JP2005262546A - 孔版印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 製版開始からファーストプリントまでの時間が速く、かつ、孔版原紙が斜めにカットされることがない孔版印刷装置を提供する。
【解決手段】 長尺状の孔版原紙2の先端側をドラムの近傍位置まで搬送する搬送経路が形成され、この搬送経路に孔版原紙2の一方の側端から他方の側端に向かって順次カットする原紙カッタ10が配置された孔版印刷装置において、原紙カッタ10は、そのカット開始側が用紙搬送方向の上流側に、カット終了側が用紙搬送方向の下流側になるように用紙搬送方向Aの直交方向に対して斜めに配置された。
【選択図】 図3
【解決手段】 長尺状の孔版原紙2の先端側をドラムの近傍位置まで搬送する搬送経路が形成され、この搬送経路に孔版原紙2の一方の側端から他方の側端に向かって順次カットする原紙カッタ10が配置された孔版印刷装置において、原紙カッタ10は、そのカット開始側が用紙搬送方向の上流側に、カット終了側が用紙搬送方向の下流側になるように用紙搬送方向Aの直交方向に対して斜めに配置された。
【選択図】 図3
Description
本発明は、孔版原紙に画像データに基づいた穿孔画像を形成し、この孔版原紙の穿孔画像を印刷媒体に転写することにより印刷物を得る孔版印刷装置に関し、特に、長尺状の孔版原紙を搬送経路に沿って搬送し、搬送する孔版原紙に穿孔画像を書き込みヘッドによって形成する製版部に係わる。
長尺状の孔版原紙に画像データに基づいた穿孔画像を書き込みヘッドで形成し、この穿孔画像を形成した孔版原紙を所定寸法にカットし、この所定寸法にカットした孔版原紙をドラムの外周に巻き付け装着し、回転するドラムに対して印刷用紙を圧接搬送し、この圧接搬送過程で孔版原紙の穿孔画像を印刷用紙に転写することにより印刷物を得る孔版印刷装置が種々提案されている。
そして、孔版原紙に穿孔画像を形成する製版部の従来例として、図7に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。
図7に示すように、製版部100は、長尺状でロール状に巻装された孔版原紙101を収容する原紙収容部102を有し、この原紙収容部102と印刷部のドラム103の近傍位置までの間に、孔版原紙101の搬送経路R(図7に二点鎖線で示す)が形成されている。
搬送経路Rは、原紙収容部102の直ぐ下流に配置された第1ガイドロール104と、この第1ガイドロール104の下流側に配置された第2ガイドロール105と、この第2ガイドロール105の下流に配置されたプラテンロール106及び書き込みヘッド107と、このプラテンロール106及び書き込みヘッド107の下流位置で、且つ、溜め箱111の下流に配置された上下一対の第1ガイド部材108a,108bと、この一対の第1ガイド部材108a,108bのガイド区間に配置された上下一対の搬送ロール109a,109bと、一対の第1ガイド部材108a,108bの下流側で、且つ、原紙カッタ113の下流位置に配置された上下一対の第2ガイド部材110a,110bとによって形成されている。
プラテンロール106と一対の搬送ロール109a,109bは、別個独立に回転駆動される。
書き込みヘッド107は、プラテンロール106に圧接する位置(図7の位置)とプラテンロール106より離間する離間位置との間をヘッド変移駆動源(図示せず)によって変移される。
溜め箱111は、プラテンロール106と一対の第1ガイド部材108a,108bの間で、且つ、搬送経路Rの下方側に配置されている。溜め箱111の上方側には可動ガイド部材112が設けられている。この可動ガイド部材112は、溜め箱111の入口を塞ぎ、孔版原紙101を溜め箱111の上方に沿ってガイドする閉塞位置と、溜め箱111の入口を開放し、孔版原紙101の溜め箱111内への進入を可能とする開放位置(図7の位置)との間で移動自在に設けられている。また、可動ガイド部材112は、圧板(図示せず)の開閉に連動して変移するように設けられており、圧板が開放状態の時には閉塞位置に位置し、圧板が閉塞状態の時には開放位置に位置するようになっている。
原紙カッタ113は、一対の搬送ロール109a,109bと第2ガイド部材110a,110bとの間に配置されている。
また、原紙カッタ113と一対の第2ガイド部材110a,110bとの間には待機センサ114が配置されている。この待機センサ114は、原紙カッタ113の直ぐ下流を検出ポイントとして孔版原紙101の先端を検出する。孔版原紙101の先端が待機センサ114に検出される位置が孔版原紙101の待機位置とされる。
上記構成において、孔版原紙101が待機位置に位置する状態にあって、製版動作が選択されると、書き込みヘッド107が圧接位置に変移した後に、プラテンロール106が回転して孔版原紙101が搬送経路Rに沿って移動される。この移動される孔版原紙101に対して書き込みヘッド107が適所の位置に感熱穿孔することにより入力画像データに基づいた穿孔画像が形成される。書き込みヘッド107とプラテンロール106の間より排出された孔版原紙101は溜め箱111内に徐々に溜め込まれる。
一方、製版動作が選択されると、上記した製版動作に並行してドラム103に装着された孔版原紙101を排版する動作が行われ、排版動作の完了後にドラム103がクランプ回転位置に位置される。
製版動作がある程度進むと、下方の搬送ロール109bが回転駆動して孔版原紙101の先端がドラム103の原紙クランプ部103aの位置まで搬送され、原紙クランプ部103aが孔版原紙101の先端をクランプする。そして、書き込みヘッド107による穿孔動作が完了すると、書き込みヘッド107が離間位置に変移し、プラテンロール106の回転駆動が停止される。
次に、ドラム103が孔版原紙101の先端をクランプした状態で原紙カット回転位置まで回転して停止される。このドラム103の回転により溜め箱111に溜められている部分も含めて孔版原紙101が搬送され、ドラム103の外周に一部巻き付けられる。
次に、原紙カッタ113が孔版原紙101をカットする。ここで、孔版原紙101は、原紙カッタ113のカット位置とドラム103の原紙カット回転位置との間の実質搬送距離によって決定される所定の寸法にカットされる。孔版原紙101がカットされると、再びドラム103が回転して孔版原紙101の全体がドラム103の外周に巻き付けられる。このドラム103の回転に同期して、給紙部(図示せず)より印刷用紙(図示せず)がドラム103とプレスロール(図示せず)間に給紙され、ファーストプリントが実行される。
また、孔版原紙101がカットされると、書き込みヘッド107が圧接位置に変移してプラテンロール106及び一対の搬送ロール109a,109bが回転され、孔版原紙101が搬送経路Rに沿って下流側に搬送される。待機センサ114が孔版原紙101の先端を検出すると、プラテンロール106及び一対の搬送ロール109a,109bの回転が停止されると共に書き込みヘッド107が離間位置に変移される。そして、次の製版動作の待機状態となる。
ところで、上記従来例では、原紙カッタ113で孔版原紙101をカットする際には、孔版原紙101の搬送を停止させた状態でカットしているが、このようにすると、製版開始からファーストプリントが完了するまでに時間がかかる。そこで、孔版原紙101を搬送させながら原紙カッタ113で孔版原紙101をカットする手段が提案されている。このようにすると、製版開始からファーストプリントの完了までの時間を短縮できる。
特開平8−142481号公報
しかしながら、前記従来の原紙カッタ113は、孔版原紙101の一方の側端から他方の側端に向かって順次カットするため、図8に示す(図8中符号Eは穿孔画像エリアを示す)ように、孔版原紙101の後端面、つまり、次回の孔版原紙101の先端面101aが斜めにカットされる。孔版原紙101の先端面101aが斜めにカットされると、クランプ着版の左右のバランスが悪く、孔版原紙101が原紙クランプ部103aより抜けるクランプ抜けが発生したり、印刷位置ずれ等が発生したりするおそれがあった。
そこで、本発明は、製版開始からファーストプリントまでの時間が速く、かつ、孔版原紙の斜めカットを確実に防止できる孔版印刷装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、長尺状の孔版原紙の先端側をドラムの近傍位置まで搬送する搬送経路が形成され、この搬送経路に前記孔版原紙の一方の側端から他方の側端に向かって順次カットする原紙カッタが配置された孔版印刷装置において、前記原紙カッタは、そのカット開始側が用紙搬送方向の上流側に、カット終了側が用紙搬送方向の下流側になるように用紙搬送方向の直交方向に対して斜めに配置されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置であって、前記孔版原紙の搬送速度をM、前記原紙カッタの切断速度をV、前記原紙カッタの用紙搬送方向の直交方向に対する傾斜角をθとすると、これらの関係がtanθ=M/Vとなるように設定されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、原紙カッタが搬送される孔版原紙の一方の側端から他方の側端に向かって順次カットするが、原紙カッタのカット位置が徐々に孔版原紙の下流位置に移行する。従って、製版開始からファーストプリントまでの時間が速く、しかも、孔版原紙が斜めにカットされず、斜めカットに起因する種々の不都合を確実に防止できる。
請求項2の発明によれば、孔版原紙が用紙搬送方向の直交方向にカットできる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施形態を示し、図1は孔版印刷装置の製版部の構成図、図2は原紙カッタの正面図、図3は原紙カッタの平面図、図4は孔版印刷装置の製版部等の要部の回路ブロック図、図5は製版動作時の各部のタイミングチャート、図6は1版分の孔版原紙の平面図である。
図1に示すように、製版部1は、長尺状でロール状に巻装された孔版原紙2を収容する原紙収容部3を有し、この原紙収容部3と印刷部のドラム4の近傍位置までの間に孔版原紙2の搬送経路R(図1に二点鎖線で示す)が形成されている。
搬送経路Rは、原紙収容部3の直ぐ下流に配置された第1ガイドロール5と、この第1ガイドロール5の下流側に配置された第2ガイドロール6と、この第2ガイドロール6の直ぐ下流に配置されたプラテンロール7及び書き込みヘッド8と、このプラテンロール7及び書き込みヘッド8の下流位置に配置された上下一対の第1ガイド部材9a,9bと、この一対の第1ガイド部材9a,9bの下流で、且つ、原紙カッタ10の下流に配置された上下一対の第2ガイド部材11a,11bと、この一対の第2ガイド部材11a,11bのガイド区間に配置された上下一対の第1搬送ロール12a,12bと、この一対の第1搬送ロール12a,12bの下流で、且つ、溜め箱13の下流に配置された一対の第2搬送ロール14a,14bと、この一対の第2搬送ロール14a,14bの下流に配置された上下一対の第3搬送ロール15a,15bとによって形成されている。
プラテンロール7は、プラテンモータ20(図4に示す)の駆動力によって回転されるようになっている。
下方の第1搬送ロール12bもプラテンモータ20の駆動力によってプラテンロール7に同期して回転される。但し、一対の第1搬送ロール12a,12bは、プラテンロール7及び書き込みヘッド8の搬送に対して搬送力が弱く、且つ、周速度が速く設定されている。つまり、画像書き込み時の孔版原紙2の搬送スピードは、プラテンロール7の周速度に依存するようになっている。
書き込みヘッド8は、孔版原紙2の所望箇所に感熱穿孔することによって穿孔画像を形成する例えばサーマルヘッドであり、プラテンロール7に圧接する位置(図1の位置)とプラテンロール7より離間する離間位置との間をヘッド変移駆動源21(図4に示す)によって変移されるようになっている。
原紙カッタ10は、一対の第1ガイド部材9a,9bと一対の第2ガイド部材11a,11bとの間に配置されている。図2及び図3に示すように、原紙カッタ10はロータリーカッタであり、搬送経路Rの上側に配置された固定刃30と搬送経路Rの下側で、且つ、固定刃30に対向配置された回転刃31とを備えている。回転刃31の円周面には螺旋状に螺旋刃部(図示せず)が突設されている。カッタ駆動源22の回転が第1ギア32a〜第4ギア32dを介して回転刃31に伝達されると、螺旋刃部が固定刃30に順次対向することによって、孔版原紙2の一方の側端(切断開始位置a)から他方の側端(切断終了位置b)に向かって順次カットする。
原紙カッタ10は、図3に示すように、そのカット開始側が用紙搬送方向Aの上流側に、カット終了側が用紙搬送方向Aの下流側になるように用紙搬送方向Aの直交方向に対して斜めに配置されている。即ち、孔版原紙2の搬送速度をM、原紙カッタ10の切断速度をV、原紙カッタ10の用紙搬送方向Aの直交方向に対する傾斜角をθとすると、これらの関係がtanθ=M/Vとなるように設定されている。
ここで、孔版原紙2の搬送速度Mは、ドラム4の回転数をR、ドラム4の直径をDとすると、孔版原紙2が回転するドラム4に引っ張られた状態でカットされることから、M=Dπ×Rにより求めることができる。
原紙カッタ10はロータリーカッタであるため、回転刃31の1回転により切断を行う。1サイクル動作時間tは、カッタ駆動源22の回転数をr、第1ギア32a〜第4ギア32dまでのギア比をm1,m2,m3,m4とすると、t=(1/r)×(m2/m1)×(m4/m3)となる。
原紙カッタ10の傾斜角θは、孔版原紙2の切断時間Δtの間に孔版原紙2の移動する時間Δmよりもとめることが可能となる。孔版原紙2の幅をL、カッタ有効切断幅をl、原紙カッタ10の切断開始位置aから切断終了位置bまでの距離をl’とすると、Δt=t(l’/l)、Δm=Δt×M、tanθ=Δm/Lとなる。
ここで、原紙カッタ10の切断速度Vは、V=l/tであるから、l=t・Vとなり、この式を上式に代入すると、Δt=l’/V、Δm=(l’/V)×Mとなる。この式を更に上式に代入すると、tanθ={(l’/V)×M}/L=(l’×M)/(V×L)となる。原紙カッタ10の切断速度が十分に速い場合、L=l’となるので、tanθ=M/Vとなる。
再び図1に戻り、溜め箱13は、一対の第1搬送ロール12a,12bと一対の第2搬送ロール14a,14bとの間で、且つ、搬送経路Rの下方側に配置されている。溜め箱13の上方側には可動ガイド部材16が設けられている。この可動ガイド部材16は、溜め箱13の入口を塞ぎ、孔版原紙2を溜め箱13の上方に沿ってガイドする閉塞位置(図1の仮想線位置)と、溜め箱13の入口を開放し、孔版原紙2の溜め箱13内への進入を可能とする開放位置(図1の実線位置)との間を可動ガイド板駆動源23(図4に示す)の駆動によって移動されるようになっている。
上方の第2搬送ロール14a及び上方の第3搬送ロール15aは、搬送モータ24の駆動によって同期して回転されるようになっている。一対の第2搬送ロール14a,14b及び一対の第3搬送ロール15a,15bは、前記第1搬送ロール12a,12bと同様に、プラテンロール7及び書き込みヘッド8の搬送に対して搬送力が弱く、且つ、周速度が速く設定されている。
また、一対の第1搬送ロール12a,12bの直ぐ下流で、且つ、溜め箱13の入口より上流側には待機センサ17が配置されている。この待機センサ17は、原紙カッタ10の下流を検出ポイントとして孔版原紙2の先端を検出する。すなわち、孔版原紙2の先端を待機センサ17で検出した後に、該孔版原紙2を戻してその先端の検出を行っている。この孔版原紙2を戻して待機する位置が孔版原紙2の待機位置になっている。
つまり、この孔版原紙の製版部1では、搬送経路Rの上流側から下流側に向かって、孔版原紙2に穿孔画像を形成する書き込みヘッド8、孔版原紙2を所定長さにカットする原紙カッタ10、孔版原紙2の先端を検出する待機センサ17、孔版原紙2を一時的に溜める溜め箱13の順に配置されている。
一方、印刷部のドラム4は、ドラムモータ25(図4に示す)の駆動力によって矢印A方向に回転され、クランプ回転位置(図1の位置)に停止可能に構成されている。ドラム4の外周には原紙クランプ部4aが設けられており、この原紙クランプ部4aによって孔版原紙2の先端をクランプするようになっている。
次に、制御系を説明する。図4に示すように、制御部26は、入力画像データに基づいて書き込みヘッド8の感熱駆動を制御すると共に、プラテンモータ20,ヘッド変移駆動源21、カッタ駆動源22、可動ガイド板駆動源23、搬送モータ24、ドラムモータ25等の駆動を制御する。また、制御部26には待機センサ17からの検出出力が入力され、この検出出力を基準としてプラテンモータ20の駆動状態(例えば駆動時間、ステップパルス数等のカウントでも良い。)より孔版原紙2の先端の搬送位置を算出する。
次に、上記孔版印刷装置の製版部1による製版動作を図5のタイミングチャートを参照しつつ説明する。孔版原紙2が待機位置に位置する状態にあって製版動作が選択されると、書き込みヘッド8が離間位置から圧接位置に変移され、書き込みヘッド8とプラテンロール7の間に孔版原紙2が挟持される。また、プラテンロール7が回転駆動され、孔版原紙2が搬送経路Rに沿って移動される。この移動される孔版原紙2に対して書き込みヘッド8が感熱穿孔することにより、孔版原紙2には入力画像データに基づいた穿孔画像が順次形成される。書き込みヘッド8とプラテンロール7の間より排出された孔版原紙2は、一対の第1搬送ロール12a,12bからも搬送力を得て更に下流に搬送される。そして、可動ガイド部材16が閉位置に位置されており、孔版原紙2の先端が可動ガイド部材16にガイドされることによって、溜め箱13内に導かれることなく直線的な経路を通って一対の第2搬送ロール14a,14bの間に入り込む。
制御部26は、孔版原紙2の先端が一対の第2搬送ロール14a,14b間に入り込むタイミングをプラテンモータ20の駆動時間T1より算出しており、この駆動時間T1の経過時に可動ガイド板駆動源23を駆動して可動ガイド部材16を閉位置から開位置に変移させる。また、可動ガイド部材16を開位置に変移させた時点より微小時間t経過後に、搬送モータ24の駆動を停止する。一対の第2搬送ロール14a,14bの回転は、孔版原紙2の先端を挟持した状態で停止される。
この搬送モータ24の駆動が停止されてからもプラテンロール7及び書き込みヘッド8による穿孔画像形成が続行され、一対の第2搬送ロール14a,14bより上流側の搬送経路では孔版原紙2が弛み、その弛んだ孔版原紙2が溜め箱13に徐々に溜め込まれる。
一方、製版動作が選択されると、上記した製版動作に並行してドラム4に装着された孔版原紙2を排版する動作が行われ、排版動作の完了後にドラム4がクランプ回転位置に位置される。
制御部26は、溜め箱13内に溜められた孔版原紙2の長さが原紙クランプ部4aの位置までの搬送距離以上に溜められる時間T2を算出しており、この時間T2になると、搬送モータ24を駆動する。すると、一対の第2搬送ロール14a,14b及び一対の第3搬送ロール15a,15bが共に回転され、孔版原紙2の先端がドラム4の原紙クランプ部4aまで搬送される。そして、原紙クランプ部4aが孔版原紙2の先端をクランプする。孔版原紙2の先端をクランプした状態で書き込みヘッド8による書き込みの完了を待つ。
書き込みヘッド8による書き込み動作が完了すると、書き込みヘッド8が離間位置に変移され、プラテンロール7及び下方の第1搬送ロール12bの回転駆動が停止される。
次に、ドラム4が孔版原紙2の先端をクランプした状態で回転される。このドラム4の回転により溜め箱13に溜められている部分も含めて孔版原紙2が搬送され、ドラム4の外周に一部巻き付けられる。そして、ドラム4の回転位置が原紙カット回転位置に達すると、原紙カッタ10が搬送中の孔版原紙2をカットする。ここで、孔版原紙2は、原紙カッタ10のカット位置とドラム4の原紙カット回転位置との間の実質搬送距離によって決定される所定の寸法にカットされる。孔版原紙2がカットされる後も、ドラム4が回転を続行して孔版原紙2の全体がドラム4の外周に巻き付けられる。このドラム4の回転に同期して、給紙部(図示せず)より印刷用紙(図示せず)がドラム4とプレスロール(図示せず)間に給紙され、ファーストプリントが実行される。
また、孔版原紙2がカットされると、書き込みヘッド8が圧接位置に変移してプラテンロール7及び一対の第1搬送ロール12a,12bが回転され、孔版原紙2が搬送される。この孔版原紙2の先端を待機センサ17が検出すると、プラテンロール7及び一対の第1搬送ロール12a,12bの回転が停止されると共に書き込みヘッド8が離間位置に変移される。そして、次の製版動作の待機状態となる。
以上の孔版印刷装置では、原紙カッタ10は、そのカット開始側が用紙搬送方向Aの上流側に、カット終了側が用紙搬送方向Aの下流側になるよう用紙搬送方向Aの直交方向に対し斜めに配置されている。従って、原紙カッタ10が搬送される孔版原紙2の一方の側端から他方の側端に向かって順次カットするが、原紙カッタ10のカット位置が徐々に孔版原紙2の下流位置に移行する。従って、製版開始からファーストプリントまでの時間が速く、しかも、孔版原紙2が斜めにカットされず、斜めカットに起因する種々の不都合を確実に防止できる。つまり、孔版原紙2が原紙クランプ部4aより抜けるクランプ抜けが発生したり、印刷位置ずれ等が発生したりするおそれがない。
上記実施形態では、孔版原紙2の搬送速度をM、原紙カッタ10の切断速度をV、原紙カッタ10の用紙搬送方向Aの直交方向に対する傾斜角をθとすると、これらの関係がtanθ=M/Vとなるするように設定されているので、図6に示すように、孔版原紙2の後端面、つまり、次の孔版原紙2の先端面2aが用紙搬送方向Aの直交方向に沿ってカットされる。尚、図6中符号Eは穿孔画像エリアを示す。
尚、上記実施形態では、原紙カッタ10が装置本体に対して固定とされ、原紙カッタ10の傾斜角θを可変できないように設定されているが、原紙カッタ10の傾斜角θを調整自在に構成しても良い。
2 孔版原紙
4 ドラム
10 原紙カッタ
A 搬送方向
R 搬送経路
4 ドラム
10 原紙カッタ
A 搬送方向
R 搬送経路
Claims (2)
- 長尺状の孔版原紙の先端側をドラムの近傍位置まで搬送する搬送経路が形成され、この搬送経路に前記孔版原紙の一方の側端から他方の側端に向かって順次カットする原紙カッタが配置された孔版印刷装置において、
前記原紙カッタは、そのカット開始側が用紙搬送方向の上流側に、カット終了側が用紙搬送方向の下流側になるように用紙搬送方向の直交方向に対して斜めに配置されたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置であって、
前記孔版原紙の搬送速度をM、前記原紙カッタの切断速度をV、前記原紙カッタの用紙搬送方向の直交方向に対する傾斜角をθとすると、これらの関係がtanθ=M/Vとなるように設定されたことを特徴とする孔版印刷装置。
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