JP4965285B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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本発明は、版胴にマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷装置に関し、詳しくは1工程で両面印刷を行うことが可能な孔版印刷装置に関する。
従来、簡便な印刷方法としてデジタル式感熱孔版印刷が知られている。これは、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタに微細な発熱素子を複数有するサーマルヘッドを接触させ、この発熱素子に対しパルス的に通電を行いながらマスタをプラテンローラ等の搬送手段で搬送することにより、マスタの熱可塑性樹脂フィルムに画像情報に基づいた穿孔画像を熱溶融穿孔製版した後、この穿孔製版されたマスタを多孔性円筒状の版胴に巻装させ、プレスローラ等の押圧手段によって用紙を版胴外周面に押圧させることで版胴内周面に供給されたインキを版胴開孔部及びマスタ穿孔部から滲出させ、このインキを用紙に転移させることにより用紙上に印刷画像を得るものである。
上述した孔版印刷において、最近では用紙の消費量及び書類の保管スペースを低減させるため等の目的から用紙の両面に印刷を行う両面印刷が頻繁に行われるようになってきている。この一例として、版胴の回転方向に第1製版画像と第2製版画像とが2面並んだ分割製版済みマスタを用い、給紙部より給紙された1枚目の用紙の表面に一方の製版画像を印刷した後にこの用紙を補助トレイに案内し、給紙部より給送された2枚目の用紙の表面に一方の製版画像を印刷した後にこの用紙を補助トレイに案内すると共に、補助トレイより1枚目の用紙を再給紙してこの裏面に他方の製版画像を印刷してこの用紙を排紙トレイの排出し、この動作を連続して行うことにより1工程で両面印刷物を得る孔版印刷装置が、例えば「特許文献1」に開示されている。
特開2004−196476号公報
「特許文献1」に開示された孔版印刷装置では、用紙に印刷される表面画像及び裏面画像の位置をそれぞれ用紙搬送方向に所定量ずつ個別に調整することが可能であるが、版胴軸方向には調整することができない。このため、版胴軸方向に各画像を移動させるためには、画像を読み込む際に予め各画像の位置を版胴軸方向にずらすか、あるいは用紙を版胴軸方向に予めずらした状態で給紙する必要があり、作業性が悪い。また、表面画像と裏面画像とを互いに版胴軸方向の異なる側には移動させることができず、これを実現させるためにはマスタを再度製版し直さなくてはならないという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決し、マスタを製版し直したり作業性を悪化させたりすることなく各画像の位置を版胴軸方向に移動させて1工程両面印刷を行うことが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、その回転方向に表面画像と裏面画像とが並んで製版されたマスタを巻装した円筒状版胴を有し、給紙部より給送された用紙の一方の面に表面画像を印刷する表面印刷工程を行った後に前記用紙を再給紙してその他方の面に裏面画像を印刷する裏面印刷工程を行う両面印刷が可能な孔版印刷装置において、両面印刷時における前記表面印刷工程と前記裏面印刷工程との間及び前記裏面印刷工程と前記表面印刷工程との間においてそれぞれ前記版胴を空回転させて該空回転中に前記版胴をその軸方向に移動させて前記表面画像及び前記裏面画像の位置をそれぞれ前記軸方向に調整可能であり、前記表面画像及び前記裏面画像の位置を調整する画像位置調整量または印刷速度に応じて前記空回転の有無を制御する制御手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置において、さらに画像位置調整量が表示される表示装置を有し、前記制御手段は前記空回転が行われる場合にはその旨を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、用紙上に形成される表面画像及び裏面画像の位置を用紙搬送方向と直交する方向にそれぞれ任意に設定することができるので、マスタを製版し直したり作業性を悪化させたりすることなく用紙上の所望の位置に表面画像及び裏面画像を配置することができる。
図1において孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、補助トレイ8を有する再給紙手段9、切替部材10等を有している。
装置本体42のほぼ中央に配置された印刷部2は、版胴11とプレスローラ12とを有している。版胴11は装置本体42に回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段によって回転駆動される。版胴11はその外周面に開閉自在なクランパ13を有しており、両面印刷時において版胴11の外周面には製版部3で製版された分割製版済みマスタ14が巻装される。分割製版済みマスタ14には表面画像に応じた第1製版画像と裏面画像に応じた第2製版画像とが形成されており、各製版画像間には未製版部分が形成されている。分割製版済みマスタ14は、版胴11上において、第1製版画像が図1に示す表面領域に、第2製版画像が同裏面領域に、未製版部分が同中間領域にそれぞれ対応するように巻装される。版胴11の外周面近傍には、版胴11の位置を検知する図示しないロータリエンコーダが設けられている。
また版胴11の近傍には、版胴11をその軸方向に移動させる版胴移動手段15が設けられている。版胴移動手段15は、特開平11−208088号公報に記載された技術と同様に、版胴11のインキパイプに形成されたねじと、このねじに噛合するピニオンを出力軸に有する正逆回転可能なステッピングモータ22とを有し、ステッピングモータ22を正逆回転させてインキパイプを回転させ、インキパイプに回転自在に支持された端板によって支持された版胴11を構成する多孔性支持板を版胴11の軸方向に移動させる構成を有している。
版胴11の下方にはプレスローラ12が配設されている。フッ素樹脂等の撥水性を有する弾性体からなるプレスローラ12は図示しないアーム部材にその両端を回転自在に支持されており、図示しないアーム部材は図示しない揺動手段によって揺動自在に支持されている。プレスローラ12はその周面が版胴11より離間する図1に示す離間位置と、その周面が版胴11上の分割製版済みマスタ14に圧接する圧接位置とを選択的に占める。プレスローラ12の周面近傍には、プレスローラ12の周面に接触してクリーニングを行うクリーニングローラ16が配設されている。クリーニングローラ16は、図示しない駆動手段によって回転駆動される。
プレスローラ12の右方近傍には再給紙手段9から送られた表面印刷済みの用紙Pをプレスローラ12の周面に沿わせて搬送するための再給紙案内部材17が配設されており、プレスローラ12の下方には補助トレイ8上に貯留された用紙Pをプレスローラ12の周面に接触させて送り出す再給紙レジストローラ18が配設されている。プレスローラ12の左下方には上面に補助トレイ8を有する再給紙搬送ユニット19が配設されており、これには再給紙位置決め部材20が一体的に設けられている。再給紙搬送ユニット19の上方には補助トレイ8の上面に沿って移動自在な用紙受け板21が配設されており、用紙受け板21上には特開2004−224479号公報に開示された用紙クランパ168eと同様に用紙の先端を挟持する図示しない用紙クランパが開閉自在に設けられている。これら補助トレイ8、再給紙案内部材17、再給紙レジストローラ18、再給紙位置決め部材20、再給紙搬送ユニット19及び用紙受け板21によって再給紙手段9が構成されている。
版胴11とプレスローラ12との接触位置の左方であって、用紙Pの搬送経路上には切替部材10が配設されている。切替部材10はその用紙搬送方向下流側端部を装置本体42に回動自在に支持されており、図示しない移動手段によって移動され、図1に実線で示す第1の位置と二点鎖線で示す第2の位置とを選択的に占める。版胴11とプレスローラ12との間を通過した用紙Pは、切替部材10が第1の位置を占めているときに排紙部6へと案内され、切替部材10が第2の位置を占めているときに補助トレイ8へと案内される。
印刷部2の右上方には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタをロール状に巻成したマスタロールを保持するマスタ保持部材、プラテンローラ、サーマルヘッド、マスタ切断手段、マスタストック部、テンションローラ対、反転ローラ対等を有する周知の構成であり、製版部3では分割製版済みマスタ14が作成される。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ、給紙ローラ、分離ローラ、分離パッド、レジストローラ対等を有する周知の構成である。
印刷部2の左上方に配設された排版部5も、上排版部材、下排版部材、排版ボックス、圧縮板等を有する周知の構成であり、使用済みの分割製版済みマスタ14を版胴11の外周面より剥離して排版ボックスの内部に廃棄する。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪31、排紙搬送ユニット32、排紙トレイ33、剥離ファン34等を有している。剥離爪31は図示しない揺動手段によってその先端部が版胴11の外周面に対して近接・離間自在に設けられており、近接位置を占めた際に版胴11の外周面上より用紙Pを剥離する。排紙搬送ユニット32は、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト、吸引ファン等を有しており、無端ベルトの上面に印刷済みの用紙Pを吸引しつつ図1の矢印方向に搬送する。排紙トレイ33は1個のエンドフェンスと一対のサイドフェンスとを有しており、その上面に印刷済みの用紙Pを積載する。剥離ファン34は剥離爪31の上方に配設されており、版胴11の外周面に向けて送風を行うことにより表面印刷工程を終えて切替部材10によって版胴11の外周面上から剥離される用紙P、及び裏面印刷工程を終えて剥離爪31によって版胴11の外周面上から剥離される用紙Pの先端をそれぞれ送風によって浮き上がらせる。
装置本体の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、図示しないコンタクトガラス、コンタクトガラスに対して接離自在に設けられた図示しない圧板、原稿画像を走査して読み取るそれぞれ図示しない反射ミラー及び蛍光灯、走査された画像を集束する図示しないレンズ、集束された画像を処理する図示しない画像センサ等を有している。
図2は、孔版印刷装置1の操作パネルを示している。同図において装置本体42の上部前面に設けられた操作パネル23は、その上面に製版スタートキー24、印刷スタートキー25、試し刷りキー26、連続キー27、クリア/ストップキー28、テンキー29、エンターキー30、プログラムキー35、モードクリアキー36、印刷速度設定キー37、4方向キー38、両面印刷キー39、片面印刷キー40、7セグメントLEDからなる表示装置41、LCDからなる表示装置43、初期設定キー44等を有している。4方向キー50は上キー38a、下キー38b、左キー38c、右キー38dを有しており、画像編集時に画像位置を調整する場合あるいは各種設定時に数値や項目等を選択する場合等に押下される。両面印刷キー39は孔版印刷装置1に両面印刷動作を行わせる際に製版スタートキー24の押下前に押下され、両面印刷キー39が押下されるとその近傍に配置されたLED39aが点灯してオペレータに両面印刷モードであることが表示される。片面印刷キー40も両面印刷キー39と同様に孔版印刷装置1に片面印刷動作を行わせる際に製版スタートキー24の押下前に押下され、片面印刷キー40が押下されるとその近傍に配置されたLED40aが点灯してオペレータに片面印刷モードであることが表示される。孔版印刷装置1は初期状態時においてLED40aが点灯しており、片面印刷モードとなっている。
図3は、孔版印刷装置1に用いられる制御手段のブロック図である。同図において制御手段45は、内部にCPU46、ROM47、RAM48等を有するマイクロコンピュータであり、図示しないロータリエンコーダ及び操作パネル23からの動作信号に基づいて印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、再給紙手段9、切替部材10の作動をそれぞれ制御する。ROM47には孔版印刷装置1の動作プログラムが記憶されていると共に、RAM48には各種数値や情報等が一時的に記憶され、CPU46はRAM48に記憶された数値や情報等及びROM47から呼び出された動作プログラムに基づいて孔版印刷装置1の動作制御を行う。
上述の構成に基づき、以下に両面印刷キー39を押下して両面印刷を行う場合における孔版印刷装置1の動作を説明する。
画像読取部7に原稿がセットされ、オペレータによって製版スタートキー24が押下されると、画像読取部7において原稿画像の読取動作が行われると共に排版部5が作動して版胴11の外周面から使用済みの分割製版済みマスタ14が剥離される。排版後、製版部3が作動して新たな分割製版済みマスタ14が製版され、これが版胴11に巻装される。
巻装動作が完了して孔版印刷装置1が印刷待機状態となった後、各種印刷条件設定後にオペレータによって印刷スタートキー25が押下されると、版胴11が設定速度で回転駆動されると共に給紙部4より用紙Pが1枚分離給送される。給送された用紙Pはレジストローラ対で一時停止された後、所定のタイミングで版胴11とプレスローラ12との間に向けて送られる。
版胴11が所定の角度まで回転してその表面領域がプレスローラ12と対応する位置を占めると、プレスローラ12が圧接位置を占めることにより用紙Pが版胴11上の分割製版済みマスタ14に圧接され、用紙Pの一方の面に表面画像が転写される。表面印刷済み用紙となった用紙Pは、剥離ファン34からの送風によってその先端部を浮き上げられた後、第2の位置を占めている切替部材10の先端によって版胴11の外周面より剥離され、再給紙搬送ユニット19へと送られる。このとき用紙Pはその先端を用紙受け板21によって受け止められると共に図示しない用紙クランパによって係止され、用紙受け板21の移動に伴い後端側から補助トレイ8上に載置される。補助トレイ8上の用紙Pは再給紙搬送ユニット19によって図1の矢印方向に搬送され、その先端を再給紙位置決め部材20に当接させた状態で一時停止される。
1枚目の用紙Pが補助トレイ8上に案内されている間も版胴11は回転を継続しており、給紙部4からは1枚目の用紙Pと同じタイミングで2枚目の用紙Pが給送される。給送された2枚目の用紙Pは1枚目の用紙Pと同様にプレスローラ12によってその一方の面に表面画像を転写された後、第2の位置を占めている切替部材10によって再給紙搬送ユニット19へと送られる。
給紙部4から2枚目の用紙Pが給送された後、版胴11の裏面領域がプレスローラ12と対応する位置に到達するよりもやや早いタイミングで、再給紙レジストローラ18が作動して補助トレイ8上に貯留されている1枚目の用紙Pがプレスローラ12の周面に圧接される。プレスローラ12の周面に圧接された1枚目の用紙Pは、版胴11に圧接して従動回転しているプレスローラ12の回転力によって版胴11との当接部に向けて搬送され、分割製版済みマスタ14に圧接されることによりその他方の面に裏面画像が転写される。
裏面画像が転写されて両面印刷済み用紙となった1枚目の用紙Pは第1の位置を占めた切替部材10によって排紙部6へと案内され、剥離ファン34からの送風によってその先端部を浮き上げられた後、剥離爪31の先端によって版胴11の外周面より剥離される。剥離された印刷済みの用紙Pは排紙搬送ユニット32へと送られた後、図1の矢印方向に搬送されて排紙トレイ33上に排出積載される。以下、上述の動作が設定された印刷枚数を消化するまで繰り返され、設定印刷枚数に達すると各部位の作動が停止して印刷動作が完了する。
次に、上述の両面印刷動作において用紙Pに対する表面画像の位置及び裏面画像の位置を設定する設定動作について説明する。
操作パネル23上の初期設定キー44が押下されると、表示装置43に図4に示す画像位置調整量設定画面が表示される。オペレータは、画像を移動させたい側に相当する表示装置43の箇所をタッチし、その後4方向キー38を用いて移動量を設定する。本実施形態では、4方向キー38を1回押下する毎に0.25mmずつ移動量が増加する構成としている。例えば表面画像のみを装置奥側(以下上側という)に0.5mm移動させたい場合には、オペレータは表示装置43の「おもて面(A)」表示箇所を押下した後、左キー38cを2回押下してエンターキー30を押下する。この後にオペレータにより試し刷りキー26が押下されることにより、給紙部4より印刷部2に向けて1枚だけ用紙Pが給送され、試し刷りが行われる。この試し刷り時において、給紙部4より用紙Pが給送されるに先だって制御手段45がステッピングモータ22に動作指令を出力し、ステッピングモータ22が回転して版胴移動手段15が作動して上述した両面印刷時よりも版胴11が上側に移動し、用紙Pに転写される表面画像の位置が初期位置である基準位置から上側に0.5mmずれることとなる。そして制御手段45は、用紙Pが補助トレイ8に案内された後に再びステッピングモータ22に動作指令を出力し、版胴11を再び基準に位置に戻す。この後に補助トレイ8から表面印刷済みの用紙Pが再給紙され、用紙Pの裏面に裏面画像が転写される。
上述の状態からさらに裏面画像を装置手前側(以下下側という)に0.5mm移動させたい場合には、オペレータは表示装置43の「うら面(B)」表示箇所を押下した後、右キー38dを2回押下してエンターキー30を押下する。この後に試し刷りキー26が押下されることにより、給紙部4より用紙Pが給送されるに先だって制御手段45がステッピングモータ22に動作指令を出力し、ステッピングモータ22が回転して版胴移動手段15が作動して上述した両面印刷時よりも版胴11が上側に移動すると共に、用紙Pが補助トレイ8に案内された後に再びステッピングモータ22に動作指令を出力し、版胴11が基準位置よりも下側に移動する。これにより用紙Pに転写される表面画像の位置が上側に0.5mmずれると共に、用紙Pに転写される裏面画像の位置が下側に0.5mmずれることとなる。なお、上述した状態から裏面画像のみを移動させたい場合には、初期設定キー44を押下して表示装置43の表示を初期化(図4に示す状態)させた後に表示装置43の「うら面(B)」表示箇所を押下し、その後に移動量を設定すればよい。
試し刷りによって表面画像及び裏面画像の位置を決定した後、印刷枚数を置数して印刷スタートキー25が押下されることにより、上述と同様に両面印刷動作が行われる。この両面印刷動作において、給紙部4より1枚目の用紙Pが給送される前に版胴移動手段15が作動し、版胴11が上側に移動される。その後、表面画像を転写された1枚目の用紙Pが補助トレイ8に案内され、給紙部4より2枚目の用紙Pが給送されて2枚目の用紙Pが補助トレイ8に案内された後、補助トレイ8より1枚目の用紙Pが再給紙される前に版胴移動手段15が作動し、版胴11が下側に移動される。そして、1枚目の用紙Pが排紙部6に排出された後に再び版胴移動手段15が作動し、給紙部4より3枚目の用紙Pが給送される前に版胴11が上側に移動される。以下、この動作を繰り返し行うことにより両面印刷動作が行われる。
上述の構成によれば、用紙P上に形成される表面画像及び裏面画像の位置を用紙搬送方向と直交する方向にそれぞれ任意に設定することができるので、マスタを製版し直したり作業性を悪化させたりすることなく用紙上の所望の位置に表面画像及び裏面画像を配置することができる。
上記実施形態の変形例として、両面印刷時において、給紙部4より2枚目の用紙Pが給送されて2枚目の用紙Pが補助トレイ8に案内された後に補助トレイ8より1枚目の用紙Pが再給紙される際及び1枚目の用紙Pが排紙部6に排出された後に給紙部4より3枚目の用紙Pが給送される際、すなわち表面印刷工程と裏面印刷工程との間及び裏面印刷工程と表面印刷工程との間において版胴11を空回転させる構成としてもよい。この構成により版胴11の軸方向への移動時間を長くとることができ、画像位置調整量を大きく設定することが可能となる。また制御手段45は、画像位置調整量が大きく設定され空回転が必要となる場合は表示装置43にその旨を表示するように構成してもよく、さらに画像位置調整量及び印刷速度に応じて自動的に空回転を行うように構成してもよい。
上述した実施形態では、版胴移動手段15として特開平11−208088号公報に記載された技術と同様に版胴11を構成する多孔性支持板を版胴11の軸方向に移動させる構成を示したが、特開2003−276294号公報に記載された技術と同様に版胴11自体をその軸方向に移動させる構成を採用してもよい。また、特開2004−196476号公報に記載された技術を採用し、表面画像及び裏面画像の位置をそれぞれ用紙搬送方向に調整可能な構成としてもよい。
本発明の一実施形態を採用した孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる操作パネルの概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。 本発明の一実施形態における画像位置設定時での操作パネルの表示を示す概略図である。
符号の説明
1 孔版印刷装置
4 給紙部
11 版胴
14 分割製版済みマスタ
15 版胴移動手段
22 ステッピングモータ
45 制御手段
P 用紙

Claims (2)

  1. その回転方向に表面画像と裏面画像とが並んで製版されたマスタを巻装した円筒状版胴を有し、給紙部より給送された用紙の一方の面に表面画像を印刷する表面印刷工程を行った後に前記用紙を再給紙してその他方の面に裏面画像を印刷する裏面印刷工程を行う両面印刷が可能な孔版印刷装置において、
    両面印刷時における前記表面印刷工程と前記裏面印刷工程との間及び前記裏面印刷工程と前記表面印刷工程との間においてそれぞれ前記版胴を空回転させて該空回転中に前記版胴をその軸方向に移動させて前記表面画像及び前記裏面画像の位置をそれぞれ前記軸方向に調整可能であり、前記表面画像及び前記裏面画像の位置を調整する画像位置調整量または印刷速度に応じて前記空回転の有無を制御する制御手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    画像位置調整量が表示される表示装置を有し、前記制御手段は前記空回転が行われる場合にはその旨を前記表示装置に表示させることを特徴とする孔版印刷装置。
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