JP2009094884A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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慎吾 松下
Motoya Sano
元哉 佐野
Takashi Fujii
隆 藤井
Hiroshi Kubo
宏 久保
Shinya Kitaoka
真也 北岡
Atsushi Kaneya
厚史 兼谷
Norio Kimura
憲雄 木村
Kenichiro Morita
健一郎 森田
Takeshi Akai
武志 赤井
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Abstract

【課題】従来よりも簡単な構成で読取画像の劣化を防止することができる画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】読取手段を固定して原稿を搬送しながら、コンタクトガラス上の読取位置で画像読取を行ういわゆるシートスルー方式を採用する画像読取装置において、読取手段として原稿の一方の面の画像を読取る第1読取部8と、原稿の他方の面の画像を読取る第2読取部9と、第2読取部9を保護する第1コンタクトガラス120と、第2読取部9を保護する第2コンタクトガラス121と、第2コンタクトガラス121を副走査方向に揺動させる揺動手段(ブラケット122、ギア付き軸123、駆動ベルト124)と、この揺動手段を駆動する駆動モータ126と、を備えた構成となっている。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関し、例えば、ファクシミリ装置、複写機、複合機等に適用される画像読取装置および画像形成装置に関する。
一般に、画像読取装置においては、従来から読取位置に原稿の紙粉等のごみが蓄積して読取面が汚れることにより、読取った原稿に縦すじが発生するという不具合が生じていた。この対策としては、原稿を強く読取面(例えば、コンタクトガラスの読取位置近傍)に押付け、原稿自身によってごみを取り除くという方法が用いられている(セルフクリーニング)。
また、読取面のごみには、原稿に付着した糊状のものなど、上述のセルフクリーニングでは取り除くことができない粘着系のごみもある。この粘着系のごみの対策としては、読取面にコーティングを施し、粘着物の付着を抑えるという方法が用いられている。
しかしながら、上述のコーティングは、原稿の搬送により表面が徐々に削られてしまい、特に上述したように紙粉を取り除くために原稿を強く読取面に押付けると、コーティングの耐久性は著しく低下する。そのため、読取面にごみが付着し易くなり、読取画像の劣化が生じる。
そこで、近年、読取面の汚れによる読取画像の劣化を防止することを目的とした画像読取装置が提案されている。
従来、この種の画像読取装置としては、原稿読取部としての密着型イメージセンサのガラス面を被覆するよう長尺帯状の透明フィルムが設けられ、ゴミ検知手段の検知結果に基づいて、前記透明フィルムを巻き取ることにより読取位置に対して所定距離シフトさせる移動手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、前記原稿読取部は密着型イメージセンサを用いたためにコンタクトガラスが組込まれてユニット化されている。よって、汚れに応じて前記ガラス面のみを交換することはできず、ユニット単位で交換することになる。そこで、前記原稿読取部の使用期間を延長して交換に要するコストを低減するため、長尺帯状の透明フィルムを用いている。
また、一回の原稿搬送で原稿の表裏の両面を読取る画像読取装置において、原稿をセットしたときに、装置上部に装着されたコンタクトガラスの下方に配置されて原稿表面の画像を読取る第1読取部の読取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが有った場合に、コンタクトガラスを副走査方向に移動させることにより読取りライン上にゴミが無い状態にするようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
なお、上述の特許文献2に記載の画像読取装置は、第1読取部上方のコンタクトガラスを移動させる構成を有しているが、第2読取部のガラス面を移動させる構成あるいは被覆する構成を有していない。また、第2読取部と比べて大型のコンタクトガラスを副走査方向に移動させる機構を設けるために画像読取装置が大型化する点について配慮がなされていない。
特開2006−229897号公報 特開2005−080126号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載のような従来の画像読取装置にあっては、密着型イメージセンサのガラス面を被覆する透明フィルムを所定距離シフトさせる移動手段は、密着型イメージセンサの両側に設けられ、有端の帯状の透明フィルムを巻取ってシフトさせる構成、または無端の帯状の透明フィルムを転動してシフトさせる構成となっており、透明フィルムをシフトさせるための移動手段としての駆動ローラや透明フィルムの張力を得るためのピンローラを密着型イメージセンサの副走査方向の両側に設ける必要があるため、装置の部品点数の増加や装置が複雑化するという問題があった。
特に、一回の原稿搬送で原稿の表裏の両面の画像を読取るシートスルー方式の画像読取装置にあっては、第2読取部をADF内に設けているので、上記問題が顕著であった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、従来よりも簡単な構成で読取画像の劣化を防止することができる画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像読取装置は、原稿に対向するガラス面を有し、前記ガラス面を透して前記原稿の画像を読取る読取手段と、前記ガラス面を被覆する透明板状の被覆部材と、前記被覆部材を副走査方向に揺動させる揺動手段と、前記揺動手段を駆動する駆動手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、被覆の原稿読取箇所部分にゴミ等が付着しても、被覆を副走査方向に揺動させることにより、読取手段におけるゴミ等の付着に伴う読取画像の劣化を防止することができる。また、揺動手段によって板状の被覆部材を揺動させるので、例えば、ベルト状の長尺シートを巻取るのに比べて小型の揺動手段によって被覆部材を移動させることができ、読取手段を長寿命化しながら画像読取装置の大型化を抑制することができる。
請求項2に記載の画像読取装置は、コンタクトガラスに載置された原稿の一方の面の画像を読取る第1読取手段と、前記原稿に対向するガラス面を有し、前記ガラス面を透して前記原稿の他方の面の画像を読取る第2読取手段と、前記ガラス面を被覆する透明板状の被覆部材と、前記被覆部材を副走査方向に揺動させる揺動手段と、前記揺動手段を駆動する駆動手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、第2読取手段のガラス面上の原稿読取箇所部分にゴミ等が付着しても、被覆部材を副走査方向に揺動させることにより、第2読取手段におけるゴミ等の付着に伴う読取画像の劣化を防止することができる。また、板状の被覆部材を揺動させるので、例えば、ベルト状の長尺シートを巻取るのに比べて小型の揺動手段によって被覆部材を移動させることができ、第1読取手段と併設する場合においても設計の自由度を保ち、第2読取手段を長寿命化しながら画像読取装置の大型化を抑制することができる。
また、請求項3に記載の画像読取装置は、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置において、前記駆動手段は、パルスモータであることが好ましい。
この構成により、駆動手段をパルスモータとしたので、被覆部材の揺動量を精度良く制御することができる。
また、請求項4に記載の画像読取装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記駆動手段の駆動を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、所定の枚数の原稿の読取動作を行うごとに、前記駆動手段を駆動する構成を有している。
この構成により、所定の枚数の原稿の読取動作を行うごとに、駆動手段を駆動するので、一定枚数の原稿の読取動作を行うごとに被覆部材の読取位置に対応する箇所を変更することができる。このため、被覆部材の汚れ等が一箇所に集中しないようにすることができるので、被覆部材の耐久性の向上を図ることができる。
また、請求項5に記載の画像読取装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記被覆部材の汚れを検知する検知手段をさらに備え、前記制御手段は、前記検知手段により汚れが検知された場合に、前記駆動手段を駆動させる構成を有している。
この構成により、被覆部材の汚れを検知する検知手段により、汚れが検知された際に、駆動手段を駆動させるので、被覆部材の原稿読取位置に対応する箇所を常に汚れのない状態としておくことができる。このため、原稿の読取品質が常に確保されるとともに、被覆部材の耐久性の向上も図ることができる。
また、請求項6に記載の画像読取装置は、請求項5に記載の画像読取装置において、前記検知手段は、前記被覆部材の汚れがない箇所を検知できなかった場合には、前記被覆部材の清掃、または交換を促す構成を有している。
この構成により、被覆部材の汚れがない箇所を検知できなかった場合には、被覆部材の清掃、または交換をユーザに促すので、被覆部材の清掃または交換を適正に行うことができる。
また、請求項7に記載の画像読取装置は、請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記第1読取手段および前記第2読取手段の一方または両方により読取られた原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段に前記駆動手段の駆動を伝達する伝動手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、第1読取手段および第2読取手段の一方または両方により読取られた原稿を搬送する搬送手段を駆動する駆動手段と被覆部材を揺動する駆動手段とを同一の駆動手段とすることができるので、簡単な構成で被覆部材を揺動させるとともに、省スペース化を図ることもできる。このため、画像読取装置のコストダウンも図ることができる。
また、請求項8に記載の画像読取装置は、請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記第2読取手段は、前記ガラス面と前記被覆部材との間隙を閉塞する閉塞部材を備えた構成を有している。
この構成により、第2読取手段のガラス面と被覆部材との間の間隙を閉塞する閉塞部材を設けたので、被覆部材が揺動した際に、前記間隙にゴミ等が付着または侵入することを防止することができる。このため、前記間隙にゴミ等が付着または侵入したことによる原稿読取画像の劣化を防止することができる。
また、請求項9に記載の画像読取装置は、請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記第2読取手段は、前記被覆部材が揺動した際に、前記ガラス面を清掃する清掃部材を設けた構成を有している。
この構成により、被覆部材が揺動した際に、被覆部材を清掃する清掃部材を設けたので、被覆部材にゴミ等が付着しても、被覆部材を揺動させた際に清掃部材によってそのゴミ等を掃き出すことができる。このため、第2読取手段のガラス面と被覆部材との間の間隙にゴミ等が付着または侵入したことによる原稿読取画像の劣化を防止することができる。
また、請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えた構成を有している。
この構成により、簡単な構成で、第2読取手段におけるゴミ等の付着に伴う読取画像の劣化を防止することができる画像形成装置を得ることができる。
本発明では、従来よりも簡単な構成で読取画像の劣化を防止することができる画像読取装置および画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置2を備えた画像形成装置の概略構成図である。なお、本実施の形態は、画像形成装置を複写機1に適用している。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、複写機1は、画像読取装置(以下、単にADFという)2と、給紙部3と、画像読取部4(図2の第1読取部8に相当する)と、画像形成部5とから構成されている。
ADF2は、原稿トレイ11と、各種ローラ等からなる搬送部13とを備えている。ADF2は、搬送部13により原稿トレイ11に載置された原稿をコンタクトガラス7上に搬送し、コンタクトガラス7を介して画像読取部4により原稿の表面画像を読み取る。引き続いて、表面画像の読取りが終了した原稿を、第2読取部9に搬送し、第2読取部9により原稿の裏面画像を読み取り、後述するコンタクトガラス121上を通過させた後、排紙トレイ12に排紙するようになっている。また、ADF2は、画像読取部4に対して図示しない開閉機構を介して開閉自在に取り付けられている。
給紙部3は、用紙サイズの異なる記録紙を収納する給紙カセット21、22と、給紙カセット21、22に収納された記録紙を画像形成部5の画像形成位置まで搬送する各種ローラからなる給紙手段23とを有している。
画像読取部4は、光源およびミラー部材を搭載した第1キャリッジ25と、ミラー部材を搭載した第2キャリッジ26と、結像レンズ27と、撮像部28とを備えている。画像読取部4は、第1キャリッジ25に搭載された光源によりコンタクトガラス7上を通過中の原稿に光を照射し、第1キャリッジ25および第2キャリッジ26に搭載された各ミラー部材により原稿からの反射光を折り返させ、その反射光を結像レンズ27により結像して撮像部28で読み取らせるようになっている。
画像形成部5は、露光装置31と、感光体ドラム32と、現像装置33、転写ベルト34と、定着装置35とを備えている。画像形成部5は、撮像部28に読み取られた読取画像に基づいて、露光装置31により感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に潜像を形成し、現像装置33により感光体ドラム32に異なる色のトナーを供給して現像するようになっている。そして、画像形成部5は、転写ベルト34により感光体ドラム32に現像された像を給紙部3から供給された記録紙に転写した後、定着装置35により記録紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、記録紙にカラー画像を定着するようになっている。
図2を参照してADF2について詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るADF2の断面図である。
図2に示すように、原稿トレイ11は、可動原稿テーブル41と、一対のサイドガイド板42とを有している。可動原稿テーブル41は、原稿トレイ11の給紙方向の略前半部を構成しており、基端部を支点として上下方向に回動するようになっている。このように、原稿トレイ11は、可動原稿テーブル41を回動することにより、原稿トレイ11に載置された原稿の給送方向前端部を適切な高さに合わせることができるようになっている。
可動原稿テーブル41の先端部の上方には、テーブル上昇センサ87が設けられている。テーブル上昇センサ87は、原稿載置面に載置された原稿の給送方向前端部が適切な高さである給紙適正位置に保持されているかを検知するようになっている。なお、本発明の実施の形態に係る給紙適正位置とは、原稿束の最上位の原稿と後述するピックアップローラ61とが接触する位置をいう。
可動原稿テーブル41の先端部の下方には、底板ホームポジションセンサ88が設けられている。底板ホームポジションセンサ88は、可動原稿テーブル41がホームポジションにあることを検知するようになっている。
原稿トレイ11の給紙方向の略後半部には、少なくとも同一原稿サイズの原稿の向きが縦と横のいずれになっているかを検知する原稿長さ検知センサ89、91が、給送方向に離隔して設けられている。なお、原稿長さ検知センサ89、91としては、光学的手段により未接触で検知する反射型センサ、または原稿1枚にても検知可能な接触式のアクチュエータタイプのセンサを用いてもよい。
一対のサイドガイド板42は、原稿トレイ11に載置された原稿の給紙方向に対する左右方向を位置決めするように立設されている。また、一対のサイドガイド板42の片側は、給紙方向に対する左右方向にスライド自在であり、異なるサイズの原稿が載置可能に構成されている。
一対のサイドガイド板42の固定側には、原稿の載置により回動するセットフィラー43が設けられている。また、セットフィラー43の先端部の移動軌跡上の最下部には、原稿トレイ11に原稿が載置されたことを検知する原稿セットセンサ82が設けられている。つまり、原稿セットセンサ82は、原稿トレイ11に原稿が載置されると、セットフィラー43が回動して、セットフィラー43の先端部が原稿セットセンサ82から外れて、原稿の載置を検知するようになっている。
ADF2の搬送部13は、分離給送部51と、プルアウト部52と、ターン部53と、第1読取搬送部54と、第2読取搬送部55と、排紙部56とにより構成されている。
分離給送部51は、給紙口近傍に配置されたピックアップローラ61と、搬送経路を挟んで対向するように配置された給紙ベルト62およびリバースローラ63とを有している。ピックアップローラ61は、給紙ベルト62に取り付けられた支持アーム部材64により支持されており、図示しないカム機構を介して原稿束に接触する接触位置と原稿束から離れた離隔位置との間を上下動するようになっている。
給紙ベルト62は、給送方向に回転し、リバースローラ63は、給送方向と逆方向に回転するようになっている。また、リバースローラ63は、原稿が重送された場合に、給紙ベルト62に対して逆方向に回転するが、リバースローラ63が給紙ベルト62に接している場合、または原稿を1枚のみ搬送している場合には、図示しないトルクリミッタの働きにより、給紙ベルト62に連れ回りするようになっている。
そして、分離給送部51は、ピックアップローラ61が原稿トレイ11に載置された原稿束の最上位の原稿に転接することにより給紙口内に原稿を送り出し、原稿が重送された場合に給紙ベルト62とリバースローラ63とにより分離して送り出すようになっている。
プルアウト部52は、搬送経路を挟むように配置された一対のローラからなるプルアウトローラ65を有している。プルアウト部52は、プルアウトローラ65とピックアップローラ61の駆動タイミングにより、送り出された原稿を一次突当整合し、整合後の原稿を引き出し搬送するようになっている。
ターン部53は、搬送経路の上から下に向けてカーブしたカーブ部を挟むように配置された一対のローラからなる中間ローラ66および読取入口ローラ67を有している。ターン部53は、中間ローラ66により引き出し搬送された原稿を、カーブ部を搬送することによりターンさせて、読取入口ローラ67により原稿の表面を下方に向けてコンタクトガラス7近傍まで搬送するようになっている。
第1読取搬送部54は、コンタクトガラス7に搬送経路を挟んで対向する位置に配置された第1読取ローラ68と、読取終了後の搬送経路を挟むように配置された一対のローラからなる第1読取出口ローラ69とを有している。第1読取搬送部54は、コンタクトガラス7の近傍まで搬送された原稿の表面を第1読取ローラ68によりコンタクトガラス7に接触させながら搬送し、読取終了後の原稿を第1読取出口ローラ69によりさらに搬送するようになっている。
第2読取搬送部55は、原稿の裏面を読み取る第2読取部9に搬送経路を挟んで対向する位置に配置された第2読取ローラ70と、原稿の裏面の読取終了後の搬送経路を挟むように配置された一対の第2読取出口ローラ71とを有している。第2読取搬送部55は、表面が読み取られた原稿を第2読取ローラ70により第2読取部9の読取面の前を通過させ、第2読取出口ローラ71により排紙口に向けて搬送するようになっている。なお、両面読取を行わない場合には、原稿は第2読取部9を素通りするようになっている。
排紙部56は、排紙口の近傍に一対の排紙ローラ72が設けられ、第2読取出口ローラ71により搬送された原稿を排紙トレイ12に排紙するようになっている。
また、ADF2には、搬送経路に沿って、突き当てセンサ84、読取入口センサ86、レジストセンサ81、排紙センサ83が設けられており、原稿の搬送距離や搬送速度等の搬送制御に用いられるようなっている。
さらに、プルアウトローラ65と中間ローラ66との間には、原稿幅センサ85が設けられている。原稿幅センサ85は、原稿の幅方向に複数並べた受光素子から構成されており、搬送経路を挟んで対向位置に設けられた照射光からの受光結果に基づき原稿幅を検知する。
次に、ADF2の制御構成について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るADF2の制御構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ADF2は、ADF2全体の制御を行うコントローラ100を備えている。ADF2は、コントローラ100に信号を入力するセンサ等として、レジストセンサ81、原稿セットセンサ82、排紙センサ83、突き当てセンサ84、原稿幅センサ85、読取入口センサ86、テーブル上昇センサ87、底板ホームポジションセンサ88および原稿長さ検知センサ89、91を備え、各センサはコントローラ100に接続されている。
また、ADF2は、コントローラ100から信号を出力してADF2の各部の駆動制御するモータ等として、ピックアップモータ92、給紙モータ93、読取モータ94、排紙モータ95、底板上昇モータ96および駆動モータ126を備え、各モータはコントローラ100に接続されている。底板上昇モータ96は、可動原稿テーブル41を昇降し、ピックアップモータ92は、ピックアップローラ61を上下動するようになっている。
給紙モータ93は、ピックアップローラ61、給紙ベルト62、リバースローラ63、プルアウトローラ65および中間ローラ66を回転駆動し、読取モータ94は、読取入口ローラ67、第1読取ローラ68、第1読取出口ローラ69および第2読取出口ローラ71を回転駆動し、排紙モータ95は、排紙ローラ72を回転駆動するようになっている。駆動モータ126は、後述する第2コンタクトガラス121を揺動するようになっている。各モータは、上記した各センサの検知信号に基づいてコントローラ100によって制御されるようになっている。また、ADF2は、原稿の裏面を読み取る第2読取部9を備え、第2読取部9はコントローラ100に接続されている。ここで、上述の第2読取部9は、例えば、密着型イメージセンサを有する構成である。
また、複写機1は、装置全体の制御を行う本体制御部101、各種の入力操作や動作指示を行う本体操作部102を備えている。コントローラ100と本体制御部101は、I/F103を介して接続されており、双方間で制御信号等のデータの授受が行われるようになっている。
図4を参照して、第2読取部9の制御構成について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るADF2の第2読取部9の制御構成を示すブロック図である。
図4に示すように、第2読取部9は、光源部111と、センサチップ112と、増幅器113と、A/D114と、画像処理部115と、フレームメモリ116とを備えている。
第2読取部9は、光源部111によりコントローラ100からの点灯信号に基づいて原稿に光を照射し、各センサチップ112により原稿からの反射光を受光して、電気信号に変換して出力するようになっている。第2読取部9は、各センサチップ112から出力された電気信号を、増幅器113により増幅し、A/D114によりアナログ信号からデジタル信号に変換して画像処理部115により画像処理を行い、画像処理が行われた信号をフレームメモリ116に記憶するようになっている。
また、第2読取部9は、コントローラ100からのタイミング信号に基づいてフレームメモリ116に記憶された信号の出力制御を行う出力制御回路117と、出力制御回路1
17から出力される信号を本体制御部101に出力するI/F回路118と、を備えている。
次に、上述した構成においてADF2のシートスルー方式により原稿画像を読み取る動作について説明する。
まず、読取りを行う原稿束を、可動原稿テーブル41を含む原稿テーブル11上に、原稿表面を上向きの状態でセットする。このときセットされた原稿束は、一対のサイドガイド板42により原稿の給紙方向に対する左右方向が位置決めされる。さらに、上述の原稿のセットはセットフィラー43、原稿セットセンサ82により検知され、I/F103により本体制御部101に送信される。
原稿がセットされたことを、上述のセットフィラー43、原稿セットセンサ82により検知すると底板上昇モータ96を正転させて原稿束の最上面がピックアップローラ61と接触するように可動原稿テーブル41を上昇させる。
次に、本体操作部102よりプリントキーが押下され、本体制御部101からI/F103を介してコントローラ100に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ61は、給紙モータ93の正転によりコロが回転駆動し、原稿テーブル11上の数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。
ここで、リバースローラ63は、給紙ベルト62に所定圧で接し、給紙ベルト62に直接接している状態、または原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト62の回転につられて反時計方向に連れ回りし、万が一2枚以上の原稿が給紙ベルト62とリバースローラ63との間に侵入したときは、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されており、リバースローラ63は、本来の回転方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、これにより原稿の重送が防止される。
給紙ベルト62とリバースローラ63との作用により、1枚に分離された原稿は、給紙ベルト62によってさらに搬送され、突き当てセンサ84によりその先端が検知される。そして、搬送される原稿は、停止しているプルアウトローラ65に突き当たる。
その後、原稿は上述の突き当てセンサ84の検知から予め定められた距離だけ搬送され、プルアウトローラ65に所定量の撓みをもって押し当てられた状態で給紙モータ93を停止させることにより、給紙ベルト62の駆動が停止する。このとき、ピックアップモータ92を回転させることでピックアップローラ61を原稿上面から退避させるとともに、原稿を給紙ベルト62の搬送力のみで搬送する。これにより、原稿先端はプルアウトローラ65の上下ローラ対のニップに侵入し、原稿先端の整合(スキュー補正)が行われる。
スキュー補正が行われると、コントローラ100は、給紙モータ93を逆転駆動し、プルアウトローラ65および中間ローラ66を回転させる。このとき(給紙モータ93逆転時)、プルアウトローラ65および中間ローラ66は、駆動されるが、ピックアップローラ61および給紙ベルト62は、駆動されていない。
プルアウトローラ65により中間ローラ66に搬送される原稿は、原稿幅センサ85により、原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズが検知される。
また、プルアウトローラ65および中間ローラ66の駆動により、プルアウト部52からターン部53に原稿が搬送される際には、プルアウト部52での搬送速度を第1読取搬送部54での搬送速度よりも高速に設定することにより、原稿を第1読取搬送部54に搬送する処理時間の短縮が図られている。
原稿先端が読取入口センサ86により検知されると、読取入口ローラ67の上下ローラ対のニップに原稿先端が進入する前に、原稿搬送速度を読取搬送速度と同速にするため原稿搬送速度の減速を開始する。同時に、読取モータ94を正転駆動して読取入口ローラ67、第1読取出口ローラ69、第2読取出口ローラ71を駆動する。
原稿先端がレジストセンサ81により検知されると、コントローラ100は所定の搬送距離で減速し、原稿を第1読取ローラ68および読取位置20の手前で一時停止させるとともに、I/F103を介して本体制御部101にレジスト停止信号を送信する。次いで、コントローラ100は、本体制御部101より読取開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿先端がガイド部材により案内されて読取位置20に到達するまでに、所定の搬送速度に立ち上がるように増速して搬送させる。コントローラ100は、読取モータ94のパルスカウントにより検知された原稿先端が読取位置20に到達するタイミングで、本体制御部101に対して表面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号を送信する。このゲート信号は、読取位置20を原稿後端が抜けるまで送信される。
片面読取りの場合には、第1読取搬送部54を通過した原稿は、ガイド部材により第2読取搬送部55へ案内され、その第2読取搬送部55を経て排紙部56へ搬送される。この際、コントローラ100は、原稿先端が排紙センサ83により検知されると、排紙モータ95を正転駆動して排紙ローラ72を反時計方向に回転させる。また、コントローラ100は、排紙センサ83により原稿先端が検知されてから、排紙モータ95のパルスをカウントし、原稿後端が排紙ローラ72の上下ローラ対のニップ部から抜ける直前に排紙モータ95の駆動速度を減速させて、排紙トレイ12上に排出される原稿が飛び出さないように制御する。
両面読取りの場合には、コントローラ100は、排紙センサ83により原稿先端が検知されてから、読取モータ94のパルスをカウントする。次いで、コントローラ100は、第2読取部9に原稿先端が到達するタイミングで第2読取部9に対し、副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号を送信する。このゲート信号は、第2読取部9を原稿後端が抜けるまで送信される。第2読取搬送ローラ70は、第2読取部9における原稿の浮きを抑えると同時に、第2読取部9におけるシェーディングデータを取得するための基準白部を兼ねるものである。
図5は、本発明の実施の形態に係る第2読取部9の構成を示す断面図である。
図5に示すように、第2読取部9は、第1コンタクトガラス120および図示しない密着型イメージセンサ等の画像読取手段を有してユニット化されており、汚れや劣化によって交換する場合は、第2読取部9のユニット全部を交換することになる。ここで、第1コンタクトガラス120は、第2コンタクトガラス121の上部に配置され、前記画像読取手段を保護するようになっている。また、第2コンタクトガラス121は、第1コンタクトガラス120の下部に配置されており、第1コンタクトガラス120の下面を覆うようになっている。なお、第2コンタクトガラス121の図5における下面すなわち原稿搬送路側の面には、粘着系のゴミの付着を防止するため、例えばシリコン系活性剤等のコーティングが施されている。また、第2コンタクトガラス121は、第1コンタクトガラス120を保護して照明系の光源からの光および原稿面の反射光を透過させるものであればよく、第1コンタクトガラス120と同一材料で形成するか、あるいはより安価で長寿命の他材料で形成してもよい。
図6は、上述の第2読取部9における第2コンタクトガラス121の構成を示す斜視図である。
図6に示すように、平板形状の第2コンタクトガラス121は、原稿搬送方向(副走査方向)を短手方向とし、原稿搬送方向と直交する方向(主走査方向)を長手方向とする短冊形状(板状)に構成されるとともに、その長手方向の一方端部がブラケット122に嵌合するようになっている。
ここで、後述する揺動機構の一部に含まれるブラケット122は、第2コンタクトガラス121の長手方向の一方端部が嵌合する枠体形状で構成されるとともに、後述する駆動モータ126の駆動力が伝達されるギア付き軸123の上部ギアが歯合する歯合部を有している。
次に原稿が第2読取部9を通過する際の搬送原稿の様子を説明する。
図7(a)〜(c)は、原稿が第2読取部9を通過する際の搬送原稿の様子を示す図である。
図7(a)〜(c)に示すように、第1読取出口ローラ69により搬送される原稿は、読取位置の手前に設けられた可撓性ガイドを介して、第2コンタクトガラス121と第2読取搬送ローラ70との間に向けて搬送される。このとき、読取位置では原稿面が積極的に第2コンタクトガラス121に接触しないとともに、原稿先端は、第2コンタクトガラス121の読取位置付近をワイピング(原稿先端でコンタクトガラス面の異物を掻き落とす作用)できるような構成となっている。
第2コンタクトガラス121と第2読取搬送ローラ70との間を通過するとともに、上述の読取位置で読取りが行われた原稿は、第2読取出口ローラ71側に搬送される。
ここで、第2コンタクトガラス121の位置を固定してしまうと、毎回の第2読取部9での原稿搬送により、コンタクトガラス面の読取位置付近のコーティングは徐々に削られてしまい、特に上述のようなワイピングを行うと原稿面をコンタクトガラス面に強く押付けることになり、コーティングの寿命は著しく低下することになる。
図8(a)、(b)は、第2コンタクトガラス121および第2コンタクトガラス121を揺動させる揺動機構の概略を示す斜視図および上面図である。
図8(a)、(b)に示すように、第2コンタクトガラス121を揺動させる揺動機構は、ブラケット122、ギア付き軸123、駆動ベルト124およびローラ125ならびに駆動モータ126で構成される。
ブラケット122は、枠体形状で形成され、第2コンタクトガラス121をその枠体形状の嵌合部に嵌合することにより、第2コンタクトガラス121を支持するようになっている。また、ブラケット122は、歯合部を有し、その歯合部にはギア付き軸123の上部ギアが歯合するための歯合溝が設けられている。前記上部ギアは図中、ギア付き軸123の上部に装着されている。また、前記歯合部は筒状に形成され、前記歯合溝は筒の内周面にわたって設けられているため、前記上部ギアが前記歯合部から逸脱することはない。したがって、ブラケット122の副走査方向の移動(揺動)は前記歯合部によって規制されることになる。
ギア付き軸123は、上述のブラケット122の歯合部の歯合溝に歯合するギア溝を有する上部ギアと、駆動ベルト124が巻きつけられる下部ローラと、上部ギアと下部ローラとが支持される軸と、を有している。このギア付き軸123は、下部ローラに伝達される駆動ベルト124からの駆動力を、軸を介してギアに伝達し、ギアからブラケット122の歯合部を介して第2コンタクトガラス121を、副走査方向であって原稿搬送方向上流側または原稿搬送方向下流側に揺動するようになっている。ここで、図9に第2コンタクトガラス121が原稿搬送方向下流側に揺動したときの様子を示す。図9に示すように、第2コンタクトガラス121の揺動範囲は、その長手方向端部が原稿読取位置をはみ出さない範囲であることは当然であるが、可撓性ガイド129の先端部よりも原稿搬送方向下流側まで、はみ出さない範囲である必要がある。すなわち、第2読取部9に搬送される原稿の先端が第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面に接する範囲を出ない範囲で、第2コンタクトガラス121が揺動することにより、原稿先端が第2コンタクトガラス121の長手方向端部の側部に当接して紙詰まりが発生することがない。
駆動ベルト124は、駆動モータ126に取り付けられたローラ125から伝達される駆動力をギア付き軸の下部ローラに伝達するようになっている。
なお、上述のブラケット122およびギア付き軸123ならびに駆動ベルト124は、本発明における揺動手段を構成する。
駆動モータ126は、発生させた駆動力をローラ125を介して駆動ベルト124に伝達するようになっている。ここで、駆動モータ126は、パルスモータであることが好ましい。駆動モータをパルスモータとすることにより、第2コンタクトガラス121の揺動をパルス数により制御することが可能となり、揺動量を細かく制御することができる。
なお、上述のローラ125および駆動モータ126は、本発明における駆動手段を構成する。
次に、本発明の実施の形態に係る第2コンタクトガラス121の揺動動作処理について、説明する。
図10は、本発明の実施の形態に係る第2コンタクトガラス121の揺動動作処理を示すフロー図である。
図10に示すように、コントローラ100は、読取動作準備開始後に指定枚数の原稿読取が終了したか否か判断する(ステップS1)。ここで、指定枚数は、例えば、コンタクトガラス面のコーティングが削られて、原稿読取による原稿面のインク等の付着汚れが生じると判断される枚数とすることができる。なお、指定枚数は、予めユーザにより設定される任意のものであってもよい。
コントローラ100は、指定枚数の原稿読取りが終了していないと判断された場合(ステップS1でNO)には、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面が汚れていないと判断し、読取動作を開始して(ステップS4)、その後、読取動作が終了したか否か判断する(ステップS5)。
一方、コントローラ100は、指定枚数の原稿読取りが終了したと判断された場合(ステップS1でYES)には、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面が汚れていると判断し、駆動手段としてのパルスモータを指定パルス数、駆動開始させる(ステップS2)。その後、駆動手段としてのパルスモータが停止したか否か判断する(ステップS3)。ここで、パルスモータが停止していないと判断された場合(ステップS3でNO)には、再度ステップS3に戻り、パルスモータが停止するまでこの処理を繰り返す。一方、駆動手段としてのパルスモータが停止したと判断された場合(ステップS3でYES)には、読取動作を開始して(ステップS4)、引き続き、読取動作が終了したか否か判断する(ステップS5)。
その後、読取動作が終了していないと判断された場合(ステップS5でNO)には、ステップS5に戻り、読取動作が終了するまでこの処理を繰り返す。他方、読取動作が終了したと判断された場合(ステップS5でYES)には、一連の処理を終了する。
上述の動作処理を行うことにより、指定枚数の原稿を読み取るごとに第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面が汚れているものと判断して、第2コンタクトガラス121を揺動させるので、常に汚れのないコンタクトガラス面で原稿を読み取ることができる。
なお、上述のステップS1において、第1読取部8および第2読取部9の少なくともいずれか一方において、指定枚数の原稿読取りが終了したか否かを判断するものであってもよい。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る第2コンタクトガラス121の揺動動作処理を示すフロー図である。これは第1の実施の形態とは、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の汚れ検知手段を設けた点で相違する。なお、本実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いるとともに説明を省略し、上述の相違点について詳細に説明する。
図11に示すように、コントローラ100は、読取動作準備開始後に第2読取部9における汚れ検知動作を開始する(ステップS11)。引き続き汚れ検知動作を行い、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないか判断する(ステップS12)。ここで、汚れ検知は、例えば、第2読取部9の読取データと予め設定された汚れ検知データ(例えば、汚れ有無の閾値データ)との比較に基づいて行われる。
コントローラ100は、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないと判断された場合(ステップS12でNO)には、読取動作を開始して(ステップS17)、引き続き、読取動作が終了したか否か判断する(ステップS18)。
一方、コントローラ100は、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていると判断された場合(ステップS12でYES)には、駆動手段としてのパルスモータを指定パルス数、駆動開始させる(ステップS13)。その後、駆動手段としてのパルスモータが停止したか否か(指定パルス数、駆動したか否か)判断する(ステップS14)。ここで、パルスモータが停止していないと判断された場合(ステップS14でNO)には、再度ステップS14に戻り、パルスモータが停止するまでこの処理を繰り返す。一方、駆動手段としてのパルスモータが停止したと判断された場合(ステップS14でYES)には、再び汚れ検知動作を開始して(ステップS15)、引き続き、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないか検知する(ステップS16)。ここで、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていると判断した場合(ステップS16でYES)には、ステップS13に戻り、ステップS13からステップS16までの処理を繰り返す。すなわち、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の汚れの付着していない箇所が見つかるまでパルスモータを駆動する。一方、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないと判断した場合(ステップS16でNO)には、読取動作を開始して(ステップS17)、引き続き、読取動作が終了したか否か判断する(ステップS18)。
その後、読取動作が終了していないと判断された場合(ステップS18でNO)には、ステップS18に戻り、読取動作が終了するまでこの処理を繰り返す。他方、読取動作が終了したと判断された場合(ステップS18でYES)には、一連の処理を終了する。
上述の動作処理を行うことにより、原稿の読取動作を開始する前に、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面が汚れているか否か判断して、汚れていると判断した場合には第2コンタクトガラス121を揺動させるので、常に汚れのないコンタクトガラス面で原稿を読み取ることができる。
(第3の実施の形態)
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る第2コンタクトガラス121の揺動動作処理を示すフロー図である。これは第1の実施の形態とは、汚れ検知手段を設けた点で相違し、第2の実施の形態とは、第2のコンタクトガラス121のコンタクトガラス面において汚れのない範囲が検知できなかった場合には、警告音を発生させる点で相違する。なお、本実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いるとともに説明を省略し、上述の相違点について詳細に説明する。
図12に示すように、コントローラ100は、読取動作準備開始後に第2読取部9における汚れ検知動作を開始する(ステップS21)。引き続き、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないか検知する(ステップS22)。ここで、汚れ検知は、例えば、第2読取部9の読取データと予め設定された汚れ検知データ(例えば、汚れ有無の閾値データ)との比較に基づいて行われる。
コントローラ100は、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないと判断された場合(ステップS22でNO)には、読取動作を開始して(ステップS27)、引き続き、読取動作が終了したか否か判断する(ステップS28)。
一方、コントローラ100は、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていると判断された場合(ステップS22でYES)には、駆動手段としてのパルスモータを指定パルス数、駆動開始させる(ステップS23)。その後、駆動手段としてのパルスモータが停止したか否か判断する(ステップS24)。ここで、パルスモータが停止していないと判断された場合(ステップS24でNO)には、再度ステップS24に戻り、パルスモータが停止するまでこの処理を繰り返す。一方、駆動手段としてのパルスモータが停止したと判断された場合(ステップS24でYES)には、再び汚れ検知動作を開始して(ステップS25)、引き続き、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないか検知する(ステップS26)。ここで、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていると判断した場合(ステップS26でYES)には、ステップS29に移行する。
このステップS29では、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面に汚れのない箇所が検知できなかったか否かが判断される。
第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面に汚れのない箇所が検知できた場合(ステップS29でNO)には、ステップS23に戻る。すなわち、汚れのない箇所まで第2コンタクトガラス121を揺動させるため、パルスモータを指定パルス駆動させる。
一方、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面に汚れのない箇所が検知できなかった場合(ステップS29でYES)には、例えば、ユーザにコンタクトガラスの清掃または交換を促すため、ブザー音等の警告音を発生させて(ステップS30)、この処理を終了する。
なお、ここでは警告音等に限らず、ユーザあるいはメンテナンス業者にコンタクトガラスの清掃または交換を通知することができるものであればよく、例えば、通信手段を用いて通知するものであってもよい。
一方、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面の読取位置付近が汚れていないと判断された場合(ステップS26でNO)には、読取動作を開始して(ステップS27)、引き続き、読取動作が終了したか否か判断する(ステップS28)。
その後、読取動作が終了していないと判断された場合(ステップS28でNO)には、ステップS28に戻り、読取動作が終了するまでこの処理を繰り返す。他方、読取動作が終了したと判断された場合(ステップS28でYES)には、一連の処理を終了する。
上述の動作処理を行うことにより、原稿の読取動作を開始する前に、第2コンタクトガラス121のコンタクトガラス面が汚れているか否か判断するとともに、コンタクトガラス面上において汚れのない箇所が検知できなかった場合には、警告音を発生させるので、ユーザに第2コンタクトガラス121の清掃または交換を促すことができる。
(第4の実施の形態)
図13は、本発明の第4の実施の形態に係る第2コンタクトガラス121の揺動機構の概略を示す斜視図である。これは第1の実施の形態とは、揺動機構および駆動手段が相違する。なお、本実施の形態の画像形成装置は、その他の点においては、第1の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いるとともに説明を省略し、上述の相違点について詳細に説明する。
まず、構成について説明する。
図13に示すように、第2コンタクトガラス121を揺動させる揺動機構は、ブラケット132、軸付きプーリ133、駆動ベルト134およびローラ135ならびに駆動モータ136で構成される。なお、駆動モータ136は、排紙ローラ72の駆動力を発生させる排紙モータ(図3の95に相当する)としてもその駆動力が用いられるようになっている。ここで駆動モータ136または排紙モータ95を排紙ローラ72および前記揺動機構の駆動用として兼用することにより、装置構成を簡素化して筐体内のスペースを有効利用することができる。
ブラケット132は、枠体形状で形成され、第2コンタクトガラス121をその枠体形状の嵌合部に嵌合することにより、第2コンタクトガラス121を支持するようになっている。
また、ブラケット132は、その枠体形状の上面の長手方向中心部から上方に向かって突出する形でラック部132aを有している。このラック部132aには、軸付きプーリ133の突起部(軸部133a)が係合して摺動可能な案内溝132bが、ラック部132aの突出方向に延在するように形成されている。
軸付きプーリ133は、上述のブラケット132のラック部132a側の一方面に設けられた軸部133aと、他方面に設けられたプーリ部133bと、を有している。なお、軸付きプーリ133には、図示していないがワンウェイクラッチが設けられ、一方向の回転のみを許容するようになっている。
軸部133aは、ブラケット132のラック部132a側の軸付きプーリ133本体の一方面から突出するとともに、ブラケット132のラック部132aの案内溝132bに摺動可能に設けられている。軸部133aは、その案内溝132bを摺動することにより、軸付きプーリ133の回転運動をブラケット132のラック部132aにおいて、図13中、上下方向の直線運動に変換するようになっている。具体的には、軸付きプーリ133が1回転すると、軸部133がラック部132aの案内溝132bを上下方向に1往復するとともに、第2コンタクトガラス121が副走査方向に1往復するようになっている。
プーリ部133bは、上述の軸部133aが設けられた面とは反対側の面で軸付きプーリ本体中心部に設けられ、駆動ベルト134が巻きつけられるようになっている。
また、駆動ベルト134は、駆動モータ136のローラ135と軸付きプーリ133のプーリ部133bとに巻きつけられるように掛け渡され、駆動モータ136で発生する駆動力を軸付きプーリ133に伝達するようになっている。
ここで、上述のブラケット132および軸付きプーリ133ならびに駆動ベルト134は、本発明における揺動手段を構成する。
駆動モータ136には、ローラ135が設けられており、内部で発生させた駆動力をローラ135を介して、各ベルトに伝達するようになっている。すなわち、ローラ135は、駆動ベルト136と搬送ベルト137とが巻きつけられるようになっており、双方のベルトに駆動力を伝達するようになっている。
また、上述の駆動モータ136は、パルスモータであることが好ましい。駆動モータをパルスモータとすることにより、第2コンタクトガラス121の揺動をパルス数により制御することが可能となり、揺動量を細かく制御することができる。
なお、上述のローラ135および駆動モータ136は、本発明における駆動手段を構成する。
さらに、排紙ローラ72は、排紙ローラ駆動軸139に軸支されており、第2読取出口ローラ71から搬送される原稿を排紙トレイ12上に排出するようになっている。また、上述の排紙ローラ駆動軸139の一方端部に設けられたプーリ138と上述の駆動モータ136に設けられたローラ135との間には、搬送ベルト137が掛け渡され、駆動モータ136の駆動力をプーリ138を介して排紙ローラ72に伝達するようになっている。ここで、プーリ138には、上述の軸付きプーリ133同様に図示していないがワンウェイクラッチが設けられ、一方向の回転のみを許容するようになっている。
なお、上述の排紙ローラ72は、本発明における搬送手段を構成する。
また、本実施の形態においては、第2コンタクトガラス121の揺動機構および排紙ローラ72の駆動源として、駆動モータ136を用いて説明したが、これに限られず、排紙モータ95を用いてもよい。
次に、動作について説明する。
図14(a)、(b)は、本発明の第4の実施の形態に係る第2コンタクトガラス121の揺動機構の概略を示す断面図である。
図14(a)、(b)に示すように、駆動モータ136は、駆動力を駆動ベルト134および搬送ベルト137を介して、軸付きプーリ133およびプーリ138に伝達する。
具体的には、例えば、図14(a)に示すように、駆動モータ136の正転駆動時(時計方向回転時)には、駆動ベルト134を介して駆動力が軸付きプーリ133に伝達され、軸付きプーリ133が正転駆動する。これにより、軸付きプーリ133に設けられた軸部133aがブラケット132のラック部132aに形成された案内溝132bを上下に摺動する。その結果、ブラケット132に支持される第2コンタクトガラス121は、副走査方向に揺動する。なお、軸付きプーリ133が1回転するごとに第2コンタクトガラス121は副走査方向を1往復する。
このとき、搬送ベルト137を介して駆動力がプーリ138にも伝達されるが、プーリ138は、このプーリ138に設けられたワンウェイクラッチの作用により、排紙ローラ駆動軸139に対して駆動力を伝達しない。その結果、排紙ローラ72は正転駆動しない。すなわち、第2コンタクトガラス121が揺動する際には、原稿の排紙動作は行われない。これは、原稿の先端側が排紙ローラ72によって排紙搬送されながら、後端側が読取中である場合に、第2コンタクトガラス121の揺動によって読取品質が低下するのを回避するためである。
一方、例えば、駆動モータの逆転駆動時には搬送ベルト137により駆動力がプーリ138に伝達され、排紙ローラ72が駆動する。このとき、駆動ベルト134により軸付きプーリ133にも駆動力が伝達されるが、軸付きプーリ133は、この軸付きプーリ133に設けられたワンウェイクラッチにより、逆転駆動しない。その結果、ブラケット132に支持される第2コンタクトガラス121は、副走査方向に揺動しない。
なお、本実施の形態においては、駆動モータ136の正転駆動時の際に第2コンタクトガラス121が揺動するようにしているが、これに限られず、駆動モータ136の逆転駆動時に揺動させてもよい。ただし、このとき、駆動モータが逆転駆動した際には、排紙ローラ72が排紙方向に回転するような構成とすることはいうまでもない。
このように、本実施の形態においては、第2コンタクトガラス121を揺動する駆動モータと、排紙ローラ72を駆動する駆動モータとを同一の駆動モータ136としたので、ADF2の構成を簡単なものとすることができ、画像形成装置のコストダウンを図ることができる。
(第5の実施の形態)
図15(a)、(b)は、本発明の第1〜4の実施の形態に係る第2コンタクトガラス121の上面にゴミが付着したときの様子を示す断面図である。また、図16(a)、(b)は、本発明の第5の実施の形態に係る第2読取部9および第2コンタクトガラス121の概略を示す図である。これは第1〜4の実施の形態とは、第2読取部9に閉塞部材150を設けた点で相違する。なお、本実施の形態の画像形成装置は、その他の点においては、第1〜4の実施の形態と概ね同一の構成であるため、同一の構成には同一の符号を用いるとともに説明を省略し、上述の相違点について詳細に説明する。
図15(a)に示すように、第2コンタクトガラス121が副走査方向に揺動した際に、第2コンタクトガラス121の上面すなわち第1コンタクトガラス120側の面に、例えば埃や紙粉等のゴミが付着してしまう可能性がある。このように第2コンタクトガラス121の上面にゴミが付着した状態のまま、さらに第2コンタクトガラス121を揺動させてしまうと、図15(b)に示すように、第2コンタクトガラス121と第1コンタクトガラス120との間にゴミが侵入することとなる。その結果、第2読取部9における原稿読取時に不具合すなわち読取画像の劣化が生じるおそれがある。
そこで、本実施の形態の画像形成装置は、第2読取部9と第2コンタクトガラス121との間に閉塞部材を設けることとした。
図16(a)、(b)に示すように、第2読取部9の側面のうち、副走査方向(長手方向)の両側の側面には、例えば、薄いプラスチック素材の閉塞部材150が設けられている。この閉塞部材150は、第2読取部9の両側の側面において、第2読取部9の副走査方向の長さと同程度の長さであって、第2読取部9の副走査方向に延在するように設けられるとともに、その上端部側が第2読取部9に接着または固定されている。また、閉塞部材150は、第2コンタクトガラス121が揺動した際に、第2読取部9に接着または固定されていない部分が撓むようになっているとともに、下端部が第2コンタクトガラス121の上面に摺接するようになっている。
なお、閉塞部材150の素材は、上述の素材に限られず、例えばアクリル板やモールド素材等であってもよい。
このように、本実施の形態においては、閉塞部材150が第2読取部9と第2コンタクトガラス121との間の間隙を塞ぐことにより、ゴミ等の侵入を防止することができる。また、第2コンタクトガラス121が揺動した際には、第2コンタクトガラス121の上面に摺接する閉塞部材150の下端部により、第2コンタクトガラス121の上面に付着したゴミ等を掃き出すことができる。
また、図17(a)、(b)に示すように、上述の閉塞部材150の代わりに清掃部材160を設けてもよい。この清掃部材160は、例えば、ブラシ等で形成され、第2読取部9と第2コンタクトガラス121との間の間隙を塞ぐとともに、第2コンタクトガラス121が揺動した際には、例えばブラシの先端が第2コンタクトガラス121の上面に摺接するようになっている。
このように、第2読取部9に清掃部材160を設けることにより、第2読取部9と第2コンタクトガラス121との間の間隙を塞いでゴミ等の侵入を防止することができるとともに、第2コンタクトガラス121が揺動した際には、第2コンタクトガラス121の上面を傷つけることなく、より効果的に第2コンタクトガラス121の上面のゴミ等を掃き出すことができる。
以上、説明したように、本発明は、従来よりも簡単な構成でゴミ等の付着に伴う読取画像の劣化を防止することができる画像読取装置、およびこの画像読取装置を備えたファクシミリ装置、複写機、複合機等の画像形成装置として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るADFの断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るADFの制御構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るADFの第2読取部の制御構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第2読取部の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第2読取部における第2コンタクトガラスの構成を示す斜視図である。 (a)〜(c)は原稿が第2読取部を通過する際の搬送原稿の様子を示す図である。 (a)は本発明の第1の実施の形態に係る第2コンタクトガラスおよび第2コンタクトガラスを揺動させる揺動機構の概略を示す斜視図であり、(b)は本発明の第1の実施の形態に係る第2コンタクトガラスおよび第2コンタクトガラスを揺動させる揺動機構の概略を示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第2コンタクトガラスが原稿搬送方向下流側に揺動したときの様子を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第2コンタクトガラスの揺動動作処理を示すフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係る第2コンタクトガラスの揺動動作処理を示すフロー図である。 本発明の第3の実施の形態に係る第2コンタクトガラスの揺動動作処理を示すフロー図である。 本発明の第4の実施の形態に係る第2コンタクトガラスの揺動機構の概略を示す斜視図である。 (a)、(b)は本発明の第4の実施の形態に係る第2コンタクトガラスの揺動機構の概略を示す断面図である。 (a)、(b)は本発明の第1〜4の実施の形態に係る第2コンタクトガラスの上面にゴミが付着したときの様子を示す断面図である。 (a)、(b)は本発明の第5の実施の形態に係る第2読取部および第2コンタクトガラスの概略を示す図である。 (a)、(b)は本発明の第5の実施の形態に係る第2読取部および第2コンタクトガラスの概略を示す図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
2 ADF(画像読取装置)
3 給紙部
4 画像読取部(第1読取手段、読取手段)
5 画像形成部
7 コンタクトガラス
8 第1読取部(第1読取手段、読取手段)
9 第2読取部(第2読取手段、読取手段)
11 原稿トレイ
12 排紙トレイ
13 搬送部
20 読取位置
21、22 給紙カセット
23 給紙手段
25 第1キャリッジ
26 第2キャリッジ
27 結像レンズ
28 撮像部
31 露光装置
32 感光体ドラム
33 現像装置
34 転写ベルト
35 定着装置
41 可動原稿テーブル
42 サイドガイド板
43 セットフィラー
51 分離給送部
52 プルアウト部
53 ターン部
54 第1読取搬送部
55 第2読取搬送部
56 排紙部
61 ピックアップローラ
62 給紙ベルト
63 リバースローラ
64 支持アーム部材
65 プルアウトローラ
66 中間ローラ
67 読取入口ローラ
68 第1読取ローラ
69 第1読取出口ローラ
70 第2読取ローラ
71 第2読取出口ローラ
72 排紙ローラ(搬送手段)
81 レジストセンサ
82 原稿セットセンサ
83 排紙センサ
84 突き当てセンサ
85 原稿幅センサ
86 読取入口センサ
87 テーブル上昇センサ
88 底板ホームポジションセンサ
89、91 原稿長さ検知センサ
92 ピックアップモータ
93 給紙モータ
94 読取モータ
95 排紙モータ
96 底板上昇モータ
100 コントローラ
101 本体制御部
102 本体操作部
103 I/F
111 光源部
112 センサチップ
113 増幅器
114 A/D
115 画像処理部
116 フレームメモリ
117 出力制御回路
118 I/F回路
120 第1コンタクトガラス(第2読取手段のガラス面)
121 第2コンタクトガラス(透明板状の被覆部材)
122 ブラケット(揺動手段)
123 ギア付き軸(揺動手段)
124 駆動ベルト(揺動手段)
125 ローラ(駆動手段)
126 駆動モータ(駆動手段)
132 ブラケット(揺動手段)
132a ラック部
132b 案内溝
133 軸付きプーリ(揺動手段)
133a 軸部
133b プーリ部
134 駆動ベルト(揺動手段)
135 ローラ(駆動手段)
136 駆動モータ(駆動手段)
137 搬送ベルト
138 プーリ
139 排紙ローラ駆動軸
150 閉塞部材
160 清掃部材

Claims (10)

  1. 原稿に対向するガラス面を有し、前記ガラス面を透して前記原稿の画像を読取る読取手段と、
    前記ガラス面を被覆する透明板状の被覆部材と、
    前記被覆部材を副走査方向に揺動させる揺動手段と、
    前記揺動手段を駆動する駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. コンタクトガラスに載置された原稿の一方の面の画像を読取る第1読取手段と、
    前記原稿に対向するガラス面を有し、前記ガラス面を透して前記原稿の他方の面の画像を読取る第2読取手段と、
    前記ガラス面を被覆する透明板状の被覆部材と、
    前記被覆部材を副走査方向に揺動させる揺動手段と、
    前記揺動手段を駆動する駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記駆動手段は、パルスモータであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記駆動手段の駆動を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、所定の枚数の原稿の読取動作を行うごとに、前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記被覆部材の汚れを検知する検知手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検知手段により汚れが検知された場合に、前記駆動手段を駆動させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記検知手段は、前記被覆部材の汚れがない箇所を検知できなかった場合には、前記被覆部材の清掃、または交換を促すことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記第1読取手段および前記第2読取手段の一方または両方により読取られた原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段に前記駆動手段の駆動を伝達する伝動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記第2読取手段は、前記ガラス面と前記被覆部材との間隙を閉塞する閉塞部材を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記第2読取手段は、前記被覆部材が揺動した際に、前記ガラス面を清掃する清掃部材を設けたことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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