JP5327606B2 - 原稿読取装置、原稿搬送読取装置および複写機 - Google Patents

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Description

本発明は、シートスルー方式の画像読取装置、並びにこれを用いる原稿搬送読取装置及び複写機に関するものである。
従来、シートスルー方式と称して、原稿を副走査方向に搬送し、搬送している原稿を、固定の読取位置に通すことで、原稿画像の副走査を行うシートスルー方式の画像読取装置が知られている。画像読取部による読取位置には、画像読取部内部の光源から外部の原稿に向けて発せられた光や、原稿の画像面で反射して画像読取部内部に向けて進む光を透過させるためのコンタクトガラスが設けられている。この種の画像読取装置は、原稿画像読取の際、原稿はコンタクトガラスに接触しながら通過するので、原稿の画像面側についたゴミなどのコンタクトガラス上への付着が避けられない。さらに、この付着物がコンタクトガラスの読取位置に付着した場合には、読み取った画像信号にその影響が現れ、画像を劣化させる。コンタクトガラス上への粉塵などの付着物は、シートスルー方式のみならず、何れの方式の画像読取装置においても画像劣化に繋がる。しかし、原稿を固定し、読取部を副走査方向に移動させて画像を読む方式の画像読取装置では、その影響は画像上に"点"として現れるだけであるのに対し、シートスルー方式の画像読取装置では副走査方向に繋がる、いわゆる縦すじとなってしまい、著しい画像劣化となってしまう。
特許文献1には、コンタクトガラスを原稿搬送方向に往復移動するための移動手段と、コンタクトガラス上面に接するように原稿読取装置本体に固着された清掃部材とを設け、移動手段によってコンタクトガラスを原稿搬送方向に往復移動させることにより、清掃部材がコンタクトガラスの原稿搬送面を清掃する原稿読取装置が記載されている。このように、清掃部材によりコンタクトガラスを清掃するので、コンタクトガラスの汚れ抑制をすることができ、画像上に縦すじが生じるのを抑制することができる。
しかしながら、特許文献1においては、コンタクトガラスの清掃時間が長いという課題があった。このため、一枚の原稿がコンタクトガラスを通過する毎にコンタクトガラスの清掃を行うようにした場合は、原稿搬送間隔を大きく開ける必要がある。その結果、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性が著しく低下してしまう。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、コンタクトガラスの清掃時間を短縮することのできる画像読取装置、原稿搬送読取装置および複写機を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、読取部が固定され、コンタクトガラス上の読取位置で搬送されてきた原稿の画像読み取りを行う画像読取装置において、コンタクトガラスを原稿搬送方向に往復移動するためのコンタクトガラス移動手段と、コンタクトガラスの原稿搬送面に当接し、該原稿搬送面を清掃する清掃部材と、該清掃部材を原稿搬送方向に往復移動するための清掃部材移動手段とを備え、前記コンタクトガラスの原稿搬送面清掃時に、前記コンタクトガラスを前記清掃部材側へ移動させるとともに、前記清掃部材を前記コンタクトガラス移動方向と逆方向へ移動させるものであって、前記清掃部材の復路移動時の移動速度を、前記コンタクトガラスの移動速度よりも速くしたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像読取装置において、前記清掃部材の移動距離と、前記コンタクトガラスの移動距離とを異ならせたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像読取装置において、前記清掃部材の移動距離を、前記コンタクトガラスの移動距離よりも長くしたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの画像読取装置において、前記原稿一枚搬送毎に、前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃を行なうことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像読取装置において、ジョブ終了後に、前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃を行なうことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像読取装置において、前記原稿一枚搬送後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲と、ジョブ終了後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲とを異ならせたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像読取装置において、前記原稿一枚搬送後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲を、ジョブ終了後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲よりも狭くしたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかの画像読取装置において、前記コンタクトガラスの原稿搬送面清掃中に、前記コンタクトガラスの移動速度および/または前記清掃部材の移動速度を、変更することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像読取装置において、前記コンタクトガラスの移動速度および/または前記清掃部材の移動速度を、所定の速度に減速させてから、前記コンタクトガラスおよび/または前記清掃部材を停止することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9いずれかの画像読取装置において、前記清掃部材を、非動作時において利用者の操作によって任意の位置まで移動可能にしたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は請求項1乃至10いずれかの画像読取装置において、前記清掃部材が固定され、清掃部材と一体的に往復移動する固定部材を有し、非動作時において前記固定部材を前記コンタクトガラスの原稿搬送面と対向させたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、原稿に記録された画像を読み取る画像読取装置と、該原稿を該画像読取装置による原稿読取位置に搬送する原稿搬送手段とを備える原稿搬送読取装置において、上記画像読取装置として、請求項1乃至11の何れかのものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る原稿搬送読取手段とを備え、該原稿搬送読取手段で読み取った画像を該画像形成手段によって該記録材に形成することで、該原稿を複写する複写機において、上記原稿搬送読取手段として、請求項1乃至12の何れかの原稿読取装置を用いたことを特徴とするものである。
本発明によれば、コンタクトガラスの原稿搬送面清掃時に、清掃部材をコンタクトガラス移動方向と逆方向へ移動させることで、コンタクトガラスの移動距離が、コンタクトガラスのみを移動させるものに比べて短くても、コンタクトガラスの原稿搬送面を清掃することができる。これにより、コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃時間を短縮することができる。その結果、一枚の原稿がコンタクトガラスを通過する毎にコンタクトガラスの清掃を行うようにした場合でも、原稿搬送間隔をコンタクトガラスのみを移動させるものに比べて短くできる。よって、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機における画像形成部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図。 同画像形成部における4つのプロセスユニットからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図。 同複写機のスキャナ及びADFを示す斜視図。 同ADFの要部構成をスキャナの上部とともに示す拡大構成図。 同複写機の電気回路の一部を示すブロック図。 第2固定読取部の電気回路の要部を示すブロック図。 第1固定読取部の周辺を示す拡大構成図。 ガラス移動機構周辺の斜視図。 図9のA−A断面図。 清掃部材移動機構の概略構成図。 第1コンタクトガラスの清掃動作について説明する図。 清掃部材の移動量と第1コンタクトガラスの移動量を異ならせたときの清掃動作について説明する図。 清掃部材を第1コンタクトガラスの原稿搬送方向下流端まで相対移動させたときの清掃動作について説明する図。 清掃部材のメンテナンス時の第1固定読取部の周辺を示す拡大構成図。 動作終了後の第1固定読取部の周辺を示す拡大構成図。 清掃部材移動機構とガラス移動機構とを一つ駆動源で駆動させる概略構成図。 清掃部材および第1コンタクトガラスの移動速度を示す図。
以下、本発明を、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機という)に適用した実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、本複写機を示す概略構成図である。この複写機は、画像形成手段たる画像形成部1と、白紙供給装置40と、原稿搬送読取装置50とを備えている。原稿搬送読取手段としての原稿搬送読取ユニット50は、画像形成部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ150と、これに支持される原稿搬送装置たるADF51とを有している。
白紙供給装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つの給紙カセット42、給紙カセットから転写紙を送り出す送出ローラ43、送り出された転写紙を分離して給紙路44に供給する分離ローラ45等を有している。また、画像形成部1の給紙路37に転写紙を搬送する複数の搬送ローラ47等も有している。そして、給紙カセット内の転写紙を画像形成部1内の給紙路37内に給紙する。
図2は、画像形成部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。画像形成手段としての画像形成部1は、光書込装置2や、K,Y,M,C色のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,Y,M,C、転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、給紙路37等を備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,Y,M,Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、感光体4K,Y,M,Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。なお、符号の後に付されたK,Y,M,Cという添字は、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアン用の仕様であることを示している。
プロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ、感光体とその周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、画像形成部1本体に対して着脱可能になっている。ブラック用のプロセスユニット3Kを例にすると、これは、感光体4Kの他、これの表面に形成された静電潜像をブラックトナー像に現像するための現像装置6Kを有している。また、後述するK用の1次転写ニップを通過した後の感光体4K表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置15なども有している。本複写機では、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べるように対向配設した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。なお、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、同図においては各符号に付すK,Y,M,Cという添字を省略している。同図に示すように、プロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置23、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュウ8、これらスクリュウ間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ12は、ドクタブレード14との対向位置からスリーブの回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ13表面に引き寄せて担持させるとともに、スリーブ表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。なお、現像装置6として、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15としては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュウ20上に落下する。回収スクリュウ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置21に受け渡す。リサイクル搬送装置21は、受け渡されたトナーを現像装置15に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置23によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。なお、帯電装置23としては、帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いている。感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの感光体4K,Y,M,Cには、これまで説明してきたプロセスによってK,Y,M,Cトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。この転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,Y,M,Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,Y,M,Cと中間転写ベルト25とが当接するK,Y,M,C用の1次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ26K,Y,M,Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,Y,M,Cに向けて押圧している。これら1次転写ローラ26K,Y,M,Cには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の1次転写ニップには、感光体4K,Y,M,C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と2次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、自らの2次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ31には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、2次転写ニップに2次転写電界が形成されている。
この2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されており、ローラ間に挟み込んだ転写紙を中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって転写紙に一括2次転写され、転写紙の白色と相まってフルカラー画像となる。2次転写ニップを通過した転写紙は、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト25の表面には、2次転写ニップで転写紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された転写紙は、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外へと排出される。
先に示した図1において、紙搬送ユニット22および定着装置34の下には、スイッチバック装置36が配設されている。これにより、片面に対する画像定着処理を終えた転写紙が、切換爪で転写紙の進路を転写紙反転装置側に切り換えられ、そこで反転されて再び2次転写転写ニップに進入する。そして、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ上に排紙される。
画像形成部1の上に固定されたスキャナ150は、固定読取部や移動読取部152を有している。移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサ153で受光する。
一方、固定読取部は、スキャナ150の内部に配設された第1面固定読取部151と、ADF51内に配設された第2面固定読取部95(図5参照)とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する第1面固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された第1コンタクトガラス154(図4参照)の直下に配設されている。そして、後述するADF51によって搬送される原稿MSが第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第1面を走査する。また、第2面固定読取部95は、第1面固定読取部151を通過した後の原稿MSの第2面を走査する。
スキャナ150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、原稿MSを搬送するための搬送ユニット54、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。図4に示すように、スキャナ150に固定された蝶番159によって上下方向に揺動可能に支持されている。そして、その揺動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナ150の上面の第1コンタクトガラス154や第2コンタクトガラス155を露出させる。原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADFによる搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図4に示すように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第2コンタクトガラス155上に載せた後、ADFを閉じる。そして、スキャナ150の図1に示した移動読取部152によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立した複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ150内の第1面固定読取部151やADF51内の第2面固定読取部に順次読み取らせていくことができる。この場合、原稿束を原稿載置台53上にセットした後、コピースタートボタン158(図4参照)を押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に搬送ユニット54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナ150の第1面固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの第1面の画像がスキャナ150の第1面固定読取部151によって読み取られる。
図5は、ADF51の要部構成をスキャナ150の上部とともに示す拡大構成図である。また、図6は、ADF51及びスキャナ150の電気回路の一部を示すブロック図である。ADF51は、原稿セット部A、分離給送部B、レジスト部C、ターン部D、第1読取搬送部E、第2読取搬送部F、排紙部G、スタック部H等を備えている。
図6に示すように、ADF51は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等からなるコントローラ64を有しており、これによって各種の機器やセンサを制御することができる。このコントローラ64には、レジストセンサ65、原稿セットセンサ63、排紙センサ61、突き当てセンサ72、原稿幅センサ73、読取位置口センサ67、給紙適正位置センサ59などが接続されている。また、第2固定読取部95、ピックアップモータ56、給紙モータ76、読取モータ77、排紙モータ78、底板上昇モータ79なども接続されている。また、スキャナ150の各機器の制御を司る本体制御部200なども接続されている。スキャナ150は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等からなる本体制御部200を有しており、これにより、スキャナ150内部の図示しない各種機器やセンサを制御することができる。また、I/F202によってADF(51)のコントローラ64と接続されており、コントローラ64を介して、ADF51内の各種機器やセンサを間接的に制御することもできる。
図5において、原稿セット部Aは、原稿MSの束がセットされる原稿載置台53等を有している。また、分離給送部Bは、セットされた原稿MSの束から原稿MSを一枚ずつ分離して給送するものである。また、レジスト部Cは、給送された原稿MSに一時的に突き当たって原稿MSを整合した後に送り出すものである。また、ターン部Dは、C字状に湾曲する湾曲搬送部を有しており、この湾曲搬送部内で原稿MSを折り返しながらその上下を反転させるものである。また、第1読取搬送部Eは、第1コンタクトガラス154の上で原稿MSを搬送しながら、第1コンタクトガラス154の下方で図示しないスキャナの内部に配設されている第1面固定読取部151に原稿MSの第1面を読み取らせるものである。また、第2読取搬送部Fは、第2固定読取部95の下で原稿MSを搬送しながら、原稿MSの第2面を第2固定読取部95に読み取らせるものである。また、排紙部Gは、両面の画像が読み取られた原稿MSをスタック部Hに向けて排出するものである。また、スタック部Hは、スタック台55の上に原稿MSをスタックするものである。
原稿MSは、原稿MSの束の厚みに応じて図中矢印a、b方向に揺動可能な可動原稿テーブル54の上に原稿先端部が載せられるとともに、原稿後端側が原稿載置台53の上に載せられた状態でセットされる。このとき、原稿載置台53上において、その幅方向(図紙面に直交する方向)の両端に対してそれぞれ図示しないサイドガイドが突き当てられることで、幅方向における位置が調整される。このようにしてセットされる原稿MSは、可動原稿テーブル54の上方で揺動可能に配設されたレバー部材62を押し上げる。すると、それに伴って原稿セットセンサ63が原稿MSのセットを検知して、検知信号をコントローラ64に送信する。そして、この検知信号は、コントローラ64からI/F202を介して本体制御部200に送られる。
原稿載置台53には、原稿MSの搬送方向の長さを検知する反射型フォトセンサ又はアクチュエーター・タイプのセンサからなる第1長さセンサ57、第2長さセンサ58が保持されている。これら長さセンサにより、原稿MSの搬送方向の長さが検知される。
可動原稿テーブル54の上に載置された原稿MSの束の上方には、カム機構によって上下方向(図中矢印c,d方向)に移動可能に支持されるピックアップローラ80が配設されている。このカム機構は、ピックアップモータ56によって駆動することで、ピックアップローラ80を上下移動させることが可能である。ピックアップローラ80が上昇移動すると、それに伴って可動原稿テーブル54が図中矢印a方向に揺動して、ピックアップローラ80が原稿MSの束における一番上の原稿MSに当接する。更に可動原稿テーブル54が上昇すると、やがて給紙適正位置センサ59によって可動原稿テーブル54の上限までの上昇が検知される。これにより、ピックアップモータ56が停止するとともに、可動原稿テーブル54の上昇が停止する。
複写機の本体に設けられたテンキーやディスプレイ等からなる本体操作部201に対しては、操作者によって両面読取モードか、あるいは片面読取モードかを示す読取モード設定のためのキー操作や、コピースタートキーの押下操作などが行われる。コピースタートキーが押下されると、本体制御部200からI/F202を介してADF51のコントローラ64に原稿給紙信号が送信される。すると、ピックアップローラ80が給紙モータ76の正転によって回転駆動して、可動原稿テーブル54上の原稿MSを可動原稿テーブル54上から送り出す。
両面読取モードか、片面読取モードかの設定に際しては、可動原稿テーブル54上に載置された全ての原稿MSについて一括して両面、片面の設定を行うことが可能である。また、1枚目及び10枚目の原稿MSについては両面読取モードに設定する一方で、その他の原稿MSについては片面読取モードに設定するなどといった具合に、個々の原稿MSについてそれぞれ個別に読取モードを設定することも可能である。
ピックアップローラ80によって送り出された原稿MSは、分離搬送部Bに進入して、給紙ベルト84との当接位置に送り込まれる。この給紙ベルト84は、駆動ローラ82と従動ローラ83とによって張架されており、給紙モータ76の正転に伴う駆動ローラ82の回転によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。この給紙ベルト84の下部張架面には、給紙モータ76の正転によって図中時計回りに回転駆動されるリバースローラ85が当接している。当接部においては、給紙ベルト84の表面が給紙方向に移動する。これに対し、リバースローラ85は、給紙ベルト84に所定の圧力で当接しており、給紙ベルト84に直接当接している際、あるいは当接部に原稿MSが1枚だけ挟み込まれている際には、ベルト又は原稿MSに連れ回る。但し、当接部に複数枚の原稿MSが挟み込まれた際には、連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなることから、連れ回り方向とは逆の図中時計回りに回転駆動する。これにより、最上位よりも下の原稿MSには、リバースローラ85によって給紙とは反対方向の移動力が付与されて、数枚の原稿から最上位の原稿MSだけが分離される。
給紙ベルト84やリバースローラ85の働きによって1枚に分離された原稿MSは、レジスト部Cに進入する。そして、突き当てセンサ72の直下を通過する際にその先端が検知される。このとき、ピックアップモータ56の駆動力を受けているピックアップローラ80がまだ回転駆動しているが、可動原稿テーブル54の下降によって原稿MSから離間するため、原稿MSは給紙ベルト84の無端移動力のみによって搬送される。そして、突き当てセンサ72によって原稿MSの先端が検知されたタイミングから所定時間だけ給紙ベルト84の無端移動が継続して、原稿MSの先端がプルアウト駆動ローラ86とこれに当接しながら回転駆動するプルウト駆動ローラ87との当接部に突き当たる。原稿MSの先端が両ローラの当接部に突き当たった状態で、原稿MSの後端側が給紙方向に向けて送られることで、原稿MSは所定量だけ撓んだ状態になりながら、先端が当接部に位置決めされる。これにより、原稿MSのスキュー(傾き)が補正されて、原稿MSは給紙方向に沿った姿勢になる。
プルアウト従動ローラ87は、原稿MSのスキューを補正する役割の他に、スキューが補正された原稿MSを原稿搬送方向下流側の中間ローラ対66まで搬送する役割を担っており、給紙モータ76の逆転によって回転駆動される。給紙モータ76が逆転すると、プルアウト従動ローラ87と、互いに当接している中間ローラ対66における一方のローラとが回転を開始するとともに、給紙ベルト84の無端移動が停止する。また、このとき、ピックアップローラ80の回転も停止される。
プルアウト従動ローラ87から送り出された原稿MSは、原稿幅センサ73の直下を通過する。原稿幅センサ73は、反射型フォトセンサ等からなる紙検知部を複数有しており、これら紙検知部は原稿幅方向(図紙面に直交する方向)に並んでいる。どの紙検知部が原稿MSを検知するのかに基づいて、原稿MSの幅方向のサイズが検知される。また、原稿MSの搬送方向の長さは、原稿MSの先端が突き当てセンサ72によって検知されてから、原稿MSの後端が突き当てセンサ72によって検知されなくなるまでのタイミングに基づいて検知される。
原稿幅センサ73によって幅方向のサイズが検知された原稿MSの先端は、ターン部Dに進入して、中間ローラ対66のローラ間の当接部に挟み込まれる。この中間ローラ対66による原稿MSの搬送速度は、後述する第1読取搬送部Eでの原稿MSの搬送速度よりも高速に設定されている。これにより、原稿MSを第1読取搬送部Eに送り込むまでの時間の短縮化が図られている。
ターン部D内を搬送される原稿MSの先端は、原稿先端が読取入口センサ67との対向位置を通過する。これによって原稿MSの先端が読取入口センサ67によって検知されると、その先端が搬送方向下流側の読取入口ローラ対(89と90との対)の位置まで搬送される間での間に、中間ローラ対66による原稿搬送速度が減速される。また、読取モータ77の回転駆動の開始に伴って、読取入口ローラ対(89,90)における一方のローラ、読取出口ローラ対92における一方のローラ、第2読取出口ローラ対93における一方のローラがそれぞれ回転駆動を開始する。
ターン部D内においては、原稿MSが中間ローラ対66と読取入口ローラ対(89、90)との間の湾曲搬送路で搬送される間に上下面が逆転されるとともに、搬送方向が折り返される。そして、読取入口ローラ対(89、90)のローラ間のニップを通過した原稿MSの先端は、レジストセンサ65の直下を通過する。このとき原稿MSの先端がレジストセンサ65によって検知されると、所定の搬送距離をかけながら原稿搬送速度が減速されていき、第1読取搬送部Eの手前で原稿MSの搬送が一時停止される。また、本体制御部200にI/F202を介してレジスト停止信号が送信される。
レジスト停止信号を受けた本体制御部200が読取開始信号を送信すると、コントローラ64の制御により、原稿MSの先端が第1読取搬送部E内に到達するまで、読取モータ77の回転が再開されて所定の搬送速度まで原稿MSの搬送速度が増速される。そして、読取モータ77のパルスカウントに基づいて算出された原稿MSの先端が第1面固定読取部151による読取位置に到達するタイミングで、コントローラ64から本体制御部200に対して原稿MSの第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第1面固定読取部151による読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第1面が第1面固定読取部151によって読み取られる。
第1読取搬送部Eを通過した原稿MSは、後述の読取出口ローラ対92を経由した後、その先端が排紙センサ61によって検知される。片面読取モードが設定されている場合には、後述する第2固定読取部95による原稿MSの第2面の読取が不要である。そこで、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知されると、排紙モータ78の正転駆動が開始されて、排紙ローラ対94における図中下側の排紙ローラが図中時計回り方向に回転駆動される。また、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知されてからの排紙モータパルスカウントに基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップを抜け出るタイミングが演算される。そして、この演算結果に基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップから抜け出る直前のタイミングで、排紙モータ78の駆動速度が減速せしめられて、原稿MSがスタック台55から飛び出さないような速度で排紙される。
一方、両面読取モードが設定されている場合には、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知された後、第2固定読取部95に到達するまでのタイミングが読取モータ77のパルスカウントに基づいて演算される。そして、そのタイミングでコントローラ64から本体制御部200に対して原稿MSの第2面における副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第2固定読取部95による読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第2面が第2固定読取部95によって読み取られる。
読取手段としての第2固定読取部95は、密着型イメージセンサ(CIS)からなり、原稿MSに付着している糊状の異物が読取面に付着することによる読取縦すじを防止する目的で、読取面にコーティング処理が施されている。第2固定読取部95との対向位置には、原稿MSを非読取面側(第1面側)から支持する原稿支持手段としての第2読取ローラ96が配設されている。この第2読取ローラ96は、第2固定読取部95による読取位置での原稿MSの浮きを防止するとともに、第2固定読取部95におけるシェーディングデータを取得するための基準白部として機能する役割を担っている。本複写機では、第2固定読取部95との対向位置で原稿を支持する原稿支持手段として、第2読取ローラ96を用いたが、ガイド板状のものを用いてもよい。
図7は、第2固定読取部95の電気回路の要部を示すブロック図である。同図に示すように、第2固定読取部95は、LEDアレイ、蛍光灯、あるいは冷陰極管などからなる光源部95aを有している。また、主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に並ぶ複数のセンサチップ95b、それぞれのセンサチップ95bに個別に接続された複数のOPアンプ回路95c、それぞれのOPアンプ回路95cに個別に接続された複数のA/Dコンバータ95eも有している。更には、画像処理部95f、フレームメモリ95g、出力制御回路95h、I/F回路95iなども有している。
センサチップ95bは、等倍密着イメージセンサと称される光電変換素子と集光レンズとを具備するものである。第2固定読取部95による読取位置に図示しない原稿が進入するのに先立って、コントローラ64から光源部95aに点灯ON信号が送られる。これにより、光源部95aが点灯し、その光を図示しない原稿の第2面に向けて照射する。原稿の第2面で反射した反射光は、複数のセンサチップ95bにおいて、集光レンズによって光電変換素子に集光されて画像情報として読み取られる。それぞれのセンサチップ95bで読み取られた画像情報は、OPアンプ回路95cによって増幅された後、A/Dコンバータ95eによってデジタル画像情報に変換される。これらデジタル画像情報は、画像処理部95fに入力されてシェーデイング補正などた施された後、フレームメモリ95gに一時記憶される。その後、出力制御回路95hによって本体制御部200に受入可能なデータ形式に変換された後、I/F回路95iを経由して本体制御部200に出力される。なお、コントローラ64からは原稿の先端が第2固定読取部95による読取位置に到達するタイミング(そのタイミング以降の画像データが有効データとして扱われる)を知らせるためのタイミング信号や光源の点灯信号、電源等が出力されるようになっている。
次に、本複写機における特徴的な構成について説明する。
図8は、第1面固定読取部151の周辺を示す拡大構成図である。
図8に示すように、第1コンタクトガラス154よりも原稿搬送方向上流側に設けられた上流側ガイド部材157の下方には、可撓性材料からなる清掃部材160が設けられている。清掃部材160は、板金からなるホルダー161の第1コンタクトガラス154側の端部に接着剤などによって固着されており、図中X方向に往復移動可能に設けられている。第1コンタクトガラス154は、図中Y方向に往復移動可能に支持されている。
図9は、第1コンタクトガラス154を往復移動させるコンタクトガラス移動手段たるガラス移動機構180の周辺を示す概略構成図であり、図10は、図9のA−A断面図である。
図9に示すように、第1コンタクトガラス154は、板状の固定部材171に設けられた長方形状の窓枠を覆うように固定されている。図10に示すように、固定部材171の下面には、ラック部材187が取り付けられており、このラック部材187には、ピニオン部材185が噛み合っている
図10に示すように、ピニオン部材185は、回転軸186に固定されている。回転軸186の手前側端部には、図9に示すように、従動ギヤ184が固定されており、従動ギヤ184には、駆動ギヤ183が噛み合っている。駆動ギヤ183には、従動プーリ182が設けられており、この従動プーリ182と駆動モータ186のモータ軸に固定された駆動プーリ180aとにタイミングベルト181が掛け回されている。
図11は、清掃部材160を往復移動させる清掃部材移動手段たる清掃部材移動機構190の概略構成図である。
清掃部材移動機構190も、ガラス移動機構180と同じくラックアンドピニオン式の移動機構である。図11に示すように、ホルダー161の原稿搬送方向下流側端部に清掃ラック部材191が取り付けられている。この清掃ラック部材191には、清掃ピニオン部材192が噛み合っており、清掃ピニオン部材192は、不図示の清掃駆動モータに接続されている。
次に、第1コンタクトガラス154の清掃動作について、図12に基づき説明する。
原稿の後端が、読取位置を通過したら、清掃部材160を原稿搬送方向と同一方向へ移動させ、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向へ清掃部材160の移動速度と同速度で移動させる。従来のように、第1コンタクトガラス154のみが移動可能な場合、第1コンタクガラス154の読取位置上のゴミなどの付着物を除去するには、図12(1)に示すように、第1コンタクトガラス154を最低でも距離L移動させなければならない。しかし、本実施形態では、清掃部材160を原稿搬送方向と同一方向へ移動させ、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向へ移動させるので、図12(2)に示すように、第1コンタクトガラス154および清掃部材160を上記距離Lの半分のA動かすだけで、第1コンタクトガラス154の読取位置に対応する箇所に付着した付着物を除去することができる。第1コンタクトガラス154および清掃部材160がそれぞれ距離A移動したら、清掃部材160を原稿搬送方向と逆方向へ移動させ、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と同方向へ移動させる。そして、清掃部材160が、図12(3)に示すように、上流側ガイド部材157の下方へ到達したら、次の原稿を読取位置へ搬送させる。
このように、本実施形態においては、第1コンタクトガラス154のみを移動させるものに比べて、半分の移動量で、第1コンタクトガラス154の読取位置に対応する箇所の付着物を除去することができる。これにより、清掃時間を短縮することができ、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することができる。
また、上記では、清掃部材160と第1コンタクトガラス154との移動速度を同じにしているが、清掃部材160の復路移動時の速度を第1コンタクトガラス154よりも速くするのがこのましい。清掃部材160の復路移動時の速度を速くすることで、清掃部材160が上流側ガイド部材157の下方へ到達する時間が短縮される。従って、次の原稿を読取位置へ搬送させるタイミングを早めることができる。その結果、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下をより一層抑制することができる。なお、この場合、第1コンタクトガラス154が復路(原稿搬送方向と同一方向)移動中に、次の原稿の読取位置への搬送が開始されることになり、第1コンタクトガラス154復路移動中に次の原稿が読取位置に到達する場合がある。しかしながら、第1コンタクトガラス154復路移動中に次の原稿が読取位置に到達しても、第1コンタクトガラス154の読取位置上の表面は、清掃部材160によって清掃された面であるので、読取画像に縦スジが生じることはない。
また、上記では、清掃部材160の移動距離と第1コンタクトガラス154の移動距離とを同一にしているが、清掃部材160の移動距離を第1コンタクトガラス154の移動距離よりも大きくしてもよい。清掃部材160の質量は、第1コンタクトガラス154の質量よりも小さい。このため、移動にかかる負荷も清掃部材160は小さく、第1コンタクトガラス154よりも移動量を多くしても、清掃部材移動機構190にかかる負荷の増加分は、少ない。一方、第1コンタクトガラス154は、質量が大きいため、移動量を減らすことによるガラス移動機構180にかかる負荷の減少量が大きい。よって、装置の寿命を延ばすことができる。
具体的には、図13(2)に示すように、清掃部材160をB1往復移動させて、第1コンタクトガラス154をB2移動させる。この場合、清掃部材160の移動速度を第1コンタクトガラス154の移動速度より速くするのが好ましい。すなわち、清掃部材160の速度を第1コンタクトガラス154の速度よりも速くして、第1コンタクトガラス154がB2移動する間に、清掃部材160がB1移動するようにすれば、図12に示す例よりも短い清掃時間で、第1コンタクトガラス154を清掃することができる。
また、図14に示すように、清掃部材160が第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向下流側端部まで摺動するよう、清掃部材160および第1コンタクトガラス154を移動させてもよい。この場合は、図14(2)に示すように、清掃部材160が第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向下流端側まで相対的に移動すると、清掃部材160によって除去された第1コンタクトガラス154上の付着物が第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向下流端からゴミ収集部302へ落下する。これにより、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面から付着物を完全に除去することができる。よって、原稿画像読取時に振動などにより除去した付着物が読取位置へ移動するなどの事態が起こることがなくなり、縦スジの発生をより一層抑制することができる。
しかしながら、図14に示すような動作を行なった場合、先の図12、図13に示したように、清掃部材160が第1コンタクトガラス154の読取位置に対応する部分まで相対移動する動作に比べて、清掃部材160および第1コンタクトガラス154の移動量が大きい。その結果、図12、図13に示した動作に比べて清掃時間が長くなってしまう。そのため、通常は、図12、図13に示したように、清掃部材160を第1コンタクトガラス154の読取位置に対応する部分まで相対移動させる。そして、一定枚数画像読取後、図14に示すように清掃部材160を第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向下流端まで相対移動させて、第1コンタクトガラス154から付着物を完全に除去するようにしてもよい。これにより、生産性の低下を極力抑えて、縦スジの発生を良好に抑制することができる。また、紙間では、図12、図13に示した動作を行い、ジョブ終了時に図14に示した動作を行なって、第1コンタクトガラス154から付着物を完全に除去するようにしてもよい。これにより、生産性の低下を防いで、縦スジの発生を抑制することができる。
また、清掃部材160の移動速度や第1コンタクトガラス154の移動速度は、速ければ速いほど、清掃時間を短縮でき、好ましい。しかし、清掃部材160や第1コンタクトガラス154の移動速度が速すぎると、清掃部材160や第1コンタクトガラス154が停止した際に、除去した付着物が舞ってしまう。そして、舞った付着物が第1コンタクトガラス154の読取位置に対応する箇所に落下してしまうおそれがある。また、図14に示した動作の場合は、除去した付着物がごみ収集部302へ落下せず、思わぬ場所に付着してしまうおそれがある。
このため、図18に示すように、第1コンタクトガラス154や清掃部材160は、所定の速度に減速してから、停止するよう制御することが好ましい。これにより、清掃部材160や第1コンタクトガラス154が停止した際に、除去した付着物が舞ってしまうのを抑制することができる。また、図14に示す動作を行なった場合は、確実にゴミ収集部302に付着物を落下させることができる。
また、清掃部材160は、読取動作が行なわれていないときに、任意の位置に移動できるよう構成するのが好ましい。例えば、清掃部材160のメンテナンスを行なうとき、不図示の操作パネルを操作すると、不図示の清掃駆動モータが駆動して、図15に示すように、清掃部材160が任意の位置まで移動する。このように、操作パネルなどを操作することによって、清掃部材160を任意の位置に移動させることで、清掃部材160のメンテナンスを容易に行なうことができる。また、図15に示すようにホルダー161を途中で折り曲げ可能に構成しておけば、清掃部材160のメンテナンスをより一層容易に行なうことができ、好ましい。
また、読取動作が終了したら、図16に示すように、清掃部材160を第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向下流端まで移動させるようにしてもよい。これにより、読取動作が行なわれてないときは、ホルダー161が第1コンタクトガラス154の原稿搬送面を覆う形になる。これにより、ADF51を開いたときに、空気中の埃や塵などが、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面に付着するのを抑制することができる。
また、図17に示すように、清掃部材移動機構190の駆動源と、ガラス移動機構180の駆動源とを同一の駆動源としてもよい。
図17に示すように、ガラス移動機構180のピニオン部材185が固定されている軸186には、ガラス従動プーリ310が固定されており、このガラス従動プーリ310とガラス駆動プーリ314とにガラスタイミングベルト311が掛け回されている。ガラス駆動プーリ314は、駆動モータ312の駆動力が伝達される駆動軸312aに固定されており、この駆動軸312aには、駆動ギヤ313が固定されている。この駆動ギヤ313には、従動ギヤ315が噛み合っており、この従動ギヤ315が固定された軸に清掃駆動プーリ316が固定されている。この清掃駆動プーリ316と清掃ピニオン部材192が固定された軸に固定されている清掃従動プーリ317に清掃タイミングベルト318が掛け回されている。
図17に示すように、駆動モータ312が図中反時計回りに回転すると、ガラス駆動プーリ314、ガラスタイミングベルト311、ガラス従動プーリ310、ピニオン部材185がそれぞれ反時計回りに回動し、第1コンタクトガラス154が、図中右側へ移動する。一方、駆動モータ312の駆動力が駆動ギヤ313から従動ギヤ315に伝達され、清掃駆動プーリ316、清掃タイミングベルト318、清掃ピニオン部材192がそれぞれ図中時計回りに回転して、清掃部材160が図中左側へ移動する。これにより、一つの駆動源で、清掃部材160を第1コンタクトガラス154の移動方向と逆方向へ移動することができ、部品点数を削減することができ、装置のコンパクト化、装置のコストダウンを図ることができる。
以上、本実施形態の画像読取装置たるスキャナ150は、読取部たる第1面固定読取部151を固定して、第1コンタクトガラス154上の読取位置で搬送されてきた原稿の画像読み取りを行う所謂シートスルー方式のスキャナ150である。また、本実施形態のスキャナ150は第1コンタクトガラスを原稿搬送方向に往復移動するためのコンタクトガラス移動手段たるガラス移動機構180と、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面に当接し、原稿搬送面を清掃する清掃部材160を原稿搬送方向に往復移動するための清掃部材移動手段たる清掃部材移動機構190と備えている。そして、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面清掃時に、第1コンタクトガラス154を清掃部材160側へ移動させるとともに、清掃部材160を第1コンタクトガラス154移動方向と逆方向へ移動させる。これにより、第1コンタクトガラス154の移動距離が、第1コンタクトガラス154のみを移動させるものに比べて短くても、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面を清掃することができる。よって、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面の清掃時間を短縮することができる。その結果、一枚の原稿がコンタクトガラス154を通過する毎に第1コンタクトガラス154の清掃を行うようにした場合でも、原稿搬送間隔を第1コンタクトガラス154のみを移動させるものに比べて短くできる。よって、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することができる。
また、清掃部材160の移動距離を、第1コンタクトガラス154の移動距離よりも長くすることで、駆動源の負荷を低減することができる。
また、清掃部材の移動速度を、第1コンタクトガラスの移動速度よりも速くすることで、清掃部材をすばやく原稿搬送経路上から退避させることができ、次の原稿を読取位置へ搬送させるタイミングを早めることができる。これにより、一層複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することができる。
また、原稿一枚搬送毎に、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面の清掃を行なうことで、次の原稿画像の読取時に第1コンタクトガラスの読取位置に付着物が付着しているのを抑制することができ縦スジが生じるのを抑制することができる。
また、ジョブ終了後に、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面の清掃を行なうことで、次のジョブ実行時における読取画像の縦スジの発生を抑制することができる。
また、原稿一枚搬送後における第1コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲を、ジョブ終了後における第1コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲よりも狭くした。これにより、時間的に余裕がない原稿一枚搬送後のときは、必要最低限の移動量にし、清掃時間を短時間にして縦スジの発生と生産性の低下とを抑制することができる。そして、時間的余裕があるジョブ終了時ときは、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面の広範囲を清掃する。これにより、次のジョブ開始時に、振動などによって原稿搬送面に残った付着物が読取位置へ移動するのを抑制することができ、読取画像の縦すじの発生を抑制することができる。
また、第1コンタクトガラス154の移動速度および/または清掃部材160の移動速度を、所定の速度に減速させてから、第1コンタクトガラス154および/または清掃部材160を停止する。これにより、第1コンタクトガラス154および/または清掃部材160を停止させたとき、除去した付着物が舞ってしまうのを抑制することができる。これにより、清掃後の第1コンタクトガラスの読取位置に付着物が付着するのを抑制することができ、読取画像の縦スジの発生を抑制するpことができる。
また、清掃部材160を、非動作時において利用者の操作によって任意の位置まで移動可能にすることで、清掃部材160のメンテナンスを容易に行なうことができる。
また、ガラス移動機構180を駆動させる駆動源と、清掃部材移動機構190を駆動させる駆動源とを同一の駆動源にすることで、部品点数を削減することができ、装置のコンパクト化、装置のコストダウンを図ることができる。
また、清掃部材160が固定され、清掃部材160と一体的に往復移動する固定部材たるホルダー161を有し、非動作時においてホルダー161が第1コンタクトガラス154の原稿搬送面と対向させた。これによりADF51を開けたときに、空気中の塵や埃が、第1コンタクトガラス154に付着するのを抑制することができる。
原稿搬送読取装置50として、上述のスキャナ150を備えているので、読取画像に縦スジが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態の複写機においては、上述のスキャナ150を備えているので、縦すじが抑制された高品質な画像を複写することができる。
1:画像形成部
2:光書込装置
3K,Y,M,C:プロセスユニット
50:原稿読取装置
53:原稿載置台
54:可動原稿テーブル
55:原稿スタック台
56:ピックアップモータ
57:第1原稿長さ検知センサ
58:第2原稿長さ検知センサ
59:給紙適正位置センサ
61:排紙センサ
63:原稿セットセンサ
65:レジストセンサ
66:中間ローラ対
67:読取入口センサ
72:突き当てセンサ
73:原稿幅センサ
76:給紙モータ
77:読取モータ
78:排紙モータ
79:底板上昇モータ
80:ピックアップローラ
84:給紙ベルト
85:リバースローラ
86:プルアウト駆動ローラ
87:プルアウト従動ローラ
92:読取出口ローラ対
94:排紙ローラ対
95:第2固定読取部
96:読取ローラ
150:スキャナ
151:第1面固定読取部
152:移動読取部
153:画像読取センサ
154:第1コンタクトガラス
155:第2コンタクトガラス
157:上流側ガイド部材
160:清掃部材
161:ホルダー
171:固定部材
180:ガラス移動機構
190:清掃部材移動機構
200:本体制御部
302:ゴミ収集部
特許第4097876号公報

Claims (13)

  1. 読取部が固定され、コンタクトガラス上の読取位置で搬送されてきた原稿の画像読み取りを行う画像読取装置において、
    コンタクトガラスを原稿搬送方向に往復移動するためのコンタクトガラス移動手段と、
    コンタクトガラスの原稿搬送面に当接し、該原稿搬送面を清掃する清掃部材と、
    該清掃部材を原稿搬送方向に往復移動するための清掃部材移動手段とを備え、
    前記コンタクトガラスの原稿搬送面清掃時に、前記コンタクトガラスを前記清掃部材側へ移動させるとともに、前記清掃部材を前記コンタクトガラス移動方向と逆方向へ移動させるものであって、
    前記清掃部材の復路移動時の移動速度を、前記コンタクトガラスの移動速度よりも速くしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1の画像読取装置において、
    前記清掃部材の移動距離と、前記コンタクトガラスの移動距離とを異ならせたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2の画像読取装置において、
    前記清掃部材の移動距離を、前記コンタクトガラスの移動距離よりも長くしたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの画像読取装置において、
    前記原稿一枚搬送毎に、前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃を行なうことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4の画像読取装置において、
    ジョブ終了後に、前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃を行なうことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項5の画像読取装置において、
    前記原稿一枚搬送後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲と、ジョブ終了後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲とを異ならせたことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6の画像読取装置において、
    前記原稿一枚搬送後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲を、ジョブ終了後における前記コンタクトガラスの原稿搬送面の清掃範囲よりも狭くしたことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかの画像読取装置において、
    前記コンタクトガラスの原稿搬送面清掃中に、前記コンタクトガラスの移動速度および/または前記清掃部材の移動速度を、変更することを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8の画像読取装置において、
    前記コンタクトガラスの移動速度および/または前記清掃部材の移動速度を、所定の速度に減速させてから、前記コンタクトガラスおよび/または前記清掃部材を停止することを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかの画像読取装置において、
    前記清掃部材を、非動作時において利用者の操作によって任意の位置まで移動可能にしたことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項1乃至10いずれかの画像読取装置において、
    前記清掃部材が固定され、清掃部材と一体的に往復移動する固定部材を有し、
    非動作時において前記固定部材を前記コンタクトガラスの原稿搬送面と対向させたことを特徴とする画像読取装置。
  12. 原稿に記録された画像を読み取る画像読取装置と、該原稿を該画像読取装置による原稿読取位置に搬送する原稿搬送手段とを備える原稿搬送読取装置において、
    上記画像読取装置として、請求項1乃至11の何れかのものを用いたことを特徴とする原稿搬送読取装置。
  13. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る原稿搬送読取手段とを備え、該原稿搬送読取手段で読み取った画像を該画像形成手段によって該記録材に形成することで、該原稿を複写する複写機において、
    上記原稿搬送読取手段として、請求項1乃至12の何れかの原稿読取装置を用いたことを特徴とする複写機。
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