JP4652043B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排紙トレイへ排出される用紙の量に応じて印刷速度を可能な印刷装置に関する。
孔版印刷装置を含む印刷装置では、印刷速度を任意に変更可能なものがある。このような印刷装置においては、テンキー等の入力手段から印刷設定枚数を入力し、印刷速度を設定する設定キーで印刷速度を設定し、製版キー又は印刷スタートキーを押下することで装置が始動する。製版キーを押下後、装置内の排版動作及び画像読取動作が行なわれ、連続キーが押下されている状態であれば、製版動作終了後に印刷動作へ移る。連続キーが押下されていない状態であれば、製版動作終了後に印刷スタートキーを押下することによって、入力した印刷設定枚数、印刷速度で印刷動作が行なわれる。
一般に印刷速度は、60枚/分〜120枚/分すなわち、印刷部に配置された印刷ドラムの回転数が60rpm〜120rpmの印刷速度で印刷される。印刷部で印刷された用紙は排紙搬送手段を介して排紙トレイへ排出されて積載される。この排紙搬送手段は、印刷ドラムの印刷速度と同等か、幾分早く設定されているものが多い。
排紙トレイは、用紙先端が当たるエンドフェンスと、用紙搬送方向と交差する用紙縁部をガイドするサイドフェンスとを備えている。排出された用紙は、エンドフェンスにその先端が衝突し、エンドフェンスとサイドフェンスによって用紙の長さ方向と幅方向に規定されながら自重で下方に落下して排紙トレイに積載される。排紙トレイは、一般に印刷装置の排紙口の下方に配置されているものが多い。このため、用紙が積載されるにつれて排紙口から積載された最上位の用紙までの距離が短くなることから、その積載許容枚数は排紙トレイと排紙口との位置関係で定められてしまう。
印刷装置では、印刷された用紙が排紙トレイに積載されるにつれて排紙口から積載された最上位の用紙までの距離は短くなるので、印刷が進むにつれて、積載されるまでの落下時間が短くなり、印刷された画像のインキが乾燥する前に次の印刷された用紙が積載されることで、所謂、裏移りが生じてしまう。特に、高速印刷の場合には、用紙が積載される間隔が短くなることから、裏移りが発生し易い傾向となる。
印刷を終えた用紙を排紙トレイへと搬送する排紙搬送手段による搬送速度は、印刷速度に対応するので、印刷速度が高速になるに連れて、先の用紙がエンドフェンスに衝突して下方へ自重落下する際に、次の用紙が排紙され先の用紙後端部と次の用紙先端が衝突してしまう可能性があり、排紙揃えに悪影響を与えてしまう。
特許文献1には、用紙と用紙の排紙間隔を調整して裏移りを防止する技術が記載され、特許文献2には、印刷された用紙に搬送力を作用させて排出位置まで搬送する用紙搬送機構の速度を、印刷速度の最速速度よりも速い一定の排紙速度で動作させるとともに、用紙に印刷動作による負荷がかかっている状態では用紙をスリップさせることで印刷速度にかかわらず紙揃えを行えるようにした技術が記載されている。
実公平6−11834号公報 特開2001−80191号公報
特許文献1には、用紙と用紙の排紙間隔を調整して裏移りを防止する技術が記載されているが、この手法は、印刷速度を変更するものではなく、最初の印刷と次の印刷の間に無印刷の回転期間を設けて前の用紙と次の用紙の間隔を確保しているので、印刷速度の高速化が難しく、また印刷終了までの時間が長くなってしまう。
特許文献2では、排紙搬送手段による用紙の排紙速度を変更して用紙揃えを行っているが、この手法は、排紙速度を印刷速度の最高速度よりも高速化し、印刷時にスリップさせるためのものであり、印刷速度や排紙速度を減速させるものではない。
本発明は、印刷速度の高速化を維持しながら裏移りの発生を抑制し、良好に用紙揃えを行える新規な印刷装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、印刷部で印刷された用紙を排紙部へ排出するとともに、印刷速度が変更可能な印刷装置において、入力される設定印刷枚数が、排紙トレイの最大積載枚数の所定割合以上の場合で、印刷された実印刷枚数が所定割合に相当する印刷枚数となった時に、印刷速度を減速する制御手段を備えたことを特徴としている。
本発明にかかる印刷装置では、排紙トレイに排出された用紙の、所定割合に相当する印刷枚数時の用紙位置を検出する排紙量検出手段を有し、排紙量検出手段が用紙位置を検出したときに、印刷速度を減速制御することを特徴としている。
本発明にかかる印刷装置では、実印刷枚数を計測する手段を有し、計測手段による計測枚数が所定割合に相当する印刷枚数となったときに、印刷速度を減速制御することを特徴としている。
本発明にかかる印刷装置では、用紙の種類を選択する用紙選択手段と、所定割合に相当する印刷枚数を前記用紙選択手段によって選択された用紙種類に応じて予め記憶した記憶部とを有し、用紙選択手段で選択された用紙種類に応じて、記憶部に記憶された所定割合に相当する印刷枚数を設定し、その設定した枚数に実印刷枚数が到達すると印刷速度を減速制御することを特徴としている。
本発明にかかる印刷装置では、所定割合を任意に変更する手段を有することを特徴としている。変更手段は、所定割合情報を入力する手段と、入力された所定割合情報を記憶する記憶手段とを有することを特徴としている。
本発明によれば、入力される設定印刷枚数が、排紙トレイの最大積載枚数の所定割合以上の場合であり、印刷された実印刷枚数が所定割合に相当する印刷枚数となった時に、印刷速度を減速する制御手段を備えたので、排紙トレイに所定割合の用紙が積載されるまでは印刷速度が維持され、所定割合積載されて排出された用紙の落下時間が短くなった場合には、印刷速度が減速されて先の用紙の落下から次の用紙の落下までの時間が長くなる。このため、印刷速度の高速化を維持しながら裏移りの発生を抑制しつつも、先の用紙後端と次の用紙先端用との干渉を防止でき、良好に用紙揃えを行える。
本発明によれば、用紙の種類を選択する用紙選択手段と、所定割合に相当する印刷枚数を用紙選択手段によって選択される用紙種類に応じて予め記憶した記憶部とを有し、用紙選択手段で選択された用紙種類に応じて、記憶部に記憶された所定割合に相当する印刷枚数を設定し、その設定した枚数に実印刷枚数が到達すると、印刷速度を減速制御するので、用紙の種類に違いによるインキの付着量を考慮して印刷速度の減速時期が制御されることになり、用紙の種類の応じた最適な減速制御と最適な印刷終了時間となり、印刷速度の高速化を維持しながら裏移りの発生を抑制しながら良好に用紙揃えを行えるとともに、作業効率の低減を防止することができる。
本発明によれば、所定割合を任意に変更する手段を有するので、印刷速度の減速するタイミングを、用紙の排紙状況や装置の使用状況に合わせて調整することができ、印刷速度の高速化を維持しながら裏移りの発生を抑制しながら良好に用紙揃えをより精度良く行える。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。同図において、印刷装置としての孔版印刷装置は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7と制御手段200を備えている。印刷装置本体100の中央に配置された印刷部1は、印刷ドラムとしての版胴8、インキ供絵手殺9、印圧手段としての圧胴10を備えている。印刷手段としては、版胴8に対して接離駆動する周知のプレスローラであっても良い。
版胴8はインキ供給パイプを兼ねた支軸11に回転自在に支持された図示しない一対のフランジの外周面に多孔性支持板8aを巻装して構成されており、版胴駆動手段としてのメインモータ210によって図1の矢印A方向に回転駆動される。支軸11は、その先端部を印刷装置本体100の側板に支持されており、その表面にはインキ供給手段9にインキを供給するための複数の小さな孔が穿設されている。図示しない各フランジは、軸受を介して支軸11に回転自在に支持されている。ステンレスの簿板等で形成される多孔性支持板8には、多数の開孔が穿設された開口部と非開孔部とを有しており、開孔部の周方向の長さはA3サイズの用紙に対して印刷を行うことが可能な長さに形成されている。非開口部には版胴8の一母線と平行な平面を有するステージ部12が配置されている。ステージ部12の上面にはマスタの先端を係止する開閉自在なクランパ13が配置されている。多孔性支時板8の外側には、ポリエステルあるいはステンレスの細線等からなる図示しないメッシュスクリーンが1〜3層、巻装されている。
インキ供給手段9は、版胴8の内部にあって、支軸11の下方に位置する部品となる、インキローラ14及びドクターローラ15等で構成されている。インキローラ14とドクターローラ15との近接部には、支軸11より供給されたインキによって楔状のインキ溜まり15aが形成される。
版胴8の下方には圧胴10が配置されている。圧胴10は、図示しない一対の圧胴アーム問に回転自在に支持されており、各圧胴アームは図示しない揺動手段によって一体的かつ揺動自在に支持されている。また、図示しない揺動手段の近傍には、圧胴10を版胴8の外周面より離間した状態で保持する図示しない係止手段が配置されている。
印刷部2の右上方には製版部3が配置されている。製版部3は、マスタ貯容手段20、プラテンローラ21、サーマルヘッド22、切断手段23、マスタ搬送ローラ対24,25等を有している。マスタ貯容手段20は、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ26をロール状に巻成したマスタロール27の芯部27aを回転自在かつ着脱自在に支持している。マスタ貯容手段20よりもマスタ搬送方向下流側には、プラテンローラ21及びサーマルヘッド22が配置されている。プラテンローラ21は、印刷装置本体100の図示しない側板に回転自在に支持されており、図示しない駆動源としてのステッピングモータによって回転駆動されている。
多数の発熱素子を有するサーマルヘッド22は印刷装置本体100の図示しない側板に取付けられており、図示しない付勢手段の付勢力によってプラテンローラ21に圧接されている。サーマルヘッド22は、マスタ26の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ26に対して熱溶融穿孔製版を行う。プラテンローラ21及びサーマルヘッド22よりもマスタ搬送方向下流側には、切断手段23が配置されている。固定刃23aと可動刃23bとからなる切断手段23は、印刷装置本体100の側板に固定された固定刃23aに対して可動刃23bが回動移動する周知の構成である。
切断手段23のマスタ搬送方向下流側にはマスタ搬送ローラ対24,25及びガイド板28が配置されている。マスタ搬送ローラ対24,25は、図示しない駆動手段によって同期して回転駆動される駆動ローラ24a,25aと、図示しない付勢手段によって各駆動ローラ24a、25aに圧接された従動ローラ24b,25bとから構成されている。ガイド板28は、側板に固定されており、各マスタ搬送ローラ対24、25によって搬送されるマスタ26をガイドし、マスタ26の先端を版胴8の外周面へと案内する。
製版部3の下方には給紙部4が配置されている。給紙部4は、給紙トレイ30、給紙ローラ31、分離ローラ32、分離コロ33、レジストローラ対34等を有している。給紙トレイ30上方には、表面にそれぞれ高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ31、分離ローラ32、分離コロ33が配置されている。給紙ローラ31及び分離ローラ32は、給紙トレイ30上の用紙Pと所定の圧力で圧接し、歯車やベルト等の図示しない駆動力伝達手段を介して、共通の図示しない駆動源としてのステッピングモータによって、互いに同期して回転駆動される。分離コロ33は、所定の圧力で分離ローラ32に圧接されており、分離ローラ32と同方向に間欠回転可能に配置されている。
分離ローラ32及び分離コロ33の用紙搬送方向下流側には、レジストローラ対34が配置されている。駆動ローラ34aと従動ローラ34bとからなるレジストローラ対34は、図示しない版胴駆動手段からの回転駆動力をギヤやカム等の駆動伝達手段で伝達されることにより、駆動ローラ31aが版胴8の回転と同期した所定のタイミングで回転し、この駆動ローラ34aに圧接された従動ローラ34bによって用紙Pを印刷部2に向けて給送する。
排版部5は、上排版部材40、下排版部材41、排版ボックス42、圧縮板43を備えている。上排版部材40は、駆動ローラ44、従動ローラ45等を有し、図示しない駆動手段によって駆動ローラ44が図1において時計周り方向に回転する。下排版部材41は、駆動ローラ46、従動ローラ48等を有し、駆動ローラ46を回転駆動する図示しない駆動手段の駆動力をギヤやベルト等の駆動伝達手段によって伝達されることで、駆動ローラ46が図1において反時計回り方向に回転する。
内部に使用済みマスタ26aを貯容する排版ボックス42は、印刷装置本体100に対して着脱自在に設けられている。圧縮板43は、上排版部材40、下排版部材41とによって運ばれた使用済みマスタ26aを排版ボックス42の内都に押し込むためのもので、図示しない昇降手段によって上下動自在に支持されている。
排版部5の下方には排紙部6が配置されている。排紙部61は、剥離爪50、排紙搬送手段51、排紙トレイ52等を有している。版胴8の外周面より製版済みの用紙Pを剥離する剥離爪50は、支軸50aによって印刷装置本体100の側板に揺動自在に支持されており、図示しない爪揺動手段によって、その先端が版胴8の外周面に近接する位置と、その先端が版胴8の回転によって移動するクランパ13等の障害物と干渉しない位置とに選択的に揺動される。排紙搬送手段51は、駆動ローラ53、従動ローラ54、多数の開口部を有する無端ベルト55、吸着ファン56等を有している。駆動ローラ53と従動ローラ54は、図示しないユニット側板に回転自在に支持されていて、無端ベルト55を巻き掛けられている。駆動ローラ53は、駆動モータ211で回転駆動される。吸着ファン56は、駆動ローラ53、従動ローラ54及び無端ベルト55の下方には配置されている。排紙搬送手段51は、吸着ファン56の吸引力によって無端ベルト55上に用紙Pを図1の矢印で示す用紙搬送方向に搬送する。
排紙搬送手段51によって搬送される印刷済みの用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ52は、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス57と用紙搬送方向に移動自在な1つのエンドフェンス58とを有していて、用紙サイズに応じて適宜その位置が移動可能とされている。排紙トレイ52は、装置本体100の側面に開口された排紙部101の下方に配置されている。
印刷装置本体100の上部には、画像読取部7が配置されている。画像読取部7は、原稿60を積載する原稿受け第61、原稿60を載置するコンタクトガラス62、原稿60を搬送する原稿ローラ対63及び原稿搬送ローラ64、搬送される原稿60をガイドするガイド板65,66、原稿60をコンタクトガラス62に沿って搬送する複数の原稿搬送ベルト67、読み取られた原稿60を積載する原稿トレイ68、コンタクトガラス62を除く上記各部材を支持しコンタクトガラスに対して接離自在に設けられた圧板69、原稿画像を走査して読み取るための反射ミラー70,71及び光源としての蛍光灯72、走査された画像を収束するレンズ73、収束された画像を処理するCCD等の画像センサ74等を有している。上記構成中、原稿受け台61、原稿搬送ローラ対63、原稿搬送ローラ64、各ガイド板65,66、原稿搬送ベルト67、原稿トレイ68によって自動分離搬送装置75が、コンタクトガラス62、各反射ミラー70,71、蛍光灯72、レンズ73、画像センサ74によって原稿読取手段76がそれぞれ構成されている。
複数の原稿搬送ベルト67の間であって、コンタクトガラス62の下方に位置する部位には、搬送される原稿60あるいはコンタクトガラス62上に載置された原稿60のサイズを検出する複数の原稿サイズ検出手段としての原稿サイズセンサ77が配置されている。反射型センサである原稿サイズセンサ77は、コンタクトガラス62上における反射量の違いにより原稿60のサイズを検出する。また、原稿受け台61の下方には、原稿受け台61上に残存している原稿60を検知する原稿有無検知センサ78が配設されている。原稿有無検知センサ78は、原稿受け第61上に原稿60がなくなったときに、制御手段100に向けて信号を出力する。
図2は孔版印刷装置の操作パネル80を示す。孔版印刷装置の上部に設けられた操作パネル80は、その上面に製版キー81、印刷スタートキー82、試し刷りキー83、連続キー84、クリアストップキー85、所定割合情報の入力手段として機能するテンキー8a、エンターキー87、プログラムキー88、モードクリアキー89、印刷速度設定キー90、4方向キー91、初期設定キー92,7セグメントLEDからなる表示装置93、出力手段としてのLCDからなる表示装置94を備えている。操作パネル80のテンキー86からは、印刷枚数や所定割合情報等の数値情報を入力し、印刷速度設定キー90で印刷速度を設定し、製版キー81、又は印刷スタートキー82を押下し、製版キー81を押下後、装置内の排版動作および画像読取動作が行なわれる。連続キー84が押下されている状態であれば、自動的に印刷動作に移る。連続キー84が押下されていない状態であれば、製版動作終了後に印刷スタートキー82を押下することによって、初期設定した設定印刷枚数、印刷速度で印刷動作が行なわれる。クリア/ストップキー85は孔版印刷装置の動作を停止させる際、あるいは置数のクリア時に押下され、エンターキー87は各種設定時に数値等を設定する際に、プログラムキー88はよく行う操作を登録したり、それを呼び出したりする際にそれぞれ押下される。モードクリアキー89は、各穫のモードをクリアして初期状態に戻す際に押下される。4方向キー91は上キー91a、下キー91b、左キー91c、右キー91dを有しており、画像編集時に調整する場合あるいは各種設定時に数値や項目等を選択する場合等に押下される。
7セグメントLEDからなる表示装置93は、主に印刷枚数等の数字を表示する。LCDからなる表示装置94は、階層表示構造となっており、その下方に設けられた選択設定キー94a、94b,94c,94dを押下することより、変倍や位置調整等の様々なモードへの変更及びモードでの設定が可能に構成されている。選択設定キー94aは変倍時、選択設定キー94bは位置調整時、選択設定キー94c,94dは用紙の種類を選択する用紙選択手段としての選択キーをそれぞれ示す。選択設定キー94cは普通紙、選択設定キー94dは厚紙を使用する際にそれぞれ操作するもので、これらキーを操作することで、装置したキーに対応する用紙情報がRAM223に記憶される。また、表示装置94には、図示したように「製版・プリントできます」のような孔版印刷装置の状態が表示される他、製版、あるいは排版ジャム、給紙あるいは排紙ジャムのアラーム、印刷枚数、マスタ、インキ等のサプライの供給表示等も行なわれる。印刷速度は60枚分〜120枚分すなわち、版胴8の回転数は60rpm〜120rpmの印刷速度で印刷される。符号95は、手動操作によって印刷速度の切換タイミングを任意に変更する際に操作する変更手段の1つとして機能するモード切替キーを示す。
制御手段200は、周知のコンピュータから構成されていて、CPU221、記憶部としてのROM222及び記憶手段としてのRAM223、図示しないインターフェースとタイマーを備えている。制御手段200には、図3に示すように、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7の各駆動手段201,202,203,204,205と、メインモータ210と駆動モータ211および操作パネル80が接続されている。制御手段200には印刷枚数を計測する計測手段としてのカウンタ212が接続されている。
ROM222には、孔版印刷装置の印刷動作全体を制御するためのプログラムと排紙トレイ52への最大積載枚数の情報Pmaxと、最大積載枚数の所定割合相当の印刷枚数情報Pmax−nと、入力される設定印刷枚数が排紙トレイ52の最大積載枚数の所定割合以上の場合であり、印刷された実印刷枚数が所定割合に相当する印刷枚数となった時に、印刷速度を減速するプログラムとが記憶されている。印刷速度の切換えプログラムには自動変更と手動変更とがある。本形態では、装置の初期設定においては自動変更側に設定されていて、モード切換えキー95を操作することで手動変更が可能となるように構成されている。ROM222には、印刷速度設定キー90の操作によって設定される印刷速度が記憶されている。
このような構成の孔版印刷装置の動作について説明する。オペレータにより画像読取部7に原稿60がセットされ、操作パネル80上の製版スタートキー81が押下されると、画像読取部7において原稿60の読取動作が行なわれる。読み取られた画像はデータ信号として図示しない画像メモリ内に格納される。読取動作と同時にメインモータ210が駆動されて版胴8が回転を開始し、排版部5での版胴8上からの使用済みマスタ26aの排版動作が行なわれる。排版部5の各排版手段によって版胴8上より剥離された使用済みマスタ26aは、排版ボックス42内に廃棄されて圧縮板43によって圧縮される。排版動作完了後、版胴8はメインモータ210の駆動により再び回転して図1に示す給版待機位置で停止し、クランパ13が開放されて給版待機状態となる。
孔版印刷装置が給版待機状態となると、プラテンローラ21及び駆動ローラ24a,25aが回転駆動され、マスタロール27からマスタ26が引き出される。引き出されたマスタ26は、サーマルヘッド22の各発熱素子が画像メモリに格納され画像データ信号に基づいて発熱することでその熱可塑製樹脂フィルム面を加熱穿孔され、製版画像を形成する。マスタ26はサーマルヘッド22により製版されつつプラテンローラ21及び各マスタ搬送ローラ対24,25によって搬送され、ガイド板28に案内されて開放されたクランパ13ヘと送られる。そして、図示しないステッピングモータのステップ数によりマスタ26の先端がクランパ13に挟持される所定位置まで到達したと判断されると、図示しない開閉手段が作動してクランパ13が閉じられて版胴8の外周面に製版されたマスタ26の先端が保持される。
その時、版胴8がマスタ26の製版搬送速度と同じ周速度で図1の時計回り方向に回転駆動され、マスタ26の版胴8への巻装動作が行なわれる。そして、ステッピングモータのステップ数により1版分の製版が完了したと判断されると、プラテンローラ21及び各マスタ搬送ローラ対の回転が停止すると共に可動刃23bが回転移動してマスタが切断される。切断されたマスタ26は版胴8の回転によって製版部3から引き出され、全てのマスタが版胴上に巻装されると、版胴8はホームポジションまで回転して停止し、巻装動作が完了する。巻装動作が完了すると、版胴8が低速で図1において時計回り方向に回転駆動されると共に、給紙部4より1枚の用紙Pが分離給送される。
分離ローラ31及び分離コロ32により分離給送された用紙Pは、その先端をレジストローラ対34のニップ部に当接させた状態で一時停止される。一時停止させられた用紙Pは、版胴8上に巻装された製版済みのマスタ26aの画像領域先端部が圧胴10と対応する位置に達する所定のタイミングで駆動ローラが回転駆動することにより、版胴8と圧胴10との間に向けて給送され、駆動ローラの回転とほぼ同時に図示しない揺動手段が作動して圧胴10がその外周面を版胴8の外周面に接触させ、レジストローラ対34によって給送された用紙Pが版胴8に巻装されたマスタに押圧される。この押圧動作により圧胴10と用紙Pとマスタ26と版胴8とが圧接し、インキローラ14によって版胴8の内周面に供給されたインキが版胴の開口部より滲出し、多孔性支持板、図示しないメッシュスクリーン、及びマスタ26aの多孔性支持体に充填された後にマスタの穿孔部を介して用紙Pに転写され、いわゆる版付けが行なわれる。
版付けにより画像を転写された用紙Pは、剥離爪50によって版胴8の外周面より剥離されて下方へと落下し、排紙搬送手段51へと送られる。排紙搬送手段51へと送られた用紙Pは、吸引ファン56の吸引力によって無端ベルト55の上面に引き付けられつつ左方へと搬送される。搬送された用紙Pは排紙口101から排紙トレイ52上に排出される。その後、版胴8が再びホームポジションまで回転して停止し、版付け動作を終えて孔版印刷装置は印刷待機状態となる。
版付け動作完了後、印刷条件が設定された後にオペレータによって操作パネル80上の試し刷りキー83が押下されることにより、上記のような印刷動作により1枚印刷される。試し刷りによって画像位置や画像濃度等が決定されると、これらの印刷条件及び設定印刷枚数がテンキー86で設定された後、オペレータによって操作パネル80上の印刷スタートキー82が押下されることにより上記のような印刷動作により印刷動作が設定印刷枚数となるまで実行される。この時、排紙トレイ52上に排紙される用紙Pは、その先端がエンドフェンス58と衝突してその進行が止められ、サイドフェンス57にその両縁を案内されて自重で落下して、排紙トレイ58に順次積載される。また、操作パネル80上の連続キー84を押下し、諸条件を設定したのち、製版キー81が押下されると、版付け終了後、連続して印刷動作が実行される。
本形態において、最大積載枚数の情報Pmaxと1000枚、最大積載枚数の所定割合相当の印刷枚数情報Pmax−nを800枚に設定しているので、所定割合は80%となる。この所定割合は、連続して印刷されて排紙トレイ52上に排紙される用紙Pに裏移りが発生しない程度の割合(印刷枚数)であれば良いので、80%に限定されるものではない。
次に制御手段200による減速制御を、図4のフローチャートを用いて説明する。図4に示す減速制御は、孔版印刷装置に対して初期設定時に減速制御が設定されている場合を示す。図4のステップQ1において、設定印刷枚数がテンキー86で入力され、ステップQ2で印刷指令が印刷スタートキー82の押下によって発生すると、制御手段200ではステップQ3においてカウンタ212で印刷枚数をカウントする。ステップQ4では、設定印刷枚数と所定割合相当の印刷枚数(800枚)とを比較し、設定印刷枚数が印刷枚数(800枚)に満たない場合には減速制御の必要性は無いものとしてステップQ5に進む。ステップQ5では印刷前に設定されている印刷速度を維持した印刷を行い、ステップQ6においてカウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるとこの制御を終える。
一方、ステップQ4において、設定印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(800枚)を超える場合には、ステップQ7に進んで印刷前に設定されている印刷速度で印刷を実行する。そしてステップQ8においてカウントした印刷枚数と所定割合相当の印刷枚数(800枚)とが比較され、カウントした印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(800枚)に到達すると、ステップQ9に進んでメインモータ210の出力の抑えて印刷速度を減速してステップQ6に進む。ステップQ6ではカウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるまでは減速した印刷速度による用紙Pの排紙が行われ、印刷枚数が設定印刷枚数に達すると、この制御を終える。
このように、入力される設定印刷枚数が、排紙トレイ52の最大積載枚数の所定割合以上の場合で、印刷された実印刷枚数(カウンタ212でカウントした印刷枚数)が所定割合に相当する印刷枚数(800枚)となった時に、印刷速度を減速するので、排紙トレイ52に所定割合の用紙Pが積載されるまでは印刷速度が維持される。所定割合(800枚)積載されて排出された用紙Pの落下時間が短くなった場合には、印刷速度が減速されるので、先の用紙Pの落下から次の用紙Pの落下までの時間が長くなり、印刷速度の高速化を維持しながら裏移りの発生を抑制しつつも、先の用紙後端と次の用紙先端用との干渉を防止でき、良好に用紙揃えを行える。
図5は制御手段200による別な形態を示す。孔版印刷装置では、排紙トレイ52の所定の高さまで積載される用紙枚数は、用紙Pの厚さによって異なっている。そこで、本形態では、用紙厚さを考慮して印刷速度の切換えを可能とした。本形態に用いる制御手段200のROM222には、普通紙用の最大積載枚数の所定割合相当の印刷枚数情報Pmax−n1と、厚紙用の最大積載枚数の所定割合相当の印刷枚数情報Pmax−n2に相当する印刷枚数が設定されている。普通紙用の所定割合相当の印刷枚数は750枚、厚紙用の所定割合相当の印刷枚数は450枚とされている。排紙トレイ52の最大積載枚数は、普通紙の場合1000枚、厚紙の場合、例えば600枚として設定している。このため、普通紙及び厚紙の場合ともに、所定割合は75%とされている。
図5に示す減速制御もの場合も、減速制御が予め設定されている場合を示す。図5のステップR1において、設定印刷枚数がテンキー86で入力されると共に、用紙種類を選択設定キー94c,94dで選択してステップR2に進む。ステップR2において印刷指令が印刷スタートキー82の押下によって発生すると、ステップR3において制御手段200はカウンタ212で印刷枚数をカウントしてステップR4に進む。ステップR4では用紙の種類を判断し、ステップR5において印刷用紙の種類に応じた所定割合相当の印刷枚数が設定される。すなわち、ステップR1で普通紙が選択されている場合にはステップR5で普通紙用所定割合相当の印刷枚数(750枚)が設定され、厚紙が選択されている場合には圧紙用所定割合相当の印刷枚数(450枚)が設定される。
ステップR6では、設定印刷枚数とステップR5で設定された所定割合相当の印刷枚数とを比較し、設定印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数に満たない場合には減速制御の必要性は無いものとしてステップR7に進み、印刷前に設定されている印刷速度を維持した印刷を行う。そして、ステップR8においてカウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるとこの制御を終える。つまり、普通紙の場合、設定印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(750枚)未満の場合に、厚紙の場合には設定印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(450枚)未満の場合にはそれぞれ印刷速度の減速制御は実行されない。
一方、ステップR6において、設定印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数を超える場合には、ステップR9に進んで、印刷前に設定されている印刷速度で印刷を実行する。そして、ステップR10においてカウントした印刷枚数と所定割合相当の印刷枚数とが比較され、カウントした印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数に到達すると、ステップR11に進んでメインモータ210の出力の抑えて印刷速度を減速してステップR8に進む。そして、カウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるまでは減速した印刷速度による用紙Pの排紙が行われ、印刷枚数が設定印刷枚数に達すると、この制御を終える。
つまり、普通紙の場合には印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(750枚)、厚紙の場合には印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(450枚)に達すると、印刷速度が減速される。
このように、入力される設定印刷枚数が、用紙Pの厚さ種類を考慮した紙排紙トレイ52の最大積載枚数の所定割合以上の場合であり、印刷された実印刷枚数(カウンタ212でカウントした印刷枚数)が所定割合に相当する印刷枚数(750枚または450枚)となった時に、印刷速度を減速するので、排紙トレイ52に所定割合の用紙Pが積載されるまでは印刷速度が維持される。所定割合(750枚または450枚)積載されて排出された用紙Pの落下時間が短くなった場合には、印刷速度が減速されて先の用紙Pの落下から次の用紙Pの落下までの時間を長くするので、印刷速度の高速化を維持しながらより裏移りの発生を抑制しつつも、先の用紙後端と次の用紙先端用との干渉を防止でき、良好に用紙揃えを行える。
図6に示す形態は、排紙トレイ52に排紙される用紙量をカウンタ212で計測する印刷枚数ではなく、排紙トレイ52に積載された用紙Pの位置で検知しようとするものである。
図6に示す形態では、排紙トレイ52の互いに対向するサイドフェンス57に、一方が発光、他方が受光する一対の光学センサ230,231を配設している。これらセンタは、普通紙が最大積載枚数の所定割合積載された時に位置する用紙Pを検知する高さに配置されている。本形態で用いる制御手段200には光学センサ230,231が接続されている。制御手段200は、光学センサ230から光学センサ231へ照射される光が所定時間遮られると、所定割合相当の用紙Pが積載されていると判断するように構成されている。
このような光学センサ230,231を用いた制御の一形態を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図7において、ステップS1では設定印刷枚数がテンキー86で入力され、ステップS2で印刷指令が印刷スタートキー82の押下によって発生すると、制御手段200ではステップS3においてカウンタ212で印刷枚数をカウントする。ステップS4では、光学センサ230から光学センサ231へ照射される光が所定時間遮られた否かが判断される。ここでの所定時間は、排紙される用紙Pがセンサ間を通過する時間よりも長く設定されている。このため用紙Pの通過による光の遮断と積載された用紙Pによる遮断とを区別することができる。ここでセンサのオン時間が所定時間以下であると、すなわち光が所定時間遮られていなければ、設定印刷枚数が印刷枚数(800枚)に満たないと判断してステップS5に進み、印刷前に設定されている印刷速度を維持した印刷を行う。そして、ステップS6においてカウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるとこの制御を終える。
一方、ステップS4において、センサのオン時間が所定時間を越えていると、すなわち光が所定時間遮られている場合には、設定印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(800枚)を超えるものとして、ステップS7に進んで印刷前に設定されている印刷速度で印刷を実行する。そして、ステップS8においてカウントした印刷枚数と所定割合相当の印刷枚数(800枚)とが比較され、カウントした印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(800枚)に到達すると、ステップS9に進んでメインモータ210の出力の抑えて印刷速度を減速してステップS6に進む。そして、カウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるまでは減速した印刷速度による用紙Pの排紙が行われ、印刷枚数が設定印刷枚数に達すると、この制御を終える。
このように、光センサ230,231で排紙トレイ52に排紙された用紙量を検知し、この値に応じて印刷速度を減速するようにしても良い。
図8に示す形態は、所定割合を任意に変更するようにしたものである。この形態では、制御手段200のROMに所定割合に応じた印刷枚数が設定されている。例えば排紙トレイ52の最大積載枚数を1000枚とした時、10%〜90%の範囲で、10%刻みで変更できるように、各パーセント時の印刷枚数が記憶されている。つまり10%を設定すると100枚、60%を設定すると600枚で印刷速度が減速される。
以下、図8のフローチャートに説明する。図8のステップT1において、モード切替キー95を操作して印刷速度の切換えを手動可能なモードに設定し、ステップT2において減速タイミングとなる最大積載枚数に対する所定割合をテンキー86で入力し、ステップT3においてエンターキー87を操作して、設定内容を確定する。次に、ステップT4において設定印刷枚数をテンキー86で入力し、ステップT5で印刷指令が印刷スタートキー82の押下によって発生すると、制御手段200ではステップT6においてカウンタ212で印刷枚数をカウントする。ステップT7では、設定印刷枚数と所定割合相当の印刷枚数、例えばステップT1で50%と設定されている場合には(500枚)とを比較し、設定印刷枚数が印刷枚数(500枚)に満たない場合には減速制御の必要性は無いものとしてステップT8に進む。ステップT8では印刷前に設定されている印刷速度を維持した印刷を行い、ステップT9においてカウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるとこの制御を終える。
一方、ステップT7において、設定印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(500枚)を超える場合には、ステップT10に進んで印刷前に設定されている印刷速度で印刷を実行する。そしてステップT11においてカウントした印刷枚数と所定割合相当の印刷枚数(500枚)とが比較され、カウントした印刷枚数が所定割合相当の印刷枚数(500枚)に到達すると、ステップT12に進んでメインモータ210の出力の抑えて印刷速度を減速してステップT96に進む。ステップT9ではカウントした印刷枚数が設定印刷枚数となるまでは減速した印刷速度による用紙Pの排紙が行われ、印刷枚数が設定印刷枚数に達すると、この制御を終える。
このように、排紙トレイ52の最大積載枚数の所定割合を任意に変更可能とすると印刷速度の減速タイミングを、用紙の排紙状況や装置の使用状況に合わせて調整することができ、印刷速度の高速化を維持しながら裏移りの発生を抑制しながら良好に用紙揃えをより精度良く行える。
本形態では、印刷速度の減速制御が初期設定の状態で選択されているが、任意に減速制御の有無を選択できるようにしても良い。この場合、操作パネル80上の初期設定キー95を押下し、図9に示すように、LCD表示装置94の画面上に文字形態で「自動可変をする」、「自動可変をしない」を表示させ、「自動可変をする」を選択すると、印刷速度の減速モードが設定され、「自動可変をしない」を選択すると、減速モードが解除されるようにしても良い。このようにすると、自動可変が選択されていなければ、減速制御の利用の有無を任意に選択できるので、印刷速度を最優先させたいときなどに減速させずに印刷を実行することができ、装置の利用形態に幅を持たせる事ができる。
本発明の一実施の形態である印刷装置の概略正面図である。 操作パネルの一形態を示す平面図である。 本発明における制御手段とそれにつながる構成のブロック図である。 本発明の制御手段による印刷速度の減速制御の一形態を示すフローチャートである。 本発明の制御手段による印刷速度の減速制御の別な形態を示すフローチャートである。 光学センサが設けられた排紙トレイの概略構成を示す拡大図である。 本発明の制御手段による印刷速度の減速制御の別な形態を示すフローチャートである。 本発明の制御手段による印刷速度の減速制御の別な形態を示すフローチャートである。 表示装置に表示される画面の拡大図である。
符号の説明
2 印刷部
6 排紙部
52 排紙トレイ
86 入力手段
93c,93d 用紙選択手段
95 変更手段
200 制御手段
212 計測手段
222 記憶部、記憶手段
231,232 排紙量検出手段
P 用紙

Claims (6)

  1. 印刷部で印刷された用紙を排紙部へ排出するとともに、印刷速度が変更可能な印刷装置において、
    入力される設定印刷枚数が、前記排紙トレイの最大積載枚数の所定割合以上の場合であり、印刷された実印刷枚数が前記所定割合に相当する印刷枚数となった時に、前記印刷速度を減速する制御手段を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記排紙トレイに排出された用紙の、前記所定割合に相当する印刷枚数時の用紙位置を検出する排紙量検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記排紙量検出手段が前記用紙位置を検出したときに、前記印刷速度を減速制御することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記実印刷枚数を計測する手段を有し、
    前記制御手段は、前記計測手段による計測枚数が前記所定割合に相当する印刷枚数となったときに、前記印刷速度を減速制御することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載の印刷装置において、
    用紙の種類を選択する用紙選択手段と、
    前記所定割合に相当する印刷枚数を前記用紙選択手段によって選択される用紙種類に応じて予め記憶した記憶部とを有し、
    前記制御手段は、前記用紙選択手段で選択された用紙種類に応じて、前記記憶部に記憶された所定割合に相当する印刷枚数を設定し、その設定した枚数に実印刷枚数が到達すると、前記印刷速度を減速制御することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1ないし3の何れかに記載の印刷装置において、
    前記所定割合を任意に変更する手段を有することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5記載の印刷装置において、
    前記変更手段は、所定割合情報を入力する手段と、
    前記入力された所定割合情報を記憶する記憶手段とを有することを特徴とする印刷装置。
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