JP2005301122A - 装置異常の要因推定方法及び画像形成装置 - Google Patents

装置異常の要因推定方法及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005301122A
JP2005301122A JP2004120296A JP2004120296A JP2005301122A JP 2005301122 A JP2005301122 A JP 2005301122A JP 2004120296 A JP2004120296 A JP 2004120296A JP 2004120296 A JP2004120296 A JP 2004120296A JP 2005301122 A JP2005301122 A JP 2005301122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
factor
image forming
estimated
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004120296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Furusawa
務 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004120296A priority Critical patent/JP2005301122A/ja
Publication of JP2005301122A publication Critical patent/JP2005301122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 装置異常の要因を的確に推定可能とする。
【解決手段】 画像形成装置のコントローラは、装置異常の発生を検出すると、装置異常に対して設定している項目ごとの装置状態を異常発生履歴として記憶し、異常発生履歴が要因の推定可能な数に達すると、異常発生履歴と項目ごとに設定している相関から装置異常の要因を推定すると共に、推定した要因の確度を分析する(ステップ220〜224)。この後、一定確度の要因が所定数以下であれば、確度に基づいて順位を設定し、さらに、発生した装置異常の内容に基づいて報知方法を選択し、選択した報知方法で装置異常の要因を通知する(ステップ226〜236)。これにより、個々の部品の良否を検出することなく、装置異常の原因の的確な判断が可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真プロセスによって記録紙に画像を形成する画像形成装置などの、被処理対象に対して各種のデバイスを用いて処理を行う被処理対象の処理装置に係り、詳細には、装置状態から装置異常の発生を検出したときの装置異常の要因推定方法及び画像形成装置に関する。
例えば、記録紙を被処理対象として所定の処理を施す処理装置には、デジタル複写機やプリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの機能を兼ね備えた複合機などの電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置がある。この画像形成装置では、各種のデバイスが設けられており、これらのデバイスを用いて、画像データに基づいて感光体を露光することにより感光体上に潜像を形成し、潜像に応じてトナー像を形成するトナー現像を行う。また、画像形成装置では、トレイから取り出した記録紙を搬送しながら、前記トナー像を中間転写体などを介して記録紙に転写して、記録紙に画像を形成する。
ところで、画像形成装置では、トナーカートリッジ等の消耗品の使用状況を検出し、交換が必要となる消耗品があると、該当する消耗品の交換を促す表示を行うようにしている。これにより、画像形成装置では、常に高品質の画像形成が可能となるようにしている。
また、画像形成装置では、紙詰まりなどの異常や装置故障の検出が可能となっており、紙詰まりや装置故障などの装置異常の発生を検出すると、装置異常の発生を示すメッセージを表示して発生した装置異常の解消を促し、装置異常が解消されることにより、記録紙への画像形成処理が可能となるようになっている。
一方、部品故障が発生したときには、利用者が解消することは困難であり、故障したデバイスの交換などのサービスマンによる装置のメンテナンスが必要となり、メンテナンスが行われるまでは、装置を使用することができなくなる。
ここから、デバイスに故障が発生して使用不能となったときに、該当するデバイスの機能を備えたデバイスを用いることにより、装置の稼動が継続可能となるようにする提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
すなわち、装置に使用している多数のデバイスの中には、同等の機能を備えたデバイスが含まれていることが多く、ここから、何れかのデバイスに故障が発生したときには、該当するデバイスの機能を達成し得る他のデバイスを用いて処理を継続するように制御を切換えることにより、装置を停止させること無く、処理の継続が可能となるように提案している。
一方、紙詰まりなどの装置故障では、複数のデバイスの何れかの機能低下によって生じ、利用者が容易に解消できると共に、解消することにより装置の使用が可能となるが、このような解消が容易な故障であっても、頻繁に発生すると画像形成処理が滞ってしまうことになるために、装置のメンテナンスを行い、必要に応じて部品交換を行わなければならない。
しかしながら、画像形成装置などにおいては、異常発生は検出されるが、異常発生の原因を検出するようになっていない。このために、発生した異常が解消されてしまうと、異常を発生させた部品の特定ができず、適切なメンテナンスが困難となるという問題がある。
この問題を解決する方法としては、画像形成装置に組み込まれている個々の部品(デバイス)に異常検出用のセンサなどを組み込めば、異常が発生した時の原因を明確にできるが、このために、装置の大幅なコストアップを招いてしまう。また、部品数が多いため、画像形成装置の作動を制御するCPUへの負荷が大幅に増加してしまうと共に、個々の部品についての機能低下の有無までを検出することは実質的に困難であり実現性は極めて低い。
特開平5−165276号公報 特開平5−173821号公報 特開平5−174115号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、個々の部品ごとに異常を検出するセンサ等を設けること無く、装置異常を発生させる要因となる部品等の的確な推定を可能とする装置異常の要因推定方法及び画像形成装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の装置異常の要因推定方法は、被処理対象に対してデバイスを動作させることにより所定の処理を施すと共に、装置状態を検出する検出手段によって装置異常の発生を検出する被処理対象の処理装置における装置異常の原因推定方法であって、発生が想定される前記装置異常ごとに、該装置異常の要因となりうる前記装置状態の項目を設定すると共に、それぞれの項目ごとに装置異常の要因となるときの装置状態の相関を予め設定しておき、前記装置異常を検出したときに、該装置異常に対して設定している項目ごとの前記検出手段によって検出する前記装置状態と前記相関に基づいて前記装置異常の要因を推定する、ことを特徴とする。
この発明によれば、装置異常ごとに、装置異常の要因となりうる項目を設定し、装置異常が発生したときに、発生した装置異常に対する項目ごとの装置状態を検出手段によって検出する。また、設定した項目のそれぞれには、装置状態と装置異常との相関を予め設定しておく。
これにより、装置異常が発生した時の項目ごとの装置状態と装置異常に対する相関から、装置異常の要因を推定することができる。
このような装置異常に対する項目としては、各デバイスの状態、被処理対象の状態及び、被処理対象の処理状態等を用いることができ、さらに、装置内部の処理環境を示す機内温度、機内湿度や、装置の設置環境を示す機外温度、機外湿度、電源電圧等を適用することができ、項目ごとの装置状態から装置異常の要因と判断し得る相関を予め設定しておけば良い。
これにより、装置に用いる多数のデバイスのそれぞれで、故障の有無を検出することなく、装置異常の要因の推定が可能となる。
また、本発明の装置異常の要因推定方法では、前記装置異常の発生時に前記検出手段によって装置状態として検出する前記装置の動作状態ないし動作環境を異常発生履歴として記憶し、該異常発生履歴から前記装置異常の要因を推定することを特徴とし、また、本発明は、所定回数分の前記異常発生履歴から前記装置異常の要因を推定することを特徴とする。
この発明によれば、装置異常の異常発生履歴を記憶する。これにより、複数の異常発生履歴から装置異常の要因を推定することにより、より的確な要因の推定が可能となる。
さらに、本発明は、前記装置異常に対して複数の要因が推定されるときに、推定される要因に順位を設定することを特徴とし、また、前記装置異常に対して所定数以上の要因が推定されるときに、前記装置異常の要因の推定を留保することを特徴とする。
一般に、装置異常は、単一の要因で発生することもあり、また、多数の要因が重なり合って発生することもあり、主となる要因で発生した時に、装置異常を引き起こす可能性のある要因が含まれることもある。
また、複数の異常発生履歴においては、主たる要因を示す装置状態が比較的多く示されることから、例えば、推定される頻度に応じて順位を設定することができ、これにより、異常発生の原因を的確に判断することができる。また、例えば、個々の推定頻度は低いが多数の要因が推定されるときには、原因の誤判定を引き起こす恐れがあることから、要因の推定を留保する。
このような本発明が適用される画像形成装置は、被処理対象として記録紙を搬送しながら該記録紙に画像を形成すると共に、装置状態を検出する検出手段によって装置異常の発生を検出可能な画像形成装置であって、前記装置異常が発生するごとに、発生した装置異常に対して予め設定している項目ごとの装置状態を前記検出手段によって検出して異常発生履歴として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶している前記装置異常の異常発生履歴及び前記項目ごとの装置異常に対する相関に基づいて装置異常の要因を推定する要因推定手段と、を含むものであれば良い。
また、画像形成装置には、前記要因推定手段が、前記装置異常が発生するごとに前記記憶手段に記憶している該装置異常の異常発生履歴に基づいて装置異常の要因を推定するものであっても良く、所定数の前記異常発生履歴が前記記憶手段に記憶されたときに、前記要因推定手段が該当する前記装置異常の要因を推定するものであっても良い、
また、本発明が適用される画像形成装置は、前記装置異常に対して複数の要因が推定されるときに、前記要因推定手段が推定される要因に順位を設定するものであっても良く、前記装置異常に対して所定数以上の要因が推定されるときに、前記要因推定手段が要因の推定を留保するものであっても良い。
さらに、本発明は、前記要因推定手段によって推定した前記装置異常の要因を報知する報知手段を含むことができる。この報知手段としては、装置異常の発生を知らせるメッセージを表示する表示手段が設けられているときには、この表示手段に、装置異常を知らせるメッセージと共に、要因の推定結果を表示するものであっても良く、アラーム等を用いた報知を併用することができる。また、報知手段としては、通信手段を用いて、各種のネットワークを介して装置のメンテナンス等を行う予め設定している報知先へ報知するもものなど、各種の報知方法を適用することができる。
さらに、報知手段としては、発生した装置異常に基づいて、報知方法を選択する選択手段を含むことがより好ましい。
また、本発明が適用される画像形成装置(処理装置)では、前記記憶手段に記憶している前記装置異常の異常発生履歴を、装置異常ごとに削除する削除手段を含むことが好ましい。
この削除手段としては、前記要因推定手段によって推定された要因が改修されたときに、該当する前記装置異常に対する前記異常発生履歴を削除するものであっても良く、また、予め設定している数を越えたときに、前記削除手段が最古の前記異常発生履歴を削除するものであっても良い。
さらに、削除手段としては、装置異常の発生からの経過期間が、予め設定した期間を過ぎたときに、該当する異常発生履歴を削除し、予め設定した期間内の異常発生履歴を記憶手段に保持させるようにしても良く、さらに、これらの削除方法を併用したものであっても良い。
以上説明したように本発明によれば、多数のデバイスのそれぞれに故障の有無を検出する手段を設けることなく、装置異常が発生した時に、その要因の推定が可能となる。また、本発明では、装置異常の異常発生履歴を記憶することにより、装置異常の要因のより的確な推定が可能となるという優れた効果が得られる。
以下に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1には、被処理対象の処理装置として本実施の形態に適用した画像形成装置10の概略構成を示している。なお、本実施の形態に適用した画像形成装置10は、画像記録用紙(以下「用紙12」とする)を被処理対象として、この用紙12を搬送しながら、画像データに応じた画像を形成して出力する。
画像形成装置10は、装置本体14と、この装置本体14に連結される増設トレイ16及びフィニッシャー18によって形成されている。装置本体14は、単体で画像データに応じた画像を用紙12に形成する一つの画像形成装置を形成しており、本実施の形態に適用した画像形成装置10では、この装置本体14に供給可能とする用紙12を収容する増設トレイ16と、装置本体14で画像形成の終了した用紙12に対する各種の後処理が可能なフィニッシャー18とを併設している。
なお、画像形成装置10は、装置本体14が、各種のネットワークを介してパーソナルコンピュータやワークステーションなどの画像作成装置に接続され、この画像作成装置から入力される画像データに基づいて用紙12に画像を形成するものであっても良く、また、自動原稿送り機能などを備えたスキャナ(画像読取り装置)が装置本体14に接続され、スキャナによって原稿画像を読み取って生成された画像データが入力されるものであっても良い。
画像形成装置10の装置本体14は、ケーシング20内に、電子写真プロセスによって用紙12に画像を形成する画像形成部22と共に、ケーシング20の下部に、画像形成部22へ供給する用紙12が装填される給紙部24が設けられている。
給紙部24には、それぞれに用紙12を積層して収容可能な複数の給紙トレイ26が設けられており、給紙トレイ26から最上層の用紙12を取り出して、取り出した用紙12を搬送して画像形成部22へ送り込む。
また、装置本体14に連結される増設トレイ16には、ケーシング28に手差しトレイ30が設けられている。また、増設トレイ16のケーシング28内には、それぞれに多量の用紙12を積層して収容可能となっている複数の給紙トレイ32が設けられており、手差しトレイ30及び給紙トレイ32から、装置本体14の画像形成部22への用紙12の給紙が可能となっている。
画像形成装置10では、給紙トレイ26、32に異なるサイズの用紙12を収容することにより、各種サイズの用紙12への画像形成が可能となり、また、給紙トレイ32を用いて用紙12を収容することにより、用紙12の補充を行うこと無く、多量の用紙12への画像形成が可能となっている。
一方、画像形成部22には、中間転写体となる無端の転写ベルト34が設けられており、この転写ベルト34に対向して、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の各色の現像ユニット36(現像ユニット36Y、36M、36C、36K)が配置されている。現像ユニット36のそれぞれには、転写ベルト34に接する感光体ドラム38(38Y、38M、38C、38K)を備えたドラムカートリッジ40(40Y、40M、40C、40K)が装填されている。
画像形成装置22では、画像データをY、M、C、Kの各色成分の画像データ(ラスタデータ)を生成し、Y、M、C、Kの各色の画像データに基づいて感光体ドラム38Y、38M、38C、38Kを露光して各色のトナー像を形成し、感光体ドラム38Y、38M、38C、38Kに形成したトナー像を転写ベルト34に重畳して転写する。なお、カラー画像を形成するときには、CMYKの4色が用いられるが、白黒画像などの単色画像等を形成するときには、必要な色のトナー像のみを感光体ドラム38に形成して転写ベルト34に転写する。
画像形成部22には、用紙12の搬送路側に転写ローラ42とローラ(バイアストランスファーローラ)44が対で設けられており、転写ベルト34は、転写ローラ42に巻き掛けられて転写ローラ42とローラ44に挟持されている。 また、画像形成部22には、定着ユニット46が設けられており、この定着ユニット46には、一対の定着ローラ48を備えた定着カートリッジ50が装填されている。
給紙部24から給紙される用紙12は、トナー像が転写された転写ベルト34に重ねられて、転写ローラ42とローラ44に挟持されることにより、転写ベルト34のトナー像が転写され、定着ユニット46へ送り込まれることにより、定着ローラ48に挟持されて、加圧されながら加熱される。これにより、用紙12には、画像データに応じた画像が形成される。
また、装置本体14には、定着ユニット46の下方側に、反転部52が設けられ、また、反転部52から画像形成部22への給紙側(給紙部24側)へ用紙12を戻す循環搬送路が形成されている。
装置本体14では、両面印刷が設定されると、一方の面に1面目の画像を形成した用紙12を反転部52へ送り込み、この反転部52で用紙12の搬送方向を反転させ、循環搬送路を経て画像形成部22の給紙側へ戻すことにより、用紙12の他方の面に2面目の画像が形成されるようにしている。
すなわち、装置本体14(画像形成装置10)では、任意のサイズの用紙12へ、カラーモードや単色モードでの画像形成、片面/両面モードでの画像形成が可能となっている。なお、このような装置本体14は、電子写真プロセスによって用紙12に画像を形成する一般的構成を適用することができる。
フィニッシャー18には、画像が形成された用紙12が、装置本体14から送り込まれる。なお、装置本体14は、フィニッシャー18が連結されていないときには、画像を形成した用紙12をそのまま排出して集積する構成をとりうる。
フィニッシャー18には、ケーシング54に排紙トレイ56A、56Bが設けられ、排紙トレイ56A、56Bへ向けた用紙12の搬送路が形成されている。用紙12は、排紙トレイ56Aへ向けて搬送されることにより、画像形成面(両面印刷では2枚目の画像形成面)を上方へ向けた状態で排紙トレイ56Aに排出されて集積される。また、用紙12は、排紙トレイ56Bへ向けて搬送されることにより、画像形成面が下方へ向けられた状態で排紙トレイ56Bに排出されて集積される。
また、フィニッシャー18には、ケーシング54内に、小冊子作成部58、ステープル部60及び折込部62が設けられている。小冊子作成部58では、用紙12が送り込まれることにより、この用紙12を設定された枚数ずつ重ねて中綴じした後に二つ折りするなどして小冊子状にしてストッカー58Aに集積する。なお、小冊子作成部58は、用紙12のZ折りにも用いられる。
ステープル部60は、用紙12が送り込まれることにより、この用紙12を設定された枚数ずつ重ね、周縁部の所定位置をステープル止めして、トレイ60Aへ排出する。また、ステープル部60では、パンチ穴を穿設する穴開け処理が設定されていると、用紙12の所定位置にパンチ穴を穿設してトレイ60Aへ排出する。
折込部62は、用紙12が送り込まれることにより、この用紙12を二つ折りしてトレイ62Aへ排出する。これにより、トレイ62Aには、用紙12が二つ折りされて集積される。
すなわち、フィニッシャー18には、後処理機能の一例として、小冊子作成機能、ステープル機能及び折込機能を備えている。なお、フィニッシャー18は、画像形成装置10で適用可能な後処理の一例を示すものであり、後処理の構成を限定するものでは無く、フィニッシャー18には、任意の後処理機能を設けることができる。
一方、図2に示すように、画像形成装置10には、作動を制御する制御部68が装置本体14に設けられている。この制御部68は、CPUを含むマイクロコンピュータを備えたコントローラ70が設けられており、このコントローラ70によって装置本体14の作動と共に、増設トレイ16及びフィニッシャー18の作動が制御される。
図1に示すように、装置本体14には、例えばケーシング20の上面に、メッセージを含む各種の情報を表示するモニタと、各種の情報の入力に用いるキーボードを供えた操作パネル72が設けられている。
図2に示すように、操作パネル72は、コントローラ70に接続しており、これにより、画像形成装置10では、印刷処理の設定などの各種の情報の入力や、入力した情報、各種のメッセージの表示等が可能となっている。
また、コントローラ70には、通信ユニット74が接続しており、この通信ユニット74を介して、印刷処理を行う画像データ(印刷ジョブ)が入力されると共に、コントローラ70は、通信ユニット74を介して、ネットワーク接続されることにより、ネットワークを介して各種の情報の出力が可能となっている。
なお、画像形成装置10にスキャナが設けられているときには、このスキャナをコントローラ70に接続し、スキャナから画像データが入力されるものであっても良い。また、画像形成装置10として、コントローラ70から通信ユニット74を介して、画像データなどの各種の情報を出力するものであっても良い。
一方、コントローラ70は、画像形成部22の作動を制御する。このとき、コントローラ70は、現像ユニット36(現像ユニット36Y、36M、36C、36K)へ、画像データに基づいて生成したラスタデータを出力することにより、感光体ドラム38(38Y、38M、38C、38K)にトナー像を形成する。
また、装置本体14には、メインモータ76が設けられており、このメインモータ76の作動をコントローラ70が制御する。装置本体14では、このメインモータ76が駆動することにより、ドラムカートリッジ40の感光体ドラム38、定着ユニット46(定着カートリッジ50)の定着ローラ48、転写ベルト34、転写ローラ42等が回転駆動されると共に、装置本体14に設けている用紙12の搬送系のローラが回転駆動する。
すなわち、装置本体14では、メインモータ76が駆動することにより、用紙12が所定の搬送経路に沿って搬送されると共に、トナー像の形成/転写のための感光体ドラム38の回転駆動、トナー像の転写のための転写ベルト34、転写ローラ42の回転駆動、定着ローラ48の回転駆動がなされる。
なお、増設トレイ16には、搬送モータ78が設けられ、フィニッシャー18には、搬送モータ80が設けられており、搬送モータ78、80によって用紙12の搬送系として設けられているローラが回転駆動され、これにより、用紙12が搬送される。
図1に示すように、給紙トレイ26、32及び手差しトレイ30のそれぞれには、フィードローラ82が設けられており、用紙12は、このフィードローラ82によって給紙トレイ26、32及び手差しトレイ30から搬送路へ送り出される。
図2に示すように、給紙トレイ26、32及び手差しトレイ30には、フィードモータ84が設けられており、このフィードモータ84の作動によってフィードローラ82が回転駆動される。コントローラ70は、このフィードモータ84の作動を制御することにより、給紙トレイ26、32及び手差しトレイ30から用紙12を取り出す。
また、給紙トレイ26、32には、用紙12の残量を検出する残量センサ86が設けられ、手差しトレイ30には、用紙12の有無を検出する用紙センサ88が設けられている。
また、給紙トレイ26、32のそれぞれには、リフトモータ90が設けられている。このリフトモータ90は、給紙トレイ26、32に収容している用紙12の端部(フィードローラ82に対向する端部)を持ち上げ、最上層の用紙12をフィードローラ82に押し付け、フィードローラ82の回転によって最上層の用紙12が給紙トレイ26、32から送り出されるようにしている。コントローラ70は、このリフトモータ90の作動を制御する。
これにより、コントローラ70は、画像を形成する用紙12を取り出すトレイ(給紙トレイ26、32又は手差しトレイ30)が設定されると、該当するトレイでの用紙12の有無を確認し、用紙12があるときには、該当するトレイのフィードローラ82を駆動して、用紙12を搬送路へ送り出す。
一方、装置本体14、増設トレイ16及びフィニッシャー18のそれぞれには、用紙12の搬送路の所定位置に、用紙12の通過を検出するパスセンサ92が設けられ、コントローラ70に接続している。パスセンサ92は、予め設定した位置で用紙12の搬送路に対向して配置されており、コントローラ70は、それぞれのパスセンサ92による用紙12の検出状態に基づいて、用紙12が適切なタイミングで搬送されているか否かを判定するようになっている。
ところで、コントローラ70は、給紙トレイ26、32のそれぞれに収容している用紙12のサイズ等を記憶ないし検出しており、印刷処理を行うときに、印刷ジョブでの用紙12の種類やサイズの設定に基づいて、画像を形成する用紙12を取り出す給紙トレイ26、32を選択して、選択した給紙トレイ26、32から用紙12を取り出す。
このとき、コントローラ70は、残量センサ86によって給紙トレイ26、32内の用紙12の残量を検出し、選択した給紙トレイ26、32内に用紙12が無いか又は用紙12が無くなると、操作パネル72のモニタに、用紙12の補給を促すメッセージを表示する。
また、コントローラ70では、ドラムカートリッジ40(40Y、40M、40C、40K)内のトナー残量を検出して、トナー残量が予め設定している量以下となると、該当するドラムカートリッジ40の交換を要求するメッセージを操作パネル72のモニタに表示するようにしている。なお、トナー残量は、センサなどの検出手段を用いて検出するものであっても良く、また、それぞれのトナーを用いて形成した画像面積(用紙面積)等からトナーの使用量を演算して、トナー残量を判断するなどの一般的方法を適用することができる。
さらに、コントローラ70では、例えば、画像を形成した用紙12の枚数等を処理量として、処理量を積算し、定着カートリッジ50等の交換タイミングを判断し、交換タイミングに達すると、交換を要求するメッセージを操作パネル72のモニタに表示するようにしている。
すなわち、コントローラ70では、各種の消耗部品の交換タイミングを判断し、交換タイミングに達すると、該当消耗部品の交換を要求することにより、画像形成装置10が適切な動作状態に維持されるようにしている。
なお、画像形成装置10では、消耗部品の交換が行われたときには、交換した消耗部品の製造ロットやシリアル番号(Serial No.)等の消耗部品の情報が、例えば操作パネル72からキー操作などによって入力される。また、消耗部品の情報は、例えば消耗部品にICタグ等を設けて、このICタグから読み取るものであっても良い。
一方、コントローラ70では、紙詰まり(ジャム)などの用紙搬送異常や、感光体ドラム38の回転異常等の装置異常を検出する機能を備えており、装置異常を検出すると、用紙12への画像形成処理を停止して、操作パネル72のモニタに、異常発生を示すメッセージを表示する。また、コントローラ70は、発生した装置異常が解消されることにより、用紙12への画像形成処理を再開するようにしている。
例えば、コントローラ70は、パスセンサ92による用紙12の検出状態から紙詰まり等の搬送異常の発生を検知すると、メインモータ76を停止して、用紙12の搬送を停止すると共に、画像形成部22等の作動を停止する。
このとき、コントローラ70では、搬送異常を検出しているパスセンサ92の位置から紙詰まり個所を特定して、装置異常の発生と共に、該当個所から用紙12の排出を要求し、用紙が除去(異常の解消)されると、コントローラ70は、用紙12への画像形成処理を再開する。
また、コントローラ70は、感光体ドラム38の回転数を計測し、この計測結果から感光体ドラム38に回転異常が発生しているか否かを判断し、回転異常が発生したときには、メインモータ76を停止して、用紙12への画像形成処理を停止し、回転異常の発生メッセージを表示し、回転異常が解消されることにより、用紙12への画像形成処理を再開する。
なお、このような装置異常の検出等は、従来公知の一般的構成を用いることができる。
一方、装置本体14には、画像形成装置10における装置異常の原因となりうる電源電圧を検出する電圧センサ94、ケーシング20内の温度(機内温度)を検出する温度センサ96、機内湿度を検出する湿度センサ98、ケーシング20外の温度(機外温度)を検出する温度センサ100及び、機外湿度を検出する湿度センサ102が設けられており、これらが、コントローラ70に接続している。
また、コントローラ70には、装置異常の異常発生履歴を記憶する記憶手段として、NvRAM等を用いた履歴メモリ104が設けられており、コントローラ70は、装置異常を検出すると、そのときの装置の作動状態や作動環境等を検出し、検出結果を異常発生履歴として履歴メモリ104に記憶するようにしている。
装置異常は、部品の劣化や機能低下(性能低下)や動作環境、部品の取付け状態などによって生じる。また、装置異常は、原因となる部品を使用することにより発生し、該当部品を使用しないときには、装置異常が発生しないこともある。
ここから、コントローラ70には、装置異常の原因となりうる項目が予め設定されており、装置異常を検出したときには、設定されている項目ごとの状態を検出して、検出結果を異常発生履歴として記憶するようにしている。
表1には、異常発生履歴として設定される項目の一例を示している。
Figure 2005301122
表1に示すように、装置異常の原因となりうる紙種としては、重さ、厚さ、コシ、表面摩擦係数、紙粉量、タブの有無などが考えられ、用紙サイズとしては、感光体ドラム38を走査露光するときの主走査方向に沿った長さ(主走査長)である用紙12の搬送方向長さ及び、副走査方向に沿った長さ(走査長)である用紙12の奥行き長などが考えられる。
また、異常発生履歴として記憶する項目としては、片面か、両面の1面目か2面目かの両面モードと、合紙(白紙)、白黒などの単色かフルカラーかのカラーモードと、用紙面積に対する印字割合(画像部分の割合)である画像密度と、が挙げられる。
さらに、給紙トレイ26、給紙トレイ32又は手差しトレイ30の何れかからの給紙かを特定可能としたり、フィニッシャー18側への割り込み給紙が可能であるときには、それを含めた給紙トレイと、該当する給紙トレイの用紙残量と、使用している後処理機能を示す後処理と、各パスセンサのオン(用紙検出)/オフ(非検出)によって示される機内残存用紙位置と、片面パス(搬送経路)、両面パス、反転パスないし各排紙パスの何れを使用しているかを示す使用用紙パスと、が挙げられる。
また、新品状態のトナー量に対するトナーカートリッジ(ドラムカートリッジ40)内のトナー量の割合とするトナー残量と、温度センサ96によって検出する機内温度と、湿度センサ98によって検出する機内湿度と、温度センサ100によって検出する機外温度と、湿度センサ102によって検出する機外湿度と、電圧センサ94によって検出する電源電圧と、が挙げられ、さらに、消耗部品などのそれぞれに対して、最後に交換してから使用された回数、時間、処理用紙枚数などの各部品使用カウンタと、製造ロット、シリアル番号などの部品製造情報などが挙げられる。
一方、画像形成装置10では、装置異常の内容に応じて、異常発生履歴として記憶する項目が設定されており、コントローラ70では、発生した装置異常の内容に基づいて項目を異常発生履歴として履歴メモリ104に記憶するようにしている。
装置異常の内容の分類としては、例えば、紙詰まり(ジャム)に対しては、給紙側、画像転写部分(Reg On Jam、以下、レジ・オン・ジャムとする)及び、排紙側(後処理側)等に分けて記憶し、また、メインモータ76の回転異常等のその他の異常についても分類されている。
ここで、表2には、レジ・オン・ジャム(Reg On Jam)に対する異常発生履歴の一例を示している。レジ・オン・ジャムに対して設定されている項目には、紙種、用紙サイズ、両面モード(片面/両面モード)、機内湿度、給紙トレイ、用紙残量、使用ペーパーパスなどが設定されており、紙種としては一例として用紙12のサイズから得られる用紙12の重さを用い、用紙サイズとしては、一例として走査長(奥行き長)を用いている。
Figure 2005301122
また、表3には、メインモータ76の回転異常に対する異常発生履歴の一例を示している。メインモータ76の回転異常に対しては、紙種、ドラムカートリッジ40の製造ロット番号、機内温度、電源電圧、ドラムカートリッジ40(感光体ドラム38)の使用量(回転数)、カラーモードなどが設定されている。
Figure 2005301122
一方、画像形成装置10では、異常発生履歴として記憶する各項目に対して、項目ごとの状態が装置異常に起因するときに想定される異常原因が設定されて記憶されている。
表4には、レジ・オン・ジャムが発生したときに、異常発生履歴として検出される項目ごとに設定されている異常原因の一例を示し、表5には、メインモータ76の回転異常が検出された原因の一例を示している。なお、表4及び表5の「相関」で「正」は、該当する項目が定常値(定常状態)よりも大きいか高いとき(正側)を示し、「負」は、逆に小さいか低いとき(負側)を示している。
Figure 2005301122
表4に示すように、レジ・オン・ジャムに対しては、紙種で用紙12が重い時(相関関係が「正」)にはローラの磨耗が原因と推定され、用紙12が軽いとき(相関関係が「負」)には、ローラのニップ力の不足などのニップ不良と推定される。
また、用紙サイズ(奥行き長)が長いときには、リア側(装置奥側)のローラの異常と推定され、用紙サイズが短いときにはフロント側(装置手前側)のローラの異常と推定される。
すなわち、用紙12の搬送に用いるローラは、小幅のローラが、軸方向に沿って所定の間隔で配置された所謂串型ローラであり、装置手間側を基準として用紙12を搬送すると、奥行き長の短い小幅の用紙12は、装置手前側のローラのみに接触し、奥行き長の長い広幅の用紙12は、装置奥側のローラにも接触するので、用紙サイズ(奥行き長又は走査長)によって、装置手前側(搬送基準側)のローラ異常か、装置奥側のローラ異常かの推定が可能となる。
また、機内湿度が高いときには、用紙12にカールが生じ易く、用紙カールが原因となるレジ・オン・ジャムの発生が推定され、機内湿度が低いときには、用紙12に静電気が発生しやすくなることから、用紙12に発生した静電気によるレジ・オン・ジャムの発生が推定される。
さらに、レジ・オン・ジャムの原因は、トレイ内の用紙残量が多いと、用紙残量を検出する残量センサの異常が原因と推定され、用紙残量が少ないと、リフトモータ90の異常が原因と推定される。
Figure 2005301122
表5に示すように、メインモータ76の回転異常が検出される原因としては、用紙12の紙種(重さ)が重い(相関関係が「正」)と転写ローラ42のニップ不良が推定され、軽い(相関関係が「負」)と剥離不良が推定される。また、装置本体14には、ドラムヒータやトレイヒータなどのヒータが設けられ、これらのヒータなどによる機内温度の上昇を抑えるために換気用のファンが設けられており、これらからメインモータ76の回転異常の原因としては、機内温度が高いとファンの過電流が推定され、機内温度が低いとヒータの過電流が推定される。
さらに、機内湿度が高い時には、機内での結露が推定され、機内湿度が低いと静電気等によるノイズが原因すると推定され、電源電圧が高いと電源安定化回路(Power Supply)の異常が推定され、電源電圧が低いと装置本体14に供給される電源の電圧不足が推定される。
また、ドラム使用量が多くなっているときには、感光体ドラム38が設けられているドラムカートリッジ40側のギヤの歯とびなどが原因と推定され、ドラム使用量が少ないときには、ドラムカートリッジ40の装着不良が推定される。
コントローラ70では、このような設定に基づいて、異常発生履歴から、発生した異常の原因を推定するようになっている。
このように構成されている画像形成装置10では、通信ユニット74を介して、画像形成装置10が接続されているネットワークなどから印刷ジョブが入力されると、入力された印刷ジョブに基づいて、用紙12のサイズなどの各種の設定を行うと共に、印刷ジョブの画像データからCMYKの各色のラスタデータを生成する。
この後、サイズなどの設定に基づいて用紙12を取り出す給紙トレイ(給紙トレイ26、32又は手差しトレイ30)を選択して、選択した給紙トレイからの用紙12の取り出し及び搬送を行うと共に、ラスタデータに基づいたトナー像の生成、転写ベルト34への転写を行い、トナー像を転写した転写ベルト34と共に用紙12を転写ローラ42とローラ44によって挟持して、トナー像を用紙12へ転写する。
トナー像が転写された用紙12は、定着ユニット46へ送られることにより定着ローラ48によって挟持されて加熱及び加圧されることによりトナー像が定着され、画像が形成される。
画像が形成された用紙12は、フィニッシャー18へ送られ、フィニッシャー18で、印刷ジョブの設定に基づいた後処理が行われて集積される。
ところで、画像形成装置10では、装置本体14に設けているコントローラ70によって印刷ジョブの設定に基づいた用紙12への画像形成処理と共に、装置異常の検出を行っている。
図3には、異常検出処理の概略を示しており、このフローチャートでは、最初のステップ200で装置異常を検出したか否かを確認している。
コントローラ70は、用紙12の搬送路(パス)に沿った所定位置に配置している複数のパスセンサ92によって用紙12の搬送状態を検知しており、コントローラ70は、例えば、用紙12を検出すべきパスセンサ92が用紙12を検出していなかったり、同一のパスセンサ92が所定時間(例えば、用紙12の送り長と搬送速度に応じて設定される時間)以上、用紙12を継続して検出した時には、レジ・オン・ジャム等の用紙12の搬送不良が発生したと判断する。なお、装置異常の検出は、従来公知の方法を適用でき、ここでは詳細な説明を省略する。
ここで、装置異常を検出すると、ステップ200で肯定判定してステップ202へ移行する。このステップ202では、メインモータ76を停止すると共に、感光体ドラム38への露光中であれば、露光を停止するなどの装置停止(装置異常停止)を行う。
これと共に、ステップ204では、検出した装置異常に基づいて、操作パネル72のモニタ上に、装置異常の発生を報知するメッセージを表示する。このとき、例えば、ジャム(紙詰まり)であれば、紙詰まり個所を特定する表示と共に、解消方法を表示することが好ましい。
このようにして、装置異常の発生を報知するメッセエージを表示すると、次のステップ206では、検出した装置異常内容に基づいて設定している項目ごとの装置状態を読み込み、ステップ208では、読み込んだ装置状態を、装置異常の内容ごとの異常発生履歴として履歴メモリ104に格納し、異常発生履歴の更新を行う。
例えば、レジ・オン・ジャムの発生を検知したときには、レジ・オン・ジャムに対する項目として設定されている紙種(重さ)、用紙サイズ(奥行き長)、両面モード(片面/両面モード)、機内湿度、給紙トレイ、該当給紙トレイの用紙残量、使用用紙パス等を読込み、レジ・オン・ジャムの異常発生履歴として履歴メモリ104に書き込む(表2参照)。
また、メインモータ76の回転異常を検知したときには、メインモータ76の回転異常に対する項目として設定されている紙種、ドラムロット番号、機内温度、機内湿度、電源電圧、ドラム使用量、カラーモード等を読込み、メインモータ76の回転異常の異常発生履歴として履歴メモリ104に書き込む(表3参照)。
このようにして、装置異常を検出したときの処理を行うと、次のステップ210では、装置異常が解消されたか否かを確認し、装置異常が解消されたときには、ステップ210で肯定判定してステップ212へ移行し、装置の再起動を行うことにより、用紙12への画像形成処理の再開ないし、画像形成処理が開始可能となるようにする。
すなわち、コントローラ70は、通常の装置異常に対する処理を行うときに、異常発生履歴を作成するようにしている。
一方、コントローラ70では、装置異常の発生を検出すると、異常発生履歴から、発生した装置異常の原因推定及び推定結果の報知(異常原因通知)を行う。
図4には、異常原因通知処理の概略を示しており、このフローチャートは、装置異常の発生を検知すると実行され、最初のステップ220では、異常発生履歴の更新を行ったか否かを確認する。
これにより、異常発生履歴の更新を行う(図3のステップ208での処理)と、ステップ220で肯定判定してステップ222へ移行する。このステップ222では、発生した装置異常の履歴(異常発生履歴)が、装置異常の推定を行うのに必要とする数に達しているか否かを確認する。
すなわち、1回の装置異常等、発生回数が少ない状態では、装置異常の原因推定が困難であり、誤った推定結果が得られてしまう可能性がある。ここから、コントローラ70では、装置異常の原因推定に必要な異常発生履歴の数が設定されており、ステップ222では、履歴メモリ104に記憶している異常発生履歴の数が予め設定した数に達したか否かを確認し、異常発生履歴の数が設定数に満たないときには、ステップ222で否定判定して、発生した装置異常の原因推定を行わずに、このフローチャートを終了する。
これに対して、異常発生履歴の数が所定数に達しているとステップ222で肯定判定してステップ224へ移行する。このステップ224では、異常発生履歴から装置異常の原因(要因)を推定すると共に、推定した要因の確度を分析する。
この後、ステップ226では、一定確度の要因があるか否かを確認し、ステップ228では、一定以上の確度の要因が複数あるか否かを確認し、さらに、ステップ230では、推定された要因は、所定数以下か否かを確認する。なお、一定の確度か否かを判定するときの基準値や、要因が所定数以下か否かを判定するときの基準値(ここでは所定数)は、予め画像形成装置10に設定されているものであればよく、画像形成装置10を使用するユーザーごとに、画像形成装置10の設置時やメンテナンス時に設定したものであっても良い。
装置異常の原因推定は、装置異常発生時の各項目に示される装置状態(異常発生履歴として記憶している項目ごとの装置状態)と相関を分析することにより行う。
例えば、装置異常の発生ごとに、各項目に記憶されている装置状態と、項目ごとの装置異常の相関から装置異常の要因となる可能性を挙げる。このときに、全ての装置異常発生時で、同じ要因が可能性として挙げられるときには、該当する要因が最も確度の高い要因として考えられる。
また、全ての装置異常発生時ではないが、殆どの装置異常発生時に挙げられる要因があれば、その要因が、次に確度の高い要因として考えられる。さらに、装置異常の発生時ごとに異なる要因が推定されるときには、それぞれの要因は、装置異常の要因とするには、確度の低い要因と考えられる。
ここで、一定以上の確度の要因としては、例えば、所定回数の装置異常の発生回数の中で、2回又は3回のうち1回以上の頻度で挙げられる要因を、一定確度の要因として設定したときに、このような要因が挙げられていないとき(推定されないとき)には、ステップ226で否定判定して、要因の推定処理を終了する。
これに対して、一定確度以上と推定される要因があるときには、ステップ226で肯定判定するが、該当する要因が多数あるときには、装置異常の要因の的確な特定が困難となり、誤った判断がなされる可能性が高くなる。
ここから、予め設定した数以上(所定数以上)の要因が推定されるときには、ステップ230で否定判定して、要因の推定処理を終了する。
一方、一定確度以上と推定される要因が所定数以下で複数あるときには、ステップ228及びステップ230のそれぞれで肯定判定してステップ232へ移行する。このステップ232では、それぞれの要因に対して推定される確度に基づいて順位を設定し、ステップ234へ移行する。また、一定確度以上と推定される要因が一つであるときには、ステップ228で否定判定してステップ234へ移行する。
すなわち、発生した装置異常の要因が一つに推定されるときには、ステップ228で否定判定して、ステップ234へ移行し、発生した装置異常の要因として複数の要因が挙げられるときには、その要因に順位を設定してステップ234へ移行する。
このステップ234では、発生した装置異常の内容に基づいて、報知方法を設定する。この報知方法としては、操作パネル72に設けているモニタへの表示や、通信ユニット74を用いて、画像形成装置10のメンテナンスを行うサービスセンター等への通知(サービスマンコール)又は、これらの報知方法を併用して行うなどの任意の報知方法を適用することができる。
例えば、装置異常として、メインモータ76の回転異常が発生した時に、推定される要因が、画像形成装置10に供給される電源電圧の過不足であったり、メインモータ76の回転異常や、レジ・オン・ジャム等が発生した時に、推定される要因が機内湿度であるときなどは、操作パネル72のモニタに表示する方法を選択するものであれば良い。
また、メインモータ76の回転異常が発生した時に、推定される要因が、ドラムカートリッジ40の装着不良など、ユーザーによって改修可能な要因であるときにも、操作パネル72のモニタへの表示のみに設定されるものであれば良い。
さらに、各種の部品の劣化や損傷などが装置異常の損傷として挙げられ、改修するためには、サービスマンによる部品交換が必要であるときには、報知方法としては、サービスマンコール(サービスセンターへの通知)を選択し、併せて操作パネル72のモニタへの表示を選択することができる。
このようにして、装置異常の発生要因の推定と、報知方法の選択が終了すると、ステップ236へ移行して、選択した報知方法を用いた装置異常の発生要因の通知を行う。なお、モニタへの表示が選択されているときには、異常発生を通知するエラーメッセージの表示に併せて表示するものであれば良い。
このように、画像形成装置10に設けているコントローラ70では、装置異常が発生した時に、装置異常の内容に基づいて設定している項目ごとの装置状態を読み込んで、異常発生履歴として履歴メモリ104に記憶することにより、発生した装置異常の要因が特定可能となるようにしている。
また、コントローラ70には、異常発生履歴として設定している各項目と、発生した装置異常の相関を記憶しており、これにより、装置異常が発生した時に、発生した装置異常の要因の推定が可能となっている。このときに、コントローラ70では、確度が一定以上と推定される要因のみを通知する。また、所定数異常の要因があるときには、推定した要因の通知を行わないようにすることにより、推定した要因に基づいた異常発生の原因に、誤判定を生じさせてしまうのを防止するようにしている。
これにより、コントローラ70が設けられた画像形成装置10では、装置異常が発生した時の的確なメンテナンスが可能となる。
一方、コントローラ70は、装置異常の発生を引き起こした要因が改修されることにより、該当する要因が起因する異常発生履歴を消去するようにしている。図5には、異常発生履歴の消去を行う履歴メモリ104の更新処理の一例を示している。このフローチャートは、サービスマンによる画像形成装置10のメンテナンスが行われることにより実行され、最初のステップ240では、装置異常の要因として推定される部品交換が行われたか否かを確認する。
ここで、該当部品の交換が行われるとステップ240で肯定判定してステップ242へ移行する。このステップ242では、交換された部品に対する項目が設定されている発生異常履歴を抽出し、抽出した発生異常履歴を消去する(ステップ244)。
これにより、例えば、レジ・オン・ジャムの要因として推定される給紙トレイ26の残量センサ86が交換されたときには、レジ・オン・ジャムに対する異常発生履歴が履歴メモリ104から消去される。これにより、新たに、レジ・オン・ジャムが発生したときから、レジ。オン・ジャムに対する新たな異常発生履歴が作成されることになる。
この異常発生履歴の消去は、例えば、該当する部品が起因すると推定される異常発生履歴のみを消去するものであっても良い。例えば、7回目のレジ・オン・ジャムが発生した時に、3回目から7回目の要因が残量センサ86であると推定されているときに残量センサ86が交換されたときには、3回目から7回目の異常発生履歴のみを削除し、残量センサ86が起因するものではないと明らかに推定することができる異常発生履歴を残すようにして良い。
これにより、所定数以上の異常発生履歴から要因の推定を行うときに、交換されていない部品等が起因する装置異常が発生した時に、その要因の推定を迅速にかつ的確に行うことができる。
また、異常発生履歴の消去は、記憶する異常発生履歴の数の上限値を装置異常の内ごとに設定し、記録している異常発生履歴の数が上限値に達した後、新たな異常発生履歴を記憶するときに、最も古い異常発生履歴から消去するようにしても良く、また、異常発生時点から一定期間又は一定の処理量に達したときに、その異常履歴を消去するなど任意の方法を適用することができる。
一方、図3及び図4を用いた説明では、装置異常の発生を検出したときに、装置異常の発生を示すエラーメッセージの表示と、推定される要因の報知を別々に行ったが、装置異常が発生した時に、推定される要因とエラーメッセージの表示を併せて行うものであっても良い。すなわち、装置異常が発生した時に、発生した装置異常の要因を推定し、要因の推定結果を踏まえて、装置異常が発生したことを示すエラーメッセージの表示を行うようにしても良い。
このときの処理の流れの一例を図5に示している。なお、図5では、図3及び図4での処理と同一の処理に対しては、同一の符号を付与している。
図6に示すフローチャートでは、装置異常の発生を検出する(ステップ200で肯定判定)と、装置を停止する(ステップ202)と共に装置状態を読み込んで(ステップ206)、検出した異常内容に応じた異常発生履歴を更新する(208)。
この後、発生した装置異常の内容に対する異常発生履歴から、装置異常を引き起こした要因の推定を行う。このとき、発生した装置異常に対する異常発生履歴から、要因を的確に推定することができないとき(ステップ222、226、230で否定判定)には、ステップ204へ移行して、装置異常が発生したことを示すエラーメッセージ等のみの表示を行う。
これに対して、一定以上の確度の要因を推定しうるときには、異常内容の通知方法を選択して、ステップ250では、選択した通知方法で装置異常の発生を通知する。このときに、操作パネル72のモニタには、装置異常の発生を示すエラーメッセージが、暫定的な装置異常の解消方法と共に表示され、さらに、推定した要因の表示が選択されているときには、その要因も併せて表示される。
なお、このような処理においても、暫定的な装置異常の解消方法に基づいて装置異常が解消されたと判断されたとき(図3のステップ210に相当)には、装置の再起動が行われる(図3のステップ212相当)。
なお、図3及び図4を用いた説明では、発生した装置異常の内容に対して予め設定した量の異常発生履歴が記憶されているときに、要因の推定を行うようにしたが、そのときの異常発生履歴から、要因が明らかな場合がある。
ここから、図4のステップ222を省略し、装置異常が発生するごとに、ステップ224を実行して、異常発生履歴から要因の推定を行うものであっても良い。このときに所定数以上の要因が挙げられるときには、それぞれの要因の確度を低く設定することにより、誤判定が生じるのを防止することが可能となる。
また、図3及び図4を用いた説明では、一定以上の確度の要因があっても、その要因の数が多いときには、推定した要因の通知を行わないようにしているが、一定確度以上の要因であれば、推定される全ての要因を通知するようにしても良い。
このときには、図4のフローチャートでステップ230を省略すれば良く、この結果として、複数の部品等の劣化によって装置異常が改修されない状態が継続されてしまうのを防止することができる。すなわち、複数の部品が重なりあったために、発生した装置異常の要因の推定がなされなくなってしまうのを防止することができる。
一方、装置異常の要因の推定は、装置異常の発生時に限らず、サービスマンが画像形成装置10のメンテナンスを行うときに、操作パネル72上で所定のキー操作によって開始するものであっても良く、図7にその一例を示す。
このフローチャートは、画像形成装置10のメンテナンスを行うサービスマンが、任意の構成のユーザーインターフェイスを用いて操作パネル72の所定のキー操作によって、装置異常の原因推定を要求することにより実行され、最初のステップ260では、原因(要因)を推定する装置異常の内容(分類)を読み込む。
次のステップ262では、読み込んだ装置異常に対する異常発生履歴を履歴メモリ104から読み出し、ステップ264では、読み出した異常発生履歴から装置異常の要因を推定すると共に推定した要因の確度を分析する。
次のステップ266では、複数の要因が推定されたか否かを確認し、複数の要因が推定されたときには、ステップ266で肯定判定してステップ268へ移行し、それぞれの要因の確度等に基づいて順位を設定する。
この後に、ステップ270では、推定した要因を操作パネル72のモニタに表示する。このときに、複数の要因が推定されていれば、設定した順位で要因を表示する。なお、推定される要因が一つの時には、ステップ266で否定判定してステップ270へ移行し、推定されるその要因を表示する。
これにより、装置異常を発生させた要因を的確に判断することができるので、装置異常を改修するときの的確で効率的な作業が可能となる。すなわち、装置異常が発生しても、サービスマンが要因を改修する作業を行うときには、装置異常が解消されていることが多く、要因の特定が極めて困難であったり、特定する作業に熟練を要することがある。また、不必要な部品交換や作業を行ってしまうために、作業時間がかかったり、作業コストがかかってしまうことがある。
これに対して、装置異常が発生したときに、そのときの装置の状態や使用環境などを検出して、異常発生履歴として記憶しておくことにより、装置異常が解消された後であっても、装置異常を発生させた要因の的確な推定が可能となり、装置異常の要因を改修するための的確で効率的な作業が可能となる。
なお、以上説明した本実施の形態では、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、用紙12に画像を形成する画像形成装置10を例に説明したが、本発明は、画像形成装置10に限らず、電子写真プロセスによって用紙12に画像を形成する任意の構成の画像形成装置に適用することができる。
すなわち、本発明が適用される画像形成装置としては、プリンタ機能に加えて、スキャナ機能を備えた複写機や、さらにファクシミリ機能を備えた複合機等を適用することができる。
また、本実施の形態では、被処理対象として記録紙12を用いる画像形成装置10を例に説明したが、本発明は、多数のデバイスを備え、それぞれのデバイスの作動を制御することにより、被処理対象に所定の処理を施す任意の構成の被処理対象の処理装置に適用することができる。
本実施の形態に適用した画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置に設けている制御部の要部の概略構成図である。 異常検出処理の一例を示す流れ図である。 装置異常を検出したときの異常原因通知の一例を示す流れ図である。 異常発生履歴の消去の一例を示す流れ図である。 異常検出通知処理の一例を示す流れ図である。 異常発生履歴に基づいた要因推定表示の一例を示す流れ図である。
符号の説明
10 画像形成装置(被処理対象の処理装置)
12 用紙(記録紙、被処理対象)
14 装置本体(被処理対象の処理装置)
34 転写ベルト(デバイス)
36 現像ユニット(デバイス)
38 感光体ドラム(デバイス)
40 ドラムカートリッジ(デバイス)
42 転写ローラ(デバイス)
46 定着ユニット(デバイス)
50 定着カートリッジ(デバイス)
68 制御部
70 コントローラ(記憶手段、要因推定手段、削除手段、報知手段)
72 操作パネル(報知手段)
74 通信ユニット(報知手段)
76 メインモータ(デバイス)
78、80 搬送モータ(デバイス)
82 フィードローラ(デバイス)
84 フィードモータ(デバイス)
86 残量センサ(検出手段)
88 用紙センサ
90 リフトモータ(デバイス)
92 パスセンサ(検出手段)
94 電圧センサ(検出手段)
96、100 温度センサ(検出手段)
98、102 湿度センサ(検出手段)
104 履歴メモリ(記憶手段)

Claims (14)

  1. 被処理対象に対してデバイスを動作させることにより所定の処理を施すと共に、装置状態を検出する検出手段によって装置異常の発生を検出する被処理対象の処理装置における装置異常の原因推定方法であって、
    発生が想定される前記装置異常ごとに、該装置異常の要因となりうる前記装置状態の項目を設定すると共に、それぞれの項目ごとに装置異常の要因となるときの装置状態の相関を予め設定しておき、
    前記装置異常を検出したときに、該装置異常に対して設定している項目ごとの前記検出手段によって検出する前記装置状態と前記相関に基づいて前記装置異常の要因を推定する、
    ことを特徴とする装置異常の要因推定方法。
  2. 前記装置異常の発生時に前記検出手段によって装置状態として検出する前記装置の動作状態ないし動作環境を異常発生履歴として記憶し、該異常発生履歴から前記装置異常の要因を推定することを特徴とする請求項1に記載の装置異常の要因推定方法。
  3. 所定回数分の前記異常発生履歴から前記装置異常の要因を推定することを特徴とする請求項2に記載の装置異常の要因推定方法。
  4. 前記装置異常に対して複数の要因が推定されるときに、推定される要因に順位を設定することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の装置異常の要因推定方法。
  5. 前記装置異常に対して所定数以上の要因が推定されるときに、前記装置異常の要因の推定を留保することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の装置異常の要因推定方法。
  6. 被処理対象として記録紙を搬送しながら該記録紙に画像を形成すると共に、装置状態を検出する検出手段によって装置異常の発生を検出可能な画像形成装置であって、
    前記装置異常が発生するごとに、発生した装置異常に対して予め設定している項目ごとの装置状態を前記検出手段によって検出して異常発生履歴として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶している前記装置異常の異常発生履歴及び前記項目ごとの装置異常に対する相関に基づいて装置異常の要因を推定する要因推定手段と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記要因推定手段が、前記装置異常が発生するごとに前記記憶手段に記憶している該装置異常の異常発生履歴に基づいて装置異常の要因を推定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 所定数の前記異常発生履歴が前記記憶手段に記憶されたときに、前記要因推定手段が該当する前記装置異常の要因を推定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記装置異常に対して複数の要因が推定されるときに、前記要因推定手段が推定される要因に順位を設定することを特徴とする請求項6から請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記装置異常に対して所定数以上の要因が推定されるときに、前記要因推定手段が要因の推定を留保することを特徴とする請求項6から請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記要因推定手段によって推定した前記装置異常の要因を報知する報知手段を含むことを特徴とする請求項6から請求項9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記記憶手段に記憶している前記装置異常の異常発生履歴を、装置異常ごとに削除する削除手段を含むことを特徴とする請求項6から請求項11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記要因推定手段によって推定された要因が改修されたときに、該当する前記装置異常に対する前記異常発生履歴を削除することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 予め設定している数を越えたときに、前記削除手段が最古の前記異常発生履歴を削除することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
JP2004120296A 2004-04-15 2004-04-15 装置異常の要因推定方法及び画像形成装置 Pending JP2005301122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004120296A JP2005301122A (ja) 2004-04-15 2004-04-15 装置異常の要因推定方法及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004120296A JP2005301122A (ja) 2004-04-15 2004-04-15 装置異常の要因推定方法及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005301122A true JP2005301122A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35332703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004120296A Pending JP2005301122A (ja) 2004-04-15 2004-04-15 装置異常の要因推定方法及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005301122A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220073A (ja) * 2006-01-18 2007-08-30 Pfu Ltd 画像読取装置およびプログラム
JP2008070516A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び印刷管理装置並びに印刷管理方法
JP2008158213A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2008250594A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Hitachi Ltd 装置診断方法および装置診断用モジュールならびに装置診断用モジュールを実装した装置
JP2011141797A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Canon Inc 管理装置、画像形成装置の管理方法、及び、プログラム
JP7400534B2 (ja) 2020-02-27 2023-12-19 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220073A (ja) * 2006-01-18 2007-08-30 Pfu Ltd 画像読取装置およびプログラム
JP2008070516A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び印刷管理装置並びに印刷管理方法
JP4506739B2 (ja) * 2006-09-13 2010-07-21 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置及び印刷管理装置並びに印刷管理方法
JP2008158213A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2008250594A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Hitachi Ltd 装置診断方法および装置診断用モジュールならびに装置診断用モジュールを実装した装置
JP2011141797A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Canon Inc 管理装置、画像形成装置の管理方法、及び、プログラム
JP7400534B2 (ja) 2020-02-27 2023-12-19 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4735850B2 (ja) 消耗品管理装置、画像形成装置及びプログラム
US8180229B2 (en) Apparatus and method of controlling interchange between component parts in the apparatus
JP2009218699A (ja) 画像形成装置
JP2008077315A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US9557705B2 (en) Image forming apparatus including determination of amount of waste toner
JP2008269476A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム
JP5251333B2 (ja) 画像処理装置と画像処理装置の制御方法とプログラム
US20110026067A1 (en) Image forming apparatus, control method therefor, and storage medium storing program for the same
US8534662B2 (en) Image forming apparatus, control method therefor, and computer-readable medium
JP2008058580A (ja) 画像形成装置、監視装置、制御方法、及びプログラム
JP2008256911A (ja) 監視システム、画像形成装置および情報処理装置
JP2005301122A (ja) 装置異常の要因推定方法及び画像形成装置
JP5377273B2 (ja) 画像形成装置
JP2009126101A (ja) 画像形成装置、印刷出力制御方法及びプログラム
JP2006261901A (ja) 画像形成装置管理システム
JP5298058B2 (ja) 画像形成装置
JP2007083465A (ja) 画像記録システム
JP2008112126A (ja) 画像形成装置
JP2010060966A (ja) 画像形成装置
JP2012063457A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JP4848818B2 (ja) 画像形成装置
JP2005316719A (ja) 電気デバイスの異常推定方法及び制御装置
JP7292118B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム及び情報処理装置
CN108663918B (zh) 图像形成装置
JP2021091509A (ja) シート搬送装置、画像形成装置、シート搬送方法