JPH10119413A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置Info
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- JPH10119413A JPH10119413A JP27978796A JP27978796A JPH10119413A JP H10119413 A JPH10119413 A JP H10119413A JP 27978796 A JP27978796 A JP 27978796A JP 27978796 A JP27978796 A JP 27978796A JP H10119413 A JPH10119413 A JP H10119413A
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- JP
- Japan
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- plate cylinder
- solenoid
- paper
- roller
- press roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
に行わせることができる印刷装置を提供する。 【解決手段】 版胴2が一回転する度に、給紙される用
紙4を検知したときにソレノイド34を所定時間だけ駆
動した後に通電を遮断するようにした。これにより、次
に給紙される印刷用紙がない場合には、加圧部材28が
係止部材32により保持される事前に時間的に余裕をも
ってソレノイド34を非励磁状態に復帰させることがで
きる。したがって、カム31の突部30が加圧部材28
に乗り上げている時間が短い場合でも、加圧部材28と
係止部材32とを速やかに且つ確実に係合させ、プレス
ローラ6を所望の時期に版胴2から離反させることがで
きる。
Description
巻き付けた製版済みのマスタに位置を合わせて印刷用紙
を給紙し、この印刷用紙をマスタを介して版胴に押し付
け、版胴内のインキを版胴の孔及びマスタの穿孔から滲
み出させて印刷用紙にインキを転移させることにより印
刷用紙に画像を印刷する孔版印刷装置等の印刷装置に関
する。
ないし図3を参照して孔版印刷装置の構造及び動作につ
いて説明する。製版済みのマスタ1が巻き付く版胴2が
回転自在に設けられている。この版胴2の周囲には、マ
スタ1を加熱穿孔して製版し、マスタ1を版胴2へ給版
する製版部3と、給紙部(図示せず)から給紙された印
刷用紙4を版胴2に巻き付いたマスタ1の進行にタイミ
ングを合わせて搬送する一対のレジストローラ5と、こ
のレジストローラ5から給紙された印刷用紙4をマスタ
1を介して版胴2に押し付けるプレスローラ6と、印刷
済みの印刷用紙4を版胴2から剥離する剥離爪7と、こ
の剥離爪7により剥離された印刷用紙4を格納する排紙
部8とが配置されている。
に沿って、回転駆動されるプラテンローラ10、このプ
ラテンローラ10に対して接離自在に支持されたサーマ
ルヘッド11、マスタ1を切断するカッタ12、一対の
搬送ローラ13,14、マスタ1を下から支えるガイド
板15等を順次配置することにより形成されている。マ
スタ1のロール芯1a、プラテンローラ10、搬送ロー
ラ13,14等は、印刷装置の本体ケースの側板(図示
せず)に回転自在に支持されている。
bとが形成されている。開口部2bには樹脂又は金属の
網体により形成されたメッシュスクリーンが設けられて
いる。この版胴2は、その両端部に固定されたフランジ
(図示せず)が、印刷装置の側板に固定的に支持された
インキパイプ16に回転自在に支持され、時計方向に駆
動される。また、版胴2の内部には、この版胴2の内周
面に接触するインキローラ17とドクターローラ18と
が僅かの隙間を開けて回転自在に設けられ、これらのイ
ンキローラ17とドクターローラ18との間でインキパ
イプ16の下端に形成された供給穴19から滴下するイ
ンキを受けるインキ溜め20を形成している。インキパ
イプ16には、版胴2の外部に設けられたインキパック
(図示せず)からインキが供給される。また、版胴2の
外周面には、非開口部2aの部分で前記マスタ1の先端
を挟持するステージ21とクランパ22とが取り付けら
れている。ステージ21は、磁性体により形成されて版
胴2の軸心方向に沿う長さを有する。クランパ22は、
ステージ21の長手方向に沿って配置されたクランパ軸
23を支軸として回転自在に支持されている。
体に回転するローラ支持部材25の一端に回転自在に支
持されている。また、アーム軸24の端部には、中間部
にピン26が植設され下端にカムフォロワ27を有する
加圧部材28が固定されている。この加圧部材28とロ
ーラ支持部材25とは付勢部材29により一方向に付勢
されている。その付勢方向はプレスローラ6が版胴2に
接触する方向である。さらに、付勢部材29の付勢力に
抗してカムフォロワ27を押圧する突部30を有するカ
ム31が、版胴2の回転運動と同期回転するように設け
られている。
り前記加圧部材28を保持することで前記ローラ支持部
材25を前記版胴2から離反状態に維持する係止部材3
2が支軸33を中心に回動自在に設けられている。この
係止部材32は、自重又は図示しないスプリングにより
反時計方向に付勢されている。このような係止部材32
はソレノイド34に連結されている。
板35を検知することにより、版胴2の回転位置を二箇
所で検出する位置センサ36,37と、前記レジストロ
ーラ5の下流側で印刷用紙4を検知する用紙センサ38
とが設けられている。
原稿読取部に原稿がセットされ、スタート釦を押すこと
等によりスタート信号が出されると、図示しないモータ
により版胴2が反時計方向に駆動される。この過程で、
それまでに版胴2に巻き付けられていたマスタ1が排版
装置(図示せず)により剥離されて廃棄され、版胴2は
クランパ22が略真上に達したときに停止される。この
停止時では、クランパ22がクランパ軸23を中心に開
放方向に回動し給版待機状態に維持される。
取られ、その読取画像がCCDセンサに結像されると、
CCDセンサにより電気信号に変換された画像データ
(アナログデータ)がA/D変換器によりデジタルデー
タに変換され、製版制御装置等を経由してサーマルヘッ
ド11に出力される。すなわち、サーマルヘッド11に
ライン状に配列された発熱素子が画像データに基づいて
選択的に通電されるとともに、プラテンローラ10、搬
送ローラ13,14が駆動されてマスタ1を版胴2側に
搬送する。これにより、マスタ1には画像データに基づ
いて穿孔によるドットが形成される。
ラ13,14を駆動するステッピングモータのステップ
数をカウントすることにより、マスタ1の先端がクラン
パ22に届いたと判断されると、図示しない開閉装置に
よりクランパ22が閉じられ、マスタ1の先端がクラン
パ22と版胴2上のステージ21との間で挾持される。
続いて、版胴2がマスタ1の搬送速度と略等しい周速度
をもって駆動されて、版胴2の外周へのマスタ1の巻き
付けが行われる。そして、ステッピングモータのステッ
プ数より製版が完了したと判断されると、カッタ12が
作動しマスタ1が切断されるとともに、プラテンローラ
10及び搬送ローラ13,14が停止される。そして、
版胴2がさらに回転することにより、版胴2へのマスタ
1の巻き付けが完了する。
けが完了すると、図示しない給紙トレイに積載されてい
る印刷用紙4が分離給紙装置により給紙され、その印刷
用紙4が版胴2の回転運動に同期して回転するレジスト
ローラ5により版胴2とプレスローラ6との間に搬送さ
れる。この印刷に際しては、プレスローラ6により印刷
用紙4を版胴2の外周に押しつける。
領域においては印刷用紙4を版胴2に押圧して回転し、
非開口部2aに設けたクランプ22には接触しないよう
に版胴2から離反される。その接離動作について説明す
る。図2は加圧部材28のカムフォロワ27がカム31
の突部30に押圧されているため、加圧部材28とアー
ム軸24とローラ支持部材25とがアーム軸24の軸心
回りに反時計方向に回動し、プレスローラ6が版胴2か
ら離反する状態である。ピン26と係止部材32との係
脱は、カム31の突部30がカムフォロワ27に乗り上
げている期間に行われるようになっている。すなわち、
この状態でソレノイド34を励磁すると、プランジャが
上方に吸引され、係止部材32が支軸33を中心に時計
方向に回動してピン26との係合が解除される。したが
って、カム31が反時計方向に回転してカムフォロワ2
7から突部30が離れると、図3に示すように、加圧部
材28とアーム軸24とローラ支持部材25とが付勢部
材29の付勢力によりアーム軸24の軸心回りに回動
し、プレスローラ6が版胴2に接触する。なお、カム3
1は版胴2が一回転すると反時計方向に一回転するよう
に構成されている。
接離動作の従来の制御方法を、図6のタイムチャートを
参照して説明する。印刷用紙4は版胴2の回転位置に合
わせて供給されるので、印刷用紙4が所定の位置に到達
したときに、プレスローラ6を版胴2側に変位させて印
刷用紙4を版胴2に圧接させる。すなわち、版胴2と一
体に回転する遮蔽板35を位置センサ36が検知して
“位置センサ(B)”の検知信号を出力すると、これを
トリガとしてレジストローラ5が駆動され印刷用紙4が
プレスローラ6の方向に向かう。その印刷用紙4の先端
を用紙センサ38が検出して“用紙検知(C)”又は
“用紙検知(D)”の用紙検知信号を出力すると、ソレ
ノイド34が励磁される。“ソレノイド(E)”“ソレ
ノイド(F)”はソレノイド34に印加する電圧を出力
する時期を示す。このときの励磁タイミングは、図1,
2に示すように、カム31の突部30が加圧部材28の
カムフォロワ27に乗り上げている期間(カムリフト
(A)と称する)である。このカムリフト(A)中にソ
レノイド34が励磁されると係止部材32が支軸33を
中心に時計方向に回動してピン26から外れるので、前
述したようにプレスローラ6が版胴2に接触する。
数枚の印刷用紙4に印刷する場合、最後の印刷用紙4に
印刷されるまで、ソレノイド34は励磁され続けてい
る。この間、加圧部材28は係止部材32から解放され
て自由状態であるため、版胴2が一回転する度に、換言
すれば一枚の印刷の度に、加圧部材28がカム31の突
部30に押圧されてプレスローラ6を版胴2から離反さ
せたり、付勢部材29の付勢力によって回動してプレス
ローラ6を版胴2に接触させる動作を繰り返す。
おいて印刷位置を移動させるために天地移動と称される
操作が行われることがある。この天地移動は、版胴2に
供給する印刷用紙4の給紙タイミングを早くするか遅ら
せることにより行われる。この場合には、用紙センサ3
8が印刷用紙4を検出する時期、ソレノイド34を励磁
する時期が変わる。図6に示す“用紙検知(C)”“用
紙検知(D)”は検知時期の違いを示している。これに
伴い、ソレノイド34に電圧を出力する時期を“ソレノ
イド(E)”又は“ソレノイド(F)”のように変えて
いる。
2の外周にはクランパ22を保持する非開口部2aと印
刷領域となる開口部2bとが形成されている。この開口
部2bの円周方向の長さは、A3サイズの印刷用紙4を
用いる場合には420mm程の長さを必要とする。近年
は、マスタ1等の消費量を低減するため、或いは、装置
の小型化を目的として、版胴2の外径を小さくする要求
がある。しかし、印刷領域は一定以上確保しなければな
らないので非開口部2aの領域が狭くなる。印刷領域と
なる開口部2bにおいてはプレスローラ6により印刷用
紙4を版胴2に接触させなければならないので、非開口
部2aへのプレスローラ6の干渉を防止するためには短
時間の中でプレスローラ6を接離させることが要求され
る。近年は高速印刷の要求が高いので、益々プレスロー
ラ6の接離動作の高速化が求められる。
で接触させるには、吸引力の高いソレノイド34を用い
ることにより実現できるが、非励磁時には、質量のある
プランジャや係止部材32を動かす負荷、ソレノイド3
4のコイルに逆起電力が発生することによる負荷等によ
り、係止部材32の復帰動作が遅くなる。係止部材32
の復帰が遅れると、カム31の突部30により加圧部材
28が押圧されている短い期間(非開口部2aからプレ
スローラ6が離れている期間)中に、加圧部材28のピ
ン26に係止部材32が係合しないことがある。
際し、印刷用紙4の給紙のタイミングを早めた場合、
“用紙検知(C)”から非開口部2aの長さに対応する
“カムリフト(A)”の終端までの期間aは比較的長く
とれるが、給紙のタイミングを遅らせた場合、“用紙検
知(D)”から“カムリフト(A)”の終端までの期間
bは短い。このように印刷用紙4の給紙のタイミングを
遅らせた場合には、用紙センサ38が印刷用紙4の後端
の通過を検知した後に次の印刷用紙4の有無を検知し、
次の印刷用紙4がないときにソレノイド34への通電を
遮断するが、このときから“カムリフト(A)”の終端
までの期間がc(図6、ソレノイド(F)参照)と短く
なるので、この短い時間に係止部材32を加圧部材28
のピン26に係合させることが益々困難になる。
ムの発生により、用紙センサ38が印刷用紙4を検知し
ない場合に、係止部材32で加圧部材28を保持する時
期を失すると、版胴2の上に印刷用紙4が存在しないに
も拘らず、プレスローラ6が版胴2の開口部2bに接触
しインキで汚れてしまう。プレスローラ6は印刷用紙4
を版胴2に押圧するものであるから、汚れたまま使用す
ると印刷用紙4の裏面がプレスローラ6上のインキで汚
れてしまう。
ので、版胴に対するプレスローラの接離動作を確実に行
わせることができる印刷装置を提供する。
済みのマスタを外周面で保持する回転自在の版胴と、こ
の版胴の外周に給紙される印刷用紙を検知する用紙セン
サと、プレスローラを回転自在に支持し付勢部材の付勢
力により前記プレスローラを前記版胴に対して接触させ
る変位自在のローラ支持部材と、このローラ支持部材と
一体に協動する加圧部材を前記付勢部材の付勢力に抗し
て押圧する突部を外周の一部に有して前記版胴の回転運
動に同期回転するカムと、ソレノイドに駆動されて前記
加圧部材を保持することにより前記ローラ支持部材を前
記版胴から離反状態に維持する係止部材と、前記用紙セ
ンサの検知信号により前記版胴の一回転動作毎に前記ソ
レノイドを所定時間だけ駆動するソレノイド制御手段と
を具備する。したがって、版胴が一回転する度に、給紙
される用紙が検知されてソレノイドが所定時間だけ駆動
された後に通電が遮断されるめ、次に給紙される印刷用
紙がない場合にはソレノイドへの通電が遮断された状態
に維持される。したがって、加圧部材が係止部材により
保持される事前に時間的に余裕をもってソレノイドを非
励磁状態に復帰させることが可能となる。
て、ソレノイド制御手段は、版胴の回転位置を検知して
ソレノイドへの通電を遮断する時期を設定する位置セン
サを具備する。したがって、版胴の回転速度を変化させ
た場合にも、ソレノイドへの通電の遮断制御を一定の時
期に確実に行うことができる。
ないし図4に基づいて説明する。図1ないし図3におけ
る機構的な構成及びこの構成による作用については、既
に説明したので詳述を避ける。
周面で保持する回転自在の版胴2と、この版胴2の外周
に給紙される印刷用紙4を検知する用紙センサ38と、
プレスローラ6を回転自在に支持し付勢部材29の付勢
力によりプレスローラ6を版胴2に対して接触させる変
位自在のローラ支持部材25と、このローラ支持部材2
5と一体に協動する加圧部材28を付勢部材29の付勢
力に抗して押圧する突部30を外周の一部に有して版胴
2の回転運動に同期回転するカム31と、ソレノイド3
4に駆動されて加圧部材28を保持することによりロー
ラ支持部材25を版胴2から離反状態に維持する係止部
材32と、用紙センサ38の検知信号により版胴2の一
回転動作毎にソレノイド34を所定時間だけ駆動するソ
レノイド制御手段とを具備する。
本実施の形態におけるソレノイド制御手段について説明
する。“カムリフト(A)”は、プレスローラ6を版胴
2から離反させる期間に相当するカム31の突部30が
加圧部材28のカムフォロワ27に乗り上げる期間、
“位置センサ(B)”は、版胴2と一体に回転する遮蔽
板35を位置センサ36が検知したときに出力する検知
信号、“用紙検知(G)”は、用紙センサ38が印刷用
紙4を検知したときに出力する検知信号、“ソレノイド
(H)”は、ソレノイド34に電圧を印加する期間を表
わす。この場合、ソレノイド34に電圧を印加する時期
は“用紙検知(G)”の出力により決定されるが、印加
する時間の長さsはタイマ(図示せず)により設定され
る。
巻回した後に開始される。すなわち、版胴2が時計方向
に所定角度回転すると、その位置を位置センサ36が検
知する。このときに位置センサ36が出力する“位置セ
ンサ(B)”の検知信号をトリガとしてレジストローラ
5が回転し、それまでに分離給紙装置によって給紙され
た印刷用紙4をレジストローラ5が搬送するので、その
直後に用紙センサ38が印刷用紙4を検知する。このと
きに用紙センサ38が出力する“用紙検知(G)”の検
知信号により、ソレノイド制御手段がソレノイド34に
電圧を印加し、タイマがタイムアップしたときにソレノ
イド34への通電を遮断する。
は、図2及び図4に示すようにカム31の突部30が加
圧部材28のカムフォロワ27に乗り上げている期間で
あるので、係止部材32はソレノイド34に駆動されて
上昇し、加圧部材28を解放する。これにより、前述し
たように、プレスローラ6が印刷用紙4を版胴2に押圧
する。
材28のカムフォロワ27に乗り上げるまでの間には、
タイマがタイムアップしたときにソレノイド34への通
電を遮断する。これにより、図3に示すように、係止部
材32はソレノイド34のプランジャとともに下方に復
帰するが、ピン26の位置が合っていないタイミングで
は、係止部材32は先端がピン26に当接した状態に維
持される。この状態から、カム31の反時計方向への回
転が進行し、突部30がカムフォロワ27に乗り上げ始
めると、加圧部材28はローラ支持部材25とともに復
帰スプリング29の付勢力に抗して反時計方向に戻り、
この戻る過程でピン26が係止部材32に係合する。こ
の係合した状態は図2に示す状態と同様で、この状態で
は、カム31が回転しても加圧部材28は係止部材32
により静止状態に保持される。
の画像を一枚の印刷用紙4に印刷する度に、ソレノイド
34への通電が遮断されるため、次に給紙される印刷用
紙4がない場合にはソレノイド34への通電が遮断され
た状態に維持される。したがって、加圧部材28が係止
部材32により保持される事前に時間的に余裕をもって
ソレノイド34を非励磁状態に復帰させることができる
ので、カム31の突部30が加圧部材28のカムフォロ
ワ27に乗り上げている時間が短い場合でも、加圧部材
28と係止部材32とを速やかに且つ確実に係合させ、
プレスローラ6を所望の時期に版胴2から離反させるこ
とができる。
いし図3及び図5に基づいて説明する。図5において、
“カムリフト(A)”は、プレスローラ6を版胴2から
離反させる期間に相当する。換言すれば、カム31の突
部30が加圧部材28のカムフォロワ27に乗り上げる
期間である。“位置センサ(B)”は、版胴2と一体に
回転する遮蔽板35を位置センサ36が検知したときに
出力する検知信号、“用紙検知(G)”は、用紙センサ
38が印刷用紙4を検知したときに出力する検知信号で
ある。以上は図4に示す場合と同様である。“センサ位
置(I)”は、版胴2と一体に回転する遮蔽板35を位
置センサ37(図1参照)が検知したときに出力する検
知信号で、これは版胴2の回転がさらに進行した段階の
検知信号である。“ソレノイド(J)”は、ソレノイド
34に電圧を印加する期間を表わす。本実施の形態にお
けるソレノイド制御手段は、ソレノイド34への通電を
遮断する時期を設定する位置センサ37を具備してい
る。
転させ、版胴2の一回転毎にソレノイド34に通電する
時間を1秒間とする場合には、前実施の形態(図4参
照)でも十分に対応することができる。しかし、版胴2
を例えば60rpmの高速で回転させ、版胴2が一回転
する度にソレノイド34を1秒間駆動すると、ソレノイ
ド34への通電を遮断する時間がなくなってしまう。
ド制御手段は、版胴2の回転位置を検知してソレノイド
34への通電を遮断する時期を設定する位置センサ37
を具備するので、版胴2を例えば60rpmの高速で回
転させた場合でも、ソレノイド34への通電の遮断制御
を一定の時期に確実に行うことができる。
いし図3に示すように、ソレノイド34に通電したとき
にプランジャを上方へ吸引させ係止部材32を上方に回
動させて加圧部材28を解放し、ソレノイド34への通
電を遮断したときにプランジャを下方に突出させて係止
部材32を加圧部材28に係合させた状態で説明した
が、ソレノイド34を通電した時のプランジャの移動方
向は、例えば、係止部材32を加圧部材28のピン26
に下から係合させるように配置したり、ソレノイド34
を係止部材32の下方に配置する等の配置関係の選択に
よって異なるが、このような部品配置の変更は何ら問題
はない。
胴2内のインキを版胴2の孔及びマスタ1の穿孔から滲
み出させて印刷用紙4にインキを転移させているが、例
えば、特開平7−17013号公報に記載されているよ
うに、版胴の外周面に未貫通孔のパターンを形成したマ
スタを巻き付け、版胴の外周側からマスタの未貫通孔に
インキを供給し、このマスタの未貫通孔パターン上のイ
ンクを印刷用紙上に転移させる印刷装置であってもよ
い。また、貫通孔のパターンを形成したマスタを版胴に
巻き付ける場合であっても、版胴の外周側からマスタの
貫通孔にインキを供給し、貫通孔パターン上のインクを
印刷用紙上に転移させる印刷装置であってもよい。
を支持するローラ支持部材を付勢部材により版胴の方向
に付勢して変位自在に設け、ローラ支持部材と一体に協
動する加圧部材を前記付勢部材の付勢力に抗して押圧す
る突部を外周の一部に有して前記版胴の回転運動に同期
回転するカムを設け、ソレノイドに駆動されて前記加圧
部材を保持することにより前記ローラ支持部材を前記版
胴から離反状態に維持する係止部材を設け、用紙センサ
の検知信号により前記版胴の一回転動作毎に前記ソレノ
イドを所定時間だけ駆動するソレノイド制御手段を設け
たので、版胴が一回転する度に、給紙される印刷用紙を
検知したときにソレノイドを所定時間だけ駆動した後に
通電を遮断することができる。これにより、設定した枚
数の印刷が終了したり、ジャムが発生すること等によっ
て次に給紙される印刷用紙がない場合には、加圧部材が
係止部材により保持される事前に時間的に余裕をもって
ソレノイドを非励磁状態に復帰させることができる。し
たがって、カムの突部が加圧部材に乗り上げている時間
が短い場合でも、加圧部材と係止部材とを速やかに且つ
確実に係合させ、プレスローラを所望の時期に版胴から
離反させることができる。
手段は、版胴の回転位置を検知してソレノイドへの通電
を遮断する時期を設定する位置センサを具備するので、
版胴の回転速度を変化させた場合にも、ソレノイドへの
通電の遮断制御を一定の時期に確実に行うことができ
る。
を、その一部を断面にして示す正面図である。
正面図である。
面図である。
ある。
ノイドの動作を制御するタイムチャートである。
ートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 製版済みのマスタを外周面で保持する回
転自在の版胴と、この版胴の外周に給紙される印刷用紙
を検知する用紙センサと、プレスローラを回転自在に支
持し付勢部材の付勢力により前記プレスローラを前記版
胴に対して接触させる変位自在のローラ支持部材と、こ
のローラ支持部材と一体に協動する加圧部材を前記付勢
部材の付勢力に抗して押圧する突部を外周の一部に有し
て前記版胴の回転運動に同期回転するカムと、ソレノイ
ドに駆動されて前記加圧部材を保持することにより前記
ローラ支持部材を前記版胴から離反状態に維持する係止
部材と、前記用紙センサの検知信号により前記版胴の一
回転動作毎に前記ソレノイドを所定時間だけ駆動するソ
レノイド制御手段とを具備することを特徴とする印刷装
置。 - 【請求項2】 ソレノイド制御手段は、版胴の回転位置
を検知してソレノイドへの通電を遮断する時期を設定す
る位置センサを具備することを特徴とする請求項1記載
の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27978796A JPH10119413A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27978796A JPH10119413A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10119413A true JPH10119413A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17615919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27978796A Pending JPH10119413A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10119413A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006044099A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷装置 |
JP2006103272A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
JP2007260932A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP27978796A patent/JPH10119413A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006044099A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷装置 |
JP2006103272A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
JP2007260932A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
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