JP4824363B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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本発明は、孔版印刷装置、詳しくは、第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された分割製版マスタを巻装する版胴を有し、両面印刷モードにおいて、印刷用紙の表裏両面に印刷を行うことができる孔版印刷装置に関する。
第1の製版画像と第2の製版画像とが版胴の回転方向に並んで形成された分割製版マスタを巻装した単一の版胴と、この版胴に対して接離する押圧ローラとによって形成される一ヶ所の印刷ニップ部で、印刷用紙の表裏両面に印刷を可能にした孔版印刷装置が知られている(特許文献1参照)。
この孔版印刷装置は、先ず、給紙部から給送された印刷用紙の表面に第1の製版画像に対応した画像を前記印刷ニップ部で印刷し、次に、この印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙を用紙搬送手段により再給紙手段に搬送し、この再給紙手段により表面印刷済み用紙を前記押圧ローラに向けて送り出し、この押圧ローラで表面印刷済み用紙を反転させた状態で前記印刷ニップ部に向けて再給紙することにより両面印刷を行う。
前記用紙搬送手段は、表面印刷済み用紙の先端部を受ける受け台とクランプ爪とからなる用紙挟持手段を有し、印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端部を印刷ニップ部近傍の第1の位置で挟持し、その先端部を前記再給紙手段の上流側の第2の位置まで搬送したところで、表面印刷済み用紙の先端部を開放して再給紙手段に送る。
用紙挟持手段は、表面印刷済み用紙を再給紙手段上に安定した正しい姿勢、すなわち用紙がその進行方向に対して傾斜した不適正な姿勢が再給紙手段上で生じることのない適正な姿勢で再給紙手段上に載置する機能を有する。用紙搬送手段は、両面印刷モードにおいて、その第1の位置と第2の位置との間で往復動する。
特開2005−125716
上述の孔版印刷装置において、表面印刷済み用紙を再給紙手段に搬送する用紙挟持手段における受け台とクランプ爪とによる用紙先端部の挟持は、通常、印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端が、前記受け台から立ち上がっているエンドフェンスに衝突すると略同時、あるいは、衝突した直後に行われる。
印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙は、用紙の素材や厚み、湿度や温度などによる腰の強度の変化、インキ画像の面積の大小に応じた用紙へのインキ付着量によって用紙の版胴からの剥離時期に変動を生じ、そのため、用紙先端の用紙挟持手段への進入タイミングにも変動を生じる。また、衝突音も発生する。表面印刷済み用紙の先端のエンドフェンスへの衝突は用紙揃えには効を奏するも、その衝突力の度合いや用紙の腰の強弱によっては、衝突と同時に用紙が湾曲し、受け台とクランプ爪とによる用紙先端部の正常な挟持動作に支障を来し、再給紙手段からの給送紙にもジャムを生じるなどの問題がある。
本発明の目的は、両面印刷モードにおいて、版胴と押圧手段とによって形成される印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端部を支障なく挟持する用紙搬送手段を備えた孔版印刷装置を提供することにある。
請求項1の発明は、第1の製版画像と第2の製版画像とが版胴の回転方向に並んで形成された分割製版マスタを巻装する版胴と、前記版胴とこの版胴に対して接離自在な押圧手段とによって形成される印刷ニップ部と、前記印刷ニップ部で第1の製版画像に対応してその表面に画像が形成された表面印刷済み用紙を一時的に保持し、その後に表面印刷済み用紙を前記押圧手段に向けて送り出し該押圧手段で反転させて前記印刷ニップ部に向けて再給紙する再給紙手段と、前記印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙を前記再給紙手段に搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段を前記印刷ニップ部近傍の第1の位置と前記再給紙手段の上流側の第2の位置との間で往復動させる移動手段と、を備え、上記版胴の1回転で用紙の表裏両面に印刷が可能な孔版印刷装置において、前記用紙搬送手段は用紙挟持手段を有し、前記印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端部が第1の位置において前記用紙搬送手段に対して移動している状態下で、その先端部を前記用紙挟持手段で挟持することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置において、前記用紙挟持手段が、前記印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端部の受け台と、前記受け台に設けられ、該受け台の上面との間で前記先端部を挟持する、前記受け台に対して開閉自在のクランプ爪と、前記クランプ爪を前記受け台に対し第1の位置において開閉し、第2の位置において開くクランプ爪開閉機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、孔版印刷装置の両面印刷モードにおいて印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端部の用紙挟持手段への進入タイミングの変動を吸収して用紙を確実に挟持することができ、また用紙の先端部が用紙搬送手段の受け台に衝突することがないので、用紙の衝突に起因する弊害をことごとく回避することができる効果を奏する。
図1は本発明の一実施形態を適用した両面印刷が可能な孔版印刷装置の一例を示す。
版胴10には、両面印刷モードにおいて、第1の製版画像と第2の製版画像とが版胴10の回転方向に並んで形成された分割製版マスタが巻装される。版胴10は、多孔性の円筒体と、その円筒体の外周を覆うように複数層巻き付けられたメッシュスクリーンとの2層構造からなる周知のものである。
版胴10の周囲には、ロール状に巻かれたマスタ11を製版する製版部12、版胴10上の使用済みマスタを剥離・排版する排版部13、版胴10に対して接離自在な押圧手段としてのプレスローラ14、版胴10に巻装された分割製版マスタから用紙を剥離案内する剥離爪15及び剥離ファン16が配置されている。
版胴10の外周面とプレスローラ14とによって印刷ニップ部17が形成される。
版胴10の外周面には、製版部12から送り出される分割製版マスタの先端部を咥えるクランパ18が、そして版胴10の内部には、版胴10上の分割製版マスタにインキを供給するインキ供給手段20がそれぞれ設けられている。
インキ供給手段20は、版胴10と同期して回転駆動され、版胴10の内周面に接触してインキを版胴10に供給するインキローラ21、このインキローラ21と僅かな間隙を置いて平行に配置されドクタローラ22と、両ローラ21、22間のインキ溜まり23へインキを供給するインキパイプ24とを備えている。
版胴10は、メインモータ25を含む図示しない版胴駆動手段により、図1の矢印の向きに回転駆動される。メインモータ25としては、例えば、制御用のDCモータが使用され、その出力軸には、光学式のロータリエンコーダとこれを挟み付けて該ロータリエンコーダとの協働作用によりパルスを発生する版胴センサが設けられている。この版胴センサは、発光部および受光部を具備する透過型の光学センサからなり、版胴10の回転速度の制御や回転位置の割り出し等のために用いられる。
製版部12は、マスタロール11から繰り出されたマスタを画像情報に応じて加熱製版するサーマルヘッド26と、サーマルヘッド26にマスタを押圧し、回転しながらそのマスタを搬送するプラテンローラ27と、プラテンローラ27により搬送さるマスタを版胴10に向けて送り出する搬送ローラ対28と、プラテンローラ27と搬送ローラ対28との間に配設され製版済みのマスタを所定の長さに切断する、可動刃29及び固定刃30からなるカッタと、搬送ローラ対28により搬送されてきた製版済みマスタの先端を版胴10上で開いたクランパ18に案内するマスタガイド板31とを具備する。
製版部12では、印刷用紙の両面に印刷を行う両面印刷モードにおいて、表面用製版画像である第1の製版画像と、裏面用製版画像である第2の製版画像とが版胴10の回転方向に並んで形成される分割製版が行われる。
分割製版されたマスタは、その第1の製版画像が版胴10の表面領域Aに、第2の製版画像が裏面領域Bにそれぞれ対応して版胴10に巻装される。
排版部13は、使用済みマスタを収容する排版ボックス32、排版ボックス32に収容される使用済みマスタを収容箱33にその上方から押し付ける圧縮板34、版胴10から剥ぎ取られた使用済みマスタを排版ボックス32に搬送する無端ベルト35、36からなる搬送手段37を備えている。
印刷ニップ部17に用紙を給送する給紙部38は、用紙39を積載する昇降自在な給紙トレイ40と、給紙トレイ40上の用紙39をレジストローラ対42に向けて1枚ずつ分離して搬送する給紙ローラ43及び分離部材44と、レジストローラ対42からの用紙の先端を検出する用紙検出センサ45と、を具備している。
プレスローラ14は、図2ないし図4に示すように、軸47で印刷装置本体に揺動自在に支持された印圧アーム48に設けられており、版胴10に当接する印刷位置と版胴10から離れた非印刷位置との間で移動可能である。
印圧アーム48は、印圧バネ49により軸47を中心に、プレスローラ14を版胴10に押圧する向きの回動習性が与えられている。
図2において、プレスローラ14は、プレスローラ駆動手段50により回転駆動される。プレスローラ駆動手段50は、印圧アーム48に設けられた駆動モータ51と、駆動モータ51の出力軸に固着された駆動プーリ52と、プレスローラ軸53に固着された従動プーリ54と、両プーリ52、54間に掛け渡されたタイミング無端ベルト55とで構成されていて、プレスローラ14を、版胴10の周速度と略同じ周速度で版胴10の回転方向と反対方向(反時計回り)に回転駆動する。プレスローラ14は、版胴10に印刷用紙を圧接するタイミングに合わせて駆動モータ51により回転駆動される。
プレスローラ14は両面印刷モードにおいて、表面印刷済み用紙を印刷ニップ部へ再給紙する機能を有し、このプレスローラ14には、印圧アーム48に回転自在に設けられた再給紙ローラ56が当接している。プレスローラ14の周囲の、再給紙ローラ56と印刷ニップ部17との間には、プレスローラ14の周面に沿った円弧状の用紙ガイド57が設けられている。
印圧アーム48の下端は、係止部材58の係止爪59と係脱する。係止部材58は、軸60に揺動自在に支持されていて、係合爪59を印圧アーム48の下端に係合させる向きに引張バネ61で付勢されている。係止部材58には、引張バネ61に抗して係止部材58を揺動させて、印圧アーム48の下端との係合を外すためのソレノイド62が連結されている。
図1において、プレスローラ14の版胴10に対する印圧範囲には、表面領域Aのみに印圧を付与する第1の印圧範囲と、裏面領域Bのみに印圧を付与する第2の印圧範囲と、表面領域Aから裏面領域Bに亘って印圧を付与する第3の印圧範囲とがあり、これら3つの印圧範囲に対するプレスローラ14の印圧動作は、カムを含む、図2に示す印圧範囲可変手段64によって決定される。
印圧範囲可変手段64は、図2に示す印圧アーム48、印圧バネ49、第1の印圧カム66、第2の印圧カム67、カムフォロア69、カムギヤ70、カム駆動ギヤ71、図5に示すクラッチ76、そして図6に示すストッパ79、ソレノイド80から主に構成される。
図5において、第1の印圧カム66は、版胴10の回転と同期して回転する印圧カム軸68に固定されており、第2の印圧カム67は、印圧カム軸68に回転自在に支持されているカムギヤ70に固定されている。
カムギヤ70は、カム軸72に固定されたカム駆動ギヤ71によって駆動され第2の印圧カム67を第1の印圧カム66に対して回転させる。
カム軸72は、カム駆動軸77に固定されたギヤ78により、クラッチ76を介して駆動される。カム駆動軸77は、版胴10の駆動手段により回転駆動される。
クラッチ76は、カム軸72に対して回転自在であってカム駆動ギヤ78と噛合ったクラッチギヤ73、カム軸72に固定されたクラッチ胴74、クラッチギヤ73の筒部とクラッチ胴74の筒部に巻き付けられ、一端をクラッチ胴74に固定したスプリング83、このスプリング83を覆う、その周面の一部に形成された凸部84を有するスリーブ75により構成された、いわゆるコイルスプリングを用いたワンウェイクラッチとして使用される周知のクラッチである。
図6、図7において、クラッチ76の近傍には、ベルクランク形のストッパ79が軸86で支持配設されていて、その両端部には、スリーブ75の凸部84が当接する第1係合部87及び第2係合部88が形成されている。
ストッパ79の第1係合部87側の端部には、ソレノイド80のプランジャ89が連結されており、ソレノイド80は制御装置(図示されず)によりオン/オフ制御される。ストッパ79とソレノイド80本体との間には、圧縮バネ90がプランジャ89に巻着される態様で介装されている。よって、スプリング90の付勢力によって、ストッパ79は軸86を中心として図において時計回りに揺動する習性を与えられる。
図5ないし図7に示されている何れの状態においても、スリーブ75の凸部84が、ストッパ79の第1係合部87または第2係合部88に当接して、スリーブ75の回転が阻止された状態では、カム駆動軸77の回転は、カム軸72に伝達されることはない。これらの状態では、ストッパ79によるスリーブ75の回転阻止力の方が、クラッチギヤ73の筒部周面とスプリング83との間の摩擦力より大きいためクラッチギヤ73は空転するにとどまる。
図7に示すように、ストッパ79の第1係合部87がスリーブ75の凸部84と係合していてスリーブ75の回転が阻止されている状態では、クラッチギヤ70とクラッチ胴74との連結は断たれていて、図2に示すように、第2の印圧カム67の大径部は、カムフォロア69の反対側に位置を占めており、一方、第1の印圧カム66の大径部は、カムフォロア69を押し出した状態で保持される。
図7に示す状態において、ソレノイド80がオンすると、プランジャ89が引き上げられ、ストッパ79の第1係合部87と凸部84との係合が解除され、クラッチ76が接続された状態となり、図5において、カム駆動軸77の回転がクラッチ76を介してカム軸72に伝わり、カム駆動ギヤ71、カムギヤ70を介して第2の印圧カム67を回転させて、その大径部が図2において略右真横位置まで回転してカムフォロア69に対向する位置を占めたところで、図7に示すように、ストッパ79の第2係合部88がスリーブ75の凸部84に係合することにより、スリーブ75の回転を阻止され、クラッチ76の接続が再び断たれて、第2の印圧カム67は、その位置で保持される。これにより、プレスローラ14は、版胴10から離間して非印刷位置を占める。
次いで、所定時間後、ソレノイド80がオフされると、ストッパ79の第2係合部88とスリーブ75の凸部84との係合が解除され、クラッチ76が再度接続された状態となって、第2の印圧カム67の大径部が図2に示す位置に回転され、図7に示すように、ストッパ79の第1係合部88がスリーブ75の凸部84と係合することによって、クラッチ76の接続が再度断たれて、第2の印圧カム67の大径部がその位置で保持される。第2の印圧カム67が動作するときには、係止部材58(図2)の第1ソレノイド62がオフ制御されることにより、プレスローラ14が、図2に示す非印刷位置を占める。
このように、第1の印圧カム66や第2の印圧カム67がカムフォロア69を押し出すことにより、プレスローラ14による印圧を解除し、第1の印圧カム66や第2の印圧カム67がカムフォロア69から外れた位置を占めたとき、印圧バネ49の付勢力によってプレスローラ14が版胴10に圧接した図3、4に示す印刷位置を占める。
図1において、排紙部91は、印刷済み用紙を版胴10上のマスタから剥離する剥離爪15と、剥離爪15で剥離された印刷済み用紙の先端部と版胴10との間に送風して剥離爪15による剥離作用を助勢するための剥離ファン16と、版胴10から剥離した印刷済み用紙を吸引しつつ搬送する排紙搬送装置92と、排紙トレイ
97とから主に構成されている。
剥離爪15は、版胴10の外周面に近接して版胴10上の製版済みマスタから印刷済み用紙を剥離する剥離位置と、この剥離位置から離れて版胴10の外周面から突出したクランパ配置部との接触を避ける非剥離位置との間で変位自在に構成されている。
排紙搬送装置92は、駆動排紙ローラ93と、従動排紙ローラ94と、両ローラ93、94間に掛け渡した無端排紙ベルト95と、吸引ファン96を具備している。無端排紙ベルト95は、駆動排紙ローラ93により矢印で示す排紙方向に走行して、印刷済み用紙を排紙トレイ97に排出する。
従動排紙ローラ94と印刷ニップ部17との間には、印刷ニップ部17を通過した印刷済み用紙を排紙搬送装置92、あるいはその下方に設けられた再給紙部100に選択的に案内する切換ガイド101が設けられている。
再給紙部100は、図3に示すように、印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙の先端部102を印刷ニップ部17近傍の第1の位置P1で挟持し、先端部102を再給紙搬送装置103の上流側に位置する第2の位置P2まで搬送したところで、表面印刷済み用紙を開放する用紙挟持手段を備えた用紙搬送手段104と、用紙搬送手段104を第1の位置P1と第2の位置P2との間で往復動させる移動手段105(図9)と、プレスローラ14に当接した再給紙ローラ56と、表面印刷済み用紙を再給紙ローラ56へ搬送する再給紙搬送装置103と、を具備する。
前記用紙挟持手段は、印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙の先端部102を受ける受け台106と、受け台106上面との間で表面印刷済み用紙の先端部102を挟持する、受け台106に当接する向きに付勢されたクランプ爪107と、クランプ爪107を受け台106に対し第1の位置P1において開閉し、第2の位置において開くクランプ爪開閉機構と、を有する。
図8、図9において、クランプ爪107は、所定の幅を有する金属製または樹脂製の薄板状部材からなり、爪軸108に複数個その基部を固定されている。爪軸108は、受け台106から立ち上がった軸受け109に回転自在に支持されており、その一端には、略上下方向に延びた上部レバー110と下部レバー111が設けられている。
受け台106の両側端面には、それぞれ2個の突起112が設けられていて、これらの突起112は、筐体側板対113、113にそれぞれ形成された案内溝114に移動自在に嵌合している。受け台106には下向きのピン115が設けられていて、このピン115は移動手段105を構成する無端のタイミングベルト116に結合している。
タイミングベルト116を含む移動手段105は、表面印刷済み用紙の搬送落下経路とほぼ同じとなるように左下がりに傾斜していて、第1の位置P1と第2の位置P2との間で、受け台106を往復動させる機能を有する。
タイミングベルト116は、駆動プーリ117と従動プーリ118との間に、複数のテンションローラ119による所定の張力をもって掛け渡されており、ステッピングモータからなる駆動モータ120によって、モータギヤ121、これに噛み合う、駆動プーリ軸122に設けられた駆動ギヤ123を介して駆動される。
図8において、受け台106の第1の位置P1の近傍には、受け台106が第1の位置P1を占めたときに、下部レバー111の下端部が突き当たり、表面印刷済み用紙の先端部を挟持すべくクランプ爪107を開閉させるための第1の爪規制部材125が、そして、第2の位置P2の近傍には、受け台106が第2の位置P2を占めたときに、上部レバー11の上端部が突き当たり、挟持された表面印刷済み用紙の先端部を開放すべくクランプ爪107を開かせる第2の爪規制部材126がそれぞれ設けられている。第1及び第2の爪規制部材125、126は、クランプ爪107を第1及び第2の位置P1、P2で作動させるクランプ爪開閉機構を構成する。
図1ないし図4において、再給紙搬送装置103は、受け台106の往復動軌跡下方に配置されている。この再給紙搬送装置103は、駆動ローラ127の駆動軸128及び従動ローラ129の軸130を支持する上面が開放した再給紙筐体131と、両ローラ127、129間に巻き掛けられ、受け台106より受け渡される表面印刷済み用紙を保持して搬送する無端の搬送ベルト132と、駆動軸128に連結されたベルト駆動モータ135と、受け台106より受け渡される表面印刷済み用紙を搬送ベルト132の上面に吸着保持させるための吸引ファン136とから主に構成されている。
搬送ベルト132は、制御装置からの指令信号に基づくベルト駆動モータ135の作動によって、所定のタイミングで断続的に時計回りに回転駆動される。
再給紙筐体131は、駆動軸128に揺動自在に支持されていて、その再給紙ローラ56側の端部には、軸137が設けられており、この軸137を印圧アーム48に穿った長孔形状の逃げ孔に緩く嵌合することにより、印圧アーム48に連結されている。この構成により、再給紙筐体131は、印圧範囲可変手段64によりプレスローラ14が版胴10に対して接離する際に、印圧アーム48の揺動に伴って駆動軸128を中心として揺動する。
再給紙筐体131の再給紙ローラ56側の端部には、搬送ベルト132によって表面印刷済み用紙がプレスローラ14と再給紙ローラ56との間に搬送されるとき、表面印刷済み用紙の後端がプレスローラ14近傍の所定位置で一時保持されるように検知するための再給紙センサ138が配設されている。再給紙センサ138は、反射型の光学センサからなり、表面印刷済み用紙の後端および前端を検知する機能も有する。
以上述べた印刷装置における印刷動作は、片面印刷を行う片面印刷動作及び両面印刷を行う両面印刷動作であるが、両面印刷動作において、印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙の先端部をクランプ爪107で挟持するタイミングを除く他の動作は、特許文献1(特開2005−125716)に記載されたそれと同じであるので、その詳細な説明は省略する。
(片面印刷動作)
片面印刷モードでは、印圧範囲可変手段64の通常印刷用の第1の印圧カム66が使用される。切換ガイド101は、印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙を排紙搬送装置92に導く、図1に実線で示す位置を占める。
先ず、排版部13において、版胴10から使用済みマスタを剥離する排版動作が行われる。この排版動作と一部並行して、製版部12で製版動作が行われ、版胴10への製版済みマスタの巻装が完了し、版胴10が所定の周速度で図1に示す矢印方向に回転し始める。
なお、マスタ及び用紙サイズとしてはA3のものが用いられるものとする。
給紙部38から用紙が給紙ローラ43によりレジストローラ対42に向けて給送され、レジストローラ対42によって版胴10とプレスローラ14との間に向けて送り出される。
レジストローラ対42により給送された用紙39の先端が用紙検知センサ45によって検知されることによって、ソレノイド62がオンして印圧範囲可変手段64が作動する。
ソレノイド62がオンすることにより、係止部材58が引張バネ61の付勢力に抗して揺動し、係止部材58で係止されている印圧アーム48がその係止を解除されて印圧バネ49によってアーム軸47を中心に時計回りに僅かに揺動して、カムフォロア69が版胴10と同期して回転している第1の印圧カム66の大径部に当接する。
第1の印圧カム66の回転によりカムフォロア69が第1の印圧カム66の小径部と対向し非当接状態となる第1の印圧カム66の回転位置で、プレスローラ14が用紙を版胴10上のマスタに押し付けて孔版印刷が行われる。
版胴10がさらに回転して第1の印圧カム66の大径部がカムフォロア69と当接することにより、プレスローラ14による印圧付与状態が解除される。
印圧アーム48の揺動に伴い、印圧アーム48に連結された再給紙筐体131も駆動軸128を中心に揺動するも、片面印刷モードでは、用紙搬送手段104は非作動状態のままであり、第2の位置P2を占めた状態にある。
片面印刷済み用紙は、プレスローラ14で押圧された状態で搬送され、その先端部が剥離爪15および剥離ファン16により版胴10上の製版済みマスタから剥離され、排紙搬送装置92の排紙ベルト95により排紙トレイ97に排出される。
プレスローラ14が版胴10に当接した時点より版胴10が略4分の3周し、第1の印圧カム66の大径部周面とカムフォロア69とが接する時点、つまり、係止部材58の係止爪59と印圧アーム48の下端とが係止可能な時点において、制御装置からの指令によりソレノイド62がオフになる。すると、係止部材58は、引張バネ61の付勢力により支軸60を中心として時計回りに揺動され、その係止爪59に印圧アーム48が係止される。これにより、プレスローラ14は、版胴10から離れた非印刷位置に復帰して保持されると共に、版胴10は再びホームポジションまで回転して停止し、印刷待機状態となる。
(両面印刷動作)
両面印刷モードでは、切換ガイド101は、印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙を用紙搬送手段104に導く、図3に示す位置を占める。なお、マスタサイズとしてA3のものが、用紙サイズとしてA4サイズのものが用いられるものとする。
製版部12では、マスタの前半部分に表面印刷用の表面製版画像が、後半部分に裏面印刷用の裏面製版画像がそれぞれ形成された分割製版が行われ、その分割製版マスタが版胴10に巻装される。
版胴10への分割製版マスタ巻装が完了し、版胴10が回転し始めることにより、「片面印刷動作」と同様、給紙部38からの用紙の先端が用紙検知センサ45により検知されるまでは、係止手段64のソレノイド62がオフされたままに制御されているため印圧範囲可変手段64は非作動状態にあり、これによりプレスローラ14は非印刷位置で保持されている。
給紙部38からの用紙の先端が用紙検知センサ45によって検知されると、ソレノイド62がオンして印圧範囲可変手段64が作動する。
印圧範囲可変手段64の作動により、プレスローラ14が、図1に示す版胴10の表面領域A上の分割製版マスタの表面製版画像よりも少し左寄りの先端余白部分に用紙39を押し付けて表面領域Aにおいて表面孔版印刷が行われる。
版胴10がさらに回転して、その表面製版画像の後端近傍部分が印刷ニップ部17に対応した回転位置に至ると、制御装置が回転位置情報に基づいて、ソレノイド80(図6)をオンさせることにより、ストッパ79の第1係合部87とスリーブ75の凸部84との係合が解除され、スプリングクラッチ73(図5)が接続された状態となる。これにより、メインモータ25(図1)の回転がカム軸72、カム駆動ギヤ71と噛合するカムギヤ70を介して第2の印圧カム67に伝達されて、第2の印圧カム67の大径部が図3において略右横位置となるまで時計回りに回転してカムフォロア69を押し出すこととなり、印圧アーム48がアーム軸47を中心として反時計回りに回転する。
これと同時に、ストッパ79の第2係合部88と凸部84とが係合することにより、スプリングクラッチ76の接続が断たれて、第2の印圧カム67の大径部が図3において略反対位置まで回転した後に、その位置で保持され、プレスローラ14が版胴10から離れた非印刷位置を占めた状態で保持される。この時には既に、制御装置からの指令によりソレノイド62がオフされていることにより、プレスローラ14が非印刷位置を占めた初期位置状態に復帰・保持される。
両面印刷モードが設定されると、移動手段105(図9)の駆動モータ120が起動されることにより、図3に示すように、用紙搬送手段104は、表面印刷済み用紙の先端部102を挟持すべく、その第2の位置P2から案内溝114(図8)に沿って右斜め上方に移動して第1の位置P1を占める。用紙搬送手段104が第1の位置P1を占める際には、図8に実線で示めすように、下部レバー111が第1の爪規制部材125に当接することによって、クランプ爪107は、その習性に抗して揺動し、受け台106の上面との当接状態から開いた状態で待機して停止する。
用紙搬送手段104が第1の位置P1を占めて停止する頃に、図3に示すように、表面印刷済み用紙の先端部102は、切換ガイド101によって、版胴10上の分割製版マスタから剥離され、その剥離された表面印刷済み用紙の先端部102は、切換ガイド101とプレスローラ14との間に適宜配置される図示しない用紙案内部材により、用紙搬送手段104に向けて案内され、受け台106と、開いているクランプ爪107との間に進入する。
表面印刷済み用紙の先端が受け台106とクランプ爪107との間に進入した直後に、駆動モータ120が、版胴10とプレスローラ14との回転による用紙搬送速度と略同じ速度となるように瞬時に起動されることにより、用紙搬送手段104は、第1の位置P1から第2の位置P2に向けて移動を開始する。用紙搬送手段104の移動開始により用紙搬送手段104の下レバー111が第1の爪規制部材125から離れることにより、図10に示すように、クランプ爪107がその習性により時計回りに回動して受け台106との間で表面印刷済み用紙39の先端部102を挟持し、その状態で第2の位置P2に向けて移動する。
用紙搬送手段104の移動開始のタイミングは、再給紙センサ138が表面印刷済み用紙の先端を検知した時点から計時が開始され、用紙先端が受け台106とクランプ爪107との間に進入した直後に用紙搬送手段104を起動させるように設定される。したがって、受け台106とクランプ爪107とによる用紙先端部の挟持動作は、用紙が移動している状態下で行われる。
表面印刷済み用紙を再給紙手段に搬送する受け台106とクランプ爪107とによる用紙先端部の挟持は、通常、印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙の先端が、受け台106から立ち上がっているエンドフェンスに衝突すると略同時、あるいは、衝突した直後に行われる。
印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙は、用紙の素材や厚み、湿度や温度などによる腰の強度の変化、インキ画像の面積の大小に応じた用紙へのインキ付着量によって用紙の版胴からの剥離時期に変動を生じ、そのため、用紙先端の用紙挟持手段への進入タイミングにも変動を生じる。また、衝突音も発生する。表面印刷済み用紙の先端のエンドフェンスへの衝突は用紙揃えには効を奏するも、その衝突の度合いや用紙の腰の強弱によっては、衝突と同時に用紙が湾曲し、受け台106とクランプ爪107とによる用紙先端部の正常な挟持動作に支障を来し、再給紙手段からの給送紙にもジャムを生じるなどの問題がある。しかるに、受け台106とクランプ爪107とによる用紙先端部の挟持動作を、用紙が移動している状態下で行わせることにより、上記の進入タイミングにも変動を吸収でき、用紙を確実に挟持してジャムの発生を防止でき、また、用紙の先端部を挟持するタイミングを用紙や画像面積等によって可変にすることなく制御を簡略化できる。さらに、両面印刷モードにおいて印刷ニップ部17から送り出される表面印刷済み用紙の先端部が用紙搬送手段のうちの一部に衝突することがないので、用紙の衝突に起因する弊害はことごとく回避される。
再給紙センサ138の代わりに、切換ガイド101とプレスローラ14との間に適宜配置される前記用紙案内部材に表面印刷済み用紙の先端を検知する専用の用紙検知センサを設け、この用紙検知センサによって用紙搬送手段104の移動開始のタイミングを制御してもよい。
図4に示すように、表面印刷済み用紙をクランプ爪107と受け台106とで挟持した状態で用紙搬送手段104が第2の位置P2を占めると、図8に二点鎖線で示したように上部レバー110が第2の爪規制部材126に当接し、クランプ爪107が時計回りに揺動することで、表面印刷済み用紙の先端部が挟持状態から開放される。表面印刷済み用紙の後端が切換ガイド101を通り過ぎた頃に切換ガイド101が図1に実線で示す位置に復帰して停止する。
先端部を開放された表面印刷済み用紙は、先ず、再給紙搬送装置103の吸引ファン136により搬送ベルト132上面に吸引されて一時的に吸着保持・固定される。次いでベルト駆動モータ135が起動され、表面印刷済み用紙は、搬送ベルト132によって、プレスローラ14と再給紙ローラ56との間に向けて搬送され、その先端が再給紙センサ138で検知される所定位置まで搬送された後、ベルト駆動モータ135が一時的に駆動停止されることによって搬送ベルト132が一時停止する。
印圧アーム48に連結されている再給紙搬送装置103は、プレスローラ14を版胴10に当接する向きの印圧アーム48の揺動に伴い、図3に示す再給紙体位に置かれる。
用紙搬送手段104の第1の位置P1及び第2の位置P2におけるクランプ爪107の開閉は、クランプ爪開閉機構を構成する第1及び第2の爪規制部材125、126により所定のタイミングをもって行われるが、第1及び第2の爪規制部材125、126の代わりにクランプ爪107を揺動させるソレノイドを用いることができる。このソレノイドは、受け台106に設けられ、クランプ爪軸108に固定されている上レバー110を所定のタイミングで駆動することによってクランプ爪107を開閉する。
版胴10の回転位置情報に基づいて、版胴10がその所定位置、すなわち版胴10上の分割製版マスタにおける裏面製版画像に対応して表面印刷済み用紙の裏面への印刷が可能となる回転位置を占めると、ベルト駆動モータ135が版胴10の所定位置への回転に合わせた所定のタイミングで再度起動される。これにより、搬送ベルト132が表面印刷済み用紙を版胴10の周速度と略同じ線速度で時計回りに回転され、これと同時的に、図2に示すプレスローラ駆動モータ51により、プレスローラ14が回転駆動されることで、表面印刷済み用紙の先端が、プレスローラ14と再給紙ローラ56との間に挟持されながら、版胴10の周速度と略同じ周速度で、かつ、用紙ガイド板57に案内されて、印刷ニップ部17に向けて表裏反転されながら搬送される。
この搬送と並行して版胴10と同期して回転している第1の印圧カム66の小径部がカムフォロア69に対向した非接触状態になっているとき、制御装置は版胴10の回転位置情報に基づいて、ソレノイド80をオフさせる。これにより、第2の印圧カム67の大径部が図4に実線で示す初期位置まで回転した後その位置で保持される。この時には、図4に示すように第1の印圧カム66の小径部も第2の印圧カム67の小径部もカムフォロア69に対向した非接触状態になっているので、印圧バネ49の付勢力によって印刷ニップ部17が形成され、印刷ニップ部17へ再給紙搬送装置103により搬送される表面印刷済み用紙の裏面に印刷が行われ、その両面印刷済み用紙は、片面印刷済み用紙の排紙動作と同様に、排紙ベルト95により排紙トレイ97に排出され、一枚目の両面孔版印刷が終了する。
設定枚数の両面印刷動作は、1枚目の表面印刷済み用紙が再給紙センサ138によりその先端が検知される所定位置まで搬送ベルト132で搬送されて待機状態に至るまでの動作と並行して、2枚目の用紙39が給紙部38から所定のタイミングをもって版胴10とプレスローラ14との間に向けて送り出されることにより行われる。
本発明を実施する孔版印刷装置の一例を示す正面図である。 図1に示す孔版印刷装置の印刷ニップ部、再給紙部、印圧範囲可変手段周りの構成を示す一部断面正面図である。 図1における孔版印刷装置による表面印刷動作を説明するための一部断面正面図である。 図1における孔版印刷装置による裏両面印刷動作を説明するための一部断面正面図である。 図1における孔版印刷装置の印圧範囲可変手段の構成を示す一部断面正面図である。 図5に示す印圧範囲可変手段のクラッチ制御の説明図である。 図6と同様、クラッチ制御の説明図である。 図1における両面孔版印刷装置の用紙搬送手段の動作を説明する要部正面図である。 図8における用紙搬送手段の移動手段動作を説明する要部正面図である。図5に示す印圧範囲可変手段のクラッチ制御の説明図である。 図8における用紙搬送手段の用紙挟持手段による用紙先端部の挟持状態を示す説明図である。
符号の説明
10 版胴
14 押圧手段としてのプレスローラ
17 印刷ニップ部
103 再給紙搬送装置
104 用紙搬送手段
105 移動手段
106 受け台
107 クランプ爪
125 第1の爪規制部材
126 第2の爪規制部材
P1 用紙搬送手段の第1の位置
P2 用紙搬送手段の第2の位置

Claims (2)

  1. 第1の製版画像と第2の製版画像とが版胴の回転方向に並んで形成された分割製版マスタを巻装する版胴と、前記版胴とこの版胴に対して接離自在な押圧手段とによって形成される印刷ニップ部と、前記印刷ニップ部で第1の製版画像に対応してその表面に画像が形成された表面印刷済み用紙を一時的に保持し、その後に表面印刷済み用紙を前記押圧手段に向けて送り出し該押圧手段で反転させて前記印刷ニップ部に向けて再給紙する再給紙手段と、前記印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙を前記再給紙手段に搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段を前記印刷ニップ部近傍の第1の位置と前記再給紙手段の上流側の第2の位置との間で往復動させる移動手段と、を備え、上記版胴の1回転で用紙の表裏両面に印刷が可能な孔版印刷装置において、
    前記用紙搬送手段は用紙挟持手段を有し、前記印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端部が第1の位置において前記用紙搬送手段に対して移動している状態下で、その先端部を前記用紙挟持手段で挟持することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    前記用紙挟持手段は、前記印刷ニップ部から送り出される表面印刷済み用紙の先端部を受ける受け台と、前記受け台に設けられ、該受け台との間で前記先端部を挟持する、前記受け台に対して開閉自在のクランプ爪と、前記クランプ爪を前記受け台に対し第1の位置において開閉し、第2の位置において開くクランプ爪開閉機構と、を有することを特徴とする孔版印刷装置。
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