JP2004330591A - 孔版印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファーストプリント時間を短縮した孔版印刷装置を提供する。
【解決手段】長尺状の孔版原紙の先端側をドラムの原紙クランプ部まで搬送する搬送経路が形成され、搬送経路に沿って、前記孔版原紙に穿孔画像を形成する書き込みヘッド、前記書き込みヘッドが圧接され前記孔版原紙を搬送するプラテンロール、前記孔版原紙を切断する原紙カッタ、前記孔版原紙の先端を検出する待機センサ、前記孔版原紙を一時的に溜め込む前記溜め込み手段等が配置された孔版印刷装置において、前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、最大で前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングより前記原紙カッタと前記原紙クランプ部間の搬送距離(L1+L2)を前記プラテンロールの周速度(Sp)で除した時間早いタングから、最小で製版圧解除完了と同時のタイミングまでの間の任意の時間に制御する制御手段を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】長尺状の孔版原紙の先端側をドラムの原紙クランプ部まで搬送する搬送経路が形成され、搬送経路に沿って、前記孔版原紙に穿孔画像を形成する書き込みヘッド、前記書き込みヘッドが圧接され前記孔版原紙を搬送するプラテンロール、前記孔版原紙を切断する原紙カッタ、前記孔版原紙の先端を検出する待機センサ、前記孔版原紙を一時的に溜め込む前記溜め込み手段等が配置された孔版印刷装置において、前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、最大で前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングより前記原紙カッタと前記原紙クランプ部間の搬送距離(L1+L2)を前記プラテンロールの周速度(Sp)で除した時間早いタングから、最小で製版圧解除完了と同時のタイミングまでの間の任意の時間に制御する制御手段を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版原紙に画像データに墓づいた穿孔画像を形成し、この孔版原紙の穿孔画像を通してインキを印刷媒体に転写して印刷物を作成する孔版印刷装置に関し、特に、穿孔画像を形成し最初の試し刷りを出力するまでのファーストプリント時間を短縮する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるファーストプリント時間は、例えば、特許文献1に記載された例が知られている。図6は特許文献1に記載された孔版印刷装置の製版、着版に係わる主要部分である、ロール状の孔版原紙2、書き込みヘッド8、プラテンロール7、一対の第1搬送ロール12a,12b、溜め箱13、一対の第2搬送ロール14a,14b、原紙カッタ10、待機センサ17、ドラム4および原紙クランプ部4aを搬送経路R1に沿って模式的に示した図である。なお、原紙クランプ部4aは孔版原紙2をクランプするクランプ回転位置に位置し、書き込みヘッド8は待機位置に位置する場合を示している。
【0003】
図6において、前回の着版動作で原紙カッタ10により切断された孔版原紙2の先端は、書き込みヘッド8が図示しないヘッド変位駆動源によりプラテンロール7に圧接する圧接位置に位置された状態で、図示しないプラテンモータに回転駆動されたプラテンロール7によって搬送経路R1の下流方向に搬送される。
【0004】
待機センサ17が孔版原紙2の先端を検知すると、図示しないタイマーが計時を開始する。所定時間経過するとプラテンロール7の回転駆動が停止されて孔版原紙2の先端は搬送路R1上の所定位置(待機位置)に停止する。そして、書き込みヘッド8が待機位置に変位されて、孔版原紙2の先端は次の着版動作まで待機位置に停止する。
【0005】
従来の孔版印刷装置における製版、着版動作は、以下のような手順で処理されていた。
【0006】
製版動作は、書き込みヘッド8が圧接位置に位置され、孔版原紙2は書き込みヘッド8とプラテンロール7に挟持された状態で搬送されながら二値化処理された製版データに従って書き込み(溶融穿孔)されることで実行される。この時第2搬送ロール14a,14bの回転駆動が停止されて、製版された孔版原紙2は第1搬送ロール12a,12bと第2搬送ロール14a,14b間に停滞し、徐々に溜め箱13に溜め込まれる。
【0007】
孔版原紙2の先端の待機位置と原紙クランプ部4a間の搬送経路R1の搬送距離L1に相当する孔版原紙2の製版時間をタイマー等によりプラテンモータ20の駆動時間として計時し、製版開始から該製版時間経過後、第2搬送ロール14a,14bが回転駆動されて、孔版原紙2の先端は原紙クランプ部4aまで搬送される。そして、第2搬送ロール14a,14bの回転駆動が停止される。
【0008】
第2搬送ロール14a,14bの回転駆動が停止されると、製版された孔版原紙2は再度徐々に溜め箱13に溜め込まれる。なお、第2搬送ロール14a,14bによる孔版原紙2の搬送中、プラテンロール7と書き込みヘッド8による孔版原紙2への書き込み動作は継統されている。
【0009】
書き込み動作が完了すると、図示しないヘッド変位駆動源により書き込みヘッド8が圧接位置からプラテンロール7から所定距離離れた待機位置に変位される。この書き込みヘッド8の変位動作を製版圧解除と言い、製版圧解除に要する時間を製版圧解除時間Tとする。
【0010】
製版圧解除後、ドラム4がクランプ回転位置から着版長さ{L−(L1+L2)}に相当する角度まで図示しないドラムモータにより回転駆動されて孔版原紙2は着版される。そして、ドラム4の回転駆動が一旦停止されて、孔版原紙2は原紙カッタ10により切断される。切断に要する時間を切断時間Tkとする。ここで、L2は原紙カッタ10と孔版原紙2の先端の待機位置間の搬送経路R1の搬送距離である。
【0011】
そして再度ドラム4が回転駆動されて搬送路R1に残存する長さ(L1+L2)の孔版原紙2は着版され、原紙クランプ部4aがクランプ回転位置に戻るとドラム4の回転駆動は停止される。そして待機センサ17が孔版原紙2を検出しなければ着版動作は完了する。そして、書き込みヘッド8が圧接位置に変位され、プラテンロール7が回転駆動されて、切断された孔版原紙2の先端は搬送路R1の下流方向に搬送される。待機センサ17が孔版原紙2の先端を検知すると、図示しないタイマーが計時を開始し、所定時間経過するとプラテンモータ20の駆動は停止され、プラテンロール7の回転駆動が停止されて孔版原紙2の先端は搬送路R1上の所定位置(待機位置)に停止する。
【0012】
以上説明した、製版(書き込み)動作、製版圧解除動作、搬送(プラテンロール回転駆動)、着版(ドラム回転駆動)動作、切断動作および印刷、排紙動作に係わるタイムチャートを図5(A)に示す。
【0013】
製版動作時間Tsは、Ts=(L−L3)/Spと表される。ここで、Lはドラム4の着版長さ、Spはプラテンロール7の周速度である、なお、L3は用紙搬送方向後端の書き込み(印刷)できない余白に相当する孔版原紙2の長さ(以下、余白長さと称す)である。
【0014】
製版圧解除動作に要する時間は製版圧解除時間Tである。
【0015】
着版動作時間Tcは長さLの孔版原紙2を着版する着版時間と孔版原紙2の切断時間Tkの合計時間でありTc=L/Sh+Tkと表されるが、着版動作時のドラム4は、最初に長さ{L−(L1+L2)}を着版するため回転駆動される。そして、回転駆動が停止される切断時間Tkを挟んで、長さ(L1+L2)を着版するため再度、回転駆動される。
【0016】
孔版原紙2の長さ{L−(L1+L2)}を詳しく表すと{L−(L1+L2+L3)+L3}であり、L3は製版圧解除後回転駆動されるドラム4により搬送される長さ、(L1+L2)は原紙カッタ10で切断されたとき搬送路R1に残存する長さである。ここで、Shは着版時におけるドラム4の周速度である。
【0017】
切断時間Tkについては、後述する実施形態に合わせて孔版原紙2を停止して切断するシャトルカッタの例を示したが、ロータリーカッタを用いTk=0とすることもできる。
【0018】
従って着版動作時間Tcは、Tc=L/Sh+Tk={L−(L1+L2+L3)+L3}/Sh+Tk+(L1+L2)/Shと表される。
【0019】
以上により、印刷、排紙動作時間をTpとするとファーストプリント時間Tf1は、
Tf1=Ts+T+Tc+Tpと表される。
【0020】
【特許文献1】
特開平9−11600号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の孔版印刷装置におけるファーストプリント時間は、製版動作、製版圧解除動作、着版動作、切断動作、印刷、排紙動作をシリアル処理していたため、長いという不具合があった。
【0022】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、処理シーケンスを変更するだけで、孔版印刷装置のメカ機構の変更や付加機構などハードウェアの変更を必要としないファーストプリント時間を短縮する孔版印刷装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、長尺状の孔版原紙の先端側をドラムの原紙クランプ部まで搬送する搬送経路が形成され、前記搬送経路に沿って、前記孔版原紙に穿孔画像を形成する書き込みヘッド、前記書き込みヘッドが圧接され前記孔版原紐を搬送するプラテンロール、前記孔版原紙を切断する原紙カッタ、前記孔版原紙の先端を検出する待機センサ、前記孔版原紙を一時的に溜め込む溜め込み手段等が配置された孔版印刷装置において、前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、最大で前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングより前記原紙カッタと前記原紙クランプ部間の搬送距離(L1+L2)を前記プラテンロールの周速度(Sp)で除した時間早いタイミングから、最小で製版圧解除完了と同時のタイミングまでの間の任意の時間に制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0024】
このように、ドラムが回転駆動される着版開始のタイミングを、最大で書き込みヘッドが製版動作を完了するタイミングより原紙カッタと原紙クランプ部間の搬送距離(L1+L2)をプラテンロールの周速度(Sp)で除した時間早くして溜め込み手段に溜め込まれた孔版原紙が無くなると同時に製版圧が解除されるタイミングから、最小で書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するのと同一のタイミングまでの任意の時間に開始するよう制御することで、着版動作完了のタイミングを、最大T+(L1+L2)/Spから最小0早め、ファーストプリント時間を着版動作で早めた時間だけ短縮する。
【0025】
さらにまた、前記制御手段は、前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングと同時に開始するように制御することを特徴とする。
【0026】
特に、前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングと同時に着版を開始するよう制御することで、ファーストプリント時間を製版圧解除時間T短縮し、さらに制御動作を簡単にする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1から図5は本発明の一実施形態を示し、図1は本発明に係わる孔版印刷装置の製版部の構成図、図2は孔版印刷装置の製版部等の主要部のブロック図、図3及び図4は着版動作を説明する模式図、図5はファーストプリントに係わるタイミングチャート図である。
【0029】
図1に示すように、製版部1は、長尺状でロール状に巻装された孔版原紙2を収容する原紙収容部3を有し、この原紙収容部3と印刷部のドラム4の原紙クランプ部4aまでの間に孔版原紙2の搬送経路R(図1に二点鎖線で示す)が形成されている。
【0030】
搬送経路Rは、原紙収容部3の直ぐ下流に配置された第1ガイドロール5と、この第1ガイドロール5の下流に配置された第2ガイドロール6と、この第2ガイドロール6の直ぐ下流に配置されたプラテンロール7及び書き込みヘッド8と、このプラテンロール7及び書き込みヘッド8の下流に配置された一対の第1ガイド部材9a,9bと、一対の第1ガイド部材9a,9bの下流で、且つ、原紙カッタ10の下流に配置された一対の第2ガイド部材11a,11bと、一対の第2ガイド部材11a,11bのガイド区間に配置された一対の第1搬送ロール12a,12bと、一対の第1搬送ロール12a,12bの下流で、且つ、溜め箱13の下流に配置された一対の第2搬送ロール14a,14bと、一対の第2搬送ロール14a,14bの下流に配置された一対の第3搬送ロール15a,15bとによって構成されている。
【0031】
プラテンロール7は、プラテンモータ20(図2に示す)の駆動力によって回転駆動されるようになっている。
【0032】
第1搬送ロール12bはプラテンモータ20の駆動力によってプラテンロール7に同期して回転駆動される。但し、一対の第1搬送ロール12a,12bは、プラテンロール7及び書き込みヘッド8と比較して搬送力が弱く、且つ、周速度が速く設定されている。つまり、製版時、プラテンロール7の孔版原紙2に対する搬送速度は、プラテンロール7の周速度Spに依存するようになっている。
【0033】
書き込みヘッド8は、孔版原紙2の所望箇所を溶融穿孔することによって穿孔画像を形成する例えばサーマルヘッドであり、プラテンロール7に圧接する圧接位置(図1の位置)とプラテンロール7より離間する待機位置との間をヘッド変位駆動源21(図2に示す)によって変位されるようになっている。
【0034】
原紙カッタ10は、一対の第1ガイド部材9a,9bと一対の第2ガイド部材11a,11bとの間に配置されており、カッタ駆動源22(図2に示す)の駆動によって孔版原紙2を切断するようになっている。
【0035】
原紙溜め込みスペースである溜め箱13は、一対の第1搬送ロール12a,12bと一対の第2搬送ロール14a,14bとの間で、且つ、搬送経路Rの下方側に配置されている。溜め箱13の上方側には可動ガイド部材16が設けられている。この可動ガイド部材16は、溜め箱13の入口を塞ぎ、孔版原紙2を搬送経路Rに沿ってガイドする閉塞位置(図1の仮想線位置)と、溜め箱13の入口を開放し、孔版原紙2の溜め箱13内への進入を可能とする開放位置(図1の実線位置)との間を可動ガイド板駆動源23(図2に示す)の駆動によって移動されるようになっている。
【0036】
第2搬送ロール14a及び第3搬送ロール15aは、搬送モータ24の駆動によって同期して回転駆動されるようになっている。一対の第2搬送ロール14a,14b及び一対の第3搬送ロール15a,15bは、前記第1搬送ロール12a,12bと同様に、プラテンロール7及び書き込みヘッド8と比較して搬送力が弱く、且つ、周速度が速く設定されている。
【0037】
また、一対の第1搬送ロール12a,12bのすぐ下流で、且つ、溜め箱13の入口より上流側には待機センサ17が配置されている。待機センサ17は、原紙カッタ10の下流側を検出ポイントとして孔版原紙2の先端を検出する。
【0038】
詳しく説明すると、待機センサ17が孔版原紙2の先端を検出した所定時間後、プラテンロール7を逆回転させて孔版原紙2を上流側に戻して孔版原紙2の先端を再度検出し、その検出信号に基づいて待機位置を決定する。このことは、待機センサ17による待機状態にある孔版原紙2の検出を防止するためである。
【0039】
すなわち、孔版原紙2の先端は待機センサ17から所定距離上流側に戻った待機位置で停止する。
【0040】
本実施形態における孔版印刷装置は、搬送経路Rの上流側から下流側に向かって、孔版原紙2に穿孔画像を形成する書き込みヘッド8と孔版原紙2を搬送するプラテンロール7、孔版原紙2を切断する原紙カッタ10、孔版原紙2の先端を検出する待機センサ17、孔版原紙2を一時的に溜め込む溜め箱13、ドラム4に着版するため孔版原紙2の先端をクランプする原紙クランプ部4aの順に配置されている。
【0041】
原紙クランプ部4aはドラム4の外周に設けられている。ドラム4は、ドラムモータ25(図2に示す)の駆動力によって図1に示す矢印A方同に回転駆動され、孔版原紙2の先端をクランプするクランプ回転位置(図1に示す原紙クランプ部4aがほぼ最頂位となる位置)や孔版原紙2を切断する原紙切断回転位置に停止可能に構成されている。
【0042】
次に、製版、着版動作に係わる制御部26の動作について説明する。
【0043】
図2に示すように制御部26は図示しない演算処理装置(CPU)、プログラムや制御データを記憶するROMやワークエリアとしてのRAM、大量のデータやプログラムを記憶する記憶装置等で構成され、二値化された製版データに基づいて書き込みヘッド8の書き込み動作を制御すると共に、プラテンモータ20、およびヘッド変位駆動源21、カッタ駆動源22、可動ガイド駆動源23、搬送モータ24、ドラムモータ25等の動作をプログラムに従って制御する。また、制御部26は待機センサ17の検出信号を基準としてプラテンモータ20の駆動時間(例えば、タイマー等による駆動時間の計時、パルスカウンタ等による駆動パルスの計測)により孔版原紙2の待機位置を制御する。
【0044】
図3及び図4を参照して上記孔版印刷装置の製版、着版動作を詳細に説明する。図3及び図4は図1に示す製版部1を模式的に表して着版動作の手順を示した図である。図3(1)は前回の着版動作完了後、孔版原紙2が待機位置まで搬送され待機している状態を示す。製版動作が開始されると、書き込みヘッド8は、ヘッド変位駆動源21により待機位置から圧接位置に変位され、孔版原紙2は書き込みヘッド8によりプラテンロール7に圧接される。また、プラテンロール7はプラテンモータ20により回転駆動され、孔版原紙2は搬送経路Rに沿って搬送される。搬送に同期して書き込みヘッド8により孔版原紙2が溶融穿孔されることにより、孔版原紙2に二値化された製版データに基づいた穿孔画像が順次形成される。書き込みヘッド8とプラテンロール7により挟持、搬送された孔版原紙2は、一対の第1搬送ロール12a,12bの搬送力も受けて下流方向に搬送される。
【0045】
そして、可動ガイド部材16が閉塞位置に位置されることで、孔版原紙2の先端は可動ガイド部材16に沿って搬送され、溜め箱13内に導かれることなく一対の第2搬送ロール14a,14bに搬送される。
【0046】
次に、図3(3)において、制御部26は、孔版原紙2の先端が一対の第2搬送ロール14a,14b間に搬送されるタイミングをプラテンモータ20の駆動時間T1より算出して、駆動時間T1の経過時に可動ガイド板駆動源23を駆動して可動ガイド部材16を閉塞位置から開放位置に変位させる。また、可動ガイド部材16を開放位置に変位させた時点より微小時間t経過後に、搬送モータ24の駆動を停止する。一対の第2搬送ロール14a,14bの回転駆動は、孔版原紙2の先端を挟持した状態で停止される。
【0047】
この搬送モータ24の駆動が停止された後もプラテンロール7及び書き込みヘッド8による穿孔画像形成が続行され、一対の第2搬送ロール14a,14bと一対の第1搬送ロール12a,12bの間で孔版原紙2が停滞し、停滞した孔版原紙2は溜め箱13に徐々に溜め込まれる。
【0048】
一方、製版動作が開始されると、上記した製版動作に並行してドラム4に装着された孔版原紙2の排版動作が実行され、排版動作の完了後に原紙クランプ部4aはクランプ回転位置に位置される。但し、排版動作に伴うドラム4の動作は図3及び図4では省略した。
【0049】
次に、図4(4)において、制御部26は、溜め箱13内に溜められた孔版原紙2の長さが待機位置から原紙クランプ部4aの位置までの搬送距離L1以上に溜められる時間L1/Spを計時して、製版開始からL1/Sp経過すると、搬送モータ24が駆動され、一対の第2搬送ロール14a,14b及び一対の第3搬送ロール15a,15bが共に回転駆動される。それにより孔版原紙2の先端は原紙クランプ部4aまで搬送される。そして、原紙クランプ部4aが孔版原紙2の先端をクランプする。
【0050】
次に、図4(5)において、製版動作終了のタイミングより(L1+L2)/Sp早いタイミングでドラムモータ25が駆動されて、ドラム4がクランプ回転位置から原紙切断回転位置まで回転駆動されて、長さ{L−(L1+L2+L3)}の孔版原紙2は着版される。なお、長さ{L−(L1+L2+L3)}の孔版原紙2が着版された時、溜め箱13に溜め込まれた孔版原紙2はすべて着版され、搬送経路Rに孔版原紙2の余長は存在しない状態となる。
【0051】
このタイミングで書き込みヘッド8が待機位置に変位されて製版圧は解除され、プラテンロール7および第1搬送ロール12bの回転駆動は停止される。それ故、製版圧解除時間TはT<{L−(L1+L2+L3)}(1/Sp+1/Sh)−(L1+L2)/Spを満足する必要がある。
【0052】
そしてドラム4が回転駆動されて、周速度Shで長さL3の孔版原紙2が着版される。
【0053】
なお、ドラム4がクランプ回転位置から原紙切断回転位置まで回転駆動される時、プラテンモータ20、搬送モータ24を駆動して、プラテンロール7、一対の第1から第3搬送ロール12a,12b,14a,14b,15a,15bを回転駆動させても良い。
【0054】
次に、図4(6)において、ドラム4の回転駆動が停止されて孔版原紙2は原紙カッタ10により切断される。ここで、孔版原紙2は原紙カッタ10と原紙クランプ部4aの搬送経路Rの搬送距離(L1+L2)がドラム4の原紙切断回転位置から原紙クランプ回転位置までの着版長さに等しくなるよう切断される(本実施形態では、原紙カッタ10としてシャトルカッタを用いた例を示しているが、例えばロータリーカッタを使用すれば着版動作中に孔版原紙2を切断することが可能であり、切断時間Tk=0とすることもできる)。
【0055】
孔版原紙2が切断されると、再びドラム4は回転駆動されて、搬送経路Rに残存する長さ(L1+L2)の孔版原紙2が着版される。
【0056】
そして、原紙クランプ部4aが再び原紙クランプ回転位置に位置され、待機センサ17が孔版原紙2を検出しないと、着版動作は完了する。
【0057】
以上説明した、製版(書き込みヘッド)動作、製版圧解除動作、搬送(プラテンロール回転駆動)、着版(ドラム回転駆動)動作、切断動作および印刷、排紙動作に係わるタイムチャートを図5(B)に示す。
【0058】
なお、製版動作時間、製版圧解除時間、搬送時間、着版動作時間、切断動作時間および印刷、排紙動作時間等は従来技術と同一で、着版を開始するタイミングが製版動作完了のタイミングより(L1+L2)/Spだけ早い点が相違する。
【0059】
従って、図5(B)におけるファーストプリント時間Tf2は、
Tf2=Ts+T+(L1+L2+L3)/Sh+Tk+Tpと表される。
【0060】
すなわち、図5(B)は最短ファーストプリント時間を示しているが、着版を開始するタイミングを製版動作完了のタイミングより最大(L1+L2)/Sp早くすることから製版動作完了と同一のタイミングまでの任意の時間に開始することや、製版動作完了と同一のタイミングから従来技術である製版圧解除完了と同一のタイミングまでの任意の時間とすることもできることも示している。
【0061】
図5(B)の場合、図5(A)と比較したファーストプリント短縮時間は最大T+(L1+L2)/Spからゼロまでの、製版動作完了を早めた任意の時間を短縮できる。
【0062】
また、特別な場合として、図5(C)に示すように製版動作完了と同一のタイミングで着版を開始することで制御を簡単にすることもできる。この場合、製版圧解除時間TはT<{L−(L1+L2+L3)}/Shを満足する必要がある。
【0063】
従って、図4(C)におけるファーストプリント時間Tf3は、
Tf3=Ts+Tc+Tpと表される。
【0064】
従って、図5(C)は図5(A)と比較してファーストプリント時間を製版圧解除時間T短縮することができる。なお図5(C)は、図5(A),(B)と比較して、着版開始のタイミングが違うだけで、他は同一である。
【0065】
また、孔版原紙2が原紙カッタ10により切断されると書き込みヘッド8がヘッド変位駆動源21により待機位置から圧接位置に変位され、孔版原紙2は書き込みヘッド8とプラテンロール7に挟持される。そして、プラテンロール7および一対の第1搬送ロール12a,12bがプラテンモータ20により回転駆動され、孔版原紙2は搬送経路Rに沿って搬送される。
【0066】
孔版原紙2の先端を待機センサ17が検出した所定時間後、プラテンロール7を逆回転させて孔版原紙2を上流側に戻して孔版原紙2の先端を再度検出し、その検出信号に基づいて待機位置を決定する。そして、プラテンロール7および一対の第1搬送ロール12a,12bの回転駆動が停止され、書き込みヘッド8が待機位置に変位される。
【0067】
そして、孔版原紙2の先端は次の製版動作開始の指示があるまで待機位置で待機する。
【0068】
【発明の効果】
以上、図5(B)に示す実施形態において説明したように、製版動作完了のタイミングより最大(L1+L2)/Sp早いタイミングから、製版動作完了と同一のタイミングまでの間の任意の時間に着版動作を開始して着版動作完了のタイミングを早めることで、図5(A)に示す従来の実施例と比較して、着版動作完了を早めた最大T+(L1+L2)/SpからTまでの任意の時間だけファーストプリント時間を短縮することができる。また、製版動作完了と同一のタイミングから製版圧解除完了と同一のタイミングまでの間の任意の時間に着版動作を開始して着版動作完了のタイミングを早めることで、着版動作完了を早めた最大Tからゼロまでの任意の時間だけファーストプリント時間を短縮することができる。
【0069】
また、メカ機構の変更や付加機構などハードウェアの変更を必要とせず、着版開始のタイミングを変更するだけで、容易にファーストプリント時間を短縮することができる。
【0070】
さらに、図5(C)に示すように、製版動作完了のタイミングで着版開始することにより、図5(A)に示す従来の実施例と比較してファーストプリント時間をT短縮することができ、制御方法も簡単にすることができる。図5(B)と同様に着版開始のタイミングを変更するだけで容易にファーストプリント時間を短縮することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の製版部の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の製版部に係わる回路ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の着版動作を説明する構成図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の着版動作を説明する構成図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置のファーストプリントに係わるタイムチャー卜図である。
【図6】従来の一実施形態を示す孔版印刷装置の製版部の構成図である。
【符号の説明】
1…製版部
2…孔版原紙
3…原紙収容部
4…ドラム
4a…原紙クランプ部
5…第1ガイドロール
6…第2ガイドロール
7…プラテンロール
8…書き込みヘッド
9a,9b…第1ガイド部材
10…原紙カッタ
11a,11b…第2ガイド部材
12a,12b…第1搬送ロール
13…溜め箱
14a,14b…第2搬送ロール
15a,15b…第3搬送ロール
16…可動ガイド部材
17…待機センサ
20…プラテンモータ
21…ヘッド変位駆動源
22…カッタ駆動源
23…稼動ガイド駆動源
24…搬送モータ
25…ドラムモータ
26…制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版原紙に画像データに墓づいた穿孔画像を形成し、この孔版原紙の穿孔画像を通してインキを印刷媒体に転写して印刷物を作成する孔版印刷装置に関し、特に、穿孔画像を形成し最初の試し刷りを出力するまでのファーストプリント時間を短縮する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるファーストプリント時間は、例えば、特許文献1に記載された例が知られている。図6は特許文献1に記載された孔版印刷装置の製版、着版に係わる主要部分である、ロール状の孔版原紙2、書き込みヘッド8、プラテンロール7、一対の第1搬送ロール12a,12b、溜め箱13、一対の第2搬送ロール14a,14b、原紙カッタ10、待機センサ17、ドラム4および原紙クランプ部4aを搬送経路R1に沿って模式的に示した図である。なお、原紙クランプ部4aは孔版原紙2をクランプするクランプ回転位置に位置し、書き込みヘッド8は待機位置に位置する場合を示している。
【0003】
図6において、前回の着版動作で原紙カッタ10により切断された孔版原紙2の先端は、書き込みヘッド8が図示しないヘッド変位駆動源によりプラテンロール7に圧接する圧接位置に位置された状態で、図示しないプラテンモータに回転駆動されたプラテンロール7によって搬送経路R1の下流方向に搬送される。
【0004】
待機センサ17が孔版原紙2の先端を検知すると、図示しないタイマーが計時を開始する。所定時間経過するとプラテンロール7の回転駆動が停止されて孔版原紙2の先端は搬送路R1上の所定位置(待機位置)に停止する。そして、書き込みヘッド8が待機位置に変位されて、孔版原紙2の先端は次の着版動作まで待機位置に停止する。
【0005】
従来の孔版印刷装置における製版、着版動作は、以下のような手順で処理されていた。
【0006】
製版動作は、書き込みヘッド8が圧接位置に位置され、孔版原紙2は書き込みヘッド8とプラテンロール7に挟持された状態で搬送されながら二値化処理された製版データに従って書き込み(溶融穿孔)されることで実行される。この時第2搬送ロール14a,14bの回転駆動が停止されて、製版された孔版原紙2は第1搬送ロール12a,12bと第2搬送ロール14a,14b間に停滞し、徐々に溜め箱13に溜め込まれる。
【0007】
孔版原紙2の先端の待機位置と原紙クランプ部4a間の搬送経路R1の搬送距離L1に相当する孔版原紙2の製版時間をタイマー等によりプラテンモータ20の駆動時間として計時し、製版開始から該製版時間経過後、第2搬送ロール14a,14bが回転駆動されて、孔版原紙2の先端は原紙クランプ部4aまで搬送される。そして、第2搬送ロール14a,14bの回転駆動が停止される。
【0008】
第2搬送ロール14a,14bの回転駆動が停止されると、製版された孔版原紙2は再度徐々に溜め箱13に溜め込まれる。なお、第2搬送ロール14a,14bによる孔版原紙2の搬送中、プラテンロール7と書き込みヘッド8による孔版原紙2への書き込み動作は継統されている。
【0009】
書き込み動作が完了すると、図示しないヘッド変位駆動源により書き込みヘッド8が圧接位置からプラテンロール7から所定距離離れた待機位置に変位される。この書き込みヘッド8の変位動作を製版圧解除と言い、製版圧解除に要する時間を製版圧解除時間Tとする。
【0010】
製版圧解除後、ドラム4がクランプ回転位置から着版長さ{L−(L1+L2)}に相当する角度まで図示しないドラムモータにより回転駆動されて孔版原紙2は着版される。そして、ドラム4の回転駆動が一旦停止されて、孔版原紙2は原紙カッタ10により切断される。切断に要する時間を切断時間Tkとする。ここで、L2は原紙カッタ10と孔版原紙2の先端の待機位置間の搬送経路R1の搬送距離である。
【0011】
そして再度ドラム4が回転駆動されて搬送路R1に残存する長さ(L1+L2)の孔版原紙2は着版され、原紙クランプ部4aがクランプ回転位置に戻るとドラム4の回転駆動は停止される。そして待機センサ17が孔版原紙2を検出しなければ着版動作は完了する。そして、書き込みヘッド8が圧接位置に変位され、プラテンロール7が回転駆動されて、切断された孔版原紙2の先端は搬送路R1の下流方向に搬送される。待機センサ17が孔版原紙2の先端を検知すると、図示しないタイマーが計時を開始し、所定時間経過するとプラテンモータ20の駆動は停止され、プラテンロール7の回転駆動が停止されて孔版原紙2の先端は搬送路R1上の所定位置(待機位置)に停止する。
【0012】
以上説明した、製版(書き込み)動作、製版圧解除動作、搬送(プラテンロール回転駆動)、着版(ドラム回転駆動)動作、切断動作および印刷、排紙動作に係わるタイムチャートを図5(A)に示す。
【0013】
製版動作時間Tsは、Ts=(L−L3)/Spと表される。ここで、Lはドラム4の着版長さ、Spはプラテンロール7の周速度である、なお、L3は用紙搬送方向後端の書き込み(印刷)できない余白に相当する孔版原紙2の長さ(以下、余白長さと称す)である。
【0014】
製版圧解除動作に要する時間は製版圧解除時間Tである。
【0015】
着版動作時間Tcは長さLの孔版原紙2を着版する着版時間と孔版原紙2の切断時間Tkの合計時間でありTc=L/Sh+Tkと表されるが、着版動作時のドラム4は、最初に長さ{L−(L1+L2)}を着版するため回転駆動される。そして、回転駆動が停止される切断時間Tkを挟んで、長さ(L1+L2)を着版するため再度、回転駆動される。
【0016】
孔版原紙2の長さ{L−(L1+L2)}を詳しく表すと{L−(L1+L2+L3)+L3}であり、L3は製版圧解除後回転駆動されるドラム4により搬送される長さ、(L1+L2)は原紙カッタ10で切断されたとき搬送路R1に残存する長さである。ここで、Shは着版時におけるドラム4の周速度である。
【0017】
切断時間Tkについては、後述する実施形態に合わせて孔版原紙2を停止して切断するシャトルカッタの例を示したが、ロータリーカッタを用いTk=0とすることもできる。
【0018】
従って着版動作時間Tcは、Tc=L/Sh+Tk={L−(L1+L2+L3)+L3}/Sh+Tk+(L1+L2)/Shと表される。
【0019】
以上により、印刷、排紙動作時間をTpとするとファーストプリント時間Tf1は、
Tf1=Ts+T+Tc+Tpと表される。
【0020】
【特許文献1】
特開平9−11600号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の孔版印刷装置におけるファーストプリント時間は、製版動作、製版圧解除動作、着版動作、切断動作、印刷、排紙動作をシリアル処理していたため、長いという不具合があった。
【0022】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、処理シーケンスを変更するだけで、孔版印刷装置のメカ機構の変更や付加機構などハードウェアの変更を必要としないファーストプリント時間を短縮する孔版印刷装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、長尺状の孔版原紙の先端側をドラムの原紙クランプ部まで搬送する搬送経路が形成され、前記搬送経路に沿って、前記孔版原紙に穿孔画像を形成する書き込みヘッド、前記書き込みヘッドが圧接され前記孔版原紐を搬送するプラテンロール、前記孔版原紙を切断する原紙カッタ、前記孔版原紙の先端を検出する待機センサ、前記孔版原紙を一時的に溜め込む溜め込み手段等が配置された孔版印刷装置において、前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、最大で前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングより前記原紙カッタと前記原紙クランプ部間の搬送距離(L1+L2)を前記プラテンロールの周速度(Sp)で除した時間早いタイミングから、最小で製版圧解除完了と同時のタイミングまでの間の任意の時間に制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0024】
このように、ドラムが回転駆動される着版開始のタイミングを、最大で書き込みヘッドが製版動作を完了するタイミングより原紙カッタと原紙クランプ部間の搬送距離(L1+L2)をプラテンロールの周速度(Sp)で除した時間早くして溜め込み手段に溜め込まれた孔版原紙が無くなると同時に製版圧が解除されるタイミングから、最小で書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するのと同一のタイミングまでの任意の時間に開始するよう制御することで、着版動作完了のタイミングを、最大T+(L1+L2)/Spから最小0早め、ファーストプリント時間を着版動作で早めた時間だけ短縮する。
【0025】
さらにまた、前記制御手段は、前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングと同時に開始するように制御することを特徴とする。
【0026】
特に、前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングと同時に着版を開始するよう制御することで、ファーストプリント時間を製版圧解除時間T短縮し、さらに制御動作を簡単にする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1から図5は本発明の一実施形態を示し、図1は本発明に係わる孔版印刷装置の製版部の構成図、図2は孔版印刷装置の製版部等の主要部のブロック図、図3及び図4は着版動作を説明する模式図、図5はファーストプリントに係わるタイミングチャート図である。
【0029】
図1に示すように、製版部1は、長尺状でロール状に巻装された孔版原紙2を収容する原紙収容部3を有し、この原紙収容部3と印刷部のドラム4の原紙クランプ部4aまでの間に孔版原紙2の搬送経路R(図1に二点鎖線で示す)が形成されている。
【0030】
搬送経路Rは、原紙収容部3の直ぐ下流に配置された第1ガイドロール5と、この第1ガイドロール5の下流に配置された第2ガイドロール6と、この第2ガイドロール6の直ぐ下流に配置されたプラテンロール7及び書き込みヘッド8と、このプラテンロール7及び書き込みヘッド8の下流に配置された一対の第1ガイド部材9a,9bと、一対の第1ガイド部材9a,9bの下流で、且つ、原紙カッタ10の下流に配置された一対の第2ガイド部材11a,11bと、一対の第2ガイド部材11a,11bのガイド区間に配置された一対の第1搬送ロール12a,12bと、一対の第1搬送ロール12a,12bの下流で、且つ、溜め箱13の下流に配置された一対の第2搬送ロール14a,14bと、一対の第2搬送ロール14a,14bの下流に配置された一対の第3搬送ロール15a,15bとによって構成されている。
【0031】
プラテンロール7は、プラテンモータ20(図2に示す)の駆動力によって回転駆動されるようになっている。
【0032】
第1搬送ロール12bはプラテンモータ20の駆動力によってプラテンロール7に同期して回転駆動される。但し、一対の第1搬送ロール12a,12bは、プラテンロール7及び書き込みヘッド8と比較して搬送力が弱く、且つ、周速度が速く設定されている。つまり、製版時、プラテンロール7の孔版原紙2に対する搬送速度は、プラテンロール7の周速度Spに依存するようになっている。
【0033】
書き込みヘッド8は、孔版原紙2の所望箇所を溶融穿孔することによって穿孔画像を形成する例えばサーマルヘッドであり、プラテンロール7に圧接する圧接位置(図1の位置)とプラテンロール7より離間する待機位置との間をヘッド変位駆動源21(図2に示す)によって変位されるようになっている。
【0034】
原紙カッタ10は、一対の第1ガイド部材9a,9bと一対の第2ガイド部材11a,11bとの間に配置されており、カッタ駆動源22(図2に示す)の駆動によって孔版原紙2を切断するようになっている。
【0035】
原紙溜め込みスペースである溜め箱13は、一対の第1搬送ロール12a,12bと一対の第2搬送ロール14a,14bとの間で、且つ、搬送経路Rの下方側に配置されている。溜め箱13の上方側には可動ガイド部材16が設けられている。この可動ガイド部材16は、溜め箱13の入口を塞ぎ、孔版原紙2を搬送経路Rに沿ってガイドする閉塞位置(図1の仮想線位置)と、溜め箱13の入口を開放し、孔版原紙2の溜め箱13内への進入を可能とする開放位置(図1の実線位置)との間を可動ガイド板駆動源23(図2に示す)の駆動によって移動されるようになっている。
【0036】
第2搬送ロール14a及び第3搬送ロール15aは、搬送モータ24の駆動によって同期して回転駆動されるようになっている。一対の第2搬送ロール14a,14b及び一対の第3搬送ロール15a,15bは、前記第1搬送ロール12a,12bと同様に、プラテンロール7及び書き込みヘッド8と比較して搬送力が弱く、且つ、周速度が速く設定されている。
【0037】
また、一対の第1搬送ロール12a,12bのすぐ下流で、且つ、溜め箱13の入口より上流側には待機センサ17が配置されている。待機センサ17は、原紙カッタ10の下流側を検出ポイントとして孔版原紙2の先端を検出する。
【0038】
詳しく説明すると、待機センサ17が孔版原紙2の先端を検出した所定時間後、プラテンロール7を逆回転させて孔版原紙2を上流側に戻して孔版原紙2の先端を再度検出し、その検出信号に基づいて待機位置を決定する。このことは、待機センサ17による待機状態にある孔版原紙2の検出を防止するためである。
【0039】
すなわち、孔版原紙2の先端は待機センサ17から所定距離上流側に戻った待機位置で停止する。
【0040】
本実施形態における孔版印刷装置は、搬送経路Rの上流側から下流側に向かって、孔版原紙2に穿孔画像を形成する書き込みヘッド8と孔版原紙2を搬送するプラテンロール7、孔版原紙2を切断する原紙カッタ10、孔版原紙2の先端を検出する待機センサ17、孔版原紙2を一時的に溜め込む溜め箱13、ドラム4に着版するため孔版原紙2の先端をクランプする原紙クランプ部4aの順に配置されている。
【0041】
原紙クランプ部4aはドラム4の外周に設けられている。ドラム4は、ドラムモータ25(図2に示す)の駆動力によって図1に示す矢印A方同に回転駆動され、孔版原紙2の先端をクランプするクランプ回転位置(図1に示す原紙クランプ部4aがほぼ最頂位となる位置)や孔版原紙2を切断する原紙切断回転位置に停止可能に構成されている。
【0042】
次に、製版、着版動作に係わる制御部26の動作について説明する。
【0043】
図2に示すように制御部26は図示しない演算処理装置(CPU)、プログラムや制御データを記憶するROMやワークエリアとしてのRAM、大量のデータやプログラムを記憶する記憶装置等で構成され、二値化された製版データに基づいて書き込みヘッド8の書き込み動作を制御すると共に、プラテンモータ20、およびヘッド変位駆動源21、カッタ駆動源22、可動ガイド駆動源23、搬送モータ24、ドラムモータ25等の動作をプログラムに従って制御する。また、制御部26は待機センサ17の検出信号を基準としてプラテンモータ20の駆動時間(例えば、タイマー等による駆動時間の計時、パルスカウンタ等による駆動パルスの計測)により孔版原紙2の待機位置を制御する。
【0044】
図3及び図4を参照して上記孔版印刷装置の製版、着版動作を詳細に説明する。図3及び図4は図1に示す製版部1を模式的に表して着版動作の手順を示した図である。図3(1)は前回の着版動作完了後、孔版原紙2が待機位置まで搬送され待機している状態を示す。製版動作が開始されると、書き込みヘッド8は、ヘッド変位駆動源21により待機位置から圧接位置に変位され、孔版原紙2は書き込みヘッド8によりプラテンロール7に圧接される。また、プラテンロール7はプラテンモータ20により回転駆動され、孔版原紙2は搬送経路Rに沿って搬送される。搬送に同期して書き込みヘッド8により孔版原紙2が溶融穿孔されることにより、孔版原紙2に二値化された製版データに基づいた穿孔画像が順次形成される。書き込みヘッド8とプラテンロール7により挟持、搬送された孔版原紙2は、一対の第1搬送ロール12a,12bの搬送力も受けて下流方向に搬送される。
【0045】
そして、可動ガイド部材16が閉塞位置に位置されることで、孔版原紙2の先端は可動ガイド部材16に沿って搬送され、溜め箱13内に導かれることなく一対の第2搬送ロール14a,14bに搬送される。
【0046】
次に、図3(3)において、制御部26は、孔版原紙2の先端が一対の第2搬送ロール14a,14b間に搬送されるタイミングをプラテンモータ20の駆動時間T1より算出して、駆動時間T1の経過時に可動ガイド板駆動源23を駆動して可動ガイド部材16を閉塞位置から開放位置に変位させる。また、可動ガイド部材16を開放位置に変位させた時点より微小時間t経過後に、搬送モータ24の駆動を停止する。一対の第2搬送ロール14a,14bの回転駆動は、孔版原紙2の先端を挟持した状態で停止される。
【0047】
この搬送モータ24の駆動が停止された後もプラテンロール7及び書き込みヘッド8による穿孔画像形成が続行され、一対の第2搬送ロール14a,14bと一対の第1搬送ロール12a,12bの間で孔版原紙2が停滞し、停滞した孔版原紙2は溜め箱13に徐々に溜め込まれる。
【0048】
一方、製版動作が開始されると、上記した製版動作に並行してドラム4に装着された孔版原紙2の排版動作が実行され、排版動作の完了後に原紙クランプ部4aはクランプ回転位置に位置される。但し、排版動作に伴うドラム4の動作は図3及び図4では省略した。
【0049】
次に、図4(4)において、制御部26は、溜め箱13内に溜められた孔版原紙2の長さが待機位置から原紙クランプ部4aの位置までの搬送距離L1以上に溜められる時間L1/Spを計時して、製版開始からL1/Sp経過すると、搬送モータ24が駆動され、一対の第2搬送ロール14a,14b及び一対の第3搬送ロール15a,15bが共に回転駆動される。それにより孔版原紙2の先端は原紙クランプ部4aまで搬送される。そして、原紙クランプ部4aが孔版原紙2の先端をクランプする。
【0050】
次に、図4(5)において、製版動作終了のタイミングより(L1+L2)/Sp早いタイミングでドラムモータ25が駆動されて、ドラム4がクランプ回転位置から原紙切断回転位置まで回転駆動されて、長さ{L−(L1+L2+L3)}の孔版原紙2は着版される。なお、長さ{L−(L1+L2+L3)}の孔版原紙2が着版された時、溜め箱13に溜め込まれた孔版原紙2はすべて着版され、搬送経路Rに孔版原紙2の余長は存在しない状態となる。
【0051】
このタイミングで書き込みヘッド8が待機位置に変位されて製版圧は解除され、プラテンロール7および第1搬送ロール12bの回転駆動は停止される。それ故、製版圧解除時間TはT<{L−(L1+L2+L3)}(1/Sp+1/Sh)−(L1+L2)/Spを満足する必要がある。
【0052】
そしてドラム4が回転駆動されて、周速度Shで長さL3の孔版原紙2が着版される。
【0053】
なお、ドラム4がクランプ回転位置から原紙切断回転位置まで回転駆動される時、プラテンモータ20、搬送モータ24を駆動して、プラテンロール7、一対の第1から第3搬送ロール12a,12b,14a,14b,15a,15bを回転駆動させても良い。
【0054】
次に、図4(6)において、ドラム4の回転駆動が停止されて孔版原紙2は原紙カッタ10により切断される。ここで、孔版原紙2は原紙カッタ10と原紙クランプ部4aの搬送経路Rの搬送距離(L1+L2)がドラム4の原紙切断回転位置から原紙クランプ回転位置までの着版長さに等しくなるよう切断される(本実施形態では、原紙カッタ10としてシャトルカッタを用いた例を示しているが、例えばロータリーカッタを使用すれば着版動作中に孔版原紙2を切断することが可能であり、切断時間Tk=0とすることもできる)。
【0055】
孔版原紙2が切断されると、再びドラム4は回転駆動されて、搬送経路Rに残存する長さ(L1+L2)の孔版原紙2が着版される。
【0056】
そして、原紙クランプ部4aが再び原紙クランプ回転位置に位置され、待機センサ17が孔版原紙2を検出しないと、着版動作は完了する。
【0057】
以上説明した、製版(書き込みヘッド)動作、製版圧解除動作、搬送(プラテンロール回転駆動)、着版(ドラム回転駆動)動作、切断動作および印刷、排紙動作に係わるタイムチャートを図5(B)に示す。
【0058】
なお、製版動作時間、製版圧解除時間、搬送時間、着版動作時間、切断動作時間および印刷、排紙動作時間等は従来技術と同一で、着版を開始するタイミングが製版動作完了のタイミングより(L1+L2)/Spだけ早い点が相違する。
【0059】
従って、図5(B)におけるファーストプリント時間Tf2は、
Tf2=Ts+T+(L1+L2+L3)/Sh+Tk+Tpと表される。
【0060】
すなわち、図5(B)は最短ファーストプリント時間を示しているが、着版を開始するタイミングを製版動作完了のタイミングより最大(L1+L2)/Sp早くすることから製版動作完了と同一のタイミングまでの任意の時間に開始することや、製版動作完了と同一のタイミングから従来技術である製版圧解除完了と同一のタイミングまでの任意の時間とすることもできることも示している。
【0061】
図5(B)の場合、図5(A)と比較したファーストプリント短縮時間は最大T+(L1+L2)/Spからゼロまでの、製版動作完了を早めた任意の時間を短縮できる。
【0062】
また、特別な場合として、図5(C)に示すように製版動作完了と同一のタイミングで着版を開始することで制御を簡単にすることもできる。この場合、製版圧解除時間TはT<{L−(L1+L2+L3)}/Shを満足する必要がある。
【0063】
従って、図4(C)におけるファーストプリント時間Tf3は、
Tf3=Ts+Tc+Tpと表される。
【0064】
従って、図5(C)は図5(A)と比較してファーストプリント時間を製版圧解除時間T短縮することができる。なお図5(C)は、図5(A),(B)と比較して、着版開始のタイミングが違うだけで、他は同一である。
【0065】
また、孔版原紙2が原紙カッタ10により切断されると書き込みヘッド8がヘッド変位駆動源21により待機位置から圧接位置に変位され、孔版原紙2は書き込みヘッド8とプラテンロール7に挟持される。そして、プラテンロール7および一対の第1搬送ロール12a,12bがプラテンモータ20により回転駆動され、孔版原紙2は搬送経路Rに沿って搬送される。
【0066】
孔版原紙2の先端を待機センサ17が検出した所定時間後、プラテンロール7を逆回転させて孔版原紙2を上流側に戻して孔版原紙2の先端を再度検出し、その検出信号に基づいて待機位置を決定する。そして、プラテンロール7および一対の第1搬送ロール12a,12bの回転駆動が停止され、書き込みヘッド8が待機位置に変位される。
【0067】
そして、孔版原紙2の先端は次の製版動作開始の指示があるまで待機位置で待機する。
【0068】
【発明の効果】
以上、図5(B)に示す実施形態において説明したように、製版動作完了のタイミングより最大(L1+L2)/Sp早いタイミングから、製版動作完了と同一のタイミングまでの間の任意の時間に着版動作を開始して着版動作完了のタイミングを早めることで、図5(A)に示す従来の実施例と比較して、着版動作完了を早めた最大T+(L1+L2)/SpからTまでの任意の時間だけファーストプリント時間を短縮することができる。また、製版動作完了と同一のタイミングから製版圧解除完了と同一のタイミングまでの間の任意の時間に着版動作を開始して着版動作完了のタイミングを早めることで、着版動作完了を早めた最大Tからゼロまでの任意の時間だけファーストプリント時間を短縮することができる。
【0069】
また、メカ機構の変更や付加機構などハードウェアの変更を必要とせず、着版開始のタイミングを変更するだけで、容易にファーストプリント時間を短縮することができる。
【0070】
さらに、図5(C)に示すように、製版動作完了のタイミングで着版開始することにより、図5(A)に示す従来の実施例と比較してファーストプリント時間をT短縮することができ、制御方法も簡単にすることができる。図5(B)と同様に着版開始のタイミングを変更するだけで容易にファーストプリント時間を短縮することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の製版部の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の製版部に係わる回路ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の着版動作を説明する構成図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置の着版動作を説明する構成図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す孔版印刷装置のファーストプリントに係わるタイムチャー卜図である。
【図6】従来の一実施形態を示す孔版印刷装置の製版部の構成図である。
【符号の説明】
1…製版部
2…孔版原紙
3…原紙収容部
4…ドラム
4a…原紙クランプ部
5…第1ガイドロール
6…第2ガイドロール
7…プラテンロール
8…書き込みヘッド
9a,9b…第1ガイド部材
10…原紙カッタ
11a,11b…第2ガイド部材
12a,12b…第1搬送ロール
13…溜め箱
14a,14b…第2搬送ロール
15a,15b…第3搬送ロール
16…可動ガイド部材
17…待機センサ
20…プラテンモータ
21…ヘッド変位駆動源
22…カッタ駆動源
23…稼動ガイド駆動源
24…搬送モータ
25…ドラムモータ
26…制御部
Claims (2)
- 長尺状の孔版原紙の先端側をドラムの原紙クランプ部まで搬送する搬送経路が形成され、前記搬送経路に沿って、前記孔版原紙に穿孔画像を形成する書き込みヘッド、前記書き込みヘッドが圧接され前記孔版原紙を搬送するプラテンロール、前記孔版原紙を切断する原紙カッタ、前記孔版原紙の先端を検出する待機センサ、前記孔版原紙を一時的に溜め込む溜め込み手段等が配置された孔版印刷装置において、
前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、最大で前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングより前記原紙カッタと前記原紙クランプ部間の搬送距離(L1+L2)を前記プラテンロールの周速度(Sp)で除した時間早いタイミングから、最小で製版圧解除完了と同時のタイミングまでの間の任意の時間に制御する制御手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。 - 前記制御手段は、前記ドラムを回転させて前記孔版原紙の着版を開始するタイミングを、前記書き込みヘッドが前記孔版原紙に穿孔画像の形成を完了するタイミングと同時に開始するように制御することを特徴とする請求項1に記載の孔版印刷装置。
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