JP2001160887A - 自動原稿搬送装置、及びこれを搭載した画像読取装置、並びに画像形成装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置、及びこれを搭載した画像読取装置、並びに画像形成装置

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JP2001160887A
JP2001160887A JP2000014405A JP2000014405A JP2001160887A JP 2001160887 A JP2001160887 A JP 2001160887A JP 2000014405 A JP2000014405 A JP 2000014405A JP 2000014405 A JP2000014405 A JP 2000014405A JP 2001160887 A JP2001160887 A JP 2001160887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートスルー方式における原稿搬送ロスを削
減し、原稿読取り時の生産性を向上させることが可能な
自動原稿搬送装置、及びこれを搭載した画像読取装置、
並びに画像形成装置を提供する。 【解決手段】 ADF200のコントローラが本体制御
部からの読取開始信号を検出するより前に原稿Sを給紙
し(次原稿先出し)、その原稿が第1読取搬送部5の読
取位置に到達する前に、前記読取開始信号を検出しない
場合は、その原稿を読取位置の上流で停止させ、前記読
取開始信号を検出した場合には、その原稿を読取位置の
上流で停止させずに読取位置への搬送を続けることで、
読取位置直前での一時停止(レジスト停止)による搬送
ロスを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ部を停止
させ、原稿を移動させながら画像を読取るシートスルー
タイプの自動原稿搬送装置、及びこれを搭載した画像読
取装置、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置又は画像形成装置に
おいては、原稿の読取って画像メモリへ蓄積し、蓄積デ
ータを転写紙へ書き込む際、転写紙の先端と原稿の先端
の同期を取る必要があったが、装置のディジタル化に伴
い、「原稿を読取って画像メモリへ蓄積する動作」と
「画像メモリの蓄積データを転写紙へ書き込む動作」は
それぞれ独立に制御可能となってきているため、このよ
うなディジタル装置においては原稿読取りと画像メモリ
への蓄積との同期を取ることを考慮するだけでよい。
【0003】一方、自動原稿搬送装置(ADF)を備え
た画像形成装置の読み取り方式としては、原稿をコンタ
クトガラス上に停止させてスキャナ部を走査させること
で読み取るスキャン方式と、スキャナ部を停止させて原
稿を移動させて読み取ることにより、スキャナ部の移動
時間ロスを改善したシートスルー方式が知られている。
【0004】このシートスルー方式では、画像形成装置
本体のスキャナ部(画像読取手段)との同期を取るため
に読取位置の直前(レジスト位置)で原稿を一時停止さ
せた後、装置本体からの読取開始信号によって読取搬送
を開始するので、原稿を停止させるための減速時間や停
止した原稿を再度読取速度まで加速するための立上げ時
間が必要である。このように原稿を停止させてスキャナ
部との同期を取るのは、容量が限られた画像メモリを効
率的に用いながら装置構成の簡素化及びコスト低減を図
るためである。
【0005】例えば、画像読取装置において、前述のよ
うに原稿を一時停止させるのは装置本体からADFに対
して読取開始信号が送信されない場合であり、具体的に
は、画像データを記憶するメモリが満杯の場合、シェー
ディング補正時等、スキャナ部の準備が未完了の場合で
ある。
【0006】さらに、画像形成装置においては、原稿の
読取倍率変更に伴って搬送速度が変化する場合(原稿の
搬送及び読取りが径の異なる二つ以上のローラにまたが
って行われるので、精度を維持しつつ速度変更すること
が難しい。)、又は装置本体側でジャムが発生した場合
についても、前述の読取開始信号が送信されないので、
ADFは原稿を一時停止させる。
【0007】なお、積載原稿が同一サイズで用紙指定変
倍の場合は、原稿テーブル上で搬送方向サイズ(長さ)
を検知し、搬送経路上で幅サイズを検知するので、少な
くとも1枚目の原稿については、読取位置上流のレジス
ト位置で停止させる必要がある。一方、異サイズ混載
(混載モード)の場合には、1枚毎に長さ及び幅サイズ
を検知するので、全ての原稿を読取位置上流のレジスト
位置で停止させる必要がある。特に、異サイズ混載で転
写紙サイズを指定し、異なるサイズの原稿を同一サイズ
の転写紙に転写するAMSモードでは、レジスト検知、
画像読取部の状態検知(シェーディング補正を含む)、
サイズ検知、サイズごとの読取倍率変更(変倍率設定)
のために、全ての原稿を読取位置上流のレジスト位置で
停止させる。さらに、サイズ検知又は両面読取りのため
に原稿を反転させる構成においては、反転時にもレジス
ト停止させている。
【0008】なお、この種の装置として関連するものに
は、特願平9−166896号公報、特願平11−52
635号公報がある。この特願平9−166896号公
報には、読取位置直前で原稿先端を検知し、この検知情
報に基づいて読取開始タイミングをとる技術が開示され
ている。また、特願平11−52635号公報には、読
取位置直前で原稿先端を検知してから読取ローラの駆動
量をモニタすることで読取開始タイミングを計る技術が
開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
シートスルー方式では原稿停止の際の減速時間や再度、
読取速度まで加速する際の立上げ時間によって、原稿搬
送効率が低下し、原稿読取りにおける生産性に悪影響を
与えるという問題がある。
【0010】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、シートスルー方式における原稿搬送ロスを削減し、
原稿読取り時の生産性を向上させることが可能な自動原
稿搬送装置、及びこれを搭載した画像読取装置、並びに
画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【問題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像読取手段を読取位置に固定し、原稿を搬送しながら
該原稿の画像情報を読み取り可能な画像読取装置に搭載
可能であって、原稿を1枚ずつ読取位置に搬送する自動
原稿搬送装置において、画像読取手段が読み取り可能で
ある場合に、画像読取装置から発信される読取開始信号
を受信する受信手段と、原稿が読取位置の上流近傍の所
定位置に到達したことを検出する読取位置到達検出手段
と、原稿を読取位置へ搬送する際に、読取位置到達検出
手段により、前記原稿が読取位置の上流近傍の所定位置
に到達したことを検出した場合は、搬送動作を停止して
読取位置の上流近傍の所定位置に原稿を停止させるとと
もに、受信手段が読取開始信号を受信すると搬送動作を
再開して読取位置へ搬送する停止モードと、原稿を読取
位置へ搬送する際に、該読取位置の上流近傍の所定位置
に停止させることなく、読取位置へ搬送する非停止モー
ドと、を設定する設定手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】読取位置直前での原稿一時停止を行うか否
かの動作モードを設定可能とし、シースルータイプの画
像読取装置からの読取開始信号の受信タイミングで切り
換えることによって、レジスト停止等による搬送ロスを
削減し、原稿読取り時の生産性を向上させることができ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、画像読取手段を読
取位置に固定し、原稿を搬送しながら該原稿の画像情報
を読み取り可能な画像読取装置に搭載可能であって、原
稿を1枚ずつ読取位置に搬送する自動原稿搬送装置にお
いて、画像読取手段が読み取り可能である場合に画像読
取装置から発信される読取開始信号を受信する受信手段
と、原稿が読取位置の上流近傍の所定位置に到達したこ
とを検出する読取位置到達検出手段と、を備え、受信手
段が読取開始信号を受信するより前に読取位置に向けて
原稿を搬送するとともに、該原稿が読取位置到達検出手
段により検出されるより前に、受信手段が読取開始信号
を受信しない場合には、前記原稿を読取位置の上流近傍
の所定位置で停止させる一方、前記原稿が読取位置到達
検出手段により検出されるより前に、受信手段が読取開
始信号を受信した場合は、前記原稿を読取位置の上流近
傍の所定位置で停止させずに搬送を続けることを特徴と
する。
【0014】読取位置直前での原稿一時停止を行うか否
かを、外部からの読取開始信号の受信有無で切り換える
ことにより、簡単な制御でレジスト停止等による搬送ロ
スを削減し、原稿読取り時の生産性を向上させることが
できる。
【0015】請求項3記載の発明は、画像読取手段を読
取位置に固定し、原稿を搬送しながら該原稿の画像情報
を読み取り、画像メモリを介して前記画像情報を転写紙
に画像形成する画像形成装置に搭載可能であって、該画
像形成装置の画像形成の種類に合わせて原稿を1枚ずつ
読取位置に搬送する自動原稿搬送装置において、画像読
取手段が読み取り可能である場合に、画像読取装置から
発信される読取開始信号を受信する受信手段と、原稿が
読取位置の上流近傍の所定位置に到達したことを検出す
る読取位置到達検出手段と、原稿を読取位置へ搬送する
際に、読取位置到達検出手段により、前記原稿が読取位
置の上流近傍の所定位置に到達したことを検出した場合
は、搬送動作を停止して読取位置の上流近傍の所定位置
に原稿を停止させるとともに、受信手段が読取開始信号
を受信すると搬送動作を再開して読取位置へ搬送する停
止モードと、原稿を読取位置へ搬送する際に、該読取位
置の上流近傍の所定位置に停止させることなく、読取位
置へ搬送する非停止モードと、を設定する設定手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0016】画像メモリ満杯(残量少)による原稿読取
不可や転写紙ジャム等、画像形成装置本体の状況によっ
て生じる読取一時停止に対し、原稿を再セットせずに動
作モードを切り換えることによって読取動作を継続する
ことができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3におい
て、前記原稿が読取位置到達検出手段により検出された
ときに、受信手段によって読取開始信号が受信されてい
る場合は非停止モードを設定する一方、原稿が読取位置
到達検出手段により検出されたときに、受信手段によっ
て読取開始信号が受信されていない場合には停止モード
を設定することを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3におい
て、前記原稿が1枚目の場合には停止モードを設定し、
2枚目以降の原稿については、該原稿が読取位置到達検
出手段により検出されたときに、受信手段によって読取
開始信号が受信されている場合は非停止モードを設定す
る一方、原稿が読取位置到達検出手段により検出された
ときに、受信手段によって読取開始信号が受信されてい
ない場合には停止モードを設定することを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3又は5に
おいて、前記原稿の搬送中に原稿サイズを検出するサイ
ズ検出手段と、異サイズの原稿を順次搬送する混載モー
ドを設定する混載モード設定手段と、を備え、該混載モ
ード設定手段により混載モードが設定された場合は、全
ての原稿を停止モードで搬送することを特徴とする。
【0020】混載モードでは、それぞれの原稿サイズに
対応した読取倍率を設定し、特に、原稿サイズに関らず
予め指定された転写紙サイズへ原稿ごとに変倍率を設定
するAMSモードでは、読取倍率に応じて搬送速度を切
り換えるので、全ての原稿を読取位置上流で一時停止さ
せる必要がある。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1又は2記
載の自動原稿搬送装置を画像読取装置に搭載したことを
特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項3〜6のい
ずれかに記載の自動原稿搬送装置を画像形成装置に搭載
したことを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明は、画像読取手段を読
取位置に固定し、原稿を搬送しながら読取り可能な画像
読取装置に搭載され、読取倍率に応じて読取位置の上流
近傍に複数の停止位置が設定された自動原稿搬送装置で
あって、予め搬送原稿の読取倍率が指定されている場合
は、該読取倍率に応じた停止位置で搬送動作を一時停止
し、予め読取倍率が指定されていない場合には、前記複
数の停止位置の中、最上流側の停止位置で搬送動作を一
時停止することを特徴とする。
【0024】原稿の読取倍率に応じた停止位置に設定可
能とすることで、原稿読取りの効率を向上させることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。
【0026】《構成》図1は、本発明の実施の一形態に
おける自動原稿搬送装置の構成を示し、図2、図3は制
御部の構成を示す。
【0027】本実施形態の自動原稿搬送装置(以下、A
DFと記す)200は、複写機(画像形成装置)の本体
300に搭載されている。この複写機においては、画像
読み取り時、位置Aに固定された読取部(画像読取手
段)にADF200から原稿を所定の速度で搬送しなが
ら、その読取部で画像読取りを行うように構成されてい
る。
【0028】このADF200には、原稿セット部1、
分離給紙部2、レジスト部3、反転部4、第1読取搬送
部5、第2読取搬送部6、排紙部7、反転搬送部8、ス
タック部9、これら搬送動作の駆動を行う駆動部(図2
に示す呼出しモータ105、給紙モータ102、読取り
モータ103、反転モータ104、反転切換ソレノイド
105、等)、さらに、一連の動作を制御するコントロ
ーラ100(図2に示す)、等から構成されている。
【0029】原稿セット部1は、原稿セットテーブル1
0、サイドガイド11、第1原稿長さセンサ12、第2
原稿長さセンサ14、原稿ストッパ25、等から構成さ
れ、片面あるいは両面原稿の原稿束Sをセットするもの
である。この原稿セットテーブル10は回転支点95を
中心に上方に回転退避可能に構成されていて、スタック
原稿の取り出しを容易にしている。また、第1原稿長さ
センサ12、第2原稿長さセンサ14は、何れも反射型
センサ又は原稿1枚にても検知可能なアクチュエータ・
タイプのセンサによって構成され、少なくとも同一原稿
サイズの縦か横かを判断可能に配置されている。
【0030】分離給紙部2は、ピックアップローラ2
0、給紙ベルト23、原稿ストッパ25、分離ローラ2
6、等から構成され、原稿セットテーブル10上にセッ
トされた原稿束Sから1枚ずつ原稿を分離して給送す
る。このピックアップローラ20及び原稿ストッパ25
の状態は、ホームポジションセンサ(例えば、光学式反
射型センサで構成)19によって検知される。
【0031】本実施形態では、原稿テーブル10のピッ
クアップローラ20との接触点には凹み形状のローラ逃
げが形成されており、ピックアップローラ20が原稿テ
ーブル10に衝突しないように構成されている。このよ
うに構成するのは、ピックアップローラ20の圧接動作
時、原稿枚数が少ないと、ピックアップローラ20の落
下高さが大きく、原稿テーブル10とピックアップロー
ラ20間で原稿Sのクッション作用が少なくなって、ピ
ックアップローラ20の落下衝撃音が大きくなることを
改善するためである。
【0032】レジスト部3は、突き当てセンサ29、レ
ジストローラ30、幅サイズセンサ群32、等から構成
され、給送された原稿を一次突き当てして整合する動作
と、整合後の原稿を引き出して搬送する動作を行う。
【0033】反転部4は、読取搬送ローラ43、加圧ロ
ーラ35、レジストセンサ40、等から構成され、読取
位置Rへ搬送される原稿を反転させて画像面を読取り側
(下方)に向けて搬送する。
【0034】第1読取搬送部5は、読取搬送ローラ4
3、加圧ローラ41、白色背景板51、コンタクトガラ
ス54、等から構成され、読取搬送中の原稿はコンタク
トガラス54とそのコンタクトガラス上面に所定の間隔
を持って配置された白色背景板51との間を通過する。
この間に、本体300側の読取部(光源、ミラー、レン
ズ、CCD、等)によって原稿の表面画像をコンタクト
ガラス54の下方より読み取らせ、その画像は前記読取
部のCCDを介して電気信号に変換され、図示しないメ
モリ装置(画像メモリ)に記憶される。なお、前記読取
部(画像読取装置又は画像読取手段)は所定のタイミン
グ(原稿読み取り開始時を含む)で、読取位置近傍のホ
ームポジション(位置A)から位置A′に移動しながら
白色背景板51を読み取り、シェーディング補正に用い
る補正データを取得する。
【0035】本実施形態では、第1読取搬送部5におけ
る搬送ギャップをできる限り狭く取り、原稿の自由度を
極力少なくするため、読取入り口ガイド42の内面から
可撓性のガイド部材を白色背景板51方向に張り出して
その隙間を埋めるように構成している。また、コンタク
トガラス54上に配置された白色背景板51は、前記ガ
イド部材と0.5mm±0.2mm程度のギャップを持
って配置されており、コンタクトガラス54に所定の弾
力性を持って圧接される。このように構成することによ
り、読み取り深度方向の誤差を抑えることができる。
【0036】また、コンタクトガラス54の表面は、イ
ンク等の付着や固着が起きにくいように、その表面に界
面活性剤(シリコン系活性剤)処理がなされている。ま
た、前記ガイド部材を読取位置近傍まで張り出すことに
よって、読取位置Rでは原稿面が積極的にコンタクトガ
ラス54に接触せず、かつ原稿先端はコンタクトガラス
54の読取位置付近をワイピング(先端でガラス面の異
物を掻き落とす作用)できるように構成されている。
【0037】第2読取搬送部6は、密着イメージセンサ
61、押圧部材62、等から構成され、表面読取り後の
原稿を搬送しながら裏面画像を上方から読み取らせる。
なお、密着イメージセンサ61は所定のタイミング(原
稿読み取り開始時を含む)で、白色背景板(押圧部材6
2)を読み取り、シェーディング補正に用いる補正デー
タを取得する。
【0038】排紙部7は、排紙駆動ローラ71、排紙加
圧ローラ72、排紙センサ70、等から構成され、表裏
面の読取りが完了した原稿を機外又は反転搬送部8に搬
送する。
【0039】反転搬送部8は、反転切換爪80、反転排
紙ローラ対81、82、等から構成され、表面読取り後
の再読取りのためのスイッチバック動作を行う。なお、
スイッチバック経路83が中間スタック部を形成する。
【0040】スタック部9は、排紙スタッカ90等から
構成され、読取り完了後の原稿を積載保持する。この排
紙スタッカ90には、小サイズ原稿の排出後の視認性を
高め、排出原稿を取り出しやすくするために小サイズ専
用スタッカ91が形成されている。
【0041】ここで、本実施形態のADF200を装着
した複写機の制御部の構成について説明する。
【0042】図2に示すように、装置本体に装着された
ADF200には、ADF200の動作を制御するコン
トローラ100を有し、そのコントローラ100は、各
センサ12、14、15、19、28、29、32、3
4、40、70、84等からの検知信号、各モータ(例
えば、ステッピングモータで構成)101〜104、反
転切換ソレノイド105、済スタンプ73からの状態信
号、及び本体制御部111とのインタフェース部(シリ
アル通信線)107を介して送信された制御信号(原稿
給紙信号、読取開始信号、等)、あるいは原稿セットテ
ーブル10が開いていることを示すテーブルオープン信
号、等を入力する。
【0043】また、コントローラ100は、前記各セン
サからの検知情報に基づく信号(原稿サイズ信号(幅信
号、長さ信号)、レジスト停止信号、排紙完了信号、
等)を本体制御部111に送信すると共に、本体制御部
111から送信される制御信号に基づいて、各モータ1
01〜104、反転切換ソレノイド105、済スタンプ
73、等の駆動を制御する。例えば、原稿セットセンサ
28が、原稿セットテーブル10に原稿Sがセットされ
たことを検知すると、その検知情報は、コントローラ1
00によってインタフェース部107を介し原稿セット
信号として本体制御部111へ送信される。あるいは、
テーブル開閉センサ15が、ADF200の原稿セット
テーブル10がリフトアップされた状態にあることを検
知すると、その検知情報は、コントローラ100によっ
てインタフェース部107を介しリフトアップ信号とし
て本体制御部111へ送信される。
【0044】また、コントローラ100は、図3に示す
ようにADF側に配設された密着イメージセンサ61に
対して電源を供給する。さらに、コントローラ100
は、本体制御部111から送信される制御信号に基づ
き、密着イメージセンサ61に対して読取タイミングを
示すタイミング信号(表面DFゲートオン/オフ信号、
裏面DFゲートオン/オフ信号、等)を送出するととも
に、露光のための光源を点灯/消灯させる。
【0045】なお、密着イメージセンサ61は、原稿読
取り時の露光のための光源部(LED)208、原稿の
画像面を読み取ってその情報を電気信号(アナログ信
号)に光電変換するCCDセンサチップ201、そのア
ナログ信号を増幅する増幅器202、増幅されたアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ2
03、そのディジタル信号から画情報を生成する画処理
部204、その画情報を展開して蓄積するためのフレー
ムメモリ205、フレームメモリ205に蓄積された画
情報をインタフェース回路207を介して本体制御部1
11に送出する出力制御回路206、等を備え、ADF
側からのタイミング信号に従って露光処理を行い、取得
した画情報を本体側に送出するように構成されている。
【0046】また、コントローラ100には図示しない
RAMを有し、このRAMには、本体側の操作部108
から入力・設定された動作モードを記憶し、その動作モ
ードが変更される度に記憶内容を更新する。また、この
RAMには、原稿長さセンサ12、14の検知情報を基
にして算出された搬送方向の原稿サイズ、及び幅サイズ
センサ群32によって検知された幅方向の原稿サイズを
組み合わせて確定された原稿サイズが記憶される。
【0047】前記動作モードには、例えば、両面又は片
面原稿を読み取る両面/片面モード、読取り後の先行原
稿が排紙センサ70通過時(あるいは、レジストセンサ
40通過後に所定パルス数だけ搬送された時点)で次原
稿を給紙する先出しモード、同一サイズの原稿を原稿セ
ットテーブル10に混載し、そのサイズに応じて所定の
搬送速度で原稿を読み取り、そのサイズに応じた転写紙
に出力する同一サイズモード、同一サイズモードで原稿
サイズに関わらず、予め指定されたサイズの転写紙に出
力する同一指定変倍モード、サイズの異なる原稿を原稿
セットテーブル10に混載し、そのサイズに応じて所定
の搬送速度で原稿を読み取り、そのサイズに応じた転写
紙に出力する混載モード、混載モードで原稿サイズに関
わらず、予め指定された同一サイズの転写紙に出力する
用紙指定変倍モード(AMSモード)、等がある。
【0048】特に本実施形態では、2枚目以降の原稿を
分離給紙後にレジストセンサ40のレジスト位置(読取
位置Rの上流近傍の所定位置)で搬送動作を停止するこ
となく、読取位置Rへ搬送する非停止モードを設け、こ
の非停止モードで、原稿がレジスト位置に到達し、かつ
本体制御部111からの読取開始信号を受信入力しない
場合は、搬送動作を一時停止する停止モードへ切り換え
るように制御する。このような制御に対し、1枚目の原
稿については、サイズ検知及び読取倍率設定のため、常
に停止モードで搬送する。なお、前記レジスト位置(停
止位置)は、読取倍率に応じて読取位置Rの上流近傍に
複数設定されている。また、後述する給紙動作において
は、非停止/停止モードに関らず、分離後の原稿は読取
位置上流のレジストローラ30で突き当てスキュー補正
される際に一時停止する。
【0049】一方、本体制御部111は、装置全体を制
御し、本体側の図示しない各種センサからの検知情報信
号、入出力部(図示していない駆動モータ、クラッチ類
等の各種負荷)からの状態信号、及び操作部108から
の各種信号、インタフェース部107を介してADF2
00から送信された信号、原稿ジャムやサービスマンコ
ール等の情報信号、及び、密着イメージセンサ61から
の画情報、等を受信する。
【0050】また、本体制御部111は、こうして受信
・入力された信号が示す情報に基づいて、前記入出力部
の駆動制御や操作部108における表示制御等を行うと
共に、ADF200に対し、動作モードを示す信号、あ
るいはピックアップローラ20を駆動回転させて給紙動
作を開始させるための原稿給紙信号、ADF200の搬
送タイミングに応じて密着イメージセンサ61等による
読取り動作を開始させるための読取開始信号、等の各種
制御信号を送信し、コントローラ100に指示してAD
F200の給紙・搬送動作(先出し動作を含む)あるい
は読取速度(搬送速度)を制御する。特に、先出しモー
ドで画像メモリとの同期や転写紙ジャム、あるいは読取
倍率の変更等、装置本体の状況によって一時停止が必要
な場合のみ、読取開始信号を原稿の読取位置到着前に送
信しないことによって、原稿読み取り前の一時停止によ
る搬送ロスが最小限となるように制御する。
【0051】操作部108には、図示していないスター
トボタンやテンキー等の各種ボタンキー、及びLCD表
示器等を有し、前記片面/両面モード、同一サイズモー
ド、混載モード、AMSモード、非停止モード、停止モ
ード、等の各動作モードの設定や動作開始/停止指示が
ユーザの操作で可能なように構成されている。例えば、
本体制御部111では原稿セット検知後に前記スタート
ボタンが押下された場合は、その押下情報を本体制御部
111内の所定メモリ領域に記憶し、その押下情報によ
ってADF200へ原稿給紙信号を送信する。こうして
原稿給紙信号を送信することにより、ADF200で、
自動的にピックアップローラ20を駆動回転させて給紙
動作を開始し、さらに、本体側の第1搬送読取部5、A
DF側の第2搬送読取部6へ原稿を搬送して読取動作を
行う。
【0052】なお、本実施形態では各モータ101〜1
04はステッピングモータから構成されているので、例
えばパルス数をカウントし、1パルス当たりの駆動量を
乗じることによって駆動量が容易に得られ、その駆動量
と各センサ情報に基づき、原稿長さの検出を行うととも
に、先行原稿と次原稿の搬送間隔(紙間)制御、レジス
ト検知後の読取位置到達タイミング制御、読取動作終了
タイミング制御、等を行う。
【0053】《動作》ここで、図4〜図15を用い、本
実施形態における原稿束Sの搬送動作について説明す
る。
【0054】〈給紙動作〉まず、図4〜図7を参照しな
がら同一サイズの原稿からなる原稿束Sの給紙動作につ
いて説明する。
【0055】読取り対象の原稿束Sを原稿セットテーブ
ル10上に先端を原稿ストッパ25の破線位置に突き当
てた状態でセットし、さらに、原稿束Sの幅方向をサイ
ドガイド(詳細に図示しないが前後に配設されている)
11によって搬送方向と直交する方向の位置決めを行
う。
【0056】この状態で、原稿セット検知フィラー21
が破線位置から実線位置に変位し、これに伴って原稿セ
ットセンサ28の遮光が解除され、原稿のセットが検知
されるとインタフェース部107を介して本体制御部1
11に原稿セット信号が送信される。さらに、原稿セッ
トテーブル面に設けられた第1原稿長さセンサ12又は
第2原稿長さセンサ14により、原稿の搬送方向長さの
概略が判定される。
【0057】その後、原稿給紙信号(操作部108より
入力され、本体制御部111からインタフェース部10
7を介してコントローラ100へ給紙を指示する信号)
により、図4〜図7に示す原稿給紙動作が実行される。
【0058】原稿のセットが検知されると(ステップS
1)、原稿ストッパ25が呼び出しモータ101のCW
(正転)駆動によって実線位置まで待避し(ステップS
2、ステップS3のyeS)、原稿先端を開放する。な
お、本実施形態では駆動装置としてステッピングモータ
(呼び出しモータ)を用いたが、これをソレノイドの吸
引/開放動作に替えることも可能である。
【0059】その後、呼び出しモータ101の逆転駆動
によって(ステップS4)、ピックアップローラ20が
破線位置から実線位置で示す原稿上面に移動し、所定の
力で圧接される(ステップS5のyeS、ステップS
6)。
【0060】その後、所定の時間を経て、分離給紙部2
及びレジスト部3を駆動する給紙モータ102が、CC
W(正転)方向に回転し(ステップS7)、ピックアッ
プローラ20を時計方向に回転させて原稿束Sの最上位
から分離給紙部2方向へ送り込む。
【0061】このとき、給紙ベルト23はベルトプーリ
22、24に所定の張力を持って掛け渡されており、対
向的に配設された分離ローラ26に巻き掛けられるよう
に圧接している。この分離ローラ26は、所定の大きさ
のトルクを有する図示しないトルクリミッタを介して、
フリクション駆動されており給紙ベルト23との直接係
合時、又は原稿1枚を介して係合している状態では、給
紙ベルト23の回転に連れて反時計方向に回転させら
れ、原稿が万が一、2枚以上、給紙ベルト23と分離ロ
ーラ26の間に進入した場合は、連れ回り力がトルクリ
ミッタのトルクよりも小さくなるように設定されてお
り、分離ローラ26は本来の駆動方向である時計方向に
回転し、余分な原稿を押し戻す働きをして重送を防止す
る。
【0062】前述の給紙ベルト23と分離ローラ26と
の作用により1枚に分離された原稿は、給紙ベルト23
によってさらに搬送され、給紙経路27中を進むこの過
程で、突き当てセンサ29によって先端が検知され(ス
テップS8のyeS)、さらに進んで停止しているレジ
ストローラ30に突き当たる(ステップS9)。ここ
で、原稿を所定量だけ突き当てるため、給紙モータ10
2の駆動量(パルス数)のカウントを開始する。さら
に、呼び出しモータ101をCCW方向に回転させるこ
とによって(ステップS12)、ピックアップローラ2
0を原稿上面から退避させ(ステップS13のyeS、
ステップS14)、原稿を給紙ベルト23の搬送力のみ
で送ることにより、原稿先端はレジストローラ30の上
下ローラ対のニップ部に進入し、先端の整合(突き当て
スキュー補正)が行われる。
【0063】なお、ステップS8で突き当てセンサ29
がオンしないまま、所定時間が経過した場合には(ステ
ップS10のyeS)、突き当て未達ジャムと判定する
(ステップS11)。
【0064】前記ステップS14で呼び出しモータ10
1が停止した後、原稿は突き当てセンサ29の検知から
給紙モータ102の正転で所定距離(所定パルス数)だ
け搬送され(ステップS15のyeS)、結果的にはレ
ジストローラ30に所定量の撓みを持って押し当てられ
た状態で給紙モータ102を逆転させることにより、給
紙ベルト23の駆動が停止する(ステップS16)。ま
た、読取りモータ103の正転によってレジストローラ
30が駆動され、原稿を反転部4方向に搬送する。
【0065】本実施形態では、原稿束の1枚目をレジス
ト停止位置まで給紙する際にはレジストローラ30の搬
送速度を読取速度よりも高速に設定し、読取搬送ローラ
43も読取りモータ103により同速で駆動する。この
ように搬送速度を制御する理由は、以下に述べるとおり
である。すなわち、1枚目の原稿サイズについては、1
枚目の原稿が原稿分離され、幅幅サイズセンサ群32を
通過した際に検知されるように構成されているので、原
稿サイズに応じた画像メモリサイズの設定や読取倍率設
定を行なうための処理時間が必要なためである。なお、
幅サイズセンサ群32を原稿セット部1に配置した場合
には、1枚目の原稿をサイズ検知のためにレジスト停止
位置に一時停止させなくて済むが、原稿セット状態での
原稿幅検知しかできなくなるので、混載モードで幅の異
なる原稿を混載された場合の原稿サイズ検知ができない
という不都合が生じる。
【0066】一方、2枚目以降の原稿については、次原
稿先出し動作時、原稿画像読取り中の読取搬送ローラ4
3は本体制御部111から指示された読取倍率に応じた
速度で読取りモータ103によって駆動されるので、分
離された2枚目以降の原稿は、読取搬送ローラ43の速
度と同速で読取搬送ローラ43と加圧ローラ35のニッ
プに送り込まれるように制御される。ここで、読取り中
の原稿後端が突き当てセンサ29を抜けると、先行原稿
と次原稿の間隔(紙間)を制御するために、読取りモー
タ103の駆動パルス数をカウントすることによって
(ステップS123以降に記載)、読取り中の先行原稿
の後端の進行具合を監視しながら次原稿の先出し搬送を
開始する。
【0067】前述のレジストローラ30の駆動で、レジ
ストローラ30を通過した原稿の先端は、幅サイズセン
サ群32により搬送方向と直行する方向の幅が検知され
る。この幅信号と、第1原稿長さ検知センサ12又は第
2原稿長さ検知センサ14によって得られた長さ信号と
の組み合わせによって、正確な原稿サイズが確定される
と本体制御部111に対して原稿サイズ信号がコントロ
ーラ100よりインタフェース部107を介して送信さ
れる(ステップS17〜S20)。
【0068】その後、先端センサ34を通過した原稿先
端がレジストセンサ40に検知されると(ステップS2
1のyeS、S24のyeS)、読取りモータ103の
駆動パルスをカウントし、所定パルス数に達したか判断
する(ステップS27、S28)。そのカウント値が所
定パルス数に達し、かつ1枚目の原稿である場合は、予
め読取倍率が指定されているか判断する(ステップS2
81のno、S284)。その結果、予め読取倍率が指
定されている場合は、レジスト停止位置を読取倍率に応
じて設定し、給紙モータ102及び読取りモータ103
を停止し、コントローラ100から本体制御部111へ
レジスト停止信号を送信する(ステップS285、S2
9、S30)。
【0069】また、読取倍率が指定されていない場合は
(ステップS284のno)、レジスト停止位置を予め
設定された最上流停止位置として、給紙モータ102及
び読取りモータ103を停止し、コントローラ100か
ら本体制御部111へレジスト停止信号を送信する(ス
テップS286、S29、S30)。こうしてレジスト
停止信号を送信すると、本体制御部111からの読取開
始信号(転写紙との同期あるいは画像メモリへの蓄積の
準備が完了した時点で送信される信号)の入力を待機す
る。
【0070】一方、そのカウント値が所定パルス数に達
し(ステップS28のyeS)、かつ2枚目以降の原稿
であって(ステップS281のyeS)、本体制御部1
11からの読取開始信号を受信済みであり(ステップS
282のyeS)、混載モードが設定されていない場合
には(ステップS283のyeS)、レジスト停止を行
わず、読取動作を実行する(ステップS32以降)。な
お、レジスト停止タイミングまでに読取開始信号を受信
しなかった場合は(ステップS282のno)、ステッ
プS284以降に進み、所定のレジスト停止位置で一時
停止して読取開始信号受信後に読取動作を行う。
【0071】〈次原稿先出し動作〉ここで、図8、図9
を参照しながら給紙モータ102の駆動制御による次原
稿先出し動作(先出しモード設定時)について説明す
る。
【0072】原稿画像読取り中の読取搬送ローラ43
は、本体制御部111から指示された読取倍率に応じた
速度で読取りモータ103によって駆動されるため、次
原稿の搬送速度は読取搬送ローラ43の速度と同速で搬
送ローラ43と加圧ローラ35のニップに送り込まれな
くてはならない。
【0073】そこで、読取り中の原稿後端が突き当てセ
ンサ29を抜けると(ステップS121のyeS、ステ
ップS122のyeS)、紙間を制御するためのパルス
カウント(読取りモータ103の駆動パルスをカウント
する。)をスタートさせて読取り中の原稿後端の進行具
合を監視しながら、次原稿の先出し搬送を開始する(ス
テップS123)。
【0074】まず、呼び出しモータ101の正転により
ピックアップローラ20を次原稿上面に圧接させ(ステ
ップS124、S125)、次いで給紙モータ102を
正転駆動して停止しているレジストローラ30に突き当
たるまで搬送する(ステップS126、S127のye
S)。
【0075】次原稿が突き当てセンサ29によって検知
されると(ステップS127のyeS)、突き当て量
(給紙モータ駆動量)をカウント開始するとともに呼び
出しモータ101を正転駆動し(ステップS130、S
131)、ピックアップローラ20をホームポジション
まで上昇退避させて呼び出しモータ101を停止する
(ステップS132のyeS、S133)。この後、前
記突き当て量が所定値に達すると(ステップS134の
yeS)、給紙モータ102を停止して突き当て動作を
終了する(ステップS135)。
【0076】次いで、混載モードが設定されているか
(ステップS1351)、先出しモードで次原稿の先出
しが禁止されていないか(ステップS1352)、判断
し、混載モードが設定されていない場合(ステップS1
351のyeS)、又は混載モードで次原稿の先出しが
禁止されていない場合(ステップS1351のno、S
1352のyeS)は、読取り中の原稿後端位置を前記
紙間パルスカウント値から算出し、その紙間パルスカウ
ント値が所定値に達すると(ステップS136のye
S)、給紙モータ速度を先出し速度(レジストローラ搬
送速度)に設定する(ステップS137)。そして、原
稿がレジスト部3から所定の紙間分進んだところで給紙
モータ102を逆転駆動し(ステップS138)、次原
稿を読取速度よりも高速に先端センサ位置へと搬送す
る。
【0077】こうしてレジストローラ30は1枚目の原
稿を搬送する場合と同ように、に高速で駆動され、先端
センサ34までこの速度で送り込み、先端センサ34の
検知により読取速度(読取搬送ローラ43の速度)まで
減速させる(ステップS139のyeS、ステップS1
42)。この動作を連続する原稿の紙間で行うことによ
り、原稿突き当て動作で停止した時間を取り戻し所定の
原稿間隔を維持ることが可能となる。なお、レジストロ
ーラ30を通過した原稿の先端は幅サイズセンサ群32
に検知され、前述のようにここで得られた幅情報と原稿
長さセンサ12、24で検知された長さ情報とから正確
な原稿サイズが確定されて本体制御部111へ送信され
る。
【0078】その後、原稿は読取搬送ローラ43と加圧
ローラ35とのニップに送られ、レジストセンサ40が
原稿先端を検知すると(ステップS143のyeS)、
レジストローラ30の駆動パルスをカウントし、その原
稿が所定パルス搬送されると(ステップS146、S1
47のyeS)、前述のステップS281へ進む。
【0079】なお、前述のステップS124で突き当て
センサ29が所定時間オフの場合、ステップS139で
先端センサ34が所定時間オフの場合、あるいはステッ
プS143でレジストセンサ40が所定時間オフの場合
には、ジャム検知と判断して突き当て未達ジャム、先端
未達ジャム、あるいはレジスト未達ジャムを操作部10
8に表示させる(ステップS128のyeS、ステップ
S129、ステップS140のyeS、ステップS14
1、ステップS144のyeS、ステップS145)。
【0080】〈原稿読取動作〉次に、図10〜図15を
参照しながら読取りモータ103の駆動制御による原稿
読取動作について説明する。
【0081】レジスト停止している原稿、あるいは、レ
ジスト停止せずに読取搬送ローラ43と加圧ローラ41
のニップ部に送り込まれた原稿は、本体制御部111か
らコントローラ100への読取開始信号に基づき、読取
りモータ103の正転駆動によって回転する読取搬送ロ
ーラ43と加圧ローラ41とにより、第1読取搬送部5
に送り込まれる。混載モードでない場合、読取りモータ
103の駆動速度を、操作部108から入力される読取
倍率により本体制御部111からコントローラ100に
送信される情報に基づいて決定する(ステップS31の
no〜ステップS33)。
【0082】原稿先端が読取搬送部5に到達するタイミ
ングは、読取りモータ103のパルスカウントにより制
御されており、このタイミングで副走査方向の表面画像
の有効読取領域を示す表面DFゲートオン信号を送信す
る(ステップS34のyeS、ステップS35)。その
後、原稿は読取りを行いながら搬送され、ピックアップ
ガイド52を経て中間搬送加圧コロ53に送り込まれ
る。この中間搬送加圧コロ53と加圧ローラ41とは読
取搬送ローラ43による共通駆動であるため、送り込み
と引き出し速度は同一となり、受け渡しショックの発生
を低減させる効果がある。中間搬送加圧コロ53によっ
て第1読取搬送部5から送り出された原稿は、裏面読取
り用の第2読取搬送部6に送り込まれ、搬送路上方で読
取部を下方に向けて配置された密着イメージセンサ61
と、搬送路下方で密着イメージセンサ61の読取り面に
対向し、所定圧と所定の間隔を持って配置された押圧部
材62と、の間を通過する。
【0083】両面モードの場合は(ステップS36のy
eS)、原稿先端が密着イメージセンサ61による読取
位置に到達するタイミングをレジストセンサの先端検知
からの搬送パルスカウントにより制御し、そのタイミン
グで裏面画像の有効読取領域を通知するため、密着セン
サユニットへ裏面DFゲートオン信号を送信する(ステ
ップS37のyeS、ステップS38)。この信号に基
いて原稿の裏面に当たる面の画像が読みとられ、表面と
同じに電気信号に変換され、図3に示すフレームメモリ
205に一時記憶された後、本体制御部111に転送さ
れる。前記押圧部材62は、シェーディングの基準とな
るとともに白色背景板として作用する。この押圧部材6
2は、図1では板状のガイド部材で構成されているが、
この他に回転体で構成することも可能である。
【0084】表面及び裏面の原稿読取領域終了のタイミ
ングは、原稿先端を排紙センサ70で検知し(ステップ
S39のyeS)、原稿後端をレジストセンサ40で検
知した時点からのパルスカウントによって制御する(ス
テップS42のyeS〜ステップS50)。
【0085】その後、原稿は、排紙駆動ローラ71と排
紙加圧ローラ72とによりスタック部9に排出される。
なお、排紙スタッカ90は下流側が高く構成され、排出
原稿の飛び出し防止とスタック原稿の揃え精度向上に寄
与している。
【0086】複数枚原稿の連続読取り時には、原稿排出
完了タイミングよりも次原稿先出し動作によるレジスト
停止動作によって読取りモータ103の駆動が停止する
ため、読取完了した原稿の排出動作は次原稿の読取開始
による読取りモータ103の駆動再開によって原稿後端
が排紙センサ70を抜けた時点でコントローラ100か
ら本体制御部111へ排紙完了信号を送信して完了する
ことになる(ステップS51、S52)。
【0087】なお、小サイズ原稿のスタック時は、反転
搬送部8の反転切換爪 80を反転切換ソレノイド10
5により破線で示す状態に切り換えて、スイッチバック
経路83に原稿を搬送し、反転排紙ローラ対81、82
から原稿スタッカ90上の一部として構成された小サイ
ズ専用スタッカ91上に排出することによって、排出後
の視認性が良くなる。この際、回転支点95を中心とし
て原稿セットテーブル10を上方に回転待避させること
により、スタック原稿を容易に取り出すことができる。
【0088】また、原稿排出時、反転切換爪80の動作
と排出原稿後端との同期を取り、原稿が排出された直後
に反転切換爪80を反転切換ソレノイド105により破
線方向に回動させ、排出原稿の後端を叩くことによっ
て、排出原稿後端残りを防止する制御が行われている。
【0089】以上が同一サイズの原稿束Sを搬送する場
合の動作である。
【0090】次いで、異なるサイズを含む原稿束Sを搬
送する混載モード時の搬送動作について説明する。これ
は、図10のステップS31のyeSの場合に該当する
読取動作である。
【0091】本実施形態においては、両面/混載モード
で原稿サイズを読取り開始前に確定できない場合、最初
は原稿の読取りを全く行わずに通紙し、サイズの読み込
みだけのために搬送経路を周回させ、反転部4を介した
2回目の読取位置通過時に表面と裏面を同時に読み取
る、という制御方法を採用する。本実施形態では、1回
目のレジスト停止までの搬送動作は同一サイズの原稿束
時と同じだが、本体制御部から送信される読取開始信号
受信後の動作(特に排紙部7より下流での処理)が異な
る。
【0092】混載モードで前述の制御方法を採用するの
は、以下の理由による。すなわち、混載モードでは異な
る原稿長さが混在しているため、原稿セットテーブル1
0上の原稿長さセンサ12、14では判別が不可能であ
る。このため、原稿を一枚ずつ分離した際、原稿後端が
原稿束Sから離れ、完全に独立した状態になった時点で
初めてサイズを確定することができる。そのため、読取
り前に原稿サイズを確定したい場合は、分離後の最初の
原稿後端検知位置から読取り前のレジストセンサ位置ま
での間が、最大原稿長さの1/2以上の長さになるよう
に設定して搬送経路を構成する必要がある。この条件を
満足させるためには、原稿セット位置を読取位置から大
きく離す必要があり、原稿セットテーブル10と搬送経
路を含む部分が大きくなり装置全体が幅広なものとなっ
てしまう。装置全体を小さく作るためには、混載時の原
稿長さ検知に本実施形態の制御が必要となる。
【0093】混載モードが設定されている場合(ステッ
プS31のyeS)、原稿が表面あるいは表裏面の読取
位置を通過して排紙される時、原稿先端が排紙ローラ対
71、72を通過する以前に、反転切換爪80が反転切
換ソレノイド105により破線方向に移動し(ステップ
S55)、読取りモータ103を画像読取速度よりも速
いサイズ読取速度で正転させて、原稿をスイッチバック
経路83側に送り込む(ステップS56、S57)。
【0094】その後、排紙センサ70が原稿先端を検知
すると(ステップS60)、反転モータ104の正転駆
動で反転排紙ローラ対81、82を正転し(ステップS
61)、排紙センサ70がその原稿後端を検知するまで
(ステップS62のyeS)、原稿をスイッチバック経
路83内に搬送する。この制御は、排紙センサ70の検
知情報に基づく反転モータ104のパルスカウントによ
り行われる。この間、突き当てセンサ29が通過原稿の
後端を検知すると(ステップS611のyeS)、原稿
長さをパルスカウント値により確定し、コントローラ1
00から本体制御部111へ送信する(ステップS61
2)。
【0095】その原稿後端が排紙ローラ対71、72を
通過した後(ステップS62のyeS)、読取りモータ
103を停止し、反転モータ104を所定パルス数だけ
逆転駆動して反転排紙ローラ対81、82を逆転させる
(ステップS65、S66)。
【0096】原稿停止後、反転モータ104を所定パル
ス数だけ逆転すると(ステップS66のyeS)、反転
切り換え爪80が反転切換ソレノイド105により実線
方向に移動し、原稿後端を排紙駆動ローラ71のニップ
方向に向ける。その後、反転排紙駆動ローラ81が半時
計方向に逆転動作し、停止している反転ローラ対71、
83aのニップ部に原稿端(初期状態から見ると後端に
なる)を突き当て、先端スキュー整合動作がなされる
(ステップS67〜ステップS69)。
【0097】その後、反転ローラ対71、83aが読取
りモータ103によって搬送を開始し、再度、反転部4
を経て第1読取搬送部5、及び第2読取搬送部6に送ら
れて表裏面の読取りが行われる(ステップS70〜ステ
ップS79)。
【0098】このとき、原稿は裏と表が反転した状態に
あるため読取順序は裏が先で、表が後の読取りとなるた
め、まず裏面DFゲートオン信号が送信され、次いで表
面DFゲートオン信号が送信される(ステップS80〜
ステップS84)。この信号を元に画像処理部側での頁
順の入れ替え処理が行われる。
【0099】この後、裏面DFゲートオフ信号、表面D
Fゲートオフ信号が送信されて読取動作は完了し(ステ
ップS85〜ステップS97)、読取り終了後の原稿後
端が排紙センサ70を通過した後(ステップS100の
yeS)、コントローラ100から本体制御部111へ
排紙完了信号を送信する(ステップS150)。
【0100】以上が、第2読取搬送部6を備えた構成で
の読取動作である。
【0101】次に、図16〜図18を参照しながら、第
2読取搬送部6を具備しない構成における読取動作につ
いて説明する。
【0102】図1では両面原稿に対応するために第2読
取搬送部6を設けた構成を示したが、この装置は高価で
あるため、第2読取搬送部6を設けずに反転機構(反転
部4)を利用して両面原稿を処理するように構成しても
よい。この場合、第1読取搬送部5で表面の読取りが完
了した原稿は、反転搬送部8及び反転部4を経て再度、
第1読取搬送部5に搬送され、裏面の読取りが行われた
後、頁合わせの反転排出を経てスタック部9に排出され
る。
【0103】頁合わせのための搬送動作においては、表
裏面の読取動作が完了した後(ステップS1000)、
その原稿はスイッチバック経路83へ搬送されてスイッ
チバック動作が所定パルスだけ実行される(ステップS
101〜S103)。この後、頁合わせのための反転、
搬送動作が行われるが、画像の読取りを伴わない搬送動
作のため装置の持つ最高速度で搬送するように、読取り
モータ正転時には読取速度よりも速い搬送速度が設定さ
れる(ステップS104〜S114)。排出原稿の後端
がレジストセンサ40を通過後(ステップS114のy
eS)、さらに所定パルス数だけ搬送し(ステップS1
141、S1142のyeS)、次原稿の先出しを行う
とともに図示しない排紙モータを減速するように制御し
て(ステップS1143)、排紙動作を完了する(ステ
ップS117〜S120)。なお、先出しモードが設定
されている場合は、本体制御部111からコントローラ
100へ先出し禁止を示す信号が送信された場合のみ、
次原稿の先出し動作を中止する。
【0104】このように、サイズ読取りだけのための搬
送と頁合わせだけのための搬送については、画像の読取
りを伴わない搬送動作のため装置の持つ最高速度で搬送
するので、第2読取搬送部6を具備しない構成でもロス
時間の低減することができる。さらに、複数枚の原稿を
ユニット内に送り込み、画像読取りと原稿反転排出を交
互に組み合わせるように制御してもよい。
【0105】なお、画像形成装置の本体側からADF2
00に対する読取開始信号の送信処理は図19に示すと
おりである。画像形成装置において、原稿から読み取っ
た画像データを格納する画像メモリが満杯の場合(ステ
ップS2001のyeS)、シェーディング補正のため
の補正データ取得が行われている場合(ステップS20
02のyeS)、あるいは転写紙の給紙中にジャムが発
生した場合(ステップS2003のyeS)、には読取
開始信号の送信を禁止し、前述の不都合が発生しない場
合(ステップS2001、S2002、S2003のn
o)に限って読取開始信号を送信する(ステップS20
04)。
【0106】本実施形態によれば、搬送対象の原稿が同
一サイズであって、本体側の画像読取手段が読み取り可
能であることを示す読取開始信号を、コントローラ10
0が検出するより前に原稿を給紙し(図8、図9の次原
稿先出し動作)、その原稿が読取位置に到達したことを
レジストセンサ40の検知情報及びレジスト停止パルス
カウントによって検出するより前に、コントローラ10
0が読取開始信号を検出しない場合は(ステップS28
2のno)、その原稿を読取位置の上流で停止させ、読
取位置到達前にコントローラ100が読取開始信号を検
出した場合には(ステップS282のyeS)、その原
稿を読取位置の上流で停止させずに搬送を続けるので、
本体制御部111の判断(読取開始信号の送信/禁止)
で、読取位置に原稿先端が到達する直前での一時停止
(レジスト停止)による時間的なロスを画像形成装置の
状態に応じて回避することができるとともに、画像形成
装置の状態に応じて読取位置直前での一時停止を行なう
ように制御を変更する(非停止モードから停止モードに
切り換える)ことが可能である。
【0107】また、本実施形態によれば、搬送対象の原
稿が同一サイズの場合、1枚目の原稿は読取位置の上流
で停止させ(ステップS281のno)、2枚目以降の
原稿については画像形成装置の状態に応じて読取位置直
前での一時停止を行なうように制御するので(ステップ
S281のyeS、S282以降)、一時停止による時
間的なロスを画像形成装置の状態に応じて回避するとと
もに、画像形成装置の状態に応じて制御を変更し、効率
的な搬送制御を実現可能である。
【0108】また、本実施形態によれば、読取位置到達
前にコントローラ100が読取開始信号を検出した場合
(ステップS282のyeS)、さらに原稿が混載モー
ドで搬送されるか判断し(ステップS283)、混載モ
ード(AMSモードを含む)であれば原稿を読取位置の
上流で停止させるので、一時停止による時間的なロスを
画像形成装置の状態に応じて回避しながら、動作モード
に応じて効率的な搬送制御を実現することが可能であ
る。
【0109】また、本実施形態によれば、前述のように
原稿を読取位置の上流で停止させる場合は(ステップS
281のno、S282のno、S283のno)、指
定された読取倍率に応じた停止位置で停止させるか(ス
テップS284のyeS、S285)、予め読取倍率に
応じて設定された停止位置の中から最上流側の停止位置
で停止させるので(ステップS284のno、S28
6)、原稿搬送速度に応じて確実にその速度まで立ち上
げるための搬送距離を確保することができる。
【0110】なお、前記コントローラ100等が受信手
段を構成し、レジストセンサ40等が読取位置到達検出
手段を構成し、第1原稿長さセンサ12、第2原稿長さ
センサ14、等がサイズ検出手段を構成し、操作部10
8等が設定手段、混載モード設定手段を構成する。
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シートス
ルータイプの画像読取装置に搭載された自動原稿搬送装
置において、原稿を読取位置へ搬送する際に、読取位置
到達検出手段(レジストセンサ等)により、前記原稿が
読取位置の上流近傍の所定位置に到達したことを検出し
た場合は、搬送動作を停止して読取位置の上流近傍の所
定位置に原稿を停止させるとともに、受信手段(コント
ローラ等)が読取開始信号を受信すると搬送動作を再開
して読取位置へ搬送する停止モードと、原稿を読取位置
へ搬送する際に、その読取位置の上流近傍の所定位置に
停止させることなく、読取位置へ搬送する非停止モード
と、を設定可能なので、その非停止モードにより、読取
位置に原稿先端が到達する直前での一時停止(レジスト
停止)による時間的なロスを回避することができ、さら
に、装置状態に応じて搬送動作を一時中断することによ
り、作業性を向上させるとともに生産性を確保すること
が可能である。
【0112】請求項2記載の発明によれば、シートスル
ータイプの画像読取装置に搭載された自動原稿搬送装置
において、受信手段が読取開始信号を受信するより前に
読取位置に向けて原稿を搬送するとともに、その原稿が
読取位置到達検出手段により検出されるより前に、受信
手段が読取開始信号を受信しない場合には、前記原稿を
読取位置の上流近傍の所定位置で停止させる一方、前記
原稿が読取位置到達検出手段により検出されるより前
に、受信手段が読取開始信号を受信した場合は、前記原
稿を読取位置の上流近傍の所定位置で停止させずに搬送
を続けるので、読取位置に原稿先端が到達する直前での
一時停止(レジスト停止)による時間的なロスを画像形
成装置の状態に応じて回避することができ、生産性の向
上を図ることが可能である。また、画像読取装置の状態
に応じて読取位置直前での一時停止を行なうように変更
可能なので、読取った画像データを蓄積するメモリの容
量不足や転写紙の搬送ジャムなどによって読取りを一時
中断することが可能となり、作業性を向上させるととも
に装置状態に応じて常に最大限の生産性を確保できる。
【0113】請求項3〜5記載の発明によれば、シート
スルータイプの画像形成装置に搭載された自動原稿搬送
装置において、原稿を読取位置へ搬送する際に、前記原
稿が読取位置の上流近傍の所定位置に到達したことを検
出した場合は、搬送動作を停止して読取位置の上流近傍
の所定位置に原稿を停止させるとともに、読取開始信号
を受信すると搬送動作を再開して読取位置へ搬送する停
止モードと、原稿を読取位置へ搬送する際に、その読取
位置の上流近傍の所定位置に停止させることなく、読取
位置へ搬送する非停止モードと、を設定可能なので、画
像形成モードや読取倍率等に応じて搬送動作を変更する
必要がある画像形成装置に搭載して、生産性を向上させ
ることができる。例えば、同一サイズの原稿を搬送する
場合等、読取った画像データを蓄積するメモリの容量不
足や転写紙の搬送ジャム等、画像形成装置の状態に応じ
て読取位置直前で原稿を一時停止させ、作業性を向上さ
せることが可能である。
【0114】請求項6記載の発明によれば、混載モード
が設定された場合は、全ての原稿を前記停止モードで搬
送するので、混載モードに対応して原稿を読取位置上流
で一時停止させることができ、特にサイズ検出手段(第
1原稿長さセンサ、第2原稿長さセンサ、等)によって
検出された原稿サイズから予め指定された転写紙サイズ
へ原稿ごとに変倍率を設定するAMSモードにおいて
は、読取倍率に応じて搬送速度を適宜、かつ確実に切り
換えることが可能である。
【0115】請求項7、8記載の発明によれば、画像読
取装置又は画像形成装置に前記自動原稿搬送装置を搭載
しているので、装置本体の状態に応じて読取位置直前で
原稿を一時停止させることができ、作業性を向上させる
ことが可能である。
【0116】請求項9記載の発明によれば、シートスル
ータイプの画像読取装置に搭載され、読取倍率に応じて
読取位置上流に複数の停止位置が設定された自動原稿搬
送装置において、予め搬送原稿の読取倍率が指定されて
いる場合は、該読取倍率に応じた停止位置で搬送動作を
一時停止し、予め読取倍率が指定されていない場合に
は、前記複数の停止位置の中、最上流側の停止位置で搬
送動作を一時停止するので、例えば1枚目の原稿で読取
り前に一時停止させる場合等、読取倍率が不定の場合に
最上流停止位置で一時停止させることにより、原稿搬送
速度が最も速い倍率での読取りに対しても確実にその速
度まで立ち上げるための搬送距離を確保することができ
る。
【0117】以上述べたように本発明によれば、シート
スルー方式の自動原稿搬送装置において、原稿搬送ロス
を削減し、原稿読取り時の生産性を向上させることが可
能である。なお、予め読取倍率が指定されていない場合
でも確実に読取倍率に応じた搬送速度に到達させること
により、装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の一形態における複写機の制御部
の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態における複写機(読取
部)の制御部の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の搬送制御(給紙)を示すフローチャートの一部であ
る。
【図5】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の搬送制御(給紙)を示すフローチャートの一部であ
る。
【図6】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の搬送制御(給紙)を示すフローチャートの一部であ
る。
【図7】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の搬送制御(給紙)を示すフローチャートの一部であ
る。
【図8】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の搬送制御(次原稿先出し)を示すフローチャートの
一部である。
【図9】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の搬送制御(次原稿先出し)を示すフローチャートの
一部である。
【図10】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(原稿読取り)を示すフローチャートの
一部である。
【図11】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(原稿読取り)を示すフローチャートの
一部である。
【図12】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(原稿読取り)を示すフローチャートの
一部である。
【図13】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(原稿読取り)を示すフローチャートの
一部である。
【図14】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(原稿読取り)を示すフローチャートの
一部である。
【図15】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(原稿読取り)を示すフローチャートの
一部である。
【図16】本発明の他の実施形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(第2読取搬送部を具備しない場合)を
示すフローチャートの一部である。
【図17】本発明の他の実施形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(第2読取搬送部を具備しない場合)を
示すフローチャートの一部である。
【図18】本発明の他の実施形態における自動原稿搬送
装置の搬送制御(第2読取搬送部を具備しない場合)を
示すフローチャートの一部である。
【図19】本発明の実施の一形態における画像形成装置
の読取開始信号送出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿セット部 2 分離給紙部 3 レジスト部 4 反転部 5 第1読取搬送部 6 第2読取搬送部 7 排紙部 12 第1原稿長さセンサ 14 第2原稿長さセンサ 28 原稿セットセンサ 29 突き当てセンサ 32 幅サイズセンサ 34 先端センサ 40 レジストセンサ 70 排紙センサ 100 コントローラ 101 呼び出しモータ 102 給紙モータ 103 読取りモータ 108 操作部 111 本体制御部 200 自動原稿搬送装置(ADF) 300 複写機の本体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読取手段を読取位置に固定し、原稿を
    搬送しながら該原稿の画像情報を読み取り可能な画像読
    取装置に搭載可能であって、原稿を1枚ずつ読取位置に
    搬送する自動原稿搬送装置において、 画像読取手段が読み取り可能である場合に、画像読取装
    置から発信される読取開始信号を受信する受信手段と、 原稿が読取位置の上流近傍の所定位置に到達したことを
    検出する読取位置到達検出手段と、 原稿を読取位置へ搬送する際に、読取位置到達検出手段
    により、前記原稿が読取位置の上流近傍の所定位置に到
    達したことを検出した場合は、搬送動作を停止して読取
    位置の上流近傍の所定位置に原稿を停止させるととも
    に、受信手段が読取開始信号を受信すると搬送動作を再
    開して読取位置へ搬送する停止モードと、原稿を読取位
    置へ搬送する際に、該読取位置の上流近傍の所定位置に
    停止させることなく、読取位置へ搬送する非停止モード
    と、を設定する設定手段と、 を備えたことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】画像読取手段を読取位置に固定し、原稿を
    搬送しながら該原稿の画像情報を読み取り可能な画像読
    取装置に搭載可能であって、原稿を1枚ずつ読取位置に
    搬送する自動原稿搬送装置において、 画像読取手段が読み取り可能である場合に、画像読取装
    置から発信される読取開始信号を受信する受信手段と、 原稿が読取位置の上流近傍の所定位置に到達したことを
    検出する読取位置到達検出手段と、 を備え、 受信手段が読取開始信号を受信するより前に読取位置に
    向けて原稿を搬送するとともに、該原稿が読取位置到達
    検出手段により検出されるより前に、受信手段が読取開
    始信号を受信しない場合には、前記原稿を読取位置の上
    流近傍の所定位置で停止させる一方、前記原稿が読取位
    置到達検出手段により検出されるより前に、受信手段が
    読取開始信号を受信した場合は、前記原稿を読取位置の
    上流近傍の所定位置で停止させずに搬送を続けることを
    特徴とする自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】画像読取手段を読取位置に固定し、原稿を
    搬送しながら該原稿の画像情報を読み取り、画像メモリ
    を介して前記画像情報を転写紙に画像形成する画像形成
    装置に搭載可能であって、該画像形成装置の画像形成の
    種類に合わせて原稿を1枚ずつ読取位置に搬送する自動
    原稿搬送装置において、 画像読取手段が読み取り可能である場合に、画像読取装
    置から発信される読取開始信号を受信する受信手段と、 原稿が読取位置の上流近傍の所定位置に到達したことを
    検出する読取位置到達検出手段と、 原稿を読取位置へ搬送する際に、読取位置到達検出手段
    により、前記原稿が読取位置の上流近傍の所定位置に到
    達したことを検出した場合は、搬送動作を停止して読取
    位置の上流近傍の所定位置に原稿を停止させるととも
    に、受信手段が読取開始信号を受信すると搬送動作を再
    開して読取位置へ搬送する停止モードと、原稿を読取位
    置へ搬送する際に、該読取位置の上流近傍の所定位置に
    停止させることなく、読取位置へ搬送する非停止モード
    と、を設定する設定手段と、 を備えたことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】前記原稿が読取位置到達検出手段により検
    出されたときに、受信手段によって読取開始信号が受信
    されている場合は非停止モードを設定する一方、原稿が
    読取位置到達検出手段により検出されたときに、受信手
    段によって読取開始信号が受信されていない場合には停
    止モードを設定することを特徴とする請求項3記載の自
    動原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】前記原稿が1枚目の場合には停止モードを
    設定し、2枚目以降の原稿については、該原稿が読取位
    置到達検出手段により検出されたときに、受信手段によ
    って読取開始信号が受信されている場合は非停止モード
    を設定する一方、原稿が読取位置到達検出手段により検
    出されたときに、受信手段によって読取開始信号が受信
    されていない場合には停止モードを設定することを特徴
    とする請求項3記載の自動原稿搬送装置。
  6. 【請求項6】前記原稿の搬送中に原稿サイズを検出する
    サイズ検出手段と、 異サイズの原稿を順次搬送する混載モードを設定する混
    載モード設定手段と、 を備え、 該混載モード設定手段により混載モードが設定された場
    合は、全ての原稿を停止モードで搬送することを特徴と
    する請求項3又は5記載の自動原稿搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項1又は2記載の自動原稿搬送装置を
    搭載したことを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】請求項3〜6のいずれかに記載の自動原稿
    搬送装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】画像読取手段を読取位置に固定し、原稿を
    搬送しながら読取り可能な画像読取装置に搭載され、読
    取倍率に応じて読取位置の上流近傍に複数の停止位置が
    設定された自動原稿搬送装置であって、 予め搬送原稿の読取倍率が指定されている場合は、該読
    取倍率に応じた停止位置で搬送動作を一時停止し、予め
    読取倍率が指定されていない場合には、前記複数の停止
    位置の中、最上流側の停止位置で搬送動作を一時停止す
    ることを特徴とする自動原稿搬送装置。
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