以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。また、図2は、本発明の一実施の形態に係る自動原稿搬送装置の概略構成図である。また、図3は、本発明の一実施の形態に係る自動原稿搬送装置の制御系のブロック図である。なお、画像形成装置としては、スキャナー装置等の画像読取装置を搭載した複写機、ファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等に適用することができるものであり、本実施の形態では、画像形成装置が複写機である場合を例に説明を行う。
まず、構成について説明する。
図1〜図3に示すように、画像形成装置21の本体21aの上面には透光性部材からなるコンタクトガラス22aが設けられており、このコンタクトガラス22aに隣接する本体の上面にはコンタクトガラス22aよりも小面積の透光性部材からなるスリットガラス22bが設けられている。
また、本体21aの上部には自動原稿搬送装置23が設けられており、この自動原稿搬送装置23は図示しないヒンジ機構を介してコンタクトガラス22aを開放および閉塞するように開閉自在になっている。
自動原稿搬送装置23は用紙載置台としての原稿テーブル24を備えており、この原稿テーブル24には原稿の表面が上向きになるように用紙束としての原稿束Pが載置されるようになっている。
原稿テーブル24のテーブル面には原稿の長さを検出する原稿長さ検出センサ25〜27が設けられており、この原稿長さ検出センサ25〜27はそれぞれ隣接する一対の受光素子および発光素子を備えている。
したがって、原稿長さ検出センサ25〜27は少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なように原稿テーブル24のテーブル面に配置されている。コントローラ100は受光素子から入力した情報に基づいて原稿テーブル24に載置された原稿束Pの搬送方向長さを判断する。
また、原稿テーブル24に対して原稿の搬送方向下流側にはストッパ部材としてのストッパ爪28が設けられており、このストッパ爪28は呼出しモータ101によって原稿束Pの先端が突当てられる突当て位置(破線で示す位置)と原稿束Pの先端から退避する退避位置(実線で示す位置)の間で移動されるようになっている。
したがって、ストッパ爪28が突当て位置にあるときに原稿束Pの先端が突当てられることにより、原稿束Pの先端を揃えるようになっている。また、原稿束Pの幅方向は原稿テーブル24上に設けられた図示しないサイドフェンスに突当てられることにより、搬送方向と直行する方向の位置決めが行われるようになっている。
また、ストッパ爪28が下方に移動すると、このストッパ爪28はホームポジションセンサ34によって検出されるようになっており、ホームポジションセンサ34は検出情報をコントローラ100に出力する。
また、原稿束Pの先端側の原稿テーブル24上にはセットフィラー29および原稿セットセンサ30が設けられており、セットフィラー29は原稿テーブル24に原稿束Pが載置されたときに原稿束Pの先端に押圧されて破線で示す位置から実線で示す位置に移動し、原稿セットセンサ30がこのセットフィラー29を未検出の状態から検出した状態に変化すると、コントローラ100に信号を出力する。
コントローラ100はI/F107を介して画像形成装置21の本体21aに設けられた本体制御部111に接続されており、このI/F107に信号を出力する。本体制御部111はこの入力信号に基づいて本体21a側で原稿の読取りを行うための待機状態に移行する。
ストッパ爪28の上方には呼出しコロ31が設けられており、この呼出しコロ31は呼出しモータ101からの駆動力が図示しない呼出しカムを介して伝達されるようになっており、呼出しモータ101およびカム機構により実線で示す原稿束Pから退避する位置と二点鎖線で示す原稿束Pの上面に当接する位置との間で昇降するようになっている。
また、本体21a側には操作部108が設けられており、この操作部108のプリントキーが押下され、本体制御部111からI/F107を介してコントローラ100に原稿給紙信号が送信されると、コントローラ100は呼出しモータ101を正転駆動してストッパ爪28を原稿束Pから下方向に退避するように駆動する。
そして、このストッパ爪28が退避位置に移動すると、ストッパ爪28はホームポジションセンサ34によって検出されるようになっており、ホームポジションセンサ34がストッパ爪28を検出すると、コントローラ100は呼出しモータ101を逆転駆動して呼出しコロ31を原稿束Pに当接する位置に下降させる。
このとき、呼出しコロ31は給紙モータ102の正転駆動によって原稿テーブル24上の原稿束Pの最上位の原稿の給紙を開始する。給紙された原稿は呼出しコロ31の下流側に設けられた給紙ベルト32およびリバースローラ33に給紙される。
給紙ベルト32は駆動ローラ32aおよび従動ローラ32bに橋架されており、給紙モータ102から駆動ローラ32aに駆動力が伝達されると、周回移動するようになっている。
給紙ベルト32は給紙モータ102が正転駆動されると給紙方向(時計回転方向)に周回移動するようになっており、リバースローラ33には図示しないトルクリミッタが内蔵され、給紙モータ102が正転駆動されると給紙方向と逆方向(時計回転方向)に回転駆動されるようになっている。このため、呼出しコロ31が原稿束Pから給紙した原稿が複数枚であった場合に、最上位の原稿とその下の原稿が分離されて最上位の1枚の原稿のみが給紙される。
具体的には、リバースローラ33は給紙ベルト32と所定圧で接しており、給紙ベルト32と直に接触しているとき、または、原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト32の回転につられて反時計回転方向に連れ回りし、原稿が2枚以上給紙ベルト32とリバースローラ33の間に進入したときには連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されている。このため、リバースローラ33は本来の駆動方向である時計回転方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをして重送を防止することができる。
分離された1枚の原稿は、給紙ベルト32により更に搬送され、コントローラ100が給紙モータ102を所定時間またはパルス分だけ正転駆動してから停止することにより、互いに摺接するプルアウト駆動ローラ36aおよびプルアウト従動ローラ36bのニップ部に一定の撓みを形成した状態となって停止するようになっている。ここで、モータを所定時間または所定パルスだけ駆動することは、ローラを所定回転だけ回転させること、および原稿を所定距離だけ搬送させることに等しい。
このとき、呼出しモータ101はコントローラ100からの指令により正転駆動されることにより、呼出しコロ31を原稿上面から退避させ原稿を給紙ベルト32の搬送力のみで搬送することにより、原稿の先端はプルアウト駆動ローラ36aおよびプルアウト従動ローラ36bのニップ部に突当てられ、分離搬送時に発生した原稿の曲がり(スキュー)を補正することができる。
また、プルアウト駆動ローラ36aおよびプルアウト従動ローラ36bは、原稿の分離後に給紙モータ102の逆転駆動によりスキュー補正された原稿を横U字形状の湾曲部53を介して下流側に設けられた読取入口ローラ対37に向かって搬送する。この読取入口ローラ対37は読取入口駆動ローラ37aと読取入口従動ローラ37bによって構成されている。
また、給紙モータ102の逆転駆動時には、プルアウト駆動ローラ36aは駆動されるが、図示しないワンウェイクラッチの作用により呼出しコロ31と給紙ベルト32に駆動力は伝達されない。
プルアウト駆動ローラ36aおよびプルアウト従動ローラ36bの下流側には原稿幅センサ38が設けられており、この原稿幅センサ38は図2中、奥行き方向に複数個並べられ、実線で示す位置と二点鎖線で示す位置との間で移動するようになっている。
原稿幅センサ38は原稿を検出すると二点鎖線で示す位置に移動するようになっており、プルアウト駆動ローラ36aおよびプルアウト従動ローラ36bにより搬送された原稿の搬送方向に直行する幅方向の情報を取得してコントローラ100にこの検出情報を送信する。
コントローラ100は原稿長さ検出センサ25〜27からの原稿長さ検出情報と原稿幅センサ38からの幅検出情報との組合せに基づいて本体制御部111に原稿テーブル24上に積載された原稿束Pのサイズ情報を送信する。
原稿幅センサ38の下流側近傍には、レジストセンサ54が設けられており、レジストセンサ54は、原稿の先端および後端を検知するとコントローラ100に検出情報を送信するようになっている。
原稿幅センサ38およびレジストセンサ54は、プルアウトローラ対36の下流側直下に設けられている。レジストセンサ54が原稿の先端を検知したときにその原稿の幅が判定されていることが必要であるため、原稿幅センサ38はレジストセンサ54よりも上流側に配置されている。なお、原稿幅センサ38はプルアウトローラ対36よりも上流に設けてもよく、その場合、プルアウトローラ対36の下流直下にはレジストセンサ54が配置される。ここで、プルアウトローラ対36は、給紙通路61、62と再給紙通路46bとの合流地点61aの下流側直下に配置されており、原稿テーブル24上の原稿が読取位置80まで搬送される給紙通路61、62において最も搬送力の高い搬送ローラ対である。
また、プルアウト駆動ローラ36aの駆動により読取入口ローラ対37に原稿が搬送される際には、原稿搬送速度を高速に設定して原稿をスリットガラス22b上の読取位置80に送り込む処理時間の短縮を図るようになっており、特に2枚目以降の原稿ではこの高速搬送により先行する原稿との紙間を短縮することで生産性を向上させることができる。そして、コントローラ100は、プルアウト駆動ローラ36aを所定時間または所定パルスだけ駆動することにより原稿の先端が読取入口ローラ対37よりも予め定められた長さだけ上流側に到達したことを算出すると、読取入口ローラ対37に先端が進入する前に原稿の減速を開始する。
また、コントローラ100は、原稿の減速を開始してから、減速した原稿の先端が読取入口ローラ対37のニップ部に突当って一定の撓みを形成した状態で停止するよう、給紙モータ102を所定時間または所定パルスだけ駆動してから一時停止(レジスト停止)させるようになっている。この結果、プルアウトローラ対36による原稿の搬送時に発生したスキューを補正することができる。本実施の形態では、読取入口ローラ対37がスキュー補正用のローラ対を構成している。
また、コントローラ100は、給紙モータ102を所定時間または所定パルスだけ駆動して原稿の先端を読取入口ローラ対37のニップ部に突当てたときに、I/F107を介して本体制御部111にレジスト停止信号を送信するようになっている。
コントローラ100は、レジスト停止信号を送信してから、本体制御部111からの読取開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿が読取倍率に応じた搬送速度で搬送されるように読取モータ103を駆動し、読取出口ローラ対40により原稿を搬送する。読取出口ローラ対40は読取出口駆動ローラ40aと読取出口従動ローラ40bによって構成されている。
コントローラ100は、給紙モータ102を所定時間または所定パルスだけ駆動することにより原稿の先端がスリットガラス22b上の読取位置80に到達したことを算出すると、本体制御部111に対して副走査方向有効画像領域を示すゲート信号を送信するようになっている。このゲート信号は、給紙モータ102と読取モータ103を所定時間または所定パルスだけ駆動して、原稿の後端が読取位置80を抜けたことが算出されるまで送信される。
湾曲部53を介して読取位置80を通過した原稿は、読取出口ローラ対40および排紙ローラ42によって搬送されるようになっており、両面モードにおける原稿の裏面の読取り終了後、または、片面モードにおける原稿の表面取り終了後には排紙トレイ43に排紙される。
コントローラ100は、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してからの給紙モータ102と読取モータ103のパルスカウントを行うとともに、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してからの時間を計測し、一定時間または一定パスル経過しても原稿の後端がレジストセンサ54に検知されない場合にジャムと判断する。
また、コントローラ100は、原稿の後端がレジストセンサ54を通過したときに原稿セットセンサ30の状態を監視して原稿テーブル24上の次の原稿の有無を判断し、次の原稿が有る場合は、次の原稿の給紙動作を開始するとともに、画像形成装置21の本体21a内の収納カセット91〜95から転写紙S1〜S5をレジストローラ17手前まで先出しすることによりコピー動作の速度を向上させている。
排紙ローラ42は排紙駆動ローラ42a、排紙従動上ローラ42bおよび排紙従動下ローラ42cを備えており、排紙ローラ42の下流側には原稿の搬送経路を切換えるための切換爪44が設けられている。
両面モードにおいて原稿の搬送を行う場合には、この原稿の表面の読取り時に読取位置80を抜けた原稿の先端が排紙ローラ42に到達する前に、切換爪44が反転ソレノイド105に駆動されて2点鎖線で示す下降位置に切り換わるようになっている。具体的には、切換爪44は、通常は原稿を排紙トレイ43に導くよう実線で示す上昇位置に保持されており、両面モードの場合には、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してから所定タイミングにより反転ソレノイド105に駆動されて下降位置に移動するようになっている。
なお、コントローラ100は、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してから一定時間経過しても原稿の後端を検知しない場合にジャムと判断する。
このとき、読取モータ103によって駆動される排紙駆動ローラ42aおよび排紙従動下ローラ42cと、反転モータ104により駆動されるスイッチバックローラ対としての反転ローラ対45により原稿がスイッチバック通路46aに搬送される。
また、コントローラ100は、原稿の後端がレジストセンサ54を通過してから一定時間(原稿の後端が排紙ローラ42を通過し切換爪44上に達するまでの時間)経過した後、反転ソレノイド105を駆動して切換爪44を上昇位置に復帰させる。
また、コントローラ100は、切換爪44を上昇位置に復帰させた後、反転モータ104を逆転駆動して反転ローラ対45を逆転駆動することにより、原稿の裏面の読取りのために、原稿をプルアウトローラ対36に向かって搬送(スイッチバック)するようになっている。
このとき、読取モータ103の駆動方向は同一方向で、反転モータ104の駆動方向は逆方向となり、処理時間短縮のために反転モータ104および読取モータ103を高速駆動する。
また、コントローラ100は原稿がスイッチバックを始めると反転モータ104の駆動時間または駆動パルスが一定値になった後に、給紙モータ102を高速に逆転駆動して原稿をプルアウトローラ対36に向かって高速搬送する。
また、コントローラ100は、反転モータ104の駆動時間または駆動パルスが一定値に達すると、再給紙通路46bを搬送される原稿の後端が反転ローラ対45を抜けたと判断して、反転ローラ対45の逆転駆動を停止するようになっている。
なお、コントローラ100は、反転ローラ対45の逆転開始後に一定時間経過しても原稿の先端がレジストセンサ54に到達しない場合、ジャムと判断する。
この後、コントローラ100は、原稿の一方の面を読取ったときと同様にプルアウトローラ対36によって原稿のスキュー補正をして他方の面を読取り、再度スイッチバック通路46aで原稿をスイッチバックした後、再給紙通路46bを通して読取位置80に向かって搬送し、原稿の読取りを行わずに原稿面を備えるための反転動作を行って原稿を排紙トレイ43に排紙する。このように、原稿の他方の面を読取った後に、原稿を再び湾曲部53を通過させることにより、原稿の他方の面が下向きで排紙トレイ43に排出されてページ順に狂いが生じることを防止し、原稿の一方の面が下向きで排紙トレイ43に排出されるようになっている。
また、コントローラ100は、排紙ローラ42の駆動時間または駆動パルスが一定値に達すると原稿が排紙されたものと判断するようになっている。
また、本体21aには表示部48(図3参照)が設けられており、コントローラ100は呼び出しモータ101、給紙モータ102、読取モータ103、反転モータ104を駆動してからの経過時間またはパルスカウントと、原稿長さ検出センサ25〜27およびレジストセンサ54からの検出情報に基づいてジャム判定を行い、ジャムが発生した場合に、表示部48によってジャム表示を行うようになっている。
具体的には、コントローラ100は、分離された原稿をプルアウトローラ対36により搬送し始めてから、一定時間経過または一定量パルスカウントしてもレジストセンサ54が原稿の先端を検知しなかった場合にジャムと判断するようになっている。
また、コントローラ100は、原稿の表面のみを読取る片面モードの場合は、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してから一定時間経過してもレジストセンサ54が原稿の後端を検知しなかった場合、またはレジストセンサ54が原稿の先端を検知してからプルアウトローラ対36と読取入口ローラ対37の駆動時間または駆動パルスが一定量を超えてもレジストセンサ54が原稿の後端を検知しなかった場合に、原稿が正常に排紙トレイ43排出されずジャムが起こったと判断するようになっている。
また、コントローラ100は、原稿の表面および裏面の読取りを行う両面モードの場合は、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してから一定時間経過してもレジストセンサ54が原稿の後端を検知しなかった場合、またはレジストセンサ54が原稿の先端を検知してからプルアウトローラ対36、読取入口ローラ対37、読取出口ローラ対40の駆動時間または駆動パルスが一定量を超えてもレジストセンサ54が原稿の後端を検知しなかった場合に、原稿が反転ローラ対45の正転によりスイッチバック通路46a上に正常に搬送されずジャムが起こったと判断するようになっている。
また、コントローラ100は、反転ローラ対45が逆転を開始し始めてから一定時間経過してもレジストセンサ54が原稿の先端を検地しなかった場合、またはレジストセンサ54が原稿の先端を検知してから反転ローラ対45、排紙ローラ42、プルアウトローラ対36の駆動時間または駆動パルスが一定量を超えてもレジストセンサ54が原稿の後端を検知しなかった場合に、原稿が反転ローラ対45の逆転により再給紙通路46bを経て給紙通路62に正しく搬送されずジャムが起こったと判断するようになっている。
一方、画像形成装置21の本体21a内には、図1に示すように画像読取装置81が設けられており、この画像読取装置81によって読取られた画像情報は書込部82によって感光体ドラム83に照射されるようになっている。
画像読取装置81は、コンタクトガラス22aまたはスリットガラス22b上の原稿を照明する光源81aと、原稿から反射された光をそれぞれ反射する第1ミラー81b、第2ミラー81c、第3ミラー81dと、第3ミラー81dから反射された光をCCDイメージセンサ81fに結像するレンズ81eと、レンズ81eによって結像された光を電気信号に変換するCCDイメージセンサ81fとを備えている。
光源81aおよび第1ミラー81bは図示しない第1走行体に取付けられているとともに、第2ミラー81cとおよび第3ミラー81dは第2走行体に取付けられており、第1走行体および第2走行体はコンタクトガラス22aおよびスリットガラス22bに沿って図1中、移動するようになっている。
そして、第1走行体および第2走行体は、コンタクトガラス22aに載置された原稿を読取るときには、コンタクトガラス22aの下方で図1中、左右方向に移動され、スリットガラス22bを通過する原稿を読取るときには、スリットガラス22bの下方で停止される。
書込部82は、画像読取装置81によって読取った画像情報に応じて光変調したレーザ光を照射し、帯電させた感光体ドラム83の表面をこのレーザ光で露光するようになっている。
感光体ドラム83の周囲には、感光体ドラム83と共に画像形成手段を構成する現像装置86、転写ベルト87、クリーニング装置88、図示しない帯電装置および除電装置が設けられている。帯電装置は暗中にプラス電荷のコロナ放電をグリッドにより制御して感光体ドラムの表面を一定電位に帯電させるようになっている。
書込部82はこの一定電位に帯電された感光体ドラム83上に画像情報を含んだレーザダイオードを照射して感光体ドラム83上のマイナス電荷を除去して静電潜像を形成する。
現像装置は感光体ドラム83上の電気除去された部分にマイナスに帯電されたトナーを付着させて可視像を形成する。転写ベルト87にはプラスのバイアスが印加されており、この転写ベルト87はマイナスに帯電された可視像を記録媒体としての転写紙(用紙)に転写して搬送するようになっている。
クリーニング装置88はクリーニングブレードを備えており、感光体ドラム83に残ったトナーを掻き落とすようになっている。除電装置は内部のLEDを点灯させることにより感光体ドラム83の残留電荷を除去して次の転写紙に新たな画像を形成するための準備を行う。
上記の工程によって画像が形成された転写紙は、定着装置90に搬送されるとともに、定着装置90によりトナー画像が定着される。
また、本体21a内にはそれぞれ異なるサイズの転写紙S1〜S5が収納された収納カセット91〜95が設けられており、この収納カセット91〜95に収納された転写紙は呼出しコロ91a〜95aによって給紙された後、搬送方向に回転する給紙ローラ91b〜95bおよび給紙ローラ91b〜95bに摺接し、分離方向に回転するリバースローラ91c〜95cによって分離された後、中継ローラ対96、97を介してレジストローラ対98に搬送され、レジストローラ対98によってタイミングを取られて感光体ドラム83と転写ベルト87の間の搬送路に搬送される。
次に、動作について説明する。
図4は、本発明の一実施の形態に係る自動原稿搬送装置の片面モード時の動作を示すフロー図である。また、図5は、本発明の一実施の形態に係る自動原稿搬送装置の両面モード時の動作を示すフロー図である。
図4に示すように、片面モード時には、コントローラ100は、まず給紙を行い(ステップS1)、給紙を開始してからレジストセンサ54が原稿の先端を検知してオンになるまでの時間Taが予め定めた時間T1より長いか否か、すなわちTa>T1であるか否かを判別する(ステップS2)。
ステップS2においてTa>T1である場合は、ジャムが発生したと判定し(ステップS4)、Ta>T1でない場合は、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してオンになってから原稿の後端を検知してオフになるまでの時間Tbが予め定めた時間T2より長いか否か、すなわちTb>T2であるか否かを判別する(ステップS3)。
ステップS3においてTb>T2である場合は、ジャムが発生したと判定し(ステップS4)、Tb>T2でない場合は、この処理を終了する。
このように、動作モードが片面モードである場合、コントローラ100は、給紙開始からの経過時間やレジストセンサ54が原稿の先端を検知してから後端を検知するまでの経過時間が予め定めた時間より長いときにジャムが発生したと判定するようになっている。
図5に示すように、両面モード時には、コントローラ100は、まず給紙を行い(ステップS11)、給紙を開始してからレジストセンサ54が原稿の先端を検知してオンになるまでの時間Taが予め定めた時間T1より長いか否か、すなわちTa>T1であるか否かを判別する(ステップS12)。
ステップS12においてTa>T1である場合は、ジャムが発生したと判定し(ステップS17)、Ta>T1でない場合は、切換爪44を下降させ(ステップS13)、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してオンになってから原稿の後端を検知してオフになるまでの時間Tcが予め定めた時間T3より長いか否か、すなわちTc>T3であるか否かを判別する(ステップS14)。
ステップS14においてTc>T3である場合は、ジャムが発生したと判定し(ステップS17)、Tc>T3でない場合は、切換爪44を上昇させ(ステップS15)、レジストセンサ54が原稿の後端を検知してオフになってから原稿の先端を検知してオンになるまでの時間Tdが予め定めた時間T4より長いか否か、すなわちTd>T4であるか否かを判別する(ステップS16)。
ステップS16においてTd>T4である場合は、ジャムが発生したと判定し(ステップS17)、Td>T4でない場合は、この処理を終了する。
このように、動作モードが両面モードである場合、コントローラ100は、給紙開始からの経過時間、レジストセンサ54が原稿の先端を検知してから後端を検知するまでの経過時間、およびレジストセンサ54が原稿の後端を検知してから先端を検知するまでの経過時間が予め定めた時間より長いときにジャムが発生したと判定するようになっている。
なお、図4、図5で説明した動作では、原稿の端部を検出してからの経過時間すなわち検知タイミングに基づいてジャムの判定をしているが、各ローラのパルスカウントに基づいてジャムの判定をするようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置は、複数の原稿からなる原稿束Pを載置可能な原稿テーブル24と、原稿テーブル24から原稿を1枚ずつ分離し、分離後の原稿を給紙通路61、62を通して読取位置80に搬送する給紙モータ102と、読取位置80を通過した原稿をスイッチバック通路46aまたは排紙トレイ43に向かって搬送する読取モータ103と、スイッチバック通路46aに搬送された原稿をその搬送方向を反対方向に変更するとともに再給紙通路46bを通して給紙通路61、62に向かって搬送する反転モータ104と、原稿の搬送経路をスイッチバック通路46aと排紙トレイ43との何れか一方に切換える切換爪44と、原稿テーブル24上の原稿の有無を検知する原稿セットセンサ30と、給紙通路61、62と再給紙通路46bとの合流地点61aの下流近傍に1箇所配置され、原稿の端部を検知するレジストセンサ54と、給紙モータ102、読取モータ103、反転モータ104および切換爪44を駆動制御するコントローラ100とを備え、コントローラ100が、原稿セットセンサ30とレジストセンサ54の検知結果に基づいて、給紙モータ102、読取モータ103、反転モータ104および切換爪44の駆動制御と原稿のジャム判定を行うよう構成されている。
このため、1つのレジストセンサ54によって給紙モータ102、読取モータ103、反転モータ104および切換爪44の駆動制御と原稿のジャム判定を行うことができるので、原稿搬送経路内のセンサの数を減らして製造コストを十分に削減することができる。
また、本実施の形態に係る自動原稿搬送装置は、コントローラ100が、給紙通路61、62と再給紙通路46bとの合流地点61aの下流近傍であって、最も搬送力の高い搬送ローラ対であるプルアウトローラ対36の下流近傍に1箇所配置されている。
このため、給紙ベルト32で原稿を分離するときに原稿がスリップしても、このスリップの影響を受けることなくレジストセンサによって原稿の先端および後端を検知して読取モータ103、反転モータ104および切換爪44の駆動制御と原稿のジャム判定を行うことができる。