JP3319893B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3319893B2
JP3319893B2 JP28221394A JP28221394A JP3319893B2 JP 3319893 B2 JP3319893 B2 JP 3319893B2 JP 28221394 A JP28221394 A JP 28221394A JP 28221394 A JP28221394 A JP 28221394A JP 3319893 B2 JP3319893 B2 JP 3319893B2
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plate
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cutter
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康一郎 飯田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil

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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置に関し、
特にカッター手段にて切断された後続する孔版印刷用原
紙の先端部の搬送を所定の位置まで搬送する孔版印刷装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール状の孔版印刷用原紙を製版手段の
プラテンローラによって版胴へ向けて走査送りしつつサ
ーマルヘッドにて製版を行い、製版済の孔版印刷用原紙
を着版のために版胴側に搬送し、カッター手段にて一版
分の孔版印刷用原紙に切断された孔版印刷用原紙を版胴
に巻装して印刷を行う孔版印刷装置は知られている。
【0003】上述の如き孔版印刷装置において、孔版印
刷用原紙がカッター手段にて切断された場合、先の製版
済の一版分の孔版印刷用原紙は版胴の外周面に設けられ
たクランプ手段にてその先端部がクランプされ、版胴が
回転駆動されることにより版胴外周面に巻装される。一
方、ロール状の孔版印刷用原紙と連続して繰り出される
孔版印刷用原紙の先端部は、カッター手段にて切断され
た後にカッター手段を越えて所定量だけ版胴側に正送り
されて停止し、この位置で次の製版処理に備えて待機し
ている。
【0004】上述したような孔版印刷用原紙を切断する
カッター手段は、例えば孔版印刷用原紙の幅方向に延在
して設けられた固定刃とその固定刃に対向して設けられ
た駆動刃によって構成されている。具体的には、ギロチ
ン形カッター、シャトル形カッター、螺旋刃形カッター
などが使用されている。ギロチン形カッターは、駆動刃
を固定刃に対して擦り当てながら移動されることにより
孔版印刷用原紙を切断している。シャトル形カッター
は、孔版印刷用原紙の幅方向に延在して設けられた固定
刃に対して円盤状の回転刃を固定刃の一端部から摺接し
ながら他端部まで回転させながら移動させて孔版印刷用
原紙を切断している。螺旋刃形カッターは、孔版印刷用
原紙の幅方向に延在して設けられた固定刃と、この固定
刃に対向して設けられ丸棒の外周面に螺旋状に刃が形成
された回転刃より構成され、回転刃を回転させることに
より固定刃に対する回転刃の摺接状態が、固定刃の一端
部から他端部に向けて移動することにより孔版印刷用原
紙を切断している。
【0005】これらのカッター手段は、製版手段と版胴
との孔版印刷用原紙の搬送路の途中に設けられている。
カッター手段の前後には、孔版印刷用原紙を確実に製版
手段から版胴のクランプ手段まで孔版印刷用原紙を搬送
させるために所定の間隔をおいて上下にガイド板が設け
られている。カッター手段が設けられている部分におい
て、その上下のガイド板には、固定刃の先端部が駆動刃
や回転刃と接することができ、しかも駆動刃や回転刃が
駆動された際に、その刃がガイド板に接触しないように
孔版印刷用原紙の進行方向に対して所定の幅で、かつ孔
版印刷用原紙の幅より大きい長さの隙間が形成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記カッタ
ー手段により切断される際の孔版印刷用原紙の状態は、
ある程度のテンションが張られた状態の場合では、駆動
刃が下方又は上方に駆動されて固定刃と接触して孔版印
刷用原紙が切断されると、駆動刃の駆動方向に弛みが形
成された状態で切断されることになる。また、回転刃が
回転駆動され、固定刃と接触して孔版印刷用原紙が切断
される場合でも、回転刃の回転方向に弛みが形成された
状態で切断されることになる。
【0007】そして、上記のように切断された後続の孔
版印刷用原紙の先端部は弛み分形成された状態で停止し
ているが、駆動刃が初期位置に戻る際にその駆動刃の側
面に孔版印刷用原紙の先端部が接触した状態でその戻し
方向に先端部が誘導される。そして、最終的にはガイド
板の隙間まで誘導された状態で維持されることがある。
また、回転刃においても、弛み分を含めた切断された後
続する孔版印刷用原紙の先端部が回転刃の側面に接触す
るため、その回転方向に誘導され、上記駆動刃の場合と
同様に、最終的にガイド板の隙間まで誘導されることに
なる。この現象は、孔版印刷用原紙にテンションを与え
ない状態で切断した場合、特に顕著に現れる。
【0008】一般に、切断された後続する孔版印刷用原
紙の先端部は、この切断状態で保持された場合に、温
度、湿度等の関係によりカールが発生し、次の製版印刷
処理される際に孔版印刷用原紙が搬送されると、その先
端部がガイド板の隙間に入り込んで原紙搬送不良を発生
する。この問題を解消するため、孔版印刷用原紙の切断
終了後に後続する孔版印刷用原紙は、先端部がカッター
手段を越えた上下ガイド板まで達する所定量を搬送した
状態で停止しており、次に製版印刷処理に備えるように
制御されている。
【0009】しかし、上述したように、切断後の状態
で、既に後続する孔版印刷用原紙の先端部が上下のガイ
ド板の隙間に入り込んでいるので、上記所定量の孔版印
刷用原紙の搬送を行ったとしても、孔版印刷用原紙の先
端部をカッター手段を越えた上下ガイド板間に送り込む
ことができず、確実に原紙搬送不良を発生することにな
る。
【0010】本発明は、上記の点に鑑み成されたもの
で、ロール状の孔版印刷用原紙の先端部側での一版分の
切断が行われた後の後続する先端部が、カッター手段部
分の隙間に入ったとしても、隙間から引き離して退避さ
せることができ、以後の製版・印刷処理時に孔版印刷用
原紙を版胴側まで確実に搬送することができる孔版印刷
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による請求項1の孔版印刷装置は、ロール状
の孔版印刷用原紙をサーマルヘッドとプラテンローラに
て挟持搬送して製版する製版手段と、前記製版手段によ
り製版された一版分の前記孔版印刷用原紙を切断するカ
ッター手段と、前記カッター手段にて切断された後続す
る孔版印刷用原紙の先端部を、前記製版手段側に所定量
逆送りした後に前記カッター手段を越えた位置まで正送
りして停止し新たな製版印刷処理が開始されるまで待機
するように前記プラテンローラの回転駆動を制御する制
御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】請求項2の孔版印刷装置は、ロール状の孔
版印刷用原紙をサーマルヘッドとプラテンローラにて挟
持搬送して製版する製版手段と、前記製版手段により製
版された一版分の前記孔版印刷用原紙を切断するカッタ
ー手段と、少なくとも前記カッター手段の前後に設けら
れた上下一対のガイド板と、前記カッター手段にて切断
された後続する孔版印刷用原紙の先端部を、前記カッタ
ー手段より前記製版手段側に位置する前記ガイド板間に
所定量逆送りした後に前記カッター手段を越えて位置す
る前記ガイド板間まで正送りするように前記プラテンロ
ーラの回転駆動を制御する制御手段とを備えたことを特
徴としている。
【0013】
【作用】上述の如き構成によれば、カッター手段により
一版分の孔版印刷用原紙が切断された後の後続する孔版
印刷用原紙は、一旦、その先端部が所定量製版手段側に
戻される。さらに言えば、切断時に発生した緩みによる
ガイド板の隙間への侵入が発生したとしても、孔版印刷
用原紙の先端部は隙間よりカッター手段の手前のガイド
板間に戻される。その後、カッター手段を越えてガイド
板が存在する位置まで所定量搬送されて停止する。これ
により、カッター手段位置での隙間の侵入による搬送不
良は解消される。そして、孔版印刷用原紙の先端部は、
新たな製版印刷処理が開始されるまでガイド板間に位置
している。また、ガイド板間での待機中に温度、湿度等
の環境の変化が発生したとしても、その影響による先端
部のカールはガイド板より規制されるので、以後の製版
印刷処理時に、孔版印刷用原紙を版胴に向けて確実に搬
送することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る孔版印刷装置の一実施例
を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る孔版印
刷装置の一実施例を示す側面図、図2は同装置における
中継原紙ガイド板の係止構造を示す側面図、図3(a)
〜(d)は同装置における中継原紙ガイド板の復帰構造
および動作を示す図である。
【0015】この実施例において、図1の左方には円筒
状の版胴1が設けられている。版胴1はメインモータ2
により図1において反時計廻り方向へ回転駆動される。
版胴1の周壁は、印刷領域に当たる部分がインキ通過性
の構造とされている。
【0016】版胴1の周壁部のインキ不通過領域には、
その外面に母線の方向に沿ってステージ部3が設けられ
ている。ステージ部3には、ステージ部3と共働して孔
版印刷用原紙Sの一端をクランプする原紙クランプ板4
が設けられている。原紙クランプ板4は図示しないクラ
ンプ駆動ユニットにより版胴1のステージ部3上におい
て略180°回動する。即ち、後述する製版装置6から
搬送されてきた製版済の孔版印刷用原紙Sの先端部をス
テージ部3と共働して係止するクランプ位置(図1に示
された位置)と、このクランプ位置から略180°回動
されたノンクランプ位置との間で、原紙クランプ板4は
枢軸5を中心に回転駆動される。
【0017】図1において版胴1の右方には製版装置6
が配設されている。製版装置6はロール状の孔版印刷用
原紙Sを保持する原紙保持部7と、孔版印刷用原紙Sの
一端部を版胴1側に搬送する搬送機構8とが本体9に設
けられており、本体9に対しては圧板10が回動自在に
支持されている。
【0018】図1に示すように、原紙保持部7は本体9
の右方に配置され、ロール体Rからなる孔版印刷用原紙
Sを保持している。原紙保持部9は原紙フランジ11と
フランジ回転支持部材12を有している。原紙フランジ
11はその中心にフランジ軸13を有し、孔版印刷用原
紙Sのロール体Rの芯に取り付けられるもので、ロール
体Rの両側より挟持して孔版印刷用原紙Sを交換可能に
保持している。フランジ回転支持部材12はロール体R
が保持された原紙フランジ11のフランジ軸13を回転
可能に支持している。
【0019】本体9における原紙保持部7と版胴1のス
テージ部3との間には、孔版印刷用原紙Sの一端部を版
胴1側に搬送するための原紙搬送路14が形成されてい
る。原紙搬送路14における原紙保持部7と隣接した位
置にはプラテンローラ15が設けられている。
【0020】プラテンローラ15にはギア16が固設さ
れている。このギア16は中間ギア17を介して書き込
み送りモータ18に連結されている。書き込み送りモー
タ18が回転駆動されると、この回転は中間ギア17よ
りギア16を介してプラテンローラ15に伝達される。
【0021】本体9における原紙保持部7とプラテンロ
ーラ15との間には、圧板セットセンサ20が設けられ
ている。圧板セットセンサ20は本体9に対して圧板1
0が開状態又は閉状態の何れの状態にあるかを検出する
もので、例えばマイクロスイッチなどで構成されてい
る。圧板セットセンサ20は本体9に対して圧板10が
閉じられると、作動片20aが接点20bを閉じてオン
し、圧板10が本体9に対して閉状態にある旨の圧板セ
ット信号を出力している。
【0022】図1に示すように、プラテンローラ15の
左方には、下ガイド板21aと上ガイド板21bからな
る一対の原紙ガイド板21が設けられている。下ガイド
板21aと上ガイド板21bとは、原紙搬送路14を形
成するべく所定間隔離れて配置され、プラテンローラ1
5より搬送されてきた孔版印刷用原紙Sをガイドしなが
ら版胴1側に搬送している。
【0023】本体9における原紙ガイド板21の版胴1
寄りの先端側には間隙22が形成されている。この間隙
22には原紙カッター23が設けられている。原紙カッ
ター23は製版後の孔版印刷用原紙Sを切断するもの
で、固定刃23aと駆動刃23bを有している。固定刃
23aは先端部分が原紙搬送路14に臨まないように本
体9における下ガイド板21aの先端部の下方に固設さ
れている。駆動刃23bは固定刃23aに対向して原紙
搬送路14の上方に設けられている。駆動刃23bには
偏心カム24が取り付けられている。偏心カム24はカ
ッターモータ19により回転駆動される。駆動刃23b
は偏心カム24が一回転した状態で固定刃23aに対し
て一回上下動し、孔版印刷用原紙Sを切断する。
【0024】なお、駆動刃23bは偏心カム24が作動
していない状態では、引張りバネ25により原紙搬送路
14から離れた上方位置に付勢されて保持されている。
また、原紙カッター23としては、上記構成の他、ギロ
チン形カッター、シャトル形カッター、螺旋刃形カッタ
ーなど、どのような形態であってもよい。
【0025】本体9における原紙カッター23の左方に
は、下ガイド板26aと上ガイド板26bからなる一対
の中継原紙ガイド板26が設けられている。下ガイド板
26aには先端に傾斜部50aを有する板状のフック5
0が設けられている。下ガイド板26aと上ガイド板2
6bとは、原紙搬送路14を形成するべく所定間隔離れ
て配置され、原紙ガイド板21より搬送されてきた孔版
印刷用原紙Sをガイドしながら版胴1側に搬送してい
る。中継原紙ガイド板26は間隙22を挟んで原紙ガイ
ド板21との間で直線状の原紙搬送路14を形成してい
る。中継原紙ガイド板26の下部は、図1に二点鎖線で
示すように、弛んだ孔版印刷用原紙Sを溜め込む溜め込
み部72を形成している。
【0026】中継原紙ガイド板26は本体9に軸51を
介して回動自在な扇形ギア52に取り付けられている。
扇形ギア52における版胴1側の端面には遮蔽板53が
突出して設けられている。中継原紙ガイド板26の上方
には、間隙22を挟んで原紙ガイド板21との間で直線
状の原紙搬送路14が形成されるように中継原紙ガイド
板26を保持する係止手段55が設けられている。係止
手段55は下ガイド板26aのフック50に係止するピ
ン56aが一端に立設された係止板56と、係止板56
の他端に軸57を介して連結されたリンク58と、リン
ク58に接続されたガイド板ソレノイド59と、フック
50に係止する方向にピン56aを付勢するバネ60と
を備えて構成されている。
【0027】この係止手段55では、孔版印刷用原紙S
が版胴1の原紙クランプ板4に固定されるまでの間に中
継原紙ガイド板26の係止を解除している。すなわち、
ガイド板ソレノイド59がオンしたときに、リンク58
が軸51を中心に反時計廻り方向に回動し、リンク58
のピン56aが下ガイド板26aのフック50から外れ
る。このオンしたガイド板ソレノイド59がオフする
と、バネ60の付勢力によりピン56aが復帰位置まで
戻る。この際、中継原紙ガイド板26はフック50と係
合することなく、軸51を中心に下方に回動している。
【0028】なお、ガイド板ソレノイド59をオンする
時間は、ピン56aがフック50から外れた後、プラテ
ンローラ50の回転により搬送されてくる孔版印刷用原
紙Sに弛みに伴いながら自重により軸51を中心に回動
する中継原紙ガイド板26に設けられたフック50がピ
ン56aより遠ざかり、ピン56aが復帰位置に戻され
た際に再度上記フック50と係合しない位置まで回動さ
れる時間に設定されている。
【0029】本体9における遮蔽板53の回動軌跡上に
は、ガイド板センサ61が設けられている。ガイド板セ
ンサ61は例えば投光器と受光器で構成され、下ガイド
板26aのフック50にピン56aが係止して中継原紙
ガイド板26が復帰位置に位置しているか否かを検出し
ている。また、図3に示すように、本体9には扇形ギア
52と噛合して中継原紙ガイド板26を復帰位置まで復
帰させる駆動ユニット62が設けられている。駆動ユニ
ット62は扇形ギア52に噛合するガイド板駆動ギア6
3と、ガイド板駆動ギア63を回転駆動するガイド板モ
ータ64とを備えている。この駆動ユニット62は、図
3(a)および(b)に示すように、ガイド板駆動ギア
63が扇形ギア52より離れた状態から噛合するまでの
間で例えばソレノイドなどの不図示の直動機構により移
動制御される。
【0030】そして、この駆動ユニット62は、図3
(b)に示すように、扇形ギア52に噛み合った状態で
ガイド板駆動ギア63が図の時計廻り方向に回転駆動さ
れると、扇形ギア52は、図3(d)に示すように、軸
51を中心に反時計廻り方向に回動する。この回動動作
は、中継原紙ガイド板26が間隙22を挟んで原紙ガイ
ド板21との間で直線状の原紙搬送路14を形成するま
で行われる。この状態で、下ガイド板26aのフック5
0にピン56aが係止する。このとき、遮蔽板53がガ
イド板センサ61の光を遮断し、ガイド板センサ61か
らは中継原紙ガイド板26が復帰位置まで戻った旨の信
号が出力される。
【0031】図1に破線で示すように、中継原紙ガイド
板26の上ガイド板26bには、本体9の幅方向に開口
穴27が形成されている。また、中継原紙ガイド板26
における下ガイド板26aには、上ガイド板26bの開
口穴27に対応して同一の開口穴29が形成されてい
る。上ガイド板26bの開口穴27の上方には原紙待機
センサ30が設けられている。原紙待機センサ30は例
えば投光器と受光器で構成され、原紙搬送路14中を搬
送する孔版印刷用原紙Sの有無を光学的に検知してい
る。
【0032】原紙カッター23と原紙待機センサ30と
の間で、上ガイド板26bの上方には原紙ストッパ部材
33が設けられている。原紙ストッパ部材33は平板状
のストッパ板36の両側が直角に折曲されて側面部37
を有している。原紙ストッパ部材33は側面部37の取
付軸38を介して本体9の側面に回動可能に取り付けら
れている。ストッパ板36は本体9に対して圧板10が
開状態のときに、ストッパ板36の自重により原紙搬送
路14を遮断するように直線状の原紙搬送路14に対し
て垂直に位置している。この状態で、孔版印刷用原紙S
の一端部がストッパ板36の内壁面に当接するまで、孔
版印刷用原紙Sの先端部が手作業によって下ガイド板2
6aと上ガイド板26bとの間の原紙搬送路14に挿入
される。これにより、孔版印刷用原紙Sの一端部がスト
ッパ板36の内壁面で位置決めされ、孔版印刷用原紙S
の初期セットを行なうことができる。
【0033】本体9における中継原紙ガイド板26の左
方には、原紙搬送ローラ40が設けられている。原紙搬
送ローラ40は駆動ローラ40aと従動ローラ40bを
有している。駆動ローラ40aは電磁クラッチ41を介
して駆動ベルト42により書き込み送りモータ18に連
結されている。駆動ローラ40aは電磁クラッチ41が
オンして接続されたときに、駆動ベルト42を介して書
き込み送りモータ18の回転が伝達される。これに対
し、電磁クラッチ41がオフして切り離されているとき
は、書き込み送りモータ18の回転が駆動ローラ40a
に伝達されない。駆動ローラ40aは書き込み送りモー
タ18の回転が伝達されると、図3において時計廻り方
向に回転し、これに連動して従動ローラ40bが反時計
廻り方向に回転して孔版印刷用原紙Sを版胴1側に搬送
する。なお、原紙搬送ローラ40の周速はプラテンロー
ラ15の周速に対して低く設定されている。これによ
り、孔版印刷用原紙Sは、原紙搬送ローラ40とプラテ
ンローラ15との間で徐々に弛みが生じるようになって
いる。
【0034】本体9における原紙搬送ローラ40の左上
方には、下ガイド板43aと上ガイド板43bからなる
一対の排出ガイド板43が設けられている。下ガイド板
43aと上ガイド板43bとは、原紙搬送路14を形成
するべく所定間隔離れて配置され、先端部分が版胴1の
ステージ部3の上方に位置している。排出ガイド板43
は原紙搬送ローラ40より搬送されてきた孔版印刷用原
紙Sをガイドしながら版胴2側に搬送している。
【0035】圧板10の基端部10aは本体9の版胴1
側に設けられた枢軸45に軸支されている。圧板10の
内壁面10bの先端部には、ロール体Rに対応してある
程度のテンションを与えるための凹部47の両端部に支
持された金属の板バネ部材により成る原紙テンション付
与部材46が設けられている。本体9に対して圧板10
が閉じられると、原紙テンション付与部材46をロール
体Rを支持する原紙フランジ11の外周面に押し付ける
ことによりロール体Rから孔版印刷用原紙Sが繰り出さ
れる際に一定のテンションを付与している。尚、上記原
紙テンション付与部材46は軟質の樹脂等のシート材に
て形成してもよい。
【0036】圧板10の内壁面10bの中央部には、プ
ラテンローラ15に対応してサーマルヘッド48が設け
られている。サーマルヘッド48はプラテンローラ15
との間で孔版印刷用原紙Sを挟持しており、ロール体R
から繰り出される孔版印刷用原紙Sに感熱式の穿孔製版
を施して版胴1側に搬送している。
【0037】圧板10の内壁面10bにおける枢軸45
とサーマルヘッド48との間には、原紙ストッパ部材3
3に対応して舌状の係合片49が設けられている。図2
に一点鎖線で示すように、係合片49は原紙ストッパ部
材33の側面部37の一方に対応して内壁面10bより
垂直に立設している。係合片49は本体9に対する圧板
10の閉動作に伴い、ストッパ板36と反対側に位置す
る側面部37の上端面を押動している。これにより、側
面部37はストッパ板36が原紙搬送路14より上方に
離れて退避する方向に取付軸38を中心として回動す
る。そして、圧板10が完全に閉じられた状態では、原
紙搬送路14がオープンになり、版胴1側への孔版印刷
用紙Sの搬送が行えるようになる。
【0038】上記のように構成された孔版印刷装置にお
いて、孔版印刷用原紙の初期セットを行う際には、本体
9に対して圧板10を開く。圧板10が開いた状態で
は、ストッパ板36が取付軸38を中心として原紙搬送
路14を遮断するセット位置まで自重によって回動す
る。この状態で、孔版印刷用原紙Sの一端部がストッパ
板36の内壁面に当接するまで孔版印刷用原紙Sの先端
部を挿入する。その後、本体9に対して圧板10を閉じ
る。この圧板10の閉動作に伴って圧板10側の係合片
49がストッパ板36の側面部37を押動する。これに
より、側面部37はストッパ板36が原紙搬送路14よ
り上方に離れて退避する退避位置まで取付軸38を中心
として回動する。これにより、ストッパ板36が原紙搬
送路14から退避して原紙搬送路14がオープンにな
る。なお、上記の動作中、圧板10が閉じたか否かは圧
板セットセンサ20によって検出される。
【0039】図4は、上記のように構成された孔版印刷
装置の制御系の一実施例を示している。この制御系は、
前述したメインモータ2、書き込み送りモータ18、カ
ッターモータ19、圧板セットセンサ20、原紙待機セ
ンサ30、電磁クラッチ41、サーマルヘッド48、ガ
イド板ソレノイド59、ガイド板センサ61、ガイド板
モータ64の各構成に加え、CPU100、ROM10
1、RAM102、製版スタートスイッチ103、パル
スモータ駆動回路104、電磁クラッチ駆動回路10
5、サーマルヘッド駆動回路106、メインモータ駆動
回路107、カッターモータ駆動回路108、ソレノイ
ド駆動回路109、ガイド板モータ駆動回路110を備
えている。
【0040】上記の構成において、CPU100はマイ
クロプロセッサなどにより構成され、ROM101には
製版動作を含む一連の孔版印刷を行なうための制御プロ
グラムが格納されている。RAM102には圧板セット
センサ20、原紙待機センサ30、ガイド板センサ6
1、製版スタートスイッチ103などの入力情報が記憶
されている。製版スタートスイッチ103は製版動作を
行なう場合にユーザによって操作されるものである。パ
ルスモータ駆動回路104はCPU100からの指令に
より設定されるステップ数に応じたパルスを供給するこ
とにより書き込み送りモータ18を回転駆動している。
電磁クラッチ駆動回路105はCPU100からの指令
により電磁クラッチ41をオン・オフ駆動している。サ
ーマルヘッド駆動回路106は孔版印刷用原紙Sに対し
て穿孔製版を行う際のCPU100からの指令によりサ
ーマルヘッド48を駆動している。メインモータ駆動回
路107はCPU100からの指令によりメインモータ
2を回転駆動している。カッターモータ駆動回路108
はCPU100からの指令によりカッターモータ19を
回転駆動している。ソレノイド駆動回路109はCPU
100からの指令によりガイド板ソレノイド59をオン
・オフ駆動している。ガイド板モータ駆動回路110は
CPU100からの指令によりガイド板モータ64を回
転駆動している。
【0041】この制御系では、圧板セットセンサ20、
原紙待機センサ30、ガイド板センサ61、製版スター
トスイッチ103からの各情報を入力し、CPU100
がROM101に格納された制御プログラムに従って孔
版印刷用原紙Sの搬送状況を認識するとともに、RAM
102における入力情報の更新の他、パルスモータ駆動
回路104、電磁クラッチ駆動回路105、サーマルヘ
ッド駆動回路106、メインモータ駆動回路107、カ
ッターモータ駆動回路108、ソレノイド駆動回路10
9、ガイド板モータ駆動回路110に対し、それぞれ動
作指令を出力してメインモータ2、書き込み送りモータ
18、カッターモータ19、電磁クラッチ41、サーマ
ルヘッド48、ガイド板ソレノイド59、ガイド板モー
タ64の制御の統括を図っている。
【0042】そして、この実施例の孔版印刷装置では、
前述したように、原紙搬送路14における孔版印刷用原
紙Sの初期セットが完了すると、その位置を基準位置と
して、製版スタートスイッチ103の信号による孔版印
刷用原紙Sの搬送制御が以下のようにして行われる。
【0043】図5乃至図7は本発明の孔版印刷装置にお
いて、製版スタートスイッチにより孔版印刷用原紙を搬
送する場合の動作フローチャート図、図8は同装置にお
いて、製版スタートスイッチにより孔版印刷用原紙を搬
送する場合のタイムチャート図である。
【0044】まず、製版スタートスイッチ103がオン
する前の状態では、図2において、孔版の元になる原稿
が原稿捌きローラ70と捌き板71との間に挟み込まれ
た状態で待機している。そして、本体9に対して圧板1
0が閉じられて圧板セットセンサ20がオンしている状
態で、ユーザの操作により製版スタートスイッチ103
がオンすると(ST1−Yes)、書き込み送りモータ
18を図1において反時計廻り方向に正転駆動する(S
T2)。書き込み送りモータ18が駆動されると、プラ
テンローラが図1において反時計廻り方向に回転し、孔
版印刷用原紙Sが版胴1側に搬送される。書き込み送り
モータ18が正転駆動されると、そのステップ数Sが0
からS1 になるまでの間で原紙待機センサ30による孔
版印刷用原紙Sの通過を検知する(ST3,4,5,
6)。これにより、孔版印刷用原紙Sが原紙搬送路14
中で搬送不良を起こしていないか否かを検知する。そし
て、書き込み送りモータ18のステップ数Sが0からS
1 になると(ST5−Yes)、書き込み送りモータ1
8を停止し(ST7)、孔版印刷用原紙Sが原紙搬送路
14中で搬送不良を起こした旨の原紙送りミス表示を行
う(ST8)。
【0045】これに対し、書き込み送りモータ18のス
テップ数Sが0からS1 になる前に原紙待機センサ30
がオンし(ST6−Yes)、ステップ数Sが0からS
2 になるまで書き込みモータ18が正転駆動されると
(ST9,10,11)、電磁クラッチ41をオンする
(ST12)。そして、書き込み送りモータ18のステ
ップ数Sが0からS3 になると(ST13,14,1
5)、サーマルヘッド48による書き込みを開始する
(ST16)。このとき、孔版印刷用原紙Sは図10に
示す原紙搬送路14の書き込み開始位置まで搬送されて
いる。また、書き込み送りモータ18のステップ数Sが
S3 になるまでの間に、メインモータ2を一回転させて
排版処理を行う。排版処理とは、メインモータ2を回転
駆動することにより、図1において版胴1を反時計廻り
方向に回転させ、版胴1にクランプされている使用済の
孔版印刷用原紙を剥ぎ取って不図示の排版収納箱に搬送
・廃棄するものである。
【0046】なお、上述した動作におけるS3 は、不図
示の原稿を読み出すための原稿送りモータをS2 の終了
のタイミングでの駆動し、サーマルヘッド48による書
き込みを開始するまでの間に不図示の原稿送りモータの
回転が安定するように、孔版印刷用原紙Sへの書き込み
位置(製版位置)を規定するステップ数に設定されてい
る。
【0047】次に、書き込み送りモータ18のステップ
数Sが0からS4 になり(ST17,18,19)、孔
版印刷用原紙Sの先端部が版胴1のクランプ部3に搬送
されると、電磁クラッチ41をオフする(ST20)。
ここで、原紙クランプ板4は書き込み送りモータ18の
ステップ数Sが0からS4 になるまでの間で開かれる。
そして、原紙クランプ板4は書き込み送りモータ18の
ステップ数SがS4 になってから所定時間経過後に閉
じ、搬送されてくる孔版印刷用原紙Sの先端部をクラン
プしている。また、原紙クランプ板4が開いたときに、
ガイド板ソレノイド59が所定時間オンしてオフする。
これにより、リンク58が軸51を中心に図2において
反時計廻り方向に回動し、リンク58のピン56aが下
ガイド板26aのフック50から外れる。そして、図1
の二点鎖線で示すように、中継原紙ガイド板26は搬送
されてくる孔版印刷用原紙Sが弛むに従って軸51を中
心に自重によって徐々に下方へ回動する。
【0048】次に、電磁クラッチ41がオフしてから書
き込み送りモータ18のステップ数Sが0からS5 にな
るまで正転駆動されると(ST21,22,22)、書
き込み送りモータ18の駆動を停止する(ST24)。
そして、カッターモータ19を駆動し(ST25)、製
版された一版分の孔版印刷用原紙Sを切断する。孔版印
刷用原紙Sが切断されると、書き込み送りモータ18を
図1において時計廻り方向に逆転駆動する(ST2
6)。そして、書き込み送りモータ18のステップ数S
が0からS6 になると(ST27,28,29)、書き
込み送りモータ18の駆動を停止する(ST30)。こ
れにより、後続する孔版印刷用原紙Sの先端部は、原紙
カッター23による切断後に間隙22に入り込むことな
くプラテンローラ15側に引き戻され、原紙ガイド板2
1内でその表裏面が規制された状態で待機する。
【0049】また、孔版印刷用原紙Sが切断されると、
メインモータ2を二回転させて着版処理およびファース
ト印刷処理を行う。着版処理とは、孔版印刷用原紙Sの
先端部を原紙クランプ板4にクランプした状態でメイン
モータ2を回転駆動することにより、図1において版胴
1を反時計廻り方向に回転させて孔版印刷用原紙Sを版
胴1に巻装するものである。また、ファースト印刷処理
は、着版処理と同期して版胴1の下部より印刷用紙を一
枚供給し、この印刷用紙に印刷を行って不図示の排紙台
に排紙するものである。
【0050】そして、着版処理およびファースト印刷処
理が終了すると(ST31−Yes)、ガイド板モータ
64を駆動する(ST32)。ガイド板モータ64が駆
動されると、そのステップ数Sが0からS7 になるまで
の間でガイド板センサ61による中継原紙ガイド板26
が復帰位置まで戻ったか否かを検知する(ST33,3
4,35,36)。そして、ガイド板モータ64のステ
ップ数Sが0からS7になると(ST35−Yes)、
ガイド板モータ64を停止し(ST37)、中継原紙ガ
イド板26が復帰位置まで戻っていない旨のガイド板ロ
ック表示を行う(ST38)。
【0051】これに対し、ガイド板モータ64のステッ
プ数Sが0からS7 になる前にガイド板センサ61がオ
ンすると(ST36−Yes)、ガイド板モータ64を
停止する(ST39)。このとき、中継原紙ガイド板2
6は係止板56のピン56aが下ガイド板26aのフッ
ク50に係止して復帰位置に戻っている。この状態で、
書き込み送りモータ18を図1において反時計廻り方向
に正転駆動する(ST40)。そして、書き込み送りモ
ータ18のステップ数Sが0からS8 になると(ST4
1,42,43)、書き込み送りモータ18の駆動を停
止する(ST44)。これにより、後続する孔版印刷用
原紙Sの先端部は、原紙ガイド板21内で待機していた
状態から間隙22を越え、原紙ストッパ部材33による
中継原紙ガイド板26内の初期セット位置まで搬送され
る。
【0052】従って、上述した実施例では、ロール状の
孔版印刷用原紙Sの先端部側での一版分の切断が行われ
た後、後続する孔版印刷用原紙Sの先端部は、一旦、原
紙カッター23の手前に存在する原紙ガイド板21内に
戻された後、原紙カッター23を越えて存在する中継原
紙ガイド板26内まで搬送されるので、原紙カッター2
3が位置する隙間22に入ったとしても、搬送不良を起
こすことなく、隙間から引き離して原紙ガイド板21内
に退避させることができる。しかも、孔版印刷用原紙S
の先端部は、原紙ガイド板21に戻された後に中継原紙
ガイド板26まで搬送されるので、新たな製版印刷処理
が開始されるまで孔版印刷用原紙の先端部を中継原紙ガ
イド板26内で待機させることができる。また、その間
に温度、湿度等の環境に変化が生じても、その影響によ
る先端部のカールは中継原紙ガイド板26の下ガイド板
と上ガイド板によって規制されるので、以後の製版印刷
処理時に、孔版印刷用原紙を版胴側まで確実に搬送する
ことができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の孔版印刷装置によれば、カッタ
ー手段により一版分の孔版印刷用原紙が切断された後の
後続する孔版印刷用原紙は、一旦、その先端部が所定量
製版手段側に戻されるので、切断時に発生した弛みによ
る隙間への侵入が発生したとしても、孔版印刷用原紙の
先端部を隙間より製版手段側に引き離して退避させるこ
とができる。しかも、その後は、カッター手段を越えた
位置まで搬送されるので、カッター手段の位置での隙間
への侵入による搬送不良を解消することができる。
【0054】特に、請求項2の孔版印刷装置によれば、
カッター手段により一版分の孔版印刷用原紙が切断され
た後の後続する孔版印刷用原紙は、一旦、その先端部が
カッター手段より製版手段側のガイド板間に戻されるの
で、切断時に発生した弛みによる隙間への侵入が発生し
たとしても、孔版印刷用原紙の先端部を隙間より引き離
してガイド板間に退避させることができる。しかも、そ
の後は、カッター手段を越えてガイド板が存在する位置
まで搬送されて停止するので、新たな製版印刷処理が開
始されるまで孔版印刷用原紙の先端部をガイド板間で待
機させることができる。また、その間に温度、湿度等の
環境に変化が生じても、その影響による先端部のカール
はガイド板により規制されるので、以後の製版印刷処理
時に、孔版印刷用原紙を版胴側まで確実に搬送すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る孔版印刷装置の一実施例を示す側
面図
【図2】同装置における中継原紙ガイド板の係止構造を
示す側面図
【図3】(a)〜(d) 同装置における中継原紙ガイ
ド板の復帰構造および動作を示す図
【図4】同装置の制御系の一実施例を示す図
【図5】同装置において、製版スタートスイッチにより
孔版印刷用原紙を搬送する場合の動作フローチャート図
【図6】同装置において、製版スタートスイッチにより
孔版印刷用原紙を搬送する場合の動作フローチャート図
【図7】同装置において、製版スタートスイッチにより
孔版印刷用原紙を搬送する場合の動作フローチャート図
【図8】同装置において、製版スタートスイッチにより
孔版印刷用原紙を搬送する場合のタイムチャート図
【符号の説明】
15…プラテンローラ、18…書き込み送りモータ、1
9…カッターモータ、21…原紙ガイド板、22…間
隙、23…原紙カッター、26…中継原紙ガイド板、4
8…サーマルヘッド、49…係合片、100…CPU、
103…製版スタートスイッチ、104…パルスモータ
駆動回路、108…カッターモータ駆動回路、S…孔版
印刷用原紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/14 B41L 13/04 B41J 15/00 - 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の孔版印刷用原紙をサーマルヘ
    ッドとプラテンローラにて挟持搬送して製版する製版手
    段と、 前記製版手段により製版された一版分の前記孔版印刷用
    原紙を切断するカッター手段と、 前記カッター手段にて切断された後続する孔版印刷用原
    紙の先端部を、前記製版手段側に所定量逆送りした後に
    前記カッター手段を越えた位置まで正送りして停止し新
    たな製版印刷処理が開始されるまで待機するように前記
    プラテンローラの回転駆動を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 ロール状の孔版印刷用原紙をサーマルヘ
    ッドとプラテンローラにて挟持搬送して製版する製版手
    段と、 前記製版手段により製版された一版分の前記孔版印刷用
    原紙を切断するカッター手段と、 少なくとも前記カッター手段の前後に設けられた上下一
    対のガイド板と、 前記カッター手段にて切断された後続する孔版印刷用原
    紙の先端部を、前記カッター手段より前記製版手段側に
    位置する前記ガイド板間に所定量逆送りした後に前記カ
    ッター手段を越えて位置する前記ガイド板間まで正送り
    するように前記プラテンローラの回転駆動を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
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