JP2905585B2 - 輪転式孔版印刷装置 - Google Patents

輪転式孔版印刷装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、輪転式孔版印刷装置に関する。
従来技術 輪転式孔版印刷装置では、一般に、第3図に例示する
如く、無数の孔が明けられた金属製支持円筒体2aとその
外周に装着された例えば網目状ポリエステル繊維から成
るメッシュスクリーン層2bとより成る円筒状多孔剛体版
胴2に、穿孔された孔版原紙1をその先端を版胴2に設
けられたクランパ3で把持し、それより尾部に亘って版
胴2の内部に設けられたインキ供給装置より支持円筒体
2aの無数の孔に供給されたスクリーン層2bの外周に滲出
したインキの粘性によって版胴2の外周面に貼り付けら
れている。
このように孔版原紙1を外周面に装着された円筒状版
胴2は、インキ供給装置によりその内周面にインキを供
給されつゝ電動機により軸16の周りに回転され、版胴2
の周面に装着された孔版原紙1とスプリング12によりプ
レスローラアーム11、プレスローラ支持アーム13を介し
て版胴2の外周に向けて付勢されるプレスローラ6との
間に順次印刷用紙15を送り込み、円筒状版胴2の回転に
同期して版胴2と一体的に回転するカム7により制御さ
れて、プレスローラ6により印刷用紙15を孔版原紙1に
圧接させて搬送し孔版原紙1の孔を通してインキを印刷
用紙15に移動させることにより印刷が行なわれる。
プレスローラアーム11は、第3図に示す如く、印刷時
以外は下端部をストッパ10に係止され、プレスローラア
ーム11の支軸に固定されたプレスローラ支持アーム13の
先端に軸支されたプレスローラ6を版胴2と離間した位
置に保持している。カム7は、第3図に示す如く、版胴
に孔版原紙1が巻着されない非開孔部に対応した範囲が
基準円から突出しており、開孔範囲に対応した部分は基
準円に一致している。印刷時、印刷用紙15をその先端が
回転する版胴2に巻装された孔版原紙1上の画像部先端
と一致するタイミングで給紙するためレジストローラ対
8が設けられている。給紙経路のレジストローラ対8の
直後の位置には、用紙を感知するフィーラ9がストッパ
10の軸に固定して設けられており、給紙時印刷用紙15が
その上を通過する時、第4図に示す如く用紙15はフィー
ラ9を押し下げ、ストッパ10を図において反時計方向に
回動させ、プレスローラアーム11との係止を解除し、プ
レスローラアームの上端のカムフォロワ11aがカム7の
基準円部分に僅かの間隙を置いて対向する間、プレスロ
ーラアーム11はスプリング12に引かれてその支点の回り
に時計方向に回動し、プレスローラ6は、印刷用紙15を
版胴2上の原紙1に圧接させ、版胴2の非開孔部ではカ
ムフォロア11aはカム7の突出部に係合し、プレスロー
ラ6は第3図の如く、版胴から離れた位置に変位し、用
紙15がフィーラ9を通過し終ると、フィーラ9は時計方
向に回動し、ストッパ10はプレスローラアーム11を係止
する。
印刷が行なわれると、孔版原紙1の穿孔部ではインキ
が消費され支持円筒体2aの孔からインキがスクリーン層
2bに供給され、支持円筒体2aの孔にはインキ供給装置に
よりインキが供給される。
インキ供給装置は、第3図に示す例では、プレスロー
ラ6と対向する位置で版胴2の内周面に接触し、自身の
軸線の周りに矢印の方向に回転するインキ供給ローラ4
と、これと僅かな間隙をおいて設けられ自身の軸線の周
りに図中矢印で示す方向に回転するドクタローラ5と、
円筒状版胴の回転をこれらのローラ4,5に伝達して回転
させる図示しないギヤ列及び下面に複数個の孔を有し中
空軸として形成され、インキ補給管を兼ねるドラム軸16
とより構成されている。
インキ供給ローラ4とドクタローラ5とにより形成さ
れるV字形の溝はインキ溜り17を形成し、インキパック
からインキポンプにより吸上げられ吐出されたインキが
インク溜り17に供給されるようになっている。
インキ溜り17のインキは、インキ供給ローラ4とドク
タローラ5との回転に運行されて、これら両ローラの間
の隙間(ドクタギャップ)を通過する時に計量されつ
ゝ、インキ供給ローラ4の外周面にインキ膜を形成し、
インキ供給ローラ4に連行されて円筒状版胴2の内周面
に供給される。
さて、上記の構成の輪転式孔版印刷装置では、前の版
での印刷終了着後直ちに別の版を着版して印刷を行なう
場合は、版胴の支持円筒及びメッシュスクリーンに充分
インキが保持されており、試し刷り(版付け)より良好
な印刷物が得られるが、長時間放置された後、新しい原
紙を着版して印刷を行なう場合は、版胴の支持円筒及び
メッシュスクリーンの孔中のインキ成分が蒸発したり、
原紙に吸収されたりすることにより減少し、良好な画像
が得られるだけのインキ量が供給される迄にヤレ紙が数
枚必要であった。
この問題を解決するため、版胴とインキ供給ローラと
の接触圧を強める手段を設け、放置後に電源を投入して
着版する場合や通常の着版時に版胴に対するインキロー
ラの接触圧を強めることによって用紙へのインキの付着
量を多くし、ヤレ紙の枚数を減少させるようにした孔版
印刷装置が特開昭61−188180号公報に開示されている
が、この方法では版胴の表面のメッシュスクリーン、孔
版原紙がある程度軟かいため、あまり接触圧を大きくす
ることができず、適正なインキ量が付着するに充分なイ
ンキが供給される迄に時間が掛かり、接触圧のムラによ
りインキムラが発生し、版付けより良好な印刷物を得る
ことができないと云う欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、従来実施され提案されている上記構成の輪
転式孔版印刷装置の着版時の上記の欠点にかんがみ、連
続印刷、長時間放置後の印刷に拘わらず、版付け時から
良好な印刷物が得られ、ヤレ紙の発生を少くすることの
できる輪転式孔版印刷装置を提供することを課題とす
る。
課題解決のための手段 本発明は、上記の課題を解決させるため、上述の構成
の輪転式孔版印刷装置において、 上記プレスローラと版胴との間に挿入された作動位置
と、上記プレスローラと版胴との間の印刷用紙搬送経路
外に退避した待機位置との間に変位可能なシート部材
と、該シート部材を上記作動位置と待機位置との間に変
位させる手段とを設けるとともに、着版時、上記シート
部材を作動位置に変位させるとともに上記プレスローラ
を版胴に圧接させ、所定回数版胴を回転させた後待機位
置に変位させ、これ迄の原紙を版胴より剥離し廃棄し、
新原紙を着版し、通常の印刷工程を行なうように制御す
る制御手段を設けたことを特徴とする。
作 用 以上の如く構成したので、ある時間放置した後、新し
い孔版原紙を着版し印刷を行なう場合は、シート部材を
版胴とプレスローラとの間の作動位置に挿入し、プレス
ローラでシート部材を版胴に押圧し、放置時間に応じて
設定された所定の回数版胴を回転させることにより、イ
ンキ供給装置により版胴内面にインキが補給され版胴の
支持円筒及びメッシュスクリーンの開孔にインキが充填
される。その後、プレスローラを版胴より離間させシー
ト部材を待機位置に退避させ、これ迄の原紙を版胴より
剥離して廃棄し、新原紙を着版し通常の印刷工程を行な
うことにより、インキは版胴の開孔に充分充填されてい
るので、版付け時から良好な印刷物が得られ、ヤレ紙の
発生がなくなる。
実施例 以下に本発明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は、本発明をさきに第3図及び第4図により説
明した輪転式孔版印刷装置に適用した実施例の版胴及び
プレスローラ近傍の構成を示す図である。したがって、
同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、異る点
に重点を置いて説明する。
この実施例では、プレスローラ支持アーム13の先端部
には従来同様プレスローラ6が回動自在に軸支されてい
る以外に下方に突設された突出部13aの下端に、版胴全
長に亘って延びる可撓性シート部材20を先端部に保持す
る板部材20aが軸支されている。可撓性シート部材20を
保持する板部材20aの軸21は、プレスローラ支持アーム1
3に固定された第1ソレノイド22によりリンク23,24、ス
プリング25を介して回動され、第1ソレノイド22のオン
時第1図に示す如くシート部材20が版胴2とプレスロー
ラ6との間に挿入される。又、第1ソレノイド22のオフ
時には、スプリング25の力により軸21は時計方向に回動
して、シート部材20は版胴2とプレスローラ6との間の
用紙経路より退避する。
又、プレスローラアーム11の下端を係止し、プレスロ
ーラ6を版胴6から離間した位置に保持するストッパ10
を用紙検知フィーラ9によらずして解除する解除部材27
を変位させる第2ソレノイド26が設けられている。
上記以外の構成は第3図の装置と異るところはない。
この装置は以上の如く構成されているので、ある期間
放置後着版指令が出ることにより、図示しないモータ等
により版胴2は時計方向に回転し、図示しないインキ検
知部材によりインキ量を検知後、第1ソレノイド22がオ
ンし、シート部材20が版胴2とプレスローラ6との間に
挿入された作動位置に変位する。次いで第2ソレノイド
26がオンし、プレスローラアーム11の上端のカムフォロ
ア11aがカム8の突出部に係合している時ストッパ10が
解除され、カムフォロア11aが第1図に示す如くカム7
の基準円部に対向する位置にくると、アーム11はスプリ
ング12に引かれて支点の回りに回動し、プレスローラ支
持アーム13と一体に時計方向に回動し、プレスローラ6
はシート部材20を版胴に巻回された原紙に押圧する。押
された状態での版胴2の回転回数は放置時間に応じて版
胴の開孔に充分インキが充填される回数にあらかじめ設
定され、放置時間が短かければ少なくすることができ
る。
設定回数回転後第2ソレノイド26がオフされることに
よりストッパ10は自由になり、アーム11のカムフォロア
11aがカム7の突出部に係合した時アーム11は反時計方
向に回動し、その下端はストッパ10に係止されプレスロ
ーラ6は離間した位置に保持され、第1ソレノイド22が
オフすることにより、シート部材20はプレスローラ6と
版胴2の間から第2図に示す如く退避し、待機位置に保
持される。
その後、原紙は図示しない排版装置により版胴2より
剥離されて廃棄され、サーマルヘッド等で穿孔された新
原紙が版胴2にクランパ3により先端を把持されて装着
される。
給紙装置により用紙15がレジストローラ対8に送ら
れ、扇形ギヤ等によりタイミングを取られて版胴2とプ
レスローラ6との間に給紙され、用紙がフィーラ9の上
を通過する時ストッパ10が外れプレスローラ6が上昇し
用紙を押圧し、版付け(試し刷り)が行なわれる。この
時、版胴の開孔には充分インキが充填されているので、
版付けよりインキ不足やムラのない良好な印刷物が得ら
れ、ヤレ紙の発生を防止することができる。その後の印
刷工程は従来の通りである。
実験の結果、30日放置、版胴回転数40rpm、シート部
材を介在させて回転回数10回で版付けより、放置時間な
し(連続使用)と同等の印刷物が得られた。
効 果 以上の如く、本発明によれば、簡単な構成と制御によ
り、長時間放置した場合にも版胴の開孔に充分インキを
充填した後、原紙を交換し、版付けよりインキ不足、ム
ラのない良好な印刷物を得ることができ、ヤレ紙の発生
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の版胴及びプレスローラ近傍の
構成を示す断面図、第2図はその作用を説明する断面
図、第3図は従来の輪転式孔版印刷装置の版胴及びプレ
スローラ近傍の構成を示す断面図、第4図はその作用を
説明する説明図である。 1……孔版原紙 2……版胴 4……インキローラ 6……プレスローラ 7……プレスローラカム 8……レジストローラ 9……検知フィーラ 10……ストッパ 11……プレスローラアーム 12……スプリング 13……プレスローラ支持アーム 15……印刷用紙 20……シート部材 22……第1ソレノイド 23,24……リンク 26……第2ソレノイド 27……解除部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔剛体の版胴の外周に、穿孔された孔版
    原紙を巻装し、印刷用紙を上記版胴に巻装された孔版原
    紙に接離可能なプレスローラにより押圧し、上記版胴の
    内周面に供給され版胴及び孔版原紙の孔を介して浸み出
    したインキを上記印刷用紙に移転させて印刷を行う輪転
    式孔版印刷装置において、 上記プレスローラと版胴との間に挿入された作動位置
    と、上記プレスローラと版胴との間の印刷用紙搬送経路
    外に退避した待機位置との間に変位可能なシート部材
    と、該シート部材を上記作動位置と待機位置との間に変
    位させる手段とを設けるとともに、着版時、上記シート
    部材を作動位置に変位させるとともに上記プレスローラ
    を版胴に圧接させ、所定回数版胴を回転させた後待機位
    置に変位させ、これ迄の原紙を版胴より剥離し廃棄し、
    新原紙を着版し、通常の印刷工程を行なうように制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とする輪転式孔版印刷装
    置。
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JP2856622B2 (ja) * 1993-02-24 1999-02-10 東北リコー株式会社 孔版印刷装置
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