JP2009267801A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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健一郎 森田
Motoya Sano
元哉 佐野
Shingo Matsushita
慎吾 松下
Atsushi Kaneya
厚史 兼谷
Norio Kimura
憲雄 木村
Takashi Fujii
隆 藤井
Hiroshi Kubo
宏 久保
Shinya Kitaoka
真也 北岡
Takeshi Akai
武志 赤井
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Abstract

【課題】簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができる自動原稿搬送装置およびこの自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】第2読取部101(カバーガラス101a)と白色ガイド板70との相対的な位置が原稿の搬送方向と直交する方向となるように第2読取部101(カバーガラス101a)および白色ガイド板70の少なくとも一方を前記直交方向に移動させながら、白色ガイド板70を第2読取部101により複数回読み取ることによって、白色ガイド板70の汚れと第2読取部101(カバーガラス101a)の汚れとを区別して検出する構成となっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート搬送装置および画像形成装置に関し、例えば、ファクシミリ装置、複写機、複合機等に適用されるシート搬送装置および画像形成装置に関する。
一般に、デジタル光学系の読取手段を備えたシート搬送装置においては、光源からシートに光を照射し、その反射光をコンタクトガラスや反射ミラー等を介してCCDまたは密着型画像センサであるCIS等の画像センサに導くことでシート画像の読み取りを行う構成となっている。
しかしながら、このようなシート搬送装置にあっては、コンタクトガラスや反射ミラー等にゴミや汚れ等が付着すると、反射光の光路が遮られ、付着しているゴミや汚れ等の位置に相当する取得画像中の位置に黒縦スジ、白縦スジなどを含んだ異常画像が発生してしまうという問題があった。
そこで、近年、読取側であるコンタクトガラスや反射ミラー等へのゴミや汚れ等の付着に伴う異常画像の発生を防止することを目的としたシート搬送装置が提案されている。
従来、この種のシート搬送装置としては、原稿画像の読取位置に対向する位置に白色原稿搬送ローラを配置し、白色基準の白色原稿搬送ローラを読み取る際、白色原稿搬送ローラにゴミや汚れ等が付着している場合には、この白色原稿搬送ローラを原稿搬送方向に回転させることでゴミや汚れ等が付着している箇所を読み取ることを回避することによって、異常画像の発生を防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような特許文献1に記載のシート搬送装置は、白色原稿搬送ローラを回転させながらこの白色原稿搬送ローラを複数回読み取ることで読取側のコンタクトガラスにゴミや汚れ等が付着しているか、白色原稿搬送ローラにゴミや汚れ等が付着しているかを判断するようになっている。すなわち、特許文献1に記載のシート搬送装置は、上述の複数回の読み取りにより異常画素が検出されなくなった場合には、白色原稿搬送ローラにゴミや汚れ等が付着しているものと判断し、一方、上述の複数回の読み取りによっても常に異常画素が検出される場合には、コンタクトガラスにゴミや汚れ等が付着しているものと判断するようになっている。
また、基準白色部材に存在する汚れやゴミ等か、コンタクトガラスに存在する汚れやゴミ等かを判別するようにした画像読取装置としては、コンタクトガラスと基準白色部材としての白基準板との間に白系原稿をもたらし、この白系原稿を読取部が読み取ることによって、汚れやゴミ等がコンタクトガラスまたは白基準板のいずれに存在するかを判別するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−20084号公報 特開2002−271593号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されるシート搬送装置にあっては、例えば、白色原稿搬送ローラの1周、すなわち、全周面に亘ってゴミや汚れ等が付着すると、複数回の読み取りにおいて常に異常画素が検出されてしまう。その結果、白色原稿搬送ローラにゴミや汚れ等が付着しているにもかかわらず、コンタクトガラスにゴミや汚れ等が付着しているものと判断されてしまい、コンタクトガラスにゴミや汚れ等が付着しているのか、白色原稿搬送ローラにゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断することができないという問題があった。
また、特許文献2に記載される画像読取装置にあっては、白基準板に存在する汚れやゴミ等か、コンタクトガラスに存在する汚れやゴミ等かを判別するためには、基準として利用するための白系原稿を搬送するとともに読み取る必要があり、利用者に不必要な負担を強いてしまうという課題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができるシート搬送装置およびこのシート搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシート搬送装置は、上記目的を達成するため、搬送されるシートを読み取る読取手段と、前記読取手段に対向する位置に設けられ、前記読取手段のシート読取位置に対して前記シートが適正な距離を保つよう前記シートをガイドするガイド手段を兼ねる基準白色部材と、前記読取手段と前記基準白色部材との相対的な位置がシートの搬送方向と直交する方向となるように前記読取手段と前記基準白色部材の少なくとも一方を前記直交方向に移動させる移動手段と、前記移動手段により前記読取手段および前記基準白色部材の少なくとも一方を前記直交方向に移動させながら、前記基準白色部材を前記読取手段により複数回読み取ることによって、前記基準白色部材の汚れと前記読取手段の汚れとを区別して検出する検出手段とを備えたものから構成されている。
この構成により、移動手段により読取手段および基準白色部材の少なくとも一方をシートの搬送方向と直交する方向に移動させながら、基準白色部材を読取手段により複数回読み取ることによって、基準白色部材の汚れと読取手段の汚れとを区別して検出するようにしたので、読取手段および基準白色部材の少なくとも一方にゴミや汚れ等が付着した場合、特に、読取手段および基準白色部材の少なくとも一方に、例えば、シート搬送方向に亘って生じた長い縦スジ等の汚れが付着した場合であっても、読取手段および基準白色部材の少なくとも一方をシート搬送方向と直交する方向に僅かな距離移動させるだけで、このような縦スジ等の汚れを回避して基準白色部材を読取手段により読み取ることができる。したがって、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができ、検出したゴミや汚れ等に応じた清掃処理等を行うことができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記基準白色部材は、前記移動手段によりシート搬送方向と直交する方向に移動可能であるものから構成されている。
この構成により、基準白色部材がシート搬送方向と直交する方向に移動可能であるので、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着した場合、特に、基準白色部材に、例えば、シート搬送方向に亘って生じた長い縦スジ等の汚れが付着した場合であっても、例えば基準白色部材をシート搬送方向と直交する方向に僅かな距離移動させるだけで、このような縦スジ等の汚れを回避して基準白色部材を読取手段により読み取ることができる。したがって、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができ、検出したゴミや汚れ等に応じた清掃処理等を行うことができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記基準白色部材が白色ガイド板であるものから構成されている。
この構成により、基準白色部材として変形の少ない白色ガイド板を用いているので、読取手段の読取位置と白色ガイド板との距離を適正な距離に保つことができ、画像品質の低下を防止することができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記基準白色部材が白色ローラであるものから構成されている。
この構成により、基準白色部材として白色ローラを用いたので、白色ローラを回転させることによりシート搬送方向と直交する方向だけでなくシート搬送方向にも読取領域を拡大することができ、より多くの白色領域に基づいて読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、白色ローラにゴミや汚れ等が付着しているのかを検出することができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記基準白色部材が白色ベルトであるものから構成されている。
この構成により、基準白色部材を白色ベルトとしたので、白色ベルトを回転させるだけの簡単な機構により、基準白色部材としての白色ベルトをシート搬送方向に移動させることができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記白色ベルトが無端ベルトであるものから構成されている。
この構成により、白色ベルトを無端ベルトとしたので、例えば、無端ベルトの回転方向を1方向のみとすることにより、簡単な移動制御で無端ベルトをシート搬送方向に移動させることができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記白色ベルトが巻取りベルトであるものから構成されている。
この構成により、白色ベルトを巻取りベルトとしたので、白色ベルトのゴミや汚れ等が付着した箇所を順次巻き取ることによって、基準白色部材として性能を損なうことなく長期間に渡り使用することができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記読取手段が、前記読取手段のシート読取面を覆う保護部材を備え、前記保護部材が、前記移動手段によりシート搬送方向と直交する方向に移動可能であるものから構成されている。
この構成により、保護部材がシート搬送方向と直交する方向に移動可能となるため、保護部材にゴミや汚れ等が付着した場合、特に、保護部材に、例えば、シート搬送方向に亘って生じた長い縦スジ等の汚れが付着した場合であっても、保護部材をシート搬送方向と直交する方向に僅かな距離移動させるだけで、このような縦スジ等の汚れを回避して基準白色部材を読取手段により読み取ることができる。したがって、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができ、検出したゴミや汚れ等に応じた例えば清掃処理等を行うことができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記保護部材が透明なガラスであるものから構成されている。
この構成により、保護部材を透明なガラスとしたので、読取手段の読取面を保護することができるとともに、読取手段がこの透明なガラスを介して基準白色部材を読み取ることができるので、基準白色部材を確実に読み取ることができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記保護部材が透明な巻取りシートであるものから構成されている。
この構成により、保護部材を透明な巻取りシートとしたので、シートを巻き取るだけの簡単な構成によって保護部材としての透明な巻取りシートを移動させることができる。また、保護部材のゴミや汚れ等が付着した箇所を順次巻き取ることによって、基準白色部材として性能を損なうことなく長期間に渡り使用することができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記移動手段の駆動源としてステッピングモータを用いたものから構成されている。
この構成により、移動手段の駆動源としてステッピングモータを用いたので、読取手段および基準白色部材の少なくとも一方をシート搬送方向と直交する方向に移動させる際の移動量を精密に制御することができ、読取手段の保護部材にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかをより正確に判断することができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記検出手段の検出結果に基づき、前記基準白色部材の汚れであるか、前記保護部材の汚れであるかを利用者に警告または清掃指示を報知する報知手段を備えたものから構成されている。
この構成により、検出手段の検出結果に基づき、基準白色部材の汚れであるか、保護部材の汚れであるかを報知手段によって利用者に警告または清掃指示を報知するので、利用者は、報知内容に応じて容易かつ的確に清掃作業等を行うことができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記検出手段による前記汚れの検出は、前記読取手段によって最初のシートが読み取られる前のシステム起動時に実行されるものから構成されている。
この構成により、検出手段による汚れの検出がシステム起動時に実行されるので、最初のシートを読み取る前に汚れの検出を行うことができ、汚れ等がある場合には、最初のシートを読み取る前に対処可能である。このため、システム起動時において、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができ、検出したゴミや汚れ等に応じた清掃処理等を行うことができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記検出手段による前記汚れの検出は、前記読取手段と前記基準白色部材との間にシートが存在しない間に実行されるものから構成されている。
この構成により、検出手段による汚れの検出が読取手段と基準白色部材との間にシートが存在しない間に実行されるので、例えば、連続して搬送されるシートの読み取りの間に汚れの検出を実行することができ、シート読取動作およびシート搬送の効率化を図りつつ、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、前記検出手段による前記汚れの検出は、前記読取手段により所定枚数のシートの読み取りが行われるごとに実行されるものから構成されている。
この構成により、所定枚数のシートの読み取りが行われるごとに汚れの検出が実行されるので、所定枚数のシートの読み取りによって保護部材または基準白色部材にゴミや汚れ等が付着した可能性が高いものと仮定して汚れの検出を実行することができる。このため、検出手段による過剰な検出処理を抑えることができるとともに、適正なタイミングで汚れの検出を実行することができる。
さらに、本発明に係る画像形成装置は、上述したシート搬送装置を具備し、少なくとも前記読取手段によって読み取られた画情報を記録媒体に画像形成する画像形成手段を備えたものから構成されている。
この構成により、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができる画像形成装置を得ることができる。またこのような汚れの検出を行うことにより、ゴミや汚れ等の付着に伴う画像の劣化等を防止することができる画像形成装置を得ることができる。
本発明では、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができるシート搬送装置およびこのシート搬送装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。なお、本実施の形態は、画像形成装置を複写機に適用している。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、画像形成装置としての複写機1は、シート搬送装置としての自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)2と、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5とから構成されている。
ADF2は、原稿トレイ11と、各種ローラ等からなる搬送部13とを備えている。このADF2は、搬送部13により原稿トレイ11に載置されたシートとしての原稿をスリットガラス7上に搬送し、スリットガラス7を介して画像読取部4により原稿の表面画像を読み取り、次いで、表面画像の読み取りが終了した原稿を、第2読取部101に搬送し、第2読取部101により原稿の裏面画像を読み取り、カバーガラス101aと白色ガイド板70との間を通過させた後、排紙トレイ12に排紙するようになっている。
また、ADF2は、画像読取部4に対して図示しない開閉機構を介して開閉自在に取り付けられている。
給紙部3は、用紙サイズの異なる記録媒体としての記録紙を収納する給紙カセット21、22と、給紙カセット21、22に収納された記録紙を画像形成部5の画像形成位置まで搬送する各種ローラからなる給紙手段23とを有している。
画像読取部4は、光源および第1のミラー部材を搭載した第1キャリッジ25と、第2ミラー部材および第3ミラー部材を搭載した第2キャリッジ26と、結像レンズ27と、CCD等からなる撮像部28とを備えている。
画像読取部4は、ADF2によって原稿を読み取る場合には、第1キャリッジ25および第2キャリッジ26をスリットガラス7の下方で停止させ、第1キャリッジ25に搭載された光源によりスリットガラス7上を通過中の原稿に光を照射し、第1キャリッジ25および第2キャリッジ26に搭載された第1〜第3のミラー部材により原稿からの反射光を折り返させ、その反射光を結像レンズ27により結像して撮像部28で読み取らせるようになっている。
また、スリットガラス7よりも大面積のコンタクトガラス8に載置された原稿を読み取る場合には、第1キャリッジ25および第2キャリッジ26をコンタクトガラス8の下方で、図1中、左右方向(副走査方向)に移動させ、第1キャリッジ25に搭載された光源によりコンタクトガラス8上に載置された原稿に光を照射し、第1キャリッジ25および第2キャリッジ26に搭載された第1〜第3のミラー部材により原稿からの反射光を折り返させ、その反射光を結像レンズ27により結像して撮像部28で読み取らせるようになっている。
画像形成部5は、画像形成手段を構成するものであり、画像形成部5は、露光装置31と、複数の感光体ドラム32と、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックからなる異なる色のトナーを備えた現像装置33と、転写ベルト34と、定着装置35とを備えている。
画像形成部5は、撮像部28に読み取られた読取画像に基づいて、露光装置31により感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に潜像を形成し、現像装置33により感光体ドラム32に異なる色のトナーを供給して現像するようになっている。
そして、画像形成部5は、転写ベルト34により感光体ドラム32に現像された像を給紙部3から供給された記録紙に転写した後、定着装置35により記録紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、記録紙にカラー画像を定着するようになっている。
図2を参照してADF2について詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るADF2の概略構成図である。
図2に示すように、原稿トレイ11は、可動原稿テーブル41と、一対のサイドガイド板42とを有している。可動原稿テーブル41は、原稿トレイ11の給紙方向先端部分を構成しており、基端部を支点として上下方向(図中矢印a−b方向)に回動するようになっている。このように、原稿トレイ11は、可動原稿テーブル41を回動することにより、原稿トレイ11に載置された原稿の給紙方向先端部分を適切な高さに合わせることができるようになっている。
可動原稿テーブル41の先端部の上方には、給紙適正位置センサ87が設けられており、この給紙適正位置センサ87は、原稿トレイ11に載置された原稿の給紙方向先端部分が適切な高さである給紙適正位置に保持されているかを検知するようになっている。なお、本実施の形態に係る給紙適正位置とは、原稿束の最上位の原稿と後述するピックアップローラ61とが接触する位置をいう。
可動原稿テーブル41の先端部の下方には、ホームポジションセンサ88が設けられており、このホームポジションセンサ88は、可動原稿テーブル41がホームポジションにあるか否かを検知するようになっている。
原稿トレイ11には、少なくとも同一原稿サイズの原稿の向きが縦と横のいずれになっているかを検知する原稿長さ検知センサ89、90が設けられており、この原稿長さ検知センサ89、90は、給送方向に離隔して設けられている。なお、原稿長さ検知センサ89、90としては、光学的手段により原稿と未接触で検知する反射型センサ、または原稿1枚にても検知可能なように原稿と接触する接触式のアクチュエータタイプのセンサを用いてもよい。
一対のサイドガイド板42は、原稿トレイ11に載置された原稿の給紙方向に対する左右方向を位置決めするように立設されており、一対のサイドガイド板42の片側は、給紙方向に対する左右方向にスライド自在となっている。このため、原稿トレイ11には異なるサイズの原稿が載置可能となっている。
一対のサイドガイド板42の固定側には、原稿の載置により回動するセットフィラー43が設けられており、セットフィラー43の先端部の移動軌跡上の最下部には、原稿トレイ11に原稿が載置されたことを検知する原稿セットセンサ82が設けられている。すなわち、原稿セットセンサ82は、原稿トレイ11に原稿が載置されると、セットフィラー43が回動して、セットフィラー43の先端部が原稿セットセンサ82から外れて、原稿の載置を検知するようになっている。
ADF2の搬送部13は、分離給送部51と、プルアウト部52と、ターン部53と、第1読取搬送部54と、第2読取搬送部55と、排紙部56とにより構成されている。
分離給送部51は、給紙口近傍に配置されたピックアップローラ61と、搬送経路を挟んで対向するように配置された給紙ベルト62およびリバースローラ63とを有している。ピックアップローラ61は、給紙ベルト62に取り付けられた支持アーム部材64により支持されており、図示しないカム機構を介して原稿束に接触する接触位置と原稿束から離れた離隔位置との間を上下方向(図中c−d方向)に回動するようになっている。
給紙ベルト62は、給送方向に回転し、リバースローラ63は、給送方向と逆方向に回転するようになっている。また、リバースローラ63は、原稿が重送された場合に、給紙ベルト62に対して逆方向に回転するが、リバースローラ63が給紙ベルト62に接している場合、または原稿を1枚のみ搬送している場合には、図示しないトルクリミッタの働きにより、給紙ベルト62に連れ回りするようになっている。
そして、分離給送部51は、ピックアップローラ61が原稿トレイ11に載置された原稿束の最上位の原稿に転接することにより給紙口内に原稿を送り出し、原稿が重送された場合に給紙ベルト62とリバースローラ63とにより分離して送り出すようになっている。
プルアウト部52は、搬送経路を挟むように配置された一対のローラからなるプルアウトローラ65を有している。プルアウト部52は、プルアウトローラ65とピックアップローラ61の駆動タイミングにより、送り出された原稿を一次突当整合し、整合後の原稿を引き出し搬送するようになっている。
ターン部53は、搬送経路の上から下に向けてカーブしたカーブ部を挟むように配置された一対のローラからなる中間ローラ66および読取入口ローラ67を有している。ターン部53は、中間ローラ66により引き出し搬送された原稿を、カーブ部を搬送することによりターンさせて、読取入口ローラ67により原稿の表面を下方に向けてスリットガラス7の近傍まで搬送するようになっている。
第1読取搬送部54は、スリットガラス7に搬送経路を挟んで対向する位置に配置された第1読取ローラ68と、読取終了後の搬送経路を挟むように配置された一対のローラからなる第1読取出口ローラ69とを有している。第1読取搬送部54は、スリットガラス7の近傍まで搬送された原稿の表面を第1読取ローラ68によりスリットガラス7に接触させながら搬送し、読取終了後の原稿を第1読取出口ローラ69によりさらに搬送するようになっている。
第2読取搬送部55は、原稿の裏面を読み取る読取手段としての第2読取部101と、第2読取部101に搬送経路を挟んで対向する位置に配置された白色ガイド板70と、原稿の裏面の読取終了後の搬送経路を挟むように配置された一対の第2読取出口ローラ71とを有している。
第2読取搬送部55は、表面が読み取られた原稿を白色ガイド板70と第2読取部101の読取面との間を通過させ、第2読取出口ローラ71により排紙口に向けて搬送するようになっている。なお、両面読取を行わない場合には、原稿は第2読取部101を素通りするようになっている。
排紙部56は、排紙口の近傍に一対の排紙ローラ72が設けられ、第2読取出口ローラ71により搬送された原稿を排紙トレイ12に排紙するようになっている。
また、ADF2には、搬送経路に沿って、突き当てセンサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81および排紙センサ83が設けられており、原稿の搬送距離や搬送速度等の搬送制御に用いられるようなっている。
さらに、プルアウトローラ65と中間ローラ66との間には、原稿幅センサ85が設けられている。この原稿幅センサ85は、原稿の幅方向に複数並べた受光素子から構成されており、搬送経路を挟んで対向位置に設けられた照射光からの受光結果に基づき原稿幅を検知する。
次に、ADF2の制御構成について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るADF2の制御構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ADF2は、ADF2全体の制御を行うコントローラ100を備えている。ADF2は、コントローラ100に信号を入力するセンサ等として、レジストセンサ81、原稿セットセンサ82、排紙センサ83、突き当てセンサ84、原稿幅センサ85、読取入口センサ86、給紙適正位置センサ87、ホームポジションセンサ88、原稿長さ検知センサ89、90および端検知センサ131、端検知センサ132を備えており、これら各センサはコントローラ100に接続されている。
また、ADF2は、コントローラ100から信号を出力してADF2の各部の駆動制御するモータ等として、ピックアップモータ92、給紙モータ93、読取モータ94、排紙モータ95、底板上昇モータ96および移動モータ142を備えており、各モータはコントローラ100に接続されている。底板上昇モータ96は、可動原稿テーブル41を昇降し、ピックアップモータ92は、ピックアップローラ61を上下動するようになっている。
給紙モータ93は、ピックアップローラ61、給紙ベルト62、リバースローラ63、プルアウトローラ65および中間ローラ66を回転駆動し、読取モータ94は、読取入口ローラ67、第1読取ローラ68、第1読取出口ローラ69および第2読取出口ローラ71を回転駆動し、排紙モータ95は、排紙ローラ72を回転駆動するようになっている。移動モータ142は、後述する移動部材としての白色ガイド板70を揺動するようになっている。
各モータは、上記した各センサの検知信号に基づいてコントローラ100によって制御されるようになっている。また、ADF2は、原稿の裏面を読み取る第2読取部101を備え、第2読取部101はコントローラ100に接続されている。
また、複写機1は、本複写機1全体の制御を行う本体制御部105、各種の入力操作や動作指示を行う本体操作部106、後述する汚れデータの算出の処理等を行う画像処理回路108を備えている。コントローラ100と本体制御部105は、I/F107を介して接続されており、双方間で制御信号等のデータの授受が行われるようになっている。また、本体操作部106は、各種の入力内容や動作指示内容、警告および清掃指示等を表示する表示部を有している。
図4を参照して、第2読取部101の制御構成について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るADF2の第2読取部101の制御構成を示すブロック図である。
図4に示すように、第2読取部101は、光源部111と、センサチップ112と、増幅器113と、A/D114と、画像処理部115と、フレームメモリ116とを備えている。なお、上述のセンサチップ112は、等倍密着イメージセンサと称される公知の光電変換素子と集光レンズとを具備するものである。
第2読取部101は、光源部111によりコントローラ100からの点灯信号に基づいて原稿に光を照射し、各センサチップ112により原稿からの反射光を受光して、電気信号に変換して出力するようになっている。
第2読取部101は、各センサチップ112から出力された電気信号を、増幅器113により増幅し、A/D114によりアナログ信号からデジタル信号に変換して画像処理部115によりシェーディング補正などの画像処理を行い、画像処理が行われた信号をフレームメモリ116に記憶するようになっている。
また、第2読取部101は、コントローラ100からのタイミング信号に基づいてフレームメモリ116に記憶された信号の出力制御を行う出力制御回路117と、出力制御回路117から出力される信号を本体制御部105に出力するI/F回路118とを備えている。
次に、ADF2において、所謂、シートスルー方式で原稿を読み取る動作について説明する。
まず、読取を行う原稿束を、可動原稿テーブル41を含む原稿トレイ11上に、原稿表面を上向きの状態でセットする。このときセットされた原稿束は、一対のサイドガイド板42により原稿の給紙方向に対する左右方向が位置決めされる。さらに、上述の原稿のセットはセットフィラー43、原稿セットセンサ82により検知され、I/F107により本体制御部105に送信される。
原稿がセットされたことを、上述のセットフィラー43、原稿セットセンサ82により検知すると底板上昇モータ96を正転させて原稿束の最上面がピックアップローラ61と接触するように可動原稿テーブル41を上昇させる。
次に、本体操作部106よりプリントキーが押下され、本体制御部105からI/F107を介してコントローラ100に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ61は、給紙モータ93の正転によりコロが回転駆動し、原稿トレイ11上の数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。
ここで、リバースローラ63は、給紙ベルト62に所定圧で接し、給紙ベルト62に直接接している状態、または原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト62の回転につられて反時計方向に連れ回りし、原稿が万が一2枚以上給紙ベルト62とリバースローラ63との間に侵入したときは、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されており、リバースローラ63は、本来の回転方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、これにより原稿の重送が防止される。
給紙ベルト62とリバースローラ63との作用により、1枚に分離された原稿は、給紙ベルト62によってさらに搬送され、突き当てセンサ84によりその先端が検知される。そして、搬送される原稿は、停止しているプルアウトローラ65に突き当たる。
その後、原稿は上述の突き当てセンサ84の検知から予め定められた距離だけ搬送され、プルアウトローラ65に所定量の撓みをもって押し当てられた状態で給紙モータ93を停止させることにより、給紙ベルト62の駆動が停止する。このとき、ピックアップモータ92を回転させることでピックアップローラ61を原稿上面から退避させるとともに、原稿を給紙ベルト62の搬送力のみで搬送する。これにより、原稿先端はプルアウトローラ65の上下ローラ対のニップに侵入し、原稿先端の整合(スキュー補正)が行われる。
スキュー補正が行われると、コントローラ100は、給紙モータ93を逆転駆動し、プルアウトローラ65および中間ローラ66を回転させる。このとき(給紙モータ93逆転時)、プルアウトローラ65および中間ローラ66は、駆動されるが、ピックアップローラ61および給紙ベルト62は、駆動されていない。
プルアウトローラ65により中間ローラ66に搬送される原稿は、原稿幅センサ85により、原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズが検知される。
また、プルアウトローラ65および中間ローラ66の駆動により、プルアウト部52からターン部53に原稿が搬送される際には、プルアウト部52での搬送速度を第1読取搬送部54での搬送速度よりも高速に設定することにより、原稿を第1読取搬送部54に搬送する処理時間の短縮が図られている。
原稿先端が読取入口センサ86により検知されると、読取入口ローラ67の上下ローラ対のニップに原稿先端が進入する前に、原稿搬送速度を読取搬送速度と同速にするため原稿搬送速度の減速を開始する。同時に、読取モータ94を正転駆動して読取入口ローラ67、第1読取出口ローラ69、第2読取出口ローラ71を駆動する。
原稿先端がレジストセンサ81により検知されると、コントローラ100は所定の搬送距離で減速し、原稿を第1読取ローラ68および読取位置20の手前で一時停止させるとともに、I/F107を介して本体制御部105にレジスト停止信号を送信する。次いで、コントローラ100は、本体制御部105より読取開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿先端がガイド部材により案内されて読取位置20に到達するまでに、所定の搬送速度に立ち上がるように増速して搬送させる。コントローラ100は、読取モータ94のパルスカウントにより検知された原稿先端が読取位置20に到達するタイミングで、本体制御部101に対して表面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号を送信する。このゲート信号は、読取位置20を原稿後端が抜けるまで送信される。
片面読取りの場合には、第1読取搬送部54を通過した原稿は、ガイド部材により第2読取搬送部55へ案内され、その第2読取搬送部55を経て排紙部56へ搬送される。この際、コントローラ100は、原稿先端が排紙センサ83により検知されると、排紙モータ95を正転駆動して排紙ローラ72を反時計方向に回転させる。また、コントローラ100は、排紙センサ83により原稿先端が検知されてから、排紙モータ95のパルスをカウントし、原稿後端が排紙ローラ72の上下ローラ対のニップ部から抜ける直前に排紙モータ95の駆動速度を減速させて、排紙トレイ12上に排出される原稿が飛び出さないように制御する。
両面読取りの場合には、コントローラ100は、排紙センサ83により原稿先端が検知されてから、読取モータ94のパルスをカウントする。次いで、コントローラ100は、第2読取部101に原稿先端が到達するタイミングで第2読取部101に対し、副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号を送信する。このゲート信号は、第2読取部101を原稿後端が抜けるまで送信される。白色ガイド板70は、第2読取部101における原稿の浮きを抑えると同時に、第2読取部101におけるシェーディングデータを取得するための基準白部を兼ねるものである。
次に、図5を参照して本発明の第1の実施の形態における移動部材として白色ガイド板70について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態における白色ガイド板70の構成を示す上面図である。
図5に示すように、白色ガイド板70は、副走査方向の幅を狭く、主走査方向の幅が副走査方向の幅のよりも広く形成された平板で構成されており、第2読取部101に搬送される原稿と第2読取部101との距離が適正な距離に保つためのガイドとして機能するようになっている。
また、白色ガイド板70は、表面が略均一な表面濃度であり、第2読取部101におけるシェーディングデータを取得するための基準白部としても機能するようになっている。すなわち、本実施の形態では、白色ガイド板70が、第2読取部101の原稿読取位置に対して原稿が適正な距離を保つよう原稿をガイドするガイド手段を兼ねる基準白色部材を構成している。
さらに、白色ガイド板70は、主走査方向側面部にラック部70aを備えており、このラック部70aは、ピニオン141と噛み合うようになっている。一方、ピニオン141は、駆動ベルト143を介して移動モータ142により回転駆動するようになっている。移動モータ142は、設定された回転方向フラグに従って正転または逆転するようになっている。ここで、移動モータ142としては、例えば、ステッピングモータが用いられている。そして、白色ガイド板70は、移動モータ142により駆動ベルト143を介してピニオン141が回転駆動することによって、原稿搬送方向と直交する方向である主走査方向に移動するようになっている。なお、本実施の形態においてピニオン141および駆動ベルト143、移動モータ142が、移動手段を構成している。
また、図中主走査方向に所定の間隔をもって、端検知センサ131および端検知センサ132が配置されている。この端検知センサ131および端検知センサ132は、白色ガイド板70を検知することにより、白色ガイド板70が監視対象位置に存在するか否かを常時監視するようになっている。
具体的には、端検知センサ131が非検知状態から検知状態に推移したときに、白色ガイド板70の一端部が端まで達したことを検知し、端検知センサ132が検知状態から非検知状態に推移したときに白色ガイド板70他端部が端まで達したことを検知する。このようにして白色ガイド板70の主走査両方向における移動量を検知することができる。
次に図6〜図12を参照して、白色ガイド板70または第2読取部101のカバーガラス101aの何れにゴミや汚れ等が付着しているのか区別して検出する動作(汚れ検出)について説明する。
以下、移動部材を白色ガイド板70として、かつ固定部材を第2読取部101のカバーガラス101aとして説明する。図6は、上述の汚れ検出の全体の流れを示すフローチャート図である。なお、図6において、判定および判断は、コントローラ100によって行われている。
まず、画像を読み取るための光源が点灯済みであるか否かを判断する(ステップS101)。光源が点灯済みである場合には、ステップS104に処理を移す。一方、光源が点灯済みでない場合には、汚れ検出の判断の元となる画像データを取得するため光源を点灯し(ステップS102)、光源の出力が安定するために必要な時間が経過するまで後の処理を遅延させ(ステップS103)、光源の出力が安定するために必要な時間が経過した場合には、ステップS104に処理を移す。
ステップS104においては、汚れ検出を行うために白色ガイド板70を移動させた合計移動回数を記録するためのカウンタを0に初期化して、ステップS105の処理を移す。
ステップS105においては、第2読取部101が白色ガイド板70を複数回読み取ることにより、汚れ検出の基準となる少なくとも2回分の読取画像データの取得を行い(ステップS105)、ステップS106に処理を移す。なお、画像データの取得に関する詳細については、後述する。
ステップS106においては、ステップS105で取得した画像データに基づいて、汚れデータの算出を行い(ステップS106)、ステップS107に処理を移す。なお、汚れデータの算出に関する詳細については、後述する。
次いで、ステップS107においては、ステップS106の汚れデータの算出の結果、カバーガラス汚れカウンタの値が予め定められた所定の許容量を超えているか否かを判断する。カバーガラス汚れカウンタの値が予め定められた所定の許容量を超えていない場合には、ステップS108に処理を移す。
一方、カバーガラス汚れカウンタの値が予め定められた所定の許容量を超えている場合には、カバーガラス101aの清掃が必要な旨を利用者に報知し(ステップS109)、原稿を搬送中であれば原稿の搬送を停止して(ステップS110)、以降の原稿の読取要求の受付を不可に設定し(ステップS111)、ステップS118に処理を移す。
なお、カバーガラス101aの清掃が必要な旨を利用者に報知する方法としては、例えば、本体操作部106が有する表示部により表示する方法が挙げられる。すなわち、本実施の形態においてはこの本体操作部が有する表示部が、白色ガイド板の汚れであるか、第2読取部101の汚れであるかを利用者に警告または清掃指示を報知する報知手段を構成する。なお他の報知方法としては、ネットワークを通じて複写機1と接続されている利用者のパソコンなどの端末にその旨を送信して利用者に報知するようにしてもよい。
ステップS108においては、白色ガイド板汚れカウンタの値が予め定められた所定の許容量を超えているか否かを判断する。白色ガイド板汚れカウンタの値が予め定められた所定の許容量を超えていない場合には、ステップS118に処理を移す。一方、白色ガイド板汚れカウンタの値が予め定められた所定の許容量を超えている場合には、本汚れ検出における白色ガイド板70の合計移動回数が所定の最大移動回数未満であるか否かを判断する(ステップS112)。白色ガイド板70の合計移動回数が所定の最大移動回数未満である場合には、移動モータ142を駆動させ、白色ガイド板70を主走査方向に所定量移動させた後(ステップS113)、白色ガイド板70の合計移動回数を更新し、ステップS105に戻り、再度画像データの取得を行う。
一方、色ガイド板70の合計移動回数が所定の最大移動回数未満でない場合には、上述のカバーガラス101aのときと同様、白色ガイド板70の清掃が必要である旨を利用者に報知し(ステップS115)、原稿を搬送中であれば原稿の搬送を停止して(ステップS116)、以降の原稿の読取要求の受付を不可に設定し(ステップS117)、ステップS118に処理を移す。
ステップS118においては、光源がこの後も必要であるか否かの判断を行う。連続する原稿を読み取る必要がないため光源がこの後必要でないと判断された場合には、光源を消灯して一連の処理を終了する。一方、今後も連続する原稿を読み取る必要があるため光源が必要である場合には、光源を消灯せず光源が点灯した状態で一連の処理を終了する。
次に、上述のステップS105で行われる画像データの取得の処理について説明する。
図7は、端検知センサ131および端検知センサ132を有する場合の画像データの取得の処理を説明するフローチャートであり、図8は、端検知センサ131および端検知センサ132を有していない場合の画像データの取得の処理を説明するフローチャートである。なお、図7、図8において、判定および判断は、コントローラ100によって行われている。
図7、図8に示すように、まず現状の白色ガイド部材70の位置で第2読取部101によって基準白色部材としての白色ガイド部材70を読み取ることにより、第1画像データを取得する(ステップS201、S211)。
その後、設定された回転方向フラグに従って移動モータ142を正転または逆転駆動させることにより、白色ガイド板70を主走査方向に移動させる(ステップS202、S212)。
次いで、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の汚れ検知画像取得間隔(L)以上となったか否かを判断する(ステップS203、S213)。移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の汚れ検知画像取得間隔(L)以上となった場合には、移動モータ142を停止させ、白色ガイド板70の移動を停止する(ステップS204、S214)。
一方、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の汚れ検知画像取得間隔(L)以上になっていない場合には、端検知センサ131若しくは端検知センサ132が白色ガイド板70の端を検知したか否かを判断する(ステップS205)。端検知センサ131若しくは端検知センサ132が白色ガイド板70の端を検知した場合には、現在設定されている移動モータ142の回転方向フラグを反転した回転方向フラグ(正転→逆転、逆転→正転)に設定した後(ステップS206)、移動モータ142を停止させ、白色ガイド板70の移動を停止する(ステップS204、S214)。一方、端検知センサ131若しくは端検知センサ132が白色ガイド板70の端を検知していない場合には、ステップS203に戻る。
なお、端検知センサ131および端検知センサ132を有さない構成である場合には、図8に示すように上述のステップS205およびステップS206の処理を行うことなく、ステップS213において、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の汚れ検知画像取得間隔(L)以上になっていない場合には、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の汚れ検知画像取得間隔(L)以上になるまで移動モータ142を駆動させ、白色ガイド板70を移動させる。
次いで、ステップS204、S214において移動モータ142を停止させた後、白色ガイド板70の停止位置で第2読取部101によって基準白色部材としての白色ガイド部材70を読み取ることにより、第2画像データを取得する(ステップS207、S215)。
なお、第2読取部101によって読み取られた第1画像データおよび第2画像データは、I/F回路118を介して本体制御部105に出力される。そして、この本体制御部105に出力された第1画像データおよび第2画像データは、本体制御部105から画像処理回路108に転送され、画像処理回路108によって後述する汚れデータの算出の処理が行われる。なお、画像処理回路108は、CPUを備えている。
次に、上述のステップS106で行われる汚れデータの算出の処理について説明する。
図9は、汚れデータの算出の処理を説明するフローチャートである。なお、この汚れデータの算出の処理は、画像処理回路108によって実行されるものであり、各ステップの判定および判断は、画像処理回路108のCPUによって行われる。
図9(a)、(b)に示すように、まず第1画像データから汚れ画素D1・・・nを抽出する(ステップS301)。この汚れ画素の抽出方法としては、予め所定の値を閾値として設定し、その閾値未満の画素を汚れ画素として抽出する公知の方法が用いられるが、これに限られず、汚れ画素を抽出することができるものであれば、その他の方法によって汚れ画素を抽出するようにしてもよい。
次いで、第1画像データからの汚れ画素の抽出処理と同様、第2画像データから汚れ画素C1・・・nを抽出する(ステップS302)。
その後、第1画像データから抽出された汚れ画素D1・・・nのうち、本汚れデータの算出処理が行われていない未処理の汚れ画素D(未処理画素D)を任意に選択し(ステップS303)、その未処理画素Dの位置から所定の汚れ検知画像取得間隔(L)だけ移動させた位置を中心として主走査方向に±所定量Wの範囲(A)に第2画像データから抽出された汚れ画素C1・・・nが少なくとも1つ存在するか否か判定する(ステップS304)。ここで、上述のAの範囲に汚れ画素C1・・・nが少なくとも1つ存在しないと判定された場合には、ステップS306に処理を移す。一方、上述のAの範囲に汚れ画素C1・・・nが少なくとも1つ存在すると判定された場合には、白色ガイド板70にゴミや汚れ等が付着しているものと判断して、白色ガイド板汚れカウンタを1増加させて(ステップS305)、ステップS306に処理を移す。
ステップS306においては、未処理画素Dの位置を中心として主走査方向に±所定量Wの範囲(A)に第2画像データから抽出された汚れ画素C1・・・nが少なくとも1つ存在するか否か判定する(ステップS306)。ここで、上述のAの範囲に汚れ画素C1・・・nが少なくとも1つ存在しないと判定された場合には、ステップS308に処理を移す。一方、上述のAの範囲に汚れ画素C1・・・nが少なくとも1つ存在すると判定された場合には、カバーガラス101aにゴミや汚れ等が付着しているものと判断して、カバーガラス汚れカウンタを1増加させて(ステップS307)、ステップS308に処理を移す。
次に、ステップS308において、未処理画素Dが存在するか否かが判断され、未処理画素Dが存在すると判断された場合には、ステップS302に戻り、同様の処理を繰り返す。すなわち、第1画像データから汚れ画素D1・・・nの全てについて、上述の汚れデータの算出処理を実行する。
本実施の形態においては、白色ガイド板70を主走査方向に移動させながら、白色ガイド板70を第2読取部101により複数回読み取ることよって、少なくとも第1画像データおよび第2画像データを取得し、この取得した第1画像データおよび第2画像データに基づき、白色ガイド板70と第2読取部101の汚れとを区別して検出する第2読取部101および画像処理回路108が、検出手段を構成する。
次に、図10、図11を参照して、図6のステップS113で行われる白色ガイド板70の移動処理について説明する。図10、図11において、判定および判断は、コントローラ100によって行われている。
図10、図11は、白色ガイド板70の移動処理を説明するフローチャートである。
図10、図11に示すように、まずコントローラ100からの指示により、設定されている回転方向フラグに従って駆動モータ142の駆動を開始する(ステップS401)。これにより、駆動モータ142の駆動力が駆動ベルト143を介してピニオン141に伝達され、ピニオン141と噛み合う白色ガイド板70のラック部70aを介して白色ガイド板70が主走査方向に移動することとなる。
次いで、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の画像取得移動間隔(L)以上となったか否かを判断する(ステップS402、S412)。移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の画像取得移動間隔(L)以上となった場合には、移動モータ142を停止させ、白色ガイド板70の移動を停止する(ステップS403、S413)。
一方、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の画像取得移動間隔(L)以上になっていない場合には、端検知センサ131若しくは端検知センサ132が白色ガイド板70の端を検知したか否かを判断する(ステップS404)。端検知センサ131若しくは端検知センサ132が白色ガイド板70の端を検知した場合には、現在設定されている移動モータ142の回転方向フラグを反転した回転方向フラグ(正転→逆転、逆転→正転)に設定した後(ステップS405)、移動モータ142を停止させ、白色ガイド板70の移動を停止する(ステップS403、S413)。一方、端検知センサ131若しくは端検知センサ132が白色ガイド板70の端を検知していない場合には、ステップS402に戻る。
なお、端検知センサ131および端検知センサ132を有さない構成である場合には、図11に示すように上述のステップS404およびステップS405の処理を行うことなく、ステップS412において、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の画像取得移動間隔(L)以上になっていない場合には、移動モータ142の駆動済みのモータパルス数が所定の画像取得移動間隔(L)以上になるまで移動モータ142を駆動させ、白色ガイド板70を移動させる。
次に、図12を参照して、ADF2においてシートスルー方式により原稿の読み取りを行う場合の汚れ検出の処理について説明する。なお、図12において、判定および判断は、コントローラ100によって行われている。
図12は、ADF2においてシートスルー方式により原稿の読み取りを行う場合の汚れ検出の処理について説明するフローチャートである。
図12に示すように、まず原稿トレイ11にセットされた原稿束から搬送される原稿の読み取りを開始した直後に、原稿間隔カウンタの値を0に初期化する(ステップS501)。その後、図6で示された汚れ検出処理を実行する(ステップS502)。
次いで、本体制御部105から原稿給紙信号を受信したか否かを判断し(ステップS503)、本体制御部105から原稿給紙信号を受信した場合には、原稿搬送の進行状況に応じて、スリットガラス7を介して画像読取部4により原稿の表面画像の読み取りを行い(ステップS504)、ステップS505に処理を移す。一方、原稿給紙信号を受信していないと判断された場合には、本体制御部105から原稿給紙信号を受信するまでステップS503の処理を繰り返す。
次いで、ステップS505において、ADF2が1度の原稿搬送で原稿の表面および裏面の両面を読み取る両面モードに設定されているか否かを判断し、両面モードに設定されている場合には、カバーガラス101aを介して第2読取部101により、ステップS504で表面の画像が読み取られた原稿の裏面の画像を読み取り(ステップS506)、ステップS507に処理を移す。一方、両面モードに設定されていない場合には、ステップS506の裏面の画像の読み取り動作を行うことなく、ステップS507に処理を移す。
その後、ステップS507において、原稿間隔カウンタの値を1増加させ、この原稿間隔カウンタの値が所定の汚れ検出実施間隔以上であるか否かを判断する(ステップS508)。原稿間隔カウンタの値が所定の汚れ検出実施間隔以上でないと判断された場合には、ステップS511に処理を移す。一方、原稿間隔カウンタの値が所定の汚れ検出実施間隔以上であると判断された場合には、次に搬送されてくる原稿が第2読取部101の読取位置に到達する前に図6で示された汚れ検出処理を実行する(ステップS509)。すなわち、所定枚数の原稿の読み取りが行われるごとに上述の汚れ検出処理が実行されることとなる。
そして上述の汚れ検出処理を実行した後、原稿間隔カウンタの値を初期化して(ステップS510)、ステップS511に処理を移す。
次いで、ステップS511において、次に搬送される原稿(次原稿)があるか否か判断し、次原稿があると判断された場合には、ステップS504に戻り、上記と同様の処理を繰り返し、次原稿がないと判断された場合には、本処理を終了する。
なお、上述した汚れ検出実施間隔は利用者等により調整可能であり、この汚れ検出実施間隔を調整することにより、毎回の原稿の読み取りが行われるごとに汚れ検出処理を実行することもできる。
このように、本実施の形態では、白色ガイド板70が主走査方向に移動可能であるので、白色ガイド板70にゴミや汚れ等が付着した場合、特に、白色ガイド板70に、例えば、原稿搬送方向に亘って生じた長い縦スジ等の汚れが付着した場合であっても、白色ガイド板70を主走査方向に僅かな距離移動させるだけで、このような縦スジ等の汚れを回避して白色ガイド板70を第2読取部101により読み取ることができる。したがって、簡単な構成で第2読取部101のカバーガラス101aにゴミや汚れ等が付着しているのか、白色ガイド板70にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができ、検出したゴミや汚れ等に応じた清掃処理等を行うことができる。
また、本実施の形態では、基準白色部材として変形の少ない白色ガイド板70を用いているので、第2読取部101の読取位置と白色ガイド板70との距離を適正な距離に保つことができ、画像品質の低下を防止することができる。
また、本実施の形態では、汚れ検出処理が第2読取部101と白色ガイド板70との間に原稿が存在しない間に実行するので、例えば、連続して搬送される原稿の読み取りの間に汚れ検出処理を実行することができ、原稿読取動作および原稿搬送の効率化を図りつつ、簡単な構成で第2読取部101のカバーガラス101aにゴミや汚れ等が付着しているのか、白色ガイド板70にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができる。
また、本実施の形態では、所定枚数の原稿の読み取りが行われるごとに汚れ検出処理が実行しているので、所定枚数の原稿の読み取りによってカバーガラス101aまたは白色ガイド板70にゴミや汚れ等が付着した可能性が高いものと仮定して汚れ検出処理を実行することができる。このため過剰な検出処理を抑えるとともに、適正なタイミングで汚れ検出処理を実行することができる。
なお、本実施の形態においては、所定枚数の原稿の読み取りが行われるごとに汚れ検出処理が実行されるようにしているが、これに限らず、例えば、第2読取部101によって原稿トレイ11に載置された原稿束のうち最初の原稿が読み取られる前、すなわち、システム起動時に上述の汚れ検出処理を実行するようにしてもよい。
このように汚れ検出処理がシステム起動時に実行すれば、最初の原稿を読み取る前に汚れ検出処理を行うことができ、汚れ等がある場合には、最初の原稿を読み取る前に対処可能である。
(第2の実施の形態)
図13(a)、(b)は、本実施の形態に係る基準白色部材としての白色ローラ160を示す上面図および斜視図である。本実施の形態では、基準白色部材として白色ガイド板ではなく白色ローラを用いた点を特徴とするものである。なお、本実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態と同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いて説明を省略する。
図13(a)に示すように、白色ローラ160は、第2読取部101に搬送される原稿と第2読取部101との距離が適正な距離に保つためのガイドとして機能するようになっている。また、白色ローラ160は、ローラ表面が略均一な表面濃度であり、第2読取部101におけるシェーディングデータを取得するための基準白部としても機能するようになっている。すなわち、本実施の形態において白色ローラ160が、基準白色部材を構成している。
さらに、白色ローラ160の主走査方向一方端部側には、軸受部163および移動モータ162が設けられ、この移動モータ162は、軸受部163を介して白色ローラ160を主走査方向に単独移動させるようになっている。また、白色ローラ160の主走査方向他方端部側には、加圧部材161が設けられ、白色ローラ160を主走査方向一方端部側に加圧するようになっている。すなわち、移動モータ162のモータ駆動軸に設けられたネジ部が軸受部163に形成されたネジ溝に係合するようになっており、この移動モータ162のモータ駆動軸に設けられたネジ部と軸受部163に形成されたネジ溝との係合度合いを変化させることにより、軸受部163を主走査方向に移動させるようになっている。これにより白色ローラ160は、加圧部材により主走査方向一方端部側に加圧されているが、軸受部163を主走査方向に移動させることにより主走査方向一方端部側または主走査方向他方端部側に移動することができる。
ここで、移動モータ162としては、例えば、ステッピングモータが用いられている。なお、本実施の形態において、このような移動モータ162および軸受部163が、移動手段を構成している。
また、白色ローラ160の主走査方向他方端部側には、駆動モータ164が設けられており、この駆動モータ164は、回転ベルト165を介して主走査方向と直交する原稿搬送方向に白色ローラ160を回転させるようになっている。
さらに、白色ローラ160の駆動軸160aは、その形状が図13(b)に示すようなD型で形成されている。このように白色ローラ160の駆動軸160aをD型で形成することにより、白色ローラ160の主走査方向への移動および白色ローラ160を原稿搬送方向へ回転させるための駆動モータ164の駆動による回転伝達の両方を可能としている。
また、白色ローラ160の主走査方向一方端部側には、図中主走査方向に所定の間隔をもって、端検知センサ151および端検知センサ152が配置されている。この端検知センサ151および端検知センサ152は、軸受部163を検知することにより、軸受部163が監視対象位置に存在するか否かを常時監視するようになっている。そして、端検知センサ151が軸受部163を検知したとき、または端検知センサ152が検知状態にあった軸受部163を検知しなくなったときに白色ローラ160が端まで達したことを検知するようになっている。
このように、本実施の形態では、基準白色部材として白色ローラ160を用いたので、白色ローラ160を回転させることにより主走査方向だけでなく原稿搬送方向にも読取領域を拡大することができ、より多くの白色領域に基づいて第2読取部101のカバーガラス101aにゴミや汚れ等が付着しているのか、白色ローラ160にゴミや汚れ等が付着しているのかを検出することができる。
(第3の実施の形態)
図14は、本発明の第3の実施の形態に係る基準白色部材としての白色ベルト170を示す斜視図である。本実施の形態では、基準白色部材として白色ガイド板ではなく白色ベルトを用いた点に特徴がある。なお、本実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いて説明を省略する。
図14に示すように、白色ベルト170は、第2読取部101に搬送される原稿と第2読取部101との距離が適正な距離に保つためのガイドとして機能するようになっている。また、白色ベルト170は、ベルト表面が略均一な表面濃度であり、第2読取部101におけるシェーディングデータを取得するための基準白部としても機能するようになっている。すなわち、本実施の形態において白色ベルト170が、基準白色部材を構成している。
白色ベルト170の主走査方向両側端部には、ローラ軸175およびローラ軸176が設けられているとともに、白色ベルト170は、無端ベルトで構成されている。そして無端ベルトで構成された白色ベルト170は、ベルトテンションを維持しつつ上述のローラ軸175およびローラ軸176に架け渡されるようになっている。
また、ローラ軸175のローラ軸には、プーリ171が設けられており、移動モータ172の駆動力を、移動モータ172のモータ駆動軸172aおよび駆動ベルト173を介してローラ軸175に伝達するようになっている。これにより、移動モータ172の駆動力により白色ベルト170を主走査方向に回転移動させることができる。
ここで、移動モータ172としては、例えば、ステッピングモータが用いられている。なお、本実施の形態において、このようなローラ軸175、176およびプーリ171、移動モータ172、駆動ベルト173が、移動手段を構成している。
このように、本実施の形態では、基準白色部材を白色ベルト170としたので、駆動ベルト173およびローラ軸175、176を介して移動モータ172により白色ベルト170を回転させるだけの簡単な機構により基準白色部材としての白色ベルト170を原稿搬送方向に移動させることができ、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、白色ベルト170を無端ベルトとしたので、例えば、白色ベルト170の回転方向を1方向のみとすることにより、簡単な移動制御で白色ベルト170を原稿搬送方向に移動させることができる。
(第4の実施の形態)
図15(a)、(b)は、本発明の第4の実施の形態に係る基準白色部材としての巻取りベルト190を示す側面図および斜視図である。本実施の形態では、基準白色部材として白色ガイド板ではなく白色ベルトを用いており、この白色ベルトが巻取りベルトで構成されている点に特徴がある。なお、本実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いて説明を省略する。
図15(a)、(b)に示すように、巻取りベルト190は、第2読取部101に搬送される原稿と第2読取部101との距離が適正な距離に保つためのガイドとして機能するようになっている。また、巻取りベルト190は、白色ベルトで構成されるとともに、ベルト表面が略均一な表面濃度であり、第2読取部101におけるシェーディングデータを取得するための基準白部としても機能するようになっている。すなわち、本実施の形態において巻取りベルト190が、基準白色部材を構成している。
なお、この巻取りベルト190は、副走査方向の幅は、上述の白色ベルト170と変わりはないが、ベルトを巻き取る構成としたことにより主走査方向の長さが白色ベルト170に比べて長く設定されている。これにより、白色ベルト170と比較してより多くの白色領域を使用することができる。
巻取りベルト190の主走査方向両側端部には、巻取りロール195および送り出しロール196が設けられており、この送り出しロール196から主走査方向に送り出された巻取りベルト190を巻取りロール195によって巻き取るようになっている。
また、巻取りロール195の巻取りローラ軸と移動モータ192との間には、駆動ベルト193が架け渡され、かつ、巻取りロール195の巻取りローラ軸と送り出しロール196の送り出しローラ軸との間には、駆動ベルト194が架け渡されている。これにより移動モータ192の駆動力を、駆動ベルト193および駆動ベルト194を介して巻取りロール195および送り出しロール196に伝達するようになっている。したがって、移動モータ192の駆動力により、送り出しロール196が送り出した巻取りベルト190を巻取りロール195が巻き取ることによって、巻取りベルト190を主走査方向に移動させることができる。
ここで、移動モータ192としては、例えば、ステッピングモータが用いられている。なお、本実施の形態において、このような巻取りロール195、送り出しロール196および移動モータ192、駆動ベルト193、194が、移動手段を構成している。
さらに、本実施の形態においては、巻取りベルト190と第2読取部101との距離を適正な距離に保つため、巻取りロール195と送り出しロール196との間であって巻取りベルト190の第2読取部101と対向する面の裏側に、ガイド板197を設けている。
また、巻取りロール195の近傍には端検知センサ181が配置され、送り出しロール196の近傍には端検知センサ182が配置されている。この端検知センサ181および端検知センサ182は、巻取りロール195により巻き取られている巻取りベルト190の残量または送り出しロール196から送り出されている巻取りベルト190の残量を検知することにより、巻取りベルト190の移動範囲が移動可能範囲の端まで達したことを検知するようになっている。
なお、本実施の形態においては、巻取りベルト190と第2読取部101との距離を適正な距離に保つため、変形の少ないガイド板197を設けているが、これに限られず、例えば、図16(a)、(b)に示すような巻取りロール195と送り出しロール196との間であって巻取りベルト190の第2読取部101と対向する面の裏側に、少なくとも2つの支持部材206、207を設けて巻取りベルト190と第2読取部101との距離を適正な距離に保つようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、巻取りベルト190と第2読取部101との距離を適正な距離に保つため、ガイド板197を設けているが、これに限られず、例えば、図17(a)、(b)に示すように、ガイド板197に加えて少なくとも2つの支持部材208、209を設けて巻取りベルト190と第2読取部101との距離を適正な距離に保つようにしてもよい。この場合、支持部材208は、送り出しロール196とガイド板197の間であって第2読取部101に対向する面側に設けられ、第2読取部101に対向する面側から巻取りベルト190を押圧して支持するようになっている。同様にして、支持部材209も、巻取りロール195とガイド板197の間であって第2読取部101に対向する面側に設けられ、第2読取部101に対向する面側から巻取りベルト190を押圧して支持するようになっている。
このように、本実施の形態では、基準白色部材を巻取りベルト190としたので、送り出しロール196で送り出された巻取りベルト190を巻取りロール195によって巻き取ることにより基準白色部材としての巻取りベルト190を原稿搬送方向に移動させることができ、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、白色ベルトを巻取りベルト190としたので、巻取りベルト190のゴミや汚れ等が付着した箇所を巻取りロール195で順次巻き取るとともに、送り出しロール196がゴミや汚れ等の付着していない箇所を送り出すことによって、基準白色部材として性能を損なうことなく長期間に渡り使用することができる。
(第5の実施の形態)
図18(a)、(b)は、本発明の第5の実施の形態に係る保護部材としてのカバーガラス101aを示す上面図および斜視図である。本実施の形態とは、白色ガイド板70が主走査方向に移動する構成ではなく、カバーガラス101aが主走査方向に移動する構成である点に特徴がある。すなわち、本実施の形態においては、図6〜図12中の移動部材を第2読取部101のカバーガラス101aとして、かつ固定部材を白色ガイド板70としている。なお、本実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いて説明を省略する。
図18に示すように、カバーガラス101aは、副走査方向の幅を狭く、主走査方向の幅を広く形成された平板形状の透明なガラスで構成されており、第2読取部101を保護するようになっている。
また、カバーガラス101aには、主走査方向側面部の主走査方向両端部にギア溝の形成されたブラケット101bおよびブラケット101cが設けられており、このブラケット101b、101cによってカバーガラス101aを支持するようになっている。一方、このブラケット101b、101cに形成されたギア溝は、ギア付軸301およびギア付軸304のギアと歯合するようになっている。
また、ギア付軸301と移動モータ302のモータ軸302aの間には、駆動ベルト303が架け渡されており、移動モータ302の駆動力をギア付軸301に駆動ベルト303を介して伝達するようになっている。
さらに、ギア付軸301とギア付軸304との間には、駆動ベルト305が架け渡されており、ギア付軸301に伝達された駆動力を駆動ベルト305を介してギア付軸304に伝達するようになっている。
すなわち、移動モータ302は、駆動ベルト303および駆動ベルト305を介してギア付軸301、304のギアを回転させることによって、カバーガラス101aを移動ガイド306に沿って主走査方向に移動させるようになっている。ここで、移動モータ302としては、例えば、ステッピングモータが用いられている。なお、本実施の形態において移動モータ302、駆動ベルト303および駆動ベルト305、ギア付軸301およびギア付軸304が、移動手段を構成している。
また、カバーガラス101aのブラケット101b、101cが設けられている側の反対側には、図中主走査方向に所定の間隔をもって、端検知センサ311および端検知センサ312が配置されている。この端検知センサ311および端検知センサ312は、カバーガラス101aを検知することにより、カバーガラス101aが監視対象位置に存在するか否かを常時監視するようになっている。そして、端検知センサ311がカバーガラス101aを検知したとき、または端検知センサ312が検知状態にあったカバーガラス101aを検知しなくなったときにカバーガラス101aが端まで達したことを検知するようになっている。
このように、本実施の形態では、カバーガラス101aが主走査方向に移動可能となるため、カバーガラス101aにゴミや汚れ等が付着した場合、特に、カバーガラス101aに、例えば、原稿搬送方向に亘って生じた長い縦スジ等の汚れが付着した場合であっても、カバーガラス101aを主走査方向に僅かな距離移動させるだけで、このような縦スジ等の汚れを回避して基準白色部材を第2読取部101により読み取ることができる。したがって、簡単な構成でカバーガラス101aにゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができ、検出したゴミや汚れ等に応じた清掃処理等を行うことができる。
(第6の実施の形態)
図19(a)、(b)は、本発明の第6の実施の形態に係る保護部材としての巻取りシート400を示す側面図および斜視図である。本実施の形態では、白色ガイド板70が主走査方向に移動する構成ではなく、巻取りシート400が主走査方向に移動する点に特徴がある。すなわち、本実施の形態においては、図6〜図12中の移動部材を第2読取部101の巻取りシート400として、かつ固定部材を白色ガイド板70としている。なお、本実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いて説明を省略する。
図19(a)、(b)に示すように、巻取りシート400は、透明なシートで構成されており、第2読取部101を保護するための保護部材として機能するようになっている。
なお、この巻取りシート400は、副走査方向の幅は、第2読取部101の読取面の幅と同程度の幅であるが、シートを巻き取る構成としたことによりシートの主走査方向の長さが副走査方向のシート幅の長さに比べて長く設定されている。
巻取りシート400の主走査方向両側端部には、巻取りロール405および送り出しロール406が設けられており、この送り出しロール406から主走査方向に送り出された巻取りシート400を巻取りロール405によって巻き取るようになっている。
また、巻取りロール405の巻取りローラ軸と移動モータ402との間には、駆動ベルト403が架け渡され、かつ、巻取りロール405の巻取りローラ軸と送り出しロール406の送り出しローラ軸との間には、駆動ベルト404が架け渡されている。これにより移動モータ402の駆動力を、駆動ベルト403および駆動ベルト404を介して巻取りロール405および送り出しロール406に伝達するようになっている。したがって、移動モータ402の駆動力により、送り出しロール406が巻取りシート400を送り出すとともに、この送り出された巻取りシート400を巻取りロール405が巻き取ることによって巻取りシート400を主走査方向に移動させることができる。
ここで、移動モータ402としては、例えば、ステッピングモータが用いられている。なお、本実施の形態において、このような巻取りロール405、送り出しロール406および移動モータ402、駆動ベルト403、404が、移動手段を構成している。
また、図19(a)、(b)に示すように、巻取りロール405と送り出しロール406との間であって、第2読取部101の読取面側に少なくとも2つの支持部材407、408が設けられ、この支持部材407、408は、第2読取部101の読取面側から巻取りシート400を支持するようになっている。
さらに、巻取りロール405近傍には端検知センサ411が配置され、送り出しロール406の近傍には端検知センサ412が配置されている。この端検知センサ411および端検知センサ412は、巻取りロール405により巻き取られている巻取りシート400の残量または送り出しロール406から送り出されている巻取りシート400の残量を検知することにより、巻取りシート400の移動範囲が移動可能範囲の端まで達したことを検知するようになっている。
このように、本発明の第6の実施の形態では、第2読取部101の保護部材としての巻取りシート400を送り出しロール406から送り出し、送り出された巻取りシート400を巻取りロール405によって巻き取る構成としたので、巻取りシート400を巻き取るだけの簡単な構成によって保護部材としての巻取りシート400を主走査方向に移動させることができる。また、巻取りシート400のゴミや汚れ等が付着した箇所を巻取りロール405によって順次巻き取ることによって、基準白色部材として性能を損なうことなく長期間に渡り巻取りシート400を使用することができる。
以上のように、本発明に係るシート搬送装置および画像形成装置は、簡単な構成で読取手段にゴミや汚れ等が付着しているのか、基準白色部材にゴミや汚れ等が付着しているのかを的確に判断して検出することができるという効果を有し、ファクシミリ装置、複写機、複合機等に適用されるシート搬送装置および画像形成装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るADFの概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るADFの制御構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るADFの第2読取部の制御構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る白色ガイド板の構成を示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る汚れ検出の全体の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る端検知センサを有する場合の画像データの取得の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る端検知センサを有していない場合の画像データの取得の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る汚れデータの算出の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る白色ガイド板の移動処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る白色ガイド板の移動処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るADFにおいてシートスルー方式により原稿の読み取りを行う場合の汚れ検出の処理について説明するフローチャートである。 (a)、(b)は本発明の第2の実施の形態に係る基準白色部材としての白色ローラを示す上面図および斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る基準白色部材としての白色ベルトを示す斜視図である。 (a)、(b)は本発明の第4の実施の形態に係る基準白色部材としての巻取りベルトを示す側面図および斜視図である。 (a)、(b)は本発明の第4の実施の形態に係る基準白色部材としての巻取りベルトを示す側面図および斜視図である。 (a)、(b)は本発明の第4の実施の形態に係る基準白色部材としての巻取りベルトを示す側面図および斜視図である。 (a)、(b)は本発明の第5の実施の形態に係る保護部材としてのカバーガラスを示す上面図および斜視図である。 (a)、(b)は本発明の第6の実施の形態に係る保護部材としての巻取りシートを示す側面図および斜視図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
2 ADF(シート搬送装置)
5 画像形成部(画像形成手段)
70 白色ガイド板(基準白色部材)
101 第2読取部(読取手段)
101a カバーガラス(保護部材)
101b、101c ブラケット(移動手段)
106 本体操作部(報知手段)
108 画像処理回路(検出手段)
141 ピニオン(移動手段)
142、162、172、192、302、402 移動モータ(移動手段)
143、173、193、194、303、305、403、404 駆動ベルト(移動手段)
160 白色ローラ(基準白色部材)
163 軸受部(移動手段)
170 白色ベルト(基準白色部材)
171 プーリ(移動手段)
172a モータ駆動軸(移動手段)
175、176 ローラ軸(移動手段)
190 巻取りベルト(基準白色部材)
195 巻取りロール(移動手段)
196 送り出しロール(移動手段)
301、304 ギア付軸(移動手段)
400 巻取りシート(保護部材)
405 巻取りロール(移動手段)
406 送り出しロール(移動手段)

Claims (16)

  1. 搬送されるシートを読み取る読取手段と、
    前記読取手段に対向する位置に設けられ、前記読取手段のシート読取位置に対して前記シートが適正な距離を保つよう前記シートをガイドするガイド手段を兼ねる基準白色部材と、
    前記読取手段と前記基準白色部材との相対的な位置がシートの搬送方向と直交する方向となるように前記読取手段および前記基準白色部材の少なくとも一方を前記直交方向に移動させる移動手段と、
    前記移動手段により前記読取手段および前記基準白色部材の少なくとも一方を前記直交方向に移動させながら、前記基準白色部材を前記読取手段により複数回読み取ることによって、前記基準白色部材の汚れと前記読取手段の汚れとを区別して検出する検出手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記基準白色部材は、前記移動手段によりシート搬送方向と直交する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記基準白色部材が白色ガイド板であることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記基準白色部材が白色ローラであることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  5. 前記基準白色部材が白色ベルトであることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  6. 前記白色ベルトが無端ベルトであることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記白色ベルトが巻取りベルトであることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  8. 前記読取手段が、前記読取手段のシート読取面を覆う保護部材を備え、
    前記保護部材が、前記移動手段によりシート搬送方向と直交する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  9. 前記保護部材が透明なガラスであることを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
  10. 前記保護部材が透明な巻取りシートであることを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
  11. 前記移動手段の駆動源としてステッピングモータを用いたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  12. 前記検出手段の検出結果に基づき、前記基準白色部材の汚れであるか、前記読取手段の汚れであるかを利用者に警告または清掃指示を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  13. 前記検出手段による前記汚れの検出は、前記読取手段によって最初のシートが読み取られる前のシステム起動時に実行されることを特徴する請求項1〜12のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  14. 前記検出手段による前記汚れの検出は、前記読取手段と前記基準白色部材との間にシートが存在しない間に実行されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  15. 前記検出手段による前記汚れの検出は、前記読取手段により所定枚数のシートの読み取りが行われるごとに実行されることを特徴する請求項1〜14のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のシート搬送装置を具備し、少なくとも前記読取手段によって読み取られた画情報を記録媒体に画像形成する画像形成手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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