JP5251333B2 - 画像処理装置と画像処理装置の制御方法とプログラム - Google Patents

画像処理装置と画像処理装置の制御方法とプログラム Download PDF

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Description

この発明は、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、それらの複合機を含む画像処理装置とその画像処理装置の方法とプログラムに関する。
画像処理装置には多数の部品が使用されているが、それらの各部品は各々寿命を持っている。
特に、画像形成に関わる作像系および定着系の部品、原稿・転写紙を搬送する紙搬送系の部品の寿命は機械本体の寿命よりも短い場合が多い。
従って、そのような部品の寿命が来た場合には、サービスマンによるメンテナンス作業(=部品交換)が必要となる。
また、寿命が来ていなくても、画像処理装置に何らかの異常が発生した場合はその異常の原因となる部品の交換作業が発生する。
その部品の交換作業にあたっては、多くの場合、サービスマンは紙媒体のサービスマニュアルを参照していた。
しかし、サービスマンが紙媒体のサービスマニュアルを持ち歩くのは負担が多く、サービスマニュアルの内容も定期的に更新されるので、その都度、紙媒体のサービスマニュアルを作成するのでは、メンテナンス作業を迅速に行うためには支障が生じたり、資源を浪費するという問題もあった。
そこで従来、通信回線を介して外部のサーバ又はホストコンピュータからサービスマニュアルやトラブルシューティングの内容を取得し、その内容を操作表示部のディスプレイに表示させることができる画像処理装置(例えば、特許文献1参照)があった。
特開2002−084388号公報
しかしながら、画像処理装置における部品の交換作業において、例えば、エンジン部のユニットや部品の脱着にあたっては、活栓挿抜は好ましくないものも存在し、それらの部品交換にあたっては画像処理装置の電源をオフにしておく必要がある。
このような場合、上述した従来の画像処理装置では、サービスマニュアルをディスプレイ部に表示することができなくなるので、サービスマニュアルやトラブルシューティングの内容を参照しながらメンテナンス作業ができないという問題があった。
また、部品の交換作業にミスがないか、または交換した部品が正常に動作できているかなど、メンテナンス作業後の確認はどうしても試し印刷をして確認する必要があるが、サービスモードで動作させれば課金用カウンタは作動しないが、用紙はどうしても確認用に使ってしまうので、資源を浪費してしまうことになる。
さらに、交換した部品全てについて確認を手動で行うのもサービスマンのスキルによるところが大きくなってしまう。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、メンテナンス作業対象の装置に備わるディスプレイ上でサービスマニュアルの内容を参照しながら、部品の交換を含むメンテナンス作業を行えるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、各種の操作情報を入力すると共に各種の情報を表示する操作パネルと、画像を読み取り、その画像データを入力するスキャナ機構部と、そのスキャナ機構部によって入力した画像データに画像処理を施す画像処理部と、その画像処理部によって画像処理された画像データ基づく画像を用紙に印刷するプリント機構部と、上記スキャナ機構部と上記画像処理部と上記プリント機構部の動作を制御するエンジン制御部と、そのエンジン制御部を含む装置全体の制御を司るコントローラ制御部を有し、上記スキャナ機構部、上記画像処理部、上記プリント機構部、上記エンジン制御部のいずれか1つを含むユニット又はそのユニット内の部品を交換するメンテナンス時にメンテナンスモードに移行し、上記ユニットへの給電を停止して非通電状態にし、上記操作パネルへの給電は維持して上記ユニット及び上記ユニット内の部品に関連するサービスマニュアルの内容を表示させるメンテナンスモード制御手段を備えた画像処理装置であって、上記メンテナンスモード制御手段が、その画像処理装置の異常発生履歴及び/又は部品使用履歴に基づき、該異常発生履歴における異常の種類及び/又は、部品使用履歴の中の所定の基準を満たしている項目により、異常発生の確認を行うべきユニット又はユニット内の部品を特定して、上記サービスマニュアルのうちその特定したユニット又はユニット内の部品の情報を上記操作パネルに表示させる手段を備える画像処理装置を提供する。
また、上記メンテナンス終了後はチェックモードに移行し、上記ユニットを再起動させる手段を設けるとよい。
また、上記非通電状態にするものとして大量給紙トレイ、フィニッシャを含む周辺装置を含むようにするとよい。
さらに、上記メンテナンスモード時に上記ユニット及び上記ユニット内の部品が交換された場合、その交換に応じて上記機械状態情報を書き換えるようにするとなおよい。
また、上記操作パネル,上記スキャナ機構部,上記画像処理部,上記プリント機構部,上記エンジン制御部,上記コントローラ制御部を有する画像処理装置におけるメンテナンスモード時の制御方法と上記のような各部を有するコンピュータに上記のようなメンテナンスモードに係る手順を実行させるためのプログラムも提供する。
この発明による画像処理装置とその画像処理装置の制御方法は、メンテナンス作業対象の装置に備わるディスプレイ上でサービスマニュアルの内容を参照しながら、部品の交換を含むメンテナンス作業を行うことができる。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータに、メンテナンス作業対象の装置に備わるディスプレイ上でサービスマニュアルの内容を参照しながら、部品の交換を含むメンテナンス作業を行えるようにするための機能を実現させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図2は、この発明の実施例のデジタルカラー複写機の機能構成を示すブロック図である。
このデジタルカラー複写機30は画像形成装置であり、給紙部31,原稿搬送部32,原稿読取部33,画像形成部34を有する。
給紙部31は、プリント,コピー時に用紙Pを画像形成部34へ給紙する。
原稿搬送部32は、画像読み取り時に原稿を原稿読取部33へ搬送する。
原稿読取部33は、内部に光源やミラーを含む複数の部品を有し、原稿搬送部32から給紙される原稿の画像を読み取り、その画像データを入力するスキャナ機構部である。上記各部品については公知なので詳細な説明を省略する。
画像形成部34は、公知である複数の部品からなるユニットであり、まず、中間転写ベルト35が設けられており、その周りには4個の感光体ドラム36Y〜36Kが並べて配置されている。感光体ドラム36Yはイエローのトナー画像を転写するための感光体であり、感光体ドラム36Mはマゼンタのトナー画像を転写するための感光体であり、感光体ドラム36Cはシアンのトナー画像を転写するための感光体であり、感光体ドラム36Kはブラックのトナー画像を転写するための感光体である。
各感光体ドラム36Y〜36Kの周りには、それぞれの感光体ドラムの表面を帯電処理する各帯電装置37Y〜37Kと、それぞれの感光体ドラムの表面に形成された静電潜像をそれぞれの色のトナーで可視像化する各現像装置38Y〜38Kと、それぞれの感光体ドラム上のトナー像(可視像)を中間転写ベルト35上に転写した後に各感光体ドラム36Y〜36K上に残ったトナーを回収する各クリーニング装置をそれぞれ設けている。上述の画像形成部34内の中間転写ベルト35や感光体ドラム36は部品に相当する。
このデジタルカラー複写機30の上部には、感光体ドラム表面上に静電潜像を形成する複数のミラーやレンズを含む露光部を備えたユニットである露光装置39が設けられている。
給紙部31のトレイ部40から搬送手段41によって搬送された用紙(転写紙)Pは、レジストローラ部42においていったん停止し、感光体ドラム上の画像と同期をとって再給紙され、転写ローラ部43によって中間転写ベルト35上のトナー像が用紙Pに転写される。芦原温泉
トナー像が転写された用紙Pは定着装置44によって定着処理され、最後に排紙手段45によって排紙収納部46に排出される。
また、後で詳しく説明するシステム制御部1,エンジン制御部2,電源供給ユニット7も備えている。
図1は、このデジタルカラー複写機30のエレキシステム構成の概略を示すブロック図である。
このデジタルカラー複写機30のシステム制御部1とエンジン制御部2の基板はそれぞれ独立したユニットを形成しており、互いにPCIバス8で通信可能に接続されている。
システム制御部1は、CPU,ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現され、このデジタルカラー複写機30の全体の制御を司るコントローラ制御部10と、各種の操作情報を入力し、各種の情報を表示するLCDを含む画面を備えた操作パネル3の入力表示制御をする操作パネル制御部11とからなる。
また、エンジン制御部2は、入力された画像データに所定の画像処理を施す画像処理部20と、スキャナ機構部4とプリント機構部5におけるCCDの制御を行うCCD制御部21と、スキャナ機構部4とプリント機構部5におけるLDの制御を行うLD制御部22と、CPU,ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現され、主にスキャナ機構部4とプリント機構部5と周辺装置6を制御するエンジンメイン制御部23を有する。
スキャナ機構部4は、上記原稿読取部33を含む画像読み取りに係る部分であり、プリント機構部5は、上記画像形成部34,上記露光装置39を含む画像印刷に係る部分であり、デジタルカラー複写機30においては、上記スキャナ機構部4を含むユニットと、上記プリント機構部5を含むユニット、また、プリント機構部5でも、上記画像形成部34を含むユニットと、上記露光装置39を含むユニットにそれぞれ分かれている。
上記の各ユニットはそれぞれ交換可能であり、各ユニット内の各部品についてもそれぞれ交換可能である。
電源供給ユニット7は、商用の交流電源による交流電流を直流電流にしてシステム制御部1、エンジン制御部2、操作パネル3、スキャナ機構部4、プリント機構部5、周辺装置6に供給する。また、コントローラ制御部10からの指示に基づいて上記直流電流の供給を制御する。
ところで、システム制御部1は、例えば、給紙部31から搬送された用紙Pが途中で紙詰まりを起こした場合、または給紙部31から搬送できなかった場合は「用紙ジャム」としてプリント動作を中断する。
また、原稿搬送においても同様に、「原稿ジャム」の検知を行い、ジャムを検知した場合はスキャン動作を中断する。
さらに、給紙・原稿に関わらず搬送部においてはジャムを引き起こした原因を分類するようになっており、異常原因毎の履歴が残るようになっている。その履歴の情報は、例えば、コントローラ制御部10のRAMに記憶する。
そして、特定の原因のジャムが多発する場合、サービスマンはその原因の元となるユニットとそのユニット内の部品(給紙コロ、ローラ、ソレノイド、センサ)などをチェックし、必要に応じて新品と交換しなければならない。
また、システム制御部1は、作像部においては、モータのロック検知、高圧出力の異常検知、各種センサから取得した値の異常検知などを行っており、異常発生時はサービスマンコール警告を操作パネル3の画面上に表示し、動作を中断する。そして、その異常原因毎の履歴の情報を残す。
さらに、システム制御部1は、定着装置44においてはサーミスタの断線検知や温度制御異常の検知を行っている。その異常発生後の動作は作像部と同様であるが、定着装置44については異常状態はサービスマンしか解除できず、ユーザが電源OFF/ONを繰り返しただけでは正常状態に復帰できないようになっている。
このようにして、サービスマンは、デジタルカラー複写機30に記憶されたジャム履歴、異常履歴の情報に基づいてユニット又はユニット内の部品の修理・交換のメンテナンス作業を行う。
しかし、デジタルカラー複写機30の各ユニットや各ユニット内の部品がその耐久寿命を超えることによって発生する異常は各ユニットと各ユニット内の各部品の使用履歴を記録しておくことによって回避することは可能である。
このデジタルカラー複写機30では、デジタルカラー複写機30内の各ユニットと各ユニット内の各部品にそれぞれ交換までの寿命を設定し、その寿命が尽きたことを示すカウント基準はプリント枚数、作像回数、動作時間、駆動距離などの情報を用いている。
各ユニットと各ユニット内の各部品についての寿命カウンタが所定値を超えた場合には、機械を動作不可状態にしたり、交換を促す交換警告メッセージを操作パネル3の画面上に表示する。
その交換警告メッセージは、このデジタルカラー複写機30がネットワーク上の各PCから依頼されたプリントを行うプリント機能がある場合は、その依頼元又はネットワーク管理用のPCの画面上に表示する場合もある。
上記交換警告メッセージが表示されたら、ユーザはサービスステーションに連絡し、サービスマンは該当するユニットを取り外す。
また、新たなユニットを用意しておく場合はその場でユニットを交換するだけだが、その場でユニット内の寿命の尽きた、又は故障した部品だけ交換する場合もある(同じユニット内でも部品毎に寿命は異なる場合があり、その場合は最も寿命が短い部品に合わせてユニットの寿命が決まる)。
そこで、このデジタルカラー複写機30では、ユニット又はユニット内の部品交換の作業性向上、及びユニット又はユニット内の部品の脱着時の安全性向上のため、エンジン制御部2を非通電状態にして、操作パネル3の画面上にサービスマニュアルを表示する「エンジンメンテナンスモード」を備えている。
なお、この実施例のデジタルカラー複写機30において、コントローラ制御部10及び操作パネル制御部11を共通の構成にした場合、エンジン制御部2以外のメンテナンス時は操作パネル3が使えなくなるが、その場合は従来どおり紙媒体のサービスマニュアルを使用する。
公知のデジタルカラー複写機30では、コントローラ制御部10及び操作パネル制御部11は、数機種単位で共通の構成になっている場合が多いため、サービスマニュアルが紙媒体のままだとしても大きな問題にはならない。
しかし、エンジン制御部2については1機種毎に構成や使用部品点数が異なる場合が多く、エンジン制御部2だけのサービスマニュアルを電子化することは非常に有用である。
また、メンテナンス作業終了後は確認作業が必要となってくるが、メンテナンスモードを抜けた場合に自動的に再起動をかけるようにし、その場合はエンジン制御部2も通電状態で(つまり通常と同様に)起動する。
ただし、操作パネル3の画面上には「チェックモード」に入っている旨表示され、交換した部品に応じたチェックモードの選択と実行ができるようになっている。
次に、コントローラ制御部10が省エネルギーモードに移行したときにエンジン制御部2を非通電状態にする際の処理を説明する。
ユーザが操作パネル3上の図示を省略した電源キーを押下した場合、もしくは省エネルギーモード移行時間設定がされており、電源投入後に放置状態のまま設定された時間を経過した場合に、コントローラ制御部10からPCIバス8を介してエンジン制御部2に省エネルギーモード移行要求が送信される。
図3は、省エネルギーモード移行時のコントローラ制御部の制御処理を示すフローチャート図である。
コントローラ制御部10は、図3に示すように、ステップ(図中「S」で示す)1で、省エネルギーモードに移行するか否かを判定し、ユーザによる電源キーの押下を検知した場合、もしくは電源投入後に放置状態のまま省エネルギーモード移行時間を経過した場合、省エネルギーモードに移行すると判断し、ステップ2で、エンジン制御部、操作パネル制御部、各種アプリケーションソフトウェアにそれぞれ省エネルギーモード移行要求を送信し、ステップ3で、エンジン制御部、操作パネル制御部、各種アプリケーションソフトウェアの全部から省エネルギーモード移行完了通知を受信したか否かを判断し、受信したと判断したら、ステップ4で、電源供給ユニットにエンジン制御部への通電遮断を指示し、省エネルギーモード移行手順を終了する。
図4は、省エネルギーモード移行時にエンジン制御部の制御処理を示すフローチャート図である。
エンジン制御部2は、図4に示すように、ステップ11で、省エネルギーモード移行要求を受信したか否かを判断し、受信したら、ステップ12で自部に接続されている各種のアクチュエータをオフにしてステップ13へ進み、ステップ14で定着装置のヒータ(図1と図2において図示を省略している)をオフにして、ステップ15でパワーリレー(図1と図2において図示を省略している)をオフにして、スキャナ機構部、プリント機構部及び周辺装置への給電をオフにしてステップ13へ進み、ステップ13でコントローラ制御部へ省エネルギーモード移行完了通知を送信し、この処理を終了する。
このようにして、コントローラ制御部10は、エンジン制御部2からの省エネルギーモード移行完了通知を受信すると、他のアプリケーションソフトウェアや操作パネル制御部からも省エネルギーモード移行完了通知を受信すれば、電源供給ユニットにエンジン制御部を含む各部への電源遮断を指示し、省エネルギーモード移行手順が完了する。
また、この時の操作パネル3の動作であるが、システム制御部10は操作パネル制御部11に対しても同様に省エネルギーモード移行要求を送信し、操作パネル制御部11は省エネルギーモード移行要求を受信すると操作パネル3を非通電状態にする。
次に、コントローラ制御部10がエンジンに係る部分のユニットやユニット内の部品の交換のためのエンジンメンテナンスモードに移行したときにエンジン制御部2を非通電状態にする際の処理を説明する。
図5は、エンジンメンテナンスモード移行時のコントローラ制御部の制御処理を示すフローチャート図である。
コントローラ制御部10は、図5に示すように、ステップ21で、エンジンメンテナンスモードに移行するか否かを判定し、エンジンメンテナンスモードに移行するための所定のキーの押下を検知した場合、エンジンメンテナンスモードに移行すると判断し、ステップ22で、エンジン制御部だけに省エネルギーモード移行要求を送信し、ステップ23で、エンジン制御部から省エネルギーモード移行完了通知を受信したか否かを判断し、受信したと判断したら、ステップ24で、電源供給ユニットにエンジン制御部への通電遮断を指示し、省エネルギーモード移行手順を終了する。
エンジン制御部2の処理は、図4のフローチャート図に基づいて上述した処理と同じなのでその説明を省略する。
このようにして、エンジン制御部2への給電を遮断し、各種アプリケーションソフトウェアと操作パネル制御部11に対しては省エネルギーモードへ移行させない。
そして、操作パネル制御部11の制御によって操作パネル3の画面上にエンジンに関連するサービスマニュアルの内容を表示させる。
したがって、エンジン制御部2を非通電状態としながらも、操作パネル3の画面上にサービスマニュアルの内容や部品交換後のチェック動作指示などを表示させることにより、活線挿抜による部品の損傷・破壊などを回避しながらメンテナンス性を向上することができる。
また、エンジンメンテナンスモードに入る際のエンジン制御部2を非通電状態にする手順を省エネルギーモード移行時と同じにすることにより、エンジン制御部2側に新たな制御を追加することなくエンジンメンテナンスモードを実現できる。
次に、エンジンメンテナンスモードへはサービスマンしか入れないようにする必要がある。そのために、操作パネル3上に専用キーを用意せずに、現存するキーで実現するようにすれば、装置の製造コストを上昇させずに済む。
例えば、操作パネル制御部11は、ある2つのキーを同時に3秒以上押し続けられたことを検知するとコントローラ制御部10に通知し、コントローラ制御部10はその通知に基づいてエンジンメンテナンスモードへ移行するようにすると良い。
このように、特定の条件を満たした場合にエンジンメンテナンスモードアプリケーションソフトウェアが起動する。
その時、コントローラ制御部10は、エンジン制御部2に対しては、上述したように省エネルギーモードに移行する時と同じ手順を行い、エンジン制御部2から省エネルギーモード移行完了通知を受信するとエンジン制御部2への通電を停止するように電源供給ユニット7へ指示を出す。
ただし、操作パネル制御部11へは、上述したように省エネルギーモード移行要求を送信せず、操作パネル3にサービスマニュアルの内容等の表示を可能にするように通常通りの制御とする。
このようにして、エンジンメンテナンスモードに入る際に専用キーを設けずに所定のキーを押下させることにより一般ユーザがエンジンメンテナンスモードに入ることを回避することができる。
次に、エンジンメンテナンスモードにおいてはサービスマニュアルのデータを表示できるが、どのユニット又はユニット内の部品を交換すべきかはメンテナンスモードに入る前にチェックしておく必要がある。
しかし、デジタルカラー複写機30におけるエンジンメンテナンスモードアプリケーションソフトウェアが現在の自装置の機械状態情報に基づいて自装置の状態を判断し、メンテナンスが必要な部品についての情報も操作パネル3の画面上に表示すると、サービスマンはその表示内容に従って能率良くメンテナンス作業を行うことができる。
このようにして、サービスマンが操作パネルの画面上に表示されたサービスマニュアルの目次から交換対象の部品のページを検索するのではなく、エンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアが装置状態を判断して交換が必要な部品についての情報を順次表示していくことによりメンテナンス性が向上する。
上記装置状態を判断するために参照する機械状態情報は主に、1.ジャム履歴情報、2.異常履歴情報、3.部品使用履歴情報がある。
ジャム履歴情報は、ジャム発生時にジャム原因コード毎にカウントアップされるカウンタ値である。
異常履歴情報は、異常発生時にエラーコード毎にカウントアップされるカウンタ値である。
部品使用履歴情報は、ユニットを含めてユニット内の部品毎に決められた基準に応じてカウントアップされるカウンタ値である。その基準にはプリント枚数、作像回数、動作時間、駆動距離などがある。
図6は、コントローラ制御部が機械状態情報に基づいたメンテナンス情報を表示するときの処理を示すフローチャート図である。
コントローラ制御部10は、ステップ31で、ジャム履歴情報があるか否かを判断し、無ければそのままステップ32へ進み、あれば、ステップ36でジャム履歴情報に基づいて異常発生の確認対象のユニット又はユニット内の部品を判定し、ステップ32へ進む。
ステップ32で、異常履歴情報があるか否かを判断し、無ければそのままステップ33へ進み、あれば、ステップ37で異常履歴情報に基づいて異常発生の確認対象のユニット又はユニット内の部品を判定し、ステップ33へ進む。
ステップ33で、部品使用履歴情報に基づいて寿命を越えているものがあるか否かを判断し、無ければそのままステップ34へ進み、あれば、ステップ38で寿命を越えているものについて異常発生の確認対象のユニット又はユニット内の部品を判定し、ステップ34へ進む。
ステップ34で、上記各判定結果に基づいて異常発生の確認対象のユニット又はユニット内の部品があるか否かを判断し、有ればステップ35で各判定結果に基づくメンテナンス情報を表示してこの処理を終了し、無ければそのままこの処理を終了する。
こうして、エンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアは起動直後に上記各情報を参照し、その都度異常確認対象ユニット又はユニット内の部品を判定していく。
そして、全ての情報のチェックが終わった時点で異常確認対象ユニット又はユニット内の部品についてのメンテナンス情報を順次操作パネル3の画面上にメンテナンス情報を表示していく。
ただし、次の画面に進むかどうか、この手順に関する画面はスキップするか、などについてはサービスマンの選択を反映できるようにすると使い勝手が良くなる。
このようにして、エンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアが機械状態を判断する際に、ジャム履歴情報、異常履歴情報、部品使用履歴情報などを参照することにより、メンテナンス性が向上する。
次に、上記機械状態情報はコントローラ制御部10に設けたNVRAMを含む不揮発性メモリに格納するようにするとよい。
エンジン制御部2がジャムを検知した場合、または異常を検知した場合は、それぞれに対応したコマンドでコントローラ制御部10に通知する。
コントローラ制御部10は、ジャム発生通知を受けた場合はジャム原因コード毎の発生回数カウンタをカウントアップし、不揮発性メモリ上のデータも更新する。
また、異常発生通知を受けた場合も同様にエラーコード毎の発生回数をカウントアップし、不揮発性メモリ上のデータも更新する。
さらに、部品使用履歴情報は、エンジン制御部10がカウントアップした場合はコントローラ制御部10に不揮発データ更新要求コマンドを発行することにより不揮発性メモリ上のデータが更新される。
したがって、上記各情報はコントローラ制御部10の不揮発性メモリに格納されるため、エンジンメンテナンスモードに入ってエンジン制御部2が非通電状態になっても常時データの取得が可能である。
そして、エンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアは、起動直後に不揮発性メモリに格納されている機械状態情報のカウント値を参照し、異常が多発している箇所についてのメンテナンス情報を操作部パネル3の画面上に表示していく。
このようにして、メンテナンスに必要な機械状態情報はコントローラ制御部10の不揮発性メモリに格納することにより、エンジン制御部2が非通電状態であるエンジンメンテナンスモードにおいても、機械状態情報を常にアクセス可能である。
次に、ジャムや異常についての情報はそれらが発生した場合にのみ更新すれば良いが、部品使用履歴情報は動作中に更新する必要がある。
そして、部品使用履歴情報をコントローラ制御部10の不揮発性メモリに持たせた場合、上述のようにコントローラ制御部10が不揮発データ更新要求コマンドを発行して参照するようにすると、コピースピードが速い機械ほどメンテナンス対象部品が多くなる傾向にあるが、それらの部品の履歴更新のためのコントローラ制御部10へのコマンド発行処理が装置の処理パフォーマンスに影響を与えることも考えられる。
そこで、部品使用履歴情報だけはエンジン制御部2の不揮発性メモリに格納し、エンジン制御部2とコントローラ制御部10間の通信負荷を低減させるようにしてもよい。
これにより、エンジンメンテナンスモードに入る際に部品使用履歴情報を参照する場合にエンジン制御部2とコントローラ制御部10間の通信負荷が増大してしまうが、そのような状況では装置が動作を行っているとは考えられず、また、パフォーマンスも要求されないために問題は無い。
このようにして、部品使用履歴情報はエンジン制御部2の不揮発性メモリに格納することにより、動作中のエンジン制御部2とコントローラ制御部10間の通信負荷を低減することができる。
次に、操作パネル3の画面上に表示したメンテナンス情報でユニット又はユニット内の部品の交換を促し、その手順を表示した場合には、交換を実施したかどうかの確認をサービスマンに入力させるとよい。
その確認入力により、コントローラ制御部10又はエンジン制御部2は、ユニット又はユニット内の部品の交換を促す判断材料となった機械状態情報のカウンタ値をクリアする。
例えば、第1トレイの不給紙ジャムが多発したことにより、該当トレイの給紙コロ・ローラなどの交換を行った場合、「第1トレイ不給紙ジャム」の発生回数のカウンタ値を自動的に0にクリアする。
もう1つの例として、ブラックの感光体の部品使用履歴情報のカウンタ値が寿命を超えていたことにより、該当部品の交換を行った場合は「ブラック感光体」の部品使用履歴情報のカウンタ値を0にクリアする。
また、部品単品ではなくブラックの感光体ユニット(PCU)を交換した場合は、そのユニットの部品使用履歴情報のカウンタ値、及びそのユニットに含まれる部品全ての部品使用履歴情報のカウンタ値も0にクリアする。
このようにして、ユニット又はユニット内の部品の交換手順を表示するとともに、そのユニット又はユニット内の部品が交換された後は関連する部品使用履歴情報のカウンタ値をクリアすることにより、従来の方法で交換した場合に起こりうる「部品使用履歴情報のカウンタ値のクリア忘れ」を回避することができる。
次に、部品使用履歴情報がエンジン制御部2の不揮発性メモリに保存されている場合、エンジン制御部2が非通電状態であるエンジンメンテナンスモードでは、ユニット又はユニット内の部品を交換した直後に不揮発性メモリ上の部品使用履歴情報のカウンタ値を0にクリアすることができない。
そのため、どの部品の部品使用履歴情報がクリアされたかをアプリケーションソフトウェア側で記憶しておき、エンジンメンテナンスモードを抜けてエンジン制御部2が再起動した場合にエンジン制御部2に不揮発性メモリの部品使用履歴情報が0にクリアされたことを通知する必要がある。
そこで、ガイダンスの結果、ユニット又はユニット内の部品が交換された場合は該当する部品使用履歴情報をコントローラ制御部10の不揮発性メモリに一時格納しておき、メンテナンスモード終了後、エンジン制御部2が再起動した際に、エンジン制御部2の不揮発性メモリ上の部品使用履歴情報を、コントローラ制御部10の不揮発性メモリに一時格納されている部品使用履歴情報に書き換える。
このようにして、装置が動作中に更新する必要のある部品使用履歴情報をエンジン制御部2上の不揮発性メモリに格納することにより、動作中のエンジン制御部2とコントローラ制御部10間の通信負荷を低減しながらも、部品使用履歴情報のクリア忘れを回避することができる。
次に、コントローラ制御部10は、エンジンメンテナンスモードを終了したら、次にエンジンチェックモードに移行する。
この時、エンジン制御部2を通電状態に戻す再起動処理が必要になる。
エンジンメンテナンスモードに入る時は省エネルギーモード移行と同じ手順で入るので、エンジンチェックモードのためにエンジン制御部2を通電状態にするには、省エネルギーモード復帰動作と同じ手順を取ればよい。
ただし、やみくもにウォームアップ動作を始めてしまうとチェックモードが実行できないので、エンジン制御部2に通電するだけで、本体・周辺装置ともにイニシャライズなどの動作は抑制する静音立ち上げモードで起動する。
エンジン制御部2が起動完了したら、エンジンメンテナンスモードアプリケーションソフトウェアは、その直前でのメンテナンスモードによって交換されたユニット又はユニット内の部品の種類から必要なチェック動作を判定し、順次実行していく。
この時、実行されるチェック動作は主に以下の3種類に分別される。
(1)入出力(INPUT/OUTPUT)チェック
各デバイス毎の入出力が正常かどうかをチェックするモードであり、入力のチェックにあたっては特殊な手順が必要な場合もありうる(例えば、搬送系のセンサならセンサに紙を検知させるとか)ので、その場合はその手順を操作パネル3の画面上に表示させる。
また、出力のチェックにあたっては、デバイスが正常に動作しているかを目視で確認する手順が必要な場合もありうるので、その場合もその手順を操作パネル3の画面上に表示させる。
(2)フリーランモード
通常の読み取り及び印刷時の動作から通紙やトナー消費をせずに繰り返すモードである。従来の機械ではスキャナ用とプロッタ用それぞれのフリーランモードが用意されていることが多い。こちらの場合もチェックモード動作中に特殊な手順が必要な場合は操作パネル3の画面上にその手順の説明を表示する。
(3)専用チェックモード
上記1のような1つのデバイス毎のオンとオフ(ON/OFF)では動かせないものについては専用のチェックモードを設けて動作させる。
また、動作とともにセンサの入力チェックが必要な場合も、この専用チェックモードが必要である。以下に専用チェックモードの例を挙げる。
(a)トナー濃度センサチェックモード
所定のトナー濃度センサコントロール電圧を印加した時のトナー濃度センサ出力をモニタし、異常有無を判定する。
(b)電位センサチェックモード
感光体を駆動しながら帯電バイアスを印加し、その時の表面電位をモニタして異常有無を判定する。
また、所定濃度のトナーパッチを書き込み、その露光後電位もモニタして異常有無を判定する。
このようにして、メンテナンスモード終了後、エンジン制御部2が再起動した際に、交換対象となったユニットについてだけ自動的にチェックモードを実行することにより、メンテミスを確実にチェックすることができる。
次に、上記チェックモードにおいては、サービスマンの目視による動作異常判定、または異音の有無の判定などが必要な場合がある。
その場合、必要なチェック内容を操作パネル3の画面上に表示し、それに対するチェック結果(OK又はNG)をサービスマンが画面上で選択できるようにするとよい。
図7は、チェックモード時の処理を示すフローチャート図である。
コントローラ制御部10は、ステップ41で、実行すべきチェックモードがあるか否かを判断し、無ければチェックモードを終了してこの処理を終了し、次に実行すべきチェックモードがあれば、ステップ42でそのチェックモードを実行する。
ステップ43で、チェックモードの実行結果がOKかNGかを判定し、OKなら、この処理を終了する。
ステップ43の判断でNGなら、そのチェックモードを終了し、全体としてのチェックモードも一時中断し、ステップ44で、チェックモードを中断してメンテナンスモードに入る指示Aがあったか、他のチェックモードを一通り終わらせてからメンテナンスモードに入る指示Bがあったかを判断する。
ステップ44の判断で指示Aなら、ステップ45でメンテナンスモードを実行し、ステップ41へ戻り、次の実行すべきチェックモードがあるか否かを判断する。
一方、ステップ44の判断で指示Bなら、ステップ41へ戻り、次の実行すべきチェックモードがあるか否かを判断する。
この場合、全ての実行すべきチェックモードを終了すると、ステップ43でNGと判断されたチェックモードについてのメンテナンスモードを実行して、この処理を終了する。
このようにして、チェックモード自動実行を一時中断および中断時点からの再開を可能にするので、チェックモードの中断・再開などをサービスマンが任意に選択することができ、メンテナンス作業の効率がさらに向上する。
次に、操作パネル制御部11の制御により、メンテナンスモード終了をし、エンジン再起動後に操作パネル3の画面上にチェックモード自動実行の可否を選択させるキーを表示するとよい。
そして、コントローラ制御部10は、操作パネル制御部11を介して、チェックモード自動実行「可」が選択されたことを認識すると、すぐに上述したエンジンチェックモードを自動実行する。
また、チェックモード自動実行「否」が選択されたことを認識すると、通常の電源オン時と同じモードで起動する。
このようにして、メンテナンスモード終了後、エンジン制御部が再起動した際に、チェックモードを自動実行するか否かをメンテナンスモード終了時に選択可能とすることにより、メンテナンス作業の効率がさらに向上する。
次に、上記チェックモード自動実行「否」が選択された場合でも交換された部品の種別に対応するチェックモードが実行されていないかどうかをエンジンメンテナンスモードアプリケーションソフトウェアがチェックし、未実行のチェックモードが残っている場合はエンジンチェックモード画面に移行するが、チェックモードの自動実行は行わないようにしてもよい。
その時、チェックモード選択画面においては、交換されたユニット又は部品の種別から判断して実行が推奨されるチェック動作のキーを反転させるなどしてサービスマンが認識できるようにしておくとよい。
また、エンジンチェックモードから抜け出るためのキーも画面上に用意しておき、そのキーが押下された場合はエンジンチェックモードを抜けて、エンジン制御部を省エネ復帰動作と同じ手順で起動させるとよい。
このようにして、チェックモード自動実行はしないが、交換されたユニット又は部品から判断して推奨されるチェック動作の実行キー表示を非推奨のキーとは異なる状態とすることにより、チェックモードの中断・再開などをサービスマンが自由に選択することができ、メンテナンス作業の効率がさらに向上する。
次に、エンジンチェックモードにおいて異常が検出された場合は、自動的に、またはサービスマンの指示によってチェックモードを中断するようにしてもよい。
その場合、エンジンメンテナンスモードアプリケーションソフトウェアは自動的にエンジンメンテナンスモードに移行し、エンジン制御部2を非通電状態に遷移させる。
そして、異常検出されたチェックモードの種別から想定されるユニット又は部品の中から交換履歴があるユニット又は部品についてのメンテナンスガイドを操作パネル3の画面上に表示する。
そして、メンテナンス終了後はエンジンチェックモードに戻る。
このようにして、メンテナンスモード終了後のチェックモードによって異常が検出された場合は、その異常原因に応じたメンテナンス情報を表示することにより、チェックモードによって異常と判断されたものについて、再度メンテナンスモードに移行してメンテナンスガイドが提示できるので、メンテナンス性がさらに向上する。
次に、コントローラ制御部10に設けたフラッシュメモリにエンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアをインストールしておくことにより、機械待機状態において、予め設定された所定のキーが押下されるだけでエンジンメンテナンスモードに入ることができる。
このようにして、エンジンメンテナンスモードはコントローラ制御部10のフラッシュメモリに格納されている専用アプリケーションによって実現するので、そのままの機械状態においてエンジンメンテナンスモードに移行することができる。
次に、このデジタルカラー複写機にカードメディアを含む外部記録媒体を装着可能とすると、その外部記録媒体にエンジンメンテナンス専用アプリケーションソフトウェアを記録しておき、必要時に、その外部記録媒体をデジタルカラー複写機の本体の空きカードスロットに差し込み、予め設定された所定のキーが押下されると、エンジンメンテナンスモードに入ることができる。
このようにして、エンジンメンテナンスモードは外部記録媒体に格納されている専用アプリケーションによって実現されるようにすれば、デジタルカラー複写機のメモリの容量の制限が緩和される。
次に、サービスマニュアルには「どこにどのようなユニット又は部品があるか」などの図面が掲載されていることが多いが、エンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアを内部のフラッシュメモリに置く場合などはどうしても容量の面で限界がある。
そこで、図面データなど外部参照可能なデータはエンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアがインストールされている媒体とは別の媒体から取得できるようにするとよい。
このようにして、サービスマニュアルのデータは専用アプリケーションが格納されている媒体とは別の媒体から取得することにより、容量の制限が緩和される。
また、設計変更などにより画像データだけが変更された場合などは画像データ側を更新することにより最新の状態が反映できる。
次に、上記空いているカードスロットに、サービスマニュアル図面データなどが入ったデータカードを差し、そこからデータを取得するようにしてもよい。
このようにして、サービスマニュアルデータ取得先の記録媒体をカードメディアにすることにより、別のカードメディアに図面データなどの容量の大きなデータを格納することにより、そのようなデータの更新が容易になる。
次に、コントローラ制御部10に、光学ディスクドライブや外部ハードディスクドライブを接続可能にするとなおよい。
例えば、インタフェース(I/F)は、そのデジタルカラー複写機が有している外部I/F(USBまたはIEEE1394など)に準じるとよい。
光ディスクドライブを接続する場合、光学ディスクの種類はその機械のサービスマニュアルデータの容量に準じたものを選択する(CD、DVDなど)とよい。
このようにして、光学ディスクドライブや外部ハードディスクドライブを接続可能にし、サービスマニュアルデータ取得先の記録媒体を光学ディスクやハードディスクにすると、メンテナンス実施時に光学ディスクドライブや外部ハードディスクドライブを設置する手間はかかるが、より大量のデータ量の情報に基づくサービスマニュアルの内容を表示させることができる。
次に、コントローラ制御部10にネットワークI/Fを接続し、外部データベースサーバにアクセス可能にしてもよい。
そのデータベースにはサービスマニュアルのデータが格納されており、エンジンメンテナンスアプリケーションソフトウェアはネットワーク経由でデータを取得し、操作パネル3の画面上に表示する。
このようにして、ネットワーク経由で外部データベースサーバに接続可能であり、サービスマニュアルデータ取得先を外部データベースにすることにより、常に最新のデータが取得できるようになる。
この発明による画像処理装置と画像処理方法とプログラムは、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、それらの複合機を含む画像処理装置全般で適用することができる。
図2に示すデジタルカラー複写機のエレキシステム構成の概略を示すブロック図である。 この発明の実施例のデジタルカラー複写機の機能構成を示すブロック図である。 この実施例のデジタルカラー複写機における省エネルギーモード移行時のコントローラ制御部の制御処理を示すフローチャート図である。 この実施例のデジタルカラー複写機における省エネルギーモード移行時にエンジン制御部の制御処理を示すフローチャート図である。
この実施例のデジタルカラー複写機におけるエンジンメンテナンスモード移行時のコントローラ制御部の制御処理を示すフローチャート図である。 この実施例のデジタルカラー複写機におけるコントローラ制御部が機械状態情報に基づいたメンテナンス情報を表示するときの処理を示すフローチャート図である。 この実施例のデジタルカラー複写機におけるチェックモード時の処理を示すフローチャート図である
符号の説明
1:システム制御部 2:エンジン制御部 3:操作パネル 4:スキャナ機構部 5:プリント機構部 6:周辺装置 7:電源供給ユニット 8:PCIバス 10:コントローラ制御部 11:操作パネル制御部 20:画像処理部 21:CCD制御部 22:LD制御部 23:エンジンメイン制御部 30:デジタルカラー複写機 31:給紙部 32:原稿搬送部 33:原稿読取部 34:画像形成部 35:中間転写ベルト 36Y〜36K:感光体ドラム 37Y〜37K:帯電装置 38Y〜38K:現像装置 39:露光装置 40:トレイ部 41:搬送手段 42:レジストローラ部 43:転写ローラ部 44:定着装置 45:排紙手段 46:排紙収納部 P:用紙

Claims (6)

  1. 各種の操作情報を入力すると共に各種の情報を表示する操作パネルと、画像を読み取り、その画像データを入力するスキャナ機構部と、該スキャナ機構部によって入力した画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部によって画像処理された画像データに基づく画像を用紙に印刷するプリント機構部と、前記スキャナ機構部と前記画像処理部と前記プリント機構部の動作を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部を含む装置全体の制御を司るコントローラ制御部とを有し、
    前記スキャナ機構部、前記画像処理部、前記プリント機構部、前記エンジン制御部のいずれか1つを含むユニット又は該ユニット内の部品を交換するメンテナンス時にメンテナンスモードに移行し、前記ユニットへの給電を停止して非通電状態にし、前記操作パネルへの給電は維持して前記ユニット及び前記ユニット内の部品に関連するサービスマニュアルの内容を表示させるメンテナンスモード制御手段を備える画像処理装置であって、
    前記メンテナンスモード制御手段は、当該画像処理装置の異常発生履歴及び/又は部品使用履歴に基づき、該異常発生履歴における異常の種類及び/又は、部品使用履歴の中の所定の基準を満たしている項目により、異常発生の確認を行うべきユニット又はユニット内の部品を特定して、前記サービスマニュアルのうち該特定したユニット又はユニット内の部品の情報を前記操作パネルに表示させる手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記メンテナンス終了後はチェックモードに移行し、前記ユニットを再起動させる手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記非通電状態にするものとして大量給紙トレイ、フィニッシャを含む周辺装置を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記メンテナンスモード時に前記ユニット及び前記ユニット内の部品が交換された場合、その交換に応じて前記機械状態情報を書き換えるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 各種の操作情報を入力すると共に各種の情報を表示する操作パネルと、画像を読み取り、その画像データを入力するスキャナ機構部と、該スキャナ機構部によって入力した画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部によって画像処理された画像データに基づく画像を用紙に印刷するプリント機構部と、前記操作パネルと前記画像処理部と前記プリント機構部の動作を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部を含む装置全体の制御を司るコントローラ制御部とを有する画像処理装置の制御方法であって、前記操作パネル、前記画像処理部、前記プリント機構部、前記エンジン制御部のいずれか1つを含むユニット又は該ユニット内の部品を交換するメンテナンス時にメンテナンスモードに移行し、前記ユニットへの給電を停止して非通電状態にし、前記表示パネルへの給電は維持して前記ユニット及び前記ユニット内の部品に関連するサービスマニュアルの内容を表示させるメンテナンスモード制御工程を有し、
    前記メンテナンスモード制御工程は、前記画像処理装置の異常発生履歴及び/又は部品使用履歴に基づき、該異常発生履歴における異常の種類及び/又は、部品使用履歴の中の所定の基準を満たしている項目により、異常発生の確認を行うべきユニット又はユニット内の部品を特定して、前記サービスマニュアルのうち該特定したユニット又はユニット内の部品の情報を前記操作パネルに表示させる工程を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. 各種の操作情報を入力すると共に各種の情報を表示する操作パネルと、画像を読み取り、その画像データを入力するスキャナ機構部と、該スキャナ機構部によって入力した画像データに画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部によって画像処理された画像データに基づく画像を用紙に印刷するプリント機構部と、前記操作パネルと前記画像処理部と前記プリント機構部の動作を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部を含む装置全体の制御を司るコントローラ制御部とを有する画像処理装置を制御するコンピュータに、前記操作パネル、前記画像処理部、前記プリント機構部、前記エンジン制御部のいずれか1つを含むユニット又は該ユニット内の部品を交換するメンテナンス時にメンテナンスモードに移行し、前記ユニットへの給電を停止して非通電状態にし、前記操作パネルへの給電は維持して前記ユニット及び前記ユニット内の部品に関連するサービスマニュアルの内容を表示させるメンテナンスモード制御手順を実行させるためのプログラムであって、
    前記メンテナンスモード制御手順は、前記画像処理装置の異常発生履歴及び/又は部品使用履歴に基づき、該異常発生履歴における異常の種類及び/又は、部品使用履歴の中の所定の基準を満たしている項目により、異常発生の確認を行うべきユニット又はユニット内の部品を特定して、前記サービスマニュアルのうち該特定したユニット又はユニット内の部品の情報を前記操作パネルに表示させる手順を備えることを特徴とするプログラム
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