JP6222554B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6222554B2
JP6222554B2 JP2013197001A JP2013197001A JP6222554B2 JP 6222554 B2 JP6222554 B2 JP 6222554B2 JP 2013197001 A JP2013197001 A JP 2013197001A JP 2013197001 A JP2013197001 A JP 2013197001A JP 6222554 B2 JP6222554 B2 JP 6222554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
image
unit
reading
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013197001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014143670A5 (ja
JP2014143670A (ja
Inventor
久保 宏
宏 久保
藤原 秀彦
秀彦 藤原
厚史 兼谷
厚史 兼谷
北岡 真也
真也 北岡
武志 赤井
武志 赤井
史行 瓶子
史行 瓶子
岳久 島津
岳久 島津
広樹 坂野
広樹 坂野
拓也 佐野
拓也 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013197001A priority Critical patent/JP6222554B2/ja
Priority to US14/134,510 priority patent/US9013763B2/en
Publication of JP2014143670A publication Critical patent/JP2014143670A/ja
Publication of JP2014143670A5 publication Critical patent/JP2014143670A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6222554B2 publication Critical patent/JP6222554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/12Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning
    • H04N1/121Feeding arrangements
    • H04N1/123Using a dedicated sheet guide element
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/12Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning
    • H04N1/121Feeding arrangements
    • H04N1/1235Feeding a sheet past a transparent plate; Details thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/0464Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa capable of performing non-simultaneous scanning at more than one scanning station
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/19Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
    • H04N1/191Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays the array comprising a one-dimensional array, or a combination of one-dimensional arrays, or a substantially one-dimensional array, e.g. an array of staggered elements
    • H04N1/192Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line
    • H04N1/193Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line using electrically scanned linear arrays, e.g. linear CCD arrays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0081Image reader
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
    • H04N2201/0402Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
    • H04N2201/0456Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207 for maintaining a predetermined distance between the scanning elements and the picture-bearing surface

Description

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
従来、シートスルー方式と称して、原稿を副走査方向に搬送し、搬送している原稿を、固定の読取位置に通すことで、原稿画像の副走査を行う画像読取装置が知られている。画像読取部による読取位置には、画像読取部内部の光源から外部の原稿に向けて発せられた光や、原稿の画像面で反射して画像読取部内部に向けて進む光を透過させるための透過ガラスが設けられている。
この種の画像読取装置は、原稿画像読取の際、原稿が透過ガラスに接触しながら通過する構成であると、原稿に付着している糊、修正液などが透過ガラス上への付着する場合があった。このように透過ガラスに糊などの異物が付着すると、読み取った画像信号にその影響が縦すじとなって現れ、読み取り画像を劣化させる。
特許文献1には、透過ガラス上面の原稿搬送方向上流側に段差部材としてのシート部材を貼り付け、透過ガラスと原稿ガイド面であるシート部材表面との間に段差を設け、読取位置において、原稿を透過ガラスから所定距離離して搬送する画像読取装置が記載されている。
また、特許文献2には、上記シート部材の原稿搬送方向下流側端部を、下流側に向かうに連れて徐々に透過ガラスに近づくような傾斜面した画像読取装置が記載されている。
特許文献1に記載の画像読取装置のように、原稿を透過ガラスから所定距離離して搬送することで、透過ガラスの読取位置に糊などの異物が付着するのを抑制することができ、読み取り画像の劣化を抑制することができる。
しかし、特許文献1に記載の画像読取装置においては、原稿の後端が段差であるシート部材の原稿搬送方向下流側端部を抜けると、原稿のコシ、すなわち原稿の剛性などにより、原稿の後端が透過ガラス側へ勢いよく移動し、透過ガラスに突き当たる。その結果、読取位置で、原稿と読取装置との距離が急激に近づく。原稿と読取装置との距離が近づくと、原稿画像が大きく読み取られる。そのため、読取画像の後端部のあるところを境にして画像が急激に大きくなるという不具合が生じる。特に、副走査方向に延びる縦線においては、後端部のあるところを境にして線が急に太くなり、画像の劣化が目立ちやすい。
特許文献2の画像読取装置のように、シート部材の原稿搬送方向下流側端部を、傾斜面とすることで、原稿の後端が傾斜面に案内され、徐々に透過ガラスに近づくようにすることができる。これにより、読取画像の後端部が徐々に画像が大きくなり、急激に画像が大きくなる場合に比べて、画像の劣化を目立ちにくくすることができる。
しかしながら、段差(シート部材の厚み)は、0.5mm程度であり、上記のような傾斜を作るのは、困難であった。また、特許文献2の図5には、複数枚のシート部材を重ね合わせて、段差部材の原稿搬送方向下流側端部を階段状にする構成も記載されている。しかし、シート部材の厚みが厚いと、厚み分高いところから原稿が落ちるため、急激に画像が変わる課題を十分に防ぐことができない。そこで、薄いシート部材を重ね合わせて、原稿搬送方向下流側端部の階段状部分の段差を低くすることも考えられる。しかしながら、この場合、何枚もの薄いシート部材を少しずつずらして貼り合わせていかなければならず、製造コストが高くなるという課題が生じる。
また、段差部材を弾性部材にし、原稿のコシで段差部材の原稿搬送方向下流側を圧縮弾性変形させることで、高いところから原稿が落ちないようにすることも考えられる。しかしながら、段差部材の原稿搬送方向下流側を透過ガラスに接触させ、原稿のコシで段差部材の原稿搬送方向下流側を圧縮変形させる構成では、圧縮変形に限界があるため、結局は原稿が落ちる課題に対しては、十分に対策できない。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、読取画像後端の画像の変化を目立ちにくくすることができる画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、搬送されてきた原稿の画像が、透過ガラスを介して読取部により読み取られる読取位置よりも原稿搬送方向上流側に、透過ガラス表面に対し所定距離離れた位置に原稿ガイド面を有し、該原稿ガイド面と前記透過ガラスとの間に段差を形成する段差部材を備えた画像読取装置において、前記段差部材の原稿搬送方向下流側に前記透過ガラスとの間に空間が形成されるように、前記段差部材から原稿搬送方向下流側に突出させた突出部を設け、前記段差部材は、読取位置において原稿を透過ガラスから所定距離離して原稿を搬送するための第1原稿ガイド部と、前記第1原稿ガイド部よりも透過ガラス側にあり、かつ、前記第1原稿ガイド部よりも原稿搬送方向下流側に位置し、前記第1原稿ガイド部を抜けた原稿の後端が接触する第2原稿ガイド部とを有し、前記第2原稿ガイド部を、前記突出部としたことを特徴とするものである。
本発明によれば、原稿のコシにより段差部材上の原稿に原稿を透過ガラス側へ移動せしめる力が加わると、段差部材の原稿搬送方向下流側の突出部が弾性変形し、原稿搬送方向下流側に向かうに連れて徐々に透過ガラスに近づくような傾斜面となる。これにより、原稿後端が、この傾斜面に案内されながら、徐々に透過ガラスに近づくようにすることができる。その結果、読取画像の後端部が徐々に画像が大きくなり、急激に画像が大きくなる場合に比べて、読取画像後端部の画像劣化を目立ちにくくすることができる。
また、本発明は、例えば、シート材を積層させ、最上位のシート材を、他のシート材よりも原稿搬送方向下流側に突出させて接着するだけで、段差部材の原稿搬送方向下流側に突出部を形成することができる。これにより、透過ガラスから段差部材の原稿搬送面までの高さが、0.5mm程度の微小な範囲でも、原稿の後端を徐々に透過ガラスに近づくように案内するような傾斜面を容易に形成でき、装置を安価にすることができる。
また、本発明は、原稿コシで突出部を撓み弾性変形させることにより、原稿の後端を徐々に透過ガラスに近づくように案内するような傾斜面を形成する。これにより、弾性変形後の傾斜面先端から透過ガラスまでの高さを突出部の厚みにすることができる。従って、原稿コシで段差部材を圧縮弾性変形させることにより傾斜面を形成する場合に比べて、弾性変形後の傾斜面先端から透過ガラスまでの高さを低くすることができる。これにより、原稿コシで段差部材を圧縮弾性変形させることにより傾斜面を形成する場合に比べて、急激に画像が大きくなるのを抑制することができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機における画像形成部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図。 同画像形成部における4つのプロセスユニットからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図。 同複写機のスキャナ及びADFを示す斜視図。 同ADFの要部構成をスキャナの上部とともに示す拡大構成図。 同複写機の電気回路の一部を示すブロック図。 密着型イメージセンサーの電気回路の要部を示すブロック図。 画像読取装置の第1面固定読取部の周辺を示す拡大構成図。 従来の段差部材による原稿搬送の様子を示す図。 本実施形態の段差部材による原稿搬送の様子を示す図。 変形例の段差部材を示す図。
以下、本発明を、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機という)に適用した実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、画像形成部1と、白紙供給装置40と、原稿読取装置50とを備えている。原稿読取装置50は、画像形成部1の上に固定されたスキャナ150と、これに支持される原稿搬送装置たるADF51とを有している。
白紙供給装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つの給紙カセット42、給紙カセットから転写紙を送り出す送出ローラ43、送り出された転写紙を分離して給紙路44に供給する分離ローラ45等を有している。また、画像形成部1の給紙路37に転写紙を搬送する複数の搬送ローラ47等も有している。そして、給紙カセット内の転写紙を画像形成部1内の給紙路37内に給紙する。
図2は、画像形成部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。画像形成手段としての画像形成部1は、光書込装置2、K,Y,M,C色のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,Y,M,C、転写ユニット24を備えている。また、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、給紙路37等を備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,Y,M,Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、感光体4K,Y,M,Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。なお、符号の後に付されたK,Y,M,Cという添字は、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアン用の仕様であることを示している。
プロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ、感光体とその周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、画像形成部1本体に対して着脱可能になっている。ブラック用のプロセスユニット3Kを例にすると、これは、感光体4Kの他、これの表面に形成された静電潜像をブラックトナー像に現像するための現像装置6Kを有している。また、後述するK用の1次転写ニップを通過した後の感光体4K表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置15なども有している。本複写機では、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べるように対向配設した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。なお、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、同図においては各符号に付すK,Y,M,Cという添字を省略している。同図に示すように、プロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置23、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュウ8、これらスクリュウ間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサー10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ13は、ドクタブレード14との対向位置からスリーブの回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ12表面に引き寄せて担持させるとともに、スリーブ表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサー10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。なお、現像装置6として、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15としては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュウ20上に落下する。回収スクリュウ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置21に受け渡す。リサイクル搬送装置21は、受け渡されたトナーを現像装置6に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置23によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。なお、帯電装置23としては、帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いている。感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの感光体4K,Y,M,Cには、これまで説明してきたプロセスによってK,Y,M,Cトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。この転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,Y,M,Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,Y,M,Cと中間転写ベルト25とが当接するK,Y,M,C用の1次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ26K,Y,M,Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,Y,M,Cに向けて押圧している。これら1次転写ローラ26K,Y,M,Cには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の1次転写ニップには、感光体4K,Y,M,C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と2次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、自らの2次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ31には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、2次転写ニップに2次転写電界が形成されている。
この2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されており、ローラ間に挟み込んだ転写紙を中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって転写紙に一括2次転写され、転写紙の白色と相まってフルカラー画像となる。2次転写ニップを通過した転写紙は、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト25の表面には、2次転写ニップで転写紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された転写紙は、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外へと排出される。
先に示した図1において、紙搬送ユニット28および定着装置34の下には、スイッチバック装置36が配設されている。これにより、片面に対する画像定着処理を終えた転写紙が、切換爪で転写紙の進路を転写紙反転装置側に切り換えられ、そこで反転されて再び2次転写転写ニップに進入する。そして、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ上に排紙される。
画像形成部1の上に固定されたスキャナ150は、第1面読取手段としての第1面固定読取部151や、第1面読取手段としての移動読取部152を有している。
第1面読取手段としての移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサー153で受光する。
第1面読取手段としての第1面固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、後述するADF51によって搬送される原稿MSが第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサーで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第1面を走査する。
また、スキャナ150は、原稿MSの第2面を読み取る密着型イメージセンサーも有している。この密着型イメージセンサーについては後述する。
スキャナ150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、原稿MSを搬送するための搬送ユニット54、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。図4に示すように、スキャナ150に固定された蝶番159によって上下方向に揺動可能に支持されている。そして、その揺動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナ150の上面の第1コンタクトガラス154や第2コンタクトガラス155を露出させる。原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADF51による搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図4に示すように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第2コンタクトガラス155上に載せた後、ADF51を閉じる。そして、スキャナ150の図1に示した移動読取部152によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立した複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ150内の第1面固定読取部151やADF51内の密着型イメージセンサーに順次読み取らせていくことができる。この場合、原稿束を原稿載置台53上にセットした後、図示しないコピースタートボタンを押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に搬送ユニット54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナ150の第1面固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの第1面の画像がスキャナ150の第1面固定読取部151によって読み取られる。
図5は、ADF51の要部構成をスキャナ150の上部とともに示す拡大構成図である。また、図6は、ADF51及びスキャナ150の電気回路の一部を示すブロック図である。ADF51は、原稿セット部A、分離給送部B、レジスト部C、ターン部D、第1読取搬送部E、第2読取搬送部F、排紙部G、スタック部H等を備えている。
図6に示すように、ADF(51)は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等からなるコントローラ64を有しており、これによって各種の機器やセンサーを制御することができる。このコントローラ64には、レジストセンサー65、原稿セットセンサー63、排紙センサー61、突き当てセンサー72、原稿幅センサー73、読取入口センサー67、テーブル上昇センサー59などが接続されている。また、密着型イメージセンサー95、ピックアップモータ56、給紙モータ76、読取モータ77、排紙モータ78、底板上昇モータ79なども接続されている。また、スキャナの各機器の制御を司る本体制御部200なども接続されている。スキャナ(150)は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等からなる本体制御部200を有している。これにより、スキャナ150内部の図示しない各種機器やセンサーを制御することができる。また、I/F202によってADF(51)のコントローラ64と接続されており、コントローラ64を介して、ADF51内の各種機器やセンサーを間接的に制御することもできる。
図5において、原稿セット部Aは、原稿MSの束がセットされる原稿載置台53等を有している。また、分離給送部Bは、セットされた原稿MSの束から原稿MSを一枚ずつ分離して給送するものである。また、レジスト部Cは、給送された原稿MSに一時的に突き当たって原稿MSを整合した後に送り出すものである。また、ターン部Dは、C字状に湾曲する湾曲搬送部を有しており、この湾曲搬送部内で原稿MSを折り返しながらその上下を反転させるものである。また、第1読取搬送部Eは、第1コンタクトガラス154の上で原稿MSを搬送しながら、第1コンタクトガラス154の下方で図示しないスキャナの内部に配設されている第1面固定読取部151に原稿MSの第1面を読み取らせるものである。また、第2読取搬送部Fは、密着型イメージセンサー95の下で原稿MSを搬送しながら、原稿MSの第2面を密着型イメージセンサー95に読み取らせるものである。また、排紙部Gは、両面の画像が読み取られた原稿MSをスタック部Hに向けて排出するものである。また、スタック部Hは、スタック台55の上に原稿MSをスタックするものである。
原稿MSは、原稿MSの束の厚みに応じて図中矢印a、b方向に揺動可能な可動原稿テーブル53aの上に原稿先端部が載せられるとともに、原稿後端側が原稿載置台53の上に載せられた状態でセットされる。このとき、原稿載置台53上において、その幅方向(図紙面に直交する方向)の両端に対してそれぞれ図示しないサイドガイドが突き当てられることで、幅方向における位置が調整される。このようにしてセットされる原稿MSは、可動原稿テーブル53aの上方で揺動可能に配設されたレバー部材62を押し上げる。すると、それに伴って原稿セットセンサー63が原稿MSのセットを検知して、検知信号をコントローラ64に送信する。そして、この検知信号は、コントローラ64からI/F202を介して本体制御部200に送られる。
原稿載置台53には、原稿MSの搬送方向の長さを検知する反射型フォトセンサー又はアクチュエーター・タイプのセンサーからなる第1長さセンサー57、第2長さセンサー58が保持されている。これら長さセンサーにより、原稿MSの搬送方向の長さが検知される。
可動原稿テーブル53aの上に載置された原稿MSの束の上方には、カム機構によって上下方向(図中矢印c,d方向)に移動可能に支持されるピックアップローラ80が配設されている。このカム機構は、ピックアップモータ56によって駆動することで、ピックアップローラ80を上下移動させることが可能である。ピックアップローラ80が上昇移動すると、それに伴って可動原稿テーブル53aが図中矢印a方向に揺動して、ピックアップローラ80が原稿MSの束における一番上の原稿MSに当接する。更に可動原稿テーブル53aが上昇すると、やがてテーブル上昇検知センサー59によって可動原稿テーブル53aの上限までの上昇が検知される。これにより、ピックアップモータ56が停止するとともに、可動原稿テーブル53aの上昇が停止する。
複写機の本体に設けられたテンキーやディスプレイ等からなる本体操作部201に対しては、操作者によって両面読取モードか、あるいは片面読取モードかを示す読取モード設定のためのキー操作や、コピースタートキーの押下操作などが行われる。即ち、本体操作部201は、両面読取モードであるのか、あるいは片面読取モードであるのかの情報を取得するモード情報取得手段として機能している。コピースタートキーが押下されると、本体制御部200からI/F202を介してADF51のコントローラ64に原稿給紙信号が送信される。すると、ピックアップローラ80が給紙モータ76の正転によって回転駆動して、可動原稿テーブル53a上の原稿MSを可動原稿テーブル53a上から送り出す。
両面読取モードか、片面読取モードかの設定に際しては、可動原稿テーブル53a上に載置された全ての原稿MSについて一括して両面、片面の設定を行うことが可能である。また、1枚目及び10枚目の原稿MSについては両面読取モードに設定する一方で、その他の原稿MSについては片面読取モードに設定するなどといった具合に、個々の原稿MSについてそれぞれ個別に読取モードを設定することも可能である。
ピックアップローラ80によって送り出された原稿MSは、分離搬送部Bに進入して、給紙ベルト84との当接位置に送り込まれる。この給紙ベルト84は、駆動ローラ82と従動ローラ83とによって張架されており、給紙モータ76の正転に伴う駆動ローラ82の回転によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。この給紙ベルト84の下部張架面には、給紙モータ76の正転によって図中時計回りに回転駆動されるリバースローラ85が当接している。当接部においては、給紙ベルト84の表面が給紙方向に移動する。これに対し、リバースローラ85は、給紙ベルト84に所定の圧力で当接しており、給紙ベルト84に直接当接している際、あるいは当接部に原稿MSが1枚だけ挟み込まれている際には、ベルト又は原稿MSに連れ回る。但し、当接部に複数枚の原稿MSが挟み込まれた際には、連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなることから、連れ回り方向とは逆の図中時計回りに回転駆動する。これにより、最上位よりも下の原稿MSには、リバースローラ85によって給紙とは反対方向の移動力が付与されて、数枚の原稿から最上位の原稿MSだけが分離される。
給紙ベルト84やリバースローラ85の働きによって1枚に分離された原稿MSは、レジスト部Cに進入する。そして、突き当てセンサー72の直下を通過する際にその先端が検知される。このとき、ピックアップモータ56の駆動力を受けているピックアップローラ80がまだ回転駆動しているが、可動原稿テーブル53aの下降によって原稿MSから離間するため、原稿MSは給紙ベルト84の無端移動力のみによって搬送される。そして、突き当てセンサー72によって原稿MSの先端が検知されたタイミングから所定時間だけ給紙ベルト84の無端移動が継続する。その後、原稿MSの先端がプルアウト駆動ローラ86とこれに当接しながら回転駆動するプルアウト従動ローラ87との当接部に突き当たる。原稿MSの先端が両ローラの当接部に突き当たった状態で、原稿MSの後端側が給紙方向に向けて送られることで、原稿MSは所定量だけ撓んだ状態になりながら、先端が当接部に位置決めされる。これにより、原稿MSのスキュー(傾き)が補正されて、原稿MSは給紙方向に沿った姿勢になる。
プルアウト従動ローラ87は、原稿MSのスキューを補正する役割の他に、スキューが補正された原稿MSを原稿搬送方向下流側の中間ローラ対66まで搬送する役割を担っており、給紙モータ76の逆転によって回転駆動される。給紙モータ76が逆転すると、プルアウト従動ローラ87と、互いに当接している中間ローラ対66における一方のローラとが回転を開始するとともに、給紙ベルト84の無端移動が停止する。また、このとき、ピックアップローラ80の回転も停止される。
プルアウト従動ローラ87から送り出された原稿MSは、原稿幅センサー73の直下を通過する。原稿幅センサー73は、反射型フォトセンサー等からなる紙検知部を複数有しており、これら紙検知部は原稿幅方向(図紙面に直交する方向)に並んでいる。どの紙検知部が原稿MSを検知するのかに基づいて、原稿MSの幅方向のサイズが検知される。また、原稿MSの搬送方向の長さは、原稿MSの先端が突き当てセンサー72によって検知されてから、原稿MSの後端が突き当てセンサー72によって検知されなくなるまでのタイミングに基づいて検知される。
原稿幅センサー73によって幅方向のサイズが検知された原稿MSの先端は、ターン部Dに進入して、中間ローラ対66のローラ間の当接部に挟み込まれる。この中間ローラ対66による原稿MSの搬送速度は、後述する第1読取搬送部Eでの原稿MSの搬送速度よりも高速に設定されている。これにより、原稿MSを第1読取搬送部Eに送り込むまでの時間の短縮化が図られている。
ターン部D内を搬送される原稿MSの先端は、原稿先端が読取入口センサー67との対向位置を通過する。これによって原稿MSの先端が読取入口センサー67によって検知されると、その先端が搬送方向下流側の読取入口ローラ対(89と90との対)の位置まで搬送されるまでの間に、中間ローラ対66による原稿搬送速度が減速される。また、読取モータ77の回転駆動の開始に伴って、読取入口ローラ対(89,90)における一方のローラ、読取出口ローラ対92における一方のローラ、第2読取出口ローラ対93における一方のローラがそれぞれ回転駆動を開始する。
ターン部D内においては、原稿MSが中間ローラ対66と読取入口ローラ対(89、90)との間の湾曲搬送路で搬送される間に上下面が逆転されるとともに、搬送方向が折り返される。そして、読取入口ローラ対(89、90)のローラ間のニップを通過した原稿MSの先端は、レジストセンサー65の直下を通過する。このとき原稿MSの先端がレジストセンサー65によって検知されると、所定の搬送距離をかけながら原稿搬送速度が減速されていき、第1読取搬送部Eの手前で原稿MSの搬送が一時停止される。また、本体制御部200にI/F202を介して一時停止信号が送信される。
一時停止信号を受けた本体制御部200が読取開始信号を送信すると、コントローラ64の制御により、原稿MSの先端が第1読取搬送部E内に到達するまで、読取モータ77の回転が再開されて所定の搬送速度まで原稿MSの搬送速度が増速される。そして、原稿MSの先端が第1面固定読取部151による読取位置に到達するタイミングで、コントローラ64から本体制御部200に対して原稿MSの第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第1面固定読取部151による読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第1面が第1面固定読取部151によって読み取られる。なお、原稿MSの先端が第1面固定読取部151による読取位置に到達するタイミングは、読取モータ77のパルスカウントに基づいて算出される。
第1読取搬送部Eを通過した原稿MSは、後述の読取出口ローラ対92を経由した後、その先端が排紙センサー61によって検知される。片面読取モードが設定されている場合には、後述する密着型イメージセンサー95による原稿MSの第2面の読取が不要である。そこで、排紙センサー61によって原稿MSの先端が検知されると、排紙モータ78の正転駆動が開始されて、排紙ローラ対94における図中下側の排紙ローラが図中時計回り方向に回転駆動される。また、排紙センサー61によって原稿MSの先端が検知されてからの排紙モータパルスカウントに基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップを抜け出るタイミングが演算される。そして、この演算結果に基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップから抜け出る直前のタイミングで、排紙モータ78の駆動速度が減速せしめられて、原稿MSがスタック台55から飛び出さないような速度で排紙される。
一方、両面読取モードが設定されている場合には、排紙センサー61によって原稿MSの先端が検知された後、密着型イメージセンサー95に到達するまでのタイミングが読取モータ77のパルスカウントに基づいて演算される。そして、そのタイミングでコントローラ64から本体制御部200に対して原稿MSの第2面における副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が密着型イメージセンサー95による読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第2面が密着型イメージセンサー95によって読み取られる。
第2面読取手段としての密着型イメージセンサー95(CIS)は、原稿MSに付着している糊状の異物が読取面に付着することによる読取縦すじを防止する目的で、読取面にコーティング処理が施されている。密着型イメージセンサー95との対向位置には、原稿MSを非読取面側(第1面側)から支持する原稿支持手段としての第2読取ローラ96が配設されている。この第2読取ローラ96は、密着型イメージセンサー95による読取位置での原稿MSの浮きを防止するとともに、密着型イメージセンサー95におけるシェーディングデータを取得するための基準白部として機能する役割を担っている。本複写機では、密着型イメージセンサー95との対向位置で原稿を支持する原稿支持手段として、第2読取ローラ96を用いたが、ガイド板状のものを用いてもよい。
図7は、密着型イメージセンサー95の電気回路の要部を示すブロック図である。同図に示すように、密着型イメージセンサー95は、LEDアレイ、蛍光灯、あるいは冷陰極管などからなる光源部95aを有している。また、主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に並ぶ複数のセンサーチップ95bを有している。また、それぞれのセンサーチップ95bに個別に接続された複数のOPアンプ回路95cを有している。また、それぞれのOPアンプ回路95cに個別に接続された複数のA/Dコンバータ95eも有している。更には、画像処理部95f、フレームメモリ95g、出力制御回路95h、I/F回路95iなども有している。
センサーチップ95bは、等倍密着イメージセンサーと称される光電変換素子と集光レンズとを具備するものである。密着型イメージセンサー95による読取位置に図示しない原稿が進入するのに先立って、コントローラ64から光源部95aに点灯ON信号が送られる。これにより、光源部95aが点灯し、その光を図示しない原稿の第2面に向けて照射する。原稿の第2面で反射した反射光は、複数のセンサーチップ95bにおいて、集光レンズによって光電変換素子に集光されて画像情報として読み取られる。それぞれのセンサーチップ95bで読み取られた画像情報は、OPアンプ回路95cによって増幅された後、A/Dコンバータ95eによってデジタル画像情報に変換される。これらデジタル画像情報は、画像処理部95fに入力されてシェーディング補正などが施された後、フレームメモリ95gに一時記憶される。その後、出力制御回路95hによって本体制御部200に受入可能なデータ形式に変換された後、I/F回路95iを経由して本体制御部200に出力される。なお、コントローラ64からは原稿の先端が密着型イメージセンサー95による読取位置に到達するタイミング(そのタイミング以降の画像データが有効データとして扱われる)を知らせるためのタイミング信号や光源の点灯信号、電源等が出力されるようになっている。
次に、本複写機における特徴的な構成について説明する。
図8は、原稿読取装置50の第1面固定読取部151の周辺を示す拡大構成図である。
図8に示すように、第1面固定読取部151よりも原稿搬送上流側には、段差部材120が設けられている。段差部材120は、第1面固定読取部151による画像読取位置において原稿を透過ガラスたる第1コンタクトガラス154から所定距離離して搬送するための第1原稿ガイド部121を有している。また、第1原稿ガイド部121を抜けた原稿の後端が接触し、かつ、原稿のコシで弾性変形する突出部としての第2原稿ガイド部122を有している。段差部材120は、4層構造になっている。すなわち、第2原稿ガイド部122を形成するPETなどの樹脂からなるフィルム状の第2シート部材120cを第1コンタクトガラス154に接着する接着層120dからなる第1層、第2シート部材120cからなる第2層を有している。また、第3層は、第1原稿ガイド部121を形成するフィルム状の第1シート部材120aを第2シート部材120bに接着する接着層であり、第4層は、第1シート部材120aで構成されている。第2シート部材120cは、接着層120d,120bや、第1シート部材120aよりも原稿搬送方向下流側へ突出しており、この突出部が、第2原稿ガイド部122となっている。そのため、第2原稿ガイド部122と第1コンタクトガラス154との間には、空間Xが形成され、第2原稿ガイド部122は、片持ち支持された状態となっている。このように構成することで、第2原稿ガイド部122を、弾性変形可能にすることができる。
第1コンタクトガラス154から第1原稿ガイド部121までの高さは、約0.5mmに設定されている。第1コンタクトガラス154から第1原稿ガイド部121までの高さが、低すぎると、読取位置で原稿が第1コンタクトガラス154に接触するおそれがある。一方、第1コンタクトガラス154から第1原稿ガイド部121までの高さが高すぎると、読取位置で原稿が第1コンタクトガラス154から離れすぎ、原稿の画像にピントが合わなくなる。
第2原稿ガイド部122を形成する第2シート部材120cは、黒色で構成されている。第1面固定読取部の不図示の光源から発せられた光の一部が、第2原稿ガイド部122の裏面(第1コンタクトガラス154との対向面)に当たる。第2シート部材120cを黒色とすることで、第2原稿ガイド部122の裏面に当たった光は吸収される。その結果、第2原稿ガイド部122の裏面からの反射光の影響を無くすことができ、原稿の画像を良好に読み取ることができる。本実施形態では、第2シート部材120cを黒色で構成したが、少なくとも、第2シート部材120cの第1コンタクトガラス154との対向面を黒色にしてあればよい。
図9は、従来の段差部材220による原稿搬送の様子を示す図である。
図9(a)に示すように、原稿が段差部材220に接触しながら原稿が搬送されているときは、原稿MSは、第1コンタクトガラス154から所定距離離れて移動する。これにより、第1コンタクトガラスの読取位置に原稿に付着している糊、修正液などの付着物が付着するのを抑制することができ、読取画像に縦スジが生じるのを抑制することができる。
図9(b)に示すように、原稿の後端が段差部材220を抜けると、原稿のコシにより、原稿の後端が、第1コンタクトガラス154側へ移動し、第1コンタクトガラス154に接触する。その結果、原稿の後端が段差部材220を抜けた直後、読取位置において、原稿MSが第1コンタクトガラス154に近づく。図9(b)に示すように原稿の後端が段差部材220を抜ける前に対して、原稿の後端が段差部材220を抜けると、距離d、原稿MSが第1コンタクトガラス154に近づく。このように、原稿MSの後端が段差部材220を抜ける前と後で、第1面固定読取部151との距離が大幅に変化する。第1面固定読取部151に近い位置で、原稿画像が読み取られるほど、画像は大きく読み取られる。従って、段差部材220を抜ける前と後で、第1面固定読取部151との距離が大幅に変化すると、読取画像後端部のあるところを境にして、画像の大きさが急激に変化してしまう。このように、読取画像後端部のあるところを境にして、画像の大きさが急激に変化してしまうと、その画像の大きさの違いが目立ってしまう。
図10は、本実施形態の段差部材120による原稿搬送の様子を示す図である。
図10(a)に示すように、原稿MSは、段差部材120の第1原稿ガイド部121に接触しながら搬送される。第1原稿ガイド部121に接触しながら、原稿MSが搬送されることで、原稿MSは、読取位置で第1コンタクトガラス154に接触することなく、搬送される。これにより、原稿MSに付着した付着物が、第1コンタクトガラス154に付着するのを抑制することができる。
図10(b)に示すように、原稿の後端が、第1原稿ガイド部121を抜けると、原稿の後端付近は、弾性変形可能に構成された第2原稿ガイド部122に接触する。すると、第2原稿ガイド部122は、原稿のコシによる原稿の後端を第1コンタクトガラス154へ移動せしめる力を受ける。その結果、図10(c)に示すように、弾性変形可能な第2原稿ガイド部122が、第1コンタクトガラス側へ弾性変形する。これにより、第2原稿ガイド部122の原稿と接触する面が、原稿搬送方向下流側に向かうに連れて徐々に第1コンタクトガラス154に近づくような傾斜面となる。これにより、原稿の後端は、この第2原稿ガイド部122の傾斜面に案内されながら、徐々に第1コンタクトガラス154側へと移動する。そして、原稿の後端が第2原稿ガイド部122を抜けると、原稿の後端は、原稿のコシにより第1コンタクトガラス154に接触しながら搬送される。
図10(c)に示すように、本実施形態においては、第1原稿ガイド部121を原稿の後端が抜ける前後では、読取位置において、原稿MSは、わずかな距離D、第1コンタクトガラス154に近づくだけである。よって、原稿の後端が第1原稿ガイド部121を抜ける前と後の読取画像の変化は、ほんの僅かである。その後、原稿の後端が、第2原稿ガイド部122に案内されながら、徐々に第1コンタクトガラス154に近づくことで、読取位置でも、原稿が徐々に第1面固定読取部151に近づく。その結果、読取画像も後端にいくに連れて、徐々に大きくなる。しかし、読取画像の変化が徐々であるため、急激に画像の大きさが変化する場合に比べて、画像の変化を目立ちにくくすることができる。
また、本実施形態においては、第2シート部材120cを接着層120b,120dや第1シート部材120aから原稿搬送方向下流側に突出させるだけで、段差部材120の原稿搬送方向下流側である第2原稿ガイド部122を弾性変形可能な構成にすることができる。また、第2シート部材120cが飛び出しすぎて、原稿が第1原稿ガイド部121に接触しながら搬送されているときに、第2原稿ガイド部122と接触しても、第2原稿ガイド部122が弾性変形する。これにより、原稿が第1原稿ガイド部121に接触しながら搬送されているときに、第2原稿ガイド部122と接触しても、原稿の搬送経路が大きく変わることはない。その結果、読取位置で、原稿が、第1面固定読取部151の被写界深度(ピントが合っている範囲)から外れることがなく、良好に画像を読み取ることができる。このように、ラフに第2シート部材120cを、第1コンタクトガラス154に接着させることができ、容易に、段差部材120を形成することができる。
例えば、特許文献2の図5のように、複数のシート部材をずらして重ね合わせて、段差部材の原稿搬送方向下流側を全て階段状にすることで、原稿の後端を徐々に第1コンタクトガラス154に近づける構成にできる。しかし、この場合、シート部材に厚みが厚かったり、また、接着層が厚すぎると、原稿搬送方向下流側の階段状部分の段差が大きくなる。その結果、高いところから原稿が落ちるため、急激に画像が変わる課題を十分に防ぐことができない。
また、段差部材をゴムやスポンジなどの弾性部材とし、原稿のコシで弾性部材の原稿搬送方向下流側を弾性変形させることで、段差部材の原稿搬送方向下流側を傾斜させることも考えられる。しかし、この場合は、段差部材の原稿搬送下流側がコンタクトガラスに接触していることから原稿のコシによる弾性部材の弾性変形は、圧縮変形である。圧縮変形であるため、その変形には限界があり、弾性変形しやすい部材を用いたとしてもその弾性力を十分活かしきれず、結局は第1コンタクトガラスからある程度の高さが残ってしまう。その結果、原稿の後端がある程度の高さから第1コンタクトガラス154へ落ち、急激に画像の大きさが変化するという課題に対しては、十分ではない。
一方、本実施形態においては、第2原稿ガイド部122(第2シート部材120c)を距離X、接着層120b,120dや第1シート部材120aから原稿搬送方向下流側に突出させ、第2原稿ガイド部122と第1コンタクトガラス154とに距離を設ける。こうすることで、第2原稿ガイド部122は、片持ち梁のような構造となり第2原稿ガイド部122の原稿のコシによる弾性変形が、撓み変形となる。これにより、第2原稿ガイド部122から、第1コンタクトガラス154までの高さがある程度高くても、ガイド部は原稿のコシに応じてたわみ、原稿の後端を徐々に第1コンタクトガラス154に近づけることができる。従って、第1コンタクトガラス154に接着する接着層120dの厚みを厚くすることができ、強固に段差部材120を第1コンタクトガラス154に接着することができる。また、全て階段状にした構成に比べて、シート部材の枚数を削減できる。
また、本実施形態においては、第2原稿ガイド部122(第2シート部材120c)を距離X、接着層120b,120dや第1シート部材120aから原稿搬送方向下流側に突出させ、薄い第2シート部材120cを原稿のコシにより撓ませて傾斜を形成する。このとき、第2原稿ガイド部122の撓みにより、その先端が第1コンタクトガラス154に接触する。その結果、第2シート部材120cが撓んで第1コンタクトガラスに接触した後の第1コンタクトガラス154から第2シート部材120cの原稿案内面先端のまでの高さを、第2シート部材120cの厚みにすることができる。従って、段差部材を圧縮変形させる場合に比べて、段差部材から原稿の後端が落ちるときの高さを、確実に低くすることができる。よって、原稿の後端が落ち、急激に画像の大きさが変化するという課題を十分に解決できる。
なお、突出させる第2シート部材120cは、薄いPET樹脂シートなど、第2シート部材120c自体も弾性部材にすることで、より原稿のコシによって弾性変形することができるため、より大きな効果を発揮できる。
図11は、変形例の段差部材320を示す図である。
図11に示すように、変形例の段差部材320は、接着剤320dにより第1コンタクトガラス154上固定された土台部材320c上に接着剤320bによりシート部材320aが固定されている。そして、シート部材320aを、他よりも原稿搬送方向下流側に突出させ、突出部321を構成した。この変形例においても、シート部材320aを黒色で構成し、下流側に突出させた部分の裏面に当たる第1面固定読取部151の不図示の光源の光を吸収することができる。よって、読取画像に第1シート部材320aの裏面からの反射光の影響を無くすことができる。
図11(b)に示すように、原稿の後端が、段差部材320に到達する前は、段差部材320の非弾性部の原稿搬送下流側端部と接触しながら原稿が搬送される。これにより、読取位置で原稿が第1コンタクトガラス154と非接触で搬送することができ、第1コンタクトガラス154の読取位置に原稿に付着している付着物が付着するのを抑制することができる。また、このとき、段差部材320の原稿搬送方向下流側の突出部321は、原稿の搬送経路に沿って弾性変形する。
そして、図11(c)に示すように、原稿の後端が、段差部材320の突出部321に接触すると、実施形態同様、突出部321が原稿のコシにより第1コンタクトガラス154側に弾性変形する。これにより、実施形態同様、原稿搬送方向下流側に向かうに連れて徐々に第1コンタクトガラス154に近づくような傾斜面となる。その結果、原稿の後端は、この傾斜面により徐々に第1コンタクトガラス154に近づくように搬送される。これにより、実施形態同様、読取画像後端の画像の変化を目立ちにくくすることができる。
この変形例も、シート部材320aを接着層320b,320dや土台部材320cから原稿搬送方向下流側に突出させるだけで、原稿搬送方向下流側を弾性変形可能な構成にすることができる。よって、簡単に原稿の後端を徐々に第1コンタクトガラスに案内するような傾斜面を形成することができる。
また、この図11のような変形例は、特に厚みのある原稿の場合が望ましい。厚みの薄い原稿は、原稿のコシが弱いため、シート部材321は厚みのある原稿に比べ、追従しにくく、十分な弾性変形を期待できないからである。そのため、厚みの薄い原稿に関しては、図10のような弾性部材の突出部の上流側に段差を設ける構成の方が、原稿が徐々に落ちるようになるため、望ましい。なお、図10の構成では、突出部としての第2原稿ガイド部122の上流側の第1原稿ガイド部121と第2原稿ガイド部122とが段差になっているが、原稿の先端が第1原稿ガイド部121から第2原稿ガイド部122へ移動し、原稿の先端が第2原稿ガイド部122に乗ると、第2原稿ガイド部122は撓み、第2原稿ガイド部122は、第1コンタクトガラス154に向かって斜めになる。このとき原稿の全体の軌跡が第1コンタクトガラス154に斜めまっすぐに向かって移動するようになるため、原稿の後端がスムーズに落ち、段差を設けても問題ない。また、第1原稿ガイド部121自体を第2原稿ガイド部122のように突出部(すなわち、方持ち梁のような構成)にすることが、なお、望ましい。
また、図11に示す変形においては、シート部材として、先図10に示す構成に比べて、より薄いシート部材や、より剛性の低いシート部材を使用したり、突出量を多くしたりして、突出部321が弾性変形しやすい構成としてもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
搬送されてきた原稿の画像が、第1コンタクトガラス154などの透過ガラスを介して第1面固定読取部151などの読取部により読み取られる読取位置よりも原稿搬送方向上流側に、透過ガラス表面に対し所定距離離れた位置に原稿ガイド面を有し、該原稿ガイド面と前記透過ガラスとの間に段差を形成する段差部材120を備えた画像読取装置において、段差部材120の原稿搬送方向下流側に前記透過ガラスとの間に空間が形成されるように、前記原稿ガイド部材から原稿搬送方向下流側に突出させた突出部を設けた。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、突出部が、原稿のコシすなわち原稿の剛性で弾性変形して、原稿の後端を、第1コンタクトガラス154などの透過ガラスへ徐々に案内することができる。また、シート部材を突出させる簡単な構成で、原稿の後端を、透過ガラスへ徐々に案内させることができる。
(態様2)
また、(態様1)において、突出部を弾性部材にした。
かかる構成とすることで、突出部を、原稿のコシすなわち原稿の剛性で弾性変形させることができる。
(態様3)
また、(態様2)において、シート部材320aなどの突出部321を形成する部材を、その他の部材より原稿搬送方向下流側へ突出させることで、突出部を形成した。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、簡単に突出部を形成することができる。
(態様4)
また、(態様2)または(態様3)において、少なくとも突出部321の第1コンタクトガラス154などの透過ガラスと対向する面を黒色にした。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、突出部321からの反射光の影響を無くすことができる。
(態様5)
(態様1)乃至(態様4)いずれにおいて、段差部材120は、読取位置において原稿を第1コンタクトガラス154などの透過ガラスから所定距離離して原稿を搬送するための第1原稿ガイド部121と、第1原稿ガイド部121よりも透過ガラス側にあり、かつ、第1原稿ガイド部121よりも原稿搬送方向下流側に位置し、第1原稿ガイド部121を抜けた原稿の後端が接触する第2原稿ガイド部122とを有し、第2原稿ガイド部122を、突出部とした。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、原稿の後端を徐々に第1コンタクトガラス154などの透過ガラスへ案内することができる。
(態様6)
記録材に画像を形成する画像形成部1などの画像形成手段と、原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る原稿読取装置50などの画像読取手段とを備え、画像読取手段で読み取った画像を画像形成手段によって記録材に形成する画像形成装置において、画像読取手段として、(態様1)乃至(態様5)いずれかの画像読取装置を用いた。
かかる構成を備えることで、画像の後端の画像変化が目立ちにくい画像を複写することができる。
1:画像形成部(画像形成手段)
50:画像読取装置(画像読取手段)
120:段差部材
120a:第1シート部材
120c:第2シート部材
121:第1原稿ガイド部
122:第2原稿ガイド部
151:第1面固定読取部
154:第1コンタクトガラス(透過ガラス)
220:段差部材
320:段差部材
320a:シート部材
321:突出部
MS:原稿
X:空間
特許第4618157号公報 特開2004−260246号公報

Claims (5)

  1. 搬送されてきた原稿の画像が、透過ガラスを介して読取部により読み取られる読取位置よりも原稿搬送方向上流側に、透過ガラス表面に対し所定距離離れた位置に原稿ガイド面を有し、該原稿ガイド面と前記透過ガラスとの間に段差を形成する段差部材を備えた画像読取装置において、
    前記段差部材の原稿搬送方向下流側に前記透過ガラスとの間に空間が形成されるように、前記段差部材から原稿搬送方向下流側に突出させた突出部を設け
    前記段差部材は、読取位置において原稿を透過ガラスから所定距離離して原稿を搬送するための第1原稿ガイド部と、前記第1原稿ガイド部よりも透過ガラス側にあり、かつ、前記第1原稿ガイド部よりも原稿搬送方向下流側に位置し、前記第1原稿ガイド部を抜けた原稿の後端が接触する第2原稿ガイド部とを有し、
    前記第2原稿ガイド部を、前記突出部としたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1の画像読取装置において、
    前記突出部を弾性部材にしたこと特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または2の画像読取装置において、
    前記段差部材は、複数の部材を積層して形成されたものであって、
    前記突出部を形成する部材を、その他の部材より原稿搬送方向下流側へ突出させることで、前記突出部を形成したことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの画像読取装置において、
    少なくとも前記突出部の前記透過ガラスと対向する面を黒色にしたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る画像読取手段とを備え、
    前記画像読取手段で読み取った画像を前記画像形成手段によって前記記録材に形成する画像形成装置において、
    前記画像読取手段として、請求項1乃至いずれかの画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2013197001A 2012-12-25 2013-09-24 画像読取装置および画像形成装置 Active JP6222554B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013197001A JP6222554B2 (ja) 2012-12-25 2013-09-24 画像読取装置および画像形成装置
US14/134,510 US9013763B2 (en) 2012-12-25 2013-12-19 Image reading apparatus and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012281361 2012-12-25
JP2012281361 2012-12-25
JP2013197001A JP6222554B2 (ja) 2012-12-25 2013-09-24 画像読取装置および画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014143670A JP2014143670A (ja) 2014-08-07
JP2014143670A5 JP2014143670A5 (ja) 2017-01-12
JP6222554B2 true JP6222554B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=50974321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013197001A Active JP6222554B2 (ja) 2012-12-25 2013-09-24 画像読取装置および画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9013763B2 (ja)
JP (1) JP6222554B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6314962B2 (ja) * 2015-11-24 2018-04-25 コニカミノルタ株式会社 両面画像読取装置および画像形成装置
JP6833340B2 (ja) * 2016-04-13 2021-02-24 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP6700968B2 (ja) * 2016-05-20 2020-05-27 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP6547703B2 (ja) * 2016-07-26 2019-07-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
CN109564381A (zh) * 2016-07-28 2019-04-02 京瓷办公信息系统株式会社 图像读取装置的制造方法
JP6834312B2 (ja) * 2016-09-30 2021-02-24 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2018064155A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP7196540B2 (ja) 2018-10-31 2022-12-27 株式会社リコー シート材読取装置、原稿読取装置および画像形成装置
JP7196644B2 (ja) 2019-01-30 2022-12-27 株式会社リコー 傾き検出装置、読取装置、画像処理装置および傾き検出方法
JP7131415B2 (ja) 2019-01-31 2022-09-06 株式会社リコー 傾き検出装置、読取装置、画像処理装置および傾き検出方法
JP7211238B2 (ja) 2019-04-16 2023-01-24 株式会社リコー エッジ検出装置、傾き補正装置、読取装置、画像処理装置およびエッジ検出方法
US11283950B2 (en) * 2019-07-26 2022-03-22 Seiko Epson Corporation Recording apparatus and opening/closing apparatus that includes a rotation regulator with a spring wherein the spring force changes based on the contact or separation of a rib with a rotation regulation member when a part of the apparatus changes pivoting
JP2022052462A (ja) 2020-09-23 2022-04-04 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4172531A (en) * 1975-12-29 1979-10-30 Grapha-Holding Ag Apparatus for transforming a stream of overlapping paper sheets into a staple of sheets
JPS6374844A (ja) * 1986-09-18 1988-04-05 Minolta Camera Co Ltd 自動原稿給送装置
JPS63303561A (ja) 1987-06-03 1988-12-12 Ricoh Co Ltd 原稿読取装置
US4849788A (en) * 1988-06-16 1989-07-18 Xerox Corporation Automatic dual mode document registration and edge guide
US5058877A (en) 1989-05-19 1991-10-22 Ricoh Company, Ltd. Automatic cut-sheet feeding apparatus
JPH0723151A (ja) 1993-07-05 1995-01-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US5559594A (en) * 1994-02-28 1996-09-24 Minolta Co., Ltd. Copying method and apparatus for copying a document in two-in-one mode
US5610731A (en) * 1994-04-18 1997-03-11 Ricoh Company, Ltd. Image scanner having contact-type image sensor movable under automatic document feeder
JP3319893B2 (ja) * 1994-11-16 2002-09-03 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置
US5971388A (en) 1995-02-24 1999-10-26 Ricoh Company, Ltd. Automatic original document feeding device which has different procedures for correcting paper jams depending on where the jam occurs
JPH10129884A (ja) * 1996-10-30 1998-05-19 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP3310183B2 (ja) * 1996-11-15 2002-07-29 京セラミタ株式会社 原稿ガイド機構
US5969826A (en) * 1997-01-21 1999-10-19 Xerox Corporation Auto-function switching process for a multi-functional machine
JPH10218466A (ja) * 1997-02-03 1998-08-18 Minolta Co Ltd 原稿搬送装置
US6219507B1 (en) * 1997-12-18 2001-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus with attachable/detachable functional units
JPH11322180A (ja) * 1998-05-13 1999-11-24 Canon Aptex Inc 画像形成装置
JP4152604B2 (ja) * 2001-05-24 2008-09-17 株式会社リコー 給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置
JP2004043178A (ja) 2002-05-23 2004-02-12 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置および画像処理装置
US7149005B2 (en) * 2002-08-06 2006-12-12 Teco Image Systems Co., Ltd. Depth of field control device
JP2004260246A (ja) 2003-02-24 2004-09-16 Minolta Co Ltd 画像読取装置
JP2004299872A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nisca Corp 原稿搬送装置及び原稿搬送方法、並びに画像読取装置
JP2005223878A (ja) 2004-01-05 2005-08-18 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置および画像読み取り装置付き記録装置
JP2005260548A (ja) 2004-03-11 2005-09-22 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置
KR100577689B1 (ko) * 2005-01-19 2006-05-10 삼성전자주식회사 화상독취장치, 그 화상독취장치의 가이드필름 오염 체크방법 ,및 그 화상독취장치를 이용한 화상형성장치.
JP4722767B2 (ja) 2006-04-28 2011-07-13 株式会社リコー 自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
US7798480B2 (en) 2006-12-25 2010-09-21 Ricoh Company, Ltd. Sheet processing apparatus and sheet conveyance method
JP4878334B2 (ja) 2007-06-14 2012-02-15 株式会社リコー 自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5021579B2 (ja) * 2008-07-15 2012-09-12 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置
JP2010034932A (ja) 2008-07-30 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置
JP5262504B2 (ja) 2008-09-22 2013-08-14 株式会社リコー 用紙処理システム
JP5213675B2 (ja) * 2008-12-05 2013-06-19 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP2010193004A (ja) 2009-02-16 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、原稿搬送読取装置および複写機
JP2010206632A (ja) 2009-03-04 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、及び複写機
JP5321146B2 (ja) 2009-03-04 2013-10-23 株式会社リコー 原稿送り装置及び画像形成装置
JP2010202379A (ja) 2009-03-05 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 給紙装置、画像形成装置
JP5177683B2 (ja) 2009-03-12 2013-04-03 株式会社リコー 画像読取装置および複写機
JP2011119818A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置
JP2012001301A (ja) 2010-06-15 2012-01-05 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2012056643A (ja) 2010-09-03 2012-03-22 Ricoh Co Ltd シート搬送装置、原稿搬送装置、シート読取装置及び画像形成装置
JP5605698B2 (ja) 2010-10-07 2014-10-15 株式会社リコー シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5804352B2 (ja) 2010-11-11 2015-11-04 株式会社リコー シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5825549B2 (ja) 2011-06-08 2015-12-02 株式会社リコー シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5938909B2 (ja) 2012-01-11 2016-06-22 株式会社リコー 用紙搬送システム、用紙搬送プログラム、及び用紙搬送方法
JP5939459B2 (ja) 2012-02-16 2016-06-22 株式会社リコー シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5910937B2 (ja) 2012-03-15 2016-04-27 株式会社リコー 原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5958084B2 (ja) 2012-05-28 2016-07-27 株式会社リコー 自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9013763B2 (en) 2015-04-21
US20140177012A1 (en) 2014-06-26
JP2014143670A (ja) 2014-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6222554B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP5177683B2 (ja) 画像読取装置および複写機
JP6037201B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP6198123B2 (ja) シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5804352B2 (ja) シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5605698B2 (ja) シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2010206632A (ja) 画像読取装置、及び複写機
US8755097B2 (en) Image reading device and image forming apparatus
JP2009021715A (ja) 原稿読取装置及び画像形成装置
JP2017165505A (ja) シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
US8994963B2 (en) Sheet conveyance unit, image reading device, and image forming apparatus
JP6179799B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5190710B2 (ja) 画像読取装置および複写機
JP5477701B2 (ja) 原稿読取装置及び複写機
JP5327606B2 (ja) 原稿読取装置、原稿搬送読取装置および複写機
JP2010193004A (ja) 画像読取装置、原稿搬送読取装置および複写機
JP6152649B2 (ja) 画像読取装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置
JP6829836B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP5565661B2 (ja) 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5741997B2 (ja) シート材搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2010220090A (ja) 画像読取装置、及び複写機
JP5495105B2 (ja) 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2010193317A (ja) 画像読取装置および複写機
JP2010280451A (ja) 画像形成装置における用紙反転装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170921

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6222554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151