JP6052613B2 - シート搬送装置並びにこれを備えた画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置並びにこれを備えた画像形成装置及び画像読取装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート載置部の載置面上に載置されたシート材を所定の搬送先へ搬送するシート搬送装置、並びに、これを備えた画像形成装置及び画像読取装置に関するものである。
特許文献1では、手差し台(シート載置部)上にセットされた用紙(シート材)を手差し台から画像形成部へと搬送する手差し給紙装置(シート搬送装置)が開示されている。この手差し給紙装置には、最大サイズ用紙の搬送方向長さの半分以上の長さをもった用紙が手差し台にセットされたときに当該用紙に対向し、かつ、最大サイズ用紙の搬送方向長さの半分未満の長さをもった用紙が手差し台にセットされたときには当該用紙に対向しない手差し台上の位置に、用紙の有無を検知する反射型フォトセンサからなる長さ検知センサが設けられている。例えば最大サイズ用紙の搬送方向長さがA3縦サイズである場合、A4横サイズやB5横サイズの用紙が手差し台上にセットされたとき、その用紙は長さ検知センサによって検知されない。一方、用紙搬送方向長さがA3横サイズ、A4縦サイズ、B5縦サイズである用紙が手差し台上にセットされたときには、その用紙が長さ検知センサによって検知しない。
上記特許文献1に記載の手差し給紙装置においては、長さ検知センサの検知結果を利用することで、手差し台上にセットされた用紙のサイズが、予め決められた定型サイズのいずれであるかを絞り込むことができる。特に、この手差し給紙装置では、手差し台上にセットされた用紙の幅方向両端に接触するサイドフェンスの位置によって、当該用紙の幅方向長さを検知する横サイズセンサも設けられている。この横サイズセンサの検知結果と上記長さ検知センサの検知結果とを組み合わせることで、手差し台上にセットされた用紙のサイズが予め決められた定型サイズのいずれであるかを特定することができる。
上記特許文献1に記載の手差し給紙装置において、上記長さ検知センサは、手差し台上における用紙搬送方向上流端部付近で用紙の有無を検知する。そのため、上記長さ検知センサによって用紙が検知されるほどシート搬送方向長さの長い用紙が手差し台にセットされた場合、その用紙の後端部分は、手差し台の用紙搬送方向上流端部からはみ出して垂れ下がるような状態になる。このような状態で手差し台上に用紙がセットされると、手差し台から用紙が落ちてしまうおそれがあるという不具合が生じる。また、用紙の後端部分が後方へ引っ張られることから、用紙先端位置がずれて不送りジャムを引き起こしたり、用紙の搬送負荷が高まって不送りジャムやスキューなどの搬送不良を引き起こしたりするような不具合も生じる。
そのため、従来の画像形成装置の多くは、手差し台等のシート載置部のシート搬送方向上流側端部から延出して、そのシート載置部の載置面からシート搬送方向上流側へはみ出したシート材後端部分を載置する延長載置部が設けられている。この延長載置部は、載置面からはみ出したシート材後端部分を載置する延出状態と、そのシート材後端部分を載置しない非延出状態とに切り替え可能な構成となっている。そのため、載置面からシート材後端部分がはみ出さないサイズのシート材をシート載置部に載置する場合には、延長載置部を非延出状態とし、載置面からシート材後端部分がはみ出すサイズのシート材をシート載置部に載置する場合に、その延長載置部を延出状態にして使用する。
載置面からシート材後端部分がはみ出すシート長の長いシート材をシート載置部に載置する場合、延長載置部を延出状態にして使用すれば、シート材の後端部分が垂れ下がるような状態にはならないので、上述した不具合は発生しない。しかしながら、画像形成装置の実際の使用状況においては、載置面からシート材後端部分がはみ出すシート長の長いシート材をシート載置部に載置しているにもかかわらず、延長載置部を延出状態にせず、延長載置部を非延出状態のまま使用するケースが見受けられる。そのため、上述した不具合はしばしば引き起こされる。
ここで、シート載置部に上記特許文献1に開示されているような長さ検知センサ等のシート長検知手段が設置されていれば、シート材後端部分が載置面からはみ出して垂れ下がるほど用紙長の長い用紙がシート載置部にセットされたときに、これを検知することが可能である。したがって、このシート長検知手段が用紙長の長い用紙を検知したときに、例えば、ユーザーに対し、延長載置部を延出状態とするように促すような報知を行うことが可能となる。これにより、このような報知を受けたユーザーに、延長載置部を延出状態にしていないことを気付かせることができるので、延長載置部が非延出状態のまま使用されて上述した不具合が発生してしまうことを抑制することが可能である。
ところが、この場合、延長載置部を延出状態にして使用しているユーザーに対しても、延長載置部を延出状態とするように促すような不要な報知が行われてしまう。延長載置部が延出状態にあるのか非延出状態にあるのかを検知する専用センサを別途設けて上記不要な報知を回避することも考えられるが、専用センサの追加が製造コストを高騰させる要因となる。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、延長載置部が延出状態にあるのか非延出状態にあるのかを検知する専用センサを別途設けることなく、延長載置部必要状態であることをユーザーに知らせることが可能なシート搬送装置並びにこれを備えた画像形成装置及び画像読取装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明においては、シート材を載置可能な載置面を備えたシート載置部と、上記シート載置部のシート搬送方向上流側端部から延出して、該シート載置部の載置面からシート搬送方向上流側へはみ出したシート材後端部分を載置する延出状態と、該シート材後端部分を載置しない非延出状態とを切り替え可能な延長載置部と、上記シート載置部に載置されているシート材を、所定の搬送経路を経由して所定の搬送先へ搬送するシート搬送手段とを備えたシート搬送装置において、上記シート載置部の載置面上におけるシート搬送方向上流端部付近にシート材の下面が接触又は近接しているか否かを検知する第1シート長検知手段と、上記シート搬送手段によって搬送されたシート材のシート搬送方向長さを検知する第2シート長検知手段と、上記第1シート長検知手段が接触又は近接を検知していない状態で搬送されたシート材のシート搬送方向長さの上記第2シート長検知手段による検知結果が、上記シート載置部の載置面上に載置されたシート材の後端部分が該載置面のシート搬送方向上流側へはみ出す長さである場合、延長載置部必要状態であると判断して、上記延長載置部を上記非延出状態から上記延出状態へ切り替えるように促す警告を報知する報知処理を実行する報知処理手段とを有することを特徴とする。
本発明においては、第1シート長検知手段の検知結果から、シート載置部にセットされたシート材の搬送方向長さが、当該第1シート長検知手段の検知位置よりも短いものであるか、長いものであるかを、判別することができる。ただし、この第1シート長検知手段は、シート載置部の載置面上におけるシート搬送方向上流端部付近にシート材の下面が接触又は近接しているか否かを検知するものである。そのため、シート材後端部分が載置面からはみ出して垂れ下がっている場合、そのシート材のコシ等の影響で、載置面のシート搬送方向上流端部付近のシート材部分が載置面から浮き上がってしまう。この場合、上記のような第1シート長検知手段では、シート材の下面が接触又は近接していないと検知する。したがって、第1シート長検知手段が接触又は近接を検知していない場合、セットされているシート材が当該第1シート長検知手段の検知位置よりも短いものであるか、もしくは、シート材後端部分が載置面からはみ出すほどシート長の長いシート材がセットされているが延長載置部が非延出状態のままであるか、のいずれかである。
ここで、本発明では、第2シート長検知手段により、シート搬送手段によって搬送されたシート材のシート搬送方向長さを検知することができる。したがって、上記第2シート長検知手段の検知結果から、シート載置部から搬送されたシート材のシート搬送方向長さが、シート載置部の載置面上に載置されたシート材の後端部分が載置面からはみ出す長さであるか否かを判別することができる。そこで、本発明においては、この第2シート長検知手段の検知結果を利用し、第1シート長検知手段が接触又は近接を検知していない状態で搬送されたシート材のシート搬送方向長さが、シート載置部の載置面上に載置されたシート材の後端部分が載置面からはみ出す長さである場合、延長載置部必要状態であると判断する。
このように、本発明においては、載置面からシート材後端部分がはみ出すシート長の長いシート材がシート載置部にセットされているにもかかわらず、延長載置部が延出状態になっていない延長載置部必要状態であることを、第1シート長検知手段及び第2シート長検知手段の検知結果から適切に判断することができる。よって、延長載置部必要状態であることをユーザーに適切に知らせることができる。しかも、第1シート長検知手段及び第2シート長検知手段は、既存のシート搬送装置に設けられているセンサを利用して構成することができるので、延長載置部が延出状態にあるのか非延出状態にあるのかを検知する専用センサを別途設ける必要はない。
以上、本発明によれば、延長載置部が延出状態にあるのか非延出状態にあるのかを検知する専用センサを別途設けることなく、延長載置部必要状態であることをユーザーに知らせることができるという優れた効果が得られる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。 同複写機における画像形成部の一部を拡大して示す部分構成図である。 同画像形成部における4つのプロセスユニットからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。 同複写機の画像読取ユニットの斜視説明図である。 同複写機の手差しトレイの斜視図である。 同複写機における主要な制御系を示す制御ブロック図である。 手差し用紙長センサに検知されない用紙(A4横サイズ)が手差しトレイにセットされたときの様子を示す説明図である。 手差し用紙長センサに検知される用紙(A3縦サイズ)が手差しトレイにセットされたときの様子を示す説明図である。 手差しトレイから延長トレイが引き出されて延長トレイが使用状態にあるときの斜視図である。 延長トレイが使用状態でない収納状態であるときに、用紙長の長い用紙(A3縦サイズ)が手差しトレイにセットされたときの様子を示す説明図である。 図10に示す状態のときの手差しトレイを用紙幅方向から見たときの説明図である。
以下、本発明を、画像形成装置としての電子写真方式の複写機500に適用した実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機500の基本的な構成について説明する。
図1は、複写機500を示す概略構成図である。
複写機500は、画像形成手段としての画像形成部1と、給紙装置40と、画像読取ユニット50と、シート材載置部としての手差しトレイ60とを備えている。画像読取装置としての画像読取ユニット50は、画像形成部1の上に固定されたスキャナ150と、これに支持される原稿自動搬送装置(以下「ADF」という。)51とを有している。
給紙装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設されたシート材積載部としての2つの給紙カセット42、給紙カセット42からシート材としての用紙Pを送り出すシート送出回転体であるピックアップローラ43、送り出された用紙Pを分離して給紙路44へ給送する分離給送手段45等を有している。また、画像形成部1の搬送路としての本体側給紙路37に用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ対46等も有している。そして、給紙カセット42内の用紙Pは、画像形成部1内の本体側給紙路37内に給紙され、レジストローラ対33へ送られる。
また、手差しトレイ60にセットされたシート材としての用紙Pは、ピックアップローラ61によってシート搬送方向下流側へ送り出され、分離給送手段62によって用紙Pを1枚だけ分離される。そして、画像形成部1内の本体側給紙路37内に給紙され、レジストローラ対33へ送られる。なお、ピックアップローラ61や分離給送手段62の構成や動作は、給紙装置40のピックアップローラ43や分離給送手段45と同様である。
画像形成部1は、潜像形成手段としての光書込装置2や、黒、イエロー、マゼンタ、シアン(K、Y、M、C)のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,Y,M,C、転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、本体側給紙路37等を備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,Y,M,Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、感光体4K,Y,M,Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。
図2は、画像形成部1の内部構成の一部を拡大して示す部分構成図である。また、図3は、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、図3においては各符号に付すK、Y、M、Cという添字を省略している。
プロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ、感光体4とその周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、複写機500本体の画像形成部1に対して着脱可能になっている。一つのプロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置5、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。複写機500では、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べるように対向配設した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュ8、これら2本の搬送スクリュ8間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ13は、ドクタブレード14との対向位置から現像スリーブ12の回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれ現像スリーブ12上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ12表面に引き寄せて担持させるとともに、現像スリーブ12表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、磁気ブラシを形成し、現像スリーブ12に担持され現像領域を通過した二成分現像剤は、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。現像装置6としては、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15としては、弾性体からなるクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュ20上に落下する。回収スクリュ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置21に受け渡す。リサイクル搬送装置21は、受け渡された回収トナーを現像装置6に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4の表面を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置5によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。複写機500では、帯電装置5として帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いているが、感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの感光体4K,Y,M,Cには、これまで説明してきたプロセスによってK、Y、M、Cトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,Y,M,Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,Y,M,Cと、中間転写ベルト25とが当接するK、Y、M、C用の一次転写ニップが形成されている。K、Y、M、C用の一次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された一次転写ローラ26K,Y,M,Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,Y,M,Cに向けて押圧している。これら一次転写ローラ26K,Y,M,Cには、それぞれ図示しない電源によって一次転写バイアスが印加されている。これにより、K、Y、M、C用の一次転写ニップには、感光体4K,Y,M,C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる一次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK、Y、M、C用の一次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各一次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という。)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と二次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、二次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ31には図示しない電源によって二次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、二次転写ニップに二次転写電界が形成されている。
この二次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されている。また、レジストローラ対33のレジストニップの入口付近には、図示しないレジストローラセンサが配設されている。給紙装置40や手差しトレイ60からレジストローラ対33に向けて搬送されてくる用紙Pは、その先端が不図示のレジストローラセンサに検知された所定時間後に用紙Pの搬送が一時停止し、レジストローラ対33のレジストニップに先端を突き当てる。この結果、用紙Pの姿勢が修正され、画像形成との同期をとる準備が整う。
用紙Pの先端がレジストニップに突き当たると、レジストローラ対33は、用紙Pを中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングでローラ回転駆動を再開して、用紙Pを二次転写ニップに送り出す。二次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が二次転写電界やニップ圧の影響によって用紙Pに一括二次転写され、用紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。二次転写ニップを通過した用紙Pは、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。
二次転写ニップを通過した中間転写ベルト25のおもて面には、二次転写ニップで用紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニング部材が中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置32によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された用紙Pは、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外の排紙トレイ501へと排出される。
先に示した図1において、紙搬送ユニット28および定着装置34の下には、用紙反転装置であるスイッチバック装置36が配設されている。これにより、両面プリントを行う場合には、片面に対する画像定着処理を終えた用紙Pの搬送経路が、切換爪によってスイッチバック装置36側に切り換えられ、そこで用紙Pは反転されて再び二次転写ニップに進入する。そして、用紙Pのもう片面にも画像の二次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ501上に排紙される。
画像形成部1の上に固定されたスキャナ150やこれの上に固定されたADF51からなる画像読取ユニット50は、後述する2つの固定読取部や移動読取部152を有している。移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された第二コンタクトガラス155の直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第二コンタクトガラス155上に載置された原稿MSの下面で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ150に固定された画像読取センサ153で受光する。
一方、画像読取ユニット50は固定読取部として、スキャナ150の内部に配設された第一固定読取部151と、ADF51内に配設された後述する第二固定読取部95とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する第一固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された第一コンタクトガラス154の直下に配設されている。そして、ADF51によって搬送される原稿MSが第一コンタクトガラス154上を通過する際に、光源から発した光を原稿MSの第一面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサ153で受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第一面を走査する。また、第二固定読取部95は、第一固定読取部151を通過した後の原稿MSの第二面を走査する。
スキャナ150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、シート材としての原稿MSを搬送するための原稿搬送部54、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。
図4は、画像読取ユニット50の斜視説明図である。
図4に示すように、スキャナ150に固定された蝶番159によって上下方向に揺動可能に支持されている。そして、その揺動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナ150の上面の第一コンタクトガラス154や第二コンタクトガラス155を露出させる。原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADF51による搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図4に示すように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第二コンタクトガラス155上に載せた後、ADF51を閉じる。そして、スキャナ150の図1に示した移動読取部152によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立したシート材である複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ150内の第一固定読取部151やADF51内の第二固定読取部95に順次読み取らせていくことができる。この場合、シート載置部としての原稿載置台53上に原稿束をセットした後、操作パネル108のコピースタートボタン158を押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に原稿搬送部54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナ150の第一固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの第一面の画像がスキャナ150の第一固定読取部151によって読み取られる。
次に、本実施形態における手差しトレイ60の構成について説明する。
図5は、本実施形態における手差しトレイ60の斜視図である。
本実施形態における手差しトレイ60は、図5中符号Bで示す回転軸を中心に、図5中矢印Aの方向へ回動させることで、複写機500に収納することができる。手差しトレイ60が収納状態にあるときには、手差しトレイ60が複写機500の外壁面から大きく突出しない状態となるので、複写機500周囲のユーザーの邪魔にならない。一方、ユーザーが手差しトレイ60に用紙Pをセットしてプリントする場合には、収納状態にある手差しトレイ60を図5中符号Bで示す回転軸を中心に図5中矢印Aとは逆方向へ回動させることで、図5に示すような使用状態とする。そして、使用状態の手差しトレイ60の載置面60aの上に、使用する用紙Pを載せ、その用紙Pの先端が所定位置に位置決めされるように、用紙Pを載置面60a上にセットする。
本実施形態の手差しトレイ60には、載置面60a上に載置されている用紙Pの搬送方向に対して直交する幅方向両端部の位置を規制する用紙幅方向規制部材としての2つのサイドフェンス63A,63Bが設けられている。2つのサイドフェンス63A,63Bは、用紙幅方向に延びるスライド溝66に沿って、互いに連動してスライド移動可能に構成されている。具体的には、載置面60aの用紙幅方向略中央に設定されている所定の用紙幅方向基準位置に対し、2つのサイドフェンス63A,63Bが互いに同期して同距離だけ反対方向に移動するように構成されている。したがって、使用する用紙Pを載置面60a上に載せた後に、2つのサイドフェンス63A,63Bが用紙Pの幅方向両端に接触するようにサイドフェンス63A,63Bを移動させることで、いずれの幅方向サイズをもった用紙Pでも、その幅方向中心位置を所定の用紙幅方向基準位置に位置決めすることができる。
2つのサイドフェンス63A,63Bの少なくとも一方の位置(用紙幅方向位置)は、図示しない用紙幅検知手段によって検知される。このようなサイドフェンス63A,63Bの位置から用紙幅を検知する用紙幅検知手段は、広く公知のものを利用することができる。
また、本実施形態の手差しトレイ60には、載置面60a上に載置されている用紙Pの搬送方向長さ(以下「用紙長」という。)を検知する第1シート長検知手段としての手差し用紙長センサ64が設けられている。この手差し用紙長センサ64は、用紙1枚程度が載るだけで押し下げられる程度のメカニカルスイッチで構成されている。具体的には、手差しトレイ60の載置面60a上におけるシート搬送方向上流端部付近で載置面60a上に進退可能に突出する突出部と、その突出部が載置面下に向けて押し下げられたか否かを検知する押下検知部とから構成されている。これにより、手差し用紙長センサ64は、手差しトレイ60の載置面60a上におけるシート搬送方向上流端部付近に用紙Pの下面が接触又は近接しているか否かを検知することができる。したがって、手差し用紙長センサ64の検知結果から、手差しトレイ60にセットされた用紙Pの用紙長が、手差し用紙長センサ64の突出部の位置よりも短いものであるか、長いものであるかを判別することができる。
図6は、本実施形態における主要な制御系を示す制御ブロック図である。
上述した2つのサイドフェンス63A,63Bの用紙幅方向位置を検知する用紙幅センサ69の検知結果や、手差し用紙長センサ64の検知結果は、制御部70へ送られる。そして、制御部70は、これらの検知結果から、手差しトレイ60にセットされている用紙Pのサイズ(用紙長、用紙幅)が、予め決められた複数種類の規定サイズのいずれのサイズであるかを判別するシートサイズ判別手段として機能する。すなわち、制御部は、用紙幅センサ69の検知結果から用紙Pの用紙幅を検出し、手差し用紙長センサ64の検知結果から用紙Pの用紙長が手差し用紙長センサ64の突出部位置よりも短いものであるか長いものであるかを判別し、これらから、当該用紙Pのサイズを判別する。
例えば、手差し用紙長センサ64の突出部位置が、手差しトレイ60にA4横サイズの用紙がセットされたときにその用紙の後端が達しない位置に設定されている場合、図7に示すようにA4横サイズの用紙P1がセットされた場合、手差し用紙長センサ64はこれを検知しない。手差し用紙長センサ64が検知しないときには、セットされている用紙が、A4横サイズ、B5横サイズのいずれかのサイズであると絞り込むことができる。そして、用紙幅センサ69が検知した用紙幅から、セットされている用紙が、A4横サイズ、B5横サイズのいずれであるかを特定することができる。したがって、図7に示す例では、これをA4横サイズの用紙であると適切に特定できる。
一方、図8に示すようにA3縦サイズの用紙P2がセットされた場合、その用紙Pによって手差し用紙長センサ64の突出部が押し下げられ、手差し用紙長センサ64はこれを検知する。手差し用紙長センサ64が用紙を検知しているとき、セットされている用紙は、A3縦サイズ、A4縦サイズ、B5縦サイズのいずれかのサイズであると絞り込むことができる。そして、用紙幅センサ69が検知した用紙幅から、セットされている用紙が、A3縦サイズ、A4縦サイズ、B5縦サイズのいずれであるかを特定することができる。したがって、図8に示す例では、これをA3縦サイズの用紙であると適切に特定できる。
本実施形態においては、手差しトレイ60の用紙搬送方向上流側端部から延出して、その載置面60aからシート搬送方向上流側へはみ出した用紙後端部分を載置する延長載置部としての延長トレイ65が設けられている。この延長トレイ65は、手差しトレイ60に対して用紙搬送方向に沿ってスライド可能に取り付けられている。載置面60aから用紙後端部分がはみ出さない用紙長の短い用紙P1を手差しトレイ60にセットする場合には、図5に示すように、その延長トレイ65は手差しトレイ60の内部に収容した収納状態(非延出状態)にして用いる。一方、載置面60aから用紙後端部分がはみ出すほど用紙長の長い用紙P2を手差しトレイ60にセットする場合には、図9に示すように、その延長トレイ65を手差しトレイ60の外部へ引き出し、載置面60aからはみ出した用紙後端部分を載置する使用状態(延出状態)にして用いる。
ここで、用紙長の長い用紙P2を手差しトレイ60にセットする場合に、ユーザーが延長トレイ65を引き出して使用状態にして用いれば、その用紙P2の後端部分が図10に示すように垂れ下がるような状態にはならない。しかしながら、画像形成装置の実際の使用状況においては、このような用紙長の長い用紙P2が手差しトレイ60にセットされているにもかかわらず、延長トレイ65を使用状態にせず、延長トレイ65を収納状態のまま用いるケースが見受けられる。そのため、用紙後端部分が垂れ下がった状態であることにより、用紙P2が手差しトレイ60から落ちてしまったり、用紙P2が後方へ引っ張られることから用紙先端位置がずれて不送りジャムを引き起こしたり、用紙の搬送負荷が高まって不送りジャムやスキューなどの搬送不良を引き起こしたりする不具合が生じ得る。
そこで、本実施形態においては、用紙長の長い用紙P2が手差しトレイ60にセットされているにもかかわらず、延長トレイ65が収納状態のままである延長トレイ必要状態(延長載置部必要状態)を、以下のように検出している。そして、その延長トレイ必要状態が検出されたときには、ユーザーに対して延長トレイ65を引き出して使用状態に切り替えるように促す警告を報知する。
本実施形態において、用紙後端部分が載置面60aからはみ出して垂れ下がっている場合、図11に示すように、載置面60aの用紙搬送方向上流端部付近の用紙部分が載置面60aから浮き上がる。そのため、手差し用紙長センサ64の突出部がその用紙部分によって押し下げられず、手差し用紙長センサ64は用紙を検知しない。したがって、本実施形態において、制御部70は、手差し用紙長センサ64が用紙を検知していないことにより、セットされている用紙が手差し用紙長センサ64の突出部位置よりも短い用紙長のものであるか、もしくは、手差し用紙長センサ64の突出部位置よりも長い用紙長のものであるが、延長トレイ65が収納状態のままである延長トレイ必要状態であるか、のいずれかであることを特定することができる。
一方、本実施形態の制御部70は、レジストローラセンサ71とともに、第2シート長検知手段を構成し、手差しトレイ60から搬送された用紙Pの用紙長を検知する。レジストローラセンサ71は、レジストローラ対33のレジストニップの入口付近に設置されており、用紙Pの有無に応じた検出信号を出力する。このレジストローラセンサ71の検出信号は、上述したように、用紙Pの先端をレジストローラ対33のレジストニップに突き当てて適切に一時停止させるための利用されている。本実施形態では、このレジストローラセンサ71の検出信号を利用し、レジストローラセンサ71が用紙先端の通過を検知した先端通過タイミングと、レジストローラセンサ71が用紙後端の通過を検知した後端通過タイミングとから、レジストローラセンサ71を通過する用紙Pの用紙長を算出する。この算出には、用紙Pの搬送速度や用紙Pの一時停止期間などの情報が必要であるが、これらの情報は制御部70によって保持されている。したがって、制御部70は、レジストローラセンサ71の検出信号から、用紙Pの用紙長を特定することができる。
一方、本実施形態の制御部70は、上述したように、手差し用紙長センサ64の検出結果と、用紙幅センサ69の検知結果とから、手差しトレイ60にセットされている用紙Pのサイズが予め決められた複数種類の規定サイズ(A3縦、A4横、A4縦、B5横、B5縦)のいずれのサイズであるかを判別する。このとき、例えばA3縦の用紙P2が手差しトレイ60にセットされている場合、延長トレイ65が収納状態のままであると、上述したように、手差しトレイ60の載置面60aから用紙P2が浮いてしまって、手差し用紙長センサ64の突出部が用紙P2に押し下げられず、手差し用紙長センサ64は用紙を検知しない。この場合、制御部70は、手差し用紙長センサ64の検知結果から、用紙長の短い用紙P1が手差しトレイ60にセットされていると誤って認識する結果、手差しトレイ60にセットされている用紙がA4横であると誤検出することになる。
ただし、本実施形態の制御部70は、この用紙P2が手差しトレイ60から搬送されることで、レジストローラセンサ71の検出信号から、その用紙P2の用紙長がA3縦のものであることを把握することができる。よって、制御部70は、手差し用紙長センサ64が用紙を検知していない状態で搬送された用紙P2について、レジストローラセンサ71の検出信号から特定した用紙長が、手差しトレイ60の載置面60aからはみ出す用紙長の長い用紙P2の長さである場合、延長トレイ必要状態であると判断して、ユーザーに対して延長トレイ65を引き出して使用状態に切り替えるように促す警告を報知する。
これにより、その警告を受けてユーザーが延長トレイ65を引き出して使用状態にすると、A3縦サイズの用紙P2の後端部分が延長トレイ65に載置され、垂れ下がることがなくなる。よって、上述した不具合が発生するのを防止できる。
ところで、A4横やB5横のような用紙長の短い用紙P1が手差しトレイ60にセットされている場合にも、手差し用紙長センサ64が用紙を検知しない。この場合、レジストローラセンサ71の検出信号から特定される用紙長が、手差しトレイ60の載置面60aからはみ出す用紙長の長い用紙P2の長さではないので、制御部70は、延長トレイ必要状態であると判断しない。よって、A4横やB5横のような用紙長の短い用紙P1が手差しトレイ60にセットされている場合のように、延長トレイ65を使用状態にする必要がないときには、上述した警告が報知されることはない。
また、A3縦の用紙P2が手差しトレイ60にセットされている場合でも、延長トレイ65が使用状態になっていれば、手差しトレイ60の載置面60aから用紙P2が浮い上がることはない。したがって、手差し用紙長センサ64の検知結果に誤りはないので、制御部70は、手差しトレイ60にセットされている用紙はA3縦であると適切に検出することができる。
なお、本実施形態において、例えばA4縦、特にB5縦の用紙P2が手差しトレイ60にセットされている場合、延長トレイ65が収納状態のままであっても、手差しトレイ60の載置面60aからあまり用紙が浮き上がることがなく、手差し用紙長センサ64が用紙を検知されることがある。この場合、延長トレイ必要状態ではないと判断されて、ユーザーに対して延長トレイ65を引き出して使用状態に切り替えるように促す警告が報知されない。しかしながら、この場合、手差しトレイ60の載置面60aからはみ出している用紙後端部分が短いので、上述した不具合はあまり問題とならない。すなわち、延長トレイ65が収納状態のまま用いられても、上述した不具合はあまり問題とならないので、上記警告を報知しなくてもよい。
本実施形態における警告の報知方法は、複写機500に設けられている操作パネル108に、「延長トレイを引き出してください」あるいは「延長トレイを使用してください」というような文章を表示させる方法を用いているが、これに限られない。例えば、このような表示に代えて、又は、このような表示とともに、「延長トレイを引き出してください」あるいは「延長トレイを使用してください」の旨を音声でアナウンスするような報知方法を採用してもよい。
また、本実施形態において、制御部70は、手差し用紙長センサ64が用紙を検知していない状態で搬送された1枚目の用紙P2について、レジストローラセンサ71の検出信号から特定した用紙長が、手差しトレイ60の載置面60aからはみ出す用紙長の長い用紙P2の長さである延長トレイ必要状態であると判断された時点で、上記警告を報知している。これに代えて、制御部70は、延長トレイ必要状態であることが連続して判断された用紙枚数が規定枚数に達することを条件に、上記警告を報知するようにしてもよい。例えば、延長トレイ必要状態であることが連続して判断された用紙枚数が3枚に達したときに、上記警告を報知するようにしてもよい。用紙の重送や連れ送り等が発生した場合、レジストローラセンサ71の検出信号から特定される用紙長が、実際に搬送された用紙の用紙長よりも長く誤算出されることがある。このような誤算出が生じた場合、A4横やB5横のように用紙長の短い用紙P1が手差しトレイにセットされているとき(延長トレイ65が必要ないケース)に、これを延長トレイ必要状態であると誤判断する結果をまねき、上記警告が誤って報知される。上述した規定枚数を複数枚に設定しておけば、このような誤算出が生じても、上記警告が誤って報知される可能性が低くなる。
上記規定枚数は、所定の設定条件に従って変更できるように構成するのが好ましい。手差しトレイ60にセットされる用紙の種類によっては 例えば分離性の良い用紙であれば重送や連れ送りがほとんど発生しないため、1枚目の用紙について延長トレイ必要状態であると判断された時点で上記警告を報知しても誤報知は少ない。一方、コート紙、耐水ペーパー、OHPシートなどの紙間の密着力が大きな用紙を手差しトレイ60にセットした場合には、重送や連れ送りが発生しやすいため、上記規定枚数を2枚以上に設定し、延長トレイ必要状態であると連続して判断された用紙枚数が2枚以上の規定枚数に達した時点で上記警告を報知するのがよい。同様に、低温低湿環境においては、紙間に静電気が発生して紙間の密着力が大きくなり、重送や連れ送りが発生しやすいので、上記規定枚数を2枚以上に設定するのがよい。
以上、本実施形態においては、本発明に係るシート搬送装置を、複写機500の手差しトレイ60から用紙Pを搬送する場合に適用した例であったが、例えば、複写機500のADF51における原稿載置台53から原稿を搬送する場合に適用することもできる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
用紙P等のシート材を載置可能な載置面60aを備えた手差しトレイ60等のシート載置部と、上記シート載置部のシート搬送方向上流側端部から延出して、該シート載置部の載置面からシート搬送方向上流側へはみ出したシート材後端部分を載置する使用状態等の延出状態と、該シート材後端部分を載置しない収納状態等の非延出状態とを切り替え可能な延長トレイ65等の延長載置部と、上記シート載置部に載置されているシート材を、本体側給紙路37等の搬送経路を経由して所定の搬送先へ搬送するピックアップローラ61やレジストローラ対33等のシート搬送手段とを備えたシート搬送装置において、上記シート載置部の載置面上におけるシート搬送方向上流端部付近にシート材の下面が接触又は近接しているか否かを検知する手差し用紙長センサ64等の第1シート長検知手段と、上記シート搬送手段によって搬送されたシート材のシート搬送方向長さを検知する制御部70及びレジストローラセンサ71等の第2シート長検知手段と、上記第1シート長検知手段が接触又は近接を検知していない状態で搬送されたシート材のシート搬送方向長さの上記第2シート長検知手段による検知結果が、上記シート載置部の載置面上に載置されたシート材の後端部分が該載置面のシート搬送方向上流側へはみ出す長さである場合、延長トレイ必要状態等の延長載置部必要状態であると判断して、上記延長載置部を上記非延出状態から上記延出状態へ切り替えるように促す警告を報知する報知処理を実行する制御部70等の報知処理手段とを有することを特徴とする。
これによれば、延長載置部必要状態を適切に判断して適切に報知処理を実行することができる。
(態様B)
上記態様Aにおいて、上記第1シート長検知手段は、上記シート載置部の載置面上におけるシート搬送方向上流端部付近で該載置面上に進退可能に突出する突出部と、該突出部が載置面下に向けて押し下げられたか否かを検知する押下検知部とから構成されているメカニカルスイッチ等であることを特徴とする。
これによれば、第1シート長検知手段を簡易に実現できる。
(態様C)
上記態様A又はBにおいて、上記第2シート長検知手段は、上記搬送経路上の1箇所又は2箇所以上でシート材の先端又は後端の通過を検知するレジストローラセンサ71等の通過検知部と、該通過検知部が通過を検知したタイミングに基づいて該搬送経路を搬送されているシート材のシート搬送方向長さを算出する制御部70等のシート長算出部とから構成されていることを特徴とする。
これによれば、既存装置に設けられている通過検知部を利用して第1シート長検知手段を簡易に実現できる。
(態様D)
上記態様A〜Cのいずれかの態様において、上記シート載置部の載置面上に載置されたシート材のシート搬送方向に対して直交するシート幅方向の長さを検知する用紙幅センサ69等のシート幅検知手段と、上記第1シート長検知手段の検知結果と上記シート幅検知手段の検知結果とから、上記シート載置部の載置面上に載置されているシート材のサイズが、予め決められた複数種類のサイズのいずれのサイズであるかを判別する制御部70等のシートサイズ判別手段とを有し、上記報知処理手段は、上記第2シート長検知手段により検知したシート材のシート搬送方向長さが、上記シートサイズ判別手段が判別したサイズのシート搬送方向長さよりも長い場合に、上記延長載置部必要状態であると判断することを特徴とする。
これによれば、延長載置部必要状態であるか否かをより適切に判断することが可能である。
(態様E)
上記態様A〜Dのいずれかの態様において、上記報知処理手段は、連続して搬送される複数のシート材について上記延長載置部必要状態であることを判断することを条件に、上記報知処理を実行することを特徴とする。
これによれば、用紙の重送や連れ送り等が発生して上記第2シート長検知手段の検知結果に誤りが生じた場合でも、上記報知処理が誤って実行される可能性を低くすることができる。
(態様F)
上記態様A〜Eのいずれかの態様において、上記報知処理手段は、上記延長載置部必要状態であることが連続して判断されるシート材の枚数が規定枚数に達することを条件に、上記報知処理を実行するものであり、所定の設定条件に従って、上記規定枚数を変更する制御部70等の規定枚数変更手段を有することを特徴とする。
これによれば、用紙の種類や使用環境などに応じた適切な規定枚数を設定することが可能となるので上記報知処理が誤って実行される可能性を更に低くすることができる。
(態様G)
上記態様A〜Fのいずれかの態様において、上記報知処理手段が実行する報知処理は、上記延長載置部を上記非延出状態から上記延出状態へ切り替えるように促す警告画面を表示手段に表示させる処理及び音出力手段から警告音を出力する処理の少なくとも一方であることを特徴とする。
これによれば、その警告を受けたユーザーが延長載置部を延出状態にすることを期待でき、上述した不具合が発生するのを防止できる。この場合、延長載置部を非延出状態から延出状態へ切り替えるための駆動機構や制御機構を設ける必要がないので、低コストである。
(態様H)
シート搬送装置によって搬送されるシート材に画像を形成する画像形成装置において、上記シート搬送装置として、上記態様A〜Gのいずれかの態様に係るシート搬送装置を用いたことを特徴とする。
これによれば、延長載置部必要状態のままシート材の搬送が継続されることが抑制できる結果、上述した不具合の発生を抑制しつつ、適切な画像形成動作を実現できる。
(態様I)
シート搬送装置によって搬送されるシート材上の画像を読み取る画像読取装置において、上記シート搬送装置として、上記態様A〜Gのいずれかの態様に係るシート搬送装置を用いたことを特徴とする。
これによれば、延長載置部必要状態のままシート材の搬送が継続されることが抑制できる結果、上述した不具合の発生を抑制しつつ、適切な画像読取動作を実現できる。
1 画像形成部
60 手差しトレイ
60a 載置面
61 ピックアップローラ
62 分離給送手段
63A,63B サイドフェンス
64 手差し用紙長センサ
65 延長トレイ
69 用紙幅センサ
70 制御部
71 レジストローラセンサ
108 操作パネル
500 複写機
特開平3−124649号公報

Claims (9)

  1. シート材を載置可能な載置面を備えたシート載置部と、
    上記シート載置部のシート搬送方向上流側端部から延出して、該シート載置部の載置面からシート搬送方向上流側へはみ出したシート材後端部分を載置する延出状態と、該シート材後端部分を載置しない非延出状態とを切り替え可能な延長載置部と、
    上記シート載置部に載置されているシート材を、所定の搬送経路を経由して所定の搬送先へ搬送するシート搬送手段とを備えたシート搬送装置において、
    上記シート載置部の載置面上におけるシート搬送方向上流端部付近にシート材の下面が接触又は近接しているか否かを検知する第1シート長検知手段と、
    上記シート搬送手段によって搬送されたシート材のシート搬送方向長さを検知する第2シート長検知手段と、
    上記第1シート長検知手段が接触又は近接を検知していない状態で搬送されたシート材のシート搬送方向長さの上記第2シート長検知手段による検知結果が、上記シート載置部の載置面上に載置されたシート材の後端部分が該載置面のシート搬送方向上流側へはみ出す長さである場合、延長載置部必要状態であると判断して、上記延長載置部を上記非延出状態から上記延出状態へ切り替えるように促す警告を報知する報知処理を実行する報知処理手段とを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1のシート搬送装置において、
    上記第1シート長検知手段は、上記シート載置部の載置面上におけるシート搬送方向上流端部付近で該載置面上に進退可能に突出する突出部と、該突出部が載置面下に向けて押し下げられたか否かを検知する押下検知部とから構成されていることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1又は2のシート搬送装置において、
    上記第2シート長検知手段は、上記搬送経路上の1箇所又は2箇所以上でシート材の先端又は後端の通過を検知する通過検知部と、該通過検知部が通過を検知したタイミングに基づいて該搬送経路を搬送されているシート材のシート搬送方向長さを算出するシート長算出部とから構成されていることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記シート載置部の載置面上に載置されたシート材のシート搬送方向に対して直交するシート幅方向の長さを検知するシート幅検知手段と、
    上記第1シート長検知手段の検知結果と上記シート幅検知手段の検知結果とから、上記シート載置部の載置面上に載置されているシート材のサイズが、予め決められた複数種類のサイズのいずれのサイズであるかを判別するシートサイズ判別手段とを有し、
    上記報知処理手段は、上記第2シート長検知手段により検知したシート材のシート搬送方向長さが、上記シートサイズ判別手段が判別したサイズのシート搬送方向長さよりも長い場合に、上記延長載置部必要状態であると判断することを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記報知処理手段は、連続して搬送される複数のシート材について上記延長載置部必要状態であることを判断することを条件に、上記報知処理を実行することを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記報知処理手段は、上記延長載置部必要状態であることが連続して判断されるシート材の枚数が規定枚数に達することを条件に、上記報知処理を実行するものであり、
    所定の設定条件に従って、上記規定枚数を変更する規定枚数変更手段を有することを特徴とするシート搬送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
    上記報知処理手段が実行する報知処理は、上記延長載置部を上記非延出状態から上記延出状態へ切り替えるように促す警告画面を表示手段に表示させる処理及び音出力手段から警告音を出力する処理の少なくとも一方であることを特徴とするシート搬送装置。
  8. シート搬送装置によって搬送されるシート材に画像を形成する画像形成装置において、
    上記シート搬送装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. シート搬送装置によって搬送されるシート材上の画像を読み取る画像読取装置において、
    上記シート搬送装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像読取装置。
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