JP3288861B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3288861B2 JP16231394A JP16231394A JP3288861B2 JP 3288861 B2 JP3288861 B2 JP 3288861B2 JP 16231394 A JP16231394 A JP 16231394A JP 16231394 A JP16231394 A JP 16231394A JP 3288861 B2 JP3288861 B2 JP 3288861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷用のマスタを
印刷ドラムの外周面に巻装し、印刷ドラムの内周面から
インキを供給し、押圧手段で印刷用紙を印刷ドラムに押
しつけて、インキを滲み出させて印刷を行う孔版印刷装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドによって、多孔質支持体
と熱可塑性樹脂フィルムとからなる孔版印刷用のマスタ
に穿孔製版を行い、マスタを自動搬送して多孔性の支持
体層と樹脂又は金属繊維のメッシュスクリーン層とから
なる円筒状の版胴の外周面に自動的に巻き付け、マスタ
を介してプレスローラ等の押圧手段で印刷用紙を版胴に
連続的に押し付けて、版胴をインキローラに接触させ
て、版胴の内周面にインキを供給して、版胴に設けられ
た開孔部、さらにマスタの穿孔部よりインキを滲み出さ
せて印刷用紙に印刷を行う孔版印刷装置が知られてい
る。このような印刷装置は、特開昭55−55889号
公報に開示されている。
【0003】上記マスタは、非常に薄いポリエステル等
の熱可塑性樹脂フィルムと、多孔質の可撓性の支持体と
して合成繊維や和紙、或いは和紙及び合成繊維を混抄し
たものとを貼り合わせたラミネート構造となっている。
【0004】図4に示すように、インキ42は、回転駆
動されるインキローラ41により版胴47の支持円筒体
43の開孔部分、メッシュスクリーン層44の空隙部、
マスタ45の支持体の空隙部に充填される。その後、印
刷用紙Pがプレスローラ46によりマスタ45に押し付
けられ、メッシュスクリーン層44とマスタ45の支持
体とが変形し、両者が体積変化する。この体積変化に応
じたインキ42がマスタ45のフィルムの穿孔部より押
し出され、印刷用紙Pに転移する。この体積変化量が印
刷用紙へのインキ転移量となる。
【0005】その後、メッシュスクリーン層44とマス
タ45の支持体とが版胴47とプレスローラ46とのニ
ップ部を通過すると、変形していた両者が元の状態に復
元し、両者の復元時に生じるポンプ作用でインキ42を
吸収し、上述のようにインキ42が充填されるサイクル
が繰り返され、印刷が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記孔版印刷装置で
は、インキを供給するインキローラがプレスローラの押
圧を受け止める受けローラを兼ねていて、インキローラ
が押圧力を受けつつインキを版胴の内周面に供給する。
よって、版胴とインキローラとの間に供給されたインキ
は、版胴がプレスローラで押圧されインキローラに接近
することで、その圧力が上昇し、拡散しようとする。し
かし、インキローラの回転方向上流側から常時インキが
供給されているので、版胴とインキローラとの間に供給
されたインキの拡散が阻害される。従って、版胴とイン
キローラとの間に供給されたインキが版胴側に押し出さ
れ、必要以上のインキが印刷用紙に転移する。
【0007】インキローラが受けローラを兼ねている孔
版印刷装置には、特にインキが流れ易くなる高温時に、
インキが大量に押し出され、インキの消費量が多くな
り、インキが無駄になるばかりでなく、インキ量が多く
なることにより、インキが印刷用紙の内部に浸透し、イ
ンキが十分に乾燥した状態になるまでに時間がかかり、
連続的に印刷を行う場合に、前回の印刷用紙のインキが
乾燥する以前に、次の印刷用紙が排出積載されると、前
回の印刷用紙のインキが次の印刷用紙の裏面に転移する
裏写りといわれる問題がある。
【0008】従って、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、無駄にインキを消費せず、裏写り
の発生しない孔版印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外周面に孔版印刷用のマスタを巻装される多孔性円筒状
の版胴と、上記版胴の内周面から上記外周面へ向けてイ
ンキを供給するインキ供給手段と、上記マスタに印刷用
紙を押し付ける押圧手段とを具備する孔版印刷装置にお
いて、上記インキ供給手段により上記内周面に供給され
たインキのうち、印刷に寄与することなく上記内周面に
残存する余剰のインキを掻き取るインキ掻き取り手段
と、上記版胴の内周面に当接し、上記押圧手段と対向し
て配置された受けローラとを具備し、上記インキ掻き取
り手段は、印刷時における上記版胴の回転方向に対して
上記インキ供給手段の下流側近傍に配置され、上記イン
キ供給手段は、上記インキ掻き取り手段により掻き取っ
た余剰のインキを回収し、再利用する。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、上記受けローラの外表面に樹脂層
を具備する。
【0011】
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、インキ供給手段
により版胴の内周面に供給されたインキのうちで、印刷
に寄与することなく内周面に残存する余剰のインキは、
インキ掻き取り手段により回収され、再利用される。
【0013】請求項2記載の発明によれば、受けローラ
の外表面にはインキが付着しない
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1において、符号7は版胴、符号100は製版
装置、符号200はインキ供給手段、符号300は排版
装置をそれぞれ表す。
【0016】製版装置100は、マスタ1を支持する軸
1aと、マスタ1を搬送するプラテンローラ2と、プラ
テンローラ2と平行に延在していて、プラテンローラ2
に対して接離自在に設けられ、複数の抵抗発熱素子を有
するサーマルヘッド3と、マスタ1を挾持しつつ版胴7
の外周面のマスタ係止手段21へ向けてマスタ1を搬送
する搬送ローラ4と、搬送ローラ4とマスタ係止手段2
1との間に配置され、マスタ1を切断する一対のカッタ
部材5a、5bとから主に構成されている。図1中符号
6は、マスタ1を版胴7の外周面のマスタ係止手段21
へ向けて案内する案内板を示す。
【0017】マスタ1は、ロール状に巻かれて軸1aに
繰り出し可能に支持されている。
【0018】サーマルヘッド3は、図示しない手段によ
り、プラテンローラ2に対して接離自在に設けられてい
て、図示しない原稿読取部のA/D変換部及び製版制御
部で処理されて送出されるデジタル画像信号に基づきマ
スタ1を選択的に溶融、穿孔し、穿孔画像を形成する周
知の機能を有する。
【0019】プラテンローラ2は、シリコンゴムで形成
され、図示しないステッピングモータにより回転駆動さ
れ、マスタ1を移動させる。
【0020】カッタ部材5a、5bは、楔状の刃を有す
るギロチンタイプのものであり、プラテンローラ2と平
行に延在していて、ソレノイド及びカム等(共に図示せ
ず)からなる昇降手段により互いに当接してマスタ1を
切断するように設けられている。
【0021】版胴7は、図3に示すように、多孔性円筒
状の支持円筒体7aと、その外周面に巻き付けられた樹
脂あるいは金属製網体のメッシュスクリーン層7bとで
構成されている。版胴7は後述するインキパイプ11を
兼ねた回転中心軸の周りに回転可能に支持されていて、
図示しないモーターによって印刷時には、矢印Xの方向
へ回転駆動される。版胴7、プラテンローラ2及び搬送
ローラ4は同一周速度でそれぞれ回転駆動される。
【0022】マスタ係止手段21は、版胴7の外周面の
母線に沿って設けられたステージ12と、このステージ
12に対向する部位に配置され、クランパ軸13aによ
り揺動可能に支持された磁石を有するクランパ13とに
より構成されている。
【0023】インキ供給手段200は、図1に示すよう
に、インキパイプ11に基端部を固定された一対の支持
腕16と、一対の支持腕16の各自由端部の間に設けら
れた軸16aに、その略中央部を搖動自在に支持された
一対の側板17と、一対の側板17のそれぞれの上端部
を回動自在に支持する連結軸17aと、一対の側板17
の下端間に回転自在に配置され、版胴7の内周面から版
胴7の外周面へ向けてインキを供給するインキローラ1
0と、インキローラ10と僅かな間隙を置いて平行に配
置され、インキローラ10との間にインキ溜り9を形成
するドクターローラ8と、インキ溜り9へインキパイプ
11からインキを供給する複数のインキ供給管26と、
連結軸17aに接続されていて、一対の側板17を軸1
6aを中心として搖動させ、インキローラ10を、版胴
7の内周面から離間した退避位置と、版胴7の内周面に
接触した接触位置とに選択的に位置決めするソレノイド
18とから主になる。
【0024】インキローラ10は、図示しない駆動手段
により図1中矢印方向に回転駆動される。
【0025】ソレノイド18は、そのプランジャ18a
を連結軸17aに搖動自在に接続され、ソレノイド18
の本体と、プランジャ18aと連結軸17aとの接続部
との間には、インキローラ10を上記退避位置へ常時付
勢するバネ19が設けられている。ソレノイド18の本
体は、図示しない部材に固定されている。
【0026】印刷時における版胴7の回転方向に対して
インキ供給手段200のインキローラ10の下流側近傍
には、インキローラ10により版胴7の内周面に供給さ
れたインキのうち、印刷に寄与することなく版胴7の内
周面に残存する余剰のインキを掻き取るインキ掻き取り
手段としてのスクレーパ20が設けられている。スクレ
ーパ20は、一対の側板17間に支持されていて、弾性
を有する樹脂、ゴムで形成されている。スクレーパ20
により掻き取られた余剰インキは、インキローラ10の
回転によりインキ溜り9へ回収され再利用される。
【0027】版胴7の外周面の下方近傍には、印刷用紙
を版胴7へ押し付け、版胴7に対して接離自在の押圧手
段としてのプレスローラ14が配置されている。
【0028】プレスローラ14と対向した版胴7の内部
には、プレスローラ14の押圧を受け止める受けローラ
25が、版胴7の内周面に当接して配置されている。受
けローラ25は、図示しない側板に回転自在に支持され
ていて、図示しない駆動手段により、版胴7の周速度と
等しい速度で回転駆動される。受けローラ25は、その
表面に、インキが付着しない性質の樹脂層27が形成さ
れている。樹脂層27としては、例えば、四弗化エチレ
ン重合体のテフロン(商品名)等が挙げられる。
【0029】プレスローラ14の図1において左側に
は、印刷済みの印刷用紙を版胴7から剥離する剥し爪1
5が設けられている。
【0030】排版装置300は、版胴7の外周面から使
用済みのマスタ1を剥離、移送する排版ローラ22、2
3と、剥離されたマスタを収容する排版ボックス24と
からなる。排版ローラ22は、適宜の手段により版胴7
の外周面に対して接離動させられる。
【0031】次に、この孔版印刷装置の動作を説明す
る。図示しない原稿を原稿読取部にセットし、製版スタ
ートキーを押すことにより、版胴7が矢印Xと反対の向
きに回転し、使用済のマスタの後端が排版ローラ22と
対向する位置で停止し、図示しないクランパ開閉手段に
よりクランパ13が開放される。クランパ13の開放と
同時に、排版ローラ22、23がそれぞれ矢印の向きに
回転を開始し、排版ローラ22が図1に示す位置より使
用済のマスタの後端に接する位置へ搖動された後、版胴
7が協動回転して剥離を開始する。版胴7の外周面から
剥離された使用済のマスタは、排版ボックス24内へ廃
棄される。その後版胴は図1に示す位置で停止し、クラ
ンパ13を開放して給版待機状態となる。
【0032】図1において、マスタ1は、カッタ部材5
a、5bの間に、その先端部がプラテンローラ2と略平
行な方向に揃えられた状態で待機している。図示しない
製版スタートキーを押すことにより製版指令がステッピ
ングモータに送出されてプラテンローラ2及び、搬送ロ
ーラ4が回転を始める。図示しないA/D変換部及び製
版制御部にて処理されて送出される原稿に対応したデジ
タル画像信号によって、マスタ1を挾んでプラテンロー
ラ2に圧接しているサーマルヘッド3の抵抗発熱素子が
選択的に発熱され、マスタ1に穿孔画像が形成される。
【0033】穿孔画像が形成されたマスタ1は、案内板
6を介して、プラテンローラ2、搬送ローラ4によっ
て、版胴7のマスタ係止手段21へ向けて送出される。
マスタ1の搬送距離が所定の長さになると、クランパ1
3が閉鎖されることにより、マスタ1の先端部がマスタ
係止手段21に係止される。このクランプ動作と同時に
版胴7は矢印X方向にプラテンローラ2及び搬送ローラ
4と同一周速度で回転され、マスタ1が版胴7の外周面
に巻き付けられていく。
【0034】マスタ1の版胴7の外周面への巻き付けが
開始されると、ソレノイド18が励磁され、プランジャ
18aがバネ19の付勢力に抗してソレノイド18の本
体内に引き込まれ、一対の側板17が軸16aを中心と
して搖動され、インキローラ10及びスクレーパ20が
版胴7の内周面から離間した退避位置から図2に示すよ
うに、版胴7の内周面に接触した接触位置に位置決めさ
れる。このソレノイド18の動作と同時に、インキロー
ラ10が回転駆動され、インキが版胴7の内周面からそ
の外周面へ向けて供給されると同時に、スクレーパ20
により、印刷に寄与しない版胴7の内周面に残存する余
剰のインキが掻き取られる。スクレーパ20により掻き
取られた余剰のインキは、スクレーパ20の表面からイ
ンキローラ10表面に落下し、インキローラ10の回転
によりインキ溜り9へ回収され、再利用される。
【0035】版胴7の外周面にマスタ1が所定長さ巻き
つけられ、この長さに基づく信号指令がカッタ部材5a
の図示しない昇降手段に送出され、カッタ部材5aが下
降しマスタ1が切断される。このマスタ1の切断と同時
に、プラテンローラ2、搬送ローラ4の回転が停止し、
製版工程が完了する。
【0036】マスタ1が版胴7の外周面に巻装された
後、印刷工程が開始される。まず、図示しない給紙手段
より印刷用紙Pが図示しないレジストローラへ向けて搬
送される。レジストローラは、搬送されてくる印刷用紙
Pを版胴7の回転と同期した所定のタイミングで版胴7
とプレスローラ14との間に挿入する。
【0037】そして、図2、図3に示すように、版胴7
の外周面から離間していたプレスローラ14が上方に移
動し、版胴7の外周面に巻装されたマスタ1に印刷用紙
Pが押圧される。この押圧力により、プレスローラ14
と受けローラ25との間で、版胴7のメッシュスクリー
ン層7bとマスタ1の支持体とが変形し、両者が体積変
化する。この体積変化に応じたインキがマスタ1のフィ
ルムの穿孔部より押し出され、印刷用紙Pに転移する。
この体積変化量が印刷用紙Pへのインキ転移量となる。
【0038】上述したように、版胴7の内周面に残存す
る余剰のインキがスクレーパ20で掻き取られ、さら
に、受けローラ25の外表面に樹脂層27が形成されて
いるので、受けローラ25の外表面には、インキが付着
せず、常時所定量のインキが印刷用紙Pに転移する。な
お、本実施例において、インキの転移量は、マスタ1の
支持体とメッシュスクリーン層7bとの弾性及びプレス
ローラ14の硬度などを適宜選定して決定されている。
【0039】その後、メッシュスクリーン層7bとマス
タ1の支持体とが版胴7とプレスローラ14との接触部
を通過すると、図3に示すように変形していた両者が元
の状態に復元し、両者の復元時に生じるポンプ作用で支
持円筒体7aの開口部からインキをメッシュスクリーン
層7bとマスタ1の支持体とに吸収し、上述のようにイ
ンキローラ10によりインキが支持円筒体7aに充填さ
れるサイクルが繰り返される。
【0040】そして、印刷された印刷用紙Pは、剥し爪
15によって版胴7の外周面から剥離され、図示しない
排紙トレイへ排紙されて、最初の1枚目の印刷、いわゆ
る版付けが終了する。その後、ソレノイド18が消磁さ
れ、バネ19の付勢力により、一対の側板17を搖動
し、インキローラ10及びスクレーパ20を版胴7の内
周面から離間した退避位置へ搖動する。次に上記動作と
同様の動作により所定枚数の印刷が順次連続的に行われ
る。
【0041】なお、順次連続的に印刷を行う際には、そ
の間、インキローラ10及びスクレーパ20を版胴7の
内周面に接触した接触位置へ位置決めし続け、印刷終了
後にインキローラ10及びスクレーパ20を版胴7の内
周面から離間した退避位置へ搖動する。
【0042】なお、インキローラ10の回転を制御する
制御手段を設けて、インキローラ10と版胴7との周速
度の差を大きくして、インキを強制的に版胴7の内周面
から外周面へ向けて供給し、版付け時に前回の印刷に供
された使用済マスタで除去されたインキに相当するイン
キを急速に補充しても良い。インキを急速に補充するこ
とにより、孔版印刷装置の立上りが良くなる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印刷に寄
与することなく版胴の内周面に残存する余剰のインキを
インキ掻き取り手段により回収し、再利用するので、受
けローラと版胴の内周面とのインキを低減でき、無駄に
押し出されて消費されるインキがなく、裏写りの発生し
ない孔版印刷装置を提供できる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、受けローラ
の外表面に樹脂層を設けたので、受けローラにインキが
付着して、その表面に余分なインキが蓄積され版胴から
吐出されることがなくなり、このため無駄なインキの消
費がなくなり、裏写りの発生を低減できる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す孔版印刷装置の一部断
面側面図である。
【図2】図1に示すインキ供給手段の印刷動作を示す要
部の側面図である。
【図3】図2の要部の拡大側面図である。
【図4】従来の孔版印刷装置における印刷時のインキロ
ーラとプレスローラの要部の断面図である。
【符号の説明】 1 マスタ 7 版胴 8 ドクタローラ 10 インキローラ 14 押圧手段としてのプレスローラ 20 インキ掻き取り手段としてのスクレーパ 25 受けローラ 27 樹脂層 100 製版手段 200 インキ供給手段 300 排版手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に孔版印刷用のマスタを巻装される
    多孔性円筒状の版胴と、上記版胴の内周面から上記外周
    面へ向けてインキを供給するインキ供給手段と、上記マ
    スタに印刷用紙を押し付ける押圧手段とを具備する孔版
    印刷装置において、 上記インキ供給手段により上記内周面に供給されたイン
    キのうち、印刷に寄与することなく上記内周面に残存す
    る余剰のインキを掻き取るインキ掻き取り手段と、上記
    版胴の内周面に当接し、上記押圧手段と対向して配置さ
    れた受けローラとを具備し、 上記インキ掻き取り手段は、印刷時における上記版胴の
    回転方向に対して上記インキ供給手段の下流側近傍に配
    置され、 上記インキ供給手段は、上記インキ掻き取り手段により
    掻き取った余剰のインキを回収し、再利用 する孔版印刷
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の孔版印刷装置において、 上記受けローラの外表面に樹脂層を具備する孔版印刷装
    置。
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