JP2005238774A - 両面印刷装置 - Google Patents

両面印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005238774A
JP2005238774A JP2004054855A JP2004054855A JP2005238774A JP 2005238774 A JP2005238774 A JP 2005238774A JP 2004054855 A JP2004054855 A JP 2004054855A JP 2004054855 A JP2004054855 A JP 2004054855A JP 2005238774 A JP2005238774 A JP 2005238774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
double
moving
image
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004054855A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kobayashi
一喜 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004054855A priority Critical patent/JP2005238774A/ja
Publication of JP2005238774A publication Critical patent/JP2005238774A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

【課題】両面印刷をコンパクト且つ安価な構成で容易に行うことができ、且つ、画像位置(印刷位置)の調整も容易に行えることができるようにする。
【解決手段】印刷ドラム1には表面画像としての第1の画像と裏面画像としての第2の画像が回転方向に並べて製版されたマスタが巻装されている。プレスローラ15の押圧により印刷用紙45に第1の画像を印刷し、表面印刷された印刷用紙45Aを切り換えガイド板23により再給送手段56側へ案内し、移動ガイド81により先端部を挟持して図1に示す状態に搬送した後開放する。開放された印刷用紙45Aは搬送手段55によりプレスローラ15とコロ17のニップ部に搬送され、反転されて再給紙され、第2の画像を裏面に印刷される。移動ガイド81は図示しない往復駆動機構により移動される移動ブラケット83と、印刷用紙45の搬送方向と直交する方向に移動可能な保持部材84と、該保持部材84を設定された調整量に基づいて移動させる移動機構を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷用紙(記録媒体)の表裏面への印刷が可能な孔版印刷装置等の両面印刷装置に関し、詳しくは、1版分の長さ内に第1の画像と第2の画像が並べて製版された孔版原紙としてのマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、単一の印刷ドラム構成下で自動的に再給紙して印刷を行う両面印刷装置に関する。
従来より、感熱デジタル孔版印刷装置が知られている。これは、多孔性の支持円筒体に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装した構成の回転自在な印刷ドラム(版胴)に、画像情報に基づいて加熱穿孔製版されたマスタを巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給部材よりインキを供給するとともに、プレスローラ等の押圧手段で印刷用紙を連続的に版胴に押圧して、版胴開孔部及びマスタ穿孔部よりインキを滲み出させて印刷を行う方式となっている。
マスタは、熱可塑性樹脂フィルム(厚みは大体1〜2μm程度のものが一般に用いられる)に、多孔質支持体の和紙繊維や合成繊維、あるいは和紙と合成繊維を混抄したものを貼り合わせたラミネート構造を有している。
製版は、マスタのフィルム面をサーマルヘッドの発熱素子に接触させ、サーマルヘッドを主走査方向に作動させるとともに、プラテンローラ等の搬送手段でマスタを副走査方向に移動させながら行われる。
近年では、印刷用紙の消費量を低減するために、印刷用紙の表裏両面に印刷を行う両面印刷が印刷の大部分を占めるようになってきた。両面印刷では、一般的に、給紙部に積載された印刷用紙を1枚ずつ分離して給紙し、片面を印刷した後に排紙トレイに排出積載された印刷済み用紙を再度裏返して給紙し、もう片面を印刷する方式が採られている。
しかしながらこの方式では、同一工程の印刷を2度行うことになり、印刷時間が長くなるとともに、片面印刷済みの印刷用紙を綺麗に揃え直して再度給紙部にセットしたりする作業が必要であるために非常に面倒であった。
このような状況に対処すべく、2つの版胴を対向させ、ワンパス(1回の用紙搬送)で両面に同時に印刷できる両面印刷装置が提案されているが、装置が大型化することや、片面印刷時には片側の版胴からの印刷用紙裏面へのインキ転移を防ぐために未製版マスタを巻装しておく必要がある等の制約があり、マスタが無駄に消費されるとともに操作が面倒である等の問題があった。
特開2003−200645号公報には、1版分の長さ内に第1の画像と第2の画像が印刷用紙の搬送方向に並べて製版されたマスタを版胴の外周面に巻装し、プレスローラの版胴に対する押圧タイミングを制御しながら、表面印刷済みの印刷用紙を排出方向切り換え手段により再給紙手段へ案内し、再給紙手段によりプレスローラの周面に沿って反転させて再給紙し、裏面印刷を終えた後排出する方式の両面印刷装置が提案されている。
特開平6−48014号公報 特開2003−200645公報
ところで、この種の両面印刷装置では、印刷用紙の進行方向(搬送方向)における画像位置の位置調整は、版胴とプレスローラの印刷ニップ部への印刷用紙の進入タイミングをずらすなどして相対位置を変更する方式が一般的に用いられている。
一方、進行方向に直角な用紙幅方向における画像位置の位置調整は、版胴をその軸線方向に移動したり、給紙トレイを版胴の軸線方向に移動する方式が採用されている。
上記特開2003−200645号公報に開示されているような単一版胴構成下の自動再給紙方式では、安価なコンパクト構成を実現でき、且つ、オペレータによる再セットの煩わしさが無いという利点があるが、再給紙を自動的に行う構成であるが故に、従来用いられていた「給紙トレイを版胴の軸線方向に移動する調整方式」は採用することができず、版胴を軸線方向に移動する調整方法しか残されていない。
しかしながら、押圧手段であるプレスローラが版胴の前後製版面(第1の画像、第2の画像に対応する面)に対して常に当接しているため、後面(第2の画像に対応する面)に対する印刷位置の調整、特に印刷用紙の進行方向に直角な用紙幅方向の位置合わせは、版胴を軸線方向に移動しようとしてもプレスローラが当接しているため移動できず、結局印刷用紙の幅方向における印刷位置の調整はできなかった。
本発明は、両面印刷をコンパクト且つ安価な構成で容易に行うことができ、且つ、画像位置(印刷位置)の調整も容易に行える両面印刷装置の提供を、その目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、画像情報に基づいてマスタを製版する製版手段と、該製版手段により1版分の長さ内に第1の画像と第2の画像が記録媒体の搬送方向に並べて製版されたマスタを外周面に巻装される印刷ドラムと、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段と、上記印刷ドラムと上記押圧手段の間の印刷ニップ部に向けて記録媒体を給送する給送手段と、上記印刷ニップ部を通って印刷された印刷済みの記録媒体を排出するための排出手段と、第1の画像又は第2の画像を一面に印刷された片面印刷済みの記録媒体を反転させて上記印刷ニップ部に再給送する再給送手段と、片面印刷済みの記録媒体を上記再給送手段へ選択的に切り換える排出方向切り換え手段を有する両面印刷装置において、上記排出方向切り換え手段により上記再給送手段へ切り換えられた片面印刷済みの記録媒体を一時的に保持して上記再給送手段による再給送が可能な状態に設定する再給送用設定手段を有し、且つ、上記再給送用設定手段又は上記再給送手段の少なくとも一方が、記録媒体の給送方向と直交する幅方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の両面印刷装置において、上記再給送用設定手段が、片面印刷済みの記録媒体の先端部を一時的に保持する移動ガイドと、該移動ガイドを往復移動させる往復駆動機構を有し、上記移動ガイドは、上記往復駆動機構により駆動される移動ブラケットと、該移動ブラケットに記録媒体の給送方向と直交する方向に移動可能に設けられた保持部材と、該保持部材を移動させる移動機構を有していることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の両面印刷装置において、上記移動機構が、上記移動ブラケットと上記保持部材の何れか一方に設けられた駆動源と、該駆動源の回転軸に固定された駆動ギアと、他方に設けられ上記駆動ギアに噛み合うラック部を有していることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1記載の両面印刷装置において、上記再給送手段が、上記再給送用設定手段により再給送が可能な状態に設定された記録媒体を再給送方向に搬送する搬送手段と、該搬送手段を記録媒体の給送方向と直交する方向に移動させる移動機構を有していることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の両面印刷装置において、上記搬送手段が、記録媒体の給送方向と直交する方向に延びる回転軸を備えたローラ間に無端状のベルトを掛け回した構成を有しているとともに、ローラの回転軸方向に移動可能に設けられ、上記移動機構が、少なくとも一方のローラの回転軸に係合し該回転軸をその軸方向にスライドさせる構成を有していることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項5記載の両面印刷装置において、上記移動機構が、上記ローラの回転軸の回転を許容する係合部を備えたスライダと、該スライダを上記ローラの回転軸方向に移動させる駆動源を有していることを特徴とする。
請求項7記載の発明では、請求項6記載の両面印刷装置において、上記スライダに上記ローラの回転軸方向に延びるラック部が形成され、上記駆動源の回転軸に上記ラック部に噛み合う駆動ギアが固定されていることを特徴とする両面印刷装置。
請求項8記載の発明では、請求項2乃至7のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、上記移動機構による移動量を設定する移動量設定手段と、該移動量設定手段により設定された移動量に基づいて記録媒体の位置を自動的に調整する制御手段を有していることを特徴とする。
請求項9記載の発明では、請求項1記載の両面印刷装置において、上記再給送用設定手段及び上記再給送手段が、記録媒体の給送方向と直交する幅方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、画像情報に基づいてマスタを製版する製版手段と、該製版手段により1版分の長さ内に第1の画像と第2の画像が記録媒体の搬送方向に並べて製版されたマスタを外周面に巻装される印刷ドラムと、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段と、上記印刷ドラムと上記押圧手段の間の印刷ニップ部に向けて記録媒体を給送する給送手段と、上記印刷ニップ部を通って印刷された印刷済みの記録媒体を排出するための排出手段と、第1の画像又は第2の画像を一面に印刷された片面印刷済みの記録媒体を反転させて上記印刷ニップ部に再給送する再給送手段と、片面印刷済みの記録媒体を上記再給送手段へ選択的に切り換える排出方向切り換え手段を有する両面印刷装置において、上記排出方向切り換え手段により上記再給送手段へ切り換えられた片面印刷済みの記録媒体を一時的に保持して上記再給送手段による再給送が可能な状態に設定する再給送用設定手段を有し、且つ、上記再給送用設定手段又は上記再給送手段の少なくとも一方が、記録媒体の給送方向と直交する幅方向に位置調整可能に設けられていることとしたので、単一の印刷ドラム構成によるコンパクト化を実現できるとともに、印刷ドラムに対して押圧手段が常時接触している状態でも第2の画像の印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の両面印刷装置において、上記再給送用設定手段が、片面印刷済みの記録媒体の先端部を一時的に保持する移動ガイドと、該移動ガイドを往復移動させる往復駆動機構を有し、上記移動ガイドは、上記往復駆動機構により駆動される移動ブラケットと、該移動ブラケットに記録媒体の給送方向と直交する方向に移動可能に設けられた保持部材と、該保持部材を移動させる移動機構を有していることとしたので、単一の印刷ドラム構成によるコンパクト化を実現できるとともに、印刷ドラムに対して押圧手段が常時接触している状態でも第2の画像の印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の両面印刷装置において、上記移動機構が、上記移動ブラケットと上記保持部材の何れか一方に設けられた駆動源と、該駆動源の回転軸に固定された駆動ギアと、他方に設けられ上記駆動ギアに噛み合うラック部を有していることとしたので、単一の印刷ドラム構成によるコンパクト化を実現できるとともに、印刷ドラムに対して押圧手段が常時接触している状態でも第2の画像の印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の両面印刷装置において、上記再給送手段が、上記再給送用設定手段により再給送が可能な状態に設定された記録媒体を再給送方向に搬送する搬送手段と、該搬送手段を記録媒体の給送方向と直交する方向に移動させる移動機構を有していることとしたので、単一の印刷ドラム構成によるコンパクト化を実現できるとともに、印刷ドラムに対して押圧手段が常時接触している状態でも第2の画像の印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の両面印刷装置において、上記搬送手段が、記録媒体の給送方向と直交する方向に延びる回転軸を備えたローラ間に無端状のベルトを掛け回した構成を有しているとともに、ローラの回転軸方向に移動可能に設けられ、上記移動機構が、少なくとも一方のローラの回転軸に係合し該回転軸をその軸方向にスライドさせる構成を有していることとしたので、単一の印刷ドラム構成によるコンパクト化を実現できるとともに、印刷ドラムに対して押圧手段が常時接触している状態でも第2の画像の印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の両面印刷装置において、上記移動機構が、上記ローラの回転軸の回転を許容する係合部を備えたスライダと、該スライダを上記ローラの回転軸方向に移動させる駆動源を有していることとしたので、単一の印刷ドラム構成によるコンパクト化を実現できるとともに、印刷ドラムに対して押圧手段が常時接触している状態でも第2の画像の印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の両面印刷装置において、上記スライダに上記ローラの回転軸方向に延びるラック部が形成され、上記駆動源の回転軸に上記ラック部に噛み合う駆動ギアが固定されていることとしたので、単一の印刷ドラム構成によるコンパクト化を実現できるとともに、印刷ドラムに対して押圧手段が常時接触している状態でも第2の画像の印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項2乃至7のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、上記移動機構による移動量を設定する移動量設定手段と、該移動量設定手段により設定された移動量に基づいて記録媒体の位置を自動的に調整する制御手段を有していることとしたので、印刷位置の調整を容易に行うことができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1記載の両面印刷装置において、上記再給送用設定手段及び上記再給送手段が、記録媒体の給送方向と直交する幅方向に位置調整可能に設けられていることとしたので、画像位置の移動範囲をより大きく設定することができ、位置調整の自由度を高めることができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図9に基づいて説明する。
印刷ドラム(版胴)1の左側上部には、画像情報に基づいてマスタ8を製版する製版手段30が配設されている。製版手段30において、マスタ8はマスタロール8aとして巻成されており、図示しないホルダ手段によりそのロール芯8bを回転可能に支持されている。
マスタ8は、図示しない製版側板に回転自在に支持されたプラテンローラ9に、無数の発熱素子を有するサーマルヘッド10により押圧されている。図示しないステッピングモータによりプラテンローラ9が時計回り方向に回転駆動されることにより、マスタ8がマスタロール8aより繰り出されるようになっている。
サーマルヘッド10は、図示しないバネ部等材によりプラテンローラ9に向けて付勢されている。プラテンローラ9のマスタ搬送方向下流側には、図示しない製版側板間に互いに圧接した状態で回転自在に支持された搬送ローラ対12が設けられている。搬送ローラ対12はプラテンローラ9の周速より僅かに早い速度に設定されており、マスタ8との間で滑りながらマスタ8に適度な張力を付加するようになっている。
搬送ローラ対12の下流側には、製版されたマスタ8を適当な長さに切断するカッタ11と、図示しない製版側板間に固定され、マスタ8の先端を案内するマスタガイド板13が設けられている。カッタ11は、上刃11aと、下刃11bから構成されるギロチンタイプである。カッタとしては回転刃移動タイプ等のものでもよい。これらが製版手段30を構成する。
図2に示すように、原稿Dを搬送するとともにCCD等で電気信号に変換するスキャナ装置50を経由して、読み取られた原稿Dの画像情報が後述する制御手段32へ送られる。この画像情報に基づいて制御手段32により製版手段30のサーマルヘッド10が駆動され、発熱素子に通電されて加熱穿孔製版が行われる。スキャナ装置50は図示しない装置本体に設けられている。
通常の片面印刷か両面を印刷するかはオペレータにより操作パネル33に入力されることで制御される。
印刷ドラム1は、多孔性支持円筒体の外周面に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装した構成を有しており、インキパイプ5を支軸に回転自在に支持された図示しないフランジに固定されている。印刷ドラム1は、図示しない駆動伝達手段(ギア等)により図示しない駆動源から駆動力を伝達されて時計回り方向に回転駆動される。
印刷ドラム1の内部には、インキパイプ5に固定された図示しない側板により、インキローラ軸を回転自在に支持されたインキローラ2が設けられており、インキローラ2は図示しない駆動伝達手段(ギア、ベルト等)により印刷ドラム1と同期して同方向に回転駆動される。インキローラ2の外周面と僅かに隙間を設けてドクタローラ3が設けられており、該ドクタローラ3によってインキローラ2とドクタローラ3との間の楔状空間に形成されるインキ溜まり4のインキがインキローラ2の外表面に薄膜状に供給される。
インキ溜まり4のインキは、図示しないインキ供給装置により印刷ドラム1の外部に設けられたインキパック等より吸引されてインキパイプ5の供給穴5aより滴下供給される。
印刷ドラム1はインキが通過可能な開孔部1aと、非開孔部1bを有しており、非開孔部1bの表面には、印刷ドラム1の一つの母線に沿って、磁性体で形成されたステージ6が設けられている。ステージ6と平行にクランパ軸7aが回動可能に支持され、クランパ軸7aにはクランパ7が一体に固定されている。クランパ7は図示しない開閉装置により所定位置で開閉される。
印刷ドラム1は、図示しない装置本体に対して、自身の軸線方向にインキパック等と一体で、すなわち1つのユニットとして着脱可能に設けられているとともに、図示しない画像移動装置により軸線方向に移動自在に設けられている。
印刷ドラム1の下側には、印刷ドラム1に対して接離自在な押圧手段34が配設されている。押圧手段34は、図示しない装置本体側板に回転自在に支持されたアーム軸16aと、アーム軸16aに固定されたプレスローラアーム対16に軸部を回転自在に支持されたプレスローラ15を有している。本実施形態では押圧手段34の機能は実質的にプレスローラ15の機能を意味している。
アーム軸16aの一端側には図示しないアームが固定され、該アームには回転自在なカムフォロアが設けられており、カムフォロアは図示しない装置本体側板に回転自在に支持されている複数のカムに、スプリング等により当接するように付勢さている。複数のカムは図示しない駆動手段により印刷ドラム1と同期して回転し、プラスローラ15を所定の位置で印刷ドラム1に当接させたり、離間させるようになっている。
すなわち、特開2003−200645公報に記載の方式と同様に、カムによりプレスローラ15による印圧範囲を切り換えるようになっている。簡単に説明すると、図3に示すように、印刷ドラム1上の製版済みマスタ8Xにおける第1の画像(表面画像)8Aに対応した領域のみに印圧を付与する第1の印圧範囲パターンIと、第2の画像(裏面画像)8Bに対応した領域のみに印圧を付与する第2の印圧範囲パターンIIと、第1の画像から第2の画像の全体に亘る領域(片面画像)に印圧を付与する第3の印圧範囲パターンIIIのうちの一つを選択的に切り換え可能になっている。図3において符号Xは印刷用紙45の搬送方向を、符号45Aは表面印刷済みの印刷用紙を示している。
プレスローラ15は図示しない駆動手段により印刷ドラム1と略同じ周速度で印刷ドラム1と反対方向に回転駆動される。
プレスローラ15の下側には、プレスローラ15に圧接した状態で複致のコロ17が回転自在に軸支されており、これらのコロ17はプレスローラ15より回転力を受けてプレスローラ15と反対方向に回転する。
プレスローラ15の右側にはプレスローラ15の表面に近接して湾曲したローラガイド板18が設けられている。
プレスローラ15の外表面にはオフセット印刷機などで印刷物の汚れ防止等に用いられているガラスビーズ等が均一に形成されており、印刷ドラム1の表面と接触した場合や、後述する印刷された印刷用紙45の画像面のインキなどによる汚れが極力少なくなるようになっている。
ローラガイド板18の表面には、搬送時(再給紙時)の印刷用紙の抵抗を低減するために摩擦係数の低いテフロン(登録商標)樹脂などがコーティングされている。
プレスローラ15の右側には、給送手段としての給紙装置35が配設されている。給紙装置35は、記録媒体としての印刷用紙45を積載収容する給紙トレイ36と、積載された印刷用紙45を一枚ずつ分離して給紙する給紙コロ37と、分離給紙された印刷用紙45を所定のタイミングで印刷ドラム1とプレスローラ15との間の印刷ニップ部に向けて搬送するレジストローラ対14を有している。
印刷ドラム1の左側には、印刷ドラム1に近接して回動自在に支持された剥離爪26と、印刷ドラム1の表面に圧搾空気を吹き付けて印刷用紙45を剥離する剥離ファン27が設けられている。剥離爪26の下側には、排出手段としての排紙搬送装置38が設けられている。排紙搬送装置38は、図示しない装置本体側板間に回転自在に支持され、図示しない駆動装置により反時計回り方向に回転駆動される排紙ローラ前19、排紙ローラ後20と、これらの排紙ローラ間に掛け回された排紙ベルト21と、印刷用紙45を排紙ベルト21の表面に吸引する吸引ファン22を有している。
排紙搬送装置38とプレスローラ15との間には、排出方向切り換え手段としての切り換えガイド板23が図示しない装置本体側板に回転可能に支持されて設けられている。切り換えガイド板23は、図示しない駆動手段(ソレノイド、ステッピングモータ等)により所定位置で揺動(上下動)するようになっている。通常は図1に示す位置、すなわち、排紙搬送装置38へ案内する位置に設定されている。
排紙搬送装置38の下部には、搬送手段55が配設されている。搬送手段55は、搬送ローラ前40と、搬送ローラ後41と、これらのローラ間に掛け回された無端状のベルトとしての搬送ベルト42と、該搬送ベルト42の表面に印刷用紙45を吸引する吸引ファン43を有している。搬送手段55は図示しない駆動モータ等で時計回り方向に回転駆動される。搬送ベルト42は所定のタイミングで断統的に駆動される。
搬送手段55は、搬送ローラ後41の回転軸を支点に、搬送ローラ前40の回転軸がプレスロ一ラ15の図示しない側板部に移動自在に支持されており、印刷ドラム1に対するプレスローラ15の離接動作と連動して上下方向に揺動(移動)する構成となっている。
押圧手段34、ローラガイド板18、搬送手段55等により再給送手段(再給紙手段)56が構成される。
搬送手段55の上部には、切り換えガイド板23により再給送手段56へ切り換えられた片面(表面)印刷済みの印刷用紙45Aを一時的に保持して再給送手段56による再給送(再給紙)が可能な状態に設定する再給送用設定手段57が配設されている。
再給送用設定手段57は、図4及び図5に示すように、片面印刷済みの印刷用紙45Aの先端部を一時的に保持する移動ガイド81と、該移動ガイド81を往復移動させる往復駆動機構82を有している。図1等では移動ガイド81のみを表示している。
移動ガイド81は、図4に示すように、往復駆動機構82により駆動(往復移動)される移動ブラケット83と、該移動ブラケット83に印刷用紙45の給紙方向と直交する方向に移動可能に設けられた保持部材84と、該保持部材84を移動させる移動機構89(図6参照)を有している。
保持部材84は、表面印刷済み用紙45Aの先端部を印刷ニップ部近傍の第1の位置としての移動位置P1で挟持し、移動位置P1よりも低い再給送手段56の上流側近傍の第2の位置としての初期位置P2で表面印刷済み用紙45Aの先端部を開放する用紙挟持手段としての機能・構成を有する。
保持部材84は、表面印刷済み用紙45Aの先端部を挟持・載置するための挟持台84aと、印刷ニップ部から送り出された表面印刷済み用紙45Aの進行方向下流側において挟持台84aにL字状に一体的に形成され、表面印刷済み用紙45Aの先端が当接する受け止め部としてのエンドフェンス84bと、表面印刷済み用紙45Aの先端部を挟持する開閉自在なクランプ爪84cと、クランプ爪84cの基端部が固定される揺動自在(所定角度回動自在)なクランプ軸84dと、クランプ軸84dを揺動自在(所定角度回動自在)に支持するための、挟持台84aの両側端に一体的に取り付けられた図5にのみ示す一対の軸受ブラケット84eと、クランプ爪84cの自由端を挟持台84aの上面に押し付ける向きに付勢する付勢手段としての図示しないねじりコイルバネと、クランプ軸84dの紙面の奥側に固定された上下一対の解除レバー上84f、解除レバー下84gとから主に構成されている。
移動ブラケット83における紙面の手前側及び奥側の両側端にはそれぞれ一対の被案内部としての突起83aが一体的に形成されている。4箇所の突起83aは、図5に示すように、装置本体側板対130a、130bにそれぞれ形成された案内溝85に緩く嵌合されている。クランプ爪84cは、印刷ニップ部から送り出された表面印刷済み用紙45Aの進行方向(搬送方向)に対して鋭角の立ち上がり角度をもって傾斜しており、その自由端部は鋭角状に形成されている。クランプ爪84cは、例えば表面印刷済み用紙45Aの幅方向中央部付近に2〜3個程度配設されていて、同幅方向に所定の幅を有する金属製または樹脂製の薄板状部材からなる。
移動ブラケット83の紙面奥側の下部には、図5に示すように、取付部86が一体的に設けられており、この取付部86は往復駆動機構82を構成するタイミングベルト87に固定されている。解除レバー上84f、解除レバー下84gは、板状部材で形成されている。なお、突起83aは、移動ブラケット83と一体的に形成したものに限らず、案内溝85の内壁上を摩擦抵抗少なく転動可能なコロで構成してもよい。
本実施形態によれば、印刷ニップ部から送り出された表面印刷済み用紙45Aの進行方向に対して鋭角の立ち上がり角度をもって傾斜したクランプ爪84cを備えていることにより、表面印刷済み用紙45Aの搬送時などにおいて表面印刷済み用紙45Aが抜ける方向に負荷等が作用した場合に、その挟持力(押圧力)を増加させる方向、すなわちクランプ爪84cを反時計回り方向に回転させるモーメントが働くので、挟持力(押圧力)が増加してその用紙45Aの抜けが防止できるとともに、図示しないねじりコイルバネの付勢力としての挟持力を小さく設定でき、且つ、強固に作る必要もなく安価に構成できるという利点を有する。
往復駆動機構82は、図5に示すように、紙面奥側の装置本体側板130bの外側に配設されており、移動位置P1と初期位置P2との間で移動ガイド81を往復移動させる機能・構成を有する。
往復駆動機構82は、表面印刷済み用紙45Aの搬送落下経路とほぼ同じとなるように左下がりに傾斜して装置本体側板対130a、130bに貫通して形成された円弧状の案内溝85と、案内溝85における表面印刷済み用紙45Aの進行方向(搬送方向)の下流端近傍の装置本体側板130bに軸90aをもって回動自在に支持された歯付きの駆動プーリ90と、案内溝85における表面印刷済み用紙45Aの進行方向(搬送方向)の上流端近傍の装置本体側板130bに軸91aをもって回動自在に支持された歯付きの従動プーリ91と、駆動プーリ90と従動プーリ91との間に掛け渡されたタイミングベルト87と、タイミングベルト87に当接してこれに張力を付与するように装置本体側板130bに図示しない軸をもって回動自在に支持された複数のテンションローラ95と、駆動プーリ90の軸90aに固定された駆動ギヤ92と、駆動プーリ90の軸90a近傍の装置本体側板130bに固定された正逆転可能な駆動手段としての駆動モータ94と、駆動モータ94の出力軸94aに固定され、駆動ギヤ92と噛み合うモータギヤ93とから主に構成されている。
タイミングベルト87は、移動ガイド81の移動ブラケット83下部に一体的に形成された取付部86を介して移動ガイド81に連結されている。駆動モータ94は、例えばステッピングモータからなる。上述したとおり、駆動モータ94は往復駆動機構82の駆動手段を、案内溝85は往復駆動機構82の案内手段を、タイミングベルト87、駆動プーリ90、従動プーリ91、駆動ギヤ92及びモータギヤ93は駆動モータ94の駆動力を移動ガイド81に伝達する駆動力伝達手段をそれぞれ構成している。
上述の構成のとおり、駆動モータ94の正逆転駆動により駆動力伝達手段を介して、移動ガイド81が、表面印刷済み用紙45Aの先端部を挟持する移動位置(第1の位置)P1と、初期位置または待機位置(第2の位置)P2とを選択的に占めるべく往復移動する。駆動プーリ90の近傍には、移動ガイド81がホームポジション(初期位置)である第2の位置を占めたときにこれを検知するホームポジションセンサ88が配設されている。
移動ガイド81の印刷用紙45の挟持・開放動作は移動ガイド81自体に持たせてもよいが、本実施形態では、移動位置P1と初期位置P2に固定配置された部材により動作させるようになっている。
すなわち、図4に示すように、移動ガイド81が移動位置P1を占めた時、移動ガイド81を一旦開放させた後、表面印刷済み用紙45Aの先端部を挟持するように作動させ、移動ガイド81が初期位置P2を占めた時、移動ガイド81を表面印刷済み用紙45Aの先端部を開放するように作動させる作動時機制御手段を構成する解除カム98及び解除ピン99が設けられている。
解除カム98及び上記ねじりコイルバネは、図4に示すように、移動ガイド81が実線で示す移動位置P1を占めた時、移動ガイド81の解除レバー下84gと当接することにより、上記ねじりコイルバネの付勢力に抗して解除レバー下84g及びクランプ軸84dを介してクランプ爪84cを時計回り方向に揺動(所定角度回動)させて一旦開放させた後、移動ガイド81が移動位置P1から二点鎖線で示す初期位置P2に向けて移動開始する時、解除レバー下84gとの当接状態が解除されることにより上記ねじりコイルバネの付勢力によってクランプ爪84cが反時計回り方向に揺動されることで、表面印刷済み用紙45Aの先端を挟持するように作動させる。
解除ピン99は、図4に示すように、移動ガイド81が初期位置P2を占めた時、移動ガイド81の解除レバー上84fと当接することにより、図示しないねじりコイルバネの付勢力に抗して解除レバー上84f及びクランプ軸84dを介してクランプ爪84cを時計回り方向に揺動させて表面印刷済みの印刷用紙45Aの先端部を開放するように作動させる。
本実施形態によれば、解除カム98を備えていることにより、解除カム98を備えていない場合と比較して次の利点を有する。すなわち、例えば移動ガイド81が移動位置P1を占める時に、表面印刷済み用紙45Aの先端が印刷ニップ部で付与される搬送力により図示しないねじりコイルバネの付勢力に打ち勝ってクランプ爪84cを時計回り方向に揺動させてその開放部分(クランプ爪84cの先端と挟持台84aの上面との間の開放部分)に挿入されるように構成されている場合には、例え上記ねじりコイルバネの付勢力を腰の弱い用紙に合わせて設定したとしても、その用紙の先端部を変形させたり、その用紙挟持力が不安定になったりすることが想定される。
これに対して、本実施形態によれば、移動ガイド81が移動位置P1を占めた時に、上記した解除カム98の作用によって、表面印刷済み用紙45Aの先端が印刷ニップ部で付与される搬送力によりその開放部分(クランプ爪84cの先端部と挟持台84aの上面との間の開放部分)にスムーズに挿入されるから、その用紙の腰の強さに左右されることなく、表面印刷済み用紙45Aの先端部をクランプ爪84cの先端と挟持台84aの上面との間で確実に挟持・クランプすることができ、これによって表面印刷済み用紙45Aが蛇行したり、スキューしたりすること無く安定した状態で良好に搬送できるとともに、その裏面への印刷時に印刷画像が傾いたり、傾きなどが元でレジストが悪化してしまうことを未然に防止できるという利点が得られる。
また、表面印刷済み用紙36aの先端を挟持する際の開放時間等も、解除カムの形状を工夫・調整することによってある程度長く設定することができるため、腰の弱い用紙等でも用紙先端の挿入が抵抗無く行えて表面印刷済み用紙45Aの先端の挟持が良好に行えるものである。
解除ピン99の働き・作用により、移動ガイド81が初期位置P2を占めた時に、クランプ爪84cの先端部と挟持台84aの上面との間で挟持された表面印刷済み用紙45Aの先端部が開放され、表面印刷済み用紙45Aはその後端より搬送手段55の搬送ベルト42上に落下し、この時に作動している吸引ファン43による吸引力によって搬送ベルト42上に一時的に吸着・保持された後、搬送ベルト42の回転駆動によってプレスローラ15側へ搬送される。なお、搬送ベルト42の長さ及び移動ガイド81の初期位置P2等は、両面印刷に使用される印刷用紙45の用紙搬送方向Xの長さによって最適な長さをもって設定される。
次に、図6に基づいて、保持部材84を印刷用紙45の搬送方向と直交する方向に移動させる移動機構89を説明する。
移動機構89は、挟持台84aに固定された駆動源としてのステッピングモータ89aと、該ステッピングモータ89aの回転軸に固定された駆動ギア(ピニオン)89bと、移動ブラケット83に一体に形成され、駆動ギア89bに噛み合うラック部83bと、移動ブラケット83に対する挟持台84aのホームポジションを検知するホームポジションセンサ100(図7)を有している。図示しないがラック部83bは紙面厚み方向(印刷用紙45の搬送方向と直交する方向)に延びている。
移動ブラケット83の上面には、L字状のガイドレール対83cが設けられており、これに対応して挟持台84aの下面にはガイドレール対83cに係合する係合レール対84hが設けられている。この構成により、保持部材84は移動ブラケット83に対して印刷用紙45の搬送方向と直交する方向に移動(スライド)可能となっている。
図6において、移動ブラケット83の突起83aは省略している。
図7に示すように、操作パネル33には、移動機構89による保持部材84の移動量(印刷用紙45の幅方向における印刷位置の調整量)を設定する移動量設定手段としての移動量設定キー101が設けられている。移動量設定キー101により保持部材84の移動量が設定されると、制御手段32はホームポジションセンサ100からの信号に基づいてステッピングモータ89aを制御し、設定された移動量分保持部材84を移動させる。通常、保持部材84は中央位置に設定されている。
図1に示すように、排紙搬送装置38の左側には排紙された印刷用紙45を積載する排紙トレイ23が設けられている。
上記構成に基づく両面印刷装置の印刷動作を説明する。
まず、片面のみを印刷する場合の動作を説明する。スキャナ装置50に原稿Dがセットされた後に、スタート信号(スタートボタン等が押される等)が出されることにより、図示しない駆動モータにより印刷ドラム1が回転し、図示しない排版装置により使用済みのマスタが印刷ドラム1の表面より剥離されて廃棄される。
印刷ドラム1は、クランパ7が略真上位置になるまで回転して停止する。印刷ドラム1が停止すると、図示しない開閉装置によりクランパ軸7aが回転されることでクランパ7が開かれ、給版待機状態となる。
原稿Dが原稿読取部に送り出され、画像がCCD等で電気信号に変換され、A/D変換器、製版制御装置等を経由して画像情報に応じてサーマルヘッド10の発熱素子にパルス状に通電がなされる。サーマルヘッド10が主走査方向に作動するとともに図示しないステッピングモータが回転してプラテンローラ9によりマスタ8を副走査方向に搬送し、マスタ8の感熱フィルムが穿孔される製版が開始される。
マスタガイド板13によりマスタ8の先端がステージ6とクランパ7との間に案内され、図示しないステッピングモータのステッブ数よりマスタ8の先端がクランパ7に届いたと判断されると、図示しない開閉装置によりクランパ7が閉じられ、マスタ8の先端部を挟持するとともに、印刷ドラム1がマスタ搬送速度とほぼ同じ速度で回転を再開し、製版されたマスタ8の巻装が行われる。
図示しないステッピングモータのステップ数より製版が完了したと判断されると、プラテンローラ9、印刷ドラム1の回転が停止し、カッタ11が作動してマスタ8が切断されるとともに、プラテンローラ9が停止し、切断されたマスタ8の後端が印刷ドラム1により引き出されて印刷ドラム1への巻装が完了する。
印刷ドラム1ヘマスタ8の巻装が完了すると、印刷用紙45が給紙コロ37により送り出され、レジストローラ対14でタイミングを取られて印刷ドラム1とプレスローラ15との間の印刷ニップ部に向けて搬送される。図示しない用紙検出手段により印刷用紙45の進入が検知されると、図示しない係止手段が解除されて図示しない上記カムの回転に沿って、カムフォロアがカムの凹部に移動する。
これにより、プレスローラ15が図示しない付勢スプリングにより印刷ドラム1に印刷用紙45を連続的に押圧し、マスタ8にインキを充填する版付けが行われる。印刷用紙45は印刷ドラム1に近接離間する排紙爪26と剥離ファン27により印刷ドラム1の表面から剥離され、排紙ベルト21に吸着搬送されて排紙トレイ24に排出される。
印刷位置の調整は、印刷ドラム1を上記画像移動装置により軸線方向に移動して印刷用紙45の上下方向の印刷位置を調整し、進行方向には印刷用紙45と印刷ドラム1の相対位置を変えて位置合わせを行い、以後同じ動作で設定された枚致の印刷が印刷ドラム1の回転毎に行われる。
次に、両面印刷を行う場合の動作を説明する。
両面印刷モードが選択されて、スキャナ装置50に原稿Dがセットされた後にスタート信号(スタートボタン等が押される等)が出されることにより、図示しない駆動モータにより印刷ドラム1が回転し、図示しない排版装置により使用済みのマスタが印刷ドラム1の表面より剥離されて廃棄される。
印刷ドラム1はクランパ7が略真上位置になるまで回転して停止する。印刷ドラムが停止すると、図示しない開閉装置によりクランパ軸7aが回転されることでクランパ7が開かれ、給版待機状態となる。原稿Dが原稿読取部に送り出され、まず図3に示す原稿の第1の画像8AがCCD等で電気信号に変換され、A/D変換器、製版制御装置等を経由して画像情報に応じてサーマルヘッド10の発熱素子にパルス状に通電がなされる。サーマルヘッド10が主走査方向に作動するとともに図示しないステッピングモータが回転してプラテンローラ9によりマスタ8を副走査方向に搬送し、マスタ8の感熱フィルムの前半分の製版が開始される。
マスタガイド板13によりマスタ8の先端がステージ6とクランパ7との間に案内され、図示しないステッピングモータのステップ数よりマスタ8の先端がクランパ7に届いたと判断されると、図示しない開閉装置によりクランパ7が閉じられ、マスタ8の先端部を挟持するとともに、印刷ドラム1がマスタ搬送速度とほぼ同じ速度で回転を再開し、製版されたマスタ8の巻装が行われる。
図示しないステッピングモータのステップ数より、第1の画像8Aの製版が完了したと判断されると、プラテンローラ9、印刷ドラム1の回転が停止し、次の第2の画像8Bの製版待機状態となる。次に原稿Dが原稿読み取り部に自動的にあるいは再セットされ、スタート信号(スタートボタン等が再度押される等)により上記と同様に原稿Dが原稿読取部に送り出され、残り片面の画像がCCD等で電気信号に変換され、A/D変換器、製版制御装置等を経由し、第1の画像8Aと同様にマスタ8の所定位置に第2の画像8Bの製版が開始される。
図示しないステッピングモータが回転を再開してプラテンローラ9によりマスタ8が副走査方向に搬送され、マスタ8の感熱フィルムが加熱穿孔されてマスタ8の後半部の製版が行われる。この時印刷ドラム1もマスタ搬送速度と同じ速度で回転を再開する。
図示しないステッピングモータのステップ数より、第2の画像8Bの製版が完了したと判断されると、カッタ11が作動してマスタ8が切断されるとともに、プラテンローラ9が停止し、切断されたマスタ8の後端が印刷ドラムにより引き出されて印刷ドラム1への巻装が完了する。
本実施形態では、第2の画像8Bの製版時に印刷ドラム1や製版手段30を一時的に停止しているが、予めスキャンしてメモリに格納しておき、連続的に第1の画像8A及び第2の画像8Bを製版するように構成する方が、製版時間の短縮やファーストプリントタイムを短縮する上では望ましい。
印刷ドラム1ヘのマスタ8の巻装が完了すると、印刷用紙45が一枚だけ給紙コロ37により送り出され、レジストローラ対14でタイミングを取られて印刷ドラム1とプレスローラ15との間の印刷ニップ部に向けて搬送される。
図示しない用紙検出手段により印刷用紙45の進入が検知されると、図示しない係止手段が解除されて図示しない上記カムの回転に沿って、カムフォロアがカムの凹部に移動する。
これにより、プレスローラ15が図示しない付勢スプリングにより印刷ドラム1に印刷用紙45を連続的に押圧し、マスタ8の第1の画像8Aにインキを充填する版付けが開始される。
この動作と並行して印刷ドラム1のクランパ7が通り過ぎた頃に、切り換えガイド板23が図示しない駆動手段により、図8に示すように、反時計回り方向に回転して印刷用紙45Aを再給送手段56へ案内する位置で停止する。
移動ガイド81も待機位置(初期位置P2)から印刷用紙45の先端部を挟持すべく移動位置P1へ向けて斜め上方に移動する。
解除レバー下84gが解除カム98に乗り上げ、クランプ爪84cが時計回り方向に回転して開放された状態で待機して停止する。
移動ガイド81が停止する頃に印刷用紙45Aは切り換えガイド板23と剥離ファン27により印刷ドラム1より剥離され、挟持台84aの下面に案内されてクランプ爪84cとの隙間部に挿入される。
印刷用紙45Aの先端部が挿入された頃に、移動ガイド81が印刷用紙45の搬送速度とほぼ同じ速度で初期位置P2に移動を開始し、解除レバー下84gが解除カム98から外れることで、図示しないねじりコイルバネによりクランプ爪84cが反時計回り方向に回動して印刷用紙45Aの先端部を挟持し、図9に示すように、印刷用紙45Aの先端部を固定した状態で下方(初期位置P2)へ搬送する。
プレスローラ15は図示しないカム切り換え機構により、第1の画像8Aの範囲で押圧した後に印刷ドラム1から離間して初期位置に復帰して停止する。印刷用紙45Aは移動ガイド81により搬送され、移動ガイド81が初期位置P2で停止した時に解除レバー上84fが解除ピン99と当接してクランプ爪84cが時計回り方向に回動することで開放される。
切り換えガイド板23は印刷用紙45の後端が通り過ぎた頃に時計回り方向に回転し、図1に示す初期位置に復帰するように制御される。
印刷用紙45Aは、搬送手段55の吸引ファン43により搬送ベルト42に吸引固定され、搬送ベルト42が時計回り方向に回転して印刷用紙45Aの端面をプレスローラ15とコロ17のニップ部に近接した所定位置まで搬送して停止する。
印刷ドラム1の次の回転(1回目の回転では第2の画像は空転となる)で第2の画像8Bに対応する位置になったと判断されると、搬送ベルト42が再度時計回り方向に回転して印刷ドラム1の速度と略同じ速度で、第1の画像8Aを印刷した印刷用紙45Aを搬送し始める。
この時、プレスローラ15も図示しないカム装置により第2の画像8Bにのみ対応した位置で押圧するように制御される。印刷用紙45Aはプレスローラ15とコロ17のニップ部に挿入され、挟持されながら湾曲したローラガイド板18により案内されて印刷ドラム1とプレスローラ15とのニッブ部に向けて搬送される。
印刷用紙45Aはプレスローラ15により印刷ドラム1に押圧されて第2の画像8Aにインキを充填する版付けが行われる。印刷用紙45は印刷ドラム1に近接離間する排紙爪26と剥離ファン27により印刷ドラム1より剥離され、排紙ベルト21に吸着搬送されて排紙トレイ24に排出される。
次に、原稿Dに対する印刷用紙45の印刷位置がチェックされ、オペレータにより図示しない操作パネル33上の移動量設定キー101が押されて所定位置になるように調節される。その後試し刷りキーが押されることにより印刷用紙45が給紙トレイ36より分離されて給紙される。
第1の画像8Aの画像位置調整は、前述した動作と同様に、印刷ドラム1を軸線方向に移動して印刷用紙45の上下方向の印刷位置を調整し、進行方向では印刷用紙45と印刷ドラム1の相対位置を変えて位置合わせが行われる。
第2の画像8Bの画像位置調整では、印刷用紙45の先端部がクランプ爪84cで挟持されて搬送され、挟持された印刷用紙45Aの後端が印刷ドラム1とプレスローラ15の印刷ニップ部を抜けた後に、制御手段32により移動機構89のステッピングモータ89aが所定角度回転制御され、移動ブラケット83に対して保持部材84が印刷用紙45Aの進行方向(搬送方向)に直交する方向に移動される。すなわち、印刷用紙45Aの初期位置P2への搬送過程で印刷位置の調整時機を確保している。
印刷用紙45Aが印刷ニップ部を抜けた直後に印刷用紙45の搬送方向と直交する方向の位置調整を行うので、印刷ドラム1に対してプレスローラ15が常時押圧している状態でも位置調整が可能となる。
印刷用紙45Aの進行方向に対しては印刷ドラム1に対して搬送ベルト42の搬送タイミングを変えて印刷用紙45の挿入位置を変化させることで行われる。
印刷位置の設定が完了すると、以後同じ動作で設定された枚数の印刷が印刷ドラム1の回転毎に行われる。
図10及び図11に基づいて第2の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する。
本実施形態では、搬送手段55を印刷用紙45の給紙方向と直交する方向に移動させる移動機構102を有していることを特徴としている。図10に示すように、搬送ローラ後41の回転軸41aは、装置本体側板75に軸受74を介して回転可能に且つ印刷用紙45の搬送方向と直交する方向に移動可能(スライド自在)に設けられており、回転軸41aの端部には回転体としての円板103が一体的に固定されている。
移動機構102は、回転軸41aに係合し該回転軸41aをその軸方向にスライドさせる構成を有している。移動機構102は、回転軸41aの端部に固定された円板103と、該円板103が係合する係合部としての凹部70aを備えたスライダ70と、該スライダ70に印刷用紙45の搬送方向に貫通して形成された長穴70bに挿通され、図示しない側板に支持された2本のスライダピン71と、スライダ70を回転軸41aの軸方向に移動させる駆動源としてのステッピングモータ72と、図11に示すように、該ステッピングモータ72の回転軸に固定された駆動ギア73と、スライダ70の上面側に形成され、上記駆動ギア73に噛み合うラック部70cを有している。凹部70aは円板103の回転を許容する形状に形成されている。ラック部70cはスライダ70の上面端部に形成してもよい。図11ではスライダピン71は省略している。
ステッピングモータ72が左右に回転することにより、スライダ70がスライドして円板103を移動させることにより、搬送ローラ後41、搬送ローラ前40、搬送ベルト下42、吸引ファン43等が一体で印刷用紙45の搬送方向と直交する方向に移動する。すなわち、搬送手段55を印刷用紙45の搬送方向と直交する方向にスライドさせる。
以下に、本実施形態における要部の動作を説明する。
印刷用紙45は移動ガイド81により搬送され、移動ガイド81が初期位置P2で停止した時に解除レバー上84fが解除ピン99と当接することでクランプ爪84cが時計回り方向に回動して開放される。
印刷用紙45は搬送手段55の吸引ファン43により搬送ベルト42に吸引固定され、印刷用紙45が開放された時点で予め設定されている移動量だけステッピングモータ72が回転してスライダ70、円板103、搬送ローラ後41、搬送ローラ前40、搬送ベルト42、吸引ファン43等が一体で印刷用紙45の搬送方向と直交する方向に移動(スライド)する。
移動が完了した頃に搬送ベルト42が時計回り方向に回転して印刷用紙45Aの端面がプレスローラ15とコロ17のニップ部に近接した所定位置まで搬送して停止する。
移動が完了した頃に印刷ドラム1の次の回転で第2の画像8Bに対応する位置になったと判断されると、搬送ベルト42が再度時計回り方向に回転して印刷ドラム1の速度と略同じ速度で第1の画像8Aを印刷した印刷用紙45Aを搬送し始める。この時プレスローラ15も図示しないカム装置により第2の画像8Bにのみ対応した位置で押圧するように制御される。
印刷用紙45Aはプレスローラ15とコロ17のニップ部に挿入され、挟持されながら湾曲したローラガイド板18により案内されて印刷ドラム1とプレスローラ15との間の印刷ニップ部に向けて搬送される。
印刷用紙45Aはプレスローラ15により印刷ドラム1に押圧され、第2の画像8Bの画像位置が移動調整された印刷が行われる。
印刷用紙45は、印刷ドラム1に近接離間する排紙爪26と剥離ファン27により剥離され、搬送ベルト21に吸引されて排紙トレイ23に排出、積載される。
ステッピングモータ72は印刷用紙45が搬送ベルト42から抜ける頃に回転してホームポジション位置に復帰する。以後、印刷用紙45Aがクランプ爪84cから開放された頃に前述した移動動作が行われる。
上記各実施形態では、再給送用設定手段57又は再給送手段56の少なくとも一方を印刷用紙45Aの搬送方向と直交する方向に移動させて印刷位置を調整する構成としたが、再給送用設定手段57と再給送手段56を同時に移動させて印刷位置を調整するようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態における両面印刷装置の概要正面図である。 製版動作信号の流れを示す制御ブロック図である。 印圧範囲パターンを示す平面図である。 再給送用設定手段における移動ガイドの動作を示す概要正面図である。 再給送用設定手段における往復駆動機構を示す概要正面図である。 再給送用設定手段における移動機構を示す概要正面図である。 移動量を制御するブロック図である。 移動ガイドが移動位置に位置した状態を示す概要正面図である。 移動ガイドが片面印刷済みの印刷用紙を保持して初期位置に位置した状態を示す概要正面図である。 第2の実施形態における移動機構の概要正面図である。 第2の実施形態における移動機構の概要斜視図である。
符号の説明
1 印刷ドラム
8 マスタ
8A 第1の画像
8B 第2の画像
23 排出方向切り換え手段としての切り換えガイド板
30 製版手段
32 制御手段
34 押圧手段
35 給送手段としての給紙装置
38 排出手段としての排紙搬送装置
41a 回転軸
42 ベルトとしての搬送ベルト
55 搬送手段
56 再給送手段
57 再給送用設定手段
70 スライダ
72 駆動源としてのステッピングモータ
73 駆動ギア
82 往復駆動機構
83 移動ブラケット
83b ラック部
89、102 移動機構
89a 駆動源としてのステッピングモータ
89b 駆動ギア
101 移動量設定手段としての移動量設定キー

Claims (9)

  1. 画像情報に基づいてマスタを製版する製版手段と、該製版手段により1版分の長さ内に第1の画像と第2の画像が記録媒体の搬送方向に並べて製版されたマスタを外周面に巻装される印刷ドラムと、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段と、上記印刷ドラムと上記押圧手段の間の印刷ニップ部に向けて記録媒体を給送する給送手段と、上記印刷ニップ部を通って印刷された印刷済みの記録媒体を排出するための排出手段と、第1の画像又は第2の画像を一面に印刷された片面印刷済みの記録媒体を反転させて上記印刷ニップ部に再給送する再給送手段と、片面印刷済みの記録媒体を上記再給送手段へ選択的に切り換える排出方向切り換え手段を有する両面印刷装置において、
    上記排出方向切り換え手段により上記再給送手段へ切り換えられた片面印刷済みの記録媒体を一時的に保持して上記再給送手段による再給送が可能な状態に設定する再給送用設定手段を有し、且つ、上記再給送用設定手段又は上記再給送手段の少なくとも一方が、記録媒体の給送方向と直交する幅方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする両面印刷装置。
  2. 請求項1記載の両面印刷装置において、
    上記再給送用設定手段が、片面印刷済みの記録媒体の先端部を一時的に保持する移動ガイドと、該移動ガイドを往復移動させる往復駆動機構を有し、上記移動ガイドは、上記往復駆動機構により駆動される移動ブラケットと、該移動ブラケットに記録媒体の給送方向と直交する方向に移動可能に設けられた保持部材と、該保持部材を移動させる移動機構を有していることを特徴とする両面印刷装置。
  3. 請求項2記載の両面印刷装置において、
    上記移動機構が、上記移動ブラケットと上記保持部材の何れか一方に設けられた駆動源と、該駆動源の回転軸に固定された駆動ギアと、他方に設けられ上記駆動ギアに噛み合うラック部を有していることを特徴とする両面印刷装置。
  4. 請求項1記載の両面印刷装置において、
    上記再給送手段が、上記再給送用設定手段により再給送が可能な状態に設定された記録媒体を再給送方向に搬送する搬送手段と、該搬送手段を記録媒体の給送方向と直交する方向に移動させる移動機構を有していることを特徴とする両面印刷装置。
  5. 請求項4記載の両面印刷装置において、
    上記搬送手段が、記録媒体の給送方向と直交する方向に延びる回転軸を備えたローラ間に無端状のベルトを掛け回した構成を有しているとともに、ローラの回転軸方向に移動可能に設けられ、上記移動機構が、少なくとも一方のローラの回転軸に係合し該回転軸をその軸方向にスライドさせる構成を有していることを特徴とする両面印刷装置。
  6. 請求項5記載の両面印刷装置において、
    上記移動機構が、上記ローラの回転軸の回転を許容する係合部を備えたスライダと、該スライダを上記ローラの回転軸方向に移動させる駆動源を有していることを特徴とする両面印刷装置。
  7. 請求項6記載の両面印刷装置において、
    上記スライダに上記ローラの回転軸方向に延びるラック部が形成され、上記駆動源の回転軸に上記ラック部に噛み合う駆動ギアが固定されていることを特徴とする両面印刷装置。
  8. 請求項2乃至7のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、
    上記移動機構による移動量を設定する移動量設定手段と、該移動量設定手段により設定された移動量に基づいて記録媒体の位置を自動的に調整する制御手段を有していることを特徴とする両面印刷装置。
  9. 請求項1記載の両面印刷装置において、
    上記再給送用設定手段及び上記再給送手段が、記録媒体の給送方向と直交する幅方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする両面印刷装置。
JP2004054855A 2004-02-27 2004-02-27 両面印刷装置 Pending JP2005238774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004054855A JP2005238774A (ja) 2004-02-27 2004-02-27 両面印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004054855A JP2005238774A (ja) 2004-02-27 2004-02-27 両面印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005238774A true JP2005238774A (ja) 2005-09-08

Family

ID=35021016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004054855A Pending JP2005238774A (ja) 2004-02-27 2004-02-27 両面印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005238774A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112111A (ja) * 2005-09-21 2007-05-10 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2008137219A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2008221515A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
CN114211866A (zh) * 2021-12-29 2022-03-22 绍兴寿春针纺织有限公司 一种折叠挂扇用pua热熔胶烫金机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09169152A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2004026373A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Tohoku Ricoh Co Ltd 両面印刷装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09169152A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2004026373A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Tohoku Ricoh Co Ltd 両面印刷装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112111A (ja) * 2005-09-21 2007-05-10 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2008137219A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2008221515A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
CN114211866A (zh) * 2021-12-29 2022-03-22 绍兴寿春针纺织有限公司 一种折叠挂扇用pua热熔胶烫金机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007331159A (ja) 印刷装置
JP4796484B2 (ja) 両面孔版印刷装置
JP4750431B2 (ja) 両面印刷装置
US5988061A (en) Stencil printing method and printer using the same
JP2005238774A (ja) 両面印刷装置
JP2002172839A (ja) 印刷方法および印刷装置
JP5082624B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4346760B2 (ja) 印刷装置における製版給版装置
JP2004196476A (ja) 両面印刷装置
JP4777671B2 (ja) 両面印刷方法および両面印刷装置
JP5124830B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2001031335A (ja) 印刷装置
JP2009190201A (ja) 孔版印刷装置
JP5009598B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4824363B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2005169997A (ja) 両面印刷装置及び両面印刷方法
JP4365466B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4672991B2 (ja) 両面印刷装置
JP2012006162A (ja) 孔版印刷装置
JP5072074B2 (ja) 両面孔版印刷装置
JP2008142928A (ja) 孔版印刷装置
JP4201295B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2001226045A (ja) 印刷装置
JP2004058321A (ja) 孔版印刷装置
JP4584733B2 (ja) 両面画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02