JP2012232839A - シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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健一郎 森田
Hideki Tobinaga
秀樹 飛永
Shinya Kitaoka
真也 北岡
Mamoru Kanbayashi
護 神林
Michitaka Suzuki
道貴 鈴木
Atsushi Kanaya
厚史 兼谷
Norio Kimura
憲雄 木村
Yoshito Suzuki
義人 鈴木
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Abstract

【課題】重送を抑制し、かつ、連続搬送時の紙間を特許文献1に記載のシート材搬送装置に比べて短くすることが可能なシート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】後端検知手段たるエンコーダSn2が、原稿の後端を検知したら、搬送中の原稿の搬送量を算出し、エンコーダSn2が、連れ回り部材である検知ローラ301の回転が停止中の場合のみ、算出した原稿搬送量を「停止後総搬送量」に加算していく。そして、「停止後総搬送量」が、「分離完了閾値」以上となるか、分離センサSn1が、搬送中の原稿の後端を検知するかして、次原稿がある場合は、次原稿の搬送が開始される。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数枚のシート材を積載するシート材積載部からシート材を一枚ずつ分離して搬送するシート材搬送装置、並びにこのシート材搬送装置を備えた画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、複数枚のシート材たる原稿を重ねて載置するシート材積載部としての原稿台から画像読取手段によって原稿画像を読み取る読取位置まで原稿を一枚ずつ搬送するシート材搬送装置としての原稿自動搬送装置を備えた原稿読取装置が知られている。この原稿読取装置は、呼び出し部材としてのピックアップローラにより、原稿台上に載置された複数枚の原稿束のうち最上位に位置する原稿に搬送力を付与し、給送部材たる給紙ローラと分離部材との当接部である分離ニップに向けて送り出す。ピックアップローラによって、分離ニップに搬送された原稿は、分離ニップで一枚に分離されて、読取位置へ搬送される。
従来の原稿自動搬送装置としては、分離ニップに対して搬送方向下流側に原稿の後端を検知する後端検知手段たる後端検知センサを備え、後端検知センサが分離ニップを通過した原稿(以下、前原稿という)の後端を検知したことをトリガとして次の原稿(以下、次原稿という)の搬送制御を開始する。上記後端検知センサとしては、反射型または透過型のフォトセンサによって原稿の紙面に光を当てて原稿の有無を検出することで原稿の後端が所定箇所を通過したことを検知している。
作業の効率化が求められている今日、原稿自動搬送装置における原稿の連続搬送時における生産性の向上の要望はますます強くなっている。原稿自動搬送装置において、生産性を高めるためには、連続して搬送される前原稿と次原稿との間隔(以下、紙間とよぶ)をできるだけ狭めることが求められる。
特許文献1には、原稿台上の原稿の束の上面に接触するコロ部材を配置し、コロ部材の速度変化を検出することによって前原稿の後端の通過を検知する構成が記載されている。かかる構成においては、搬送中の前原稿の後端がコロ部材を通過すると、回転していたコロ部材の回転が停止するので、コロ部材が停止したことを検知することにより前原稿の後端の通過を検知することができる。特許文献1においては、前原稿の後端が分離ニップを抜ける前に前原稿の後端を検知することができる。よって、前原稿の後端を検知してから、所定時間経過すると後端が分離ニップを抜けるので、前原稿の後端を検知してから、所定時間経過したら、次原稿を搬送することにより、連続搬送時の紙間を狭めることができる。
しかしながら、前原稿の後端が分離ニップを通過するまでの間、搬送中の前原稿と次原稿との間の摩擦等の影響などにより次原稿が搬送中の前原稿とともに搬送される場合があり、次原稿の先端が、分離ニップよりも原稿搬送方向下流側に突出する場合がある。このため、上述のように前原稿の後端を検知してから、所定時間経過したタイミングで次原稿の搬送を開始した場合、次原稿の先端の分離ニップからの突出量分、設定した紙間よりも紙間が詰まって搬送されてしまう。そして、次原稿の先端の分離ニップからの突出量が、設定した紙間以上の場合、前原稿の後端と次原稿の先端とが重なって搬送される所謂重送が発生してしまう。よって、このような重送が発生しないようにするためには、次原稿の先端の分離ニップからの突出量の想定される最大量を考慮して、次原稿の搬送開始タイミングを設定する必要がある。その結果、想定される最大量分、次原稿の先端が分離ニップから突出していた場合は、短い紙間で搬送を行うことができるが、想定される最大量よりも次原稿の突出量が少ない場合は、紙間が広がってしまい、連続搬送時の紙間を十分に短くできないという課題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、重送を抑制し、かつ、連続搬送時の紙間を特許文献1に記載のシート材搬送装置に比べて短くすることが可能なシート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数枚のシート材を重ねて積載するシート材積載部と、上記シート材積載部に積載されたシート材のうち最上位のシート材のみを他のシート材から分離して送り出す分離手段と、上記分離手段よりもシート材搬送方向上流側に設けられ、搬送されるシート材と連れ回る連れ回り部材と、連れ回り部材の回転状態を検知する回転状態検知手段とを備え、上記回転状態検知手段が、上記連れ回り部材の回転の停止を検知したことをもって、搬送されるシート材の後端の通過を検知する後端検知手段と、上記後端検知手段の検知結果に基づいて、次のシート材の搬送開始のタイミングを制御する制御手段と、を設けたシート材搬送装置において、上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知したら、上記回転状態検知手段で上記連れ回り部材の回転を検知し、シート材の後端の通過を上記後端検知手段が検知してから上記シート材の後端が上記分離手段を抜けるまでの間の上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転を検知した累計時間分、次のシート材の搬送開始のタイミングを遅延させることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のシート材搬送装置において、上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知したら、上記回転状態検知手段で上記連れ回り部材の回転を検知し、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転が停止していることを検知している間の上記シート材の搬送量が所定量を越えたら次のシート材の搬送を開始することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のシート材搬送装置において、上記所定量が、上記後端検知手段から分離手段までのシート材搬送量に所定のマージンを加えたものであることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3のシート材搬送装置において、上記制御手段は、上記シート材の搬送量を、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転が停止していることを検知している間の時間に基づき算出することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2または3のシート材搬送装置において、上記制御手段は、上記シート材の搬送量を、上記回転状態検知手段が検知ローラ301の回転が停止していることを検知している間のシート材を搬送する搬送部材を駆動する駆動源の駆動量に基づき算出することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2または3のシート材搬送装置において、上記制御手段は、上記シート材の搬送量を、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転が停止しているときの上記後端検知手段を通過してからのシート材を搬送する搬送部材の回転量に基づき算出することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6のシート搬送装置において、上記搬送部材が、上記分離手段よりもシート材搬送方向下流側に配置されている搬送部材であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかのシート材搬送装置において、上記分離手段よりもシート材搬送方向下流側に設けられ、シート材の有無を検知するシート材検知手段を備え、上記制御手段は、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転を検知した累計時間に基づく上記搬送開始のタイミングに到達する前に、上記シート材検知手段が、シート材有りの状態からシート材無しの状態に検知結果が切り替わったら、次のシート材の搬送を開始することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかのシート材搬送装置において、上記分離手段よりもシート材搬送方向下流側に設けられ、シート材の有無を検知するシート材検知手段を備え、上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知してから、所定時間経過しても、上記シート材検知手段が、シート材有りの状態からシート材無しの状態に検知結果が切り替わらなかった場合は、搬送異常と判定して、シート材の搬送を停止することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9いずれかのシート材搬送装置において、上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知してからの上記連れ回り部材の回転量が所定量を越えた場合は、搬送異常と判定して、シート材の搬送を停止することを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、シート材としての原稿シートを搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿シートの画像を順次読み取っていく読取手段とを備える画像読取装置において、前記原稿搬送手段として、請求項1乃至10の何れかのシート搬送装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、画像読取手段と、該画像読取手段で読み取った原稿画像に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、該画像読取手段として、請求項11の画像読取装置を備えることを特徴とするものである。
本発明においては、シート材の後端の通過を後端検知手段が検知してからシート材の後端が分離手段を抜けるまでの間の回転状態検知手段が連れ回り部材の回転を検知した累計時間分、次のシート材の搬送開始のタイミングを遅延させる。シート材の後端が後端検知手段を抜けると、連れ回り部材は、次に搬送されるシート材に当接する。よって、次に搬送されるシート材が搬送中のシート材とともに移動すると、連れ回り部材が回転する。よって、搬送中のシート材の後端が後端検知手段を抜けてからシート材の後端が分離手段を抜けるまでの間の回転状態検知手段が連れ回り部材の回転を検知した累計時間から、次に搬送されるシート材が搬送中のシート材と共に移動した移動量がわかる。よって、上記累計時間分、次原稿の搬送開始のタイミングを遅延させることにより、次に搬送されるシート材の実際の移動量に基づいて、搬送開始のタイミングを遅延させることができる。これにより、搬送中のシート材の後端が後端検知手段を抜けてからシート材の後端が分離手段を抜けるまでの間、次に搬送されるシート材が移動したとしても、所定の紙間で搬送することができる。その結果、シート材の後端と次に搬送されるシート材の先端とが重なって搬送されるの所謂重送を抑制することができる。また、シート材の後端が分離手段を抜けてから次に搬送されるシート材の先端が分離手段から突出する量の想定される最大値を考慮した搬送タイミングで次のシートを搬送するものに比べて、次に搬送されるシート材の先端が分離手段から突出した量が、想定される最大値よりも少ないときの紙間を短くすることができる。
本発明によれば、重送を抑制し、かつ、特許文献1に記載のシート材搬送装置に比べて連続搬送時の紙間を短くすることができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機における画像形成部の一部を拡大して示す部分構成図。 同画像形成部における4つのプロセスユニットからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図。 同複写機のスキャナ及びADFを示す斜視図。 同ADFをスキャナの上部とともに示す概略構成図。 ADF全体の制御ブロック図。 固定画像読取部の制御部ブロック図。 ADFの原稿セット部、分離搬送部、レジスト部、ターン部の途中まで概略説明図。 エンコーダの概略構成図。 基本的な搬送制御について、説明する図。 本実施形態の原稿搬送制御のフローチャート。 搬送中の原稿の後端がエンコーダを抜けるまでの間の次原稿の先端が最大で分離ニップまで搬送される場合を示す図。 搬送異常の状態を説明する図。 本実施形態における次原稿搬送開始の一例を示す図。 本実施形態における次原稿搬送開始の別の例を示す図。 本実施形態における次原稿搬送開始のさらに別の例を示す図。
以下、本発明を、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機500という)に適用した実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機500の基本的な構成について説明する。
図1は、複写機500を示す概略構成図である。複写機500は、画像形成手段としての画像形成部1と、転写紙給紙装置40と、画像読取ユニット50とを備えている。画像読取装置としての画像読取ユニット50は、画像形成部1の上に固定されたスキャナ150と、これに支持されるシート搬送装置としての原稿自動搬送装置(以下、ADFという)51とを有している。
転写紙給紙装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つの転写紙給紙カセット42、転写紙給紙カセット42から転写紙Pを送り出す転写紙送出ローラ43、送り出された転写紙Pを分離して転写紙給紙路44に供給する転写紙分離ローラ45等を有している。また、画像形成部1の搬送路としての本体側転写紙給紙路37に、シート状部材としての転写紙Pを搬送する複数の搬送ローラ47等も有している。そして、転写紙給紙カセット42内の転写紙Pを画像形成部1内の本体側転写紙給紙路37内に給紙する。
画像形成部1は、光書込装置2や、黒,イエロー,マゼンタ,シアン(K,Y,M,C)のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,Y,M,C、転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、本体側転写紙給紙路37等を備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,Y,M,Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、感光体4K,Y,M,Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。
図2は、画像形成部1の内部構成の一部を拡大して示す部分構成図である。また、図3は、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、図3においては各符号に付すK,Y,M,Cという添字を省略している。
プロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ、感光体4とその周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、複写機500本体の画像形成部1に対して着脱可能になっている。一つのプロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置5、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。複写機500では、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べるように対向配設した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュ8、これら2本の搬送スクリュ8間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ13は、ドクタブレード14との対向位置から現像スリーブ12の回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれ現像スリーブ12上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ12表面に引き寄せて担持させるとともに、現像スリーブ12表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、磁気ブラシを形成し、現像スリーブ12に担持され現像領域を通過した二成分現像剤は、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。現像装置6としては、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15としては、弾性体からなるクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュ20上に落下する。回収スクリュ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置21に受け渡す。リサイクル搬送装置21は、受け渡された回収トナーを現像装置6に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4の表面を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置5によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。複写機500では、帯電装置5として帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いているが、感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの感光体4K,Y,M,Cには、これまで説明してきたプロセスによってK,Y,M,Cトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,Y,M,Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,Y,M,Cと、中間転写ベルト25とが当接するK,Y,M,C用の一次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の一次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された一次転写ローラ26K,Y,M,Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,Y,M,Cに向けて押圧している。これら一次転写ローラ26K,Y,M,Cには、それぞれ図示しない電源によって一次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の一次転写ニップには、感光体4K,Y,M,C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる一次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の一次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各一次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と二次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、二次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ31には図示しない電源によって二次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、二次転写ニップに二次転写電界が形成されている。
この二次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されている。また、レジストローラ対33のレジストニップの入口付近には、図示しないレジストローラセンサが配設されている。転写紙給紙装置40からレジストローラ対33に向けて搬送されてくる転写紙Pは、その先端が不図示のレジストローラセンサに検知された所定時間後に転写紙Pの搬送が一時停止し、レジストローラ対33のレジストニップに先端を突き当てる。この結果、転写紙Pの姿勢が修正され、画像形成との同期をとる準備が整う。
転写紙Pの先願がレジストニップに突き当たると、レジストローラ対33は、転写紙Pを中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングでローラ回転駆動を再開して、転写紙Pを二次転写ニップに送り出す。二次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が二次転写電界やニップ圧の影響によって転写紙Pに一括二次転写され、転写紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。二次転写ニップを通過した転写紙Pは、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。
二次転写ニップを通過した中間転写ベルト25のおもて面には、二次転写ニップで転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニング部材が中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置32によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された転写紙Pは、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外の排紙トレイ501へと排出される。
先に示した図1において、紙搬送ユニット28および定着装置34の下には、転写紙反転装置であるスイッチバック装置36が配設されている。これにより、両面プリントを行う場合には、片面に対する画像定着処理を終えた転写紙Pの搬送経路が、切換爪によってスイッチバック装置36側に切り換えられ、そこで転写紙Pは反転されて再び二次転写転写ニップに進入する。そして、転写紙Pのもう片面にも画像の二次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ501上に排紙される。
画像形成部1の上に固定されたスキャナ150やこれの上に固定されたADF51からなる画像読取ユニット50は、後述する2つの固定読取部や移動読取部152を有している。移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された第二コンタクトガラス155の直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第二コンタクトガラス155上に載置された原稿MSの下面で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ150に固定された画像読取センサ153で受光する。
一方、画像読取ユニット50は固定読取部として、スキャナ150の内部に配設された第一固定読取部151と、ADF51内に配設された後述する第二固定読取部95とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する第一固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された第一コンタクトガラス154の直下に配設されている。そして、ADF51によって搬送される原稿MSが第一コンタクトガラス154上を通過する際に、光源から発した光を原稿MSの第一面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサ153で受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第一面を走査する。また、第二固定読取部95は、第一固定読取部151を通過した後の原稿MSの第二面を走査する。
スキャナ150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、シート材としての原稿MSを搬送するための原稿搬送部54、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。
図4は、画像読取ユニット50の斜視説明図である。図4に示すように、スキャナ150に固定された蝶番159によって上下方向に揺動可能に支持されている。そして、その揺動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナ150の上面の第一コンタクトガラス154や第二コンタクトガラス155を露出させる。原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADF51による搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図4に示すように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第二コンタクトガラス155上に載せた後、ADF51を閉じる。そして、スキャナ150の図1に示した移動読取部152によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立した複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ150内の第一固定読取部151やADF51内の第二固定読取部95に順次読み取らせていくことができる。この場合、原稿束を原稿載置台53上にセットした後、操作部108のコピースタートボタン158を押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に原稿搬送部54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナ150の第一固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの第一面の画像がスキャナ150の第一固定読取部151によって読み取られる。
次に、ADF51について説明する。
図5は、ADF51の要部構成をスキャナ150の上部とともに示す拡大構成図である。ADF51は、原稿セット部A、分離搬送部B、レジスト部C、ターン部D、第一読取搬送部E、第二読取搬送部F、排紙部G、スタック部H等を備えている。本実施形態のADF51の原稿搬送部54は、分離搬送部Bの下流側の突き当てセンサ72センサによる検知位置から、読取入口ローラ対90までの原稿MSが搬送される経路を構成する部分である。
また、ADF51は、装置本体に対してカバー回動中心145aを中心に回動することで、分離搬送部B、レジスト部C及びターン部Dの途中まで給紙経路を開閉する給紙部カバー145を備える。
原稿セット部Aは、原稿MSの束が第一面が上方となるようにセットされる原稿載置台53等を有している。分離搬送部Bは、セットされた原稿MSの束から原稿MSを一枚ずつ分離して給送するものである。レジスト部Cは、給送された原稿MSに一時的に突き当たって原稿MSを整合し、整合した後の原稿MSを引き出し搬送するものである。ターン部Dは、C字状に湾曲する湾曲搬送部を有しており、この湾曲搬送部内で原稿MSを折り返しながらその上下を反転させて、原稿MSの第一面を下方に向けるものである。第一読取搬送部Eは、第一コンタクトガラス154の上で原稿MSを搬送しながら、第一コンタクトガラス154の下方からスキャナ150の内部に配設されている第一固定読取部151に原稿MSの第一面を読み取らせるものである。第二読取搬送部Fは、第二固定読取部95の下方に配置された第二読取ローラ96によって原稿MSを搬送しながら、原稿MSの第二面を第二固定読取部95に読み取らせるものである。また、排紙部Gは、両面の画像が読み取られた原稿MSをスタック部Hに向けて排出するものである。また、スタック部Hは、読取完了後の原稿MSを原稿スタック台55の上に積載保持するものである。
図6は、ADF51全体の制御ブロック図である。ADF51の制御部は、原稿の搬送動作の駆動を行う駆動部である各モータ101〜105、113、114、各種センサ部、固定画像読取部300(第一固定読取部151または第二固定読取部95)、一連の動作を制御するコントローラ100等から構成されている。
図7は、固定画像読取部300の制御部ブロック図である。固定画像読取部300は、光源部200、センサチップ201、画像処理部204、フレームメモリ205、出力制御回路206等から構成されている。
読取を行う原稿MSの束は、第一面が上向きとなるように載せられた状態で原稿載置台53上にセットされる。原稿載置台53は、原稿先端部を支持し原稿MSの束の厚みに応じて図1中矢印a,b方向に揺動可能な可動原稿テーブル53bと、原稿後端側を支持する固定原稿テーブル53aとから構成される。原稿MSが原稿載置台53にセットされたときに、原稿載置台53上において、その幅方向(原稿MSの搬送方向に直交する方向で、図1の紙面に直交する方向)の両端に対してそれぞれ図示しないサイドガイドが突き当てられることで、幅方向における原稿MSの位置決めがなされる。
このようにして原稿載置台53にセットされる原稿MSは、可動原稿テーブル53bの上方で揺動可能に配設されたレバー部材であるセットフィラー62を押し上げる。これに伴って原稿セットセンサ63が原稿MSのセットを検知して、検知信号をコントローラ100に送信する。そして、この検知信号は、コントローラ100からインターフェイス回路(以下、I/F107と呼ぶ)を介して画像読取ユニット50の本体制御部111に送信される。
また、固定原稿テーブル53aには、原稿MSの搬送方向の長さを検知する反射型フォトセンサまたは原稿一枚でも検知可能なアクチュエーター・タイプのセンサからなる複数の原稿長さセンサ(57、58a、58b)が配置されている。これらの原稿長さセンサにより、原稿MSの搬送方向の長さの概略が判定される(少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なセンサ配置が必要)。
可動原稿テーブル53bの上方にはピックアップローラ80が配置されている。ピックアップローラ80は、分離部としての分離ニップを構成する給紙ベルト84及びリバースローラ85とともに給紙モータ102から駆動が伝達されることによって回転駆動する。
可動原稿テーブル53bは、底板上昇モータ105の駆動により、駆動するカム機構によって図5中矢印a,b方向に揺動する。原稿MSが原稿載置台53にセットされたことをセットフィラー62や原稿セットセンサ63で検知すると、コントローラ100は底板上昇モータ105を正転させて束状の原稿MSの最上面がピックアップローラ80と接触するように可動原稿テーブル53bを上昇させる。
ピックアップローラ80は、ピックアップ昇降モータ101によって駆動するカム機構により、図5中矢印c、d方向に移動可能となっている。可動原稿テーブル53bが上昇して可動原稿テーブル53b上の原稿MSの上面により押されて図中矢印c方向に上がる。これをテーブル上昇センサ59で検知することにより、可動原稿テーブル53bの上限までの上昇が検知される。これにより、ピックアップ昇降モータ101が停止するとともに底板上昇モータ105が停止する。
操作部108よりコピースタートボタン158が押下され、本体制御部111からI/F107を介してADF51の制御部であるコントローラ100に原稿給紙信号が送信される。これにより、給紙モータ102が駆動してピックアップローラ80が正転駆動し、原稿載置台53上の数枚(理想的には1枚)の原稿MSをピックアップする。ピックアップローラ80の回転方向は、最上位の原稿MSを給紙口48に搬送する方向である。
ピックアップローラ80によって送り出された原稿MSは、分離搬送部Bに進入して、給送部材たる給紙ベルト84との当接位置に送り込まれる。この給紙ベルト84は、駆動ローラ82と従動ローラ83とによって張架されており、給紙モータ102の正転に伴う駆動ローラ82の回転によって図5中時計回り方向に無端移動せしめられる。
この給紙ベルト84の下部張架面には、給紙モータ102の正転によって図中時計回りに回転駆動される分離部材であり重送阻止ローラであるリバースローラ85が当接している。この当接部である分離ニップにおいては、給紙ベルト84の表面が給紙方向に移動する。これに対し、リバースローラ85の表面は、給紙方向とは逆方向に移動しようとするが、リバースローラ85の駆動伝達部には不図示のトルクリミッタがあり、給紙方向に向かう力がトルクリミッタのトルクよりも大きいとリバースローラ85は給紙方向に表面移動するように回転する。
リバースローラ85は、給紙ベルト84に所定の圧力で当接しており、給紙ベルト84に直接当接している状態、または、原稿MSの1枚だけを介して給紙ベルト84に当接している状態(分離ニップに原稿MSが一枚だけ挟み込まれている状態)では、給紙ベルト84または原稿MSに連れ回り、図5中の反時計周り方向に回転する。但し、分離ニップに複数枚の原稿MSが挟み込まれたときには、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されているため、リバースローラ85は連れ回り方向とは逆の図中時計回りに回転駆動する。これにより、最上位よりも下の原稿MSには、リバースローラ85によって給紙方向とは反対方向の移動力が付与されて、数枚の原稿から最上位の原稿MSだけが分離され、重送が防止される。
給紙ベルト84とリバースローラ85との作用によって1枚に分離された原稿MSは、レジスト部Cに進入する。そして、原稿MSは給紙ベルト84によって更に送られ、突き当てセンサ72によって先端が検知されつつ、更に進んで停止しているプルアウトローラ対86に突き当たる。このとき駆動している給紙モータ102は、突き当てセンサ72による先端の検知から所定時間だけ駆動させて、その後停止させる。これにより、原稿MSが突き当てセンサ72による検知位置から所定量定められた距離だけ送られ、結果的には、原稿MSがプルアウトローラ対86に所定量の撓みをもって押し当てられた状態で給紙ベルト84による原稿MSの搬送が停止する。
突き当てセンサ72によって原稿MSの先端が検知されたときに、ピックアップ昇降モータ101を回転させることで、ピックアップローラ80を原稿MSの上面から退避させ原稿MSを給紙ベルト84の搬送力のみで送る。これにより、原稿MSの先端は、プルアウトローラ対86の上下のローラによって形成されるニップに進入し、先端の整合(スキュー補正)が行われる。
プルアウトローラ対86は、上述したように、スキュー補正機能を有すると共に、分離後にスキュー補正された原稿MSを中間ローラ対66まで搬送するためのローラ対であり、プルアウトモータ113が駆動することにより2つのローラのうちの一方が回転駆動する。また、給紙ベルト84とプルアウトローラ対86とを回転駆動して、給紙ベルト84によってプルアウトローラ対86へ搬送されてきた原稿MSの先端をプルアウトローラ対86に突き当てスキュー補正せずに、プルアウトローラ対86で原稿を搬送する構成でもよい。
プルアウトローラ対86の駆動源としては、給紙モータ102としてもよい。このような場合には、給紙モータ102を正転させたときには、ピックアップローラ80、給紙ベルト84及びリバースローラ85に駆動を伝達し、給紙モータ102を逆転させたときには、プルアウトローラ対86に駆動を伝達するように構成する。しかし、本実施形態のように、プルアウトローラ対86を独立した駆動であるプルアウトモータ113によって駆動することにより、モータの立ち上げ時間および立ち下げ時間を短縮することが可能となり、生産性が向上する。
プルアウトローラ対86によって送り出された原稿MSは、原稿幅センサ73の直下を通過する。原稿幅センサ73は、反射型フォトセンサ等からなる紙検知センサを原稿幅方向(図5の紙面に直交する方向)に複数個並べたセンサであり、どの紙検知センサが原稿MSを検知するかに基づいて、原稿MSの幅方向のサイズを検知する。また、原稿MSの搬送方向の長さは、原稿MSの先端が突き当てセンサ72によって検知されてから、原稿MSが突き当てセンサ72によって検知されなくなる(原稿MSの後端が通過する)までのタイミングに基づいてモータパルスから検知する。
プルアウトローラ対86及び中間ローラ対66の回転駆動によって搬送される原稿MSは、中間ローラ対66及び読取入口ローラ対90によって搬送されるターン部Dに進入する。
中間ローラ対66はプルアウトローラ対86の駆動源であるプルアウトモータ113と、読取入口ローラ対90の駆動源である読取入口モータ114との両方のモータから駆動が伝達される構成となっている。そして、2つのモータのうち、回転速度が速くなる側のモータの駆動によって回転速度が決まる機構を備えている。
ADF51では、プルアウトローラ対86及び中間ローラ対66の回転駆動によりレジスト部Cからターン部Dに原稿MSが搬送される際には、レジスト部Cでの搬送速度を第一読取搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定しており、原稿MSを第一読取搬送部Eへ送り込む処理時間の短縮が図られている。このとき、中間ローラ対66はプルアウトモータ113を駆動源として回転する。
原稿MSの先端が読取入口センサ67により検出されると、読取入口ローラ対90の上下のローラによって形成されるニップに原稿MSの先端が進入する前に、原稿MSの搬送速度を第一読取搬送部Eでの搬送速度と同速にするために、プルアウトモータ113の減速を開始する。これと同時に、読取入口モータ114及び読取モータ103を正転駆動する。読取入口モータ114を正転駆動することで読取入口ローラ対90が搬送方向に回転駆動し、読取モータ103を正転駆動することで読取出口ローラ対92及び第二読取出口ローラ対93が搬送方向にそれぞれ駆動する。読取入口ローラ対90の駆動を開始し、プルアウトモータ113を減速することで、プルアウトモータ113から駆動伝達されることによる中間ローラ対66の回転速度よりも、読取入口モータ114から駆動伝達されることによる中間ローラ対66の回転速度の方が速くなると、中間ローラ対66は読取入口モータ114を駆動源として回転する。
ターン部Dから第一読取搬送部Eに向かう原稿MSの先端をレジストセンサ65で検知すると、コントローラ100は、所定の時間をかけて各モータの駆動を減速することで、原稿MSの搬送速度を所定の搬送距離をかけて減速する。そして、コントローラ100は、第一固定読取部151による第一読取位置400の手前で原稿MSを一時停止するように制御すると共に、本体制御部111にI/F107を介してレジスト停止信号を送信する。
続いて、コントローラ100が本体制御部111より読取開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿MSの原稿先端が第一読取位置400に到達するまでに、原稿MSの搬送速度が所定の搬送速度に立ち上がるように、読取入口モータ114及び読取モータ103の駆動を制御する。これにより、原稿MSは搬送速度が増速されつつ、第一読取位置400に向かって搬送される。そして、読取入口モータ114のパルスカウントに基づいて算出された原稿MSの先端が第一読取位置400に到達するタイミングで、コントローラ100から本体制御部111に対して原稿MSの第一面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第一読取位置400を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第一面が第一固定読取部151によって読み取られる。
第一読取搬送部Eを通過した原稿MSは、読取出口ローラ対92のニップを通過した後、その先端が排紙センサ61によって検知され、さらに、その後、第二読取搬送部Fを通過して排紙部Gへと搬送される。
原稿MSの片面(第一面)のみを読み取る場合には、第二固定読取部95による原稿MSの第二面の読取が不要である。そこで、排紙センサ61によって原稿の先端が検知されると、排紙モータ104の正転駆動が開始されて、排紙ローラ対94における図中上側の排紙ローラが図中反時計回り方向に回転駆動される。また、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知されてからの排紙モータ104のパルスカウントに基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップを抜け出るタイミングが演算される。そして、この演算結果に基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップから抜け出る直前のタイミングで、排紙モータ104の駆動速度が減速せしめられて、原稿MSが原稿スタック台55から飛び出さないような速度で排紙されるように制御される。
一方、原稿MSの両面(第一面及び第二面)を読み取る場合には、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知された後、第二固定読取部95に到達するまでのタイミングが読取モータ103のパルスカウントに基づいて演算される。そして、そのタイミングでコントローラ100から本体制御部111に対して原稿MSの第二面における副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第二固定読取部95による第二読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第二面が第二固定読取部95によって読み取られる。
読取手段としての第二固定読取部95は、密着型イメージセンサ(CIS)からなり、原稿MSに付着している糊状の異物が読取面に付着することによる読取縦すじを防止する目的で、読取面にコーティング処理が施されている。また、原稿MSが通過する搬送路を挟んで第二固定読取部95に対向する位置には、原稿MSを非読取面側(第一面側)から支持する原稿支持手段としての第二読取ローラ96が配設されている。この第二読取ローラ96は、第二固定読取部95による第二読取位置での原稿MSの浮きを抑えるとともに、第二固定読取部95におけるシェーディングデータを取得するための基準白部として機能する役割を担っている。
次に、本実施形態の特徴点について説明する。
図8は、ADF51の原稿セット部A、分離搬送部B、レジスト部C、ターン部Dの途中まで概略説明図である。
図に示すように、分離ニップAbよりも原稿搬送方向下流側には、原稿を検知するシート材検知手段としての分離センサSn1が設けられている。
分離センサSn1は、透過型もしくは反射型フォトセンサからなり、分離ニップAbから所定距離だけ下流側に離した位置に設けられている。分離センサSn1として反射型フォトセンサを用いた場合は、分離センサSn1の位置を原稿が通過しているときは、ON信号が出力され、分離センサSn1の位置に原稿がない場合は、OFF信号が出力される。分離センサSn1として透過型フォトセンサを用いた場合は、上記とは逆に、分離センサSn1の位置を原稿が通過しているときは、OFF信号が出力され、分離センサSn1の位置に原稿がないときは、ON信号が出力される。よって、分離センサSn1の信号の切り替わりを監視することにより、搬送中の原稿の先端や後端を検知することができる。
分離ニップAbよりも原稿搬送方向上流側には、後端検知手段としてのエンコーダSn2が配置されており、原稿載置台53に載置された原稿束と対向配置されている。
図9は、エンコーダSn2の概略構成図である。
エンコーダSn2は、軸301aに回転自在に取り付けられ、連れ回り部材としての検知ローラ301と、検知ローラ301側面に固定されたエンコーダーホイール302と、エンコーダーホイール302の円周上に所定の間隔をおいて設けられた不図示の反射マークを検知する反射型のフォトセンサ303とで構成されている。反射型フォトセンサ303は、センサブラケット304を介して給紙部カバー145に取り付けられている。
検知ローラ301は、原稿載置台53に載置された原稿束の最上位の原稿MS1と当接している。フォトセンサ303は、エンコーダーホイール302の不図示の反射マークを検知すると、コントローラ100にON信号が出力される。よって、検知ローラ301が搬送中の最上位の原稿MS1によって回転しているときは、コントローラ100は、フォトセンサ303から、定期間隔のON−OFF信号を受信する。一方、搬送中の最上位シートの後端が抜けると、検知ローラ301の回転が停止し、コントローラ100は、フォトセンサ303からONまたはOFFの連続信号を受信する。このように、コントローラ100は、フォトセンサ303からの信号を監視することによって、検知ローラ301が回転しているか停止しているかを検知することができる。そして、検知ローラ301が回転している状態から停止した状態に切り替わったことを検知することにより、搬送中の原稿の後端を検知することができる。
次に、本実施形態の基本的な搬送制御について、図10を用いて説明する。
原稿束の最上位原稿の搬送が開始されると、エンコーダSn2の検知ローラ301は、搬送中の最上位原稿に当接しているため、搬送中の最上位原稿の移動につれて回転する。よって、コントローラ100は、フォトセンサ303から、定期間隔のON−OFF信号を受信する。図10(a)に示すように、その後、搬送中の最上位原稿MS1(図中太線)の後端が検知ローラ301の位置を抜けると、検知ローラ301が当接する原稿が、搬送中の最上位原稿MS1からその次の原稿MS2(図中破線)に切り替わる。これにより、検知ローラ301の回転が停止し、コントローラ100は、フォトセンサ303からONまたはOFFの連続信号を受信する。これにより、コントローラ100は、搬送中の最上位原稿MS1の後端が、エンコーダSn2(検知ローラ301)を抜けたことを検知することができる。コントローラ100は、最上位シートの後端が抜けたことを検知したら、パルスカウントを開始する。そして、給紙モータ102のパルスカウント数が、例えば、図10(b)に示すように、搬送中の最上位原稿の後端が分離ニップAbを抜け(最上位原稿が図中距離L搬送され)たら、コントローラ100は、ピックアップローラ80で次原稿を、分離ニップAbへ向けて搬送する。
上記の説明では、次原稿MS2が、最上位シートMS1とともに全く移動しなかった場合を示しており、この場合は、制御手段たるコントローラ100は、最上位シートMS1の後端が分離ニップAbを抜けた段階で、次原稿MS2の搬送を開始しても、重送が生じることなく、次原稿MS2の搬送を開始することができる。
しかし、実際は、搬送中の最上位原稿MS1と次原稿MS2との間の摩擦等の影響などにより次原稿MS2が搬送中の最上位原稿MS1とともに移動し、最上位原稿MS1が分離ニップAbを抜けたとき、次原稿MS2の先端が、分離ニップAbよりも原稿搬送方向下流側に位置する場合がある。その結果、上述したように、最上位原稿MS1の後端が分離ニップAbを抜けた時点で、次原稿MS2の搬送を開始すると、重送が生じてしまう。よって、従来の装置では、このように重送が生じないようにするため、最上位の原稿MS1の後端が、分離ニップAbを抜けたから所定の距離搬送されてから、次の原稿MS2を搬送していた。次原稿MS2の移動量は、環境などの様々な要因で変化するが、確実に重送を抑制するためには、この装置における次原稿MS2の移動量の最大値を考慮にいれて、搬送タイミングを最上位原稿MS1の後端が分離ニップAbを通過した時点から遅延させる必要があり、十分に紙間を短くできない。
そこで、本実施形態においては、最上位の原稿MS1の後端がエンコーダSn2を抜けてから、最上位原稿MS1の後端が分離ニップAbを抜けるまでの間、検知ローラ301の回転を監視し、最上位の原稿MS1の後端がエンコーダSn2を抜けてから、最上位原稿MS1の後端が分離ニップAbを抜けるまでの間の次原稿MS2のエンコーダSn2が検知ローラの回転を検知した累計回転時間分、次原稿MS2の搬送を遅延させる。このような制御を行うことで、最上位の原稿MS1の後端がエンコーダSn2を抜けるまでの間の次原稿MS2の最大移動量と、エンコーダSn2により検知された最上位の原稿MS1の後端がエンコーダSn2を抜けてから、分離ニップAbを抜けるまでの移動量を考慮して、次原稿MS2の搬送タイミングが決まる。すなわち、本実施形態においては、最上位の原稿MS1の後端がエンコーダSn2を抜けてから、最上位原稿MS1の後端が分離ニップAbを抜けるまでの間の次原稿MS2の移動量の最大値を考慮に入れて遅延させず、検知した実際の次原稿MS2の移動量に基づいて遅延させるので、従来よりも紙間を短くして、原稿の搬送を行うことができるのである。
図11は、本実施形態の原稿搬送制御のフローチャートである。
まず、原稿束の最上位原稿MS1の搬送制御開始(S1)したら、「次給紙待ちフラグ」をクリアにする(S2)。次に、コントローラ100の不図示のメモリに記憶されている「停止後総給送量」を0にリセットする(S3)。この「停止後総給送量」は、搬送中の原稿の後端がエンコーダを抜けてからの搬送中の原稿の搬送量から次原稿が搬送中の原稿とともに移動した移動量を減算した値であり、次原稿の搬送開始タイミングに用いる。また、「停止後スリップ量」を0にセットする(S4)。この「停止後スリップ量」は、搬送中の原稿の後端がエンコーダを抜けてからの次原稿の移動量を示すものであり、搬送異常の判定に用いるものである。
次に、給紙モータ102が駆動中か否かをチェックする(S5)。本実施形態においては、上述したように、プルアウトローラ対86に原稿の先端を突き当て、撓ませた状態にし原稿の搬送を一次停止してスキュー補正をしている。このとき、検知ローラ301の回転も止まるため、給紙モータ102が駆動中か否かをチェックしなければ、この検知ローラ301の停止が、エンコーダSn2を搬送中の原稿の後端を抜けたことにより止まったものなのか、スキュー補正による一次停止なのかを区別できない。よって、給紙モータ102が駆動中か否かを検知し、駆動モータ102が、駆動しているとき(S5のYES)、エンコーダSn2(検知ローラ301)が停止しているか否かをチェックする(S7)ことにより、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2の後端が抜けたか否かをチェックすることができる。
次に、駆動モータ102が、駆動していて、エンコーダSn2(検知ローラ301)が停止しているとき(S5のYes、S7のYes)は、次原稿フラグがあるか否かをチェック(S9)し、次原稿フラグが無いとき(S9のYes)は、次原稿給紙フラグをセットする(S15)。このように、次原稿フラグが無いときは、検知ローラ301の停止状態の検知が、搬送中の原稿が検知ローラ301を抜けた直後であると把握することができる。これにより、エンコーダSn2により搬送中の原稿の後端を検知することができる。
このように、エンコーダSn2で搬送中の原稿の後端を検知したら、所定のタイミングで次原稿を搬送するための制御が開始される。すなわち、「初回停止時カウント」を取得し、原稿搬送量を算出し変数dを求め、エンコーダ(検知ローラ)の回転量を算出し変数eを求める(S17、S24、S25)。
原稿搬送量の算出は、「初回停止時カウント値」として、そのときの時刻を取得してもよいし、給紙モータ102がパルスモータの場合は、そのときのパルス数を取得してもよい。そして、S24にフローが移ると、そのときの時刻を取得し、S24にて取得した時刻と、「初回停止時カウント値」として取得した時刻とから、「初回停止時カウント値」を取得してからの経過時間を計算する。この経過時間に搬送速度を乗じることにより、原稿搬送量を算出し、この値を変数dに代入するのである。給紙モータ102がパルスモータの場合は、S24で取得したパルス数から「初回停止時カウント値」として取得したパルス数を減算し、「初回停止時カウント値」を取得してからのパルス数を求める。そして、求めたパルス数に1パルス当たりの原稿送り量を乗算して、原稿搬送量を求め、この値を変数dに代入する。また、次回の原稿搬送量の算出では、前回、原稿搬送量算出ために取得した時刻やパルス数と、今回取得した時刻やパルス数に基づいて、今回の原稿搬送量を算出する。
また、S17で、タイマをスタートさせたり、パルス数のカウントを開始したりし、S24でそのときの時刻やパルス数に基づいて原稿搬送量を算出し、原稿搬送量を算出したら、タイマやパルス数をリセットする制御でもよい。
また、S17において、エンコーダSn2のパルス数(On−Off信号)のカウントを開始し、S25において、エンコーダSn2のパルスカウント数から検知ローラ301の回転量を算出し、算出した値を変数eに代入する。次回の検知ローラ301の回転量は、今回取得したカウント数から、前回取得したカウント数を減算し、この減算した値から、検知ローラ301の回転量を算出する。
このように、変数d、変数eが求まったら、エンコーダSn2が停止中(検知ローラ301が停止中)か否かをチェックする(S7)。具体的には、変数eが0以外の値であれば、エンコーダが停止中ではない(S7のNo)と判定し、変数eが0のときはエンコーダが停止中(S7のYes)と判定する。エンコーダSn2が停止中のとき(S7のYES)は、変数dを「停止後総搬送量」に加算する(S10)。一方、エンコーダが停止中でない場合(S7のNo)の場合は、変数dは「停止後総搬送量」に加算されず、変数eが、「停止後搬送スリップ量」に加算される(S18)。「停止後搬送スリップ量」に変数eが加算されたら、「停止後搬送スリップ量」が「第1異常判定閾値」以上か否かをチェックする。
例えば、図12に示すように、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けるまでの間の次原稿の先端が最大で分離ニップまで搬送される場合(搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けるまでの間の次原稿の最大移動量がDの場合)、図13に示すように、「第1異常判定閾値」は、分離ニップAbから分離センサまでの距離Thに設定する。搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けてからの次原稿の移動量を示す「停止後搬送スリップ量」が、上記Th以上の場合は、次原稿の先端が、分離センサSn1に到達してしまい、分離センサSn1で重送していないことを検知することができなくなってしまう。よって、「第1異常判定閾値」以上の場合は、搬送異常があると判定し、原稿の搬送を停止させ、ユーザーに報知する異常発生処理を行う(S20)。
また、S17での「初回停止時カウント値」を取得してからの時間またはパルス数(原稿搬送量)が、呼び出し下降閾値となったら(S26)、ピックアップローラ80の下降を開始する(S16)。この呼び出し下降閾値は、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けてから、ピックアップローラ80との対向位置を抜けるまでの時間もしくは給紙モータのパルス数である。
また、求めた変数dが加算されていき「停止後総搬送量」が、「分離完了閾値」以上となる(S11のYes)か、分離センサSn1が、搬送中の原稿の後端を検知する(S12のYes)かして、次原稿がある場合(S13のYes)は、次原稿の搬送が開始される(S14)。
上述したように、エンコーダSn2(検知ローラ301)が回転した場合は、変数dが停止後総搬送量」に加算されないため、「停止後総搬送量」が「分離完了閾値」以上になるのが、エンコーダSn2(検知ローラ301)が回転した累計時間分(次原稿が移動した分)だけ遅くなる。すなわち、次原稿の搬送開始が、次原稿が移動した分だけ遅くなるのである。また、このように、「停止後総搬送量」が「分離完了閾値」以上になるのが、次原稿が移動した分だけ遅くなるので、「停止後総搬送量」が「分離完了閾値」以上となる前に、搬送中の原稿の後端が、分離センサSn1を抜ける場合がある。よって、搬送中の原稿の後端が、分離センサSn1を抜けて、分離センサSn1が「紙なし」を検知したら、次の原稿の搬送を開始する。これにより、紙間が広がるのを抑制することができる。なお、上記「分離完了閾値」は、先の図10(b)に示したように、エンコーダSn2から分離ニップAbまでの距離Lに所定のマージンαを加えた値である。所定マージンαは、エンコーダSn2の後端検知のばらつき(遅延)を考慮して決められる。
例えば、図14に示すように、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けるまでの間に、次原稿MS2が、想定される最大の移動量D移動し、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けてから、分離ニップAbを抜けるまでの間に、エンコーダSn2が停止状態を維持した場合は、所定のマージンαの紙間で、原稿の搬送が行われる。
また、図15に示すように、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けるまでの間は、次原稿MS2が移動せず、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けてから、分離ニップAbを抜けるまでの間に次原稿が、移動量S移動した場合は、搬送中の原稿の後端が分離ニップAbを抜けてから上記移動量S+所定マージンα移動したタイミングで次原稿の搬送が開始される。このときの紙間は、D+αとなる。
また、図16に示すように、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けるまでの間に、次原稿MS2が、想定される最大の移動量D移動し、かつ、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けてから、分離ニップAbを抜けるまでの間に次原稿が、移動量S移動した場合も、上述同様、搬送中の原稿が分離の後端が分離ニップAbを抜けてから上記移動量S+所定マージンα移動したタイミングで次原稿の搬送が開始される。よって、この場合は、紙間が所定のマージンαで、原稿の搬送が行われる。
次原稿の搬送制御が開始される(S14)と、再び上記S1以降のステップが行われる。また、次原稿の搬送制御が開始されたら、S17での「初回停止時カウント値」を取得してからの時間またはパルス数(原稿搬送量)が、第2異常閾値値を超える前に、分離センサSn1が先行の原稿の後端を検知したか否かを監視する(S21、S22)。分離センサSn1が、先行の原稿の後端を検知するよりも前に、「初回停止時カウント値」を取得してからの時間またはパルス数(原稿搬送量)が、第2異常閾値値を超えた場合(S21のNo、S22のYes)は、前原稿に不送りが発生しているおそれがある。よって、そのまま搬送を継続すると、前原稿が皺くちゃになり、前原稿のダメージがひどくなる。よって、第2異常閾値値を超えた場合は、S20と同様の異常発生処理を実行する(S23)。すなわち、原稿の搬送を停止して、ユーザーに搬送異常が生じた旨を報知する処理を行う。これにより、前原稿の不送りによる原稿のダメージを最小限に留めることができる。
上述では、「初回停止時カウント値」を取得したときや、前回原稿搬送量を算出したときからの経過時間や給紙モータ102のパルス数に基づいて、原稿搬送量を算出しているが、例えば、プルアウトローラ86にエンコーダを設けて、このエンコーダが検出した「初回停止時カウント値」を取得したときからのプルアウトローラ86の回転量や、前回原稿搬送量を算出したときからのプルアウトローラ86の回転量に基づいて、原稿搬送量を算出してもよい。
このように、本実施形態においては、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けて、原稿の後端が、分離ニップを抜けるまでの間は、実際の次原稿の移動量に基づいて、搬送タイミングが遅延されるので、紙間が最大でも、搬送が開始されて搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けるまでの間に次原稿MS2が想定される最大の移動量D+所定マージンαに抑えることができる。一方、従来においては、重送が発生しないようにするためには、上記移動量Dに加えて、搬送中の原稿の後端がエンコーダSn2を抜けてから原稿の後端が分離ニップを抜けるまでの間に想定される次原稿の最大移動量Smaxを考慮に入れる必要があるため、紙間が最大で、(D+Smax+α)となる。なお、紙間が最大となるのは、次原稿が全く移動しないときである。よって、本実施形態においては、紙間が広がるのを抑えて、重送を抑制することができる。
以上、本実施形態のシート材搬送装置たるADFによれば、複数枚のシート材たる原稿を重ねて積載するシート材積載部たる原稿載置台53と、原稿載置台53に積載された原稿のうち最上位の原稿のみを他のシート材から分離して送り出す分離手段(給紙ベルト84、リバースローラ85などにより構成)とを備えている。また、ADFは、分離手段よりも原稿搬送方向上流側に設けられ、搬送されるシート材と連れ回る連れ回り部材たる検知ローラ301と、検知ローラ301の回転状態を検知する回転状態検知手段(エンコーダーホイール302とフォトセンサ303とコントローラ100とで構成)とを備え、回転状態検知手段が検知ローラ301の回転が停止を検知したことをもって、搬送される原稿の後端の通過を検知する後端検知手段たるエンコーダSn2と、エンコーダSn2の検知結果に基づき、次原稿の搬送開始のタイミングを制御する制御手段たるコントローラ100も備えている。上記コントローラ100は、エンコーダSn2が、原稿の後端の通過を検知したら、上記回転状態検知手段で検知ローラ301の回転を検知し、検知ローラ301の累計回転時間分、次原稿の搬送開始のタイミングを遅延させる。これにより、上述したように、重送を抑制しつつ、連続搬送時の紙間を狭めることができる。
具体的には、先の図11に示したように、コントローラ100は、エンコーダSn2が、原稿の後端の通過を検知したら、上記回転状態検知手段で検知ローラ301の回転を検知して、上記回転状態検知手段が検知コロ301の回転が停止していることを検知している間の原稿の搬送量が所定量(エンコーダSn2から分離ニップAbまでの原稿搬送量に所定のマージンαを加えたもの)を越えたら次の原稿の搬送を開始する。これにより、検知ローラ301の累計回転時間分、原稿の搬送量が所定量に達するのが遅れる。よって、次原稿の移動量分、次原稿の搬送タイミングを遅らせることができる。
また、コントローラ100は、原稿の搬送量を、上記回転状態検知手段が検知ローラ301の回転が停止していることを検知している間の時間にシート材の搬送速度を乗じることで算出する。これにより、エンコーダを用いて搬送部材たるプルアウトローラ86の回転量を検知したり、駆動モータとしてパルスモータを用いてパルス数を検知したりしなくても、原稿の搬送量を求めることができる。
また、原稿の搬送量を、上記回転状態検知手段が検知ローラ301の回転が停止していることを検知している間の原稿を搬送する搬送部材たる給紙ベルト84を駆動する駆動源たる給紙モータの駆動量たるパルス数に基づき算出してもよい。時間に基づき算出場合に比べて精度よく原稿の搬送量を求めることができる。
また、原稿の搬送量を、上記回転状態検知手段が検知ローラ301の回転が停止していることを検知している間の原稿がエンコーダSn2を通過してからのシート材を搬送する搬送部材(例えば、分離手段よりも搬送方向下流側のプルアウトローラ)の回転量に基づき算出してもよい。これにより、実際の原稿搬送量を検知することができる。
また、分離手段よりも原稿搬送方向下流側に設けられ、原稿の有無を検知するシート材検知手段たる分離センサSn1を備え、コントローラ100は、検知ローラ301の回転量に基づく上記搬送開始のタイミングに到達する前に、分離センサSn1が、シート材有りの状態からシート材無しの状態に検知結果が切り替わったら、次原稿の搬送を開始する。かかる構成によれば、次原稿の移動量が多く、搬送開始のタイミングが大幅に遅れるような場合でも、分離センサSn1で搬送中の原稿の後端を検知することで、次原稿との分離が確認された場合は、そのタイミングで原稿を搬送することができる。よって、次原稿の移動量が多く、搬送開始のタイミングが大幅に遅れるような場合において、生産性の落ち込みを抑えることができる。
また、コントローラ100は、検知ローラ301の回転量に基づく搬送開始のタイミングに到達して、次原稿の搬送を開始してから、所定時間経過しても、分離センサSn1が、原稿有りの状態から原稿無しの状態に検知結果が切り替わなかった場合は、搬送異常と判定して、原稿搬送を停止する。検知ローラ301の回転量に基づく搬送開始のタイミングに到達して、次原稿の搬送を開始してから、所定時間経過しても、分離センサSn1が、原稿有りの状態から原稿無しの状態に検知結果が切り替わない場合は、前原稿に不送りが発生している可能性が高い。よって、この場合は、搬送異常と判定して、原稿搬送を停止することにより、前原稿の不送りによるダメージを最小限に留めることができる。
また、コントローラ100は、エンコーダSn2が、原稿の後端の通過を検知してからの検知ローラ301の回転量が所定量を越えた場合は、搬送異常と判定して、原稿の搬送を停止する。これにより、分離手段の異常状態などによる搬送異常を検知することができ、原稿にダメージが生じる前に、原稿の搬送を停止することができる。
また、シート材としての原稿を搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段によって搬送される原稿の原稿画像を読み取る読取手段である第一固定読取部151及び第二固定読取部95とを備えた画像読取装置である画像読取ユニット50において、原稿搬送手段として、上述したADF51を用いることにより、搬送される原稿の紙間を詰めることができるので、連続して原稿を読み取るときの生産性の向上を図ることできる。
また、画像読取手段と、画像読取手段で読み取った原稿画像に基づいて画像を形成する画像形成手段である画像形成部1とを備える画像形成装置である複写機500において、画像読取手段として、上述したADF51を備える画像読取ユニット50を有することにより、連続して原稿を読み取るときの生産性の向上を図ることがきるため、連続してコピーを行うときの生産性の向上を図ることができる。
1:画像形成部
50:画像読取ユニット
53:原稿載置台
54:原稿搬送部
80:ピックアップローラ
82:駆動ローラ
83:従動ローラ
84:給紙ベルト
85:リバースローラ
86:プルアウトローラ対
100:コントローラ
145:給紙部カバー
301:検知ローラ
301a:軸
302:エンコーダーホイール
303:フォトセンサ
304:センサブラケット
500:複写機
Ab:分離ニップ
Sn1:分離センサ
Sn2:エンコーダ
特許3397606号

Claims (12)

  1. 複数枚のシート材を重ねて積載するシート材積載部と、
    上記シート材積載部に積載されたシート材のうち最上位のシート材のみを他のシート材から分離して送り出す分離手段と、
    上記分離手段よりもシート材搬送方向上流側に設けられ、搬送されるシート材と連れ回る連れ回り部材と、連れ回り部材の回転状態を検知する回転状態検知手段とを備え、上記回転状態検知手段が、上記連れ回り部材の回転の停止を検知したことをもって、搬送されるシート材の後端の通過を検知する後端検知手段と、
    上記後端検知手段の検知結果に基づいて、次のシート材の搬送開始のタイミングを制御する制御手段と、を設けたシート材搬送装置において、
    上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知したら、上記回転状態検知手段で上記連れ回り部材の回転を検知し、シート材の後端の通過を上記後端検知手段が検知してから上記シート材の後端が上記分離手段を抜けるまでの間の上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転を検知した累計時間分、次のシート材の搬送開始のタイミングを遅延させることを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 請求項1のシート材搬送装置において、
    上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知したら、上記回転状態検知手段で上記連れ回り部材の回転を検知し、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転が停止していることを検知している間の上記シート材の搬送量が所定量を越えたら次のシート材の搬送を開始することを特徴とするシート材搬送装置。
  3. 請求項2のシート材搬送装置において、
    上記所定量が、上記後端検知手段から分離手段までのシート材搬送量に所定のマージンを加えたものであることを特徴とするシート材搬送装置。
  4. 請求項2または3のシート材搬送装置において、
    上記制御手段は、上記シート材の搬送量を、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転が停止していることを検知している間の時間に基づき算出することを特徴とするシート材搬送装置。
  5. 請求項2または3のシート材搬送装置において、
    上記制御手段は、上記シート材の搬送量を、上記回転状態検知手段が検知ローラ301の回転が停止していることを検知している間のシート材を搬送する搬送部材を駆動する駆動源の駆動量に基づき算出することを特徴とするシート材搬送装置。
  6. 請求項2または3のシート材搬送装置において、
    上記制御手段は、上記シート材の搬送量を、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転が停止しているときの上記後端検知手段を通過してからのシート材を搬送する搬送部材の回転量に基づき算出することを特徴とするシート材搬送装置。
  7. 請求項6のシート搬送装置において、
    上記搬送部材が、上記分離手段よりもシート材搬送方向下流側に配置されている搬送部材であることを特徴とするシート材搬送装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかのシート材搬送装置において、
    上記分離手段よりもシート材搬送方向下流側に設けられ、シート材の有無を検知するシート材検知手段を備え、
    上記制御手段は、上記回転状態検知手段が上記連れ回り部材の回転を検知した累計時間に基づく上記搬送開始のタイミングに到達する前に、上記シート材検知手段が、シート材有りの状態からシート材無しの状態に検知結果が切り替わったら、次のシート材の搬送を開始することを特徴とするシート材搬送装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかのシート材搬送装置において、
    上記分離手段よりもシート材搬送方向下流側に設けられ、シート材の有無を検知するシート材検知手段を備え、
    上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知してから、所定時間経過しても、上記シート材検知手段が、シート材有りの状態からシート材無しの状態に検知結果が切り替わらなかった場合は、搬送異常と判定して、シート材の搬送を停止することを特徴とするシート材搬送装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかのシート材搬送装置において、
    上記制御手段は、後端検知手段が、シート材の後端の通過を検知してからの上記連れ回り部材の回転量が所定量を越えた場合は、搬送異常と判定して、シート材の搬送を停止することを特徴とするシート材搬送装置。
  11. シート材としての原稿シートを搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段によって搬送される原稿シートの画像を順次読み取っていく読取手段とを備える画像読取装置において、
    前記原稿搬送手段として、請求項1乃至10の何れかのシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像読取装置。
  12. 画像読取手段と、
    該画像読取手段で読み取った原稿画像に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、
    該画像読取手段として、請求項11の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016204098A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 株式会社日立情報通信エンジニアリング 画像読取装置
JP2017011671A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置及び画像読取システム
US10676300B2 (en) 2017-12-22 2020-06-09 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

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