JP2010193317A - 画像読取装置および複写機 - Google Patents

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Kenichiro Morita
健一郎 森田
Takashi Fujii
隆 藤井
Hiroshi Kubo
宏 久保
Tatsuaki Nagano
竜明 長野
Takeshi Akai
武志 赤井
Yasuo Kosuga
靖夫 小数賀
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Abstract

【課題】縦すじ等の発生による読込み画像品質の低下を抑制するとともに、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することのできる原稿読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿画像読取時に第1コンタクトガラス154を上記Vscanの速度で原稿搬送方向と同方向に移動させ、原稿画像読取後(原稿の後端が読取位置を通過した後)、第1コンタクトガラス154を最大速度Vmaxで原稿搬送方向と同方向に移動させるよう制御する。そして、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻りきっていなくても、原稿の先端が、原稿先端検知位置に達したとき、第1コンタクトガラス154を上記Vscanの速度で原稿搬送方向と同方向に移動させる。
【選択図】図12

Description

本発明は、シートスルー方式の画像読取装置、及び複写機に関するものである。
従来、シートスルー方式と称して、原稿を副走査方向に搬送し、搬送している原稿を、固定の読取位置に通すことで、原稿画像の副走査を行う画像読取装置が知られている。画像読取部による読取位置には、画像読取部内部の光源から外部の原稿に向けて発せられた光や、原稿の画像面で反射して画像読取部内部に向けて進む光を透過させるための透明部材たるコンタクトガラスが設けられている。この種の画像読取装置は、原稿画像読取の際、原稿はコンタクトガラスに接触しながら通過するので、原稿の画像面側についたゴミなどのコンタクトガラス上への付着が避けられない。さらに、ゴミなどの付着物がコンタクトガラスの読取位置に付着した場合には、読み取った画像信号にその影響が現れ、画像を劣化させる。コンタクトガラス上への付着物は、シートスルー方式のみならず、他の方式の画像読取装置においても画像劣化に繋がる。しかし、原稿を固定し、画像読取部を副走査方向に移動させて画像を読む方式の画像読取装置では、その影響は画像上に"点"として現れるだけであるのに対し、シートスルー方式の画像読取装置では副走査方向に繋がる、いわゆる縦すじとなってしまい、著しい画像劣化となってしまう。
特許文献1には、コンタクトガラスを原稿搬送方向に往復移動するための移動手段と、原稿を搬送すると共に移動手段によってコンタクトガラスを原稿と同一方向に移動させながら、読取位置で画像読み取りを行わせる制御手段とを有する原稿読取装置が記載されている。このように、原稿の読み取り動作時にコンタクトガラスが原稿搬送方向と同一方向に移動するので、常時、コンタクトガラスの異なる位置で原稿画像の読取を行うことになり、コンタクトガラス上にゴミなどの付着物や汚れがあっても、縦すじによる画像品質の低下を抑制することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の原稿読取装置においては、原稿の後端が読取位置を通過した後、コンタクトガラスを原稿搬送方向と逆方向へ移動させ、所定の位置(以下、ホームポジションという)に戻ったことをホームポジションセンサで検知してから、待機している次の原稿を読取位置へ搬送させていた。その結果、原稿読取間隔が大きくなり、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性が著しく低下してしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、縦すじ等の発生による読込み画像品質の低下を抑制するとともに、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することのできる原稿読取装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、読取部を固定して原稿を搬送しながら、透明部材上の読取位置で原稿画像の読み取りを行う画像読取装置において、透明部材を原稿搬送方向に往復移動するための移動手段と、原稿を搬送させると共に前記移動手段によって前記透明部材を移動させながら、前記読取位置で画像読み取りを行わせ、原稿の後端が前記読取位置を通過した後、前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させて、前記透明部材をホームポジションに戻す制御手段と、前記原稿の先端が、前記読取位置よりも原稿搬送方向上流側の所定の位置に達したことを検知する検知手段とを備え、前記透明部材が、前記ホームポジションに戻る前に、次の原稿の搬送を開始させ、前記透明部材が前記ホームポジションに戻っているか否かにかかわらず、次の原稿を前記読取位置へ搬送させるとともに、前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させているときに、次の原稿の先端が前記所定の位置に達したことを検知手段が検知したら、前記透明部材の移動方向を画像読取時の移動方向と逆方向から画像読取時の移動方向に切り替えるよう前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像読取装置において、前記透明部材の原稿搬送面に当接する清掃部材を備え、前記移動手段によって前記透明部材を原稿搬送方向に往復移動させることにより、清掃部材が前記透明部材の原稿搬送面を清掃することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像読取装置において、前記透明部材の前記清掃部材により清掃される領域を、原稿読取に用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像読取装置において、前記透明部材がホームポジションに位置しているときの前記透明部材の原稿読取に用いられる原稿読取領域の読取位置側端部から、読取位置までの原稿搬送方向長さをDoffsetとしたとき、前記原稿の先端が前記所定の位置に達してから前記読取位置に達するまでの間に、前記ホームポジションに位置している前記透明部材を、Doffset以上移動させることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像読取装置において、前記所定の位置から、読取位置までの原稿搬送距離をDstart、原稿搬送速度をVorg、前記ホームポジションに位置している透明部材が移動を開始してから、前記透明部材の原稿読取領域の読取位置側端部が前記読取位置に達するまでの時間をToffsetとしたとき、Toffset≦(Dstart/Vorg)となるように、前記所定の位置を設定することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの画像読取装置において、前記透明部材の画像読取時の移動速度Vscanは、当該装置の機構構成および要求される生産性の制約を満たす範囲で最大に設定されることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像読取装置において、前記透明部材の画像読取時の移動速度Vscanは、前記透明部材の原稿読取領域の原稿搬送方向長さL、前記透明部材がホームポジションに位置しているときにおける前記透明部材の原稿読取領域の読取位置側端部から、読取位置までの原稿搬送方向長さDoffset、原稿の後端が読取位置を通過してから、次の原稿の先端が読取位置に達するまでの時間Tinterval、前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させるときの速度Vreturn、シート読取時間Tscan、および当該装置が連続読取可能な連続読取可能枚数N、に基づき設定されることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の画像読取装置において、前記透明部材の画像読取時の移動速度Vscanは、
Figure 2010193317
Figure 2010193317
を満たすよう設定されることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像読取装置において、前記連続読取可能枚数N分の原稿画像読取完了後、次の原稿の搬送を一次停止し、透明部材をホームポジションに復帰させてから次の原稿の搬送を再開するよう制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項7乃至9の画像読取装置において、前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させるときの速度Vreturnを、前記透明部材の最大移動速度Vmaxに設定したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項7乃至10いずれかの画像読取装置において、前記連続読取可能枚数Nは、前記読取部が制御上可能な連続読取枚数であることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11いずれかの画像読取装置において、前記透明部材が、画像読取時の移動方向へ移動することできる限界の位置に達したとき、前記透明部材の移動を停止し、原稿の後端が読取位置を通過したら、次の原稿の搬送を一次停止し、前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させて前記透明部材を前記ホームポジション戻し、透明部材をホームポジションに復帰させてから次の原稿の搬送を再開するよう制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る原稿搬送読取手段とを備え、該原稿搬送読取手段で読み取った画像を該画像形成手段によって該記録材に形成することで、該原稿を複写する複写機において、上記原稿搬送読取手段として、請求項1乃至12のいずれかの原稿読取装置を用いたことを特徴とするものである。
本発明によれば、透明部材がホームポジションに戻っているか否かにかかわらず、次の原稿を読取位置へ搬送するので、透明部材がホームポジションに戻ったことを検知してから、次の原稿を読取位置へ搬送するものに比べて、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することができる。しかも、次の原稿の先端が所定の位置に達したことを検知手段が検知したら、透明部材の移動を画像読取時の移動方向と逆方向から画像読取時の移動方向に切り替えることで、次の原稿が読取位置に達したとき、透明部材が画像読取時の移動方向に移動する。その結果、常時、透明部材の異なる位置で原稿画像の読取を行うことになり、透明部材上にゴミ付着や汚れがあっても、縦すじによる画像品質の低下を抑制することができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機における画像形成部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図。 同画像形成部における4つのプロセスユニットからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図。 同複写機のスキャナ及びADFを示す斜視図。 同ADFの要部構成をスキャナの上部とともに示す拡大構成図。 同複写機の電気回路の一部を示すブロック図。 第2固定読取部の電気回路の要部を示すブロック図。 第1固定読取部の周辺を示す拡大構成図 図8のA方向から見た図。 第1固定読取部の周辺の分解斜視図。 第1コンタクトガラスが、ホームポジションに位置している様子を示す図。 画像読取時の制御フロー図。 画像読取時における第1コンタクトガラスの移動について説明する図。
以下、本発明を、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機という)に適用した実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、本複写機を示す概略構成図である。この複写機は、画像形成手段たる画像形成部1と、白紙供給装置40と、原稿読取装置50とを備えている。原稿読取装置50は、画像形成部1の上に固定されたスキャナ150と、これに支持される原稿搬送装置たるADF51とを有している。
白紙供給装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つの給紙カセット42、給紙カセットから転写紙を送り出す送出ローラ43、送り出された転写紙を分離して給紙路44に供給する分離ローラ45等を有している。また、画像形成部1の給紙路37に転写紙を搬送する複数の搬送ローラ47等も有している。そして、給紙カセット内の転写紙を画像形成部1内の給紙路37内に給紙する。
図2は、画像形成部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。画像形成手段としての画像形成部1は、光書込装置2や、K,Y,M,C色のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,Y,M,C、転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、給紙路37等を備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,Y,M,Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、感光体4K,Y,M,Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。なお、符号の後に付されたK,Y,M,Cという添字は、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアン用の仕様であることを示している。
プロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ、感光体とその周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、画像形成部1本体に対して着脱可能になっている。ブラック用のプロセスユニット3Kを例にすると、これは、感光体4Kの他、これの表面に形成された静電潜像をブラックトナー像に現像するための現像装置6Kを有している。また、後述するK用の1次転写ニップを通過した後の感光体4K表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置15なども有している。本複写機では、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べるように対向配設した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。なお、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、同図においては各符号に付すK,Y,M,Cという添字を省略している。同図に示すように、プロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置23、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュウ8、これらスクリュウ間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ12は、ドクタブレード14との対向位置からスリーブの回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ13表面に引き寄せて担持させるとともに、スリーブ表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻り、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。なお、現像装置6として、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15としては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュウ20上に落下する。回収スクリュウ20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置21に受け渡す。リサイクル搬送装置21は、受け渡されたトナーを現像装置15に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置23によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。なお、帯電装置23としては、帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いている。感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの感光体4K,Y,M,Cには、これまで説明してきたプロセスによってK,Y,M,Cトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,Y,M,Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。この転写ユニット24は、複数のローラによって張架した中間転写ベルト25を、感光体4K,Y,M,Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,Y,M,Cと中間転写ベルト25とが当接するK,Y,M,C用の1次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ26K,Y,M,Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,Y,M,Cに向けて押圧している。これら1次転写ローラ26K,Y,M,Cには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の1次転写ニップには、感光体4K,Y,M,C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と2次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、自らの2次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ31には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、2次転写ニップに2次転写電界が形成されている。
この2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されており、ローラ間に挟み込んだ転写紙を中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって転写紙に一括2次転写され、転写紙の白色と相まってフルカラー画像となる。2次転写ニップを通過した転写紙は、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト25の表面には、2次転写ニップで転写紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された転写紙は、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外へと排出される。
先に示した図1において、紙搬送ユニット22および定着装置34の下には、スイッチバック装置36が配設されている。これにより、片面に対する画像定着処理を終えた転写紙が、切換爪で転写紙の進路を転写紙反転装置側に切り換えられ、そこで反転されて再び2次転写転写ニップに進入する。そして、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ上に排紙される。
画像形成部1の上に固定されたスキャナ150は、固定読取部や移動読取部152を有している。移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサ153で受光する。
一方、固定読取部は、スキャナ150の内部に配設された第1面固定読取部151と、ADF51内に配設された図示しない第2面固定読取部95とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する第1面固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、後述するADF51によって搬送される原稿MSが第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第1面を走査する。また、第2面固定読取部95は、第1面固定読取部151を通過した後の原稿MSの第2面を走査する。
スキャナ150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、原稿MSを搬送するための搬送ユニット98、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。図4に示すように、スキャナ150に固定された蝶番159によって上下方向に揺動可能に支持されている。そして、その揺動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナ150の上面の第1コンタクトガラス154や第2コンタクトガラス155を露出させる。原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADFによる搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図4に示すように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第2コンタクトガラス155上に載せた後、ADFを閉じる。そして、スキャナ150の図1に示した移動読取部152によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立した複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ150内の第1面固定読取部151やADF51内の第2面固定読取部95に順次読み取らせていくことができる。この場合、原稿束を原稿載置台53上にセットした後、図示しないコピースタートボタンを押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に搬送ユニット54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナ150の第1面固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの第1面の画像がスキャナ150の第1面固定読取部151によって読み取られる。
図5は、ADF51の要部構成をスキャナ150の上部とともに示す拡大構成図である。また、図6は、ADF51及びスキャナ150の電気回路の一部を示すブロック図である。ADF51は、原稿セット部A、分離給送部B、レジスト部C、ターン部D、第1読取搬送部E、第2読取搬送部F、排紙部G、スタック部H等を備えている。
図6に示すように、ADF51は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等からなるコントローラ64を有しており、これによって各種の機器やセンサを制御することができる。このコントローラ64には、レジストセンサ65、原稿セットセンサ63、排紙センサ61、突き当てセンサ72、原稿幅センサ73、読取入口センサ67、給紙適正位置センサ59などが接続されている。また、第2固定読取部95、ピックアップモータ56、給紙モータ76、読取モータ77、排紙モータ78、底板上昇モータ79なども接続されている。また、スキャナ150の各機器の制御を司る本体制御部200なども接続されている。スキャナ150は、図示しないCPU(Central
Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等からなる本体制御部200を有しており、これにより、スキャナ150内部の図示しない各種機器やセンサを制御することができる。また、I/F202によってADF(51)のコントローラ64と接続されており、コントローラ64を介して、ADF51内の各種機器やセンサを間接的に制御することもできる。
図5において、原稿セット部Aは、原稿MSの束がセットされる原稿載置台53等を有している。また、分離給送部Bは、セットされた原稿MSの束から原稿MSを一枚ずつ分離して給送するものである。また、レジスト部Cは、給送された原稿MSに一時的に突き当たって原稿MSを整合した後に送り出すものである。また、ターン部Dは、C字状に湾曲する湾曲搬送部を有しており、この湾曲搬送部内で原稿MSを折り返しながらその上下を反転させるものである。また、第1読取搬送部Eは、第1コンタクトガラス154の上で原稿MSを搬送しながら、第1コンタクトガラス154の下方で図示しないスキャナの内部に配設されている第1面固定読取部151に原稿MSの第1面を読み取らせるものである。また、第2読取搬送部Fは、第2固定読取部95の下で原稿MSを搬送しながら、原稿MSの第2面を第2固定読取部95に読み取らせるものである。また、排紙部Gは、両面の画像が読み取られた原稿MSをスタック部Hに向けて排出するものである。また、スタック部Hは、原稿スタック台55の上に原稿MSをスタックするものである。
原稿MSは、原稿MSの束の厚みに応じて図中矢印a、b方向に揺動可能な可動原稿テーブル54の上に原稿先端部が載せられるとともに、原稿後端側が原稿載置台53の上に載せられた状態でセットされる。このとき、原稿載置台53上において、その幅方向(図紙面に直交する方向)の両端に対してそれぞれ図示しないサイドガイドが突き当てられることで、幅方向における位置が調整される。このようにしてセットされる原稿MSは、可動原稿テーブル54の上方で揺動可能に配設されたレバー部材62を押し上げる。すると、それに伴って原稿セットセンサ63が原稿MSのセットを検知して、検知信号をコントローラ64に送信する。そして、この検知信号は、コントローラ64からI/F202を介して本体制御部200に送られる。
原稿載置台53には、原稿MSの搬送方向の長さを検知する反射型フォトセンサ又はアクチュエーター・タイプのセンサからなる第1原稿長さ検知センサ57、第2原稿長さ検知センサ58が保持されている。これら長さセンサにより、原稿MSの搬送方向の長さが検知される。
可動原稿テーブル54の上に載置された原稿MSの束の上方には、カム機構によって上下方向(図中矢印c,d方向)に移動可能に支持されるピックアップローラ80が配設されている。このカム機構は、ピックアップモータ56によって駆動することで、ピックアップローラ80を上下移動させることが可能である。ピックアップローラ80が上昇移動すると、それに伴って可動原稿テーブル54が図中矢印a方向に揺動して、ピックアップローラ80が原稿MSの束における一番上の原稿MSに当接する。更に可動原稿テーブル54が上昇すると、やがて給紙適正位置センサ59によって可動原稿テーブル54の上限までの上昇が検知される。これにより、ピックアップモータ56が停止するとともに、可動原稿テーブル54の上昇が停止する。
複写機の本体に設けられたテンキーやディスプレイ等からなる本体操作部201に対しては、操作者によって両面読取モードか、あるいは片面読取モードかを示す読取モード設定のためのキー操作や、コピースタートキーの押下操作などが行われる。コピースタートキーが押下されると、本体制御部200からI/F202を介してADF51のコントローラ64に原稿給紙信号が送信される。すると、ピックアップローラ80が給紙モータ76の正転によって回転駆動して、可動原稿テーブル54上の原稿MSを可動原稿テーブル54上から送り出す。
両面読取モードか、片面読取モードかの設定に際しては、可動原稿テーブル54上に載置された全ての原稿MSについて一括して両面、片面の設定を行うことが可能である。また、1枚目及び10枚目の原稿MSについては両面読取モードに設定する一方で、その他の原稿MSについては片面読取モードに設定するなどといった具合に、個々の原稿MSについてそれぞれ個別に読取モードを設定することも可能である。
ピックアップローラ80によって送り出された原稿MSは、分離搬送部Bに進入して、給紙ベルト84との当接位置に送り込まれる。この給紙ベルト84は、駆動ローラ82と従動ローラ83とによって張架されており、給紙モータ76の正転に伴う駆動ローラ82の回転によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。この給紙ベルト84の下部張架面には、給紙モータ76の正転によって図中時計回りに回転駆動されるリバースローラ85が当接している。当接部においては、給紙ベルト84の表面が給紙方向に移動する。これに対し、リバースローラ85は、給紙ベルト84に所定の圧力で当接しており、給紙ベルト84に直接当接している際、あるいは当接部に原稿MSが1枚だけ挟み込まれている際には、ベルト又は原稿MSに連れ回る。但し、当接部に複数枚の原稿MSが挟み込まれた際には、連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなることから、連れ回り方向とは逆の図中時計回りに回転駆動する。これにより、最上位よりも下の原稿MSには、リバースローラ85によって給紙とは反対方向の移動力が付与されて、数枚の原稿から最上位の原稿MSだけが分離される。
給紙ベルト84やリバースローラ85の働きによって1枚に分離された原稿MSは、レジスト部Cに進入する。そして、突き当てセンサ72の直下を通過する際にその先端が検知される。このとき、ピックアップモータ56の駆動力を受けているピックアップローラ80がまだ回転駆動しているが、可動原稿テーブル54の下降によって原稿MSから離間するため、原稿MSは給紙ベルト84の無端移動力のみによって搬送される。そして、突き当てセンサ72によって原稿MSの先端が検知されたタイミングから所定時間だけ給紙ベルト84の無端移動が継続して、原稿MSの先端がプルアウト駆動ローラ86とこれに当接しながら回転駆動するプルウト従動ローラ87との当接部に突き当たる。原稿MSの先端が両ローラの当接部に突き当たった状態で、原稿MSの後端側が給紙方向に向けて送られることで、原稿MSは所定量だけ撓んだ状態になりながら、先端が当接部に位置決めされる。これにより、原稿MSのスキュー(傾き)が補正されて、原稿MSは給紙方向に沿った姿勢になる。
プルアウト従動ローラ87は、原稿MSのスキューを補正する役割の他に、スキューが補正された原稿MSを原稿搬送方向下流側の中間ローラ対66まで搬送する役割を担っており、給紙モータ76の逆転によって回転駆動される。給紙モータ76が逆転すると、プルアウト従動ローラ87と、互いに当接している中間ローラ対66における一方のローラとが回転を開始するとともに、給紙ベルト84の無端移動が停止する。また、このとき、ピックアップローラ80の回転も停止される。
プルアウト従動ローラ87から送り出された原稿MSは、原稿幅センサ73の直下を通過する。原稿幅センサ73は、反射型フォトセンサ等からなる紙検知部を複数有しており、これら紙検知部は原稿幅方向(図紙面に直交する方向)に並んでいる。どの紙検知部が原稿MSを検知するのかに基づいて、原稿MSの幅方向のサイズが検知される。また、原稿MSの搬送方向の長さは、原稿MSの先端が突き当てセンサ72によって検知されてから、原稿MSの後端が突き当てセンサ72によって検知されなくなるまでのタイミングに基づいて検知される。
原稿幅センサ73によって幅方向のサイズが検知された原稿MSの先端は、ターン部Dに進入して、中間ローラ対66のローラ間の当接部に挟み込まれる。この中間ローラ対66による原稿MSの搬送速度は、後述する第1読取搬送部Eでの原稿MSの搬送速度よりも高速に設定されている。これにより、原稿MSを第1読取搬送部Eに送り込むまでの時間の短縮化が図られている。
ターン部D内を搬送される原稿MSの先端は、原稿先端が読取入口センサ67との対向位置を通過する。原稿MSの先端が読取入口センサ67により検出された後の制御が非停止モード動作と停止モード動作とで異なる。まず、非停止モード動作について述べる。非停止モード動作では、原稿MSの先端が読取入口ローラ対(89と90との対)の位置まで搬送される間に、中間ローラ対66により原稿搬送速度を読取搬送速度と同速に減速される。また、同時に読取モータ77の回転駆動を開始し、読取入口ローラ対(89,90)における一方のローラ、読取出口ローラ対92における一方のローラ、第2読取出口ローラ対92における一方のローラがそれぞれ回転駆動を開始する。
ターン部D内においては、原稿MSが中間ローラ対66と読取入口ローラ対(89、90)との間の湾曲搬送路で搬送される間に上下面が逆転されるとともに、搬送方向が折り返される。そして、読取入口ローラ対(89、90)のローラ間のニップを通過した原稿MSの先端は、レジストセンサ65の直下を通過する。このとき原稿MSの先端がレジストセンサ65によって検知されると、読取モータ77のパルスカウントに基づいて算出された原稿MSの先端が第1面固定読取部151による読取位置に到達するタイミングで、コントローラ64から本体制御部200に対して原稿MSの第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第1面固定読取部151による読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第1面が第1面固定読取部151によって読み取られる。
停止モード動作では、読取入口センサ67により原稿先端が検出された後、読取入口ローラ対(89、90)のニップに突き当たった後に所定量撓み量が生じるように決定された給紙モータ76のモータパルスカウント数だけ原稿が送られる停止制御が行われる。また、本体制御部200にI/F202を介してレジスト停止信号が送信される。続いて本体制御部200より読取り開始信号を受信し、かつ、読取搬送動作が可である場合に、レジスト停止していた原稿は、コントローラ64の制御により、原稿MSの先端が第1読取搬送部E内に到達するまで、読取モータ77の回転が再開されて所定の搬送速度まで原稿MSの搬送速度が増速される。その後、原稿の先端をレジストセンサ65により検知し、読取モータ77のパルスカウントに基づいて算出された原稿MSの先端が第1面固定読取部151による読取位置に到達するタイミングで、コントローラ64から本体制御部200に対して原稿MSの第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が送信される。そして、上述同様、ゲート信号が、原稿MSの後端が第1面固定読取部151による読取位置を抜け出るまで送信され、原稿MSの第1面が第1面固定読取部151によって読み取られる。
第1読取搬送部Eを通過した原稿MSは、後述の読取出口ローラ対92を経由した後、その先端が排紙センサ61によって検知される。片面読取モードが設定されている場合には、後述する第2固定読取部95による原稿MSの第2面の読取が不要である。そこで、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知されると、排紙モータ78の正転駆動が開始されて、排紙ローラ対94における図中下側の排紙ローラが図中時計回り方向に回転駆動される。また、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知されてからの排紙モータパルスカウントに基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップを抜け出るタイミングが演算される。そして、この演算結果に基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップから抜け出る直前のタイミングで、排紙モータ78の駆動速度が減速せしめられて、原稿MSが原稿スタック台55から飛び出さないような速度で排紙される。
一方、両面読取モードが設定されている場合には、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知された後、第2固定読取部95に到達するまでのタイミングが読取モータ77のパルスカウントに基づいて演算される。そして、そのタイミングでコントローラ64から本体制御部200に対して原稿MSの第2面における副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第2固定読取部95による読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第2面が第2固定読取部95によって読み取られる。
読取手段としての第2固定読取部95は、密着型イメージセンサ(CIS)からなり、原稿MSに付着している糊状の異物が読取面に付着することによる読取縦すじを防止する目的で、読取面にコーティング処理が施されている。第2固定読取部95との対向位置には、原稿MSを非読取面側(第1面側)から支持する原稿支持手段としての第2読取ローラ96が配設されている。この第2読取ローラ96は、第2固定読取部95による読取位置での原稿MSの浮きを防止するとともに、第2固定読取部95におけるシェーディングデータを取得するための基準白部として機能する役割を担っている。本複写機では、第2固定読取部95との対向位置で原稿を支持する原稿支持手段として、第2読取ローラ96を用いたが、ガイド板状のものを用いてもよい。
図7は、第2固定読取部95の電気回路の要部を示すブロック図である。同図に示すように、第2固定読取部95は、LEDアレイ、蛍光灯、あるいは冷陰極管などからなる光源部95aを有している。また、主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に並ぶ複数のセンサチップ95b、それぞれのセンサチップ95bに個別に接続された複数のOPアンプ回路95c、それぞれのOPアンプ回路95cに個別に接続された複数のA/Dコンバータ95eも有している。更には、画像処理部95f、フレームメモリ95g、出力制御回路95h、I/F回路95iなども有している。
センサチップ95bは、等倍密着イメージセンサと称される光電変換素子と集光レンズとを具備するものである。第2固定読取部95による読取位置に図示しない原稿が進入するのに先立って、コントローラ64から光源部95aに点灯ON信号が送られる。これにより、光源部95aが点灯し、その光を図示しない原稿の第2面に向けて照射する。原稿の第2面で反射した反射光は、複数のセンサチップ95bにおいて、集光レンズによって光電変換素子に集光されて画像情報として読み取られる。それぞれのセンサチップ95bで読み取られた画像情報は、OPアンプ回路95cによって増幅された後、A/Dコンバータ95eによってデジタル画像情報に変換される。これらデジタル画像情報は、画像処理部95fに入力されてシェーデイング補正などた施された後、フレームメモリ95gに一時記憶される。その後、出力制御回路95hによって本体制御部200に受入可能なデータ形式に変換された後、I/F回路95iを経由して本体制御部200に出力される。なお、コントローラ64からは原稿の先端が第2固定読取部95による読取位置に到達するタイミング(そのタイミング以降の画像データが有効データとして扱われる)を知らせるためのタイミング信号や光源の点灯信号、電源等が出力されるようになっている。
次に、本複写機における特徴的な構成について説明する。
図8は、第1面固定読取部151の周辺を示す拡大構成図であり、図9は、図8のA方向から見た図であり、図10は、第1面固定読取部151の周辺の分解斜視図である。
図8、図10に示すように、板状の固定部材171に設けられた長方形状の窓枠171aを覆うように透明部材たる第1コンタクトガラス154が固定されている。固定部材171の主走査方向両端部付近には、それぞれ副走査方向に延びる長穴171bが形成されている。
スキャナ150のケーシングの主走査方向両端部には、それぞれ2本の位置決めピン150a、150bが設けられており、これら位置決めピン150a、150bが固定部材171の長穴171bに挿入されている。また、固定部材171の窓枠171aよりも原稿搬送方向上流側に、ラック部材172が固定されており、ラック部材172は、スキャナ150のケーシングに回転自在に支持されたピニオン部材173と噛み合っている。ピニオン部材173は、不図示の駆動モータが接続されている。
ピニオン部材173が、不図示の駆動モータにより図8の時計回りに回転すると、固定部材171に固定されている第1コンタクトガラス154が原稿搬送方向へスライドする。一方、ピニオン部材173が、不図示の駆動モータにより図8の反時計回りに回転すると、固定部材171に固定されている第1コンタクトガラス154が原稿搬送方向と逆方向にスライドする。
すなわち、本実施形態においては、ラック部材172と、ピニオン部材173と、不図示の駆動モータとによって、透明部材たる第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向に往復移動するための移動手段を構成している。
また、第1コンタクトガラス154を往復移動する移動手段は、これに限られず、例えば、特許文献1に記載のように、カムを用いたものでもよい。
固定部材171は、スキャナ150の上面の第1固定読取部周辺を覆う蓋部材157に覆われている。蓋部材157には、第1面固定読取部151から発した光および原稿画像面から反射した反射光を通過させるための長方形状の通過穴が形成されており、通過穴よりも原稿搬送方向下流側に、原稿の先端を上方へ掬い上げるための掬い上げガイド156が形成されている。また、図8に示すように、蓋部材157の下面には、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面と当接して、原稿搬送面に付着したゴミなどの付着物を清掃する清掃部材160が設けられている。また、蓋部材157の主走査方向両端部付近には、上記位置決めピン150a、150bの先端が嵌合する位置決め穴157a、157bが形成されている。
また、スキャナ150のケーシング内には、ホームポジションセンサ175と、ガラス移動限界センサ174とが設けられている。ホームポジションセンサ175およびガラス移動限界センサ174は、透過型のセンサであり、図9に示すように、発光部175aと受光部175bとがラック部材172を挟んで対向している。図11に示すように、原稿読取動作が行なわれていないときは、第1コンタクトガラス154は、清掃部材160よりも原稿搬送方向上流側に位置しており、この位置が、第1コンタクトガラス154のホームポジションである。ホームポジションセンサ175は、ラック部材172が発光部175aの光を遮って、受光部175bが光を受光しなくなったとき、第1コンタクトガラス154が、ホームポジションにきたことを検知する。一方、ガラス移動限界センサ174は、ラック部材172がガラス移動限界センサ174を抜けて、発光部の光を受光部が検知したとき、第1コンタクトガラス154が移動限界にきたことを検知する。なお、後述する第1コンタクトガラスの原稿読取領域の原稿搬送方向上流端が読取位置に到達したときの第1コンタクトガラス154の位置が、第1コンタクトガラス154の移動限界である。
また、第1コンタクトガラス154のホームポジションおよび移動限界の検知は、これに限られない。例えば、固定部材171に光を反射する反射板を取り付け、ホームポジションセンサおよびガラス移動限界センサとして、反射型の光センサを用いてもよい。
次に、第1コンタクトガラス154の移動制御について、図12、図13を用いて説明する。
まず、複写機本体の不図示のコピースタートキーの押下操作などが行われると、本体制御部200は、第1コンタクトガラス154が先の図11に示すホームポジションに位置しているか否かを確認する(S1)。ホームポジションセンサ175が、第1コンタクトガラス154がホームポジションに位置してないことを検出していたら(S1のNO)、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向に最大速度Vmaxで移動させる(S2)。ホームポジションセンサ175が、第1コンタクトガラス154がホームポジションにあること検出(S1のYES)したら、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向へ移動させていた場合は、第1コンタクトガラス154の移動を停止する(S3)。
次に、本体制御部200は、原稿搬送時における第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向移動速度Vscanを算出するとともに、Dstartを算出(S4)し、第1コンタクトガラス154の移動を開始するトリガーとなる所定位置たる原稿先端検知位置を設定する。
上記Vscanは、機構構成および要求される生産性に基づいて設定される。具体的には、
第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向長さ:L
第1コンタクトガラス154がホームポジションに位置しているときにおける第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向下流端から、読取位置までの原稿搬送方向長さ:Doffset
原稿の後端が読取位置を通過してから、次の原稿の先端が読取位置に達するまでの時間:Tinterval
原稿搬送方向と逆方向に第1コンタクトガラス154を移動させるときの速度:Vreturn
スキャナ150が読取可能な連続読取可能枚数:N
原稿画像読取時間:Tscan
から上述した数1、数2を用いて原稿搬送方向移動速度Vscanが算出される。
第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向長さL、第1コンタクトガラス154がホームポジションに位置しているときにおける第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向下流端から、読取位置までの原稿搬送方向長さDoffset、原稿の後端が読取位置を通過してから、次の原稿の先端が読取位置に達するまでの時間Tinterval、原稿搬送方向と逆方向に第1コンタクトガラス154を移動させるときの速度Vreturn、およびスキャナ150が読取可能な連続読取可能枚数Nは、装置構成や生産性仕様から事前に設定された値である。シート読取時間Tscanは、原稿長さ検知センサ57、58から推定される原稿の副走査方向長さから設定される。
本実施形態においては、原稿搬送方向と逆方向に第1コンタクトガラス154を移動させるときの速度Vreturnを、最大速度Vmaxとしている。また、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域は、第1コンタクトガラス154の清掃部材160により清掃される領域である。本実施形態においては、図11に示すように、第1コンタクトガラス154がホームポジションにあるとき、第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向下流端が、清掃部材160よりも原稿搬送方向上流側にあり、清掃部材160で第1コンタクトガラス原稿搬送面全面を清掃する。よって、本実施形態の第1コンタクトガラス154の原稿読取領域は、第1コンタクトガラス原稿搬送面全面である。よって、本実施形態においては、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向長さLは、第1コンタクトガラス154の副走査方向(原稿搬送方向)長さと同じ長さである。なお、これは一例であり、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域を第1コンタクトガラス154の清掃部材160により清掃される領域以下に設定してもよい。また、スキャナ150が読取可能な連続読取可能枚数Nは、第1面固定読取部151が制御上可能な連続読取枚数である。
本体制御部200は、第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向移動速度Vscanを算出したら、このVscanから、第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向の移動を開始する原稿先端検知位置を特定する。この原稿先端検知位置は、ADF51を搬送中の原稿MSの先端が読取位置に達したとき、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向下流端が、読取位置に達するようにするための、第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向の移動を開始するトリガーとなるものである。
第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向下流端が、ホームポジションから読取位置までの距離(Doffset)移動するのに必要な時間Toffsetは、(Doffset/Vscan)である。このToffsetの時間で移動する原稿の移動距離Dは、原稿搬送速度をVorgとしたとき、D=Vorg×Toffset=Vorg×(Doffset/Vscan)である。
この距離Dは、第1コンタクトガラス154の移動を開始する原稿搬送経路の原稿先端検知位置から、読取位置までの原稿搬送距離Dstartである。読取位置から距離Dstart分原稿搬送方向上流側の位置が、原稿先端検知位置であるので、算出した原稿搬送距離Dstartから、原稿先端検知位置を設定する。
また、算出した距離Dに所定値を加算した値をDstartにしてもよい。これにより、ホームポジションから第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向下流端が読取位置に到達するまでの時間Toffsetより、原稿の先端が上記到達地点から読取位置に到達する時間(Dstart/Vorg)の方が長くなる。その結果、不図示の駆動モータの立ち上がり時間や、ピニオン部材173とラック部材172とのバックラッシなどによって、実際の第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向下流端が読取位置に到達するまでの時間が、Toffsetよりもかかったとしても、原稿の先端が読取位置に到達したとき、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域を読取位置に確実に到達させることができる。
次に、原稿先端が、設定した原稿先端検知位置に到達したか否かを監視する(S5)。この監視は、搬送路に設置されたセンサ群やモータのパルスカウントなどにより行われる。モータのパルスカウント値が、算出したDstartに基づいて設定したカウント値となり、原稿先端が、原稿先端検知位置に到達(S5のYES)したことを検出したら、図13(a)に示すように、第1コンタクトガラス154を算出したVscanの速度で原稿搬送方向と同方向への移動を開始する(S9)。そして、上述したように、原稿MSの先端がレジストセンサ65によって検知されると、読取モータ77のパルスカウントに基づいて算出された原稿MSの先端が第1面固定読取部151による読取位置に到達するタイミングで、原稿画像の読取が開始される(S10)。このとき、算出したDstartに基づいて原稿先端検知位置が設定されているので、図13(b)に示すように、原稿の先端が読取位置に到達したとき、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域を読取位置に確実に到達させることができる。
また、原稿長さ検知センサ57、58から推定された原稿の副走査方向長さが、実際の原稿の副走査方向長さよりも長かった場合などのときは、連続読取可能枚数N枚読み込む前に、第1コンタクトガラス154が移動限界に達する場合がある。よって、本体制御部200は、原稿画像読取中に第1コンタクトガラス154が移動限界に到達したか否かをガラス移動限界センサ174で監視する(S11)。ガラス移動限界センサ174が、第1コンタクトガラス154の移動限界を検出(S11のYES)したら、もうこれ以上第1コンタクトガラス154を移動させることができないため第1コンタクトガラス154の移動を停止する(S12)。
原稿読取動作が終了(S13のYES)したら、読取原稿枚数カウンタnを1だけ増加させて(S14)、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向へ最大速度Vmaxでの移動を開始する(S15)。このとき、図13(c)の状態となる。第1コンタクトガラス154が原稿搬送方向と逆方向へ移動することで、原稿搬送中に第1コンタクトガラス154に付着したゴミなどが清掃部材160によって、第1コンタクトガラス154の表面の原稿搬送方向下流側に集められる。次の原稿が存在するとき(S16のYES)は、読取原稿枚数カウンタnが、連続読取可能枚数N以上になっていないかを確認する(S17)。連続読取可能枚数N以上になっている(S17のYES)の場合は、本体制御部200は、非停止モード動作から停止モード動作に切替へ、次の原稿の読取位置への搬送を不可に設定する(S19)。そして、ホームポジションセンサ175で、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻ったか否かを監視する。第1コンタクトガラス154が、ホームポジションに戻ることで、第1コンタクトガラス上の原稿搬送方向下流側に寄せられたゴミなどの付着物が完全に除去される。なお、清掃部材160の下方には、不図示のゴミ回収部が設けられており、清掃部材160により第1コンタクトガラス上から掻き落とされたゴミなど付着物は、ゴミ回収部へ落下する。そして、第1コンタクトガラス154が、ホームポジションに戻ったことをホームポジションセンサ175が検出(S20のYES)したら、第1コンタクトガラス154の移動を停止し(S21)、読取搬送動作を不可から可に再設定(S22)し、読取入口ローラ対(89、90)で待機していた次の原稿を読取位置へ搬送する。また、読取原稿枚数カウンタnを0に初期化した後(S27)、S5へ戻って処理を継続する。
一方、読取枚数カウンタnが連続読取可能枚数N未満(S17のNO)だった場合には、第1コンタクトガラス154が移動限界の位置で停止していたか否かを確認する(S18)。具体的には、原稿画像読取中にガラス移動限界センサ174が、第1コンタクトガラス154の移動限界を検知したとき、フラグを立てておき、S16では、そのフラグが立っているか否かを確認することで、第1コンタクトガラス154が移動限界の位置で停止していたか否かを確認する。第1コンタクトガラス154が移動限界の位置で停止していた場合(S16のYES)は、S17〜S23のステップを実行する。
一方、原稿画像読取中に、第1コンタクトガラス154が移動限界に達していなかった(S16のNO)場合は、S5以降のステップを実行する。また、原稿長さ検知センサ57、58から推定された原稿の副走査方向長さが、実際の原稿の副走査方向長さよりも長かった場合などのときは、次の原稿の先端が原稿先端検知位置に達する前に、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻る場合もある。よって、本体制御部200は、次の原稿の先端が原稿先端検知位置に達するまで、ホームポジションセンサ175で、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻ったか否かを監視する(S6)。そして、ホームポジションセンサ175が、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻ったことを検知した(S6YES)場合は、第1コンタクトガラス154の移動を停止する(S7)。
そして、原稿の先端が原稿先端検知位置に達したら、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻っていなくても、第1コンタクトガラス154の移動を停止(S8)して、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向にVscanの速度での移動を開始する(S9)。この状態が、図13(d)である。その結果、図13(d)に示すように、第1コンタクトガラス154の前回の原稿読取に使用された領域と、今回原稿読取に使用される領域が異なる。しかし、今回原稿読取に使用される領域は、図13(d)に示すように、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向にVscanの速度での移動を開始する際、清掃部材160よりも原稿搬送方向上流側にあり、表面は、清掃されている。よって、読取画像に縦スジなどが生じるのを良好に抑制することができる。また、原稿を停止することなく、原稿の読取動作を行なえるので、原稿の搬送を一旦停止して、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻ってから、原稿の搬送を再開して、原稿画像を読み取るものに比べて、連続枚数の読取処理時間を短縮することができる。これにより、連続枚数の読取時の生産性の低下を抑制することができる。
本実施形態においては、上記数1を用いてVscanが算出されているので、連続読取可能枚数Nを越えるまで、原稿画像読取時に第1コンタクトガラス154が、移動限界に達するのを抑制することができる。これにより、連続読取可能枚数Nを越えるまでは、原稿画像読取時に第1コンタクトガラス154が停止することが抑制され、縦スジが生じるのを抑制することができる。
原稿載置台53に載置された原稿全ての読取処理が終わった場合には(S16でNo)、第1コンタクトガラス154がホームポジションへ戻ってくるまで待ち(S23)、戻ってきたことを確認(S23のYES)したら第1コンタクトガラス154の移動を停止させて(S24)、この処理を終了する。
次に数1について説明する。本実施形態においては、原稿画像読取時に第1コンタクトガラス154を上記Vscanの速度で原稿搬送方向と同方向に移動させ、原稿画像読取後(原稿の後端が読取位置を通過した後)、第1コンタクトガラス154を最大速度Vmaxで原稿搬送方向と同方向に移動させるよう制御する。そして、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻りきっていなくても、原稿の先端が、原稿先端検知位置に達したとき、第1コンタクトガラス154を上記Vscanの速度で原稿搬送方向と同方向に移動させる。
ここで、原稿読み取り中にゴミが落下した場合を想定すると、Vscanは速い方が望ましい。これは、Vscan速度が速いほど第1コンタクトガラス154に付着したゴミが読取位置をすばやく通過するので、縦スジの長さが短くなるからである。すなわち、Vscanとしては、(L/Tscan)に設定するのが、最も望ましい。しかし、Vscanとして、(L/Tscan)に設定した場合、次に原稿の先端が原稿先端検知位置に達したときに、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻っていないと、次の原稿の画像読取の途中で第1コンタクトガラス154が移動限界に達してしまう。その結果、次の原稿の画像読取時の途中で第1コンタクトガラス154が停止してしまい、読取画像の後端側で縦すじが生じてしまう。
そこで、連続読取可能枚数Nを越えるまで、原稿画像読取時に第1コンタクトガラス154が移動限界に達しないように、Vscanが算出される。
一枚目の原稿読取時における第1コンタクトガラス154の移動量dは、Vscan×Tscanで表すことができる。原稿読取後の第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向と逆方向への移動量d2は、Vreturn×Tintervalである。なお、本実施形態においては、Vreturnは、最大速度:Vmaxである。2枚目の原稿の先端が原稿先端検知位置に到達してから、2枚目の原稿画像の読取が終了するまでの第1コンタクトガラス154の移動量d1は、Doffset+Vscan×Tscanである。
連続読取可能枚数N枚目の原稿画像読取終了時に第1コンタクトガラス154の移動量が、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向長さLになればよいので、次の関係式が成り立つ。
L=(Vscan×Tscan)−(N−1)(Vreturn×Tinterval)+(N−1)(Doffset+Vscan×Tscan
上記式をVscanについてまとめると、上記した数1のようになる。
数1で算出したVscanは、原稿搬送動作モードが、生産性を重視した非停止モード動作のときにおける装置の構成上最速の移動速度である。よって、生産性の要求を満足した上で、縦スジの長さを最小限度に留めることができ、画像品質の悪化を最小限度で留めることができる。
また、連続読取可能枚数Nを第1面固定読取部151が制御上可能な連続読取枚数にしている。このように、連続読取可能枚数Nを制御上どうしても停止モード動作に切替える必要が生じる枚数に設定することで、生産性の要求を満たし、かつ、縦スジの長さを最小限度に留めることができる。
また、画質優先モードを設けておき、ユーザーが操作パネルなどで画質優先モードを設定したときは、Vscanを(L/Tscan)に設定して、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻るまで次の原稿を待機させ、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻ったら、待機中の次の原稿の搬送を再開し、次の原稿画像の読取を行なうようにしてもよい。このように、画質優先モードのときは、装置の構成上最速で第1コンタクトガラス154を移動させることができるので、縦スジを良好に抑制でき、高品質な読取画像を得ることができる。
また、上記では、原稿が読取位置を通過する際、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と同方向へ移動させているが、原稿が読取位置を通過する際、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向へ移動させてもよい。
以上、本実施形態の画像読取装置たる原稿読取装置50によれば、第1面固定読取部151へ原稿を搬送しながら、透明部材たる第1コンタクトガラス154上の読取位置で原稿画像の読み取りを行ういわゆるシートスルー方式の原稿読取装置50である。そして、この原稿読取装置50は、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向に往復移動するための移動手段(ラック部材172、ピニオン部材173、不図示の駆動モータなどによって構成されたもの)を有している。そして、制御手段である本体制御部200は、原稿を搬送すると共に第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と同一方向に移動させながら、読取位置で画像読み取りを行わせ、原稿の後端が通過した後、第1コンタクトガラス154を画像読取時の移動方向と逆方向である原稿搬送方向と逆方向に移動させて、第1コンタクトガラスをホームポジションに戻すよう制御している。また、本体制御部200は、原稿の先端が、読取位置よりも原稿搬送方向上流側の所定の位置である原稿先端検知位置に達したことをセンサ群やモータのパルスカウントから検知する検知手段としての機能も有している。そして、本実施形態の原稿読取装置50は、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向に移動させているときに、次の原稿の先端が原稿先端検知位置に達したことを本体制御部200が検知したら、第1コンタクトガラス154の移動方向を原稿搬送方向と逆方向から原稿搬送方向と同一方向に切り替える。
本実施形態の原稿読取装置50は、かかる構成を有しているので、第1コンタクトガラス154がホームポジションに戻ってから、次の原稿を搬送するものに比べて、原稿画像の読取間隔を小さくすることができる。よって、複数枚の原稿を連続搬送して各原稿の画像を読み取るときの生産性の低下を抑制することのできる。また、原稿の読み取り動作時に第1コンタクトガラス154が原稿搬送方向と同一方向に移動するので、常時、第1コンタクトガラス154の異なる位置で原稿画像の読取を行うことになり、第1コンタクトガラス154上にゴミなどの付着物や汚れがあっても、縦すじの長さを短くでき、縦すじを目立ち難くして画像品質の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の原稿読取装置においては、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面に当接する清掃部材160を有している。そして、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向に往復移動させることにより、清掃部材160が、第1コンタクトガラス154の原稿搬送面を清掃する。これにより、清掃部材160によって第1コンタクトガラス154の原稿搬送面に付着したゴミが除去される。よって、縦すじの発生を抑制することができ、画像品質の低下を抑制することができる。
また、第1コンタクトガラス154の清掃部材160により清掃された領域を原稿読取に用いることで、縦スジの発生を抑制することができ、画像品質の低下を抑制することができる。
また、原稿の先端が、原稿先端検知位置に到達してから読取位置に達するまでの間に、ホームポジションに位置している第1コンタクトガラス154を、第1コンタクトガラス154がホームポジションに位置しているときにおける第1コンタクトガラスの原稿読取領域Lの読取位置側端部である原稿搬送方向下流端から、読取位置までの原稿搬送方向長さ:Doffset以上移動させるよう構成している。これにより、清掃部材160により清掃された領域を原稿読取に用いることができ、縦すじの発生を抑制することができ、画像品質の低下を抑制することができる。
また、原稿先端検知位置から、読取位置までの原稿搬送距離をDstart
原稿搬送速度をVorg
ホームポジションに位置している第1コンタクトガラスが移動を開始してから、第1コンタクトガラスの原稿読取領域の原稿搬送方向下流端が読取位置に達するまでの時間をToffsetとしたとき、
offset≦(Dstart/Vorg
となるように、原稿先端検知位置を設定する。これにより、原稿先端が原稿先端時検知位置に達したことを本体制御部200が検知したタイミングで、ホームポジションに位置している第1コンタクトガラス154の移動を開始すれば、清掃部材160により清掃された領域を原稿読取に用いることができる。よって、複雑な制御なしで清掃部材160により清掃された領域を原稿読取に用いることができる。
また、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と同一方向に移動させるときの速度Vscanを、原稿読取装置50の機構構成および要求される生産性の制約を満たす範囲で最大に設定される。これにより、生産性の要求を満足した上で、原稿画像読取中に落下したゴミによる縦すじの長さを最小限に抑えることができ、画像品質の悪化を最小限度で留めることができる。
また、第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向長さL、第1コンタクトガラス154がホームポジションに位置しているときにおける第1コンタクトガラス154の原稿読取領域の原稿搬送方向下流端から、読取位置までの原稿搬送方向長さDoffset、原稿の後端が読取位置を通過してから、次の原稿の先端が読取位置に達するまでの時間Tinterval、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向に移動させるときの速度Vreturn、シート読取時間Tscan、および原稿読取装置の連続読取可能枚数N、に基づきVscanが設定される。これらのパラメータに基づいてVscanが設定されるので、原稿読取装置50の機構構成および要求される生産性の制約を満たす範囲でVscanを最大に設定することが可能となる。
また、Vscanは、上記数1、数2を満たすように設定されることで、原稿読取装置50の機構構成および要求される生産性の制約を満たす範囲でVscanを最大に設定することができる。
また、連続読取可能枚数N分の原稿画像読取完了後、次の原稿の搬送を一次停止し、第1コンタクトガラス154がホームポジションに復帰してから次の原稿の搬送を再開するよう制御する。これにより、連続読取可能枚数N+1枚目の原稿画像を読み取る際に第1コンタクトガラス154が移動の限界に達して、画像読取途中で原稿搬送方向へ移動できなくなることがない。これにより、連続読取可能枚数N+1枚目の原稿画像を読み取る際においても、原稿画像読取中に落下したゴミによる縦スジの長さを最小限に抑えることができ、画像品質の悪化を最小限度で留めることができる。
また、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向に移動させるときの速度Vreturnを、第1コンタクトガラス154の最大移動速度Vmaxに設定することで、原稿読取装置50の機構構成および要求される生産性の制約を満たす範囲でVscanを最大速度に設定することが可能となる。
また、原稿読取装置の連続読取可能枚数Nは、第1面固定読取部151が制御上可能な連続読取枚数である。これにより、原稿読取装置50の機構構成および要求される生産性の制約を満たす範囲でVscanを最大速度に設定することが可能となる。
また、第1コンタクトガラス154が、原稿搬送方向へ移動することできる限界の位置に達したとき、第1コンタクトガラス154の原稿搬送方向への移動を停止し、原稿の後端が読取位置を通過したら、次の原稿の搬送を一次停止する。そして、第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と逆方向に移動させて第1コンタクトガラス154がホームポジションに復帰してから次の原稿の搬送を再開する。このような制御を行うことで、原稿長さ検知センサ57、58から推定された原稿の副走査方向長さが、実際の原稿の副走査方向長さよりも長かった場合など想定した条件と実際との間に相違が生じていても、原稿画像読取動作中に破綻無く第1コンタクトガラス154を原稿搬送方向と同方向に移動させることができる。これにより、想定した条件と実際との間に相違が生じていても、原稿読取動作を継続させることができ、生産性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の複写機においては、上述の原稿読取装置を備えているので、生成性が高く、画像品質の低下が抑制された複写を行なうことができる。
1:画像形成部
2:光書込装置
3K,Y,M,C:プロセスユニット
50:原稿読取装置
53:原稿載置台
54:可動原稿テーブル
55:原稿スタック台
56:ピックアップモータ
57:第1原稿長さ検知センサ
58:第2原稿長さ検知センサ
59:給紙適正位置センサ
61:排紙センサ
63:原稿セットセンサ
65:レジストセンサ
66:中間ローラ対
67:読取入口センサ
72:突き当てセンサ
73:原稿幅センサ
76:給紙モータ
77:読取モータ
78:排紙モータ
79:底板上昇モータ
80:ピックアップローラ
84:給紙ベルト
85:リバースローラ
86:プルアウト駆動ローラ
87:プルアウト従動ローラ
92:読取出口ローラ対
94:排紙ローラ対
95:第2固定読取部
96:読取ローラ
150:スキャナ
151:第1面固定読取部
152:移動読取部
153:画像読取センサ
154:第1コンタクトガラス
155:第2コンタクトガラス
157:蓋部材
160:清掃部材
171:固定部材
172:ラック部材
173:ピニオン部材
174:ガラス移動限界センサ
175:ホームポジションセンサ
200:本体制御部
201:本体操作部
特許第4097876号公報

Claims (13)

  1. 読取部を固定して原稿を搬送しながら、透明部材上の読取位置で原稿画像の読み取りを行う画像読取装置において、
    透明部材を原稿搬送方向に往復移動するための移動手段と、
    原稿を搬送させると共に前記移動手段によって前記透明部材を移動させながら、前記読取位置で画像読み取りを行わせ、原稿の後端が前記読取位置を通過した後、前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させて、前記透明部材をホームポジションに戻す制御手段と、
    前記原稿の先端が、前記読取位置よりも原稿搬送方向上流側の所定の位置に達したことを検知する検知手段とを備え、
    前記透明部材が、前記ホームポジションに戻る前に、次の原稿の搬送を開始させ、前記透明部材が前記ホームポジションに戻っているか否かにかかわらず、次の原稿を前記読取位置へ搬送させるとともに、
    前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させているときに、次の原稿の先端が前記所定の位置に達したことを検知手段が検知したら、前記透明部材の移動方向を画像読取時の移動方向と逆方向から画像読取時の移動方向に切り替えるよう前記制御手段を構成したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1の画像読取装置において、
    前記透明部材の原稿搬送面に当接する清掃部材を備え、
    前記移動手段によって前記透明部材を原稿搬送方向に往復移動させることにより、清掃部材が前記透明部材の原稿搬送面を清掃することを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2の画像読取装置において、
    前記透明部材の前記清掃部材により清掃される領域を、原稿読取に用いたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3の画像読取装置において、
    前記透明部材がホームポジションに位置しているときの前記透明部材の原稿読取に用いられる原稿読取領域の読取位置側端部から、読取位置までの原稿搬送方向長さをDoffsetとしたとき、
    前記原稿の先端が前記所定の位置に達してから前記読取位置に達するまでの間に、前記ホームポジションに位置している前記透明部材を、Doffset以上移動させることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4の画像読取装置において、
    前記所定の位置から、読取位置までの原稿搬送距離をDstart
    原稿搬送速度をVorg
    前記ホームポジションに位置している透明部材が移動を開始してから、前記透明部材の原稿読取領域の読取位置側端部が前記読取位置に達するまでの時間をToffsetとしたとき、
    offset≦(Dstart/Vorg
    となるように、前記所定の位置を設定することを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかの画像読取装置において、
    前記透明部材の画像読取時の移動速度Vscanは、当該装置の機構構成および要求される生産性の制約を満たす範囲で最大に設定されることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6の画像読取装置において、
    前記透明部材の画像読取時の移動速度Vscanは、
    前記透明部材の原稿読取領域の原稿搬送方向長さL、
    前記透明部材がホームポジションに位置しているときにおける前記透明部材の原稿読取領域の読取位置側端部から、読取位置までの原稿搬送方向長さDoffset
    原稿の後端が読取位置を通過してから、次の原稿の先端が読取位置に達するまでの時間Tinterval
    前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させるときの速度Vreturn
    シート読取時間Tscan
    および当該装置が連続読取可能な連続読取可能枚数N、
    に基づき設定されることを特徴とする原稿読取装置。
  8. 請求項7の画像読取装置において、
    前記透明部材の画像読取時の移動速度Vscanは、
    Figure 2010193317
    Figure 2010193317
    を満たすよう設定されることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8の画像読取装置において、
    前記連続読取可能枚数N分の原稿画像読取完了後、次の原稿の搬送を一次停止し、透明部材をホームポジションに復帰させてから次の原稿の搬送を再開するよう制御手段を構成したことを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項7乃至9の画像読取装置において、
    前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させるときの速度Vreturnを、前記透明部材の最大移動速度Vmaxに設定したことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項7乃至10いずれかの画像読取装置において、
    前記連続読取可能枚数Nは、前記読取部が制御上可能な連続読取枚数であることを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項1乃至11いずれかの画像読取装置において、
    前記透明部材が、画像読取時の移動方向へ移動することできる限界の位置に達したとき、前記透明部材の移動を停止し、原稿の後端が読取位置を通過したら、次の原稿の搬送を一次停止し、前記移動手段によって前記透明部材を画像読取時の移動方向と逆方向に移動させて前記透明部材を前記ホームポジション戻し、透明部材をホームポジションに復帰させてから次の原稿の搬送を再開するよう制御手段を構成したことを特徴とする画像読取装置。
  13. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る原稿搬送読取手段とを備え、該原稿搬送読取手段で読み取った画像を該画像形成手段によって該記録材に形成することで、該原稿を複写する複写機において、
    上記原稿搬送読取手段として、請求項1乃至12のいずれかの原稿読取装置を用いたことを特徴とする複写機。
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