JP3479387B2 - 製版印刷装置 - Google Patents

製版印刷装置

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JP3479387B2
JP3479387B2 JP16589695A JP16589695A JP3479387B2 JP 3479387 B2 JP3479387 B2 JP 3479387B2 JP 16589695 A JP16589695 A JP 16589695A JP 16589695 A JP16589695 A JP 16589695A JP 3479387 B2 JP3479387 B2 JP 3479387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状の孔版印刷用
原紙をサーマルヘッドとプラテンローラで挟持搬送しな
がら感熱穿孔を行い、製版した孔版印刷用原紙を版胴に
巻きつけて孔版印刷を行う製版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な孔版式の製版印刷装置は、ロー
ル状の孔版印刷用原紙から繰り出される帯状の孔版印刷
用原紙をサーマルヘッドとプラテンローラで挟持して搬
送しながら感熱穿孔を行い、製版を行う。製版された孔
版印刷用原紙は版胴に巻きつけられて印刷に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的な孔版式の製版
印刷装置では、孔版印刷用原紙は、ロール状の孔版印刷
用原紙が収納される収納部からサーマルヘッドとプラテ
ンローラを通り、さらに幾つかの案内手段を経て版胴の
近傍に至る屈曲した搬送経路を通過しなければならな
い。この搬送経路内においては、帯状の孔版印刷用原紙
は常に一定の搬送力を受けて均一に搬送されるとは限ら
ず、従来は製版前の孔版印刷用原紙に皺や斜行が発生す
ることがあった。
【0004】本発明は、孔版式の製版印刷装置におい
て、製版前の孔版印刷用原紙に発生した皺や斜行を矯正
する機能を付与することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された製
版印刷装置は、ロール状の孔版印刷用原紙が収納され、
前記孔版印刷用原紙の搬送に負荷を与える張力付与手段
が設けられた原紙収納部と、回転駆動されるプラテンロ
ーラと、前記プラテンローラに対して接離自在に設けら
れ前記原紙収納部から引き出された前記孔版印刷用原紙
に感熱穿孔を行うサーマルヘッドとが設けられた製版部
と、前記プラテンローラと前記サーマルヘッドによって
挟持搬送された前記孔版印刷用原紙に所定の搬送力を与
える少なくとも一つの搬送ローラ対を含む搬送部と、前
記搬送ローラ対を通過して搬送された孔版印刷用原紙を
切断する原紙カッタ部と、前記搬送部によって送り出さ
れた製版済の前記孔版印刷用原紙が巻装されて内部から
インキを供給する円筒状の版胴と、該版胴に所定のタイ
ミングで送り出される印刷用紙を該版胴に押圧して印刷
を行うプレスローラとが設けられた印刷機構部と、を有
する製版印刷装置において、製版動作が終了した後に前
記版胴が回り始めるとともに前記サーマルヘッドが上方
に退避し、前記版胴が所定時間回転して製版済みの孔版
原紙が巻装された後に前記原紙カッタが駆動されて製版
済みの孔版原紙を切断し、その後前記サーマルヘッドが
下方へ移動し始め、前記孔版印刷用原紙を前記プラテン
ローラとの間に挟持しない下降中に、前記搬送ローラ対
を駆動して前記孔版印刷用原紙に前記搬送ローラ対の搬
送力によって張力を与えることにより、前記サーマルヘ
ッドと前記プラテンローラによる前記孔版印刷用原紙の
製版に先立って、前記孔版原紙に発生した皺や斜行を矯
正するように制御する制御手段と、を有することを特徴
としている。
【0006】 請求項2に記載された製版印刷装置は、
請求項1記載の製版印刷装置であって、前記サーマルヘ
ッドが孔版印刷用原紙を前記プラテンローラとの間に挟
持しない位置にあるとき、前記制御手段が、更に前記プ
ラテンローラを駆動して前記孔版印刷用原紙に前記所定
の張力を与えることを特徴としている。
【0007】 請求項3に記載された製版印刷装置は、
ロール状の孔版印刷用原紙が収納され、前記孔版印刷用
原紙の搬送に負荷を与える張力付与手段が設けられた原
紙収納部と、回転駆動されるプラテンローラと、前記プ
ラテンローラに対して接離自在に設けられ前記原紙収納
部から引き出された前記孔版印刷用原紙に感熱穿孔を行
うサーマルヘッドとが設けられた製版部と、前記プラテ
ンローラと前記サーマルヘッドによって挟持搬送された
前記孔版印刷用原紙に所定の搬送力を与える少なくとも
一つの搬送ローラ対を含む搬送部と、前記搬送ローラ対
を通過して搬送された孔版印刷用原紙を切断する原紙カ
ッタ部と、前記搬送部によって送り出された製版済の前
記孔版印刷用原紙が巻装されて内部からインキを供給す
る円筒状の版胴と、該版胴に所定のタイミングで送り出
される印刷用紙を該版胴に押圧して印刷を行うプレスロ
ーラとが設けられた印刷機構部と、前記サーマルヘッド
と前記搬送ローラ対の一方が取り付けられ、前記孔版印
刷用原紙の搬送路の上方に開閉可能に設けられた圧板
と、を有する製版印刷装置において、圧板を開放してロ
ール状の孔版印刷用原紙から引き出した孔版印刷用原紙
を前記プラテンローラと前記搬送ローラ対の他方の上に
設定した後に圧板を閉止した場合に、前記プラテンロー
ラと前記搬送ローラ対を駆動して前記孔版印刷用原紙を
次回の製版に備えて待機する位置まで搬送し、前記サー
マルヘッドを上昇させ、前記プラテンローラと前記搬送
ローラ対を駆動して前記孔版印刷用原紙に前記プラテン
ローラ及び前記搬送ローラ対の搬送力による張力を与え
て前記孔版原紙に発生した皺や斜行を矯正し、その後前
記サーマルヘッドを下方へ移動させるように制御する制
御手段と、を有することを特徴としている。
【0008】 請求項4に記載された製版印刷装置は、
ロール状の孔版印刷用原紙を収納する原紙収納部と、回
転駆動されるプラテンローラと、前記プラテンローラに
対して接離自在に設けられ前記原紙収納部から引き出さ
れた前記孔版印刷用原紙に感熱穿孔を行うサーマルヘッ
ドとが設けられた製版部と、前記プラテンローラと前記
サーマルヘッドによって挟持搬送された前記孔版印刷用
原紙に所定の搬送力を与える少なくとも一つの搬送ロー
ラ対を含む搬送部と、前記搬送ローラ対を通過して搬送
された孔版印刷用原紙を切断する原紙カッタ部と、前記
搬送部によって送り出された製版済の前記孔版印刷用原
紙が巻装されて内部からインキを供給する円筒状の版胴
と、該版胴に所定のタイミングで送り出される印刷用紙
を該版胴に押圧して印刷を行うプレスローラとが設けら
れた印刷機構部と、を有する製版印刷装置において、
記サーマルヘッドが前記孔版印刷用原紙を前記プラテン
ローラとの間に挟持する位置にあるとき、前記搬送ロー
ラ対のみを駆動して前記孔版印刷用原紙に前記搬送ロー
ラ対の搬送力による張力を与えて前記孔版原紙に発生し
た皺や斜行を矯正するように制御する制御手段と、を有
することを特徴としている。
【0009】 請求項5に記載された製版印刷装置は、
ロール状の孔版印刷用原紙を収納する原紙収納部と、前
記原紙収納部から引き出された前記孔版印刷用原紙に感
熱穿孔を行うサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドと
常に接した状態で回転駆動されるプラテンローラとが設
けられた製版部と、前記プラテンローラと前記サーマル
ヘッドによって挟持搬送された前記孔版印刷用原紙に所
定の搬送力を与える少なくとも一つの搬送ローラ対を含
む搬送部と、前記搬送ローラ対を通過して搬送された前
記孔版印刷用原紙を切断する原紙カッタ部と、前記搬送
部によって送り出された製版済の前記孔版印刷用原紙が
巻装されて内部からインキを供給する円筒状の版胴と、
該版胴に所定のタイミングで送り出される印刷用紙を該
版胴に押圧して印刷を行うプレスローラとが設けられた
印刷機構部と、を有する製版印刷装置において、前記プ
ラテンローラが駆動されないとき、前記搬送ローラ対を
駆動して前記孔版印刷用原紙に前記搬送ローラ対の搬送
力による張力を与えて前記孔版原紙に発生した皺や斜行
を矯正するように制御する制御手段と、を有することを
特徴としている。
【0010】
【作用】サーマルヘッドとプラテンローラによる孔版印
刷用原紙の製版に先立ち、搬送ローラ対やプラテンロー
ラが駆動されて、次回の製版工程に備えて待機している
孔版印刷用原紙に所定の張力が加えられる。該孔版印刷
用原紙に発生している皺や斜行が矯正される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図4を参照して
詳細に説明する。図1は、一実施例の製版印刷装置1の
構造を示している。この製版印刷装置1は、図示しない
原稿読み取り部と、原紙収納部Aと、感熱式の製版部B
と、孔版印刷用原紙を搬送する搬送部Cと、原紙カッタ
部60と、孔版印刷機構部Dと、排版部90と、装置全
体を統括して制御する制御手段等を有している。
【0012】(1)原紙収納部A 原紙収納部Aは、筐体の内部に設けられた収納空間であ
る。ロール状の孔版印刷用原紙Rは孔版印刷用原紙Sを
軸芯6に巻装したものであり、その両端には一対のフラ
ンジ10,10が設けられている。ロール状の孔版印刷
用原紙Rは、これらのフランジ10,10を介して原紙
収納部Aに回動自在に支持されている。原紙収納部Aの
底部には張力付与手段である一対の板ばね11,11が
設けられており、これらの板ばね11,11は所定の弾
性力をもって前記一対のフランジの外周面に当接してい
る。即ち、前記板ばねを所定の力でフランジに接触させ
ることによってロール状の孔版印刷用原紙Rの回転に抵
抗を与え、ロール状の孔版印刷用原紙Rから引き出され
ていく孔版印刷用原紙Sに所定の張力を発生させること
ができるようになっている。本実施例においては、張力
付与手段である板ばね11,11によって孔版印刷用原
紙Sに所定の張力を発生させたが、他の実施例として、
同じく本願出願人の出願による特開平5−221108
号において開示したような張力付与手段を用いてもよ
い。
【0013】前記ロール状の孔版印刷用原紙Rから引き
出された孔版印刷用原紙Sは、略上方に設けられたガイ
ドロール7と、前記ガイドロール7に隣接するガイド板
8を経て、後述する製版部Bに導かれている。
【0014】(2)製版部B 図1に示すように、孔版印刷用原紙Sの搬送路の上方に
は、軸4によって枢支された圧板3が開閉可能に設けら
れている。この圧板3にはサーマルヘッド30が取り付
けられている。孔版印刷用原紙Sの搬送路を挟んで圧板
3及びサーマルヘッド30と反対の側には、サーマルヘ
ッド30と対向する位置にプラテンローラ31が設けら
れている。圧板3を閉めると、サーマルヘッド30とプ
ラテンローラ31が搬送路の孔版印刷用原紙Sを上下か
ら挟持する。
【0015】サーマルヘッド30は、図1において紙面
に垂直な方向に整列した複数個の発熱体を備えている。
このサーマルヘッドに対向して設けられた前記プラテン
ローラ31は、図3に示す書き込み送りモータ111に
よって駆動される。ロール状の孔版印刷原紙Rから引き
出された孔版印刷用原紙Sは、プラテンローラ31とサ
ーマルヘッド30に挟持され、回転駆動されるプラテン
ローラ31によってサーマルヘッド30に押し付けられ
ながら搬送される。
【0016】図示しない原稿読み取り部が原稿を光学的
に読み取り、電気信号である原稿画像信号に変換してサ
ーマルヘッド30に与える。孔版印刷用原紙Sは、プラ
テンローラ31とサーマルヘッド30との間に挟持さ
れ、プラテンローラ31の回転駆動によって搬送されな
がら、サーマルヘッド30が発生する熱で穿孔製版され
る。
【0017】前記圧板3には、軸33を介して固定部材
32が回動可能に取り付けられている。前記サーマルヘ
ッド30は、この固定部材32に取り付けられている。
サーマルヘッド30が取り付けられた固定部材32は、
付勢ばね34によって下方に向けて付勢されている。そ
して、圧板3を閉じた状態において、サーマルヘッド3
0はプラテンローラ32に付勢ばね34による弾性力を
もって当接するように構成されている。
【0018】圧板3には製版圧モータ113が固定され
ており、製版圧モータ113の回転軸にはカム36が設
けられている。固定部材32には操作片35が一体に設
けられており、前記カム36はこの操作片35を駆動す
る。カム36が回転すれば固定部材32が所定量上下動
する。これによって、サーマルヘッド30は軸33を中
心に所定角度範囲内で上下に往復移動する。即ち、サー
マルヘッド30は、プラテンローラ31との間に孔版印
刷用原紙Sを圧接する製版位置と、プラテンローラから
上方に所定距離離れた待機位置との間で往復する。
【0019】本実施例では、製版圧モータ113で回転
するカム36によってサーマルヘッド30を往復動させ
たが、サーマルヘッド30の移動機構はこれに限定され
ず、他の種々の運動機構乃至駆動源が応用できる。例え
ば図2に例示するように、サーマルヘッドをソレノイド
で移動させてもよい。サーマルヘッド301は軸304
によって圧板3に枢支されており、その軸304の一端
部にはサーマルヘッド駆動用ソレノイド307が連動連
結されている。サーマルヘッド駆動用ソレノイド307
を駆動すれば、サーマルヘッド301は軸302を中心
として所定角度範囲内で往復移動する。即ち、サーマル
ヘッド301は、プラテンローラ302との間に孔版印
刷用原紙Sを挟む製版位置と、プラテンローラ302か
ら上方に所定距離離れた待機位置との間で往復する。
【0020】製版部Bの下方には、製版部Bで製版され
た孔版印刷用原紙Sが一時的に溜め込まれる溜め込み箱
37が設けられている。
【0021】(3)搬送部C 孔版印刷用原紙Sの搬送方向について製版部Bの隣に
は、第1搬送ローラ対40が設けられている。第1搬送
ローラ対40は、従動ローラであるピンチローラ41と
駆動ローラである第1原稿搬送ローラ42から成る。第
1原稿搬送ローラ42は、図3に示す書込み送りモータ
111によって駆動される。ピンチローラ41の軸43
は、圧板3の両側板12,12に形成された上下方向に
長い形状を有する長穴44,44に渡設支持され、該長
孔に沿って上下動自在かつ回転自在とされている。従っ
て、ピンチローラ41は、自重によって第1原稿搬送ロ
ーラ42との間に孔版印刷用原紙Sを挟み、書込み送り
モータ111に駆動された第1原稿搬送ローラ42は該
孔版印刷用原紙Sに所定の搬送力を与える。製版部Bに
おいて感熱穿孔製版された孔版印刷用原紙Sは、第1搬
送ローラ対によって図1において右方向に搬送され、溜
め込み箱37に溜め込まれる。
【0022】孔版印刷用原紙Sの搬送方向について前記
第1搬送ローラ対40の隣には、第2搬送ローラ対50
が設けられている。第2搬送ローラ対50は、ニップロ
ーラ51と第2原稿搬送ローラ52から成る。第2原稿
搬送ローラ52は、図3に示す着版送りモータ112に
よって駆動される。ニップローラ51の軸53は、圧板
3の両側板12,12に形成された上下方向に長い形状
を有する長孔54,54に渡設支持され、該長孔に沿っ
て上下動自在かつ回転自在とされている。従って、ニッ
プローラ51は、自重によって第2原稿搬送ローラ52
との間に孔版印刷用原紙Sを挟み、着版送りモータ11
2に駆動された第2原稿搬送ローラ52は該孔版印刷用
原紙Sに所定の搬送力を与える。尚、搬送ローラは、後
述の原紙カッタ部と版胴の間に設けられてもよい。
【0023】(4)原紙カッタ部60 孔版印刷用原紙Sの搬送方向について第2搬送ローラ対
50の隣には、原紙カッタ部60が設けられている。原
紙カッタ部60は、上下に対をなす固定刃61と可動刃
62からなり、製版済の孔版印刷用原紙Sを一版分ごと
に切断する。
【0024】孔版印刷用原紙Sの搬送方向について原紙
カッタ部60の隣には、光学的に孔版印刷原紙Sの有無
を検出するマスター待機センサ63が固定配置されてい
る。マスター待機センサ63は、原紙カッタ部60と後
述する孔版印刷機構部Dとの間の搬送路に、孔版印刷用
原紙Sが有るか否かを検知する。 (5)孔版印刷機構部D 図1に示すように、孔版印刷機構部Dは、円筒状の版胴
2を有している。版胴2は、自身の中心軸線の周りに回
転可能であり、図3に示すメインモータ109によって
図1において時計廻り方向へ回転駆動される。版胴2の
周壁は、印刷領域に当たる部分がインキ通過性の構造と
されている。
【0025】版胴2の周壁部のインキ不透過領域には、
その外面側に母線の方向に沿ってステージ部70が設け
られている。このステージ部70には、軸72に枢支さ
れて回動する原紙クランプ板71が設けられている。原
紙クランプ板71は、ステージ部70との間に孔版印刷
用原紙Sの一端を挟んで固定する。
【0026】版胴2の外周部の所定位置には、版胴2の
回転方向の位置を確認するために版胴位置確認センサ9
が設けられている。
【0027】版胴2の内部にはスキージローラ80とド
クタロッド81を含むインキ供給機構部が設けられてお
り、版胴2の内周面にインキ82を供給することができ
る。版胴2の下方にはプレスローラ83が上下動自在に
設けられている。プレスローラ83は、版胴2の回転に
同期して上昇し、版胴2の回転に同期して版胴2との間
に供給されてきた印刷用紙Pを版胴2の外周面に押し付
ける。プレスローラ83によって版胴2に押しつけられ
た印刷用紙Pには、版胴2のインキ通過性領域及び孔版
印刷用原紙Sの穿孔部を介してインキが転写され、画像
が印刷される。
【0028】(6)排版部90 図1に示すように、版胴2に関して前記製版部Bと反対
の位置には排版部90が設けられている。排版部90に
は、印刷が終了して原紙クランプ板71から開放された
孔版印刷用原紙Sを案内する剥ぎ取り爪91と、前記剥
ぎ取り爪91によって案内された使用済の孔版印刷用原
紙Sを搬送する排版上ローラ93及び排版下ローラから
なる排版ローラ対と、排版ローラ対によって搬送された
使用済の孔版印刷用原紙Sを収納する排版箱92が設け
られている。
【0029】(7)制御手段 図3は、上述のような機構を備えた製版印刷装置の駆動
を制御する制御手段の構成を示す。マイクロプロセッサ
などにより構成された制御手段としてのCPU101に
は、制御プログラムを格納したROM102と、入力情
報、タイマ計測値、モーターステップ数などを随時記憶
するRAM103とが接続されている。CPU101に
は、版胴位置確認センサ9、タイマT、マスター有無確
認センサ63、製版圧上限スイッチ38、製版圧下限ス
イッチ39、カッタスイッチ64の各々より情報が入力
される。CPU101は、モーター駆動回路104、カ
ッタモータ駆動回路105、パルスモータ駆動回路10
6、パルスモータ駆動回路107、モータ駆動回路10
8の各々へ動作指令を出力する。
【0030】モータ駆動回路104にはメインモータ1
09が、カッタモータ駆動回路105にはカッタ駆動モ
ータ110が、パルスモータ駆動回路106には書込み
送りモータ111が、パルスモータ駆動回路107には
着版送りモータ112が、モータ駆動回路108には製
版圧モータ113が、各々接続されている。
【0031】CPU101は制御プログラムを実行し、
前記サーマルヘッド30と前記プラテンローラ31によ
る孔版印刷用原紙Sの製版が行われる前に、前記搬送ロ
ーラ対50等を駆動して孔版印刷用原紙Sに所定の張力
を与え、孔版印刷用原紙Sに生じている皺や、斜行を補
正する。孔版印刷用原紙Sの製版が行われる前の状態と
は、例えばサーマルヘッド30が上方の待機位置にあっ
て製版前の孔版印刷用原紙Sが搬送される場合であり、
またサーマルヘッド30が下降してプラテンローラ31
との間に孔版印刷用原紙Sを挟持しているが、まだプラ
テンローラ31が駆動されず、製版が行われていない場
合等を指す。
【0032】次に、以上説明した製版印刷装置の作動に
ついて図4及び図5を参照して説明する。図4は、一実
施例の製版印刷装置における着版時の動作を示す流れ図
である。既に製版動作は終了し、製版済の孔版印刷用原
紙Sは溜め込み箱37に溜め込まれ、また孔版印刷用原
紙Sの先端は版胴2に設けられたステージ部70とクラ
ンプ板71に挟持されているものとする。
【0033】まず、版胴位置確認センサ9が、版胴2が
ホームポジションに位置することを確認する(ステップ
10)。本実施例においてホームポジションに位置する
とは、回転する版胴2に設けられたステージ部70等が
最頂位置にある状態を指す。版胴2がホームポジション
にあれば、メインモータ109の駆動が開始され(ステ
ップ20)、版胴2が回り始める。
【0034】また、製版圧モータ113の駆動が開始さ
れ(ステップ20)、製版圧モータ113に連動するカ
ム36が回転し、サーマルヘッド30が上方に退避し始
める。さらに、タイマTがT=0セットされる(ステッ
プ20)。
【0035】サーマルヘッド30の製版圧上限スイッチ
38がオンされると(ステップ30)、製版圧モータ1
13の駆動が停止し(ステップ40)、サーマルヘッド
30の上方への移動が停止する。
【0036】版胴2が所定時間T1回転すると(ステッ
プ50)、カッタ駆動モータ110の駆動が開始される
(ステップ60)。原紙カッタ60の可動刃61が回転
し始め、版胴2方向に搬送されて原紙クランプ板71に
固定されている製版済の孔版印刷用原紙Sを切断する。
【0037】また、製版圧モータ113の駆動が開始さ
れ(ステップ60)、製版圧モータ113に連動するカ
ム36が回転し、サーマルヘッド30が下方へ移動し始
める。
【0038】原紙カッタ60の可動刃61が所定角度回
転し、カッタスイッチ64がオンされると(ステップ7
0)、カッタ駆動モータ105は停止する(ステップ8
0)。書込み送りモータ111と着版送りモータ112
の駆動が開始され(ステップ80)、プラテンローラ3
1と第1及び第2原稿搬送ローラ42,52が回転駆動
される。
【0039】ステップ80において、孔版印刷用原紙S
の製版された先方の部分が切り離された時、まだ製版さ
れていない後方の部分は製版部Bから搬送部Cを通って
原紙カッタ部60に達している。ここで、上述のように
プラテンローラ31と第2原稿搬送ローラ52が回転駆
動されると、この製版されていない孔版印刷用原紙Sに
は搬送方向に所定の大きさの搬送力が作用する。この時
点で、サーマルヘッド30は下降中であり、まだプラテ
ンローラ31と共に孔版印刷用原紙Sを挟持していない
ので、孔版印刷用原紙Sが搬送されることはない。しか
しながら、回転するプラテンローラ31と第2原稿搬送
ローラ52が孔版印刷用原紙Sに与える搬送力は、該孔
版印刷用原紙Sに十分な張力を与え、この孔版印刷用原
紙Sに発生した皺や斜行を矯正することができる。
【0040】サーマルヘッド30の下限スイッチ39が
オンされると(ステップ90)、製版圧モータ113と
書込み送りモータ111が停止し(ステップ100)、
サーマルヘッド30の下方への移動とプラテンローラ3
1の回転が停止する。
【0041】この時点で、孔版印刷用原紙Sはサーマル
ヘッド30とプラテンローラ31に挟持されたが、プラ
テンローラ31は回転を停止したので孔版印刷用原紙S
が搬送されることはない。また、この時点で第2原稿搬
送ローラ52は回転を続けており、未製版の孔版印刷用
原紙Sには皺や斜行を矯正する張力が働いている。即
ち、孔版印刷用原紙Sに発生した皺や斜行を矯正するた
めには、第2原稿搬送ローラ52のみによって搬送力を
与えてもよいし、第2原稿搬送ローラ52とプラテンロ
ーラ31によって搬送力を与えてもよい。
【0042】版胴位置確認センサ9によって、版胴2が
一回転してホームポジションまで戻ってきたことが確認
され(ステップ110)、更にマスター有無確認センサ
63がオフ状態であり、版胴2と原紙カッタ部60の間
に孔版印刷用原紙Sが残存しないことが確認されると
(ステップ120)、書込み送りモータ111の駆動が
開始され(ステップ140)、プラテンローラ31が回
転を始めて未製版の孔版印刷用原紙Sが版胴2方向に搬
送される。
【0043】また、ステップ120において版胴2と原
紙カッタ部60の間に孔版印刷用原紙Sが残存している
ことが確認されると、製版済の孔版印刷用原紙Sの版胴
2への巻き付けが完了していないと判断され、エラーと
して処理される(ステップ130)。使用者に対しては
エラー表示が成される。
【0044】プラテンローラ31の駆動により、孔版印
刷用原紙Sは、原紙収納部Aに収納されたロール状の孔
版印刷用原紙Rから繰り出されて搬送されていく。マス
ター有無確認センサ63がオンとなり、孔版印刷用原紙
Sの先端が原紙カッタ部60と版胴2の間の所定位置ま
で達していることが確認されると(ステップ150)、
タイマTがT=0に設定される(ステップ160)。続
けて所定時間T=T2が計時されると(ステップ17
0)、書込み送りモータ111と着版送りモータ112
が停止し(ステップ180)、プラテンローラ31と第
1及び第2原稿搬送ローラ42,52の回転が停止さ
れ、孔版印刷用原紙Sは搬送路上の所定位置にて停止さ
れる。
【0045】版胴位置確認センサ9が、版胴2が二回転
してホームポジションに来たことを確認すると(ステッ
プ190)、メインモータ109が停止して(ステップ
200)版胴2の回転が停止する。以上で、製版済みの
孔版印刷用原紙Sを切断して版胴2に装着する着版動作
が終了し、未製版の孔版印刷用原紙Sは次回の製版工程
に備えて待機する。
【0046】次に図5を参照して本実施例の他の動作を
説明する。ロール状の孔版印刷用原紙Rを使い切った場
合や、孔版印刷用原紙Sが搬送経路上で詰まった場合に
は、サーマルヘッド30が設けられた圧板3を開放し、
新たなロール体Rを設定したり、詰まった孔版印刷用原
紙Sを取り除く。
【0047】そして、ロール状の孔版印刷用紙Rから引
き出した孔版印刷用原紙Sを、プラテンローラ31と第
1及び第2原稿搬送ローラ42,52の上に設定する。
圧板3を閉止すると、孔版印刷用原紙Sは、サーマルヘ
ッド30とプラテンローラ31、第1及び第2搬送ロー
ラ対40,50によって挟まれる。圧板3を閉止する
と、圧板スイッチ5がオンされ(ステップ210)、書
込み送りモータ111と着版送りモータ112の駆動が
開始され(ステップ220)、プラテンローラ31と第
1及び第2原稿搬送ローラ42,52が回転し始め、孔
版印刷用原紙Sは版胴2側に搬送される。
【0048】版胴2側に搬送される孔版印刷用原紙Sに
よってマスタ有無確認センサ63がオンすると(ステッ
プ230)、タイマTがT=0に設定される(ステップ
240)。続けて所定時間T=T3が計時されると(ス
ッテプ250)、書込み送りモータ111と着版送りモ
ータ112が停止し(ステップ260)、プラテンロー
ラ31と第1及び第2原稿搬送ローラ42,52の回転
が停止する。孔版印刷用原紙Sは次回の製版に備えて待
機する。
【0049】また、製版圧モータ113の駆動が開始さ
れ(ステップ260)、製版圧モータ113に連動する
カム36が回転して、サーマルヘッド30が上昇し始め
る。製版圧上限スイッチ38がオンされると(ステップ
270)、製版圧モータ113が停止して(ステップ2
80)、サーマルヘッド30の上昇が停止する。
【0050】また、書込み送りモータ111と着版送り
モータ112の駆動が開始され(ステップ280)、プ
ラテンローラ31と第1及び第2原稿搬送ローラ42,
52が回転し始める。
【0051】タイマTがT=0に設定され(ステップ2
80)、続けて所定時間T=T4が計時される(ステッ
プ290)。所定時間T=T4の間、書込み送りモータ
111と着版送りモータ112は駆動を続け、待機状態
にある孔版印刷用原紙Sに所定の搬送力を与える。孔版
印刷用原紙Sには適当な張力が働き、孔版印刷用原紙S
に発生した皺や斜行が矯正される。
【0052】所定時間T=T4経過後、書込み送りモー
タ111と着版送りモータ112が停止し(ステップ3
00)、プラテンローラ31と第1及び第2原稿搬送ロ
ーラ42,62が停止する。また、製版圧モータ113
の駆動が開始され(ステップ300)、製版圧モータと
連動するカム36が回転してサーマルヘッド30が下方
へ移動し始める。
【0053】製版圧下限スイッチ39がオンされると
(ステップ310)、製版圧モータ113が停止し(ス
テップ320)、サーマルヘッド30の下方への移動が
完了する。以上で、次回の製版工程で製版される未製版
の孔版印刷用原紙Sに発生した皺や斜行が矯正される。
【0054】孔版印刷用原紙Sに発生する皺や斜行を防
止するために回転駆動される搬送ローラ対やプラテンロ
ーラの回転速度は、孔版印刷用原紙Sを搬送する際の回
転速度より早くてもよい。
【0055】以上説明した実施例では、搬送ローラ対が
2組設けられていたが、1組又は2組以上設けてもよ
い。
【0056】本発明は、サーマルヘッドとプラテンロー
ラによって孔版印刷用原紙を製版する時以外の時に、孔
版印刷用原紙に接触しているローラ部材を回転させて孔
版印刷用原紙の搬送方向に張力を与えて、孔版印刷用原
紙に生じている皺等を直すものである。製版時以外であ
れば、孔版印刷用原紙がサーマルヘッドとプラテンロー
ラに挟まれていても、挟まれていなくても、ローラ部材
を回転させて孔版印刷用原紙に張力を加えてよい。ま
た、孔版印刷用原紙に張力を与えるローラ部材は、搬送
ローラ対のみでもよいし、搬送ローラ対及びプラテンロ
ーラの両方でもよい。搬送ローラ対が複数対ある場合に
は、その全部を利用してもよいし、そのなかの一部を利
用してもよい。
【0057】以上説明した実施例では、サーマルヘッド
が搬送路中の孔版印刷用原紙に対して昇降自在の構造と
されていたが、サーマルヘッドの位置が固定されている
製版印刷装置に対しても本発明を適用できる。そのよう
な製版印刷装置では、サーマルヘッドとプラテンローラ
は常に接した状態にあるので、原紙収納部に張力付与手
段を設ける必要がなく、また、製版時以外の時期に孔版
印刷用原紙に張力を加えるためには、プラテンローラが
回転していない時に搬送ローラ対を回転させればよい。
【0058】
【発明の効果】本発明の製版印刷装置によれば、製版前
の孔版印刷用原紙に搬送ローラ対等によって適当な張力
を加えることにより、この孔版印刷用原紙に発生してい
る皺や斜行を矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の製版印刷装置の概略断面図である。
【図2】一実施例の製版印刷装置における他の構成例を
示す概略断面図である。
【図3】一実施例の製版印刷装置における制御系の構成
を示すブロック図である。
【図4】一実施例の製版印刷装置の動作を示す流れ図で
ある。
【図5】一実施例の製版印刷装置の動作を示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
1 製版印刷装置 2 版胴 30 サーマルヘッド 31 プラテンローラ 40,50 搬送ローラ対 60 原紙カッタ部 101 制御手段としてのCPU A 原紙収納部 R,S 孔版印刷用原紙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−219032(JP,A) 特開 平6−143781(JP,A) 特開 昭62−146626(JP,A) 特開 平6−227110(JP,A) 特開 平6−255226(JP,A) 特開 平7−132672(JP,A) 実公 平4−15485(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/04 B41L 13/14 B41L 13/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の孔版印刷用原紙が収納され、
    前記孔版印刷用原紙の搬送に負荷を与える張力付与手段
    が設けられた原紙収納部と、 回転駆動されるプラテンローラと、前記プラテンローラ
    に対して接離自在に設けられ前記原紙収納部から引き出
    された前記孔版印刷用原紙に感熱穿孔を行うサーマルヘ
    ッドとが設けられた製版部と、 前記プラテンローラと前記サーマルヘッドによって挟持
    搬送された前記孔版印刷用原紙に所定の搬送力を与える
    少なくとも一つの搬送ローラ対を含む搬送部と、 前記搬送ローラ対を通過して搬送された孔版印刷用原紙
    を切断する原紙カッタ部と、 前記搬送部によって送り出された製版済の前記孔版印刷
    用原紙が巻装されて内部からインキを供給する円筒状の
    版胴と、該版胴に所定のタイミングで送り出される印刷
    用紙を該版胴に押圧して印刷を行うプレスローラとが設
    けられた印刷機構部と、を有する製版印刷装置において、 製版動作が終了した後に前記版胴が回り始めるとともに
    前記サーマルヘッドが上方に退避し、前記版胴が所定時
    間回転して製版済みの孔版原紙が巻装された後に前記原
    紙カッタが駆動されて製版済みの孔版原紙を切断し、そ
    の後前記サーマルヘッドが下方へ移動し始め、前記孔版
    印刷用原紙を前記プラテンローラとの間に挟持しない下
    降中に、前記搬送ローラ対を駆動して前記孔版印刷用原
    紙に前記搬送ローラ対の搬送力によって張力を与えるこ
    とにより、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラに
    よる前記孔版印刷用原紙の製版に先立って、前記孔版原
    紙に発生した皺や斜行を矯正するように制御する制御手
    を有することを特徴とする製版印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製版印刷装置であって、 前記サーマルヘッドが孔版印刷用原紙を前記プラテンロ
    ーラとの間に挟持しない位置にあるとき、前記制御手段
    が、更に前記プラテンローラを駆動して前記孔版印刷用
    原紙に前記所定の張力を与えることを特徴とする製版印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 ロール状の孔版印刷用原紙が収納され、
    前記孔版印刷用原紙の搬送に負荷を与える張力付与手段
    が設けられた原紙収納部と、 回転駆動されるプラテンローラと、前記プラテンローラ
    に対して接離自在に設けられ前記原紙収納部から引き出
    された前記孔版印刷用原紙に感熱穿孔を行うサーマルヘ
    ッドとが設けられた製版部と、 前記プラテンローラと前記サーマルヘッドによって挟持
    搬送された前記孔版印刷用原紙に所定の搬送力を与える
    少なくとも一つの搬送ローラ対を含む搬送部と、 前記搬送ローラ対を通過して搬送された孔版印刷用原紙
    を切断する原紙カッタ部と、 前記搬送部によって送り出された製版済の前記孔版印刷
    用原紙が巻装されて内部からインキを供給する円筒状の
    版胴と、該版胴に所定のタイミングで送り出される印刷
    用紙を該版胴に押圧して印刷を行うプレスローラとが設
    けられた印刷機構部と、 前記サーマルヘッドと前記搬送ローラ対の一方が取り付
    けられ、前記孔版印刷用原紙の搬送路の上方に開閉可能
    に設けられた圧板と、 を有する製版印刷装置において、 圧板を開放してロール状の孔版印刷用原紙から引き出し
    た孔版印刷用原紙を前記プラテンローラと前記搬送ロー
    ラ対の他方の上に設定した後に圧板を閉止した場合に、
    前記プラテンローラと前記搬送ローラ対を駆動して前記
    孔版印刷用原紙を次回の製版に備えて待機する位置まで
    搬送し、前記サーマルヘッドを上昇させ、前記プラテン
    ローラと前記搬送ローラ対を駆動して前記孔版印刷用原
    紙に前記プラテンローラ及び前記搬送ローラ対の搬送力
    による張力を与えて前記孔版原紙に発生した皺や斜行を
    矯正し、その後前記サーマルヘッドを下方へ移動させる
    ように制御する制御手段を有することを特徴とする製版
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 ロール状の孔版印刷用原紙を収納する原
    紙収納部と、 回転駆動されるプラテンローラと、前記プラテンローラ
    に対して接離自在に設けられ前記原紙収納部から引き出
    された前記孔版印刷用原紙に感熱穿孔を行うサーマルヘ
    ッドとが 設けられた製版部と、 前記プラテンローラと前記サーマルヘッドによって挟持
    搬送された前記孔版印刷用原紙に所定の搬送力を与える
    少なくとも一つの搬送ローラ対を含む搬送部と、 前記搬送ローラ対を通過して搬送された孔版印刷用原紙
    を切断する原紙カッタ部と、 前記搬送部によって送り出された製版済の前記孔版印刷
    用原紙が巻装されて内部からインキを供給する円筒状の
    版胴と、該版胴に所定のタイミングで送り出される印刷
    用紙を該版胴に押圧して印刷を行うプレスローラとが設
    けられた印刷機構部と、 を有する製版印刷装置において、 前記サーマルヘッドが前記孔版印刷用原紙を前記プラテ
    ンローラとの間に挟持する位置にあるとき、前記搬送ロ
    ーラ対のみを駆動して前記孔版印刷用原紙に前記搬送ロ
    ーラ対の搬送力による張力を与えて前記孔版原紙に発生
    した皺や斜行を矯正するように制御する制御手段を有す
    ることを特徴とする製版印刷装置。
  5. 【請求項5】 ロール状の孔版印刷用原紙を収納する原
    紙収納部と、 前記原紙収納部から引き出された前記孔版印刷用原紙に
    感熱穿孔を行うサーマルヘッドと、前記サーマルヘッド
    と常に接した状態で回転駆動されるプラテンローラとが
    設けられた製版部と、 前記プラテンローラと前記サーマルヘッドによって挟持
    搬送された前記孔版印刷用原紙に所定の搬送力を与える
    少なくとも一つの搬送ローラ対を含む搬送部と、 前記搬送ローラ対を通過して搬送された前記孔版印刷用
    原紙を切断する原紙カッタ部と、 前記搬送部によって送り出された製版済の前記孔版印刷
    用原紙が巻装されて内部からインキを供給する円筒状の
    版胴と、該版胴に所定のタイミングで送り出される印刷
    用紙を該版胴に押圧して印刷を行うプレスローラとが設
    けられた印刷機構部と、を有する製版印刷装置において、 前記プラテンローラが駆動されないとき、前記搬送ロー
    ラ対を駆動して前記孔版印刷用原紙に前記搬送ローラ対
    の搬送力による張力を与えて前記孔版原紙に発生した皺
    や斜行を矯正するように制御する制御手段を有すること
    を特徴とする製版印刷装置。
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