給切り替え手段及び現像剤回収切り替え手段による
    供給方向あるいは回収方向の選択切り換えを行うことを
    特徴とする画像形成システム。
  21. 【請求項21】請求項13記載の画像形成システムにお
    いて、 現像剤収納・循環装置は、前記各画像形成装置の前記現
    像手段の駆動手段の動作の有無を前記現像剤収納・循環
    手段に送信する送信手段を具備し、該送信手段により前
    記現像剤移送手段と前記現像剤分配・制御手段、前記現
    像剤回収手段と該現像剤回収・制御手段の駆動制御を行
    なうことを特徴とする画像形成システム。
  22. 【請求項22】請求項13記載の画像形成システムにお
    いて、 前記各画像形成装置の前記現像手段にトナー濃度を検知
    する検知手段を具備し、現像剤収納・循環装置は、該ト
    ナー濃度検知手段からの信号により前記現像剤移送手段
    と現像剤分配・制御手段、前記現像剤回収手段と現像剤
    回収・制御手段の駆動制御を行なうことを特徴とする画
    像形成システム。
  23. 【請求項23】請求項13,16,17,19,22の
    うちの一つに記載の画像形成システムにおいて、 現像剤収納・循環装置は、使用されている画像形成装置
    の数、または前記現像剤分配切り替え手段の切り替え状
    態によって、前記現像剤移送手段の移送量及び現像剤回
    収手段の回収量を制御することを特徴とする画像形成シ
    ステム。
  24. 【請求項24】請求項23記載の画像形成システムにお
    いて、 前記現像剤移送手段及び前記現像剤回収手段は、回転す
    るローターと、該ローターを包み込むように配置され、
    該ローターの通路を有し、該ローターと接触係合する固
    定されたステイターとを有するスクリューポンプ手段
    (または粉体ポンプ手段)で構成され、現像剤収納・循
    環装置は、使用されている画像形成装置の数、または前
    記現像剤分配切り替え手段の切り替え状態によって、該
    スクリューポンプの回転数を制御することを特徴とする
    画像形成システム。
  25. 【請求項25】像担持体上に形成されている静電潜像を
    現像装置により可視像処理し、その可視像を記録材に転
    写することにより画像形成を行う画像形成装置を複数
    えた画像形成システムにおいて、 上記複数の画像形成装置とは別に独立して設置されて現
    像剤を該画像形成装置 毎に有する現像装置に供給するた
    に共通して用いられる現像剤供給手段と、 上記可視像転写後の像担持体上から除去される残留現像
    剤を回収する現像剤回収手段とを備え、上記各画像形成装置毎に有する現像装置における現像剤
    の残量に応じて供給および回収を制御する構成を 備えた
    ことを特徴とする画像形成システム。
  26. 【請求項26】請求項25記載の画像形成システムにお
    いて、 上記現像剤供給手段および現像剤回収手段は同一位置に
    て設けられ、現像剤の供給用吐出部および現像剤の回収
    用吐出部には、回転することにより軸方向に沿って現像
    剤を移動させることが可能なスクリュー状のロータを備
    えた粉体ポンプと、その粉体ポンプにより移動してくる
    現像剤の通路上に配置され、粉体ポンプにより移動して
    くる現像剤を拡散させた状態で流動させる空気供給手段
    と、空気供給手段から流動してくるトナーを上記現像装
    置に向け移動させる接続部材を備えていることを特徴と
    する画像形成システム。
  27. 【請求項27】請求項25記載の画像形成システムにお
    いて、 上記現像剤回収手段は、上記現像剤供給手段の一部に対
    して着脱可能に設けられている現像剤収納部材を備え、
    その現像剤収納部材が上記現像剤供給手段に対して回収
    した現像剤を供出可能であることを特徴とする画像形成
    システム。
  28. 【請求項28】請求項27記載の画像形成システムにお
    いて、 上記現像剤収納部材は、上記現像剤供給手段の容量に対
    して1/10乃至1/5の容量が設定されていることを
    特徴とする画像形成システム。
  29. 【請求項29】請求項25または26記載の画像形成シ
    ステムにおいて、 上記現像剤回収手段には、現像剤の移送に用いられる空
    気を抜くための脱気部材が設けられていることを特徴と
    する画像形成システム。
  30. 【請求項30】請求項29記載の画像形成システムにお
    いて、 上記脱気部材は、上記現像剤回収手段に有する上記現像
    剤収納部材に対して着脱可能に設けられることを特徴と
    する画像形成システム。
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