JP2004043178A - 自動原稿搬送装置および画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本実施形態では、上述した原稿間時間設定値Ti(s)(前原稿の再スタートから次原稿の再スタートの時間)をコントローラ100内のタイマーによって管理し、例えば、原稿間時間設定値Tiを1(s)(読取生産性60[枚/分])としたい場合は、前原稿の再スタートからの経過時間を前述のタイマーによって計測し、1(s)後に次原稿の再スタートを行い、さらに、1(s)後にその次の原稿を再スタートさせるという動作を連続して行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置、複合機等の画像処理装置および該画像処理装置に搭載される自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、積層原稿からなる原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置に搬送するシートスルー方式の自動原稿搬送装置および該自動原稿搬送装置を備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機においては、複数枚よりなる原稿からコピーを作成する場合、原稿セットテーブル上に原稿面を上向きに載置された原稿束の上から順次1枚ずつ原稿を抽出し、複写機本体のコンタクトガラス上に給送し、原稿露光の完了した原稿を排紙部に排紙する、所謂、シートスルー方式の原稿自動搬送装置(以下、単にADFという)が利用されている。
【0003】
このようなシートスルー方式のADFでは、読取位置の直前で原稿の搬送位置と読取位置との整合性を取るためのレジスト停止動作を行わずに、レジスト非停止読取動作を行うことにより、読取生産性(単位分当たりの原稿読取枚数)を向上させるようにしたものがある。
【0004】
従来のこの種のADFとしては、例えば、特許文献1に示すようなものが知られている。このものは、積層原稿からなる原稿束から原稿を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙手段と、給紙されてきた原稿を読取位置に搬送する搬送手段とを備え、先の原稿の読取り中に次の原稿を分離給紙して待機させ、次の原稿と読取り中の先の原稿とが離間して一定の間隔に達したときに、次の原稿を読取り時の搬送速度より高速に読取位置上流の所定位置まで搬送し、前後の原稿間隔を短縮するようにしている。
【0005】
また、次の原稿と読取り中の先の原稿とが一定の間隔に達したことを検知するために、先の原稿の後端が規定位置に到達したことを原稿センサによって検知し、この検知情報に基づいて停止している搬送手段を再スタートさせるようにしている。
【0006】
このようなADFにあっては、原稿を読取位置の手前で一時的に停止して原稿の間隔が一定の距離になるように搬送手段を制御することにより、レジスト停止動作を行わずに、読取生産性を向上させることができ、結果的に高速搬送が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のADFにあっては、原稿のレジスト停止を行わないため、読取生産性を向上することができるが、前原稿の後端の位置がある既定位置に到達した時に次原稿をスタートさせているので、原稿搬送のスリップ率等(搬送手段の摩擦係数の劣化や多種多様にわたる原稿に対しそれぞれ摩擦係数が異なるため一定した搬送速度を保つことは非常に困難である)によって読取生産性が変化してしまうという問題があり、このように読取生産性が一定でないと、例えば、複写機等の画像処理装置で画像書込みを同時に行った場合に、原稿読取と画像書込みの同期がとれなくなる等の不具合が発生する。
【0008】
具体的には、前原稿の後端の位置がある既定位置に到達した時に次原稿をスタートさせるという原稿の距離を一定に保つ制御を行っているため、原稿の後端を検知した瞬間に搬送手段を再駆動して次原稿を再スタートすると、原稿のスリップが殆ど無い場合は原稿間の距離が一定に保たれて結果的に読取生産性が向上するが、原稿のスリップが大きい場合には、前原稿と次原稿の間の距離が大きくなってしまい、結果的に生産性が低下してしまう。そして、このスリップの影響は原稿の枚数が多くなると、それに伴って読取原稿の搬送性がより悪くなるのである。
【0009】
そこで本発明は、原稿間時間を制御して搬送手段の駆動を行うことにより、スリップ率等によって読取生産性が変化することを防止することができる自動原稿搬送装置および画像処理装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、複数枚の積載原稿からなる原稿束から原稿を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙手段と、給紙されてきた原稿を読取位置の手前で一時的に停止させた後、所定時間経過後に前記読取位置に向かって再搬送する搬送手段と、前記分離給紙手段および搬送手段を駆動制御する駆動制御手段とを備えた自動原稿搬送装置であって、前記駆動制御手段は、前原稿の再搬送の開始時間から次原稿の再搬送の開始時間までの原稿間時間を制御して前記搬送手段を駆動することを特徴としている。
【0011】
その場合、原稿間時間を制御して搬送手段の駆動を行うことによってスリップ率等によって読取生産性が変化することを防止することができ、例えば複写機等の画像処理装置で画像書込みを同時に行った場合に、原稿読取と画像書込みの同期がとれなくなる等の不具合が発生するのを防止することができる。
【0012】
具体的には、前原稿の後端を検知してから搬送手段を再駆動して次原稿を再スタートさせるようにした場合には、原稿のスリップが殆ど無いとき原稿間の距離が一定に保たれて結果的に読取生産性が向上するが、原稿のスリップが大きいときには、前原稿と次原稿の間の距離が大きくなってしまい、結果的に生産性が低下してしまう。そして、このスリップの影響は原稿の枚数が多くなると、その距離の蓄積分だけ読取生産性が低下する。
【0013】
本発明では、前原稿の再スタートから次原稿の再スタートまでの時間を一定にし、これを読取原稿の枚数だけ繰り返すことにより、単位時間当たりの原稿の読取枚数、すなわち、読取生産性がスリップ率等に変化してしまうのを防止して読取生産性を向上させることができる。
【0014】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記搬送手段は、読取位置の手前に設けられ、原稿の先端が突き当てられる突き当て回転部材を有し、前記駆動制御手段は、前記突き当て回転部材に原稿を突き当てて一時的に停止させた後、所定時間経過後に前記突き当て回転部材を駆動することを特徴としている。
【0015】
この場合、原稿を突き当て回転部材に一旦突き当てた後に再搬送するので、原稿の先端が揃えられて原稿のスキューを防止することができる。これに加えて、原稿の先端が揃えられるので、前原稿が再搬送されてからの次原稿との距離を一定にすることができる。
【0016】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記原稿間時間を原稿束の搬送開始から搬送終了までの間で変更することを特徴としている。
【0017】
その場合、原稿間時間を一定にせず、原稿間時間を原稿束の搬送開始から搬送終了までの間で変更しているので、例えば、原稿の搬送枚数が増大するにつれてスリップが発生する可能性が高くなることを考慮し、1枚目〜50枚目までの原稿の搬送時の原稿間時間をTi(s)としたとき、50枚目以降の原稿の搬送時の原稿間時間をTi+α(s)にすることにより、50枚目以降の原稿の搬送時にスリップが発生し易くなる場合には、原稿のジャムが発生するのを防止することを最優先にすることができる。
【0018】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記原稿間時間を所定の原稿搬送枚数毎で長くすることを特徴としている。
【0019】
その場合、自動原稿搬送装置の搬送性能に対して画像処理装置の性能が劣る場合、例えば、画像処理装置の原稿の読取速度が自動原稿搬送装置の原稿搬送速度よりも劣る場合には、搬送される原稿の5枚に1枚の割合等で原稿間時間を長くすることにより、自動原稿搬送装置の搬送性能に画像処理装置の読取速度を追従させることができる。
【0020】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記原稿間時間の制御を所定の原稿搬送枚数毎で停止し、レジスト位置で原稿を停止させるレジスト停止モードに切換えることを特徴としている。
【0021】
その場合、自動原稿搬送装置の搬送性能に対して画像処理装置の性能が劣る場合、例えば、画像処理装置の原稿の読取速度が自動原稿搬送装置の原稿搬送速度よりも劣る場合には、搬送される原稿の5枚に1枚の割合等で原稿間時間の制御を停止して、原稿を読取位置の手前側で停止させるレジスト停止モードにすることにより、自動原稿搬送装置の搬送性能に画像処理装置の読取速度を追従させることができる。
【0022】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記搬送手段により搬送される原稿のスリップ率を検知するスリップ検知手段を設け、前記駆動制御手段は、原稿のスリップ率が所定値よりも多い場合に所定の搬送枚数の間は前記原稿間時間を変更することを特徴としている。
【0023】
その場合、搬送手段により搬送される原稿のスリップ率を検知し、原稿のスリップが所定値よりも多い場合には原稿のジャムが発生し易いものとして原稿間時間を、例えば、スリップが発生してから原稿の搬送枚数が20枚に到達するまでは長く設定するとにより、スリップによって原稿のジャムが発生するのを抑止することができる。
【0024】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記原稿間時間として、前原稿の再搬送を開始してから前記前原稿の後端が前記読取位置の手前の所定位置に達するまでの時間に設定することを特徴としている。
【0025】
その場合、前原稿の後端が次原稿の後端との距離がある程度の距離に達したときに、次原稿の再搬送を行うことができるので、原稿間距離が詰まりすぎるのを防止することができる。
【0026】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、画像処理装置本体との間で通信を行う通信手段を有し、前記駆動制御手段は、前記画像処理装置本体から前記通信手段を介して受信した原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴としている。
【0027】
その場合、原稿間時間は自動原稿搬送装置で決定せずに画像処理装置複写機本体側で決定して自動原稿搬送装置側に通知することにより、原稿サイズや複写モード等の各種条件に応じて原稿間時間の最適値を設定することができる。
【0028】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、原稿サイズを検知する原稿サイズ検知手段を有し、前記駆動制御手段は、前記原稿サイズ検知手段によって検知された原稿サイズを前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信し、前記画像処理装置本体から前記原稿サイズによって決定された前記原稿間時間を前記通信手段を介して受信したとき、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴としている。
【0029】
その場合、原稿間時間は原稿サイズによって変化してしまうため、当然のことながら原稿サイズによって原稿間時間を変更する必要がある。本発明では、自動原稿搬送装置から画像処理装置本体に原稿サイズを通知し、この原稿サイズに応じて画像処理装置本体側から自動原稿搬送装置に原稿サイズに応じた原稿間時間の最適値を送信することにより、原稿サイズに応じた搬送制御を行うことができる。
【0030】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記原稿サイズ検知手段によって検知された原稿サイズが規定サイズの場合に、前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信し、前記画像処理装置本体から前記原稿サイズによって決定された前記原稿間時間を前記通信手段を介して受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴としている。
【0031】
その場合、少なくとも既定の原稿サイズに関しては原稿間時間の最適値を設定することができる。具体的には、自動原稿搬送装置で原稿間時間を管理することの利点はレジスト停止を行わないことによって読取生産性を向上させつつ、スリップ率等によって読取生産性が変化しないようにできることである。
【0032】
ところが、画像処理装置本体側の処理が何らかの理由(シェーディング処理、転写紙のスリップ、各種エラー等)により遅れた場合等で、自動原稿搬送装置の読取動作を一時停止させたい場合でも停止処理が間に合わなくなる可能性が高く、この場合ジャムまたはエラーとなる。
【0033】
本発明では、読取生産性を上げたい既定の原稿サイズ(例えば、カタログ記載サイズ、主に使用する原稿サイズ等)のみとし、その他の原稿サイズ時は原稿毎にレジスト停止を行い画像処理装置本体から自動原稿搬送装置に読取スタート信号が通知されてから読取りを開始することにより、少なくとも規定の原稿サイズに関しては原稿間時間の最適値を設定し、その他の原稿サイズに関しては原稿間時間による搬送制御を停止して上記不具合によるジャムやエラーを防止することが可能である。
【0034】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、画像処理装置本体が規定の画像形成モードのときに、前記通信手段を介して前記原稿間時間を受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴としている。
【0035】
その場合、原稿間時間の制御は、読取生産性を上げたい既定の複写モード(例えば、カタログ記載モード、主に使用する画像形成モード等)のみとし、その他の画像形成モード時は原稿毎にレジスト停止を行い画像処理装置本体から自動原稿搬送装置に読取スタート信号が通知されてから読取りを開始することにより、少なくとも規定の原稿サイズに関しては原稿間時間の最適値を設定し、その他の原稿サイズに関しては原稿間時間による搬送制御を停止して上記不具合によるジャムやエラーを防止することが可能である。
【0036】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信される原稿サイズが規定サイズでかつ、画像処理装置が規定の画像形成モードのときに、前記画像処理装置本体から前記通信手段を介して前記原稿間時間を受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴としている。
【0037】
その場合、原稿間時間の制御は、読取生産性を上げたい既定の原稿サイズ(例えば、カタログ記載サイズ、主に使用する原稿サイズ等)でかつ、既定の複写モード(例えば、カタログ記載モード、主に使用する画像形成モード等)のみとし、その他の原稿サイズ時は原稿毎にレジスト停止を行い画像処理装置本体から自動原稿搬送装置に読取スタート信号が通知されてから読取りを開始することにより、少なくとも規定の原稿サイズに関しては原稿間時間の最適値を設定し、その他の原稿サイズに関しては原稿間時間による搬送制御を停止して上記不具合によるジャムやエラーを防止することが可能である。
【0038】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記通信手段を介して前記画像処理装置本体から送信される転写紙のサイズによって規定される前記原稿間時間を受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴としている。
【0039】
その場合、転写紙のサイズによって規定される原稿間時間に基づいて原稿を搬送しているので、転写紙のサイズがAで原稿間時間がTiとすると、転写紙のサイズが2A(2倍)の場合には原稿間時間を2Ti(2倍)にする。このようにすれば、画像の読取り処理と転写紙への画像形成処理を同期して行う画像処理装置の場合には、良好な画像形成を行うことができる。
【0040】
また、原稿の読取りデータをメモリに格納するタイプの画像処理装置であれば、メモリの容量が許容量を超える場合、例えば、メモリにファクシミリ受信データが多く記憶された場合等にメモリの負荷が増大することがない。また、メモリをバッファ代りに使用できるので、メモリ容量を小さくすることができる。
【0041】
また、本発明の自動原稿搬送装置は、上記課題を解決するために、前記駆動制御手段は、前記原稿サイズ検知手段によって検知された1枚目に搬送される原稿サイズを前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信することを特徴としている。
【0042】
その場合、1枚目の原稿を搬送するときにサイズを画像処理装置に通知することができるので、原稿サイズに応じた最適な原稿間時間を設定することができる。
【0043】
また、本発明の画像処理装置は、上記課題を解決するために、上記自動原稿搬送装置を備えたことを特徴としている。
【0044】
その場合、読取生産性がスリップ率等に変化してしまうのを防止して読取生産性を向上させることができる自動原稿搬送装置が備えられるので、画像の読取生産性を向上させることができる画像処理装置を提供することができる。また、本発明の画像処理装置は、上記課題を解決するために、前記原稿間時間を計時するタイマーを有することを特徴としている。
【0045】
その場合、画像処理装置側にタイマーが設けられるので、自動原稿搬送装置側のタイマーを不要にしてタイマーの数を少なくすることができ、その分だけ画像処理装置全体のコストを低減することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図10は本発明に係る自動原稿搬送装置の第1実施形態を示す図であり、本発明の自動原稿搬送装置を画像処理装置として複写機に搭載した例を示している。なお、画像処理装置としては複写機以外にファクシミリ装置、プリンタ装置、複合機等に適用することができる。
【0047】
まず、構成を説明する。図1、図2において、複写機の本体21の上面にはコンタクトガラス22aおよびコンタクトガラス22aよりも小面積のスリットガラス(読取位置)22bが設けられている。
【0048】
また、本体21の上部には自動原稿搬送装置としてのADF23が設けられており、このADF23は図示しないヒンジ機構を介してコンタクトガラス22aを開放および閉塞するように開閉自在になっている。
【0049】
図2〜図7に示すように、ADF23は、積層原稿からなる原稿束が原稿面を上向きにして載置される原稿テーブル24、原稿テーブル24に載置された原稿束から原稿を一枚ずつ分離して給紙する分離給紙部(分離給紙手段)25と、給紙された原稿を突き当て整合してスキューの矯正を行なうとともに、整合後の原稿を引き出して搬送するレジスト部26と、搬送される原稿を反転させて、原稿面をスリットガラス22b側に向けて搬送するターン部27と、原稿の表面画像をコンタクトガラス22aの下方に設けられた図示しない後述する読取部より読取りを行わせる第1読取り搬送部28と、読取り終了後の原稿の裏面画像を読みとる第2読取り搬送部29と、表裏の読取りが完了した原稿をADF23機外に排出する排紙部30と、読取り完了後の原稿を積載保持するスタック部31と、これら搬送動作の駆動を行なうピックアップモータ101、給紙モータ102、読取りモータ103、排紙モータ104および底板上昇モータ105と、ADF23の一連の動作を制御するコントローラ100とから構成されている。
【0050】
原稿テーブル24のテーブル面には原稿の長さを検知する原稿長さ検知センサ32a、32b、32cが設けられており、この原稿長さ検知センサ32a、32b、32cは反射型センサ、または、1枚の原稿でも検知可能なアクチェータータイプのセンサ等から構成され、原稿の搬送方向長さを検知して検知信号をコントローラ100に出力するようになっている。したがって、原稿長さセンサ32a、32b、32cは少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なように原稿テーブル24のテーブル面に配置されている。
【0051】
また、原稿テーブル24の先端(原稿の搬送方向下流側)には可動テーブル34が設けられており、この可動テーブル34は底板上昇モータ105によって矢印a−bで示すように上下動されるようになっている。
【0052】
具体的には、図4に示すように底板上昇モータ105はタイミングベルトおよびギヤ群からなる駆動系121を介して上昇レバー122に接続されている。そして、駆動系121の軸部材121aを回動させ、この軸部材121aに固定された上昇レバー122を回動させることにより、この上昇レバー122によって原稿テーブル24を押圧および押圧を解除することで原稿テーブル24を図2中、矢印a−b方向に上下駆動させる。また、原稿テーブル24には図示しないサイドガイドが設けられており、このサイドガイドによって原稿束の幅方向(原稿の搬送方向と直行する方向)の位置決めが行なわれるようになっている。
【0053】
また、可動テーブル34の近傍にはセットフィラー35および原稿セットセンサ36が設けられており、セットフィラー35は原稿テーブル24に原稿束が載置されたときに破線で示す位置から実線で示す位置に移動し、原稿セットセンサ36がこのセットフィラー35を検知した状態から未検知状態に変化すると、コントローラ100に信号を出力する。コントローラ100はI/F(通信手段)107を介して複写機の本体21に設けられた本体制御部111に信号を出力し、本体21側では原稿の読取りを行なうための待機状態に移行する。
【0054】
また、コントローラ100は原稿セットセンサ36からの検知信号に基づいて原稿テーブル24に原稿束が載置されたことを判断したときに、底板上昇モータ105を上昇させ原稿束の最上面をピックアップローラ37に接触させる。
【0055】
ピックアップローラ37は図5に示すように、ピックアップモータ101からの駆動力がカム機構123を介して伝達されるようになっており、ピックアップモータ101およびカム機構123により、図2中、矢印c−dで示すように原稿束の上面に接触する位置と待避する位置の間で上下移動する。
【0056】
また、可動テーブル34の上方にはテーブル上昇センサ38が設けられており、このテーブル上昇センサ38は可動テーブル34が矢印c方向に上昇したときにピックアップローラ37が上昇すると、ピックアップローラ37の位置を検知することにより、上昇可能な上限を検知するようになっている。
【0057】
また、本体21側に設けられた本体操作部108のプリントキーが押下され、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ37は給紙モータ102からギヤ機構124を介して駆動力が伝達されることにより、回転駆動するようになっており、原稿テーブル24上の数枚(理想的には1枚)の原稿の給紙を開始する。
【0058】
この給紙された原稿はピックアップローラ37の下流側に設けられた給紙ベルト39およびリバースローラ40からなる分離給紙手段に給紙される。
【0059】
給紙ベルト39は給紙モータ102が正転駆動されると給紙方向(時計方向)に回転駆動されるようになっており、リバースローラ40には図示しないトルクリミッタが内蔵され、給紙モータ102が正転駆動されると給紙方向と逆方向(時計方向)に回転駆動されるようになっている。このため、最上位の原稿とその下の原稿が分離されて、最上位の原稿のみが給紙される。
【0060】
具体的には、リバースローラ40は給紙ベルト39と所定圧で接しており、給紙ベルト39との直に接触しているとき、または、原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト39の回転につられて反時計方向に連れ回りし、原稿が万が一2枚以上給紙ベルト39とリバースローラ40の間に進入した時は連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されている。このため、リバースローラ40は本来の駆動方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをして重送を防止することができ、給紙ベルト39とリバースローラ40の作用により1枚に分離された原稿は給紙ベルト39によって送られるようになっている。
【0061】
また、給紙ベルト39の下流側には突き当てローラ(突き当て回転部材)41が設けられており、この突き当てローラ41は駆動ローラ41aおよび従動ローラ41bから構成され、給紙モータ102により回転駆動されるようになっている。
【0062】
この突き当てローラ41は給紙ベルト39とリバースローラ40の作用により1枚に分離された原稿のスキューの矯正およびさらに下流側に搬送する機能を有している。
【0063】
すなわち、原稿の給紙時に給紙モータ102を停止することにより、突き当てローラ41は停止された状態に設定されており、分離された原稿が突き当てローラ41の上流側に設けられた突き当てセンサ42によって検知された後、突き当てローラ41に原稿の先端が突き当てられる。そして、突き当てセンサ42が原稿の先端を検知してコントローラ100に信号を出力すると、コントローラ100は突き当てセンサ42の検知から所定量定められた距離だけ給紙モータ102を駆動して給紙ベルト39を周回移動させることにより、突き当てローラ41に原稿が所定量の撓みを持って押し当てられた状態にする。
【0064】
また、給紙モータ102の停止前にピックアップモータ101を回転させてピックアップローラ37を原稿束の上面から退避させる。このときには、原稿が給紙ベルト39の搬送力のみで送られることにより、原稿先端が突き当てローラ41の駆動ローラ41aおよび従動ローラ41bのニップに進入して原稿の先端のスキューが矯正される。
【0065】
また、スキューの矯正後に給紙モータ102が逆転駆動されるようになっており、このとき、突き当てローラ41は給紙モータ102によって回転駆動され、分離された原稿を中間ローラ43に搬送するようになっている。この中間ローラ43は駆動ローラ43aおよび従動ローラ43bから構成されており、給紙モータ102によって駆動される。
【0066】
なお、給紙モータ102が逆転駆動されると、突き当てローラ41と中間ローラ43に給紙モータ102の駆動力が伝達され、ピックアップローラ37と給紙ベルト39には駆動力が駆動されない。
【0067】
また、突き当てローラ41の下流側には幅方向センサ(原稿サイズ検知手段)44が設けられており、この幅方向センサ44は図3に示すように、複数個(本実施形態では4つ)設けられ、搬送された原稿を検知してコントローラ100に信号を出力するようになっている。コントローラ100は幅方向センサ44のON信号に基づいて原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズを検知するようになっている。
【0068】
また、原稿の搬送方向の長さに関しては、コントローラ100が突き当てセンサ42からの検知信号に基づいて検知するようになっている。すなわち、突き当てセンサ42が原稿の先端を検知してONになり、その後、突き当てセンサ42が原稿の後端を検知してOFFになったときの給紙モータ102のパルス信号を計数することにより、原稿の長さを検知する。本実施形態では、突き当てセンサ42およびコントローラ100が原稿サイズ検知手段を構成している。
【0069】
また、中間ローラ43の下流側には入口ローラ45が設けられており、この入口ローラ45は駆動ローラ45aおよび従動ローラ45bから構成され、読取りモータ103によって駆動される。
【0070】
また、スリットガラス22bの上面には第1読取ローラ47が設けられているとともに、この第1読取ローラ47の下流側には第1出口ローラ48が設けられており、第1読取ローラ47は駆動ローラから構成され、第1出口ローラ48は駆動ローラ48aおよび従動ローラbから構成されている。
【0071】
また、この第1出口ローラ48の下流側には白色ローラ49が設けられており、白色ローラ49は駆動ローラから構成されている。また、白色ローラ49の下流側には読取出口ローラ50が設けられており、この読取出口ローラ50は駆動ローラ50aおよび従動ローラ50bから構成されている。そして、これら各ローラ45、47、48、49および50は読取りモータ103によって駆動される。
【0072】
また、白色ローラ49の上方にはイメージセンサ51が設けられており、このイメージセンサ51は原稿の他方の面を読取るようになっている。
【0073】
また、中間ローラ43の下流側には入口センサ46が設けられており、この入口センサ46は原稿先端を検知するとコントローラ100に信号を出力するようになっている。コントローラ100は入口センサ46から信号が入力されると、入口ローラ45の駆動ローラ45aおよび従動ローラ45bのニップに原稿先端が進入する前に原稿搬送速度を読取り搬送速度と同速にするために給紙モータ102の減速を開始するのと同時に、読取りモータ103を正転駆動して中間ローラ43を読取りモータ103側の駆動系に接続するとともに、入口ローラ45、第1読取ローラ47、第1出口ローラ48、白色ローラ49を駆動するようになっている。
【0074】
また、突き当てローラ41および中間ローラ43の駆動によりレジスト部26からターン部27に原稿を搬送する際には、レジスト部26での搬送速度を第1読取り搬送部28での搬送速度よりも高速に設定して原稿をスリットガラス22bに送り込む処理時間の短縮を図るとともに、原稿の紙間距離を縮めるようにしている。
【0075】
また、入口ローラ45の下流側にはレジストセンサ71が設けられており、このレジストセンサ71は原稿の先端を検知してコントローラ100に信号を出力するようになっている。
【0076】
コントローラ100はレジストセンサ71から信号が入力すると、給紙モータ102を所定の搬送距離をかけて減速し、スリットガラス22bの手前で一時停止すると共に本体制御部111にI/F107を介してレジスト停止信号を送信する。コントローラ100は本体制御部111から読取り開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿の先端がスリットガラス22bに到達するまでに所定の搬送速度に立上がるように読取りモータ103を増速して中間ローラ43および入口ローラ45により原稿を搬送する。
【0077】
ここで、原稿の先端がレジストセンサ71に到達するより前に読取開始信号を受信した場合はレジスト非停止読取動作となる。レジスト非停止読取動作の場合にはレジスト停止は行わずに、読取搬送速度を維持したまま読取りを行う。
【0078】
読取モータ103のパルスカウントにより検知された原稿先端がスリットガラス22bに到達するタイミングで、本体制御部111に対して第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号がスリットガラス22bを原稿後端が抜けるまで送信される。
【0079】
片面原稿読取の場合には、スリットガラス22bを通過した原稿は第2読取り搬送部29を経て排紙部30に搬送される。この際、排紙センサ74により原稿の先端を検知すると、排紙モータ104を正転駆動して排紙ローラ73を反時計方向に回転させる。
【0080】
排紙センサ74による原稿の先端検知からの排紙モータ104のパルスカウントにより、原稿後端が排紙ローラ73の駆動ローラ73aおよび従動ローラ73bのニップから抜ける直前に排紙モータ104の駆動速度を減速させて、スタック部31に排出される原稿が飛び出さない様に制御される。
【0081】
両面原稿読取の場合には、排紙センサ74で原稿先端を検知してから読取モータ103のパルスカウントによりイメージセンサ51に原稿先端が到達するタイミングでイメージセンサ51に対してコントローラ100から副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号がイメージセンサ51を原稿後端が抜けるまで送信される。
【0082】
なお、白色ローラ49はイメージセンサ51におけるシェーディングデータを取得するための基準白部を兼ねるとともに、イメージセンサ51による読取り時に原稿の浮きを抑える機能を有する。
ここで、図6に基づいて突き当てローラ41、中間ローラ43等の搬送系の伝達機構を説明する。
【0083】
図6において、給紙モータ102はタイミングベルト131を介してプーリ132に接続されており、このプーリ132はワンウェイクラッチが設けられたギヤ機構を介して給紙ベルト39の駆動ローラ39aに接続されるとともに、ギヤ機構を介してリバースローラ40に接続されている。
【0084】
また、プーリ132はタイミングベルト133を介して突き当てローラ41の駆動ローラ41aを駆動するプーリ134に接続されており、このプーリ134はタイミングベルト135を介して中間ローラ43の駆動ローラ43aを駆動するプーリ136に接続され、このプーリ136にはワンウェイクラッチが内蔵されている。
【0085】
また、プーリ136にはタイミングベルト137を介して入口ローラ45の駆動ローラ45aを駆動するプーリ138に接続されており、このプーリ138は読取モータ103からの駆動力が伝達されるタイミングベルト139に接続されている。
【0086】
一方、読取モータ103はタイミングベルト140を介してプーリ141に接続されており、このプーリ141はタイミングベルト139に接続されている。また、タイミングベルト139はプーリ142に接続されており、このプーリ142は読取出口ローラ50を駆動するようになっている。
【0087】
また、プーリ142はタイミングベルト143を介してプーリ144に接続され、このプーリ144はギヤ機構を介して白色ローラ49に接続されている。また、タイミングベルト139にはプーリ145が接続されており、このプーリ145は第1出口ローラ48を駆動するようになっている。
【0088】
また、プーリ145はタイミングベルト146を介してプーリ147に接続されており、このプーリ147は第1読取ローラ47を駆動するようになっている。
【0089】
このように給紙モータ102は、各タイミングベルトによって給紙ベルト39、リバースローラ40、突き当てローラ41、中間ローラ43を駆動するとともに、読取モータ103は各タイミングベルトによって入口ローラ45、第1読取ローラ47、第1出口ローラ48、白色ローラ49、読取出口ローラ50を駆動するようになっている。また、中間ローラ43はタイミングベルト137を介して給紙モータ102側の入口ローラ45に接続されているとともに、タイミングベルト139を介して読取モータ103側に接続されているが、プーリ136にワンウェイクラッチが内蔵されているので、中間ローラ43と共に回転し、リバースローラ40が回転するときにはタイミングベルト135を介してリバースローラ40と共に連れ回りする。
【0090】
また、排紙モータ104はタイミングベルト148を介してプーリ149に接続されており、このプーリ149はタイミングベルト150を介して排紙ローラ73を駆動するプーリ151を接続されている。
【0091】
一方、複写機の本体21内には、図1に示すように光源、反射ミラー、集光レンズ、CCD等のイメージセンサからなる読取部81が設けられており、この読取部81によって読み取られた画像情報は書込部82によって感光体ドラム83に照射されるようになっている。
【0092】
感光体ドラム83の周囲には図8に示すように、感光体ドラム83と共に画像形成部を構成する帯電装置84、電位センサ85、現像装置86、転写ベルト87、クリーニング装置88、除電装置89が設けられている。帯電装置84は暗中にプラス電荷のコロナ放電をグリッドにより制御して感光体ドラム83の表面を一定電位に帯電させるようになっている。
【0093】
書込部82はこの一定電位に帯電された感光体ドラム83上に画像情報を含んだレーザダイオードを照射して感光体ドラム83上のマイナス電荷を除去して静電潜像を形成する。
電位センサ85は感光体ドラム83上の電位を測定してプロセスコントロールによって補正を行なう。
【0094】
現像装置86は感光体ドラム83上の電気除去された部分にマイナスに帯電されたトナーを付着させて可視像を形成する。
【0095】
転写ベルト87にはプラスのバイアスが印加されており、この転写ベルト87はマイナスに帯電された可視像を転写紙に転写して搬送するようになっている。
【0096】
クリーニング装置88はクリーニングブレードを備えており、感光体ドラム83に残ったトナーを掻き落とすようになっている。
【0097】
除電装置89はLEDを点灯させることにより感光体ドラム83の残留電荷を除去して次の転写紙に新たな画像を形成するための準備を行なう。
このようにした画像が形成された転写紙は定着装置90に搬送され、定着装置90によりトナー画像が転写紙に定着される。
【0098】
また、本体21内にはそれぞれ異なるサイズの転写紙S1〜S5が収納された収納カセット91〜95が設けられており、この収納カセット91〜95に収納された転写紙は呼出しローラ91a〜95aによって給紙された後、搬送方向に回転する給紙ローラ91b〜95bおよび給紙ローラ91b〜95bに摺接し、分離阻止方向に回転するリバースローラ91c〜95cによって分離された後、中継ローラ対96、97を介してレジストローラ対98に搬送され、レジストローラ対98によってタイミングを取られて感光体ドラム83と転写ベルト87の間の搬送路に搬送される。
【0099】
一方、本実施形態では、原稿の先端がレジストセンサ71に到達するより前に読取開始信号を受信した場合は上述したようにレジスト非停止読取動作となる。この場合は、搬送手段を構成する突き当てローラ41で原稿の先端を突き当てて原稿を一時的に停止させ、所定時間経過後にスリットガラス22bに向かって再搬送するようになっている。
【0100】
コントローラ100はタイマーを内蔵しており、前原稿の再搬送の開始時間から次原稿の再搬送の開始時間までの原稿間時間を所定時間としてタイマーによって計時することにより、給紙モータ102によって突き当てローラ41を駆動するようになっている。本実施形態では、コントローラ100および給紙モータ102が駆動制御手段を構成している。
次に、図9のフローチャートに基づいて作用を説明する。
【0101】
まず、原稿テーブル24に原稿束Pが載置されると、原稿セットセンサ36がセットフィラー35を検知した状態から未検知状態に変化するため、底板上昇モータ105を上昇させて原稿束Pの最上面をピックアップローラ37に接触させる。
【0102】
次いで、本体操作部108のプリントキーが押下されると、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100に原稿給紙信号が送信されるため、給紙モータ102を正転駆動するとともに、給紙ベルト39が時計方向に周回移動し、さらに、リバースローラ40が時計方向に回転する。このため、原稿束Pから最上位に位置する原稿が分離される。
【0103】
次いで、レジストセンサ71が読取開始信号を受信する前に、突き当てセンサ42が原稿の先端を検知した場合には、所定量定められた距離だけ給紙モータ102を駆動して給紙ベルト39を周回移動させることにより、原稿を所定距離だけ搬送し、原稿の先端を突き当てローラ41に突き当て原稿が所定量の撓みを持って押し当てられた状態にして原稿のスキューを補正する(ステップS1)。次いで、原稿間タイマーカウント値(TIM)が原稿間時間の設定値(以下、原稿間時間設定値という)(Ti)より大きいか否かを判別し(ステップS2)、TIM≧Tiである場合には原稿間タイマーカウント値(TIM)をリセットして(ステップS3)原稿間時間の制御を終了し、突き当てローラ41を再駆動して原稿をスリットガラス22bに向かって搬送する。以後、後続する原稿もこの動作を繰り返し行う。
【0104】
ここで、上述したように原稿間時間を制御した理由を説明する。
【0105】
原稿読み取りの際にレジスト停止を行わないと、読取生産性(単位分当たりの原稿読取枚数)を向上させることができるが、従来のように前原稿の後端の位置がある既定位置に到達した時に、例えば、突き当てローラ41から次原稿をスタートさせると、原稿搬送のスリップ率等によって読取生産性が変化してしまう。仮に、突き当てローラ41に突き当てられた原稿を高速にて再スタートする瞬間を考えると、前原稿の再スタートから次原稿の再スタートの時間が原稿間時間設定値Ti (s)となり、(60(1分間) / Ti) が読取生産性となる。
【0106】
ここで、原稿のスリップが殆ど無いとき原稿間の距離が一定に保たれて結果的に読取生産性が向上するが、原稿のスリップが大きいときには、前原稿と次原稿の間の距離が大きくなってしまい、結果的に生産性が低下してしまう。そして、このスリップの影響は原稿の枚数が多くなると、その距離の蓄積分だけ読取生産性が低下し、このように読取生産性が一定でないと、画像書込みを同時に行った場合に、原稿読取と画像書込みの同期がとれなくなる等の不具合が発生する。
【0107】
本実施形態では、上述した原稿間時間設定値Ti(s)(前原稿の再スタートから次原稿の再スタートの時間)をコントローラ100内のタイマーによって管理し、例えば、原稿間時間設定値Tiを1(s)(読取生産性60[枚/分])としたい場合は、前原稿の再スタートからの経過時間を前述のタイマーによって計測し、1(s)後に次原稿の再スタートを行い、さらに、1(s)後にその次の原稿を再スタートさせるという動作を連続して行うことにより読取生産性を一定に保つことができる。
【0108】
また、本実施形態では、原稿の先端を突き当てローラ41に突き当てて一旦停止した後に再搬送するようにしたので、原稿の先端を揃えて原稿のスキューを防止することができる上に、突き当てローラ41によって原稿の先端を揃えることができるので、前原稿が再搬送されてからの次原稿との距離を一定にすることができる。
【0109】
また、原稿間時間としては、前原稿の再搬送を開始してから前原稿の後端が、スリットガラス22bの手前であるレジストセンサ71に検知されるのでの時間に設定されるのが好ましい。このようにすれば、前原稿の後端が次原稿の後端との距離がある程度の距離に達したときに、次原稿の再搬送を行うことができるので、原稿間距離が詰まりすぎるのを防止することができる。
【0110】
なお、本実施形態では、コントローラ100で原稿間時間を設定しているが、これに限らず、本体制御部111で原稿間時間を設定し、I/F107を介してコントローラ100に原稿間時間を送信するようにしても良い。
【0111】
この場合には、図10のフローチャートに示すように、本体制御部111から原稿間時間を受信したか否かを判別し(ステップS11)、原稿間時間を受信した場合に原稿間時間設定値(Ti)を更新して(ステップS12)この原稿間時間設定値に基づいて突き当てローラ41を駆動すれば良い。このようにすれば、原稿サイズや複写モード等の各種条件に応じて原稿間時間の最適値を設定することができる。
【0112】
なお、本実施形態では、コントローラ100に設けられたタイマーによって前原稿の再搬送の開始時間から次原稿の再搬送の開始時間までの原稿間時間を計時しているが、これに限らず、コントローラ100のタイマーを廃止して、複写機の本体21に設けられた本体制御部111にタイマーを設け、このタイマーによって複写機の動作やADF23の動作に関する計時を行うことに加えて、前原稿の再搬送の開始時間から次原稿の再搬送の開始時間までの原稿間時間を計時しても良い。このようにすれば、タイマーの数を少なくすることができ、その分だけ複写機全体のコストを低減することができる。
【0113】
図1〜図8、図11は本発明に係る自動原稿搬送装置の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と原稿間時間の制御が異なるのみで装置構成は第1実施形態と同様である。
【0114】
本実施形態では、コントローラ100が、原稿幅センサ44と、コントローラ100および突き当てセンサ42によって検知された原稿の長さとに基づいて原稿サイズを検知し、原稿サイズ信号をI/F107を介して本体制御部111に送信するようになっており、本体制御部111はこの原稿サイズ信号に基づいて原稿間時間を決定し、I/F107を介してコントローラ100に送信する。コントローラ100はこの原稿間時間に基づいて突き当てローラ41を駆動することを特徴としている。
以下、図11のフローチャートに基づいて作用を説明する。
【0115】
図11において、コントローラ100からI/F107を介して本体制御部111に1枚目の原稿の原稿サイズ信号を受信したか否かを判別し(ステップS21)、本体制御部111はこの原稿サイズ信号に基づいて原稿間時間の最適値(Ti)を決定する(ステップS22)。次いで、この原稿間時間(Ti)をI/F107を介してコントローラ100に送信する(ステップS23)。
【0116】
コントローラ100はこの原稿間時間(Ti)に基づいて前原稿の再スタートから次原稿の再スタートまでの時間が一定になるように給紙モータ102を介して突き当てローラ41を駆動する。
【0117】
このように原稿サイズに基づいて原稿間時間を設定するのは、例えば、A4横原稿に比べてA3縦原稿は搬送方向の長さが2倍であるので読取にかかる時間も2倍かかり、当然のことながら原稿間時間設定値TiもA3縦の方が長くなるため、原稿サイズに応じて原稿間時間設定値Tiの最適値を自由に設定することにより、原稿サイズに応じた搬送制御を行うことができるようにするためである。
【0118】
なお、原稿サイズに加えて、転写紙のサイズによって規定される原稿間時間に基づいて原稿を搬送しても良い。この場合には、転写紙のサイズに応じた原稿間時間(Ti)をI/F107を介してコントローラ100に送信する。
【0119】
具体的には、転写紙のサイズがAで原稿間時間がTiとすると、転写紙のサイズが2A(2倍)の場合には原稿間時間を2Ti(2倍)にする。このようにすれば、画像の読取り処理と転写紙への画像形成処理を同期して行う複写機の場合には、良好な画像形成を行うことができる。
【0120】
また、原稿の読取りデータをメモリに格納するタイプの複写機であれば、メモリの容量が許容量を超える場合、例えば、ファクシミリ通信機能を有する複写機またはファクシミリ装置であれば、メモリにファクシミリ受信データが多く記憶された場合等にメモリの負荷が増大することがない。また、メモリをバッファ代りに使用できるので、メモリ容量を小さくすることができる。
【0121】
図1〜図8、図12は本発明に係る自動原稿搬送装置の第3実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と原稿間時間の制御が異なるのみで装置構成は第1実施形態と同様である。
【0122】
本実施形態では、コントローラ100が、原稿幅センサ44と、コントローラ100および突き当てセンサ42によって検知された原稿の長さとに基づいて原稿サイズを検知し、この検知された原稿サイズが規定サイズの場合に、この原稿サイズ信号をI/F107を介して本体制御部111に送信し、本体制御部111から原稿サイズによって決定された原稿間時間I/F107を介してコントローラ100が受信し、この原稿間時間に基づいて突き当てローラ41を駆動することを特徴としている。
以下、図12のフローチャートに基づいて作用を説明する。
【0123】
まず、コントローラ100によって原稿間時間を管理することの利点はレジスト停止を行わないことによって生産性を向上させつつ、スリップ率等によって生産性が変化しないようにできることである。
【0124】
ところが、レジスト停止動作を行わないレジスト非停止読取は次の様な欠点もある。例えば、複写機の本体21側の処理が何らかの理由(シェーディング処理、転写紙のスリップ、各種エラー等)により遅れた場合等で、複写機の本体21の読取動作を一時停止させたい場合が発生したとする。
【0125】
上述したように、原稿の先端がレジストセンサ71に到達するより前に読取開始信号を受信した場合はレジスト非停止読取動作となる。すなわち、この場合、コントローラ100から本体制御部111に通知される読取開始信号は読取直前よりも早いタイミングで出す必要があり、本体制御部111側ではまだ読取準備(シェーディング処理、転写紙等の書込み準備等々)が整っていない状態で見切りで読取開始信号を通知する。
【0126】
当然のことながら、このときには原稿がスリットガラス22bに到達するまでには読取準備が終わっている。ところが、この読取準備が何らかの理由によって通常時よりも遅れてしまった場合は、原稿がスリットガラス22bに到達するまでに読取準備が終わらないことも考えられる。
【0127】
この場合には読取を正常に行うことができないので、ジャムまたはエラーを表示して読取りに失敗した原稿からの読取りを再度行わなくてはならない。当然生産性は大幅に低下し、ジャム処理や原稿戻しの作業をユーザーにさせることになる。本実施形態では、図12のフローチャートに示すように、コントローラ100からI/F107を介して本体制御部111に原稿のサイズ信号を受信したか否かを判別し(ステップS31)、原稿サイズ信号を受信した場合には原稿サイズが生産性を上げたいカタログ記載サイズや主に使用する原稿サイズ等の規定の原稿サイズ、例えば、カタログに生産性を記載するA4横原稿、およびLT横(11×8.5インチ)原稿であるか否かを判別し(ステップS32)、規定のサイズであれば原稿間時間の最適値(Ti)を決定して(ステップS33)、本体制御111からI/F107を介してコントローラ100に信号を出力し(ステップS34)、この原稿間時間(Ti)に基づいて突き当てローラ41を駆動する。
【0128】
また、ステップS32で規定の原稿サイズでないものと判断された場合には、レジスト停止動作とし、レジストセンサ71によって原稿の先端が検知されたときに、原稿の搬送を停止してレジスト待機させ、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100に読取開始信号を通知する。この結果、読取準備が通常時より遅れた場合もジャム、エラーを発生させることなく安定した原稿読取を行うことができる。
【0129】
図1〜図8、図13は本発明に係る自動原稿搬送装置の第4実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と原稿間時間の制御が異なるのみで装置構成は第1実施形態と同様である。
【0130】
本実施形態では、複写機の本体21が規定の画像形成モードのときに、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100が原稿間時間を受信し、この原稿間時間に基づいて突き当てローラ41を駆動することを特徴とするものである。
次に、図13のフローチャートに基づいて作用を説明する。
【0131】
図13において、コントローラ100からI/F107を介して本体制御部111が原稿サイズ信号を受信すると(ステップS41)、本体制御部111は複写機の本体21の複写モードがレジスト非停止読取動作とすることによって生産性を向上可能な既定の複写モード(カタログ記載モード、主に使用する複写モード等)であるか否かを判別、具体的には、例えば、カタログに生産性を記載する片面読取、サイズ非混載、等倍読取モードであるか判別し(ステップS42)、片面読取、サイズ非混載、等倍読取モードである場合には、原稿サイズおよび複写モードに基づいて原稿間時間の最適値(Ti)を決定し(ステップS43)、この原稿間時間(Ti)をI/F107を介してコントローラ100に送信し(ステップS44)、この原稿間時間(Ti)に基づいて突き当てローラ41を駆動する。
【0132】
また、ステップS42で規定の原稿サイズでないものと判断された場合には、レジスト停止動作とし、レジストセンサ71によって原稿の先端が検知されたときに、原稿の搬送を停止してレジスト待機させ、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100に読取開始信号を通知する。この結果、読取準備が通常時より遅れた場合もジャム、エラーを発生させることなく安定した原稿読取を行うことができる。
【0133】
図1〜図8、図14は本発明に係る自動原稿搬送装置の第5実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と原稿間時間の制御が異なるのみで装置構成は第1実施形態と同様である。
【0134】
本実施形態では、複写機の本体21が規定の画像形成モードで、かつ原稿サイズが規定のサイズのときに、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100が原稿間時間を受信し、この原稿間時間に基づいて突き当てローラ41を駆動することを特徴とするものである。
以下、図14のフローチャートに基づいて作用を説明する。
【0135】
コントローラ100からI/F107を介して本体制御部111に原稿のサイズ信号を受信したか否かを判別し(ステップS51)、原稿サイズ信号を受信した場合には原稿サイズが生産性を上げたいカタログ記載サイズや主に使用する原稿サイズ等の規定の原稿サイズ、例えば、カタログに生産性を記載するA4横原稿、およびLT横(11×8.5インチ)原稿であるか否かを判別する(ステップS52)。
【0136】
次いで、本体制御部111は複写機の本体21の複写モードがレジスト非停止読取動作とすることによって生産性を向上可能な既定の複写モード(カタログ記載モード、主に使用する複写モード等)であるか否かを判別、具体的には、例えば、カタログに生産性を記載する片面読取、サイズ非混載、等倍読取モードであるか判別し(ステップS53)、片面読取、サイズ非混載、等倍読取モードである場合には、原稿サイズおよび複写モードに基づいて原稿間時間の最適値(Ti)を決定し(ステップS54)、この原稿間時間(Ti)をI/F107を介してコントローラ100に送信し(ステップS55)、この原稿間時間(Ti)に基づいて突き当てローラ41を駆動する。
【0137】
また、ステップS52で規定の原稿サイズでないものと判断された場合およびステップS53で規定の複写モードでないものと判断された場合には、レジスト停止動作とし、レジストセンサ71によって原稿の先端が検知されたときに、原稿の搬送を停止してレジスト待機させ、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100に読取開始信号を通知する。この結果、読取準備が通常時より遅れた場合もジャム、エラーを発生させることなく安定した原稿読取を行うことができる。
【0138】
図1〜図8、図15は本発明に係る自動原稿搬送装置の第6実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と原稿間時間の制御が異なるのみで装置構成は第1実施形態と同様である。
【0139】
本実施形態では、原稿間時間設定値(Ti)を原稿束の搬送開始から搬送終了までの間で変更するようにしたものであり、具体的には、原稿間時間設定値(Ti)を所定の原稿搬送枚数毎で長くするようにしたものである。
【0140】
図15において、例えば、レジストセンサ71による原稿先端の検知回数に基づいて原稿搬送枚数が50枚を超えたか否かを判別し(ステップS61)、50枚を超えていない場合には、原稿間時間設定値(Ti)を任意の値に設定し(ステップS62)、原稿間時間設定値(Ti)に基づいて原稿を搬送する。また、原稿の搬送枚数が50枚を超えた場合には原稿間時間設定値(Ti)を(Ti+α:但し、α=約0.2s)に設定して(ステップS63)、原稿間時間設定値(Ti+α)に基づいて原稿を搬送する。
【0141】
本実施形態では、原稿間時間を一定にせず、原稿束の搬送開始から搬送終了までの間で変更しているのは、原稿の搬送枚数が増大するにつれてスリップが発生する可能性が高くなることを考慮したからである。
【0142】
すなわち、1枚目〜50枚目までの原稿の搬送時の原稿間時間設定値Ti(s)としたとき、50枚目以降の原稿の搬送時の原稿間時間設定値Ti+α(s)にすることにより、50枚目以降の原稿の搬送時にスリップが発生し易くなる場合には、原稿間時間の影響を受けるのを防止して、原稿のジャムが発生するのを防止することを最優先にすることができる。
【0143】
図1〜図8、図16は本発明に係る自動原稿搬送装置の第7実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と原稿間時間の制御が異なるのみで装置構成は第1実施形態と同様である。
【0144】
本実施形態では、コントローラ100によって原稿間時間を所定の原稿搬送枚数毎で長くなるように制御するものである。
【0145】
図16において、例えば、レジストセンサ71による原稿先端の検知回数に基づいて原稿の搬送枚数カウンタのカウント値が「5」になったか否かを判別し(ステップS71)、「5」になっていない場合には、原稿間時間設定値(Ti)を任意の値に設定し(ステップS72)、原稿間時間設定値(Ti)に基づいて原稿を搬送する。なお、搬送枚数カウンタはコントローラ100に設けられている。
【0146】
また、ステップS71で原稿の搬送枚数カウンタのカウント値が「5」になった場合には、カウンタ値をクリアした後(ステップS73)、原稿間時間設定値(Ti)を(Ti+α:但し、α=約1s)に設定して(ステップS74)、原稿間時間設定値(Ti+α)に基づいて原稿を搬送する。
【0147】
また、ステップS72、S74以降は原稿の搬送が終了したか否かを判別し(ステップS75)、原稿の搬送が終了していない場合にはS71に戻り、原稿の搬送が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0148】
すなわち、本実施形態では、ADF23の搬送性能に対して複写機の性能が劣る場合、例えば、複写機の原稿の読取速度がADF23の原稿搬送速度よりも劣る場合には、搬送される原稿の5枚に1枚の割合で原稿間時間を長くすることにより、ADF23の搬送性能に複写機の読取速度を追従させることができる。
【0149】
なお、このように5枚に1枚の割合で搬送時間を長くする代りに、原稿間時間の制御を5枚に1枚の割合で停止し、原稿をレジストセンサ71によって原稿の先端が検知されるレジスト位置で停止させるレジスト停止モードに切換えるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0150】
図1〜図8、図17は本発明に係る自動原稿搬送装置の第8実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と原稿間時間の制御が異なるのみで装置構成は第1実施形態と同様である。
【0151】
本実施形態では、コントローラ100により、入口センサ46によって原稿の先端が検知されてから突き当てセンサ42によって原稿の後端が検知されるまでの給紙モータ102のパルスをカウントし、このパルス数が正常値(非スリップ時:パルス数β)よりも多い場合に(パルス数β+α)のときにスリップが発生したものと判断し、このスリップ率に基づいて原稿間時間を変更するものである。
【0152】
図17において、入口センサ46および突き当てセンサ42の検知情報に基づいてスリップ率が所定値を超えたか否かを判別し(ステップS81)、スリップ率が所定値を超えていない場合には、原稿間時間設定値(Ti)を任意の値に設定し(ステップS82)、この原稿間時間設定値(Ti)で原稿を搬送する。
【0153】
また、ステップS81でスリップ率が所定値を超えた場合には、スリップ率が所定値を超えた時点のレジストセンサ71による原稿先端の検知回数に基づいて原稿の搬送枚数カウンタのカウント値が「20」になったか否かを判別し(ステップS83)、カウント値が「20」になるまで原稿間時間設定値(Ti+α:但し、α=約0.2s)に設定して(ステップS84)、原稿間時間設定値(Ti+α)で原稿を搬送する。
【0154】
また、搬送枚数カウンタのカウント値が「20」になった場合には、カウンタ値をクリアした後(ステップS85)、ステップS81以降の処理を行う。
【0155】
また、ステップS82、S84以降は原稿の搬送が終了したか否かを判別し(ステップS86)、原稿の搬送が終了していない場合にはS81に戻り、原稿の搬送が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0156】
すなわち、本実施形態では、スリップ率を検知し、原稿のスリップが所定値よりも多い場合には原稿のジャムが発生し易いものとして原稿間時間を、例えば、原稿の搬送枚数が20枚の間は長く設定することにより、スリップによって原稿のジャムが発生するのを抑止することができる。
【0157】
【発明の効果】
本発明によれば、前原稿の再搬送の開始時間から次原稿の再搬送の開始時間までの原稿間時間を制御して搬送手段を駆動しているため、スリップ率等によって読取生産性が変化することを防止することができ、例えば複写機等の画像処理装置で画像書込みを同時に行った場合に、原稿読取と画像書込みの同期がとれなくなる等の不具合が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動原稿搬送装置の第1〜第8実施形態を示す図であり、その自動原稿搬送装置を搭載した複写機の概略構成図である。
【図2】第1〜第8実施形態のADFの概略構成図である。
【図3】第1〜第8実施形態のADFのセンサやモータ等の配置を示す図である。
【図4】第1〜第8実施形態の可動テーブルの駆動機構を示す図である。
【図5】第1〜第8実施形態の分離給紙手段の駆動機構を示す図である。
【図6】第1〜第8実施形態の各種ローラの駆動機構を示す図である。
【図7】第1〜第8実施形態の画像形成装置の駆動系のブロック図である。
【図8】第1〜第8実施形態の画像読取部の構成図である。
【図9】第1実施形態の原稿の搬送手順を示すフローチャートである。
【図10】第1実施形態の原稿の他の搬送手順を示すフローチャートである。
【図11】第2実施形態の原稿の動作を示すフローチャートである。
【図12】第3実施形態の原稿の動作を示すフローチャートである。
【図13】第4実施形態の原稿の動作を示すフローチャートである。
【図14】第5実施形態の原稿の動作を示すフローチャートである。
【図15】第6実施形態の原稿の動作を示すフローチャートである。
【図16】第7実施形態の原稿の動作を示すフローチャートである。
【図17】第8実施形態の原稿の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
22a スリットガラス(読取位置)
25 分離給紙部(分離給紙手段)
39 給紙ベルト(分離給紙手段)
40 リバースローラ(分離給紙手段)
41 突き当てローラ(搬送手段、突き当て回転部材)
42 突き当てセンサ(原稿サイズ検知手段)
44 幅方向センサ(原稿サイズ検知手段)
100 コントローラ(駆動制御手段、原稿サイズ検知手段)
102 給紙モータ(駆動制御手段)
103 読取モータ(第2駆動系)
Claims (16)
- 複数枚の積載原稿からなる原稿束から原稿を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙手段と、給紙されてきた原稿を読取位置の手前で一時的に停止させた後、所定時間経過後に前記読取位置に向かって再搬送する搬送手段と、前記分離給紙手段および搬送手段を駆動制御する駆動制御手段とを備えた自動原稿搬送装置であって、
前記駆動制御手段は、前原稿の再搬送の開始時間から次原稿の再搬送の開始時間までの原稿間時間を制御して前記搬送手段を駆動することを特徴とする自動原稿搬送装置。 - 前記搬送手段は、読取位置の手前に設けられ、原稿の先端が突き当てられる突き当て回転部材を有し、前記駆動制御手段は、前記突き当て回転部材に原稿を突き当てて一時的に停止させた後、所定時間経過後に前記突き当て回転部材を駆動することを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記原稿間時間を原稿束の搬送開始から搬送終了までの間で変更することを特徴とする請求項1または2記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記原稿間時間を所定の原稿搬送枚数毎で長くすることを特徴とする請求項3記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記原稿間時間の制御を所定の原稿搬送枚数毎で停止し、レジスト位置で原稿を停止させるレジスト停止モードに切換えることを特徴とする請求項1〜4何れかに記載の自動原稿搬送装置。
- 前記搬送手段により搬送される原稿のスリップ率を検知するスリップ検知手段を設け、前記駆動制御手段は、原稿のスリップ率が所定値よりも多い場合に所定の搬送枚数の間は前記原稿間時間を変更することを特徴とする請求項1〜4何れかに記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記原稿間時間として、前原稿の再搬送を開始してから前記前原稿の後端が前記読取位置の手前の所定位置に達するまでの時間に設定することを特徴とする請求項1〜6何れかに記載の自動原稿搬送装置。
- 画像処理装置本体との間で通信を行う通信手段を有し、
前記駆動制御手段は、前記画像処理装置本体から前記通信手段を介して受信した原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項1〜7何れかに記載の自動原稿搬送装置。 - 原稿サイズを検知する原稿サイズ検知手段を有し、
前記駆動制御手段は、前記原稿サイズ検知手段によって検知された原稿サイズを前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信し、前記画像処理装置本体から前記原稿サイズによって決定された前記原稿間時間を前記通信手段を介して受信したとき、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項1〜8何れかに記載の自動原稿搬送装置。 - 前記駆動制御手段は、前記原稿サイズ検知手段によって検知された原稿サイズが規定サイズの場合に、前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信し、前記画像処理装置本体から前記原稿サイズによって決定された前記原稿間時間を前記通信手段を介して受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項1〜9何れかに記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、画像処理装置本体が規定の画像形成モードのときに、前記通信手段を介して前記原稿間時間を受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項10記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信される原稿サイズが規定サイズでかつ、画像処理装置が規定の画像形成モードのときに、前記画像処理装置本体から前記通信手段を介して前記原稿間時間を受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項10記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記通信手段を介して前記画像処理装置本体から送信される転写紙のサイズによって規定される前記原稿間時間を受信し、前記原稿間時間に基づいて前記搬送手段を駆動することを特徴とする請求項8〜12何れかに記載の自動原稿搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記原稿サイズ検知手段によって検知された1枚目に搬送される原稿サイズを前記通信手段を介して前記画像処理装置本体に送信することを特徴とする請求項9または10に記載の自動原稿搬送装置。
- 請求項1〜14何れかに記載の自動原稿搬送装置を備えたことを特徴とする画像処理装置。
- 前記原稿間時間を計時するタイマーを有することを特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
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