JP3523930B2 - 孔版印刷ドラム - Google Patents

孔版印刷ドラム

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JP3523930B2
JP3523930B2 JP07777295A JP7777295A JP3523930B2 JP 3523930 B2 JP3523930 B2 JP 3523930B2 JP 07777295 A JP07777295 A JP 07777295A JP 7777295 A JP7777295 A JP 7777295A JP 3523930 B2 JP3523930 B2 JP 3523930B2
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秀生 根岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は孔版印刷装置に係り、特
に孔版印刷ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な孔版印刷ドラムは、イン
キ通過性領域を有する版胴と、版胴内に配置されて版胴
の内面に接触するインキ供給ローラと、インキ供給ロー
ラにインキを供給するインキ塗布ローラを有している。
インキ供給ローラは、版胴の中心軸に平行な軸線の周り
に回転すると共に、該版胴の内周面に接触するよう配置
されている。インキ塗布ローラは、インキ供給ローラに
平行でインキ供給ローラとの間にインキ溜まり部を形成
し、インキ供給ローラの回転に伴ってインキ供給ローラ
の表面にインキを塗布する。
【0003】前記インキ供給ローラが版胴の内周面に供
給したインキのうち、前記インキ供給ローラの両端から
外方にはみ出したインキは、版胴の内周面に移動する。
前記版胴の内部には、その内周面に接触するへら状の板
状部材が配置されており、前述したはみ出しインキはこ
の板状部材によって版胴の内周面の前記インキ供給ロー
ラに対応するインキ塗布面へ戻されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記へ
ら状の板状部材と版胴の内周面との接触圧及び接触角度
の設定は難しく、前記はみ出しインキの全てを確実に版
胴の内周面の前記インキ塗布面にかき戻すことは困難で
あり、前記へら状の板部材に捕捉されなかった前記はみ
出しインキの一部が前記印刷ドラムの外方に漏出して印
刷機や印刷用紙を汚すという問題が発生していた。また
前記へら状の板状部材は回転する前記版胴の内周面と常
時接触するため磨耗するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された孔
版印刷ドラムは、インキ通過性の円筒状の周壁部を有す
る版胴と、前記版胴の中心軸に平行な軸線の周りに回転
して該版胴の内周面に接触するインキ供給ローラと、前
記インキ供給ローラに平行で該インキ供給ローラとの間
にインキ溜まり部を形成し該インキ供給ローラの回転に
伴い該インキ供給ローラの表面にインキを塗布するイン
キ塗布ローラと、前記インキ供給ローラの両端に全周に
わたって形成された該インキ供給ローラの外径よりも小
さい外径の帯状段差部と、前記帯状段差部の帯状周面に
摺接して該帯状段差部上に漏出したインキを前記インキ
溜まり部に誘導する斜面を備えたインキ堰と、前記イン
キ堰を前記帯状段差部の帯状周面に押圧する弾性力を備
えた押圧手段とを具備することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載された孔版印刷ドラムは、
請求項1に記載の孔版印刷ドラムにおいて、前記押圧手
段の弾性力を変更する変更手段を備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項3に記載された孔版印刷ドラムは、
請求項1又は2に記載の孔版印刷ドラムにおいて、前記
版胴の周壁部が可撓性であり、前記インキ供給ローラを
前記版胴の回転に同期して回転させる駆動機構を有して
おり、前記駆動機構が、前記版胴の中心軸線に平行な軸
線の周りに前記版胴に同期して回転する第一の歯車と、
第一の歯車の中心軸線に一致する軸線の周りに揺動可能
な第一の腕部材と、第一の腕部材の自由端に回転可能に
支持されて前記第一の歯車と連動する第二の歯車と、前
記第一の腕部材の揺動中心軸線と平行に偏倚した軸線の
周りに揺動可能な第二の腕部材と、第二の腕部材の自由
端に前記インキ供給ローラと連動可能に支持されて第二
の歯車と連動する第三の歯車とを具備することを特徴と
している。
【0008】
【作用】インキ供給ローラの両端の帯状段差部に漏出す
るインキは、インキ供給ローラの回転に伴ってインキ堰
の斜面を介してインキ堰の内方にあるインキ溜まり部に
誘導される。
【0009】帯状段差部の帯状周面とインキ堰との接触
状態は、押圧手段の弾性力を変更手段で変更することに
より適宜に調整できる。従って、インキ堰の加工誤差や
インキ堰のインキ供給ローラに対する取り付け誤差の有
無多少に係わらず、インキ供給ローラの帯状段差部とイ
ンキ堰との接触状態を最適の状態に維持することができ
る。
【0010】駆動機構に駆動されたインキ供給ローラが
回転しながら可撓性の周壁部を外側に向けて押し出す構
造においては、インキ供給ローラの回転抵抗が大きくな
ると周壁部を押し出す力は強くなり、回転抵抗が小さく
なると周壁部を押し出す力は弱くなる。押圧手段の弾性
力を変更手段によって変更し、インキ供給ローラの帯状
段差部とインキ堰との接触状態を調整すれば、インキ供
給ローラの回転抵抗を任意に変化させることができるの
で、被印刷体やインキの種類、印刷環境温度等の印刷条
件の変化に対応してインキ供給ローラが周壁部を押し出
す力を調整することができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図5を参照して説明
する。図1に示す孔版印刷ドラム1は、インキ通過性領
域を有する版胴2を備えている。版胴2の内部には、イ
ンキ供給ローラ3が設けられている。インキ供給ローラ
3は、前記版胴2の中心軸に平行な回転軸9の周りに回
動可能で、かつ版胴2の内周面に接触可能となるように
配置されている。印刷ドラム1は図1において反時計回
り方向に回転するようになっており、版胴2は微細な多
数の孔が形成されている多孔板やスクリーンから構成さ
れており、図示されていないが、版胴2の表面には孔版
原紙が巻回され、その先端を係止する係止装置が設けら
れている。
【0012】版胴2の内部には、インキ塗布ローラ5が
設けられている。インキ塗布ローラ5は、インキ供給ロ
ーラ3に平行であり、反時計回り方向に回転するインキ
供給ローラ3の回転方向遅れ側の隣部に配置されてお
り、インキ供給ローラ3にインキ溜まり部のインキ4を
塗布するように構成されている。
【0013】8は図示されないインキ供給手段により供
給されたインキをインキ供給ローラ3とインキ塗布ロー
ラ5との間に供給するインキ分配器であり、インキが供
給されれば両ローラ3,5の間にはインキ溜まり部が形
成される。
【0014】インキ供給ローラ3の両端には、前記イン
キ供給ローラ3の外径よりも小さい外径で幅Aの帯状段
差部10がその全周にわたって形成されている。そし
て、前記インキ供給ローラ3の両端には、前記インキ溜
まり部を挟んで、一対のインキ堰7,7が設けられてい
る。
【0015】インキ堰7は略直方体状の部材であるが、
その一隅には凹円周状の案内面Bが設けられており、こ
の案内面Bは前記各帯状段差部10の各帯状周面10a
に上側から接触している。そして、各インキ堰7の内側
の側面の一部Cは、前記帯状段差部10の側端面10b
と接するよう配置されている。
【0016】インキ堰7の前記案内面Bの上端部には、
前記各帯状段差部10上に漏出するインキを前記インキ
溜まり部に誘導するための斜面11が設けられている。
この斜面11は、図3に示すように、図中直線の矢印で
示すインキ供給ローラの回転方向から見て、インキ供給
ローラ3の端部に近い部分よりも内方に近い部分の方が
奥行きが大きくなるような傾斜角度で構成されており、
前記帯状段差部10の側端面10bを越えて、インキ供
給ローラ3の外周面よりも上方に延在して形成されてい
る。
【0017】従って、前記帯状段差部10に漏出したイ
ンキは、インキ供給ローラ3の回転に伴ってインキ堰7
の斜面11に迎えられ、これに誘導されてインキ供給ロ
ーラ3の内方へと戻される。
【0018】図4に示すように、前記インキ堰7の一端
部は、本装置のフレーム200に軸201を中心として
回動できるように取り付けられている。またインキ堰7
の他端部は、押圧手段としてのばね202を介してフレ
ーム200に連結されている。ばね202によって引っ
張られたインキ堰7は、軸201を中心としてインキ供
給ローラ3に近接する方向に回動し、その案内面Bがイ
ンキ供給ローラ3の帯状段差部10の帯状周面10aに
所定の圧力を以て接触する。なお、案内面Bは耐磨耗性
や摩擦抵抗を考慮してブレーキシューの様にインキ堰7
本体とは別部材で構成され、磨耗した際に交換できるよ
うに着脱可能になっている。
【0019】前記各インキ堰7の各内面には、前記イン
キ供給ローラ3と前記インキ塗布ローラ5との隙間を調
整可能にするために前記インキ塗布ローラ5の両端部を
移動可能に保持する長孔状の溝6が形成されている。溝
6に沿ってインキ塗布ローラ5のインキ堰7に対する取
り付け位置を移動調整することにより、インキ塗布ロー
ラ5とインキ供給ローラ3の間隔を所望の状態に設定す
ることができる。
【0020】第1図において、孔版印刷ドラム1が反時
計回り方向に回転すると、インキ供給ローラ3は回転軸
9を中心として反時計方向に回転する。図示しない通常
の供給手段から供給されたインキが、インキ塗布ローラ
5とインキ供給ローラ3の接触部近傍にインキ分配器8
を介して供給され、インキ溜まり部が形成される。印刷
動作に伴ってこのインキ溜まり部には棒状のインキ渦が
形成され、インキ塗布ローラ5によりインキ4がインキ
供給ローラ3に塗布される。インキ供給ローラ3に塗布
されたインキ4は版胴2の内周面に供給される。
【0021】インキ溜まり部を形成しているインキ4
は、インキ堰7の側壁により横方向への広がりを規制さ
れる。インキ堰7の案内面Bが帯状段差部10の帯状周
面10aと接しており、また、インキ供給ローラ3の帯
状段差部10に漏出するインキは帯状段差部10の側端
面10bと接しているインキ堰7の斜面11によってイ
ンキ4の溜まり部側へ戻される。このため、インキ4は
インキ供給ローラ3のインキ供給範囲の外方には漏れず
に確実に規制されることとなる。従って、印刷機及び印
刷用紙をインキで汚すという問題は発生しない。
【0022】また、インキ堰7は、印刷中に回転するイ
ンキ供給ローラ3から何らかの負荷を受けた場合には軸
201を中心にインキ供給ローラ3から離れる方向に回
動できる状態を保ちながら、ばね202の弾性力を以て
インキ供給ローラ3の帯状段差部10に押し付けられて
いる。従って、インキ堰7とインキ供給ローラ3の接触
状態は安定した状態が保たれ、またインキ堰7の加工誤
差やインキ堰7のインキ供給ローラ3に対する取り付け
誤差の有無多少に係わらず、インキ堰7とインキ供給ロ
ーラ3の帯状段差部10との接触状態は良好な状態に設
定・維持される。
【0023】図5は、本実施例における前記インキ堰の
他の形状例を示す斜視図である。前記インキ堰7では、
インキ供給ローラ3の帯状段差部10に接触する案内面
Bが面一の曲面であった。図5のインキ堰12は、イン
キ供給ローラ3の帯状段差部10に接触する部分が帯状
段差部10の外周面に一致する幅の狭い案内突条13と
されている。このような案内突条13は、前記案内面B
よりも帯状段差部10との接触面積が小さく摩擦が少な
いため、インキ供給ローラ3に対する負荷を必要以上に
大きくすることなくインキ堰7の案内面Bを帯状段差部
10の帯状周面10aに強く押し付けてシール効果を高
めることができる。図中14は斜面であり、その作用は
前記斜面11と同様であり、案内突条13に連続して形
成されている。
【0024】前記実施例の孔版印刷ドラムでは、インキ
供給ローラ3の両端にインキ供給ローラ3の外径よりも
小さい外径の帯状段差部10を設け、回動自在に軸支し
たインキ堰7をばね202の弾性力で帯状段差部10に
接触させると共に、帯状段差部10に漏れるインキを該
インキ堰7に設けた斜面11によってインキ供給ローラ
3の内方に戻している。従って、この実施例によれば、
インキ供給ローラ3の帯状段差部10とインキ堰7との
接触状態は安定しており、インキはインキ供給ローラ3
のインキ供給範囲の外方には漏れず、印刷機及び印刷用
紙をインキで汚すという問題は発生しない。
【0025】図10及び図11は、前記実施例の孔版印
刷ドラムを適用できる孔版印刷装置の全体の構成を示し
ている。これらの図においては、前述したインキ堰7や
これをインキ供給ローラ3に押圧するばね202等の構
成は記載しておらず、これ以外の特徴について図10及
び図11を参照して説明する。これらの図において、符
号1aは孔版印刷ドラムとしての円筒状版胴を全体的に
示している。円筒状版胴1aは、所定間隔をおいて平行
に配置された円盤状の二枚の剛体構造の側板16と、円
筒の軸線方向(母線方向)に延在して二枚の側板16を
相互に接続する剛体構造のクランプベース帯板18と、
両側縁部を側板16に支持されて円筒状に張られたイン
キ通過構造の可撓性周壁部20を構成するスクリーン部
材22とを有している。スクリーン部材22は、ステン
レスワイヤなどの線材を可撓性を有する網状に織製した
ものにより構成され、網目部をもって印刷インキの通過
を許す構造になっている。可撓性周壁部20は、これを
構成するスクリーン部材22が可撓性であることから、
径方向に膨出変形可能になっている。
【0026】クランプベース帯板18には孔版原紙の一
端(先端)を係脱可能にクランプするクランプ部24が
取り付けられており、孔版原紙はクランプ板24により
クランプベース帯板18に係止されて可撓性周壁部20
の外周面に巻き付け装着される。
【0027】円筒状版胴1aの中心軸線には中心筒軸2
6が貫通している。円筒状版胴1aは中心筒軸26の周
りに回転可能に支持されている。二枚の側板16の外周
部には版胴駆動用歯車部15が各々形成されており、こ
の版胴駆動用歯車部15に図示しない版胴駆動モータの
駆動歯車が噛合することにより、円筒状版胴1aは中心
筒軸26を固定支持軸体として図にて反時計廻り方向へ
回転駆動される。
【0028】円筒状版胴1a内には、中心筒軸26に支
持された状態で胴内枠体17が固定配置されている。胴
内枠体17の一側部には枢軸19を介してローラ支持ア
ーム21の一端が回動自在に取り付けられており、該ロ
ーラ支持アーム21は枢軸19を中心として略上下方向
に揺動できる。ローラ支持アーム21の中間部には、円
筒状版胴1aの内周面にインキをスキージするインキ供
給ローラ23が回転可能に支持されている。インキ供給
ローラ23は、その中心軸が円筒状版胴1aの母線に平
行となるように配置され、その外周面が可撓性周壁部2
0の内周面に摺接する。
【0029】ローラ支持アーム21は、インキ供給ロー
ラ23の外周面に対して微小間隔をおいて平行に延在す
るインキ塗布ローラとしてのドクタロッド25を固定支
持している。インキ供給ローラ23とドクタロッド25
との間には、インキ分配器としてのインキデリバリパイ
プ29から計量された印刷インキが供給され、楔形状の
インキ溜まり部27が形成される。インキデリバリパイ
プ29にはインキ供給ホース31が接続され、インキ供
給ホース31は中心筒軸26内を通って版胴外へ延び、
版胴外に設置されている不図示のインキ供給源に接続さ
れ、これより印刷インキを与えられる。
【0030】インキ溜まり部27の印刷インキは、イン
キ供給ローラ23の図にて反時計廻り方向の回転によ
り、ドクタロッド25との微小間隔を通過する際に計量
され、インキ供給ローラ23の外周面に所定厚さをもっ
て層状に付着し、インキ供給ローラ23の図にて反時計
廻り方向の回転により可撓性周壁部20の内周面に運ば
れ、当該内周面にスキージングされる。
【0031】胴内枠体17はカム軸33を回転可能に支
持している。カム軸33にはカム35が固定されてい
る。カム35は、ダブルハート形の外形板カムをなし、
90度ずつ回転することにより、印刷実行回転位置と、
図10に示されている非印刷回転位置の二つの安定状態
を択一的に得る。
【0032】ローラ支持アーム21の他端には、連係ヨ
ーク部材37が枢軸41により回動可能に連結されてい
る。連係ヨーク部材37にはカムフォロアローラ39が
取り付けられており。前記カム35は、このカムフォロ
アローラ39に係合している。
【0033】カム35が印刷実行回転位置に位置してい
る場合には、インキ供給ローラ23は降下して版胴1a
の可撓性周壁部20の内周面に摺接する。カム35が非
印刷回転位置に位置している場合には、ローラ支持アー
ム21と共にインキ供給ローラ23が持ち上げられ、円
筒状版胴1aの径方向内方へ移動し、可撓性周壁部20
の内周面から離れる。(図10参照)。
【0034】図11に示すように、カム軸33は電磁ク
ラッチ43の従動側に接続され、電磁クラッチ43の駆
動側はカム軸駆動歯車45に接続され、電磁クラッチ4
3はカム軸駆動歯車45とカム軸33とを選択的に駆動
連結する。カム軸駆動歯車45は、版胴1aの側板16
に固定された胴内主歯車47と噛合し、円筒状版胴1a
の回転に伴い回転駆動される。
【0035】図9に示すように、中心筒軸26は、胴内
にてローラ駆動アーム53の中間部を回動可能に支持し
ている。ローア駆動アーム53の下側の一端には中間歯
車55が回転可能に支持されている。ローア駆動アーム
53の上側の他端は引張ばね58を介して胴内枠体17
に接続され、ローア駆動アーム53は引張ばね58のば
ね力により図10にて反時計廻り方向へ付勢されてい
る。インキ供給ローラ23の端部には、歯車57が同心
に設けられている。前記中間歯車55は、この歯車57
と、胴内主歯車47にかみ合っている。円筒状版胴1a
の回転に伴って胴内主歯車47が反時計方向に回転する
と前記中間歯車55は時計方向に駆動され、この中間歯
車55にかみ合う歯車57と該歯車57と同軸のインキ
供給ローラ23は、図にて反時計廻り方向へ回転され
る。即ちインキ供給ローラ23は円筒状版胴1aと同方
向に回転駆動される。
【0036】カム35が印刷実行回転位置にあり、イン
キ供給ローラ23が版胴1aの可撓性周壁部20の内周
面に摺接する降下位置に位置している状態の時、インキ
供給ローラ23が上述の如く図にて反時計廻り方向へ回
転駆動されることにより、インキ供給ローラ23は、可
撓性周壁部20の内周面に圧接して可撓性周壁部20を
後述の裏押しローラ(プレスローラ)63へ向けて膨出
変形させる。
【0037】これに対し、カム35が非印刷回転位置に
あり、インキ供給ローラ23が版胴1aの可撓性周壁部
20の内周面から離れている状態の時は、インキ供給ロ
ーラ23が上述の如く図にて反時計廻り方向へ回転駆動
されても、インキ供給ローラ23は、可撓性周壁部20
を膨出変形させることがなく、可撓性周壁部20の膨出
変形を解除する。このインキ供給ローラ23の位置(図
10参照)を以降、定常位置と呼ぶ。
【0038】また図11に示すように、インキ供給ロー
ラ23の軸の端部にはカムフォロアローラ59が取り付
けられている。カムフォロアローラ59は、円筒状版胴
1aの内周面に形成されたカム部61に係合する。円筒
状版胴1aが回転すると、回転するカム部61にカムフ
ォロアローラ59が従動し、インキ供給ローラ23は版
胴1aの回転に同期して所定のタイミングで昇降を繰り
返す。
【0039】インキ供給ローラ23は、版胴1aの孔版
原紙がクランプされている領域に対応する回転位相にお
いては版胴1aの内周面から持ち上げられる。即ち、こ
の場合にはインキ供給ローラ23は径方向内方へ移動し
て可撓性周壁部20の外方への変形を解除する。これに
よって、クランプベース帯板5と、後述する裏押しロー
ラ63の凹部65の角部とが衝突して衝突音を発生する
のを防止し、同時にスクリーン部材22を保護する。換
言すれば非印刷時における版胴1aと裏押しローラ63
の干渉を防止するために、インキ供給ローラ23が可撓
性周壁部7の内周面に圧接することを解除する。
【0040】裏押しローラ63は、円筒状版胴1aと同
一の外径であり、中心軸62を有し、可撓性周壁部20
に対して所定間隔をおいて円筒状版胴1aと平行に設け
られる。裏押しローラ63は、自身の中心軸線の周りに
図示しない同期回転駆動装置により円筒状版胴1aと同
一速度で図にて時計廻り方向へ同期回転駆動される。裏
押しローラ63は、円筒状版胴1aのクランプ部24と
対応する回転位置の外周部に、クランプ部24との干渉
を回避するための凹部65を有している。
【0041】上述した円筒状版胴1aとインキ供給ロー
ラ23との相対的位置関係により、可撓性周壁部20が
膨出変形すると、円筒状版胴1aの膨出変形部は、版胴
外周面に巻き付けられている孔版原紙と印刷用紙Pを挟
んで、裏押しローラ63に対して圧接する。可撓性周壁
部20の膨出変形が解除された状態においては、図10
に示すように、円筒状版胴1aと裏押しローラ63との
間に印刷用紙Pの通過を自由に許す空隙が形成される。
【0042】図10に示すように、裏押しローラ63に
は用紙クランプ部材67が設けられている。用紙クラン
プ部材67は、枢軸69によって裏押しローラ63に揺
動可能に装着され、一端に裏押しローラ63の外周面と
共働して印刷用紙Pを係脱可能にクランプするクランプ
片71を有し、他端にはカムフォロアローラ73を有し
ている。このカムフォロアローラ73は、裏押しローラ
63を回動自在に支持する不図示の機枠に固定して配置
されたカム75と係合している。裏押しローラ63が回
転すると、カム75の移動にカムフォロアローラ73が
従動し、用紙クランプ部材67を駆動する。即ち、裏押
しローラ63の回転に同期して図中左側の給紙部77よ
り印刷用紙Pが供給されると、用紙クランプ部材67は
該印刷用紙Pの先端を図10にて符号aで示す回転位置
(用紙喰え込み位置)でクランプし、図中右側の排紙部
79の側の回転位置(用紙解放位置)bでクランプを解
除する。これにより裏押しローラ63は、用紙喰え込み
位置aと用紙解放位置bとの間において印刷用紙Pをそ
の外周面に巻き付けて強制的に搬送する。
【0043】給紙部77は、印刷用紙Pを積み重ね積載
される給紙台81と、給紙台81より印刷用紙Pを一枚
づつ取り出す給紙ローラ83および紙捌きローラ85
と、用紙ガイド部材87と、印刷用紙Pを所定タイミン
グをもって裏押しローラ63のクランプ片71による用
紙喰え込み位置aへ送り込むタイミングローラ対89
と、印刷用紙Pが用紙喰え込み位置aへ送り込まれたこ
とを検出する光学式の給紙センサ91を有している。
【0044】排紙部79は、用紙解放位置bに配置され
て裏押しローラ63と共働してピンチローラ作用を行っ
て印刷用紙Pを排紙搬送する排紙ピンチローラ93と、
印刷用紙Pを裏押しローラ63から引き離す用紙分離爪
95と、分離された印刷用紙Pを用紙飛翔台97へ送り
出す排紙ピンチローラ対99と、印刷済みの印刷用紙P
を載置する排紙台101と、印刷用紙Pが用紙飛翔台9
7から排紙台101へ向かって飛翔したことを検出する
光学式の排紙センサ103とを有している。
【0045】なお、排紙される印刷用紙Pの上面、即ち
印刷画像面に摺接する排紙ピンチローラ93と排紙ピン
チローラ対99の上側ローラは、各々印刷用紙Pの両側
の余白部(非印刷マージン部)にのみ摺接するように構
成され、印刷用紙Pの幅方向寸法の如何に拘らず印刷用
紙Pの両側の余白部にのみ摺接するように給紙台81上
にセットされた印刷用紙Pのサイズに応じて軸線方向の
位置を自動調整される。この場合、給紙台81には、図
には示していないが、印刷用紙Pのサイズを検出する用
紙サイズセンサが設けられる。
【0046】上述の如き構成よりなる孔版印刷装置の動
作について説明する。製版された孔版原紙が円筒状版胴
1aの外周面に巻き付け装着された着版完了後におい
て、図示しない操作パネルのスタートキーが押される
と、円筒状版胴1aと裏押しローラ63とが回転を開始
すると共に、給紙ローラ83および紙捌きローラ85に
より給紙台81から印刷用紙Pが一枚づつ取り出され、
これが用紙ガイド部材87に案内されつつタイミングロ
ーラ対89へ向かう。
【0047】円筒状版胴1aと裏押しローラ63とが所
定の回転位相位置にまで回転すると、タイミングローラ
対89が所定タイミングをもって印刷用紙Pを裏押しロ
ーラ63のクランプ片71による用紙喰え込み位置aへ
送り込む。
【0048】次に電磁クラッチ43に対して所定時間に
亘って通電が行われる。これによりカム35は90度回
転して印刷実行回転位置に位置し、インキ供給ローラ2
3は前記降下位置に位置し、円筒状版胴1aの回転に伴
う回転により可撓性周壁部20を径方向外方へ押圧して
可撓性周壁部20を裏押しローラ63へ向けて膨出変形
させる。
【0049】この状態にて裏押しローラ63のクランプ
片71が用紙喰え込み位置aにおいて印刷用紙Pの先端
をクランプし、裏押しローラ63の回転により印刷用紙
Pは裏押しローラ63の外周面に巻き付いて円筒状版胴
1aとの対接部、この場合、可撓性周壁部20の膨出変
形部へ向かう。これにより印刷用紙Pは、その膨出変形
部にて円筒状版胴1aと裏押しローラ63とによって所
定の押圧力をもって挟まれ、円筒状版胴1aと裏押しロ
ーラ63の回転に伴って送られつつ押圧式の孔版印刷を
施される。
【0050】クランプ片71が用紙解放位置bに位置す
るまで円筒状版胴1aと裏押しローラ63が回転する
と、クランプ片71による印刷用紙Pのクランプが解除
され、印刷用紙Pの搬送は排紙ピンチローラ93に引き
継がれる。その後、印刷用紙Pは、用紙分離爪95によ
って裏押しローラ63より引き離され、排紙ピンチロー
ラ対99により用紙飛翔台97へ送り出され、用紙飛翔
台97より排紙台101へ飛翔し、排紙台101上に印
刷画像面を上向きにして載置される。
【0051】なお、可撓性周壁部20を有する円筒状版
胴1aと、円筒状版胴1aの回転に同期して円筒状版胴
1a内で昇降することにより円筒状版胴1aを外方に変
形させるインキ供給ローラ23と、円筒状版胴1aの外
に配置した裏押しローラ63とを有し、変形した円筒状
版胴1aの可撓性周壁部20と裏押しローラ63間に印
刷用紙を挟んで印刷を行う上述した印刷装置において
は、可撓性周壁部20を押し出す力が印刷画像の状態に
大きく影響する。そして、可撓性周壁部20を裏押しロ
ーラ63へ向けて膨出変形させるべく、インキ供給ロー
ラ23が可撓性周壁部20を径方向外方へ押出する力
は、インキ供給ローラ23の回転抵抗を大きくすると強
くなり、回転抵抗を小さくすると弱くなる。
【0052】即ち、図9において、インキ供給ローラ2
3又はこれと一体の歯車57の回転抵抗が、中心筒軸2
6に対するローラ駆動アーム53の回動抵抗よりも大き
いと、歯車57と噛み合う中間歯車55が歯車57の外
周を時計方向へ転がりつつ公転しようとする。この中間
歯車55はローラ駆動アーム53の自由端部に支持され
ているため中心筒軸26を中心とする円弧上での移動の
みが許されるので、中間歯車55は歯車57をこれら両
歯車の回転中心P1,P2を結ぶ仮想直線上のベクトル
F1の力で押圧することになる。そのため、歯車57は
枢軸19を中心とする円弧に沿い裏押しローラ63に向
かって移動し、インキ供給ローラ23はベクトルF1の
力に比例したベクトルF2の力で裏押しローラ63を押
圧する。
【0053】そして、前記ベクトルF1の力は歯車57
の回転抵抗の大きさに比例して大きくなるので、歯車5
7の回転抵抗が大きくなるほど歯車57がインキ供給ロ
ーラ23を介して裏押しローラ63を押圧する力(印刷
の圧力)は強くなる。
【0054】図10及び図11を参照して説明した孔版
印刷装置において、インキ堰7をばね202でインキ供
給ローラ3に押圧する前記実施例の孔版印刷ドラムを適
用すれば、ばね202の弾性力を適宜に調整することに
よって、インキ堰7と接触するインキ供給ローラ3の回
転抵抗を適宜に調整することができる。これによって被
印刷体やインキの種類、印刷環境温度等の印刷条件の変
化に対応してインキ供給ローラが周壁部を押し出す力を
調整することができ、良好な印刷画像を得ることができ
る。
【0055】図10及び図11を参照して説明した孔版
印刷装置において、図1〜図5を参照して説明した実施
例の孔版印刷ドラムを適用し、さらにこの孔版印刷ドラ
ムにおいてばね202の弾性力を変更するための変更手
段300を設けた例を、図6を参照して説明する。
【0056】フレーム200には駆動手段としてのモー
タ203が固定されている。モータの駆動軸に設けられ
た歯車204は、フレーム200に回動自在に取り付け
られた歯車205にかみ合っている。歯車205には、
軸芯と平行に雌ねじ部206が形成されている。雌ねじ
部206には、ボルト207の一端に形成された雄ねじ
部207aがかみ合っている。ボルト207の他端部に
形成された案内部207bは、回転できないようにフレ
ーム200に固定された案内部208に案内されてい
る。ボルト207の案内部207bには、前記ばね20
2のフレーム200側の端部が連結されている。
【0057】以上のように構成された変更手段300に
おいて、モータ203を駆動して歯車205を回転させ
れば、ボルト207は歯車205の回転方向に応じて案
内部208に沿って所定方向に移動する。ボルト207
が移動することにより、インキ堰7とボルト207との
間に設けられたばね202に付与される弾性力が変化す
る。
【0058】ばね202に与えられる弾性力を変化させ
れば、インキ供給ローラ3の帯状段差部10とインキ堰
7との接触状態を調整することができ、インキ供給ロー
ラ3の回転抵抗を任意に変化させることができる。従っ
て、被印刷体やインキの種類、印刷環境温度等の印刷条
件の変化に対応してインキ供給ローラ3,23が版胴1
aの可撓性周壁部20を押し出す力を調整することがで
きる。
【0059】図7を参照して、ばね202の弾性力を変
更する変更手段の他の構成例を説明する。ばね202の
弾性力を変更する変更手段としての調整アーム210の
一端部が、軸211によってフレーム200に回動可能
に取り付けられている。調整アームの中間部分には、イ
ンキ堰7に一端部を固定された前記ばね202の他端部
が固定されている。調整アーム210に接するフレーム
200の一部には、調整アーム210の回動軌跡に沿う
円弧状の溝孔212が形成されている。調整アーム21
0の溝孔212に対する部分には、ねじ孔213が形成
されている。調整アーム210の固定孔213には、溝
孔212を介して、フレーム200の反対側から固定ね
じ214が挿入され、調整アーム210をフレーム20
0に固定する。
【0060】調整アーム210を軸211を中心に回動
させてばね202に与える弾性力を調整する。ばね20
2に加わる弾性力が適当な値となるように調整アーム2
10の位置を定め、その位置で溝孔212を介して固定
ねじ214をねじ孔213に挿入する。調整アーム21
0はその位置に固定され、インキ堰7には所望の弾性力
が加えられ、インキ供給ローラ3の帯状段差部10とイ
ンキ堰7との接触状態を所望の状態に設定することがで
きる。本例によっても図6の例と同様の効果を得ること
ができる。
【0061】図8を参照して、インキ堰7を帯状段差部
10の帯状周面10aに押圧する弾性力を備えた押圧手
段の他の例と、その弾性力を変更する変更手段を説明す
る。フレーム200には、L字形の保持具220の基部
が止めねじ221で固定されている。フレーム200に
は長孔223が設けられ、保持具220にはねじ孔22
4が設けられている。止めねじ221はフレーム200
の長孔223を通してねじ孔224にねじ込まれている
ので、フレーム200に対する保持具220の位置は調
整できる。
【0062】保持具220の先端部と、前記インキ堰7
の上面との間には、押圧手段としてのばね222が設け
られている。ばね222は、インキ堰7の上面に設けら
れた突起7aに外挿されており、保持具220の先端部
によって下方に押圧されている。
【0063】インキ堰7に対する保持具220の位置を
適宜に調整し、ばね222がインキ堰7に与える押圧力
を変化させれば、インキ供給ローラ3の帯状段差部10
とインキ堰7との接触状態を所望の状態に設定すること
ができる。本例によっても図6の例と同様の効果を得る
ことができる。
【0064】
【発明の効果】本発明の孔版印刷ドラムでは、インク供
給ローラの両端にインク供給ローラの外径よりも小さい
外径の帯状段差部を設け、ここにインク堰を接触させる
と共に該インク堰に設けた斜面によって帯状段差部に漏
れるインクをインク供給ローラの内方に戻すようにして
いる。従って、本発明によれば、インクはインク供給ロ
ーラのインク供給範囲の外方には漏れず、印刷機及び印
刷用紙をインクで汚すという問題は発生しない。
【0065】また、インキ堰を前記帯状段差部の帯状周
面に押圧する弾性力を備えた押圧手段と、押圧手段の弾
性力を変更する変更手段を備えた本発明の孔版印刷ドラ
ムでは、インキ供給ローラの回転抵抗を適宜に設定して
所望の印圧を得ることができるので、用紙やインキの種
類、印刷環境温度等の印刷条件の変化にも対応でき、印
刷画像が鮮明になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の孔版印刷ドラムの要部の構成を模式
的に示す側面図である。
【図2】一実施例の孔版印刷ドラム内におけるインクの
挙動を説明するために要部の構成を示す斜視図である。
【図3】図2の帯状段差部近傍を示す平面図である。
【図4】一実施例のインク堰を示す斜視図である。
【図5】一実施例におけるインク堰の他の形状例を示す
斜視図である。
【図6】一実施例における押圧手段の構成を示す断面図
である。
【図7】一実施例における押圧手段の他の構成例を示す
斜視図である。
【図8】一実施例における押圧手段の他の構成例を示す
斜視図である。
【図9】一実施例の孔版印刷装置における印刷圧発生の
メカニズムを説明する図。
【図10】一実施例の孔版印刷装置の概略の構成を示す
図である。
【図11】一実施例の孔版印刷ドラムの要部の構成を示
す一部を破断した斜視図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷ドラム 1a 円筒状版胴 2 版胴 3,23 インキ供給ローラ 5,25 インキ塗布ローラ 7,12 インキ堰 10 帯状段差部 10a 帯状周面 11,14 斜面 20 可撓性周壁部 63 裏押しローラ 47 第一の歯車としての主歯車 53 第一の腕部材としてのローラ駆動アーム 55 第二の歯車としての中間歯車 21 第二の腕部材としてのローラ支持アーム 57 第三の歯車としての歯車 202,222 押圧手段としてのばね 210 変更手段としての調整アーム 220 変更手段としての保持具 300 変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/04 B41L 13/16 B41L 13/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ通過性の円筒状の周壁部を有する
    版胴と、 前記版胴の中心軸に平行な軸線の周りに回転して該版胴
    の内周面に接触するインキ供給ローラと、 前記インキ供給ローラに平行で該インキ供給ローラとの
    間にインキ溜まり部を形成し該インキ供給ローラの回転
    に伴い該インキ供給ローラの表面にインキを塗布するイ
    ンキ塗布ローラと、 前記インキ供給ローラの両端に全周にわたって形成され
    た該インキ供給ローラの外径よりも小さい外径の帯状段
    差部と、 前記帯状段差部の帯状周面に摺接して該帯状段差部上に
    漏出したインキを前記インキ溜まり部に誘導する斜面を
    備えたインキ堰と、 前記インキ堰を前記帯状段差部の帯状周面に押圧する弾
    性力を備えた押圧手段と、 を具備することを特徴とする孔版印刷ドラム。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段の弾性力を変更する変更手
    段を備えた請求項1に記載の孔版印刷ドラム。
  3. 【請求項3】 前記版胴の周壁部が可撓性であり、 前記インキ供給ローラを前記版胴の回転に同期して回転
    させる駆動機構を有し、 前記駆動機構が、前記版胴の中心軸線に平行な軸線の周
    りに前記版胴に同期して回転する第一の歯車と、第一の
    歯車の中心軸線に一致する軸線の周りに揺動可能な第一
    の腕部材と、第一の腕部材の自由端に回転可能に支持さ
    れて前記第一の歯車と連動する第二の歯車と、前記第一
    の腕部材の揺動中心軸線と平行に偏倚した軸線の周りに
    揺動可能な第二の腕部材と、第二の腕部材の自由端に前
    記インキ供給ローラと連動可能に支持されて第二の歯車
    と連動する第三の歯車とを具備した請求項1又は2に記
    載の孔版印刷ドラム。
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